平成27年10月26日中野区議会子ども文教委員会
平成27年10月26日中野区議会子ども文教委員会の会議録

中野区議会子ども文教委員会〔平成27年10月26日〕

 

子ども文教委員会会議記録

 

○開会日 平成27年10月26日

 

○場所  中野区議会第5委員会室

 

○開会  午前10時00分

 

○閉会  午前10時37分

 

○出席委員(8名)

 森 たかゆき委員長

 広川 まさのり副委員長

 日野 たかし委員

 北原 ともあき委員

 小宮山 たかし委員

 いさ 哲郎委員

 高橋 ちあき委員

 久保 りか委員

 

○欠席委員(0名)

 

○出席説明員

 教育長 田辺 裕子

 子ども教育部長、教育委員会事務局次長 奈良 浩二

 子ども教育部副参事(子ども教育経営担当)、教育委員会事務局副参事(子ども教育経営担当) 辻本 将紀

 子ども教育部副参事(子育て支援担当)、子ども家庭支援センター所長、教育委員会事務局副参事(特別支援教育等連携担当) 永田 純一

 子ども教育部副参事(保育園・幼稚園担当)、教育委員会事務局副参事(就学前教育連携担当) 古川 康司

 子ども教育部副参事(幼児施策整備担当)、教育委員会事務局副参事(幼児施策調整担当) 濵口 求

 子ども教育部副参事(子ども教育施設担当)、教育委員会事務局副参事(子ども教育施設担当) 浅野 昭

 教育委員会事務局副参事(学校再編担当) 板垣 淑子

 教育委員会事務局副参事(学校教育担当) 石濱 良行

 教育委員会事務局指導室長 杉山 勇

 

○事務局職員

 書記 大野 貴子

 書記 福島 ルミ

 

○委員長署名


審査日程

議案

 学校教育の充実について

 知的資産について

 子育て支援及び子どもの育成について

○所管事項の報告

 1 第2期中野区子ども・子育て会議委員の委嘱について(子ども教育経営担当)

 2 中野区立図書館指定管理者候補者の選定結果について(子ども教育経営担当)

 3 中野区立南部障害児通所支援施設の指定管理者の募集について(子育て支援担当)

 4 第三中学校・第十中学校統合新校改築にかかる基本構想・基本計画策定支援業務委託について

(学校再編担当)

 5 中野区立教育センターの目的外使用について(学校教育担当)

 6 中野区軽井沢少年自然の家指定管理者候補者の選定結果について(学校教育担当)

 7 その他

 (1)児童虐待防止推進月間の取組みについて(子育て支援担当)

○その他

 

委員長

 それでは、定足数に達しましたので、子ども文教委員会を開会いたします。

 

(午前10時00分)

 

 本日の審査日程ですが、お手元に配付の審査日程(案)(資料1)のとおり審議を進めたいと思いますが、御異議ございませんか。

 

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 御異議がございませんので、そのように進めます。

 なお、本日の審査に当たっては、正午を目途に進めたいと思いますので、御協力をお願いいたします。

 それでは、議事に入ります。

 学校教育の充実について、知的財産について、子育て支援及び子どもの育成についてを議題に供します。

 所管事項の報告を受けます。

 1番、第2期中野区子ども・子育て会議委員の委嘱についての報告を求めます。

辻本子ども教育部、教育委員会事務局副参事(子ども教育経営担当)

 それでは、第2期中野区子ども・子育て会議委員の委嘱につきまして、資料(資料2)に基づきまして御報告を申し上げます。

 資料をごらんいただきまして、本年10月6日に第2期中野区子ども・子育て会議の委員を次のとおり委嘱したものでございます。

 1をごらんいただきますと、荒牧委員ほか3名が学識経験の方、また関委員から羽田委員までが事業関係者の方、また宮尾委員、藤田委員におきましては子育て当事者の方、また遠藤委員、田中委員につきましては地域の関係団体の方、また最後のお二人につきましては公募の区民の委員の方ということでございます。12名の方ということで委員の委嘱をさせていただきました。このうち、会長につきましては二重丸のところでございます。寺田東京成徳短期大学幼児教育科教授、また副会長につきましては嘉悦大学経営経済学部准教授、和泉先生が就任をされたということでございます。

