平成28年10月11日中野区議会区役所及び体育館整備調査特別委員会(第3回定例会)
平成28年10月11日中野区議会区役所及び体育館整備調査特別委員会(第3回定例会)の会議録
平成26年05月14日中野駅周辺地区等整備特別委員会.doc

中野区議会区役所及び体育館整備調査特別委員会〔平成28年10月11日〕

 

区役所及び体育館整備調査特別委員会会議記録

 

○開会日 平成28年10月11日

 

○場所  中野区議会第1委員会室

 

○開会  午後100

 

○閉会  午後226

 

○出席委員(14名)

 大内 しんご委員長

 平山 英明副委員長

 加藤 たくま委員

 渡辺 たけし委員

 北原 ともあき委員

 高橋 かずちか委員

 小林 ぜんいち委員

 いながき じゅん子委員

 小杉 一男委員

 浦野 さとみ委員

 高橋 ちあき委員

 久保 りか委員

 酒井 たくや委員

 むとう 有子委員

 

○欠席委員(0名)

 

○出席説明員

 政策室長 髙橋 信一

 政策室副参事(企画担当) 海老沢 憲一

 政策室副参事(業務マネジメント改革担当) 永田 純一

 経営室長 篠原 文彦

 経営室副参事(経営担当) 朝井 めぐみ

 経営室副参事(施設担当) 宮﨑 勇一郎

 都市政策推進室長 奈良 浩二

 都市政策推進室副参事(中野駅周辺まちづくり担当) 松前 友香子

 区民サービス管理部長 白土 純

 区民サービス管理部副参事(情報システム担当) 中谷 博

 区民サービス管理部副参事(戸籍住民担当) 伊藤 正秀

 健康福祉部長 瀬田 敏幸

 健康福祉部副参事(地域スポーツ推進担当) 永見 英光

 都市基盤部長 尾﨑 孝

 都市基盤部参事(都市計画担当) 豊川 士朗

 都市基盤部副参事(道路・公園管理担当) 高橋 均

 都市基盤部副参事(都市基盤整備担当) 千田 真史

 都市基盤部副参事(防災・都市安全担当) 鈴木 崇

 

○事務局職員

 書記 鎌形 聡美

 書記 関村 英希

 

○委員長署名


審査日程

○議題

 区役所の整備について

 体育館の整備について

○所管事項の報告

 1 平和の森公園再整備基本設計(案)について 

(企画担当、地域スポーツ推進担当、都市基盤整備担当)

 2 他自治体の新庁舎視察の報告について(経営担当)

 3 区役所と東京都第三建設事務所の移転整備について(経営担当)

○その他

 

委員長

 それでは、定足数に達しましたので、ただいまから区役所及び体育館整備調査特別委員会を開会いたします。

 

(午後1時00分)

 

 本日の審査日程ですが、お手元に配付の審査日程(案)(資料1)のとおり進めたいと思いますが、御異議ありませんか。

 

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 御異議ありませんので、そのように進めます。

 それでは、議事に入ります。

 区役所の整備について、体育館の整備についてを一括して議題に供します。

 所管事項の報告を受けます。

 1番、平和の森公園再整備基本設計(案)についての報告を求めます。

海老沢政策室副参事(企画担当)

 平和の森公園再整備基本設計(案)につきまして、資料(資料2)に基づきまして報告をいたします。

 本報告につきましては、総務、厚生、建設委員会で同様の報告をさせていただいたところでございます。

 本整備計画につきましては、整備基本計画を6月に策定をいたしまして、これに沿いまして基本設計を進めまして、8月に中間のまとめを報告したところでございます。今回、これをさらに進めまして、基本設計の案といたしまして、今後区民説明会を開催したいというふうに考えております。

 基本設計の案でございますが、後ほど別紙により御説明をさせていただきたいと思います。

 2番、基本設計(案)中間のまとめからの主な変更点といたしまして、1番、駐輪場の増設でございますが、自転車利用の配慮をいたしまして、設置されていなかった公園エントランス部分と沼袋駅直近の入り口につきまして屋外駐輪場を追加をいたしました。382台分から420台分へ追加をしたというところでございます。

 2点目といたしまして、再整備の基本コンセプトでございます区民の憩いの交流の場等の機能を拡充するために、バーベキューが楽しめる区画を5区画整備するということにさせていただきました。

 それから、3点目、また、健康づくりの視点から、既存の健康遊具をリニューアルいたしまして、ウォーキング、ジョギングコース沿いに8基の遊具を設置するということにしたものでございます。

 3番、整備方法、概算整備費につきましては、中間のまとめで報告したものと同様でございますが、新体育館につきましては整備費が約86億円。外構含まず、本体整備費のみでございますが、実施設計・施工の一括発注方式で進めてまいりたいと思います。その他、公園整備費が約22億円、合計108億円の工事経費ということになります。こちらにつきましては、実施設計の後、1期工事、2期工事と分けて整備を進めたいというふうに考えております。

 4点目、区民説明会の開催でございますが、ごらんの日程で実施をさせていただきます。

 裏面になりますけれども、5番の今後の予定でございますが、10月に基本設計を策定をいたしまして、公園整備の実施設計事業者、体育館につきましては設計・施工の事業者の選定作業に入っていきたいと考えております。工事の区分でございますが、それぞれの工事の施工年次を記載しておりますので御参照いただきたいと思います。

 それでは、次に、別紙でございますが、基本設計の案でございますが、中間のまとめと変わった点を中心にお話しいたします。

 まず、1枚目でございますが、概要として、上部の囲みの部分でございますが、再整備の基本コンセプトを四つの囲みで記載させていただいております。その下にイメージ図がございますけれども、ここに番号が振ってございます。各イメージの番号ごとにそれぞれの整備内容が記載されているところでございます。御参照をいただきたいというふうに思います。内容について、これまでに説明したものと相違はないところでございます。

 次、1枚めくっていただきまして、公園の全体図を記載しております。この中でオレンジ色で記載した部分が屋外駐輪場でございますけれども、エントランス広場の部分と、あと沼袋駅直近の入り口の部分、この部分につきまして駐輪場を2カ所追加してございます。また、バーベキューサイトにつきましては樹木エリアの部分でございますけれども、真ん中のところに五つ、5カ所、赤く囲ったところがございます。ここの部分に、現在の案といたしましてはバーベキューサイトを整備したいというふうに考えています。トリム遊具でございますが、点線のウォーキング・ジョギングコース沿いに8基設置をしたいというふうに考えております。他の部分については、大きな変更はございません。

 次ページでございますが、体育館でございます。左上に建物概要を記載させていただきましたが、建築面積で5,900平米、延べ床面積が1万1,800平米、建物の高さといたしましては25.5メートルということになってございます。

 所要諸室の一覧につきましては、中間のまとめから大きく変更したところはないというところでございます。

 その次のページ以降でございますが、体育館の平面図、立面図ということになってございます。一番最後のページが立面図ということでございますので、御参照いただければというふうに考えております。

 以上で報告のほうを終了させていただきます。

委員長

 ただいまの報告に対して質疑はありませんか。

小杉委員

 公園再整備の反対の立場から幾つか質疑をさせていただきます。

 この2-2のところのバーベキューサイトの整備、提案についてであります。

 まず、たばこの扱いについてですけれども、中野区の吸い殻、空き缶等の散乱及び歩行喫煙の防止等に関する条例についてでは、第5条2項で「区民等は、他人の身体及び財産の安全のため、公共の場所においては歩行喫煙をしないように努めなければならない」と定められています。公共の場所の中には道路とか公園とか広場とか入っていますので、平和の森公園も歩行喫煙は禁止だということですね。しかし、路上喫煙は禁止区域に入っていないということです。公園の今の運用のルールでは喫煙の取り扱いはどのようになっているのか、確認をしたいのですが。

高橋都市基盤部副参事(道路・公園管理担当)

