平成27年12月03日中野区議会子ども文教委員会(第4回定例会)
平成27年12月03日中野区議会子ども文教委員会(第4回定例会)の会議録

中野区議会子ども文教委員会〔平成27年12月3日〕

 

子ども文教委員会会議記録

 

○開会日 平成27年12月3日

 

○場所  中野区議会第5委員会室

 

○開会  午後1時00分

 

○閉会  午後2時25分

 

○出席委員(8名)

 森 たかゆき委員長

 広川 まさのり副委員長

 日野 たかし委員

 北原 ともあき委員

 小宮山 たかし委員

 いさ 哲郎委員

 高橋 ちあき委員

 久保 りか委員

 

○欠席委員(0名)

 

○出席説明員

 教育長 田辺 裕子

 子ども教育部長、教育委員会事務局次長 奈良 浩二

 子ども教育部副参事(子ども教育経営担当)、教育委員会事務局副参事(子ども教育経営担当) 辻本 将紀

 子ども教育部副参事(子育て支援担当)、子ども家庭支援センター所長、教育委員会事務局副参事(特別支援教育等連携担当) 永田 純一

 子ども教育部副参事(保育園・幼稚園担当)、教育委員会事務局副参事(就学前教育連携担当) 古川 康司

 子ども教育部副参事(幼児施策整備担当)、教育委員会事務局副参事(幼児施策調整担当) 濵口 求

 子ども教育部副参事(子ども教育施設担当)、教育委員会事務局副参事(子ども教育施設担当) 浅野 昭

 教育委員会事務局副参事(学校再編担当) 板垣 淑子

 教育委員会事務局副参事(学校教育担当) 石濱 良行

 教育委員会事務局指導室長 杉山 勇

 

○事務局職員

 書記 大野 貴子

 書記 福島 ルミ

 

○委員長署名


審査日程

○所管事項の報告

 1 ひとり親家庭への支援の拡充(寡婦(寡夫)控除のみなし適用)について(子育て支援担当、保育園・幼稚園担当)

 2 区立小中学校の施設整備方法について(学校再編担当)

 3 平成27年度いじめの対応状況について(指導室長)

 4 議会の委任に基づく専決処分について(指導室長)

 5 その他

 (1)2016年成人のつどいの実施について(子育て支援担当)

○地方都市行政視察について

○所管事務継続調査について

○その他

 

委員長

 定足数に達しましたので、子ども文教委員会を開会いたします。

 

(午後1時00分)

 

 本日の審査日程ですが、お手元に配付の審査日程(案)(資料1)のとおり審議を進めたいと思いますが、御異議ございませんか。

 

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 御異議ありませんので、そのように進めます。

 なお、審査に当たっては、5時を目途に進め、3時ごろに休憩をとりたいと思いますので、御協力をお願いいたします。

 それでは、議事に入ります。

 きのうに引き続き、所管事項の報告を受けたいと思います。

 1番、ひとり親家庭への支援の充実(寡婦(寡夫)控除のみなし適用)についての報告を求めます。

永田子ども教育部副参事(子育て支援担当)

 それでは、ひとり親家庭への支援の拡充(寡婦(寡夫)控除のみなし適用)につきまして、お手元の資料(資料2)によりまして御報告をさせていただきます。

 1番、趣旨でございます。現在、ひとり親家庭のうち、死別・離別等の場合には、税法上の寡婦(寡夫)控除が適用されておりますが、婚姻歴のない方の場合には適用されておらず、このため、所得を基準として算定される利用料の負担などにおいて不利益が生ずる場合がございます。こうした実情を踏まえ、区では、ひとり親家庭への支援を拡充するため、婚姻歴のないひとり親家庭への寡婦(寡夫)控除をみなし適用を実施することによりまして、ひとり親家庭の経済的負担の軽減を図るものでございます。

 2番、実施内容でございます。

 (1)対象者は、婚姻歴のないひとり親で児童扶養手当の受給者でございます。

 対象事業は、サービスの利用要件や利用料等が所得を基準として定められている事業ということで、法定給付や定額制のものは除きます。この基準に該当します事業の一覧につきましては、恐れ入りますが、裏面をごらんいただきたいと思います。

 全部で27の事業がございます。本件につきましては、事業所管ごとに各常任委員会におきまして報告をさせていただいているところでございます。

 また、これまでの各事業ごとの利用実績で見ますと、想定される対象者が少ないという事業も中にはございますが、少しでも可能性のある事業につきましては、制度として整えておくという考え方で対象事業としてございます。

 恐れ入ります。前にお戻りいただきたいと思います。

 次に、3番、申請手続でございます。全ての対象事業について一括申請できる様式によりまして、御本人に申請をしていただきます。その際、児童扶養手当受給者情報の照会及び次回以降の自動更新等について同意を得ることによりまして、次回以降については自動的に更新するとともに、要件を充たさなくなった場合にはその時点で適用をやめるといった取り扱いをさせていただきます。

 4番、実施時期につきましては、平成28年2月から受付を開始し、4月から適用開始とする予定でございます。4月以降につきましては、原則として申請月の翌月から適用を開始いたします。

 5番、対象者見込み数は約230人でございます。

 6番、今後の予定ですが、本日委員会報告をさせていただきました後、平成28年1月に規定整備等を行いまして、対象者宛の郵送や区のホームページ等によりまして周知をいたします。そして、2月に受付開始、4月に適用開始を予定してございます。

 御報告は以上でございます。

委員長

 ただいまの報告に対し、質疑はございますか。

いさ委員

 今後の予定というところ、対象者に対して郵送で知らせるというふうになっていると思うんですけども、郵送物未達だったりするケースというのは考えられると思うんです。こういうときはどういうふうになさるというふうに考えていますか。

永田子ども教育部副参事(子育て支援担当)

 記載のとおり、区報ですとか区のホームページでも広報いたしますし、また、万一郵便物が返戻等になった場合につきましては、また別途個別に連絡をとらせていただく予定です。

いさ委員

 あともう一つ、届いたけれども、申請されないというケースも考えられると思うんです。基本的に申請主義で何事もやっていると思うので、こういうのも、その後のフォローといいますか、しっかりやってほしいなという、これは要望として挙げておきたいと思います。みなし適用そのものは、多数の会派、いろいろなところが求めてきたものですし、実現は大変喜ばしいと思うんですよ。せっかくそういうふうにやるということですから、全ての対象者の方に漏れないように、きちんと申請につながるように、この運用をお願いしたいなと要望といたします。

委員長

 他に質疑はございますか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 なければ、以上で本報告については終了いたします。

 続きまして、2番、区立小中学校の施設整備方法についての報告を求めます。

板垣教育委員会事務局副参事(学校再編担当)

 区立小中学校の施設整備方法について御報告をさせていただきます。

 お手元のまずA4の資料(資料3)のほうをごらんいただきたいと思います。

 まず、1、大規模改修から改築への変更についてですが、教育委員会では、中野区立小中学校再編計画(第2次)及び中野区立小中学校施設整備計画を策定し、区立小中学校の再編と施設整備を計画的に進めることとしております。昨年度から今年度にかけて、平成29年度に統合いたします中野神明小学校と新山小学校、それから、大和、若宮小学校の統合新校の校舎について、大規模改修の方向で検討を進めてきたところです。この大規模改修について具体的な検討を進めていく中で、中野区立小中学校再編計画(第2次)を策定した時点よりも児童・生徒数が増加しており、さらに今後も6歳から14歳の人口が増加していくということを想定しております。今後、児童・生徒数の増加が見込まれることから、統合した時点で必要な普通教室数を確保しようとすると、大規模改修による改修では、普通教室以外の機能が十分に確保できないということでありますとか、学校と地域が連携する上での活動が可能となるスペースの確保などが難しいということが明らかになってまいりました。この必要な普通教室を確保するということについて、一部校舎の改築でありますとか、キッズ・プラザとプール棟の合築など、さまざまな可能性を考えてまいりました。しかしながら、一部校舎の改築などを行うことで新たに耐震補強工事が必要になるなど、当初想定しておりました大規模改修の経費、12億円を予定しておりましたけれども、それを大きく上回ってくるということがわかりました。こうしたことから、統合した際に一定の児童・生徒数に対応できる学校施設を確保するために、また、安全で安心な、かつ充実した教育環境を整えていくために、中野区立小中学校再編計画(第2次)及び中野区立小中学校施設整備計画において、大規模改修と位置付けている学校は原則改築とすることといたします。

