平成27年12月02日中野区議会総務委員会(第4回定例会)
平成27年12月02日中野区議会総務委員会(第4回定例会)の会議録
27.12.02 総務委員会

中野区議会総務委員会〔平成27年12月2日〕

 

総務委員会会議記録

 

○開会日 平成27年12月2日

 

○場所  中野区議会第1委員会室

 

○開会  午後1時00分

 

○閉会  午後4時02分

 

○出席委員(9名)

 若林 しげお委員長・

 ひやま 隆副委員長

 内野 大三郎委員

 いでい 良輔委員

 平山 英明委員

 南 かつひこ委員

 いながき じゅん子委員

 大内 しんご委員

 長沢 和彦委員

 

○欠席委員(0名)

 

○出席説明員

 副区長 川崎 亨

 副区長 本田 武志

 政策室長 髙橋 信一

 政策室副参事(企画担当) 海老沢 憲一

 政策室副参事(基本計画担当) 森 克久

 政策室副参事(予算担当) 黒田 玲子

 政策室副参事(広報担当) 酒井 直人

 政策室副参事(業務改善担当) 中谷 博

 経営室長 篠原 文彦

 危機管理担当部長 小田原 弦

 経営室副参事(経営担当) 朝井 めぐみ

 経営室副参事(人事担当) 伊藤 政子

 経営室副参事(施設担当) 宮﨑 勇一郎

 経営室副参事(行政監理担当) 田中 謙一

 経営室副参事(経理担当) 伊藤 廣昭

 会計室長 古屋 勉

 選挙管理委員会事務局長 長﨑 武史

 監査事務局長 小谷松 弘市

 

○事務局職員

 事務局長 小田 史子

 事務局次長 堀越 恵美子

 書記 東 利司雄

 書記 田中 寛

 

○委員長署名


審査日程

○議案

 第78号議案 平成27年度中野区一般会計補正予算

 第79号議案 中野区行政財産使用料条例の一部を改正する条例

 第80号議案 清掃事務所車庫及び仮称弥生町六丁目公園の整備に伴う旧国家公務員宿舎解体工事

        請負契約

○陳情

〔継続審査分〕

 第5号陳情 平和の森公園に中野体育館が移転することについて

 第6号陳情 平和の森公園に中野体育館を建設することについて

 第8号陳情 平和の森公園に中野体育館を建設することについて

 第9号陳情 平和の森公園に中野体育館を建設することについて

 第10号陳情 平和の森公園に中野体育館を建設することについて

 第11号陳情 中野平和の森公園の保全について

 第12号陳情 平和の森公園のあり方について

○所管事項の報告

 1 空家等の対応及び活用に係る基本的な考え方について(企画担当)

 2 「中野区基本構想検討素案」及び「新しい中野をつくる10か年計画(第3次)(素案)」に

係る意見交換会の結果について(基本計画担当)

 3 平成28年度予算で検討中の主な取り組み(案)について(予算担当、業務改善担当)

 

委員長

 定足数に達しましたので、本日の総務委員会を開会します。

 

(午後1時00分)

 

 傍聴希望者が15名を超えましたので、希望者全員の傍聴を許可することに御異議ありませんか。

 

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 御異議ありませんので、そのように決定いたします。

 本定例会における審査日程及び3日間の割り振りについて協議したいので、委員会を休憩します。

 

(午後1時00分)

 

委員長

 委員会を再開します。

 

(午後1時01分)

 

 本定例会における委員会の審査日程についてお諮りします。

 お手元に配付の審査日程(案)(資料1)に沿い、1日目は議案、陳情の審査後、所管事項の報告の3番まで、2日目は残りの所管事項の報告以下を行い、3日目は審査の状況を見ながら改めてお諮りしたいと思いますが、これに御異議ありませんか。

 

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 御異議ありませんので、そのように進めます。

 なお、審査に当たっては、3時ごろに休憩を入れ、5時を目途に進めてまいりたいと思いますので、よろしく御協力をお願いいたします。

 議案の審査を行います。

 初めに、第78号議案、平成27年度中野区一般会計補正予算を議題に供します。

 なお、本議案は当委員会に付託されていますが、厚生、建設、子ども文教委員会で関係分を審査し、賛成多数となった意見があれば総務委員会に申し送られることになっておりますので、御承知おきください。

 それでは、本件について理事者の補足説明を求めます。

黒田政策室副参事(予算担当)

 それでは、第78号議案につきまして説明をさせていただきます。お手元の補正予算の議案書10ページをごらんください。一般会計予算案の歳入歳出予算事項別明細書でございます。

 歳入歳出とも、それぞれ7億7,553万7,000円を追加計上するものでございます。

 補正後の予算額につきましては、歳入歳出とも1,390億6,363万5,000円となってございます。

 歳入予算でございますが、まず、第13款国庫支出金でございます。2億3,428万3,000円が追加、14款都支出金でございますが、1億4,437万2,000円の追加、15款財産収入は1億2,088万円の減額となっております。17款繰入金は1億7,956万円の追加を行いまして、このうち財政調整基金は2,056万円を繰り入れるものでございます。19款諸収入は3億3,820万2,000円で、貸付金の元利収入となっております。詳しくは、歳入歳出を加えまして16ページからの説明を行わせていただきます。

 16ページをごらんください。

 2款経営費、4項選挙費でございます。こちらのほうは、補正予算額217万7,000円の追加の補正をお願いするものでございます。説明欄にございますように、選挙年齢が18歳以上になったことから、選挙人名簿のシステムの改修を行うものでございます。国庫支出金は経費の2分の1あまり、108万8,000円となっております。

 次に、18ページ、3款都市政策推進費、3項中野駅周辺まちづくり費でございます。こちらは6億3,154万円の追加補正をお願いするものでございます。

 こちらにつきましては、説明欄にございますが、中野駅新北口駅前広場用地の追加取得経費についてでございます。当初予算では960平米の用地を購入する予定でございました。国の社会資本整備総合交付金、国の補助金ですね、こちらのほうは当初の予定から上回って交付される内示がございましたことから、今回補正で383平米の用地の追加取得をお願いするものでございます。最終的には1,343平米の用地の購入を予定するものとなっております。

 特定財源のところでございます。先ほど申しました社会資本整備総合交付金でございますが、国庫支出金となります。1億840万円の追加となっております。また、都支出金は都市計画交付金でございまして、1億3,197万5,000円の追加、財産収入は区が購入しました用地から、JRが駅前広場して保有すべき用地について今年度売却する予定でおりました。この用地が当初は260平米の売却を予定していたものでございますが、実際はJRの実測に基づきまして、買い取り予定が150平米に減りましたことから、110平米を売却する必要がなくなったところでございます。この110平米の売却分の財産分の財産収入が減ったということで、減額の1億2,088万となっております。

 ほかの財源としましては、まちづくり基金より、繰入金のところでございますが、7,300万円を繰り入れる予定でございます。諸収入につきましては、3億3,820万2,000円となっておりますが、こちらは買い取るところの用地でございますが、現在は土地開発公社が取得しております。この土地開発公社が用地を取得している経費につきまして、区のほうで現在用地費について貸し付けを行っておりますので、土地開発公社から用地を買い取る時点で経費の戻りがございますので、この経費について今回の用地費の財源として充てるということで、3億3,820万円2,000円を諸収入として充当したものでございます。

 次に、20ページをごらんになってください。6款子ども教育費、4項保育園・幼稚園費でございます。こちらの経費でございますが、1,575万円を東京都に返還するものとなっております。平成26年度に小規模保育園8園を整備いたしました。これに基づきまして東京都からの補助金を受けているものでございますが、実際の経費を超えて補助額の交付があったために、その部分の返還を行うものでございます。

 続きまして、6款子ども教育費、5項子ども教育施設費でございます。こちらのほう、説明欄にございますように小・中学校の体育館等の非構造部材の耐震対策工事を実施するものでございます。当該校の非構造部材の耐震対策工事につきましては、今年度は実施設計を行っております。この実施設計の結果が来たところでございますが、当初予定以上に工事の期間のかかることが判明しましたために、来年度の学校行事等への影響を考慮しまして、本年度に前倒しをして工事の準備等にかからせていただきたいというようなものでございます。経費につきましては、今年度は工事経費のおよそ4割に当たる1億2,390万6,000円を追加で計上させていただきたいというふうに考えております。

 財源としましては、国からの補助金が学校施設環境改善交付金が2,479万5,000円、東京都からの補助金が1,239万7,000円で、繰入金としまして義務教育施設整備基金から8,600万円を財源として充当するものでございます。

 次に、22ページをごらんになってください。7款健康福祉費、5項生活援護費でございます。こちらのほうも説明欄をごらんになってください。自立支援ということで、就労等自立支援事業の中にございます、今年度当初から予算で計上しておりました中学生や小学生等の学習支援事業を取り組んだところでございます。中学生につきましては、予定しました人数に比べ多数の申し込みがございまして、結果的には抽選により受講者を決定したところとなっております。事業の目的が、経済的理由により学校以外の学習機会のない子どもへ学習の機会を提供するということで、貧困の連鎖の防止を図るということになっておりますので、抽選により利用できなかった中学3年生の30名について、冬期の集中学習講座実施をお願いしたいと思っております。これによりまして都立高校受験の支援を行いたいというふうに考えてございます。

 次に、24ページをごらんになってください。こちらは繰越明許費調書となっております。3款の都市政策推進費、3項中野駅周辺まちづくり費でございます。こちらは中野駅地区第2期整備先行工事の一部におきまして、年度内に工事が終了しない見込みとなったために、工事費の限度額を翌年度に繰り越すものでございます。この工期が伸びた要因としましては、契約が不調となったものでございます。

 次に、26ページ、債務負担行為調書となっております。こちらは先ほど子ども教育施設費のところで御説明しました小・中学校の非構造部材耐震対策工事でございますが、今年度工事費の4割程度を計上を補正でお願いしますので、来年度に向かいまして最終的な残りの6割分を1億8,615万1,000円を限度としまして、債務負担行為として計上をお願いするものとなっております。

 以上で補正予算案の補足説明とさせていただきます。よろしく御審議のほう、お願いいたします。

委員長

 これより本件に対する質疑を行います。質疑はありませんか。

長沢委員

 18ページ、19ページのところです。御説明ありましたけれども、財産収入が1億2,000万円余減額になっている。理由としましては、JRとの売却をする予定のところが、JR側の実測により、JRが取得する部分が減ったから、財産収入として見込んでいたお金が入ってこなくなったと、そういうお話でした。これは実際に中野区とJRの、いわゆる駅前広場のどこの部分のところの土地の売買ということになるんですか。

黒田政策室副参事(予算担当)

 この実測を行っておりますのは、現在のJRの中野駅北口、南口のところの実測を行いまして、減額しましたところの該当の110平米でございますが、そちらのほうは全体としての敷地面積ということでございますので、箇所としてここの箇所が減額したというふうにはちょっと御説明ができません。

長沢委員

 ここで事業名と出ているのは、中野駅新北口広場用地取得ということで出ていますけれども、今のあれだと、南口も含めて調査をされたということですか。

黒田政策室副参事(予算担当)

 JRの用地取得の部分につきましては、北口、南口含めて実測を行ったものでございます。

長沢委員

 それで実際の部分がというので、じゃあ、もともとJR側に売る予定であった260平米というのは、あくまでも北口の部分。110平米自身が減った、要するにJR自身のものとして実測したら、もともとJRのものだったと。つまり、区のほうから買い入れる必要はないと。それは北口の部分だけでいいんですか。

黒田政策室副参事(予算担当)

 JRは北口と南口全体としてもともと持っている平米数がございます。そこの部分に対して、不足部分として260平米を予定していたものでございますので、北口の部分が減ったというような特定の箇所としては、先ほど申しましたが、御説明としてはできないところでございます。

長沢委員

 じゃあ、JRが実測によるということで、JRが調べたところ、はかったところ、そういうことだったと。年度当初はそうではなかったわけですよね。年度当初、区は何に基づいてこういうやりとりを、260平米JRが足りないから、そこを買ってもらうということを決めたということになるんですか。その根拠は何なんですか。

黒田政策室副参事(予算担当)

 都市計画上の数値等を参考にしまして、協議の中で決めております。JRの用地の中にもJRの建物がついております、JRの屋根が出ている部分があって、その下の駅前の広場の部分等をどう実測するかといったところが、計画地の中で計画の基準に基づいて計算しておりますので、今回実際に実測を行ったところ、その差が出てきたというところでございます。

長沢委員

 以前にもJRとのやりとりで、今言った屋根の部分の下に下水だか何かがあって、あのときも繰り越しでしたかね、時期的に予算執行が遅くなったということがあったと思うんですけれども、そのときにそういう調査をもしはかっていたら、今回の27年度の当初予算では、一定のこういったことが起こり得ない、避けることはできたんではないかと思うんですけれども、その辺についてはどうなんですか。

黒田政策室副参事(予算担当)

 今年度の当初予算では、都市計画上の面積を基準に用地面積を出しているということで、先ほども御説明しておりましたけれども、今回はその後に実測を行ったということで、この予算での積算の場合には実際の数値がわかっておりませんでしたから、その一定の面積の基準のもとに計上していくというようなことが区としての考え方の中ではお示しできる段階であったというふうに考えております。

長沢委員

 この値段というのはどういうふうにしているんですか、工事としての価格、評価、それは年度当初のときと今回のときと変わるということはないんですか。年度当初のときの価格でということなんですか。