 任期につきましては、2に記載のとおりでございます。10月6日から2年間ということで、条例の内容となってございます。

 所掌事項は1から4ということでございます。これにつきましても条例に定められた内容ということでございます。

 報告につきましては以上でございます。

委員長

 ただいまの報告に対し、質疑はございますか。

久保委員

 和泉先生なんですが、学部が経営経済学部准教授ということでございまして、ちょっと今までの子ども・子育て会議がどうであったかというところを記憶していないのですけれども、子どもとか幼児教育という関係の方ではないということでございまして、これはどういったことで委嘱をされているんでしょうか。

辻本子ども教育部、教育委員会事務局副参事(子ども教育経営担当)

 説明が不足してございました。和泉准教授におきましては、経営経済学の視点からさまざまな研究をいただいている学識経験の方でございます。以前から、保育料等の関係でございますとか中野区の審議におきましても御参画をいただいて、御発言等をいただいていた方ということでございます。1期目につきましても、保育料の基本的考え方ということで、取りまとめに当たっていただいたということでございます。

小宮山委員

 子ども・子育て支援事業計画というのは、とりあえずでき上がっていると思うんですけれども、これもまた2年間この会議が続くということで、しばらくは子ども・子育て会議は開催していくということでよろしいんでしょうか。

辻本子ども教育部、教育委員会事務局副参事(子ども教育経営担当)

 子ども・子育て会議におきましては、条例設置ということで、区長の附属機関ということでございます。法におきましても、設置を努めることということで規定もされている内容ということで、2年間継続いたします。今後は、今、委員御指摘の計画等につきましては、その進捗等の審査というんでしょうか、意見などもお伺いすることになるということでございます。

委員長

 他に質疑はございますか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 なければ、以上で本報告について終了いたします。

 続いて、2番、中野区立図書館指定管理者候補者の選定結果についての報告を求めます。

辻本子ども教育部、教育委員会事務局副参事(子ども教育経営担当)

 それでは、中野区立図書館指定管理者候補者の選定結果につきまして、資料(資料3)に基づき御報告申し上げます。

 28年度から新たな指定管理者を選定するということで、「中野区公の施設に係る指定管理者の指定手続に関する条例」に基づきまして、区立図書館(8館)を一括して管理をいたします指定管理者候補者の募集選定を行いましたので、御報告するものでございます。

 本委員会におきましては、6月30日に募集をするということで御報告を申し上げまして、その後、1に記載のとおり経過を経まして、最終的に、2に記載の2事業体から応募をいただいたものでございます。

 選定方式は3に記載のとおりでございます。公募によるプロポーザル方式ということで、庁内に設置をいたしました選定委員会並びに外部の専門家によります財務診断等を行いまして、選定をいたしました。

 選定結果ということでは4番に記載のとおりでございます。ヴィアックス・紀伊國屋書店共同事業体ということでございます。この事業体につきましては、現在指定管理を担っている団体ということございます。

 指定管理者の指定期間は、平成28年4月1日から5年間ということを予定してございます。

 今後の予定でございますが、第4回定例会に議案として提出をさせていただきまして、御意見等を賜りましたら、年明け2月、3月にかけまして協定の締結、4月から指定管理者の業務開始を予定しているものでございます。

 報告は以上でございます。

委員長

 ただいまの報告に対し、質疑はございますか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 なければ、以上で本報告については終了いたします。

 3番、中野区立南部障害児通所支援施設の指定管理者の募集についての報告を求めます。

永田子ども教育部副参事(子育て支援担当)