 続きまして、2番、統合新校校舎への移転の時期の変更についてですが、大規模改修から改築に変えるということで、設計等に要する期間が必要になることから、仮校舎から新校舎への移転の時期を変更する必要があります。移転の時期の変更等につきましては、別紙の資料を使って説明をさせていただきます。

 恐れ入りますが、添付のA3判の資料をごらんください。

 こちらは第2次再編計画の今後のスケジュールを記載したものになっております。これまでのスケジュールと変更となる部分を赤で記載しております。

 まず、上から二つ目の囲いのところ、南中野中の通学区域のところをごらんください。中野神明小学校、新山小学校についてですが、中野神明小学校校舎の改築工事は平成30年の中ごろから始まり、完成は平成32年度の夏ごろを予定しております。統合新校校舎への移転の時期は、今の再編計画では31年度を予定しておりましたが、平成32年度の夏ごろになるという変更でございます。その下の多田小学校、新山小学校ですが、中野神明小学校と新山小学校が統合新校へ移転した後に仮校舎である新山小学校へ移転して、その後、多田小学校の改築工事に着手いたします。多田小学校の位置の統合新校校舎の移転の時期は、今の再編では平成33年度を予定しておりますが、それが35年度に変更になります。

 続きまして、一番下の第四中、第八中の通学区域のところをごらんください。これの二つ目の段の大和小学校、若宮小学校についてですが、大和小学校校舎の改築工事は平成30年度の中ごろから始まり、完成は平成32年度の夏ごろを予定しております。統合新校校舎への移転の時期では、今の再編計画では平成31年度を予定しておりましたが、平成32年度の夏ごろになるという変更でございます。

 大和小学校の改築工事が終了した後に、若宮小学校の跡地の改築工事を平成33年度から始めます。第四中学校、第八中学校のところになりますけれども、当初計画では、ここの工事につきましては平成31年度から着手し、平成33年度に完成させて、第四中学校と第八中学校の統合は、完成した新校舎でするという予定でおりましたが、工事が2年程度後ろへずれ込むため、第四中学校と第八中学校の統合は、第四中学校を二年間仮校舎として使用することで再編計画でお示ししておりますとおり、平成33年度に統合するということになります。したがいまして、移転の時期につきましても、平成35年度に変更になります。

 それから、統合の準備というところなんですけれども、四中、八中の統合の準備は平成30年度から始まるということで赤く書いてございますが、これは今までの計画ですと28年度から始まる予定でしたけれども、統合に合わせて約3年間で準備をしていくという変更になっております。

 他の学校のスケジュールのところには大きな変更はございませんが、真ん中の第三中、第十中学校通学区域の桃園小学校、向台小学校のところですが、こちらは今まで大規模改修を予定しておりましたが、改築・新築工事ということで変更になってございます。

 統合新校校舎への移転の時期の変更の説明は以上でございます。

 それでは、A4の資料のほうにお戻りいただきたいと思います。

 一番最後、3、今後の予定でございます。本委員会に報告後、学校、PTA・保護者等へ周知してまいります。保護者等への周知につきましては、学校を通じて施設整備に関する内容がわかるお知らせを送付いたします。あわせまして、学校ごとに説明会を開催していく予定でございます。

 報告は以上でございます。

委員長

 ただいまの報告に対し、質疑はございますか。

日野委員

 大規模改修から改築というふうに変わったということなんですけども、私個人としても、改築というのはいい方向だなというふうには思っているんですけども、ただ、今までの大規模改修というところから大きく変わるという理由として、6歳から14歳の人口が増加、一定の児童・生徒数の増加に対応するために、大規模改修では教室数を確保できないというふうに書いてあるんですけども、学校再編計画の第2次を見まして、例えば18ページに神明、多田、新山の統合のところが書いてあるんですけども、ここでの統合新校の規模としては、神明と新山は統合時には488人、17学級で、多田と新山は389人、13学級というふうになるんですけども、この規模が実際どのぐらいふえて、改修では対応できないというふうに今、推定されているんでしょうか。

板垣教育委員会事務局副参事(学校再編担当)

 中野神明小学校と新山小学校の統合新校でございますが、37年度の推計でおよそ20学級程度になるのではないかというふうに想定しております。それから、多田小学校と新山小学校につきましても、統合の時点では、ここに書いてある13学級程度かなというふうに見込んでおりますが、将来的に37年度には16学級程度までふえるのではないかというふうに推計をしております。

日野委員

 あと、大規模改修費用は当初費用だと12億円だったということで説明があったんですけども、今回、生徒数がふえるから教室をふやさなきゃいけないとなった場合に、改修費用だと実際どのぐらいかかる予定だったのか、また、改築だと幾らぐらい費用がかかるのか、これを教えていただきたいと思います。

板垣教育委員会事務局副参事(学校再編担当)

 今回の中野神明小学校の場合ですと、20億円を超える金額がかかるということがわかりました。それから、大和のほうの大規模改修につきましても、20億円を超える金額ということで、そこまでかかってしまうということがわかりました。

日野委員

 これは全体的に大規模改修じゃなくて、原則改築とするというふうにあるんですけども、中野区はこれまで改築の費用として義務教育施設整備基金というのを積み立てきたと思うんですけども、全体的に改築とした場合に、これで賄っていけるものなんでしょうか。

板垣教育委員会事務局副参事(学校再編担当)

 これまでの財政的な面でのシミュレーションということは、今後きちんと計算をしていかなくてはいけないなというふうに思っております。大規模改修から改築に変更するというところにつきましても、内部で検討してまいりまして、細かい数字を示すことはできないんですけれども、現在改築すると80年程度持つというような想定で、その場合には約30億円かけての改築、それがもし今回大規模改修20億円かけるということになりますと、さらに30年たって今度は改築をしなくちゃいけない。単純にそういった比較をいたしますと、改築のほうがより早く教育環境が整えられていくということを想定して計算のほうはさせてもらいました。

 それから、先ほど基金の話ということですが、前半のほうで改築工事が集中いたしますと、経費がそこでかなりかかるということがあるかなというふうには思いますけれども、積立額、今、想定では毎年15億円程度積み立てていくというようなことでも想定しておりますし、その辺については、今後さらに内部できちんと検証しながらやっていきたいというふうに考えております。

 それから、費用の話とあわせまして、人員のことについても平準化という話がありましたけれども、大規模改修にかかわる人員というのは、技術的も大規模改修のほうが手間がかかるということで、大規模改修のほうがより人員的な配置が必要になるということは言われております。

日野委員

 あと、大規模改修から改築とすることで、ちょっと私自身、わかっていないんですけど、国とか都からの補助金というのは変わったりするものなんでしょうか。

委員長

 ちょっとすぐに出ないみたいですが、どうしましょうか。

日野委員

 じゃ、工事の期間についてなんですけども、A3のスケジュールの中で、例えば神明・新山、多田・新山とあるんですけど、基本設計、実施設計が神明・新山は1年半で、多田・新山は2年となっています。この違いは何でしょうか。