黒田政策室副参事(予算担当)

 価格としては変更ございません。

平山委員

 同じところなんですけれども、財産収入が当初260万円だったのが、150億円で良くなって、1億2,088万円か、減額になりましたと。これ、もともとの予算で見れば、要はここはこの売却益を当て込むということになっていたわけですよね。しかしながら今回、予想以上に国庫補助が来ることになったので買い足したいということなんですけれども、補助率というのは変わらないんですか。いわゆる想定していた少し割り落としみたいなものも考えた上で、予算上想定していたものよりも率が上がったのか。想定よりも多く来る国庫補助というのは、どういったものなんですかね。

黒田政策室副参事(予算担当)

 国庫補助の考え方としての補助率は、55%ということで変更ございません。ただ、実際に国の補助金の予算の範囲の中で決められますので、3億円を予定していたものが2億円来た場合には、国としては2億円を55%として想定できる用地を今回対象事業として認めたというような中身になります。そういった意味では、少なく来たときには、その55%を区が逆算して考えますと、対象事業としては減っている。ただ、今回はそういった動きが昨今あるというような情報がもうありましたので、区としては今後の計画を考えてなるべく多くの土地を購入する予定であるし、そういった計画を強力に進めていきたいということは国庫補助の協議の段階から強く要望していたところでございます。

平山委員

 そうですよね。想定よりは今度は少なくなる場合だってあり得るわけですから、国から示されたものが多かった場合には、将来を見越してやる予定の事業であれば、そのような判断が妥当かと思うんですけれども、一方で、マイナスになっちゃった1億2,000万円分は、これはもう繰入金でカバーするしかないというふうに今回なっている、そういう理解でいいですか。

黒田政策室副参事(予算担当)

 はい。今回マイナスになったところは、今回わかったところですと、区が本来買うべき土地というようなことでございますので、委員の御指摘のとおり、一般財源で見ていくというようなものになります。

委員長

 他に質疑はありませんか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

 委員会を休憩します。

 

(午後1時20分)

 

委員長

 委員会を再開します。

 

(午後1時21分)

 

 まだ厚生委員会と建設委員会から報告が来ていませんので、休憩中に御協議いただいたとおり、第78号議案の審査を一旦保留し、第79号議案を先に審査したいと思いますが、御異議ありませんか。

 

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 御異議ありませんので、第78号議案を一旦保留とします。

 次に、第79号議案、中野区行政財産使用料条例の一部を改正する条例を議題に供します。

伊藤経営室副参事(経理担当)

 それでは、第79号議案、中野区行政財産使用料条例の一部を改正する条例につきまして補足説明をさせていただきます。

 今回の改正は、教育センターの目的外使用に係る施設及び使用料を改めるものでございます。お手元に配付させていただきました資料(資料2)、新旧対照表に基づき御説明をさせていただきます。右側が現行、左側が改正案となってございます。

 今回の改正は、適応指導教室が教育センター内に移転することにより施設改修を行ったものでございまして、施設改修に伴い、これまでの研修室二、三、四は適応指導教室の占有室として使用することとなります。そのため、地下の視聴覚室、教材開発研究室及び視聴覚準備室、1階の教科書教育資料室の一部を改修し、研修室A、B、Cといたしまして施設使用料を徴収するものでございます。使用料につきましては単位時間ごとに定め、使用料額につきましては、それぞれ計算式に基づき算出し、記載の金額となってございます。

 なお、本条例の施行期日は、平成28年1月1日でございます。

 補足説明は以上でございます。よろしく御審議のほどお願い申し上げます。

委員長

 これより本件に対する質疑を行います。質疑はありませんか。

いでい委員

 現在の研修室A、B、Cにおける稼働率だとか、その使用の頻度についてお答えください。

伊藤経営室副参事(経理担当)

 平成26年度の数字でございますけれども、目的外使用の使用状況につきましては年間150件程度、そのうち無料については30件弱でございました。

いでい委員

 目的外使用のと今限定されてお答えしましたけれども、その意味は何ですか。

伊藤経営室副参事(経理担当)

 今回条例を提案させていただきますのが目的外使用というような形でなってございまして、通常ですと教育センターのこちらの部屋につきましては、いわゆる目的内で使用してございます。それ以外の期間で貸し出しができるものとして計算したものが、今お答えさせていただきました数字となってございます。

いでい委員

 今回こうやって条例の一部を改正する条例が適用されることによって生まれる効果は、どのようなことになりますか。

伊藤経営室副参事(経理担当)

 今回の改修でございますけれども、所管からの話ということにはなりますけれども、これまで南部教育相談室、それと北部教育相談室におきまして適応指導教室というのがございましたけれども、そこを一括で教育センターに集約することによって、教育相談、就学相談、適応指導を一体的に実施、不登校児童・生徒への早期対応及び多角的な相談支援を進めることとなったということで聞いてございます。

いでい委員

 そうしますと、効果は広がりつつあると。そして、これに対する効果はとても大きいと。それに対して金額が値上がりするということについては、その意欲が削がれたり、また活動が限定的になったり、縮小したりする可能性というのはどのように考えていますか。

伊藤経営室副参事(経理担当)

 今回、部屋のほうの研修室二、三、四をA、B、Cに変えるということでございますけれども、部屋自体を全く変更するということでございます。と申しますのは、適用指導教室を移転するということが第一義目的でございまして、それに伴いまして研修室A、B、Cを新たに設置するものでございます。これにつきましては、これまでの面積を上回った面積という形になってございます。

いでい委員

 ということは、さらに利用料は上がったけれども、活動の範囲が広がると、もっと効果が出るだろう、そういったお考えということでいいですか。

伊藤経営室副参事(経理担当)

 そのように考えてございます。

長沢委員

 ちょっと確認させてください。これは目的外利用だから当委員会の行政財産使用料の条例として出ているということですね。所管、通常使うのは無料であるから、それは所管の子ども文教、教育センターは教育センターの条例があるんだよね。確認したいのは、要するに平米数が大きく変わったということで、この金額、現行と改正案の違いが出ているのかなと思います。研修室Cというのはどこの場所かはちょっとわからないけれども、これについては現行よりも使い方が、平米が減ったのかわからないけれども、そういう理解でいいのか。つまり、これまでの使用料の条例改正、3年に一度見直ししてということでしましたよね。おととしぐらいでしたかね、去年かな。その基準は変えていないんですよね、今回。

伊藤経営室副参事(経理担当)

 施設使用料の見直しの考え方につきましては、変更してございません。

平山委員

 もともとこれ目的外使用で、旧となるんですかね、研修室二、三、四を御利用されていた方々、利用目的というのは、どういったものが多かったんですかね。

伊藤経営室副参事(経理担当)

 詳細には伺っていませんけれども、例えばコーラスであったりとか、あるいは研修であったりとか、そういったことで考えてございます。

平山委員

 いや、そもそもの目的内の利用に合わせて形態を変えられたわけだから、それはそれで正しいことだし、そうであらなければならないというのはわかるんですけれども、通常の目的の達成のために仕様を変えられた。だから、目的外使用の場合も部屋の大きさが変わっちゃったわけですよね。これまでよりも広くなっちゃった。だから、広い値段に合わせて公平に部屋を貸し出すためには、その基準に合わせた値段にしなければいけない。だけれども、先ほどいでい委員も少しおっしゃっていましたけれども、今まで使っていた人たちがいるわけじゃないですか。いや、600円だったから、800円だったから、この適度な部屋だったからという方々もいらっしゃったのかなとも思ったりして、そういう御意見というのはお聞きになられて、例えば近隣施設の御案内とか、そういった形で御対応されたりとかということはあったんでしょうか。

伊藤経営室副参事(経理担当)

 これまで利用者の方に対しては詳細には伺っていませんけれども、今後目的外使用を定期的に行っている団体の代表者の方につきましては、12月中にそういった内容について周知をするといったようなことで所管のほうからは聞いてございます。

平山委員

 ぜひ丁寧にやっていただきたいなと。どこどこの目的によって目的外で貸し出す施設の仕様が変わっちゃったりしたときに、何々できる部屋がなくなっちゃったんだよというようなお話を僕ら受けたりもするんですよ。だから、より丁寧にそこは利用されている方々に御対応をお願いしたいなと思いますけれども、改めてよろしいですか。

伊藤経営室副参事(経理担当)

 そのような対応をさせていただきたいと思っております。

委員長

 他に質疑はありませんか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 質疑がなければ、取り扱いを協議したいと思いますので、委員会を休憩します。

 

(午後1時31分)

 

委員長

 委員会を再開します。

 

(午後1時31分)

 

 質疑はありませんか

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 質疑がなければ、質疑を終結します。

 次に、意見の開陳を行います。意見はありませんか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 なければ、意見の開陳を終結します。

 次に、討論を行います。討論はありませんか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 なければ、討論を終結します。

 これより本件について採決を行います。

 お諮りします。第79号議案、中野区行政財産使用料条例の一部を改正する条例を原案のとおり可決すべきものと決することに御異議ありませんか。

 

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 御異議ありませんので、そのように決します。

 以上で第79号議案の審査を終了します。

 次に、第80号議案、清掃事務所車庫及び仮称弥生町六丁目公園の整備に伴う旧国家公務員宿舎解体工事請負契約を議題に供します。理事者の補足説明を求めます。

伊藤経営室副参事(経理担当)

 それでは、第80号議案、清掃事務所車庫及び仮称弥生町六丁目公園の整備に伴う旧国家公務員宿舎解体工事請負契約につきまして補足説明をさせていただきます。お手元の資料(資料3)に基づき御説明させていただきます。

 本議案につきましては、議会の議決に付すべき契約案件、予定価格1億8,000万円以上の工事契約と工事の請負ということで今回御提案をさせていただくものでございます。

 工事件名は、清掃事務所車庫及び仮称弥生町六丁目公園の整備に伴う旧国家公務員宿舎解体工事請負契約でございます。工事場所は、中野区弥生町六丁目1番、工期は平成28年8月31日。

 工事概要は、国家公務員宿舎の解体。1号棟から食堂棟までございまして、1号棟RC5階建て、延べ面積666平米から、以下お読み取りをいただきたいと思います。

 契約金額は、消費税相当額を含み、2億1,362万4,000円でございます。契約者は、株式会社内村工業でございます。

 契約の方法は、総合評価方式、一般競争入札、予定価格は消費税相当額を含み、2億6,673万8,400円でございます。

 契約者の営業概要は、表にお示ししたとおりでございます。本入札には10事業者から申し込みがございました。

 なお、裏面に入札経過調書を添付してございます。補足説明については以上でございます。よろしく御審議のほどお願い申し上げます。

委員長

 これより本件に対する質疑を行います。質疑はありませんか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 質疑がなければ、取り扱いを協議したいと思いますので、委員会を休憩します。

 

(午後1時34分)

 

委員長

 委員会を再開します。

 

(午後1時35分)

 

 質疑はありませんか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 なければ、質疑を終結します。

 次に、意見の開陳を行います。意見はありませんか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 なければ、意見の開陳を終結します。

 次に、討論を行います。討論はありませんか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 なければ、討論を終結します。

 これより本件について採決を行います。

 お諮りします。第80号議案、清掃事務所車庫及び仮称弥生町六丁目公園の整備に伴う旧国家公務員宿舎解体工事請負契約を原案どおり可決すべきものと決することに御異議ありませんか。

 

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 御異議ありませんので、そのように決します。

 以上で第80号議案の審査を終了します。

 次に、陳情の審査を行います。審査の進め方について協議したいので、委員会を休憩します。

 

(午後1時36分)

 

委員長

 委員会を再開します。

 

(午後1時36分)

 

 陳情の審査につきましては、休憩中に御協議いただきましたとおり、7件の陳情は一括して議題に供したいと思いますが、よろしいでしょうか。

 

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 では、そのように進めます。

 第5号陳情、平和の森公園に中野体育館が移転することについて、第6号陳情、平和の森公園に中野体育館を建設することについて、第8号陳情、平和の森公園に中野体育館を建設することについて、第9号陳情、平和の森公園に中野体育館を建設することについて、第10号陳情、平和の森公園に中野体育館を建設することについて、第11号陳情、中野平和の森公園の保全について、第12号陳情、平和の森公園のあり方についてを一括して議題に供します。

 なお、第5号陳情については、前回の審査から署名が追加され、計3,123筆の署名が、第11号陳情についても署名が追加され、計3,035筆の署名が添えられておりますので、御承知おきください。

 これより、本件に対する質疑を行います。質疑はありませんか。

長沢委員

 初めに、この定例会においても何らかあれ以降の方針というものが出ていないんですけれども、これは想定内のことなんですか。

海老沢政策室副参事(企画担当)

 今年度のスケジュールでございますが、整備の基本構想、整備基本計画ということを検討し、基本構想の案ができた段階で区民の方々、あるいは議会にお示ししながら議論を進めていこうという予定でございましたが、現状で申し上げますと、導入施設の検討や配置の検討をここまで鋭意進めてきたところでございますけれども、整備に当たっての基本的な方針を満足させるためには、さらに技術的な検討を進める、深める必要があるという判断をしておりまして、いまだ案が固まっていないという状況でございます。したがいまして、区としてしっかり案を整えまして、その段階で報告をし、議論に供したいというふうに考えているところでございます。

