平成28年05月17日中野区議会区民委員会
平成28年05月17日中野区議会区民委員会の会議録
25.10.07 中野区議会区民委員会

中野区議会区民委員会〔平成217日〕

 

区民委員会会議記録

 

○開会日 平成217

 

○場所  中野区議会第2委員会室

 

○開会  午前10時00分

 

○閉会  午前10時38分

 

○出席委員(8名)

 中村 延子委員長

 加藤 たくま副委員長

 渡辺 たけし委員

 羽鳥 だいすけ委員

 高橋 かずちか委員

 小林 ぜんいち委員

 市川 みのる委員

 むとう 有子委員

 

○欠席委員(0名)

 

○出席説明員

 区民サービス管理部長 白土 純

 区民サービス管理部副参事(区民サービス担当) 吉村 恒治

 区民サービス管理部副参事(情報システム担当) 中谷 博

 区民サービス管理部副参事(戸籍住民担当) 伊藤 正秀

 区民サービス管理部副参事(税務担当) 杉本 兼太郎

 区民サービス管理部副参事(保険医療担当) 天野 秀幸

 区民サービス管理部副参事(介護保険担当) 古川 康司

 環境部長 戸辺 眞

 環境部副参事(地球温暖化対策担当) 鳥井 文哉

 環境部副参事(ごみゼロ推進担当) 波多江 貴代美

 清掃事務所長 滝瀬 裕之

 環境部副参事(生活環境担当) 浅川 靖

 

○事務局職員

 書記 田中 寛

 書記 遠藤 良太

 

○委員長署名


審査日程

○委員会参与の異動について

○議題

 生活環境について

○所管事項の報告

 1 新しい中野をつくる10か年計画(第3次)の策定について(区民サービス管理部、環境部)

 2 国による羽田空港機能強化策に係る飛行経路案の一部修正について(生活環境担当)

 3 食中毒の発生及び対応について(生活環境担当)

 4 その他

(1)南部すこやか福祉センター等複合施設の開所式及び内覧会について(戸籍住民担当)

○その他

 

委員長

 定足数に達しましたので、区民委員会を開会します。

 

(午前10時00分)

 

 本日の審査日程ですが、お手元に配付の審査日程(案)(資料1)のとおり進めたいと思いますが、これに御異議ありませんか。

 

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 御異議ありませんので、そのように進めます。

 本日の審査に当たっては正午を目途に進めたいと思いますので、御協力をお願いいたします。

 議事に入る前に、お手元に配付の資料(資料2)のとおり、4月1日付で委員会参与の異動がありました。本日、当委員会から転出された理事者の方がお見えですので、休憩して御挨拶をいただきたいと思います。

 委員会を休憩します。

 

(午前10時00分)

 

委員長

 委員会を再開します。

 

(午前10時02分)

 

 次に、異動のあった参与について御紹介と挨拶をお願いいたします。

白土区民サービス管理部長

 それでは、区民サービス管理部の委員会参与について御紹介をいたします。

 区民サービス管理部副参事(情報システム担当)中谷博でございます。

中谷区民サービス管理部副参事(情報システム担当)

 中谷でございます。よろしくお願いいたします。

白土区民サービス管理部長

 区民サービス管理部副参事(保険医療担当)天野秀幸でございます。

天野区民サービス管理部副参事(保険医療担当)

 天野でございます。よろしくお願いいたします。

白土区民サービス管理部長

 同じく区民サービス管理部副参事(介護保険担当)古川康司でございます。

古川区民サービス管理部副参事(介護保険担当)

 古川でございます。よろしくお願いいたします。

白土区民サービス管理部長

 御指導のほどよろしくお願いいたします。

戸辺環境部長

 続きまして、環境部の参与を御紹介いたします。

 環境部副参事(ごみゼロ推進担当)波多江貴代美でございます。

波多江環境部副参事(ごみゼロ推進担当)

