平成28年11月15日中野区議会建設委員会
平成28年11月15日中野区議会建設委員会の会議録

中野区議会建設委員会〔平成28年11月15日〕

 

建設委員会会議記録

 

○開会日 平成28年11月15日

 

○場所  中野区議会第4委員会室

 

○開会  午後1時00分

 

○閉会  午後3時25分

 

○出席委員(9名)

 甲田 ゆり子委員長

 来住 和行副委員長

 内川 和久委員

 白井 ひでふみ委員

 細野 かよこ委員

 伊藤 正信委員

 篠 国昭委員

 酒井 たくや委員

 近藤 さえ子委員

 

○欠席委員(0名)

 

○出席説明員

 都市政策推進室長 奈良 浩二

 西武新宿線沿線まちづくり担当部長 角 秀行

 都市政策推進室副参事(産業振興担当) 青山 敬一郎

 都市政策推進室副参事(グローバル戦略推進担当、中野駅周辺計画担当) 石井 大輔

 都市政策推進室副参事(都市観光・地域活性化担当) 藤永 益次

 都市政策推進室副参事(中野駅周辺まちづくり担当) 松前 友香子

 都市政策推進室副参事(中野駅周辺地区整備担当) 吉田 陽市

 都市政策推進室副参事(中野駅地区都市施設調整担当) 小幡 一隆

 都市政策推進室副参事(中野駅地区都市施設整備担当) 江頭 勝

 都市政策推進室副参事(西武新宿線沿線まちづくり担当、沼袋駅周辺まちづくり担当) 山本 健一

 都市政策推進室副参事(新井薬師前駅周辺まちづくり担当) 近江 淳一

 都市政策推進室副参事(野方以西調整担当、野方駅周辺まちづくり担当) 小林 裕幸

 都市政策推進室副参事(都立家政駅周辺まちづくり担当、鷺ノ宮駅周辺まちづくり担当) 菊地 利幸

 都市基盤部長 尾﨑 孝

 都市基盤部参事(都市計画担当) 豊川 士朗

 都市基盤部副参事(空家・住宅政策担当) 塚本 剛史

 都市基盤部副参事(道路用地担当) 松原 弘宜

 都市基盤部副参事(地域まちづくり担当、弥生町まちづくり担当) 安田 道孝

 都市基盤部副参事(大和町まちづくり担当) 細野 修一

 都市基盤部副参事(道路・公園管理担当) 高橋 均

 都市基盤部副参事(都市基盤整備担当) 千田 真史

 都市基盤部副参事(建築担当) 小山内 秀樹

 都市基盤部副参事(防災・都市安全担当) 鈴木 崇

 都市基盤部副参事(生活安全担当、交通対策担当) 伊東 知秀

 

○事務局職員

 書記 冨士縄 篤

 書記 亀井 久徳

 

○委員長署名


審査日程

○議題

 安全で快適に住めるまちづくりについて

 産業振興及び都市振興について

 道路・公園等の整備について

 防災及び都市安全について

○所管事項の報告

 1 中野区産業振興センター指定管理者候補者の選定結果について(産業振興担当)

 2 区を被告とする訴訟の提起について(都市観光・地域活性化担当)

 3 東中野小学校跡地活用事業者の選定結果について(都市計画担当)

 4 第六中学校跡地周辺道路の整備について(都市計画担当、都市基盤整備担当)

 5 弥生町三丁目周辺地区防災まちづくりの進捗状況について(弥生町まちづくり担当)

 6 家政銀座商店街通り(区道42-580号線)の道路舗装工事について(都市基盤整備担当)

 7 平和の森公園再整備基本設計について(都市基盤整備担当)

 8 「災害時における福祉用具等物資の供給等協力に関する協定」の締結について(防災・都市安全担当)

 9 その他

 

委員長

 定足数に達しましたので、建設委員会を開会いたします。

 

(午後1時00分)

 

 本日の審査日程ですが、お手元に配付の審査日程(案)(資料1)のとおり進めたいと思いますが、これに御異議ありませんか。

 

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 御異議ありませんので、そのように進めます。

 本日の審査に当たっては、午後5時を目途に進めたいと思います。また、3時ごろに休憩をとりたいと思いますので、御協力をお願いいたします。

 それでは、議事に入ります。

 安全で快適に住めるまちづくりについて、産業振興及び都市振興について、道路・公園等の整備について、防災及び都市安全についてを議題に供します。

 所管事項の報告を受けます。

 1番、中野区産業振興センター指定管理者候補者の選定結果についての報告を求めます。

青山都市政策推進室副参事(産業振興担当)

 それでは、中野区産業振興センター指定管理者候補者の選定結果について御報告させていただきます(資料2)。

 この件につきましては、去る7月25日の当委員会におきまして、指定管理者の募集についてということで御報告させていただいております。その後の募集と選定の経過及び結果について、この度、御報告させていただくものでございます。

 平成29年度からの新たな指定管理者を選定するため、中野区公の施設に係る指定管理者の指定手続に関する条例に基づきまして、以下のとおり指定管理者候補者の募集及び選定を行いました。

 1番としまして、指定管理者候補者選定までの経過ということで、本年8月3日に募集要項の発表をいたしました。それから、8月10日に募集の説明会、8月26日から9月5日まで、応募申請を受け付けております。9月6日から14日まで、応募者に対する財務診断を行っております。それから、9月12日から30日にかけまして応募者の応募書類の審査及び面接の審査を行っております。

 2番の応募申請状況でございます。応募申請数は、二つの事業体からございました。一つは、二つの法人による共同事業体、それからもう一つは、三つの法人による共同事業体でございます。

 3番の選定方式でございます。公募によるプロポーザル方式でございます。庁内に設置しました中野区産業振興センター指定管理者選定委員会におきまして、書類審査及び面接審査を行うとともに、外部専門家による財務診断を行った上で、指定管理者候補者を選定いたしております。

 4番の選定結果でございます。ハートフルサポート共同事業体を選定してございます。こちらは、代表団体がテルウェル東日本株式会社、それから構成団体が株式会社東京アスレティッククラブでございます。

 5番の指定管理者の指定期間でございます。平成29年4月1日から平成34年3月31日までの5年間でございます。

 6番の今後の予定でございます。本年11月区議会第4回定例会に指定管理者の指定に関する議案の提案をさせていただきます。こちらのほうで議決をいただけましたら、来年2月に基本協定の締結、3月に年度協定の締結、4月以降、指定管理者による業務を開始するという予定でございます。

 御報告は以上でございます。

委員長

 ただいまの報告に対し、質疑はありませんか。

酒井委員

 今もこちらの産業振興センターは指定管理者ですよね。今回、新たに事業者が選定されたんですけれども、今のところとこの選定されたところはどう違いますか。

青山都市政策推進室副参事(産業振興担当)

 現在、指定管理を行っておりますのも、このハートフルサポート共同事業体でございます。ただ、現在のこの事業体の構成員は、こちらにありますテルウェル東日本株式会社と、それから株式会社東京アスレティッククラブ、それからもう一つ、株式会社パソナが構成団体となっております。来年度以降の指定管理者に対する応募の事業体につきましては、このパソナが抜けた形の2社ということで事業体を構成しているものでございます。

酒井委員

 そういうところも丁寧に御説明していただけるとありがたいなと、ちょっと感じました。それで、以前はテルウェル、パソナ、アスレティックの共同事業体で指定管理を行っておったわけですけれども、これは向こうさんの事情だと思うんですけれども、抜けられたという何か理由なんかはあるんですか。答えられないかもわかりませんが。

青山都市政策推進室副参事(産業振興担当)

 候補者の選定を行った後に、候補者と協議を一度行っております。そのときに私どもとしても尋ねましたところ、指定管理になった当初は、パソナは主に産業振興の関係の、例えば経営支援ですとか創業支援ですとか、そういった事業をやる際の講師などを都合するといいますか、そういったことが主な役割ということでございまして、実際の事業運営はこのテルウェル東日本のほうがやっているということでこの3年間やってきております。この3年間で、このテルウェル東日本が事業実施に関してはかなりそのノウハウを身につけてきたということで、次の提案に当たっては、この事業体を組むに当たっては、パソナは外部の協力関係ということで、必要に応じて講師等の紹介をするということで、事業体の運営の中には入らないということになったというふうに聞いております。

酒井委員

 民間企業ですから、いろいろそういう事業をどういうふうにやっていく中でのところで判断されたところもあったりだとか、それからまた、テルウェル東日本のほうもノウハウがこの3年間の中でつかまれて、そういうふうな形になったのかなとは思うんですが、もう1点なんですけれども、この2事業者が応募ありましたが、かなり差はあったんでしょうかね、選定の結果というんですか、違いというのはどういうところにありましたか。

青山都市政策推進室副参事(産業振興担当)

 選定に当たって、評価点を幾つかの項目にわたってつけております。その中で、各項目について評価点は、普通レベルが1点、それから優れているというのが2点、特に優れているというのが3点、それから標準に達していない、不足しているというのが0点と、そんなような形で項目ごとに積み上げてきているというものでございます。今回選定された事業体については、各項目につけられた点数を平均しますと、おおむね優れているというレベルになってございます。それから、もう1社につきましては、普通レベルというぐらいの採点結果ということでございました。

酒井委員

 最後にしますが、こういった指定管理者の選定に関しては、往々にして、これまで指定を受けておった事業者が選定を行っても引き続き選定されるというのがあると思うんですね。それは、その間の期間の中でのノウハウをつかまれているというのが非常に大きいのかなとは思うんですけれども、なかなか競争原理が働かないところもあるのかなというふうな心配も私は多少あるんです。所管だけにお願いするのは酷だと思うので、そこの指定管理者の選定に関しての、やはりより競争性を担保すること、それから指定をしてからの区との関わり方というのをしっかりと検討していっていただきたいなと思います。これは要望で結構です。

近藤委員

 今、酒井委員の質問から、株式会社パソナが今までから抜けて、ハートフルサポート共同事業体というところと選定が決まったということなんですけれども、ハートフルサポート共同事業体というところが契約していくので、このパソナが抜けたことによっても予算というのは今までと変わることはないんでしょうか。三つの事業所と二つの事業所でも、この共同体というところが契約をしているので、予算が安くなるとか、そういうことはないという考え方でよろしいんですよね。

青山都市政策推進室副参事(産業振興担当)

 指定管理の業務に対して指定管理料を払うという考え方ですので、構成企業体の数に応じてという形ではございません。ですから、来年度以降、どういった事業をやってもらうかという、そういった内容に応じて年度ごとの指定管理料が決まっていくと、それについてはまた予算の御審議のときに予算案としてお示ししていくということでございます。

近藤委員

 ですけれど、やはり選定をするときにある程度の予算というのはありますよね。どのぐらいでやってもらうというのは、予算を出さなければみんな応募できないと思うんですけれど、そこら辺は今までと変わらないということでよろしいんですか。

青山都市政策推進室副参事(産業振興担当)

 基本的には、現在やってもらっている業務と、それから来年度以降新たにやってもらう予定の業務といったようなこともございます。それからあとは、これは年度ごとに精算していくものでございますけれども、修繕費については指定管理料の中で予算としてつけておきまして、使った分差し引いて精算するというような形になっております。そういったものをつけ加えた金額でということで、このたびの募集に当たっては上限の目安というのを参考価格として示していたということでございます。

近藤委員

 やはり予算のことですから、あまりはっきりは言えないでしょうけど、今までと変わらず、その修繕費の部分が増えたという形の応募提案という形でよろしいんですか。

青山都市政策推進室副参事(産業振興担当)

 修繕費の部分と、それから新たに指定事業の中に入れてやってもらう予定の部分と、その部分が増えているという形でございます。

細野委員

 8月10日に行われた募集説明会には、どれぐらいの事業体の方の参加があったんでしょうか。

青山都市政策推進室副参事(産業振興担当)

 この説明会には4社来ておりますが、これは後ほど応募があってわかったことですが、この4社はそれぞれ2社ずつ、今回応募のあった二つの事業体、それぞれの構成員ということでございました。

委員長

 他に質疑はありませんか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 質疑がなければ、以上で本報告について終了いたします。

 次に、2番、区を被告とする訴訟の提起についての報告を求めます。

藤永都市政策推進室副参事(都市観光・地域活性化担当)

