平成29年01月23日中野区議会建設委員会
平成29年01月23日中野区議会建設委員会の会議録

中野区議会建設委員会〔平成29年1月23日〕

 

建設委員会会議記録

 

○開会日 平成29年1月23日

 

○場所  中野区議会第4委員会室

 

○開会  午後1時00分

 

○閉会  午後4時38分

 

○出席委員(9名)

 甲田 ゆり子委員長

 来住 和行副委員長

 内川 和久委員

 白井 ひでふみ委員

 細野 かよこ委員

 伊藤 正信委員

 篠 国昭委員

 酒井 たくや委員

 近藤 さえ子委員

 

○欠席委員(0名)

 

○出席説明員

 都市政策推進室長 奈良 浩二

 西武新宿線沿線まちづくり担当部長 角 秀行

 都市政策推進室副参事(産業振興担当) 青山 敬一郎

 都市政策推進室副参事(グローバル戦略推進担当、中野駅周辺計画担当) 石井 大輔

 都市政策推進室副参事(都市観光・地域活性化担当) 藤永 益次

 都市政策推進室副参事(中野駅周辺まちづくり担当) 松前 友香子

 都市政策推進室副参事(中野駅周辺地区整備担当) 吉田 陽市

 都市政策推進室副参事(中野駅地区都市施設調整担当) 小幡 一隆

 都市政策推進室副参事(中野駅地区都市施設整備担当) 江頭 勝

 都市政策推進室副参事(西武新宿線沿線まちづくり担当、沼袋駅周辺まちづくり担当) 山本 健一

 都市政策推進室副参事(新井薬師前駅周辺まちづくり担当) 近江 淳一

 都市政策推進室副参事(野方以西調整担当、野方駅周辺まちづくり担当) 小林 裕幸

 都市政策推進室副参事(都立家政駅周辺まちづくり担当、鷺ノ宮駅周辺まちづくり担当) 菊地 利幸

 都市基盤部長 尾﨑 孝

 都市基盤部参事(都市計画担当) 豊川 士朗

 都市基盤部副参事(空家・住宅政策担当) 塚本 剛史

 都市基盤部副参事(道路用地担当) 松原 弘宜

 都市基盤部副参事(地域まちづくり担当、弥生町まちづくり担当) 安田 道孝

 都市基盤部副参事(大和町まちづくり担当) 細野 修一

 都市基盤部副参事(道路・公園管理担当) 高橋 均

 都市基盤部副参事(都市基盤整備担当) 千田 真史

 都市基盤部副参事(建築担当) 小山内 秀樹

 都市基盤部副参事(防災・都市安全担当) 鈴木 崇

 都市基盤部副参事(生活安全担当、交通対策担当) 伊東 知秀

 

○事務局職員

 書記 冨士縄 篤

 書記 亀井 久徳

 

○委員長署名


審査日程

〇議題

 安全で快適に住めるまちづくりについて

 産業振興及び都市振興について

 道路・公園等の整備について

 防災及び都市安全について

○所管事項の報告

 1 区政目標の見直しについて(都市政策推進室、都市基盤部)

 2 商店街街路灯LED化事業の結果等について(都市観光・地域活性化担当)

 3 中野駅西口地区まちづくりについて(中野駅周辺地区整備担当)

 4 中野駅周辺駐車場整備地区(原案)及び中野区駐車場整備計画(改定素案)について(中野駅地区都市施設調整担当)

 5 中野駅周辺自転車駐車場整備計画の策定について(中野駅地区都市施設整備担当、交通対策担当)

 6 中野区画街路第3号線(交通広場)の街路事業について(新井薬師前駅周辺まちづくり担当)

 7 野方駅周辺地区まちづくりの検討状況について(野方駅周辺まちづくり担当)

 8 都立家政駅周辺地区まちづくりの検討状況について(都立家政駅周辺まちづくり担当)

 9 鷺ノ宮駅周辺地区まちづくりの検討状況について(鷺ノ宮駅周辺まちづくり担当)

10 哲学堂公園及び哲学堂公園周辺都市観光拠点整備計画(素案)についての意見交換会の結果及び計画(案)の策定等について(道路・公園管理担当)

11 (仮称)南台四丁目公園の名称について(道路・公園管理担当)

12 (仮称)東中野五丁目公園の整備について(道路・公園管理担当)

13 東中野駅西口の桜に関する樹木診断の状況について(道路・公園管理担当)

14 区を被告とする訴訟の提起について(都市基盤整備担当)

15 (仮称)本町二丁目公園基本設計について(都市基盤整備担当)

16 (仮称)弥生町六丁目公園基本設計について(都市基盤整備担当)

17 フードバンクを活用した備蓄食料品の廃棄量削減について(防災・都市安全担当)

18 第10次中野区交通安全計画(案)について(交通対策担当)

19 その他

 (1)なかのまちめぐり博覧会2016の実施結果について(都市観光・地域活性化担当)

 (2)外国人観光客向け動画及びパンフレットの作成について(都市観光・地域活性化担当)

 (3)都営住宅の移管受入れについて(空家・住宅政策担当)

 (4)保育園の建替等に伴う公園の休園について(道路・公園管理担当)

 (5)広町遺跡発掘調査見学会の実施結果について(都市基盤整備担当)

 (6)平成28年熊本地震への区の対応について(生活安全担当)

〇その他

 

委員長

 定足数に達しましたので、建設委員会を開会いたします。

 

(午後1時00分)

 

 本日の審査日程ですが、お手元に配付の審査日程(案)(資料1)のとおり進めたいと思いますが、これに御異議ありませんか。

 

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 御異議ありませんので、そのように進めます。

 本日の審査に当たっては、午後5時を目途に進めたいと思います。また、3時頃に休憩をとりたいと思いますので御協力をお願いいたします。

 それでは、議事に入ります。

 安全で快適に住めるまちづくりについて、産業振興及び都市振興について、道路・公園等の整備について、防災及び都市安全についてを議題に供します。

 所管事項の報告を受けます。

 それでは、1番、区政目標の見直しについての報告を求めます。

豊川都市基盤部参事(都市計画担当)

 それでは1番、区政目標の見直しについて、資料に基づき御報告をいたします(資料2)。

 区では、新しい中野をつくる10か年計画(第3次)を効果的、効率的に実現するために、PDCAサイクルによりまして、適宜事業の見直しを行っているところでございますが、来年度、平成29年度に向けまして、新たな区政課題への対応や取り組み方の改善によりまして、より高い成果を効果的に得るために、平成29年度の区政目標を見直すとともに、あわせまして各部・分野の所管事務を整理するものでございます。

 まず1番、主な見直し内容でございますが、主な見直しの項目といたしまして四つに分類をしておりまして、まず(1)が、新たな行政課題にかかる区政目標の見直し、(2)が地域での事業展開にかかる区政目標の見直し、それから裏面でございますが、(3)が健康づくり・スポーツにかかる区政目標の見直し、それから(4)が、都市基盤整備にかかる区政目標の見直しとなっております。本日は、当委員会に関連いたします(1)及び裏面の(4)にお示しをいたしました見直し内容につきまして概略の御説明をさせていただきます。

 1ページですが、まず(1)新たな行政課題にかかる区政目標の見直しでございます。

 3年後に迫りました東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会の開催ですとか、新しい時代に対応した新区役所整備、まちの日常的な安全・安心対策の充実、さらに多様な人々が障壁を感じることなく社会活動できるまちづくりを目指すユニバーサルデザインの推進などの行政課題につきまして、迅速・確実な対応が必要となってございます。このために、関係分野の目標の見直しを行ったものでございます。

 初めに、アでございますが、東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会の開催及びユニバーサルデザインの推進につきまして、政策室企画分野に目標を設定いたしました。全庁的な取組の司令塔として総合的に事業を推進してまいりたいと考えております。

 次に、イでございますが、経営室に新たに「新区役所整備分野」を設けます。ここに、現在経営分野が所管しております新区役所整備事務を移管するとともに、区民サービスに係る業務改善や総合窓口システム整備を含めた目標を設定いたしまして、新しい時代にふさわしい新区役所の整備を着実に進めてまいります。

 ウでございますが、都市基盤部の所管であります地域の生活安全及び交通安全施策につきましては、危機管理の充実と関係機関との連携をより強化するために、経営室に「生活・交通安全分野」を新設いたしまして、効果的に取り組みを行ってまいります。

 それから、エでございますが、東日本大震災や昨年、平成28年4月に発生いたしました熊本地震など、大規模災害による被災者支援や被災自治体の復興支援に係る取組を、人員の確保など全庁的な体制で迅速かつ継続的に実施をするために、都市基盤部の復興支援施策を経営分野に移管をいたします。

 なお、これらにつきましては、A4横版の別紙の1ページにお示しをしておりますので、後ほど御覧いただければと存じます。

 それから、裏面の(4)都市基盤整備にかかる区政目標の見直しを御覧いただきたく思います。

 (4)です。都市基盤整備にかかる区政目標の見直しでございます。住宅対策や交通政策などの新たな区政課題について適切な対応が求められているところでございますが、こうした取組を強化するとともに、安全・安心・快適なまちづくりを着実に進めるため、都市基盤部の関係分野の目標の見直しを行ったものでございます。

