平成25年10月09日中野区議会地域支えあい推進特別委員会(第3回定例会)
平成25年10月09日中野区議会地域支えあい推進特別委員会(第3回定例会)の会議録
平成25年10月9日中野区議会地域支えあい推進特別委員会 中野区議会地域支えあい推進特別委員会〔平成25年10月9日〕

地域支えあい推進特別委員会会議記録

○開会日 平成25年10月9日

○場所  中野区議会第5委員会室

○開会  午前10時00分

○閉会  午前10時47分

○出席委員(14名)
 岩永 しほ子委員長
 中村 延子副委員長
 若林 しげお委員
 ひぐち 和正委員
 いでい 良輔委員
 南 かつひこ委員
 森 たかゆき委員
 いながき じゅん子委員
 小宮山 たかし委員
 小林 秀明委員
 近藤 さえ子委員
 金子 洋委員
 伊藤 正信委員
 やながわ 妙子委員

○欠席委員(0名)

○出席説明員(16名)
 政策室長 竹内 沖司
 政策室副参事(企画担当) 海老沢 憲一
 地域支えあい推進室長 瀬田 敏幸
 地域支えあい推進室副参事(地域活動推進担当) 朝井 めぐみ
 地域支えあい推進室副参事(区民活動センター調整担当)、中部すこやか福祉センター所長 遠藤 由紀夫
 北部すこやか福祉センター所長 田中 政之
 南部すこやか福祉センター所長 相澤 明郎
 鷺宮すこやか福祉センター所長 小田 史子
 子ども教育部長 髙橋 信一
 子ども教育部副参事(子ども教育経営担当) 辻本 将紀
 子ども教育部副参事(学校・地域連携担当) 濵口 求
 子ども教育部副参事(子育て支援担当) 黒田 玲子
 子ども教育部副参事(保育園・幼稚園担当) 古川 康司
 健康福祉部長 野村 建樹
 健康福祉部副参事(福祉推進担当) 藤井 康弘
 健康福祉部副参事(障害福祉担当) 永田 純一

○事務局職員
 書記 井田 裕之
 書記 永見 英光

○委員長署名


審査日程
○議題
 地域における見守りや支えあい活動の推進について
 地域活動支援制度等について
 地域の子ども・子育て支援について
○所管事項の報告
 1 町会・自治会による見守り・支えあい活動事例集の作成について(地域活動推進担当)
 2 ヘルプカードの作成及び配布について(障害福祉担当)
○その他


委員長
 それでは、定足数に達しましたので、地域支えあい推進特別委員会を開会いたします。

(午前10時00分)

