平成28年11月14日中野区議会子ども文教委員会
平成28年11月14日中野区議会子ども文教委員会の会議録

中野区議会子ども文教委員会〔平成28年11月14日〕

 

子ども文教委員会会議記録

 

○開会日 平成28年11月14日

 

○場所  中野区議会第5委員会室

 

○開会  午前10時00分

 

○閉会  午前11時13分

 

○出席委員(8名)

 森 たかゆき委員長

 広川 まさのり副委員長

 日野 たかし委員

 北原 ともあき委員

 小宮山 たかし委員

 いさ 哲郎委員

 高橋 ちあき委員

 久保 りか委員

 

○欠席委員(0名)

 

○出席説明員

 教育長 田辺 裕子

 子ども教育部長、教育委員会事務局次長 横山 俊

 子ども教育部副参事(子ども教育経営担当)、教育委員会事務局副参事(子ども教育経営担当) 辻本 将紀

 子ども教育部副参事(子育て支援担当)、教育委員会事務局副参事(特別支援教育等連携担当) 平田 祐子

 子ども家庭支援センター所長、教育委員会事務局副参事(教育相談連携担当) 神谷 万美

 子ども教育部副参事(保育園・幼稚園担当)、教育委員会事務局副参事(就学前教育連携担当) 小山 真実

 子ども教育部副参事(幼児施策整備担当)、教育委員会事務局副参事(幼児施策調整担当) 荒井 弘巳

 子ども教育部副参事(子ども教育施設担当)、教育委員会事務局副参事(子ども教育施設担当) 浅野 昭

 教育委員会事務局副参事(学校再編担当) 板垣 淑子

 教育委員会事務局副参事(学校教育担当) 石崎 公一

 教育委員会事務局指導室長 杉山 勇

 

○事務局職員

 書記 大野 貴子

 書記 香月 俊介

 

○委員長署名


審査日程

○議題

 学校教育の充実について

 知的資産について

 子育て支援及び子どもの育成について

○所管事項の報告

 1 大和保育園及び南台保育園の民設民営化に伴う設置運営事業者の募集について(幼児施策整備担当)

 2 認可小規模保育事業所開設事業者の選定結果について(幼児施策整備担当)

 3 学校統合委員会の検討状況について(学校再編担当)

 4 第三中学校・第十中学校統合新校、(仮称)総合子どもセンター・図書館等複合施設整備基本構想・基本計画に係る説明会の実施結果について(子ども教育施設担当)

 5 その他

 (1)なかのZERO大規模改修工事に伴う図書館システムサーバー停止について (子ども教育経営担当)

(2)保育所入所不承諾通知書の名称等の変更について(保育園・幼稚園担当)

() 認証保育所の認可保育所への移行予定(平成29年4月)について(幼児施策整備担当)

○その他

 

委員長

 定足数に達しましたので、子ども文教委員会を開会いたします。

 

(午前10時00分)

 

 本日の審査日程は、お手元に配付の審査日程(案)(資料1)のとおり進めたいと考えております。

 それで、前回、休憩中なんですけど、目標体系の見直しの関係が出てくる予定だということだったんですが、今回は出ていませんで、全委員会共通でそういう状況ということなので御承知おきください。どうしてもきょうのうちに確認したいということ等があれば、その他のところで聞いていただければというふうに思っておりますので、この(案)のとおり進めさせていただいてもよろしいでしょうか。

 

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 ありがとうございます。御異議ありませんので、そのように進めます。

 なお、審査に当たっては12時を目途に進めたいと思いますので、御協力をお願いいたします。

 それでは、議事に入ります。

 学校教育の充実について、知的資産について、子育て支援及び子どもの育成についてを議題に供します。

 所管事項の報告を受けたいと思います。

 1番、大和保育園及び南台保育園の民設民営化に伴う設置運営事業者の募集についての報告を求めます。

荒井子ども教育部副参事(幼児施策整備担当)

 それでは、今後の区立保育園の民営化につきましては、前回の第3回定例会の中で、当委員会の中で御報告申し上げたとおりでございます。この中で、平成31年度に民営化を予定してございます区立大和保育園及び区立南台保育園の建て替え・民営化に当たりまして、設置運営事業者の募集を行うこととしておりますので、御報告申し上げます。(資料2)

 新園舎の整備位置でございますけれども、両園ともに現園舎の用地に整備する予定となってございます。住所等はごらんのとおりでございます。

 募集及び選定でございます。設置運営事業者につきましては、公募により募集を行うという形を考えてございます。新園舎に関する提案をしていただく、また現在運営している保育所の視察を行う、ヒアリング等の結果を踏まえた上で総合的に評価して選定してまいりたいというふうに考えてございます。

 定員につきましては、増加する保育需要に対応するために、現園舎での保育定員を上回ることを条件として募集を行ってまいりたいというふうに考えてございます。

 仮園舎におけます運営委託でございます。前回の委員会におきまして御報告申し上げましたとおり、民設民営化の前年度において運営委託を行うという形を考えてございます。平成30年度には仮設園舎において新園舎の設置運営事業者による運営を委託してまいりたいというふうに考えてございます。

 整備等の支援に関しましては、整備費等の支援でございますが、新園舎の整備、現園舎の解体・撤去に係る経費などにつきまして、予算の範囲内で補助を行ってまいりたいというふうに思っております。

 また、新園舎の用地につきましては、区の用地になりますので、定期借地契約をもちまして有償で貸し付けを行ってまいりたいという形を考えてございます。ここにあります使用料条例の規定等に基づきまして算出した額の4分の3を減額した額によって貸し付けを行ってまいりたいというふうに考えてございます。なお、今までどおり、建設工事期間中は無償としてまいりたいというふうに考えてございます。

 スケジュールにつきましては、11月下旬、当委員会での報告後に保護者の説明会を行わせていただきまして、11月下旬にはこの事業者の募集を開始してまいりたいというふうに考えてございます。

 また、1月には応募を締め切りまして、1月下旬からは審査等を行って、3月上旬には設置運営事業者を決定してまいりたいというふうに考えてございます。

 御報告は以上でございます。

委員長

 ただいまの報告に対し、質疑はございますか。

いさ委員

 このスケジュールを見ていますと、結構タイトな感じがするんですけれども、このスケジュールで業者が見つかる当てとか、めどとか、そういうのというのはあるんでしょうか。

荒井子ども教育部副参事(幼児施策整備担当)

 これからの募集ということでございますので、特に事前に打診をするとかいったことはしてございませんが、基本的に区の用地を前提として建て替え、新設をしていくというような形で、御自身で事業者が土地を見つけてくるという形ではございませんので、そういった中では複数の応募があるというふうに考えてございます。

いさ委員

 それはわかりました。この用地の貸し付けというところでは、東京都の補正で、何か新園舎の貸し付けだとかというところの予算がついていたように思ったんですけど、そういうところは、活用みたいなところはどうでしょうか。

