中野区議会区民委員会〔平成28年8月30日〕
区民委員会会議記録
○開会日 平成28年8月30日
○場所 中野区議会第2委員会室
○開会 午前10時00分
○閉会 午前10時44分
○出席委員(8名)
中村 延子委員長
加藤 たくま副委員長
渡辺 たけし委員
羽鳥 だいすけ委員
高橋 かずちか委員
小林 ぜんいち委員
市川 みのる委員
むとう 有子委員
○欠席委員(0名)
○出席説明員
区民サービス管理部長 白土 純
区民サービス管理部副参事(区民サービス担当) 吉村 恒治
区民サービス管理部副参事(情報システム担当) 中谷 博
区民サービス管理部副参事(戸籍住民担当) 伊藤 正秀
区民サービス管理部副参事(税務担当) 杉本 兼太郎
区民サービス管理部副参事(保険医療担当) 渡邊 健治
区民サービス管理部副参事(介護保険担当) 古川 康司
環境部長 戸辺 眞
環境部副参事(地球温暖化対策担当) 鳥井 文哉
環境部副参事(ごみゼロ推進担当) 波多江 貴代美
清掃事務所長 滝瀬 裕之
環境部副参事(生活環境担当) 浅川 靖
○事務局職員
書記 田中 寛
書記 遠藤 良太
○委員長署名
審査日程
○委員会参与の変更及び異動について
○議題
区税について
国民健康保険、後期高齢者医療及び介護保険等について
清掃事業及びリサイクルについて
生活環境について
○所管事項の報告
1 平成28年度(2016年度)特別区税の当初課税状況(6月末現在)について(税務担当)
2 平成28年度(2016年度)国民健康保険料の賦課状況について(保険医療担当)
3 粗大ごみ受付サービスの拡充等について(清掃事務所)
4 国による羽田空港機能強化策に係る環境影響等に配慮した方策について(生活環境担当)
5 その他
(1)南部すこやか福祉センター等複合施設の愛称について(戸籍住民担当)
○その他
委員長
定足数に達しましたので、区民委員会を開会します。
(午前10時00分)
本日の審査日程ですが、お手元に配付の審査日程(案)(資料1)のとおり進めたいと思いますが、これに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
委員長
御異議ありませんので、そのように進めます。
本日の審査に当たっては、正午を目途に進めたいと思いますので、御協力をお願いいたします。
議事に入る前に、お手元に配付の資料(資料2)のとおり、7月1日付及び8月1日付で委員会参与の変更及び異動がありました。異動のあった参与について御紹介と御挨拶をお願いいたします。
白土区民サービス管理部長
それでは、お手元の資料の2の参与の異動をごらんください。
まず、上の段でございます。平成28年6月30日付で天野秀幸が退職いたしましたので、それに伴いまして、7月1日から1カ月間、私白土純が区民サービス管理部参事、保険医療担当として職務を行いました。下の段でございますけれども、平成28年8月1日付の人事異動で渡邊健治が区民サービス管理部副参事、保険医療担当として就任いたしましたので、渡邊を御紹介いたします。
渡邊区民サービス管理部副参事(保険医療担当)
渡邊でございます。どうぞよろしくお願いいたします。
委員長
以上で委員会参与の変更及び異動についてを終了いたします。
それでは、議事に入ります。
区税について、国民健康保険、後期高齢者医療及び介護保険等について、清掃事業及びリサイクルについて、生活環境についてを議題に供します。
所管事項の報告を受けます。
1番、平成28年度(2016年度)特別区税の当初課税状況(6月末現在)についての報告を求めます。
杉本区民サービス管理部副参事(税務担当)
それでは、平成28年度特別区税の当初課税状況につきまして御報告いたします。(資料3)
まず、特別区税現年課税分の当初調定額でございますが、308億7,783万4,000円となりまして、前年同期と比べますと9億8,706万8,000円増加しております。このうちの大部分を占めます特別区民税現年課税分でございますが、302億4,199万4,000円でございまして、これは納税義務者数の増加などによりまして9億6,072万7,000円増加してございます。
また、特別区税の滞納繰越分の当初調定額でございますが、19億2,669万1,000円でございまして、これは前年同期と比べますと3億5,145万1,000円減少してございます。
また、平成28年度当初の特別区民税現年度分納税義務者数でございますけれども、18万3,226人でございまして、前年同期と比べますと6,274人増加してございます。