 それでは、中野区立南部障害児通所支援施設の指定管理者の募集につきまして、お手元の資料(資料4)によりまして御報告をさせていただきます。

 1、対象施設の名称は、中野区立南部障害児通所支援施設。所在地は、中野区弥生町五丁目5番2号でございます。実施事業は、児童発達支援事業、放課後等デイサービス事業、その他、区長が必要と認める事業でございます。

 2、管理運営につきましては、民間事業者の持つ専門性やノウハウを活用し、効果的かつ効率的にサービス提供を行うため、指定管理者による管理運営方法といたします。指定管理期間は、平成28年9月1日から平成33年3月31日までの4年7カ月間でございます。指定管理期間は5年間が原則とされておりますが、9月からの開始であり、終了の時期を会計年度と合わせるため、最初の期間につきましては4年7カ月間としたものでございます。

 3、選定方法につきましては、指定管理者による柔軟性に富んだ事業の提案や展開を求めることから、企画提案公募型事業者選定方式を採用し、中野区公の施設に係る指定管理者の指定手続きに関する条例等に基づき選定することといたします。

 4、今後のスケジュールといたしましては、11月上旬に募集を開始し、12月上旬に応募締め切り、平成28年1月中旬に指定管理者候補者の選定をいたします。2月の区議会第1回定例会に指定管理者の指定の議案を提出させていただき、6月から8月にかけて事務引き継ぎ等開始準備の後、9月に指定管理者による業務開始を予定しております。

 御報告は以上でございます。

委員長

 ただいまの報告に対し、質疑はございますか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 なければ、以上で本報告については終了いたします。

 続きまして、4番、第三中学校・第十中学校統合新校改築にかかる基本構想・基本計画策定支援業務委託についての報告を求めます。

板垣教育委員会事務局副参事(学校再編担当)

 それでは、第三中学校・第十中学校統合新校改築にかかる基本構想・基本計画策定支援業務委託について御報告をさせていただきます。(資料5)

 第三中学校・第十中学校統合新校の改築については、校舎や屋内運動場などの学校施設だけでなく、立地条件や敷地の有効活用を踏まえて、下記のとおり基本構想・基本計画策定支援業務委託契約の手続を進めていきます。

 記といたしまして、1番。導入を予定している機能としましては、図書館機能、教育センター機能、子ども家庭支援センター機能でございます。

 2、今後のスケジュール(予定)でございますが、平成28年7月、基本構想・基本計画策定。引き続きまして、平成28年・29年度で基本設計・実施設計策定。平成30年4月1日に学校を統合いたします。現在の第三中学校の位置で統合新校が開校いたします。平成30・31年度で改築工事を行いまして、平成32年度、竣工・新校舎へ移転。現在の第十中学校の位置でございます。

 報告は以上でございます。

委員長

 ただいまの報告に対し、質疑はございますか。

いさ委員

 この導入を予定している機能のそれぞれについてなんですけれども、詳しい話というのはこれからということでしょうか。どこまで決まっているとかありますか。

板垣教育委員会事務局副参事(学校再編担当)

 詳しくどういうものというところは、これからということになるかと思います。

久保委員

 前回の補正予算で繰越明許をかけた基本計画のことなのだと思っております。その時点では、図書館機能というようなことはここの委員会でも話題になっていたところですけれども、今回、この教育センター機能とか子ども家庭支援センター機能ということが初めて委員会の中では御報告をされているのかなというふうに思っておりまして、第3回定例会のときにはそこまでのお話はなかったように思っておりましたので、大分短期間の間にこういった検討が進められてきているのかなというふうに考えておりますけれども、来年の7月までに基本計画を策定するということでございますので、かなりタイトなスケジュールであると思いますが、今まで区の方針といいますか、その中で教育センター機能や子ども家庭支援センター機能を施設として一緒にするとか、また、今、教育センターをリニューアルしている最中であるかと思いますので、そことの関係性などもあるかと思うんですが、かなりこれは大きな方針を示しているところかなというふうに思うので、この辺の経緯について御説明いただければと思います。