荒井子ども教育部副参事(幼児施策整備担当)

 今の御質問は、東京都の緊急対策の中で、園舎の貸し付けでございましょうか、そういった項目……(「土地もありますか」と呼ぶ者あり)区の用地を貸し付けるというより、緊急対策の中では、東京都の用地を優先的に保育所のほうに貸し付けるというようなことで、有効活用していくというようなことをより積極的にやっていきたいというような、そういったことでは緊急対策の中に盛り込まれておりましたけども、具体的に価格等についてどうするというような内容ではなかったというふうに記憶してございます。

いさ委員

 もう一つ、保護者の説明会についてなんですけれども、保護者の方からは、何か3日間、日程が出てきて、そのどれかを選んでくれということに対して、いや、そのうち一つじゃなくて、3日間全部やってほしいという声があったというふうに聞いていますが、説明会についてはこういうやりとりを踏まえてどうなっているでしょうか、今。

荒井子ども教育部副参事(幼児施策整備担当)

 この大和保育園、南台保育園以外にも今後説明会を当然やってまいりますし、今回初めての説明会ということで、当初からこの説明会の開催についてお知らせをしたときに、今まではアンケートをとって一番多い日を選定してやっていくというような、今までの通例がございましたので、それにのっとって日付の設定をさせていただきたいということでお願いをして文書を出しているところでございます。そういったところで、ほかの園とのバランスもございますので、まず1回目は、やはり一番希望の多かった日でやらせていただいて、これ1回ということでなくて、これから先、さまざまな場面を通じて複数回、当然説明会をやっていく必要があると思いますので、そういった対応を図ってまいりたいというふうに考えてございます。

いさ委員

 3日やるとなったら、理事者の皆さんが毎回出なきゃいけないから大変になると思うんですが、保護者の皆さんがおっしゃっているのは、1日だけにしたらその日に出られない人もいるから、3日にすれば都合を合わせて誰かみんな出られるんじゃないのということだったというふうに聞いているんです。道理があるかなと思うんですよ。結局、皆さんこのことはまず納得したいじゃないですか。後から説明、またやるといっても、今このスケジュールで行ったら、募集開始が始まる前のこのタイミングってここしかないですよね。このタイミングで皆さんにきちんと知らせるというのは大事なことだと思うんですが、どうでしょうか。

荒井子ども教育部副参事(幼児施策整備担当)

 ほかの、今まで、既に今やっている内容につきましても、当然そこでいろいろな御議論というか、御意見等が出ると思いますので、そういったものと区の御回答、こういったものをまとめさせていただいて、全員の保護者の方にそのときの内容についてお知らせするという形で毎回行ってございます。そういった中で、御議論があった内容等についても、皆様方に周知を図りたいというふうに考えてございます。

いさ委員

 このことで何回もすみませんけど、その議論があった中身を知らせるのは、それはもちろん大事ですけど、議論そのものに加わるということも大事じゃないでしょうかね。そういう意味では、何だよ、知らないよ、こんなこと決まったのかよとか、これだったらこんなこと言いたかったという話、後から出てくるんじゃないかという懸念もあると思うんです。そういうことにしないためにも、この声もあるわけですから、説明会は3日、皆さん大変かもしれませんけど、割り振りでもしてその3日開催すべきじゃないかと思うんです。ほかでも、バランスをとってというお話もありました。であれば、ほかのところも同じように複数の候補日をつくるという考え方もあるんじゃないかと思うんです。これ、どうでしょうか。

荒井子ども教育部副参事(幼児施策整備担当)

 すみません、繰り返しになってしまうかもしれませんが、今回につきましては現在設定されている日で、内容について丁寧に御説明を申し上げたいというふうに思ってございます。これ以外につきましても、この先、さまざまな場面で説明をしていく、また御意見をいただく機会を複数持たせていただきたいというふうに思ってございますので、今回は、まずは取っかかりの説明ということで、設定された日付で御説明申し上げたいというふうに考えてございます。

いさ委員

 そもそも民営化自身に、それはどうなんだという声もたくさんあるわけなんです。そういう中で、説明もこの日だけというふうに、この声が上がっているにもかかわらずこういうことになると、後から必ずもっと大きな声が上がってくることになると思うんですよ。ですから、これは皆さんの声ですから、3日間開催してきちんと説明して、皆さんの声をちゃんとくみ上げていただくよう要望としておきます。

久保委員

 何点か確認をさせていただきます。事業者の募集開始が下旬というふうになっていて、多分、今、公募の要項等を作成されているところかと思います。この新園舎に関する提案内容、運営保育所の視察及びヒアリングの結果などというところがございますけれども、事業者の募集のところにですね。これは、募集に参加をしてきた事業者の、現在運営をしている保育所などを視察するという意味かと思うんですけれども、都内ではなくて、もしかしたら他県ですとか、そういったところから、遠方からの募集もあるのかなと、公募もあるのかなと思うんですが、そういった点はどうなさるんでしょうか。

荒井子ども教育部副参事(幼児施策整備担当)

 現在、今、委員がおっしゃったような内容を詰めているところでございます。基本的には、現在、実際に見に行くところとすれば、やはり近県のほうが非常に見に行く都合上はいいわけなんですが、さらに門戸を広げて、さまざまな事業者からの応募をいただくという観点では、それに縛られないという考え方もあろうかと思ってございます。そんな点について、現在検討中でございます。

久保委員

 ということは、検討中ということでございますので、都内ですとか関東一円に縛られないで、そこも今視野に入れているというところなんですね。わかりました。

 仮設園舎についてですが、これは前回もちょっとお尋ねをいたしましたけれども、仮設園舎、特に大和と大和東の場合の仮設園舎というのは時期的にも重なる部分もありますので、有効活用をしていただきたいというお話をさせていただいたかと思います。

 仮設園舎につきましては、当然これは区のほうで施設整備をされるというふうに認識をしているんですけれども、これは大和も南台もそのように考えていてよろしいでしょうか。

荒井子ども教育部副参事(幼児施策整備担当)

 仮設園舎につきましては、区で整備するというふうに考えてございます。

久保委員

 先だって、大和にお子さんを通わされている保護者の方数人とちょっとお会いしまして、お話をさせていただきました。やはり、0歳や1歳のお子さんを入れていらっしゃる方というのは、仮設園舎に行って、またその後、新設できた園舎のほうに行くということで、大変不安を感じていらっしゃる方たちもおいでになられたんですね。やはり、そういったことに丁寧にこたえていかなければいけないだろうと、自分たちが入園する際には、こういったスケジュールになるというふうには思わなかったという方が多数おいでになられるわけです。反対運動とまではいかなくても、やはり不安になられている方はたくさんおいでになられます。そういったことに対して、もう既に御質問ですとか要望というのが区のほうにも提出をされているというふうに伺っておりますが、その点はいかがですか。

荒井子ども教育部副参事(幼児施策整備担当)