 まず、アでございますが、現在、都市計画分野内の施策となっております住宅施策を独立させまして、住宅ストックの利活用等を目標とする「住宅政策分野」を新設して移管し、子育て世帯や高齢者向け住宅など、多様なライフステージやスタイルに応じた住宅誘導や喫緊の課題であります空き家対策に取り組んでまいります。

 次に、イでございますが、中野区都市計画プランの土地利用方針で示されております交流拠点、これは具体的には、東中野駅周辺ですとか中野坂上地区等でございますが、地域まちづくりの分野の目標に、これらの交流拠点のまちづくりを位置付けまして、まちづくりの進展を図りたいと考えております。

 それから、ウでございますが、これからの都市交通に係る具体的な取り組みを進めるために、防災・都市安全分野の所管となっておりました交通政策を、都市計画分野の目標に編入し、都市計画と一体的に推進してまいります。

 それから、エでございますが、現在の道路・公園管理分野と都市基盤整備分野の目標を整理いたしまして、「道路分野」と「公園分野」に再編いたしまして、道路及び公園の整備から維持・管理までを、それぞれ一貫した体制で取り組むことといたしました。

 最後に、オでございますが、防災・都市安全分野についても目標を整理いたしまして、自転車対策や地域美化を新設いたします道路分野に移管するなどいたしまして、防災対策に重点的に取り組む目標設定として「防災分野」に名称変更をするものでございます。

 これにつきましては、恐縮ですが、A4横版の別紙の4ページを御覧いただきたく思います。別紙の4ページ、A4横版でございますが、この表の左側が現行、平成28年度の目標体系でございまして、この一番下の防災・都市安全分野を御覧いただきますと、現在では、御覧のように多岐にわたりまして所管をしておりますけども、これら所管事務のうち、復興支援、それから地域の生活安全、交通安全啓発につきましては経営室に移管をいたしまして、その下の地域美化活動の推進、放置自転車対策、自転車・自動車駐車場運営につきましては、新たに再編成いたします道路分野に移管をいたします。また、地域交通整備につきましては、交通政策といたしまして都市計画分野へ移管するというものでございます。

 なお、この防災・都市安全分野の上の、現在の道路・公園管理分野と都市基盤整備分野につきましても、現在では、主に管理か整備かといった視点で分野を構成しておりましたものを、道路か公園かと、そういった視点で分野を再編するというものでございます。

 他の変更につきましても、そこにお示しをしておりますので、御覧いただければ幸いでございます。

 説明は以上でございます。

委員長

 ただいまの報告に対し、質疑はありませんか。

酒井委員

 御報告ありがとうございます。

 それでさっきの話だと、道路・公園管理分野が都市基盤整備分野と再編して、それぞれ道路は道路、公園は公園というふうな分野になるわけですよね。すると、都市基盤整備分野というものがなくなるという理解でまず、いいんですか。

豊川都市基盤部参事(都市計画担当)

 名称としては、都市基盤整備分野というものはなくなりますが、当然仕事としては、新しくできる道路分野、公園分野に引き継がれるというものでございます。

酒井委員

 これ、変更していったわけですよね。今までだと道路・公園管理分野があって、都市基盤整備分野があって、それぞれ仕事が分かれていたわけですよね。それを一体化するということだと思うんですけども。ということは、今までの組織ではやはり少し仕事がやりづらいといいますか、そういうのがあったわけでしょう。そういうことでしょう。それで今回このように見直すというふうになったんでしょうか。そこをちょっと詳しく教えてください。

豊川都市基盤部参事(都市計画担当)

 もちろんこれまでも必要な業務はこなしておりましたけれど、やはり今後ですね、特に、例えば密集市街地ですとか、あるいは西武線の各駅周辺等で道路整備ですとか、あるいは大規模公園整備、そういった新たな業務が多く発生します。そういったことを鑑みたときに、現況の組織ではなくて、こういった分野にしたほうがより仕事がしやすいと、そういったことから、こういった再編成をしたものでございます。

酒井委員

 そうすると、道路は道路、公園は公園で、担当でやっていくんだよという理解だと思うんですけど、わかりました。

 次のところは、じゃあ、東北復興のところが経営室のほうに移りますよという、ちょっと戻っちゃって申しわけないんですけども。こういう震災復興の職員派遣なんかも、都市基盤部防災・都市安全分野にあったわけですよね。そもそもこういったものというのは、人事の管理だとかで考えると経営室のほうが望ましかったわけですよね。今までなかなか見直しがなくて、この時期に来たというのはどういうことなんでしょう。

豊川都市基盤部参事(都市計画担当)

 もう震災、特に東日本大震災から5年間が経過しまして、例えば職員派遣にしましても、一定の道筋がついたかなという気がしております。それから、その間また新たな熊本地震等も発生いたしまして、そういった新しい体制で更に一層充実した対応をすると、そういった観点から今回、経営室に移管をするというものでございます。

酒井委員

 あと、自転車のところが触れられていたと思うんですけども、ちょっともう一度、詳しく教えてください。

豊川都市基盤部参事(都市計画担当)

 別紙の4ページをまた御覧いただきたく思いますが、現在、防災・都市安全分野の中に、放置自転車対策ですとか、あるいは自転車駐車場運営、そういった業務がございますが、これを新しくつくります道路分野、この業務とすると、そういった内容でございます。

酒井委員

 例えば、今日の審査報告なんかだと、中野区交通安全計画なんかも後ほど御報告してくださるわけでしょう。それもやはり自転車の施策なんかもかなり関係すると思うんですけども、そのあたりの、その自転車施策と交通安全というのが、これ、一体となっているんでしたっけ、それとも分かれちゃうんでしたっけ、どうなっているんですか。

伊東都市基盤部副参事(交通対策担当)

 現在は、交通対策担当という施策の中に、自転車対策、放置自転車対策とか自転車駐車場運営、それと交通対策担当が現在一つの施策ということで所管事務をしております。

酒井委員

 先ほどね、道路・公園分野と都市基盤分野を再編するということで、道路は道路、公園は公園、非常にわかりやすいと思うんですけども、さっきのお話をちょっとお聞きしますと、交通安全は経営室のほうに行っちゃって、放置自転車は道路ですよ、交通政策は都市計画分野ですよというと、自転車だけにちょっと特化しちゃって申しわけないんですけども、三層になっちゃったりしないのかななんていうのがちょっと気になるんですけれども、そのあたりはいかがですか。

伊東都市基盤部副参事(交通対策担当)

 経営室のほうに来ます交通安全につきましては、交通事故防止とかですね、そういった観点の業務が来ます。自転車のほうにつきましては、先ほども言いましたように、現在、放置自転車、それをなくすための自転車駐車場運営という形で、これは道路上の放置自転車等につきまして、良好な道路環境を構築するという観点から、道路分野のほうに自転車対策の部分については移管されるというものでございます。

酒井委員

 最後にします。すみません。放置自転車の対策、自転車の駐車場運営は道路分野に行きますよと、4ページを拝見すると。地域の美化も道路分野でしたっけ。そうはいっても、地域の美化というのは道路だけじゃないわけですよね。自転車のことに関しても、もちろん道路のところが一番絡みがあるんだろうけど、そうじゃないわけじゃないですか。すると、今まで一本化していたのが、またちょっと細分化されるのかなというふうなイメージもあるもんでね。やっぱりそれで区民がわかりづらくなってもいけないでしょうし、政策や事業を展開するときに、それがより円滑に進んでいくような形にしなきゃならないでしょうから、ちょっとまだ今日いただいたばっかりで、僕自身も少しわかりづらいなというところもありますので、また整理していただいて、僕のほうもまたお聞きさせていただきたいと思います。今日は結構です。

伊藤委員

 報告をいただいて、都市基盤部さんが大分再編されるのかなと、別紙を見ましてね、そういうふうに感じましたんですが、我々が常々言っている地域の生活安全、防犯パトロールだとか、防犯カメラ、町会さんが取り組んでいることが、今まで都市分野、都市安全ですか――のほうになっていたと思うんですけども、それが経営室へ移管するということは、この防犯に対しての取り組み、我々常々、防犯カメラを一元化したほうがいいという提案をさせていただいていたんですけども、そういうきっかけにもなることでしょうかね。どうでしょうか。

伊東都市基盤部副参事(生活安全担当)

 この度の生活安全につきまして、主に防犯に関する施策につきましては経営室のほうに移管されます。現在も経営室につきましては、危機管理分野、それと危機管理の担当部長がいらっしゃいますので、そういった中で、同じ組織の中でより関係機関との連携もさらに進めながら、現在私どものところで所管しております、今、委員の御照会になった防犯カメラの設置、これらにつきましても、より積極的に推進していくものというふうに考えてございます。

伊藤委員

 確か防犯パトロールの報告書というのは1年に2回かな、前期と後期で報告が都市安全分野のほうにされていると思いますけども、そういうのも全部、経営室のほうに替わるということの理解でよろしいですか。