 それでは、区を被告とする訴訟の提起についての御報告を申し上げます(資料3)。

 事件名でございます。賃借権確認請求事件でございます。当事者は、原告、学校法人、被告、中野区でございます。

 訴訟の経過ですけれども、平成28年10月7日に東京地方裁判所に訴えの提起が行われてございます。

 事案の概要ですけれども、本件は、被告が原告との間で締結した賃貸借契約、具体的に申し上げますと桃丘小学校跡施設の賃貸借契約でございますけれども、これに基づき、土地及び建物を原告に賃貸してございます。その後、本件賃貸借契約について契約解除通知及び契約更新の拒絶通知を行ったところ、原告が上記契約解除通知及び契約更新の拒絶通知のいずれも理由がなく、本件賃貸借契約は借地借家法に基づき法定更新されている旨主張し、本件物件の賃借権を有することの確認を求めるものでございます。

 請求の趣旨の概要ですけれども、原告と被告との間において、原告は本件物件について賃借権を有することを確認する。訴訟費用は被告の負担とするとの判決を求めるものです。

 6、原告が主張する請求原因の要旨ですけれども、原告は平成23年9月15日、被告との間で契約期間を同日から平成28年9月14日までとする本件賃貸借契約を締結してございます。

 その後、被告は原告に対し、平成27年12月25日付書面にて本件賃貸借契約を平成28年9月14日をもって解除する旨及び本件賃貸借契約の更新を拒絶する旨通知し、さらに28年8月18日付書面にて原告は被告に無断で本件物件を第三者に転貸していること等を主張して、本件賃貸借契約を原告の債務不履行に基づき解除する旨通知した。

 しかし、被告の行った本件契約解除通知及び本件更新拒絶通知については、本件賃貸借契約で定める解除事由または借地借家法第28条で定める正当事由が存在せず、また被告が主張する転貸については、被告の明示または黙示の承諾があったこと等から原告に債務不履行はないと。

 (4)でございます。以上のとおり、被告の主張にはいずれも理由がなく、本件賃貸借契約は借地借家法26条第1項に基づき、従前と同一の条件で法定更新されている旨の訴えが提起されています。

 なお、10月6日に建設委員会で御報告しましたが、本件賃貸借契約に基づきまして、また学校法人タイケン学園との基本協定については、区としては8月19日をもって解除するという旨通知してございます。区としては、この裁判とはまた別途に、区としての訴えを提起する予定でございます。

 御報告については以上です。

委員長

 ただいまの報告に対し、質疑はありませんか。

内川委員

 ある程度予想されていたことなんですけれども、向こうからも訴えられたということです。私が一番心配しているのは、やっぱり中野三丁目のまちづくりですね。これから裁判が本格化していって、先のことはまだまだわからないんでしょうけれども、旧桃丘小学校の跡地、URが計画している建物というのは中野三丁目のまちづくりの拠点ですよね。それが、本来であれば本年度中にはもう今頃解体してなきゃいけないんですよね。それが大分遅れることに関して、今後の中野三丁目のまちづくりにどんな影響があるのかというのは、今の段階でわかる範囲で結構ですからお答えいただけますか。

吉田都市政策推進室副参事(中野駅周辺地区整備担当)

 今の段階での影響というのは、この学校法人との係争がどのくらいの期間かかるかということによって違いますので、現段階で確定したことはちょっと申し上げられない状況です。

 しかしながら、既に中野三丁目土地区画整理事業は、昨年の7月以来事業化しているところでございます。権利者の皆さんも、生活再建に向けて既に動いている方もいらっしゃいます。区としては、URと連携して着実に事業を推進していきたいと考えています。

内川委員

 土地区画整理事業、進んでいるということで、将来的にURが建築する予定の建物の中に移転を計画している方というのはどのぐらいあるんでしょうか。

吉田都市政策推進室副参事(中野駅周辺地区整備担当)

 まだ仮換地指定、全員の方がなされている状況ではございませんので、確定したところはまだ出てきておりません。しかしながら、希望をとっている段階では、全部が引っ掛かる方、それから一部引っ掛かる方を含めて、おおよそ半分ぐらいの権利者の方が関係してくる可能性があるということでございます。

内川委員

 そうすると、この件がある程度先が読めてこないと、やっぱり中野三丁目の事業というのはどうしても今以上進められなくなってくると思うんですが、その点はいかがですか。

吉田都市政策推進室副参事(中野駅周辺地区整備担当)

 中野三丁目土地区画整理事業を進める上で、まずポイントの第1点が、例えば桃丘小学校跡地のところに換地を希望している方がいたら、きちんとそういった方も含めて権利者の方には、学校法人との係争関係についてきちんと情報を明らかにして、これは非常に重要な情報ですので、そういったことをきちんとお知らせすると。

 それから2点目は、桃丘小学校跡地の土地区画整理事業の中に占める割合は約半分ぐらいあるんですが、しかしながら、これは全体ではございませんので、可能なところからきちんと事業をやっていくと。例えば、JRに沿った区画道路がございますが、そういったところの整備、それから桃丘小学校跡地の東側一帯のそういった直接関係しないところについては着実に事業を進めていくということでございます。

白井委員

 内川委員のほうからは今後のまちづくりのお話があったので、本件の訴訟についてというのが報告されているので、どこまでお話しできるかどうかというのも含めて、もし、ちょっと御答弁がまだ厳しければまた言っていただければと思います。

 区側として、私もちょっと言葉を選びながらしゃべりたいと思うんですけれども、訴訟の提起の準備があるのでというところで委員会でも報告されています。現在、その準備中。それに対して、相手側、区側から言うと訴えた側からの逆提訴とも呼べるような今回のやり方なんですよね。想定の範囲ではあるんでしょうけども、向こうは、いわゆる確認訴訟と呼ばれるもので、私たちは建物を借りている、つまり賃借権を有していることに間違いないんだと、裁判所はこれを認めてくれと、こんな訴えの話です。

 その理由としてというのが、訴えの訴状じゃないので、この概要だけなので、細かく幾つか挙がっているかわからないんですけども、向こうの理由としては、区側が行った、いわゆる更新しない旨の通知に対して拒否をした、これが借地借家法の26条1項、いわゆる更新しない旨の通知は一般的には1年ぐらい前とか半年ぐらい前には言わないといけないけども、そんなの遅過ぎるよと、こんな言い方なんでしょうね。

 もう一つ、区がそもそも賃貸契約を結んだときの契約違反だと、第三者に転貸しているじゃないかというんですけども、これは全然その理由がないという言い方をしているんですね。区のこの理由と、もう一つは、三つあるのかな、28条、正当な理由という、更新しないときには、単に更新しないというだけじゃなくて、うちがその後利用するに当たって、その理由も含めて判断するというやつなんでしょうけども、この点、区側がどう考えているのか、これを受け取って、こんな報告がありましたというだけじゃなくて、多分に訴訟に入っていくところなんでしょうけども、訴えられたことによって、言える範疇で結構です。区側としての説明、今ここでできますか、概要について。どうでしょうか。

藤永都市政策推進室副参事(都市観光・地域活性化担当)

 まだ相手方の訴えが出てきた段階であり、訴状もその部分で明確に相手側の主張というのは明らかであります。今後、裁判の口頭弁論みたいな日付ももう指定されています。その中でお互いの主張をぶつけて、その内容が出てくるんだと思っています。あくまで中野区としましては、賃貸借契約の中で禁じられている転貸状況ですね、転貸というのを複数事業者にやっていたというのが判明しました。この内容は、賃貸借契約を継続していく上での信頼関係を破壊するものであり、この部分についても解除というふうになっていますので、我々はそれをもとにして明け渡しを一日も早く、まちづくりに影響ないようにできるだけ早く明け渡しを求めていくという部分ですが、ちょっと詳しい相手方の主張については、ちょっと今、我々ではお話しできるものはないと思っています。

白井委員

 ちょっと角度を変えて、区から相手方に通知したところで、まず初めに区が行ったのは、これを見ると更新拒絶、更新しませんよというのを相手に通知をした。向こうはそれに対して拒絶の通知を送ってきたというんですね。その話だけだと、単なる更新しないというだけの話で終わるんですけれども、もう一段階踏んで、詳しく調べてみると、相手が第三者に転貸していたので、区はそもそも契約が成り立っていないんだと、契約の無効、こんな話をしています。この切りかえているタイミング、一番初めはなぜ更新の拒絶で、2回目はそもそも契約が成り立っていないと、こんな形にしたのか、この辺はいかがでしょうか。

藤永都市政策推進室副参事(都市観光・地域活性化担当)

 契約の解除、更新拒絶については、ここにあるとおり、平成27年12月25日の書面で相手方に通知してございます。そのとき、主に公用、公共の用に供する場合においてはこの賃貸借契約を解除できるという条文がありますので、そこの約定に沿って解除を申し込んでいまして、並びにまちづくりの進捗にありますので、この更新は5年以上できないという通知を平成27年12月25日に発してございます。

 その後、平成28年7月から8月にかけまして、当区のほうでこの賃貸借の関係や、この事業そのものについての調査をしたところ、転貸状況というのが判明してきましたので、それを根拠に解除通知を8月18日付けで送ったと、時点ではそういうふうになっています。

白井委員

 区は訴えの今準備中というところなんですけども、どちらで言っているんですか。いわゆる更新の拒否に対して正当な理由があるという理由なのか、そもそも向こうが契約違反なので解除だと、そもそもなかったことだという二つのパターンがあるんですけど、両方で訴えの準備をしていますか。どちらで準備をしていますか。

藤永都市政策推進室副参事(都市観光・地域活性化担当)

 我々の主張としましては、平成28年8月18日の書面であるとおり、賃貸借契約と基本協定に違反する行為が複数見られたということで、解除をメインに進めてございますが、予備的には更新拒絶と、また正当事由を我々は主張して賃貸借契約終了ですけども、メインとしましては解除という訴えでございます。

白井委員

 ここからは準備の話からちょっと踏み込むので、場合によっては休憩にしていただいても結構です。いわゆる、今、相手方を訴えるための被告を確定するために準備をしているところですね。この手続がそろそろ整う、いわゆる仮処分が整うのではないかと思うんですけども、見通しはどのような形なんでしょうか。

藤永都市政策推進室副参事(都市観光・地域活性化担当)

 明け渡しの訴えを、効力を発生するために、今の桃丘小学校跡施設にいる、およそその訴訟の当事者等が確定される作業として占有移転禁止仮処分というのをやっていますけれども、区としましては10月下旬、1回、施設立ち入り、仮処分の執行をしてございます。そして、そのときの申し立てに不足していた部分がございまして、11月14日、昨日、もう一度執行をしてございます。まだ裁判所からの調書は届いてないですけれども、区としましては全施設の差し押さえが終了したというふうに認識しています。

白井委員

 仮処分の訴えの1回準備をしました。裁判所に訴えを起こしたところです。実は、その被告の確定をするに際して、まだ不備があったので、昨日改めて訴えを起こしました。この結果がわかるのはいつになりますか。

藤永都市政策推進室副参事(都市観光・地域活性化担当)

 裁判所からの調書そのものは、もう今週中に。

白井委員

 そうすると、今回不備がなければ、今週中には仮処分の訴えが確定するということでよろしいですか。

藤永都市政策推進室副参事(都市観光・地域活性化担当)

 そのとおりです。

白井委員

 これ以上は踏み込むと本当に中身の話に入ってくるので、そうすると、仮処分を終えた段階で、ここから先は秘密会をどうするかというのは全体で考えなければいけない話なんですけど、当委員会としても秘密会として開会した議事録の部分があります。それは全体で考えるとして、今後、いずれ解除はなるでしょう。ざっと考えると、時間のかかるお話になると思います、一般的な言い方ですけども。議会報告の在り方としては、訴訟、今こんな中身なんですとか、今こういう訴えと区側の言い分、相手側の言い分、こうなっていますというのは、ここでの報告はなされることとなりますか。普通は、大体委員会報告って、訴え、起こしました。起こしましたは少ないですね。訴えられましたが多くて、区側としてはそれには応じられませんという報告がある。その後、和解なり結審なりして、これで報告、こんなことになりましたというのが出てくるだけなんです。大体この間の報告ってないんですよ。だから、このくらいの規模になりますと、この辺の話になると数年になるんですよね。この間、ずっと報告ないというのもちょっとあまりにもかなと思うんですけども、委員会報告の在り方としてはどのように考えられていますか。

藤永都市政策推進室副参事(都市観光・地域活性化担当)

 通常でございますと、先ほども委員おっしゃったとおり、和解の時点とか、そのときに報告があって、その後、最後という話になると思っています。この事案がどの程度影響があるかにもよりますけど、報告のタイミングについては今後検討と思っています。

白井委員

 最後、お願いしておきます。繰り返しになるんですけど、やっぱり数年間あいてしまってというのでは、さすがにこれはあまりにも報告なさ過ぎるなと思います。ただ、報告の仕方も難しいんでしょうね。まさに係争中の案件なので、なんですけども、やっぱり、どのような報告の体制にするかも含めてなんですけども、議会の報告、ぜひ、事が事なので、行っていただきたいという要望にしておきます。