 大和保育園のほうから、父母会長名で質問という形でいただいてございまして、それについてはなるべく早くその質問に関するお答えをしたいというふうに考えてございます。

久保委員

 毎回、高橋委員が、こういった説明会のときにやはり誠意を持ってきちっとお答えすることが大事だということをおっしゃられておりますよね。本当に、今回は事前にそういった質問というのもあって、参加をできない方たちも、多分そこにはいろいろ思いを持って、参加できない分を質問書に書いていらっしゃる方たちもおいでになられると思います。やはりそういったことに、事前にもう受けているわけですから、的確に答えを出していくということが、やはり現場での混乱を招かないために重要ではないかと思うんですけれども、今準備しているということでございますが、どういった形で保護者代表の方から来ているその質問書にはお答えになられるという準備がありますか。

荒井子ども教育部副参事(幼児施策整備担当)

 非常に多岐にわたる御質問をいただいてございまして、たしか八十数項目ぐらいのレベルだったと思いますけども、それについて、現在ちょっと回答のほうを調整している段階でございますが、区としてお答えする内容になりますので、その内容について調整が終わった後に、なるべく早く御回答できるように準備を今しているところでございます。

久保委員

 やはり、今回この大和、南台に関してのこのスケジュールが出てきたというところが、どうしても拙速だというふうに感じていらっしゃる方もおいでになられるわけです。御準備されているということもわかりました。きちっと誠意を持って答えていくことと、やはり皆さんがお子さんを預けるに当たって、本当に安心をしていただける事業者選定を行っていただくということが重要だと思います。

 仮園舎の位置というのは、いつになったら公表できるんですか。

荒井子ども教育部副参事(幼児施策整備担当)

 前回、その仮園舎の用地に関しまして、区の用地でない場合もあるというところで、その確認を現在とっているところで、調整をしているところでございます。

 できれば、年明け以降、その準備が整い次第、御報告できるようなタイミングは図りたいというふうに考えてございます。

久保委員

 当然この仮園舎の位置によっては、通園が非常に大変になってしまうという方もおいでになられるかもしれません。その辺のところも、当然この説明会の中では質問が上がるところであろうと思います。年明けでないと、さまざまな調整があるので公表できないというところは当然のことかと思いますけれども、やはり仮園舎が大変遠くに行ってしまうとか、また通い切れない状況であるとか、また通うのに危険を伴うような場所になるというようなことがないように、丁寧にその辺も説明をしていただきたいと思うんですが、その辺はいかがですか。

荒井子ども教育部副参事(幼児施策整備担当)

 位置等については、今回の説明会では申し上げられませんが、仮設園舎にどういった準備をさせていただくとか、御不安を解消できるように丁寧に説明させていただきたいと思ってございます。

委員長

 他に質疑はございますか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 なければ、以上で本報告については終了いたします。

 続きまして、2番、認可小規模保育事業所開設事業者の選定結果についての報告を求めます。

荒井子ども教育部副参事(幼児施策整備担当)

 それでは、引き続きまして、今度は認可小規模保育事業所の開設事業者の選定結果について御報告を申し上げます。(資料3)

 こちら、記書き以降をごらんいただきたいと思いますが、保育園名は、仮称でございますが、ゆめのいろ保育園中野でございます。開設予定地は、中野区本町五丁目47-10でございます。開設事業者は、株式会社絶好調という名前でございます。所在地は、西新宿七丁目、ごらんのとおりでございます。定員につきましては、小規模保育事業所でございますので、19名ということで、0歳児が5名、1歳が7名、2歳が7名という形になってございます。開設は、29年4月1日を予定してございます。

 選定方法については、先ほどと同じように、事業者の提案書類、実際に運営している保育施設の視察に基づきまして、選定委員会等において評価・審査を行った結果、選定したものでございます。

 今後の予定でございますが、この当報告以降に開設準備を進めさせていただいて、4月には開設をするというような予定でございます。

 御報告は以上でございます。

委員長

 ただいまの報告に対し、質疑はございますか。

いさ委員

 この絶好調という会社なんですけど、保育とか教育を専門にやっているところですか。どんな事業者でしょうか。

荒井子ども教育部副参事(幼児施策整備担当)

 一番のこの事業者の取っかかりは、飲食業というふうに聞いてございます。その他、教育関係の事業、また福祉関係の事業、保育関係の事業というような形で現在展開はされているというふうに聞いてございます。

いさ委員

 じゃあ、飲食やっていて、こっちもやっているということですね。選定に当たってのところで、応募のあった事業者についてとありますけど、どのぐらい手挙げがあって、何社ぐらいの中からここが選ばれたんでしょうか。

荒井子ども教育部副参事(幼児施策整備担当)

 この案件につきましては、予算を既にいただいている中から、1カ所、ここについてつくるということではなくて、事業者が自分で場所を特定して、手挙げをしてくるというパターンですので、数社の中から選ぶというパターンではなくて、手挙げがあった事業者について選定をしたということでございます。

委員長

 他に質疑はございますか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 なければ、以上で本報告については終了いたします。

 続きまして、3番、学校統合委員会の検討状況についての報告を求めます。

板垣教育委員会事務局副参事(学校再編担当)

 それでは、学校統合委員会の検討状況について御報告いたします。

 平成29年4月に開校いたします南台小学校、みなみの小学校、美鳩小学校の校章及び学校指定品につきまして、各学校統合委員会において取りまとめられた意見について御報告をいたします。

 1番、多田小学校・新山小学校の統合委員会の検討ですが、校章のデザインは、こちら記載のとおりでございます。校章の説明ですけれども、説明の4行目、校章の周りには両校の象徴であった笹りんどうの葉をあしらい、「知・徳・体」を表した大地から笹りんどうの花が美しく咲いている。そして、笹りんどうは上を向いて花を咲かせるということから、南台小学校の子どもたちがしっかりと上を向いて歩いていけるようにとの願いが込められております。これからも両校の伝統を引き継ぎながら、学校としての歴史を重ねて発展していくということを意味しております。

 学校指定品等ですが、これはほかの二つの統合委員会でもそうなんですけれども、全て学校で協議して決めてもらうということになりました。

 続きまして、2番、中野神明小学校・新山小学校の統合委員会の検討状況ですけれども、裏面をごらんください。校章につきましては、こちら記載のとおりです。説明ですけれども、4行目からになりますが、統合する2校の歴史を踏まえて、両校の校章の特徴を取り入れるとともに、「みなみの」の言葉からイメージする明るい太陽をあらわした円と、小学校の「小」の字の中心に校名を配しました。新山小学校の笹りんどうの葉を支えに、左右から中野神明小学校の鳩の羽根で包み込むことにより、両校の卒業生からも温かく見守ってもらいたいという思いと、両校の伝統を引き継ぎ大きく飛躍してほしいとの思いを込めました。

