平成27年09月10日中野区議会子ども文教委員会(第3回定例会)
平成27年09月10日中野区議会子ども文教委員会(第3回定例会)の会議録

中野区議会子ども文教委員会〔平成27年9月10日〕

 

子ども文教委員会会議記録

 

○開会日 平成27年9月10日

 

○場所  中野区議会第5委員会室

 

○開会  午後5時29分

 

○閉会  午後5時45分

 

○出席委員(8名)

 森 たかゆき委員長

 広川 まさのり副委員長

 日野 たかし委員

 北原 ともあき委員

 小宮山 たかし委員

 いさ 哲郎委員

 高橋 ちあき委員

 久保 りか委員

 

○欠席委員(0名)

 

○出席説明員

 教育長 田辺 裕子

 子ども教育部長、教育委員会事務局次長 奈良 浩二

 子ども教育部副参事(子ども教育経営担当)、教育委員会事務局副参事(子ども教育経営担当) 辻本 将紀

 子ども教育部副参事(子育て支援担当)、子ども家庭支援センター所長、教育委員会事務局副参事(特別支援教育等連携担当) 永田 純一

 子ども教育部副参事(保育園・幼稚園担当)、教育委員会事務局副参事(就学前教育連携担当) 古川 康司

 子ども教育部副参事(幼児施策整備担当)、教育委員会事務局副参事(幼児施策調整担当) 濵口 求

 子ども教育部副参事(子ども教育施設担当)、教育委員会事務局副参事(子ども教育施設担当) 浅野 昭

 教育委員会事務局副参事(学校再編担当) 板垣 淑子

 教育委員会事務局副参事(学校教育担当) 石濱 良行

 教育委員会事務局指導室長 杉山 勇

 

○事務局職員

 書記 大野 貴子

 書記 福島 ルミ

 

○委員長署名


審査日程

議案

 第68号議案 平成27年度中野区一般会計補正予算(関係分)

 

委員長

 定足数に達しましたので、子ども文教委員会を開会いたします。

 

(午後5時29分)

 

 本日の審査日程ですが、お手元に配付の審査日程(案)(資料1)のとおり進めたいと思いますが、これに御異議ございませんか。

 

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 御異議ありませんので、そのように進めます。

 それでは、議事に入ります。

 第68号議案、平成27年度中野区一般会計補正予算(関係分)を議題に供します。

 本議案は総務委員会に付託されておりますが、子ども文教委員会の関係分について当委員会で審査し、賛成多数となった意見があれば総務委員会に申し送ることとなっております。

 それでは、理事者の補足説明を求めます。

辻本子ども教育部、教育委員会事務局副参事(子ども教育経営担当)

 それでは、第68号議案、平成27年度中野区一般会計補正予算関係分につきまして補足説明を申し上げたいと存じます。

 恐れ入りますが、議案書の18ページ、19ページをお開きいただきたいと存じます。

 繰越明許費調書ということでございます。内容でございますけれども、6款子ども教育費、5項子ども教育施設費のうち、第三中学校・第十中学校の統合新校校舎新築基本構想・基本計画策定に係る経費972万5,000円につきまして繰越明許をお願いするものでございます。

 第三中学校、第十中学校の統合新校校舎につきましては、現第十中学校の敷地に校舎を改築する計画でございます。現第十中学校の敷地につきましては、西側が都道山手通りの道路境界沿いが近隣商業地域、それ以外が第1種中高層住居専用地域のため、容積率が高いといったことがございます。教育委員会におきましては、統合新校校舎に加えまして、空間を有効活用いたしまして、教育活動と相乗効果が得られる施設や区民の方が利用できる施設を設けられないかということで検討しているところでございます。このため、基本構想、基本計画の策定につきまして、学校、地域、議会とも意見交換等を十分確保するために、今回、繰越明許をお願いするものでございます。

 なお、基本構想、基本計画の策定につきましては来年6月ごろを予定しておりますが、全体のスケジュールを見直しまして、新校舎移転時期に影響がないようにしてまいりたいと考えてございます。

 説明につきましては以上でございます。よろしく御審議のほどお願い申し上げます。

委員長

 ありがとうございます。これより本件に対する質疑を行います。質疑はありませんか。

久保委員

今回の繰越明許の理由としては、施設の複合化を考えていくということでございまして、先ほどちょうどいでいさんの質問にもあったところで、そういった図書館等はありだろうなということは、前々回の委員会でしたでしょうか、図書館の今後のあり方の検討会みたいなところの報告の中でも、あのときにはたしか小学校にあわせて地域開放型の図書館というような、そういった説明もあったのかなというふうに記憶をしておりまして、小学校だけではなく、中学校等について検討すべきではないかということは、これは、我が会派からも過去にも言ってきたところでございます。