伊東都市基盤部副参事(生活安全担当)

 はい、委員のおっしゃるとおりでございます。

伊藤委員

 町会の防犯の方々は今まで生活分野でやっていたんですけども、その辺の周知というのをしっかりしていただきたいんですけども、その辺はどのようになっていますでしょうか。

伊東都市基盤部副参事(生活安全担当)

 当然新年度に向けまして、これから様々な機会がございますので、区報、ホームページのみならず、そういった特に防犯パトロール団体は161ございますので、丁寧な御案内、周知ですね、御説明をさせていただきたいというふうに考えてございます。

伊藤委員

 よろしくお願いしたいと思います。

 私も交通安全、自転車対策だとか交通政策が、本当に三つの分野に分かれちゃって、経営室、道路分野、都市計画分野、ちょっとこれ、いかがかなと思ったんですけども。それなりの見直し、目標があるんだろうと思いますけども、その辺、やっぱり区民もですね、我々議会もそうですけども、非常にわかりづらいなと。自転車1台とってもね、あっちだ、こっちだ、あっちだと。以前なんかも、無電柱化の質問をしたときにも、いろんな分野にまたがってね、取材に来たときに四つの分野が来たんですよね。これもいかがかなと思ったんですけども。その辺の整理整頓をきちっとしていただきたいと思いますが、この辺どのように考えていますでしょうか。

伊東都市基盤部副参事(交通対策担当)

 こちらにつきましても、先ほど御答弁いたしましたが、防犯についての施策と同様に、区民の方と関係者の方に、よりわかりやすいように、丁寧に、様々な機会等を通じまして説明していきたいというふうに考えてございます。

細野委員

 経営室に「新区役所整備分野」を新設しとありまして、説明を拝見しますと、こちらが、どちらかというと業務改善とか窓口システム整備ということで、何か、ざっくりというとソフト面を担当されるのかなというふうにちょっと見受けられるんですけれども。例えば都市計画に関わることとか、そういった部分というのも担われていくのか、この「新区役所整備分野」というのがどこまでされるのかというのをちょっとお伺いしたいんですが。

豊川都市基盤部参事(都市計画担当)

 あくまでも新区役所をつくる際の発注主といいますか、施主といいますか、これはそういった立場でございます。当然建築物をつくるわけですから、場合によっては都市計画の変更ですとか、建築の許認可等が必要になります。そういった場合には当然、これは都市基盤部のほうで所管するということになります。

細野委員

 すみません。ちょっとよく理解できない。そうするとそれは、今、参事がおっしゃった都市基盤部が所管することになるというのは、都市基盤部の具体的にどこになるんでしょうか。

豊川都市基盤部参事(都市計画担当)

 例えば現在、区役所を中野体育館跡地につくるという想定がありますが、その際に都市計画変更などが予定をされております。当然、都市計画の変更の業務に関しては、これは経営室ではなくて、都市基盤部が所管になりますので、そういったことをすると。それから、もし仮にこの新区役所をつくる際に建築の許認可ですね、そういったことが必要になった場合には、許認可の権限は、これは都市基盤部になりますので、そういったことは担うと。ですから、言ってみれば、経営室のこの「新区役所整備分野」は、区役所をつくる側、発注する側、施主側ですね。ですから、それに対して当然様々な関係する部署が連携しながら取り組むと、そんな意味でございます。

委員長

 他に質疑はありませんか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 質疑がなければ、以上で本報告について終了いたします。

 次に、2番、商店街街路灯LED化事業の結果等についての報告を求めます。

藤永都市政策推進室副参事(都市観光・地域活性化担当)

 商店街街路灯LED化事業の結果等について御報告申し上げます(資料3)。

 資料を御覧ください。区は、平成26年度から平成28年度までの3年間、商店街の街路灯のLED化事業を実施してきたところでございます。今年度をもって事業が終了することに伴いまして、当該事業の結果等について以下のとおり御報告申し上げます。

 また、今年度新たに実施しております商店街街路灯撤去事業の実施状況についても、あわせて御報告させていただきます。

 1番の商店街街路灯LED化事業結果についてでございます。

 (1)商店街街路灯LED化でございます。商店街街路灯を設置している区内60商店街のうち、平成28年度末までに56商店街が街路灯のLED化を終え、特別な事情等のある商店街を除く全ての商店街の街路灯がLED化を完了する予定でございます。ここでいう特別な事情とは、道路拡幅予定のある2商店街と、LED化の意向がない2商店街の計4商店街を除くものでございます。

 (2)温室効果ガス排出量削減効果でございますが、ほぼ全ての商店街の街路灯がLED化されたことによりまして、電力消費量については年間約154万キロワット、温室効果ガスにつきましては、年間約755トンの削減効果があったものでございます。

 (3)年間電気代の削減効果についてでございますが、LED化がなされたことにより、全商店街が負担する年間電気代につきましては、LED化事業開始前の平成26年度、これがピーク時でございますけれども、約3,800万円の商店街の負担がございましたが、平成28年度においては約1,700万円に減少する見込みでございます。

 2番の今後の商店街街路灯助成についてでございます。

 区の商店街街路灯LED化事業終了に伴いまして、商店街街路灯助成額につきましては、平成29年度より、水銀灯100ワットを基準とした1基当たり1,129円から、LED灯40ワットを基準とした1基当たり540円に改めるものでございます。当該助成額につきましては、商店街の街路灯負担額の約3分の2に相当するものでございます。

 なお、道路拡幅予定のある2商店街についてのみ、助成額については引き続き、水銀灯100ワットを基準とした1基当たり1,129円とするものでございます。

 ページをおめくりいただきまして、3番の商店街街路灯撤去事業につきまして、本年度新たに実施している商店街街路灯撤去事業については、予定していた5商店街のうち4商店街が、解散に伴いまして街路灯撤去を行う予定でございます。なお、残る1商店街につきましては、現在も商店街活動を継続し、今年度、街路灯のLED化を行っているところでございます。

 御報告については以上です。

委員長

 ただいまの報告に対し、質疑はありませんか。

酒井委員

 まず、区内の商店街の数を教えてください。区商連に入っているのと、入っていないのもあると思いますが。

藤永都市政策推進室副参事(都市観光・地域活性化担当)

 商店街数は、全てで今77商店街でございます。

酒井委員

 中野区内の商店街の数と、そのうち区商連に入っている、入っていない、同数だったらそれでいいんですけども、それを教えてください。

藤永都市政策推進室副参事(都市観光・地域活性化担当)

 区商連に入っている商店街は、平成28年度末で64商店会です。

酒井委員

 この補助を受けられるのは、区商連に入っているというのが前提でしたよね、確か。

藤永都市政策推進室副参事(都市観光・地域活性化担当)

 そのとおりでございます。

酒井委員

 そうすると、その64、区商連の商店街のうち、そのうち60商店街が街路灯を持っていて、そのうち56商店街がLED化を終えて――でしょう。残りも、特別な事情がなければ今年度中にやりますよという理解ですよね。すると、計算すると、77商店街があって、区商連に入っているのが64商店街で、やっているのが――特別な事情を除くと64商店街がやっているという理解ですか。ちょっとその数字をわかりやすく教えていただけますか。どれぐらい残っているんですかということです。

藤永都市政策推進室副参事(都市観光・地域活性化担当)

 区商連に加盟していても街路灯を置いていない商店街もございまして、商店街全体の数から申し上げますと、商店街の数は現在77商店街がございまして、うち13商店街は街路灯を持ってございません。

 残りの64商店街の話なんですけれども、そのうち4商店街は、先ほどの街路灯撤去事業により解散してございますので、残り60商店街というふうになります。うち、平成27年度までにLED化を終えるのが53商店街、今年が3商店街で、合計56商店街が終わらせます。残り4商店街なんですけれども、4商店街がLED化していませんが、うち、道路拡幅の予定がある商店街、具体的には大和町商栄会と大和町中央通り親和会ですけど、2商店街が道路拡幅予定で現状維持でございます。LED化の意向がない商店街が2商店街、鷺宮中央商店会と中野通橋和会になります。全体数は以上でございます。

酒井委員

 そうすると、先ほどのお話だと、全体で幾つかあって、補助を受けられる受けられないもあると思うんですけど、街路灯を持っていないところもあって、今のお話だと、意向がない商店街を除くと、もうほぼほぼLED化されたという理解だと思うんですけれども。この意向がない商店街、今回のこのLED化事業に関しては補助率もかなりあったかと思うんですが、この意向がないというのはどういうところであるのかなと感じちゃうんですね。後ほどの電気代の削減効果だとか、環境負荷に関しても取り組む理由もあるのかなと思ったんですけど。この2商店街さんが意向がない――意向がないというとそのとおりだと思うんですが、そのあたりの理由だけちょっと教えてください。

藤永都市政策推進室副参事(都市観光・地域活性化担当)

 LED化事業につきまして、この2商店街も含めまして、区商連からも区からも、LED化事業の状況とか補助率だとか、それが終わった後の助成額の改正等も御説明していますけれども、この商店街につきましては、やはり我々は今の街路灯で十分であると、LED化する必要は特に考えていないというような回答で、そのままとなっております。