 続きまして、3番、大和小学校・若宮小学校の統合委員会です。こちらにつきましても、記載のとおりの校章です。説明になりますが、4行目からですが、校章に描かれた枝は、若木をイメージしており、美鳩小学校で成長する子どもたちをあらわしています。鳩は平和の象徴であることから、子どもたちがお互いのよいところを見つめ合い、仲よく育っていくことをあらわしています。また、飛び立つ鳩のように、子どもたちがこの地域から大きく羽ばたいて、日本や世界の未来を担う人物になってほしいという願いが込められております。

 報告は以上になります。

委員長

 ただいまの報告に対し、質疑はございますか。

久保委員

 今回の検討状況については、校章ですとか、校旗のことがメインでございますけれども、ちょっと統合委員会の中で検討がされたかどうかお伺いをしたいことがございます。

 前回の大和のやまと学級についての御意見等は出ていないのかということをお伺いしましたところ、特にそういったお話はなかったように副参事のほうからお話がありました。学童クラブなんですけれども、大和と若宮が統合するに当たって、当然のところ、まだ学校が若宮小学校の位置にということになるかと思いますので、この学童をどういうふうに利用になるのかというところが統合委員会の中でもお話が出ていたように伺いました。また、学区域が広域になることによりまして、通学路に対しての不安を抱えていらっしゃる方もいるということも統合委員会の中でお話があったように伺っております。その点について、副参事のほうで詳細おわかりでしたら教えていただきたいんですが。

板垣教育委員会事務局副参事(学校再編担当)

 通学路のことにつきましては、学校統合委員会のほうに各学校と、それからPTAですね、こちらが中心になりまして、6月、7月ですかね、その中で安全点検をやったということで、来年度からの統合された学校での通学路をどういうふうにしようかというところを踏まえて、安全点検をしたということでの報告がありました。実際の通学路につきましては、これから学校、それからPTAで協議した内容でもって、学校のほうから、たしか申請が上がってくるというふうに聞いております。

 それで、実際に今、安全点検を踏まえた形での学校が考えている通学路につきましては、各統合委員会で、地域の方が出ていらっしゃるということもありまして、一応、案という形での報告をいただきました。その中で、町会の関係の方たちから、やっぱりここは危ないんじゃないかとか、そういった御意見もいただきまして、そういったところを踏まえて、さらに学校が協議しているというふうに聞いている段階です。

 あと、学童クラブの件につきましては、具体的には統合委員会で説明はしておりません。今回ですね、この検討状況の報告、今年度になってからは特に報告はしておりません。

久保委員

 学童クラブに関しては、どうしてもちょっと所管外だったりするのでお話が伺えないところなんですが、やはり新1年生の中から、大和地域の方たちからしてみると、この美鳩、若宮小学校の位置まで通い、そしてまた大和の学童クラブを使うのか、若宮の学童を使うのかというようなところでの、それによっては大変通学路のあり方が変わってしまうということでお話が私のところには来ているところでございます。ここの中でも、さまざま安全点検ですとか、通学路について御検討いただいたというところですので、また学校の通学路というところと、学童クラブの通学路というところと、あわせてその辺のところも、ここの中では無理だと、統合委員会の中では無理かもしれませんが、やはりきちっとこの教育委員会のほうとしても学校と協議をしておく必要があるのではないかなと思うんですが、その点についてはいかがでしょう。

石崎教育委員会事務局副参事(学校教育担当)

 学校の通学路につきましては、これまで、先ほど御報告させていただいたとおり、保護者と学校と一緒に安全点検を行ってまいります。この後、案をつくりまして、それを警察と協議いたしまして、その後、正式に通学路というふうに決定していくという手順を踏んでまいります。今後も子どもたちの安全のための通学路確保ということで取り組んでいきたいというふうに思います。よろしくお願いいたします。

高橋委員

 関連してちょっと確認をしたいんですけれども、この新山と統合しているそれぞれの学校があるんだけど、新山にはキッズ・プラザがあるじゃない。それをここで聞くわけにいかないので、支えあいのほうには確認をしたんだけれど、統合すると名前が変わったわけじゃないですか。それで、地域の人たちが、統合して学校名が変わったのに、何でキッズ・プラザは名前が変わらないんでしょうかというお問い合わせがありまして、いやいや、それはちょっと私もよく存じなかったのでといって確認をしたんだけど、あちらサイドで言うには、きちんと場所が移動して、正式に、ちゃんとした学校ができ上がったら名前を変更するように考えているというようなことを言ってきたから、それじゃ違うんじゃないのというふうに私は言ったんだけど、じゃ、何のために統合になってるのというふうに、ここじゃないよ、あちらの担当の人に言ったんですけど、いやいや、それはその地域でそういうふうに説明してあるとおっしゃっていたけど、全く説明がないんだって。そういうことは、うちのほうの所管の人たちに、こういう方向性で行きますよ、だから、もしお問い合わせがあったら説明してくださいねとかいう報告ってあったんですか。

板垣教育委員会事務局副参事(学校再編担当)

 すみません、その話はちょっと聞いていないです。

高橋委員

 やっぱり、統合する学校とか、学童もそうなんだけど、通学路も入っていたり、またはキッズ・プラザの名前が、これからどうするんだということは、あちら任せじゃないと私は思うの。学校は統合しているんだから、学校の統合は私たちの委員会の所管する部分でしょう。それを、名前が変わったけど、地域に根付いているからしばらくはそのままにするんですと勝手な考え方で言われても、子どもたちは学校名が変わっています。キッズ・プラザに行っている子も、その学校に来ている子たちが行っているわけですよ。それなのに、旧校名の名前があるキッズ・プラザってなじまないんじゃないのというふうに地域の人は思っているんですって。なので、そこのところは連携をとっていると言っているんだから、ちゃんと連携をとって、きちんとした方向性を持っていってもらいたいんですけど、いかがですか。

板垣教育委員会事務局副参事(学校再編担当)

 その点については至急確認をして、本当に地域がわかるような形でしていく必要があるかなというふうに思いますので、しっかり対応したいと思います。

委員長

 委員会を休憩します。

 

(午前10時31分)

 

委員長

 では、再開をいたします。

 

(午前10時33分)

 

 他に質疑ございますか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 なければ、以上で本報告については終了いたします。

 続きまして、4番、第三中学校・第十中学校統合新校、(仮称)総合子どもセンター・図書館等複合施設整備基本構想・基本計画に係る説明会の実施結果についての報告を求めます。

浅野子ども教育部副参事、教育委員会事務局副参事(子ども教育施設担当)

 それでは、第三中学校・第十中学校統合新校、(仮称)総合子どもセンター・図書館等複合施設整備基本構想・基本計画に係る説明会の実施結果について報告させていただきます。(資料5)

