平成28年03月25日中野区議会本会議(第1回定例会)
平成28年03月25日中野区議会本会議(第1回定例会)の会議録
24.03.09 中野区議会第1回定例会(第5号)

.平成28年(2016年)3月25日、中野区議会議事堂において開会された。

.出席議員(42名)

  1番  加  藤  たくま         2番  若  林  しげお

  3番  日  野  たかし         4番  木  村  広  一

  5番  ひやま      隆        6番  山  本  たかし

  7番  渡  辺  たけし         8番  内  野  大三郎

  9番  羽  鳥  だいすけ       10番  北  原  ともあき

 11番  高  橋  かずちか       12番  内  川  和  久

 13番  甲  田  ゆり子        14番  小  林  ぜんいち

 15番  白  井  ひでふみ       16番  中  村  延  子

 17番  細  野  かよこ        18番  小宮山   たかし

 19番  広  川  まさのり       20番  い  さ  哲  郎

 21番  佐  野  れいじ        22番  いでい   良  輔

 23番  伊  東  しんじ        24番  平  山  英  明

 25番  南     かつひこ       26番  小  林  秀  明

 27番  森     たかゆき       28番  石  坂  わたる

 29番  いながき  じゅん子       30番  小  杉  一  男

 31番  浦  野  さとみ        32番  伊  藤  正  信

 33番  高  橋  ちあき        34番  大  内  しんご

 35番  市  川  みのる        36番  篠     国  昭

 37番  久  保  り  か       38番  酒  井  たくや

 39番  近  藤  さえ子        40番  むとう   有  子

 41番  長  沢  和  彦       42番  来  住  和  行

.欠席議員

      な  し

.出席説明員

 中 野 区 長  田 中 大 輔      副  区  長  川 崎   亨

 副  区  長  本 田 武 志      教  育  長  田 辺 裕 子

 政 策 室 長  髙 橋 信 一      経 営 室 長  篠 原 文 彦

 都市政策推進室長 長 田 久 雄      西武新宿線沿線まちづくり担当部長 角   秀 行

 地域支えあい推進室長 野 村 建 樹    区民サービス管理部長 白 土   純

 子ども教育部長、教育委員会事務局次長 奈 良 浩 二     健康福祉部長   瀬 田 敏 幸

 保 健 所 長  寺 西   新      環 境 部 長  戸 辺   眞

 都市基盤部長   尾 﨑   孝      政策室副参事(企画担当) 海老沢 憲 一

 経営室副参事(経営担当) 朝 井 めぐみ

.本会の書記は下記のとおりである。

 事 務 局 長           事務局次長    堀 越 恵美子

 議事調査担当係長 佐 藤   肇      書     記  関 村 英 希

 書     記  東   利司雄      書     記  大 野 貴 子

 書     記  細 川 道 明      書     記  江 口 誠 人

 書     記  井 田 裕 之      書     記  田 中   寛

 書     記  福 島 ル ミ      書     記  遠 藤 良 太

 書     記  香 月 俊 介      書     記  亀 井 久 徳

 

 議事日程(平成28年(2016年)3月25日午後1時開議)

日程第1 第12号議案 中野区行政委員会の委員及び非常勤の監査委員の報酬及び費用弁償に関する条例の一部を改正する条例

     第14号議案 中野区行政不服審査法施行条例

     第15号議案 行政不服審査法の施行に伴う関係条例の整理等に関する条例

     第16号議案 中野区職員の給与に関する条例の一部を改正する条例

     第17号議案 中野区職員の分限に関する条例の一部を改正する条例

     第18号議案 中野区職員の育児休業等に関する条例の一部を改正する条例

     第19号議案 中野区職員の勤務時間、休日、休暇等に関する条例の一部を改正する条例

     第20号議案 中野区職員の特殊勤務手当に関する条例等の一部を改正する条例

     第21号議案 中野区立幼稚園教育職員の給与に関する条例の一部を改正する条例

     第22号議案 中野区人事行政の運営等の状況の公表に関する条例の一部を改正する条例

     第24号議案 南部すこやか福祉センター新築に伴う什器類の買入れについて

     第25号議案 中野区地域事務所設置条例の一部を改正する条例

     第26号議案 中野区特別区税条例の一部を改正する条例

     第28号議案 中野区介護保険条例の一部を改正する条例

     第29号議案 東京都後期高齢者医療広域連合規約の変更について

     第30号議案 中野区すこやか福祉センター条例の一部を改正する条例

     第33号議案 中野区建築審査会条例の一部を改正する条例

     第34号議案 中野区道路占用料等徴収条例の一部を改正する条例

     第35号議案 中野区立公園条例の一部を改正する条例

     第36号議案 中野区立妙正寺川公園条例の一部を改正する条例

     第37号議案 中野区防災会議条例の一部を改正する条例

     第38号議案 水防及び災害応急措置の業務に従事した者の損害補償に関する条例の一部を改正する条例

     第44号議案 中野区保育所保育料等の徴収等に関する条例の一部を改正する条例

     第45号議案 中野区立小学校及び中学校の学校医、学校歯科医、学校薬剤師の公務災害補償に関する条例の一部を改正する条例

     第46号議案 指定管理者の指定について

     第47号議案 中野区事務手数料条例の一部を改正する条例

     第48号議案 第二中学校体育館等特定天井落下対策等工事請負契約

     第49号議案 中野区指定地域密着型サービスの事業の人員、設備及び運営に関する基準等を定める条例の一部を改正する条例

     第50号議案 中野区指定地域密着型介護予防サービスの事業の人員、設備及び運営並びに指定地域密着型介護予防サービスに係る介護予防のための効果的な支援の方法に関する基準等を定める条例の一部を改正する条例

     第51号議案 中野区職員の退職管理に関する条例

     第52号議案 中野区立幼稚園条例の一部を改正する条例

     第54号議案 中野区スポーツ・コミュニティプラザ条例の一部を改正する条例

     第55号議案 中野区スポーツ推進条例

日程第2 第27号議案 中野区国民健康保険条例の一部を改正する条例

日程第3 第31号議案 中野区中野福祉作業所条例の一部を改正する条例

日程第4 第32号議案 中野区特定高架道路等に関する基準を緩和する条例

日程第5 第39号議案 特別区道路線の認定について

     第40号議案 特別区道路線の認定について

     第41号議案 特別区道路線の認定について

日程第6 第42号議案 特別区道路線の認定について

日程第7 第43号議案 中野区保育所条例の一部を改正する条例

日程第8 第53号議案 中野区基本構想

日程第9 第56号議案 中野区中野駅西口地区における建築物の制限に関する条例

日程第10 第57号議案 中野区囲町地区における建築物の制限に関する条例

日程第11 第58号議案 中野区家庭的保育事業等の設備及び運営の基準に関する条例の一部を改正する条例

追加議事日程

日程第12 第59号議案 平成27年度中野区一般会計補正予算

      第60号議案 平成28年度中野区一般会計補正予算

日程第13 議員提出議案第1号 児童虐待防止対策の抜本強化を求める意見書

日程第14 議員提出議案第2号 軽減税率の円滑な導入に向け事業者支援の強化などを求める意見書

日程第15 議員提出議案第3号 前期高齢者に対する高額療養費の申請時の軽減を求める意見書

日程第16 議員提出議案第4号 介護労働者の処遇改善を求める意見書

日程第17 第59号議案 平成27年度中野区一般会計補正予算

      第60号議案 平成28年度中野区一般会計補正予算

 

午後1時00分開議

○議長(北原ともあき) 定足数に達しましたので、本日の会議を開きます。

 本日の議事日程は、お手元に配付の議事日程表のとおりでありますので、さよう御了承願います。

 これより日程に入ります。

──────────────────────────────

 第12号議案 中野区行政委員会の委員及び非常勤の監査委員の報酬及び費用弁償に関する条例の一部を改正する条例

 第14号議案 中野区行政不服審査法施行条例

 第15号議案 行政不服審査法の施行に伴う関係条例の整理等に関する条例

 第16号議案 中野区職員の給与に関する条例の一部を改正する条例

 第17号議案 中野区職員の分限に関する条例の一部を改正する条例

 第18号議案 中野区職員の育児休業等に関する一部を改正する条例

 第19号議案 中野区職員の勤務時間、休日、休暇等に関する条例の一部を改正する条例

 第20号議案 中野区職員の特殊勤務手当に関する条例等の一部を改正する条例

 第21号議案 中野区立幼稚園教育職員の給与に関する条例の一部を改正する条例

 第22号議案 中野区人事行政の運営等の状況の公表に関する条例の一部を改正する条例

 第24号議案 南部すこやか福祉センター新築に伴う什器類の買入れについて

 第25号議案 中野区地域事務所設置条例の一部を改正する条例

 第26号議案 中野区特別区税条例の一部を改正する条例

 第28号議案 中野区介護保険条例の一部を改正する条例

 第29号議案 東京都後期高齢者医療広域連合規約の変更について

 第30号議案 中野区すこやか福祉センター条例の一部を改正する条例

 第33号議案 中野区建築審査会条例の一部を改正する条例

 第34号議案 中野区道路占用料等徴収条例の一部を改正する条例

 第35号議案 中野区立公園条例の一部を改正する条例

 第36号議案 中野区立妙正寺川公園条例の一部を改正する条例

 第37号議案 中野区防災会議条例の一部を改正する条例

 第38号議案 水防及び災害応急措置の業務に従事した者の損害補償に関する条例の一部を改正する条例

 第44号議案 中野区保育所保育料等の徴収等に関する条例の一部を改正する条例

 第45号議案 中野区立小学校及び中学校の学校医、学校歯科医、学校薬剤師の公務災害補償に関する条例の一部を改正する条例

 第46号議案 指定管理者の指定について

 第47号議案 中野区事務手数料条例の一部を改正する条例

 第48号議案 第二中学校体育館等特定天井落下対策等工事請負契約

 第49号議案 中野区指定地域密着型サービスの事業の人員、設備及び運営に関する基準等を定める条例の一部を改正する条例

 第50号議案 中野区指定地域密着型介護予防サービスの事業の人員、設備及び運営並びに指定地域密着型介護予防サービスに係る介護予防のための効果的な支援の方法に関する基準等を定める条例の一部を改正する条例

 第51号議案 中野区職員の退職管理に関する条例

 第52号議案 中野区立幼稚園条例の一部を改正する条例

 第54号議案 中野区スポーツ・コミュニティプラザ条例の一部を改正する条例

 第55号議案 中野区スポーツ推進条例

委員会報告)

 

○議長(北原ともあき) 日程第1、第12号議案、第14号議案から第22号議案まで、第24号議案から第26号議案まで、第28号議案から第30号議案まで、第33号議案から第38号議案まで、第44号議案から第52号議案まで、第54号議案及び第55議案の計33件を一括議題に供します。

 

平成28年(2016年)3月14日

 

中野区議会議長 殿

 

総務委員長 若林 しげお

  (公印省略)

議案の審査結果について

 

本委員会に付託された下記案は、審査の結果、原案を可決すべきものと決定したので、中野区議会会議規則第78条の規定により報告します。

 

 

議案番号

件    名

決定月日

12

中野区行政委員会の委員及び非常勤の監査委員の報酬及び費用弁償に関する条例の一部を改正する条例

3月14日

14

中野区行政不服審査法施行条例

3月14日

15

行政不服審査法の施行に伴う関係条例の整理等に関する条例

3月14日

16

中野区職員の給与に関する条例の一部を改正する条例

3月14日

17

中野区職員の分限に関する条例の一部を改正する条例

3月14日

18

中野区職員の育児休業等に関する条例の一部を改正する条例

3月14日

19

中野区職員の勤務時間、休日、休暇等に関する条例の一部を改正する条例

3月14日

20

中野区職員の特殊勤務手当に関する条例等の一部を改正する条例

3月14日

21

中野区立幼稚園教育職員の給与に関する条例の一部を改正する条例

3月14日

22

中野区人事行政の運営等の状況の公表に関する条例の一部を改正する条例

3月14日

24

南部すこやか福祉センター新築に伴う什器類の買入れについて

3月14日

47

中野区事務手数料条例の一部を改正する条例

3月14日

48

第二中学校体育館等特定天井落下対策等工事請負契約

3月14日

51

中野区職員の退職管理に関する条例

3月14日

 

 

平成28年(2016年)3月14日

 

中野区議会議長 殿

 

区民委員長 中村 延子

(公印省略)

議案の審査結果について

 

本委員会に付託された下記議案は、審査の結果、原案を可決すべきものと決定したので、中野区議会会議規則第78条の規定により報告します。

 

 