板垣教育委員会事務局副参事(学校再編担当)

 まず、この第十中学校の改築に当たりましては、前回の補正予算の繰越明許とさせていただいた説明の際に、空間を有効活用することでありますとか、それからここの第十中学校の立地条件等を見まして、かなり交通の便もいいということ。それから山手通りに面しているということで、容積率が高いというようなことで。学校施設のみならず、他の施設との併設についても検討をしているというような御報告をさせてもらったところですが、今回、子ども家庭支援センター、教育センター等を併設とした理由としましては、区では、平成27年度から教育センター機能を強化して、教育相談、就学相談、適応指導と、一体的に実施して、不登校児童・生徒への早期対応、あるいは多角的な相談支援を進めることとしております。また、育児不安、児童虐待、不登校、引きこもりなど、子どもや親、それから家庭からの相談等が複雑化、多様化してきているということで、子育て家庭への養育的な支援の強化も望まれている。そういったことから、こうした事業をさらにステップアップしまして、子どもへの教育、それから家庭への支援、そういったものが一体的かつ総合的に提供できる施設を整備していくということで、区民にとってより専門性の高い相談支援体制を確立することができるというような考えのもとに、今回こうした機能を入れるということを予定させていただきたいというものでございます。

久保委員

 非常に求められているところを強化していくという点では、これは考えていかなければいけないところだと思っておりますし、我が会派でもこういった機能強化ということで、過去にも提案をさせていただいたり、あちこち視察をさせていただいているところでもございます。

 ただ、今回の第十中学校の位置的な問題ですね。交通の便ですとか容積率というお話がありまして、非常にそれを効果的に活用するというところで、この案が突如浮上してきたのか、そうではなくて、区として、やはりこういった機能強化のためには新たな施設を開設することが必要であるというふうにそもそもお考えを持っていて、こういった経過になったのかというところは少し違うのかなと思っておりまして、やはり建てかえるから、非常にいい場所なのでこういうことをやろうというのは、ちょっと一瞬、非常に短期間で決めてしまうことが乱暴に思われてしまうようなこともあるのかなと思うわけです。ですので、やはりこれは非常に重要な機関になってくると思いますので、より丁寧にきちんと行っていかねばならないのではないかなと思いますし、また、統合新校がここには開設されるというのが一番の目的ですので、やはりその目的をきちんと果たしていくということが重要になってくると思うんです。ですので、中学校と、これからプラスされる図書館ですとか、教育センター、子ども家庭支援センターのそうした機能が、両方ともがきちんと整備されていることが重要であると思うので、十分にやはりここは検討を深めていかなければならないかと思いますが、その点について、いささか短期間なので心配しているところなんですが、その辺のところはどのように今後進められていく予定でしょうか。

板垣教育委員会事務局副参事(学校再編担当)

 確かに学校の施設というところを、まずやっぱり第一義的に考えていかなくてはいけないというふうに考えておりますが、今回の再編を機に、あるいはここの施設を改築するということに当たりまして、今御説明をさせていただいたような機能をぜひ入れることで、中野区の教育でありますとか子育て支援に対する支援が一層できるのではないかというふうに考えているところでございます。ただ、学校の関係者、あるいは地域に対しては、今、委員から御指摘がありましたところ、きちんと丁寧に理解を得られるように説明等を尽くしていく必要があるのかなというふうに考えております。

久保委員

 ぜひそうしていただきたいと思います。何度も申し上げるようで恐縮なんですが、中野中学校の改築のときに、非常に他の機能等をプラスしたことによって、実際には学校の運営上支障を来すようなことがあったというふうに私たちの会派は思っておりまして、そういったところで、やはりこの機能を強化していくためには、施設を完全に分離していくことも必要ではないかと思っておりますし、そうなってきますと、この構造的な問題というのもさまざま出てくるところではないかと思うので、ここにおいても十分検討がされるべきであるかと思うんですが、その辺についてはいかがでしょうか。