 本日の審査日程についてお諮りいたします。
 本日は、お手元に配付の審査日程(案)(資料1)のとおり進めたいと思いますが、御異議ございませんでしょうか。

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

委員長
 では、御異議ありませんので、そのように進めさせていただきます。
 なお、審査に当たっては12時を目途に進めたいと思います。
 議事に入ります。
 地域における見守りや支えあい活動の推進について、地域活動支援制度等について、地域の子ども・子育て支援についてを一括して議題に供します。
 それでは、所管事項の報告を受けます。
 まず、町会・自治会による見守り・支えあい活動事例集の作成についての報告を受けます。
朝井地域支えあい推進室副参事(地域活動推進担当)
 それでは、資料に基づきまして御説明をさせていただきます。
 町会・自治会による見守り・支えあい活動事例集の作成についてでございます。(資料2)
 本報告につきましては、10月4日の厚生委員会でも報告をしております。
 区は、町会・自治会による見守り・支えあい活動の活性化を目指しまして町会・自治会の活動の事例集を作成し、各町会・自治会に情報提供をするとともに、ホームページを通じて広く区民にも活動事例を公表していきたいと考えております。
 1番の作成方法でございますが、区が町会・自治会の活動事例を継続的に収集・蓄積し、ホームページ掲載などによりまして情報提供を行ってまいります。
 2番、掲載する事例でございますが、見守り・支えあいの訪問活動や防犯パトロール、高齢者サロンなどを予定しております。
 3番、掲載事例集ですが、当初は20団体程度を予定しております。
 4番、情報の提供方法は、区のホームページへの掲載などでございます。
 5番としまして、ホームページの掲載時期ですが、平成25年10月下旬を予定しております。
 なお、ホームページに掲載している事例なども適宜印刷をし、必要に応じて広くPRをしていきたいというふうに考えております。
委員長
 ただいまの説明について御質疑ありませんか。
ひぐち委員
 掲載する事例で、見守り・支えあい訪問活動、あるいは防犯パトロール、これは選ばれた方がそういう見守り・支えあいの名簿を持ったりというんですが、高齢者サロンに掲載するという意味はどういう意味があるんですか。
朝井地域支えあい推進室副参事(地域活動推進担当)
 この活動事例集につきましては、名簿を提供している町会・自治会とともに、まだ名簿を提供していない町会についても、さまざまな活動事例がある場合、そういったものも収集をし、掲載をしたいと思っています。そういった意味で、訪問活動やパトロール活動、高齢者サロンなどさまざま町会・自治会で行っている活動について御紹介をさせていただければというふうに思っております。
ひぐち委員
 一般的にサロンというと、集会施設のちょっと小さめのところに掲示するというふうになっちゃうんですか。
朝井地域支えあい推進室副参事(地域活動推進担当)
 活動事例でございますので、町会によっては定期的に高齢者サロンとして集会室を借りて、その場所を居場所としてつくっているといった活動がございます。そういった活動についても事例集の中では出てくるものというふうに考えているところでございます。
ひぐち委員
 心配なのは、サロンというところはいろんな方が入ってもいいような場所になりますよね。個人情報保護法といったらいいんでしょうか、そういう部分に関してはどういうふうに考えているんですか。(「事例集だよ」と呼ぶ者あり)名簿の……。(「名簿じゃない」と呼ぶ者あり)では、そういう掲載ではないわけね。名前の掲載とは違うわけですね。
朝井地域支えあい推進室副参事(地域活動推進担当)
 申しわけございません。活動の事例ですので、個人名などは基本的に出てきません。その町会としてどんな工夫をしながら活動されているかを紹介していきたいというふうに考えております。
近藤委員
 こういった支えあいの活動や見守り活動は、本当にたくさんされていることがなかなか御高齢の方などに伝わっていないなと私も感じることがあります。高齢者のサロンなどは参加したいんですけれども、どうやって参加していいかがわからない。こういう活動をしていることはわかる。だけれども、例えば見守り・支えあい活動にしても、自分が実際にこの活動に参加するときにどういう手段をとっていいかがわからないという方が多いんですよね。それで、どうしたらいいですかというお尋ねなどが結構あるんですけれども、こういうものを事例として見て、いざ参加するときにどうやって入っていっていいかということまで記載していただくと、参加としては多くなるのかなと思うんですけれども、いかがですか。
朝井地域支えあい推進室副参事(地域活動推進担当)
 事例集の作成方法につきましては、さまざま工夫をしていかなければならないと考えております。町会によって参加を広げていくための工夫があれば、そういったことも積極的に収集をしたいというふうに思っております。なお、ホームページ等を通じまして、各町会・自治会の活動のPRもしていくことにしておりますので、ごらんいただいた方にそういった意味でPRになればというふうにも考えているところでございます。
近藤委員
 せっかく出されるんですから、今おっしゃいましたけれども、町会加入のPRになり、また、こういうサロンへのPRになり、そういったことも含まれたものになっていくといいなと思いますけれども、いかがですか。