議案番号

件    名

決定月日

25

中野区地域事務所設置条例の一部を改正する条例

314

26

中野区特別区税条例の一部を改正する条例

314

28

中野区介護保険条例の一部を改正する条例

314

29

東京都後期高齢者医療広域連合規約の変更について

314

49

中野区指定地域密着型サービスの事業の人員、設備及び運営に関する基準等を定める条例の一部を改正する条例

314

50

中野区指定地域密着型介護予防サービスの事業の人員、設備及び運営並びに指定地域密着型介護予防サービスに係る介護予防のための効果的な支援の方法に関する基準等を定める条例の一部を改正する条例

314

 

 

平成28年(2016年)3月14日

 

中野区議会議長 殿

 

厚生委員長 浦野 さとみ

  (公印省略)

議案の審査結果について

 

本委員会に付託された下記案は、審査の結果、原案を可決すべきものと決定したので、中野区議会会議規則第78条の規定により報告します。

 

 

議案番号

件    名

決定月日

30

中野区すこやか福祉センター条例の一部を改正する条例

314

54

中野区スポーツ・コミュニティプラザ条例の一部を改正する条例

314

55

中野区スポーツ推進条例

314

 

 

平成28年(2016年)3月14日

 

中野区議会議長 殿

 

建設委員長 甲田 ゆり子

(公印省略)

議案の審査結果について

 

本委員会に付託された下記議案は、審査の結果、原案を可決すべきものと決定したので、中野区議会会議規則第78条の規定により報告します。

 

 

議案番号

件    名

決定月日

33

中野区建築審査会条例の一部を改正する条例

314

34

中野区道路占用料等徴収条例の一部を改正する条例

314

35

中野区立公園条例の一部を改正する条例

314

36

中野区立妙正寺川公園条例の一部を改正する条例

314

37

中野区防災会議条例の一部を改正する条例

314

38

水防及び災害応急措置の業務に従事した者の損害補償に関する条例の一部を改正する条例

314

 

 

平成28年(2016年)3月14日

 

中野区議会議長 殿

 

子ども文教委員長 森 たかゆき

(公印省略)

 

議案の審査結果について

 

本委員会に付託された下記議案は、審査の結果、原案を可決すべきものと決定したので、中野区議会会議規則第78条の規定により報告します。

 

 

議案番号

件    名

決定月日

44

中野区保育所保育料等の徴収等に関する条例の一部を改正する条例

314

45

中野区立小学校及び中学校の学校医、学校歯科医及び学校薬剤師の公務災害補償に関する条例の一部を改正する条例

314

46

指定管理者の指定について

314

52

中野区立幼稚園条例の一部を改正する条例

314

 

○議長(北原ともあき) お諮りいたします。上程中の議案に関する委員長報告は、会議規則第40条第3項の規定により省略いたしたいと思いますが、御異議ありませんか。

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○議長(北原ともあき) 御異議ありませんので、委員長報告は省略いたします。

 本件については、討論の通告がありませんので、直ちに採決いたしたいと思いますが、御異議ありませんか。

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○議長(北原ともあき) 御異議ありませんので、これより第14号議案から第22号議案まで、第24号議案から第26号議案まで、第28号議案から第30号議案まで、第33号議案から第38号議案まで、第44号議案から第52号議案まで、第54号議案及び第55号議案の計32件と、第12号議案とに分けて採決いたします。

 初めに、第14号議案から第22号議案まで、第24号議案から第26号議案まで、第28号議案から第30号議案まで、第33号議案から第38号議案まで、第44号議案から第52号議案まで、第54号議案及び第55号議案の計32件について採決いたします。

 ただいまの議案計32件は、委員会報告どおり可決するに御異議ありませんか。

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○議長(北原ともあき) 御異議ありませんので、さよう決定いたします。

 次に、第12号議案について起立により採決いたします。

 上程中の第12号議案を委員会報告どおり可決するに賛成の方は御起立願います。

〔賛成者起立〕

○議長(北原ともあき) 起立多数。よって、上程中の第12号議案は可決するに決しました。

──────────────────────────────

 第27号議案 中野区国民健康保険条例の一部を改正する条例

(委員報告)

 

○議長(北原ともあき) 日程第2、第27号議案、中野区国民健康保険条例の一部を改正する条例を議題に供します。

 

平成28年(2016年)3月14日

 

中野区議会議長 殿

 

区民委員長 中村 延子

(公印省略)

議案の審査結果について

 

本委員会に付託された下記議案は、審査の結果、原案を可決すべきものと決定したので、中野区議会会議規則第78条の規定により報告します。

 

 

議案番号

件    名

決定月日

27

中野区国民健康保険条例の一部を改正する条例

314

 

○議長(北原ともあき) 区民委員会の審査の報告を求めます。中村延子区民委員長。

〔中村延子議員登壇〕

○16番(中村延子) ただいま議題に供されました第27号議案、中野区国民健康保険条例の一部を改正する条例に関しまして、区民委員会における審査の経過並びに結果について御報告申し上げます。

 第27号議案、中野区国民健康保険条例の一部を改正する条例は、国民健康保険の保険料率等を改定するとともに、保険料の減免に係る規定を整備するものです。

 この条例の施行時期は、平成28年4月1日で、一部は公布の日です。

 本議案は、3月10日の本会議において当委員会に付託され、3月14日に審査を行いました。審査の進め方として、本議案を議題に供した後、理事者から補足説明を受け、質疑を行いました。その主な質疑応答の内容を御紹介いたします。

 初めに、加入者数が減っているため、一人当たりの負担が上がっているという認識でいいのか、また、この傾向は今後も続くと考えているのかとの質疑があり、加入者数は減少傾向にあり、保険料の算定基礎に算入する額が増加しているため、一人当たりの負担増となっている。ここ数年このような傾向にあり、今後も続くと考えられるとの答弁がありました。

 これに対し、毎年改定案を出して金額の算定を行うのかとの質疑があり、特別区では、毎年翌年度の加入者数や医療費等の見込みに基づいて改定しているとの答弁がありました。

 次に、特別区の数値を見ると、賦課割合について、所得割と均等割の割合が58対42となっているが、中野区は57対43となっている理由はとの質疑があり、中野区は加入者の所得水準が23区の平均よりわずかに低いため、所得割分が低くなっているとの答弁がありました。

 次に、保険料額の改定の要因について、高額療養費の算入が大きな影響を与えていると思われるが、保険料増額における影響額はどのくらいと試算できるのかとの質疑があり、前年度と比べ、一人当たりの平均保険料は年額で4,644円増加しているが、そのうち高額療養費算入の影響額はおよそ2,400円であるとの答弁がありました。

 その後、委員会を休憩して本議案の取り扱いを協議した後、委員会を再開し、さらに質疑を求めましたが、質疑はなく、質疑を終結しました。

 次に、意見の開陳を求めましたが、意見はなく、意見の開陳を終結しました。

 次に、討論を求めたところ、1名の委員が本議案に反対の立場から、統一保険料方式をとるため、23区全体では賦課割合の所得割と均等割の割合は58対42だが、中野区は所得が平均より低いため、57対43と均等割分が大きくなり、低所得者にしわ寄せが来ている。税金が上がる、所得が減るという現局面では、国民健康保険料を値上げするべきではない。よって、本議案に反対するとの討論を行いました。

 さらに討論を求めましたが、討論はなく、討論を終結しました。

 そして、挙手による採決を行ったところ、賛成多数で可決すべきものと決した次第です。

 以上で、第27号議案に関する区民委員会における審査の経過並びに結果の報告を終了します。

○議長(北原ともあき) ただいまの報告について御質疑ありませんか。

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

○議長(北原ともあき) 御質疑なければ、質疑を終結いたします。

 本件については討論の通告がありませんので、直ちに採決いたしたいと思いますが、御異議ありませんか。

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○議長(北原ともあき) 御異議ありませんので、これより起立により採決いたします。

 上程中の議案を委員長報告どおり可決するに賛成の方は御起立願います。

〔賛成者起立〕

○議長(北原ともあき) 起立多数。よって、上程中の議案は可決するに決しました。

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 第31号議案 中野区中野福祉作業所条例の一部を改正する条例

(委員長報告)

 

○議長(北原ともあき) 日程第3、第31号議案、中野区中野福祉作業所条例の一部を改正する条例を議題に供します。

 

平成28年(2016年)3月14日

 

中野区議会議長 殿

 

厚生委員長 浦野 さとみ

  (公印省略)

議案の審査結果について

 

本委員会に付託された下記案は、審査の結果、原案を可決すべきものと決定したので、中野区議会会議規則第78条の規定により報告します。

 

 

議案番号

件    名

決定月日

31

中野区中野福祉作業所条例の一部を改正する条例

3月14日

 

○議長(北原ともあき) 厚生委員会の審査の報告を求めます。浦野さとみ厚生委員長。

〔浦野さとみ議員登壇〕

○31番(浦野さとみ) ただいま議題に供されました第31号議案、中野区中野福祉作業所条例の一部を改正する条例に関しまして、厚生委員会における審査の経過並びに結果について御報告申し上げます。

 中野区中野福祉作業所条例の一部を改正する条例は、公募によらずに指定管理者の候補者を選定できる規定を整備するものです。この条例の施行時期は、公布の日です。

 本議案は、平成28年3月10日の本会議において当委員会に付託され、3月14日の委員会にて審査を行いました。

 審査の進め方として、本議案を議題に供した後、理事者から補足説明を受け、質疑を行いました。その主な質疑応答及び要望の内容を紹介いたします。

 初めに、公募によらず区長が指定管理者の候補者を選定できるようにする理由について問われ、規定上、本来は公募によるべきだが、1年間のみの指定を予定しており、募集しても応募が少ないであろうということ、また、利用者にとっても1年間だけの運営主体の変更は合理的でないとの判断からであるとの答弁がありました。

 次に、公募によらずに指定管理者の候補者を選定できる規定を整備する基準はあるのかとの質疑があり、基準は特にないが、これまでの例では処遇の安定性や継続性に特段の配慮が必要である。また、複数の施設に対し、募集の時期を統一する必要があるなどの事情を踏まえ、その都度、個別に判断をしているとの答弁がありました。

 これを受け、指定管理者の指定は議決案件である。公募が基本であり、異なる対応をとる際はしっかりとした説明を行ってほしいとの要望がありました。

 次に、公募によらず、指定管理者の候補者を選定した場合、議会での議決や報告はどのようになるのかとの質疑があり、指定管理者の指定については、これまでどおり議案として審議していただくことになる。その際には、これまでの評価などもあわせて報告し、議論していただくことになるとの答弁がありました。

 以上が主な質疑応答及び要望の内容です。

 その後、委員会を休憩して取り扱いを協議した後、委員会を再開し、質疑を求めましたが、質疑はなく、質疑を終結しました。

 次に、意見の開陳を求めたところ、意見はなく、意見の開陳を終結しました。

 次に、討論を求めたところ、1名の委員が本議案に反対の立場から、区民からの信託を受けて区が実施してきた福祉作業所を財政的効果を理由に手放すのは、歴史的に見ても納得がいかない。区立施設の民営化への一里塚となる本議案には反対するとの討論を行いました。

 さらに討論を求めましたが、討論はなく、討論を終結しました。

 そして、挙手による採決を行ったところ、賛成多数で本議案を可決すべきものと決した次第です。

 以上で、第31号議案に関する厚生委員会における審査の経過並びに結果の報告を終了いたします。

○議長(北原ともあき) ただいまの報告について御質疑ありませんか。

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

○議長(北原ともあき) 御質疑なければ、質疑を終結いたします。

 本件については討論の通告がありませんので、直ちに採決いたしたいと思いますが、御異議ありませんか。

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○議長(北原ともあき) 御異議ありませんので、これより起立により採決いたします。

 上程中の議案を委員長報告どおり可決するに賛成の方は御起立願います。

〔賛成者起立〕

○議長(北原ともあき) 起立多数。よって、上程中の議案は可決するに決しました。

──────────────────────────────

 第32号議案 中野区特定高架道路等に関する基準を緩和する条例

(委員長報告)

 

○議長(北原ともあき) 日程第4、第32号議案、中野区特定高架道路等に関する基準を緩和する条例を議題に供します。

 

平成28年(2016年)3月14日

 

中野区議会議長 殿

 

建設委員長 甲田 ゆり子

(公印省略)

議案の審査結果について

 

本委員会に付託された下記議案は、審査の結果、原案を可決すべきものと決定したので、中野区議会会議規則第78条の規定により報告します。

 

 

議案番号

件    名

決定月日

32

中野区特定高架道路等に関する基準を緩和する条例

314

 

 

○議長(北原ともあき) 建設委員会の審査の報告を求めます。甲田ゆり子建設委員長。

〔甲田ゆり子議員登壇〕

○13番(甲田ゆり子) ただいま議題に供されました第32号議案、中野区特定高架道路等に関する基準を緩和する条例に関しまして、建設委員会における審査の経過並びに結果について御報告申し上げます。