板垣教育委員会事務局副参事(学校再編担当)

 そうですね、そういった具体的な中身につきましては、これから検討をしっかりやっていかなくてはいけないというふうに考えているところです。施設そのものをどういうふうにしていくのか、今言ったような機能がどういうふうにその中に入れられていくのかというようなところにつきましても、きちんと検討しながら、学校運営がまず第一になるというところは基本に置いて検討していきたいというふうに考えております。

久保委員

 要するに、基本計画、その後、基本設計というふうに来年度進んでいきますので、構造においてはそこできちんとお示しいただけると思っているんですけれども、片や学校再編の中で、学校改築、またリニューアル等で、非常に費用的な面でも義務教育基金をきちんと積み立てていくというような方向になっておりまして、ここのやはり改築費用に合わせてこういった機能強化をすることが、またさらに費用がかさんでいくわけですが、そういったところは、今回のこの義務教育基金で、今まで、学校自体の建てかえ等は行うということになっておりますが、この機能強化をするという、プラスされる分、こうしたところの予算に当たってもきちんと示していかなければいけないと思うんですが、その辺はいかがお考えでしょうか。

辻本子ども教育部、教育委員会事務局副参事(子ども教育経営担当)

 予算全体の考え方ということですので私のほうからということなんですけれども、今後、10か年計画の中ではそういった長期的観点に立った予算立てにつきましても検討しながら、また公表もしていくということでございます。学校教育施設のみならず、区全体の施設整備に当たりましての経費全般につきましては、そういったところで整理をしていくということで考えているところでございます。

久保委員

 今はこの教育センター、リニューアルをしていてということで、来年度から機能強化が図られるということになっておりますけれども、子ども家庭支援センターについては、これは庁内に設置されているわけですが、今後、27年度に教育センター機能強化のリニューアルにおいては、子ども家庭支援センターの機能はそこにプラスされるわけではないのではないかなと思っているわけですけれども、そういたしますと、要するに庁内でやっている子ども家庭支援センター、教育センターが、今後開設をされます新校改築の中に機能が入っていくということになりますと、もともとあった施設ですとかそういった機能はどうするのかということもございますので、その辺についてもやはりしっかりと検討していかなければならないのではないかと思うんですが、ここは十分に連携を図りながらやっていただきたいと思いますが、その辺はいかがお考えですか。

辻本子ども教育部、教育委員会事務局副参事(子ども教育経営担当)

 御指摘の跡地の活用等につきましても、やはり区全体の施設の考え方に含まれる内容かと思っております。そういった観点から、教育財産につきましても慎重に検討していきたいということでございます。

久保委員

 跡地と言うと、教育センターはどうするのかと。私は、今機能であるとかそういったところがプラスをされる──例えば、今跡地というふうにおっしゃられると、じゃあ、教育センターは跡地になっちゃうのと。そうではないと思うんですよ。要は、教育センターは教育センターとして残るということも考え方としてあるかもしれませんし、そこのところも含めて検討を深めていかなければならないところだと思うんですが、今の御答弁ですとちょっと飛躍しているのかなと思うんですけれども、大丈夫ですか。

辻本子ども教育部、教育委員会事務局副参事(子ども教育経営担当)

 すみません、土地の活用につきましては訂正させていただきたいと存じます。

 今回お示しさせていただいている内容につきましては、あくまでも機能ということでございまして、今後、どういった活用というんでしょうか、現在ある施設等の活用につきましても含めて、機能強化についてどういった取り扱いをするのか慎重に考えていきたいということでございます。

久保委員

 もう一つ慎重に考えていただきたいことがあるんですが、この導入を予定している機能というのが、今は図書館、教育センター、子ども家庭支援センターということで、ある意味、子ども教育部の中で完結している機能なんですけれども、やはりそこの交通の便ですとか容積率ということを考えると、他の機能もプラスしたほうがいいんじゃないかというようなことが考えとして浮かばないとも限らないと思うのですが、その辺についてはいかがですか。

