中野区議会区内駅周辺等まちづくり調査特別委員会〔平成27年10月14日〕
区内駅周辺等まちづくり調査特別委員会会議記録
○開会日 平成27年10月14日
○場所 中野区議会第1委員会室
○開会 午後1時00分
○閉会 午後3時12分
○出席委員(14名)
篠 国昭委員長
羽鳥 だいすけ副委員長
ひやま 隆委員
内野 大三郎委員
内川 和久委員
甲田 ゆり子委員
いさ 哲郎委員
佐野 れいじ委員
南 かつひこ委員
小林 秀明委員
森 たかゆき委員
石坂 わたる委員
市川 みのる委員
長沢 和彦委員
○欠席委員(0名)
○出席説明員
経営室長 篠原 文彦
経営室副参事(経営担当) 朝井 めぐみ
都市政策推進室長 長田 久雄
西武新宿線沿線まちづくり担当部長 角 秀行
都市政策推進室副参事(産業振興担当) 青山 敬一郎
都市政策推進室副参事(中野駅周辺まちづくり担当) 松前 友香子
都市政策推進室副参事(中野駅周辺計画担当) 石井 大輔
都市政策推進室副参事(中野駅周辺地区整備担当) 吉田 陽市
都市政策推進室副参事(中野駅周辺地区整備担当) 立原 英里雄
都市政策推進室副参事(中野駅地区都市施設整備担当) 小幡 一隆
都市政策推進室副参事(西武新宿線沿線まちづくり担当、沼袋駅周辺まちづくり担当) 山本 健一
都市政策推進室副参事(新井薬師前駅周辺まちづくり担当) 近江 淳一
都市政策推進室副参事(野方・井荻駅間沿線まちづくり担当) 小林 裕幸
都市基盤部長 尾﨑 孝
都市基盤部参事(都市計画担当) 豊川 士朗
都市基盤部副参事(交通対策担当) 伊東 知秀
○事務局職員
書記 亀井 久徳
書記 関村 英希
○委員長署名
審査日程
○議題
中野駅及び駅周辺地区整備について
区内駅周辺まちづくりについて
西武新宿線沿線まちづくりについて
連続立体交差事業の区間の延伸について
区内南北交通の利便性向上について
○所管事項の報告
1 Nakano Free Wi-Fiのサービス開始について(中野駅周辺計画担当)
2 中野駅南口地区まちづくりについて(中野駅周辺地区整備担当)
3 中野駅西口地区まちづくりについて(中野駅周辺地区整備担当)
4 囲町地区まちづくりについて(中野駅周辺地区整備担当)
5 中野駅地区第2期整備先行工事について(中野駅地区都市施設整備担当)
6 西武新宿線沿線まちづくり整備方針(新井薬師前駅及び沼袋駅周辺地区編)について(西武新宿線沿線まちづくり担当)
7 西武新宿線踏切渋滞解消促進期成同盟決起大会の開催結果および東京都への要請活動について(野方・井荻駅間沿線まちづくり担当)
○その他
委員長
それでは、定足数に達しましたので、ただいまから区内駅周辺等まちづくり調査特別委員会を開会いたします。
(午後1時00分)
本日の審査日程について御協議いただくため、委員会を暫時休憩します。
(午後1時00分)
委員長
委員会を再開します。
(午後1時01分)
審査日程についてお諮りいたします。本日の審査は、休憩中に御協議いただきましたとおり、お手元に配付の審査日程(案)(資料1)に沿って進め、議題宣告の後、委員会を休憩し、区役所・サンプラザ地区再整備に係る提案概要についての学習会を行い、終了後、所管事項の報告を受けたいと思いますが、これに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
委員長
御異議がありませんので、そのように進めます。
また、事務局職員が学習会の記録用写真を撮影したいとのことですので、これを許可したいと思いますが、これに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
委員長
御異議がありませんので、これを許可します。
本日の審査に当たっては、午後5時を目途に進め、3時ごろに休憩をとりたいと思いますので、御協力をお願いいたします。
それでは、議事に入ります。
中野駅及び駅周辺地区整備について、区内駅周辺まちづくりについて、西武新宿線沿線まちづくりについて、連続立体交差事業の区間の延伸について、区内南北交通の利便性向上についてを一括して議題に供します。
学習会を行いますので、委員会を休憩いたします。
(午後1時02分)
委員長
委員会を再開します。
(午後2時06分)
所管事項の報告を受けたいと思います。
1番、Nakano Free Wi-Fiのサービス開始についての報告を求めます。
石井都市政策推進室副参事(中野駅周辺計画担当)
それでは、Nakano Free Wi-Fiのサービス開始について御報告を申し上げます(資料2)。
Nakano Free Wi-Fiの設置につきましては、これまでも御報告申し上げてきたところでございますが、このたびサービスを開始することになりましたので、御報告となります。
1.目的でございます。中野駅周辺の開発等による来街者の増加、また2020年東京オリンピック・パラリンピックの開催を契機とした外国人観光客の増加を見据えまして、国籍等を問わず誰でも無料で利用できる公衆無線LAN、これをWi-Fiと申しますが、このWi-Fiのサービスを提供することによってグローバルスタンダードな情報通信環境を整備するとともに、集客力や情報発信力を高め、地域活性化を図ってまいります。これを目的としております。
このサービスの名称でございますが、Nakano Free Wi-Fiといたしております。アクセスポイントの識別名は、Tokyo_Nakano_Free_Wi-Fiといったものとなっております。
このサービス提供の開始日でございますが、平成27年10月29日ということとなっております。
アクセスポイントにつきましては、中野区役所1階ロビーをはじめとしまして、区内9カ所に設置をいたします。
サービスの概要でございます。(1)の利用方法でございますが、アクセスポイント付近で情報端末機器、これは例えばスマートフォンですとかパソコンといったものになりますが、それのWi-Fiネットワークに表示されるSSID「Tokyo_Nakano_Free_Wi-Fi」をまず選択いたします。ブラウザを立ち上げまして、そのポータルサイトが表示されましたら、インターネット接続ボタンをタップすると。メールアドレスを入力して認証手続を行うことによってインターネット接続が可能となるものでございます。接続後につきましては、中野区都市観光サイト「まるっと中野」が表示されることになっております。