 本議案は、建築基準法施行令で定める特定高架道路等に関する基準を緩和するための基準を規定するものです。この条例の施行時期は、公布の日です。

 本議案は、3月10日の本会議において当委員会に付託され、3月14日に審査を行いました。

 審査の進め方として、本議案を議題に供した後、理事者から補足説明を受け、その後、質疑を行いました。その主な質疑応答の内容を紹介いたします。

 初めに、今後整備を進めていく中で歩行者デッキの線形が変わり、延長が220メートル以下となるような事態が生じた場合、改めて基準を緩和することはできるのかとの質疑があり、現在の計画では、南北道路のかさ上げ部をさらに北部の区役所・サンプラザ再整備につなげていく方針であり、延びることはあっても、短くなることはないと判断しているとの答弁がありました。

 次に、中野駅西側南北通路の整備計画は遅れている状況であるが、現段階で基準を緩和する必要があるのかとの質疑があり、中野駅西側南北通路に立体道路制度を活用するために必要な手続であり、現時点で区ができることについては着実に進めていくものであるとの答弁がありました。

 これに関連して、他の委員から、南北通路に係る新しい中野駅の形状や規模、また、区役所・サンプラザの形などについても議会に対して示されていない。このような状況の中、なぜ今、基準を緩和する条例を定める必要があるのかとの質疑があり、今後、JRとの実施設計についての協議や区役所・サンプラザ再整備も含めての関係機関との協議を進めていく上で、特定高架道路の基準に合致していることが条件となるので、その条件整理のために行うものであるとの答弁がありました。

 その後、委員会を休憩して本議案の取り扱いを協議した後、委員会を再開し、さらに質疑を求めましたが、質疑はなく、質疑を終結しました。

 次に、意見の開陳を求めましたが、意見はなく、意見の開陳を終結しました。

 次に、討論を求めたところ、1名の委員が本議案に反対する立場から、本条例の目的は中野駅南北通路、橋上駅舎及び駅ビルを一体として基盤を整備するために建築基準法を条例で緩和しようというものである。JR中野駅については、その構造、規模も確定していないだけでなく、南北通路、橋上駅舎の実施設計もこれからであり、区役所・サンプラザ一帯の開発も確定していない。このような状況の中で基準を緩和し、条例化するのはあってはならないことである。

 さらに、新年度予算では、中野駅周辺まちづくり費が35億403万円に増額されており、2010年からの5年間では調査費等に4億8,200万円余、設計・工事費等に21億7,000万円余もつぎ込んでいる。西側南北通路と橋上駅舎の実施設計と工事費では、中野区の負担が約75億円も予定されており、財政負担に問題があることからも本議案に反対であるとの討論を行いました。

 さらに討論を求めましたが、討論はなく、討論を終結しました。

 そして、挙手による採決を行ったところ、賛成多数で本議案を可決すべきものと決した次第です。

 以上で、第32号議案に関する建設委員会における審査の経過並びに結果の報告を終了いたします。

○議長(北原ともあき) ただいまの報告について御質疑ありませんか。

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

○議長(北原ともあき) 御質疑なければ、質疑を終結いたします。

 本件については討論の通告がありませんので、直ちに採決いたしたいと思いますが、御異議ありませんか。

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○議長(北原ともあき) 御異議ありませんので、これより起立により採決いたします。

 上程中の議案を委員長報告どおり可決するに賛成の方は御起立願います。

〔賛成者起立〕

○議長(北原ともあき) 起立多数。よって、上程中の議案は可決するに決しました。

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 第39号議案 特別区道路線の認定について

 第40号議案 特別区道路線の認定について

 第41号議案 特別区道路線の認定について

(委員長報告)

 

○議長(北原ともあき) 日程第5、第39号議案から第41号議案までの計3件を一括議題に供します。

 

平成28年(2016年)3月14日

 

中野区議会議長 殿

 

建設委員長 甲田 ゆり子

(公印省略)

議案の審査結果について

 

本委員会に付託された下記議案は、審査の結果、原案を可決すべきものと決定したので、中野区議会会議規則第78条の規定により報告します。

 

 

議案番号

件    名

決定月日

39

特別区道路線の認定について

314

40

特別区道路線の認定について

314

41

特別区道路線の認定について

314

 

○議長(北原ともあき) 建設委員会の審査の報告を求めます。甲田ゆり子建設委員長。

〔甲田ゆり子議員登壇〕

○13番(甲田ゆり子) ただいま議題に供されました第39号議案、特別区道路線の認定について、第40号議案、特別区道路線の認定について及び第41号議案、特別区道路線の認定についてに関しまして、建設委員会における審査の経過並びに結果について御報告申し上げます。

 第39号議案、第40号議案及び第41号議案は、いずれも特別区道の路線を認定するに当たり、議会の議決を要するもので、東京都市計画土地区画整理事業中野三丁目土地区画整理事業の事業計画に位置付けられている区画道路を整備するに当たり、当該道路を特別区道の路線として認定するものです。

 以上の3議案は、3月10日の本会議において当委員会に付託され、3月14日に審査を行いました。

 審査の進め方として、3議案を一括して議題に供した後、理事者から補足説明を受け、その後質疑を行いました。その主な質疑応答の内容を紹介いたします。

 初めに、路線番号22-480の道路だけが幅員6メートルとなっている理由はとの質疑があり、6メートルが最低の単位であり、必要に応じて幅員を決めているとの答弁がありました。

 次に、来年度予算において、中野駅西口地区に関係する経費が11億7,500万円余計上されているが、この内容はとの質疑があり、建物移転に伴う補償費や道路設計費に関係する予算であるとの答弁がありました。

 これに対し、建物移転に伴う補償費が組まれているということだが、路線番号22-500の道路の両脇には、現在6軒ほどの家が建っており、これらの権利者の方々は今後の用地交渉の対象で、まだ合意が得られているというわけではないのかとの質疑があり、建物所有者等の権利者に対しては、現在、区画整理事業の施行者であるURが対応中であるとの答弁がありました。

 さらに、この場所に8メートルの道路を通すとなると、権利者の方々は立ち退きをせざるを得ない状況となる。いまだ合意も得られていない状況の中、私有地の部分に道路をつくり、区が認定するということは、この段階では問題があると思うが、区の考えはとの質疑があり、この地区は、土地区画整理事業によって道路などを整備するもので、地区内に権利を有する方々は換地という形で地区内に残ることができる。道路の整備については、既に昨年7月の事業認可の段階で事業化されているものであるとの答弁がありました。

 その後、委員会を休憩して取り扱いを協議した後、委員会を再開し、さらに質疑を求めましたが、質疑はなく、質疑を終結しました。

 次に、意見の開陳を求めましたが、意見はなく、意見の開陳を終結しました。

 次に、討論を求めたところ、1名の委員が3議案に反対する立場から、本道路認定は、中野駅西口地区の開発に伴い、新しく道路を敷設し、区道として認定するものである。そもそも桃が丘小学校跡地については、地元から高齢者施設、子ども関連施設、防災等へ活用してほしいと説明会で要望されてきたにもかかわらず、住民合意がない中で売却に至ったものであり、区民にとって一等地の区の財産をURに売り渡すこととなった。さらに今年度は、本地域の立ち退き費用等として11億7,5000万円が計上されている。いまだ居住者の合意のない中で先に道路の認定をしてしまうようなやり方は、批判を免れることはできない。まちづくりの手法からも、財政負担のあり方からも、賛成することはできないとの討論を行いました。

 さらに討論を求めましたが、討論はなく、討論を終結しました。

 そして、まず第39号議案について挙手による採決を行ったところ、賛成多数で本議案を可決すべきものと決しました。

 次に、第40号議案について挙手による採決を行ったところ、賛成多数で本議案を可決すべきものと決しました。

 次に、第41号議案について挙手による採決を行ったところ、賛成多数で本議案を可決すべきものと決した次第です。

 以上で、第39号議案、第40号議案及び第41号議案に関する建設委員会における審査の経過並びに結果の報告を終了いたします。

○議長(北原ともあき) ただいまの報告について御質疑ありませんか。

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

○議長(北原ともあき) 御質疑なければ、質疑を終結いたします。

 本件については討論の通告がありませんので、直ちに採決いたしたいと思いますが、御異議ありませんか。

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○議長(北原ともあき) 御異議ありませんので、これより議案ごとに起立により採決いたします。

 初めに、第39号議案について採決いたします。

 上程中の第39号議案を委員長報告どおり可決するに賛成の方は御起立願います。

〔賛成者起立〕

○議長(北原ともあき) 起立多数。よって、上程中の第39号議案は可決するに決しました。

 次に、第40号議案について採決いたします。

 上程中の第40号議案を委員長報告どおり可決するに賛成の方は御起立願います。

〔賛成者起立〕

○議長(北原ともあき) 起立多数。よって、上程中の第40号議案は可決するに決しました。

 次に、第41号議案について採決いたします。

 上程中の第41号議案を委員長報告どおり可決するに賛成の方は御起立願います。

〔賛成者起立〕

○議長(北原ともあき) 起立多数。よって、上程中の第41号議案は可決するに決しました。

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 第42号議案 特別区道路線の認定について

(委員長報告)

 

○議長(北原ともあき) 日程第6、第42号議案、特別区道路線の認定についてを議題に供します。

 

平成28年(2016年)3月14日

中野区議会議長 殿

建設委員長 甲田 ゆり子

(公印省略)

議案の審査結果について

 

本委員会に付託された下記議案は、審査の結果、原案を可決すべきものと決定したので、中野区議会会議規則第78条の規定により報告します。

 

 

議案番号

件    名

決定月日

42

特別区道路線の認定について

3月14日

 

○議長(北原ともあき) 建設委員会の審査の報告を求めます。甲田ゆり子建設委員長。

〔甲田ゆり子議員登壇〕

○13番(甲田ゆり子) ただいま議題に供されました第42号議案、特別区道路線の認定についてに関しまして、建設委員会における審査の経過並びに結果について御報告申し上げます。

 本議案は、特別区道の路線を認定するに当たり、議会の議決を要するもので、東京都市計画道路特殊街路中野歩行者専用道第2号線を整備するに当たり、当該道路を特別区道の路線として認定するものです。

 本議案は、3月10日の本会議において当委員会に付託され、3月14日に審査を行いました。

 審査の進め方として、本議案を議題に供した後、理事者から補足説明を受け、その後質疑を行いました。その主な質疑応答の内容を紹介いたします。

 初めに、今回の道路認定は幅員と長さだけを決めるものであって、柱類の本数や場所の変化については関係ないのかとの質疑があり、既に都市計画で決定しているものなので、よほどの理由がない限り変わることはないと考えているとの答弁がありました。

 次に、いまだ中野駅の全体像が示されておらず、道路上にどのような構造物ができるのかもわからない。計画が明らかになった段階で道路認定すればよいのではとの質疑があり、道路一体建物の詳細については、今後、設計が進展していく中で明らかになり次第報告する。道路認定については、今後のJRや関係機関との協議に当たり、道路であることを法的に担保するものであり、協議に際しての条件整理として行うものであるとの答弁がありました。

 これに対して、JRとの協議内容等も議会に対して明らかにされていない中、法的な根拠が必要だということで道路認定だけを急ぐというやり方は、JR側の土俵で物事を進めているということになるのではないかとの質疑があり、区は、JRと共同の事業として協議をしながら進めているとの答弁がありました。

 その後、委員会を休憩して本議案の取り扱いを協議した後、委員会を再開し、さらに質疑を求めましたが、質疑はなく、質疑を終結しました。

 次に、意見の開陳を求めましたが、意見はなく、意見の開陳を終結しました。

 次に、討論を求めたところ、1名の委員が本議案に反対する立場から、中野駅西側南北通路に関しては、区の財政負担も明確にされていない。さらに、区道上部にはJRが営業するであろうビルが建つが、今現在、JRとの協定や財政負担についても明確にされていない。また、駅ビルそのものが示されていない中で、将来の管理だけは中野区が行うというものであって、この特別区道認定はJRを慮って、先走って条例化するという認識を変えることができないため、反対であるとの討論を行いました。

 さらに討論を求めましたが、討論はなく、討論を終結しました。

 そして、挙手による採決を行ったところ、賛成多数で本議案を可決すべきものと決した次第です。

 以上で、第42号議案に関する建設委員会における審査の経過並びに結果の報告を終了いたします。

○議長(北原ともあき) ただいまの報告について御質疑ありませんか。

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

○議長(北原ともあき) 御質疑なければ、質疑を終結いたします。

 本件については討論の通告がありませんので、直ちに採決いたしたいと思いますが、御異議ありませんか。

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○議長(北原ともあき) 御異議ありませんので、これより起立により採決いたします。