 波多江でございます。よろしくお願いいたします。

戸辺環境部長

 今後ともよろしくお願いいたします。

委員長

 以上で、委員会参与の異動についてを終了いたします。

 それでは、議事に入ります。

 生活環境について議題に供します。

 所管事項の報告を受けます。

 1番、新しい中野をつくる10か年計画(第3次)の策定についての報告を求めます。

吉村区民サービス管理部副参事(区民サービス担当)

 それでは、お手元の資料(資料3)、新しい中野をつくる10か年計画(第3次)の策定について御報告をいたします。

 本件につきましては、全常任委員会及び5月19日に開催されます少子高齢化対策調査特別委員会においても、同様の報告を予定してございます。

 新しい中野をつくる10か年計画につきましては、3月に取りまとめた案に対しまして、議会で御議論いただくとともに、パブリック・コメント手続を行い、区民からの御意見をいただいたところでございます。それらを踏まえまして、このたび本計画を策定いたしましたので御報告いたします。

 まず、構成でございます。案からの変更はございません。

 次に、内容等でございますが、別に冊子をお配りしてございます。案からの主な変更点につきましては、後ほど別紙2により御説明をさせていただきます。

 3のパブリック・コメント手続の実施結果につきましては、次の別紙1をごらんいただきたいと存じます。意見募集につきましては、3月20日から4月11日までの期間行いまして、合計163人の方からの意見提出がございました。全体で87項目の意見の概要がございますけれども、私からは、本委員会所管の区民サービス管理部に関する内容についてを御報告させていただきます。

 13ページをお開きいただけますでしょうか。戦略Ⅶ「区民サービス基盤強化戦略」に関するものでございますが、1項目ございます。80番、「マイナンバーの普及・利活用」に関する意見につきましては、区としては、区民の利便性向上のため、サービスの拡大を図っていくこと、推進に当たってはセキュリティー対策を講じてまいります。

 なお、次の14ページ、4番ですけれども、計画全体を通じまして、提出された御意見により変更した箇所はございません。

 引き続き、次の別紙2をごらんいただけますでしょうか。新しい中野をつくる10か年計画(第3次)(案)からの主な変更点を一覧にしてございます。本委員会所管に関する項目はございませんが、1点目、10か年計画の87ページですが、災害時の安全の確保と土地の高度利用を進めるまちづくりの37年度の住宅の耐震化率の目標値を、平成28年3月改定の東京都耐震改修促進計画で示された考え方とあわせるため100%に変更してございます。

 2点目、139ページですが、子どもの育ちを支える地域づくりの中で、子育てひろば事業の記載をより明確にわかりやすくするために左の欄のとおり変更いたしました。

 3点目、255ページですが、将来を見据え、先進的な施策を形成する組織運営・職員育成のうち、中野区コンピテンシーモデル第2段階の達成割合の26年度実績値が定まりましたので差しかえるものでございます。

 以上が案からの変更点でございます。本冊子については、後ほどお読み取りいただきたいと存じます。

 私からの報告は以上でございます。

鳥井環境部副参事(地球温暖化対策担当)

 私から環境部の所管分、関係分につきまして御報告申し上げます。

 恐れ入ります。別紙1、パブリック・コメント手続の実施結果についてをごらんいただけますでしょうか。3ページをお開きください。下のほう、(5)戦略Ⅲ「環境共生都市戦略」について、2項目御意見をいただいてございます。まず16番でございますが、家庭ごみの費用負担を導入しないでほしいという御趣旨の御意見でございます。これに対する区の考え方は右でございますが、ごみ減量への動機付けや費用負担の公平性、こういった点から必要であると考えております。導入に向けまして、さまざまな環境を整備してまいりますという考え方でございます。