酒井委員

 ありがとうございます。

 それで、2番ですね、今後の商店街街路灯助成についてというので、助成制度が、基準が変更になりますよということだと思うんですが、それで、区商店街街路灯負担額、これで言うと約3分の2に相当しますよということは、商店街さんが電気代、大体3分の1ぐらいの負担になりますよということですよね――でしょう。そうすると、大体1商店街当たりどれぐらいとかというのはわかるんですか、負担。

藤永都市政策推進室副参事(都市観光・地域活性化担当)

 この3分の2は、商店街全体の負担額と助成額の積み合わせの額なので、商店街それぞれによっては、ほとんど助成額で賄われるところと――簡単に言えば、商店街の街路灯はそれぞれ個別でして、明るくきれいにすればするほど、ワット数を自分たちで上げれば上げるほど助成額との差分が大きくなるので、そういうところは負担が大きくなるんですけども、1灯とか2灯とか少ないところは助成額で賄われる部分もあるので、ちょっと一概には。

酒井委員

 どうしてお聞きしたかといいますと、3分の2に相当するとあるんですが、普通に設置した場合だと商店街の負担はかなり少ないというふうな記憶があったもので確認させていただいたんです。要するに、明るくするためにいろいろお金をかけた場合になるとまたそれなりの負担になりますが、通常の商店街の街路灯でLED化した場合だと、負担はかなり少なくなるという理解でいいんでしょうか。

藤永都市政策推進室副参事(都市観光・地域活性化担当)

 先ほど一概には言えないということを申し上げたんですけど、現行で、商店街さんの3分の1の負担額を全商店街で割り合わせて平均額を出すと8万3,000円ほどになりますので、これは、従前の、この事業が進む前よりも圧倒的には下がっております。

酒井委員

 最後にします。こうやってね、様々商店街の皆さんも、環境負荷を抑えようだとか、自分たちの電気代の負担もという部分もあるんですけれども、他方、まちが明るくなったりだとかいろいろあると思うんですけども、こういうふうに区のほうも公費を投入して、商店街さんのほうも、いわゆる維持に関しては費用負担しておるわけですよね。それにもかかわらず、なかなか商店会に入ってくださらない方なんかもいるともよくお聞きしておりますので、今後こういうふうな事業を進めた後にね、やっぱりまたより地元地域の商店街が、そういう活動が強くなるようなね、次どういうふうに施策をつなげていくかというのは大切だと思いますので、そのあたりを要望します。お願いします。

白井委員

 いわゆるLED化、最後の年が終わって、来年度からは、商店街の街路灯のLED化はもう事業としては行わないということでよろしいでしょうか。まずそこを確認させてください。

藤永都市政策推進室副参事(都市観光・地域活性化担当)

 平成26年度から平成28年度のこの3年間のLED化事業ですけど、これは東京都の補助事業の上乗せ15%を入れた特別補助でして、現行、この制度内においては商店街の負担が5%でございます。先ほど2商店街、LED化していないところですけども、この補助制度、区の上乗せがなくなっても、80%の都補助は残っておりますので、その事業の枠内では事業はやっていきます。

白井委員

 いわゆる区が、その上乗せをやってきた部分がこれで終わりということですよね。

 そうすると、残り2商店街、先ほどお話しありましたけど、イメージでいうと、商店街としてオリジナルのデコレーションというんでしょうか、明かりだとか、商店街の街路灯の装飾といったらいいのかな、大きくすればするほど本来は負担額も増えてくるんでしょうけども、割と簡素な形にすると、区の上乗せをしてきたけどもインセンティブが働かなかった、若しくは商店街さんとしての体力の問題があってだとか、必要を感じなかったというところでこの二つが残ると、こんな形でいいんでしょうか。この辺、この残る2商店街について、区の考え方、それと商店街からどのような御意見があったのかお伺いしたいと思います。

藤永都市政策推進室副参事(都市観光・地域活性化担当)

 商店街さんの意向にしまして継続ということですけれども、こちらの電灯料等の数字を見ますと、見た目もそうなんですが、この商店街さんの街路灯はすごくシンプルなもので、助成額が定めるものと、それから多く離れるようなものではないので、負担が少ないというのも実態ではございます。

白井委員

 そうすると、ここはもう区側としては、あとは東京都の制度で今後商店街さんがどう判断されるかで、上乗せの制度については、まずはこれで終了ということでいいですかね。初めの部分の質問の確認になります。

 次に、4商店街が解散となりました。裏面の3番のほうに、街路灯撤去を行う予定と書いてあるんですけれども、これは区が100%持ち出しで行うものになるんですか。街路灯撤去について、どのような負担割合で行われたのか教えてください。

藤永都市政策推進室副参事(都市観光・地域活性化担当)

 公道につきましては区が全てやるものでございまして、まず区の街路灯を設置しまして、その後に商店街街路灯を抜くという作業をやるものでございます。

白井委員

 街路灯の撤去事業を区が行ってきたんですけども、撤去事業の場合は、条件はあります、東京都の補助を使うにしても商店街の負担があったわけなんですよね。解散してしまうとなると、本来、厳しい言い方をすれば、これは商店街の街路灯の持ち主、所有者はどなたですかって、商店街なんですよね。ただし実態として、商店街という名前は残っているけども、加入している店舗数が少な過ぎて、余りにも負担が多くって、前に出るにも、後ろに下がるにも下がれないという状況の中で助成をしましょうとなったんですけども、選択肢として、街路灯の撤去事業を行ったことによって、商店街の解散を後押ししてしまったなんてことにはならないでしょうか、お伺いしたいと思います。

藤永都市政策推進室副参事(都市観光・地域活性化担当)

 商店街の解散時期を早めたかどうかはちょっとわからないんですけれども、商店街の撤去として申請があった商店街につきましても、具体的に、今回商店街解散になりましたけども、この商店街につきましても、我々としては、商店街の継続はできませんかとか、他の商店街との合併もできませんかというのは一応勧奨してきたところでございますけれども、特にこの商店街につきましては、従前より商店街の跡取りの方々がすごく少ないとか、そういうお悩み、御相談になって、ちょっともう商店街を維持することができないと、街路灯も、ちょっとこれ以上は街路灯を維持できないということもございまして、それを実施したものでございます。

白井委員

 いわゆる商店街の街路灯の撤去事業の補助が必要だという話をしました。一方、商店街解散するときにどうするんだと、こんな問題提起もしてきたところなんですけども。そうすると、今後のお話になりますが、商店街を継続させた場合で街路灯の撤去を行う場合の費用負担と、商店街を解散してしまった場合、いわゆる持ち主がなくなってしまった場合は、これは区が、区の街路灯として設置する、間引くんでしょうね、今あるやつを。その場合の撤去費用は区が負担する、この考え方を今後も継続するということでよろしいですか。

藤永都市政策推進室副参事(都市観光・地域活性化担当)

 現行としてはこの制度をやり続けて、また、継続につきましては商店街の負担をしながらやるということで、継続だと思っております。

委員長

 他に質疑はありませんか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 質疑がなければ、以上で本報告について終了いたします。

 次に、3番、中野駅西口地区まちづくりについての報告を求めます。

吉田都市政策推進室副参事(中野駅周辺地区整備担当)

 中野駅西口地区まちづくりについての報告でございます(資料4)。2点ございます。

 まず第1点目が、中野駅西口地区の都市計画変更(案)についてでございます。

 この地区計画等の都市計画変更(案)なんですが、これについては、既に昨年10月の第3回定例会の本委員会において、原案について御報告してございます。そのときの原案から、今回、都市計画(案)という形になったわけですが、その変更点だけを簡単に御説明したいと思います。

 まず、計画内容としては全く変わってございません。ただ、文言等、表記については一部変わってございます。

 まず第1点目が、別紙1-1を見ていただきたいんですが、これの5番、区域の整備・開発及び保全に関する方針、ここの項目に、計画図1と打ってございます図面がございます。計画図1で、A地区、B地区、C地区と三つの地区に分かれてございますが、このうちC地区の東側、図面で言うと右側の「特別区道境界」と表示されている部分がございます。これは、原案のときは「敷地境界」、それから「敷地境界の見通し線」という記述がしてあったんですが、昨年、特別区道として認定されましたので、「特別区道境界」と表記したほうが妥当だろうということで、この部分が変わってございます。ただ、この境界の線の位置自体は全く変わってございません。

 二つ目は、同じく、今度は小項目で、5-3の建築物等の整備の方針と書いてありまして、1番から7番までございますが、これの6番の中の5行目のところで、「壁面の位置の制限及び壁面後退区域における工作物の設置の制限」と記載されてございますが、原案のときは「壁面後退区域における」という文言がございませんでした。これを、より正確に記載するために文言を加えたということでございます。趣旨は全く変わってございません。

 同じく、裏側に行っていただきまして、6番、地区整備計画のところで、計画図2-1で、先ほどの計画図1と同じように「特別区道境界」という表記に変わってございます。

 それから、6-4建築物等に関する事項のところで、地区の区分として、A-1地区、A-2地区、B-1地区、B-2地区等々面積が記載されておりますが、これは原案のときに記載されておりませんでしたが、新たに加わったものでございます。