(2)利用時間等でございます。1回の接続時間は60分、1日の接続回数は無制限でございます。その他、ポータルサイト、これを接続した後の画面でございますが、そのポータルサイト及び認証画面につきましては多言語対応となっております。そのほか、有害サイトのフィルタリング、災害時のインターネット開放、Japan Connected Free Wi-Fi、これは共通の認証ネットワークアプリですが、そうしたものの機能が含まれているものでございます。
次に6番、ポータル画面を活用した地域情報等の発信でございます。このポータルサイトにおきまして、今年度末を目途に地域情報等を発信するページを設置する予定でございます。
次に7.民間店舗等設置アクセスポイントとの連携でございます。民間店舗等が設置するアクセスポイントのSSIDをTokyo_Nakano_Free_Wi-Fi_Plusというふうに設定をすることで、Nakano
Free Wi-Fiとしての統一的な提供を行い、公民連携によるWi-Fiサービスの面的拡大を図ってまいります。
次に8.Nakano Free Wi-Fiの利用促進でございます。(1)Wi-Fiを活用したスタンプラリーイベントの実施でございます。このスタンプラリーにつきましては、Wi-Fiの機能の中に組み込まれておりまして、これを活用するものでございます。これによってWi-FiのPR、利用促進を図ってまいりたいと思っております。
なお、このイベントにつきましては、なかのまちめぐり博覧会におけるイベントの一環として実施するものでございます。
開催期間につきましては、11月19日から24日の間で行います。
スタンプの押印箇所でございます。Nakano Free Wi-Fi区設置アクセスポイント、これは9カ所になりますが、ここで押すことになりますが、これは電子的に押すものでございますので、端末を使ってスタンプが押されるといったものでございます。
参加方法につきましては、アクセスポイントでポータルサイトを表示してスタンプラリーのバナーをタップします。その中に電子スタンプがございますので、それを取得して三つ集めたら景品引換場所で景品を取得するといったものとなっております。
次に(2)でございますが、Nakano Free Wi-Fi専用ページの設置といったものでございますが、中野区都市観光サイト「まるっと中野」の中に、このWi-Fiの利用方法、利用可能エリア、サービス概要及びWi-Fiを活用したイベント情報等を掲載したNakano Free Wi-Fi専用ページを設けまして広く区内外に周知PRを行いたいと考えております。
報告については以上でございます。
委員長
ただいまの報告に対し質疑はございませんか。
石坂委員
アクセスポイントのWi-Fiの出力的な強さと、あとどの程度の範囲に電波が飛ぶであろうというのがもしわかれば教えてください。
石井都市政策推進室副参事(中野駅周辺計画担当)
今回そのアクセスポイントでございますが、それぞれ大体、アクセスポイントから70メートルから100メートルぐらい飛ぶというふうに理論的には言われております。ただ、その電波の範囲が、指向性がありましたり、また支障物件等がありますとそこの部分が飛ばないということもございますので、今のところ考えているのは70から100メートル程度というふうに考えております。
石坂委員
機器の具体的な出力の数字とかもしわかれば教えてください。まだそこはわからないですか。
石井都市政策推進室副参事(中野駅周辺計画担当)
出力については、今ちょっと数値を持ってございませんので、後ほどまたお答えさせていただきます。
石坂委員
それともう1カ所お願いいたします。裏をめくった2ページ目と言うんですかね。有害サイト等のフィルタリング機能とありますが、各端末でもそれぞれフィルタリングの機能はついていますけども、これはアクセスポイント自体にフィルタリング機能がついているという意味でいいのかということと、このフィルタリングは、キーワードとか、そうしたものに対してフィルターされる形なのか。その辺の基準と方法がわかれば教えてください。
石井都市政策推進室副参事(中野駅周辺計画担当)
フィルタリングにつきましては、アクセスポイントというか、システムそのものに組み込まれておりますので、その対応となっております。インターネットに接続した後に、検索するキーワードに反応して有害だと判断されればつながらないという状況になっております。
いさ委員
7番のところに「民間店舗等設置アクセスポイントとの連携」とありますが、これというのは、ここの場所に限らず区内の商店で希望するところも視野に入れているということでよろしいでしょうか。
石井都市政策推進室副参事(中野駅周辺計画担当)
この店舗につきましては、民間の店舗で、区内の店舗でしたらどこでも可能だといったものでございます。
いさ委員
そうすると、現状もうFree Wi-Fiを使っているというお店については、新たにわざわざこのSSIDでログインするという何か付加的な意味がないと普及していかないんじゃないかと思うんですけど、そのあたり何か戦略みたいなものはあるんですか。
石井都市政策推進室副参事(中野駅周辺計画担当)
統一的に対応するということもございますし、またログインした後に店舗の情報が表示されるとか、そうしたことが必要かというふうに思っております。このTokyo_Nakano_Free_Wi-Fi_Plusということでログインをいたしますと、そうした連携をしている店舗が案内されるような設定と今はなっておりますので、それによって利用者からも、その店舗はWi-Fiがつながって利用しやすいということがわかるだろうというふうに思っております。
森委員
5番の(3)のその他の中に「Japan Connected Free Wi-Fiへの参画」とあるんですが、これをちょっと御説明いただけますか。
石井都市政策推進室副参事(中野駅周辺計画担当)
このJapan Connected Free Wi-Fiは、NTTがつくっております共通の認証のネットワークアプリでございまして、そのNTTのシステムを活用しているWi-Fiにつきましては、1回の認証だけでどこでも簡単につながるといったものでございます。これをアプリとして配布しておりますので、一旦そこでログインをしてしまえば、その後はその回線であればどこでも使えるといったものでございます。
森委員
これに参画しているネットワークというのは、ここで認証すれば使えると思うんですけど、それとは別にメールアドレスの認証登録手続というのがあるということは、利用者が要はどっちか選べるということなんですか。
石井都市政策推進室副参事(中野駅周辺計画担当)