最後に、当初課税処理につきましては、各種の通知書の発付日及び通知書の件数を載せさせていただきました。
まず、特別区民税の給与特別徴収税額通知書でございますが、5月13日に発送いたしまして、件数は3万9,328件でございました。次に、特別区民税の普通徴収税額通知書でございますが、6月9日に発送いたしまして、7万6,763件でございました。最後に、軽自動車税の納税通知書でございますが、こちらは5月10日に発送いたしまして、2万5,867件でございました。
裏面には前年同時期との比較表をおつけしておりますので、お読み取りいただきたいと思います。
以上でございます。
委員長
ただいまの報告に対し、質疑はありませんか。
羽鳥委員
ありがとうございました。特別区民税現年度分の納税義務者数についてお尋ねなんですけれども、おととしと昨年を比べると815人の増加になっていて、ことしは6,274人ということで、大分義務者数のふえ方が多いなというふうに感じたのですけれども、理由、原因というのはどういったものと分析をされているでしょうか。
杉本区民サービス管理部副参事(税務担当)
今、委員から御紹介いただきましたが、昨年度は1カ年で、人口が2,960人の伸びであったということで、ことしはそれに比較しまして倍近い伸びであるということ、また昨今の景気の状況を反映しまして、納税義務者数もふえたものというふうに考えてございます。
羽鳥委員
ほかに何か、例えば控除の縮小だとか、そういうので義務者数がふえたとか、そういった事情は今年度はありますか。
杉本区民サービス管理部副参事(税務担当)
税制改正によりまして、大幅に納税――税額控除額がふえるといったようなものはございませんでした。
むとう委員
今、御報告があった2番目で、滞納繰越分が減ったということはいいことなんだと思うんですけれども、それは皆様の努力だったということなんでしょうか。
杉本区民サービス管理部副参事(税務担当)
27年度の決算値でございますけれども、現年課税分が前年の97.6%から27年度は97.9%ということで、0.3%増加してございます。同様に、滞納繰越分につきましても、0.7%の増加、トータルしての特別区民税の収納率といたしましても、1.6%の増と、こうしたものを反映して、滞繰調定が圧縮されたものというふうに考えてございます。
委員長
他に質疑はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
委員長
なければ、以上で本報告について終了いたします。
次に、2番、平成28年度(2016年度)国民健康保険料の賦課状況についての報告を求めます。
渡邊区民サービス管理部副参事(保険医療担当)
それでは、平成28年度国民健康保険料の賦課状況につきまして御報告いたします。
国民健康保険料は、毎年6月に新年度の保険料の計算を行い加入者の方へ通知をしております。例年この時期に区民委員会で賦課状況を御報告させていただいているものでございます。
資料(資料4)をごらんいただきたいと思います。
まず、1番、平成28年度当初賦課決定額でございます。表の中の区分、28年度(A)とあるところをごらんください。1,000円単位で表記してございます。現年賦課分でございますけれども、99億6,148万1,000円となり、前年度比で3.22%の増加となっております。
次に、内訳でございますけれども、国民健康保険料の賦課額は、基礎分、支援分、介護分の3本立てとなってございます。まず、基礎分でございますけれども、基礎分は医療の給付に充てるものでございます。こちらが69億7,971万3,000円、前年度と比べまして4.31%の増加となってございます。次に、支援分でございますけれども、支援分は後期高齢者医療制度を支援するために若年世代が保険料として負担するものでございます。こちらが21億2,862万8,000円で、1.37%の増加となってございます。次に、介護分でございます。こちらは40歳から64歳までの方に賦課されるものでございますけれども、介護保険料に相当するものでございます。こちらが8億5,313万9,000円となっておりまして、前年度比で0.76%の減少となってございます。
こちらの決定内容につきましては、6月14日に加入者の方へ通知書を発送させていただいたところでございます。
次に、2番、保険料率の比較のところでございます。平成28年度の保険料率につきましては、本年3月14日の当委員会で条例改正の御審議をいただいたものでございます。こちらの表は27年度と比較をしたものでございます。
