中野区議会区役所及び体育館整備調査特別委員会〔平成28年3月17日〕
区役所及び体育館整備調査特別委員会会議記録
○開会日 平成28年3月17日
○場所 中野区議会第1委員会室
○開会 午後1時00分
○閉会 午後2時27分
○出席委員(14名)
大内 しんご委員長
平山 英明副委員長
加藤 たくま委員
渡辺 たけし委員
北原 ともあき委員
高橋 かずちか委員
小林 ぜんいち委員
いながき じゅん子委員
小杉 一男委員
浦野 さとみ委員
高橋 ちあき委員
久保 りか委員
酒井 たくや委員
むとう 有子委員
○欠席委員(0名)
○出席説明員
政策室長 髙橋 信一
政策室副参事(企画担当) 海老沢 憲一
政策室副参事(業務改善担当) 中谷 博
経営室長 篠原 文彦
経営室副参事(経営担当) 朝井 めぐみ
経営室副参事(施設担当) 宮﨑 勇一郎
都市政策推進室長 長田 久雄
都市政策推進室副参事(中野駅周辺まちづくり担当) 松前 友香子
区民サービス管理部長 白土 純
区民サービス管理部副参事(情報システム担当) 平田 祐子
区民サービス管理部副参事(戸籍住民担当) 伊藤 正秀
健康福祉部長 瀬田 敏幸
健康福祉部副参事(地域スポーツ推進担当) 永見 英光
都市基盤部長 尾﨑 孝
都市基盤部参事(都市計画担当) 豊川 士朗
都市基盤部副参事(都市基盤整備担当) 千田 真史
都市基盤部副参事(防災・都市安全担当) 鈴木 崇
○事務局職員
書記 田中 寛
書記 東 利司雄
○委員長署名
審査日程
○議題
区役所の整備について
体育館の整備について
○所管事項の報告
1 平和の森公園再整備基本計画(素案)について
(企画担当、地域スポーツ推進担当、都市基盤整備担当)
○その他
委員長
それでは、定足数に達しましたので、ただいまから区役所及び体育館整備調査特別委員会を開会します。
(午後1時00分)
本日の審査日程ですが、お手元に配付の審査日程(案)(資料1)のとおり進めたいと思いますが、御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
委員長
では、そのように進めます。
それでは、議事に入ります。
区役所の整備について、体育館の整備についてを一括して議題に供します。
所管事項の報告を行います。
1番、平和の森公園再整備基本計画(素案)についての報告を求めます。
海老沢政策室副参事(企画担当)
それでは、平和の森公園再整備基本計画(素案)について、資料(資料2)に基づきまして報告いたします。
平和の森公園の再整備計画につきましては、1月に整備構想案を作成いたしまして、2月に区民説明会等を開催したところでございます。
今回、これを踏まえまして、詳細について検討させていただきまして、基本計画の素案としてまとめましたので、再度区民の御意見を伺っていきたいというふうに考えているところでございます。
それでは、資料でございますが、1、再整備基本計画の素案でございますけれども、A3の1ページ目をごらんいただきたいと思います。
Ⅰといたしまして、これまでの計画、上位計画についての位置づけを整理してございます。お読み取りいただきたいと思います。
Ⅱといたしまして、次に、平和の森公園の現状と課題についての整理でございますが、これは整備構想案と同様であるというところでございまして、説明については、省略させていただきたいと思います。
Ⅲ、基本的な考え方といたしましては、これも整備構想案と同様でございまして、スポーツを中心とした公園機能の充実とともに、防災機能の充実を図ってまいりたいというふうに考えております。
また、次、Ⅳでございますが、公園全体の再整備の具体的な方向性について記述させていただいております。
公園機能の充実といたしましては、記載の(1)①憩い・休息機能、②スポーツ・健康増進機能、③交流機能、④環境保全機能、それから、⑤オープンスペース・景観形成機能といったところ、⑥として、歴史文化の啓発と機能ということでございまして、それぞれ記載のとおり具体的な方向性を持って進めてまいりたいと思います。
詳細につきましては、文面を見ながらということでお願いいたします。
また、(2)防災機能の向上といたしまして、5点ほどの項目、機能向上の方向性を持ってございます。これにつきましても、お読み取りいただきたいというふうに考えております。
それから、Ⅴ、整備のスケジュールでございますけれども、平成28年度から設計を開始するということで、平成29年度から工事着手、平成31年度に竣工・開設を目指したいというふうに考えております。
また、公園部分につきましては、段階的に整備することによりまして、公園が閉園されないように進めていきたいと考えておりまして、30年度以降にも随時開園していくという考えでございます。
それでは、2ページをごらんいただきたいと思います。
イメージ図の説明でございます。
まず、草地広場でございますが、陸上競技にも利用できる園の整備ということで、300メートルトラック6レーン、直線100メートル、全天候型のトラックということで、整備させていただきたいと思います。
これにつきましては、整備構想案から東西方向にトラックを配置し直すということによりまして、トラックを占用されてしまっても、草地広場として自由な利用も確保できるように計画を進めていきたいというふうに考えております。
続きまして、多目的広場でございますが、これにつきましては、大人の野球ができるものとして、両翼75メートル程度、中堅90メートル程度の拡張をしていきたいというふうに考えております。
この場合、大人が野球できるような施設とするために、防球ネットとして、やはり10メートルから25メートル程度のものが必要になってくるだろうというふうに考えております。
それから公園の入り口、プロムナード部分でございますが、整備構想案から変更いたしまして、樹木の影響を極力配慮した計画としていきたいというふうに考えております。
また、じゃぶじゃぶ池につきましては、体育館の近くに配置し、体育館と一体感のあるものとして計画していきたいというふうに考えております。
また、既存のドッグラン機能ですとか、水辺空間、児童コーナー、トリムの広場についても、残して確保していきたいというふうに考えております。
それでは、次、3ページをごらんいただきたいと思います。
3ページにつきましては、新体育館についての計画をまとめてございます。
まず、Ⅰ、中野体育館の現状と課題について、まとめてございます。
これにつきましては、御案内のとおりということでございますので、省略させていただきますが、老朽化ということもございまして、設備的な面、あるいは、面積といったところに課題があるというところでございます。
それから、Ⅱ、基本的な考え方といたしまして、この課題とは裏腹の部分でございますけれども、スポーツ振興の中心となる体育館、ユニバーサルデザインに配慮された体育館と、6点の考え方を持ちまして、計画を進めてまいりたいというふうに考えております。
Ⅲ、これを踏まえまして、具体的に、それぞれの部屋の考え方、あるいは、災害時の活用方法について示させていただいております。
それぞれメインアリーナについては、ごらんのとおりの大きさを確保していきたい。サブアリーナを新設してまいりたいということでございます。それから、武道場については、3面程度確保するということと、それを多目的室ということで、多目的にも活用できるような部屋として考えていくということでございます。それから、平和資料展示室を設けるということで、区民が平和の森公園の歴史にも触れられるというような機能も確保していきたいというふうに考えております。
それから、災害時の活用といたしましては、ごらんのとおり6点、機能を盛り込んでいきたいというふうに考えております。
Ⅳのところに、簡単な機能図を示させていただいております。
では、最後のページをごらんいただきたいと思います。
4番でございますが、体育館のイメージ図を示させていただいております。これにつきましては、まだ体育館の図面ということよりも、配置というか、機能のイメージという形でございます。
あと、この断面を示させていただいておりますけれども、高さといたしましては、おおむね25メートル程度というふうに想定しております。下水施設が、地下に将来的にはできるわけでございますが、その下水施設の影響のない地下部分についても活用したいということで、計画をしていきたいというふうに思っております。
右側でございますが、それぞれ体育館諸室の一覧表ということで、まとめさせていただいておりますので、お読み取りいただきたいというふうに思います。
それでは、次に、別紙の2番でございますけれども、再整備構想(案)について、説明会等の実施結果について報告したいと思います。