Nakano Free Wi-Fiとしては、メールアドレスを登録するということがまず基本のシステムとしてあります。これと並行してJapan Connected Free Wi-Fiがございますが、それはまたアプリとしての認証ということになります。ただ、Japan Connected Free Wi-Fiで入れば、Nakano Free
Wi-Fiについてはメールアドレスを認証することなしで入るということもできます。特にこのJapan
Connected Free Wi-Fiにつきましては、外国人向けにつくっているところもございますので、日本人も使えるんですが、外国人の利用がこれによってふえるだろうというふうに考えております。
森委員
そっちのJapan Connected Free Wi-Fiで認証して入った場合も、用意しているポータルサイトの中に入っていくんですか。
石井都市政策推進室副参事(中野駅周辺計画担当)
アプリからつながった場合は、ポータルにはつながらないんですが、その先の「まるっと中野」、リダイレクト先という表現をしますが、そちらにつながるということになっております。
森委員
最後にします。提供していく情報なんですけど、ポータルサイトがあって、「まるっと中野」があって、ふだんはこれでいいと思うんですけど、災害時の情報発信というのは考えていらっしゃるんですか。
石井都市政策推進室副参事(中野駅周辺計画担当)
ここで掲げています災害時におけるインターネット開放につきましては、認証の手続をすることなくインターネットに誰でもつなげるということでございます。つながった後は、中野区のホームページにつながるということが今のところ設定をされております。
委員長
他にございますか。よろしいですか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
委員長
質疑がなければ、以上で本報告は終了します。
次に、中野駅南口地区まちづくりについての報告を求めます。
吉田都市政策推進室副参事(中野駅周辺地区整備担当)
中野駅南口地区まちづくりについて報告させていただきます(資料3)。中野駅南口地区まちづくりについては、第2回定例会で区画整理準備組合の設立等について御報告したところでございます。本日は、中野駅南口地区まちづくりについての進捗状況について御報告させていただきます。
お手持ちの資料、1番、中野駅南口地区事業概要についてというのがございますが、御存じのように、土地区画整理事業と市街地再開発事業の一体的施行により事業を進めており、本年3月に都市計画決定されております。この部分についての特に変更はございません。
お手持ちの資料の裏面を見ていただきたいんですが、事業による整備の進め方についてということで、平成27年度末までに土地区画整理組合設立の認可を得て事業化する予定でございまして、市街地整備事業は平成28年度来年度に市街地再開発組合設立の認可を受けて事業化する予定となってございます。
その整備の手順でございますが、お手持ちの資料の第1段階、第2段階、第3段階と図がございますが、第1段階として、現在自転車駐車場等になっているところに公社住宅をまず整備して、それから第2段階として、現在の公社にお住まいの方々に新しい公社住宅に入っていただいて、その後に再開発ビルの整備を始めると。再開発ビル等が整備した後、第3段階として最後に駅前広場を整備するという形になってございます。公社住宅建設が先行するわけですが、それに当たっては自転車駐車場を事業区域内で移転してから着工することになってございます。それから公社の居住者の皆様には、そういったことで公社の建てかえについて近々説明会を開催する予定になってございます。
今後の整備予定については、3番の「今後の整備予定について」とあるスケジュール表のとおりでございます。
以上、報告でございます。
委員長
ただいまの報告に対し質疑はございませんか。
いさ委員
今の2 進め方についてというところでは、新しく建つ建物を基準に図が描いてあるんですけれども、現在建っている建物をどういう順番で壊すというのはもう決まっているんですか。
吉田都市政策推進室副参事(中野駅周辺地区整備担当)
公社の建てかえ事業についての説明は、公社住宅の方々に近々する予定になってございます。その説明のときの内容については、その説明会までは、まず第一に、住んでおられる方たちに説明したいということで、それ以外のところへの情報のオープンについてはそれ以降ということで公社から聞いております。
いさ委員
それは、そこに住んでいる方々の自治会役員の方にはもう事前に説明があったというふうにちょっと聞いているんですけれども、その中身も基本的にはオープンにしないということなんでしょうか。
吉田都市政策推進室副参事(中野駅周辺地区整備担当)
現在の公社住宅に住んでおられる方もあそこに随分長く住んでおられる方で、建てかえ後も恐らく公社住宅に住んでおられるということで、公社としてはこれまでの信頼関係、それからこれからの信頼関係もあって、住んでおられる方たちを尊重して丁寧に事業の説明をしていきたいということで、説明会をいきなり開くということじゃなくて、まず自治会の役員の方に説明会を開催したいという申し入れをしたそうです。その申し入れをして、自治会のほうで説明会を開くということについて了承していただいたと聞いております。今後、一般の居住者の方々に公社のほうから通知して説明会を開くという予定になってございます。
いさ委員
わかりました。じゃあ、とりあえず 一つだけ。この事業について、ここに住んでいる方々、特に引っ越しということも発生すると思うんです。ここの新しく建つ場所にせよ、どこに行くにせよ。ここについて、今住んでいる方の負担がないように、事業の中の予算で進めていただきたいということだけ要望しておきます。
委員長
要望です。(「ちょっと委員長、委員会を休憩してもらえますか」と呼ぶ者あり)
委員長
休憩します。
(午後2時25分)
委員長
再開いたします。
(午後2時27分)
石坂委員
まず1点目で、南口駅前広場の駅前広場拡張部分ですけども、この拡張というのは車が通れる部分が広がるイメージなのか、歩行者空間が広がるイメージなのかがわかれば教えてください。
立原都市政策推進室副参事(中野駅周辺地区整備担当)
南口広場につきましては、再開発側、東側に拡張しまして、自動車の車道部分もかなりそちら側に膨らんでつくっております。さらに歩行者空間につきましても、地区計画の広場とあわせて一体的に使えるように豊かな歩行空間をつくりたいというふうに考えてございます。
石坂委員