ここで、保険料の決定の仕組みを御説明申させていただきますけれども、特別区の保険料は、特別区全体の加入者数、保険医療費の見込みによって設定されまして、加入者一人ひとりに賦課されます均等割額と、世帯の所得に応じて世帯単位で賦課される所得割額との合計額となってございます。基礎分、支援分、介護分、それぞれに均等割額と所得割額、最高限度額が設定されております。この表の中で「合計」とある欄が均等割額と所得割額、最高限度額を合計した数値となっております。ただし、介護分につきましては、先ほど申し上げましたけれども、40歳から64歳の方にのみ賦課をされるものでございます。
最後に、3番でございます。5月末現在で国民健康保険に加入されている世帯数及び被保険者数の状況でございますけれども、世帯数につきましては前年度比で0.57%減の6万7,634世帯、被保険者数で前年度比で1.95%減の9万775人、そのうち介護保険の2号被保険者である40歳から64歳までの方の人数は前年度比で2.85%減の3万1,541人となっております。加入者が減少している主な理由としましては、高齢化が進みまして、75歳に達した方が後期高齢者医療制度へ移行しているということが挙げられます。
報告につきましては以上でございます。よろしくお願いいたします。
委員長
ただいまの報告に対し、質疑はありませんか。
羽鳥委員
ありがとうございました。現年賦課分の介護分についてお尋ねですけれども、伸び率としてはわずかですが、減少されています。この減少について、どういった理由かと、御見解をお願いします。
渡邊区民サービス管理部副参事(保険医療担当)
こちらの介護分につきましては、2号被保険者ということで、40歳から64歳の方になっております。後期高齢者のほうに移動しますと、こちらのほうから外れまして、介護保険のほうに当然移りますので、減少しているということでございます。
羽鳥委員
それともう一つ、今回、賦課状況ということでいろいろと、先ほどは区税の発送もいろいろされたということなんですけれども、区民の方々から、国保料に関していろいろ問い合わせとかが――どうしてこの保険料なのかとか、いろいろあったかとは思うんですけれども、何件ぐらいそういった問い合わせなどありましたでしょうか。
渡邊区民サービス管理部副参事(保険医療担当)
区の職員が受けたものと委託事業者が受けたもの、合わせまして、1,843件ほどありました。そのうち約半数に当たります963件の方が金額について、保険料についてのお問い合わせをいただいたところでございます。
羽鳥委員
その1,843件というのは、どういうふうにしてカウント、集計をしたのでしょうか。
渡邊区民サービス管理部副参事(保険医療担当)
電話で来ますので、職員がカウント、またあるいは事業者が受けたものをその都度カウントしていたというところでございます。
委員長
他に質疑はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
委員長
なければ、以上で本報告について終了いたします。
次に、3番、粗大ごみ受付サービスの拡充等についての報告を求めます。
滝瀬清掃事務所長
それでは、粗大ごみ受付サービスの拡充等について御報告いたします。(資料5)
現在、粗大ごみの収集でございますけれども、区が事業者へ委託をいたしまして、粗大ごみ受付センターというものを設置・運営してございます。ここで電話とかインターネットからの受付をしてございます。昨今、スマートフォンの普及でございますとか、区民の利便性向上の観点から、サービスの拡充を図るといったことでございまして、インターネット受付ページの刷新、スマートフォン専用ページの設置、さらに電話をよりつながりやすくするためのオペレーターの配置強化というものを行うことにしたところでございます。
このサービスの切りかえ日でございますけども、本年の10月1日でございます。
主な拡充の内容でございますけども、インターネット受付トップページの刷新、これにつきましては、受付メニューでございますとか、Q&Aの全て掲載をいたしまして、一覧性の向上を図るといったものでございます。スマートフォン専用ページでございますが、現在、中野区ごみ分別アプリがございますが、こちらと連携をいたしました専用ページを設定するといったものでございます。それから、メール配信機能ということでございまして、収集日が近づきますと、メールでお知らせするリマインダー機能といったものを装備いたします。
