平成28年03月25日中野区議会総務委員会(第1回定例会)
平成28年03月25日中野区議会総務委員会(第1回定例会)の会議録

中野区議会総務委員会〔平成28年3月25日〕

 

総務委員会会議記録

 

○開会日 平成28年3月25日

 

○場所  中野区議会第1委員会室

 

○開会  午後2時16分

 

○閉会  午後3時24分

 

○出席委員(9名)

 若林 しげお委員長

 ひやま 隆副委員長

 内野 大三郎委員

 いでい 良輔委員

 平山 英明委員

 南 かつひこ委員

 いながき じゅん子委員

 大内 しんご委員

 長沢 和彦委員

 

○欠席委員(0名)

 

○出席説明員

 副区長 川崎 亨

 副区長 本田 武志

 政策室長 髙橋 信一

 政策室副参事(企画担当) 海老沢 憲一

 政策室副参事(基本計画担当) 森 克久

 政策室副参事(予算担当) 黒田 玲子

 政策室副参事(広報担当) 酒井 直人

 政策室副参事(業務改善担当) 中谷 博

 経営室長 篠原 文彦

 危機管理担当部長 小田原 弦

 経営室副参事(経営担当) 朝井 めぐみ

 経営室副参事(人事担当) 伊藤 政子

 経営室副参事(施設担当) 宮﨑 勇一郎

 経営室副参事(行政監理担当) 田中 謙一

 経営室副参事(経理担当) 伊藤 廣昭

 会計室長 古屋 勉

 選挙管理委員会事務局長 長﨑 武史

 監査事務局長 小谷松 弘市

 

○事務局職員

 事務局長 小田 史子

 事務局次長 堀越 恵美子

 書記 東 利司雄

 書記 田中 寛

 

○委員長署名


審査日程

議案

 第59号議案 平成27年度中野区一般会計補正予算

 第60号議案 平成28年度中野区一般会計補正予算

 

委員長

 定足数に達しましたので、ただいまから総務委員会を開会します。

 

(午後2時16分)

 

 本日の審査日程について協議したいので委員会を休憩いたします。

 

(午後2時16分)

 

委員長

 委員会を再開します。

 

(午後2時16分)

 

 本日の審査日程ですが、お手元に配付の審査日程(案)(資料1)のとおり進め、第59号議案及び第60号議案の補正予算2件については関連していますので、一括して審査を行いたいと思いますが、これに御異議ありませんか。

 

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 御異議ありませんので、そのように進めます。

 それでは、議事に入ります。

 議案の審査を行います。第59号議案、平成27年度中野区一般会計補正予算、第60号議案、平成28年度中野区一般会計補正予算を一括して議題に供します。

 なお、これらの議案は当委員会に付託されていますが、第59号議案については区民、建設委員会で、第60号議案については厚生、建設委員会でそれぞれ関係分の審査をし、賛成多数となった意見があれば総務委員会に申し送られることになっておりますので、御承知おきください。

 それでは、理事者から補足説明を求めます。

黒田政策室副参事(予算担当)

 それでは、まず第59号議案、平成27年度中野区一般会計補正予算についての御説明をいたします。

 議案をお開きください。8ページをお開きください。歳入歳出予算事項別明細書でございます。歳入でございますが、13款国庫支出金につきまして1億2,483万4,000円の増額、17款繰入金につきまして1億8,717万2,000円、これによりまして、歳入につきましては3億1,200万6,000円の追加により、歳入合計は1,368億9,109万3,000円の予定となっております。

 9ページをごらんになってください。歳出でございますが、歳出合計のところで歳入と同じく3億1,200万6,000円の追加によりまして、歳出合計は1,368億9,109万3,000円となっております。詳しい御説明につきましては、歳出のページから歳入も含めて御説明してまいります。

 12ページをごらんになってください。2款経営費でございます。経営費の企画費でございますが、こちらは平和の森公園へ建設する予定の体育館の設置に伴いまして、東京都の施設の改修が必要ということで調査を行う予定で当初予算に計上していたものでございますが、調査委託を行う経費につきましては、体育館の建設場所等について、都との協議が進む中で調査は不要というふうになったために、この経費について減額を行うものでございます。減額額は2,740万9,000円となっております。

 次に14ページをごらんください。3款都市政策推進費でございます。こちらの説明欄、15ページをごらんになってください。まず、都市観光推進費でございますが、こちらにつきましては国の1億総活躍社会に向けた補正予算による地方創生加速化交付金を活用した事業でなかの里・まち連携の推進事業を行う予定となっております。内容につきましては、連携自治体や中野区のPR映像の作成等行いまして、配信を行っていきたいというようなことになっております。

 次に、1都市魅力創出、下段のほうでございますが、こちらも同様の補助金を使いまして、外国人観光客受入環境整備事業を実施したいというふうに考えております。こちらのほうは大学連携によりまして、留学生等を使い、観光のPR映像等作成し配信を行っていきたいというふうに考えているものでございます。