1、実施状況でございますが、区民説明会につきましては、2月26日から29日まで、延べ121人という方が参加してございます。
そのほかに個別意見の提出ということで、ごらんのとおりでございます。
このほかに区民団体等への説明ということで、町会・自治会への説明、それからスポーツ関連団体への説明ということで、個別に実施させていただいております。
2番以降に、主な意見ということで、集約したものを記載させていただいております。
ここにつきましては、まず、1番といたしまして、計画全般についての御質問が上げられております。ナンバー1、「より区民や利用者の意見を取り入れていくべきではないか。進め方に問題があるのではないか」という意見が出されております。
続きまして、3ページをごらんいただきたいと思います。
3ページのところは、体育館についての質問や御意見をまとめております。
2番のところで、「体育館が使えなくなる休止期間を短くしてもらえないか」という御要望が出されております。
それから、4番のところでございますか、「体育館を建設し、後から下水道施設をつくるのでは、二重にコストがかかる」、要するに、コストが高くつくのではないかという御質問でございます。
それから、5番のところでございますが、「現在よりも体育館が北方向に動くということで、アクセスが悪くなるのではないか」という御質問でございます。
それから、4ページのところでございます。
9番のところ、「体育館は西武線沿線に集中することになって、南側の体育施設が足りないのではないか」という御質問がございました。
それから、(3)少年スポーツ広場について、まとめてございます。
主な御意見というか、多かった御意見といたしましては、5ページ目でございますけれども、3番、「上高田や哲学堂の野球場は稼働率が低い日もあるということで、稼働率が低いのに、さらにふやすのか」ということでございます。
それから、4番、「大人もできるような形にすると、少年野球が使いにくくなるのではないか」という御意見でございます。
それから、5番のところでございますが、「多目的広場として拡張すると、既存の樹木が伐採されて木陰が少なくなる。環境が損なわれてしまうのではないか」という御意見でございます。
それから、(4)草地広場についての御意見をまとめさせていただいております。
6ページをごらんいただきたいと思います。
まず、3番のところで、「300メートルトラックはなぜ必要なのか」というような御意見が寄せられております。
それから、4番、6番のところでも書いてございますように、「陸上競技トラックをつくると、占用されているとき以外も、全力で走る人がでてきて、既存の利用者、自由に使っている利用者との関係で事故が起こらないか、危ないのではないか」という御意見が寄せられております。
次に、7ページでございます。
陸上競技トラックのコストの御意見の中で、8番でございますけれども、「あまり回数を使用しないのであれば、コストをかけてつくる必要はないのではないか」という御意見でございます。
それから、(5)防災機能でございます。
1番のところ、「区役所と体育館が離れることで、防災の対応が懸念される」ということで、防災上のそういった機能が落ちるのではないかという御懸念の声も上がっているわけでございます。
最後に、8ページでございます。
その他のところで上げられています、「駐車場につきましては、近隣の方が現状では使っているので不要ではないか」というようなことで、御意見が寄せられているところでございます。
それぞれ、区の考えとして記載された内容でございますけれども、このような形でお答えしているというところでございます。お読み取りいただきたいというふうに思います。
最後に、1枚目のA4の紙に戻っていただきたいと思います。
今後の予定でございますけれども、3番、意見交換会の開催というところでございます。この基本構想、基本計画の素案を用いまして、4月8日から区民の意見交換会を開催したいというふうに考えております。
4番、今後の予定でございますが、その後、(案)の策定をいたしまして、パブリックコメントの実施ということでございます。6月に計画策定ということで、工事につきましては、29年度からということで、28年度については、基本設計を進めていきたいというふうに考えているところでございます。
説明については、以上でございます。
委員長
ただいまの報告に対して、質疑はありませんか。
高橋(か)委員
ありがとうございました。今の中で、防災機能の向上の件についてお聞きしたいんですけれども、中身を見ますと、書いてあるとおり、帰宅困難者だとか、備蓄倉庫、あるいは、関連団体の保管物資スペースとか、そういうふうに書いてあるんですけれども、このほかには、防災機能の拡充に関することで考えている機能はないんでしょうか。
鈴木都市基盤部副参事(防災・都市安全担当)
今回の素案をつくる段階におきまして、充実させるべき防災機能については、この案のとおりでございます。特にそれ以外の防災機能の追加について、素案をつくる段階では検討しておりません。
高橋(か)委員
この「素案をつくる段階においては」というのは、どういう意味でしょうか。
鈴木都市基盤部副参事(防災・都市安全担当)
今後さまざまな御意見を承り、必要があれば、可能な防災機能の追加について、検討していきたいと考えております。
高橋(か)委員
せんだって、私の本会議の一般質問で、防災機能の充実ということで、本庁舎のオペレーションのスペースだとか、災害対策対応の体制についてもちょっと触れた中で、最後の締めの中で、この平和の森公園の防災機能の拡充については、強く訴えたつもりであります。その中で、区の災害対策本部を補完するような機能であったり、万が一本庁舎が機能しなくなったときのZEROホールや、もう1カ所のところを補完する形で新しくつくるわけだから、しかも、警察、消防もここに待機する、ボランティア団体も待機する、大きなスペースも確保できる備蓄エリアもある。そういう中に確保すべきだということを訴えたんですけれども、それは、では、つくらないんですか。
鈴木都市基盤部副参事(防災・都市安全担当)
先般、委員の御質問で答弁いたしましたとおり、まずは、先般、スマイル中野と、もみじ山文化センターが、区の災害対策本部の代替施設として機能が不十分ではないかという御懸念をいただきました。その際の答弁として、区の災害対策本部の代替施設として必要な機能について、しっかり区のほうで整理して、その上で必要な機能の確保について、新体育館は代替施設の候補の一つとして検討したいと答弁させていただいたところです。
したがいまして、まずは、その代替施設に必要な機能について整理して、その必要な機能がこの体育館に拡充できるかどうか、それを見きわめた上で、施設の候補として検討したいと思っております。
高橋(か)委員
ということは、今後のその辺の調査なり、検討したり、あるいは、いろいろな御意見を集めた中で、必要があれば、そういう機能も盛り込むんですか。それとも、盛り込むのであれば、区の防災機能拡充に資する機能とか、基本的な考え方ぐらいは、何かちょっと入れておいたらどうなの。
鈴木都市基盤部副参事(防災・都市安全担当)
答弁で代替施設の候補の一つとして検討していくと御回答したところですから、確かに、区の代替施設として、候補として盛り込んでいく必要があるかどうか、検討して、必要な記載はしたいと思っております。
浦野委員
1月末に再整備の構想(案)が示されて、今回、基本計画の素案ということで出されました。これも、既に常任委員会で報告されていますけれども、確認や疑問も含めて伺いたいと思います。
まず、多目的広場についてなんですけれども、再整備構想(案)のときには、広がる程度については記載がなかったわけですけれども、今回、全体としては約6,600平方メートルということです。その前に、両翼とセンターまでの距離が、今回、75メートル、90メートルということで示されているんですけれども、ちょっと確認ですけれども、これはホームベースからの距離ということでよろしいんでしょうか。
永見健康福祉部副参事(地域スポーツ推進担当)
公認の野球の規則で、ホームベースからということで、長さについて規定されているものでございまして、基本的には、ホームベースからということで考えてございます。
浦野委員
ホームベースから、今は両翼が55メートルで、センターが65メートルということですので、それから比較すると、両翼で言うと約20メートル、センターで言うと25メートル近くが延びることになると思うんですけれども、これは現在の平和の森公園で言うと、どの程度の位置まで延びることになるんでしょうか。具体的にこのあたりというのがあれば、教えてください。