 現在、平和の森公園内では、特に禁煙ということではございません。喫煙マナーに配慮の上、たばこを吸う方は吸っていただくということになります。

小杉委員

 歩行喫煙は条例で努力義務とされて、禁止はされていますけれども、公園の運用としては禁止されてはいないと。マナーに配慮してということですけれども、どこで吸うのかもちょっと決められていないということです。平成22年2月25日に厚生労働省の保健局長が特別区長宛てに出した通知だと、公共空間、公共的な空間について、原則全面禁煙であるべきで、それが困難な場合は、当面の間分煙で受動喫煙防止対策を求めるとしています。地方自治体の責務として、これを実行させるという方向ということでよろしいでしょうか。

高橋都市基盤部副参事(道路・公園管理担当)

 委員御指摘の趣旨、公園に関して申し上げますと、先ほど申し上げました喫煙マナーへの配慮、そこに、近くにいる関係のない方が喫煙者の煙を吸い込まないように御配慮いただくという趣旨も入るかと存じます。

小杉委員

 そういう通知が出ていますので、そういう方向で基本的に喫煙のルールを定めていっていただきたいと思います。

 バーベキューサイトの話に入りますが、どのような火気を使うことを想定していますでしょうか。

千田都市基盤部副参事(都市基盤整備担当)

 公園整備に当たっての火気の利用についての想定ですが、こちらについては、まず直火は禁止ということでは考えております。また、炭とかガスとか、そういった火気につきましては、今後管理形態等によってまた特定してまいりたいということで考えております。

小杉委員

 ありがとうございます。バーベキューサイトの設置によって樹木がどれだけ削られるかもちょっと伺いたいのですが。

千田都市基盤部副参事(都市基盤整備担当)

 今回のバーベキュー施設の配置につきましては既存の森の中につくるということで想定しておりますので、特にこれによって樹木の移植が必要になるとか、もしくは、これがなければ新たに樹木が設置できるとか、そういったところはございません。

小杉委員

 昨年6月の資料では、平和の森公園内の再整備及び新体育館の建設についてで、東京オリンピック・パラリンピックの競技大会を区民の健康づくり、スポーツの取り組み意欲を向上させる大きなチャンスとして活用するとしています。2月の本会議では、田中区長は、大会の機運醸成のためにも、海外の選手団の事前のキャンプ地や練習場として活用したいと考えておりますと答えています。結構、受動喫煙の防止が国として目指されているときに、公園という公共の場で喫煙の扱いもなかなか明確になっていない。そして、オリンピックの事前キャンプ地での練習場を想定している場所に、選手や市民が運動するすぐ隣でバーベキューをやって煙を出してしまうのは、なかなか、中野区が掲げる公園のスポーツ機能の拡充と健康づくりの推進の方針と大きく矛盾するのだと思います。防火林を切って、その下で火気を使うのも大きな矛盾だと思いますが、どのように考えていますでしょうか。

千田都市基盤部副参事(都市基盤整備担当)

 まず、重ねてお答えしますが、今回のバーベキュー施設につきましては、樹木の移植等を要するような設置は考えていないというところです。また、こちらの施設がないから樹木がそこに植えられるというものでもございません。また、今後のそういったオリンピック等に向けてのそういったスポーツ健康づくりの、そういった区民の意識醸成の場としてバーベキューはというところがございますが、まず、バーベキュー施設につきましては、やはり公園のこのコミュニティ機能とか、そういったところに資するものと考えておりまして、それが直ちにこのスポーツ機能と矛盾するということでは考えてはおりません。また、たばこについては、いろいろな取り組みが常に進行しているところですので、そういったのを見ながら、この平和の森公園整備についても必要に応じて考えていくという考えでおります。

小杉委員

 スポーツの拠点にするということなわけですから、なかなかバーベキューする人にとっては、このバーベキューをすればPM2.5が発生をします。吸い込んだら健康にも害するということで、なかなか、非常に問題だなと思います。なかなか広い土地、公園であればいいんですけれども、やはり中野の平和の森は狭い公園になっています。区民とって貴重な防災公園です。こうしたところに毎日のように75人の人が集まって飲酒も行うと。防火林の下でも火を、煙を出すということで、非常によくないのかなと思います。そもそも地域の住民の意見を聞かないで、通り越して、区民みずからが決めた、区がみずから決めた健康づくりとかスポーツ機能の拡充との方針もちょっと逸脱していると考えております。

 以上になります。

委員長

 質問はいいの。

小杉委員

 要望とさせていただきます。

浦野委員

 確認も含めてお伺いします。

 今回、中間のまとめの以降にこの基本設計の案ということで今回示されました。今、小杉委員のほうからもありましたように、バーベキューサイトの設置というのが今回基本設計の案の中で初めて出されてきたと思います。これまでの区民の皆さんとの説明会や意見交換会や、また、直近で行われたパブリックコメントでもこうした意見はなかったと思うんですけれども、今回なぜこの基本設計の案で──かなり唐突感を感じるのですけれども──盛り込まれたのか、そのあたり、まず御説明をお願いいたします。

千田都市基盤部副参事(都市基盤整備担当)

 公園整備の計画検討においては、区民意見を踏まえ、さまざまな公園利用を想定しながら、魅力ある公園とすべく日々検討を重ねているところでございます。バーベキュー施設につきましては、新たなコミュニティや多様な世代間の交流に資するものと考えておりますので、今回、案として織り込んだ次第でございます。また、こちらのバーベキュー施設につきましては、やはり管理につきまして常駐管理というところが求められるということで考えております。したがいまして、公園としてこういったバーベキュー施設がいろいろな自治体の中でも人気であるところでありますが、中野区の中でそういったものをつくるには、そういった常駐管理の公園というとかなり数が限られますので、そういった意味ではこの規模、そういった、今後将来進むであろう管理形態、そういったものを勘案しながら、また、バーベキュー施設の効果についても照らし合わせて、今回案として提案したというところでございます。

浦野委員

 これまでの区民の方からのそういった意見交換会の場や、今、パブリックコメントの場ではなかったけれども、区としては検討を──そうしたら、いつから検討して、区としてはいつぐらいから検討してきたんですか。

千田都市基盤部副参事(都市基盤整備担当)

 繰り返しになりますが、公園整備の計画検討に当たりましては、当初から、より魅力的な公園ということで、さまざまなケースについて検討を重ねているところです。このバーベキュー案につきましては、施設につきましてはやはり当初からそういった話も、一つはそういった施設についての想定というものは当然ございました。ただ、限られたこの空間の中でどのように提供できるかという中で、これまでの中では案としてお示ししていなかったというものでございます。なお、今回こちらのほうで、バーベキュー施設についても案としてお示ししましたので、またこれについての説明会も予定しておりますので、またさまざまな意見等をお寄せいただけるものと考えております。

浦野委員

 そうすると、当初から検討はしてきたけれども、いろいろ、今御説明いただいた経過の中でということなんですけれども、都内でもこういったバーベキュー施設がある公園はあると、私も知っていますけれども、この平和の森公園と同じぐらいの面積規模でこうしたバーベキュー施設を持っているところというのはあるんですか。

千田都市基盤部副参事(都市基盤整備担当)

 さまざまバーベキュー施設として参考にしている公園はございますが、公園の面積規模としてどちらかの公園と同レベルというような参照データは現段階では持ち合わせておりません。

浦野委員

 ざっとですけれども、私も調べてみましたけれども、例えば杉並の和田堀公園や、板橋の赤塚公園や、練馬の光が丘公園、近隣にもあります。ただ、それらの公園はやっぱり広くて、大体平和の森は今5.5ヘクタールで、未開園の部分の開園と合わせれば約7ヘクタール弱ぐらいになると思うんですけれども、そういった杉並や板橋、練馬などは、やっぱり小さいところでも26ヘクタールぐらいなんですよね。この今回示された設計(案)を見ると、ちょうど多目的広場と草地広場のちょうど真ん中あたりということで、すぐ横にはウォーキングやジョギングコースもありますし、今回滑り台、子どもたちが使用することを想定しているこの滑り台もすぐ横にあって、先ほど答弁の中で、限られた空間の中でとありましたけれども、何かここにいろいろなものを全てすごい盛り込み過ぎている感はすごい感じます。先ほどのところで、当初から検討はしてきたけれども、何か唐突感がやっぱり感じますし、何か何でもありというような感じはやはり否めません。