ありがとうございます。あともう1点ですけれども、図3のところの主要区画道路整備イメージ図のところで、高い位置に位置する公園のほうに対して階段で上っていくようなイメージになっておりますけども、実際にこれをつくられるときにベビーカーですとか、車椅子等でこの公園を利用される方の動線等については十分考えられていますでしょうか。
吉田都市政策推進室副参事(中野駅周辺地区整備担当)
千光前通りから大久保通りに向かってかなり高低差がございます。どうしてもその間を主要区画道路で結ぼうとすると、千光前通りのちょっと手前といいますか、この絵で見ると、イメージ図にあるとおり一部掘割状の形態にならざるを得ません。御質問があったところは、ちょっと絵がわかりづらいんですが、階段状になるのではなくて、再開発ビル側が図1にございますように、人工地盤になります。反対側の公園とはほぼフラットで行き来することができますので、特にそういった問題はないかと思います。
石坂委員
千光前通りの側からすると、高さは同じ高さにそろっているという理解でよろしいでしょうか。
吉田都市政策推進室副参事(中野駅周辺地区整備担当)
人工地盤のほうはほぼフラットで来て、道路のほうは勾配があるということでございます。主要区画道路のほうは勾配があるということでございます。
石坂委員
そうしたときにやはり北側から、駅側から来れば、もちろんその高さは変わらずに行けるわけですけども、恐らく南側から来ると、ここは何らかの高低差が生じてしまう中で、というのは、すみません。民間が絡んできてしまうのかもしれませんけれども、例えば業務棟ですとか住宅棟は人工地盤の上にもあれば多分1階の部分にも接する部分が出てくるんじゃないかと思うんですが、そうしたところのエレベーターなり何なりをここの利用者が立ち入って使えるのか。あるいはそういったのは完全に排除されてしまうのかによっても、やはりアクセスの仕方は変わってくると思うんですが、その辺区のほうとして住宅棟や業務棟のほうに対して何かしら働きかけですとか調整等は考えていたりしますでしょうか。
吉田都市政策推進室副参事(中野駅周辺地区整備担当)
基本的に高さの差は人工地盤で何とかのみ込むということで、現在の自転車駐車場等がある低い部分が、このイメージ図の木が植わっている下のほうで、上のほうはほぼ千光前通りと同等の高さにするということで考えております。ただ、現時点ではまだ設計等をやっていませんので、その辺の不便がないように、今後設計を詰めていくということになると思います。
委員長
よろしいですか。他にございますか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
委員長
進みます。
次に3番、中野駅西口地区まちづくりについての報告を求めます。
吉田都市政策推進室副参事(中野駅周辺地区整備担当)
それでは、中野駅西口地区まちづくりについて報告させていただきます(資料4)。
お手元の資料のまず1番ですが、中野駅西口地区まちづくり基本方針についてでございます。この基本方針については、第2回の定例会で、まちづくり基本方針案という形、案がついた形で報告をさせていただいております。今回はこの案が取れた形で決定したということで報告させていただきます。
別紙の「中野駅西口地区まちづくり基本方針」というA3横のものを開いていただきたいんですが、1枚めくって、策定の目的というのがございます。これの上から3番目の段落、「本方針は、これらの都市計画に基づく事業の具現化や、まちの個性を」となってございますが、よろしいでしょうか。前の案のときは、「に基づく事業」という部分がなくて、「これらの都市計画の具現化や」という形になっていたんですけど、より丁寧なといいますか、正確な表記にするために文言の修正を行ったということでございます。内容について変わったということではございません。同等の文言の表記の修正が幾らかありますが、この基本方針の内容自体が変わったという点はございません。
それから2点目、中野駅西口地区地区計画の決定に係る都市計画手続きについてでございます。これについても、8月26日の委員会で地区計画原案ということで、原案の内容について報告をさせていただいております。この原案についての手続は、本年9月7日に原案の公告を行って9月8日から9月24日に原案の縦覧を行ったということでございます。ということで、手続が進んでいるという報告でございます。
それから3点目、中野駅西口地区地区計画案についてですが、これは原案からさらに都市計画案ということで一段階アップするわけですが、これについてはお手元の資料の別紙2をごらんください。別紙2、表裏になってございますが、地区計画案の概要となっているところの、例えば、3番の面積、約2.3ヘクタールと書いてあって、その下に位置図というのがございますが、これが原案のときは「位置図」という表記がなくてただ図面が描いてあったんですが、よりわかりやすくするために「位置図」という表記を入れてございます。それから凡例のところも「凡例」という表記がなかったんですが、そういったよりわかりやすく、より正確にするために若干の表記の修正をしてございます。
それから、もう一つ例を挙げますと、裏面を見ていただきたいんですけど、6-3の(5)建築物等の高さの最高限度という項目がございます。これも原案のときは、ただ単純に「GL+31m」と書いてございましたが、丁寧に言葉でもって「建築物の高さの最高限度は」として、「とする」というのを加えてございます。
それから、(6)壁面の位置の制限のところでは、1行目の後ろのほうの「建築敷地(人工地盤)」となっているところに、「の境界線」とか、一番最後のところに「ただし、重複利用区域を除く」という文言をより正確を期すために加えてございます。ただ、これも内容が変わったということではございません。
ただ、1点だけ気をつけていただきたいのは、同じペーパーの右下に計画図3-5というのがございます。立体道路を示す図として、これまでは平面図と断面図も横断方向の断面図を載せていましたが、東京都との調整でより明確に記載したほうがいいだろうということで、縦断方向の断面も新たに加えております。さらに、延長の「約70m」という記載を新たに加えております。これもこの図面が加わっているわけなんですが、内容が特に変わったということではございません。
以上が地区計画案でございます。
4番目、今後の予定でございますが、本年10月26日に都市計画案に係る説明会を行い、同じく11月上旬に都市計画案公告・縦覧、意見書受付を行い、12月の中旬に中野区の都市計画審議会諮問・答申を行い、本年の12月から来年の1月にかけて都市計画決定・告示をする予定でございます。
以上、報告でございます。