委員長

 他に質疑はありませんか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 質疑がなければ、以上で本報告について終了いたします。

 次に、3番、東中野小学校跡地活用事業者の選定結果についての報告を求めます。

豊川都市基盤部参事(都市計画担当)

 それでは、東中野小学校跡地活用事業者の選定結果について報告をいたします(資料4)。

 なお、本報告は、昨日、11月14日の厚生委員会におきまして詳しく報告をしておりますが、当委員会におきましても公園整備の件で関連があるところから、同様の資料を使いまして概略を説明いたすものでございます。資料を御覧ください。

 現在、区では、東中野区民活動センター等整備基本計画に基づきまして、東中野小学校跡地に東中野区民活動センターの整備を進めているところでありますが、残りの部分につきましては、活用事業者において区立公園及び民間住宅等の整備を行うこととしております。今般、事業者を公募し、選定を行いましたが、その選定結果について報告をするものでございます。

 まず、1番、東中野小学校跡地活用の概要でございます。これは、内容はごらんいただきたいと思います。用途といたしましては、区民活動センター用地、それから区立公園、それから住宅等がございます。この住宅等が今回の売却用地ということでございます。なお、区立公園は、今回跡地活用する事業者が付帯工事として整備をするというものでございます。

 2番、事業者の選定経過でございます。選定方法は、企画提案公募型事業者選定によります。公募期間は御覧のとおりでございまして、応募者数は4社でございました。

 3番、選定事業者、これは第1交渉順位者のことでございますが、東京建物・三菱地所レジデンス・東急建設の共同企業体でございまして、代表者は東京建物株式会社となってございます。

 4番、提案の概要、これは選定事業者が提案した概要という意味でございます。なお、この選定事業者が作成しました完成後のイメージパースが2枚目に添付をしてございますので、これを回して御覧いただければと存じます。あくまでもイメージということでございます。

 そこで、提案の概要ですが、まず(1)といたしまして、ファミリー向けの住宅の建築計画でございます。建物概要は、地上5階地下3階、戸数93戸で、うち75平米以上の戸数が62戸ございます。②です。この住宅に関するコミュニティ形成のための提案内容でございます。一つが、地元地域との交流機会を設けるための場の設置ということで、屋上テラス240平方メートル、それから地域交流施設70平方メートル、及び公園に隣接したスタジアムデッキの設置をして開放するというものでございます。

 裏面を御覧ください。それから、乳幼児親子の屋外交流スペース150平方メートル以上を配置するというもの、それから、町会への加入促進、さらにはイベントを通じた地域住民と居住者との交流機会の創出と、そういった提案でございます。それから、住宅の建築計画の三つ目の提案でございますが、公園からの眺望、日当たりなど周辺環境との調和に配慮した配棟計画を行っているというものでございます。それから、住宅の最後の提案といたしまして、認可保育所、これは60名定員ですが、これを設置するというものでございます。

 (2)といたしまして、公園施設等の提案内容でございます。二つ提案しておりまして、一つはまず安全・安心の確保ということで、周辺住民、通行者の安全を確保するために古い擁壁の改修、それから防犯面に配慮した内外から目視できるシースルーエレベーターの採用をするということ。それから、二つ目の提案といたしましては、公園と屋上テラス、スタジアムデッキとの一体活用を図るというものでございます。

 (3)ですが、この提案における見積もり額、これは事業者の土地買受希望価格ですが、17億6,900万円となってございます。

 最後に、今後の予定でございますが、今年11月上旬には基本協定を締結いたしまして、11月18日には区民説明会、12月に入りますと、土地売買及び東中野小学校跡地活用事業に関する契約締結を行います。平成30年5月には東中野区民活動センター開設となりまして、同年6月には、仮称ですが、東中野五丁目公園の開園、それから平成32年6月には民間住宅が竣工しまして、この跡地の整備は全て完了と、そういった予定になっております。

 報告は以上でございます。

委員長

 ただいまの報告に対し、質疑はありませんか。

酒井委員

 事業者が選ばれての御報告であります。ありがとうございます。それで、具体的な提案があって、プロポーザルですので、それで選定されたんだと思うんですが、やっぱりイメージ図を見ると非常にわかりやすいのかなと思っております。当初、区としては、この小学校跡地に区民活動センターと公園を整備すると、残りの部分のところは民間に売却し、良好な居住環境を誘致するような考え方であったと思うんです。この図を見せていただきますと、公園と、その民間住宅の屋上部分がつながっているんですよね。すると、これは公園施設等の整備内容の中にある、公園と屋上テラス、スタジアムデッキとの一体活用というところになるのかなと思うんですけれども、公園とこの民間住宅の屋上部分というのは、常につながっていて利用させていただけるようなイメージなんですか。

豊川都市基盤部参事(都市計画担当)

 まず、物理的にはつながって利用ができるという構造になっていると聞いております。ただ、今、委員御指摘の使用時間ですとか、その辺に関しては今後調整、協議をするというふうに聞いております。

酒井委員

 もちろん時間などは、公園があって、誰でも入れて、その民間住宅の屋上部分というのは、人も住んでおりますので、そのあたりというのはもちろん、そういうところは精査しなければならないんですが、先ほどの参事の御答弁だと、基本的にはこちらの公園とその屋上部分というのは日中の時間帯であれば行き来できるようなイメージでよろしいんですか。

豊川都市基盤部参事(都市計画担当)

 これは、地域コミュニティの増進と、そういった視点でもって提案されたものですので、当然、今、委員おっしゃったように公園との一体利用が前提というふうに聞いてございます。

酒井委員

 それと、この屋上部分の隣のところに何か建物があるんですけれども、これは地域開放型の施設というのがありましたが、そういうふうなイメージでいいんですか。地域交流施設。

豊川都市基盤部参事(都市計画担当)

 これが裏面の一番上にあります乳幼児親子の屋外交流スペースと、こういうふうに聞いております。

酒井委員

 例えば、区民活動センターにもそういうふうな地域の交流する部屋もあるのかなと思っていたんですけれども、そことの部分の違いってどういうふうになっていくんですか。

豊川都市基盤部参事(都市計画担当)

 そのあたりまでは所管外で詳しく承知はしておりませんが、それも含めて全体的な、最適な土地利用になるように調整するというふうに聞いております。

酒井委員

 すみません、ちょっと所管外だったのかもわかりません。あと、このシースルーエレベーター、防犯面に配慮したという、これは工事の中で、民間事業者のところで設置工事をしていただくのであろうと思うんですが、管理が確か中野区だったのかなというふうに思っていたんですけど、どういうふうになっているのかと、管理費用というのはどうなるのか教えてください。

豊川都市基盤部参事(都市計画担当)

 まず、基本的には、これは中野区の管理のエレベーターということになります。管理費用ですが、そのあたりを含めまして今後検討というふうに聞いております。

酒井委員

 管理費用に関しては、これから民間事業者との中で検討していくという理解でいいんですか。

豊川都市基盤部参事(都市計画担当)

 はい、そのとおりでございます。

酒井委員

 こちらの小学校跡地に関しては、過去の経緯に遡りますと、学校が足りない中、地元の名士の方が、学校にするのであるならばというふうな形で、非常に安価に区に譲ってくださった土地であり、ここの土地を売却するということに関しては、区は当初学校統廃合のときには、この土地は売却しませんと明確にお答えになっていたにもかかわらず、今回この売却がなされることに関しては、様々な声がありました。私自身もそのことに関しては反対もしておりました。ただ、こういうふうな形で民間事業者と区が様々話し合って提案されたもの、例えば売却に当たって、この眺望のよさ、それから日当たりの部分というところというのは、一つ、やっぱりもともと学校の用地でありましたので、そこは非常に大きかったところであったんですね。そういう中で、こういうふうな提案があった。また、東中野地域に関しては今、保育所が非常に足りない、どこもそうですけれども、東中野のこの地域に関しても本当になかなかないという中で、こういう認可の保育所を設置するような提案、そしてまた、屋上部分を公園と一緒に活用できるような考え、そしてまた乳幼児の親子の屋外交流スペースというのを、ここは長年、唯一児童館がなかった地域でありますので、そういうふうな過去の様々な経緯も考えながら、非常に配慮していただいて、御提案していただいたのかなというふうに思います。

 今後、恐らく、説明会があると思うんです。そういう中で、やっぱり過去の経緯なんか考えるといろいろな思いの方もある中で、やっぱり丁寧な説明をして、より理解を進めていく、そして新しくできる施設がよりよいものになって、地域住民の皆さんが喜ばれるような形で御説明していただきたいと思っております。

 それで、最後に1点、見積もり額というのがありますね。ここはお聞きしてもいいんですかね、委員長。こちらは部外、契約ですので、この金額の中身に関してはお答えすることができないということですよね。

豊川都市基盤部参事(都市計画担当)

 これは、そもそもの募集要項の中にありましたが、この土地の値段から、例えば公園の整備費ですとか、エレベーターの整備費、そういったものを差し引いた額ということは聞いております。その結果、こういった値段になったということだそうでございます。

酒井委員

 区として、こういったプロポーザルと合わせて土地を売却するというふうな形というのは、僕は初めてだと思うんですね。ですので、ちょっといろいろお聞きしたかったんです。区として、この全体の金額をはじいて、もちろん民間事業者ですので、価格点もとらなければならない中で、そういう計算式を出してこの17億6,900万円という数字が出てきていると思うんですけど、その内訳を、うちのほうの考えていた部分と、土地の部分というのは向こうはもちろん高く見積もらなければならないと思うんですけど、ほかの除却工事だとか、公園整備だとか、それから土留めの整備、そこの金額の部分をちょっと、どれぐらい乖離があったのかちょっと確認したかったんですけれども、所管外ということですので、すみません、承知しました。

白井委員

 まず、イメージパースを拝見すると、もうなくなってしまいましたけど、旧東中野小学校に隣接している教職員寮が東中野小学校の校庭と一体化をして屋上を利用したいなと、それを踏襲しながら、民間でも使っていただけるようになったというところで、いわゆる少しでも、とにかく大きく公園用地をとってくれと言ったところを配慮していただいていて、まずこの点はありがたいなというふうに率直に思います。

 それで、酒井委員からもありましたけども、このデッキの部分に屋上をぽこっと飛び出している部分があります。ここが乳幼児親子なんですか。地域交流スペースになるんですか。どちらを指していますか。

豊川都市基盤部参事(都市計画担当)

 ちょっと今、間違いに気がつきました。大変申しわけございません。先ほど酒井委員の御質問の屋上の飛び出し部分が、この2ページ目の乳幼児親子の屋外交流スペースと申し上げましたが、これはちょっと間違っておりまして、一番下の地域交流施設70平方メートル、これが屋上の飛び出した部分ということになります。大変失礼いたしました。

白井委員

 屋上のデッキとつながっていて、屋根がついている部分が70平米以上と言われている地域交流スペース、そうすると、乳幼児親子の交流スペースというのは、このイメージ図1枚しかないのであれなんですが、どこを指している形になりますか。

高橋都市基盤部副参事(道路・公園管理担当)

 このパース図の一番右端、方角で言うと東の方角になりますが、北東ですか、桜の木が1本見えるかと思います。ここの空間が屋外の空間としての交流スペースというふうに提案の内容では確保されています。(「屋外の」と呼ぶ者あり)屋外です。完全に屋外です。

白井委員

 ですよね。屋外と書いてあったのに何でかなと思っていたんですが、そういうことなんですね。この図だと、ほとんど桜の木しか見えなくて何とも言えないんですが、イメージはちょっと小さな公園というんでしょうか、乳幼児親子のというから遊具とかも置いていただけるような、そんなイメージの整備というところなんでしょうか。これは民間の事業者が整備するので、区の公園ではないので何とも言えないんでしょうけども、どんな感じになるんでしょうか。

高橋都市基盤部副参事(道路・公園管理担当)

 こちら、ちょうど三角形に突き出した部分の土地を活用しまして、砂場を置いたりですとか、あとイメージとしてはビニールプールを置いたりというイメージで……(「何を置くんですか」と呼ぶ者あり)ビニールプール、夏場、水遊びできるようなビニールプール、そういったものを置いたりするようなイメージで、乳幼児親子が活用できるようなスペースというふうに設定されています。