 次に16ページをごらんください。5款区民サービス管理費となっております。まず住民情報費でございますが、こちらは国におきまして、昨年の12月下旬に自治体情報セキュリティ強化対策事業に取り組むことが打ち出されました。この方針に基づきまして、まず個人番号の利用端末へは二要素認証、二つの認証の導入を図りたいということで、そういった検討を実施していくものとなっております。下段のほうの1システム運用環境費でございますけれども、こちらのほうは新たな自治体セキュリティ強化対策事業としまして、LGWANの接続とインターネットの接続が、現在は同様の仕組みでとることになっておりましたが、それを分離していき、メール等につきましては無害化していきたいという内容を検討していくというようなものの中身になってございます。

 それでは次に18ページをごらんください。9都市基盤費の防災費でございます。こちらにつきましては、国が社会資本整備総合交付金についての補正を行いまして財源を確保したことから、防災行政無線のデジタル化の前倒しを行い整備していきたいということになっております。追加の計上を行わせていただきまして、この内容につきましては、後ほど御説明します28年度予算のものを全額減額とする予定となっているところでございます。国庫補助の割合はおよそ2分の1となっているものでございます。

 次に20ページをごらんになってください。今回、計上させていただきます新たに取り組むもの、また追加の補正項目につきましては、いずれも3月中の契約等につきましては日程上難しいために、全額来年度に予算を繰り越していくことを行わせていただきたいと考えておりまして、繰越明許費調書となってございます。この中で、上から4番目のところでございますが、個人番号カード交付事業となっております。こちらは前の説明欄では出てまいりませんでした。これは、地方公共団体情報システム機構に支払う負担金で、3回支払いを行うんですが、最後のところが請求なく、4月に入ってから金額が確定され支払いを行うことになっておりますので、予算枠につきましては変更せずに、必要な部分について、経費につきまして繰越だけをさせていただく内容となってございます。

 それでは次に、28年度の補正予算について御説明いたします。こちらにつきましても8ページをお開きください。歳入歳出予算総括表となっております。まず歳入でございますが、13款国庫支出金につきましては3,306万2,000円の減額となり、16款寄付金につきましては3,000万円の追加計上、17款繰入金につきましては9,971万5,000円の繰り入れを行い、合計としましては補正予算額9,665万3,000円となっております。補正後の予算額ですけれども、1,284億865万3,000円となっているところでございます。

 9ページの歳出予算でございますが、歳出合計のところは歳入と同様に9,665万3,000円を追加計上させていただきまして、合計が1,284億865万3,000円ということになっております。歳出歳入含めまして、詳しくは次のところから御説明をさせていただきます。

 12ページをお開きになってください。経営費でございます。予算費の中でふるさと納税の推進事業となっております。こちらにつきましてはふるさと納税の推進を行っていきたいということで、寄付額3,000万円に対しての事業費の予定額を計上させていただきたいというふうに考えております。金額につきましては1,586万4,000円となっております。

 次に14ページ、7款健康福祉費をごらんになってください。介護基盤整備ということになっておりますが、こちらのほうも、先ほどからお話ししておりますとおり1億総活躍の補正の中で国が介護離職者ゼロを目指したいということで、介護ロボットの購入経費について、国が、区市町村を通して介護施設等に補助を行うものとなっております。中野区では、各事業所300万円を上限としまして19事業所に助成を予定するものとなっているところでございます。

 次に、健康・スポーツ費のスポーツ費でございます。こちらは平和の森公園に新体育館を建設するに当たりまして、手法検討支援や基本設計業務、実施設計業務等の委託を行うものとなっております。これにつきましては、体育館等の場所が、平和の森公園再整備基本計画の素案につきまして御報告する中でめどが立ちましたので、今回の補正予算での計上となったところでございます。

 次に16ページをごらんください。9款都市基盤費の公園整備費でございます。こちらにつきましても先ほどと同様に平和の森公園の再整備についての基本計画案の素案ができ上がったことにより、基本設計・実施設計等につきまして計上をお願いするものでございます。

 次に、下段の防災費でございますが、こちらは防災行政無線デジタル化につきまして、国の補正予算に連動しまして27年度に前倒しを行ったことにより、28年度計上分については全額減額をする内容となっております。特定財源につきましても同様の減額をいたします。

 次に18ページ、諸支出金をごらんください。財政調整基金の積立金でございますが、これにつきましてはふるさと納税による寄付金について積み立てるものとなってございます。寄付金3,000万円に対しまして、推進事業経費を1,586万4,000円引き、その残りを財政調整基金へ積み立て、内容が確定した段階で、それに沿った基金の積みかえを行っていきたいというふうに考えております。

 次に20ページ、21ページをごらんになってください。こちらにつきましては、新体育館整備、平和の森公園再整備につきましての29年度に向かった債務負担の設置を行わせていただきたいというふうに考えております。新体育館整備、平和の森公園、いずれにつきましても基本設計・実施設計等について、今後内容について検討を重ねていきたいということで、詳細が決定した段階でそれぞれまた御報告をしながら、29年度につきましてのスケジュール等を御説明していきたいというふうに考えております。