 続きまして17番、これは薬物乱用・危険ドラッグの撲滅関係の普及啓発でございますけれども、これにつきましては薬物乱用の一時防止だけではなく、広く認識、啓発に努めてほしいという趣旨の御意見でございます。区の考え方といたしましては、危険ドラッグの撲滅につきましては、啓発活動を通じて正しい知識を普及させていきたいというお答えでございます。

 それから14ページ、最後のページをお開きいただけますでしょうか。所管分ではございませんが、関係分がございましたので御報告いたします。14ページの87番でございます。区有財産の活用の部分でございますが、この中に温暖化対策推進オフィスについての御意見が含まれてございます。売却することに反対ということで、環境問題等の活動拠点としての目的を果たせるようにしてほしいという御意見でございます。これにつきましては、右側にございますが、今後老朽化した施設の更新を進めるためには財源が必要でございますので、ここに掲げた施設につきましては、建物の老朽化等の状況も踏まえまして売却を進めていくことを考えているというお答えになってございます。

 以上が環境部の所管分、関係分でございます。

委員長

 ただいまの報告に対し質疑はありませんか。

むとう委員

 今、御説明してくださいました3ページのところの環境のところなんですけれども、16番で、区の考え方という部分で、ごみの有料化についてのところですけれども、導入に向けてさまざまな環境整備をしていくという区の考え方が示されていますけれども、さまざまな環境整備って具体的にどのようなことなのか、区の考え方がちょっとわからないので補足の説明をお願いいたします。

波多江環境部副参事(ごみゼロ推進担当)

 環境整備ということでございます。ごみの費用負担について導入する以前に、今、現在、ごみの適正排出であるとか、それから事業系廃棄物の問題がありまして、なかなか事業系廃棄物についての適正排出の徹底が難しい部分がありますので、現状で排出届出書の提出を求めるというような制度を始めましたりとか、それから資源回収についても、26年度以降、蛍光管であったり、金属系粗大ごみの資源化であったり、小型家電、配食用油についての回収を始めるなど、そうした取り組みも通じまして、住民一人ひとりの皆さんにごみの減量についての御理解を深めていただくということで、全体のごみの減量を進めていく中で、環境を整えて家庭ごみの費用負担について今後取り組みを推進していくということでございます。

むとう委員

 今の御説明を聞くと、そういうさまざまな環境整備をした上でということがわかるんですけれども、今渡された資料で全部を到底読むことはできないんですけれども、今、御説明の範囲の中だと、区民の方が真剣に考えられてコメントを寄せてくださっているわけだから、もう少し丁寧な、今ちょっと聞いただけでああなるほどなと思う部分もあるわけですから、区も誠心誠意、区の考え方を示す場合には区民の方により理解を深めていただけるような考え方の示し方、かけ方というのを心がけてほしかったなというのがちょっと雑駁な感想なんですけれども、いかがですか。

波多江環境部副参事(ごみゼロ推進担当)

 書き方につきましては、丁寧な説明、理解しやすい、エッセンスも含めての書き方をという御要望だと思います。今後こうした意見を集約する際には、丁寧に、わかりやすく、御理解を深めていただけるような記載に努めてまいりたいと思います。

むとう委員

 重ねての要望ではありますけれども、今回、10か年計画については、ここのところのパブリック・コメントに、さまざまなパブコメの手続の実施に伴って出された意見の人数が相当多かったと近年では言えるかと思うんですけれども、区民の方が本当に真剣に考えて、中野の、将来こうあってほしいということで意見を提出してくださっているわけですから、やはり区の考え方を書くときには、まして結果的には変更点がなかったわけですから、なお一層区民の方が一生懸命意見を書いて寄せても、常にパブコメによって変更した箇所はなしというのがこのところ続いている結果なわけですから、区民の方は、一生懸命意見を出しても無駄じゃないかという印象を強く持たれることだと思いますので、理解していただくためには区の考え方は本当にきちんと、誠心誠意区民の方に御納得していただけるような意見をきちんと示していただきたいということをお願いしたいと思いますので、よろしくお願いいたします。