千田都市基盤部副参事(都市基盤整備担当)
目安となりますのは、現在の弥生式の竪穴式住居を模したものですが、ちょうどこのセンターが、そこにかかるあたりのところになる予定です。
浦野委員
そうすると、かなりのところまでが多目的広場で拡張されることになると思います。当然その外野側を、そういうふうな形で、今、弥生式の復元住居があるあたりまでとなると、特にあの辺に生い茂っている木への影響がまた心配されますけれども、その辺は具体的に、どの程度樹木が影響を受けるというふうに考えているんでしょうか。
千田都市基盤部副参事(都市基盤整備担当)
今回、多目的広場を広げることで、既存の園路、そういったものも新たに位置等を見直すことになります。そういったものを含めて一切合財で、3メートル以上の高木で300本弱と想定しております。
浦野委員
今、3メートル以上で300本近くということで、これも相当な数が伐採されることになると思います。今は、両翼、センター、距離がありますけれども、逆にホームベース側、これで言うと北側となるんでしょうか、そのあたりも拡張されるということで想定されているんですか。
千田都市基盤部副参事(都市基盤整備担当)
拡張としては、北側のほうの拡張は想定しておりません。ただ、整備に伴った造作というのが必要になると考えております。
浦野委員
北側のほうは、あんまりしないけれども、今の外野側のほうがということです。これまで樹木については、伐採の懸念ということで、繰り返し質疑させていただきましたけれども、これまで可能な限り樹木については、移植するというふうにおっしゃってきたと思うんですね。
これは、今、御説明いただいた資料、別紙1のⅣ、平和の森公園再整備の具体的な方向性の中の(2)防災機能の向上というところの5つ目、一番下のところに、既存の防火樹林帯は保全するというような明記がされていますけれども、移植と保全というのは、どういったふうに考えているんでしょうか。
千田都市基盤部副参事(都市基盤整備担当)
まず、この防火樹林帯として位置づけられているものが、この公園の西側と北側のほうのエリアになります。こちらにつきましては、施設の影響を受ける樹木ではないので、基本的には、今の樹木、密集し過ぎている等、剪定等で整理という範囲で考えておりますので、既存コンセプトはこのまま継承する予定です。
浦野委員
今の御説明だと、この北側と、あと西側になるんですかね。防火樹林と書いてあるところは、既存のものを基本的には生かしていって、その前、多目的広場の拡張に伴う外野周辺の木々の影響というところで、さっきの300本ということでよろしいですか。確認で伺います。
千田都市基盤部副参事(都市基盤整備担当)
先ほど、御報告させていただいたのは、委員おっしゃるとおり、この防火樹林帯のところではなく、あくまで少年スポーツ広場から多目的広場に機能更新する際に、樹木の対応が必要となるもの、影響を受ける樹木、それが300本ということです。
浦野委員
今の公園で言うと、夏場は周囲のところと比べても、二、三度近く気温が下がっていて、かなり避暑的な機能も持ち合わせていると思うんですけれども、ここを300本程度整理していく、伐採していくとなると、そうした避暑的な機能というのは、どのように考えているんでしょうか。
千田都市基盤部副参事(都市基盤整備担当)
まず、全体の高木の樹木の本数としては、今回の少年スポーツ広場のところで、一定減っていくという形になると思います。そちらにつきましては、樹木の及ぼす影響というところについては、さらに必要な樹木の補植等、中低木とか、そういったものを可能な限り配植して、そういった環境は、さらに高めていきたいと考えております。
浦野委員
今、新たに中低木を植えて保っていく、改善していくということでしたけれども、相当長く伸びている木を切れば、当然それは、現状からすれば、後退ということになると思うんです。そもそも多目的広場の拡充というところの必要性で見たときに、少し予算の総括質疑で触れさせてもらいましたけれども、比較的、上高田運動施設や哲学堂公園がこの近隣にはあって、先ほど御紹介いただいた意見交換会の中の意見でも出されていました。上高田運動施設は、野球場で言うと、平均66%ぐらいで、哲学堂公園で言えば、約55%の野球場の利用率ということになっているんですけれども、土日に集中しているというのはあると思うんですが、土日の利用率というのはどの程度になっているんですか。
永見健康福祉部副参事(地域スポーツ推進担当)
利用率につきまして、曜日ごとについては、ちょっと現在、集計はしておりませんが、ほぼ100%に近い状態の利用率であるというふうに認識してございます。
浦野委員
曜日ごとは集計していないということで、土日に集中しているという面はあると思うんですけれども、数字としてはないということです。現在、これもその懸念として、利用者は小・中学生を優先にということで、少年スポーツ広場ということでの利用で、逆に大人ができるようにすることで、大人との競合ということも心配されます。
この間、それを伺った際に新しくできた白鷺せせらぎ公園であったり、本五ふれあい公園であったり、そちらを少年のところは拡充していったのでということだったんですけれども、やはり、そういった競合ということは、当然出てくると思うんですが、そのあたりはどのように考えているんでしょうか。
永見健康福祉部副参事(地域スポーツ推進担当)
大人も利用でき、野球も行うことができる。また、少年サッカー、フットサル等にも利用していきたいということで、すみ分け等につきまして、スペース、また時間帯、さまざまな形での区分け等が考えられるかと思いますが、そういったところにつきまして、利用が想定される団体等の御意見を伺いながら、具体的な運用について検討してまいりたいと思います。
浦野委員
これから運用についてはということですけれども、実際、少年スポーツ広場を拡張すること ありきで、今、砂ぼこりが立たないような工夫とか、一定夜間暗い場所の危険な場所に照明をつけて 明るくするような工夫はあったとしても、やはり、今の避暑的な機能や、区民へ与える影響というのはあるので、これは検討できたらと思います。これは要望で終わりたいと思います。
あと、トラックについて何点か伺いたいんですけれども、今回、再整備構想案に対すると、トラックの位置については、この左側、全部が左側に寄ったということなんですけれども、それが再整備構想案から比べて、変更になったその理由を教えてください。
千田都市基盤部副参事(都市基盤整備担当)
今回こちらのトラックを、このような形に変更したことで得られる効果といたしまして、まず、トラック利用のとき、そのとき安全性確保は、占用利用というのが基本になると考えているところですが、その際、占用利用している際にでも、右側の約5,800平米のこの草地広場については、そのときでも、同時に開放できるだろうというような効果が期待できます。
また一番ニーズが高いと思われる、この100メートルの部分、そこだけを使ったときには、さらに、5,900平米の一部も開放できるという効果が期待できますので、今回いろいろな御意見もいただく中で考えたところで、このような変更にいたしました。
浦野委員
出された意見なども踏まえてということなんでしょうけれども、そうすると、今の御説明の中で、この図のとおりに、仮に整備するとしたら、トラックの占用というのは、今の御答弁だと、100メートルを使っているときであってもトラックを使わない、この直線の100メートルの部分だけの占用であれば、トラック内の5,900平米、今、おっしゃった一部というのも開放するということだったと思うんですけれども、それはどういうような形で、それは何か線を引いてやるんですか。
千田都市基盤部副参事(都市基盤整備担当)
今、基本計画段階でございますので、詳細のほうは、まだ確定しているところは何もないんですが、ただ、占用利用する際には、やはり、その範囲を一定明示するような物理的な施設、それが必要であろうと認識しております。
浦野委員
今後の中で、それを示していくということなんですけれども、ちょっとその物理的な施設というのがどういうものなのか、また、そのときにお伺いしたいと思います。これまで草地広場が、今、利用されている、いつでも、誰でも、自由に、安全にというところが、そうできなくなるんじゃないかというのは、この間も指摘してきましたし、これまでの説明会の中でも、かなりそこが出されていたと思うんですね。
そうした場合に、ただ、基本的には年間開放していますよと。ですから、占用になる期間は比較的少ないんだと。だから、区民の方に開放するんだということでしたけれども、この間、常任委員会の中で、大体年間の占用の日数について、おおむね30日程度というような御答弁があったと思うんです。その30日というのは、どういった根拠から出されているんですか。