長沢委員

 そうすると、以前、ここで言うと6月30日に当委員会で示された、現時点で想定したスケジュール、これは整備構想、整備基本計画、これを年度内にというお話でしたけれども、これはずれるということになりますか。

海老沢政策室副参事(企画担当)

 スケジュールにつきましては、今のところ年度内に鋭意それを進めるということで、検討を進めていきたいというふうに考えてございますが、まだたたき台というか、案をつくる段階までには至っていないということでございます。

長沢委員

 この後、所管の報告の中で来年度の予算で検討中の主な取り組み、この中では、新中野体育館の整備と。これは平和の森公園の再整備を計画し、公園内の新しい位置を計画、ここも計画という言い方をしているの。開設は31年度予定というのが出ていたり、当該所管のところで後ほど報告もあるんでしょうけれども、平和の森公園管理事務所、平和資料展示室の閉鎖ということで、管理運営の事務所の廃止をするという案が出ています。そうすると、あそこの場所は管理事務所があそこに何らかのものを持ってくるから廃止をするというふうにも見えるんだけれども、もう一定の配置なんかは、もちろん検討はされているというお話あったけれども、一定のものとしてはもう考えとしてはあると。要するに、管理事務所は邪魔になっちゃうと、あそこを再整備する。そういうふうに見えるんだけれども、そういう理解でいいんですか。

海老沢政策室副参事(企画担当)

 これ、後ほどの御報告ということになりますけれども、管理事務所につきましては、平和公園の管理上の問題でございまして、あそこの管理の体制自体がなかなか組めなくなったとういことで、公園の担当のほうで巡回の管理にしたいということで、巡回の管理をするということになると、管理事務所自体が運営できないということになりますので、一定程度、今、現段階でございますが、将来的には体育館なり施設ができたときに、そういった平和の機能の継承も継続していくということで方針出しておりますので、それまでの間、一定別のところへ移転して運営するというふうに考えてございます。

長沢委員

 後ほど報告があるので、またそのときに伺います。

 もう一つ、スケジュールとの関係においては、これもまだ案としてというか構想も出ていないんだけれども、いわゆる体育館をつくるのであれば、今の少年スポーツ広場のところが想定できるわけでありますけれども、当然ながらこの点については、あそこは縄文でしたか、弥生でしたか、住居が見つかっているところ。当然体育館を整備していくとなれば、あそこの遺跡発掘の調査などを行っていく、そのこと自身はこのスケジュールの中で想定をされているのか。想定しているんだと、当然31年に竣工するなんていうことが難しくなってくるんだと思うんですけれども、この点についてはいかがですか。

海老沢政策室副参事(企画担当)

 配置の想定がまだされていない中で、しっかりしたスケジュールをお示しするということにはなりませんけれども、前回の方針としてお示しした中の現時点想定されるスケジュールの中では、来年度については、少年スポーツ広場を活用する場合には埋蔵文化財の調査が必要だということで、来年度、そういった配置になると仮定しますと、来年中に埋蔵文化財の調査が必要だということでございます。

長沢委員

 仮定、もしそこであったとしたら、このスケジュールそのものが31年の、ここ自身はもうフィックスしちゃっているような話だけれども、これ自身がずれ込む可能性もあるということですよね。

海老沢政策室副参事(企画担当)

 埋蔵文化財調査につきましては、少年スポーツ広場の部分はまだ実施されていないということは事前にわかってございますので、一応28年度の中で想定をしているということでございまして、それを含んだ形で31年度開設ということで現時点で想定しているスケジュールの中に入れてございます。

長沢委員

 それと、本会議の場でうちの委員のほうからも質問させていただきました。繰り返しですけれども、もともとここをつくる上での区民協議会など、それ自身を踏まえるべきなんだろうということを再三にわたって触れさせてもらっています。少なくとも大きな転換を図っていく、再整備をしていくということになりますと、当然ながら区民参加自身をどう保証していくのかと。同じような協議会等、名称はともかく、そういった検討組織を立ち上げるべきではないかという質疑に対して、区長のほうからの御答弁では、自治基本条例に基づいて意見交換会なりパブリックコメントでと、こういう通常の手続内でというお話でもありました。この間、陳情者の方のほうからも申し入れをしたということで、その参考としていただいているものがあります。

 例えば、この中でも触れている緑の基本計画の中では、公園の再整備に当たっての考え方ということが触れられています。この中では、公園の新たな整備の計画としては、リニューアルの整備に当たっては、利用者のアンケートなどを踏まえて公園計画を策定すべきであるとか、あるいは、要するに区民参加をきちんと保証しなさいよと。それに努めるべきだろうということが言われています。この緑の基本計画との関係においては、まだそういったこと自身が取り組まれていないと思いますけれども、じゃあ、一体どの時点でそういった取り組みになるのか。それとも、そういうことは行わない。言ってみれば、自治基本条例に基づいた、それ一辺倒だけで終えてしまう、そういうお考えなんですか。どうなんでしょうか。

海老沢政策室副参事(企画担当)

 まず、今回の計画につきましては、これまでもるる御説明したところでございますが、これまでの区民協議会等の議論された内容を検証して、公園施設として今日的な課題も取り込んだ形での改修というふうに考えてございます。したがいまして、ゼロからのスタートではなく、これまでの考えを継承したものというふうに考えておりますので、一定程度案を提示いたしまして御説明し、議論をしていくということで区としては進めていきたいというふうに考えております。

長沢委員

 一般的な話じゃなくて、緑の基本計画で公園の再編整備、リニューアルについてこうだということを区自身がお決めになった計画案ですよ。それに基づいた形でもやるか、やらないかをはっきり言えないというのは、これはどういうことなんですか。

 

〔「ちゃんと答えろよ」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 傍聴者は静かにしてください。

海老沢政策室副参事(企画担当)

 基本計画との関係ということもございますけれども、先ほど申しましたとおりでございまして、配置というのが非常に、基本的な方針を、考え方の方針を出させていただいていますので、それに基づいた案を提示して、具体的な議論をしていくということがやはり効率的ではないかということで考えているわけでございまして、そういった進め方でやりたいというふうに考えております。

 

長沢委員

 配置がどこになるかというのは決定的に重要だというふうに思っています。というのは、前回も伺ったけれども、じゃあ、仮に少年スポーツ広場のところであったら、水辺の公園、じゃあどうするんですか。今言った重要文化財なり、そういった地籍調査も何も行うんでしょうけれども、そういったもの自身をどうするんですかというふうになっていくと思うんです。ましてや、そこの高さをどうするかといったら、結局周りの外周の樹林帯以上の高いものになったら、あそこの広域避難場所としての効果、機能が結局果たせなくなるという問題も出てくるわけだ。今の緑の基本計画、中野区御自身がつくられた計画においても、そういった公園のリニューアルについてきちんとどうしていくのかということが触れられているわけですよ。それに基づいたことをやっていかなくちゃいけないはずなので、これは強く要望しておきます。

 それで、防災の面についてもう一つ伺いたいのは、これも本会議場で我が会派のほうからも質問させてもらいました。あそこは仮設住宅の場所にも防災計画上はなっています。その計画上においては、応急の仮設住宅の建設用地を3,000平米というふうに充てている。じゃあ、これどうするんですかというところなんだけれども、それについてもはっきりとした確保しますよというお話だけで、どうするのかというので言いました。これも配置図が出ていませんから、仮定の話としても、もともとは少年スポーツ広場のところに想定していたんじゃないですか。所管いないけれども、これ、答えられますよね。

海老沢政策室副参事(企画担当)

 計画としては、平和の森公園内に確保するということでございますので、平和の森公園の中のいずれかの場所に確保するというふうに確認しているところでございます。

長沢委員

 現行も平和の森公園内ということだけで、具体的にどこだということは、そのこと自身は想定していない、考えていなかったということですか。仮にこれ、3,000平米という建設の用地だから、延べ床になるともっと大きいよね。例えば2階建てとか何とかになって、そういったこと自身はいわゆるふたかけ部分のところに建設するというのは、今の現行の地区の防災計画において想定をしていたということですか。

海老沢政策室副参事(企画担当)

 計画する所管ではございませんので、詳しいところは理解しておりませんけれども、平和の森公園の中でそういった仮設住宅の確保をするというところで、それ以上の詳しい内容については理解していないところでございます。

長沢委員

 理解していないと言うけれども、だって、仮設住宅はあそこに建てるんですよね。建てられるかどうかということで、これだって3,000平米ということで、何人を収容するということはここで読み取れないところはあるけれども、一定の数収容していく、それ自身が大きく変わる、これ、地区防災計画との関係においても整合性をとっておかなきゃまずいんじゃないの。

 もうちょっと別のところを聞くけれども、広域避難場所としてこれは3万7,513人がここに避難していきますよと。これ、1人当たり1.25平米になっていますよね、現実に。これが仮に体育館ができたとしても、要するに平米数は減るだろうけれども、3万7,513の地区の防災計画の人数は収容というか、あそこに逃げてきても大丈夫よというお答えですよね。

 ただ、これだって体育館がどれだけの敷地になるのということなるんですけれども、仮に今の少年野球場のスポーツ広場になっている4,200平米がなくなって、今現在の4万六千九百幾つが4万ちょっとになってしまって、4.何ヘクタールの中での避難有効面積になってしまう。1.13か1.14ぐらいになると。もっと大きなものになったら、1そのものになっちゃうということだよ。1弱になったら、これはもうだめだよという話だよね、計画上。わざわざそういうことで有効避難面積を削ることをやるという、これは問題ないんですか。

海老沢政策室副参事(企画担当)

 これも今後の計画の中身になってしまいますので、今確実なことはお話しできないところでございますけれども、現状の中野体育館の建築面積が2,800平米ということでございますので、どういう建て方になるかということで避難有効面積がどの程度減っていくのかということになりますが、現状におきましても、1人1平米を下ることはないだろうなという想定をしているところでございます。

長沢委員

 いやだから、そこも何か防災計画との関係で全く整合性をつけているわけじゃなくて、何か思いつきというか、後付けみたいな形で後でつけていくような、そんなお話にしか聞こえないんですよね。ともかく配置のあれが何も示されていないから。

 もう一つ、防災の関係でいくと、今回のというか6月に示された方針の中では、防災機能として帰宅困難者の一時滞在機能を持たせるというような案もあります。あれば使うよねという程度で、あの3.11のときだって、あの周辺を見たって、そんな大きな帰宅困難者が生じたというわけでもないと思う。ましてや、あの辺は学校もあって、いわゆる避難所として、本当に大きな大震災があったときに、避難所施設の機能を果たせるところは、言ってみれば、総体的に中野区内で見たって極めてそういうものはそろっているような、こういう状況の中で、これはいかがなものかというふうに思うんですよね。ましてや、体育館を含む公園全体として、救援物資の保管、警察、消防の応援隊、自衛隊などの拠点、各種支援団体及び災害ボランティア等が滞在して各種活動を行う拠点という言い方をしている。じゃあ、現行の地区防災計画の中では、今言った後段の「また」以降のこういったものはどこでやられていたということになるんですか。

海老沢政策室副参事(企画担当)

 帰宅困難者対策のお話がございましたので、現行沼袋、新井薬師の帰宅困難者の対策といたしましては、一度四季の森公園のほうに避難をしていくという形になっております。御存じのとおり、四季の森公園につきましては、そういった帰宅困難者対策としての機能、あるいは防災上の機能が非常に密になってございます。そういった中野駅周辺エリアの防災対策というところを緩和するという意味でも、平和の森公園でそういった機能が持たれるということが一つ有効になるのではないかなという想定を今検討しているわけでございます。

 また、防災機能の拡充というところでございますけれども、やはりそういった大規模な空間があの場所にできるということは、いろいろな大災害時の活用として考えられるところはございます。一定平和の森周辺のエリアの防災機能の向上には貢献できるというふうに考えているところでございます。

長沢委員

 その「防災機能の」と何か言えばいいみたいに聞こえなくもない。つまり、ここだって地区計画との中で全く整合性をとれていないわけですよね。ましてや普通に素人が考えてみたって、あそこの地域で何か大きな問題が、いわゆるこういう屋内の施設がなければ困るということにはならないはずだ。学校だって、廃校になっている今の沼袋小も含めて、平和の森小もある、江古田のほうにだってある。北側のところは、そういう意味では何らこういったものを新たに……、だからこれまではやっていないわけでしょう。ないものを防災機能の向上だという名のもとにやっていきましょうというような話だけれども、その必要性が感じられない。そういう計画というか、方針じゃないかというふうに思っています。

 もともと体育館機能、これは再三言っているあれだけれども、遺体安置所と遺体収容所になっているわけだ。その地区計画の中で見れば「遺体の収容所として原則設置場所は中野体育館とするが」と書いてあるんだよね。大災害による死体多数の場合は、区民活動センターを臨時収容所ともすると。つまり、今の体育館のあれで言えば、足りなくなることだって想定していると。じゃあ、そういう形で仮に平米数が大きい体育館にしたとして、そこは足りましたと言うけれども、じゃあ、ほかの荷さばきから何からなんて、そんなところまでここでできるんですか。一緒にやるわけ。これ、本当におかしな話じゃないかと。この点、いかがですか。

海老沢政策室副参事(企画担当)

 そういったさまざまな使い方をしていくということで今後計画したいというふうに考えているわけでございまして、正直申し上げますと……

 

〔発言する者あり〕

 