 説明につきましては以上となります。

委員長

 これより一括して質疑を行います。質疑はありませんか。

平山委員

 まず第59号議案の27年度の補正の中で二つ、14ページ、15ページの3目都市魅力創出費、これが地方創生加速化交付金を活用して云々ということで御説明をいただきましたけれども、たしか商店街のWi-Fi化みたいな事業についても申請を検討されていたような話を伺いましたが、これについて経緯はどうなって、結果的に入っていないように思うんですけれども、どうだったんでしょうか。

黒田政策室副参事(予算担当)

 当初はWi-Fi等の設置についてもこの事業の中で検討しておりましたが、国からの補助金の内示がきた段階で、Wi-Fiにつきましては国のほうが対象にしないということが判明しましたので、今回の事業の中には取り入れていないところでございます。

平山委員

 申請はしたんだけれども、国のほうから対象にならないということできたということですね。わかりました。

 もう一つ、18ページの防災費、第60号議案の28年度の補正にもかかってきますけれども、国の補正予算に連動した防災行政無線デジタル化の前倒しに伴う整備費と書いてあるんですが、御説明いただきましたけれども、社会資本整備総合交付金を国が補正予算で増額したという御説明があったんですけれども、そのとおりでいいんですか。

黒田政策室副参事(予算担当)

 こちらのほうの国庫支出金につきましては、社会資本総合整備事業の防災・安全交付金ということになっております。委員のおっしゃるとおりでございます。

平山委員

 いろいろなものが国会で審議されている情報は少しずつ私たちも勉強しているんですけれども、ここの部分が、27年度の予算につけるような形で、取り立てて増額してというニュースソースを見たことがなかったので、これは、全体的には国はどういったものが狙いで補正予算を組んだとか、そういう情報はありますか。

黒田政策室副参事(予算担当)

 先ほど防災・安全交付金ということを御説明いたしましたけれども、27年9月につきまして、関東・東北豪雨等踏まえてそういった対策を急いでやりたいということで補正予算が組まれたものというふうに聞いております。

平山委員

 それを受けて補正予算が組まれたと。それを今回活用しますよと。ただ、27年度の補正になったということは、国のほうから急いでやってくださいと、できるだけと、速やかにというような指示はあったんですか。27年度予算の中で何とかこれを盛り込んで活用してほしいという国のほうからの要請があったんですか。本来は28年度の事業なわけじゃないですか。ほかの補正予算は何となくわかるんです、国会のこれまでの議論の推移を見ていきながら。これについてはわからなかったので、あえて伺っているんですけれども。

黒田政策室副参事(予算担当)

 27年9月の豪雨等踏まえた結果、その後の補正対応ですので時期的なものもございます。結果的に区のほうに連絡がきたのも11月以降ということで、そういった中でどれくらいの配分が東京都に対してできるかとか、そういった中で前倒しができる自治体等の調査等々が重なりまして、27年度の予算措置をしていただければ、それ以降、28年度にかかった事業となったとしても、ぜひその金額については27年度予算で確保していきたいというような方針があった中で、こういった流れになったというふうに聞いております。

平山委員

 わかりました。9月の豪雨を受けて、恐らく国はそういうことであれば速やかに対応したんだろうと思うんです、国土交通大臣もかわったばかりだったのかな。なので、そういうことだと思うんですけれども、補正予算は組まれたんだけれども、配分がなかなか決まらなかったからこういう形になって、中野区としておりてきたのが今回のタイミングで補正をかけるしかなかったということでよろしいわけですね。それで、中野区としては本来28年度で組んでいたんだけれども、国土交通省のこの補正を使うという形で27年度にしますという形になりましたということでいいわけですね。

大内委員

 28年度の補正のほうなんですけれども、14ページのところのスポーツ費で新体育館の整備、これについて債務負担行為が21ページのところに書いてあるんですけれども、1億1,459万1,000円、8,564万3,000円と書いてあって、次のページの公園整備費のほうの大規模公園整備の公園整備が5,850万円、そして同じく21ページを見ると平和の森部分の数字と違うんですけれども、中身があるのかな。

黒田政策室副参事(予算担当)

 健康・スポーツのほうは追加計上した中身となっております。どちらにつきましても追加の部分の計上となっておりますので、その部分が総事業費となって計上されております。

大内委員

 僕が聞いたのは、公園整備費が5,850万円ついているんですけれども、その下に平和の森公園整備に係る基本設計・実施設計等、等と書いてあるので、21ページの平和の森公園整備費のほうの28年度の計上額は1,360万円でしょう。数字が違うんだけれども、等の中にほかに入っているのかな、それとも私の理解が。要は、新体育館のほうはそのままきているんだけれども、平和の森公園整備は数字がちょっとわからないんですけれども。

黒田政策室副参事(予算担当)

 5,850万円の中身でございますが、公園の基本設計、また用地測量費等が入ってございます。

大内委員

 債務負担行為の部分は実施設計の部分だけですよと。28年度分は、実施設計部分は1,360万円で、残り引いた額が基本設計部分と、そういうことになるんですか。

黒田政策室副参事(予算担当)

 1,360万円が実施設計等の部分でございます。それ以外のところは、先ほど申しました用地測量等の金額がございまして、その残りが基本設計ということになっております。

大内委員

 ということは、基本設計までは早い段階、秋口に終わっていて、実施設計に年が明けてから入って、年度がまたぐということになるわけですね。若干体育館よりは早く実施設計を行っていくと、そういうことでよろしいんですか。