永見健康福祉部副参事(地域スポーツ推進担当)
厚生委員会におきまして、現在の平和の森公園の草地広場の占用の実績ということで、年間30回程度占用がされているということで、中学校の部活動等、そういったところで活用した場合に、おおむね同程度の占用の程度になるのかなということで、お答えしたところでございます。
日数につきましては、中学校の部活動の大会でございますとか、駅伝大会でございますとか、幾つか中学校の大会等がございますので、そういった大会の事前の練習等、数回程度ということで、合わせると、そのぐらいの回数になるというところではございますが、具体的な部分につきまして、学校とさまざま、今後、意見等を伺っていきたいと考えてございます。
浦野委員
今、おっしゃった、現在の草地広場の占用が年間で30日ほどあるという、だから30日なんだということなんですけれども、当然、今は、トラックはないわけですよね。でなくて日数で、できた場合にも、同じような形で考えているということなんですか。
永見健康福祉部副参事(地域スポーツ推進担当)
現在、占用されているもの、そのほかにトラックを利用する場合に占用するということで、現在の占用プラス少しふえるのかなというふうに考えてございます。
浦野委員
これはこの間もおっしゃっていましたけれども、中学校などの部活動とか、その大会ということでしたけれども、部活動となると、平和の森公園から遠い中学生で、北部のほうであったり、また南部の方であれば、なかなか日常的に部活動で使う、当然移動が発生しますから難しいと思うんですけれども、その辺はどういうふうに考えているんですか。
永見健康福祉部副参事(地域スポーツ推進担当)
移動につきましては、部活動の一環ですので、学校側のほうで、顧問の先生等がついて対応していただくものというふうに考えてございます。
現在、中学生の東京駅伝等ございまして、事前の練習で、幾つかの場合で、例えば、東大附属のグラウンド等も活用してございますので、区の真ん中に近い位置で整備するということには、意味があるのではないかというふうに考えてございます。
浦野委員
今回、トラックを全天候型のものにする。これは、今回初めて出されましたけれども、そうなると、当然スパイクで使用するという方も出てくるでしょうし、それは運用もこれからなんだということなんですが、これも前にお伺いしたときに、体育館を競技で利用する方が、事前のウォーミングアップなんかでも利用してもらうんだということもありましたけれども、そのときは当然、占用という形ではないんですよね。そうであると、でも、やはり、それが占用じゃなければ、当然、今の利用者の方たちとルールというか、お互い安全を確保しながらということになると思うんですけれども、ただ、競技をするという場合は、当然本格的に走ったりということが想定されるわけですよね。そうすると、やはり、全力でということになれば、今の利用者との共存というか、安全というのは、そのあたりはどういうふうに考えているんですか。
永見健康福祉部副参事(地域スポーツ推進担当)
現在の草地広場におきましても、中学生、高校生等が部活動の練習等で使っているというふうに聞いているところはございます。占用、また占用じゃないときの使い方につきまして、例えば、参考記録をとったり、そういったことが想定される場合には占用にするとか、そういった区分けの仕方もあるかと思いますので、運用面の中で検討していきたいと思います。
浦野委員
同じ別紙1のⅣ、平和の森公園再整備の具体的な方向性、(1)公園機能の充実、②スポーツ・健康増進機能についての中の、これも一番下のところに、幼児が安心してボール遊び等もできる安全な草地広場を確保するという記載があるんですけれども、これは、どこか具体的な場所を指して言っているんですか。今は、当然子どもたちも使っているわけですけれども、この明記してあるというのは、どういった理由でしょうか。
千田都市基盤部副参事(都市基盤整備担当)
こちらのほうの表記につきましては、今回拡充する草地広場も含めた全体のことを指しております。
浦野委員
では、その拡充する部分と、現在の約1万1,600平米でしたか、この草地の部分のことなんですね。そうなるとスポーツをしに来る方との交錯という点では、本当に危険じゃないかなというふうに思うんですね。それが、やはり、意見としてもたくさん出されていたと思いますけれども、先ほど、一定物理的なものを線引きで考えているようなことも言っていました。最後にお聞きしますけれども、それはどういった形で考えているんですか。
千田都市基盤部副参事(都市基盤整備担当)
まず、占用利用時と日常利用時、そちらのほうの2種類に分かれると思うんですが、先ほどの物理的な措置というのは、あくまで占用利用する際、その占用空間を明確に明示するための物理的措置が必要であろうというところです。
今回、草地広場の安全性についてですけれども、こちらにつきましては、現在の草地広場もそうですが、ボール遊び等をするのに対して、やはり、バットを振ったり、固い硬球を使ったりというのは、当然危険な行為になりますし、そういうのは禁止しているところです。したがいまして、やはり、こちらについては、安全モラル啓発、ルールの徹底、そういったもので、今、同様に安全確保していくということで考えております。
酒井委員
すみません。まず、整備基本構想から基本計画素案になって、100メートルのトラックが一番左端ですか、この図で言いますと、南のほうにいったかと思うんですけれども、まず、ちょっと教えていただきたいんですが、この直線100メートル整備していきたいという区の考えは、やはり、なかなか直線で100メートルをはかることができない状況下、ここで中学生に思い切り走ってもらうような状況をつくりたいんだろうと思うんです。100メートルだと、走り抜けますよね。ここの長さはどれぐらいなんですか。100メートル以上、もちろんあるんですよね。
永見健康福祉部副参事(地域スポーツ推進担当)
100メートル走を行う際には、余白部分も含めて114メートル程度確保するというルールがございまして、そういった距離についても、確保していきたいというふうに考えてございます。
酒井委員
それは恐らく、陸上か何かの中で114メートルは必要なんだということだと思うんですけれども、ゴールした後に、かなり走り抜けていくことも考えると、その先には、この図で見ると、児童コーナーに行く道もあったりするというふうに見えますので、114メートルというのが、それで十分なんだったら結構なんですけれども、さっき聞いたのは、実際にここはどれぐらいあるんですかとお聞きしたんですけれども、それは出ないんですか。長さは。
千田都市基盤部副参事(都市基盤整備担当)
そういった余剰分の延長の必要性も含めて、今回トラックに関しての規格があるということで認識しておりますので、まずはその規格の確保、プラスアルファが設けられているというところです。
酒井委員
今、この図で見て、真っすぐ引いていますよね。その100メートルのトラックを引くところ、大体これはどれぐらいあるんですかというのをお聞きしているんです。
千田都市基盤部副参事(都市基盤整備担当)
まず、プランの図ですが、こちらの肌色の直線の延長、これがおおむね114メートルです。
酒井委員
すると、この図で見ると114メートル、きちきちであるというふうな理解でいいんですか。
千田都市基盤部副参事(都市基盤整備担当)
114メートル、例えば、西側で言えば、その上に芝生空間があるというような状況ですし、その下にも若干あるという状況です。
酒井委員
整備する中で、その100メートルのトラックに関しては、114メートル走り抜けた後あれば大丈夫なんだと言うのかもわかりませんが、そのあたり安全性に関しては、やはり、いろいろな人からも声がありますので、研究といいますか、もう少し検討していただきたいと思います。
それで、単純に、今、さまざまな方から、この平和の森公園の整備に関しては、声が上がっております。やはり、この草地広場に、陸上トラックがある中での安全性というのは、さまざまな方からも心配され、懸念され、議会からも声がでているところです。
単純にこの100メートルのトラックだけであれば、草地広場との占用の区分けというのは、うまくできるのかなと思うんですけれども、やっぱり300メートルのトラックのところになると、少し心配するところもより出てくるのかなと思います。ちょっと最初のところに戻って申しわけないんですが、本来ならば、陸上に関しては400メートルのトラックで競技するんだと思うんですけれども、こういう300メートルになった経緯を、まず教えてください。