委員長

 傍聴されている方に申し上げます。議事に可否を表明するような拍手、または声を立てることは禁止されておりますので、静粛にお願いします。また、静粛にできない場合は、中野区議会委員会傍聴規則第12条の規定により、退場していただくことになりますので念のため申し上げておきます。お静かにお願いします。

 続きをどうぞ。

海老沢政策室副参事(企画担当)

 申し上げたいのは、広域避難場所にそういった大規模な空間をつくることによって防災機能の向上、あるいは中野駅周辺に集中しているそういった機能の分散といいますか、負荷軽減にも貢献するということで、中野区としては全体の防災の中で非常に効果の高いものというふうに考えているところでございます。

長沢委員

 もう1点、別な点で。あそこに持っていくというところの理由として、屋内、屋外の施設をと。これはオリンピックも想定しながら、あるいは今のスポーツの、区民の一定の要求要望に応えていくんだという言い方もしています。屋内、屋外の施設が、当然ながら新しい公園の中でできた場合、そこにトラックをみたいな感じだったら、それは一般的にあると思うわけです。今回ないところで、ましてあそこに何も持ってきてほしくないと。もっと歴史的なことでも、再三だけれども、あそこには屋外のほうで言えば、特定の施設はつくってほしくないんだと、つくらないんだと、そういうのが区民協議会の中での、いわゆる区も含めての合意だったはずなんです。そのことは、前にも言ったけれども、上高田に……(「体育館入っていたよ、あの中に」と呼ぶ者あり)……

 

〔「うるせえな」と叫ぶ者あり〕

 

委員長

 すみません、白い方、退場していただけますか。退場をお願いします。発言はできないので。退場をお願いします。

 静かに傍聴されている方もいらっしゃいます。ご協力をお願いします。

 続きをどうぞ。

長沢委員

 体育館のことで言えば、そういうこともあって、要望がいろいろありました。それはスポーツ施設だけじゃなくて、住宅とか、学校とか、そういうものもあったんです。でも、それを議論の中で、そういったものはつくらないで、そういうこと自身が到達というか、あの中での合意としてなったからこそ、今日の姿になっているわけです。そういう中では、やはりあそこに持ってくること自体やめてくれというのが陳情の趣旨、多くの皆さんがあのまま使わせてほしいということだと。

 一つ伺いたいのはトラックなんですけれども、トラックについては、400メートルという言い方はしていない。では、300メートルみたいな、そういったものだと、公式の記録として残していくことはできないんだよね。例えば今、区民大会であるとか、あるいは小学校、中学校の体育、総合大会みたいな、名称わからないけれども、そういったものが各校別対抗でやられているけれども、そういったものを仮にやるとしたって、公式の記録として残らない。そういったものを何でつくる必要があるのか。本当にそういうものが必要だったら、また別な場所で、別な機会を捉えて、それこそそういう検討の組織体をつくりながらやっていくというのが筋だと思うんですけれども、この点についてはいかがですか。

海老沢政策室副参事(企画担当)

 再三御説明させていただいているところなんですが、方針といたしましては、中野区内で学校の中になかなか100メートル直線とれるところもないというところがありまして、いわばトラックという機能もないということでございます。今後の今日的課題を考えますと、そういったスポーツの振興という機能の中心になるところということで、この場所を少し活用して、そういった今日的機能に対応する改修をしていこうという考え方でございます。

長沢委員

 心配されているというのは、そこにつけることによって現在使っている人たちの利用との住み分けがちゃんとできるのかと。言ってみれば競合してしまうじゃないか、危険じゃないかと、そういう心配をされているわけですよ。当然ながら大会とかになったら制限になるわけだし、大会だけじゃないね、練習だってそういうことになるわけだね。そういうふうになっていくと、トラックはもうつくるというようなことでここに書いてあるからそれを言っているんですよ。書いてあるんですよね、主な競技場、屋外スポーツ、陸上トラックとあります。大人の軟式野球、これだってそういうことですよね。ここにもつくっていくと。大人のと言ったら、今の少年スポーツ広場では足りないから、もっと大きなものというふうに普通考えちゃうよね、場所は相変わらずどこにするというのはわからないけれども。こういうことをやること自身が、野球場とかグラウンドとか、それはあればいいですよという話だけれども、なぜここなのかというのが、陳情者の皆さんがやはりやめてほしいと出されているもっぱらの陳情の中身だと思うんです。これから計画としてまだ検討しているということだけれども、やっぱりそういったことを利用者の皆さんとか、そういったことをちゃんと聞く。

 特に、冒頭言いましたけれども、その機会は自治基本条例のおざなり的な意見交換やパブリックコメントにとどまらず、そういう計画に基づいたものをやると。ましてや整合性や何かがとれていないわけだから、この辺についてもきちんと示すことが必要だと思いますよ。それは少なくともこれからの中で、私どもはこれ、進める必要はないというふうに思っていますけれども、そういう検討ということでされているのであれば、ちゃんと区民の参加をえながらやるべきだと、これは強く要望しておきたい。

平山委員

 幾つか伺わなきゃいけないので。

 ごめんなさい、交通整理をしなきゃいけないので。これ、所管じゃないので、お答えになりにくいと思うんです。ただ、地域防災計画の件がいろいろ御質問にありましたので。例えば、南に新しく防災公園がオープンします。オープン前にまだ何を配置するのかも決まっていない段階で、地域防災計画にこの計画のことが何か反映されるということはありますか。

海老沢政策室副参事(企画担当)

 当然これはないというふうに考えております。

平山委員

 先ほどの、同じことだと思うんですよ。だって、まだどういう形になるのかもわかっていない。とりあえずこういう方向性で目指そう。目指そうとするものが現在の地域防災計画に反映されていたら困るんです。だって、あした大震災が起きるかもしれないんですよ。いつ起きるかわからないんですよ。今このときに起きたときに、それに対応するのが地域防災計画なんです。ということを考えると、およそ筋違いの議論がされていたので、そこはしっかり答弁していただきたかったなというふうに思いますが、いかがですか。

川崎副区長

 ただいま委員から御質問がありましたとおり、地域防災計画、これは現在の都市機能を前提として災害時に必要なものを備えていくということになります。したがいまして、例えば大きな公園がオープンすれば、その現実の都市機能をもとに、そこを新たに広域避難場所に設定するようなこともございますので、現行の防災計画に全て合わせるということではなくて、やはり日常の都市機能ということもございますので、その中で考えていくということです。

 先ほど来、あくまでも幾つかの仮定に基づいて御質問がございましたけれども、例えば仮設住居の用地につきましても、これは区が用地を用意して東京都が避難住宅を建てるということになりますけれども、これも実際の都市の状況が変わってくれば、それに合わせて防災計画も変わってくるということで、冒頭委員のほうから御質問ありましたとおり、防災計画は現にある機能を前提としてつくられているものということでございます。

平山委員

 と思いますので、しっかりとやりとりの中でお答えいただきたかったなと思いますし、御答弁大変にありがとうございました。

 その上で、以前も申し上げました。終戦から70年を迎えたことし、平和という名前を冠する公園って、平和の森公園しか中野区内にはないわけなんです。この公園のあり方について、改めて見直すというのは私はとても大事なことだと思っています。その上で、いわゆる平和の森公園がオープンをした当時と、今の中野区というのはさま変わりをしています。暮らしていらっしゃる住民の層も違えば、ニーズも違う。今日的な課題もある。今ほど防災について声高に叫ばれるようなことになったのも、やっぱり東日本大震災の影響も非常に大きかったりもする。さまざまな課題がある中で、区有施設、公園を含む公園や区有施設の配置のあり方というのも変わってきていますし、まだまだ中野区内で決して適正配置とは言えない。31万人の区民に対して、公平にお使いいただくための適正配置ができているとは言えない状況というのを何とか是正していかないといけない。東中野のほうなんて、本当に公園が少ないんです。だけれども、なかなか確保できる土地もなかったりする。そういう中にあって、やっぱり公園の再配置も含めた整備のあり方というのを考えましょうというのは、議会の中でも共通の議論の土壌だったというふうに理解をしています。

 ただ、しかしながら、陳情者の方々がおっしゃることも当然理解ができないわけでもないです。だって、今まで使っていらっしゃったようにお使いになりたいというようなことが書いてある。だから、区側もさまざまな声を今後も聞きながら基本計画を立てられるでしょうし、そもそもいわゆる今の平和の森公園のよさとして残されていたものはそのまま残していくような方向で考えていこうというふうに考えていらっしゃると思うんです。

 ただ、陳情者の方にお話を伺ったりしたところ、どうもまだ不確定な情報がどんどん回ってしまって、どんどん不安になっていらっしゃる。だから私は議論を進めていく中で、区側からある一定のものを早目に示されることのほうがいいのかなと思っていたんですけれども、先ほどの御答弁を聞いていると、それもなかなか難しそうだなという気もしなくもないんですけれども、それは多様な意見が挙がっている中で、さまざまな意見を反映して、よりいいものをつくろうというふうに御努力をされて進めていらっしゃるという、大ざっぱな質問になりましたけれども、こういう理解でいいですか。

海老沢政策室副参事(企画担当)

 事前に説明しました整備の方針を満足するための施設の配置、あり方というのは今検討している最中で、これにつきましては鋭意進めているところでございますが、なかなかまだお示しまでに成熟していないということで、もう少しお待ちいただくということで、できるだけ早目にそういったものを区民の方や議会にもお示ししながら御意見をいただきたいというふうに考えているところでございます。

南委員

 私もちょっと繰り返しになるかもわかりませんが、傍聴者の方、また陳情者の方々からの不安の声というのは、この陳情を見れば理解、一部理解できるところではありますけれども、先ほど平山委員から申しましたように、今後平和の森公園を整備するに当たって整備方針を出されましたよね。その中には、先ほど戦後70年という平山委員からの話もありました。その中で、平和ということについては中野区としては非常に意義深い、重要な位置付けになるというふうに私も思っておりますし、整備方針の中にもその意義付けをきちんとやっていくと。それからまた、緑豊かな公園にしていくんだということ。それから、区民がいつも憩える、子どもたちが楽しんで遊んでいける、そういった公園に整備していく。さらには、先ほどちょっとやりとりがおかしな状況ではありましたが、防災力、そういった強化もしっかりと入れ込んでいくんだということを明確に整備方針の中に入れられていましたけれども、再度確認ですが、その方針にのっとって今後検討を進めていくという理解でよろしいですよね。

海老沢政策室副参事(企画担当)

 はい。委員御指摘のとおりでございまして、今まで培われた平和の森公園の機能に加えまして、今日的な課題も取り込んだ形で再整備を行っていくということでございます。

いながき委員

 改めて、なぜこの平和の森公園に体育館を移設するかというところで、やはり区民のスポーツ振興、健康づくりのために屋内スポーツ機能を充実させる、その理由が一番お話を聞いていると、平和の森公園になぜ決まったのかというところで、屋内スポーツ機能を充実させると、それが大きな理由というふうに考えておるんですが、それはよろしいですか。

海老沢政策室副参事(企画担当)

 この平和の森公園に計画しようというところでございますけれども、屋内スポーツ機能、体育館を中心とした屋内スポーツ機能と、今まで平和の森公園で行われてきた軽スポーツですとか、そういったものをさらに振興して参加者をふやしていくということは今日的課題というふうに考えておりますので、そういった機能が複合的に行える場所としては、やはり広い場所が必要だということでございます。

いながき委員

 確認なんですけれども、じゃあ、体育館だけでも平和の森公園でなければだめという、用途地域の問題、面積の問題、物理的に見て、体育館だけであっても平和の森公園でなければならないということですか。

海老沢政策室副参事(企画担当)

 体育館と広い敷地の中でのいろいろな屋外の運動ということは、相乗的に活用されることでより広いスポーツに対応でき、あるいはいろいろな体験ができるというふうに考えております。

いながき委員

 お聞きしているのは、そもそも第九中学校跡地が最初の検討地で、それから四季の森公園というふうに話が変わりました。念のため確認なんですけれども、体育館だけであれば、この第九中学校跡地、そして四季の森公園、ここにも建設は可能ということですか、物理的に。

海老沢政策室副参事(企画担当)

 体育館という広い敷地が必要なところもございますので、建設に当たっていろいろな制約条件があるというところでございますけれども、機能をより効果的に活用するためには、やはり大きな敷地の中にあるということが大切かなというふうに考えております。

いながき委員

 機能ではなくて、物理的に体育館だけであっても平和の森公園でなければならないということでよろしいんですか。

海老沢政策室副参事(企画担当)

 九中、あるいは四季の森公園の中、区役所に併設するということも考えていたわけでございますけれども、建築の制限等もございますので、なかなか体育館を建設するというのは厳しい部分もございます。そういった部分で、より広いところで体育館を建設し、さらにその体育館の機能、何度も申し上げますけれども、効果として高めるためには、そういった場所に建設するのがより適切だろうという判断のもとに、ここにつくるというのを選定したということでございます。

いながき委員

 なぜ聞いたかというと、陳情者の方も区民の方も、なぜ最初第九中学校跡地、それが四季の森公園に変わって、最終的に平和の森公園になったのか、どうしてなのかというのが、この理由でおっしゃっている防災機能の強化と屋外スポーツ機能の充実で区民の健康づくりを促進するというところではなかなか納得できないというか、わかりにくいところもありましたのでお聞きしました。今、建築上ちょっと難しいという話が御答弁の中に出た気がするんですけれども、そういうことも総合的に見て、やはり平和の森公園でなければならない、ベストであるということでよろしいんですね。