朝井地域支えあい推進室副参事(地域活動推進担当)
 この事例集につきましては、今後継続的に収集、蓄積をしていきたいと思っております。町会・自治会とよく協議をしながら、よりよいものにしていきたいというふうに考えております。
若林委員
 町会・自治会の見守り・支えあいは、この町会・自治会は名簿をいただいている町会だけなのか。もしくは、そうじゃなくて全町会、日ごろから活動されている方々を指しているのか、どちらになりますか。
朝井地域支えあい推進室副参事(地域活動推進担当)
 この事例集につきましては、名簿を提供している町会のみならず、名簿は提供を受けていない町会におきましてもさまざまな活動がございますので、そういったところも広く収集の対象として考えていきたいと思っております。
若林委員
 ということは、各町会が年間を通していろんな行事ごとをされているじゃないですか。防犯なり、夜警なり、そういったことを記載していくということでよろしいですか。
朝井地域支えあい推進室副参事(地域活動推進担当)
 この活動事例集の作成目的は、工夫をしている町会・自治会の活動をほかの町会・自治会にも参考にしていただくということでございますので、名簿の提供の有無にかかわらず、さまざま工夫をしている活動について収集蓄積し、ホームページ等で情報提供していきたいというふうに考えております。
若林委員
 記載する事例の形式というか、具体的にどんな感じで記載しようと思っていますか。
朝井地域支えあい推進室副参事(地域活動推進担当)
 具体的には今ちょっとまだ最終的な検討段階なんですが、文章で活動内容がわかりやすく、あまり形式を固めずに、事例をわかりやすく紹介していければというふうに考えております。
伊藤委員
 この掲載事例集が20団体という数に限定されておりますけれども、地域的に結構温度差があると思うんですよね。北部、また南部、西部、東部と四つに分けても、いろんな地域での取り組みというのがそれぞれの地域によって私は違うと思うんですけれども、その辺のバランスなんかはどのように考えておられますでしょうか。
朝井地域支えあい推進室副参事(地域活動推進担当)
 四つの圏域で同じ数だけというふうにはなかなかならないかなと思っていますが、4圏域ともその事例は出てくるというふうに考えております。
伊藤委員
 それと、先ほどの質問で、見守りの名簿をいただいている町会も、そうでない町会もということだったんですけれども、その辺のバランスもいかがでしょうか。
朝井地域支えあい推進室副参事(地域活動推進担当)
 今取材を進めているところでございますが、110の町会・自治会のうち65の町会・自治会に名簿を提供しております。活動事例の中では、提供していない町会も数団体出てくる予定でございますが、やはり名簿を提供している町会・自治会の数が多いかなというふうには考えております。
伊藤委員
 そうすると、町会さんから上がってきた事例をそのまま区はそのとおりに載せるんですか。それとも、いろいろ精査して選んでということになるんでしょうか、どうでしょうか。
朝井地域支えあい推進室副参事(地域活動推進担当)
 事例自体は区が作成いたしますので、区のほうで文章的に作成をしまして、町会・自治会にごらんいただいて、十分確認した上で掲載をしたいというふうに考えております。
南委員
 先ほど伊藤委員からも、それぞれ町会・自治会によって温度差があるのではないかということなんですけれども、区として、例えばちょっと温度が低いなというようなエリアとかは、今回、この情報提供をホームページ等で行うことによって、区として全体的な底上げも考えていらっしゃるということでよろしいですか。
朝井地域支えあい推進室副参事(地域活動推進担当)
 町会・自治会がさまざま活動を進める中で、やはり工夫をされている活動などが広く広がっていけばということがありまして、こういった活動事例集を作成し、情報提供をすることによりまして、活動がさらに発展していけばというふうなことでつくっているものでございます。
南委員
 ホームページ等でそういった情報提供をしていくということなんですけれども、特にホームページ等では、例えば情報を常時収集するということなんですけれども、ホームページの更新の期間といったのはどういうふうに考えていらっしゃるんでしょうか。
朝井地域支えあい推進室副参事(地域活動推進担当)
 今現在、何カ月に1度とか、年に何回更新するというところまでは決めておりません。やはり活動が活発になってくるということが区としても状況把握できれば、その都度またさらに収集をふやして蓄積をして、掲載数についてもふやしていきたいというふうに考えております。
若林委員
 ホームページ記載時期が10月の下旬ということは、今こういった記載の実例の形式が決まっていない状況の中で、今度私たちが報告を受けるのはこういう状態で載せましたという状態になってしまうということですよね。
朝井地域支えあい推進室副参事(地域活動推進担当)
 事例集の中身一つひとつにつきましては、各町会・自治会と十分に確認をした上で載せたいと思っておりまして、今回、10月からそういった掲載を始めるということの御報告でございまして、中身につきましては10月下旬に区として掲載をさせていただければというふうに考えております。
委員長
 他に御質疑ありませんか。