 上程中の議案を委員長報告どおり可決するに賛成の方は御起立願います。

〔賛成者起立〕

○議長(北原ともあき) 起立多数。よって、上程中の議案は可決するに決しました。

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 第43号議案 中野区保育所条例の一部を改正する条例

(委員長報告)

 

○議長(北原ともあき) 日程第7、第43号議案、中野区保育所条例の一部を改正する条例を議題に供します。

 

平成28年(2016年)3月14日

 

中野区議会議長 殿

 

子ども文教委員長 森 たかゆき

(公印省略)

 

議案の審査結果について

 

本委員会に付託された下記議案は、審査の結果、原案を可決すべきものと決定したので、中野区議会会議規則第78条の規定により報告します。

 

 

議案番号

件    名

決定月日

43

中野区保育所条例の一部を改正する条例

314

 

議長(北原ともあき) 子ども文教委員会の審査の報告を求めます。森たかゆき子ども文教委員長。

〔森たかゆき議員登壇〕

○27番(森たかゆき) ただいま議題に供されました第43号議案、中野区保育所条例の一部を改正する条例に関しまして、子ども文教委員会における審査の経過並びに結果について御報告申し上げます。

 第43号議案、中野区保育所条例の一部を改正する条例は、沼袋保育園の分園を廃止するものです。この条例の施行時期は、平成28年4月1日です。

 本議案は、3月10日の本会議において当委員会に付託され、3月14日に審査を行いました。

 まず、審査の進め方として、議案を議題に供した後、理事者から補足説明を受け、その後質疑を行いました。その主な質疑応答の内容を紹介いたします。

 初めに、沼袋保育園分園の開設の経緯について問われ、平成25年度当初、待機児童解消の緊急対応として、沼袋西保育園の建てかえ・民営化の際に使用した仮園舎を活用し、区立沼袋保育園分園として開設をしたとの答弁がありました。

 これに対し、区立沼袋西保育園を建てかえたことにより、待機児童はどのくらい解消されたのかとの質疑があり、区立沼袋西保育園の建てかえ・民営化に伴い、定員は約60名から約100名になり、40名近い定員増ができたとの答弁がありました。

 さらに、分園を開設後、どのくらいの待機児童の解消が図られたのか、また、この分園に通っていた園児はどうなるのかとの質疑があり、分園の開設当初の定員は30名、翌年は40名とし、その分、保育の利用が進んだ。また、在園児童はこの春、全員新設園や既存園への受け入れが実現しているとの答弁がありました。

 以上が主な質疑応答の内容です。

 その後、委員会を休憩して本議案の取り扱いを協議した後、委員会を再開し、さらに質疑を求めましたが、質疑はなく、質疑を終結しました。

 次に、意見の開陳を求めましたが、意見はなく、意見の開陳を終結しました。

 次に、討論を求めたところ、討論はなく、討論を終結しました。

 そして、第43号議案について挙手による採決を行ったところ、賛成多数で可決すべきものと決しました。

 以上で、第43号議案に関する子ども文教委員会における審査の経過並びに結果の報告を終了いたします。

○議長(北原ともあき) ただいまの報告について御質疑ありませんか。

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

○議長(北原ともあき) 御質疑なければ、質疑を終結いたします。

 本件については討論の通告がありませんので、直ちに採決いたしたいと思いますが、御異議ありませんか。

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○議長(北原ともあき) 御異議ありませんので、これより起立により採決いたします。

 上程中の議案を委員長報告どおり可決するに賛成の方は御起立願います。

〔賛成者起立〕

○議長(北原ともあき) 起立多数。よって、上程中の議案は可決するに決しました。

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 第53号議案 中野区基本構想

(委員長報告)

 

○議長(北原ともあき) 日程第8、第53号議案、中野区基本構想を議題に供します。

 

平成28年(2016年)3月14日

 

中野区議会議長 殿

 

総務委員長 若林 しげお

  (公印省略)

議案の審査結果について

 

本委員会に付託された下記案は、審査の結果、原案を可決すべきものと決定したので、中野区議会会議規則第78条の規定により報告します。

 

 

議案番号

件    名

決定月日

53

中野区基本構想

3月14日

 

議長(北原ともあき) 総務委員会の審査の報告を求めます。若林しげお総務委員長。

〔若林しげお議員登壇〕

○2番(若林しげお) ただいま議題に供されました第53号議案、中野区基本構想に関しまして、総務委員会における審査の経過並びに結果について御報告申し上げます。

 本議案は、中野区に暮らし、自治体を築き上げている区民が10年後の中野区を多彩なまちの魅力に満ち、支えあう区民の力であふれる我がまちにしていくため、全ての区民が力を合わせて行動する道しるべとして定めるものです。

 本議案は、3月10日の本会議において当委員会に付託され、3月14日に審査を行いました。

 審査の進め方として、議案を議題に供した後、理事者から補足説明を受け、質疑を行いました。その主な質疑応答の内容を紹介いたします。

 初めに、今回、全面改定ということだが、前回の一部改定との違いは何かとの質疑があり、基本構想審議会でも議論していただいたが、10年を経過したということで、目指すまちの姿を全面的に描き直しているとの答弁がありました。

 さらに、基本構想は極めて抽象的、政策の方向性として出しているだけ。具体的な中身は10か年計画で考えざるを得ないが、時代の変化といっても、これまでの延長線上の構想という認識でいいのかとの質疑があり、中野駅周辺、西武新宿線沿線のまちづくりなどが進んでいる。これまで取り組んできたことについて、当然継続していくことが必要だと考えている。一方で、制定から10年経過しているということもあるので、新たな要素、社会状況の変化を踏まえて、新たな区の方向性を定めるということで、特に第3章と第4章について大きくまちの姿を描き直したところであるとの答弁がありました。

 さらに、例えば環境負荷の少ない低炭素社会の中で、区民に対して求めていく記述はあっても、企業がどうしていくかというのがない。盛り込まなくていいのかとの質疑があり、区が取り組むべき方策については、10か年計画の中で整理していると答弁がありました。

 次に、他の委員から、目指すべき姿をここまで丁寧に示している基本構想は見たことがないように思われるが、他と比べてどうなのかとの質疑があり、他の自治体を全て見ているわけではないが、ここまで具体的に描いているものは他にはないと認識しているとの答弁がありました。

 以上が主な質疑の内容です。

 その後、委員会を休憩して取り扱いを協議した後、委員会を再開し、さらに質疑を求めましたが、質疑はなく、質疑を終結しました。

 次に、意見の開陳を求めましたが、意見はなく、意見の開陳を終結しました。

 次に、討論を求めたところ、1名の委員が本議案に反対する立場から、次の4点から反対する。一つ目は、「時代の変化を踏まえ」とあるが、今日、社会経済情勢の中で、貧困と格差の拡大が進行している。サービスを削り、区民の要求にもまともに応えていない中では賛成しがたい。二つ目に、具体的に基本構想にあらわれてはいないが、一体的に進めている10か年計画の中で、機能の改変等を理由とした区民施設の統廃合や民間に投げ出すものであることは認めがたい。三つ目は、まちづくりは区民の合意の上で進めていくべきもの。特に中野駅周辺については、開発が新たな開発を招いている。企業を呼び込むためのまちづくりという開発を進めることは認められない。四つ目は、行財政運営のあり方、財政フレームという一定の根拠を示しているが、毎年毎年変わらざるを得ない。そのような裏付けを持つことに無理があり、行財政運営のあり方自体も問題が大きい。民営化、民間委託について改めることもなく、公的責任も一層後退していくことになりかねない。よって、本議案には反対であるとの討論を行いました。

 さらに討論を求めましたが、討論はなく、討論を終結しました。

 そして、本議案について挙手による採決を行ったところ、賛成多数で可決すべきものと決した次第です。

 以上で、第53号議案に関する総務委員会における審査の経過並びに結果についての報告を終了します。

○議長(北原ともあき) ただいまの報告について御質疑ありませんか。

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

○議長(北原ともあき) 御質疑なければ、質疑を終結いたします。

 これより討論に入ります。

 長沢和彦議員、石坂わたる議員から討論の通告書が提出されていますので、順次通告議員の討論を許します。

 最初に、長沢和彦議員。

〔長沢和彦議員登壇〕

○41番(長沢和彦) ただいま上程されました第53号議案、中野区基本構想に対して、日本共産党議員団の立場から反対の討論を行います。

 区は、これまでも中野区基本構想と新しい中野をつくる10か年計画は一体的なものであるとしてきました。現在の基本構想は、2005年度にそれまでの基本構想を改定し、2010年度にその一部を改定し、今日の基本構想となっています。2010年度に10か年計画(第2次)に落とし込んだ施策展開を行っていく上で、計画体系の最上位に位置する基本構想と齟齬を来したため、一部に所要の改定が行われたものです。10か年計画を変えるために基本構想の変更がなされたわけです。

 さて、今回の基本構想は、社会経済状況の変化や社会動向等を見据えた全面的な改定であるとしています。区の組織体系に合わせた領域区分の設定など合理的と思える面がある一方、10か年計画(案)で示された施策に引っ張られる形で中野のまちの将来像が描かれ、その実現に向かう方針・政策の方向性が記されています。10か年計画が5年を経たら見直しされていることに合わせて、基本構想の改定が必要になるというもので、やはり今回も本末転倒と言わざるを得ません。

 中野区基本構想の第2章、中野のまちの基本理念は、そのとおりであり賛同できます。しかし、この基本理念の実現に当たって、これまでの、そしてこれからの区政の方針や運営がどうであるのかが厳しく問われていると考えます。

 反対理由を述べます。

 一つ目に、基本構想では、「時代の変化を踏まえ」とありますが、そうであれば、今日の看過できない貧困と格差の広がりに対して、区が区民に寄り添い、少しでもその解決に当たることが求められています。しかし、暮らしと福祉を守り支えることに関しては、これまでの区政の延長としか見ることができません。区政運営の根幹となる構成はそのまま引き継ぐとしている10か年計画をもとに、区民へのさまざまな負担増とサービス削減、そして区民要求にもまともに応えてこなかったことを改めないのであれば、区民からの理解は得られません。

 二つ目に、大規模開発偏重の方針をそのまま進めていくものになっています。

 まちづくりは、区民・住民の合意を基本に進めていくものであると考えます。中野駅周辺のまちづくりでいえば、これまでも「にぎわい」などのフレーズを乱用し、緑と広場、環境と防災、区民参加を基本としたまちづくりに逆行して、大企業呼び込みと環境破壊、脆弱な都市を加速させる開発を進めてきました。今日では、「グローバル」や「国際競争」などと粉飾していますが、一層区民の願いとかけ離れたものにならざるを得ません。旧態依然としたまちづくりでよいのかが問われています。

 西武新宿線の連続立体事業に伴うまちづくりの名で都市計画道路整備などを強行しようとしていることも問題です。50年、60年も前に決めた都市計画道路をまともな検討もなく、理由だけを変えて整備に突き進もうとしています。車が減り続けているもとで、住民追い出しの道路整備は問題が大き過ぎます。

 三つ目に、児童館・U18プラザの廃止、区立幼稚園の廃止・転換、地域図書館の統廃合など、機能の改変を理由とした区民施設の廃止・統合、売却、民営化の問題です。

 例えば、第4章「Ⅳ 誰もが成長し続けるまち」の「安心して産み育てられるまち」の中で、「地域の子育て支援の拠点の整備が進み」と記されています。区民は、よもやこれが商店街の空き店舗等を活用した「子育てひろば」だとは気づきません。地域で子育て支援の場所があるから、児童館・U18プラザをなくしてよいともなりません。

 また、「Ⅷ-3 将来を見据えた行財政運営」のところで、「区民が長く親しみ、利用できる区有施設が整備、運営されている」との記述があります。議会に現在策定中の中野区公共施設総合管理計画(建物編)の考え方が報告されましたが、専ら財政面だけの内容となっています。各施設についてのありようは個別計画で示すとしています。10か年計画との整合性を保つ必要があるため、児童館・U18プラザ廃止後の活用は、10か年計画(案)では触れず、廃止だけを打ち出しています。行政都合だけによる施設のリストラ計画の押しつけは断じて許されません。

 四つ目に、行財政運営の基本原則にかかわっての問題です。

 基本構想では、民営化や民間委託などを一層進めていくことがうたわれています。中野区の公的責任の後退・放棄へとつながりかねません。民間活力の導入と言われてきましたが、民間のために区行政が環境・条件を整えているさまは、民間事業者へのおもてなしであると同時に、安上がりなサービスの押しつけであって、区民のためになっているとは言いがたいものです。区職員のスキルが継続されないことも問題です。