委員長
ただいまの報告に対し質疑はございませんか。よろしいですか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
委員長
質疑がなければ、以上で本報告は終了します。
次に4番、囲町地区まちづくりについての報告を求めます。
吉田都市政策推進室副参事(中野駅周辺地区整備担当)
それでは、囲町地区まちづくりについて報告させていただきます(資料5)。
まず1点目、都市計画案の概要についてなんですが、これは8月26日の委員会で既に報告している内容でございます。
2点目として、説明会の開催、概要についてなんですが、その都市計画案について9月16日(水曜日)19時から20時に説明会を開催しております。場所は中野区役所7階会議室でございます。当日は38名の参加がございました。
3番目として、今後のスケジュールですが、本年9月24日から10月8日に都市計画案の縦覧を行いました。10月中旬から11月に都市計画審議会諮問・答申を行い、12月中旬に都市計画決定・告示を予定しております。
以上、報告でございます。
委員長
ただいまの報告に対し質疑はございませんか。
いさ委員
この地域のA地区、B地区とC地区の間に道路があると思うんですけど、これは杉並区を越えてこの道は環七のほうに抜けると思うんですが、この道路についてちょっとこれからどうなるのか教えてほしいんですけど。特に杉並区側とかの接続について。
吉田都市政策推進室副参事(中野駅周辺地区整備担当)
杉並区側の整備という意味でございましょうか。
いさ委員
そうですね。1本の道ですから、環七まで抜けるのに途中杉並区を経由するというところでは、どうなっているのかということです。
吉田都市政策推進室副参事(中野駅周辺地区整備担当)
杉並区さんのほうでも杉並区の重点整備路線として位置付けて、優先的に整備する路線となってございます。
石坂委員
9月16日に説明会、38名参加ということですが、それについて特に資料はないんですけども、ここで何か主な意見的なもので特筆すべきものがもしあったようであれば教えていただけますか。
吉田都市政策推進室副参事(中野駅周辺地区整備担当)
当日は7名の方から発言といいますか、あったんですが、いわゆる事業とか計画内容とかそういったものに対する反対意見とか要望というのはございませんでした。7名の方全て質問事項でございました。
委員長
よろしいですか。
〔「はい」と呼ぶ者あり〕
委員長
進行いたします。
次に5番、中野駅地区第2期整備先行工事についての報告を求めます。
小幡都市政策推進室副参事(中野駅地区都市施設整備担当)
中野駅地区第2期整備先行工事について御報告をさせていただきます(資料6)。
本工事の目的、内容につきましては7月の委員会で御報告させていただいておりまして、本日は工事の進捗状況と今後の工事内容について御報告をさせていただきます。
1番、工事の進捗でございます。別紙を用いて御説明させていただきます。別紙1をごらんください。現在、図中の青色部分、けやき通り自転車駐車場と中野自転車保管場所の改修工事を進めておりまして、これらの工事を10月中に終えまして、11月より自転車駐車場として営業を開始します。その後、図中の右下部分、北口中央自転車駐車場の改修工事、けやき通り交差点化及び車両動線等整備工事、北口中央自転車駐車場の建屋部分、北口西自転車駐車場の解体工事に着手してまいります。
2番、今後の工事の内容でございます。別紙2をごらんください。最初に、図中の緑色部分の北口中央自転車駐車場について、ラック設置等の改修工事を行いまして、自転車の収容台数の密度を高めてまいります。改修工事完了後、図中のオレンジ色部分、北口中央自転車駐車場の建屋部分及び北口西自転車駐車場を撤去してまいります。また、あわせて道路工事としまして、図中の赤色部分ですが、北口暫定広場をバスロータリーとして整備しますとともに、バス動線及び第2期整備の工事車両動線を整備してまいります。また、けやき通りにつきましては、カーブ部分をT字路交差点化しまして信号を設置するとともに自転車走行区間の整備を行います。
3番、工事の進め方と自転車・歩行者の動線についてでございます。別紙3をごらんください。左側より、平成27年11月から、真ん中平成28年2月から、右側が工事完了後の4月以降を示しております。また、左下には凡例を示しておりまして、青色が自転車動線、緑色が歩行者動線、赤色の矢印が工事車両の出入り口、ほか交通誘導員などを示しております。工事期間中につきましては、工事作業箇所をバリケードで囲いまして、工事車両の出入り口については、NTTドコモビル側の1カ所としまして、交通誘導員の配置により歩行者の安全を確保してまいります。また、工事期間中における自転車の動線としまして、北口中央自転車駐車場の入り口については、区役所前の横断歩道側の1カ所に集約しまして、自転車動線は交通誘導員によって区役所と中野サンプラザの間の道路に誘導します。また、右側の工事完了後、4月以降ですけれども、4月以降は自転車駐車場の入り口をけやき通りの側1カ所としまして、自転車動線を信号、自転車走行レーンが設置されるけやき通り側に誘導します。また、図の中央ですが、2月以降のところです。けやき通りのT字路交差点となる部分の工事につきましては、バスの運行や歩行者の通行に配慮しまして、交通管理者と協議の上、原則夜間工事で行ってまいります。
1枚目に戻ります。4番、今後の予定でございます。平成27年10月23日・24日に工事説明会を行う予定です。11月上旬から北口中央自転車駐車場の改修工事、中野けやき通り交差点化及び車両動線等整備工事に工事着手しまして、1月末には北口中央自転車駐車場の改修工事が工事完了、2月上旬に北口中央の建屋部分、北口西自転車駐車場解体工事に工事着手しまして、3月末に工事完了の予定でございます。
御報告は以上でございます。
委員長
ただいまの報告に対し、質疑はございませんか。
南委員
1点だけ、確認の意味でお伺いしますが、別紙3で工事完了後、平成28年4月からの自転車の動線について、中野区役所とサンプラザの間は動線がない形になっていますけれども、これは何か誘導するような形をとるのか、何かそういう看板をつけるなり、何か通らないようなそういう方法があるから動線をつけていないということなんですか。
小幡都市政策推進室副参事(中野駅地区都市施設整備担当)