板垣教育委員会事務局副参事(学校再編担当)

 今年度、大規模改修についての基本計画をつくるための準備を整えてまいりましたので、基本構想、基本計画、それから、その後の設計、実施設計については、期間が短縮してできるのではないかということで、施設担当のほうからこういう提案をいただいているところです。

委員長

 差について……。

板垣教育委員会事務局副参事(学校再編担当)

 今やっている中身のことが今後に生かせるということで、ここは丸々2年かけずともできるというような判断をいただいているところです。

日野委員

 この期間が当初、大規模改修だと、例えば2年間だったものが、設計、工事、あわせてさらに延びて、例えば神明・新山だと31年度から新校になる予定だったのが、今度32年度の半ばぐらいというふうに延びていると思うんですけども、例えば来年度から入学されるお子さん、再来年度から入学されるお子さんだと、6年間のうち半分以上、仮校舎で過ごさないといけないというふうになると思うんですね。そうした場合に、また神明・多田、新山になるんですけども、学校再編の第2次の18ページの図でいうと、仮校舎の新山まで通うのに神明・新山の学区で一番遠いところだとどれぐらいの距離になるんでしょうか。

板垣教育委員会事務局副参事(学校再編担当)

 最も長いと1.2キロかかるということになります。

日野委員

 当初は2年間仮校舎に通えば、その後は新校舎に通えるということで見込んでいた保護者の方も、実は3年半かかりますというふうになった場合に、半分以上仮校舎に1.2キロ通わなきゃいけないとなった場合に、例えば神明の一番上のところでいうと、学区的には隣になるんですけども、本郷小のほうが近くなるというふうに思うんですね。こうした場合に生徒さんの負担、保護者の負担を考えて、学校を超えても大丈夫のような配慮というか、そういったものは何か考えていますでしょうか。

板垣教育委員会事務局副参事(学校再編担当)

 小学校の場合には、指定校変更の扱いということで、距離による特例を認めております。その場合には、今、本郷小学校というお話でしたが、現在の中野神明小学校の位置と本郷小学校の位置を比較して、本郷小学校のほうが近いという理由で本郷のほうに行きたいということであれば、それは認められるというところがあります。

日野委員

 仮校舎の距離ではなくて、神明との距離ということになるんでしょうか。

板垣教育委員会事務局副参事(学校再編担当)

 そのとおりです。

日野委員

 じゃ、結局、本郷小よりも現在の神明小のほうが近ければ、距離が遠いけども、仮校舎のほうに通わなければいけないということになるんですよね。

板垣教育委員会事務局副参事(学校再編担当)

 おっしゃるとおりです。

日野委員

 なので、その辺の配慮というか、そういったものができないかということでお話をさせていただきました。これを今後検討していただければと思います。要望です。

 あと、最後、一つだけ。三中、十中で複合化というのがあったんですけど、今後、学校を改築することによって、複合化というのも出てくる可能性もあるんでしょうか。

板垣教育委員会事務局副参事(学校再編担当)

 その辺につきましては、個別の学校ごとに検討していかなくてはいけないのかなというふうに考えてはおります。明らかになった時点でまた御報告させていただきたいというふうに考えております。

委員長

 さっきの補助金の話はまだ出ないですか。

浅野子ども教育部、教育委員会事務局副参事(子ども教育施設担当)

 今までは交付金という形で受けていました大規模改修につきましては、今後、改築となりますと、国庫負担金のほうで請求をするような形になってまいります。

高橋委員

 お願いというか、これは大変なプロジェクトだと思うんですね。今までの再編計画も地域の人、または学校関係者、PTAさんからいろいろ理解をいただきながら、ここまで第2次が進んできているというところで、先々のことを考えたら、将来にわたって中野の子どもたちがきちんと学習できる環境をつくるためには、こういう考え方に変えなくてはならないんですよということを、今後の予定の中に説明会みたいなのが入るわけですよね。そうすると、そのときに担当されている教育委員会の皆さんがぶれたら困るんですよ。何か言われて、何か質問されて。

 私もすごい昔、小学生のころは、仮校舎まではいかないけども、プレハブを校庭に建てて、木造から鉄筋にかわる、6年間のうちの5年間がプレハブだったわけ。だから、学校が様変わりするときはしようがないんだけれども、今、通っているお子さんたちは御苦労されてしまう期間があると思うけれども、それは大きく理解してもらうための熱意とか積極性とか、計画性というのをきちんと周知していかないことには、時々へそを曲げちゃう人たちもいるから、わかってくれていても、いやいやいやとなっちゃうのは、いいものをつくろうとしているから大変なことだと思うんですよ。でも、その方法とかいろんなことができると思うから、周知というのはどういうふうなやり方で周知をしていこうとしているのが、ちょっと確認で聞きたいんですけど。

板垣教育委員会事務局副参事(学校再編担当)

 今、考えております周知の方法としましては、この後、来週には新しい小学校1年生の就学通知が出ることになっています。就学通知を送付する際に、これまでも再編を対象としている学校のお子さんについては、統合のスケジュールのようなものを送付して、わかるような形で御連絡してきました。新しく学校に入ってくる子と同時に、在校生にも通知を出せるような形を今、考えております。まず、子どもたちに対しての通知。その通知の中に、保護者会の開催についての案内を同封することを考えております。これは在校生の保護者に対する周知の場を設けたいというふうに考えております。

 説明会につきましては、ちょっと急な話にはなりますけれども、年度内に関係する学校で全て開催をしていきたいというふうに考えておりまして、先ほどのスケジュール表になりますけれども、南中野中の通学区域、中野神明、新山、多田小学校、それから、四中、八中の区域の四中、八中、それから大和、若宮、鷺宮、西中野、それから啓明小学校、ここは全て年度内に保護者会を開催して、周知をしていきたいというふうに考えております。

 それから、当然に、小P連でありますとか中P連、それから町会でありますとか、関係するところには順次説明に出向いていきたいというふうに考えております。

 大ざっぱですけど、以上のことを考えております。

高橋委員

 大体様子はわかりました。再編ですから、再編担当が中心になるんだろうけれども、誰に聞いても、どなたに聞いても答えられるような対応を今後きちんとしていってもらいたいというのが私たちのお願いなんですけど、そこは答弁要りませんけれども、地域にかかわっている私たちもいろいろ聞かれるけれども、それはそれなりに皆さんにわかってもらえるように話はしていきますけど、そちらサイドも、どなたに聞いても答えられる、わかりますというような、全てが連携とれているような体制で取り組んでいってもらいたいと思います。これはお願いです。

田辺教育長

 高橋委員の御質問で、周知の方法についてはお答えをさせていただいているところですけれども、この再編計画第2次につきましては、地域を挙げて皆さんに協力していただいて、ここまでまとめていただいたというふうに思っています。既に再編を行っている学校については、私どもだけではなくて、保護者の方々からも、教育活動が活発になってよりよい教育ができているという評価もいただいているところです。本当に小規模化が進んで、なかなか課題の多い学校も多くなっている中で、中野区としては、一定規模の学校を早くつくりたいという思いでおりました。