辻本子ども教育部、教育委員会事務局副参事(子ども教育経営担当)

 庁内でさまざま議論をいたしまして、この三つの機能ということで現在のところは集約をしたということでございます。今後、10か年の中では、さまざまな区全体の施設の機能強化等についても議論をしていくことにはなるんですけれども、今現在、この三中、十中の統合新校にかかわる内容につきましては、この三つの機能ということで考えているということでございます。

久保委員

 中野中学校のときに、体育館ですとかプール開放をしておりまして、あと武道場ですかね。それは開放機能だったと思うんですね、あくまでも。今回は初めての学校における複合施設ということになってくるわけです。やはりこの第一歩が非常に重要ではないかなというふうに考えておりますので、やはり再三になりますけれども、区の、ある意味これから教育ビジョンの改定もございますし、先ほどから副参事のほうからも10か年計画ということが言われております。公共施設の今後のあり方というのも、学校再編の中では非常に重要なテーマになってまいりますので、ここは十分に庁内での議論を深めていただきまして、今後のさまざまな計画に本当にプラスになるようにしていただかなければいけないと思いますので、その辺につきまして、何か今後の検討課題ですとか進捗に合わせての協議のあり方ですとかがあればお答えいただきたいと思います。

辻本子ども教育部、教育委員会事務局副参事(子ども教育経営担当)

 現在、10か年計画の内容につきましては庁内でさまざま議論をしているところでございます。私ども教育委員会子ども教育部におきましては、やはり教育の観点、あるいは子育て支援の観点ということで十分考えまして、庁内におきましても発言をしていきたいということで考えているところでございます。

高橋委員

 希望的観点からお願いするんですけれども、久保委員がおっしゃっていることはもちろん基本的なことだと思うんですけれども、期間が来年7月ぐらいまでのスパンしかないわけだよね。だけど、そこでこれを検討するに当たっては、柔軟性を持って、そしてなおかつ利便性があって、なおかつ教育的見地から、また区民の人たちに喜ばれる施設をつくろうとしていらっしゃるわけでしょう。そうしたら、やっぱり他区とか他市とかそういうところで、今、教育的な施設の複合施設も結構できているから、そういうところもよく研究しながら、逐一、こういうふうに導入を予定していると三つしか書かれていないとこれが先走っちゃうわけですよ、三つしかないんだ、これしか考えないんだって。そうすると、こういうのが先走ると、あと入れていきたくたってなかなか入り込めないことだってあるわけだから、柔軟性を持って考えを伝えていってくれるようにお願いしたいんですけど、どうですか。

辻本子ども教育部、教育委員会事務局副参事(子ども教育経営担当)

 先ほどの答弁と重なりますけれども、この土地につきましては非常に有効活用が図られ得る土地であるということから、教育効果を十分高めていくことを第一義に、今後、区全体としてさらに教育でありますとか子育て施策でありますとか、またさまざまな取り組みを区として行っているものでございますので、総合的に検討して、よりよいものに仕上げていきたいというふうに考えてございます。

高橋委員

 ぜひいちいち面倒くさいと思わないで、子ども文教委員会にもしっかりと報告をしていったり、また児童相談所のことだって、東京都と今後の課題があるわけじゃないですか。そういうのだって、もしかしたらということがあるかもしれないから、きちんと私たちと共有しながら進めていっていただきたいと、これは要望しておきます。

委員長

 委員会を休憩します。

 

(午前10時26分)

 

委員長

 委員会を再開いたします。

 

(午前10時27分)

 

 他に質疑はございますか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 なければ、本報告については終了いたします。

 続いて、5番、中野区立教育センターの目的外使用についての報告を求めます。

石濱教育委員会事務局副参事(学校教育担当)