永見健康福祉部副参事(地域スポーツ推進担当)
400メートルではなく、300メートルということなんですけれども、公園全体の中で、陸上トラックを整備していくというふうに考えたときに、なかなか400メートルというものを確保するのは難しいかなと。面積的な部分で、そのような形になったものでございます。
酒井委員
そうだと思うんですけれども、正式な競技をするのであるならば400メートルで、広さが限られているので300メートルだとは思うんですけれども、恐らくいろいろ、今回の説明会に関しての質疑等々で、23区内でも、こういった広場の中にトラックがあるところもあるそうで、その安全性を配慮した運用方法については、検討していきたいというふうな答えもあると思います。
区内では、例えば、どういったところがあるんでしょうか。23区内ですね。
永見健康福祉部副参事(地域スポーツ推進担当)
まず、都内なんですけれども、こちらで把握している範囲では、42カ所の陸上競技トラックがあるというふうに把握してございます。また、区内ということでございますが、おおむね42のうち半分ぐらいが23区内に存在している状況でございます。
酒井委員
四十幾つあって半分ぐらい、私、ちょっとお聞きしているのは──ごめんなさい。この意見交換会の6ページに、和田堀公園にはトラックがあって、そういったところはトラックと公園が併存していますよと。そういう公園が、23区には幾つぐらいあるんですかとお聞きしたんですけれども。
永見健康福祉部副参事(地域スポーツ推進担当)
公園の中に、陸上トラックが存在するというものにつきましては──すみません、都内の数字になりますけれども、23カ所程度あるというふうに認識してございます。
酒井委員
やはり、この安全性を配慮した使い方というのを、先行的な事例のところもしっかり見ていただいて、今後また御報告していただきたいと思います。
それで、次に、前回の資料とちょっと違うところ、4ページの体育館の断面図、前回の整備構想(案)では、断面図に下水処理施設を書いていたんですね。今回の断面図には、機械室等になっておって、さっきのこの資料の御説明のときに、「下水施設に影響のない地下部分は活用しますよ」というふうなことがあったと思うんですね。
今回の断面イメージだと、下水施設、前回は書かれていたんですけれども、今回書いていないんですね。そのあたりは、どういうふうになっているんですか。
千田都市基盤部副参事(都市基盤整備担当)
今回の御報告の中で、地下施設を一部活用していきたいというところで、今回の断面イメージを書かせていただきまして、そういった意味では、下水施設の関連性、もうちょっと補完した資料のほうがよかったかなということで、これについては、また機会を見て、改めた形で出していきたいと思います。
酒井委員
整備基本計画(素案)で出てきているわけですよね。この下水施設の上に工事するというところの兼ね合いが、一つの大きな課題でもあるわけじゃないですか。それを今後しっかり示していきたいになっちゃうと、ちょっと困るんですね。
するとイメージでは、この4ページの機械室の下には、全て下水施設があるというイメージですか。
千田都市基盤部副参事(都市基盤整備担当)
先ほどの今後の話ですが、そちらについては、表記の仕方がわかりづらいというところで改善したいというところです。今、委員のおっしゃっていたような機械室の下、ここの部分につきましては、下水施設はないというところです。
酒井委員
すると、機械室の下には、もう下水施設がないというふうなことを考えると、2ページに戻って、すみません、イメージ図の屋内運動施設の下には、下水施設がないというようなイメージですか。
千田都市基盤部副参事(都市基盤整備担当)
2ページの図面で言いますと、この1万平米の全てに、いっぱいいっぱいに下水施設が入るわけではなく、この道路際のところ、ちょうどこの図で言いますと、肌色で塗ってある部分、道路に沿った、おおむねこの空間は20メートル空間なんですけれども、この帯状の空間が下水施設が入らないエリアですので、そこの点は、何とか区で活用できればということで、協議を進めているところです。
酒井委員
ちょっと私が理解をなかなかしなくて、申しわけありません。これで言いますと、下の部分、道路側のほうに下水施設が入って……(「逆」と呼ぶ者あり)逆ですね。入らなくて、奥の部分のところの空間に関しては、下水施設が入るという理解ですね。すみません。
ごめんなさい、よくわかりました。申しわけありません。
前回、基本構想から基本計画になるに当たって、費用面というのを報告していただきたい。いつになるのかとお尋ねしたところ、計画の段階で概略を示したいというふうなことだったと思うんですけれども、それが今回、見当たらないんですが、どういうふうに理解すればいいんでしょうか。
千田都市基盤部副参事(都市基盤整備担当)
今回、基本計画の段階で、大概算で金額等をお示ししていきたいと考えていたところですが、今、地下構造等について、東京都の協議が、まだ1点に絞れていないという現状がございますもので、今回、御報告のほうができない状況となりました。
酒井委員
どうしてお尋ねしたかといいますと、それはもちろん、地下の工事があって、東京都との交渉もあるのはわかるんですけれども、他方、新区役所に関しましては、もう基本構想のときから201億円というふうな形で出ているわけなんですね。
それで、今後この体育館を整備するに当たって、例えば、当初のまま、この未開園部分に、先に下水施設ができて、ふたかけした状態でつくるのと、そうじゃなく、今回のような特殊な方法では、どれぐらい金額が違うのかというのは、私、示していただきたいとお話ししましたので、それが今回なかったので、するとまた今後、素案から案になっていく状態、もしくは、案から計画になっていく状態で示されるというのは理解できるんですよ。
千田都市基盤部副参事(都市基盤整備担当)
目安といたしましては、今、課題となっているのは、やはり、東京都との協議の中で、構造がまだ複数案残っているということでございます。したがいまして、これが1点に絞れた段階で、適切な時機に早々に報告させていただきたいと思います。
小杉委員
草地広場の安全性について、ちょっと改めて確認させていただきます。都内の42カ所ある競技場、これは事故がどの程度あるのかというのを把握されていますでしょうか。
永見健康福祉部副参事(地域スポーツ推進担当)
42カ所の競技場一つひとつ、事故について確認しているというものではございませんが、ちょっと聞き取りを幾つか行いまして、安全に運用されているという話を聞いているところでございます。
小杉委員
例えば、渋谷区にある織田競技場でも、大人同士でさえ正面衝突の事故が頻繁に起こっていると聞きます。このように、閉鎖もされていないところでやっていると、非常に危ないというふうに感じます。トラックの中で、このように安全がなかなか保てないと思うんですが、占用するもの以外のときに、占用するというのは30回程度ということですけれども、それ以外のときに、例えば、トラックとか短距離で利用している場合というのを、先ほどルールの徹底とか、モラル啓発ということを言われましたけれども、それは、予防的にはわかります。ただ、もし何かあった場合に、例えば、当事者間以外に、区としての管理者としての責務というのは、法的にはどういったものを考えているのか、ちょっと確認させていただけますか。
千田都市基盤部副参事(都市基盤整備担当)
まず、昨今の社会事例の中では、例えば、不適切なボール利用をして、ボールが屋外に出て、オートバイが転倒したというような事故の事例がございました。その際は、やはり、利用を守らなかった者、その者に過失があるということで、責任を問われるという形で、特にそちらの管理者のほうの責任ではないというような事例もございます。
今回のケースにつきましても、まず、ボール遊びを可能にしたいと思っておりますし、ただし、硬式のボールの使っている者であれば、当然違反として指導いたします。草地広場につきましても、占用利用していない際は、あくまで広場の中にある園路ですので、危険行為については、同様に禁止行為と認識しております。
小杉委員
ということは、占用していない場合は、区としての責務というのは特段問われていないということでしょうか。
千田都市基盤部副参事(都市基盤整備担当)
区として管理上著しい過失がある場合、それは当然問われることになると思いますが、ここに関しては、やはり安全な利用ということで、公園利用者には、当然利用者としてのモラルやマナーが求められますので、それを違反したことが、直ちに区の責任になるとは考えておりません。
加藤委員