恐れ入ります、裏面をごらんいただきたいと思います。裏面の上半分がインターネットの申し込み画面のイメージでございます。左の端のほうでございますけども、こちらに「メニュー」でございますとか、「よくある質問」、「各種御案内」といったものを掲載いたしまして、一覧性を向上させるものでございます。
下でございます。スマートフォン専用ホームページの展開のイメージというものでございます。まず、スマートファンの専用のこちらが画面になりますが、区名を選択いたしましてタップをいたします。次に、「申し込みはこちら」というボタンが出てございますので、こちらをタップしていただくと、受付画面、こちらに電話番号でございますとか、お名前、住所等を記載していただくというような形でございます。
表面にお戻りいただきたいと思います。今回のこちら、委託事業者でございますが、公益財団法人の東京都環境公社ということでございます。
5番でございますけども、こちら、サービスの切りかえのために粗大ごみの受付停止日を設ける必要がございまして、こちらは9月30日終日ということになります。こちらにつきましては、サービスの切りかえ内容とあわせまして、区報、ホームページ、ごみ分別アプリで周知を図ります。
今後の予定でございますが、本日以降、ホームページ、アプリ等による周知、それから9月20日号の区報に掲載をいたします。10月1日からサービスを切りかえて運用いたします。
報告、以上でございます。
委員長
ただいまの報告に対し、質疑はありませんか。
むとう委員
受託業者というのは、この切りかえに伴って新たに変わるんですか。これまでの継続なんですか。
滝瀬清掃事務所長
こちら、新たに切りかわるということでございます。
むとう委員
この業者選定は、どういう形で行われたんですか。
滝瀬清掃事務所長
こちらのほうにつきましては、プロポーザル、企画提案公募型ということで事業者を選定いたしまして、こちらの選定に至ったということでございます。
むとう委員
何社の応募があって、ここに決まったんですか。
滝瀬清掃事務所長
応募の事業者につきましては、1件でございます。
むとう委員
1件だけだったということではありますけれども、ここの提案がよかったということで、よかったのですかね、そこの確認を。
滝瀬清掃事務所長
書類審査、プレゼンテーションを経まして、庁内審査によりましてこちらの事業者を選定したということでございます。
むとう委員
この業者は、何年契約で幾らということなんですか。
滝瀬清掃事務所長
本年度につきましては、既に契約をいたしてございますけども、年度末までになりますが、来年以降の契約につきましては、また判断をして契約するということでございます。
むとう委員
今年度限りという短期、今のところの契約状況ですか。それでお幾らなんですか。
滝瀬清掃事務所長
現時点では、今年度末までの契約になってございます。契約額につきましては、今年度につきましては、1,928万4,000円ということでございまして、主な内訳といたしますと、システムの開発費用、それからシステムの報酬、それから電話の受付の人件費等でございます。
むとう委員
わかりました。それで、概要のところで、電話をよりつながりやすくするためのオペレーターの配置強化ということで、現状何人体制でやっていたものがどのように配置強化がなされるんでしょうか。
滝瀬清掃事務所長
こちらで、配置強化でございますけども、電話の申し込みの場合で、区民の方などがセンターへ電話したといった場合に、オペレーターが直ちに応答できない場合がございます。こういったものを電話応答率と言ってございますけども、こういったものを向上させるということでございまして、人数でございますけども、現行事業者の延べ平均で言いますと4.5人、新たな事業者で言いますと、今後の予定でございますけども、延べで平均で5.7人という予定でございます。これによりまして、応答率の向上を図っていきたいというものでございます。
渡辺委員
電話から年間約10万件入っているということですけれども、これは中野区内から入っているということなんですか。
滝瀬清掃事務所長
中野区内でございます。
渡辺委員
年間10万件ですと、1日平均でどれぐらいですか。300ぐらいですか。
滝瀬清掃事務所長
大体300件程度でございます。
渡辺委員
これは応答率とか、同じ人が何回もかけてつながらないとか、そういう場合もあるということですか。
滝瀬清掃事務所長
同一の方が仮に電話した場合でも、こちら機械で計測してございますが、電話をかけられた方にこちらのセンターが応答できなかったというものを計測しておりますので、同一人の方が複数回かけてつながった場合は――例えば2回かけてつながらない場合は2回にカウントはされます。
羽鳥委員