現在、区役所と中野サンプラザの間を南下して北口中央自転車駐車場に入る自転車が結構な数でいるわけなんですけれども、朝の時間、中野四季の都市(まち)に向かう歩行者との動線が大変危険ということがありまして、今後4月以降、工事完了後はけやき通りの側に自転車走行レーンができますので、こちら側に区としましては自転車の動線を誘導しまして、けやき通りを南下していただいて、その下の今回交差点化して信号をつけるところで、信号によって歩行者と自転車をきちんと制御した上で南側の北口中央自転車駐車場に入っていただくと。そういう形に持っていきたいというふうに思っております。現在区役所とサンプラザの間、南下する自転車は多いんですけれども、4月以降のこういう形になったときには十分な周知が必要というふうに思っておりまして、一定期間交通誘導員を配置するですとか、また自転車駐車場の利用者に自転車の動線、こちらを走って自転車駐車場に来てくださいと。そういった推奨ルートお知らせのビラを配りますとか、立て看板を設置するとか、そういったことで十分な周知を図ってまいりたいというふうに考えております。
南委員
ということは、28年4月以降につきましては、一定の期間誘導員をつけて自転車の動線を右折させるなり、またその周知徹底とかあとは看板なんかもつけるんでしょうか。そういったことをするという認識でよろしいですか。
小幡都市政策推進室副参事(中野駅地区都市施設整備担当)
委員お話しのとおり、区としましても十分な対策を考えまして、きちんと自転車の動線を移行してまいりたいというふうに考えております。
佐野委員
今の質問に関連していますけれども、3番の工事の進め方と自転車・歩行者の動線についてお伺いしたいと思います。特に協議の上、原則夜間工事で行うと。原則というのはどういう意味でしょうか。昼もやるという意味ですか。
小幡都市政策推進室副参事(中野駅地区都市施設整備担当)
ここの交差点化の工事については舗装を全面的にやりかえたりですとか、歩道部分も舗装をやったりですとか、そういったことがありますので、原則広い範囲の工事というのは夜間工事、そういうふうに思っております。ただ一方、例えばガードレールを取り外すですとか、そういった中には簡易な工事もございますので、交通に支障のない範囲は昼間も施工したいというふうに考えております。
佐野委員
原則というのは非常に難しい表現だと思うんですよ。どういうふうにとらえるかによって全然違ってきちゃうと思います。したがって、原則というのはこういうものであるというようにしないと、なかなかわかりづらい面があると思います。特に一般の区民については、原則と書かれていた場合に、じゃあ何なんだ原則とはという話になりますので、今お答えいただいた昼間もガードレール等々については工事が入りますよということでしょうけども、そういったことも、等という表現はあまり好ましくないんですけれども、ある程度加えないと、これは原則だけではなかなか通らないんじゃないかというふうに思います。
それからもう1点、交通誘導員の配置によりという、やっぱり安全安心に確保しなきゃいけないと思う。交通誘導員は今何人ぐらいを予定しているんでしょうか。
小幡都市政策推進室副参事(中野駅地区都市施設整備担当)
現在、朝の7時半から9時半ですか。2名の交通誘導員を区役所の南側に配置してございます。この2名につきましては、ことしじゅうは今のまま配置しまして、来年度以降も引き続き配置をしてまいりたいというふうに考えております。それに加えて、工事の期間、その車両の動線が自転車の動線が変わる期間、工事によって変わる期間ですとか、4月以降工事完了後に変わる期間というのがありますので、そこについては今ちょっと具体的に何名ということは、そこまではっきりとは決まってはいないんですけれども、現場の状況を見ながら、ここに考え方、青色の人間の形で示しておりますけれども、こういうふうに配置をして、状況を見ながらふやしたり減らしたりということも考えてまいりたいというふうに思っております。
佐野委員
今の交通誘導員の件ですけども、まだ現在何名とは考えられない、状況を見ながら考えていきたいということで回答されていますけれども、少なくとも交通誘導員の配置により歩行者の安全を確保すると言っている以上は、ある程度目安とか予算とかあるわけですから、人件費の問題もあります。現在2名で誘導しています、確かにね。果たしてこの2名で安全が確保されているとお思いでしょうか。
小幡都市政策推進室副参事(中野駅地区都市施設整備担当)
今、朝の時間については2名を設置しているところですけれども、別紙3に表現しておりますように、青色の誘導員は2名に3名加えまして5名配置するということで資料で示しております。これをベースにしまして、工事の移行期間、十分に安全が確保されるように配置してまいりたいと考えております。
委員長
他にございますか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
委員長
質疑がなければ、以上で本報告は終了します。
次に6番、西武新宿線沿線まちづくり整備方針(新井薬師前駅及び沼袋駅周辺地区編)についての報告を受けます。
山本都市政策推進室副参事(西武新宿線沿線まちづくり担当)
それでは、西武新宿線沿線まちづくり整備方針(新井薬師前駅及び沼袋駅周辺地区編)について御説明させていただきます(資料7)。
ことし6月に作成しました西武新宿線沿線まちづくり整備方針(案)につきまして、パブリック・コメントの手続及び説明会を実施しまして、このたび整備方針として取りまとめましたので御報告させていただきます。また、あわせてパブリック・コメントの結果についても御報告させていただきます。
まず、資料の1番でございますけれども、方針策定における検討経過でございます。ことしの3月、新井薬師前駅並びに沼袋駅周辺地区のまちづくり検討会からまちづくり構想の提出をいただきました。同じく3月、西武新宿線沿線まちづくり整備方針(素案)として作成してございます。この素案の作成を受けまして、5月には両地区で意見交換会を開催いたしました。この意見交換会等を踏まえて、6月には沿線まちづくりの整備方針(案)として作成しております。この(案)につきまして、7月、パブリック・コメントの手続を実施しまして、あわせて7月23・24・25・26日の4日間で地元で説明会を開催いたしました。この説明会には、合計で90名の方の御出席をいただいております。
続いて2番目ですけれども、整備方針につきましてですけれども、別添の冊子のとおりでございます。なお、(案)から変更はございませんので、方針に関する中身の説明は割愛させていただきます。