海老沢政策室副参事(企画担当)

 建築上できないということではないんですが、やはり建築上の制限もその場所、場所でいろいろございます中で、平和の森公園がベストだろうということで考えております。

大内委員

 いろいろ防災公園という視点で質問されている、あるいは昭和53年当時の住民、町会連合の連名で区長に提出した要望書等の話が出ているんですけれども、その当時とかなり状況が今変わってきていると。その1点として、まず聞きますけれども、そのときに四季の森公園ってありましたか。

海老沢政策室副参事(企画担当)

 ございません。

大内委員

 当然当時まだ警察大学校が使っていて、あそこが開放されるということではなかったと思います。また、江古田の森公園はありましたか。

海老沢政策室副参事(企画担当)

 ございません。

大内委員

 当然江古田の森もこうやって地域に開放されるといいますか、特養ついていますけれども、広域避難場所として正式に認定されたのはその後だと。これから3月に向けては本町五丁目、あるいは南台に大きな公園、1ヘクタール以上の公園が二つ整備されますよね。そうなってくると、やはり当時と今としては、防災計画というものも大きく変わってきている。先ほど避難所でしたか仮設住宅、当然それもそういったことになってくると、大きく変わってくるということになりますよね。まだ開園しているわけではない、そういった中で、これから当時と大きく中野区を取り巻く環境といいますか、大型の公園を民間の土地も含めて今所有している、所有して開発、いよいよ3月にオープンすると。また、弥生町六丁目にも同じく1ヘクタール以上の公園を整備する。そうなってくると、かなり当時と状況が変わってきて、防災計画及び避難場所等もかなり変わっていくと思うんですけれども、どうでしょう。

海老沢政策室副参事(企画担当)

 委員おっしゃるとおりでございまして、その時々の状況に合わせて防災計画を変えていくものだというふうに考えております。

大内委員

 それとあともう一つ、体育館、あるいはトラック等、あたかも建設するんだというふうに、体育館についてはいろいろ、場所等の位置については指定もされておりませんし、どの程度の大きさをつくりたいというだけであって、細かいことはまだ議論、はっきり言って議会でも大きく議論するところまでいっていない。その中で、いろいろお答えになっているんですけれども、それも全て不確定要素で、決まったことじゃないですよね。トラックつくると言っても、あるホームページを見ると、あたかもトラックができて大変なことになるみたいなことを書いているところもあるんですけれども、私どもとしては、そういった要素も含めて考えていきたいと言われているだけで、別に決定したわけではないと思いますけれども、どうなんですか。

海老沢政策室副参事(企画担当)

 導入施設も含めまして鋭意検討しているというところでございまして、以前お示ししたのは、検討の材料としてこういった方針を考えていきたいということでの方針をお示しさせていただいたということでございます。

大内委員

 その中で300メートルトラックだとか400メートル、400メートルトラックだったらまるでいいのかなみたいな話にも聞こえる。300メートルだと不安だから、400メートルのトラックつくる分には賛成するのかなみたいな、ちょっと言い方がよくわからないんですけれども、そういったものを示されているというか、議論されましたっけ。

海老沢政策室副参事(企画担当)

 導入する施設については、まだ何も議論していないところでございます。

委員長

 他に質疑ありませんか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 質疑がなければ、取り扱いを協議したいと思いますので、委員会を休憩します。

 

(午後2時21分)

 

委員長

 委員会を再開します。

 

(午後2時25分)

 

 平和の森関係、第5号陳情、第6号陳情、第8号陳情から第12号陳情の審査を一旦保留としたいと思いますが、御異議ありませんか。

 

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 御異議ありませんので、一旦保留とさせていただきたいと思います。

 それでは、先ほど一旦保留としました第78号議案、平成27年度中野区一般会計補正予算を議題に改めて供します。

 この際申し上げます。補正予算に関係する委員会から申し送られた意見はありませんでした。質疑はありませんか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 他に質疑がなければ、取り扱いを協議したいと思いますので、委員会を暫時休憩します。

 

(午後2時26分)

 

委員長

 委員会を再開します。

 

(午後2時27分)

 

 質疑はありませんか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 なければ質疑を終結します。

 次に、意見の開陳を行います。意見はありませんか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 なければ、意見の開陳を終結します。

 次に、討論を行います。討論はありませんか。

長沢委員

 第78号議案に対して、反対の立場で討論を行います。

 初めに、第4次の補正予算でありますけれども、小・中学校の非構造部材の耐震対策工事でありますとか、冬期中学生の学習支援事業、これにつきましては、我が党自身も質疑等で行って要望してきたことでもあり、多とするものでございます。

 しかしながら、中野駅新北口広場用地取得、中野駅地区第2期整備先行工事の繰越明許につきましては、やはり認めがたいというものでございます。何よりも、この中野駅周辺のまちづくり、大規模開発につきましては、我が会派としましては再三にわたりまして見直しを図っていくこと、区民合意がないことなどを指摘してきたところでございます。今回の補正予算におきましては、国からの国庫補助金、社会資本整備総合交付金自身が当初予算よりも、想定よりも多く入るということで前倒しをしていこうというものであり、この点につきましてはやはり認めがたいというふうに考えております。

 なお、財産収入の減額におきましては、JRの実測によるということでありますが、その詳細においては、やはりこの議会においても示すことがありませんでした。こういった問題につきましては、やはり議会に対してもきちんと示すべきであると同時に、開発優先のあり方そのものについてはやはり認めがたいということを申し上げ、反対の討論とします。

委員長

 他に討論はありませんか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 なければ、討論を終結します。

 これより、本件について挙手による採決を行います。

 お諮りします。第78号議案、平成27年度中野区一般会計補正予算を原案どおり可決すべきものと決することに賛成の委員は挙手を願います。

 

〔賛成者挙手〕

 

委員長

 挙手多数。よって、本件は可決すべきものと決しました。

 以上で、第78号議案の審査を終了します。

 次に、所管事項の報告を受けます。

 初めに1番、空家等の対応及び活用に係る基本的な考え方についての報告を求めます。

海老沢政策室副参事(企画担当)

 それでは、空家等の対応及び活用に係る基本的な考え方につきまして、資料(資料4)に基づきまして報告をいたします。

 この問題につきましては、各部またがって議論していくということでございまして、政策室が中心となり、とりまとめをさせていただいたところでございます。本報告につきましては、同様に建設委員会、厚生委員会において報告を行っております。

 それでは1番、趣旨のところでございますが、適切な管理が行われず、腐朽・破損した空き家、特定空き家と言いますけれども、これが防災、衛生、景観等、地域住民の環境に大きく影響を及ぼしているところでございます。また現在、特定空き家に至っていない空き家につきましても、放置をされればいずれは特定空き家化するということになると。これらにつきましては、適正な管理や撤去、建てかえを進めていくという必要がございます。

 一方で、少子・高齢化が進む中、ファミリー向け住宅や高齢者向けの住宅のニーズがございまして、空き家などがこれに転換されていくことによってマッチングを図るということも求められているところでございます。

 平成27年5月に「空家等対策の推進に関する特別措置法」、いわゆる空き家対策法が施行されたというところでございまして、この空き家の指導を進めることができやすくなったことを踏まえまして、区は空き家にとどまらず、広く住宅の転換が促進されるということを目指しまして、取り組みを進めていきたいというふうに考えております。

 2番、基本方針としては3点掲げてございます。特定空き家については、早急に区内の状況を把握いたしまして適切な建てかえ、除去等を行い、地域の住環境の向上につなげていくということでございます。

 2点目といたしまして、特定空き家に至っていない空き家につきましても、適正な管理を所有者に促すとともに、新たな用途への転換を支援していくということでございます。

 3点目といたしましては、建てかえや資産活用の仕組みを構築していくということによりまして、空き家の予防や住宅全体の有効活用が進むまちを目指していきたいというふうに考えております。

 3番、取り組みの推進の方法でございますが、1番といたしまして、区の総合的な空家等対策計画を策定していきたいというふうに考えております。

 2ページにまいりまして、これに先立って全区的な空き家調査を実施して情報を集約していきたいと考えております。

 3点目といたしまして、住宅活用の仕組み等の検討を行うということで、区民ほか、関係者による協議会を立ち上げ、いろいろな支援策等の検討に資していきたいというふうに考えております。

 4番、具体的な取り組みについては、4点進めたいというふうに考えております。

 まず、1点目といたしまして、情報の収集と住宅相談の充実を図るということでございまして、不動産や金融など、民間との協働による総合的な住宅相談体制を構築しまして実施していきたいと思っております。それから、住宅相談アドバイザーの認定制度の構築ですとか、あるいは町会自治会の協力をあおぐなどによりまして特定空き家の情報を収集し、早期の対応を図っていきたいというふうに考えております。

 それから、2点目といたしまして、特定空き家の対応といたしましては、指導等の手続を明確にして所有者に対して適切な建てかえ、除去等の支援を進めていきたいということでございます。

 それから、3点目といたしまして、空き家全般に関しましては、相談体制を充実いたしまして適切な転換を促していきたいというふうに考えております。

 また、グループホームなど区の施策とマッチする使い方に空き家を活用していくという場合には、誘導、支援をしていきたいと考えております。

 4点目といたしまして、住宅活用の活性化策ということでございまして、住みかえ等が促進されるような新たな保証制度など、例示として挙げてございますけれども、新しい仕組みによりまして、住宅活用に係る民間の参入などが促進されるように進めていきたいというふうに考えております。

 それから5点目といたしまして、区の推進体制でございますけれども、これにつきましては、都市基盤部が中心になりまして幅広く庁内連携を行いまして、住宅の転換が進む有効な仕組みづくりを構築していきたいというふうに考えております。

 最後に予定のスケジュールでございますが、今年度中には特定空き家等について地域情報の収集を進めてまいりたいと。それに対しまして指導等、まずは行っていきたいというふうに考えております。

 また、来年度につきましては、全区的な空き家等実態調査を実施いたしまして、(仮称)空家等対策協議会の設置や区の空家等対策計画の策定につなげていきたいというふうに考えているところでございます。

 報告は以上でございます。

委員長

 ただいまの報告に対し、質疑はありませんか。

いでい委員

 このたび、こういった空き家対策における基本的な考え方が整備されたということについては、私たち自由民主党議員団がかねてより要望していたことでもありますし、また、この内容についても大変評価できることであると思っています。しかし、その一方で、空き家対策法を全国的に見ても、都心部と、私たち東京23区の中野区と日本全国における空き家の立ち位置といいますか、実際の立ち位置というのは、自治体ごとによって違うと思うんです。私たちが住む中野区においては、解決していかなければならない課題、例えば狭隘道路を克服していこう、また、人口密度が高い、防災、防火危険度の高い地域をどうやって改善していこうかと。そういったいざというときのための自治体としてのあるべき姿をこの空き家法によって備えていく、そのための一つとして持っていなくちゃいけないと私たちは考えています。

 特に、地方においては過疎化、そういったことに対する空き家対策ですけれども、中野区が空き家の基本的な考え方にも示されているような、今後中野区が目指す姿というものについてどのようにお考えをお持ちなのか、御披瀝をいただきたいと思います。

海老沢政策室副参事(企画担当)

 空き家対策法、いわゆる特別措置法でございますけれども、この趣旨といたしましては、まずは特定空き家、要するに朽ち果てた腐朽している空き家について地域で深刻な状況でございますが、それを解消していくというところに重きが置かれているというところでございますが、中野区の今日的な課題といたしまして、やはりそういったものを含めて住宅全体を動かしていくと。それによって新たなまちづくりに転換していくということが今日的な課題としてございます。いわゆる少子高齢化に対応する住宅の転換を図れるですとか、そういった課題に対してこの空き家対策が効果があるような形で進めていくということが中野区としての課題であるというふうに考えています。

いでい委員

 少子化という側面と高齢化という側面と、空き家という観点では二つ方向があると思っています。少子化については、私たち中野区は32万人を超える区民の方々が生活していて、今ある1,300億円程度の一般会計があって、その一般予算をもとに行政サービスが行われています。これが高齢化がどんどん進んでいくと、民生費、そういったものが増大していくことは明らかでしょうし、また、少なくなってくる生産年齢人口、それをどうやって確保していくか、それこそ今私たちが目指さなければいけない中野区の自治体の姿だと思っています。高齢化のことについては、よくあるお話としては、資産をお持ちの高齢者の方が高齢になって、お住まいの家族のライフスタイルが変化していく、そういったときに相談の窓口がなければいけないのかなと。

 ただ、外見から見る空き家はちょっと防災上、防犯上危険じゃないか、そういった公益通報については地域の皆さんだったり行政でもできると思うんですけれども、実際にお住まいになられている方、また、自分の将来のライフプランについて考えを持っている方、また、その御親族の方々、ステークホルダーといいますか利害関係者の方々、相当さまざまなニーズがあることが想定をされます。そういったところに行政としても入り込んでいく、それを新たなまちづくりの礎として利活用していく、そういった姿勢が大事だと思っているんですよ。来年度の予算の話になりますけれども、今年度から相談の窓口だとか、情報の収集のことについては民間の力を使ってやっていくことはできると思います。来年度の予算でこういったスケジュールまで出しているわけですから、多分空き家等対策、計画の策定というところで何十万円みたいな形に予算になりそうな感じがしないでもないなという思いがあるんですけれども、予算のことについては予算のときに審議をしたいということで私たちも思っていますが、そういったことはこのスケジュールまで出しているわけですから、すぐに即効性を、かねてより特別措置法が制定されることを想定して臨んでいる自治体、それぞれの自治体が自分たちの特色を出しながらこの空き家対策にもう既に臨んで動き出している自治体もあるんですよね。そこはやっぱり中野区としてもおくれをとっちゃいけませんし、でも、拙速にいろいろなことに手を出して結局失敗をしました、そんな中途半端なものだったら私は困ると思っています。これは要望ですから、一応うちの考えとして聞いておいていただきたいなと思います。よろしくお願いします。