スマートフォンの専用ページについてお尋ねなんですけれども、このイメージの画面を見てみますと、23区のほかの区の名前もありまして、これはつまり23区一斉にこれの東京都環境公社に受託をすることにしましたということになったんでしょうか。
滝瀬清掃事務所長
こちらでございますけども、現在この公社でございますが、23区中18区と契約をしている状況でございます。今回、中野区のほうでも契約をさせていただきますが、既存のスマートフォンの専用ページは既にあるところでございますけども、この中に中野区の対応ということで入れていただくという形になります。
羽鳥委員
この10万件って、1件というのは、一つの粗大ごみをカウントする数え方ですか。電話の件数ですか。
滝瀬清掃事務所長
こちらは電話の、10万件は1件ずつの電話のカウントになりますが、実際に粗大ごみの個数といったものはちょっと違いがございます。参考までに、平成27年度の粗大ごみの個数でございますが、27万8,209個ということになりますので、こちらの電話のほうは1件ずつのカウント、粗大ごみの個数はまた別という形になります。
加藤委員
電話10万件で、例えば電話番号を調べる際にはインターネットから電話番号を調べた上でかけることが多いとは思うんですが、それなのにインターネットが3万件で、電話が10万件になってしまうというのはどの辺が原因だと思われますか。
滝瀬清掃事務所長
インターネット利用率というお尋ねかと思いますが、現在のところ、約3割にとどまるところでございます。実際のところ、電話番号をどのように調べたかというのは定かではないんですが、このようなごみの御案内なども区で配布してございますので、皆様、必ずしもインターネットでの電話番号の調査というか探知ではないのかなと思いますが、今後、さまざまな周知、工夫を凝らしまして、インターネット利用率なども上げていきたいと思っております。
加藤委員
もう一つなんですが、以前、この委員会でも話があったと思うんですが、メール配信機能のところとスマートフォンのごみ分別アプリ、この連携みたいなものというのは、ちょっとこの資料からは連携しているようには見えないんですけど、どういう形なのかを教えていただけますか。
滝瀬清掃事務所長
ごみ分別アプリの中身に、粗大ごみはこちらというような御案内がございます。そちらをタップしていくと、こちらの、先ほどのスマートファン専用ページに、タップしていけば行けるような連携はとっていると。こちらのちょっと、すみません、イメージには掲載がございませんけども、スマートファンアプリの中で粗大ごみの申し込みまでにはたどりつくといったような連携方法はとっております。
加藤委員
アプリのほうでプッシュ配信されるということまではいかないということ、リンクさせるだけということですか。
滝瀬清掃事務所長
ごみ分別アプリからリンクをたどっていく形になります。メール配信機能につきましては、粗大ごみのシステムで行っておりますので、スマートファン専用ページのほうでの機能という形になります。
委員長
他に質疑はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
委員長
質疑がなければ、以上で本報告について終了いたします。
次に、4番、国による羽田空港機能強化策に係る環境影響等に配慮した方策についての報告を求めます。
浅川環境部副参事(生活環境担当)
それでは、国による羽田空港機能強化策に係る環境影響等に配慮した方策についてということで、資料(資料6)に基づきまして、国土交通省からの情報提供をさせていただきます。
国は、羽田空港機能強化策の具体化に向けまして、昨年度実施した説明会等で寄せられた住民からの意見や関係自治体からの要望を踏まえ、環境影響等に配慮した方策を検討してきたところでございます。そのうちの飛行経路案の一部修正、こちらは4月19日に公表しておりまして、本委員会におきましても、閉会中の5月17日に情報提供させていただいているところでございます。7月29日でございますが、これに加え、環境対策、安全対策等の方策を公表したので、情報提供するものでございます。
方策の全体につきまして、資料の項目1をごらんいただきたいと思います。
(1)「運用の工夫」以下、「環境対策」、「安全対策」、「情報提供の推進」という内容になってございます。