 それからずっといって、右下にページが振ってございますが、4ページ、高度地区の変更というところがございますが、ここの2番のところが、面積が約0.2ヘクタールと、この都市計画(案)では記載されておりますが、原案のときは「0.1」と記載されておりました。これは、範囲が変わったわけじゃなくて、正確に言うと、1,766平米という数字の丸め方で、0.2ヘクタールという記載のほうが、四捨五入した記載のほうがよろしいでしょうということで0.2ヘクタールに変わったということで、範囲が変わったわけではございません。

 以上の変わった場所が、別紙1-1で御説明しましたが、別紙1-2も同様に、同じ箇所が変わっているということでございます。

 それから、2点目の報告なんですが、この中野駅西口地区の都市計画変更に係る都市計画手続についてなんですが、既に手続をしておりますものが(1)に記載されておるとおりでございます。

 ちなみに、別紙2を見ていただきたいんですが、A4のペーパーでございます。原案の説明会の開催結果についてでございます。

 昨年の12月1日に区役所の9階で、参加者17名ということでございます。

 主な意見・質問とそれに対する区の回答・見解ですが、まず、一つは、壁面の位置の制限が0.5メートルとあるが、これは決定なのか。当日のこの説明で、もう決まってしまうのですかという趣旨の御質問でございます。それに対して、今回は原案として示していますよと、それから、今後の都市計画の手続を御説明して、最終的には都市計画審議会の諮問を経て決定されますよという御説明をしております。

 2点目は、B地区の建築物の用途の制限についてなんですが、1階には住宅はできないのかという御質問について、B地区は商業地域として新たなにぎわいを創出する地区に位置付けられており、1階については制限があると。ただ、C地区については、後背の住宅地と調和がとれるよう住宅地区に位置付けていて、1階から住宅用途が可能ですよというような説明をしてございます。

 次に、もう1回表紙に戻っていただいて、今後の予定としては、(2)にありますとおり、今年の2月から3月に都市計画変更の案の説明会、公告・縦覧、4月から5月に都市計画審議会に諮問・答申、6月には都市計画変更の決定・告示となる予定ですということでございます。

 以上、説明でございました。

委員長

 ただいまの報告に対し、質疑はありませんか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 質疑がなければ、以上で本報告について終了いたします。

 次に、4番、中野駅周辺駐車場整備地区(原案)及び中野区駐車場整備計画(改定素案)についての報告を求めます。

小幡都市政策推進室副参事(中野駅地区都市施設調整担当)

 それでは、中野駅周辺駐車場整備地区(原案)及び中野区駐車場整備計画(改定素案)について御報告をさせていただきます(資料5)。

 中野駅周辺駐車場整備地区及び中野区駐車場整備計画につきましては、昨年12月に変更の検討、考え方について御報告をさせていただいております。これら計画につきまして、平成23年に定められて以降、これまでに各地区で土地区画整理事業や市街地再開発事業等まちづくりが進んでおり、これらの事業進捗と合わせて適切に駐車場施策を進めるため、都市計画の見直しを行い、計画を改定するものでございます。

 1番、中野駅周辺駐車場整備地区(原案)でございます。

 別紙1を御覧ください。都市計画の案の理由書でございますが、まず種類・名称としまして、東京都市計画駐車場整備地区、中野駅周辺駐車場整備地区でございます。

 次に、理由でございますが、文章の後段になりますが、平成23年の都市計画決定後、中野駅周辺まちづくりデザインVer.3が平成24年に策定されており、この計画に基づき、将来の円滑な道路交通の確保、地域の振興や商業業務機能の向上を図るため区域の見直しを行うものでございます。

 次ページが変更の概要でございます。変更の理由としましては、土地利用の転換に伴い増加する駐車需要への対応、円滑な道路交通確保のため、区域、面積としましては約28ヘクタールを約33ヘクタールとするものでございます。

 次ページが計画図でございまして、図の赤色部分、用途地域が商業地域や近隣商業地域に変更済み、又は変更見込みの区域を追加する範囲として示しております。

 また、次ページが、都市計画の総括図となっております。

 続きまして、2番、中野区駐車場整備計画(改定素案)でございます。

 別紙2を御覧ください。文中の青字部分が今回変更する箇所でございます。概要を御説明させていただきます。

 まず、2ページをお開きください。平成23年の計画策定以降、中野四季(まち)の都市の開発が進んだこと、区役所・サンプラザ整備地区の再整備事業等が予定されていることなど状況の変化を記載しております。

 続きまして、3ページでございます。対象の範囲としまして、中野駅周辺駐車場整備地区(原案)を踏まえましてエリアを拡大しております。

 続きまして、4ページですが、グランドデザインVer.3、また中野駅地区整備基本計画の策定を踏まえ記載を追記しております。

 また、その下では、中野駅周辺の駐車実態の調査結果、さらに続きまして、5ページにその地区ごとの特徴を記載しまして、6ページには、駐車施策に関する基本方針としまして、駐車場の適正配置、路上駐車への対応、荷捌き車両への対応などを明記しております。

 続きまして、7ページでございますが、路外駐車場の整備、目標年次ですが、目標年次としましては、これまでどおり平成43年とし、駐車施設の需給バランスから新たな駐車施設の導入の方向性を記載しております。将来の需給バランスにつきましては、下の表-3を御覧ください。需給が一番厳しい状況となりますのは休日のピーク時でございまして、駅北側では需要が供給を180台上回り、駅南側では需給はおおむね均衡、また中野四季(まち)の都市・囲町地区では供給が約190台上回ると推測されております。

 これを踏まえ、8ページでは、新たな駐車施策としまして、都市計画駐車場約70台の整備、また地域ルールの適用により供給に余裕のある地区へ誘導を図っていく等、施策の必要性について記載しております。

 続きまして、9ページ、10ページでございますが、こちらは(2)の公共と民間の役割分担、そこの骨子の部分ですとか、(4)の③地区特性を踏まえた駐車場の有効利用の箇所に、地域ルールの導入を検討することを記載しております。

 続きまして、11ページでございます。主要な路外駐車場の整備計画としまして、公共が確保する駐車場整備の目標量を約70台と明記しております。

 12ページでは、地域ルールによる駐車施設の整備としまして、地区内における駐車施設の適切な確保と運用を図るため地域ルールの導入を検討するとしまして、適用地区や基本方針等を追記しております。

 なお、下の囲みのところ、地域ルールでございますが、東京都駐車場条例に基づく地区の特性に応じた駐車施設の附置に関する基準のことでございます。基準に基づきまして、必要な駐車施設の確保が図られていると知事が認める場合に、駐車施設の台数の軽減、駐車施設の集約設置等が可能となる制度でございます。

 1枚目の裏面に行っていただきまして、3番、今後の予定でございます。平成29年2月に区民説明会を開催、3月には駐車場整備地区の案、駐車場整備計画の改定案を作成を予定しております。4月には駐車場整備地区(案)の公告・縦覧、区民説明会の開催、6月頃に駐車場整備地区(案)の都市計画審議会への諮問、7月頃の駐車場整備地区の都市計画決定、駐車場整備計画の改定を予定しております。

 御報告は以上でございます。

委員長

 ただいまの報告に対し、質疑はありませんか。

内川委員

 ちょっと教えてもらいたいんですけれども、4枚目です。新たに追加する範囲というのがありまして、赤く塗られているものがあります。この中で、まず上のほうといいますか、補助第221号線のところのエリアが赤く塗られてあるんですが、一部、道路をまたいで赤く塗られているんですが、これはどういったふうにイメージすればよろしいんでしょうか。

小幡都市政策推進室副参事(中野駅地区都市施設調整担当)

 こちらの部分につきましてですが、囲町地区のA地区と呼ばれる地域でございまして、囲町地区のA地区は、市街地再開発によって高度利用を図る地区として、用途地域を近隣商業地域、容積率を400%に変更済みということでございまして、この地域と合わせているというものでございます。

 補助第221号線から中央線側に出っ張っているところがございますけども、こちらにつきましては、JRの保線施設がありまして、用途地域の変更に当たって、この保線施設というところも考慮した上で用途地域が変更されたと、この用途地域に合わせているものでございます。

内川委員

 ありがとうございます。

 もう1点、下側のほうなんですが、補助第71号線、これは大久保通りなんですかね。これも道路の真ん中あたりに赤く、面積は少ないですけども、三角のように塗られている部分があります。これは具体的にどういうイメージをすればよろしいんでしょうか。

小幡都市政策推進室副参事(中野駅地区都市施設調整担当)

 こちらの中野二丁目の区域でございますけれども、こちらにつきましても、中野二丁目の地区計画の策定と合わせて用途地域が変更になった部分ということで、追加の指定を予定しているところでございます。具体的には、南側のところにつきましては、中野通り、大久保通りの五差路の改良事業によって、大久保通りの都市計画道路の中心線が変更になったと。その変更に合わせて用途地域が変わっているというところでございます。