黒田政策室副参事(予算担当)

 体育館等のスケジュールにつきましては、基本設計・実施設計を一括して行う場合や、実施設計等から設計・施工一括方式につきましての検討をしたいというふうに考えております。そういう中では、平和の森公園の実施設計はタイミングとして異なるということがございまして、それが結果的に早くなるというような可能性もあるというふうに考えております。

大内委員

 広場のほうか、これは一緒にはできないの。体育館と同じように基本設計・実施設計・施工が同じというのはこっちの場合はないと。

海老沢政策室副参事(企画担当)

 公園につきましては、全体整備につきましてできるだけ早期に実現したいというふうに考えておりまして、公園につきましては、そういった基本設計・実施設計と続けてやっていくという形がより早く進めるだろうということでございます。体育館につきましては、基礎の部分の関係ですとか、これから検討すること等がございますので、それとは分けて公園部分は進めているところでございます。

大内委員

 早くというか、勝手に進めるんじゃなくて、合意をとりながらどんどん進めていただきたいなということ。

 あと、ふるさと納税は内容が確定してからというんですけれども、内容が確定するのはいつごろなんでしょうか。

黒田政策室副参事(予算担当)

 今、鋭意検討中でございまして、5月の常任委員会に御報告を申し上げたいというふうに考えております。

大内委員

 その御報告というのはどういった御報告なんですか。いつから募集を始める、あるいはこういったものをふるさと納税で扱う、そういったことが全て決まるのが5月ということなんですか。それともその時点ではまだ方針なんですか。

黒田政策室副参事(予算担当)

 ふるさと納税自体は年度の後半から取り組んでまいりたいというふうに考えておりますので、5月の段階では基本方針や事業者募集の方法についても御説明をしたいというふうに考えております。

大内委員

 というのは、予算をこうして通す以上、私たちも地域の人にふるさと納税してくださいよと、あまり中野区民の人に言うと税金が減っちゃうからちょっと難しいところなんですけれども、言い方として。区外の人にアピールするのにいつからできますよというのが言えないと、ほかのところは4月に入ればふるさと納税して品物を送ってくるとかいろいろなメリットがあるんですけれども、中野の場合、いつまで待ってくださいというのがないと、やりますやりますで、結果的にできませんでしたということにならないとは思うけれども、いつごろふるさと納税ができるのか、その目標というか、計画がないと、いや、ある程度確定するまでしないとか、そういうことを言わないで、言えない。目標としていつごろ確立するんですか、そのけつはいつごろ持っているの。

黒田政策室副参事(予算担当)

 10月をめどに実施をしていきたいというふうに考えております。

大内委員

 もう一つ、ふるさと納税はどこが担当するんですか。

黒田政策室副参事(予算担当)

 予算担当でございます。

委員長

 休憩します。

 

(午後2時42分)

 

委員長

 再開いたします。

 

(午後2時43分)

 

大内委員

 3,000万円が、丸が一個ふえちゃったら、とても予算担当じゃ対応できないだろうから、人気があればね。そうしたら、またそのときは考えなきゃいけないのかなと思います。

 あと、これはわからないだろうけれども、ふるさと納税というのは、区民がする場合と区外の人がする場合等によって、納税と積立とあわせた場合、若干差があるわけじゃないですか。そういった部分は、単なる3,000万円寄付金が集まる、集まるという前提でね。約1,600万円使ってその分何か、たしか3割までしかだめなんだっけ、物はね。実際として1,400万円くらい原資が残ると考えた場合、中野区民の人と区外の人がやった場合、どういう計算になるんですか。1,500万円が区外の人、1,500万円が区内の人がやったと。基本的に1,500万円寄付できる人は、本来なら所得税なり何なり払う予定だったと。でも、12月までに寄付すればいいわけでしょう。1月じゃ遅いわけなんだよね、12月までに寄付しなきゃだめだから、した場合に、財政的に効果というのは考えたことがあるんですか。複雑だから考えていないの。

黒田政策室副参事(予算担当)

 区外の方が中野区に寄付をされた場合につきましては、返礼品を新設する予定にしておりますが、その部分と、そういった配送等をやってくれる事業費を除いた全額ということになりますので、例えば今3,000万円を計上させていただいておりますが、これが全員区外ということであれば1,500万円、半分くらいが寄付の効果になるところでございます。区内の人の場合には6割くらいの税が減額するということになっておりますので、その部分を引いたものが効果ということになります。財調制度等の影響もございますが、今どれくらいの方が中野区民になるか、区外の人になるかというところのおよその検討もまだなかなか算定しづらいところでございますので、今は3万円相当の方が1,000件あるというような単純な見込みによって、今回の補正につきましても積算をさせていただいたところでございます。

大内委員

 これも初めてのことで、幾ら計算してもなるようにはならないと思いますけれども、例えばふるさと納税に100万円寄付したいという場合、そうした場合はどのようなことになるんでしょうか。想定していますか。100万円寄付したいという方がいた場合、30万円のものを渡すということになるんですか。あるいは上限が3万円と決まっているのか、あるいは10万円という金額に決めているのか、その辺はまだ決まっていませんか。