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

委員長
 なければ、本報告については以上で終了いたします。
 次に、ヘルプカードの作成及び配布についての報告を受けます。
永田健康福祉部副参事(障害福祉担当)
 それでは、ヘルプカードの作成及び配布につきまして御報告をさせていただきます。(資料3)
 本報告は、10月4日の厚生委員会におきましても報告をさせていただいております。
 本事業は、東京都において作成されたガイドラインに基づきまして、各自治体において統一的なデザインのカードを作成し、配布するという事業でございまして、経費の全額について都の補助により実施するものでございます。
 中野区におきましては、ヘルプカードの記載内容等につきまして、障害種別ごとに複数の障害者団体の方々と意見交換を重ねてまいりまして、作成をさせていただいてございます。
 まず資料1番、目的でございます。障害のある人などが災害発生時や緊急時などにおいて必要とする支援や配慮などをあらかじめヘルプカードに記入しておき、これを携帯することによりまして、いざというときに障害の種別や個人の特性に応じた支援を受けやすくするとともに、周囲の支援者とのコミュニケーションの手助けとするというものでございます。
 2番、意義。期待される効果といたしましては、1、本人にとっての安心の確保、2、家族、支援者にとっての安心の確保、3、情報とコミュニケーションの支援、4、障害に対する理解の促進といったものを考えてございます。
 3番、仕様でございます。大きさは免許証サイズで二つ折りです。記載内容は、氏名、連絡先のほか、配慮してほしいことを自由に記載できるようになってございます。作成枚数は1万5,000枚でございます。これは現在、障害者手帳所持者数が約1万1,000人という状況を踏まえたものでございます。
 4番、配布方法でございます。対象者は障害のある人などということで、障害者手帳所持者に限定することなく、難病患者の方など支援を必要とされる方で希望される方につきましては配布をいたします。配布場所は、障害福祉相談窓口のほか、各すこやか福祉センター、各地域事務所で配布をいたします。配布時期は平成25年9月上旬からでございます。
 5番、広報・周知でございます。1、区報、ホームページなどでの周知をいたしますほか、2、リーフレットの配布、これにつきましては区の施設のほか、町会の回覧板での回覧もお願いをしてございます。3、ポスターの掲示につきましても、区の施設のほか、町会の掲示板等への掲示をお願いしてございます。4、障害者団体、施設等を通じた周知につきましては、あわせて御希望のある団体や施設ごとにヘルプカード自体を一緒に配布してございます。
 御報告は以上でございます。
委員長
 ただいまの報告に対する質疑はありませんか。
ひぐち委員
 障害のある方にヘルプカードはとてもいいやり方だなと思うんですけれど、配布をして本当に障害者の方がきちっと記入できるのかなというのが心配なんですが、その辺の方法というのはどういうふうに考えていますか。
永田健康福祉部副参事(障害福祉担当)
 委員おっしゃるように、これを実際に活用していただくということが大切であると考えてございまして、その記入の内容でありますとか、実際に支援をどういうふうに具体的に進めていくのかということが大切ですので、例えばご家族でありますとか、日常的に支援をしていただいている方、通所施設など、その通っている先の職員等々とのコミュニケーションによりまして、ヘルプカードの活用をしていただきたいというふうに考えてございます。
ひぐち委員
 やっぱりその辺が一番大事でしょうし、それを常時携帯して、持って歩くということも大事だと思いますので、その辺の徹底をしなきゃいけないと思うんですよ。その辺をもう少し詳しく教えてもらえますか。
永田健康福祉部副参事(障害福祉担当)
 このヘルプカードの作成に当たりましては、各障害者団体と意見交換をさせていただいておりまして、そして、作成後もそうした団体の方々を通じて、このヘルプカードの趣旨、使い方などにつきまして御説明申し上げまして、そして、その具体的な活用について、常時携帯をしていただくといったようなことについても重ねてお願いをしているというところでございます。
ひぐち委員
 障害者の方というのは、なかなか字を書けないとか、耳が聞こえないとか、そういう方もいっぱいいらっしゃると思うんですよ。だから、きちっと周りについている方が記入していただいて携帯できるような指導をしていただきたいなと、これは要望でございます。
森委員
 御報告ありがとうございます。目的の最後のところに、周囲の支援者とのコミュニケーションの手助けということが書いてあるんですが、支援者の方に限らず、一般の区民に向けて障害者の方はこういうのを持っているんだよというような周知等は何かされる予定はあるんでしょうか。
永田健康福祉部副参事(障害福祉担当)
 今回、ヘルプカードの作成、配布に当たりましては、まず地域で活動していただいておられます町会・自治会、それから民生・児童委員の方々に、今回ヘルプカードの作成をいたしましたということで周知をさせていただいております。また、障害者自立支援協議会などにおきまして、障害のある方が地域で生活をしていく上でどういった困難があるか、また、地域の中での町会・自治会、民生・児童委員の方々の活動とどのように結びついていくのか、そういったような研修会を実施してきてございまして、今年度におきましても、そのような研修会の場を活用して、地域においてヘルプカードについての普及を進めてまいりたいと考えてございます。
いながき委員
 配布時期が9月上旬からということで、現時点でおよそ1カ月たっているわけですが、現時点での配布済みの枚数というのはどれぐらいなんでしょうか。あと、実際の障害者、あるいはその支援者、御家族の方の反応というのはどんな感じでしょうか。
永田健康福祉部副参事(障害福祉担当)
 配布の状況でございますが、障害者団体を通じての配布、それから通所施設、入所施設の配布、行政の窓口での配布をしてございまして、今現在、数を把握できている状況でおおむね1,500枚程度配布ができているという状況でございます。
いながき委員
 まだ1割ぐらいということで、これは既に区報とかホームページ、リーフレットで広報は行っている状態で1割ということですか。
永田健康福祉部副参事(障害福祉担当)
 広報につきましては、主に9月からスタートしておりますが、ポスターとかリーフレットを実際地域で配布開始をしておりますのはこの10月からということでございますので、現在、毎日のようにお問い合わせの電話をいただいていたりとか、そういう状況でございます。
委員長
 他にありませんか。