続きまして3番、パブリック・コメント手続の実施結果についてでございます。意見の募集期間につきましては7月21日(火曜日)から8月11日(火曜日)まで。提出された意見につきましては、34件。具体的には23人、もしくは団体から34件ございました。意見の概要については後ほど御説明いたします。(案)からの変更点でございますが、先ほど御説明したとおり、内容にかかわる修正はございません。
それでは、資料の1番目のほうで、いただきました意見と区の考え方について、代表的なものについて御報告させていただきます。全部で34件ございます。個別については割愛させていただいて、ここでは代表的な意見を4件御説明させていただければと思います。
まず1件目、新井薬師前駅に関することですけれども、1枚目の3番になります。3番ですけれども、提出された意見の概要として、「補助第220号線の計画については、白紙に戻すべきである」という意見がございました。これにつきまして、区の考え方ですけれども、「補助第220号線は、区内の南北交通ネットワークや防災面において重要な路線です。また、連続立体交差事業は補助第220号線等の交差道路の整備も併せて進めることで大きな整備効果を発揮できると考えています。補助第220号線に係る権利者の方々には、今後とも、より丁寧な説明や情報提供をし、理解を得ながら進めていきます」ということで、区の考え方をまとめさせていただいております。
続いて、沼袋のほうを御説明させていただきます。1枚おめくりいただきまして8番をごらんいただけますでしょうか。2ページ目の8番になります。提出された意見の概要でございますが、「沼袋駅周辺地区まちづくり構想では、駅前の共同化や再開発等、駅周辺の地区内道路等(ループ道路)は想定していないため、整備方針(案)から削除してもらいたい」という意見でございます。これに対する区の考え方でございますが、「整備方針は、連続立体交差事業とあわせて都市基盤整備とまちづくりを一体的に進めることによる相乗効果を沿線地域全体のまちづくりへ波及させることなどを目的として作成しました。作成にあたっては、中野区の上位計画等を踏まえたほか、地域における新たなにぎわいの創出や交通基盤の強化、防災性の向上など、区として進める必要のある施策について整理し、取りまとめを行いました。今後は、この整備方針を基に地域と協働したまちづくりを進めていきます。駅前の街区の再編や地区内道路等の整備については、地域の方々に、より丁寧な説明や情報提供を行い、ご意見を聞き、関係権利者の合意に基づいて具体的な範囲や事業手法について定めるよう検討していきます」というように回答させていただいております。
次は10番になるんですけども、同じページの10番です。いただいた意見の概要でございますが、「沼袋駅周辺の再開発地域、ループ道路の範囲が広すぎるため、再考してほしい」というものでございます。これに対する区の考え方ですが、「整備方針では、街区の再編の概ねの範囲を示しています。また、地区内道路等については、その外周という程度の図示にとどまるものです。具体的な範囲や事業手法については、今後、地域の方々等の御意見をお伺いし、理解や合意を得ながら検討していきます」という形で回答させていただきました。
続きまして、最後になりますが、二つめくっていただきまして、24番になります。下から二つ目の24番でございますが、区画街路第4号線のスケジュールに関するものです。いただいた意見でございますが、「区画街路第4号線の事業スケジュールを厳守し、具体的なスケジュールを明示してもらいたい」というものでございます。これに対する区の考え方ですが、「区画街路第4号線の整備については、沿道のまちづくりのルールを早期にとりまとめ、平成28年度中の事業認可取得を目指します。具体的なスケジュールについては、今後、沿道のまちづくりについて地域の方々のご意見を伺う際に、あわせて御説明します」という形で回答させていただきました。
代表的な意見と区の考え方については以上でございます。
冒頭の資料に戻らせていただきます。冒頭資料に戻りまして、4番の今後の予定でございます。まず、平成27年10月ですが、西武新宿線沿線まちづくり整備方針及びパブリック・コメントの結果を公表させていただきます。こちらについてはホームページ並びに10月20日号の区報で公表予定となっております。11月以降でございますが、区画街路第4号線の事業化に向けたまちづくりのルール並びに両駅前のにぎわい拠点づくりなどに向けた地域の意見交換会を開始したいというふうに考えております。
この地域の意見交換会に関して、若干ですが、補足させていただければと思います。沼袋の商店街部分における都市計画道路でございます区画街路第4号線ですが、ここに関するスケジュールの若干の補足になります。4号線の事業を円滑に進め、沿道に新たなにぎわいを創出するとともに、地域の防災性を高めるためには、沿道のまちづくりに関するルールづくりが必要というふうに考えてございます。このルールづくりですが、具体的には延焼遮断帯の指定、用途地域の区域の変更、地区計画の策定、この三つを考えてございます。具体的な取り組みとしては、この方針策定後、速やかに沿道の町会や商店街、まちづくり検討会などの団体と個別に話し合いを始めさせていただき、地域の意見を聞きながら用途地域や地区計画に関する区の案の取りまとめを今年度いっぱいかけて行いたいと思っております。
来年度は協議会の場などを活用してこの案を具体化し、都市計画の案として取りまとめ、用途地域の変更や地区計画を都市計画決定する予定となっております。また、4号線の事業認可についてはこれと並行して行い、平成28年度末の事業認可を目指していきます。なお、地元から御指摘をいただきました駅前の街区の再編についてでございますが、同様に町会や商店街、地域の団体と話し合いを行い、まちづくりのあり方から丁寧に話し合いを進めていくと、そういう予定で考えてございます。
私からの説明は以上でございます。
委員長
ただいまの報告に対し質疑はございませんか。
石坂委員
区民の方からの意見について、いろいろなものについて住民の方と話し合いながらとか商店街と話し合いながらという動きであることはすごくいいと思うんですけれども、別紙1の最初のページの2番目の自然や歴史文化資源を活用したまちづくりのところでは、各施策の展開にあわせて検討していきますという形になっていますが、これは施策のほうが進むのがありきで、後から自然や歴史文化を考えていく形になってしまうのではないと思うんですけれども、という形になってしまうのか。あるいは、ちゃんとこれに関しても住民との合意形成をしながら進めていくのかをお答えいただければと思います。
近江都市政策推進室副参事(新井薬師前駅周辺まちづくり担当)