 それでは、中野区立教育センターの目的外使用について報告をいたします。(資料6)

 教育センターにつきましては現在施設改修を行っております。この施設改修に伴いまして、目的外使用の対象となる部屋が変更となります。そのため名称変更と使用料の額の設定が必要となります。

 目的外使用の対象となるのは、改修前の4室から改修後は研修室A、B、Cの3室となります。使用料は、研修室Aにつきましては午前9時から正午までですけれども1,500円、午後は午後1時から午後5時までですけれども2,000円。研修室Bにつきましては午前が1,200円、午後が1,500円。研修室Cにつきましては午前が500円、午後が700円となります。

 今後の予定ですけれども、目的外使用の使用料につきましては中野区行政財産使用料条例で規定をしていることから、同条例の改正が必要となります。そのため、第4回定例会において議案を提出していくことになります。

 新たな部屋の目的外使用の開始は、平成28年1月21日(木曜日)を予定しております。

 報告は以上でございます。

委員長

 ただいまの報告に対して、質疑はございますか。

久保委員

 使用料改正後、改正前となっているんですけれども、部屋のスペースですとかさまざまな機能ですとか変わるわけですよね。ですから、例えば使用料が上がるとか上がらないとかそういうことではなくて、全く違う目的の使用のことになるのではないかなと思うので、その辺、このペーパーだけ見ると比較が難しくて、なかなか委員会としてもどういう比較をしていったらいいのかというところがいま一つわからないところなんですが。

石濱教育委員会事務局副参事(学校教育担当)

 おっしゃるとおり、部屋そのものが同じ研修室であっても部屋の場所が変わりますので、それに伴いまして部屋の大きさも変わってまいります。そういったこともありますので、使用料の額につきましては、中野区の施設使用料の考え方がございますので、それに基づいた算定をしたものでございます。それに基づきました算定でございますので、今回の算定によりまして、特段使用料自体が上がるとかそういったことではなくて、部屋の大きさに応じて算定した結果この額になったということでございます。資料がわかりにくくて申しわけございませんでした。

久保委員

 資料がわかりにくいというか、多分こうしか表現のしようがないと思うんですが、誤解が生じるといけないので確認をさせていただきました。

 あと、夜間使用をかつてやっていたと思うんですけれども、今回、大幅なリニューアルをして、目的外使用のあり方も見直されるわけですが、夜間使用については今後はどうなるんでしょうか。

石濱教育委員会事務局副参事(学校教育担当)

 教育センターの目的外使用につきましては、利用自体があまり多くないというようなこともございます。経費等の関係から午後5時までの貸し出しという形で夜間使用については見直しをさせていただいた経緯がございます。したがいまして、改修後新たな部屋を貸し出すに当たりましても午後5時までの貸し出しということにしたいというふうに考えております。

久保委員

 管理運営上のこととかさまざまあるんだと思うんですけれども、せっかくリニューアルをして、きれいになったり使い勝手がよくなるということになりますと、場合によっては夜間使用を望む声というのも出てくるのではないかなというふうにちょっと思いましたもので、そういったことをお伺いさせていただきました。ただ、実際のところ管理上厳しいですよね、夜間の使用というのは。

石濱教育委員会事務局副参事(学校教育担当)

 この教育センター施設そのものが午前9時から午後5時まで、本来目的がそういった時間で利用していただいている施設でございますので、目的外使用だけ夜間を認めるという話になりますと、そのための管理経費が別途かかってくるということになりますので、なかなか難しいかなというふうに考えております。

日野委員

 この視聴覚室はニーズがあまりないということでなくなったのか、もしくは機能自体は研修室A、B、Cのどこかに含まれるのかというのはいかがでしょうか。

石濱教育委員会事務局副参事(学校教育担当)

 今回の施設改修そのものが適応指導教室等を整備するために行ったものでございますので、視聴覚室等につきましては、そちらのほうの施設ということで改修していくということになりますので、視聴覚室そのものが今回の改修でなくなるということになります。