黒田政策室副参事(予算担当)

 具体的に中野区での方針を決定したところではございませんが、積極的にやっております区等につきまして聞いたところによりますと、上限を設けて、ある一定額以上は、例えば100万円でも3万円の返礼品であるというふうに聞いております。

大内委員

 そうすると、基本的に上限は10万円ということなんだよね、普通に考えれば。それもこれから考えていく。そういったものが5月くらいには見えてくると。物に関しても、どういうものというのも5月くらいに全部出てくる。ただ、物に関して、里・まち連携って、じゃあ里・まちへそのまま寄付しちゃったほうが早いだろうという話になっちゃう。じゃあ中野区の特産品、何かあるのかといって、つけ麺が有名だからって、つけ麺3万円分もらっても食い切れないだろうし、その辺もよく考えないと、あげるものもね。高価なものだったらいいですけれども、そうじゃないと量だけあげることになって、それも大変なのかなと。いろいろなことがあると思うのでね。

 それと、これに関係してネットで寄付するやつ、クラウドファンディング、それについては今回特に触れられていないんですけれども、この中に考え方としては入っているんですか。

黒田政策室副参事(予算担当)

 こちらの事業経費の中に、今、ネットで一番目につきますのはふるさとチョイスとかさとふるというサイトがございます。そういったところを使う事業費についても含めております。

長沢委員

 第60号議案のほうで伺います。他の委員さんとのやりとりで少しわかったんですけれども、平和の森公園の再整備、新体育館整備の手法検討支援と実施設計については年度がまたがるので債務負担行為を行っていく。もう一つの平和の森公園の再整備についても、実施設計について年度がまたがるから債務負担行為と。体育館のほうは、整備手法のあり方としては何一括方式でしたか。

黒田政策室副参事(予算担当)

 設計・施工一括方式と申しました。

長沢委員

 それで、その前に両方とも当然ながら基本設計をするわけだけれども、基本設計と実施設計、体育館で言えば手法の支援も行っていく。再整備のほうについては実施設計だけだけれども、基本設計と実施設計は、業者としては同じところにお願いする予定なんですか。

宮﨑経営室副参事(施設担当)

 基本設計・実施設計におきましては、業者については実施設計から新たに契約を結ぶような形になります。

長沢委員

 先ほど予算担当から議会に対しても適宜報告はいたしますよという話だったと思うんだけれども、今の御答弁だと基本設計を決めたときに議会に報告をする、そういうお話になるんですか。どういうタイミングで議会に対しては報告いただけるということになるの。

宮﨑経営室副参事(施設担当)

 今、基本計画をやっている最中です。基本計画の案が策定された段階で、それについては御報告したいと思います。

長沢委員

 金額は後で聞きますけれども、もう一つは、区民に対して、今、基本計画の素案という形でお示しされました。それに基づいて区民への意見交換会をやります。それをやって、仮に区自身は基本計画を進めていきましょうとなって、今度は区民に対してはどういうことになるんですか。意見交換をやって、自治基本条例に基づいて最終的にはパブリック・コメントもやるんですか。そうすると、それはどういうタイミングでやることになるんですか。

海老沢政策室副参事(企画担当)

 今後の予定といたしましては、素案に基づきまして意見交換をやる。パブリック・コメントをやりまして、基本計画としては策定をさせていただきたいと思います。その後でございますけれども、基本設計・実施設計と進めていくわけでございますけれども、それについては、区のほうで適宜着実に進めていきたいというふうに考えておりまして、区民の意見といたしましては、基本計画の段階で聞いていきたいなというふうに考えております。

長沢委員

 区民のところでということで、この間受けた説明会のところでも賛成意見はないわけだ。反対意見がほとんどになって、今回補正という形で出てきたわけだけれども、今度4月の頭ですよね、年度変わって意見交換をやるわけだ。今おっしゃられた基本計画の素案に基づいてやって、それをやりましたということになって、今度は議会に対して基本計画の案として、今度パブリック・コメントということになるのかな。でも、予算としては基本設計・実施設計なりと、体育館で言えば整備手法の支援ということまで予算化をするということなんだけれども、あまりにも乱暴じゃないの。区民に対する意見の手続を踏まえた形で次の段階にいくというのが筋なんじゃないの。どうして定例会の中でこういう形で出されたんですか。

海老沢政策室副参事(企画担当)

 今後区民の方々の意見も聞いていくわけでございますけれども、スケジュールといたしまして、この計画自体がオリンピック・パラリンピックを目指しまして、やはり早く設計・施工を進めていきたいということでございます。基本計画が5月、6月の間で策定されるという形になりますので、それから設計のほうに継ぎ目なく進めていくためには補正をお願いしたいというところでございます。

長沢委員

 前にもちょっと伺ったんだけれども、例えば緑の基本計画の中で公園のリニューアルについては区民アンケートをとるであるとか、あるいは現在利用している方の利用のあり方自身を反映させていくというのがあった。区の言い分で言うと、今の意見交換の中で、要するに矮小化というか、事足りるみたいなんだけれども、本来は上位計画としてあるわけだよね、緑の基本計画は。それに基づいてやらなくちゃと改めて思うんだけれども、その辺はどうなんですか。