 ちょっと関連して樹木について伺いたいんですけれども、先ほど小杉委員との質疑の中で、ここは既存の場所なので、ここに新たに植樹するわけでもないし、これによって木々には影響はないというふうにおっしゃっていたのですけれども、そうすると、ここに、今あるもののところに、木のふもとといいますか、そのスペースのところにこれをつくっていくということになるんですか。

千田都市基盤部副参事(都市基盤整備担当)

 今計画しています空間といたしましては、委員おっしゃるとおりでございます。

浦野委員

 では、樹木にちょっと関連して伺いたいんですけれども、今回この基本設計(案)の、この案の裏側の図面の中で、このページで言うと右上でしょうか、それぞれ既存の樹木と、あと新たに植樹する樹木、移植樹ということで、その新たに植える樹木と移植に関してはかなり詳細に本数が今回出されました。これは今までなかったことだと思うんですけれども、ちょっと前回もお聞きして、基本設計のときには示せるだろうということだったんですけれども、この公園の、この図で言うと南側でしょうか、この水再生センターとの、設置する、触れる部分のところに、今回このトラックが来るわけですけれども、ここにある低中木の、今ざっと100本ぐらいあると思うんですけれども、これ、こうしたところの伐採の本数、これまでお聞きしたときには基本設計のところで示していくということだったんですけれども、今回こうやってかなり具体的な本数が出ているので、そうした部分の伐採の本数も恐らく把握されているんじゃないかなと思うんですけれども、そのあたりはいかがでしょうか。

千田都市基盤部副参事(都市基盤整備担当)

 委員おっしゃる部分につきましては、今計画しているトラックに活用できる園路の横の部分だと思うんですが、そちらにつきましては2.5メートル以上の高木で、影響を受ける樹木につきましては42本ということでございます。

浦野委員

 42本が影響を受けるということですね。2.5メートル。逆に、その2.5メートルよりも低い、ここはかなり低中木の木があるんですけれども、それより低い樹木に関してはどうですか。

千田都市基盤部副参事(都市基盤整備担当)

 現在整理を進めているものについては、2.5メートル以上の高木というものについては、具体的な整理を進めさせていただいているところです。それ以外のものにつきましては、実生で生えているものもございましたりしておりますので、特に具体的な植栽の運用計画というものでは定めてはおりません。

浦野委員

 わかりました。

 それで、以前のときに、この今の少年スポーツ広場を多目的広場に拡張することで、これ、3メートル以上でしたか──の木が約300本、290本でしたか、影響を受ける。今御答弁いただいた2.5メートル以上が42本で、合計で約340本弱ぐらいになるんでしょうか。ということなんですけれども、今回そうすると、その伐採する木が約それだけの本数で、新たに植える木と移植する木との、全体としては、そうすると差し引き、その340本から、この新たに植えるものとここに移植するとの差し引きで、全体の木についての管理ということを考えればよろしいですか。

千田都市基盤部副参事(都市基盤整備担当)

 委員おっしゃるとおり、これまでにつきましては3メートル以上の高木で300本弱の樹木が今後影響を受ける本数であるということでお答えさせていただいておりました。今回につきましては、通常、高木の定義の2.5メートル以上については整理させていただいておりまして、その中で、公園全体の中で影響を受ける想定本数が226本、そのうち移植活用するものが41本でございますので、今後、移植以外の対応が求められるものは185本ということで考えているところです。なお、新植については委員おっしゃるとおりでございます。

浦野委員

 それで、今回のこの基本設計の中でも、基本設計のこの表面になりますか、この②のところで「四季を通じ自然豊かな森と水辺」ということで、ここに書いてあるとおり、今、平和の森公園、木はかなり大きく育って避暑的な機能となっていますけれども、そうすると、今の全体の計画では、今の公園よりも木は減るということでよろしいですか。

千田都市基盤部副参事(都市基盤整備担当)

 これまでの樹木の公園環境につきましては、やはり常緑樹が密集し過ぎておりまして、足元の草木がなかなか育成できないという環境でございました。今回、高木につきましては、それらが整理されることで減る一方、草花としては今後ふえていきますので、緑としては今後より増進を図ってまいりたいということで考えております。

浦野委員

 最後に、今後の予定等のところで伺いたいんですけれども、8月末の中間まとめ、御報告いただいた中では、基本設計の策定がことしの11月というふうになっていました。今回示された資料を見ると、これ、10月っていうふうになっています。まさに今月になるわけですけれども、これからこの基本設計の案については、今度の日曜日と来週の火曜日、水曜日、計3回説明会をして、先ほどのやりとりでもそういった説明会で出された意見も含めて設計をしていきたいというふうにありましたけれども、これ、本当にこの10月で、意見交換会の直後で、そういった形で反映できるんですか。まず、その11月が10月になったのはどうしてなんでしょうか。

海老沢政策室副参事(企画担当)

 設計施工を11月から始めるということでございまして、10月に説明会を行い、その中で出された意見について反映できるものは反映し、10月中に決めていきたいということで、10月ということにさせていただいたものでございます。

浦野委員

 そうすると、当初の予定よりもさらに1カ月、この10月ということで、本当に意見交換会で出された意見を反映させることができるのかということでは、すごい疑問を感じます。また、そういった姿勢や意思もやっぱり感じないというふうに思います。これまでやはり繰り返し指摘してきましたけれども、結局、区が進めたいこうした方向で、これまで出されたいろいろな意見交換会の意見や、また議会でも繰り返し指摘させていただきましたけれども、そうした議会に対しても陳情や請願も繰り返し出されましたけれども、本当にそういった区民の声をまともに反映させていこうという気がやはり感じないように思います。まして、今回この概算整備費が8月末に示されて、今回この整備費が示された以降としては初めての説明会にもなると思います。これだけの費用になるなら、その計画全体の見直しをという声も出てくるのもやはり当然ではないかというふうに思いますし、やはりそうしたことを含めて本当に説明会での意見を反映させることができるんでしょうか。最後に確認で伺います。

海老沢政策室副参事(企画担当)

 説明会ということでございまして、基本設計の案ということの中、全体を説明いたしまして、その中で意見として取り入れられるものは取り入れ、10月に策定をしたいというふうに考えております。

久保委員

 今回、定例会の中でも、私もちょっと受動喫煙についての質問等をさせていただいたので、先ほどの御質疑の中にもあったのですけれども、公園のほうの喫煙所についてお伺いをいたします。今、灰皿の設置等は平和の森公園の中ではどのようになっていますか。

千田都市基盤部副参事(都市基盤整備担当)

 現況の平和の森公園につきましては、灰皿等は設置されていないという状況でございます。

久保委員

 灰皿が未設置ということで、未設置であるということは、基本的にはたばこ、歩行喫煙で、してはいけないわけでしょうから、たばこを吸わないというのがきっとこの公園の中のルールなのではないかなと思っていたんですが、そうではないんですか。

高橋都市基盤部副参事(道路・公園管理担当)

 公園内を禁煙にしているということではございません。先ほどのとおり、喫煙マナーに御配慮いただくということになります。

久保委員

 喫煙マナーに御配慮いただくといっても、そのルール自体が明確でないと、決定ができないのではないかなと思います。今まで、例えば幼児遊具があるところですとか、また、今回、トリム遊具のほうも改善を図っているということでございますけれども、そういったスペースでは確かに必要なところに設けるということは、そぐわないかもしれませんが、今回バーベキューサイトなどもあって、その中でマナーをというようなことを呼びかけるよりも、むしろここは大丈夫なんですよということで喫煙所を設ける、灰皿を設けるということであれば、明確にそういうのもするべきではないかと思うんですが、それはいかがですか。

千田都市基盤部副参事(都市基盤整備担当)

 公園全体というより、平和の森公園ということの現状と今の公園ルールを勘案してお答えさせていただければ、まず、委員おっしゃるように、そういった受動喫煙、そういった意識等が高まり進行しているということは認識しております。したがいまして、今回こちらの公園につきましては、他の公園と違ってやはり常駐管理というものや、新たに公園の屋内施設というものも整備されますので、そういったものを照らし合わせながら、最も望ましいような喫煙環境というものについても検討してまいりたいということで考えております。