 開催日時、会場、参加人数はこちらのとおりでございます。11月1日、4日、5日に行いまして、それぞれ15名、8名、16名の方が参加されております。

 説明会で寄せられた主な質問・意見でございますが、これは同じような傾向でまとめさせていただいております。まず、①から裏面にかかりますが、⑥については、主に今回の公共施設が6階建て、8階建てから10階建てになった経緯、また複合施設をどうしてつくるのかといったような関係の質問でございます。これにつきましては、これまでも説明してきたように、土地の有効活用ですとか、あるいは区立小中学校の再編計画(第2次)、そこで学校の統合、高層化の検討、それから中野区立小中学校施設整備計画でも複合化、さらに新しい中野をつくる10か年計画(第3次)で複合施設を向けていくという、そういった方針で対応したものであるということで御説明させていただいております。

 それから、裏面でございます。7番、8番は、その中でも特に図書館に関する質問でございます。やはり図書館の施設の配置のこと、それから安全対策ということでございます。ここにも書いてございますように、図書館を1、2階に配置するということでは、体育館との関係でそれについては見送ったということでございます。

 それから、9番でございます。この再編計画、平成30年度に三中の場所で統合し、32年4月に新校舎に移るようになっていくが、建設工事はいつまでかかるのかということで御質問がございました。これにつきましては、当初、最初の案の段階では、このように32年4月ということでお示ししておりましたが、その後、施設の規模が大きくなりまして工期もかかるということで、現在の時点では平成32年度末までかかる見込みでございます。その結果、新しい学校、それから公共施設の開校、開所につきましては、平成33年度ということで今予定してございます。

 また、あわせて、三中のところで認定こども園の仮園舎を設ける予定でございましたが、それにつきましてもこういった関係から34年度に延びるということになってございます。

 それから、10から14につきましては、個々のそれぞれについての質問でございます。特に12番、ビル風の影響ということでの質問は当初からございましたが、これにつきましては設計を委託した会社のほうでシミュレーションを行わせましたところ、特に影響はないということで回答させていただいております。

 また、さらに15、16、17は、これは意見でございます。意見の中には、17でございますけども、複合施設にしたほうがいろいろな大人の目が入っていいのではないかという意見もございました。

 説明会の実施経過についての報告は以上でございます。

委員長

 ただいまの報告に対し、質疑はございますか。

いさ委員

 まず、最初のほうにも、なぜ複合施設なのかという質問が来ていると思うんですけど、こういう質問が出る時点で、もう既にその地域の方だとかについては、何でこれが要るのかなという気持ちになっているということじゃないかと思うんですが、それに対して、複合施設をなぜつくるのかという話になると、10か年で決まった以外に出てくる言葉というのが、その土地の有効活用という言葉だったと。結局これは、その場所に高いビルが建てられるから建てるんです、だから複合施設にするんですというお話にしか聞こえないわけなんですが、そこに子どもの姿や地域の皆さんの姿がないのが大問題だと思うんです。この説明会を開いた後にも、説明会を開いてほしいという声がさらに出ているようなんですけれども、少なくとも地域の皆さんが納得できるような状況になるまで、ちょっと進められないと思うんですけど、いかがでしょうか。

浅野子ども教育部副参事、教育委員会事務局副参事(子ども教育施設担当)

 施設を複合化する、ただ単に土地が有効活用できるからということだけではなくて、やはり(仮称)総合子どもセンターについては、いろいろな、それぞれに分かれていた相談窓口を一体化することで多角的な対応が可能になるということです。また、図書館につきましても、さまざまな、それぞれの地域図書館ではできないサービスが展開できるということで考えたものでございますので、そういう面では区民サービスの向上ということには寄与すると考えております。

 また、体育館につきましても、通常の体育館よりも大きい体育館を整備してございます。それは地域開放として使っていくことも想定して考えておりますので、そういった部分では決して区民サービスの低下につながらないというふうに考えております。

いさ委員

 区としてはそういう考えなのかもしれないけど、区民の皆さんは違いますというのが今の状況かなというふうにしかちょっと見えないんです。複合施設のお話についても、例えば利便性のお話であれば、あそこ、中野坂上が交通の利便性があるというお話ですけれども、区内全域から見たら必ずしもそうではないですよねというのが既にあったと思うんです、そういう話も。北のほうからは当然遠くなるわけですから。

 それから、教育センターが、ここにもありますよね。適応指導教室が学校の敷地内にあることはどうなのということについても、それに対する答えが複合化するから便利になりますだと、これは答えになっていないんじゃないかと思うんです。

 図書館の問題についても、きれいになるとおっしゃっていますけど、実際には近隣にある東中野図書館と本町図書館は統合するからなくなるというお話で、なくしちゃ困るという声がさんざん出ていたと思うんですよ。区が幾ら便利になるとか、これでよくなると言っても、それは区民の皆さんの納得、了解というところとは別の話になっているんじゃないかと思うわけなんです。

 プラス、ここ、学校ですよね。学校という面でも、当初、生徒への影響はないようにやるというふうにおっしゃっていましたけど、ここにもあります、複合施設が通り側の出入り口になって、だから学校は出入り口を分離する関係で裏側に生徒は回らなきゃいけなくなる。でも、これで今、正面に校門があるわけですから、入り口が変わるわけですよね。生徒に影響がないという話は、これまた違うと思うんです。結局こういうところが、それから高さの問題もそうですよね。順序が違って、最初の説明では6階か8階だったのが、確かに途中の委員会で10階提案も出てきたけれど、それはこの説明会を開いたら、それ聞いてないよと地域の皆さんがおっしゃっているというところでは、かなり大きな食い違いになっているんじゃないかと思うんです。であれば、これ1回整理して、きちんと、今こうなっていますけどと説明した上で、区民の皆さんの意見をちゃんとくみ取る、自治の考え方からいってもそういう正しい順番、これが必要になってくるんじゃないかと思うんですが、いかがでしょうか。

浅野子ども教育部副参事、教育委員会事務局副参事(子ども教育施設担当)

 そのために区民説明会を行っているわけでございまして、それはいろいろ御意見はあると思います。必ずしも皆さん全員が賛成かと言えば、それぞれあると思いますが、私どもといたしましては、やはり区民サービスの最大公約数ということでこういった形を整備してございます。また、それぞれのサービスの中できめ細かいものを展開していくことで、そういった少しでも御不満の解消にはつなげていきたいというふうに考えております。

いさ委員

 皆さん笑われましたけど、私、言いましたよね。この説明会の後でも、この中身を知った上でおかしいぞという声が上がっているという、聞いていますから。だとしたら、それは、そのためにこれをやっているのは、もうその時点で既に話が食い違っているんじゃないかと思うんです。食い違った状態でぐいぐいやっていっても、どんどん区民の皆さんの不信も広がっていくばっかりじゃないかと思うんですよ。ですから、これはもうきちんと、最初の、皆さんに説明して、これやりますというところをしっかり、それこそ複数日の開催、もう一回やって、そこからやり直すべきじゃないかと思うんですが、いかがでしょうか。

浅野子ども教育部副参事、教育委員会事務局副参事(子ども教育施設担当)