平山委員

 二つ伺います。以前一般質問でもお伺いをしたんですが、この空き家対策の件について、特別措置法を受けて区のほうで推進されるに当たって、二つ気がかりなことがあって。一つは、現状把握ですよね。データベース化を行っていくという作業を、今は特定空き家という形じゃなくて、危険な家屋という形で調査を進められているんでしょうけれども、結構な件数があるものを丁寧にやられていると、すごく時間かかっちゃいますよね。これはデータベース化の終了目途、データベース化を一旦完了させるのはいつぐらいというような、そういう想定というのはされているんですか。

海老沢政策室副参事(企画担当)

 今後の計画ということになりますけれども、来年度空き家対策の現況調査といいますか、全区的に現況調査を実施したいということで考えているところでございまして、来年度中にはそういった全区の調査をして、その際には空き家の持ち主の照会ですとか、あるいはその方に対するアンケート調査ということも中には含んで実施したいというふうに想定しておりますけれども、そんなことを実施しながら、集約を来年度中にはやっていきたいと考えています。

平山委員

 来年中にはデータベース化が完了するということですね。その上で、推進体制、なかなかいろいろどうだかなと思うところはあるんですけれども、都市基盤部が中心となって、都市基盤部のどこがやるんですか。例えば、区民の方からお問い合わせがあって、空き家についてといったらどこに電話が回されることになるんですかね。

海老沢政策室副参事(企画担当)

 現状で申しますと、都市計画分野の中にも住宅担当というものがございますので、住宅政策についてそこで所管するということになりますけれども、今後空き家対策、あるいは住宅全般、そういった推進を図っていくということでございますので、一定程度の充実、そういったことも検討していく必要があるというふうに考えております。

平山委員

 一定程度の充実をしっかりやってほしいんですよね。とてもじゃないけれども、回らないですから、今の調査だけでも。来年度は1年間で終えるということになると、とても職員だけじゃ無理なのかなというふうに思っていますので、そういう予算がつくのかなと思いますけれども、以降、いろいろな問い合わせが来たり、本当にこのことについて利活用も含めて真剣に考えていかなきゃいけないんで、現状の仕事をやりながらプラスアルファという形ではなかなか難しいと思うので、人事とよく相談の上で、ここは手厚くやっていただかないと中野区の空き家対策は進まないと思いますので、よろしくお願いをしたいのと、この空家等対策協議会の中身について、もう少し御説明いただいていいですか。

海老沢政策室副参事(企画担当)

 ここに書かせていただいたのは、空家等対策協議会を立ち上げると。協議会を立ち上げる役割といたしまして、2ページの上段、(3)のところに書かせていただいておりますが、この中で大きな要素といたしまして、やはり空き家等の活用、住みかえ促進に対して有効な仕組みづくり等を検討していくことが大切な役割であるというふうに考えておりまして、そうしますと、ワンストップで支援策というものが提供できるような方々を協議会の中に取り込んでいくということが必要であると。一般質問の回答でもございましたように、地域の方ですとか、あるいは不動産関係、金融ですとか、そういった方々の参画によりまして構成していくということが必要であるなというふうに現在のところ考えております。

長沢委員

 ここに書いてある、例えば指導、勧告等を行うということなどの根拠の法規になるのはこの法律、特別措置法に基づいてということなのかな。仮に指導、勧告にとどまらずという、もし必要になった場合において、そうなった場合、要するに行政処分なり行政権力発動みたいな話になれば、それはやっぱり条例なりをつくらないとならないというふうになるんですか。それとも法律内でできるの。

海老沢政策室副参事(企画担当)

 特別措置法によりますと、段階的に助言、指導を行い、改善勧告、命令、最終的には代執行を行うということまで含まれているということでございます。

長沢委員

 そうすると、新たに独自の条例を必要とするものではないということですね。具体的なところで、例えば2ページの空き家等の適切な管理運営のところで、空き家の活用に当たってグループホームや高齢者向けの住宅や子育てサロン等、区の施策とマッチングするものについて誘導策を検討すると。検討するということなのであれなんだけれども、例えばどういったやり方についてこういうものは誘導策としてあるのか。

 もう一つ、その下の高齢者の住みかえ等が促進される新たな保証制度の構築、これ、どこかほかでも見たような気がするんだけれども、新たな保証制度の構築といったものはどういうものを想定しているのか、この二つ、ちょっと教えてください。

海老沢政策室副参事(企画担当)

 区の施策とマッチングというところでございます。やはり少子化、高齢化というところをターゲットにするということもあるかと思いますけれども、今現在でも自治体の中でいろいろな支援策が実施されている、既に実施されてきているというところもございますので、そういったところを参考にしながら今後検討していくということになるかなというふうに思っております。

 それから、保証制度でございますが、これにつきましては例示として挙げさせていただきましたけれども、やはりひとり暮らしの高齢者の方が住みかえを行う場合の支援ということの一つとしてそういったことも考えられるのではないかというふうに考えています。

南委員

 今回空き家対策の特別措置法が5月に施行されたということで、なかなか今まで空き家対策が進んでこなかった一つの理由に、税の優遇措置といいますか、いわゆる更地にしてしまえば固定資産税、そして都市計画税ですかね、これが6倍にはね上がるということも非常に大きな原因だったわけですけれども、これは今回優遇措置は撤廃された、更地にしても税も変わらないんですかね、措置は。

海老沢政策室副参事(企画担当)

 この空き家の特別措置法におきましては、税制上の措置を講じるということは記載されているわけでございまして、これにつきましては、現在固定資産税の軽減措置から除外するという税制改正が実施されるという予定になっているところございます。まだ実施されていないと。

南委員

 ただ、特別措置法の中にはそれが一応規定はされているということですね。恐らく税制改正の中でまたそういう動きが決まってくるんだとは思うんですけれども。

 あと、空き家対策の実態調査ですけれども、これについては空き家のどういう危険度とか、さまざまなことを調べ上げるんでしょうけれども、これは所有者とかも特定をしていくという調査になりますか。

海老沢制作室副参事(企画担当)

 法律上も固定資産税等の情報を活用できるということでございまして、既にこれは実施されているところでございます。そういったところで、この空き家実態調査を行う場合でも、やはりそういった所有者の方を特定する作業というのは含まれ、その方に対して何らかの形でアンケート調査なり意向の把握ということまで含んだ形で実施したいなというふうに考えております。

南委員

 ということは、今までですと、要は空き家の所有者を見つけるには、登記簿を追っていくと、またそこが空き家になっていたりして、それでまた登記簿へいくと、また違うというような形になって、最終的になかなか所有者の居場所とか特定ができないというところが非常に困難であって、東京都に固定資産税の情報開示を迫った場合には、個人情報だということで一切出さなかったということだったんですが、今回それがもう完璧に撤廃されるというか、固定資産税、空き家対策の特別措置法に則っての個人情報としては開示がされるということでよろしいですか。

海老沢政策室副参事(企画担当)

 法律上そういった固定資産税の情報等が開示されて、5月からそういった形の法律が成立、施行されておりますので、既に5件程度そういった形の情報提供を受けているというところでございます。

いながき委員

 この特定空き家の認定なんですが、これはどこが行うんですか。

海老沢政策室副参事(企画担当)

 区が区の責任で行うということになります。

いながき委員

 今、空き家で困っていらっしゃる方々は結構いらっしゃって、早く特定空き家と認定してもらいたいと思っていらっしゃる区民の方々がいらっしゃると思うんですけれども、もうあしたから、今すぐ認定しようと思ったらその作業が進められるということなんですか。

海老沢政策室副参事(企画担当)

 特別措置法の施行に伴いまして国のほうのガイドラインも出ておりまして、現状では建築担当におきましてそのガイドラインをもとに指導しているという状況でございます。

いながき委員

 指導じゃなくて、特定空き家と認定を受ける基準の協議ってあるので、これから協議なさると思うんですけれども、これが決まらないと認定もできないのかなというふうに思うんですけれども、それはいつぐらいになるんですか。

海老沢政策室副参事(企画担当)

 現状におきましては、法律に基づいて実施するということは認められておりますので、それについてできるということでございますが、それを明確にしていくということが一定協議会の中でも協議の題材として取り上げたいというような方向性を持っておりまして、これにつきましては協議会を立ち上げて、その中で議論していくというふうに考えております。

いながき委員

 今の御答弁ですと、じゃあ、来年の8月に協議会が設置されて、それからでないとということですか。

海老沢政策室副参事(企画担当)

 もう法律上認められているものでございますので、現状でもできます。

いながき委員

 もう1点、相談体制のところで、住宅相談の充実ですとか、不動産、金融、資産活用に関する総合的な相談体制の構築とあるんですが、今のところどういった個人か団体か、どういったところに相談をお願いしようと考えているのか。

海老沢政策室副参事(企画担当)

 これはこれからの制度設計を、相談体制をどういうふうにしていくかということでございますが、考え方といたしましては、建てかえや住みかえに当たってワンストップで支援ができるような体制にしていきたいというところでございます。

委員長

 他に質疑はありませんか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 質疑がなければ、以上で本報告について終了します。

 委員会を休憩します。

 

(午後2時54分)

 

委員長

 委員会を再開します。

 

(午後3時15分)

 

 先ほど保留にいたしました陳情について、再度議題に供します。

 質疑はありませんか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

 なければ、取り扱いについて協議をしたいと思いますので、委員会を休憩します。

 

(午後3時15分)

 

委員長

 委員会を再開します。

 

(午後3時18分)

 

 質疑はありませんか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 なければ、質疑を終結します。

 次に、意見の開陳を行います。意見はありませんか。

大内委員

 本件第5号、第6号及び第8号、第9号、第10号、第11号、第12号について一括して意見を述べさせていただきます。

 この平和の森公園のことに関しては、体育館、あるいはさまざまな施設等、まだ何の詳細も示されていないという段階でございます。現在ある形態と緑の広場を残すということは、当然私たちもそうするべきだと思います。ただ、そういった細かい体育館の施設、その他の施設等、何ら示されていない段階で行政計画の中身を縛るというのはいいことではないというようにも思っております。この平和の森公園の新しいあり方については、しっかりと今よりよりいい環境を整えるよう、計画を練っていただきたいなと思います。

委員長

 他に意見はございませんか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 なければ、意見の開陳を終結します。

 次に、討論を行います。討論はありませんか。

長沢委員

 第5号陳情、第6号陳情、第8号陳情、第9号陳情、第10号陳情、第11号陳情及び第12号陳情に賛成の立場で討論を行います。

 本陳情におきましては、この平和の森公園を現状のままに残してくださいというのがどれも趣旨として挙げられているものでございます。反対理由の第一としては、もともと平和の森公園は中野区、区議会、そして区民の皆さんが三者によって長年にわたる中野刑務所廃止、跡地開放の運動があったことを想起されなければなりません。そうした議論を経ながら、区民協議会での結論としては、あそこの場所は防災公園として、しかも草地の広場や、そしてまた少年スポーツ広場につきましても区民の利用に資するということでなったものであります。本会議やこの陳情審査の際にも、中野区としてはそうしたこれまでの区民協議会で得た結論は継承するんだということを言っておりますが、実際にはそこに新たな建物をつくる、あるいは特定の整備を行うというものであり、全くこれについては欺瞞と言わなければならないというふうに思っております。

 したがいまして、この陳情におけるこのまま使わせてほしいというのは、自身には全く沿うものではないということで、やはりそうした計画は見直すべきだろうというふうに思います。

 二つ目には、そもそもの防災公園の機能として、ここは広域避難場所になっているわけでありますが、質疑の際にも配置等々含めまして全く出ない中では、広域避難場所としての機能、防災機能が後退するんではないか、こういったことについても審査の中で述べさせていただきました。先ほど既存の地域防災計画との関係などのやりとりもありましたが、当然ながら計画行政をつかさどる中野区としましては、現行の地域防災計画、広域避難場所、言ってみればここの平和の森公園の機能を向上させることはあっても、後退させてはならない、こう思います。そういう中では、やはり後退をしかねないということにおいて問題があるというふうに思っています。

 なお、緑の基本計画におきましても、あそこに緑豊かな樹林帯がございますが、これも伐採になる可能性も極めて高いということでは、これまた問題であろうというふうに思うところであります。さらに、現行平時の際に利用している区民の皆さんが求めているのは、現状のまま使いたい、特定のスポーツなどではなくて、レクリエーションなどの機能としてふだんのジョギング、ランニングなどを含めまして、小さな子どもさんから高齢者の方々まで使える、そういった中で仮にトラック、あるいと体育館といったものが来た際、同じような使い方ができないことはこれまた明らかであり、この点においてもやはり認めることができません。