久保委員

 バーベキューサイトのところなんですけれども、今回こういったお示しをされまして、ここの水回りですとか、また、園内灯ですとか、そういったところはどのようになるんですか。

千田都市基盤部副参事(都市基盤整備担当)

 どのように……。(「バーベキューサイトのところにはそういったものがないのかなと」と呼ぶ者あり)喫煙関係でということですか。

久保委員

 ごめんなさいね、今、私が伺ったのは、水回りだとか、バーベキューサイトをやるんだったら水回りも必要ではないかなと思いますし、また、トイレも近くに必要ではないかなと思いますし、園内灯も設置をするべきではないかなと思うんですけれども、ここの、今五つのところにはそういったことが記されていないと思ったので、その辺はいかがお考えですか。

千田都市基盤部副参事(都市基盤整備担当)

 まず、バーベキューコーナー、また水施設関係、そういったところの付帯設備関係ですが、今、バーベキュー施設につきましては夜間の利用とかそういったものは考えておりませんので、そちらにつきましては現段階では特にそれ専用の夜間照明というのは考えていないところです。ただ、やはり施設の性格上必要な水施設については、やはりこの構内に近いところに専用の施設をつくるということで考えているところです。また、水流れ等につきましては、やはり園路とかそういったところを中心には配置をしていくということで考えております。あと、トイレにつきましては、今までの既存の箇所プラス新たに屋内公園施設として整備される体育館、そちらのほうとなります。

久保委員

 水回りを今後考えていくということであれば、トイレも考えたほうがいいのではないかなというふうに思います。

 先ほど、園内灯等は夜間照明ということでは考えていないということでおっしゃっていましたけれども、夜間でなくてもかなり、冬場になりますと夕方には日が落ちてくると暗いのではないかなと思うので、その辺のところもやはりきちっと、バーベキューサイトとして設けられるのであれば考えていかなければいけないのではないかなと思いますので、これにつきましては多分同じ御答弁になるかと思いますので結構でございます。

 今度この公園自体がさまざまな機能を持ち合わせていくわけでございますけれども、こちらのほうの管理については今後どのように進められていくとお考えですか。

千田都市基盤部副参事(都市基盤整備担当)

 今回、7.1ヘクタールにつきましては全て公園施設という形で整備されます。しかし、その中にはやはり体育館としての大きな機能もございますので、そういったものを総合的にどのように管理するのか、特に連携して管理効率を求めるのか、そういったところにつきましても、やはり運営というところも視点に入れながら、今後具体化してまいりたいということで考えております。

久保委員

 公園は公園で例えば指定管理などにするのか、また、体育館はそういった形でするのかということも、今まだ決まっていないということですね。今後そういったところも含めて検討をしていくというところかと思いますけれども、第1期、第2期というふうに分けて整備が進んでいく中で、その辺のところもやはりスケジュールをきちっとしていかなければいけないのではないかと思うのですが、その点につきまして、公園のほうの例えば指定管理など、管理をしていくというところになりますと、ここのスケジュールはどのようにお考えですか。

千田都市基盤部副参事(都市基盤整備担当)

 まず、1期、2期という形で公園部分については随時開放していく予定としておりますが、その間につきましては、やはり開放というところが前提で、まだまだ将来上の運営というところまで踏み込んだような形にはその段階ではなっていないということで考えております。委員おっしゃるような運営形態につきましては、やはり体育館がオープンのとき、そのときにはもうスタートできるようなところで、全体で考えていきたいということで考えております。

久保委員

 わかりました。

 体育館のほうでお伺いをいたしますけれども、同じく体育館につきましても、今、全体でということで、公園の中の屋内施設というような位置付けだということではございますが、やはり、今、中野体育館も大変利用者が多いという状況でございますし、また、団体での活用もあれば個人利用も大きい。私、これは前にも一般質問でも取り上げさせていただきましたけれども、トレーニング等に通っていらっしゃる方も、かなり長時間、今開放しておりますのでね。中野体育館においては。利用率が高いです。これらのことを考えると、やはり今後の運営というのは非常に重要になってくるかと思いますが、その点いかがお考えですか。

永見健康福祉部副参事(地域スポーツ推進担当)

 現在の中野体育館、多くの方が利用していただいているという、そういった状況でございます。現在は、中野体育館と鷺宮体育館、あわせまして指定管理者による運営ということで行ってございますので、もし指定管理者制度ということをとるということであれば、平成31年度開設ということですので、平成30年度をめどに公募をすると、そのような形になっているかなというふうに思っております。公園の部分とあわせて、今後運営の形態について検討していきたいというふうに考えてございます。

久保委員

 わかりました。

 先ほどの、一番初めのペーパーの中の、その他の公園整備費というところですけれども、ここの小広場につきましては、これはその他の公園整備費の中に整備費用は入っているのでしょうか。

千田都市基盤部副参事(都市基盤整備担当)

 この中に含まれております。

久保委員

 わかりました。ありがとうございます。

 もう一点、体育館のほうでお伺いをいたします。体育館の中の1階部分、多目的室というのがございまして、ここに卓球台の収納庫というものがついているので、そういった利用もされるのかなと思いますけれども、多目的室、このエントランスロビー、またカフェ、平和資料展示室等もございまして、場合によってはここで展示スペースなどとしても活用することができるのではないかなと思いますが、その点は、活用法はいかがですか。

永見健康福祉部副参事(地域スポーツ推進担当)

 体育館の施設ということでございまして、基本は運動スポーツを行っていく施設というふうに考えてはございます。今後、ほかの施設の状況でございますとか利用者のニーズ等を勘案いたしまして、多目的室の具体的な使い方でございますとかロビーの運用の仕方等についても検討していきたいというふうに考えてございます。

むとう委員

 今回、中間のまとめからの変更点ということで、3点あるということで、駐輪場の増設であるとかトリム遊具の更新というところは違和感なく、なるほどと思うんですけれども、やはりバーベキューサイトの整備というのは、今まで区民の皆様のほうからそういった御意見はあまり出ていなかったように私も思っているので、ちょっと唐突な変更点かなという印象を私もちょっと持ちました。そこでちょっとお尋ねしたいんですけれども、結構これ、5メートル掛ける7メートルという区画を五つつくるということで、割と大きい区画になっていくわけですけれども、これ、もしその区画をつくらなかった、バーベキューサイトをつくらなかった場合は、ここは樹木の足元で自由に散策できるというような状況というふうに思っていいんですか。

千田都市基盤部副参事(都市基盤整備担当)

 樹木間の中の土の状態というところでございます。

むとう委員

 要するに、自由に子どもたちが鬼ごっこしたりとか、かくれんぼしたりとかというようなことに利用できている場所かと思うんですよね。そこを区画を区切ってバーベキューのサイトをつくるということは、そこは、バーベキューって365日やる人もいないでしょうから、あいているときもあろうかとは思うんですけれども、そこは何か入れないような形の区画になっていくことを想定しているのでしょうか。利用する人がいなければ勝手に出入りができるというようなイメージなのでしょうか。どういうプランニングになっているのでしょうか。

千田都市基盤部副参事(都市基盤整備担当)

 イメージにつきましては、過日こちらの委員会のほうで視察に行った板橋区の公園、あちらも特に立入禁止の専用施設としては囲われたものではなかったというところでございます。我々の考えておりますこちらにつきましても、通常森の中で、許可を受けた者がこの範囲内でやってくださいというものが視覚的にわかるようなものとしては考えているところですが、特にそれ以外のときに人が立ち入らないような造作をするということは考えておりません。したがいまして、自由に利用できると考えております。

むとう委員

 ということは、よかったかなというふうに思うんですけれども、使っていないときには勝手に、そこも含めて飛び回って遊べるスペースというふうにはなっているというふうに思っていていいわけですね。

 あと、やはり気になるのが、使っているときに、バーベキューですからね、どうしたってたばこを吸う方もいらっしゃる──先ほど来御意見があったように、たばこを吸う方もいらっしゃるかと思うし、もしかしたらアルコールということにもなるのではないかというふうに思うんですけれども、アルコールなどの規制ということは全く考えていないんですかね。その辺はどう考えているんですか。

千田都市基盤部副参事(都市基盤整備担当)