 また、区は、基本構想、10か年計画は財政的な裏付けを持ったものとして、制定、策定すると言ってきました。では、そうなっているかといえば、毎年の予算時に財政運営の考え方で修正しているのが現状です。もともと5年先、10年先の財政を落とし込むことに無理があります。問題なのは、基準となる財政規模が決められ、それだけがひとり歩きしている。結果、区民生活を尻目に、基金積み立ては巨額になっているということです。

 五つ目に、区民参加についてです。

 第4章の「Ⅷ 区民とともに築く持続可能な区政」「区民意思と合意に基づく政策決定」のところでは、「公平・公正で、開かれた区政運営の基盤となる政策決定過程への参加の仕組みと機会の拡充が図られている」としています。自治基本条例に基づいて情報提供や意見交換会、パブリックコメントを行っていますが、区民の意見を聞き、区民の参加を得て政策を決めていこうという姿勢は感じられません。仕組みや機会をつくっても、魂が入っていなければ意味を持たないばかりか、信頼を損なうことになります。

 以上述べて、第53号議案への反対討論とします。

○議長(北原ともあき) 次に、石坂わたる議員。

〔石坂わたる議員登壇〕

○28番(石坂わたる) 第53号議案、中野区基本構想に賛成の立場から討論いたします。

 「活かされる個性 発揮される力」を基本理念とし、平成17年に成立をした基本構想、その基本構想に基づいてつくられた「新しい中野をつくる10か年計画」、これらによって、中野区の自治は大きな変化を遂げてきました。

 今回、「私たちは、すべての人々の自由と尊厳を守り、大切にします。私たちは、一人ひとりの個性を大切にし、みんなの幸せを考えて行動します。私たちは、地球的視野に立って、平和な世界を築き、環境を守り再生させ、次世代の人々へ受け渡していきます。私たちは、それぞれが持つ力を発揮して、共に支えあいます。私たちは、一人ひとりが、みずから決定し、行動し、参加して自治を担うことで、心豊かな、いきいきとしたまちをつくります。」ということが新たな基本構想においても、基本理念・普遍的な理念として引き続き掲げられていることを高く評価いたします。

 しかし、この10年間、理念の総論には多くの人が賛成をしつつも、個々の施策展開においては合意が難しかった場面も多々あったかと思われます。区民からの期待に対して進んだ点、思うように進まなかった点、そして方向転換をせざるをなかった点もあったかと思います。特に、区行政から区民へのわかりやすく心のこもった説明責任、参加の機会を周知し、区民を巻き込むための呼びかけ方法、区民の意見を成果や結果に反映させる工夫が効果的にできていないという点は、課題として残されているものと思われます。大きな改革・改善のためには、情報の公開と共有の徹底、誰でも理解しやすい説明責任の徹底、住民参加の徹底について、これまでを振り返りつつ、新たな基本構想を受けとめることが必要であると思います。

 なお、役所だけでなく、市民やNPOや民間企業も公共の担い手であるという意識を区民・職員ともに共有する必要があると思います。

 さて、情報公開が進めば進むほど、より詳細な情報に対するニーズが高まります。さらに、住民参加が進めば進むほど多様な意見が出され、合意形成が難しくなることがあります。住民参加の機会がふえても、自分の意見が反映されなければ、参加の機会が足りない、住民の声が届かないと主張する声も出るでしょう。また、価値観の違いやボタンのかけ違いから、自分がこんなに正しいことを言っているのに実現をしないのは行政が悪いからだと辛辣な声を飛ばす向きもあります。住民参加や合意形成はとてもすばらしいことである反面、難しい面も多々あります。しかし、難しいからといって避けて通るべきではありませんし、あきらめてはならないことでもあると思います。

 今回の基本構想で掲げられている8領域の考え方そのものは、多くの区民が共有できるものだと思います。また、私自身、今回の基本構想の領域の5に明記されている「見守り・支えあいが広がるまち」、領域8に明記されている「区民一人ひとりが自分を大切にするとともに、それぞれの考え方や生き方を認め、差別されることなく社会に参画できる環境づくり、多様な文化や多様な生き方を認めながら、地球規模で考え、地域に根差した行動のもと、平和で豊かなまち」については、すばらしい考えだと思っております。

 しかし、これらの考え方を具体化していく中では、さまざまな異論や思わぬ障壁もあらわれることと思います。中野のまちの将来像、10年後に実現するまち、将来像の実現を目指す道筋について、この基本構想に書かれている理想を実現すべく、2,000人の全職員一人ひとりが区民と協力をしながら、日々その仕事の中で取り組んでいただけることを期待しつつ、賛成の討論といたします。

○議長(北原ともあき) 他に討論がなければ、討論を終結いたします。

 これより起立により採決いたします。

 上程中の議案を委員長報告どおり可決するに賛成の方は御起立願います。

〔賛成者起立〕

○議長(北原ともあき) 起立多数。よって、上程中の議案は可決するに決しました。

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 第56号議案 中野区中野駅西口地区における建築物の制限に関する条例

(委員長報告)

 

○議長(北原ともあき) 日程第9、第56号議案、中野区中野駅西口地区における建築物の制限に関する条例を議題に供します。

 

平成28年(2016年)3月14日

 

中野区議会議長 殿

 

建設委員長 甲田 ゆり子

(公印省略)

議案の審査結果について

 

本委員会に付託された下記議案は、審査の結果、原案を可決すべきものと決定したので、中野区議会会議規則第78条の規定により報告します。

 

 

議案番号

件    名

決定月日

56

中野区中野駅西口地区における建築物の制限に関する条例

314

 

○議長(北原ともあき) 建設委員会の審査の報告を求めます。甲田ゆり子建設委員長。

〔甲田ゆり子議員登壇〕

○13番(甲田ゆり子) ただいま議題に供されました第56号議案、中野区中野駅西口地区における建築物の制限に関する条例に関しまして、建設委員会における審査の経過並びに結果について御報告申し上げます。

 本議案は、建築基準法第68条の2第1項の規定に基づき、中野駅西口地区における建築物の制限を定めるものです。

 その主な内容は、建築物の用途の制限、容積率及び建ぺい率の最高限度、壁面の位置の制限等のほか、この条例に違反した者に対する罰則を定めるものです。この条例の施行時期は、公布の日です。

 本議案は、3月10日の本会議において当委員会に付託され、3月14日に審査を行いました。

 審査の進め方として、本議案を議題に供した後、理事者から補足説明を受け、その後、質疑を行いました。その主な質疑応答の内容を紹介いたします。

 初めに、本条例は既に定められた地区計画を追認するものという理解でよいのかとの質疑があり、地区計画で定められた枠内で条例化するものであるとの答弁がありました。

 さらに、「建築物の高さの最高限度はGL+31メートルとする」とあるが、この意味はとの質疑があり、今回示しているGLは、人工地盤面である中野駅西側南北通路の床面の高さのことで、そこから31メートルという意味であるとの答弁がありました。

 その後、委員会を休憩して本議案の取り扱いを協議した後、委員会を再開し、さらに質疑を求めましたが、質疑はなく、質疑を終結しました。

 次に、意見の開陳を求めましたが、意見はなく、意見の開陳を終結いたしました。

 次に、討論を求めたところ、1名の委員が本議案に反対する立場から、本条例は中野駅地区における建築物の用途の制限、容積率、建ぺい率の最高限度や建築物の高さの最高限度を定めるものであるが、既に決定されている地区計画を追認するものでしかない。立体道路制度を活用した中野駅上空への西側南北通路、駅施設及び駅ビルの一体的な整備を通じ、本地区を含めた駅周辺への回遊動線の確保にあると言われているが、結局は中野駅を中心に上空と西口地区、中野二丁目、区役所・サンプラザを一帯として整備することを目標としているものであり、今の現状のもとで進めるべきではなく反対であるとの討論を行いました。

 さらに討論を求めましたが、討論はなく、討論を終結しました。

 そして、挙手による採決を行ったところ、賛成多数で本議案を可決すべきものと決した次第です。

 以上で、第56号議案に関する建設委員会における審査の経過並びに結果の報告を終了いたします。

○議長(北原ともあき) ただいまの報告について御質疑ありませんか。

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

○議長(北原ともあき) 御質疑なければ、質疑を終結いたします。

 本件については討論の通告がありませんので、直ちに採決いたしたいと思いますが、御異議ありませんか。

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○議長(北原ともあき) 御異議ありませんので、これより起立により採決いたします。

 上程中の議案を委員長報告どおり可決するに賛成の方は御起立願います。

〔賛成者起立〕

○議長(北原ともあき) 起立多数。よって、上程中の議案は可決するに決しました。

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 第57号議案 中野区囲町地区における建築物の制限に関する条例

(委員長報告)

 

○議長(北原ともあき) 日程第10、第57号議案、中野区囲町地区における建築物の制限に関する条例を議題に供します。

 

平成28年(2016年)3月14日

 

中野区議会議長 殿

 

建設委員長 甲田 ゆり子

(公印省略)

議案の審査結果について

 

本委員会に付託された下記議案は、審査の結果、原案を可決すべきものと決定したので、中野区議会会議規則第78条の規定により報告します。

 

 

議案番号

件    名

決定月日

57

中野区囲町地区における建築物の制限に関する条例

314

 

○議長(北原ともあき) 建設委員会の審査の報告を求めます。甲田ゆり子建設委員長。

〔甲田ゆり子議員登壇〕

○13番(甲田ゆり子) ただいま議題に供されました第57号議案、中野区囲町地区における建築物の制限に関する条例に関しまして、建設委員会における審査の経過並びに結果について御報告申し上げます。

 本議案は、建築基準法第68条の2第1項の規定に基づき、囲町地区における建築物の制限を定めるものです。

 その主な内容は、建築物の用途の制限、敷地面積の最低限度、壁面の位置の制限等のほか、この条例に違反した者に対する罰則を定めるものです。この条例の施行時期は、公布の日です。

 本議案は、3月10日の本会議において当委員会に付託され、3月14日に審査を行いました。

 審査の進め方として、本議案を議題に供した後、理事者から補足説明を受け、その後、質疑を行いました。その主な質疑応答の内容を紹介いたします。

 初めに、条例の適用区域内の地権者が土地の売買や建てかえを行う際、制限がかかってくるという理解でよいかとの質疑があり、建てかえの際には制限がかかることになるが、現居住者が住み続ける場合や区域内の建物で現在商売している方が継続される場合などは制限の対象とはならないものもある。増築についても、床面積が1.2倍以内であれば問題ないとの答弁がありました。

 さらに、制限に違反した場合はどのようになるのかとの質疑があり、建築確認申請の際に条例化した後であれば、建築基準法に沿っていないということで、建築確認申請が通らないとの答弁がありました。

 次に、制限事項の中に高さや容積率の最高限度に関する記載がないが、どのようになっているのかとの質疑があり、昨年12月に市街地再開発事業、高度利用地区について都市計画決定されており、その中で高さや容積率等は定められているとの答弁がありました。

 その後、委員会を休憩して本議案の取り扱いを協議した後、委員会を再開し、さらに質疑を求めましたが、質疑はなく、質疑を終結しました。

 次に、意見の開陳を求めましたが、意見はなく、意見の開陳を終結しました。

 次に、討論を求めたところ、1名の委員が本議案に反対する立場から、本条例は既に地区計画されたものを追認するものである。そして、中野駅を中心に警大跡地への区民合意の意思を廃棄したことから始まり、今後、区役所・サンプラザ一帯開発と続く計画の中で、囲町地区においても計画が進んでいく流れとなっている。まちづくりにおいては、合意がなされることが前提であるが、ここにおいても若干名の方の合意が得られていないと聞いている。今後の計画では、大きな住宅棟が2棟建つイメージも出されているが、一極集中の中野駅中心の開発手法や世界経済の見通しという観点からも、このような開発が耐えられるかしっかり見ていく必要がある。そして、区の財政負担の問題、まちづくりのあり方、将来の展望という点でも禍根を残すような計画については立ちどまって再検討するべきであり、本議案には反対であるとの討論を行いました。

 さらに討論を求めましたが、討論はなく、討論を終結しました。

 そして、挙手による採決を行ったところ、賛成多数で本議案を可決すべきものと決した次第です。

 以上で、第57号議案に関する建設委員会における審査の経過並びに結果の報告を終了いたします。

○議長(北原ともあき) ただいまの報告について御質疑ありませんか。

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

○議長(北原ともあき) 御質疑なければ、質疑を終結いたします。

 本件については討論の通告がありませんので、直ちに採決いたしたいと思いますが、御異議ありませんか。

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○議長(北原ともあき) 御異議ありませんので、これより起立により採決いたします。

 上程中の議案を委員長報告どおり可決するに賛成の方は御起立願います。

〔賛成者起立〕

○議長(北原ともあき) 起立多数。よって、上程中の議案は可決するに決しました。

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 第58号議案 中野区家庭的保育事業等の設備及び運営の基準に関する条例の一部を改正する条例

(委員長報告)

 