内川委員

 この赤く塗られているところに駐車場ができるんだよと、そういう考えではなくて、あくまでも、範囲がここまで広がったということで理解すればよろしいですね。

小幡都市政策推進室副参事(中野駅地区都市施設調整担当)

 委員お話しのとおりでございます。

白井委員

 前の報告で、非常にこれは楽しみですとお話しをさせていただいたところなんですけど、地域ルールの導入についてなんですが、目標年次が平成43年、2031年と、非常に長いんです。検討は必要なんですけど、目標年次まで具体的にどう変わりますか。この間、10年以上もずっと検討と、こんな形になるんですか。平成43年までおおむねどのようなことを行うのか、計画の進め方についてお話をお伺いしたいと思います。

小幡都市政策推進室副参事(中野駅地区都市施設調整担当)

 先ほど目標年次ということで、平成43年ということでお話しをしましたけれども、この平成43年につきましては、グランドデザインVer.3で平成43年までの計画というところでございまして、これに合わせて、駐車場に関する整備計画も平成43年までこの計画で位置付けをして、これらに取り組んでいきたいというふうに考えております。

 ただ、地域ルールにつきましては、今回、この駐車場整備計画に位置付けることによって導入が可能になるというものでございまして、駐車場整備計画の改定後、具体的に地域ルール策定協議会というのを立ち上げて、交通管理者、東京都、地元、交通事業者等々と地域ルールの内容を検討しながら策定に向けて取り組んでいきたいと考えております。

白井委員

 策定協議会はいつ頃立ち上げる予定ですか。協議会において、最終的に――まずは中間まとめかな、一定方向を示すというんでしょうけども、この辺のスケジュール感というのは今お考えでしょうか。

小幡都市政策推進室副参事(中野駅地区都市施設調整担当)

 地域ルールの制度、有効な制度だと考えておりますので、駐車場整備計画の改定後、速やかに地域ルール導入に向けて検討に取り組んでいきたいと考えております。他地域の事例等を見ますと、早いところで、2年前後でつくられていると、そのような状況でございます。

委員長

 他に質疑はありませんか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 質疑がなければ、以上で本報告について終了いたします。

 次に、5番、中野駅周辺自転車駐車場整備計画の策定についての報告を求めます。

江頭都市政策推進室副参事(中野駅地区都市施設整備担当)

 それでは、中野駅周辺自転車駐車場整備計画について、前回の議会で本計画の案でお示しした内容に一部修正を加えまして策定いたしましたので御報告いたします(資料6)。

 主な修正点ですが、修正箇所については別紙1を御覧ください。

 見開きの左ページの表の左側が修正前、表の右側が修正後です。アンダーラインの部分が修正箇所となっております。

 まず、表の左上の5)自転車駐車場整備の考え方及び整備台数についてです。

 こちらの上位計画である中野区自転車総合計画や中野駅周辺まちづくりグランドデザインでは、中野駅周辺のまちの中心部を歩行者が安全に安心して歩ける空間を整備することを第一優先に位置付けまして、交通集中の分散や抑制に向けて、自転車駐車場の適正な配置や供給を進めることを方針として掲げております。したがいまして、本整備計画に定める自転車駐車場の整備台数については、中野駅周辺の中心部を歩行者優先とするまちづくりの方針と整合した適切な台数を設定するとの表記に改めました。

 また、前回の委員会で、中野駅前では一切の自転車利用を抑制するのかとの御質問がございましたので、本整備計画で定める取り組みの対象については、自転車の定期利用であることを明確に記載いたしました。したがいまして、自転車の一日利用についての制限はございません。その上で、中野駅周辺の自転車駐車場の定期利用要件を、「最寄りの駅から職場や学校、居住地が直線距離で概ね500メートル以上離れていること」の距離を見直し、概ね700メートル程度に拡大するという表現に改めました。

 また、中野駅以外の駅周辺の居住者が最寄り駅を利用しやすいよう、自転車駐車場の定期利用要件については、「最寄りの駅から職場や学校、居住地が直線距離で概ね500メートル以上離れていること」の距離を見直し、概ね300メートル程度に縮小するという表現に改めました。

 さらに、今申し上げたそれぞれの取り組みについては、中野駅周辺の自転車駐車場の利用実態を適宜確認いたしまして運用を行っていくことを明記いたしました。

 次に、見開き右側の表の右下の、本整備計画の期間の内容についてですが、計画については今後変更はされないのかとの意見がございました。本整備計画の改定については、自転車駐車場の利用実態を適宜確認して、必要に応じて見直しを行う姿勢を明確にお示しするために追記いたしました。

 今回策定いたしました中野駅周辺自転車駐車場整備計画は別紙2のとおりとなっております。後ほどお読み取りいただければと思います。

 御報告は以上になります。

委員長

 ただいまの報告に対し、質疑はありませんか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 質疑がなければ、以上で本報告について終了いたします。

小幡都市政策推進室副参事(中野駅地区都市施設調整担当)

 先ほど白井委員の御質問の中で、地域ルールの策定の協議会のお話をしたんですけれども、この策定協議会の構成員として、東京都の策定指針に列挙されておりまして、区と学識経験者、地区の住民組織、交通管理者、東京都の条例所管ということでございまして、申しわけありません、交通事業者については含まれておりませんでしたので、訂正させていただきます。

委員長

 次に、6番、中野区画街路第3号線(交通広場)の街路事業についての報告を求めます。

近江都市政策推進室副参事(新井薬師前駅周辺まちづくり担当)

 それでは、中野区画街路第3号線(交通広場)の街路事業につきまして報告いたします(資料7)。

 新井薬師前駅駅前の中野区画街路第3号につきましては、平成23年8月19日付けで都市計画決定しておりますが、このうち交通広場につきましては、乗り継ぎや乗り換えの利便性の向上といった交通結節機能の強化や歩行者空間の拡充による安全性の向上といった効果があり、連続立体交差事業と合わせて整備することで駅前の利便性の一層の向上が期待されているところでございます。また、交通広場区域の一部が連続立体交差事業区域と重複すること、交通広場の用地取得を進めることで連続立体交差事業の施工ヤードとしての活用など連続立体交差事業の進捗にも資することから、平成28年度中の事業化を目指しまして、平成29年1月に街路事業の事業認可を東京都に対して申請いたしました。なお、事業認可・告示につきましては2月中を見込んでおりますが、事業認可後に街路事業の事業説明会を開催いたします。

 区画街路第3号線(交通広場)の事業概要でございます。施行者、中野区。事業地、中野区上高田三丁目及び上高田五丁目各地内。詳しく申し上げますと、上高田三丁目41番・19番の一部、上高田五丁目43番の一部となっております。面積につきましては、交通広場部として約3,700平米。事業期間は、事業認可告示から平成34年度末というふうに考えております。裏の位置図並びに整備イメージとあわせて御覧いただければと思います。

 続きまして、事業説明会の開催です。事業認可の告示後、都市計画法第66条の規定に基づきまして事業説明会を開催いたします。開催予定日といたしましては、平成29年3月2日(木曜日)19時から、上高田区民活動センターを予定してございます。こちらの事業説明会の周知方法につきましては、区報、中野区ホームページ等とありますが、地区内、区域内の権利を有する方につきましては個別に案内することも考えてございます。

 今後の事業の予定です。平成29年から32年度までを用地取得とし、物件調査、補償額算定、折衝等を行ってまいります。平成33年から34年度にかけまして、街路築造工事を行ってまいります。

 報告につきましては、以上です。

委員長

 ただいまの報告に対し、質疑はありませんか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 質疑がなければ、以上で本報告について終了いたします。

 次に、7番、野方駅周辺地区まちづくりの検討状況についての報告を求めます。

小林都市政策推進室副参事(野方駅周辺まちづくり担当)

 野方駅周辺地区まちづくりの検討状況について御報告いたします(資料8)。

 野方駅周辺地区がより魅力的で活力があり、安全・安心なまちを実現するため、地元の町会・自治会及び商店会が中心となり、平成28年7月に野方駅周辺地区まちづくり検討会――以下、「本検討会」といいます――を発足し、区へのまちづくり構想の提出を当面の目標にして、まちづくりの検討を進めております。また、区としましても、本検討会が作成するまちづくり構想を踏まえたまちづくり整備方針を策定するため、同時にまちづくりの検討を進めているところでございます。つきましては、野方駅周辺地区のまちづくりに関する本検討会及び区の検討状況について御報告いたします。

 1、本検討会によるまちづくりの検討状況です。

 これまでに5回の検討会を開催し、まちの現状や魅力、問題点の確認を踏まえて、まちづくりの検討を進めております。また、本検討会の検討状況を周知するため、ホームページを立ち上げるとともに、12月下旬にまちづくり通信を検討対象範囲に全戸配布しております。

 表を御覧ください。まちづくりの検討状況(抜粋)でございます。

 テーマとしましては、交通環境、商業環境、住環境の三つとなっております。交通環境の方針としましては、安全で快適に通行できる道づくり、公共交通を利用しやすい駅前づくり、歩行者、自転車にやさしい道づくりの三つです。商業環境の方針としましては、みんなが集うにぎわいの拠点づくり、魅力的なお店が集まる商店街づくり、歩いて楽しく買い物がしやすい空間づくりの三つです。住環境につきましては、方針としまして、みんなが暮らしやすいまちづくり、災害に強く安心して暮らせるまちづくり、緑豊かで四季を感じられるまちづくりの三つでございます。