このうち、(1)、ア、「南風時の到着経路に係る進入開始高度の引き上げを目的とした、飛行経路の一部修正」につきましては、先ほども申し上げましたとおり、この部分だけ先に公表されております。これによりまして、中野区上空を飛ぶ2本のルートのうち、西側ルートは当初3,000フィート――これは約900メートルでございます――ということでございましたけれども、悪天候時を除き、もっと高い高度から区内に入りまして、角度をつけて航行し、区内を出るときに3,000フィートになるということでございました。一方、東側のルートにつきましては、西側ルートと抵触しないよう、さらに東側――ですので、新宿側に移動しまして、東中野の一部だけ上空を飛ぶということになるというものでございました。
次に、イといたしまして、新たに「南風時B滑走路出発便数の削減を目的とした、各滑走路の使用便数の調整」を打ち出してございます。これにつきまして、中野区に与える影響は、後ほど御説明をさせていただきます。
さらに、ウといたしまして、「北風時の新出発経路に係る朝の運用時間の後ろ倒し」ということで、早朝の時間帯の影響を少なくしたものでございます。これにつきましては、直接的には本区への影響はございません。中野区上空を飛ぶのは、到着経路、南風時、さらに午後3時から7時までということで、変更はございません。
続きまして、(2)の環境対策、これにつきましては、羽田空港の国際線着陸料というものがございますけれども、従来、航空機の重量により決定されていた、この着陸料につきまして、今後は重量プラス騒音の要素を組み合わせた体系へと見直すことによりまして、結果として低騒音の航空機導入を促進するものでございます。
それから、(3)安全対策でございます。
アといたしまして、現在でも国際民間航空機関、これはICAOと呼んでおりますけれども、これの基準に基づく外国航空機の安全確保の措置を講じているものでございますけれども、日本への乗り入れに当たり、航空当局が実施してございます安全審査や空港での抜き打ち監査等安全確保の確認を徹底するとしております。
また、落下物対策でございます。これまでも部品の脱落や氷の塊――氷塊でございます――氷塊の落下防止をしているというところでございますけれども、今後は、国の職員によります駐機中の航空機をチェックする新たな仕組みを構築するということでございます。
また、4の情報提供の推進の項目でございます。
アといたしまして、住民への丁寧な情報提供・理解促進のため、ホームページや特設電話窓口の活用、さらに市民窓口の設置など総合的なコミュニケーションの推進。
また、イといたしまして、新たな騒音測定局設置等によります新航空経路の騒音影響監視・情報提供を行うとしております。
次に、資料の大きな2番でございます。先ほど1の(1)、イで御説明申し上げました各滑走路の便数調整の中野区への影響について申し上げます。
裏面をごらんいただけますでしょうか。これは、国交省資料の抜粋でございますけれども、左側の地図、これは羽田空港の滑走路の配置図になってございます。羽田空港は、A、B、C、Dと四つの滑走路が井桁状に配置してございまして、調整しながら安全で効率的な運用をしてございます。太い青枠の「24機」と書いてあるところがB滑走路でございます。一般に航空機は、着陸より離陸が音の影響が大きくなるという中で、この24機、また隣のA滑走路の22機、これを少しでも分散させようということで、今度は右の図でございます。D滑走から5機を出発させるよう変更いたしました。このように、全体の航空路の割り振りを見直す中で、今度は赤で書いてある部分でございます。中野区の西側を通って着陸するのはA滑走路でございます。プラス1機の14機。同じく、中野区東側ルートを通って着陸するC滑走路は、マイナス1機の30機に変更になったというものでございます。
以上のことにつきましては、表面の大きな2番に書いてございますとおりでございます。
以上がこのたび国交省が発表いたしました羽田空港機能強化策に係る環境影響等に配慮した方策でございます。
説明が細かくなり恐縮でございましたけれども、国交省ホームページは図入りで説明してございます。これらを中野区ホームページにリンクして、区民の皆様に周知してまいります。
私からの情報提供は以上でございます。
委員長
ただいまの報告に対し、質疑はありませんか。
むとう委員
機能強化策ということで、23区の住宅密集地の上空を飛ぶということになったことで、中野は割と上のほうではあるんですけれども、このことによってすごく影響の出る区もあり、例えば上空を今回通ることになった各区で国に対して統一的な何か要望とか意見とかを上げたというような経過はなかったんでしょうか。
浅川環境部副参事(生活環境担当)