 現在、中野区の平和の森公園におきましては、特に禁酒というような制限はございません。今回、整備後につきましても、そこら辺の規制については変わらないということで考えております。

むとう委員

 そうなんですか。当然バーベキュー、私も好きですから、バーベキューをしながら、やはり大人ですとかアルコールということも十分考えられるんですけれども、本当に、先ほど他の委員からもありましたように、この公園の規模が、中野の中では大きな公園の規模ですけれども、バーベキューがあると、この間見に行った、視察したような公園なんかはもっと規模が大きいので、エリアがはっきり分かれている感じがするんですよね。これは本当に公園の中に、森の中にあるというようなことですから、本当に普通に子どもたちが飛び回って遊ぶスペースとも入り組んでしまうという中で、アルコールであるとかたばこだというのはとっても気になるところなんですけれども、区はその点はどのように考えていらっしゃるんですか。酔っぱらうなんていう方がいたりとかというのも本当嫌だなと私は思うんですけれども、そういう使い方であるとかマナーを守って、礼節を持ってということであると思うんですけれども、その辺はかなり難しい。あってないに等しい制約になっていくのではないかと思うんですけれども、そのあたりは区はどういうふうに考えているんですか。

千田都市基盤部副参事(都市基盤整備担当)

 公園を初め、バーベキュー施設につきましては、委員おっしゃるようなマイナス面、そういったものも指摘されるような状況があるというところも認識しております。私の知っている公園の中でも、やはりそういったバーベキュー時のごみのマナーで、ことしの9月から閉鎖になったというような公園もございます。また、一方で、無料でありながら、それがうまく、地域の利用者のマナーが向上して、うまく機能しているというような公園もございます。したがいまして、我々といたしましては、そういったうまくいっている公園、うまくいっていない公園、そういったのを今後いろいろ研究しながら、こちらについてもやはり公園の利用者皆さんが楽しんでいただけるような、バーベキューの方だけではなくて他の公園利用者も楽しんでいただけるような公園環境づくりとして、そういったところはバーベキューについてのマイナス面が起こらないような研究は進めていきたいというふうに考えてございます。

むとう委員

 ということは、ここに提案されるということは、それなりの検討を重ねた結果だというふうに思うわけで、マイナス面だけではなくて、そのプラス面というところで、うまいこと利用できているというのはどこの何という公園で、どういう要因でうまいこといっているのかという研究はもうされているのでしょうか。

千田都市基盤部副参事(都市基盤整備担当)

 今回バーベキュー施設として成立するだろうという提案につきましては、やはりこの公園全体の今後の管理形態というところにございます。特に屋内施設である体育館というものも含めたこの管理については、やはり中野区の中で他の公園にはない管理形態となりますので、そういった意味では、公園としても、今まではなかなかそういった管理形態上、提供したくても、人気があってもできないというものについても、ここでは提供することができるのではないかというところでつくっているところです。今後のバーベキュー施設についてのマイナス面、こちらについては、具体的にこうすれば発生しないだろうという特定には現段階では完全には至っていないところですけれども、そういった将来の管理形態と照らし合わせながら、そういった成功事例や失敗事例、そういったのを研究しながら、そこについては管理形態とあわせて確定したいということで考えております。

むとう委員

 もう、提案されたわけですから、それなりのある程度検討はされてのことと思うので、うまくいっていることというのはどこかで実証されているんですか。

千田都市基盤部副参事(都市基盤整備担当)

 先ほど私のほうでお話しした、うまくいっている公園、いっていない公園というところにつきましては、まだ具体的に自治体のほうに意見を聞いているというところではございませんので、それについてはやはり、利用者のほかに自治体のほうの意見、そういうのを聞いてからまたそれについてはお答えしてまいりたいと考えております。ただ、やはりいろいろな公園の中で提供されているバーベキュー施設を見ますと、やはりこちらの公園での管理形態につきましては、それに対応できるものという判断のもと今回提案しているところです。

むとう委員

 これから十分調査検討していただいて、うまくいくようにつくるのであれば、しなければいけないと思いますので、うまくいっているところ、うまくいっていないところ、プラス、マイナス、きちんと精査した上で本来であれば提案していただきたいかなというふうに私は思います。提案しておいて、これから検討します、管理形態だけでどうにかなるのではないかというあたりは、ちょっと何か、管理形態だけでうまくいくというのはちょっと甘い見通しではないかなというふうに私は懸念をいたしますので、十分調査していただきたいということは要望しておきます。

 これから、これについて区民説明会を行うわけですから、これまで、ここに至るまで、さまざま陳情審査の中でも区民の思いというのを十分皆さんお受けとめになっていらっしゃるかと思うんですけれども、これまで、ここに来るまでなかなか区民の意見が通っていかないということで、自治基本条例を踏襲していないんじゃないかというような思いを抱いている区民の方が多くいらっしゃるということをしっかりここで受けとめていただいて、今回新たな基本設計の案というこの段階からでも、しっかり、せっかくこれから3回区民説明会があるわけですから、そこでの御意見を十分聞いて、区民の意見が反映できるような今後の進め方というのをこれからしっかり、今までのやり方だと区民はあまり御納得していないという思いのほうが強いと私は思っておりますので、そういうことを少しはちょっと改めていただくような形で区民の説明会に臨んでいただきたいということを要望しておきたいというふうに思いますが、いかがでしょうか。

海老沢政策室副参事(企画担当)

 説明会につきましては、十分御意見をお伺いしながら次に進めていきたいとも考えておりますが、区といたしましては基本計画を既に決定をしているわけでございます。基本計画の内容に沿いまして、さらにこの機能が十分活用できるという提案等ございましたら取り入れをしていきたいというふうに考えているところでございます。

むとう委員

 ぜひ、新たな変更点で、多分このバーベキューサイトのことについてもかなり区民の方から御意見出るのではないかと思いますので、十分真摯に御意見を伺っていただきたいというふうに思います。

 それから、体育館の部分で、平和資料展示室の部分なんですけれども、ごめんなさい、これって、この図面だけだとちょっとよくわからないんですが、今ある展示室の何倍かには広くなるのでしょうか。どれぐらいの面積が広がるんですか。

海老沢政策室副参事(企画担当)

 平和資料展示室でございますが、現在20平米強というところでございますので、今60平米で大きくなるというふうに考えております。

むとう委員

 ここの展示の中身とか展示室の運営のあり方とかというのは今後のことだと思うんですけれども、今ある展示はなかなか十分ではなく、不十分な点で、そんなに評判も、悲しいかな、よくないので、せっかく、もうこの中につくる、新たな展示室がほぼ3倍ぐらいの面積になるということですから、平和資料の展示物の内容であるとか運営方法というのはしっかりとこれから検討していただきたいというふうに思います。今までのままではないという、新たなあり方というものをしっかり模索してほしいと思うのですが、いかがですか。

海老沢政策室副参事(企画担当)

 展示の内容あるいは平和の継承といった機能というところでございますが、十分検討し、有効に機能するように考えていきたいというふうに考えております。

小林委員

 すみません、確認ですけれども、先ほどの樹木の点なんですけれども、今回3メートル以上の木で226本が影響を受けますと。そのうち41本は移植しますと。よって、185本が影響を受けるとちょっと聞いた──確認ですけれども、2ページの表の一番上に新植樹は110本とありますけれども、そうすると、185本と110本の関係はどういう関係になりますか。

千田都市基盤部副参事(都市基盤整備担当)

 まず、影響を受ける本数といたしましては、2.5メートル以上の高木が、樹木が226本でございます。このうち移植可能なのが41本となりますので、移植以外の樹木影響に対する対応が必要なのが185本というところでございます。また、それ以外に、今回の公園整備の中で高木を新植するのが110本という予定にしておりますので、この影響を受ける、何かしらの対処が必要となるこの樹木185本から110本を引くと75本、それが高木としては減するというような形になります。ただし、こちらにつきましては、先ほどと一部繰り返しになりますが、こちらにつきましては、今までこの常緑樹が密に埋まっていることで足元の植生というのが成り立っていなかった環境がございますが、そういったところが今回、特に樹木関係については新たな植栽計画として配置されて、草とか花とか、そういったものについてはかなりふえることになりますので、緑としてはこれからも増強を図っていきたいということで考えております。