海老沢政策室副参事(企画担当)

 現状進めている計画自体は、何回も御説明しているところでございますけれども、よりスポーツの振興ということで機能を拡充していくということを目的としているわけでございます。緑の基本計画で掲げております住民意見の反映といったところでございますが、先般の区民意見の交換会ですとか、あるいは今後また意見交換会、あるいはパブリック・コメントを進めていくという中で反映していきたいと考えております。

長沢委員

 お金の話を聞きます。今回こういう形で予算に計上されてきているんだけれども、予算案として出てきているんだけれども、そもそも平和の森公園の整備は、できるならば体育館がおおむね幾らかかる、あるいは再整備のほう幾らかかるというのは、一定区のほうで出されていますよね、考えとして。例えば10か年計画の、現在策定中である案の中で基金と起債の活用の中で落とし込んでいく、荒々であるだろうけれども。こういう中で55億円というお金が出ているんだけれども、根拠としてあるわけでしょう。例えば平和の森の拡張再整備ということになっているけれども、当然体育館も入っていると思うんだけれども、じゃあ体育館がどれくらい、再整備がどれくらい、この中で一定示すことはできるんじゃないの。

黒田政策室副参事(予算担当)

 体育館につきましては、ステップの中でも大まかにお示しをしておりましたが50億円等、公園再整備につきましては、工事費のみでございますが、2億円等というふうなことを考えているところでございます。設計費用等につきましては入れてございません。

長沢委員

 さっきの質問に戻っちゃうんだけれども、整備手法で、設計と施工の一括というところで、その狙いとしては、期間と予算が短縮できるというお話だと思うんだけれども、先ほど来言っているように、期間の短縮自身はしているんだけれども、それでもさっき指摘させてもらったようにものすごく急いでやっているんだけれども、区民とこれから意見交換やパブリック・コメントをやるんだけれども、こういう予算をこういう形で出すということ自身は、出し方の問題というか、そもそもが、これ自身がこのままでいいのかというのが問われていると思うんだけれども、例えば区民の皆さんにこれから意見を求める。当然ながらこういう形の補正予算の問題も出てくるよね、これが議決をされたということになれば。(「パブコメ前だけれども、10か年の予算はついているよ」と呼ぶ者あり)いや、10か年のって、それは単年度でやるわけだから。そういうことに対してきちんと説明できるんですか。

海老沢政策室副参事(企画担当)

 繰り返しになるかと思いますが、この計画としては、区といたしましては早急に進めたいというところがございます。そういった期間短縮をどうやって考えていくかという中で、今後基本計画が策定されるということでございますので、その後設計をすぐにでも進めていきたいということで、時期といたしましてはこの段階で補正をお願いするということが適切だろうと思っております。

内野委員

 28年度の介護ロボットの購入費について、補助率はどのくらいになったんでしょうか。

黒田政策室副参事(予算担当)

 今のところは10分の10というふうに考えております。

いでい委員

 我が会派の大内委員の質問に関連して、ふるさと納税のことについて伺いますけれども、期間としてはどれくらいを考えていますか。というのも、来年度は年度途中から始めて、目標額3,000万円、3,000万円集めるために1,586万4,000円を使いましょうという補正予算を出されていますけれども、それについてはいろいろな物の考え方があると思いますけれども、それについては問いませんよ。期間のことについてはどれくらいのスパンで考えているんでしょうか。

黒田政策室副参事(予算担当)

 ふるさと納税の事業について、何年度やるかというようなことだと思いますけれども、とりあえずは3年度をめどにやりながら様子を見ていきたいというふうに考えております。

いでい委員

 どうして3年度なんでしょうか。

黒田政策室副参事(予算担当)

 事業を推進するに当たりまして、今後どういった目的で寄付を集めていくかということもあるかと思います。現在のところ、哲学堂の景観等の保持ということも考えておりますので、そういったところの事業の進捗としてはおおむね3年くらいを見る、またふるさと納税の制度自体も今後どういった形で動いていくかということもわかりませんので、とりあえずは3年度を計画の中に入れて寄付について集めていくということを計画としてやっていきたいというふうに考えております。

いでい委員

 哲学堂の景観改修だとか、いろいろなことにかかわる金額を全てふるさと納税で集まったお金で賄いますということではないんですか。

黒田政策室副参事(予算担当)

 考え方としましては、国の補助金等もございますので、そういったものを引いた一般財源の中の一部分に充てていくということになるかと考えております。

いでい委員

 今、日本全国でこういったことが起きていて、今まで田中区長もふるさと納税のことについては、税の負担の公平性が失われるということでとんでもない話だとしていたのが、急遽ここで転換されてきました。自然減になっていく中野区税から出ていくものが大きくて看過できないという方策だと思いますけれども、使用する目的についてもあやふやだし、期限についてもあやふやなわけ。東京都が財調で見てくれるお話だって、いつまでもつかもわからないわけ。それなのに3年間をおおよそめどにしていますよというのはおかしいと思う。それについてどう思いますか。

黒田政策室副参事(予算担当)