白井委員

 何か結構具体的な話だったので、設備じゃなくて、ほとんど何か、何と言ったらいいんでしょうか、遊具の持ち出しみたいな、恐らくプロポーザルなのでそこまで書いておられたかどうかわからないですけど、所管の方が答える話ではなかったのでびっくりしたんですけど、あと保育園も、これもいわゆるプロポーザルで、区として明示したわけではないですけども、いわゆる子育て支援施設と位置付けたところで、事業者提案で今回は認可保育園まで書いてあります。定員も60名と、もう明示されているんですけども、まずこの図でいくと、どこが保育園の位置になりますか。

豊川都市基盤部参事(都市計画担当)

 ちょうどこのパースでいいますと、一番反対側の奥の1階部分……(「ちょっと色が違うところ」「茶色いの」と呼ぶ者あり)いや、茶色のここは区民活動センターですが、この住宅側の……(「濃いネズミ色みたいなところ」と呼ぶ者あり)この住宅棟の部分の1階の反対側の道路に面したところあたりが保育園になると。ちょうどこのパースの住宅の裏側です。ですから、この道路とは反対側の、裏側の道路に面した部分が提案をされた認可保育園ということになります。

白井委員

 図面の、先ほどの乳幼児のにしても角っこの桜の1本しか見えなくて、保育園も何か一部の建物しか見えないので何とも言えないんですけども、ここに、もう既に、これも所管が違ってしまうんですけど、認可園まで言っているんですが、どこが運営するなんていうところまではおおむね決まっている話なんですか。事業者提案は単なる保育園を誘致したいというだけなのか、ある程度当て込みがあって認可園というところまで区はお話をされているのか、ちょっと直接所管は違うんですけども、プロポーザルを受けたというところでどんな報告があったのか教えていただければと思いますけど。

豊川都市基盤部参事(都市計画担当)

 特に具体的な事業者名までは聞いてはおりませんが、当然認可園として提案しているわけですから、しかるべき事前相談しているという話は聞いております。

白井委員

 事前相談ということは、区側として、ここは認可園を置くというところまでもうはじいているというか、準備しているということでいいんですか。すみません、所管が違うので申しわけないんですけど。

豊川都市基盤部参事(都市計画担当)

 区としてこの提案を認めたわけですから、私もそういうふうに理解しております。(「ということですよね、可まで言っているからね。なるほど、わかりました」と呼ぶ者あり)

酒井委員

 1点教えてください。所管内なので、防災機能についてちょっとお尋ねしたいんですけれども、もともと、こちら、東中野小学校というのは東中野五丁目の方の避難所だったんですね。この小学校の売却に当たって、東中野四丁目と五丁目の避難所を統合して第三中学校に指定されました。この具体的なこういうふうなイメージが見えてくると、一定の空地があって、センターのこういうふうな新しい建物というふうに考えると、分散化をしたりだとか、新たに、そうすると逆に難しくなっちゃうのか、ここを何かそういうふうな防災機能で、何かあったときに使うような考え方というのは今あるんですか。

鈴木都市基盤部副参事(防災・都市安全担当)

 区民活動センターにつきましては、大規模災害時、区内15カ所の各地域の、区が置きます地域本部として活用いたしますので、基本的にはここには地域本部を担当する区職員が参集して、地域内の防災活動に当たることを原則としております。したがって、そういった防災活動の拠点として使っていくことが前提となります。

酒井委員

 すると、区の、ここのセンター部分においては従来どおり、15の区の災害時においての地域本部の機能を果たすので、そういった避難所機能というのはやはり今指定しております第三中学校でないと難しいんだという理解でよろしいんですね。

鈴木都市基盤部副参事(防災・都市安全担当)

 委員の御指摘のとおりでございます。

酒井委員

 すると、ここには、この区民活動センターには、先ほどの避難所のことはよくわかりました。ただ、この区民活動センターの中には地域交流スペースだとか、様々な部屋があったかと思うんですけれども、こういったところは今後、例えば福祉避難所だとか、そういったことに関しての指定なんかもやはり難しいという理解でいいんでしょうか。

鈴木都市基盤部副参事(防災・都市安全担当)

 福祉避難所、中野区におきましては二次避難所という形で呼ばせていただいておりますが――につきましては、物理的なスペースだけでなく、そういった高齢者ですとか障害者の方とか、そういった方に配慮した設備も必要となってきますで、そういったものがない前提では二次避難所、若しくは福祉避難所としての活用は難しい状況にございます。

委員長

 他に質疑はありませんか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 質疑がなければ、以上で本報告について終了いたします。

 次に、4番、第六中学校跡地周辺道路の整備についての報告を求めます。

豊川都市基盤部参事(都市計画担当)

 それでは、第六中学校跡地周辺道路の整備について御報告を申し上げます(資料5)。

 1番、整備目的でございます。野方三丁目地域は、木造住宅が密集しておりまして、さらに狭隘な道路も多く、災害時における延焼、円滑な避難、消防車の進入など防災上の課題がございます。そこで、一昨年度、第六中学校跡地の大半を都立中野工業高等学校の拡張用地として東京都へ売却いたしまして、この残余地を活用して災害時における避難所や防災広場への円滑な避難や救援物資等の搬入など、避難所機能を十分に発揮させ、よりスムーズな避難経路の確保を行うために、周辺道路の拡幅及び東側に新たな南北交通の確保を目的とした道路を新設するというものでございまして、この度、調整等がおおむね整いましたので、着手するというものでございます。

 2番、整備概要でございます。その下に概略図がありますので、あわせて御覧いただきたいと思います。大きく分けますと、A、B、C、Dという四つのセクションに分けまして整備をいたします。

 まず、このAにつきましては、これは旧第六中学校の跡地の敷地の中から若干離してつくるわけですが、南北方向、それから東西方向、これに延長約132.6メートルの道路を幅員4メートルで新たに整備をするというものでございます。

 次に、Bでございますが、これは西側、既存の道路でございますが、これを現在幅員が4メートル程度でございますが、これを第六中学校跡地側に拡幅をしまして6メートルに広げると、そういったものでございます。

 それから、Cでございますが、これは既存道路がおおむね幅4メートル程度ありますが、幅4メートルに若干欠ける部分があるものですから、これもあわせて4メートルになるように整備をすると。

 それから、最後、Dですが、これは現在都立中野工業高等学校と第六中学校跡地の間にある、これは法律上通路扱いになっているもので、幅員が4メートル弱程度でございますが、これを6メートルに整備をするということでございますが、今年度はこのDの部分で仮整備を、37.0メートルを行うというものでございます。なお、今後、このDにつきましては、都立中野工業高等学校の道路拡幅の用地を一部取得した上で6メートルに全て整備をすると、そういう予定でございます。

 それから、3番、今後の予定でございます。11月下旬には地域住民への計画内容及び工事内容の説明をいたしますが、これは11月22日、来週の火曜日に、これは沿道にお住まいの方を中心に説明をしたいと考えておるところでございます。12月になりますと、工事着手をしたいと考えております。今年度末には、このA、B、C、D部分の工事の完了を考えております。

 説明は以上でございます。

委員長

 ただいまの報告に対し、質疑はありませんか。

近藤委員

 まず、この整備概要のところで教えていただきたいんですけれど、このAの部分はまるで新しい道路となるところですか。

豊川都市基盤部参事(都市計画担当)

 現在、Aの部分は、道路はございません。したがって、ちょうどAが折れ曲がったところに区管理道路とありますが、これが現在行きどまりになっている状態です。ですから、これにこのA、縦方向のAと横方向のDを新設しまして、外周道路的に整備をすると、そんな内容でございます。

近藤委員

 BとCは、これは拡幅という形なんですか。

豊川都市基盤部参事(都市計画担当)

 Bは、先ほど申しましたように6メートルに拡幅する、それからCは、現状おおむね4メートルあるんですが、若干4メートルに欠ける部分がありますので、これを4メートルにきちんと整備をすると、そういった内容でございます。

近藤委員

 これ、BとCの間に防災公園がある、その前のところは拡幅されずに中途半端な形になっているのは何でなんですか。

豊川都市基盤部参事(都市計画担当)

 実は、この防災公園もかつては第六中学校の校地の一部でございましたが、これは平成25年度にこの防災公園を整備したときに、南側の今御指摘の道路については4メートルでその際整備をしたと。ですから、この部分は現に4メートル幅員があるというものでございます。

近藤委員

 すみません、ちょっとわからない、防災公園の前の道の区管理道路というところが4メートル、もう既にここだけはあるということなんですか。

豊川都市基盤部参事(都市計画担当)

 もう一度申しますと、この防災公園と書いてある四角い土地ですね。この南側の部分の道路については、これは防災公園を整備するときに4メートルで整備済みでございます。それから、この地図でいうと右側、東側のC部分については、これは本来4メートルあるべきところが若干4メートル欠ける部分がありますので、これを今回4メートルにきちんと整備をすると、そういった内容でございます。

近藤委員

 これは、地域でかなり反対される方とかがいらした経過があるんですけれど、説明会というのが11月の下旬、もうそろそろ行われるというんですけれど、これはどういう周知の形をとるんですか。

豊川都市基盤部参事(都市計画担当)

 現地に参りましてチラシ等をまいて周知をしたり、その際、もしお話等できればお話もしたいと考えております。

近藤委員

 一般質問で大内議員なども説明をするようにということをおっしゃっていたんですけれども、説明会を開くのは初めてですよね。

豊川都市基盤部参事(都市計画担当)

 説明会という形式では初めてでございます。個別には、何人かの方にお話はしているところでございます。

近藤委員

 もう11月下旬に初めての説明会という形の説明をされて、12月上旬にもう工事に着手するという形では、納得されない方はやはりもっと早くに説明会が欲しかったと、まだ知らない方もいらっしゃると思うんですけれど、その辺はどうお考えですか。

豊川都市基盤部参事(都市計画担当)

 ちょっと、若干準備に手間取りまして、その辺は反省をしているところですが、今後は精力的に説明等を行いながら、何とか御理解を得たいというふうに考えております。

近藤委員

 反省されているとおっしゃっても、もう夏の段階から説明会を早くしてほしい、私も早く説明をするようにと言っていたのに、それは、説明ができなかったというのはどういう理由があるんですか。

豊川都市基盤部参事(都市計画担当)

 様々例えば東京都の土地のやりとりですとか、そういう調整ごとがありまして、なかなかお示しするような図面が作成できなかったと、そういった点もありましてこれまで説明ができなかったということでございます。

近藤委員

 本当にお役所の仕事で、図面が用意できなかったから説明できなかったとおっしゃっても、本当にこれを聞いた、ボーリング調査に入るといったときにびっくりされた方は、半年ぐらいのスパンでこんなに早くやるのかとおっしゃっていたわけですよ。それが、まだこれから住民説明会のビラを配って、そこで初めて知った方は、もう12月に工事が始まるというのでは、本当にこれ、あんまりなやり方だと思うんですけれど、その辺はいかがですか。

豊川都市基盤部参事(都市計画担当)

 今後は丁寧な説明をしながら、何とか御理解いただきたいと考えております。

近藤委員

 本当に、今後は丁寧なやり方をしてとおっしゃるんですけれど、本当に丁寧なやり方をしてくださいということを再三、もう夏の前から言っていて、9月には説明会をやると一般質問でも答えていらっしゃるのに、それでもこんな時間になってしか説明ができないというのは、本当にこれ、住民にとっては失礼な話だと思います。これは納得いかない区民を説得するという形に結局なってしまうんですけれど、住民自治とか、そういったことを本当に無視していると私は思いますし、この人たちが本当に最低でも怒りがおさまらないというような状態じゃなく、この道路ができなければ、本当にやり方が失礼過ぎると思いますけれど、もう一度答弁をお願いします。

豊川都市基盤部参事(都市計画担当)

 この間、一部の方ではありますが、道路をここに決めた経緯ですとか、それからあと必要性等々は私なりに御説明はしてきたつもりです。ただ、確かにおっしゃるとおり、まとまった形での説明会というのはできませんでした。ただ、その辺を含めまして今後はきちんと説明を行った上で整備を行いたいと考えております。

近藤委員

 そして、この説明会の後に、例えば植栽をどうするとか、そういうことはもう住民の意見は入らないということなんですか。

豊川都市基盤部参事(都市計画担当)

 そのあたりにつきましても、御意見で反映されるものは反映したいと考えております。

近藤委員

 本当、最低でも住民の意見が少しでも反映するようにしていただきたいと思います。これは要望です。

委員長

 他に質疑はありませんか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 質疑がなければ、以上で本報告について終了いたします。

 次に、5番、弥生町三丁目周辺地区防災まちづくりの進捗状況についての報告を求めます。

安田都市基盤部副参事(弥生町まちづくり担当)