羽鳥委員

 13ページの80番のところですけれども、これまでもいろいろと説明いただいていますが、改めて個人番号カードを活用したサービスの拡大を図っていくというふうに、質問に対して答えた区の意図というのはどういったものでしょうか。

中谷区民サービス管理部副参事(情報システム担当)

 マイナンバー制度の利活用を進めていくことで、区民の方の利便性向上、さまざまなことに活用されるということが国のほうで検討されているものでございます。セキュリティの対策は十分複合的に呼応した上で、安全性を確保した上で、そういったサービス向上を図るために制度の利活用を進めていくという趣旨でございます。

羽鳥委員

 今の分野よりも活用を、連携する部分をふやしていくということだと思うんですけれども、具体的に指し示せるものは今の段階でありますか。

中谷区民サービス管理部副参事(情報システム担当)

 具体的な個人番号カードの活用をどういったことに使うかという部分につきましては、政策室のほうで現在検討しているところでございます。

渡辺委員

 別紙2の139番、変更点の部分です。変更した部分、その前と見比べると、今後商店街の利活用をふやしていくような意思を強く感じたんですけれども……。

委員長

 所管外かもしれません。

 他に質疑はありませんか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 質疑がなければ、以上で本報告について終了いたします。

 次に、2番、国による羽田空港機能強化策に係る飛行経路案の一部修正についての報告を求めます。

浅川環境部副参事(生活環境担当)

 それでは、私のほうから羽田空港機能強化策に係る飛行経路案の一部修正ということで、これは、国土交通省からの情報提供でございます。資料(資料4)をごらんいただければと思います。

 国は、羽田空港の機能強化策に関しまして、都内及び近県において、第1フェーズ、それから中野区産業振興センターも会場の一つとなりましたところの第2フェーズと一連のオープンハウス型の説明会を開催してまいりました。本委員会におきましても、説明会の御案内とあわせて、南風時の夕方4時間、中野区上空を通ります二つの着陸ルートについて国交省の案の情報提供をさせていただいたところでございます。国は、これまでに住民から出されたさまざまな意見を踏まえまして、ことしの夏までに環境影響に配慮した方策の策定を検討するとしてございます。その第1段階といたしまして、既に示した飛行経路案を一部修正すると公表いたしましたので、重ねてここで情報提供させていただくものでございます。国土交通省から示された概要と、それから中野区における影響に分けて御説明いたします。資料の大きな1の(1)、(2)になりますけれども、実際のルートをごらんいただくほうがわかりやすいと思いますので、恐縮ですが、裏面の地図をごらんいただければと思います。

 これは国交省のホームページに掲載されている資料から抜粋したものでございます。まず今回、経路案を一部修正することの趣旨でございますけれども、上の黄色い四角い欄に書かれてございます。陸域全体への騒音影響を小さくするのが目的だとしています。そのためには、高度をできるだけ引き上げるとともに、航空機との間隔を安全に確保するため、一部のルート、ルート変更が必要とされております。具体的に申し上げますと、地図の赤いラインをごらんください。地図が薄くて恐縮でございますけれども、中野区の位置を御確認いただけますでしょうか。赤は羽田空港A滑走路に到着する経路でございます。当初は約3,000フィート、約900メーターでございます。この高さで航行する予定でございました。赤い線、中野区の北の練馬区のさらに北側ですね、地図では上のほうに薄いピンクの線がちょっとあるのがごらんいただけるかと思います。当初案では、この薄いピンクのルートをとる予定でございました。しかし、高度5,000フィートに引き上げると他の空港を離発着する飛行機と接近してしまうため、このたび、地図ではやや右側、つまり東側になります、の太線のルートをとることになりました。その結果でございますが、今度はC滑走路に着陸する黄色い線でございます。当初は薄く細いルートをとる予定でございましたけれども、先ほどの新たな太い赤い線と交錯してしまうため、こちらも右側、つまり東側の太線のルートをとることにしたというものでございます。なお、今回新たにとった経路でございますけれども、天候の良好な場合のみということでございまして、悪天候の場合は、これまで提示してきたルートを引き続き採用するということにしてございます。その理由でございますけれども、修正前のルート設定では、一般的な方式、というのは陸上の施設と航空機とで電波で交信しながら悪天候のときでも自動的に航行することが可能な方式ということでございますけれども、もともとこの方式を採用するという前提だったため、その他のルートというものは考えられないという説明でございました。このたびの新たなルートにつきましては、地上との交信をせずに航行できる方式のため、天候には左右されるものの高い高度からの着陸が可能だということでございます。