 最後に、やはりこの方針そのものが出されたのが極めて拙速であり、その点におきましては、やはり区民の皆さんの合意をきちんと得なければならない。少なくとも区民の検討会なり、そういったものをつくっていくことが必要だろうと思っています。緑の基本計画などについても、公園の再整備をする際にはきちんと区民の意見を聞けということがありますが、これについても自治基本条例などの意見交換会やパブリックコメントなど、言ってみれば一定のそういった手続などだけで済まそうとしていること自身においても、これまた認めることができないものであります。やはり、この平和の森公園は歴史的に見ても、現行の使い方から見ても、あるいは区の説明から言っても、到底今回のこういった方針を納得できるものではなく、陳情の皆さんの趣旨については極めて妥当であるいうことから、賛成の討論とします。

委員長

 他に討論はありませんか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 なければ、討論を終結します。

 これより、各陳情ごとに挙手により採決を行います。

 お諮りします。第5号陳情、平和の森公園に中野体育館が移転することについてを採択すべきものと決することに賛成の委員は挙手をお願いします。

 

〔賛成者挙手〕

 

委員長

 挙手少数。よって、本件は不採択とすべきものと決しました。

 以上で第5号陳情の審査を終了します。

 次に、第6号陳情、平和の森公園に中野体育館を建設することについてを採択すべきものと決することに賛成の委員は挙手をお願いします。

 

〔賛成者挙手〕

 

委員長

 挙手少数。よって、本件は不採択とすべきものと決しました。

 以上で第6号陳情の審査を終了します。

 次に、第8号陳情、平和の森公園に中野体育館を建設することについてを採択すべきものと決することに賛成の委員は挙手をお願いします。

 

〔賛成者挙手〕

 

委員長

 挙手少数。よって、本件は不採択とすべきものと決しました。

 以上で第8号陳情の審査を終了します。

 次に、第9号陳情、平和の森公園に中野体育館を建設することについてを採択すべきものと決することに賛成の委員は挙手をお願いします。

 

〔賛成者挙手〕

 

委員長

 挙手少数。よって、本件は不採択とすべきものと決しました。

 以上で第9号陳情の審査を終了します。

 次に、第10号陳情、平和の森公園に中野体育館を建設することについてを採択すべきものと決することに賛成の委員は挙手をお願いします。

 

〔賛成者挙手〕

 

委員長

 挙手少数。よって、本件は不採択とすべきものと決しました。

 以上で第10号陳情の審査を終了します。

 次に、第11号陳情、中野平和の森公園の保全についてを採択すべきものと決することに賛成の委員は挙手をお願いします。

 

〔賛成者挙手〕

 

委員長

 挙手少数。よって、本件は不採択とすべきものと決しました。

 以上で第11号陳情の審査を終了します。

 次に、第12号陳情、平和の森公園のあり方についてを採択すべきものと決することに賛成の委員は挙手をお願いします。

 

〔賛成者挙手〕

 

委員長

 挙手少数。よって、本件は不採択とすべきものと決しました。

 以上で第12号陳情の審査を終了します。

 引き続き、所管事項の報告を受けます。

 2番、「中野区基本構想検討素案」及び「新しい中野をつくる10か年計画(第3次)(素案)」に係る意見交換会の結果についての報告を求めます。

森政策室副参事(基本計画担当)

 それでは、「中野区基本構想検討素案」及び「新しい中野をつくる10か年計画(第3次)(素案)」に係る意見交換会の結果につきまして御報告をいたします(資料5)。

 素案につきましては、第3回定例会で御報告させていただきましたところでございますが、それに関しまして意見交換会を実施したというところでございます。

 まず、意見交換会の実施状況でございます。中野区自治基本条例第14条の規定に基づきまして実施をしたというところでございまして、実施回数は8回、区役所と7カ所の区民活動センターで実施をいたしました。うち、11月5日の桃園区民活動センターと11月19日の野方区民活動センターにつきましては、区民と区長の対話集会とも一体的に実施をしたというところでございます。

 参加人数につきましては、合計で延べ77人という結果でございました。

 次に、意見交換会における意見、質疑の概要でございます。別紙1、2とありますが、まず、別紙1をごらんください。

 まず、別紙1のほうで「中野区基本構想検討素案」に係る意見・質疑の概要をまとめてございます。1番目の主な意見でございますが、基本構想第1章のところで「地方分権時代に自らの責任で未来を切り拓いていく」のは区が行うのか、あるいは区及び区民の協働のもとに行うのかというような御質問をいただきまして、区民が主体であり、その信託を受けて区が具体的な活動を行うという御回答をしたところでございます。

 それから、3番から裏面にいって8番のところにつきましては、第3章の将来像の個々の事項について具体的な御質問をいただきまして、御回答したというところでございます。

 また、10番においては若い世代の意見の反映が重要だという御意見をいただきまして、基本構想審議会の委員において20代、30代の人もいて、そういった若い世代の意見も取り入れたという御回答をしたところでございます。

 続きまして、別紙2でございますが、こちらは「新しい中野をつくる10か年計画(第3次)(素案)」に係る意見・質疑の概要でございます。全般的な事項と、八つの戦略ごとの意見・質疑に分けてまとめてございます。

 1ページ目でございますが、全般的な事項に関するもの、こちらは7項目ございます。例えば、3番では財政の裏付けを示したほうがよい、あるいは4番のところでは、将来の人口推計はどうなっているのか、計画の中に明示すべきではないかという御意見をいただいています。いずれにつきましても、計画案の中でこれから示していくという御説明をしているところでございます。

 それから、2ページ目へいっていただきまして、こちらは「戦略Ⅰ まち活性化戦略」に関するものでございます。全部で11項目ございます。

 1番目では施策の展開のところで、「世界に開かれた経済活動とにぎわいの拠点」という名称をつけているところでございますが、その「世界に開かれた」という表現はどういう意味なのか、また、情報都市化についても打ち出したらどうかという御質問、御意見をいただいておりまして、御回答しているというところでございます。

 また、3ページ、9番では外国人観光客にどう対応していくのかというところで、受け入れ環境の充実ですとか、ホスピタリティの向上などについて御説明をしたというところでございます。

 続きまして4ページ、こちらは「戦略Ⅱ 安全・居住都市戦略」に関するものでございます。5ページにかけまして全部で12項目ございます。

 6番のところでは、公園の利用ルールの見直しをして犬の入園とかボール投げができるなど、さまざま利用できるようにしたほうがよいのではないかというような御質問・御意見をいただいておりまして、それに対応してさまざまな使い方のできる公園をふやしていきたいという御回答をしております。

 それから、5ページの10番のところでは、バリアフリー整備について、道路の段差の解消のみじゃなくて、駅の安全な避難経路の確保やホームドアの設置まで広げてほしいという御意見、それに対して鉄道事業者に対してもしっかり要望していくと御回答しております。

 それから、6ページでございますが、「戦略Ⅲ 環境共生都市戦略」でございます。こちらは2項目でございますが、ごみの有料化、家庭ごみの費用負担に関する御質問、それから、緑化に関しての潤いが大事だという御意見をいただいています。

 それから、「戦略Ⅳ 生きる力・担う力育成戦略」に関するもの。こちらは8ページにかけまして、全部で14項目ございます。例えば、6ページの2番のところでございますが、子育て、乳幼児の親子の活動場所の整備ですとか、人材の確保というようなものが大事ではないかという御意見、それに対してのさまざま子育て拠点の整備ですとか、支援する人のネットワークやコーディネートを進めていくという御説明をしております。

 また、8ページの13番では、公立中学校の部活動についての指導者の確保ですとか、活動場所の確保についての御意見をいただいているところでございます。

 それから、9ページ「戦略Ⅴ 地域見守り・支えあい戦略」に関するものでございます。こちらは10ページにかけまして、全部で7項目ございます。1番、2番のところでは町会・自治会活動への支援、また担い手の確保についてどう取り組んでいくのかというような御質問、御意見をいただいてございます。

 それから10ページ、7番「戦略Ⅵ スポーツ・健康都市戦略」に関するもの。こちらは12ページにかけまして全部で14項目ございます。2番のところでは、オリンピック・パラリンピックの開催について中野区にとってどんなメリットがあるのかという御質問。スポーツを始めるきっかけになるですとか、外国人観光客が多く訪れる、パラリンピックの開催においての障害者の社会参加、ユニバーサルなまちづくりの視点を考える契機になるというような御説明をしております。

 また、今の障害者のことに関連しますが、12ページの13番では、障害者の社会参加の促進についても進めてほしいというような御意見をいただいておりまして、今後の区の考え方、方向性について御回答をしております。

 それから「戦略Ⅶ 区民サービス基盤強化戦略」、こちらは1項目でございますが、バーチャル区役所の整備というふうに施策展開を明記していますけれども、それはどのような意味なのかというような御質問をいただいております。

 それから13ページ、「戦略Ⅷ 持続可能な行政運営戦略」これは14ページにかけまして全部で13項目挙げてございます。1番のところでは区民意思と合意に基づく政策決定とあるが、どう進めていくのかという御意見、御質問に対して、区民参加の仕組みをより充実させていきたいというふうに御説明しております。

 また、2番では人権の意識の向上の取り組みの方策、あるいは4番では外国人住民への対応はどういうふうに考えているのかということに関しての御意見、御質問がありました。

 また、新区役所整備に関しましては、8番から9番、10番と3件寄せられています。新区役所整備の予定、あるいは災害対策としての整備の考え方、それから、現区役所用地の活用はどうするのかというような御質問があったというところでございます。

 それでは、表の報告の資料に戻っていただきまして、2番目の電話、メール等による意見の受け付け状況でございます。意見交換会に参加しない方でも、このような形で意見を受け付けております。平成27年11月26日現在で7件の受け付けをしたところでございます。

 今後の予定につきましては、こういったさまざまな御意見を踏まえて、素案から検討を深めていきまして、案を来年1月に策定すると。案を策定した後にパブリック・コメント手続を実施いたしまして、3月に基本構想の議案の提出、議決をいただきましたら10カ年計画を決定するという流れで進めていきたいと考えているところでございます。

 以上、「中野区基本構想検討素案」及び「新しい中野をつくる10か年計画(第3次)(素案)」に係る意見交換会の結果につきまして御報告をいたしました。

委員長

 ただいまの報告に対し、質疑はありませんか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 質疑がなければ、以上で本報告について終了します。

 次に、第3番、平成28年度予算で検討中の主な取り組み(案)についての報告を求めます。

黒田政策室副参事(予算担当)

 それでは、平成28年度予算で検討中の主な取り組み(案)について御説明いたします(資料6)。この取り組み(案)は、平成28年度予算編成の中で現在検討中の新規・拡充、見直し事業など、区民生活への影響が想定される主な取り組みの方向性等につきまして、現在の検討状況を区民の方にお知らせするものでございます。

 周知方法につきましては、12月5日発行の区報、また区のホームページに掲載しまして、その後、区民との意見交換会として区民と区長の対話集会を12月9日午後7時から開催する予定でおります。このほかに、郵便、ファクス、メール等によりましても区民の方からの御意見をいただきたいというふうに考えております。

 それでは、具体的な検討中の主な取り組みの内容でございますが、現在の10か年計画の四つの戦略と防災安全対策と、その他の取り組みの三つの区分に分けましてお示しをしてございます。

 四つの戦略のほうの1番としまして、(1)新しい中野をつくる10か年計画(第2次)の四つの戦略でございますが、①まち活性化戦略でございます。こちらのほうは、1の中野駅地区のまちづくりをはじめとしまして、6の哲学堂公園体験学習施設の設置及び文化財修復というところまで6項目を挙げております。

 次に、2ページ目をごらんになってください。次は②の地球温暖化防止戦略でございます。こちらは事業系廃棄物収集届出制度の導入、また、清掃事務所車庫の整備につきまして2項目挙げさせていただいております。

 次に、③元気いっぱい子育て戦略でございます。こちらは1の子ども総合相談窓口の改善から6の学校施設整備の6項目について掲げさせていただいております。

 次に、④健康・生きがい戦略でございますが、こちらにつきましては、1の南部すこやか福祉センター等の整備から10の障害者福祉会館における施設内調理給食の実施まで10項目を掲げております。

 次に、(2)防災安全対策等でございます。こちらは1の災害時避難行動要支援者への避難支援の事業から4ページ目の8の第六中学校跡地周辺道路の整備、避難路としての機能拡充を行うところまでの8項目を挙げさせていただいております。

 最後に(3)その他の取り組みでございますが、区民開放端末の廃止から5のもみじ山文化センター大規模改修工事につきまして5項目を挙げております。

 それでは、当委員会の所管事項につきまして御説明をさせていただきます。

 4ページ(3)その他の取り組みをごらんください。1、区民開放端末の廃止でございます。

 現在、区民活動センター、区役所、産業振興センター等に区民向けにインターネットの開放端末を設置し、区のホームページ等が閲覧できる環境を提供しているところでございますが、現在、スマートフォンやパソコン等でのインターネットの利用が広く普及したために、廃止を考えているものでございます。

 次に2、平和の森公園管理事務所・平和資料展示室の閉鎖でございます。平和の森公園の管理運営の変更により、公園管理事務所を廃止する予定でおります。このため、同施設にある平和展示室の資料につきましては、当面の間、区役所で展示したいというふうに案として考えてございます。