 そうは言いましても、やはり学校統合ということも一方でございますので、やはり予定は予定として進めさせていただきたいというふうに考えております。

いさ委員

 結局、そこを使っている、利用している生徒や親御さん、それから図書館の利用者、教育センターの利用者、近隣の皆さん、こういうところは後回しにして、やるからやるんだというお話にしかちょっと聞こえないんです。やっぱり、統合そのものが、この質問の中でもあるように、そもそも何で統合するの、そんなの必要なの、それで大丈夫なのという声に答えていない。であれば、これは立ちどまって考えるべきだということで、意見としておきます。

高橋委員

 説明会は、何回やっても反対意見とかは出てくるわけですよ。だけど、私、珍しいなと思ったのは、一番最後に、何か複合施設に賛成であるという意見が出ていたということは、いろいろな説明会をされている中で、ああ、こうやって思ってくれる人もいるんだなというのをちょっと、きょうは感じ取ったんですけど、私たちが委員会視察に行った複合施設、札幌市の一番繁華街である、すすきのだっけ、そこの複合施設を見てきたんですけれども、やっぱり使い勝手がいいがために遠くから通っていらっしゃる、保育園も一緒にあったんですけど、近隣だけじゃなくて、交通の便もいいから、いろいろなところからいらっしゃっている人たちがいるという話を聞きました。しかし、一番繁華街だから、やたらにいろいろな人を受け入れるわけにいかないからというので、セキュリティはすごく厳しかったですね。だから、そういうところもきちんと考えていらっしゃると思いますけれども、今、複合施設はごく普通に当たり前になっていると思うんだけど、中野ではこれが初めてのことだから、何で学校にこういう施設をつくらなくちゃならないんですかという、そういう根本的な概念が、学校という思いが、その学校に何でとなるのは、これはしようがないと思うの。もう今までかつてなかったものをつくろうとしているわけだから、だから、複合施設がいかにこれから必要になってくるかというところも大事に伝えていくことが必要だし、統合委員会があるわけだから、まず統合委員会の委員の皆さんがきちんと、誰に聞かれても説明ができるような委員会の進み方をしていってほしいなというのを私は思っています。

 だから、うちの図面だけじゃなくて、こういう構想がありますじゃなくて、他の複合施設のよさとか、そういうのも統合委員さんにも見せてあげるべきじゃないかなというふうに今感じているところです。自分たちが行って感じ取ってきたから。だから、そういうところから、こういうようなものが中野にできるんだというふうに理解をしていただきながら、いいものをつくり上げていこうよというふうに今進んでいると思っているので、ぜひそれはやってほしいなと思っているんですけど、どうですか。

浅野子ども教育部副参事、教育委員会事務局副参事(子ども教育施設担当)

 今、委員おっしゃられたように、一つはセキュリティの問題、これはしっかり、これから基本的な設計が始まりますので、その中で十分対応、いろいろなパターンを考えながら進めていきたいと思っております。

 また、複合施設のそういったよさということを、これはもう既に近隣区でもいろいろと動きがございますので、そういったものも参考にしながら、やはり御理解をいただけるように努力は続けていきたいというふうに考えております。

日野委員

 アンケートの9番のところですね。32年度末までかかるということなんですが、例えば33年2月とかに完成した場合に、生徒が校舎を使うようになるのは32年度からになるんでしょうか。それとも、33年度の4月からということになるんでしょうか。

浅野子ども教育部副参事、教育委員会事務局副参事(子ども教育施設担当)

 今の段階では、32年度末、要するに33年1月から3月の間ぐらいが竣工かなというところでございます。その建てた後に、結局、今度は三中で今、統合校がスタートしますので、引っ越しとかそういったことがいろいろありますので、なかなかそこら辺は、32年度中に使えるのかというのはちょっと今の時点では難しいのではないかというふうに考えております。

日野委員

 そこがちょっと気になったところなんですけど、32年度中に完成したとしても、例えば年度末に移動になって、そこですぐ卒業とかとなると、逆に生徒さんも卒業する校舎がほとんど思い出のないところで卒業するとかとなると、ちょっとそこはいけないんじゃないかと思いますので、その辺、ちょうど区切りのいいといったようなスケジュールにするのが妥当なんじゃないかなと思うんですけども、その辺を考えて進めていらっしゃるかどうか、ちょっとその辺をお伺いします。

浅野子ども教育部副参事、教育委員会事務局副参事(子ども教育施設担当)

 今、御指摘のように、工事は工事として進めますけども、やはり学校の運営ということがございますので、そういった点につきましては学校とも十分協議しながら、いつのタイミングで動いていくかということは進めていきたいというふうに考えております。

久保委員

 今、日野委員のほうからもありましたけれども、33年度の4月の入学時がどちらになるのかというところは、非常に学校にとっても大きい問題だと思うんですね。私も、別の御意見もあって、ずっと統合を待っていたんだから、最後ぐらい新しい校舎を使わせてあげたほうがいいという御意見もあるようなんですね。そういったところに、やはり丁寧にここもしていってあげなきゃいけないのかなと。とはいえ、学校にとっては、年度末の1、2、3というのは、3年生にとっては受験ですとか、学校にとって一番忙しく、また一番重要な時期を迎えるので、教育そのものに影響のないようにしていただくことが一番重要ではないかと思うので、これも、これから建設が進みますので、どういった事態があって、またおくれが生じたりとかということもあるのかもしれませんが、ある程度やはり目安を立てて、卒業とか入学とかという節目をどこで迎えるのかということはきちっと協議をしていく必要があると思います。これは特に、同じ御答弁になるかと思いますので、そういったところできちっと考えていただきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。

 先ほど、三中での跡地の活用で認定こども園の開設時期が34年に延びるという、1年延びるというお話がございまして、それによりまして、東中野幼稚園の認定こども園化のスケジュールというのは何か変わるものがあるんでしょうか。

小山子ども教育部副参事(保育園・幼稚園担当)

 これまでの計画で申し上げますと、平成32年に仮園舎を整備し、平成33年に仮園舎で公設民営で運営を始めるという予定でございましたけれども、今回の変更に伴いまして平成33年に仮園舎を整備し、平成34年に公設民営でスタートをするということに変更になります。

久保委員

 ということは、この募集の時期ですとか、当然、認定こども園の公募の時期ですとか、また、本当にこの区立幼稚園に通われている方たちに対してのスケジュールも変わってくるかと思うので、区立幼稚園が当然のことながら、今までは33年からは公設民営だったのが34年になるということで、34年3月までは区立幼稚園として運営されるわけですね。その辺のところがやはり募集にもかかわってくるのかなと思うんですが、それはどういうふうに影響ありますか。

小山子ども教育部副参事(保育園・幼稚園担当)

 募集につきましても、現在のスケジュールと同様に、単年度学級ということは避けて進めていきたいというふうに考えておりますので、32年までは現在の幼稚園で運営をすることになりますので、募集に関しましては大きな変更はございません。