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

委員長
 よろしいですか。では、質疑がなければ、本報告については以上で終了をいたします。
 次に、3番、その他で何か報告はありますか。
 ありませんか。なければ、所管事項の報告を以上で終了いたします。
 次に、議題のその他に入ります。
 次回の日程などについて御相談をしたいので、委員会を暫時休憩いたします。

(午前10時23分)

委員長
 それでは、委員会を再開いたします。

(午前10時29分)

 学習会につきましては、休憩中に御協議いただいたとおりとしたいと思いますが、よろしいでしょうか。

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

委員長
 次回の委員会は第4回定例会中とし、緊急の案件が生じた場合は、正副委員長が相談の上、招集するということに御異議ございませんでしょうか。

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

委員長
 では、そのようにさせていただきます。
 以上で本日予定した日程は全て終了いたしますが、各委員、理事者から何かございますか。
いでい委員
 この特別委員会については、当初から申し上げているとおり、議員からの要請で、必要だということで設置されている委員会であって、年に4回委員会があります。現在は第3回定例会中であって、その4回のうちの1回。それで、この特別委員会の審査日程(案)の報告事項が、常任委員会と重複しているものが2件だけというのはどういう了見なのか、ちょっと話を聞きたいんですけど。
委員長
 それは、正副委員長に、それとも理事者のほうに。
いでい委員
 理事者のほうに。ほかに報告することがないという答弁が出ると思うんだけれども、どう思っているのか。
委員長
 それぞれのところということになりますかね。地域支えあい推進室や子ども家庭部のところなどで、今のいでい委員の質問に対する御答弁。
瀬田地域支えあい推進室長
 厚生委員会でも所管事項の報告をさせていただいておりますが、特に地域支えあい推進本特別委員会においては、これまで当所管の部分で見守り・支えあいの活動をはじめとした各施策に関連するさまざまな報告内容といったものにある程度焦点を当てて、特に重要なものについてこちらのほうでも報告をさせていただくということで今回整理をさせていただきました。今後につきましてもまだまだ課題がございますので、特別委員会のほうでも内容についてしっかりと精査をいたしまして、厚生委員会、あるいは特別委員会にもしっかりと御報告をさせていただくように努めてまいりたいと思っております。
髙橋子ども教育部長
 議題の中にございます地域の子ども・子育て支援についてということで、今、私どものテーマとしては子ども・子育て会議がございます。閉会中にもいろいろお願いしている部分もございまして、今のところ、報告する内容は今回についてはございませんでした。しかしながら、今、子ども・子育て会議はこれから2回目を行うところで、ニーズ調査等その他ございますので、4定とかそこら辺の部分ではそういった報告があるかと思います。今回についてはその該当するものがなかったので、審査日程の中には入れなかったというのが現状でございます。
いでい委員
 特に重要なことだけ整理して報告しました、特に重要なことがなかったので報告しませんでしたというのが答弁でしたけど、話の内容をわかっていますよね。これだけ理事者の皆さんに来てもらって、議員だってこれだけいる中で、報告事項が常任委員会と重複するもの2件だけですよ。ほかの議員の人たちは、厚生委員会で報告があったかと思いますけれども、そこでも聞いている人たちもいるわけで。
 この地域支えあい推進特別委員会を設置している意味というか、僕は何でこんなことを言いたいかというと、地域の見守り・支えあいなんていうのは本来区がやるべきことじゃないですか、そんな話。それを地域の皆さんや、町会をはじめ区民の皆さんにやってもらっている。押しつけてという言い方はあれですけれども、やってもらっている。完全に丸投げでしかないんですよ、本当に。区民の方からは、何でそこまで町会でやらなくちゃいけないんだ、区民がそこまでやらなきゃいけないんだという議論もされている中で、区がこういうことをやりますよというので、御好意で受けていただいている人たちがたくさんいるんですよ。