○議長(北原ともあき) 日程第11、第58号議案、中野区家庭的保育事業等の設備及び運営の基準に関する条例の一部を改正する条例を議題に供します。

 

平成28年(2016年)3月14日

 

中野区議会議長 殿

 

子ども文教委員長 森 たかゆき

(公印省略)

 

議案の審査結果について

 

本委員会に付託された下記議案は、審査の結果、原案を可決すべきものと決定したので、中野区議会会議規則第78条の規定により報告します。

 

 

議案番号

件    名

決定月日

58

中野区家庭的保育事業等の設備及び運営の基準に関する条例の一部を改正する条例

314

 

議長(北原ともあき) 子ども文教委員会の審査の報告を求めます。森たかゆき子ども文教委員長。

〔森たかゆき議員登壇〕

○27番(森たかゆき) ただいま議題に供されました第58号議案、中野区家庭的保育事業等の設備及び運営の基準に関する条例の一部を改正する条例に関しまして、子ども文教委員会における審査の経過並びに結果について御報告申し上げます。

 第58号議案、中野区家庭的保育事業等の設備及び運営の基準に関する条例の一部を改正する条例は、家庭的保育事業等の設備及び運営に関する基準の改正を行い、小規模保育事業所A型及び保育所型事業所内保育事業所の職員配置に係る特例を規定するものです。この条例の施行時期は、平成28年4月1日です。

 本議案は、3月10日の本会議において当委員会に付託され、3月14日に審査を行いました。

 まず、審査の進め方として、議案を議題に供した後、理事者から補足説明を受け、その後質疑を行いました。その主な質疑応答の内容を紹介いたします。

 初めに、「保育士と同等の知識及び経験を有すると中野区長が認める者」とあるが、認めるに当たっての具体的な仕組みはあるのかとの質疑があり、2月に省令改正があり、今後想定問答集なども整備される予定である。国の動向を見ながら区の最終的な考え方を取りまとめることとしているとの答弁がありました。

 これに対し、本来は保育士の資格を持つ人を配置すべきであり、保育士の不足に正面から向き合うことが必要だ。区長が認める者を配置する場合は、きちんとした基準を定めて実施してほしいとの要望がありました。

 次に、国の省令改正の経緯はどのようなものかとの質疑があり、国全体の保育需要の高まりを受け、保育施設の拡充を進める中で、一方では保育士の確保が困難といった状況もあり、当面の間、特例による職員配置が認められたという経緯であるとの答弁がありました。

 さらに、平成27年度から中野区でも認可小規模保育事業所を行っているが、現状として同様の課題はあるのか。また、事業所内保育所にはどのように対応するのかとの質疑があり、現在、中野区では、認可小規模保育事業所A型は5事業所運営されており、基準どおり適切な運営がされていると把握しているが、今後の保育所需要の高まりに備え、国の省令改正と同様の対応を図っていくものである。また、今後、保育所型事業所内保育事業所が整備される場合についても、適切な運営がされるよう調整を図っていくとの答弁がありました。

 以上が主な質疑応答及び要望の内容です。

 その後、委員会を休憩して本議案の取り扱いを協議した後、委員会を再開し、さらに質疑を求めましたが、質疑はなく、質疑を終結しました。

 次に、意見の開陳を求めましたが、意見はなく、意見の開陳を終結しました。

 次に、討論を求めたところ、討論はなく、討論を終結しました。

 そして、第58号議案について挙手による採決を行ったところ、賛成多数で可決すべきものと決しました。

 以上で、第58号議案に関する子ども文教委員会における審査の経過並びに結果の報告を終了いたします。

○議長(北原ともあき) ただいまの報告について御質疑ありませんか。

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

○議長(北原ともあき) 御質疑なければ、質疑を終結いたします。

 これより討論に入ります。

 石坂わたる議員から討論の通告書が提出されていますので、通告議員の討論を許します。

 石坂わたる議員。

〔石坂わたる議員登壇〕

○28番(石坂わたる) 第58号議案、中野区家庭的保育事業等の設備及び運営の基準に関する条例の一部を改正する条例に賛成の立場から討論いたします。

 保育士は、児童福祉法に規定された国家資格です。これは0歳から18歳までの児童福祉の専門資格です。単に乳幼児を預かる人というだけでなく、専門的知識及び技術をもって、児童の保育及び児童の保護者に対する保育に関する指導を行うことを業とする者とされています。

 待機児童が減らず、保育の需要がふえ続ける中、保育施設や保育事業者が不足している原因の一つは、保育士の不足です。本来であれば、全ての子どもの保育が専門職たる保育士の手で担われることが望ましいことについて、疑う余地はありません。しかし、既存の家庭的保育事業を担う家庭的保育者、認可保育所で働く保育補助者が現状でも子どもの保育において一定の役割を果たせている点を考えれば、保育士が不足している現状のもと、保育士を中心としつつ保育士以外の保育者がともに保育に当たる方法は考え得る選択肢であると思われます。

 ただし、心配な点もあります。中野区家庭的保育事業等の設備及び運営の基準に関する条例の31条で、従前より保育士資格がなくても保育に従事する職員がいることを認めている小規模保育事業者B型においては、保育に従事する職員に対して所定の研修を修了していることを義務付けています。それに対して、今回条例改正における附則7号、8号に規定する「保育士と同等の知識及び経験を有すると区長が認める者」や「幼稚園教諭もしくは小学校教諭または養護教諭の普通免許を有する者」を保育者とする際には、研修の修了という条件が明記されていません。

 保育士もそれ以外の保育職員も、子どもにとっては自分を保育してくれる先生であることに変わりはありません。当然、有資格者ではない新人であっても、一定の保育の質を担保することが不可欠です。採用決定から実際に保育従事をする前のタイミングや保育に従事をし始めた後の可及的速やかな時期に、しっかりと研修の機会を設けることが必要であると思われます。こうした課題を課題として認識し、しっかりと対応していただけることを要望しつつ、賛成の討論といたします。

○議長(北原ともあき) 他に討論がなければ、討論を終結いたします。

 これより起立により採決いたします。

 上程中の議案を委員長報告どおり可決するに賛成の方は御起立願います。

〔賛成者起立〕

○議長(北原ともあき) 起立多数。よって、上程中の議案は可決するに決しました。

 お諮りいたします。この際、本日の日程を追加し、日程第12、第59号議案及び第60号議案の計2件を一括上程するに御異議ありませんか。

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○議長(北原ともあき) 御異議ありませんので、さよう議事を進行いたします。

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 議案第59号 平成27年度中野区一般会計補正予算

 議案第60号 平成28年度中野区一般会計補正予算

 

○議長(北原ともあき) 日程第12、第59号議案及び第60号議案の計2件を一括上程いたします。

 理事者の説明を求めます。川崎副区長。

〔副区長川崎亨登壇〕

○副区長(川崎亨) ただいま上程されました第59号議案及び第60号議案の2議案につきまして、一括して提案理由の説明をいたします。

 第59号議案、平成27年度中野区一般会計補正予算は、歳入歳出にそれぞれ3億1,200万6,000円を追加計上するものです。これにより既定予算との合計額は1,368億9,109万3,000円となります。

 補正の歳出予算の内容は、まず、国の平成27年度補正予算、一億総活躍社会の実現に向けて緊急に実施すべき対策等に対応するものとして、都市観光・地域活性化費になかの里・まち連携推進事業の実施に要する経費965万4,000円、外国人観光客受入環境整備事業の実施に要する経費818万円を計上し、情報システム費に情報システムのセキュリティ強化を図る経費1億6,188万8,000円を計上するものです。

 次に、国の平成27年度補正予算、災害復旧・防災・減災事業に対応するものとして、防災・都市安全費に、防災行政無線のデジタル化を平成28年度から平成27年度に前倒しして実施する経費1億5,969万3,000円を計上するものです。

 このほかに、政策費の平和の森公園都施設改修調査費委託経費につきまして、公園再整備における施設配置検討が進み、東京都下水道局への既存施設改修調査委託が不要となったことから、2,740万9,000円を減額するものです。

 この補正の歳入予算といたしましては、国庫支出金1億2,483万4,000円及び繰入金1億8,717万2,000円を追加計上するものです。

 次に、繰越明許費の補正について説明いたします。

 これは今年度内にその支出が終わらない見込みであるなかの里・まち連携推進事業に係る経費965万4,000円、外国人観光客受入環境整備事業に係る経費818万円、情報システムのセキュリティ強化に係る経費1億6,188万8,000円、地方公共団体情報システム機構への個人番号カード交付事業の委任に係る経費7,323万3,000円及び防災行政無線デジタル化に係る経費1億5,969万3,000円の5件について、翌年度に繰り越しを行うため、追加計上するものです。

 第60号議案、平成28年度中野区一般会計補正予算は、歳入歳出にそれぞれ9,665万3,000円を追加計上するものです。これにより既定予算との合計額は1,284億865万3,000円となります。

 補正の歳出予算の内容は、まず国の平成27年度補正予算、一億総活躍社会の実現に向けて緊急に実施すべき対策等に対応するものとして、福祉推進費に従事者の負担軽減に資する介護ロボットの購入を行う介護事業者に対する補助経費3,983万8,000円を計上するものです。

 次に、政策費ですが、多くの方に中野区の応援をしていただくため、ふるさと納税を推進する事業経費1,586万4,000円を計上するものです。

 また、諸支出金には、ふるさと納税による寄付金から推進事業費を除いた分の財政調整基金への積み立てとして1,413万6,000円を計上するものです。

 次に、健康・スポーツ費は、新体育館整備に係る基本設計の経費1億1,459万1,000円を計上するものです。

 次に、都市基盤整備費は、平和の森公園再整備に係る基本設計・実施設計等に係る経費5,850万円を追加計上するものです。

 次に、防災・都市安全費は、先ほど平成27年度中野区一般会計補正予算の中で御説明いたしました防災行政無線デジタル化の前倒しによる実施に伴い、平成28年度当初予算に計上しておりました1億4,627万6,000円を減額するものです。

 この補正の歳入予算といたしましては、寄付金3,000万円及び繰入金9,971万5,000円を追加計上するとともに、国庫支出金3,306万2,000円を減額するものです。

 次に、債務負担行為の補正ですが、新体育館整備に係る実施設計等及び平和の森公園再整備に係る実施設計の2件につきまして、事業期間が2年度にわたるため、債務負担行為を追加するものです。

 以上2議案につきまして、よろしく御審議の上、御賛同くださいますようお願い申し上げます。

○議長(北原ともあき) 本件について御質疑ありませんか。

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

○議長(北原ともあき) 御質疑なければ、質疑を終結いたします。

 上程中の議案は、会議規則に従い、総務委員会に付託いたします。

 議事の都合により暫時休憩いたします。

午後2時13分休憩

 

午後4時25分開議

○議長(北原ともあき) 会議を再開いたします。

 この際申し上げます。議事の都合上、会議時間を延長いたします。

 お諮りいたします。この際、本日の日程をさらに追加し、日程第17、第59号議案及び第60号議案の計2件を一括議題とするに御異議ありませんか。

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○議長(北原ともあき) 御異議ありませんので、さよう議事を進行いたします。

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 議案第59号 平成27年度中野区一般会計補正予算

 議案第60号 平成28年度中野区一般会計補正予算

(委員長報告)

 

○議長(北原ともあき) 日程第17、第59号議案及び第60号議案の計2件を一括議題に供します。

 

平成28年(2016年)3月25日

 

中野区議会議長 殿

 

総務委員長 若林 しげお

  (公印省略)

議案の審査結果について

 

本委員会に付託された下記案は、審査の結果、原案を可決すべきものと決定したので、中野区議会会議規則第78条の規定により報告します。

 

 

議案番号

件    名

決定月日

59

平成27年度中野区一般会計補正予算

3月25日

60

平成28年度中野区一般会計補正予算

3月25日

 

議長(北原ともあき) 総務委員会の審査の報告を求めます。若林しげお総務委員長。

〔若林しげお議員登壇〕

○2番(若林しげお) ただいま議題に供されました第59号議案、平成27年度中野区一般会計補正予算及び第60号議案、平成28年度中野区一般会計補正予算に関しまして、総務委員会における審査の経過並びに結果について御報告申し上げます。

 第59号議案、平成27年度中野区一般会計補正予算は、歳入歳出それぞれ3億1,200万6,000円を追加計上するものです。これにより既定予算との合計額は1,368億9,109万3,000円となります。

 次に、第60号議案、平成28年度中野区一般会計補正予算は、歳入歳出にそれぞれ9,665万3,000円を追加計上するものです。これにより既定予算との合計額は1,284億8,865万3,000円となります。