 さて、この新たなルートに変更した場合の中野区への影響でございますけれども、まず赤いA滑走路、着陸経路でございます。当初案では、中野区内の通過時、一定しまして約3,000フィートとされていたものが北側から中野区に入ってくるわけですけれども、このとき既に5,000フィートではないものの当初より高い高度となるため音は小さくなります。そして徐々に下降しながら約3,000フィートで区外に出るというふうになるというものでございます。次に、黄色いCの滑走路、到着経路でございます。こちらはルート自体が東側、ですから新宿区側に移動するため、中野区上空を通過する距離が短縮されることになります。

 以上、地図で説明させていただきましたが、このことは資料表面の(1)、(2)で、文字で御説明してございますので御確認いただければと思います。なお、その下に【参考】と書いてございますけれども、各経路におけます到着回数等は当初案から変更はございません。ともに南風時、これは全体の約4割ということでございます。南風時の夕方15時から19時に限り運用され、A滑走路到着経路は毎時13回、C滑走路到着経路は31回でございます。

 最後に大きな2番、区民への周知でございますけれども、中野区ホームページにおきまして、国交省ホームページをリンクさせて周知させていただきます。

 以上、国からの情報提供をさせていただきました。

委員長

 ただいまの報告に対し質疑はありませんか。

むとう委員

 中野の赤い線だと、具体的には中野区内のおもだった場所で言うとどこの上あたりになるんでしょうか。それから黄色の線もどこのあたりなのか、わかれば教えてください。

浅川環境部副参事(生活環境担当)

 正式に中野区内においてどのような場所という説明は、当初から国交省ではございませんでした。しかし、わかる資料から、こちらのほうで分析しましたところという御回答でよければ申し上げたいと思います。まず、赤いルートでございますけれども、丸山二丁目あたりから中野区内に入りまして、おおむね野方駅、中野駅、新中野駅、中野新橋駅などの上空を通って、弥生町一丁目くらいのところから区外に抜けるとおおむね思われるところでございます。

 次に、東側の飛行経路案では、まず当初でございますけれども、当初案では江原町二丁目のあたりから中野区内に入りまして、哲学堂公園を過ぎたあたりから新宿区の区境の周辺の上高田上空を通りまして、一旦新宿区上落合に出た後、早稲田通りと山手通りの交差点付近から再び中野区内に入りまして、東中野駅南側の東中野一丁目から区外に抜けるというのが当初案でございました。細いほうのラインでございます。今度、黄色い線の太いものにつきましては、東中野五丁目、ですのでイメージで言いますと落合郵便局のあたりから第三中学校のあたりというふうに想定をしているところでございます。

羽鳥委員

 飛行経路が修正をされたというふうなことなんですけれども、昨年度は成田空港の着陸の際には、氷が、飛行機に付着したものが落下をするという事案が5件ほど発生したというものがあると思います。今後、この飛行機が着陸をしてくることによって、都心の上空でこういった事案が発生してくるんじゃないかなという不安がやはりぬぐえません。そういった事案が中野区内で発生をした場合、区民はどうやって対応したらよいかという、区としてどうやって対応するおつもりでしょうか。

浅川環境部副参事(生活環境担当)