やっぱり、自己責任で使えるようにしていけばいいと思うんですが、例えば、私、河川の分野で働いておりましたけれども、河川で泳いで流れて、それで裁判になって、昔、負けていましたけれども、それでフェンスを立てたり、川に入るなという看板をつけたりして、結局何が起こったかというと、誰も川で遊ばなくなったわけですよ。そういうふうにやって、全然楽しくなくなってしまう変に規制をかけることは、僕はあまりよくないと思っていまして、ですから自己責任でやれる範囲でやっていただきたいなと、私は思っています。
草地広場、6レーンなんですけれども、100メートルのところだけ8レーンにするということは可能ですか。
永見健康福祉部副参事(地域スポーツ推進担当)
現在のところ、6レーンということで想定しているところでございます。ちょっとレーン数等につきましては、ニーズですとか御意見もあるかと思いますので、そういった部分を聞き取りながら、検討してまいりたいと思います。
加藤委員
私、和田堀公園に行った際に、陸上トラック──そんなすごくいいものではないですけれども、あとサッカーが併用して使っているのは見たりしていますので、そういった意味では、いろいろと端っこの100メートルレーンというのは、簡単に使うことができるのかなと思いますので、100メートルの利用が一番多いかと思いますので、そこのところは8レーンにしていただけたらなと思います。
また、話は変わりまして、前回、私、質問させていただいたんですけれども、駐輪場とかバス停、駐車場みたいなものは整備されるんでしょうか。このA3の2ページの小広場と国家公務員宿舎跡地の有効活用のところですけれども、この色塗りの差というのは、公園とそういった駐輪スペースの差と認識してよろしいんでしょうか。
千田都市基盤部副参事(都市基盤整備担当)
今回の色分けについては、特に駐輪場を示すという意味での色分けとはなっておりません。
今、委員御指摘の駐輪場、駐車場についてですが、今回の施設整備に当たりましては、やはり広く区民に使っていただきたいというためにも、やはり、弱者に対してかなり寄与する駐車場というのはつくっていきたいということで考えております。
しかし、今、そこのところを既存の公園内なのか、それとも拡張部分なのかというものに対しては、やはり、拡張用地が今後の取得ということになりますもので、今後そういった財務省等との協議が進行する中で、また、ここの土地の具体的な利用については明確化したいと考えております。
加藤委員
最後、コメントになってしまうんですけれども、多目的広場の木の……(「コメントは要らない」と呼ぶ者あり)質問ですか。木の伐採を幾つかせざるを得ない可能性があるということですけれども、昔、ゴルフ場が乱開発されたときに、木が伐採されて環境的にどうだという話だったんですが、芝生のほうがCO2の吸収量がいいということで、ゴルフ場のほうが環境にいいというような話もありましたけれども、そういった認識はありますか。質問にします。
千田都市基盤部副参事(都市基盤整備担当)
今回、平和の森公園の植生について、やはり、常緑樹が多過ぎるという現状がございます。この影響といたしまして、常緑樹が多い分、足元の緑、地被類とか、低木とか、そういったものが育成できないというような環境がございます。したがいまして、こちらについては、四季を感じるような落葉樹を植えることで、逆に、今まで草木が育たなかったところ、そちらに新たな緑空間を創出できると考えていますので、継続して森、緑というのをテーマに、今回整備に当たりたいと考えます。
渡辺委員
すみません。先ほど、酒井委員からも質問があったんですが、都内に陸上トラックは幾つあるかということで、42カ所あるという回答だったんですが、300メートルトラックはそのうち幾つあるか、教えていただけますか。
永見健康福祉部副参事(地域スポーツ推進担当)
300メートルのトラックということでございますと、7カ所程度把握してございます。
渡辺委員
その7カ所に、例えば、事前にヒアリングといいますか、300メートルトラックを、今、何もない状態で私もいろいろ聞いているんですけれども、300メートルは、やっぱり400メートルと違って、あまりなじみのないものなので、使い勝手とかどういったものなのかというのが、正直わからないんですけれども、その辺ヒアリング等はされていますか。
永見健康福祉部副参事(地域スポーツ推進担当)
300メートルのトラックということでも、路面が一定程度整備されていたり、そういったことによりまして、陸上の練習にはなるということで、多くの部活の方等が活用しているというふうに聞いてございます。
渡辺委員
中学生の部活の練習でも使われているんですか。
永見健康福祉部副参事(地域スポーツ推進担当)
中学校の部活動で、盛んに練習で使われているというふうに聞いてございます。
渡辺委員
そうしましたら、もともとヒアリングをした上で、300メートルトラックでも活用できるというふうなことで、今回もうこれでいこうというふうに決めた経緯があるということですか。
永見健康福祉部副参事(地域スポーツ推進担当)
300メートルトラックでありましても、他の事例でございますとか、そういったところを聞き取りまして、十分に陸上の練習につながっていくであろうということで、そういった必要性があるものというふうに考えてございます。
渡辺委員
私、中学校の陸上の練習というのは、当然公式記録を出す、より1秒でも多く出すために一生懸命練習するものだと思っているんですけれども、そういった真剣にやっている人だと、やっぱり、ちゃんとした陸上競技場で練習したいというふうに思うものだと思っているんですけれども、そういうわけではないんですか。
永見健康福祉部副参事(地域スポーツ推進担当)
もし400メートルが確保できるということであれば、そういったこともあるかなと思いますけれども、公園全体の整備の中で、このぐらいのスペースというところで、一方で、300メートルであっても必要性があるかなというところで、総合的な判断をしたところでございます。
むとう委員
整備構想案に対して説明会がなされて、その意見を踏まえて、今回の素案が出されたというふうに思っていて、大きく変わったのは、このトラックのことだと思うんですけれども、それ以外これまでの構想案の説明会などで、区民からさまざま御意見をいただき、その意見を踏まえて、今回素案に反映された部分というのは、具体的にどこの部分なんでしょうか。
千田都市基盤部副参事(都市基盤整備担当)
まず、代表的なところといたしましては草地広場でございます。また、構想案の段階のときには、プロムナードが水辺広場のほうに真っすぐ延びる、いわゆる東西に延びるメイン園路という形で想定しておりました。これにより水辺広場、草地広場、多目的広場、そして新たに整備される屋内施設、そちらのほうの連携が強化できるだろうというところの狙いと、あと公園上の景観ということで、当初、そういう想定をしておりました。
しかし、今回、やはり多目的広場、これは大人が使えるスポーツ広場として拡充したいという中で、樹木に対する影響というのを、さらに、いろいろお声もいただきましたので、何とか最大限配慮して、そのコンセプトを継承する方法はないかというところで、プロムナード形態を、当初東西であったのを南北のほうに、道路に面したところで広く確保するという形に変えさせていただきました。
これにより多目的広場と草地広場、新たにできる屋内施設、こちらの連携を新たに拡充する草地広場とともに、そちらの連携は確保できるだろうという中で、今回寄せられた意見も踏まえて、区として判断したところです。
むとう委員
そういたしますと、寄せられた意見で、今回の素案に反映されたのは、プロムナードの考え方だけだったんでしょうか。
千田都市基盤部副参事(都市基盤整備担当)
まず、公園整備につきましては、プロムナードについての考え方、あと草地広場、そこの形態と運用についてでございます。
むとう委員
それで、今回素案が出て、これからまた資料の1ページのところを見ると、意見交換会がこれから行われていく予定になっているんですけれども、構想段階での説明会のあり方についても、「せめて地元の新井区民活動センターではやってほしい」という御意見がかなりあったかと思うんですけれども、また、今回の素案についての意見交換会が全て区役所のみということで、せめてこの公園の地元となる新井区民活動センターでの意見交換会というのも、区民の意見を反映すれば、ふやしたほうがいいのではないかと思うんですけれども、それについて検討はなされなかったんでしょうか。
海老沢政策室副参事(企画担当)
説明会につきまして御意見をいただいているところでございますが、この施設につきましては、やはり、全区民に広く使っていただくということがコンセプト、あるいは、スポーツの利用人口をふやしていくというのがコンセプトでございます。