日野委員

 今まで、この目的外使用で視聴覚室が使いたいということで、そこを使われていたというところというのはあったんでしょうか。

石濱教育委員会事務局副参事(学校教育担当)

 この視聴覚室そのものが一番この教育センターの中では広い部屋でございますので、それに応じた利用をしたいということはあったと思います。今回の新たに整備する研修室としましては研修室A、これが視聴覚室とほぼ同等の部屋となりますので、そういった意味では、部屋の利用としてはこちらのほうを使っていただければ大丈夫だというふうに考えております。

委員長

 他に質疑はございますか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 なければ、以上で本報告について終了いたします。

 続きまして、6番、中野区軽井沢少年自然の家指定管理者候補者の選定結果についての報告を求めます。

石濱教育委員会事務局副参事(学校教育担当)

 それでは、中野区軽井沢少年自然の家指定管理者候補者の選定結果について説明をいたします(資料7)。

 平成28年度から新たな指定管理者を選定するため指定管理者候補者の募集、選定を行ってまいりました。指定管理者、候補者選定までの経過についてでございますが、6月30日に子ども文教委員会でまず選定をするという報告をさせていただきました後、7月に募集要項を発表いたしました。その後、公募の説明会等を開きまして、8月に応募申請を受け付けました。その後、一次審査、これは書類審査でございます、それから二次審査は面接審査でございます、それから財務診断、そういったことを行いまして候補者を選定いたしました。

 応募申請の状況ですけれども、応募申請数は1事業者でございました。

 選定は、公募によるプロポーザル方式としまして、庁内に設置した中野区軽井沢少年自然の家指定管理者選定委員会におきまして、書類審査、それから面接審査を行うとともに、外部専門家による財務診断を行った上で、指定管理者候補者を選定いたしました。

 選定結果は株式会社旺栄で、現在の指定管理者でございます。

 指定管理者の指定期間は平成28年4月1日から平成33年3月31日までの5年間となります。

 今後の予定といたしましては、第4回定例会に指定管理者の指定に関する議案を提案させていただきまして、同意の議決を得られましたらば、基本協定、それから年度協定を締結しまして、来年4月から指定管理者による業務を開始してまいります。

 報告は以上でございます。

委員長

 ただいまの報告に対し、質疑はございますか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 なければ、以上で本報告については終了といたします。

 次に、7番、その他で何か報告はございますか。

永田子ども教育部副参事(子育て支援担当)

 児童虐待防止推進月間の取り組みにつきまして、口頭にて御報告させていただきます。

 11月は児童虐待防止推進月間でございます。区といたしましては、児童相談所や大学など関係機関の御協力をいただき、広く区民への普及啓発の取り組みといたしまして、中野駅前でのオレンジリボンキャンペーン、帝京平成大学の学園祭でのオレンジリボン運動、その他、子育て講演会などの実施を予定しております。また、区議会議員の皆様におかれましても、オレンジリボンのバッジを配付させていただきますので、この期間中の着用につきまして御協力をいただければ幸いでございます。

 御報告は以上でございます。

委員長

 ただいまの報告に対し、質疑はございますか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 なければ、以上で本報告について質疑を終了いたします。

 他に報告はございますか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 なければ、以上で所管事項の報告を終了いたします。

 審査日程のその他に入ります。

 委員会を暫時休憩いたします。

 

(午前10時36分)

 

委員長

 再開いたします。

 

(午前10時37分)

 

 休憩中に御確認いただきましたとおり、次回は第4回定例会中の委員会とし、急な案件が生じた場合は正副委員長から連絡をさせていただくということにしたいと思いますが、これに御異議ございませんか。

 

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 御異議ございませんので、そのように決定をいたします。

 以上で本日の日程は終了しますが、各委員、理事者から何か発言はございますか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 なければ、以上で子ども文教委員会を散会いたします。

 

(午前10時37分)