小林委員

 よく300本伐採されて300本なくなってしまうという話が蔓延していますけれども、300本なくなるということではなくて、実質的には75本ということでよろしいですか。木としては。

千田都市基盤部副参事(都市基盤整備担当)

 新たな樹木に更新されるというものも含めれば、委員おっしゃるとおりでございます。

小林委員

 わかりました。先ほど御説明にもありましたけれども、確かに今行ってみると、夏などは特に、非常に密林のようになっている部分もあったりしていて、虫なども飛んでいて、いわゆる蚊などもいたりして、ちょっと鬱蒼としているなという気はします。そういった中で、少し整理されて、足元がきれいになり、そして草花がきちっと生い茂ってくるということは、緑の環境としてもよくなっていくというふうに思います。

 そういった中で、この全体の外周部分に歩道状のものがありますけれども、歩道状の部分はどんな仕上げになってくるものなんですか。ちょっとこの左の凡例の中で言うと、すみません、ちょっとどの部分かわからなかったので、教えていただいていいですか。図で示したものですかね、この多目的広場の周りですとか、それから、この図で言うと上のほう。こういった周りの歩道面、あるところの仕上げ。

千田都市基盤部副参事(都市基盤整備担当)

 今回公園内の園路につきましては、それぞれのゾーンによる、ゾーンの環境に応じて、さまざまな舖装剤を活用するということで考えております。例えば、体育館広場前あたりにつきましては、いろいろな地域の活性化に資するようなイベントも活用ということを想定として入っておりますので、そういった中でインターロッキングブロックとかいうものを活用したり、一部この自然環境の中では、それとマッチするようなダスト舖装を活用したり、あと、全体の園路としてスポーツで提供されるところについては、ある程度そういったスポーツとかそういったものが雨上がりでもすぐに活用できるような透水性アスファルト舖装、そういったものを活用したり、舖装剤については、それぞれのゾーン、その環境に応じてさまざまなものを検討しているところです。

小林委員

 わかりました。いわゆるアスファルト、コンクリートでとか、セメント状のコンクリートなどでということではなくて、それぞれの使いやすい勝手の、またそれぞれの場所での機能のある歩道になってくるということが確認できましたので、ありがとうございました。

 もう一つ、お金のことでちょっとお伺いをいたします。確認ですけれども、新体育館で約86億円整備費がかかりますと。そのほかの公園整備費で約22億円、合わせて108億円ということですけれども、この108億円、86億円、22億円、それぞれの中で、これのためにだけではなくてさまざまな交付金等があるかと思うのですけれども、その交付金の想定されている、予定されている金額というのはわかりますか。

海老沢政策室副参事(企画担当)

 補助金につきましては社会資本整備総合交付金を活用するということでございまして、おおむね体育館整備費の2分の1が補助対象ということになっております。

小林委員

 社会資本整備総合交付金のほかに、都市計画交付金とか、それからオリ・パラの交付金というのもありますよね。

海老沢政策室副参事(企画担当)

 すみませんでした。これに付随いたしまして、都市計画交付金といたしまして、標準整備費1万8,800円の整備面積を上限といたしまして、その25%が交付されるというところを見込んでございます。さらに、オリンピック・パラリンピック成功に向けた都支出事業の補助金対象ということでございまして、上限が1億円ということでございますが、これについても特定財源として見込んでいるところでございます。

小林委員

 そうすると、全部で45億円ぐらいのお金が交付金、補助金として、今回のこの計画の中で行われるような感じなんでしょうか。

海老沢政策室副参事(企画担当)

 見込みといたしましては44億円程度ということで、これは総額ということでございますけれども、想定をしているところでございます。

小林委員

 わかりました。おおむねということで理解をしますけれども、108億円という数字だけがどうしても一人歩きしているので、全額というふうに考えていたんですけれども、約4割近くは交付金で、補助金で賄われるということでよろしいですね。確認です。

海老沢政策室副参事(企画担当)

 はい。そのとおりでございます。

委員長

 他にございませんか。

海老沢政策室副参事(企画担当)

 申しわけありません、先ほど平和展示室の現在の面積につきまして20平米強と申しましたが、ちょっと勘違いいたしまして、61平米ということでございまして、現在、今回の計画とほぼ同程度の大きさということでございます。

むとう委員

 それってあんまりよね。ということは、今よりも小さくなっちゃうということですよね。

海老沢政策室副参事(企画担当)

 ほぼ同程度ということでございますが、この体育館の中に配置をするということで、さまざまなイベント等もほかの部分を活用して可能というふうに考えているところでございますので、そういったところも踏まえまして、さらに平和の機能が継承されるような企画等を考えていきたいというふうに考えております。

むとう委員

 今ちょっと、ほかも使えるというのは、ここに隣接する多目的室的なところにも活用ができるって、そういう意味合いでおっしゃっていますか。

海老沢政策室副参事(企画担当)

 はい。そういう、例えばエントランスロビーというところもございますし、今回区役所の中でも企画展示等を行ってございますけれども、そういったことも一定程度イベント的に行えることもあるのかなというふうに考えております。

むとう委員

 ということは、区として平和資料展示に今まで以上の力を注ぐおつもりはあんまりないということなんでしょうか。面積だけで言える話ではないけれども、せっかく、今までのところもあまりにも狭く不評ですよね。本当に、ほこりが積もっていたりとか、書けないボールペンがあったりということを、私は随分議会の中でこれまでも言わせてもらいましたけれども、区として、今、せっかく新しくし、平和の思いがこの御時世の中で募る中で、区が新しくするのに、面積がほぼ一緒といっても、ほぼ、ちょびっと減っちゃうわけですから、ほかが使えるといってもここの壁があくわけではないでしょうし、常時展示室というのはこのままなわけですよね。区の姿勢が──改めて聞きます。ここで聞くのもあれですけれども、担当がいらっしゃるから、平和資料展示室に対しての思いというのはほとんどないということでよろしいですか。

海老沢政策室副参事(企画担当)

 今までは単独施設として展示室を活用してきたというところで、来場される方についても限られた方というところもございましたけれども、今度は体育館の中に設置するということで、そういったことが、触れない方も目にとまるというところもございます。そういったいろいろな不特定多数の方がこういった施設をごらんになるということで、より多くの方に平和の考えを継承できるというふうに考えておりますし、また、そういった展示の仕方等々、十分そういう方にもアピールするようなものに変えていくということによって、今まで以上にそういった機能については確保できるというふうに考えております。

むとう委員

 今まで以上にしっかり取り組むということでよろしいですね。

海老沢政策室副参事(企画担当)

 はい。そのとおりでございます。

高橋(ち)委員

 質問じゃないんですけれども、ちょっと教えてもらいたいんですけれども、もう説明会が来週から始まるわけですよね。その資料として使うのはどの資料を使うんですか。

海老沢政策室副参事(企画担当)

 議会にお示しした資料をそのまま使いたいというふうに考えております。

高橋(ち)委員

 今まで私たちもいろいろ説明を受けてきましたけれども、こうやってきれいに絵になったり、色がついたりとかしていると、見ばえが大分変わってきているかなというふうには思います。

 それと、この説明会にはどなたが参加されるんですか。

海老沢政策室副参事(企画担当)

 説明者といたしましては、企画担当副参事とともに、それぞれのスポーツ担当あるいは都市基盤整備担当あるいは公園の運営担当、あと防災担当という形で説明に向かうというふうに考えております。

高橋(ち)委員

 それぞれの分野で出るのでしょうけれども、いろいろ中身を見ていきますと、今までの公園に対しての思いを持っていらっしゃる方たちのことを酌みつつも、やっぱり前向きに、これから大勢の人に使っていただきたいというものが盛り込まれていると思うんですよ。それで、この「ドッグコミュニティを育む、犬の広場」なんて、「中野区初」のとか「本格的な」とか書いてあるじゃないですか。だから、取り組んでいくその施策の新しいもの、今まで使っていた人たち以上に、もっと使い勝手のよい、そして多くの人に来てもらいたい、呼び込もうとする公園をつくっていこうとされているわけですよね。ですので、説明会においてはきちんと理解をいただけるような説明をしていかないと、先ほどいろいろな方たちが言っていましたけれども、何でこんなのが出てきちゃったんだとか、なっちゃう可能性があるので、そこはちゃんとやってもらいたいんですけれども、いかがですか。