 それでは、弥生町三丁目周辺地区防災まちづくりの進捗状況について御報告申し上げます(資料6)。

 なお、資料の裏面に地区の事業計画図を掲載してございますので、適宜御覧いただければと思います。

 1番目、避難道路5号及び6号の工事着手についてでございます。都営川島町アパート跡地内に南北に計画する避難道路5号及び東西方向に計画する避難道路6号につきましては、本年7月に工事着手し、現在上下水道及びガス管等の埋設を行っており、本年度内の交通開放を目途に工事を進めているところでございます。

 なお、避難道路6号につきましては、東部分を工事しておりまして、都営弥生町三丁目アパートに係る西側部分、ぱんだ公園から柳通りに通ずる区間につきましては、都営弥生町三丁目アパートの移管手続を現在進めており、この移管後に道路整備に着手する予定でございます。

 次に、2番目、避難道路1号についてでございます。地区南部、川島商店街から方南通りに向けて計画する避難道路1号につきましては、現在各権利者への用地測量及び物件調査等を順次行っており、用地の取得に向け権利者折衝を鋭意進めているところでございます。

 来年度以降は、UR都市機構による代替地の運用も開始する予定であり、平成32年度の道路整備完了を目指し、権利者折衝及び用地取得を進めていく予定でございます。

 次に、3点目、UR都市機構への従前居住者用賃貸住宅の建設等の要請についてでございます。避難道路の用地取得に当たっては、これまでも何度か議会等からも御要望を受けてございますが、高齢者等が居住するアパート等もあり、移転先の住宅確保に不安等を訴える方々も多いことから、区はこの10月に密集市街地における防災街区の整備の促進に関する法律、いわゆる密集法の規定に基づきまして、UR都市機構に対して従前居住者用賃貸住宅の建設要請を行いました。

 本要請を受けまして、今後UR都市機構では、機構が所有する都営川島町アパート跡地の一部に権利者用賃貸住宅の建設に向け区と設計や施工等の協議を行い、平成30年度内の完成を目指して住宅の建設を進めていく予定となってございます。

 次に、4点目、UR都市機構による代替地整備でございます。現在、UR都市機構では、都営川島町アパート跡地内に土地区画整理事業の準備を進めており、既に事業認可を取得し、来年度に工事着手する予定でございます。事業では、跡地内に幅員5メートルの2本の区画道路の整備を予定してございます。

 恐れ入りますが、裏面の事業計画図を御参照願います。地図の中央に都営川島町アパート跡地が、オレンジ色で塗られている部分でございますが、あります。ここに、縦横に2本の幅員5メートルの区画道路の整備を計画してございます。緑色の点線部分でございますが、これが区画整理事業で整備する道路でございます。

 資料の表に再度お戻りいただきまして、5点目、今後の予定でございます。本年度は、御説明のとおり、避難道路5号及び6号東側の一部の仮整備及び交通開放を目指して進めてまいります。また、避難道路1号につきましては、用地の取得の推進、さらに地区計画案の策定を目指していく予定でございます。また、避難道路における無電柱化の検討も行ってまいります。

 平成29年度以降は、都営川島町アパート跡地への区への移管を受け、敷地内に計画する避難道路6号西側部分の整備、さらに、(仮称)弥生町三丁目公園の実施設計及び整備、地区計画の策定及びこれに基づく防災まちづくりの推進、UR都市機構による代替地整備及び代替地運用による避難道路の用地買収を積極的に進めてまいります。

 御報告は以上でございます。

委員長

 ただいまの報告に対し、質疑はありませんか。

細野委員

 この従前居住者用賃貸住宅についてなんですが、実際に該当する方というのは、世帯というんでしょうか、どれぐらいあるんでしょうか。

安田都市基盤部副参事(弥生町まちづくり担当)

 現在、従前居住者用住宅としましては、南台三丁目に中野区が所有する従前居住者用住宅、いわゆるリライフ南台という住宅がありますが、この利用も兼ねまして、おおむね、最大で考えると40世帯ほどございます。

細野委員

 その40世帯というのは、もしここに希望する方がいれば、それは全ての方を受け入れられる数なんでしょうか。

安田都市基盤部副参事(弥生町まちづくり担当)

 40世帯ぐらいいらっしゃいますけれども、同時に、一遍に動くわけではなくて、順次用地買収に伴い、建替えに伴って、必要な方は入っていただくような手はずになってございます。

委員長

 他に質疑はありませんか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 質疑がなければ、以上で本報告について終了いたします。

 次に、6番、家政銀座商店街通り(区道42-580号線)の道路舗装工事についての報告を求めます。

千田都市基盤部副参事(都市基盤整備担当)

 それでは、家政銀座商店街通りの道路舗装工事について御報告いたします(資料7)。

 まず、1、概要でございますが、商店街のインターロッキングブロック舗装の損傷が激しく、これを区にて全面改修を行うものでございます。

 家政銀座商店街通りは、平成12年から13年にかけて、商店街の活性化等の目的から自費工事により道路のカラー舗装化を行ったものでございます。近年、カラー舗装の損傷が著しく、管理協定に基づき部分的な補修は中野区において行ってまいりましたが、抜本的な解決には至らず、商店街振興組合からもこれ以上の通行支障と全面的な改修はできないとの要請により、中野区と振興組合との協定を破棄し、通常の維持管理ができるアスファルト舗装へ改修を行うことといたしました。

 ただし、振興組合からも要請のあった部分的なカラー舗装化を行い、景観に配慮した施工を行うことと考えております。

 裏面を御覧ください。こちら、現状でございますが、まず上段のほうが、既にインターロッキングから黒いアスファルト舗装で部分的に補修されているもの、また中段のほうに至りましては、この目地のほうがよれて一部分については窪みも生じているところ、また下段のほうにつきましては、目地の開口が広がって、そういった損傷が確実に広がっているところ、そのような現状を示したものでございます。

 では、表面のほうにお戻りください。2、工期でございます。工期につきましては、平成28年11月中旬から平成29年3月中旬を予定しております。

 3、工事の概要でございますが、道路延長は約670メートル、北側、約280メートル、南側、約390メートルでございます。下の左側の図ですが、これが全体の施工範囲を示したものでございます。そして、真ん中の現状を、先ほど御案内したように一番右の写真のように、この白線の外、外側線の外の部分につきましてブロック舗装をして、景観に配慮したものとするということで考えているところでございます。

 最後、4、今後の予定でございます。まず、平成28年11月下旬、振興組合及び町会への工事説明を行う予定としております。なお、こちらにつきましては、工事説明会といたしまして、11月25日を予定しているところでございます。また、12月上旬には工事着手をいたしまして、3月中旬には工事完了を目指すという運びで進めてまいります。

 なお、工事着手につきましては、まだ現在、現地との調整中でございますが、まずは損傷の激しい北側からの着手をしたいということで考えているところでございます。

 報告は以上です。

委員長

 ただいまの報告に対し、質疑はありませんか。

近藤委員

 この間話題になりまして、そして割とすぐに、区にて全面的な改修を行うことというのが決まったのは、どういう経過なんでしょうか。

千田都市基盤部副参事(都市基盤整備担当)

 陳情いただいたときには、既に区のほうで整備を検討している段階であったということでございます。

近藤委員

 そして、区にて全面的に改修を行うということなので、全額、区がお金を負担するということでよろしいですか。

千田都市基盤部副参事(都市基盤整備担当)

 委員御認識のとおりでございます。

近藤委員

 改修の予定が、11月下旬から、もうすぐに12月からは工事に着手するということですけど、これ、日中工事になりますか。

千田都市基盤部副参事(都市基盤整備担当)

 こちらの施工につきましては、基本的には昼間工事ということで予定しているところでございます。ただし、部分的に夜間工事が発生する場合については、またその際、地域には周知してまいるという予定でございます。

近藤委員

 都立家政も、なかなか踏切が開かない状態で車が渋滞してしまったり、工事も始まるとなると、かなり狭いところですから混乱が予想されると思うんですけれど、その辺の周知といいますか、これはどういうふうになっていますか。

千田都市基盤部副参事(都市基盤整備担当)

 まず、こちらの道路の管理につきまして、いろいろ協定で連携してまいりました振興組合、こちらと密にすること、また今後の工事説明会、これを11月25日に予定しているところですが、そういった中で周知を図ること、それから施工箇所については、通常の工事同様、それぞれ施工計画について事前に、そこのところの施工するというのを周知しておりますので、ここも同様に行われることから、こちらのほうについてはそういった配慮ができるものと考えております。

近藤委員

 そして、車道のところは、もうインターロッキングブロックにはならなくなって、歩道の部分がカラー舗装化となっているんですけれど、これはどういう舗装なんですか。

千田都市基盤部副参事(都市基盤整備担当)

 道路構造といたしましては、外側線の外につきましてインターロッキング舗装にするということで考えております。ただし、昨今ではこのインターロッキング以外に、このアスファルト部分に張りつけることで景観上の向上と、あと歩行環境も確保という製品もございますので、場合によってはそちらの選択をするというのも考えているところでございますが、これは受託業者との材料品の使用と、あと施工においての協議で決定してまいりたいということで考えております。

近藤委員

 先ほどから申していますように、かなり狭くて、交通量も多く、自転車などもかなりあるので、ここの歩道の舗装というのもかなり慎重にしていただかないと、せっかく改修してきれいになるのに、また歩道の部分で何か問題が出てしまうということにならないようにしていただきたいと思いますけど、いかがですか。

千田都市基盤部副参事(都市基盤整備担当)

 今回、車道部についてはアスファルトで、外側線の外につきましては景観舗装を配慮するというのも、今、委員の御指摘のような内容を前提とした中でこのような構造を採択したものでございます。

酒井委員

 陳情も出ておりまして、その当時から商店会の皆様とは担当者は鋭意お話し合いをしてくださっていたんだと思います。それで、今回、道路延長670メートルを舗装するということですけれども、これの費用というのはどれぐらいかかるんですか。

千田都市基盤部副参事(都市基盤整備担当)

 こちらにつきましては、今想定しているものは7,500万円弱という金額を想定しております。

酒井委員

 全部区の一般財源ということですよね。

千田都市基盤部副参事(都市基盤整備担当)

 こちらにつきましては、道路の長寿命化として、道路ストック総点検に基づく道路改修の位置付けも活用いたしまして、国費のほうも運用してまいりたいということで考えております。

酒井委員

 せっかくそこまで答えてくださるんでしたら、どれくらい国費があるなとかも、今わかるのであれば答えていただけると。

千田都市基盤部副参事(都市基盤整備担当)

 通常、道路として供する車道の部分の舗装に要する費用の55%、ただし、特別な景観配慮等を含めた、そういったものは含まないというところが対象になっておりますので、そのようなところで国費を活用してまいりたいと考えております。

酒井委員

 ありがとうございます。それと、概要の3行目、家政銀座商店街通りは平成12年から13年にかけて商店街の活性化等の目的から自費工事による道路のカラー舗装化、ブロック舗装を行ったと書いているんですけれども、当時こういった商店街の道路をインターロッキングブロック舗装するに際しての補助金とかあったのかなという、僕はイメージであったんですけれども、こちらの商店会は全て自費でこのインターロッキングブロック舗装をされたんですか。

千田都市基盤部副参事(都市基盤整備担当)

 まず、自費工事というのは、公道上における工事の位置付けを示したものでございまして、商店街が行う自費工事に対して、商店街振興の制度で補助金が出たものということで聞いております。

酒井委員

 そうでしょう。すると、その当時、この全長670メートルのインターロッキング舗装に関して、補助のお金、公費というのはどれぐらいあったんですか。わかりますか。

藤永都市政策推進室副参事(都市観光・地域活性化担当)

 補助については、一定程度出ているということは認識しているんですけど、ちょっと資料が古くて詳しいところはわかっていないので、すみません。

酒井委員

 今、こういった商店街を舗装する場合の補助制度ってありますか。

藤永都市政策推進室副参事(都市観光・地域活性化担当)

 東京都の補助で、舗装のレベルアップ等は補助が出ております。

酒井委員

 せっかくそこまで言ってくれたわけですから、どれくらい出るだとか、教えていただけるとありがたいと思います。――すみません、詳細まではなかなかということだと思うんですけれども、それは、そういうふうな補助制度を使った場合、一定程度管理してくださいよというのはあるんですか。

藤永都市政策推進室副参事(都市観光・地域活性化担当)

 イニシャルの舗装経費について補助は出ますけれども、その後の管理ですね、まさにこの都立家政の維持管理については、費用は自費負担となります。

酒井委員

 それはわかっているんです。最初の分は出ますよ。それ以降の管理に関しては、自前の商店会さんでやってください、それはわかるんです。せっかく舗装したにもかかわらず、すぐにまた区道に戻してくれというのはできるんですか。