 今回、大規模改修から改築へということで方向転換をするわけですけれども、再編計画の基本的な考え方は一切変更ございませんので、先ほど日野委員からもありましたけれども、仮校舎でお過ごしになるお子さんが多くなるということは、私たちも十分承知をしていますし、そのためには、通学路の安全の確保でありますとか、保護者の方々への理解、なおかつ、仮校舎といっても、既に子どもたちが学んでいる学校を使っていくわけですので、十分な教育環境にも配慮し、また、高橋委員がおっしゃいましたように、教育委員会事務局だけでなくて、学校挙げて、教育委員会と学校がよりよい教育をしていくんだという覚悟で進めていきたいというふうに思っておりますので、どうか御理解のほどお願いいたします。

いさ委員

 今回の大きな変更というのが、子どもの人口がふえるという見込みがあると、そういうことで大規模な変更になったということですよね。もしそうだとするならば、そもそも学校の統廃合の計画そのものが見直しをされるべきじゃないかと思うんですが、どうでしょうか。結局、統廃合の話そのものが子どもの数が減るからということで進んでいたんじゃなかったんでしょうか。このあたりをちょっとお答えいただきたいんですが。

板垣教育委員会事務局副参事(学校再編担当)

 おっしゃるとおり、どんどん人口が減っていくので統合しましょうという話が一つにはあったかなというふうには思っております。ただ、今回の再編というのは、そうはいっても、そこを統合しながらやっていくということになりますので、統合を進めていくことと小学校と中学校の通学区域を合わせていくという二つの柱で進めていきたいと考えたものです。そうすることで、小中の連携の教育でありますとか、適正な規模、今まで小規模化というのは12学級以下の学校のことですけれども、それが統合したことによって適正な規模になっていく、そういうことを考えております。

 それから、人口がふえていくという話をさせてもらいましたけれども、想定では、今回統合していく学校につきましても、大規模になるというほどではないというところでございます。18学級以上になるところも想定しておりますが、それでも小規模化している学校をそのままにしておくよりは、そのほうが適正な規模での環境が整えられるというふうに考えております。

いさ委員

 適正な規模というお話が出てきたんですけど、そもそも親御さんなりから出ている少人数学級、こういうものを実現していくということも考えるのだとしたら、統合でまとめるんじゃなくて、今も人口がふえているということもあるんですから、見直しをするべきじゃないかと思うんです。少人数学級の求めがあるという点については、いかがでしょうか。

板垣教育委員会事務局副参事(学校再編担当)

 適正な規模を保つことで集団活動のよさであるとか、教育に必要な活動が十分にされていくのかなというふうに思います。その中での少人数の指導ということですので、もともと少人数だから少人数指導だということではないと思います。

いさ委員

 現実に平和の森小みたいに、教室がなくて別のところを使っているというケースもあるわけじゃないですか。そういうことも加味して考えるならば、今の話は保護者の皆さんにとっても、そんなにすっと入ってくる話じゃないと思うんですよ。この話をこれ以上してもしようがないとは思うので、とりあえず見直しをするべきだという立場だけ明らかにして、要望として出して、もうこれでこの件は終わりにします。

久保委員

 見直しをするという方向性の共産党さんの態度が明らかだったので、うちの会派はいろいろ質問いたしますけれども、学校再編計画そのものは順調にいっていただくことを願っています。

 その上で、今回、今、再編担当が説明されたんですけれども、そもそも再編があるので、学校の改築とか改修という話が出てきたのもあるのかもしれないんですけれども、昨年の10月に小中学校施設整備計画が出ていますよね。ここにも書いてあります。これに基づいて改修とか改築とかという話になっていたんだろうなというふうに私は理解をしておりまして、これは学校再編にも大きくかかわってくるわけですけれども、どこの学校だったら改築なんだろう、どこだったら大規模修繕、スーパーリフォームなんだろうか、その費用はどのぐらいかかるんだろうか、そのための耐力度調査とかということをやってきた上でこういう計画が出てきたというふうに思っているんですね。今回のお話だと、1年後にこういう状況が起きるということを、その時点では想定をしていなかったんだろうか。想定できる話だったんじゃないかなと思うんですが、その辺のところがこの1年間で、ここに若干ありますが、どういうふうに変化があり、どういう判断をされて今日に至ったか、もう少し丁寧に御説明いただけますか。

板垣教育委員会事務局副参事(学校再編担当)

 一つには、子どもの数の推計ということがあるのかなと考えておりまして、再編計画を策定した時点では、今後の子どもの数は横ばい程度で、ふえても微増程度というような推計のもとに、各教室の数であるとかそういったことも想定しながら進めてきたということがあると思います。

 そもそも児童数の推計というのは、今現在出生している子どもが6年後に上がる、年齢進行率でありますとか、そういったものも加味しながら推計をしていくということで、ここ数年の出生数がかなりふえてきている、そういうことが一つ原因としてあるのかなというふうに思います。

 それから、今後、中野区では、子育て支援策、そういったところに力を入れていくということで、今後、一定程度、子どもの数がふえていくのではないか、そういうことを見込んで、再編計画をつくった時点では平成34年度までの想定にはなっておりますけれども、今の時点で平成37年程度、その先も合計特殊出生率などが上がっていくというような推計のもとに、一定程度の数まで教室数がふえていくのではないかというようなことを想定させていただきました。

 それから、先ほど大規模改修と改築の判断というような話もありましたけれども、そのときには、基本的には、一旦大規模改修をして、30年程度寿命を延ばした後、改築をするということを考えておりました。ただ、今、話をしましたように、子どもの数がふえていくということを想定したときに、大規模改修という考え方、躯体をそのまま生かすという形での改築では、なかなか教室数をふやすことが難しい、また、ふやすとなると、かなり経費もかかってくる、そういうことが明らかになったということで、今回大規模改修から改築という考え方に変えたということになっております。

久保委員

 そういうところがすごく考えが甘かったんじゃないかなと思うわけですね。人口推計云々とおっしゃられたんだけれども、そもそもきのうの10か年のときにも少しお話をしましたけれども、中野区がこれから子育てをする世代の方たち、また、定住化していく中で子育て支援って一つの大きな課題であり、保育園ですとか学校が充足されているかどうかというのを選ばれるわけで、選ばれる中野区になろうと思ったら、そういったことというのは完全に視野に入れて計画しなきゃいけなかったんじゃないかなということが一つあると思うんです。そこはやはり反省点としてきちっと残していかなきゃいけないんじゃないかなと思います。

 それから、耐力度調査等をなさって、その上で大規模修繕か改築かということを判断されていたわけですけれども、その時点で、単なるスケルトンにした時点で大規模修繕が済むという発想だったこと自体が、再編をすることによって児童数は上がっていくということをきちっと見込まなかったのかなと思うと、それもやはりおかしいだろうなと思います。

 なので、昨年発表された施設整備計画というのは、完全に白紙ですか。それともこれは考え方として残るんですか。それはどうなりますか。

板垣教育委員会事務局副参事(学校再編担当)

 基本的な考え方は残るというふうに考えておりますが、ここに書いてあるとおり、基本的な考え方が大規模改修となっておりますので、必要な内容の修正は行っていく必要があるかなというふうに考えております。

久保委員

 そこを再編担当がお答えになるのがどうなのかなとさっきから思っているんですけど、これは再編担当じゃないですよね。発表されたときは教育施設担当ですよね。ここの中には、建築後50年を経過した学校については、原則大規模改修により30年程度の長寿命化を図り、20年から30年の経過期間に改築するというふうになっていて、今のこのA4の資料を見ると、その考え方も変わったのかなというふうに思ったりするわけですけれども、そこは完全に変わったわけでしょうか。

浅野子ども教育部、教育委員会事務局副参事(子ども教育施設担当)