 失礼いたしました。33年までは通常の募集となります。

久保委員

 既に今年度の説明ですとか、幼稚園の募集というのは済んでしまっていると思いますので、こういったスケジュールが変わった際には、きょう委員会報告があったばかりですが、早めにやはり保護者の方たちにお知らせをする必要があるのではないかと思いますが、その辺はどういうふうに考えていますか。

小山子ども教育部副参事(保育園・幼稚園担当)

 29年度から入園をされる保護者の方につきましては、これまでの計画についてお知らせをしているところでございますので、変更に今回なりましたことから、保護者の皆様には御説明をさせていただきたいというふうに、内容をお知らせするような形をとりたいというふうに考えております。

久保委員

 先だって、陳情のこともございましたので、その辺のところもしっかりと受けとめながらと思っていますけれども、その説明のあり方ですね。これはどのような形で、例えば説明会などを行うような形になるんでしょうか。それとも、お便りでお知らせするようになるんでしょうか。

小山子ども教育部副参事(保育園・幼稚園担当)

 現在、検討しているところでございます。29年度に入られる保護者の皆様には、今後の予定につきましては随時御説明をしますというような文書をお渡ししておりますので、今後どのような形にするかということをなるべく丁寧に対応していきたいというふうに思いますので、今後検討させていただきたいというふうに考えております。

久保委員

 ぜひ、そのようにお願いをいたします。

 それと、複合化の件でございますけれども、4番の適応指導教室について、これは私たちも何度も何度もここの場でもお話をさせていただいているところです。これは、教育施設担当ではなくて、指導室のほうにお伺いをしたいのですが、この適応指導教室だけではなくて、学校の複合化ということについてなんですが、今回こういったいろいろな御意見があったと。複合化自体が初めてであるので、なかなか皆さん想像がつかない部分もあると思いますし、やはり中心に置かれていくのは、中学校がこの施設の中心ということもありまして、中学校への影響がどうなるのかというところも関心の高いところではあるかと思うんです。なので、学校側から、教育的なところから見てのこの複合施設というのが、是か非かというようなことも問われてしまうかと思うんですが、その辺については指導室としての御見解はいかがですか。

杉山教育委員会事務局指導室長

 学校側からの複合施設の活用については、その複合施設の特徴をとらえながら、教育課程や教育活動に効果的に取り入れていくことが重要であるというふうに認識しています。今回は、図書館というものが併設されますので、図書館との連携、図書館の活用ということについて、三中・十中の統合校については教育課程の中で特色として打ち出すことができればというふうに考えているところでございます。

 また、複合施設になるということは、多くの方が出入りをするということなので、さまざまな方と出会うチャンスがあるというとらえ方もできます。そういう人的資源の意味合いからも、教育活動に活用できないかということを今後探っていきたいというふうに思っているところでございます。

久保委員

 ぜひそのようにしていただいて、やはりそういった教育的な効果があるということが示していただけることによって、複合施設の価値というのは非常に上がってくるのではないかと思いますので、ぜひそれもこの統合とあわせて随時御報告をいただけるといいなと思っております。

 また、先ほど地域とのかかわりということで、さまざまな方たちとの出会いというようなお話がございました。この地域とのかかわりというのも非常に重要ではないかと思うんですね。その点についても、こういった複合施設の中で、どこがどういうふうに地域との連携というのは進めていくようになるんでしょうか。

杉山教育委員会事務局指導室長

 学校が地域と連携するということについては、学校が中心となって進めることがまず一義的にはあると思います。この施設には教育センターも併設いたしますので、地域との連携のより効果的な教育の取り組みということでは、他の学校の参考となるような提案もできるようなことも考えられますので、学校が中心となりながらも教育委員会と連携を図っていく、こういう体制で進めたいというふうに考えています。

久保委員

 学校のほうは、施設が立ち上がってから、いっせいのせで他の複合施設と一緒にスタートをするので、なかなかその時点で、手探り状態でスタートするかと思うので、そこのところは教育委員会のほうがある程度方向性を示しながら進めていただくことが重要かなというふうに思いますので、これはぜひ、またそういった御報告をお待ちしておりますので、よろしくお願いいたします。

いさ委員

 すみません、聞き漏らしました。ちょっと確認だけさせてください。9番のところの工期が延びるというお話、これは10階建てにしたから工期が延びたということでよろしいでしょうか。

浅野子ども教育部副参事、教育委員会事務局副参事(子ども教育施設担当)

 そうでございます。

いさ委員

 結局、それで工期が延びることによって……。

横山教育委員会事務局次長

 ただいま担当から工期の御答弁を差し上げました。工期というものにつきましては、施設規模、基本的にはそういったものに大きく影響するところでございます。10階か8階かという単純なものではございません。施設規模が一つ。それから、さまざまな工法の工夫でありますとか、構造の検討等と設計等の期間も必要になってまいります。そういったさまざまな影響というものがこの工期に影響してきているというものでございます。

いさ委員

 何にしろ、10階建ても含めて、さまざまな理由によって工期が延びちゃったわけですよね、今の計画によると。このこと自身も生徒への影響になるわけですよね。ほかも見ていても、結局複合施設ありきでやっているから図書館だって1階だったのがこうなったり、ああなったりという話になっているわけであって、そこはもうどう考えても区の都合が優先になっているとしか私は思えません。それで、今、皆さんの中から幾らかお話があって、この複合施設そのものが今までやったことないから、わからないから不安の声があるんだというようなこともあったんですけれど、それはちょっと違うんじゃないかと思うんです。ここに説明会で寄せられた主な意見・質問の中で見れば、明らかに、ここがこうでという具体的なお話で皆さんされているから、この計画そのものについて、ここはまずいんじゃないの、これはどうなっているのという不安になっていると思うんですよ。それに答える形になっていないという格好にしか見えません。ですから、わからないからこうなっているんだよ、やっちゃえばいいんだよという、もし認識であれば、それはちょっと認識を改めるべきではないかと思うんですけど、これはいかがでしょうか。

浅野子ども教育部副参事、教育委員会事務局副参事(子ども教育施設担当)

 複合化についての、確かに複合化という形での統合というのは初めてになりますが、当然いろいろな事例なども参考にしながら、どういうふうなやり方がいいのかということは十分協議をしてまいってもおりますので、もちろん説明会では納得いただけない場合もあるでしょうけども、やはりそれにつきましては十分検討して出したものでございますので、そういった部分では心配はないというふうに考えております。

委員長

 他にございますか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 なければ、以上で本報告については終了いたします。

 次に、5番、その他で報告はございますか。

辻本子ども教育部副参事、教育委員会事務局副参事(子ども教育経営担当)