藤永都市政策推進室副参事(都市観光・地域活性化担当)

 補助を入れて舗装を改修してすぐに、1年とか2年とかで改修した場合には問題ですけれども、一定程度耐用年数というか、年数がたった段階で工事するものについては問題ないというふうに思います。

酒井委員

 それはどれくらいなんですか。

藤永都市政策推進室副参事(都市観光・地域活性化担当)

 ちょっと詳しい時間等を申し上げられないですけど、この平成12年から13年からほぼ10年ほどたってございますので、その部分については問題ないかと思っています。

酒井委員

 問題ないかと思いますというふうな、一定程度の年月の期間があるんだと思うんですよね。恐らく10年たっているので大丈夫だろうというのはわかるんですけれども、それだったら、ちょっとふわっとした答え方じゃなく、僕しっかり聞いておりますので、何を聞きたいかといいますと、公費を投入してこういった舗装がされて、商店街が活気づく、地域の皆さんが通るに際しても、買い物をするに際しても、そういう楽しくなるというふうなことはいいことなんだろうと思うんですね。ただ、他方、公費を投入してやっている中で、管理がなかなか難しいという中で、どれぐらいの期間やっぱりやってもらわなきゃならないというのはあると思ったので、ちょっと確認をさせていただきました。

 それで、担当さんに戻ってもう一度お聞きしたいんですけれども、この道路の歩道の部分と言えばいいんでしょうかね。そこの部分に関しては、インターロッキングのようなものを残すと、また商店会さんが部品などを交換する場合は負担があるわけですよね。そうじゃなく、カラー舗装にする形で負担が少ない、負担も必要ない、それとあわせて、商店の買い物しやすい環境も維持していくんだ、そういうふうなことを考えているという理解でいいんですか。

千田都市基盤部副参事(都市基盤整備担当)

 委員御認識のとおりだというところで思っているところなんですけど、こちらにつきましては、まず外側線の外、こちらについては道路整備の修景への配慮ということで区が行いますので、例示すれば、例えば歩道につきまして、アスファルトで舗装されている歩道もあれば、やはり一定の道路網として景観に配慮したインターロッキングの歩道をつくっているというケースもございます。したがいまして、白線の外も、こちらについては道路整備の中での一環としてインターロッキング舗装をし、区の中で負担して区で管理するというものでございます。

委員長

 他に質疑はありませんか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 質疑がなければ、以上で本報告について終了いたします。(「委員長、ちょっと休憩していただいていいですか」と呼ぶ者あり)

 休憩いたします。

 

(午後2時22分)

 

委員長

 それでは、再開いたします。

 

(午後2時36分)

 

 次に、7番、平和の森公園再整備基本設計についての報告を求めます。

千田都市基盤部副参事(都市基盤整備担当)

 それでは、平和の森公園再整備基本設計について御報告いたします(資料8)。

 なお、本報告は、総務委員会、厚生委員会、区役所及び体育館整備調査特別委員会との重複報告となります。

 本基本設計につきましては、基本設計(案)を10月の当委員会に報告させていただいたところですが、その後、区民説明会の開催等を踏まえまして幾つかの改善点を加えて、区としての基本設計として取りまとめたので御報告いたします。

 まず、1、基本設計の内容ですが、後ほど別紙により御説明いたします。

 次に、2、基本設計(案)からの主な変更点でございますが、(1)多目的広場の中堅部の拡張でございますが、この変更により少年サッカー等のコートの一部が野球の2塁部分に食い込まないようにすることが可能となります。この間の意見要望を反映して、より使いやすくなるように改善するものでございます。

 (2)バーベキューサイトの集約でございますが、この間の管理面等の意見要望を踏まえまして、西側にコンパクトに集約するようにいたしました。

 (3)ステップ広場の照明の拡充ですが、夜間でも安心して活用できる施設を望む声を踏まえ、公園の玄関口であるステップ広場のエリアにライトの増設をすることとしたものでございます。

 3、区民説明会の実施結果については、後ほど御紹介いたします。

 次に、4、今後の予定でございます。今後の予定及び裏面の工事区分につきましては、前回の報告から変更はございませんので、後にお読み取りいただければと存じます。

 次に、別紙基本設計の内容でございますが、1枚目が概要でございます。再整備の基本コンセプトは、基本計画から変更はございませんが、1点、左から三つ目の囲みに平和の大切さについて書き加えてございます。なお、そのほかの変更はございません。

 2ページ目を御覧ください。2ページ目は、基本設計の各内容について概要を記載したものでございます。

 3ページ目が公園平面図となっております。変更箇所といたしまして、多目的広場の中堅部を85メートルから90メートルに5メートル拡張することにより、先ほど御案内した少年サッカーのスペースと野球の2塁ベース部分が交錯しないようにいたしました。また、図面中央部の赤字で四角に囲ったバーベキューサイトについて、西側に集約して配置をしております。さらに、体育館前のステップ広場について、アッパーライト照明を8基設置することといたしました。

 次ページ以降、新体育館等につきましては、(案)からの変更箇所はございませんので、後にお読みいただきたいと存じます。

 次に、別紙の2、区民説明会の実施結果でございます。幾つかかいつまんで御報告いたします。

 まず、開催日につきましては、10月16日(日曜日)、18日(火曜日)、19日(水曜日)の計3回実施しました。参加人数につきましては、3日間延べで111人でございます。

 2、主な意見と区の見解・回答のほうを御報告いたします。まず、(1)計画全般・計画の進め方についてでございます。このうちの4でございます。これまでの説明会では反対意見が多かったが、参加者の意見は反映されていない。自治基本条例違反ではないかという御意見に対し、区民の意見で反映できるものは反映してきたこと。説明会での意見だけではなく、陳情審査や議会の意見等も踏まえて、区として合意点を見きわめてきたこと。自治基本条例には違反していないと考えていることを区の見解としてお示ししております。

 2ページ目を御覧ください。5番、今年の3月31日に委託事業者から報告書が提出されており、区はその時点で事業費が増加することはわかっていた。それを公表しないまま議会報告や意見交換会、パブリック・コメント手続を行ったのはなぜか。再度パブリック・コメントを実施するべきではないかという御意見に対しまして、意見交換会やパブリック・コメント手続の時点では、体育館の下部構造が定まっていなかったこと。整備方法に幾つかの選択肢があったため、正確な事業費を示せる段階にはなかったこと。このことから、公表を行わなかったことを区の見解としてお示ししております。また、パブリック・コメント手続は、基本計画策定時に自治基本条例に基づいて実施しており、再度実施する考えはないこともお示ししております。

 次に、2ページの(2)体育館についてでございます。そのうちの2、体育館は、障害者対応の床にしてほしいという御意見に対し、体育館の床は、障害者スポーツに適合した素材を採用する計画であることをお示ししております。

 次に、3ページ目の4でございます。体育館の利用料は幾らの想定か。現在よりも高くなることを懸念しているという御意見に対し、施設利用料の計算方法についても検討し、現在と比較して大幅に高くならないように設定したいことをお示ししております。

 (3)多目的広場についてでございます。1、照明設備6基を設置することは近隣の環境によくないのではないかという御意見に対し、照明設備は、スポーツ機能の向上や区内の他の施設の利用状況からニーズに対応するために必要な設備と判断して計画していることをお示ししております。

 次に、4ページ目でございます。2、2塁ベースはサッカーコートと重なっている。ピッチャーマウンドと塁間を見ると、大人用の多目的広場に見えるが、子ども用のコンセプトはなくなったのかという御意見に対し、大人も子どもも利用しやすい多目的広場として整備すること。マウンドは固定式とし、ピッチャープレートは大人用と子ども用を設置することをお示ししております。

 次に、(4)草地広場でございます。そのうちの4番、草地広場の真ん中に園内灯は不要ではないかという御意見に対し、夜間の照明は、警察庁の安全・安心まちづくり推進要綱に沿って、平均照度3ルクス以上を確保するために必要であることをお示ししております。

 次に、5ページの(5)防災機能についてでございます。そのうち、1番、30年かけて区民がつくった防災公園にもかかわらず、再整備によって防災機能が低下するのではないかという御意見に対し、未開園部分の一部が再整備により新たな避難場所として使用できること。また、仮設トイレの増設、体育館を新設することで消火・救助活動、復旧復興等の拠点となり、防災機能が向上することをお示ししております。

 次に、6ページ目を御覧ください。(6)、4番でございます。バーベキューサイトの利用時間や管理方法はどのように考えているのかという御意見に対し、夜間の利用は考えていないこと。利用は予約制、有料とし、利用人数の管理を行うことを考えていることをお示ししております。

 同項目、6番、バーベキューの煙や騒音に対してどのように考えているのかという御意見に対し、バーベキューサイトは5区画と小規模なものとし、公園の中央部に配置したことで近隣に配慮していることをお示ししております。

 7番、樹木の伐採本数はどのくらいかという御意見に対し、公園再整備で影響する樹木は226本であること。このうち41本は移植可能であることをお示ししております。

 次に、7ページ目の7番の1、公園内に民間レストランなどを併設することで維持管理費を抑えることを考えてほしいという御意見に対し、区としても民間の活用をいろいろ目指し検討している旨をお示ししております。

 最後、8ページ目、5番でございます。公園整備の予算が2億円から22億円になった理由はあるのかという御意見に対し、草地広場にトラックのみを整備した費用として2億円を考えていたこと。未開園部分の整備も含めて公園全体を再整備する費用は約22億円であることをお示ししております。

 以上で報告は終わります。

委員長

 ただいまの報告に対し、質疑はありませんか。

細野委員

 主な変更点の中に、バーベキューサイトの集約というところで、西側に5区画を集約したということで、図面でもそのようになっているかと思うんですが、まず、ここって、確かちょっと傾斜になっていなかったでしょうか、その辺。現地が。

千田都市基盤部副参事(都市基盤整備担当)

 こちら、5区画あるうち、縦に並んでいる4区画と、あと一番右にある1区画、この間の部分に一部傾斜ののり面がございますが、それ以外、各々の場所については平坦でございます。

細野委員

 バーベキュー利用者と一般利用者との交錯の防止というところで、この西側に集約したということの理由になっているんですけれども、草地広場と、逆に西側に集約したことで、バーベキューサイトとの間のざっとの距離というのはどれぐらいになるんでしょうか。

千田都市基盤部副参事(都市基盤整備担当)

 こちらの図面の右下のほうに縮尺表示、こちらのほうをしているところでございまして、こちらのバーベキューサイトは、端部と比べましてこちらの縮尺でいけば大体10メートル長の離隔はとれているということには、園路からで10メートル超えの離隔はとれている形には、寸法上はなっております。

細野委員

 そうしますと、逆に西側に寄せたことで、草地広場への、バーベキューサイトを利用することによる影響というのが今度逆に出てくるんじゃないかなというのが懸念されるんですけれども、そのあたりについてはどのように考えていらっしゃいますか。

千田都市基盤部副参事(都市基盤整備担当)

 こちらの園内の中で、今、園路の横のところに低木等が配置されておりますし、そういった意味では空間的に構造離隔はとれているということもございます。また、10メートルというこの距離も、先般、特別委員会の視察で行った他の公園等と比べましても、十分離隔がとれているということで考えているところでございます。

細野委員

 今おっしゃった他の公園というのが、ちょっと意味がわからないんですけれど、ごめんなさい。

千田都市基盤部副参事(都市基盤整備担当)

 失礼いたしました。ちょっと私、勘違いいたしました。特別委員会の視察のお話をしてしまいました。申しわけございません。

 こちらにつきましては、例えば近隣区で一つ参考となるのは、和田堀公園というものもございまして、こちらのところがやはりバーベキュー施設と、そこに隣接して子どもの遊具等が配置されているような施設等がございます。そういったところと比べましても、十分に配置的にはそちらより離隔もとれていて、特に問題はないということで、事例からも考えているところです。

細野委員

 最初の説明のときに、管理面の意見とか要望を踏まえてこういうふうに西側に集約したというような御説明があったかとは思うんですけれども、管理面への質問も確かに出ていたと思いますし、この委員会でも出ていたと思いますし、意見交換会などでも確かにそういう意見が多く寄せられていたかとは思うんですけれども、そもそもバーベキューサイトが必要なのかというような御意見もあったかとは思うんですね。それでもなお、やはりこのバーベキューサイトを5区画というか、5区画必要というものの根拠みたいなものを教えていただければと思うんですけれども。

千田都市基盤部副参事(都市基盤整備担当)