 今までは大規模改修という前提で整備計画を立ててございました。先ほど再編担当もお話ししましたけども、個別のいろんな検討をしていく中で、将来の子どもの増加ということと兼ね合わせて見たときに、大規模改修では対応し切れないということが判明いたしました。そういったところで、今後の形としては改築という方向性をとらざるを得ないというふうに考えております。

 したがいまして、この整備計画自体も該当する部分については計画の変更ということは考えてございます。

久保委員

 この整備計画のほうには、当然のことながら、学校再編の対象以外の学校というのもありますね。そこもそうなると、今の御説明ですと同じ考え方なのかなというふうに思うわけですけれども、そこはそうではないんですか。

浅野子ども教育部、教育委員会事務局副参事(子ども教育施設担当)

 この計画では、前半が学校再編に対する学校の計画を立ててございます。後半はそういう対象ではない学校について、大規模改修という形での計画ですが、基本的には再編対象でない学校につきましても改築という形で今後対応してまいります。

久保委員

 なので、ものすごい方針転換ですよね。今まで大規模修繕でできると言われていて、私たちも本当に大規模修繕でいいの、改築のほうがいいんじゃないかとか、いろんな議論をしてきた上で再編計画ができてきて、その中では、学校再編っていろんな思いがかかわってくるところなので、そこのところはきょうはやめておきますけれども、そんな中で、みんなも折り合いをつけながら、この計画というところに来た部分があるんだろうなと思うんですよね。

 一定大規模改修という、今まで12億円と言われていて、それが20億円以上かかる、この20億円以上かかる理由というのは、先ほどからお話があるように、児童・生徒の数が伸びてきているということを考えると、この状態のままの修繕では、とても対応できかねるということだったと思うんですけれど、そこのところはすごく反省が必要です。

 そういったところから、学校の再編自体も異を唱える方がまた出てきてしまったりとか、不審につながってしまうようなことは避けていただきたいので、そこは先ほど高橋委員がおっしゃるとおりだと思っています。

 じゃ、全体で大規模改修12億円としていて、改築30億円としておりまして、全校を改築していきますということになりますと、トータルで整備費用はどのぐらい今、考えていらっしゃるんですか。

板垣教育委員会事務局副参事(学校再編担当)

 単純な計算しかしておりませんけれども、大規模改修をした後に改築をするということで、今、全ての学校を考えますと、当初の計画では912億円です。これは、まず大規模改修をした後、30年程度たった後に30億円をかけて改築するという計算、それが全て改築ということになりますと、改築が30億円ですので……。

委員長

 委員会を休憩します。

 

(午後1時44分)

 

委員長

 委員会を再開いたします。

 

(午後1時46分)

 

板垣教育委員会事務局副参事(学校再編担当)

 失礼いたしました。

 改築と大規模改修で、今の想定ですと概算で1,040億円程度、全てを改築した場合ですと924億円程度ということで考えております。

久保委員

 ということは、さっき当初912億円と言っていたのは何だったんでしょう。それはなしですね。

板垣教育委員会事務局副参事(学校再編担当)

 そうです。

久保委員

 1,040億円、要するに924億円ということは、スーパーリフォームと改築との組み合わせよりも改築を全部したほうが実はコスト的にはかからなかったと、そういうことですか。

板垣教育委員会事務局副参事(学校再編担当)

 大規模改修を今までは12億円で想定しておりましたが、今回20億円程度かかるということがわかりましたので、大規模改修は20億円ということでの計算したものが今、言った1,040億円ということになっております。

久保委員

 じゃ、実際には大規模改修と改築を繰り返すよりも、改築を全てしてしまったほうがよかったと、そういう判断に至ったということですかね。そういうことであるならば、それは大きな理由の一つになると思いますので、きちっとそこは説明していただけたらと思います。先ほど概算でと、それは当然、概算に決まっていますよね、まだこれから基本設計から何からスタートしてくるわけですから。でも目安になるものをきちっと示していただかないと、それはさんざん議論の末にこういうことになってきていると思うので、きちっとやっていただきたいなというふうに思います。

 その上で、今度、再編のほうに戻りますけれども、先ほど日野委員のほうから、神明小ですとか小学校の再編のほうがありました。私は地元の四中と八中の統合についてお伺いしたいんですけれども、今まで四中、八中に関しては、現在の若宮小学校の位置が、統合を終えて大和小学校の位置に移った後に、若宮小学校を解体して中学校を建築するということで、要は、統合自体が新しい学校でスタートするということになっていたわけですね。でも、今回の示されたものによりますと、第四中学校と第八中学校については、平成33年度の統合の時点での新校舎の完成ができなくなる、このため、統合から新校舎完成までの2年程度は第四中学校を仮校舎として使用するとなっているんですけれども、これって全く意味のないようなことに私には思えるんですけれども、どうしてこういうふうになるんですかね。

板垣教育委員会事務局副参事(学校再編担当)

 まず、四中と八中が統合いたしますことで、八中の校舎があきますので、そこを利用して、その後の西中野、鷺宮小学校の統合をするための工事を行うためでございます。

久保委員

 ということは、要するに、早く八中をあけなくちゃいけないから、統合を急ぐということですか。

板垣教育委員会事務局副参事(学校再編担当)

 失礼いたしました。ちょっと説明が足りませんでしたけれども、西中野小学校の小規模化がかなり進んでいるということで、そちらの統合は計画どおりに行いたいということを考えております。そのために四中と八中の統合につきましては、計画どおりやらせていただきたいというふうに考えております。

久保委員

 西中野小学校の小規模化はずっと前から進んでいるのであって、2年延びたからといって、大した影響がないように私は思えますし、今の御説明によると、児童・生徒数が伸びているからとおっしゃるわけだから、そうすると、西中野だけは極端にどんどん減っていくとも思えないような、そういう話なんじゃないかなと思うんですよ。

 それで、四中と八中のエリアって、中学校なので広域なわけですから、その中で改築した学校ができて、そこで同時に統合できるメリットというのを地域としては歓迎していたわけなんですけれども、それが2年間の四中に仮校舎という形になってしまう。その理由は何なんですかというと、鷺宮小学校と西中野小学校の再編の時期をおくらせるわけにいかないからという、今のお話だとそういう理由になっちゃうわけですよね。それって、ちょっとおかしくないですかね。そもそもの2年間のおくれというのは、大和小学校を改築するということが大きな理由であるのであれば、大和小学校を改築することに対しては、ほかはみんな学校再編の中で、唯一大和だけが大規模修繕と言われていたわけですから、それを改築されるということは、平等でよかったなというふうに皆さんが思われるわけであって、そのために統合が若干時期がおくれていくんですよということで、誰もそのことを反対する人はいないのではないかなと思うんですね。むしろ、仮校舎という今まで想定されていなかったものが出てくることが、地域にとっては混乱を来すと思うんですけれども、そういうことは十分に検討されたんでしょうか。

板垣教育委員会事務局副参事(学校再編担当)

 学校再編計画の基本的な考え方としましては、この計画そのものが適正な規模の学校をつくっていくということと、それから、小中学校の通学区域を合わせていくということがあるのかなというふうに考えております。そのことは統合によるということと、それから、通学区域の変更によって実現できるのかなというふうに考えておりまして、そのためにも統合の時期というのは、再編計画どおりに進めていくことが重要であるというふうに考えております。

久保委員

 それは、私には計画どおりに進めなければいけないんですとしか聞こえないんですね。例えば、第四、第八のところで統合の準備とありますけれども、ここで仮校舎とありますが、ここでは第四中学校の修繕というのは必要がなくて、そのまま今の第四中学校で統合できると、そういうことですか。

板垣教育委員会事務局副参事(学校再編担当)