自然や歴史文化等の活用、また緑を生かしたまちづくりにつきましては、各施策、また事業等を推進する中できちんと住民の方々と話し合いながら進めてまいりたいというふうに考えてございます。
委員長
休憩します。
(午後3時04分)
委員長
再開します。
(午後3時04分)
森委員
御説明いただいた区民からの御意見の中の28番で、「経済効果や生活改善効果等について、具体的な数字を示してもらいたい」という話があって、指標は設定して、それを見ながら事業を進めていくというお答えをしていて、それはそうなんだろうなと思うんですが、区画街路の整備による経済効果というのは、具体的に数字で出せるものなんですか。
近江都市政策推進室副参事(新井薬師前駅周辺まちづくり担当)
区画街路の整備による経済効果とか生活改善効果等について具体的な数字を示してもらいたいという御意見がまずございました。その中で区の考え方としましては、将来像の実現に向けて具体的な施策の達成状況を確認するため、今後指標を設定して事業を進めていくというふうに回答しているんですけども、区画街路だけの整備に限らず、沿道の周辺まちづくり及び駅前拠点、そういったものの整備もあわせて考えていく中で改めて指標というのを設定しまして、数値的目標というのをとらえて進めていきたいというふうに考えてございます。あくまで単体というわけではなくて、全体のまちづくりの中で指標をとらえていきたいというふうに考えてございます。
森委員
全体の中でというのは、それはそれでいいと思うんですけど、ここで具体的に出ている経済効果というのは数字で出せるんですか。
近江都市政策推進室副参事(新井薬師前駅周辺まちづくり担当)
具体的には、整備方針の23ページに施策に対する指標というものを書いてございます。例えば、新たなにぎわい創出というところで、駅前の、こちらの整備方針では再開発だとか共同化というふうに表現させていただいているんですけども、そういうことをすることによって人口の増加ということが見込まれます。そうした場合に、例えば税収の増加だとか、商店街の売り上げ、そういったものにもあらわれてくるのかなというふうに考えていまして指標としてとらえてございます。
森委員
個別で人口がどのくらいふえたとか、地域の商店街の売り上げがどれだけふえたとかそれは出せると思うんですよ。トータルの経済効果は出るものなんですか。
近江都市政策推進室副参事(新井薬師前駅周辺まちづくり担当)
そうですね。個別の事業については確かに出やすいかなと思っていますけども、それを組み合わせた形で地域全体としてのトータルなものというのが指標として今後あらわせたらいいのかなというふうに思ってございます。
委員長
他にございますか。よろしいですか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
委員長
以上で本報告は終了いたします。
次に7番、西武新宿線踏切渋滞解消促進期成同盟決起大会の開催結果および東京都への要請活動についての報告を求めます。
小林都市政策推進室副参事(野方・井荻駅間沿線まちづくり担当)
西武新宿線踏切渋滞解消促進期成同盟決起大会の開催結果および東京都への要請活動について御報告いたします(資料8)。
1.決起大会です。(1)概要についてでございます。西武新宿線踏切渋滞解消促進期成同盟は、西武新宿線の野方駅-井荻駅間の連続立体交差事業の早期実現と中井駅-野方駅間の連続立体交差事業の着実な推進を目指し、8月25日午後2時から午後3時まで、野方区民ホールにて期成同盟決起大会を開催いたしました。決起大会には、区議会議員をはじめ、区民など計20団体から約250名の皆様に御参加いただきました。ありがとうございました。また、松本文明衆議院議員をはじめ、都議会議員、東京都、西武鉄道株式会社、杉並区、杉並区のまちづくり協議会などに来賓として出席していただきました。
(2)でございます。大会の主な内容についてでございます。主催者及び来賓の紹介と挨拶、大会趣旨説明、今回決起大会で初めて行った連続立体交差事業等の報告、大会決議文を全会一致で採択いたしました。別添2の資料をごらんください。左側なんですけれども、決議内容といたしまして、西武新宿線(中井~野方駅間)の連続立体交差事業の着実な推進を図ること。西武新宿線(野方~井荻駅間)の連続立体交差事業の早期実現を図ること。連続立体交差事業及び沿線まちづくり事業に関し、将来に亘り、安定した財源を確保し、事業に必要な国費を確保することについて決議されました。
冒頭の資料にお戻りください。大きな2番についてでございます。東京都への要請活動です。期成同盟決起大会の決議事項につきまして、期成同盟会長、区長、北原区議会議長、白井区議会副議長ほかによりまして、決起大会翌日の8月26日に東京都に対する要請活動を行いました。なお、国土交通省、財務省、西武鉄道株式会社に対する要請活動につきましては、現在日程を調整中でございます。
私からの報告は以上でございます。
委員長
ただいまの報告に対し質疑はございませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
委員長
質疑がなければ、以上で本報告は終了します。
次に8番、その他で何か報告はありますか。
石井都市政策推進室副参事(中野駅周辺計画担当)
先ほどWi-Fiのお問い合わせでお答えできなかった部分ですが、出力につきましてはマイナス20デシベルという出力となっております。こちらについては、電波法の範囲内で最大出力となっております。
委員長
よろしゅうございますか。他にございますか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
委員長
なければ、以上で所管事項の報告を終了いたします。
審議日程のその他に入ります。
委員会を暫時休憩いたします。
(午後3時11分)
委員長
再開いたします。
(午後3時11分)
休憩中に確認したとおり、次回は第4回定例会中の委員会とし、急な案件が生じた場合は正副委員長から連絡させていただくということで御異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
委員長
御異議がありませんので、そのように決定いたします。
以上で本日予定した日程は終了しますが、各委員、理事者から何か発言はございませんか。よろしいですか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
委員長
なければ、以上で本日の区内駅周辺等まちづくり調査特別委員会を散会いたします。
(午後3時12分)