 これら2議案は、本日の本会議において当委員会に付託され、審査を行いました。

 まず、審査の進め方として、2議案を一括して議題に供した後、理事者から補足説明を受け、その後、質疑を行いました。

 その主な質疑の内容を紹介します。

 初めに、第59号議案では、都市基盤費中、防災行政無線デジタル化についての質疑がありました。

 次に、第60号議案では、経営費中、ふるさと納税推進事業の実施について、健康福祉費中、新体育館整備について、都市基盤費中、公園整備についてなどの質疑がありました。

 次に、債務負担行為調書につきましては、新体育館整備、平和の森公園再整備について質疑がありました。

 以上が主な質疑の内容です。

 その後、委員会を休憩して取り扱いを協議した後、委員会を再開し、さらに質疑を求めましたが、質疑はなく、質疑を終結しました。

 次に、意見の開陳を求めたところ、1名の委員から第60号議案に対し、今回の補正予算案には新体育館整備に係る基本設計・手法検討支援・実施設計等や平和の森公園再整備に係る基本設計・実施設計等の項目が含まれている。新体育館整備の考え方に関しては、区民スポーツ・健康づくりの場として機能を確保するため、屋内運動施設を未開園区域へ整備することについては是とする。しかし、平和の森公園再整備基本計画(素案)の段階においても、必要となる費用が示されていない。議会並びに区民の皆さんに区民負担の金額や財源については、見込み金額であっても早期に提示すべきである。また、整備スケジュールに関しては、平成31年度開設を予定としているが、オリンピック需要による人件費や材料費等の高騰が予想される中、費用対効果を十分に検討する必要があると考える。スケジュールにこだわり過ぎる余り、区民負担が増加するようであれば、整備スケジュールの再検討も考えるべきである。新体育館・平和の森公園再整備については、区民説明会においてもさまざまな意見や声があった。区民にとって関心が高いテーマであるからこそ、これまで以上に区民の声に真摯に耳を傾け、手続き等も含めたより一層の慎重な進め方と丁寧な説明を求めるとの意見がありました。

 さらに意見を求めましたが、意見はなく、意見の開陳を終結しました。

 次に、討論を求めたところ、1名の委員が第60号議案に反対する立場から、先般、平和の森公園の新体育館の整備を含む再整備基本計画(素案)が示され、その前に再整備構想(案)が示され、区民意見交換会が開催されたが、ほとんどが反対ばかりの意見だったという中で、平和の森公園の再整備を推し進めようとしている。また、この4月に意見交換会を再度予定しているさなかに本補正予算を計上し、議決するということは、賛成できるものではない。よって、本議案に反対するとの討論を行いました。

 さらに討論を求めましたが、討論はなく、討論を終結しました。

 そして、初めに、第59号議案について簡易により採決を行ったところ、全会一致で本議案を可決すべきものと決した次第です。

 次に、第60号議案について挙手による採決を行ったところ、賛成多数で可決すべきものと決した次第です。

 以上で、第59号議案及び第60号議案に関する総務委員会における審査の経過並びに結果の報告を終了します。

○議長(北原ともあき) ただいまの報告について御質疑ありませんか。

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

○議長(北原ともあき) 御質疑なければ、質疑を終結いたします。

 これより討論に入ります。

 小杉一男議員から討論の通告書が提出されていますので、通告議員の討論を許します。

 小杉一男議員。

〔小杉一男議員登壇〕

○30番(小杉一男) ただいま上程されました第60号議案、平成28年度一般会計補正予算案に対し、日本共産党議員団の立場で反対討論を行います。

 反対する理由は、平和の森公園再整備基本計画がいまだ素案の段階にもかかわらず、平和の森公園と新体育館の整備に係る基本設計・実施設計の予算が組まれているためです。

 一つに、平和の森公園は、区民、区議会、区の三者による長年の中野刑務所廃止・跡地開放の大きな運動があり、その結果、開設に至ったものです。刑務所跡地をみどりの広場と避難場所にしてほしいという運動は、20年にもわたり国をも動かしました。いかなる施設も建設せず、いつでも、誰でも、自由に、安全にとの利用計画は現在でも生きています。区が提案した基本計画(素案)はこうした公園の歴史的な経緯と趣旨を大きく否定するものと言わざるを得ません。

 二つに、2月末に開催された基本構想案に対する3回の意見交換会には、延べ120名以上の方が参加しましたが、案に対する賛成意見は一つもありませんでした。陸上競技トラックの整備によって現在の草地広場の利用に制限が加わること、多目的広場拡張に伴う防火樹林帯伐採への懸念などが多数出されました。区はこうした区民の意見に対し、きちんと向き合おうとしていません。

 本議案は、基本計画が決まってもいない、そして区民合意もないもとで、基本設計・実施設計を強行する予算となっていることから反対し、討論といたします。

○議長(北原ともあき) 他に討論がなければ、討論を終結いたします。

 これより議案ごとに分けて採決いたします。

 初めに、第59号議案について採決いたします。

 上程中の第59号議案を委員長報告どおり可決するに御異議ありませんか。

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○議長(北原ともあき) 御異議ありませんので、さよう決定いたします。

 次に、第60号議案について起立により採決いたします。

 上程中の第60議案を委員長報告どおり可決するに賛成の方は御起立願います。

〔賛成者起立〕

○議長(北原ともあき) 起立多数。よって、上程中の第60号議案は可決するに決しました。

 お諮りいたします。この際、本日の日程をさらに追加し、日程第13、議員提出議案第1号、児童虐待防止対策の抜本強化を求める意見書を議題とするに御異議ありませんか。

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○議長(北原ともあき) 御異議ありませんので、さよう議事を進行いたします。

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 議員提出議案第1号 児童虐待防止対策の抜本強化を求める意見書

 

○議長(北原ともあき) 日程第13、議員提出議案第1号、児童虐待防止対策の抜本強化を求める意見書を上程いたします。

 提案者代表の説明を求めます。小林ぜんいち議員。

〔小林ぜんいち議員登壇〕

○14番(小林ぜんいち) ただいま議題に供されました議員提出議案第1号、児童虐待防止対策の抜本強化を求める意見書につきまして、提案理由の説明を申し上げます。

 なお、提案説明は案文の朗読をもってかえさせていただきたいと存じますので、御了承願います。

 児童虐待防止対策の抜本強化を求める意見書。

 本年1月の埼玉県狭山市における3歳女児の死亡事件や、東京都大田区での3歳男児の死亡事件など、児童虐待により幼い命が奪われる深刻な事態が続いています。

 家庭や地域における養育力の低下、子育ての孤立化や不安・負担感の増大等により、児童虐待の相談対応件数は増加の一途をたどり、複雑・困難なケースも増加しています。こうした現状に鑑み、政府は昨年12月、すべての子どもの安心と希望の実現プロジェクトにおいて「児童虐待防止対策強化プロジェクト」を策定しました。

 政府においては、同プロジェクトで策定された施策の方向性を踏まえ、児童虐待の発生予防から発生時の迅速かつ的確な対応、自立支援に至るまでの一連の対策強化のため、早期に児童福祉法等改正案を国会に提出するとともに、下記の事項についても速やかに実施するよう強く要請します。

 記。

 1 児童虐待の発生を予防し、妊娠期から子育て期までの切れ目ない支援を実現するため、「子育て世代包括支援センター」を法定化し、全国展開を図ること。また、孤立しがちな子育て家庭へのアウトリーチ支援を強化するため、子育ての不安や悩み等を抱える家庭への養育支援訪問事業や、ホームスタート(家庭訪問型子育て支援)事業を全ての自治体で実施できるようにすること。

 2 児童相談所全国共通ダイヤル「189」の更なる周知を図るとともに、児童相談所につながるまでに数分かかっている実態等を早急に見直し、通報しやすい体制を整えること。また、通報に対し、緊急性の判断や関係機関との連携を的確に行える体制整備にも努めること。

 3 児童虐待が発生した場合、迅速かつ的確な初期対応が行われるよう、児童相談所の体制や専門性を抜本的に強化すること。特に児童福祉司、児童心理司、保健師等はじめ職員配置の充実、子どもの権利を擁護する観点等から弁護士の活用等を積極的に図ること。

 4 学校や医療機関、警察等関係機関における早期発見と適切な対応を図るため、児童相談所と関係機関との間における緊密な連携体制を再構築すること。特に、警察と児童相談所においては、虐待の通報を受けた場合、虐待の有無にかかわらず、情報共有を図ること。また、一時保護等において警察と児童相談所が共同対応する仕組みを全国で構築すること。

 5 一時保護所における環境改善を早急に図るとともに、量的拡大を図ること。また、里親や養子縁組を推進し、家庭的養護のもとで子どもたちが安心して養育される環境を整えること。

 6 被虐待児童について、18歳を超えても引き続き自立支援が受けられるようにするとともに、施設退所後や里親委託後の児童等に対しきめ細かなアフターケア事業を全国で実施すること。

 以上、地方自治法第99条の規定に基づき、意見書を提出します。

 年月日。

 内閣総理大臣、総務大臣、法務大臣、文部科学大臣、厚生労働大臣、国家公安委員会委員長あて。

 中野区議会議長名。

 以上でございますが、同僚議員におかれましては、何とぞ満場一致で御賛同賜りますようお願い申し上げ、提案理由の説明といたします。

○議長(北原ともあき) 本件について御質疑ありませんか。

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

○議長(北原ともあき) 御質疑なければ、質疑を終結いたします。

 本件については委員会付託を省略いたしたいと思いますが、御異議ありませんか。

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○議長(北原ともあき) 御異議ありませんので、委員会付託を省略いたします。

 本件については討論の通告がありませんので、直ちに採決いたしたいと思いますが、御異議ありませんか。

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○議長(北原ともあき) 御異議ありませんので、これより採決いたします。

 上程中の議案を原案どおり可決するに御異議ありませんか。

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○議長(北原ともあき) 御異議ありませんので、さよう決定いたします。

 お諮りいたします。この際、本日の日程をさらに追加し、日程第14、議員提出議案第2号、軽減税率の円滑な導入に向け事業者支援の強化などを求める意見書を議題とするに御異議ありませんか。

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○議長(北原ともあき) 御異議ありませんので、さよう議事を進行いたします。

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 議員提出議案第2号 軽減税率の円滑な導入に向け事業者支援の強化などを求める意見書

 

○議長(北原ともあき) 日程第14、議員提出議案第2号、軽減税率の円滑な導入に向け事業者支援の強化などを求める意見書を上程いたします。

 提案者代表の説明を求めます。小林ぜんいち議員。

〔小林ぜんいち議員登壇〕

○14番(小林ぜんいち) ただいま議題に供されました議員提出議案第2号、軽減税率の円滑な導入に向け事業者支援の強化などを求める意見書につきまして、提案理由の説明を申し上げます。

 なお、提案説明は案文の朗読をもってかえさせていただきたいと存じますので、御了承願います。

 軽減税率の円滑な導入に向け事業者支援の強化などを求める意見書。

 政府においては、平成29年4月、消費税10%への引き上げと同時に、軽減税率制度の導入を決定し、既に国会において関係法律案の審議が開始されているところです。

 我が国において初めての複数税率の導入となるものであり、流通段階の川上から川下に至る多くの事業者の事務負担をできるだけ軽減し、円滑な導入を進めることが極めて重要です。

 また、インボイス制度の導入までの間は、現行の請求書等保存方式の維持などの経過措置も講じられているところですが、事業者の十分な理解を得るため、相談体制の整備など事業者に対するサポート体制を整備することが急務と考えます。

 ついては、政府において平成27年度予備費や補正予算を活用の上、下記の事項に早急に取り組むよう強く要請します。

 記。

 1 中小企業・小規模事業者等に対して複数税率に対応するレジの導入支援を行うこととされているが、必要な財源を確保の上、補助を希望するすべての事業者に対して実施すること。

 2 電子的受発注システムを導入している事業者のシステム改修等についても適切な補助を行うとともに、費用が高額となる場合は低利融資など必要な支援を行うこと。

 3 地域の中小企業団体等の協力を得て、中小企業・小規模事業者等の理解を深めるため講習会の開催や相談窓口の設置など積極的な取り組みを行うこと。この場合、巡回指導や専門家の派遣などアウトリーチによるサポート体制を構築すること。

 以上、地方自治法第99条の規定に基づき、意見書を提出します。

 年月日。

 内閣総理大臣、厚生労働大臣、経済産業大臣あて。

 中野区議会議長名。

 以上でございますが、同僚議員におかれましては、何とぞ満場一致で御賛同賜りますようお願い申し上げ、提案理由の説明といたします。

○議長(北原ともあき) 本件について御質疑ありませんか。

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

○議長(北原ともあき) 御質疑なければ、質疑を終結いたします。

 本件については委員会付託を省略いたしたいと思いますが、御異議ありませんか。

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○議長(北原ともあき) 御異議ありませんので、委員会付託を省略いたします。