 ふるさと納税を実施していく中で、単年度ということですと、今年度後半と来年度の前半ということでは、皆さんにお声をかけて中野区を知っていただくという中でも不足する期間かと思います。そういった意味では3年間くらいは少なくともめどとして持たせていただければというふうに考えております。

いでい委員

 なぜ期限を切れと言ったかというのは、さっきの財調の話でもあって、一度始めましょう、3年間のスパンを持ちましょう、そんな緩い考えで税金をかけて税金を集めましょうという話だよ、これ。普通の人が聞いたら、タコが自分の足食いながら生きているのと一緒だからね。それ、わかっているんでしょう。だからこそ、この政策はやはり間違えていました、区民の理解が得られません、財政的な効果もありませんでした、そのときに区長が政策を転換したように、いつでもひっくり返れるように、引っ込めるように期限を設けていくべきだと私は思う。クラウドファンディングのことについてもそうだし、あれは設定の金額があって、目標の金額をクリアしました、それには期限が必ずくっついてくるわけ。3年間がめどで、人の税金使って、また新たな税金集めていきましょうよ。3,000万円集めるために1,500万円かかるんですよ、じゃあやらないほうがいいじゃないかという話に絶対なるから、これは。討論みたいになっちゃいますけれども、そこだけは絶対に覚えておいたほうがいいし、そのときのために備えておくべきだと私は思う。だから、集めるに当たって、これからさまざまな手法を検討するでしょうけれども、やはり期限というものは明確に打たないと、この制度はうまくいかなくなるような気がしますけれども、それについていかがですか。

黒田政策室副参事(予算担当)

 新たな目的等設定するにいたしましても、委員の御指摘のとおり期限を定めるということは大事だと思いますし、その期限を定めた中での目標額といったものも今後御説明をしていかなくてはいけないというふうに考えておりますので、今の御意見を取り入れながら検討を進めてまいりたいというふうに考えております。

委員長

 休憩いたします。

 

(午後3時05分)

 

委員長

 再開いたします。

 

(午後3時08分)

 

南委員

 新体育館の整備のところで、体育館の場所については東京都下水道局と中野区が協議をした結果、未開園部分に建てるということで決定したということで、それは御報告いただいているんですが、今回、整備費用という形で補正予算が組まれているわけですが、先ほど手法の検討については設計・施工一括方式ということですが、基本設計・実施設計をやるに当たって、要は東京都下水道局との話し合い協議の中において、地下部分は下水道処理施設、その上に体育館となっていると思うんですけれども、今回、この基本設計・実施設計・整備手法、設計・施工一括方式ということで、地下部分の構造部分、要は設計の中に下水道局の部分も入るのか。機械室が地下になるというふうには聞いておりますが、その辺はどういう形になるんですか。

海老沢政策室副参事(企画担当)

 基本計画の素案の中に機械室と書かれておりますのは体育館の機械室を想定しておりまして、それは下水道施設として活用されない、以外のところの地下を活用できないかという検討をしていきたいと思っております。今後の下水道局との間のお話でございますけれども、将来的に下水道施設がつくれるような形のものを協議しながらつくっていくということでございますので、将来的にどういう施設が入ってくるかというのは未定でございますので、それが将来的にもできるような形の、体育館の基礎の部分をどういうふうにするかということを検討していくということになろうかと思います。

南委員

 ということは、機械室の部分は体育館の設計の一部になるわけですけれども、ほかの地下の部分については、将来的に下水道局が処理施設をつくるんだけれども、その前に当然体育館を未開園部分の上につくるということで、要は下水道局部分の基盤工事、その辺の話し合いというのはどうなっているんですか。

海老沢政策室副参事(企画担当)

 現在協議中でございまして、今後基本計画、あるいは基本設計を策定するくらいの期間でしっかり定めていくということになろうかと思います。

南委員

 ということは、体育館の施設の機械部分については、基本設計・実施設計に入っているけれども、地下の下水道局の部分になる、いわゆる地下の基盤の部分は入っていないということですか。中野区だけの機械室の部分と、上に建つ体育館のみということで、下水道局の基盤部分についてはまだこれからの協議であって、今回の基本設計・実施設計の中には入っていないということですか。

海老沢政策室副参事(企画担当)

 将来的に下水道施設が地下につくれるような基礎構造をつくっていくということで、体育館の基礎構造としてつくっていくということになるかと思っておりまして、そこの協議といたしましては、将来的に下水道処理施設の工事が後からできるような形の体育館の基礎をつくっていくということで、それ全体は入ってございます。

南委員

 ということは、将来的に下水道局が地下の施設をつくるんだけれども、その前に、体育館をつくるに当たっては、東京都の下水道局施設の基盤についても設計に入っているという理解でよろしいですか。

海老沢政策室副参事(企画担当)

 あくまでも体育館の基礎構造という形になるかと考えております。基礎構造が、将来的には下水道施設もつくれるような仕様にするというイメージでございます。

南委員

 ということは、基礎部分については全て中野区がやるということになっちゃうんですか。その辺の財政の負担の割合というのはこれから協議ということじゃなかったんですかね。その前に、体育館の基礎部分だからといっても、体育館だけ見た場合には、下水処理施設の空洞部分の基盤も既に基本設計・実施設計の中で、中野区として負担するということになっているんですか。