 まず、直接的なお答えにならなくて申しわけない部分もあるんですが、まずバーベキュー施設につきましては、利用率の高い公園の中の一つのアイテムとして、こちらについては当初の計画検討時の中から一つのアイテムとして考えていたところです。

 ただし、こちらについて、当初出てこなかったのにつきましては、やはり今の既存の樹木とか、そういった配置を考えて、どの程度設置できるかというのがなかなか見えてこなかったことから後になったということでございます。

 したがいまして、こちらについては、今優先されるべき施設、配置できる施設が具体化した中で、さらに人気のあるバーベキュー施設というものが5区画、このエリアで設置できるというのが特定できましたので、5区画というのを設けたという次第でございます。

細野委員

 そうすると、この部分についての樹木の影響というのは、ほとんどないということなんでしょうか、バーベキューサイトの設置によっても。

千田都市基盤部副参事(都市基盤整備担当)

 こちらについては、実生木とか雑草についての整備はもちろんいたしますが、それ以外、管理樹木についての移植等、ましてや伐採等はございません。

来住委員

 樹木に限定してだけお聞きしておきますけども、まず今回の多目的広場の拡張によって伐採等の新たな樹木というのは出てくることになりますか。

千田都市基盤部副参事(都市基盤整備担当)

 移植ではない形で樹木等影響対応するものが6本、新たに増えるということになります。

来住委員

 前にも1回聞いたんですが、100メートルのトラックの部分、いわゆる東京都の下水道の施設との間のところでの樹木の影響は何本か、以前ちょっとお聞きしたんですが、まだ当時わからなかったんですが、現況で何本が対象になるんでしょうか。伐採するとしたら何本が対象になりますか。

千田都市基盤部副参事(都市基盤整備担当)

 まず、草地広場につきましては、対応が必要となる樹木が70本ということになっております。

来住委員

 それで、今回の区民説明会の実施結果の7ページで、公園再整備で影響する樹木は226本ということで回答いただいているんですけども、これはそれらも含めて226本というのは、例えばどの大きさ以上のことを226本とおっしゃっているのか、また、その高さ以下のものは、加えて幾らになるのかというのは現況でわかりますか。

千田都市基盤部副参事(都市基盤整備担当)

 今回調査し、対象として挙げております樹木につきましては、2.5メートルを超える高木を対象としております。そういった株ものとか草類についてのデータ把握のほうは今現在では持ち合わせておりません。

伊藤委員

 多目的広場のほうで、野球場、サッカーのところでお聞きしたいんですけども、少年サッカーのを設置するということで、前はセカンドにかぶっていたということで、85メートルから90メートルにして、5メートル、いわゆるセンターですよね、増やしたということで、いわゆる左側、右側というんでしょうか、レフト、ライトはそのまま80メートルでよろしいんでしょうか。

千田都市基盤部副参事(都市基盤整備担当)

 委員御認識のとおりでございます。

伊藤委員

 そうすると、それで5メートル、センターを延ばしただけずれるということなんでしょうけどね、それによって、前の図面を見ますと、多目的広場は大体400平米ふえているんですね。結構増えるんだなと思っているんですけども、その辺は間違いないでしょうか。

千田都市基盤部副参事(都市基盤整備担当)

 間違いないものと考えております。

伊藤委員

 そうでしょうけども、それによって、ここは大人の野球もできるので、それだけ試合の流れなんかも変わってくるだろうし、その辺は公式な野球のルールにのっとってやるんでしょうけども、そうすると、大分この人工芝というのは400平米分増えるということで、その辺の見積もりも変わってきますよね。その辺、いかがでしょうか。

千田都市基盤部副参事(都市基盤整備担当)

 委員のお話のとおり、これが広がることによって新たに必要となる工事、また必要なくなる工事、そういったものがございますので、そういった中で工事費のほうは再度積み上げることになります。

伊藤委員

 これは、全体的には価格が示されているんですけども、個別に草地広場の予算、多目的広場の予算、屋内運動施設の予算というのは個別には出てこないんですか。

千田都市基盤部副参事(都市基盤整備担当)

 現段階におきまして、基本設計の段階でございますので、概算算定としては当然出しております。ただ、具体的な工事としての金額を、発注ベースの金額、そちらのほうを算定するのはこれから行う実施設計の段階ということになります。

伊藤委員

 それから、私もかねて要望していたんですけども、防犯カメラ、この設置のところがわからないんですけども、安全上のことを考えたり、そういうことなんでしょうけども、防犯カメラはつけていただくんでしょうね。

千田都市基盤部副参事(都市基盤整備担当)

 こちらのほうの防犯カメラについては、当然設置ということで考えておりますが、設置箇所については、また今後、いろいろな専門の方等の御意見も聞きながら、あわせて箇所の特定というのはしてまいりたいということで考えております。

細野委員

 恐れ入ります。最初に説明がありました基本設計の別紙1の囲みですね。区民の憩い、休息、交流の場となる、多様な広場にあふれた公園の中に、今回、平和の大切さについても考えることができる公園を目指しますというのをつけ加えられたということで、これも少し具体的なイメージなどありましたら教えていただきたいんですけど。

千田都市基盤部副参事(都市基盤整備担当)

 こちらにつきましては、体育館内に設置する平和資料展示室、こちらのほうを基本として行うところでございます。我々のほうとしては、この中の運用については具体的にはまだ、所管としては把握していないというところがございます。

細野委員

 体育館の中の施設のことをおっしゃっているんですね、公園そのものではなくて。

千田都市基盤部副参事(都市基盤整備担当)

 もちろん、今こちらのほうにある、以前、草地広場の上のほうに移植樹木、被爆した樹木があるということで、そういった樹木に向けて散策園路を整えるとか、あと既存の平和祈念碑的なものも今後も継承するとか、そういったものは当然今あるものについては継承という形で行ってまいります。

酒井委員

 バーベキューサイトのところ、ちょっとお尋ねします。これまで、前回の建設委員会、それから特別委員会でも、今までなかなか想定しなかった、お酒の部分だとか、たばこの部分、それからごみの部分のところが出てくるので、様々な先行的な取り組み、研究されて、バーベキューをする人、しない人も気持ちのよい公園になるようなルールづくり、しっかりしてくださいね。そういったことは質疑、若しくは提案させていただいてきました。そして、今回、バーベキューサイトが西側に集約されました。前回と比べると、かなり区画間が狭まったのかなというふうに思うんですけれども、これが使い勝手が、逆に悪くならないのかというのと、あと、5メートル掛ける7メートルの区画を五つ整備するんだと思うんですけれども、その区画だけじゃなく、例えばごみ捨て場であったり、水道であったり、いろいろなものが必要でしょう。この図の中で十分に入り切るのかなというのがちょっと、感じてしまうところもあるんですけれども、それはこのように集約されたのは、一定程度の根拠があるわけですよね。そこをちょっと教えてください。

千田都市基盤部副参事(都市基盤整備担当)

 まず、集約についてでございますが、当初の配置をしていたときには、一般の公園利用する方の通常利用する園路をはさんで、2区画、3区画というところで分かれていたところがございます。

 なお、この5区画の共通施設の水場であったり、今後バーベキュー関係で必要となる設備については、この園路をはさんだ上側のほう、敷地でいうと西側のほうに1カ所設けるというような予定にしていたところです。したがいまして、前回の計画ですと、園路をはさんだ東側のバーベキュー利用者が水場を利用するときには、この園路をまたいでそちらに行くということだったんですが、今回これを集約することで、それがこういった交錯を解消するというような効果が期待されるところです。

 また、一方で、今回集約したことで、5メートル掛ける7メートルの規模化については変わらないんですけど、このサイト同士の距離が近くなるというところが、当初我々としても二つに分けたところでございますが、和田堀公園の例とかを見ましてもそれ相当の離隔がとれますので、集約も可能ということで判断して、今回の計画にしたというところでございます。

酒井委員

 和田堀公園も視察に行ってきた中で、そういうふうにと。ほかのところもそれぐらいの幅をとってでも、大丈夫なんですか。一つの公園だけじゃなく、いろいろな事例があるわけでしょう。そういうのももちろん検証されているんですか。

千田都市基盤部副参事(都市基盤整備担当)

 当初、両サイドを分けたというところについては、やはりお台場のほうのキャンプサイトを参考に、そのぐらいの離隔をとったほうがいいんじゃないかということで考えた次第です。

 ただ、一方で今回こう集約することで、例えばある一定人数の方が2区画を使うというものに関しては、むしろ今の配置のほうが利点がございますし、そういった意味ではこちらのほうでも、決して近くなることでマイナスばかりではなくて、プラスになる要素もあるということで判断しているところで、特に5区画という規模を考えると、特に上の二つのほうはグループでここを使うと一つの空間的に利用できますので、そういったところにもおこたえできるようになるので、このほうがいいのではないかということでも考えているところでございます。

酒井委員

 1グループで二つの場所を確保して、そういうのもできるんじゃないか、それは、恐らく大人気になるので、ここが一つのグループで2区画確保できるのかどうか、ちょっと今後のそういうルールづくりだとは思うんですけれども、すると、管理に関しては、これはこの体育館部分のところで、例えば見回りするだとか、必要な道具をお貸しするだとかというふうに考えているんですか。

千田都市基盤部副参事(都市基盤整備担当)

 現段階では、管理については今後の検討というところでございます。しかしながら、この公園の特徴といたしましては、大きな体育館という屋内公園施設があるというところが特徴でございますので、当然それを前提とした、ほかの公園にはない管理形態がとれるものと考えているところです。

委員長

 ちょっと休憩します。

 

(午後3時3分)

 

委員長

 再開いたします。

 

(午後3時3分)

 

酒井委員

 それでバーベキューサイトのところはわかりました。引き続き、いろいろな委員、議会からの様々なルールに関しての声があると思います。そこはしっかり取り組んでいただきたいと思います。

 それで、意見交換会のところで、お答えできるのかどうかわからないんですけれども、ちょっと1点だけ気になったので、2番の体育館についての6ですね。現在の体育館よりアクセスが悪くなるが、どのように考えているのか。お答えしていただいて大丈夫ですか。いいですか。アクセス悪くなるが、どう考えているか。中野駅からも徒歩圏内であるとお答えになっているんですよね。区が考える徒歩圏内というのは、どういうものが庁内的な共通であるんですか。

千田都市基盤部副参事(都市基盤整備担当)

 一般的に徒歩圏内というのを数値化してどこまでというのは、区の中には特に規定はないというところではございます。ただ、こちらが通常の駅からの距離というところで、15分以内、十二、三分程度の時間というところの距離圏内でしたので、当然これについては徒歩圏内というところと、あと沼袋駅からは極めて近いというようなところで、このような表現になっているものと私としては認識しております。

酒井委員

 僕、沼袋駅からお聞きしていないので、それは書いてあるのでわかるんです。中野駅から徒歩圏内という考え方が、どういうところであってこう書いているんですかと聞いているんです。12分から13分とお答えになりましたけど、そうなんですか。十二、三分で行くんですか。

千田都市基盤部副参事(都市基盤整備担当)

 すみません、通常の歩行速度からでは17分というところでございます。12分ではなく、17分というところです。

 あとは、先ほどお答えしたように、何分以内が徒歩圏かという具体的な定義のほうは、特にないところでございますので、時間と、あと距離、そちらのほうから徒歩圏内ということで示しているものとは考えております。

酒井委員

 体育館、それから公園ですから、老若男女が利用するわけですよね。もちろん、それは歩くスピードも違うでしょうし。僕、何を言いたいかといいますと、この体育館、それから平和の森公園の整備に関しては、いろいろな人のいろいろな思いがあるんですよ。それで、アクセスが悪くなるがどうですかに対して、中野駅から徒歩圏内というふうな答え方はしないほうがいいと思うんですよ。中野駅から遠くなりますが、沼袋駅から近いですよだとか、もしくは今後、民間の交通網ができる可能性もあるだとか、やっぱりいろいろな思いのある方がある事案で、こういう中野駅から徒歩圏内だという答え方は、僕、されないほうがいいと思うんです。

 それで、担当がこの御答弁つくられていないんだと思うんですが、ちょっとこういうことは庁内で、やっぱり区側が不誠実に感じられてしまう可能性もあるので、庁内の、徒歩圏内の定義というのをつくっていないわけでしょう。にもかかわらず、こういうときだけはこのような文言で逃げちゃうというと失礼かもわかりませんけれども、このような答弁をしちゃうというのは僕はよくないと思うので、遠くなるが、スポーツとしての機能は高まるんだとか、そういうふうな感じでお答えになったほうが僕はいいと思います。