 本件については討論の通告がありませんので、直ちに採決いたしたいと思いますが、御異議ありませんか。

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○議長(北原ともあき) 御異議ありませんので、起立により採決いたします。

 上程中の議案を原案どおり可決するに賛成の方は御起立願います。

〔賛成者起立〕

○議長(北原ともあき) 起立多数。よって上程中の議案は可決するに決しました。

 お諮りいたします。この際、本日の日程をさらに追加し、日程第15、議員提出議案第3号、前期高齢者に対する高額療養費の申請時の軽減を求める意見書を議題とするに御異議ありませんか。

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○議長(北原ともあき) 御異議ありませんので、さよう議事を進行いたします。

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 議員提出議案第3号 前期高齢者に対する高額療養費の申請時の軽減を求める意見書

 

○議長(北原ともあき) 日程第15、議員提出議案第3号、前期高齢者に対する高額療養費の申請時の軽減を求める意見書を上程いたします。

 提案者代表の説明を求めます。小林ぜんいち議員。

〔小林ぜんいち議員登壇〕

○14番(小林ぜんいち) ただいま議題に供されました議員提出議案第3号、前期高齢者に対する高額療養費の申請時の軽減を求める意見書につきまして、提案理由の説明を申し上げます。

 なお、提案説明は案文の朗読をもってかえさせていただきたいと存じますので、御了承願います。

 前期高齢者に対する高額療養費の申請時の軽減を求める意見書。

 国は、年齢や所得に応じて、支払う医療費の上限を定めた高額療養費制度を設けております。この制度は必要な医療を安心して受診できるよう高額な医療費等の負担抑制を図るもので、国民の健康維持に多大な貢献をしています。昨年1月からは所得による区分をこれまで以上に細分化するなど、制度の拡充が行われ、「年収の割に負担が重い」と言われてきた中低所得者の大きな負担軽減につながりました。

 高額療養費の支給申請について、国民健康保険制度においては「国民健康保険法施行規則」、後期高齢者医療保険制度においては「高齢者の医療の確保に関する法律施行規則」に基づいて行われています。後期高齢者については更に平成20年12月3日付厚生労働省保健局高齢者医療課長通知により、申請時の軽減が保険者に求められ、申請は初回時のみで足りるようにすることなど、病を抱えた高齢者の申請時における負担の軽減が図られています。

 ただし、現在申請時の軽減が図られているのは後期高齢者医療制度のみで、前期高齢者を含む国民健康保険制度には適応されておりません。そのため、65歳以上の前期高齢者は、医療行為等の費用が高額療養費の対象となる金額に達した場合、月ごとにその申請を行うこととなっております。国民健康保険制度対象者のうち前期高齢者の多くは年金受給者であり、その場合保険料も年金から天引きされています。また、高額療養費の対象となるような診療等を受けられている方は、重い病や特殊な疾患にかかっている方も多く、後期高齢者と同じ条件での同じ配慮が必要であり、下記の事項についての速やかな実施を強く要請します。

 記。

 1 前期高齢者についても後期高齢者と同様に高額療養費申請時の軽減を図ること。

 以上、地方自治法第99条の規定により、意見書を提出します。

 年月日。

 内閣総理大臣、厚生労働大臣あて。

 中野区議会議長名。

 以上でございますが、同僚議員におかれましては、何とぞ満場一致で御賛同賜りますようお願い申し上げ、提案理由の説明といたします。

○議長(北原ともあき) 本件について御質疑ありませんか。

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

○議長(北原ともあき) 御質疑なければ、質疑を終結いたします。

 本件については委員会付託を省略いたしたいと思いますが、御異議ありませんか。

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○議長(北原ともあき) 御異議ありませんので、委員会付託を省略いたします。

 本件については討論の通告がありませんので、直ちに採決いたしたいと思いますが、御異議ありませんか。

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○議長(北原ともあき) 御異議ありませんので、起立により採決いたします。

 上程中の議案を原案どおり可決するに賛成の方は御起立願います。

〔賛成者起立〕

○議長(北原ともあき) 起立多数。よって上程中の議案は可決するに決しました。

 お諮りいたします。この際、本日の日程をさらに追加し、日程第16、議員提出議案第4号、介護労働者の処遇改善を求める意見書を議題とするに御異議ありませんか。

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○議長(北原ともあき) 御異議ありませんので、さよう議事を進行いたします。

──────────────────────────────

 議員提出議案第4号 介護労働者の処遇改善を求める意見書

 

○議長(北原ともあき) 日程第16、議員提出議案第4号、介護労働者の処遇改善を求める意見書を上程いたします。

 提案者代表の説明を求めます。長沢和彦議員。

〔長沢和彦議員登壇〕

○41番(長沢和彦) ただいま議題に供されました議員提出議案第4号、介護労働者の処遇改善を求める意見書につきまして、提案理由の説明を申し上げます。

 なお、提案説明は案文の朗読をもってかえさせていただきたいと存じますので、御了承願います。

 介護労働者の処遇改善を求める意見書。

 超高齢社会を迎える中で、介護労働者の人材の育成・確保・離職防止対策は喫緊の課題となっています。

 現在、十分に働ける方のうち年間約10万人の方が介護のために離職せざるを得ない状況となっています。そのため、国は昨年11月、「1億総活躍社会」のために「介護離職ゼロ」を掲げて、必要な介護サービスの供給確保の観点から、介護施設・在宅サービスの整備、介護人材の育成・確保・待遇改善などに取り組むとしました。

 しかしながら、昨年4月の介護報酬の改定では処遇改善加算を設けたものの、全体として2.27%を引き下げ、介護事業所の経営を圧迫するものとなりました。また、介護労働者の平均賃金は、現在もすべての産業の平均より約10万円低くなっており、将来の生活への不安から就職を断念したり、退職を余儀なくされたりする場合も多いとされています。東京都社会福祉協議会による特別養護老人ホームに対する調査(2014年)でも、47.5%の施設が「職員不足」と回答しており、6か月以上不足の状態が続く施設も44.8%にのぼる厳しい状況となっています。厚生労働省は団塊の世代が75歳を迎える2025年に介護労働者が37.7万人不足すると推計しています。介護サービスの基盤強化のための介護保険法等の一部を改正する法律案に対する附帯決議にも「介護職員等の処遇改善については、財源を確保しつつ、幅広い職種を対象にして実施するよう努めること。」と明記されています。

 そこで、介護労働者の人材確保・離職防止対策及び安全・安心の介護を実現していくために、介護離職ゼロに直結する緊急対策として、介護職員をはじめとする介護現場で働くすべての労働者の処遇改善を図るよう、強く要望します。

 以上、地方自治法第99条の規定に基づき、意見書を提出します。

 年月日。

 内閣総理大臣、財務大臣、厚生労働大臣あて。

 中野区議会議長名。

 以上でございますが、同僚議員におかれましては、何とぞ満場一致で御賛同賜りますようお願い申し上げ、提案理由の説明といたします。

○議長(北原ともあき) 本件について御質疑ありませんか。

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

○議長(北原ともあき) 御質疑なければ、質疑を終結いたします。

 本件については委員会付託を省略いたしたいと思いますが、御異議ありませんか。

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○議長(北原ともあき) 御異議ありませんので、委員会付託を省略いたします。

 本件については討論の通告がありませんので、直ちに採決いたしたいと思いますが、御異議ありませんか。

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○議長(北原ともあき) 御異議ありませんので、これより起立により採決いたします。

 上程中の議案を原案どおり可決するに賛成の方は御起立願います。

〔賛成者起立〕

○議長(北原ともあき) 起立少数。よって上程中の議案は否決するに決しました。

 次に、陳情の常任委員会への付託について申し上げます。

 お手元に配付の陳情付託件名表(Ⅲ)に記載の陳情につきましては、記載のとおり、所管の常任委員会に審査を付託いたします。

 

平成2年第回定例会

平成225日付託

陳情付託件名表(Ⅲ)

《子ども文教委員会付託》

 第8号陳情 図書館再編の再検討について

 

○議長(北原ともあき) 次に、陳情の継続審査についてお諮りいたします。

 お手元に配付の陳情継続審査件名表(Ⅰ)に記載の陳情については、それぞれ付託委員会から継続審査の申し出がありますので、継続審査の可否について、これより陳情ごとに起立により採決いたします。

 初めに、第4号陳情、区立幼稚園存続を願うことについてを子ども文教委員会の申し出どおり継続審査に付すことに賛成の方は御起立願います。

〔賛成者起立〕

○議長(北原ともあき) 起立多数。よって、第4号陳情は、子ども文教委員会の申し出どおり継続審査に付すことに決しました。

 次に、第5号陳情、区立幼稚園の廃園案の検討についてを子ども文教委員会の申し出どおり継続審査に付すことに賛成の方は御起立願います。

〔賛成者起立〕

○議長(北原ともあき) 起立多数。よって、第5号陳情は、子ども文教委員会の申し出どおり継続審査に付すことに決しました。

 次に、第6号陳情、10ヵ年計画(第3次)改定素案において示している今後の認定こども園の整備についてを子ども文教委員会の申し出どおり継続審査に付すことに賛成の方は御起立願います。

〔賛成者起立〕

○議長(北原ともあき) 起立多数。よって、第6号陳情は、子ども文教委員会の申し出どおり継続審査に付すことに決しました。

 次に、第7号陳情、区立幼稚園の存在意義について再検討を願うことについてを子ども文教委員会の申し出どおり継続審査に付すことに賛成の方は御起立願います。

〔賛成者起立〕

○議長(北原ともあき) 起立多数。よって、第7号陳情は、子ども文教委員会の申し出どおり継続審査に付すことに決しました。

 さらに、陳情の継続審査についてお諮りいたします。

 お手元に配付の陳情継続審査件名表(Ⅱ)に記載の陳情については、付託委員会から継続審査の申し出がありますので、これを申し出どおり継続審査に付すことに御異議ありませんか。

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○議長(北原ともあき) 御異議ありませんので、さよう決定いたします。

 

平成2年第回定例会

陳情付託件名表(Ⅱ)

《区内駅周辺等まちづくり調査特別委員会付託》

 第2号陳情 中野駅前南口再開発計画を成功させる対応について。

 

○議長(北原ともあき) なお、本日付をもちまして委員会に付託いたしました陳情につきましても、付託委員会における閉会中の継続審査に付すことに御異議ありませんか。

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○議長(北原ともあき) 御異議ありませんので、さよう決定いたします。

 次に、常任委員会の所管事務継続調査についてお諮りいたします。

 お手元に配付の常任委員会所管事務継続調査件名表に記載の調査事件については、それぞれ所管委員会から継続調査の申し出がありますので、これを申し出どおり継続調査に付すことに御異議ありませんか。

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○議長(北原ともあき) 御異議ありませんので、さよう決定いたします。

 

常任委員会所管事務継続調査件名表

平成28年第1回定例会

総務委員会

 1 政策、計画及び財政について

 1 平和、国際化、人権及び男女平等について

 1 広報及び広聴について

 1 組織及び人事について

 1 会計、決算及び事業の評価・改善について

 1 危機管理について

 

区民委員会

 1 区民相談及び消費生活について

 1 住民情報システムについて

 1 戸籍及び住民基本台帳等について

 1 区税について

 1 国民健康保険、後期高齢者医療及び介護保険等について

 1 環境及び地球温暖化対策について

 1 清掃事業及びリサイクルについて

 1 生活環境について

 

厚生委員会

 1 地域活動の推進及び地域ケア・地域支援について

 1 保健衛生及び社会福祉について

 1 保健所及び福祉事務所について

 1 スポーツ、文化及び生涯学習について

 

建設委員会

 1 安全で快適に住めるまちづくりについて

 1 産業振興及び都市振興について

 1 道路・公園等の整備について

 1 防災及び都市安全について

 

子ども文教委員会

 1 学校教育の充実について

 1 学校と地域の連携について

 1 知的資産について

 1 子育て支援及び子どもの育成について

 

○議長(北原ともあき) 次に、議会運営委員会の所管事項継続調査についてお諮りいたします。

 お手元に配付の議会運営委員会所管事項継続調査件名表に記載の調査事件については、議会運営委員会から継続調査の申し出がありますので、これを申し出どおり継続調査に付すことに御異議ありませんか。

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○議長(北原ともあき) 御異議ありませんので、さよう決定いたします。

 

議会運営委員会所管事項継続調査件名表

平成28年第1回定例会

 1 議会の運営について

 1 議会の会議規則、委員会に関する条例等について

 

○議長(北原ともあき) 以上で本日の日程を全て終了いたしましたので、散会いたします。

 平成28年第1回中野区議会定例会を閉じます。

午後5時01分閉会

 

会議録署名員 議 長 北原 ともあき

       議 員 ひやま 隆

       議 員 酒井 たくや