 今のこの時代にそういったものが必要だから、議会からの要請でこの特別委員会が設置されているわけで、年に4回しかない特別委員会の中で常任委員会と重複している報告事項が2件だけ、そんな特別委員会があるのかどうなのか。そのことについてどう思っているんだと言ったら、整理して重要な案件がなかったからしませんでした。だったら、じゃあ、今、各部、各分野、各所管で地域支えあい推進特別委員会のこの議題に関連しているところ一つひとつ説明していってもらおうじゃないか。
 あんまり委員会をばかにしているんじゃないのかというふうに感じますけど、そこら辺、どうですかね。委員の皆さんもそこまでおっしゃらないから私のほうで言いますけれども、ほかに報告することがないのかという話になるでしょう。重要なことがないからとか、冗談じゃないよ。何のために、じゃ、設置しているんだよって。そのことについてきちっと御意見をいただきたいんですけど。
瀬田地域支えあい推進室長
 年間を通じまして、年度当初に経営戦略その他しっかりと庁内でも、課題や戦略目標というんですか、目指すべき目標等を定めまして、しっかりと取り組んでまいっている所存でございます。例えば具体的には、要支援者の台帳システムはことしの1月に稼働いたしまして、その前後でもそうしたものについては御報告させていただいておりますが、現在、さらに加えて、ことしに入りまして全区的な地域支えあい推進会議、これは町会・自治会の皆様をはじめ、学識経験者の方や民生委員の方、さまざまな関係機関の方々を一堂に会しての会議、これについても今同時並行で開催が始まってございます。
 そうした折々の内容については、やはりきちっと議会にも御報告をするべき内容だというふうに承知はしてございます。今回このタイミングでということで、一定の節目と申しましょうか、まとまった内容について少し報告の内容がタイミングとして少なかったというのは事実でございますが、引き続きそうした取り組み、またその取り組みの適切な時期にきちっと報告をするということは、十分私どもは自覚をして取り組んでまいる所存でございますので、そういう認識でございます。
いでい委員
 今、タイミングということにちょっとひっかかったんですけれども、それはあなたたちが考えているタイミングでしょう。本当だったら報告するべきだったんですけれども、一区切りつく前のタイミングを見ながらといって。じゃ、そのことを報告すればいいじゃないですか、こんなんだったら。常任委員会と重複している報告案件が2件しかないんですよ。ほかにも取り組んでいるところがあるわけでしょう、この地域支えあい推進特別委員会の議題に関連することというのが。わざわざ特別委員会をつくって、みんなでここで議論を深めていきましょう、それが区がやっていることを前に進めていくことだし、区民の皆さんのためになることだということで、このために設置しているんじゃないの。あなたたちの都合で、タイミングで出したり引っ込められたりしちゃ困るんだよ。
 あと、ほかの理事者の皆さんにも私のほうからちょっと聞きたいんですけれども、この特別委員会のこの議題についてこれが普通だと思っている人がまさかいるわけ──いたら答弁してもらいたいんですけど、いなかったら、おかしいと思っている人がいたら、手を挙げて発言してもらいたいんだけど。
竹内政策室長
 常任委員会と異なるこういう地域支えあい推進特別委員会について、私どもとしてどう対応をしていくのか。対応といいますか、御報告等をしていくのかということについて、さらに十分な取り組みを行ってきていないということだというふうに思っております。そういった意味では、やはり今委員からお話のあったことを踏まえて、今後、当委員会の運営といっては委員長になってしまいますので、私どもとして御報告していく内容についてきちんと事前に取り組んで、十分な御報告ができるように今後していくべきだというふうに考えてございます。
やながわ委員
 ちょっと休憩にしていただけますか。
委員長
 では、休憩します。

(午前10時39分)

委員長
 委員会を再開いたします。

(午前10時47分)

 他に委員の皆さん、理事者の皆さんから何かありませんか。

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

委員長
 よろしいですか。
 では、以上で本日予定した案件は全て終了いたしましたので、本日の地域支えあい推進特別委員会を散会いたします。

(午前10時47分)