海老沢政策室副参事(企画担当)

 委員おっしゃるとおりでございまして、平和の森公園の機能を継承しながら、より今日的な機能を盛り込んで、さまざまな区民に大いに使っていただこうというのが今回の計画の趣旨でございまして、その部分がより区民の方に理解していただけるような説明に努めたいというふうに考えております。

高橋(ち)委員

 要望にしておきますけれども、ぜひ行政も、これだけいいものをつくりたいんだということが区民の皆さんに伝わるような説明会にしていただきたいと思います。よろしくお願いします。

いながき委員

 先ほどの久保委員の御質問に関連して、喫煙のことについて確認させてください。園内に喫煙所は設置するけれども、それ以外のエリアは禁煙ではないということでよろしいのでしょうか。

千田都市基盤部副参事(都市基盤整備担当)

 現在のこの平和の森公園の計画につきましては、喫煙所を特に固定的には設けないということで考えております。

いながき委員

 喫煙所は設けないということですけれども、このそもそものコンセプトが、ここにございますように「スポーツとみどりで健康・交流を育む」と。健康づくりの場というふうなコンセプトでこの公園がつくられるわけで、その中で、あちらこちらでもう喫煙オーケーというふうにしてしまうのは、ちょっとこの昨今の受動喫煙防止の流れ、要望の流れもありまして、それでいいのかというふうに思うんですが、その辺について御担当としてはどのようにお考えですか。

高橋都市基盤部副参事(道路・公園管理担当)

 公園における喫煙マナーにつきましては、その喫煙マナーの確保の中で、たばこを吸われる方お一人おひとりが他人への思いやり、配慮の心を持ってたばこを吸っていただくと。そのことをきちんとお一人おひとりにやっていただく、そのように考えております。

いながき委員

 では、どうして喫煙スペースを設けないというふうに。

千田都市基盤部副参事(都市基盤整備担当)

 一部繰り返しとなりますが、現在の平和の森公園については喫煙の規制はないというところでございます。あと、先ほど申し上げましたとおり、そういった喫煙に関しましてはいろいろな社会情勢の動向も見ながら、こちらの公園にふさわしい喫煙環境についてはこの整備の中で検討していきたいということで考えています。

渡辺委員

 すみません、バーベキューサイト、5メートル掛ける7メートル、5カ所設置予定ということですけれども、大体延べ人数として最大どれぐらいの人数が集まるとか、その辺とかも考えていらっしゃいますか。

千田都市基盤部副参事(都市基盤整備担当)

 特にこのバーベキューエリアのゾーンで、平米当たり何人というようなそういった規定のほうは見当たらないところなんですが、ただ、他のバーベキュー施設の中で大体このぐらいの区画ですと何人から何人というのを見ますと、大体5メートル掛ける7メートルで12人から15人というようなところが、一つ示されているものが多く見受けられます。したがいまして、今回それが5カ所となりますので、60人から75人ということになると思います。

渡辺委員

 最大で60人から70人ということですけれども、ここの場所って、多分都内ですごいいい場所だと思うんですよ。私もバーベキューの会場を探すと、こっちの中野区のこっちのエリアってまずないので、多分ほぼほぼ、何か利用者って満杯になるのかなというふうに思うんですけれども、利用料とかはこれから決めていくのかと思うんですけれども、そういったものはもう指定事業者の委託業者が全部それを利益をとるという、そういうふうなことで考えているんでしょうか。

千田都市基盤部副参事(都市基盤整備担当)

 そちらの、こういったバーベキュー施設の具体的な料金とか、またはそれの収入とかにつきましては、やはり管理形態と密接に関係するところになりますので、一般的には委員おっしゃるようなところが設けられるところが多いというところがございますが、こちらにつきまして具体化するのは今後検討していきたいということで考えております。

渡辺委員

 わかりました。

 あと、こちら、やっぱり土日中心で100人近い人が集まったりとかすると環境も変わってくるわけなので、当然近隣の方からのある程度のクレームというか、そういったものもあることが想定されるんですけれども、多分そういうのが区役所とかに入ってきた場合というのは、区役所が対応するんでしょうか。それとも指定管理事業者のほうでというふうになるのか、その辺は考えていますか。

千田都市基盤部副参事(都市基盤整備担当)

 これも現段階では一般論となりますが、仮に指定管理を設けた場合は、当然指定管理者がそちらのほうの対応をするということになります。区が直営管理するときは当然に区がということになります。ただし、内容によりましては、指定管理であろうが民間運営委託であろうが、やはりこの管理者は、公園の全体の設置者は区になりますので、区のほうで対応というケースも内容によってはあるということで考えています。

渡辺委員

 要望になるんですけれども、やっぱり今後いい──私は基本的にバーベキューのこの設置というのは賛成する立場なんですけれども、よりよい使い勝手というか、中野区の中でこういったバーベキューサイト、いいところがあるんだよというようなところを高めていく上でも、区のほうでやっぱりきちんとそういった要望とか、区からの、周りの近隣の住民の方からも要望というのもクレームの中に入ってくると思いますので、その辺は誠実に対応していってほしいなと。指定管理事業者だけに任せるだけではなくて、区のほうでも対応していってもらいたいと、そういうふうに思っておりますので、よろしくお願いいたします。

むとう委員

 1点聞き忘れたんですけれども、今のバーベキューサイトのことなんですけれども、仕切りはしないということで、使っていないときにはそこを立ち入ることもできるということで、それはいいなというふうにも思ったんですけれども、それはいい面と悪い面がやっぱりあってということは、バーベキューで使っている方も、この5メートル掛ける7メートルというエリア限定ではなくて、はみ出て使うことも可能になってしまうということも懸念されるのではないかと。そうなってくると、テーブルとか椅子とかを持ってきて、どんどん拡大をしていくようなことになってしまうと、子どもたちが自由に走り回れる場所がまた減ってしまうのではないかという懸念もあるのですが、その辺はどうお考えですか。どっちもどっちなんですよ。

千田都市基盤部副参事(都市基盤整備担当)

 現在の草地広場におきましても、シートを広げてお弁当を食べるというようなところがございます。今回のこのバーベキュー施設につきましても、基本的には火気を利用するときにはこの中でというところになりますので、人も含めて全部この中から一歩たりとも出てはいけないというような区域管理をする予定ではございません。

むとう委員

 ということは、もし、ああ、ここいいなということになってお客さんが集まれば、どんどん食べ物──利用者がふえれば、お客さんというのも変ですね。でも、顧客満足度とかも言っているので、そうすると、食べ物を持ってどんどん公園の中に広がっていっちゃう可能性もあるということですかね。

千田都市基盤部副参事(都市基盤整備担当)

 やはりそれが公園の、この提供側と利用側、両方に求められるマナーの部分のお互いの共有というところになると思います。そのような事態になって、こういったせっかくのこの施設が、ほかのマイナス面が多くて廃止になったような、そういった公園の二の舞とならないように、こちらのほうについては、このソフト面についてもじっくり検討してまいりたいということで考えております。

委員長

 他にございませんか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 なければ、以上で本報告については終了いたします。

 次に、2番、他自治体の新庁舎視察の報告についての報告を求めます。

朝井経営室副参事(経営担当)

 それでは、他自治体の新庁舎視察の報告について御説明いたします。(資料3)

 左側が項目になっておりますが、その右の列が中野区の現在公表しています基本計画の案についてお示しをしています。そのほか、区のほうで視察をいたしました豊島区、板橋区、立川市、浦安市について、人口、それから新庁舎の竣工年度等をお示しをしています。板橋区につきましては、南館を改築をいたしまして、北館につきましては基本的には以前の庁舎を利用しているというものでございます。それから、階数、それから議会の位置、多目的スペースにつきましても、各自治体とも昨今つくったところでは整備をしている状況でございます。