 そもそもなんですけれども、要するに、新築の基本構想の今年度の予算を積み上げていく段階では、そういった複合化のことは検討はされていなかったんでしょうか。いつの時点でこの基本構想や基本計画の策定をずらして複合化していこうというような、そういったことになってきたのか、その辺の経緯があれば御説明をお願いいたします。

板垣教育委員会事務局副参事(学校再編担当)

 今年度に入りまして、第十中学校の建てかえの内容等について詳細に検討していく中で、この地域の用途地域と今説明のありました内容につきまして改めて検討したところ、複合施設等の可能性も含めて検討していこうというふうになったものでございます。

久保委員

 今年度になってからそういったことで検討していくことになったというようなことでございますけれども、そもそも十中のところというのは、過去にもいろんな方がおっしゃっているかもしれませんけれども、いわゆる環六の内側の、今はセンターコアゾーンと言わないかもしれませんけれども、要するに開発をするのに適しているような地域ということで、かなり高度な用途地域というようなことにはなっているところで、そこのところが、そもそもどういう計画を持つのかというところは、改築をする段階で検討をせねばならなかったのではないかなというふうに思っていることが一つと、また、適切な複合施設というものがどういうものであるかということで、学校でございますので、今後これが、先ほど図書館というような事例もありましたが、図書館以外のものが複合化として入ってくる場合には所管がまたがってくるのかなと思われることが一つ、それと、教育委員会だけの判断ではなかなかこの複合化というような企画には至らないのではないかと思いますので、ある意味政策室ですとか、そういったところが政策誘導を図りながら、これは、今後も改築を図るときに学校の考え方の一つのモデルになっていく可能性もございますので、そういった中での検討を深めていかなければいけないようなところかと思いますので、その辺について、今回の考え方がさまざま区の学校施設の改築に当たってはモデルケースになっていく可能性もございますので、そこら辺のところで何か御説明があればお願いしたいと思います。

板垣教育委員会事務局副参事(学校再編担当)

 今議員のほうから御指摘のありました点につきましては、十分内部で検討していかなくてはいけないことではないかなというふうに考えております。現在政策室のほうでは、公共施設総合管理計画において、学校施設も含めた区の施設全体に係る今後の計画、財政運営等も含めた形での検討をしているところでございます。そのようなことから、学校再編を進めていくに当たりましても、本当に施設を最大限に有効活用するような形で検討していく必要があるというふうに考えております。

久保委員

 今公共施設総合管理計画というお話がありまして、先ほど私も一般質問の中でこのことを入れさせていただきましたけれども、今回のこの十中の複合施設化ということと公共施設管理計画ということとは、またこれは別途の計画なのかなというふうに思われるわけですが、その辺はいかがなんでしょうか。

奈良子ども教育部長、教育委員会事務局次長

 今委員のほうからございましたとおり、公共施設総合計画、こういったものと直接つながるといったものではございません。今担当のほうから申し上げたところの補足になりますが、区全体では、今、基本構想、10か年計画の検討を進めているところでございます。そういった中で、この間、教育委員会としましても、この施設のあり方について検討してきたというのがございまして、それとあわせまして、区全体の施設の中で、区長部局と一緒になりながら施設の検討を進めてきたというのがございます。そういった中で、この中でも、この施設の、敷地の容積率、こういったものの有効活用というものを考えていかなければいけないということから、今回、このような形になったというものでございます。

久保委員

 中野中学校、あれも複合施設という形になるのでしょうか、位置付けとしては。

委員長

 委員会を休憩します。

 

(午後5時37分)

 

委員長

 委員会を再開します。

 

(午後5時38分)

 

奈良子ども教育部長、教育委員会事務局次長

 中野中の御質問がございましたけれども、中野中につきましては、学校施設を開放するという形の施設でございます。今回、第十中学校の跡地といいますか、そこの施設の改築に当たりましては、開放型ということも一つあるかと思います。また、そのほか他の施設、公共施設を併設するといったこともあろうかと思います。そういったことを含めて、全体にこれから検討していきたいというものでございます。

久保委員

 要するに、まだどういう形での複合かは決まっていないので、さまざまな形での複合ということを考えるということでありまして、図書館なんかの場合は、もしかしたら図書室の拡大で開放型になるようなこともあるのかもしれませんけれども、今、公共施設の総合管理計画の考え方というのは、さまざまな施設を統合した上で床面積を減らしていくというような考え方も一つにはあるかと思いますので、十分にそういったことも検討していただかなければいけないと思いますし、そこになりますと、ある意味ここの委員会の範疇を越えるような話にもなってくるのかなというふうにも思っておりますので、それはそれでまたさまざま途中経過を知らせていただいた上でと思っています。

 一方で、先だって委員会の中で統合委員会ができたという報告がございまして、統合委員会の第1回目の中では、こういった複合施設の考え方ですとか、そういったことというのは何かお話が出ていたんでしょうか。