 具体的な例としまして、交通環境で主なものを御紹介させていただきます。南北及び東西の主要道路を整備する。環状七号線や補助第227号線へのアクセス性を向上させる。バスやタクシーが利用しやすい駅前広場を整備するなどでございます。

 商業環境の具体例としまして、駅周辺ににぎわいの空間を創出する。拠点となる魅力的な商業施設を創出する。店舗の誘致等により、にぎわいが連続する商店街にするなどでございます。

 住環境につきましても、具体例としまして、再開発等により地域の交流拠点となる複合施設を創出する。多様な世代、ライフスタイルに対応した住宅供給を促進する。狭隘道路の拡幅等により避難所への移動性を確保するなどです。

 裏面を御覧ください。2番、区によるまちづくりの検討状況です。

 まちづくりの考え方としましては、東京都市計画都市再開発の方針、中野区都市計画マスタープラン、西武新宿線沿線まちづくり計画の上位計画を踏まえまして、大きな柱としまして、駅周辺の魅力化と地域商業の再生、交通環境の充実、防災まちづくりの推進の三つでございます。柱ごとの考え方としましては、駅を中心とする拠点空間の創出、商店街のにぎわいの再生・創出、街区再編によるまちづくり、踏切の除却、交通結節機能の強化、道路交通ネットワークの充実、延焼遮断帯の形成、災害に強い住宅地への改善、避難路の確保でございます。

 下の表ですけども、具体的なまちづくりのイメージとしましては、連続立体交差化によりボトルネック踏切を含む全踏切が除却されることで、市街地の一体化と道路交通の円滑化により安全で快適なまちを実現させるために、駅周辺の街区再編当により、「新たなにぎわいの創出」「にぎわいの再生」「商店街の活性化」を目指すこととしまして、具体例としまして、連続立体交差化の踏切除却により商店街の南北の連続性を確保するとともに、歩行者が安全に安心して買い物ができる空間づくりを図ること、駅周辺を市街地再開発事業等の面整備により、にぎわいの再生・創出を図ること、連続立体交差化で創出される空間と周辺街区との連携により、新たなまちの顔となるような街並みにすることでございます。

 右の表に移っていただきますと、駅前広場の整備で交通結節機能の強化を図るとともに、道路ネットワークの形成により安全性や防災性等の強化を目指します。

 その中で、具体例としまして、連続立体交差化の踏切除却により、地区内の南北移動の利便性を向上させること。地区内交通を集約し、災害時の延焼遮断帯としての機能、安全な通学路としての機能を担う東西交通軸、南北交通軸の形成を図ること。バスやタクシーとの乗り継ぎの利便性が向上する駅前広場の整備を図ること。駅を中心とする拠点空間へのアクセス性を向上させること。地域の避難所と幹線道路を結ぶ道路を強化し、災害時の避難活動・救助活動の円滑化を図ることでございます。

 次のページを御覧ください。3番、今後の予定です。図もあわせて御覧ください。

 本検討会は、今年度中にまちづくりの検討内容を取りまとめ、来年度上半期に地域住民に対し中間報告会を開催いたします。その後、中間報告会の意見を踏まえて、「まちづくり構想」を作成する予定です。区としましては、駅前広場やアクセス道路等の都市基盤施設の整備に関することや、まちづくりの整備方針に関する説明会を開催するとともに、新たなにぎわいを創出するための拠点づくりに関する勉強会を地域住民に提案していくことを予定しております。

 裏面の参考資料につきましては割愛させていただきます。後ほど御覧ください。

 私からの御報告は以上でございます。

委員長

 ただいまの報告に対し、質疑はありませんか。

近藤委員

 これ、まちづくり、どのようなまちにしていくのかという住民の、町会ですとか、自治会、商店街の方が話し合われるのはとてもいいことなんですけれども、これは、公共交通を利用しやすくすると言っているんですけれども、野方は、駅前はバスなどはとまらなく、もう少し野方WIZのほうにバスなどが入っていますよね。それをもっと一体的にして、交通を野方の駅のところに持っていくというような考え方を示されているんですか。

小林都市政策推進室副参事(野方駅周辺まちづくり担当)

 検討会としましては、現状の位置にバスがとまっていると、野方WIZの近くですね。ただ、タクシー等は道路のところに路上駐車されているような状況があると。あとは、それ以外に、例えば今は野方駅と中野駅をつないでいるバスがありますけれども、昔はそれ以外の路線もあったと。その中で、やっぱり地域の商店街に、いろんなところから来街者を増やすということも必要だよねというお話が出たものですから、その中での、駅前の広場、位置とかは、また今後検討しなければいけないかと思いますけども、場所がそのままで拡大するのか、また場所が移るのか、今のままなのかということは、また今後検討が必要かとは思っています。

近藤委員

 検討が必要で、やはり皆さんがどういうまちにするという夢を描くということはとても大事なことだと思うんですけれど、以前も野方は、まちづくりというので、どういうまちにするというのでさんざん模型をつくったりして、発表したりしてやっていたわけですよ。それで、そういったことに、野方駅が今の状況でこれからどうなっていくのかということ、これは新しい駅に近年なったわけですよね、そこの野方駅との兼ね合い。線路の立体化ということじゃなくて、橋上駅舎になった問題、そういったこともやっぱり西武鉄道などと一緒に検討していかないと、そういった具体的なことというのはいつ動いていくんですか。

小林都市政策推進室副参事(野方駅周辺まちづくり担当)

 橋上駅舎型南北自由通路のお話があったかと思うんですけども、あれは踏切対策として、抜本対策としては、いわゆる連続立体交差事業の除却になるかと思うんですけども、あくまでも即効対策として、橋上駅舎プラス南北自由通路をやったものだと考えております。それはあくまでも即効対策として、抜本対策じゃないというのが基本原則かなと思っています。

 ただ、連続立体交差事業の中で、もし橋上駅舎、または例えば南北自由通路を、何らかの形で、例えばいじるという話があるのであれば、当然補助金をいただいている事業でもありますので、今後協議等いろんなものが発生する可能性はございます。

近藤委員

 住民たちというのは、素朴にね、活性化しようですとか夢を追いかけて、どうしたらいいのかなと思うんですけど、やっぱりきちっと区の、どういうところを押さえなきゃいけないかという、今までの野方駅との関係、そしてロータリーのところの関東バスとの関係とかね、そういったところをやっぱり自治体のほうでしっかりと押さえて、絵はかいたけれど、何か全然違うものになっていってしまうというのになったら、何のためにみんな一生懸命夢を描いているんだということになりかねませんので、そこのところの、自治体として、区として押さえておかなければならないところというのをきっちりと知って押さえておいていただきたいと思うんですけど、その辺はいかがですか。

小林都市政策推進室副参事(野方駅周辺まちづくり担当)

 委員おっしゃるとおりでございまして、当然地域の皆様の思いとバス事業者さんとの思いが一致するかどうかはまたわからないところもあろうかと思いますので、それは当然地域の方の思い、また行政としての思いもあろうかと思いますので、そこはバス事業者さんといろいろと情報交換等をさせていただきながらですね、より具体的に進められるものは進めていきたいと考えております。

近藤委員

 そこが一番、橋上駅舎のところが私は気になっているので、関東バスもそうですけど、西武鉄道との橋上駅舎のあれが、仮につくっていると言われましたけれど、そういった方向なのか、どういった問題が含まれているのかとかということもしっかり押さえていただきたいんですけれど、いかがですか。

小林都市政策推進室副参事(野方駅周辺まちづくり担当)

 平成26年の5月の建設委員会の中で、連続立体交差化に係る構造形式の調査検討、実は御報告をしております。その中で、例えばもし連続立体交差化、野方~井荻駅間とありまして、工事に入りますと、どうしても自由通路等が支障になって撤去しなければいけないことが発生すると。そのときに、当然代替施設をどうするのかとかですね、そこら辺は今後対応が求められるという御報告をしておりますので、その考えは変わらないかと思っております。

委員長

 他に質疑はありませんか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 質疑がなければ、以上で本報告について終了いたします。

 次に、8番、都立家政駅周辺地区まちづくりの検討状況についての報告を求めます。

菊地都市政策推進室副参事(都立家政駅周辺まちづくり担当)

 それでは、都立家政駅周辺地区まちづくりの検討状況について報告させていただきます(資料9)。

 1、概要です。

 都立家政駅周辺地区がより魅力的で活力があり、安全・安心なまちを実現するため、地元の町会・商店街が中心となり、平成28年9月5日に「都立家政駅周辺地区まちづくり検討会」(以下、検討会)を発足し、まちづくりの検討を進めている状況であります。検討会のこれまでの検討状況について報告させていただきます。