これは23区個別というよりも、まず23区が東京都、それから区以外の市部、それから近隣の県等と協議を持ちまして国への要望、これはしていく機会がございましたので、そういう場所を通して国に対して意見を申し入れたということでございます。
意見の内容でございますけれども、今回のようにですけれども、環境、それから安全対策への配慮をすること、そして適時適切に説明を今後ともしていくことということを申し入れているところでございます。
むとう委員
これ、テレビの番組でも反対されている住民の方がインタビューに答えて、かなり問題として取り上げられてきたという経過もあるんですけれども、やっぱり住民、中野区民も同じですけれども、騒音もそうですし、落下物の危険性を皆さん、すごく心配をされているんですけれども、いざ落下しちゃったらどうなるのかというあたりがきちんと明確に示されていないというところの心配がいまだに残っているようなんですけれども、そのあたり、もし中野の上空でどこかの住宅に何か落っこってきたなんていうことになった場合には、どういうふうになっていくんでしょうか。
浅川環境部副参事(生活環境担当)
まず、落下物の現況でございますけれども、過去10年間に羽田空港周辺での落下についてはゼロ件でございました。確かにどこの空港に対してもないということではございませんで、成田空港等は18件ほど10年間ではあるということでございます。これに対しても、落下物の対策をしっかり講じるということでございます。国のほうから航空会社に対して、点検整備を徹底するように指導しているし、またそれを強化するということでございます。航空会社の関係者には、会議を定期的に持ちまして、これらの状況や対策について情報共有をして検討を図っているということでございます。
万一落下物が発生した場合の補償ということになりますけれども、これは原因究明はもちろん国が調査を行うわけでございますけれども、原因者――多くの場合にはこれは航空会社ということになろうかと思いますけれども、原因者が被害を補償するということになるものでございます。
むとう委員
国が調査するということなんですけれども、区は全く――区民に被害が及んだときに、区のかかわり方というのはどうなっていくんですか。
浅川環境部副参事(生活環境担当)
第一義的には、国が航空機調査委員会等での調査をして原因究明をしていくものと考えております。
むとう委員
繰り返しになりますが、それはそうだと思っているんですけれども、その際に、区はどういうかかわり方、かかわらないということなんでしょうか。
戸辺環境部長
当然、そうした被害が起きた場合については、一義的には区のほうに問い合わせ等が入る場合がございます。そうした場合につきましては、状況を区としてもお聞きするなり、国機関等にそうした情報を的確に伝えて、国がすぐに調査に入れるようにサポートしていくというふうな対応になろうかと考えてございます。
羽鳥委員
落下物のところでお尋ねなんですけれども、先ほど副参事のほうから、調査は国だと、原因者が補償というふうなことだったんですけれども、それが例えば航空機の部品とかなら比較的原因者というのは調査しやすいかなというふうに思うんですけれども、落下物というと、そういった部品だけではなくて、飛行中に付着をした氷とかが落下するということもあるわけです。そういった場合は非常に困難だと思うんですけれども、どういった補償の仕方、原因者、特定の仕方というのが考えられるんでしょうか。
浅川環境部副参事(生活環境担当)
氷でありましても、落下物は落下物でございます。それは今、委員の御指摘のあったことは、氷であると、ほかの落下物より調査が困難であろうかというところでございますが、何が落っこちてくると困難で何がということはまた別のことではないかと思います。ただ、確かに部品ではなく、何が落ちるかというと、氷の塊というのは一つのカテゴリーとしてありまして、なぜ氷が落ちるかというところについては、飛行機内で使用した飲料水や手洗いの水などの一部――手洗いというのは、トイレ等は別でございますけれども、こういうものは基本的に安全に機外に排出するというやり方で排出するということになってございます。これが飛び散るのを防ぐために、凍結防止用のヒーターで十分熱するとか、整備時に給水パイプに水が残ったりしないような水切りを徹底するといった、これは飛行機の構造としての取り組みの安全性をさらに高めていくということでございます。
羽鳥委員
私がお尋ねしたかったのは、原因者がわかりにくいと補償がしにくいんじゃないですかということなんですけれども、ちょっと今聞いたことですから、なかなかお答えしにくいというのであればまた後日とか、また後とかでもいいんですけれども、特定について、また補償についてというのがやりにくいんじゃないんですかということなんですけれども、いかがでしょうか。