広く区民の方々から意見をいただくために、区役所で開催という形にさせていただいております。なお、地元の町会ですとか、そういった自治会といったところに対しての説明というのは、あわせて行っているところでございます。
むとう委員
広い区民を対象にする施設であるからということで区役所というのはわかるんですけれども、それをやめろと言っているわけじゃなくて、プラスアルファで、やっぱり、この公園がある場所でやったらいいと思うんだけれども、なぜかたくなに嫌だと言うんですか。ぜひ1カ所、意見交換会、区としてのきちんとした場の設定として、一つプラスしたらいいと思うんですけれども、そのことはいろいろな方がおっしゃっていたことだと思うんですけれども、かたくなにだめなんですか。
海老沢政策室副参事(企画担当)
区民説明会といたしましては、3日間十分時間をとっているわけでございまして、そちらのほうに来ていただければというふうに思っております。
むとう委員
そうですか。何かすごく残念です。やっていただいたほうがいいと私は思っていますので、これからでも検討していただきたいというふうに思います。
一つ気になるのは、そういう意味で、今回の素案では、トラックの位置が左側に寄ったということで、草地広場が大体二分されて、常に使える草地広場ができたということは歓迎すべきことだというふうに、私は思いました。
1点気になるのは、この100メートルのレーンであるとか、ウォーキング、それからジョギングコースというのがその周辺に広がったことで、東京都の下水道局の建物のほうにすごく寄った感じがするんですけれども、寄ったことによって日陰等はどうなっていくのでしょうか。
千田都市基盤部副参事(都市基盤整備担当)
中野水再生センターの建物から及ぶ建築物の日陰は、当然にこちらの建物に近いほうが多いということになります。ですが、こちらのほうが、まず建物そのものが南側にあって、午前中の日陰が一番こちらの草地広場のほうに及ぼすところが多いので、ここについては日照等、1日中日陰になるとか、そういった環境はないということで想定しております。
むとう委員
午前中どれぐらい日陰になっちゃうんでしょうか。その辺の計算は、まだこれからなんでしょうか。
千田都市基盤部副参事(都市基盤整備担当)
こちらにつきましては、東京都の建築物でございますので、どのぐらい日陰になるかというのは、そちらから資料を取り寄せて、それで確認ということになります。
むとう委員
まだ確認されていないんでしょうか。
千田都市基盤部副参事(都市基盤整備担当)
打ち合わせの経緯の中で、ちらっと見たことはございますが、御報告できるような確認のレベルには至っておりません。
むとう委員
そうなんですか。私が100メートルを走るということは、今後も絶対ないんですけれども、この回りのジョギングコースとかウォーキングコースというのは、本当にゆっくり区民が歩いている風景をかなり見るんですけれども、ぜひここは日陰というのは相当気になるので、どのぐらい日陰になってしまうのかというのは、きちんと東京都のほうのデータをしっかり精査して、区民説明会のときには、その辺のこともきちんと説明できる準備をしていただきたいというふうに思っていますので、それは要望しておきます。
前回のところでも、ちょっと意見として述べたところではあるんですけれども、ドッグランについては、素案についても全く出てこないんですけれども、これについては今後どうなるんでしょうか。
千田都市基盤部副参事(都市基盤整備担当)
こちらのドッグランにつきましては、今、平和の森公園の中で、暫定犬の広場という形で提供させていただいている経緯がございますので、犬の広場と表記してあるところに、ドッグラン機能を持たせていきたいと考えております。
むとう委員
ということは、ドッグランの広場というのは、2カ所に分かれちゃうんですか。
千田都市基盤部副参事(都市基盤整備担当)
今の基本計画の段階といたしましては、現在の犬の広場機能、これと同レベルを提供していきたいということで2カ所設けております。しかし今後、具体的な設計の中では、若干変動等はあると思いますが、基本的には同機能以上で、同エリアで進めていきたいと考えています。
むとう委員
今回、広場ということなんですけれども、2カ所に分かれるというよりも、区民の方は少しでも広々とした場所の確保というのを望んでおりまして、ないよりは2カ所あったほうがいいと思いますけれども、できることであるならば、1カ所にまとまって、犬が広々とということのほうが区民ニーズとしては高いので、それは考えていただきたいというふうに思います。
それから、もう1点お尋ねしたいのが、平和資料展示室の部分なんですけれども、4ページ目のところを見ると、更衣室等のところに平和資料展示室というのが同時に書かれているんですけれども、平和資料展示室については、スペースとしては、どういう割合なんでしょうか。今あるスペースと比べて何倍になるというふうに考えればよろしいですか。
海老沢政策室副参事(企画担当)
スペース、広さといたしましては、まだ検討の段階でございますが、個室として整備したいというふうに考えております。この部分で記載されたのは、部屋として確保するということで、特にこの中に設けるという形の記載ではございません。
むとう委員
この位置にという受けとめ方なわけですね。この位置につくるということなんですか。
海老沢政策室副参事(企画担当)
イメージ図でございますので、位置はまだ決定しているわけではございません。
むとう委員
では、広さとしては、今ある展示室と比べてどれぐらいのスペースを、倍増させようとか、どういうふうに考えていらっしゃるんでしょうか。
海老沢政策室副参事(企画担当)
広さについては、未定であるところでございますが、平和の森公園の歴史的経緯というところも踏まえたものにしていきたいというふうに考えております。
むとう委員
広さもそうですし、展示の中身もそうですし、これからだと思いますけれども、しっかり充実させていただきたいというふうに思っていますので、しっかり次の段階で、書き込んでいただきたいというふうにお願いしておきます。
久保委員
すみません。エントランスのことをちょっと教えていただきたいんですけれども、多分体育館のエントランスは、イメージの中だと利用者という矢印のところなのかなと思うんですけれども、基本計画の素案のイメージ図というところで、先ほど、加藤委員からも駐車場の位置ですとか、そういったことってどうなるのというようなお話があって、今回の国家公務員宿舎跡地は、有効活用となっていますけれども、そこに、今の段階では、明確に駐車場を設置するということではないんだろうと思うんですが、ここのところで、エントランス空間と言っているプロムナードという部分ですよね。ここがエントランスになったときに、例えば、一時的に車をとめて、車椅子の方などが横断して体育館を利用しようというようなときに、このエントランスの位置というのが最適なんだろうかと思ったりするんですが、これもイメージなので変わってくるのか、それともやっぱり、エントランス自体は、今の未開園部分に設けるということ自体を避けて、こういう形になっているのか、その辺は何か意味があるのでしょうか。
千田都市基盤部副参事(都市基盤整備担当)
まず、建物のエントランスについてなんですが、こちらにつきましては、公園施設として整備いたしますので、やはり、公園機能としての効用が求められます。したがいまして、基本的な概念として、まず、入り口は公園に面していることというのが基本的な考え方でございます。したがいまして、そういった中で考えたときに、公園のプロムナードに向いたところに入り口があるというところが一つ。また、一番にぎわいがあるであろう草地広場のほうに面したところで、時間に応じて、必要に応じて、こちらの入り口も確保するというこの二つの考え方でいるところです。
なお、この体育館につきましては、やはり、そういった車椅子用の駐車場といったものについては、それぞれの規定に基づいて、必要台数は設置することになっていくと思います。
久保委員
すみません。今、両方のエントランスのことを伺ったからわかりにくくなっちゃったんだと思うんですけれども、要するに、この平和の森公園そのもののエントランスの位置と、それともしかしたら駐車場として使えるかもしれないようなここの位置の関係というんですか、それが適切なのかどうなのかと思うんですが。
千田都市基盤部副参事(都市基盤整備担当)
まず、現在位置の確保のところですが、こちらにつきましては、今、既存ここにケヤキが群集しているという現在のメインアプローチになりまして、ここで、やはり可能な限り樹木を活用したいというようなところで、入り口はこのまま継承しているというのが経緯でございます。