 統合する第四中学校につきましては、必要な教室数がない場合には、例えば若宮小学校でありますとか新山小学校につきましても、統合するときに必要な改修は統合の前年度に行うということになっておりますので、こちらの四中につきましても、必要な改修は行った上で、そこが統合新校ということになりますので、そういった必要な改修はしていきたいというふうに考えております。

久保委員

 だから、結局、改修をしないと、四中でも統合新校としてはスタートすることはできないということですよね。そもそもその工事が無意味なのではないかなと。もともとこれは計画になかったものですから、そういうふうにも感じておりますし、これって、このままもう地域に出るんでしょうかね。第四中学校、第八中学校の仮校舎の二年間でという、この計画で地域に御説明をされるんでしょうか。その方針というのは変えないんでしょうか。

板垣教育委員会事務局副参事(学校再編担当)

 きょう、委員会で報告した内容で地域にも説明していきたいというふうに考えております。

久保委員

 それによって、地域のほうから反対等が出てくる可能性もあるかと思いますし、また、2年間の間に、今も学校再編をめぐって、越境したいとか、第八中学校から北中野に行きたいですとか、四中から緑野中にというようなお声もあったりするわけですけれども、この一工程入れることによって、さらにそういった機運が高まってしまうようなことも懸念するわけですが、その辺はいかがお考えですか。

板垣教育委員会事務局副参事(学校再編担当)

 これから29年度に統合していくところにつきましては、今、準備が始まっておりまして、各学校とも統合に向けた機運が高まっております。再編したことによる効果とか、そういうものもたくさんあるのではないか、教育環境は本当にそれで充実していく、整えられていくというふうに考えております。ですので、ここの四中を仮校舎として使うということではありますが、まず四中と八中が統合する、そのことに向けて理解を求めていきたいというふうに考えております。

久保委員

 それは本当に意味があるのかしらと申しわけないんだけれども、今までの考えとある意味、その2年間のお子さんというのが仮校舎なく行けるということで、先ほどから申し上げておりますけれども、想定をしてきた学校の統合なんですよね。2年間って中学校3年間の中では非常に長い期間でありまして、どうしても必要であるからという事情があって仮校舎と、例えば3校を2校にするような場合というのは、そういうことで進めてきたと思うんですけれども、そういうことではない中での統合であったから、今まで協力も得られ、スムーズであったのではないかなというふうに感じておりまして、そこのところは、私といたしまして、地元の議員としては、何とかここは見直しをしていただきたいなというふうに思っております。それについては、はい、わかりました、見直ししますというようなお答えはここではいただけないんでしょうから、それはそれでまた考えようと思っております。

 いずれにいたしましても、大規模改修から改築にというふうに変わってきたことは、コスト的なところでも、そもそものコストとは大分変わってきているわけですけれども、見込みの甘さというのが今回うかがえます。そもそも改築と改修費というのが12億円というふうに提示されていたものが大きく変わってしまったこと、これは事情はどうであれ、今まで説明されてきたことと大きく変わっている。そのことは丁寧さに欠くなというところは非常に感じているところですね。1年前にはこうやって施設の整備計画も出していて、一定丁寧な説明をしてきて、その上で安心して学校再編ですとか小中学校の施設整備についてということでの理解を求められてきたところですけれども、そこは非常に大きく変わってきているわけです。だから、そこは一定、教育委員会として反省も踏まえた上でというところは必要ではないかなというふうに思います。

 先ほどほかの委員が平和の森小学校のことをおっしゃっておりました。確かに再編したことによって、過去に再編した学校はどうだったのかと、その判断は誤りであったのかというようなことにまで話が引き戻ってしまったりとか、平和の森はこれから新たに学校を建築するということで進められておりますので、そこを少しお待ちいただくしかないわけだけれども、学校を改築するというのは、費用もさまざまかかってくるわけです。先ほど毎年15億円の積み立てをしていくということをおっしゃられたりとか、また、国庫補助ですとか都支出金ですとか、さまざま使えるものは使うということで前々からおっしゃっているわけだけれども、そういう計画も実際のところ順調にいくのかというようなところも懸念されてしまうわけですね。なので、よくよくお考えいただきまして、この計画は進めていただかなければいけないと思いますし、途中の段階で本当にこれがあり方としてどうだったのかということも検証していかなければいけないところもあると思います。

 施設担当のほうにもう一度お伺いいたしますけれども、標準仕様という考え方がありましたよね。改築する場合と大規模修繕をする場合の標準仕様の考え方というのがあったと思うんですけれども、これについては、改築をするわけですから、こちらのほうに載っている標準仕様としてのあり方、この考え方自体は改築のほうに全部合わせていくということでよろしいんでしょうか。

浅野子ども教育部、教育委員会事務局副参事(子ども教育施設担当)

 今、委員御指摘のとおりでございます。

久保委員

 きょうのところは最後にいたしますけれども、施設整備方法についてということで、これだけの説明で本当にいいのかどうかということと、また、学校再編もですし、施設整備方針計画も大幅な変更なわけですから、あわせてきちっとお示しいただかなければいけないだろうと思っております。それを考えますと、学校再編はすぐにスタートしてまいりますので、その前に、今まで説明していたような形であわせたものをお示しいただかなければいけないかなと思いますけれども、そこもあわせた上で、スケジュールとしては今後どのようにお考えでしょうか。

板垣教育委員会事務局副参事(学校再編担当)

 今、委員御指摘いただきましたところにつきましては、必要に応じて修正したことについては、また委員会に報告しながら進めていきたいというふうに考えております。

高橋委員

 これは要望になっちゃうかもしれないけれども、久保委員がおっしゃっていることは十分によくわりますね。だけれども、再編計画は今回の委員会ででき上がったものじゃなくて、行政サイドだけじゃなくて、子ども文教委員会または議会も関わりながらつくってきたものであるわけよ。だから、全般的に路線が変更になるところもあるかもしれないけれども、そっちばかりの責任とも言えないと私は思うわけ、議会も認めてきたわけだから。だけど、丁寧に説明する中においては、久保委員が質問したようなことを万が一聞かれたときには、認めて、これはちょっと判断がまずかったんですというときには、丁寧な説明が必要だとさっきから言っているんだけど、そう思います。

 それと、個人個人、自分たちの地元があるから、個人の思いもあります。だけど、それを説得できるぐらいの気力を持ってやらないと、だったら、こうやってほしいのよとなっちゃうと私は感じるわけ。今、さまざまな委員の皆さんの意見を聞いていれば、じゃ、こういうふうにすればいいじゃないか、ああいうふうにすればいいじゃないかと結局は出てくるんだよね。そうすると、ここだけの委員の中でも出てくるから、万が一、外に出て説明するときは、たくさん意見が出てくるわけ。これはいいですねなんて大手を振って賛成してくれる人よりは、逆にもっと厳しいことを言ってくる人のほうが多いと思うわけ。だけど、教育委員会だけの責任じゃなくて、中野区全体のこと、そして、私たち議会もかかわったことというのをちゃんとみんなが認識していないと、そっちばかりが間違っているのよという私たちの対応もよろしくないし、そっちも知らん顔というのはよろしくないと思うわけ。

 だから、区全庁挙げてちゃんと説明していくんだったら、納得してもらえるように持っていかないと、これは幾らかかるんですかといって、たじろいではいけないと思います。

 これは本当に大変なことなんですから、しっかり頑張ってほしいと思うし、意見が出た場合はちゃんと耳を傾けて聞いてもらいたいと思います。

 要望です。

いさ委員

 もう一個だけ、すみません。ちょっと記憶違いだったら指摘をしてほしいんですけど、今回、改修から改築になると。学校の改築の際には、地域開放型の図書館をくっつけるというような方針だったり方向だったりしたように思ったんですけど、今回についてはどうでしょう。