板垣教育委員会事務局副参事(学校再編担当)

 今回の複合化もあわせて検討していくという内容につきましては、まだ統合委員会のほうでは話はしていないです。今回議会でこういう提案をさせていただいたというところで、これから検討していくことになりますので、統合委員会においてもこれから検討していく内容かなというふうに考えております。

久保委員

 統合委員会って、学校施設についても検討していくようなことになっているんですよね。そういった中で、複合施設のあり方などということも、そこからも御意見は求めるようなことになるんでしょうか。

板垣教育委員会事務局副参事(学校再編担当)

 学校施設としてどういうふうな使い勝手にしていくかとか、そういうところについては十分に話をしていくというふうに思っておりまして、複合化そのものについての議論はなされないというふうに考えております。

久保委員

 統合委員会の中では複合化そのものはないということですけれども、地域要望を伺っていくというか、十中を改築するに当たっては、やはり地域の声を聞くということですとか、地域ニーズに合った施設にしていくということが重要であると思いますので、そういった中で統合委員会が開かれておりまして、そこの中での検討と、一方で、地域の方たちのニーズを調査するといいますか、お声を聞くような場面もあるのかなと思うんですが、その辺の整合性といいますか、そこはどういうふうに整理をされるのか伺います。

奈良子ども教育部長、教育委員会事務局次長

 地域からの意見の聞き方ということかと思いますけれども、今担当のほうから御説明しましたように、統合委員会の中におきましては、学校施設をどうするかといったことを中心にお話し合いをいただきたいと思ってございます。また、他の施設が併設ということになりますと、教育環境との相乗効果といいますか、そういったところがどうあるのかといった点も大事だと思っておりますので、そういった点につきましても、教育委員会で意見を聞くという場面はあろうかと思っています。また、学校施設以外のものが隣接ということになりますと、地域の中での大切な施設ということになってまいりますので、地域からの意見の聞き方というのも、これから、どういうふうな形がいいのか、工夫していきたいと思ってございます。

久保委員

 よろしくお願いいたします。要するに、統合委員会ができたから、統合委員会が何でも決めるということではなくて、一方でそういった地域ニーズをきちっと把握をするようなこともしていかなければいけない、そこら辺のほうは両方丁寧にやっていかなければいけないことではないかなと思います。

 それから、スケジュールのことなんですけれども、先ほどスケジュールの支障のないようにというような御説明でございました。新築基本構想と基本計画の策定ということになっていて、再編のスケジュールで見ますと、統合の準備で、28年度は基本設計になっております。この基本構想と基本計画策定というのがいつを目途にされるのか、また、この基本設計の時期がずれてしまいますと、その後、29年度からは実施設計になってまいりますので、これは予算にもかかわってくる問題になりますけれども、それが少しずつずれていくようなことのないようにと思っておりますので、その辺のところ、いつまでに基本計画策定をされるおつもりで今動いていらっしゃるのか、御説明をお願いします。

浅野子ども教育部、教育委員会事務局副参事(子ども教育施設担当)

 先ほど冒頭の補足説明の中で、来年の6月ということを目途にということで申しました。今までの例でいいますと、大体基本構想、基本計画の策定に半年ぐらいを要していたのですが、そういったものをできるだけ、いろんな形で工夫しまして、できるだけ早くつくるようには努力いたしたいというふうに考えています。次の基本設計、実施設計は、大体1年ぐらいずつをかけるというのが基本ですが、そこにつきましても、関係部署とも話をしまして、それはあくまでも一般的な形で、もう少し短縮することは十分可能であるということですので、いろんな形で努力をして、建設は32年度から始められるように努めていく所存でございます。

いさ委員

 すみません。新人なので、ちょっと確認をさせてください。

 そもそもこれが繰越明許になった理由、年度内に終了しない見込みの理由というのは、今お話があった今年度になって複合施設が検討され始めた、そのことが理由だということの認識でよろしいでしょうか。

辻本子ども教育部、教育委員会事務局副参事(子ども教育経営担当)

 先ほど補足説明で申し上げました、先ほど来の話とちょっと重なるんですけれども、教育委員会におきましては、統合新校校舎に加えまして、空間を有効活用していきたい、また、教育活動と相乗効果が得られる施設や区民の方が利用できる施設を設けられないかということで、検討を要するということで、今年度、そのような形で検討させていただいたということでございます。

委員長

 他に質疑ございますか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 なければ、質疑を終結いたします。

 意見についてお伺いいたします。第68号議案について意見はございますか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 それでは、68号議案について意見なしとして総務委員会に申し送ることに御異議ございませんか。

 

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 御異議ありませんので、そのように決定いたします。

 以上で本日の日程を終了しますが、委員、理事者から御発言ございますか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 なければ、以上で子ども文教委員会を散会いたします。

 

(午後5時45分)