海老沢政策室副参事(企画担当)

 設計につきましては、体育館をつくるという部分でいきますと中野区が進めていかなければいけないということになりますけれども、負担につきましては、今後、東京都と協議をいたしまして、協定なり、そういった約束を結んでいくという形になろうかと思います。

ひやま委員

 1点だけ。平成28年度の補正予算のところなんですけれども、新体育館に関してですが、今回基本設計と手法検討支援と実施設計等に関して、あえてまとめて債務負担行為を実施するという、この理由を聞かせていただけますか。

黒田政策室副参事(予算担当)

 新体育館につきましては、本来区が基本設計、次に実施設計というような契約をしていくやり方と、もう一方で、期間の問題がございますので、基本設計、その後実施設計・施工一括方式といったようなことを検討したいということで考えております。どちらの手法をとったとしても、この予算でやっていけるというものについて債務負担行為をとらせていただいておりますので、そういった説明をここに書かせていただいているところでございます。

ひやま委員

 先ほど長沢委員への御答弁にもあったんですけれども、オリンピック・パラリンピックに向けて早く設計・施工を目指すということなんですけれども、オリンピック需要によって人件費、資材費等の高騰が予想されるんですけれども、その辺の認識はあるのかというのと、あと平時と比較して区民負担がどれくらいふえるのかという、そこの見込みはあるんでしょうか。

海老沢政策室副参事(企画担当)

 時期の問題でございますけれども、やはり区民の意識が高まっていく中で、効果としてはオリンピックにあわせてつくっていくということが必要だということで、区としては進めたいというふうに考えてございます。

 それから、経費につきましては、今後基本設計を進める中でしっかり積算をしていくという形になろうかと思います。

委員長

 他に質疑はありませんか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 この際申し上げます。補正予算に関する委員会から申し送られた意見はありませんでした。

 他に質疑がなければ、ここで取り扱いを協議したいと思いますので、委員会を暫時休憩します。

 

(午後3時18分)

 

委員長

 委員会を再開します。

 

(午後3時19分)

 

 質疑はありませんか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 なければ、質疑を終結します。

 次に、意見の開陳を行います。意見はありませんか。

ひやま委員

 第60号議案について意見を申し述べます。

 今回の補正予算案には、新体育館整備にかかわる基本設計・手法検討支援・実施設計等や平和の森公園再整備にかかわる基本設計・実施設計等の項目が含まれております。新体育館整備の考え方に関しては、区民のスポーツ、健康づくりの場としての機能を確保するため、屋内運動施設を未開園区域へ整備することについては是とするものです。しかし、平和の森公園再整備基本計画(素案)の段階においても、必要となる費用がお示しされておりません。議会並びに区民の皆さんに区民負担の金額や財源については、見込み金額であっても早期に提示をするべきであります。また、整備スケジュールに関しては、平成31年度開設を予定していますが、オリンピック需要による人件費や資材費等の高騰が予想される中、費用対効果を十分に検討する必要があると考えます。スケジュールにこだわり過ぎるあまり、区民負担が増加するようであれば、整備スケジュールの再検討も考えるべきです。新体育館、平和の森公園再整備については、区民説明会においてもさまざまな意見や声が区民からありました。区民にとって関心が高いテーマであるからこそ、これまで以上に区民の声に真摯に耳を傾け、手続等も含めたより一層の慎重な進め方と丁寧な説明を求め、当議案に対する意見といたします。

委員長

 他に意見はありませんか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 他に意見がなければ意見の開陳を終結いたします。

 次に、討論を行います。討論はありませんか。

長沢委員

 第60号議案に反対の立場で討論を行います。

 先般、平和の森公園の新体育館の整備を含めまして、基本計画が示されたところでございますが、その前に基本構想の素案が示された際、意見交換会が行われました。そういう中では賛成の意見はなく、ほとんどが反対ばかりだったという中で、今、中野区自身が平和の森公園の再整備を推し進めようとしていること、これが反対理由でございます。しかも4月に意見交換会を再度予定しておるさなかに、このような補正の予算を計上し、これを議決するということにおきましては、やはりこれは賛成しがたい、賛成できるものではないということを申し上げ討論とします。

委員長

 他に討論はありませんか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 なければ討論を終結します。

 これより、議案ごとに採決を行います。

 お諮りします。第59号議案、平成27年度中野区一般会計補正予算を原案どおり可決すべきものと決するに御異議ありませんか。

 

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 御異議ありませんので、そのように決します。

 以上で第59号議案の審査を終了します。

 次に、第60号議案、平成28年度中野区一般会計補正予算を挙手により採決を行います。

 第60号議案、平成28年度中野区一般会計補正予算を原案どおり可決すべきものと決するに賛成の委員は挙手をお願いします。

 

〔賛成者挙手〕

 

委員長

 挙手多数。よって可決すべきものと決しました。

 以上で第60号議案の審査を終了します。

 本日予定した日程は以上で終了しますが、委員、理事者から特に発言はございませんか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 なければ、以上で本日の総務委員会を散会します。

 

(午後3時24分)