久保委員
やはり、可能な限り樹木を残すということで、ただ、今後計画が進んでいったときに、東側の道路は、ちょっと何メートルだったか忘れてしまいましたけれども、その横断の必要性ですとか、そういったことを考えますと、やはり、このエントランスとして入れる入り口というのが、ここが適切であるのか、もしくは、また車椅子の方であるとか、そういった方が入ってくるときに、正面からもっと体育館寄りから入ることも考えなければいけないのかというようなこともあると思うので、そこは十分考えていただきたいと思います。
それと体育館における駐輪場の位置なんですけれども、その辺はいかがお考えですか。
千田都市基盤部副参事(都市基盤整備担当)
やはり、これも駐車場と同様の考えがございます。駐車場、駐輪場、やはり、こちらのほうを整備いたしますと、その分、公園空間のほうがそちらに占有されてしまうという部分がございますので、まず一つは、国家公務員宿舎跡地の有効利用の範疇に、そこは一部あるかなということで想定しております。
久保委員
今も平和の森公園を利用される方は、自転車の方がすごく多いと思うんですね。今、児童コーナーというのが南北に2カ所あったり、やはり、それぞれ離れていますから、御自分が利用されるスペースに駐輪場が欲しかったり、トイレスペースが欲しかったりということで、そういうことをきちんとバランスよく置いていかないと、あちこちに自転車がとめられてしまうというようなこともあると思うので、そこは動線も踏まえた上で、十分に検討していただきたいなと思います。
あと、もう1点お伺いしたいんですけれども、新体育館の平面・断面イメージのところの高さ25メートル程度となっております。この25メートルというのは、目安として高さは25メートル程度なのか、25メートル以上のものを建築する予定はないというか、要するに、高さの制限というような意味で書かれているか、これはどういった意味ですか。
宮﨑経営室副参事(施設担当)
高さ25メートルの想定なんですけれども、現時点でそのぐらいの高さになるのではないかと。あと、建築用途的な場所でいきますと、高さ制限というのは基本的にないんですが、現時点で、新設される体育館の高さについては25メートル程度ということで、それ以上になるかどうかというのは、今後の話になります。
久保委員
今、延べ面積が出ているので、いわゆる、ここの中に入る機能と延べ面積を照らし合わせたときに、その高さというのがおおむね25メートルで、そこで十分であるというような意味ですか。
宮﨑経営室副参事(施設担当)
今、委員おっしゃられたとおり、1万平米程度想定した中での大きさという形で考えているところです。
久保委員
前回のときに、構造のことをお伺いしたので、それとの関係性というのが何かあるのかなと思って、そこはちょっとお伺いしたところです。
いいですか。すみません。それで先ほど、駐輪とか駐車のことをちょっとお伺いしたんですけれども、説明会の実施状況の中には、そういったところでの御意見はなかったようなんですけれども、実際にこの体育館を利用される方たちというのは、主にどのような移動手段が一番多いのか。今の体育館も、私が知る限りだと自転車で来る方が一番多いのかなと思うわけですけれども、ただ、駅も近いですし、バス停も前にあるので、駅ですとか、電車やさまざまな乗り物等も使ってということがあるかと思うんです。そういったことに対して、交通の不便でありますとか、移動手段についてということは、この説明会で意見はなかったんですか。
海老沢政策室副参事(企画担当)
この意見交換会のまとめの中に記載されておりますように、距離的なものとして、中野駅は今、至近の距離にあるわけでございますけれども、それが少し遠くなってしまうというような意見はございましたが、交通手段については、特に意見というところではなかったというふうに記憶しております。
久保委員
私のもとには、地理的なこともあるのかと思うんですけれども、割とそういった御要望とか、また聞かれることが多いものですから、この中ではなかったのかなというふうに思って、ちょっとお伺いいたしました。
それともう1点なんですけれども、自然エネルギーということで言われております。環境に配慮した施設というところで、これは体育館のほうですが、自然エネルギーの有効利用ということを言われておりますが、具体的には、今、これはどのような検討をされているんでしょうか。
宮﨑経営室副参事(施設担当)
3ページの環境に配慮した施設という中でのお話かと思います。体育館のほうですけれども、下水道が近くにあります。下水道の処理水、こちらのほうが熱とか出た排水ですね、トイレの水等に使用することも可能かと思います。そこら辺のほう、コストの話もありますので、検討しながら配慮していくと。あと、太陽光の発電等もありますので、そういったことも検討してまいりたいと思っております。
久保委員
それは、新体育館だけですか。それとも公園全般にわたって、また、そういった新たな自然エネルギーの活用ということをトータル的に考えるようなこともあるんでしょうか。
千田都市基盤部副参事(都市基盤整備担当)
委員おっしゃるとおり、公園、また公園施設としてつくられるこの体育館、そちら双方あわせて自然エネルギーの有効活用というのはまとめ上げていきたいと考えております。
久保委員
ぜひそういった形でお願いいたします。テラスとカフェにつきましては、要望していたものですから、このように具体的に記述があってうれしいなというふうに思っています。
一つだけ確認ですが、私、先ほどから皆さんのお話を伺っていると、300メートルのトラックが欲しいんだか、欲しくないんだか、逆に囲っちゃって入れないようにしたほうが安全だから、そういうふうにフェンスでも立てろとおっしゃっているのか意味がわからないので、ちょっとお伺いしますけれども、要するに、400メートルが本当は望ましいんだけれどもつくれないから、妥協して300メートルでつくると、そういうことですか。
千田都市基盤部副参事(都市基盤整備担当)
今回、体育館併設を契機に、公園内にも運動施設を拡充したいというところで検討したところから、300メートルトラックということで、今回のような案に至ったというところです。
また、300メートルトラックにつきましては、こちらは公式記録がとれる正式な規格でもあるというようなことから、設置効果は高いであろうという判断のもとで、このような形になったものです。
久保委員
だから、本当は400メートルが望ましいけど、できないからというところですかね。そこは、スポーツのほうの担当としてはいかがですか。
永見健康福祉部副参事(地域スポーツ推進担当)
400メートルトラックを確保できれば、いわゆる、公式でございますとか、大会でございますとか、さまざまな用途の拡大等はできるかと思いますが、ちょっと公園の面積でございますとか、体育館の設置、さまざまな状況の中で、300メートルトラックというような形で考えたというところでございます。
400メートルでなかったとしても、300メートルで公式記録がとれる公認という考え方もあるかと思いますけれども、その場合、さまざまな設置等を伴ってまいりますので、参考記録とか、そういったものがとれるような、ふだんの練習にも使えるようなものということで、300メートルトラックということで整備を考えているものでございます。
委員長
他にございませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
委員長
質疑がなければ、以上で本報告については終了します。
次に、2番、その他で理事者から何か報告はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
委員長
なければ、以上で所管事項の報告を終了します。
審査日程のその他に入ります。
次回の日程について協議したいので、委員会を暫時休憩いたします。
(午後2時22分)
委員長
委員会を再開します。
(午後2時27分)
休憩中に御確認いただきましたとおり、次回の委員会は、4月28日(木曜日)午後0時30分から行うことで異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
委員長
御異議ありませんので、そのように決定します。
以上で本日予定した日程は全て終了いたしましたが、各委員、理事者から何か発言はありますか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
委員長
以上で区役所及び体育館整備調査特別委員会を散会します。
(午後2時27分)