 次に、3の新区役所でございます。基本計画を策定し、整備を進めていくというものとなってございます。

 以上で御説明となります。

委員長

 ただいまの報告に対し、質疑はありませんか。

平山委員

 スケジュールというか、全体のことでお伺いしたいんですけれども、来年度予算で検討中の主な取り組みの案を出していただくときって、いわゆる廃止というか、見直しを行う事業もこのタイミングで出していただいていたんでしたっけ。

黒田政策室副参事(予算担当)

 はい。これまでと同様に、見直し、廃止事業についてはこの段階で検討中のものは出させていただいております。

平山委員

 ということは、現在検討中なのは、この区民開放端末の廃止ということだけなのかな。

黒田政策室副参事(予算担当)

 区民の皆様に大きく影響を及ぼすものとなっておりますので、それ以外のところはまた今後予算の審議の中で出てくる場合もあるかというふうに考えております。

平山委員

 いやいや、後々びっくりするようなものが出てきたりしないですよねという確認なんです。出すものは早く出しておいていただかないと、議論ができなくなっちゃうのでという確認なんです。それは大丈夫ですね。

 もう1点、この平和の森公園管理事務所・平和資料展示室の閉鎖に伴って事業説明がありますが、当面の間とはいつまでなんですか。

海老沢政策室副参事(企画担当)

 今、平和の森公園の整備計画の方針というのを出させていただいて、鋭意検討している中で、平和の啓発機能というのを考えていくというふうに書かせていただいております。その中で、何らかの形でそういった機能をそこに置くというところまでの間ということでございまして、その間は区役所のほうで展示をしながら、啓発の継続はしたいというふうに思っています。

平山委員

 じゃあ、要するに次の場所が決まって、そこに移動するまでということですね。あそこに展示してあるものを、どこに展示を行うんだろう。今、どこを想定されているんですか。

海老沢政策室副参事(企画担当)

 現在のところ、想定の段階でございますが、2階の食堂近くというふうに考えておりまして、そこの場所につきましては、現在置いてあるものは全て置けないということがありますけれども、入れかえをしながら、啓発としては効果のあるものにしていきたいと。そうなった場合はということでございますけれども。

平山委員

 ことしは70周年で平和事業に大きく取り組まれた、高く評価しているんです。一方で、この平和の森、さっきも話しましたけれども、平和の森公園をよりよい公園にしていきましょうという取り組みの中なんでしょう。それで平和資料室が後退しちゃったら話にならないですよね。現行、区民の皆さんにごらんいただけている内容を、限りなく区民の皆さんに引き続き親しんでいただけるような環境を、区役所の中なのか、どうなのか。あるいは時々によってそれぞれの地域を回るのか。いろいろなことを考えながら、より平和事業として前に進むような取り組みにしていただきたいなと強く思うんですけれども、いかがでしょう。

海老沢政策室副参事(企画担当)

 区役所の中で展示するというふうな考え方を出させていただいているんですが、より今まで平和の展示をごらんになったことがない方も含めて、来庁者、たくさんの方に触れていただくという機会を持てるということで、区役所に展示するという利点もあるのかなというふうに考えておりまして、そういった意味で申しますと、平和の啓発を後退させることのないように取り組んでいくというふうに考えております。

平山委員

 前半の答弁を聞いていると、とてもそうは思えなかったんですが、後半は後退させないように取り組んでいくと。御決意は伺いましたが、本当に頼みますよ。

 場合によっては、展示の規模が少し縮小してしまうようなことがあったり、あるいは、2階はちょっとよくないですよ。再考したほうがいいと思いますよ、御飯食べに行くところなんですもの。火曜日にはいっぱいになったりとか、いろいろな状況があるじゃないですか。よく考えたほうがいいですよ。その上で、仮に少し現行よりも平和展示のボリュームが落ちちゃうとか何とかというのであれば、その差を埋めるような新しい平和事業をやればいいんですよ。うちも何か提案しているような気もしますけれども、ぜひ検討すべきと思いますけれども、いかがですか。

海老沢政策室副参事(企画担当)

 啓発事業の今後の展開については、鋭意検討して進めてまいりたいというふうに考えております。

長沢委員

 初めに、4ページの区民と区長の対話集会、これ、12月9日(水曜日)1回なんだけれども、これって毎年この1回だけなの、これについてやるのは。

黒田政策室副参事(予算担当)

 はい、そのとおりでございます。

長沢委員

 ちなみに、昨年度はどのぐらいの人が参加しているんですか。

黒田政策室副参事(予算担当)

 7名前後だったかと思います。

長沢委員

 一つ、ここの所管にかかわることで、区民開放端末の廃止ということですね。確かにこういうスマートフォンやパソコンのインターネット運用は広く普及してきたと、そのとおりかなと。ただ、区民活動センターでは、たまにそういうものを使っている人を見かけたりするんですけれども、こういう方々というのは、こういうものを自分で持っていないから使っているのかとか、その辺はよくわからないんだけれども、結局これ廃止をしちゃっても、区民の皆さん、後は区報ですよね。要するにネット上で区民の皆さんにこれについて影響はないと、そういうことからなんでしょうか。

中谷政策室副参事(業務改善担当)

 今のスマートフォンやパソコンなど、インターネットを利用できない方というのは中にはいらっしゃるかと思うんですけれども、そういった方につきましては、図書館の中でもインターネットを利用できるパソコンがございまして、中央図書館で7台、また、地域図書館7館に各1台で合計14台ございますので、そちらのほうを御活用いただけるように周知していきたいと考えてございます。

長沢委員

 ちなみにこれ、区役所は何台置いているんですか。

中谷政策室副参事(業務改善担当)

 本庁舎の1階に1台でございます。

長沢委員

 次に、平和の森のところ。先ほどの陳情審査のときにもちょっと聞いたところなんですけれども、この理由としては、そもそもが平和の森公園の管理運営のというところが常駐されているんではないんですか。管理棟には常駐しているの。平和資料室そのものについては別に常駐ではないよね。ちょっと実態を教えてください。

海老沢政策室副参事(企画担当)

 管理事務所として直営職員が常駐しているということでございまして、平和資料展示室については、その管理というか、有人という形になっていますけれども、平和資料展示室については無人の状態です。

長沢委員

 じゃあ、その管理運営のほうでいいんだけれども、管理事務所を廃止して、常駐されていたというのは、先ほどの話だと巡回するという話だね。ここはそもそも何か兼務の方がやられていたのかな。そうじゃないの。じゃあ、いいや。

 結局、先ほど他の委員が言われた平和資料展示については、当面は区役所でということで、いずれ、是非はともかく、平和の森公園の再整備の際にはまたそちらのほうに持っていくという計画ということですよね。以前、この平和の森というか、資料室という性格だったんだけれども、一定の区民参加のもとで平和資料館的なものの建設というので、これは区自身も事務局なものとして入ってやられていたと思う。ずっと前だと思います、私も議員になる前だと思うので。この計画そのものは、どんなふうになっちゃったのかなというふうにこの報告を聞きながら思ったんですけれども、御承知だったら教えてください。

海老沢政策室副参事(企画担当)

 以前計画されていたというのは聞きましたけれども、その行く末については把握をしておりません。

大内委員

 これ、10か年で区役所について触れられていないんだけれども、どこで触れられているのかな。主な取り組みで、区役所については特に触れられていないんでしょうか。(「3番、一番最後のページ」と呼ぶ者あり)3-3、ありました。この程度。探すの大変なのに、1行ちょっとしかないの。10か年の後半のほうに入っちゃうかなというやつだ。だって、片方でサンプラザと区役所のことでいろいろやっている割には、そっちのほうがもっと移転の後になるからそうなんだけれども、ここの区役所とサンプラザ跡地の話というのは非常にいろいろ出たり報告されたりしている割には、区役所のほうがこんな遅くて、そっちばかり話して先行しても大丈夫なのかなという気がするんですけれども。もうちょっと、いつごろつくるだとか、そういうものは。体育館についてはめどが出ていたんですけれども、区役所については。だって、体育館が移転するのがめどがついていれば、区役所のめどもついているんじゃないの。

朝井経営室副参事(経営担当)

 新区役所整備についてはここに書いてございますけれども、今後の整備のスケジュール等につきましては検討中でございますので、また予算編成の中でさらに詰めて検討したいというふうに考えております。

大内委員

 今ちょっと言ってしまったんですけれども、区役所とサンプラザの跡の計画については、この取り組みには入っていないんでしょうか。

髙橋政策室長

 今年度におけます主な取り組みということでお示しさせていただいていますので、予算における、予算の中での検討中ということなので、今回はその程度にとどめさせていただいているところでございます。

大内委員

 だから、予算がついていない、提案を無料でやってもらっているというか、だから入っていないのかなと。取り組みというとやはり、現実問題としていろいろ提案を受けているということもあると、入っていてもおかしくないのかな。全く予算がかかっていないわけではないわけでしょう、金額は別にして。じゃあ、新区役所整備は来年度、何かお金かけてやるんですか、その整備のということにもなっていくのかなと。

朝井経営室副参事(経営担当)

 新区役所につきましては、来年度基本計画も策定いたしますし、そういう意味でのお金はかけていくようになっています。

大内委員

 基本計画の策定をしていくというのは、位置条例がまだ決まっていない中で、もうやっていっちゃうの。

朝井経営室副参事(経営担当)

 基本計画については、進めていく予定で考えております。

大内委員

 初歩的なんですけれども、基本計画って何。

朝井経営室副参事(経営担当)

 基本設計に入る前の計画でございまして、具体的に区役所にどういう機能が必要であるか、また、大まかな配置についても考えたものをお示しをしていきたい、計画に盛り込んでいきたいというふうに考えております。

大内委員

 じゃあ、そういうものは区役所の新しい位置条例が決まる前にもう検討していく。要するにそれって、卵が先か、鶏が先かという話になってしまうんだけれども、場所の位置も指定していない、広さも指定していない、高さもわからない中で、何を入れたい、これを入れたいって、それはあるだろうけれども、逆に何ができるかということはなしに検討していくんですか。その辺の順番とかは特にこだわっていないの。

朝井経営室副参事(経営担当)

 この基本計画につきましては、まとめた上で、今後地区計画の中で必要になってきます都市計画審議会に出していく資料にもなっていきますので、そういった意味で早目に決めていかなければならないというふうには考えております。

大内委員

 さきの一般質問でも、7月か、第1回定例会に位置条例を提案したいというような予定は聞いているんですけれども、それと微妙に、今言っている話も、いろいろなさまざまな要因がある中で、だからこれだけ、1行ちょっとしか書いていないのかなという気もするんですけれどもね。

 ただ、話戻るんですけれども、やっぱり区役所とサンプラザ跡地については、そっちのほうがむしろ進んでいるとは言わないけれども、具体的なものが4月に示されたりしていて、肝心の区役所のほうは何もまだ示されていないので。そうなってくると、取り組みということではそっちもしっかり取り組んでいるのかなという気がするので、その他の取り組みのところに入っていてもいいのかなという気もするんですけれども。別に今入れろといっているわけじゃないけれども。

川崎副区長

 委員おっしゃるとおり、区役所・サンプラザ地区の再整備、これは極めて重要な取り組みとして現に今区が進めているところでございますが、これにつきましては、きょうお示ししていますのは、28年度で新規拡充、あるいは区民生活に極めて影響の大きいものということで、サンプラザ再整備にかかわる、来年度当然区としても事業の取り組み出てくるわけですけれども、これについては今年度既にお示しをしているというようなことから、今回この項目には乗せていないというところですが、その重要度については委員おっしゃるとおり、区として押さえているところでございます。

長沢委員

 ちょっとごめんなさい、質疑のあれで、区役所のところの話のときに、都市計画審議会にもってお話が出たけれども、都市計画審議会にかける要件って、何をかけるんですか。

朝井経営室副参事(経営担当)

 先ほど申し上げましたのは、都市計画審議会のほうに企画提案書を示していくわけですけれども、その中でここの土地活用について区で想定しているものを出していく必要がありますので、基本計画もその資料の一つになっていくというふうに想定をしております。

長沢委員

 要するに計画自身を定める上で、今のところに移しますよというのでは事足りない。都市計画審議会に諮問して、そこで答申もらうということをおっしゃっているんでしょう。ここで新たな地区計画をつくるという話。

朝井経営室副参事(経営担当)

 新たな地区計画というか、その地区計画の中でまだ定まっていません用途の変更などについて、都市計画審議会の中で審議をされるわけですけれども、そこに区としては移転整備だけではなくて、どういうものを計画しているか、そういったものは資料として必要になりますので、それにも充てていくというふうに想定をしております。

長沢委員

 いや、だからそれは何か議会のほうに示されていますか。

朝井経営室副参事(経営担当)

 まだこれから基本計画をつくりますので、つくった段階でお示しをしていくことになります。

委員長

 他に質疑はありませんか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 質疑がなければ、以上で本報告について終了します。

 委員会を暫時休憩します。

 

(午後4時02分)

 

委員長

 委員会を再開します。

 

(午後4時02分)

 

 本日はここまでとしたいと思いますが、これに御異議ありませんか。

 

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 御異議ありませんので、そのように決定します。

 次回の委員会は、明日12月3日(木曜日)午後1時から当委員会室で行うことを口頭をもって通告します。

 以上で本日の日程は終了しますが、各委員、理事者から何か発言はございませんか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 なければ、以上で本日の総務委員会を散会します。

 

(午後4時02分)