 区としてということでございますけれども、まず都心上空を航路としてとるということにつきまして、落下の問題、騒音の問題等いろいろな問題がございますので、そこについてはできるだけ安全、環境の配慮をするようにということを近隣の市区、あるいは東京都と一緒に国交省に要望しているところでございます。

羽鳥委員

 ここに電話をすればいいよ、そうすれば中野区から国交省に対して伝えますよという、安全を要望するだけじゃなくて、そういった経路などは考えているでしょうか。

浅川環境部副参事(生活環境担当)

 中野区からということではございませんけれども、国のほうからも、今回説明会を含めてでございますけれども、地域住民からさまざまな要望を受けております。そのような意見を聴取するようなメールのアドレスでありますとか電話番号等を公開いたしまして、直接国民、地域の住民から意見を聴取しているということでございます。今回の航路の一部変更についても、そういったことに対応する一部のあらわれであるというふうに把握しているところでございます。

羽鳥委員

 一義的には国というふうなところだと思うんですけれども、私は、区民から中野区に連絡があったなら、中野区としてこういった意見が区民から寄せられましたと国交省に届けるという体制をしっかりとるということも必要ではないかなというふうに思います。あとは、飛行経路案そのものというふうなところで見ますと、もっぱら国際線がふえるだとか、経済的な観点からばかりつくられているなというふうに感じます。安全という面では、氷の塊がついて、それが落下してしまうというのはどんなに整備などをしていても防ぎようがないわけですから、これまで都心上空を飛行しないと言っていたことには、私は一定の合理性かあると考えます。中野区としてこういった飛行経路をとらないようにというふうに要請する考えなどはありませんか。

浅川環境部副参事(生活環境担当)

 そもそも羽田空港を有効活用いたしまして、海外からの観光客その他いろいろな人の面、それから物の面、情報の面がグローバル化という形で盛んになってくること自体はいいことであるととらえております。それに伴う環境面、安全面の配慮が疎かになってはいけませんので、先ほどもお答えいたしましたとおり、都や近隣の自治体とともに必要な情報を国からは提供するようにということを呼びかけておるところでございます。ただ、ルートに関しましては、物理的な羽田空港の飛行経路の位置からして、ルートを、あれもあります、これもありますということではなくて、一定の条件のもとではこういうルートしかとれないということが決まってくるということで、ルートの設定についてはこれでやむを得ないところと思っております。

委員長

 他に質疑はありませんか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 質疑がなければ、以上で本報告について終了いたします。

 次に、3番、食中毒の発生及び対応についての報告を求めます。

浅川環境部副参事(生活環境担当)

 それでは、引き続きまして私のほうから区内の食品営業施設におきまして、不利益処分に至る食中毒事例が発生いたしましたので、お手元の資料(資料5)に基づき御報告をさせていただきます。

 まず事件の概要でございます。区内の居酒屋で平成28年3月25日、焼き鳥等を喫食した1グループ9名のうち7名が3月27日23時ごろより下痢、腹痛、発熱等の食中毒症状を呈しました。中野区保健所で調査を行ったところ、患者の方々が共通して喫食したものは下記飲食店の食べ物以外にないこと、それから患者2名の便から細菌でありますところのカンピロバクターを検出したこと、また発症の時刻やその後の推移の状況から下記飲食店を原因施設、それから原因物質をカンピロバクターとする食中毒と断定したものでございます。

 なお、区では、被害拡大防止のため店側に対しまして4月7日から4月10日の4日間営業の自粛を指導した上、平成28年4月11日から4月13日の3日間、営業停止の不利益処分を行いました。4月11日から4月17日までは区のホームページにおいて当該事業者の名称等を公表したものでございます。