辻本子ども教育部、教育委員会事務局副参事(子ども教育経営担当)

 地域開放型学校図書館につきましては、大規模改修などの折に順次進めていきたいというのは、区の基本的考え方でございます。

 ちょっと説明が足りませんでした。大規模改修、改築も含めてということでございますので、改築の際にもそのようなことで計画的に入れていきたいというのは区の基本的考え方でございます。

いさ委員

 今回もそれを考えているということですよね。そうなると、既存の地域の図書館というのはどういうふうになりますか。

辻本子ども教育部、教育委員会事務局副参事(子ども教育経営担当)

 地域の図書館につきましても、今後、特色ある図書館づくりということを基本に、10か年計画等でお示ししたいということで考えておりますけども、そのあり方につきましては、今後検討していきたいということでございます。何かかたまってここで終わりというようなことではございませんで、地域図書館についても今後検討を重ねていきたいということでございます。

いさ委員

 わかりました。ありがとうございます。じゃ、とりあえず今回のこの中では、結局、地域開放型の図書館というもの自体も、学校に誰か外部の人が侵入してきて事件が起きるということが過去に発生して、学校自身が入りにくくなっているという中で、開放型図書館ができることで入る通路ができてしまうとかという問題もあるわけですし、外部から人が入ってこられてしまうということで、慎重にやってほしいということなんです。拙速に進めずに、そういうところも踏まえて、きちんと考えてやってほしい。それから、地域の図書館についても同じです。地域開放型が学校にできるからといって、安易に地域の既存の図書館をなくそうじゃなくて、しっかり議論して、どうなのかということを踏まえてやってほしいという要望だけしておきます。

委員長

 他に質疑はございますか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 それでは、本日はここで本報告については終了いたします。

 続きまして、3番、平成27年度いじめの対応状況についての報告を求めます。

杉山教育委員会事務局指導室長

 平成27年度いじめの対応状況について報告をさせていただきます。

 資料(資料4)をごらんください。

 今年9月に実施いたしましたいじめのアンケート調査でございます。こちらは児童・生徒間の問題について調査を通じて現状を把握し、未然防止、早期発見・早期対応を図るものでございます。

 調査方法としましては、児童・生徒、保護者に対してアンケート形式で実施いたしました。

 調査結果につきまして、お話をいたします。

 アンケート結果ですが、いじめの認知件数は、小学校では85件、中学校64件ということで、その中で9月30日までに解消したものは小学校41件、解消率は48.2%、中学校は39件、解消率は60.9%です。

 また、いじめの態様でございますが、(2)に示させていただきますように、「悪口」が多く、次いで軽微な「暴力」というふうになってございます。中学校では、いじめの態様が複合化してきているという傾向が出てきています。

 調査結果を分析いたしまして、個々のケースも含め、保護者等とも連携しながら、対応に努めてまいりたいと考えております。

委員長

 それでは、ただいまの報告に対し、質疑はございますか。

いさ委員

 この件ですけれども、いじめの態様というところなんですけども、ここに分類されているんですけど、これだと見えにくい部分があるんじゃないかと思っていて、というのは、対面して何かあるということ以外に、SNS、特にラインいじめみたいなことがここ何年かはやっていると思うんですが、この具体的な中身というのはどのぐらいつかめているのか、ちょっと教えていただきたいので。

杉山教育委員会事務局指導室長

 子どもたちがアンケート調査で記入したときには、その記入について各担任が面談を通して聞き取るようにしてございます。ですので、例えば悪口といっても、対面の悪口なのか、SNSの悪口なのか、そういうのも確定しながら、単にいじめを発見するということではなく、発見した内容について対応することを前提としておりますので、その点については、各学校で進めているところでございます。

いさ委員

 これを見ても、無視・仲間外れとかという項目がふえているように見えて、これって、ちまたでうわさになっているラインいじめみたいなものじゃないかなとちょっと想像しながら今、質問していたところなんですけれども、もしこういうものだとすると、学校で把握するのはなかなか厳しい面があるんじゃないかなと思っていて、そうなると、キーは親御さんだと思うんです。親御さんのところに対して、聞き取りだとかそういうことというのはこのアンケート以外にはしているんでしょうか。

杉山教育委員会事務局指導室長

 保護者に対してはアンケートを実施しておりますが、挙がった一つひとつの案件について面談という形ではございません。保護者の方も、大人の方が書くアンケートですので、例えばこういうことを心配しているんだけれども、そこまでには至っていないなど、具体的に情報を付加していただいております。ですので、その状況によって担任から連絡をとるなど進めているところでございます。

久保委員

 このアンケートなんですけど、どのような形で行われているんでしょうか。

杉山教育委員会事務局指導室長

 こちらは、低学年、中学年、高学年、そして中学生と、まず児童・生徒の状況に応じてアンケート用紙を各担任が学級で配って回収してございます。また、保護者に対しましても、アンケート用紙を配付し、回収しているところでございます。

 名前については、記入してもいいし、記入しなくてもいい、なるべく名前を書いてくださいということでお願いして進めていて、状況によっては担任の情報収集の中で対応しているというものもございます。

久保委員

 担任の先生がアンケート用紙を渡して回収をする、自宅で書いてくることになっているんでしょうか。

杉山教育委員会事務局指導室長

 原則は教室で書くようにしてございます。

久保委員

 原則は教室で書くということで、教室で書いたほうが100%回収できるんだと思うんですけれども、もし隣の席の子にいじめられていたりなんていうことがあった場合に、本当に書けるのかなとか、教室で書くということがどうなのかなと思うわけですけれども、あと、以前にも伺いましたけれども、不登校のお子さんに対してのアンケートが行われているかどうかということも伺ったかと思いますけれども、そういうところに配慮が至っているのかどうか、その辺はいかがでしょうか。

杉山教育委員会事務局指導室長

 登校できていないお子さんにつきましては、登校できたときに記入するように対応しておりますし、長期欠席の場合には、そのお子さんに対して個別に対応する形で進めております。

久保委員

 先ほどの教室で書くということがどうなのかなと思うわけですけれども、回収率で言ったならば、教室で書いたほうが上がるわけですよね。実際、そうではなくて、自宅に持って帰って書きましょうというようなことをしていらっしゃる学校もあるかもしれないんですけれども、それはどのぐらいパーセンテージとしてあるかというようなところまでわかりますか。

杉山教育委員会事務局指導室長

 現時点では、記入の状況についてというところは今、お出しできるような形にはなっておりません。

久保委員

 また、このアンケート調査を行うときに、担任の先生から児童・生徒に向けてこういうアンケートをということで、その場でおやりになられるんだと思いますけれども、そのときに何か注意事項ですとか、こういった態度を持ってこのアンケートには臨むようにですとか、そういった教員への指導というのはあるんでしょうか。

杉山教育委員会事務局指導室長

 この調査の趣旨については、徹底するように校長会等でも話をしているところですが、単にいじめだけではなくて、困っていることに対して教員が一緒になって考えていく、共感の姿勢を持って対応してほしいということで私のほうから話を校長にしておりますので、そのような形で周知されているというふうに認識しています。

久保委員

 そういうときに先生に見られるということで、そこで本当のことが書けないような関係性だと、子どもは行き場がなくなってしまうわけですね。なので、今、指導室長がおっしゃられたように、教員が受けとめるという姿勢を持って望んでいただく、そういうことで指導していただいているということでしたので、そこはきめ細やかにお願いしたいなと思っています。そこは継続的にお願いします。