 それで、担当さんがこれされていないのはわかっておりますので、庁内でやっぱりこういうのは今後気をつけていただきたいと思いますので、お願いします。

白井委員

 私は、サッカーコート、フィールドについてお伺いしたいと思います。前回、バーベキューのお話をしたんですけど、もともと私自身がサッカー少年だったもので、ちょっと気になるんです。

 少年サッカーのコート、フィールドと野球の2塁のベースが重ならないようにというので、今回グラウンド自体を大きくしてというんですけど、これを見ると、確かにセカンドは外してコートは持っているんですけど、少年サッカーの公式サイズというのには小さいかなと思うんですけど、少年サッカーのコートサイズって御存じですか。

千田都市基盤部副参事(都市基盤整備担当)

 これも健康スポーツ分野のほうと確認しながら進めてきたところではあるんですが、ただ、一つ私のほうで認識しているのは、まず少年サッカーコートについては、規模の指標はあっても具体的にこの寸法という公式な規格はないということで確認はしていたところでございます。したがいまして、この少年サッカーとして必要なものとしては40メートル掛ける60メートルというところで今回設定したものでございます。

白井委員

 サッカーって、大人もそうなんですけど、ゴールラインのタッチライン、縦横があって、すごい幅があるんですよ。このぐらいからこのぐらいの幅であればいいですよって結構アバウトなサイズで、ただ、公式試合やるときには一定寸法確保してくださいねというので、予選とかの場合は大きいところ、小さいところあるんですけど、最終的なところは割ときちっとしたサイズであるんですね。これだと多分、当然練習は問題ないんでしょうけど、その幅にも入っていないと思うんです。何メートルから何メートル以内という幅に入っていればいいんですけど。

 それで、セカンドを避けるためにというんですけど、要するにこのセカンドを避けなければもっと面が大きくとれるでしょう、実際、サッカーコートが。そしたら、公式サイズに満たないんだったら、もともとの話に戻ってしまうんですけど、セカンドを取り外せるようにして公式サイズのほうがいいんじゃないですか。場所はとれますよねという、線の引き方なんですけど。ちょっとそこが、交錯を避けるというのはわかるんですけど、避けたがゆえに、フットサルが2面はわかるかなというイメージだったんですけど、少年サッカーの俗に言う公式サイズというのをもう一回ちょっと調べていただいたほうがいいんじゃないかなと思うんですけど、いかがですかね。

千田都市基盤部副参事(都市基盤整備担当)

 まず、少年サッカーとしてのサイズなんですけど、公式としての正確な規格としてびしっとした寸法はないというところなんですけど、ただ、これについてはこの60メートル掛ける40メートルというところで十分少年サッカーとして妥当であるというところで、南台いちょう公園とか、そういったところと同規格というところになっております。

 また、野球施設につきましては、これは2塁部分につきましても、今回の変更をもって、こちら、アンツーカの土の仕様にしようということで考えておりますので、そういった意味ではこの部分がサッカーのコート内にあると、今度サッカーのプレーのほうに支障が出るという現状もございますので、2塁ベースを含めてというのはちょっとそちらのほうの視点から行わないということで考えております。

白井委員

 僕もちょっとあまり自信がなくてあれなんですけど、サイズ、もう一回ちょっと調べていただきたいと思います。確かにアバウトなんです。アバウトなんですけど、公式な団体だとか少年サッカーの連盟とか、絶対何か一定規模置いているはずです。その上で、スペースはとれるんだけど、セカンド部分だけ外すのでサイズが小さいというのは、ちょっともったいないかなという。自分がやっていたときには、確かに野球とサッカーとか一体になっていて、サッカーやっている最中に、ピッチャーのマウンドがあるとそこでバウンドが大きく張るというような試合もあったりしたんです。すごい場所というところなんですけど、セカンドベースなので、ある程度あり得るのかなという、ピッチャーマウンドかぶるというのは、それは無理だろうと思うんですけど、もう一度ちょっと、このラインの引き方とか含めてちょっと御検討いただきたいなと、私もこのサイズだとなかなか明言しづらいんですけど、たしかこれでは入らないような気がするなというイメージがあります。

 改めて、確かにアバウトなサイズではあるんですけども、いや、セカンド部分は土なのでというんじゃなくて、よくあります、変な話ですけど。一部砂地の部分で、一部芝生でというので、そのためにコート交代とかもやったりするんですよね。なので、あまりにも、安全面というのもあるんですけど、サイズが小さいというほうが、どちらかというと練習の部分じゃ、コーナーキック一つ上げるにしても、ゴールのサイズが違うという感じなので。バックフェンス見ていても、本当にぴたっとくっつけちゃうと後ろに下がって助走がとれなかったりとかするので、サッカーやりやすいようなイメージも両方、多目的なので、配慮していただく必要があるかなと。ちょっと断定的なことが言えなくてあれなんですけど、もう一度改めて調べていただければと思います。要望にしておきますので。

委員長

 他に質疑はありませんか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 質疑がなければ、以上で本報告について終了いたします。

 次に、8番、「災害時における福祉用具等物資の供給等協力に関する協定」の締結についての報告を求めます。

鈴木都市基盤部副参事(防災・都市安全担当)

 それでは、「災害時における福祉用具等物資の供給等協力に関する協定」の締結について御説明させていただきます(資料9)。

 本協定につきましては、大災害時におきまして、ふだん福祉用具を利用されている区民の方が災害時に御自身の福祉用具を紛失ですとか損傷させてしまうことがございます。そういった場合におきまして、生活が困難になる場合にかわりの福祉用具を供給してもらうことや、避難所で介護用品等が不足する場合に備えまして、迅速に供給してもらうために協定を締結するものでございます。

 なお、この日本福祉用具供給協会につきましては、福祉用具を手がけている事業者に関する唯一の社団法人でございまして、平成23年から大災害時における被災地で必要とされる福祉用具等の供給の協定を結んでおります。平成28年10月19日現在63自治体と締結しておりまして、中野区が64自治体目となります。

 協定締結内容について御説明させていただきます。

 協定締結内容でございますが、2の(1)でございます。災害時における福祉用具等物資の供給及び運搬でございまして、その下にありますとおり、介護用品といった消耗品関係から、車椅子や歩行器などの器具、そしてスロープ、歩行補助杖、移動用リフトなど、そういった設備についても供給可能とされております。

 協定締結相手方につきましては、繰り返しになりますが、一般社団法人日本福祉用具供給協会でございます。

 (4)協定締結日でございますが、平成28年10月31日に締結させていただきました。

 協定内容について御説明させていただきます。まず、1枚おめくりいただきまして、別紙の1枚目を御覧ください。こちらが協定文の写しでございます。1枚目の第1条から第4条につきましては、災害時の協定につきまして一般的な事項でございますので、説明は省略させていただきます。

 1枚おめくりいただきまして、第5条を御覧ください。第5条が、先ほど申しました福祉用具の供給内容でございます。繰り返しの説明になりますが、先ほど申しました福祉用具に関して、第1項で供給してもらうこととされております。また、先ほど挙げたもの以外につきましても、第2項のほうで、甲、要するに区の要請があった場合、可能な器具を供給してもらうとなっております。

 続きまして、第8条でございます。第8条は福祉用具等物資の適合確認でございまして、福祉用具の一部につきましては、体に合わせる都合上、ただものを渡せばいいというわけではないということがございます。そういった場合におきまして、区のほうが要請すれば、こちらの適合に関する資格を持つ相談員、福祉用具専門相談員のほうをこの団体が派遣してくれて、区民の方の体に合った福祉用具の供給が可能というふうになっております。

 続きまして、別紙の2枚目のほうを説明させていただきます。第13条、費用負担でございます。本協定にかかわりまして、かかった費用につきましては、全て区の負担とすることといたしております。

 また、15条におきまして、平時の防災活動への協力ということで、区が主催する防災訓練等に関して協力してもらうことで、平時の協力体制についても確保してもらいます。

 簡単でございますが、説明は以上でございます。

委員長

 ただいまの報告に対し、質疑はありませんか。

近藤委員

 御報告で大分わかったんですけれども、同協会は福祉用具供給事業者に関する唯一の社団法人でありとあるんですけど、唯一の社団法人ということの、どういうことをやっているんですか、唯一の社団法人であるとどういうことをやられているところなんですか。

鈴木都市基盤部副参事(防災・都市安全担当)

 こちらにつきましては、日本各地にございます福祉用具の製造販売会社に対しまして、具体的には各種福祉に関する情報提供、そして今申し上げました福祉用具専門相談員など、そういった資格者の育成、それと各種行政とのこういった連携についていろいろな指導をしている社団法人と聞いております。

近藤委員

 そして、この福祉用具を実際にここの団体が持っているんですか。

鈴木都市基盤部副参事(防災・都市安全担当)

 この団体が窓口となりまして、全国にございます福祉用具の製造会社、若しくは販売会社のほうに協力を要請して、そこから供給してもらう段取りになっております。

近藤委員

 そうしますと、民間とこの自治体をつなげてくださるパイプ役みたいな団体が、ここが唯一の団体であるという認識でよろしいんですか。

鈴木都市基盤部副参事(防災・都市安全担当)

 委員御認識のとおりでございます。

近藤委員

 それともう一つ、使った分は区が負担ということなんですけど、それから災害に遭った方、実際に使われる方にお金を請求していくという形になるんですか。

鈴木都市基盤部副参事(防災・都市安全担当)

 災害時の費用負担に関しましては、基本的には、大きな被害があれば災害救助法に基づきまして都道府県ないし国のほうからかかった経費の大半を肩がわりしてもらえることになっております。当然こういった物資の供給につきましても肩がわりの対象になりますので、基本的に用具の提供を受けた区民の負担は発生しないものと考えております。

委員長

 他に質疑はありませんか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 質疑がなければ、以上で本報告について終了いたします。

 次に、9番、その他で何か報告はありますか。

伊東都市基盤部副参事(生活安全担当)

 それでは、平成28年熊本地震への区の対応につきまして、口頭で御報告させていただきます。

 なお、本報告は、総務委員会のほうにも同様の内容で口頭報告を行ってございます。

 熊本地震への区の対応につきましては、中野区独自の支援ということで、10月31日まで熊本県の宇土市への職員派遣を行ってきましたが、宇土市から引き続き職員の派遣要請を受けたため、本年12月23日まで、あと1カ月ちょっとですけれども、常時2名体制の派遣を継続することといたしました。なお、従事する業務内容ですが、住まい支援、あと給付窓口業務などでございます。

 御報告は以上でございます。

委員長

 ただいまの報告に対し、質疑はありませんか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 質疑がなければ、以上で本報告について終了いたします。

 ほかに報告はありませんか。

伊東都市基盤部副参事(生活安全担当)

 それでは、去る10月29日(土曜日)及び30日(日曜日)に開催いたしました、2016東北復興大祭典なかのの実施経過につきまして、口頭により御報告いたします。

 当日、心配された雨も開催中は降らず、日曜日は少し気温が低くなりましたけども、両日とも多くの人でにぎわいました。

 まず、来場者数ですが、広報担当の発表で、2日間の合計で昨年と同様の25万人の来場者がありました。

 中野区主催の東北復興記念展では、区役所1階のロビーに会場を設けまして、区が復興支援のために職員を派遣してございます宮城県内の三つの自治体の復興状況報告会を実施いたしました。あわせて、熊本地震に対する区の支援内容等をパネル展示により行うなど、多くの来場者の方に区の被災地支援の内容等を発信することができました。

 また、区役所前広場におきましては、東北各県からの出店ブースのほか、職員を派遣しております宮城県石巻市、東松島市、亘理町、そして今回、熊本県の特産品なども販売いたしました。

 また、東北や熊本に対する義援金も、来場者、また御購入者からいただきましたので、そのお気持ちを被災地に届けたいというふうに思ってございます。

 御報告は以上でございます。

委員長

 ただいまの報告に対し、質疑はありませんか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 質疑がなければ、以上で本報告について終了いたします。

 ほかに報告はありませんか。

 なければ、以上で所管事項の報告を終了いたします。

 休憩いたします。

 

(午後3時21分)

 

委員長

 再開いたします。

 

(午後3時25分)

 

 それでは、次に、審査日程のその他に入ります。

 委員会を暫時休憩します。

 

(午後3時25分)

 

委員長

 委員会を再開します。

 

(午後3時25分)

 

 休憩中に御協議いただきましたとおり、次回の委員会は第4回定例会中とし、急を要する案件が生じた場合は正副委員長から招集させていただきたいと思いますが、御異議ありませんか。

 

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 御異議ありませんので、そのように決定します。

 以上で本日予定した日程は全て終了しますが、各委員、理事者から何か発言はありませんか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 なければ、以上で建設委員会を散会します。

 

(午後3時25分)