 それでは、私から口頭報告を1件させていただきたいと存じます。

 中野ZEROホールの大規模改修工事に伴います図書館システムサーバーの停止についてでございます。

 昨年、当委員会で御報告申し上げましたとおり、中野ZERO大規模改修工事に伴いまして、中央図書館につきましては現在閉館の対応をし、全区立図書館において安定した運営を図っているところでございます。

 この中で、本年12月27日でございますが、電気設備の改修を行うこととなりまして、1日停電をさせていただくことになりました。これに伴いまして、中央館に置いてございますシステムサーバーの停止を1日行うということでございます。これに伴いまして、1日貸し出し業務を停止させていただきます。

 なお、中央図書館以外の図書館につきましては通常どおり開館をいたしまして、通常どおり閲覧できるということでございます。また、インターネットによるホームページ閲覧、貸し出し予約などにつきましても可能となってございます。

 報告は以上でございます。

委員長

 ただいまの報告に対し、質疑はございますか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 なければ、以上で本報告については終了します。

小山子ども教育部副参事(保育園・幼稚園担当)

 私からは、保育所入所不承諾通知書の名称変更について口頭で御報告をいたします。

 これまで、保育所に申し込みをされていた方に対して、申し込みがかなわなかった場合に保育所入所不承諾通知書というものをお送りさせていただいておりました。こちちの名称につきまして変更いたします。変更後の名称は、保育所入所保留通知書となります。

 変更の理由につきましては、児童福祉法等に関係する政令の改正によりまして、通知書の名称を変更するということでございます。中野区につきましては、平成29年1月からの通知につきまして、変更したこの名称で通知を差し上げたいというふうに考えているところでございます。

 私のほうからは以上です。

委員長

 ただいまの報告に対し、質疑はございますか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 なければ、以上で本報告について終了します。

荒井子ども教育部副参事(幼児施策整備担当)

 1件、口頭で報告をさせていただきます。認証保育所の認可保育所への移行予定でございます。

 区では、認証保育所の認可化を進めてございますけれども、このたび、平成29年4月1日に認可保育所へ移行する予定となる園が1園ございますので、報告申し上げます。

 移行を予定しておりますのは、東中野五丁目1番にございます、株式会社こどもの森が運営いたします東中野プチ・クレイシュでございます。なお、この移行に伴いまして保育定員を40名から50名に拡充する予定となってございます。

 以上でございます。

委員長

 ただいまの報告に対し、質疑はございますか。

小宮山委員

 既に認可園の募集のパンフレットが11月にでき上がっていますけれども、そちらには今回の件は載っていますか。

荒井子ども教育部副参事(幼児施策整備担当)

 現在、予定ということで、これから施設の中身についての東京都の計画承認が、実はあしたおりる予定になってございますので、このタイミングでは現在の募集の中には載せてございません。

小宮山委員

 そうなりますと、12月の頭に認可園の来春の申し込みの締め切りがありますけれども、どのように利用希望者には告知する予定でしょうか。

荒井子ども教育部副参事(幼児施策整備担当)

 まず、認証認可化につきましては、現在入所されております方について、一次募集の段階で基本的に認可化を行うということで、継続をしていただくというのが前提になってございまして、まずその方々の手続が最初になります。その後、当然定員拡大をしてございますので、もしくは来年度以降、またご利用されない方という形で枠がございます。この部分については、現在計画承認がおりた段階で広報等をさせていただきまして、二次募集の中で募集をしていくという形で考えてございます。

小宮山委員

 ほかの認可園と同様に、一次募集の選考対象にはされないということで、確認ですけども、よろしいですか。二次募集で選考を行うということで。

荒井子ども教育部副参事(幼児施策整備担当)

 申しわけございません、一部訂正をさせていただきたいと思います。先ほどの継続承認というのは当然あるわけなんですけども、現在応募されている方については、一次募集でも間に合うようにはがきを全て送らせていただいて、一次募集の中でも募集ができるような形をさせていただきたいというふうに考えてございます。失礼しました。

小宮山委員

 タイミングがちょっとわからないんですけども、現在、どこに応募している人にどんなはがきを送るんですか。

荒井子ども教育部副参事(幼児施策整備担当)

 現在応募いただいている方全てについて、はがきではなくて、通知という形でお送りするという予定でございます。

小宮山委員

 どこに応募している方に送るんですか。

荒井子ども教育部副参事(幼児施策整備担当)

 今現在申し込みをされている方全て、そういうことでございます。

小宮山委員

 来春の入園の申し込みは、12月10日ごろに締め切りだったと思います。例えば、10日ぎりぎりに応募した人には、その通知は行き渡らないということですか。

委員長

 ちょっと休憩しましょうか。

 

(午前11時09分)

 

委員長

 再開します。

 

(午前11時09分)

 

荒井子ども教育部副参事(幼児施策整備担当)

 ちょっと回答の仕方が的確でございませんでした。日付のほうはまだ確定してございませんけども、当然通知を送る方については、既に申し込みをされていて、ある一定の日で切らせていただいて、そこ以降の方については当然御通知を申し上げます。それ以外については、広報を、逆に一次募集に間に合うレベルで広報させていただきますので、それによって申し込みをいただくという形を考えてございます。

久保委員

 定員が40名から50名に変わるということで、施設の改修とかは必要ないんですか。

荒井子ども教育部副参事(幼児施策整備担当)

 一部、間仕切り等、必要な認可基準に満たすための内部の改修工事は必要でございます。

久保委員

 もともとの施設の面積は満たしているということでよろしいんですか。

荒井子ども教育部副参事(幼児施策整備担当)

 そのとおりでございます。

委員長

 他にございますか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 なければ、以上で本報告については終了します。

荒井子ども教育部副参事(幼児施策整備担当)

 先ほどの、私が当初御説明申し上げました事業者募集に関するいさ委員の御質問に対する答弁を一部訂正させていただきたいと思っております。

 先ほど、いさ委員のほうから、東京都の緊急対策の中で、土地に対する補助がたしかあったはずじゃないかというような御質問があったと思います。正確に申し上げますと、国有地と、あと民有地に関しましては、東京都のほうが5年間の限定でございますけども、土地の借受料の一部を補助するというような制度を今回東京都が立ち上げてございます。

 先ほどの流れの中でいきますと、今回は区の土地を4分の3減額という話でお貸しするということでございますので、これは対象にはなっていないということでございます。

委員長

 他には、よろしいですよね。ないですよね。

 なければ、以上で所管事項の報告を終了いたします。

 次に、審査日程のその他に入ります。

 委員会を暫時休憩いたします。

 

(午前11時12分)

 

委員長

 委員会を再開します。

 

(午前11時12分)

 

 休憩中に御確認いただきましたとおり、次回は第4回定例会中の委員会とし、急な案件が生じた場合は正副委員長から連絡をさせていただくということで御異議ございませんか。

 

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 なければ、そのように決定をいたします。

 以上で本日予定していた日程は終了しますが、各委員、理事者から何か発言はございますか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 なければ、以上で子ども文教委員会を散会いたします。

 

(午前11時13分)