 あと、数字なんですけれども、学校は毎年卒業があったりということで、学年も固定してやっているわけではなくて、分けてやっていらっしゃるので、これは何とも言えませんけれども、単純に見ると、小学校、平成27年度と26年度を比較すると、件数が減っております。こういったときに、同じ学年のお子さんたちに向けているわけではないのでしょうから、この学年で去年はこうだったんだけれども、ことしはこういうふうに減ったというような分析はできないとは思うんですが、26年度と27年度を比較して、何か出てきた結果をもって、これが今後の学校におけるいじめの対応策ですとか、そういったものには生かされるようなことにはなっているんでしょうか。

杉山教育委員会事務局指導室長

 まず、傾向でございますが、あくまでも全体的な傾向として把握するということについては、各学校もいじめの状況が明らかにふえている状況の原因については、分析を進めている。例えば学級の荒れと関係していないだろうか、そのほか人間関係としてどうだろうか、そういう点については把握しておりますが、一つひとつの案件について丁寧に対応していく。また、このアンケートだけがいじめ発見、問題発見の手段ではございませんので、一方策として捉えながら、先ほどと重なってしまいますが、個別案件の解決に向けての対応ということで捉えてございます。

 ただ、今、中学校で複合化してきている状況がございますので、それはまた課題として、生活指導主任会等で共通理解を図りながら、生徒の人間関係等がどのようになっているか、また、SNSの状況がどうかということの資料としていきたいというふうに思っております。

久保委員

 今、おっしゃられるとおりだと思うんですけれども、複合化をしていくことと、あと、今、アンケートは一方策というふうにおっしゃられましたので、ということは、ほかにもさまざまな方策がこの対策においてはあるのだと思いますけれども、具体的にはどのような取り組みがありますか。

杉山教育委員会事務局指導室長

 いじめ防止という観点では、まず、こういう個別の案件についてはアンケート、それ以外にスクールカウンセラー等の面接、このような形で考えてございます。それ以外にも、教員の指導力、啓発という点では、いじめ防止の研修会等を実施しているところです。

 また、学校の体制としましては、いじめ防止の対策の基本方針を毎年策定して改正しておりますので、それにのっとって、年間計画の中で子どもたちへの人間関係、いじめ防止の指導、それから、組織的な対応の確認、そのような形で、さまざまな角度から対応していくことを考えているところでございます。

久保委員

 いろいろ御努力をしていただいているのは、現場でも拝見しているところです。教員とか学校だけでは受けとめられないような事態というのも場合によっては起きてくるんだろうと思います。各学校に心の教室相談員やスクールカウンセラーがいても、それでも受けとめられないような状況というのが各学校において起きてきた場合、そのときに指導室なのか、全体的にそれを受けとめて区として考えていくといいますか、そういった仕組みというのは今どうなっているでしょうか。

杉山教育委員会事務局指導室長

 いじめに限らず、学校が大きな問題を抱えたときには、サポートチームというのを編成することとなっておりまして、その組織には、教育委員会はもちろんですが、状況によって警察関係の方にも入っていただくなど、総合的に対策を関係機関と連携して、子ども家庭支援センターも含めて行うようなことを位置付けております。

久保委員

 位置付けているということで大変重要だと思います。サポートチーム、かつて質問で取り上げさせていただいて、提案もさせていただきましたけれども、重要な場合には弁護士さんですとか専門家の力もかりるような形にはなっていると思うんですが、実際にはそういったことまで活用されたという事例は多分今までなかったのではないかなと思うんですね。警察ですとかさまざまな形で、先ほどのいじめの中にも暴力というのもございましたので、いろんな対応があるかと思います。実際のところ、そこにスピーディーに向かっていくということが重要ではないかと思うんですけれども、それは今回のアンケートのみならず、定期的にそういった調査ですとかサポートをする体制というのがきちっとできているんでしょうか。

杉山教育委員会事務局指導室長

 いじめ等につきましては、いじめ防止対策の組織を教育委員会で設置しておりまして、教育長をはじめとして関係機関と連携を図るような対策組織を策定することも考えてございますし、いじめの重大案件が出た場合には、いじめ等対策支援特別委員会を設置するというふうに定めてございますので、そのような形で組織的に対応してまいりたいというふうに考えてございます。

久保委員

 実際には、そういう組織的な対応を組まなくていい事態で防げることが一番いいのだろうなとは思っておりますけれども、いざというときにはそうやって、学校ですとか教員をきちっとサポートする体制も整っているということがわかっているだけで、非常に安心ではあるなというふうに感じました。

 また、いじめの問題は大変根深いものでございますので、先ほどさまざまな複合化も検討しながら今後対策に応じていくというようなところもありましたので、またそういったことも随時、この委員会の中でも今後のあり方について報告をしていただきたいなと思いますので、これは要望でございます。

委員長

 他に質疑はございますか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 なければ、以上で本報告については終了いたします。

 続きまして、4番、議会の委任に基づく専決処分についての報告を求めます。

杉山教育委員会事務局指導室長

 教育活動中に起こった物損事故について、相手方と和解が成立いたしましたので、御報告いたします。(資料5)

 まず、事故の概要でございます。発生は平成27年8月6日、発生場所は南台五丁目20番5号です。

 事故の概要でございますが、区立中学校の野球部の打撃練習中に打球が学校施設外の駐車場に駐車中の自動車に当たり、窓の柱の部分を破損したというものです。相手方がこうむった損害5万4,000円を賠償することとしまして、平成27年10月27日に和解が成立いたしました。

 今後、事故防止のため、当該校の練習方法を改善するとともに、区立全中学校に事故の未然防止について周知徹底しているところでございます。

 報告は以上です。

委員長

 ただいまの報告に対し、質疑ございますか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 なければ、以上で本報告については終了いたします。

 次に、5番、その他で何か報告はありますか。

永田子ども教育部副参事(子育て支援担当)

 2016年中野区成人のつどいの実施につきまして、口頭にて御報告をさせていただきます。

 開催の日時は、1月11日(月曜日)成人の日、午後1時30分開演でございます。会場は中野サンプラザホール、対象者は本年度成人となる方2,744人です。

 新成人で構成される実行委員会で企画をいたしまして、選挙啓発の模擬投票のほか、中野区歌の合唱などを予定してございます。

 区議会の議長をはじめとする議員の皆様にも御案内をさせていただきますので、御来賓として御出席いただければ幸いでございます。

 御報告は以上でございます。

委員長

 ただいまの報告に対し、質疑はございますか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 なければ、以上で本報告について終了いたします。

 他に報告はございますか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 なければ、以上で所管事項の報告を終了いたします。

 次に、地方都市行政視察についてでありますが、去る11月5日、6日に実施しました地方都市行政視察の調査報告書について、お手元に配付のとおり案を作成いたしましたが、このとおり議長宛に報告することについて御異議ございませんでしょうか。(資料6)

 

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 御異議ありませんので、そのように決定いたします。

 次に、所管事務継続調査についてお諮りいたします。

 お手元の資料(資料7)のとおり、閉会中も継続審査することについて御異議ありませんか。

 

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 御異議ありませんので、そのように決定いたします。

 審査日程のその他に入ります。

 委員会を休憩いたします。

 

(午後2時23分)

 

委員長

 委員会を再開いたします。

 

(午後2時24分)

 

 休憩中に御確認いただきましたとおり、次回の委員会は1月28日(木曜日)午前10時に行うということで御異議ございませんでしょうか。

 

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 御異議ありませんので、そのように決定いたします。

 本日の日程は終了しますが、委員、理事者から何か発言はございますでしょうか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 なければ、以上で子ども文教委員会を散会いたします。

 

(午後2時25分)