浅川環境部副参事(生活環境担当)
これは国交省の説明の中でございますけれども、航空機からの落下物であるということは特定されたんだけれども、その原因者が特定されていないという場合には、落下物被害救済制度というのがございます。この中で、該当する可能性がある航空会社が保険金により被害額を分担するということになっているという説明がございました。
羽鳥委員
わかりました。あと、やっぱりいろいろと整備、点検、徹底されるというふうな、それは当然だとは思うんですけれども、それをやっても、どうやってもやっぱり落下物というのは防げない、そうなっていても防げないわけで、そういったところから、これまで住宅密集地である東京には、上空は着陸経路とはしないというふうな経緯だったと思うんです。いろいろテレビなどでも放映をされてきて、そういったところで初めて中野区上空を飛ぶことになったということを知る区民の方々、人もいると思います。もう既に国交省のほうで説明会はやられたというふうなことなんですけれども、形式にしても、オープンハウス方式で展示パネルを見て質問するという形式だと、なかなかわかりにくいと。何を質問していいかもわからないというふうなことも聞きまして、やっぱり改めて教室形式であるだとかで説明会をしっかり行っていくことを求めていくべきじゃないかなというふうに思うんですけれども、いかがでしょうか。
浅川環境部副参事(生活環境担当)
オープンハウス形式の説明会につきましては、直接、国の担当者に質問が気楽にしやすいということで、一定の参加者からの評価はいただいているところでございます。
なお、それがどういう形式であるかは別といたしましてですけれども、今後とも国に対しては、適時適切な形で情報提供を密に行っていくようにということで、関係区等も含めまして要望を行っているところでございます。
羽鳥委員
あと、騒音測定器の設置等によるというふうなところなんですけれども、これは設置場所などは決まっているのでしょうか。
浅川環境部副参事(生活環境担当)
騒音測定局の設置場所については、まだ国のほうから説明はございません。
委員長
他に質疑はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
委員長
質疑がなければ、以上で本報告について終了いたします。
次に、5番、その他で何か報告はありますか。
伊藤区民サービス管理部副参事(戸籍住民担当)
南部すこやか福祉センター等複合施設の愛称につきまして、口頭報告をさせていただきます。
施設の改修に当たりまして、区民に親しんでいただける施設になるよう、施設の愛称を7月13日から8月20日までの期間で募集いたしました。応募していただいた愛称を選考した結果、平仮名で「みなみらいず」と決定いたしました。この愛称の意味は、子どもから高齢者まで、皆様の未来図づくりが支援され、南中野の活性化による繁栄、英語でライズと言いますけれども、この繁栄が期待されるということでございます。応募件数は110件、77人の方に応募していただきました。結果につきましては、本人宛に通知するほか、区報、ホームページで公表する予定でございます。
報告は以上でございます。
委員長
ただいまの報告に対し、質疑はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
委員長
質疑がなければ、以上で本報告について終了いたします。
他に報告はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
委員長
なければ、以上で所管事項の報告を終了いたします。
次に、審査日程のその他に入ります。
委員会を暫時休憩します。
(午前10時42分)
委員長
委員会を再開いたします。
(午前10時44分)
休憩中に御確認いただきましたとおり、次回の委員会は第3回定例会中とし、急を要する案件が生じた場合は正副委員長から招集をさせていただきたいと思いますが、御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
委員長
御異議ありませんので、そのように決定いたします。
本日予定した日程は全て終了いたしますが、各委員、理事者から何か発言はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
委員長
なければ、以上で区民委員会を散会いたします。
(午前10時44分)