 1ページ目の一番下が災害対策でございますけれども、中野区では災害発生時に会議室等を災害対策機能へと転用することを考えておりますが、豊島区、板橋区、立川市につきましても同様なものとなっています。浦安市につきましては、逆に災害対策本部を平常時には会議室として利用しているという状況でございました。

 裏面のほうにまいりますが、一番上の列が窓口機能でございます。豊島区においても、区民利用の多い窓口を短時間で手続できる総合窓口フロアを3階に設けるとともに、福祉につきましては総合フロアとして4階に集約をしています。板橋区につきましても、複数の用件がある場合に窓口を一括予約するとともに、窓口ごとの二重待ちを解消する、そういったシステムを導入をしておりました。立川市については、1階に市民利用の多い窓口を集約をしているという状況、浦安市につきましては、1階から3階に窓口を集約をしていました。

 次が執務機能でございますけれども、豊島区、板橋区につきましては、中野区の基本計画(案)同様に、島型のレイアウトではなくて、レイアウトを先に決めておいて、そこに職員を配置する。組織改正等で執務室の変更等の、そういった工事の必要がない形をとっているところでございました。立川市、浦安市につきましては、旧来型の、係ごとに島をつくる、そういったレイアウトを採用しているところでございました。無線LANにつきましては、豊島区と浦安市で導入をしているところでございました。

 それから、耐震性能でございます。中野区の基本計画(案)では免震構造の採用を検討するというふうにしておりますが、豊島区、それから板橋区の南館、立川市、浦安市、いずれも免震構造でございました。

 それから、環境性能でございます。中野区の基本計画(案)では、太陽光パネルの採用、屋上・壁面緑化、雨水利用を検討してございますが、豊島区、板橋区、立川市、浦安市、いずれも太陽光パネルを導入するとともに、屋上緑化等を行いつつ、雨水も利用をしている、そういう状況でございます。

 最後に、飲食スペースでございます。中野区は、1階を想定してフードコート等の飲食スペースを考えてございますが、豊島区につきましては区役所の専有部分には飲食スペースはなく、マンションとの合同のスペースのほうにカフェ等飲食店を誘致をしているところでございます。板橋区は1階、立川市につきましては喫茶コーナーを1階、食堂を3階に設けています。浦安市は10階に食堂を設けているという状況でございました。

 以上でございます。

委員長

 ただいまの報告に対して何か御質疑はありますか。

高橋(か)委員

 資料のおまとめありがとうございました。この事例を挙げていただいたんですけれども、東京都内あるいは近郊とか、それに限らず、地方都市でも、こういういろいろな新しい計画が出てくると思うので、この資料にしてつくって出してくれということじゃなくて、担当としてきちっと、新庁舎の新しい形であったり、それぞれの狙いとかあると思うので、それは担当でもきちっとデータを集めて、区庁舎のほうにもしっかり参考にできるように、それはきちっとデータ収集には心がけてほしいということと、あとは、庁舎だけじゃなくて、デベロッパーであったりとか、民間の企業のそういう本社屋のそういう新しい考え方とか、例えば区でもユニバーサルデザインの審議会をやるとか、社会の流れもどんどん変わってきますから、そういうのを常に情報集積をしてほしいと思うんですけれども、その辺はどうでしょう。

朝井経営室副参事(経営担当)

 現在23区の中でも、渋谷区、世田谷区、葛飾区、北区など、新庁舎の整備の構想を進めているところでございます。それぞれに基本計画等を取り寄せたり、また、伺って話も聞くように努めていきたいと思っております。それから、あわせて民間のオフィスにつきましても、今回ユニバーサルレイアウトを考えておりますけれども、会議室のあり方、それからセキリュティーのとり方、さまざま参考になるというふうに考えておりまして、精力的に出向いて研究をし、参考にしていきたいというふうに考えております。

高橋委員

 ぜひお願いいたします。

 それと、要望ですけれども、ケースだけじゃなくて、建築のほうは建築で、いろいろなそういう建物の情報とかおありでしょうから、ぜひそういうのを寄せ合って、オール中野で新しい新庁舎をつくっていくという意気込みで、そういう研究をぜひ進めて、水平展開もしていただきたいと思います。よろしくお願いします。

委員長

 他にございませんか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 なければ、以上で本報告について終了いたします。

 3番、区役所と東京都第三建設事務所の移転整備についての報告を求めます。

朝井経営室副参事(経営担当)

 それでは、区役所と東京都第三建設事務所の移転整備について御報告いたします。(資料4)

 現在、中野区役所におきましては、区役所の新庁舎の整備に合わせて、第三建設事務所も区役所と一緒に移転整備をするという方向につきましてさまざま協議を行っております。現在、区の立場として、以下の方針により東京都と協議を進めていくということの御報告でございます。

 1番が、建物の所有でございます。

 (1)が専有部分でございますけれども、建物の所有につきましては、建物の区分所有等に関する法律に基づいて、中野区役所と東京都第三建設事務所がそれぞれ区分所有をするということで検討しております。

 (2)が共用部分でございますけれども、建物の共用部分の持分割合につきましては、区役所と三建それぞれの所有する建物の専有面積の割合によって持分割合を決めていきたいというふうに考えております。

 それから、用地のほう、土地のほうでございますけれども、中野区と東京都で共有をするものというふうに考えております。そして、双方の持分割合につきましては、建物の専有面積割合の按分により決定をしたいというふうに考えております。

 3番が事業の整備主体でございますけれども、事業に係る、新庁舎の整備に係る設計・施工等の業務につきましては、中野区のほうが契約主体となって実施をすることを考えております。東京都につきましては、その専有面積割合を乗じた費用について負担をしていただく、こういった方向で考えております。

 4番が協定の締結でございますけれども、こういったことにつきまして、中野区と東京都の間で所有、費用負担のあり方など、基本的な事項を定めた基本協定を結ぶとともに、設計、工事等、業務ごとに施工協定を締結したいというふうに考えております。

 5番が新庁舎整備後の管理についてでございますけれども、新庁舎整備後は、新庁舎及び付帯設備につきまして中野区と東京都の間で長期修繕計画を作成するとともに、管理協定を締結をいたします。新庁舎の良好な維持管理に努めるというふうに考えております。中野区と東京都は当該計画及び当該協定に基づく維持管理に必要な経費を、建物の専有面積割合の按分によりそれぞれ負担をするという方向で考えております。

 今後のスケジュールでございますが、こういった基本協定につきまして10月中に締結をしたいというふうに考えているところでございます。

 以上でございます。

委員長

 ただいまの報告に対して御質疑ありますか。

高橋(か)委員

 ちょっと確認ですけれども、結局、区と東京都と、東京都第三建設事務所と、建物の専有面積で今後進めていくということで、中身は協定で決めるということなんでしょうけれども、今ある三建のスペースと区のスペースありますよね。それは今、この現況でのいわゆる専有割合があると思うんですけれども、今後、新庁舎になった場合は、いろいろな手法でボリュームアップするわけですよね。全体ボリュームね。そうしたときに、区はリスクを負って、いろいろな手法を駆使して大きなボリュームになっていくといった中で、三建のボリュームアップの関係はどうなるんでしょうか。

朝井経営室副参事(経営担当)

 現在の基本計画の案の中でも、東京都第三建設事務所の面積につきましては3,000平方メートルというふうに書いてございます。三建としても要望を取り入れた上でこの面積を出していますので、ほぼそういった面積を三建が専有していくことになろうというふうに考えております。

委員長

 他にありませんか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 なければ、以上で本報告については終了いたします。

 次に、4番、その他で理事者から何か報告はありませんか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 なければ、以上で報告を終了いたします。

 審査日程のその他に入ります。

 委員会を暫時休憩いたします。

 

(午後2時21分)

 

委員長

 それでは、委員会を再開いたします。

 

(午後2時25分)

 

 休憩中に確認いただきましたとおり、次回の委員会は11月4日午前9時から行うことで御異議ありませんか。

 

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 御異議ありませんので、そのように決定します。

 以上で本日予定した日程は全て終了いたしますが、各委員、理事者から何か発言はありませんか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 なければ、以上で区役所及び体育館整備調査特別委員会を散会します。

 

(午後2時26分)