 原因施設の所在地は中野区中野、業種は飲食店営業、居酒屋でございます。

 食品衛生法違反の内容については、食中毒の原因となった食事の提供ということでございまして、食品衛生法第6条違反となります。

 不利益処分等の内容は、食品衛生法第55条に基づく営業停止7日間のところ、4日間営業自粛をいたしましたので、減算いたしまして3日間となってございます。

 委員長、ここで休憩をいただいてよろしゅうございますでしょうか。

委員長

 休憩します。

 

(午前10時31分)

 

委員長

 委員会を再開します。

 

(午前10時32分)

 

 ただいまの報告に対し質疑はありませんか。

むとう委員

 具体的にカンピロバクターが出てしまったというのは、調理の中でどういう問題点があったのか、それで営業停止期間にこのお店は何をどう改善したのかというあたりを御説明ください。

浅川環境部副参事(生活環境担当)

 カンピロバクターという細菌は、鶏肉の多くに含まれていると考えられてございます。人によって4割から6割という言い方を、例えば東京都はしておりますが、学者によってはそれ以上いるということもございまして、いること自体はどこでもおります。これを死滅させるためには熱をかけなくてはいけないというところで、今回提供された焼き鳥、レバー等を中心とするものでは加熱が足りなかったのではないかというふうに思われております。もう一つは、このようにカンピロバクターを含んだ生肉を調理する過程において、例えば手で汚れたものについては、常に洗わなくてはいけない。洗い場も、なかったわけじゃないんですけれども、非常に低いところにつくられていたということもありまして、実質上それではなかなか洗いにくいということで、これは指摘をしましたところ、自主的にすぐ通常の形に戻しましたということで、問題の一つは手洗い施設の不備から手洗いが不十分であったことが一つと、それから加熱の不十分さがあるというふうに思っております。

むとう委員

 加熱についてもしっかりというところの指導は十分されたということでしょうか。

浅川環境部副参事(生活環境担当)

 カンピロバクターをやっつけるためには、一般的には肉の中心まで75度の温度で1分以上加熱するということが言われております。ここを徹底するために、処分のときに、ただ処分を申し渡すだけじゃなくて、徹底した指導をお店の責任者にしました。それだけではなく、この営業自粛期間、それから処分期間に店に毎日出向きまして、従業員一人ひとりに同じ指導を徹底したところでございます。

委員長

 他に質疑はありませんか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 なければ、以上で本報告について終了いたします。

 次に、4番、その他で何か報告はありませんか。

伊藤区民サービス管理部副参事(戸籍住民担当)

 南部すこやか福祉センター等複合施設の開所式及び内覧会について口頭報告をさせていただきます。

 このたび、中野富士見中学校跡地に南部すこやか福祉センター等複合施設が完成いたしまして、現在、本年7月の開設に向けて準備を進めているところでございます。開設に際し、南部すこやか福祉センターに併設する南中野地域事務所及び南部スポーツコミュニティプラザと合同で開所式及び内覧会を行う予定でございます。

 開所式は本年7月13日(水曜日)午前10時から、内覧会が7月13日(水曜日)午後及び14日(木曜日)の両日となります。委員の皆様には後日招待状を送らせていただきます。万障お繰り合わせの上御出席いただきますようお願い申し上げます。

 御報告は以上でございます。

委員長

 ただいまの報告に対し質疑はありませんか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 なければ、以上で本報告について終了いたします。

 他に報告がなければ、以上で所管事項の報告を終了いたします。

 次に、審査日程のその他に入ります。

 委員会を暫時休憩します。

 

(午前10時36分)

 

委員長

 委員会を再開します。

 

(午前10時37分)

 

 休憩中に御確認いただきましたとおり、次回の委員会は第2回定例会中とし、急を要する案件が生じた場合は正副委員長から招集させていただきたいと思いますが、御異議ありませんか。

 

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 御異議ありませんので、そのように決定いたします。

 本日予定した日程は全て終了いたしますが、各委員、理事者から何か発言はありませんか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 なければ、以上で区民委員会を散会します。

 

(午前10時38分)