 2番です。検討会の取組状況です。(1)活動状況として、設立総会、そして検討会4回開催しました。

 (2)として、検討会で確認した主な課題でございます。分類と内容がございます。

 分類ですが、商店街やまちの利便性、そして交通、住宅地の環境や安全、その他という形の4グループで検討しています。

 内容としては、まず、商店街やまちの利便性については、商店街の活性化、立地条件を生かした商店街づくりです。交通としては、都市計画道路補助227号線の早期事業化による南北方向の道路ネットワークの形成、駅前広場の必要性、交通不便地域の公共交通の利便性の向上です。住宅地の環境や安全については、住環境の維持・保全、地区に広く存在する消防活動困難区域の解消、公園や空地などのオープンスペースの確保。その他として、地域ぐるみの交流の拡大などが課題となって話されています。

 3番目です。今後の予定です。(1)まちづくり通信創刊号を2月上旬に発行させていただきます。(2)ホームページの開設は2月上旬に予定しております。そして、その後ですけども、次年度の第一四半期になりますが、アンケート調査、そして次年度の上半期ですが、中間報告会を開催する予定となっております。

 4番目、今後のまちづくりの進め方でございますが、2の(2)にお示ししました主な課題を更に検討会の中で検討いたしまして、まちの目標と方向性を定めて、更に具体的な検討をするためにテーマ別、道路・交通、にぎわい、資源、住環境・防災に検討し、まちの将来像をまちづくり構想としてまとめる作業を行います。区は引き続き検討会の運営支援を行い、区は構想の提案を受け――裏面になります。まちづくり整備方針を策定するとともに検討会と共同してまちづくりを推進する予定になっております。

 下の表は、今後の流れの表ですが、地元としては、今まだ、中間報告会のもう少し左側の、手前のあたりを歩んでいる状態です。

 報告は以上でございます。

委員長

 ただいまの報告に対し、質疑はありませんか。

近藤委員

 先ほどの野方駅周辺地区まちづくりの検討状況についての報告で聞きそびれてしまったんですけれど、この裏面の地元、中野区、東京都とあって、この計画の最後の年度というか、大体まちづくり構想が何年ぐらいという日付が書いてないんですけれど、これはどうなっているんでしょうか。

菊地都市政策推進室副参事(都立家政駅周辺まちづくり担当)

 都立家政駅周辺地区まちづくりについては、平成28年9月6日に建設委員会で報告させていただきまして、そのときに、まちづくり構想については、平成30年の上半期に一応作成という形で報告させていただいております。

近藤委員

 この事業実施に向けた勉強会・協議会の立ち上げの矢印の、この都市計画素案の最後のところは何年度になっていますか。

小林都市政策推進室副参事(野方以西調整担当)

 都市計画素案でございますけれども、今、連続立体交差事業につきましては、昨年の3月に社会資本総合整備計画に位置付けられたところは御報告させていただきましたけれども、その以後の進捗については、今のところ動いておりませんので、都市計画素案がいつなのかというのは、今時点ではお示しできない状況でございます。

近藤委員

 そうすると、地元の住民は、これはずっと勉強をし続けるということですか。

菊地都市政策推進室副参事(都立家政駅周辺まちづくり担当)

 裏面の、勉強し続けるという話でございましたけども、一つの区切りとしては、まちづくり構想というところを目標に活動してまいります。その後については、地元の検討会が今後、区と一緒にまた検討を続けるという形で、続けるか、続けないかというのは検討会のほうの意向によって決まってまいります。

委員長

 他に質疑はありませんか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 質疑がなければ、以上で本報告について終了いたします。

 次に、9番、鷺ノ宮駅周辺地区まちづくりの検討状況についての報告を求めます。

菊地都市政策推進室副参事(鷺ノ宮駅周辺まちづくり担当)

 それでは、鷺ノ宮駅周辺地区まちづくりの検討状況について報告させていただきます(資料10)。

 概要です。鷺ノ宮駅周辺地区においては、平成28年3月29日に鷺ノ宮駅周辺地区まちづくり検討会が設立され、検討を進めてまいりました。これまでの検討状況について報告させていただきます。

 2番、検討会の取組状況ですが、(1)活動状況です。これまで検討会6回、まちづくりニュース1回発行、アンケート1回実施、これについては今、集計中でございます。

 (2)まちづくりの目標と方向性です。現況から見たまちの魅力や課題を検討し、検討会会員の意見を整理し、テーマ別に下記の四つの目標と11の方向性に整理いたしました。テーマ、目標、方向性、それぞれ説明させていただきます。

 テーマとしては四つあります。道路・交通、まちのにぎわい、まちの資源、住環境・防災です。

 まず、道路・交通についてから説明させていただきます。目標として、駅前や中杉通りが安全でスムーズに行き来できるようにします。方向性として四つあります。電車やバス、タクシーが乗り降りしやすい駅前にします。2番目、中杉通りを、渋滞がなく歩行者も歩きやすい道路にします。3番目、地域の骨格となる道路網の整備を進め、住宅地の「抜け道」状態を改善します。四つ目です。駅から周辺に向かう主な経路を、誰もが安心して安全に通れるように改善いたします。

 次に、テーマの二つ目です。まちのにぎわい。目標です。駅周辺を、便利に買い物ができて区民の交流が活発になる場所にします。方向性として、駅前は、魅力的なお店が集まり、訪れてみたいと思う空間をつくります。商店街で便利に買い物ができるように、業種や品ぞろえの充実などを図ります。

 テーマの三つ目です。まちの資源です。目標です。歴史や緑、行事などの資産を大切にし、鷺宮の魅力を高めていきます。方向性です。地域に根付く大切な行事などを次の世代へ伝承します。鷺ノ宮のよいところや楽しい情報を集めて、まちの魅力を発信します。住民が手軽に取り組める活動を広げて、鷺宮をいきいきとさせていきます。

 テーマの四つ目でございます。住環境・防災です。目標です。鷺宮に住みたい・住み続けたいと思える、安全で安心な住環境をつくります。方向性です。住宅に今ある豊富な緑や落ち着いた街並みを守ります。災害や犯罪などから暮らしを守る、安心で安全なまちにします。

 3番目でございます。今後の予定です。(1)です。まちづくりニュース2号の発行を2月上旬に予定しております。これについては、アンケート集計結果の公表などです。

 裏面に移ります。(2)検討会です。検討会では、アンケート集計結果をこれまでの検討内容に反映させていただきます。そして、中間報告会の準備作業を行います。

 (3)中間報告会です。検討会が地域住民に検討内容を報告・説明します。こちらについては、日時として、平成29年3月下旬の2日間、平日と休日の昼間と夜を予定しております。内容としては、これは予定ですが、まちづくり検討会の活動状況の報告、まちづくりの検討状況の報告、鷺ノ宮駅周辺地区まちづくりに関するアンケート結果の報告などを行います。

 4番目です。今後のまちづくりの進め方です。

 検討会はまちの目標と方向性を定め、更に具体的な検討をするためにテーマ(道路・交通、にぎわい、資源、住環境・防災等)ごとに検討し、まちの将来像をまちづくり構想にまとめる作業を行います。区は引き続き検討会の運営支援を行います。区は構想の提案を受けて、まちづくり整備方針を策定するとともに検討会と協働してまちづくりを推進するとなります。

 報告は以上でございます。

委員長

 ちょっと休憩します。

 

(午後2時28分)

 

委員長

 再開いたします。

 

(午後2時29分)

 

 ただいまの報告に対し質疑はありませんか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 質疑がなければ、以上で本報告について終了いたします。

 次に、10番、哲学堂公園及び哲学堂公園周辺都市観光拠点整備計画(素案)についての意見交換会の結果及び計画(案)の策定等についての報告を求めます。

高橋都市基盤部副参事(道路・公園管理担当)

 それでは、哲学堂公園及び哲学堂公園周辺都市観光拠点整備計画(素案)についての意見交換会の結果及び計画(案)の策定等について御報告を申し上げます(資料11)。

 昨年の第3回定例会で御報告いたしました本計画の素案について意見交換会を実施した結果の御報告、また、その結果を踏まえ策定した案の内容及びパブリックコメント手続について御報告をいたします。

 まず、意見交換会ですが、資料に記載のとおり昨年12月、2回にわたり開催しまして、8名の方に御参加をいただきました。

 次に、意見等の概要ですが、資料をおめくりいただきまして、2枚目、資料1に記載をしてございます。

 若干御紹介をいたしますと、1ページの、1哲学のまち、哲学の回廊に関するものの、ナンバー1の御質問でございますが、哲学を見える形にするのは大変難しいと、その魅力をどのように伝えていくのかというような趣旨の御質問がございました。お答えとしては、哲学に興味が沸くようなハード、ソフトの両面での整備を図るとともに、新たに整備する学習展示施設を活用した魅力の発信やPRなどに取り組んでいく旨お答えしております。

 次の、裏面でございますが、2ページの3学習展示施設の整備に関するものという項目がございます。そこのナンバー1の御質問は、施設における展示機能の充実や展示内容についての御質問でございました。これについては、紹介や展示、セミナーの実施など、様々な機能を有する施設としまして、展示内容も多角的に展開していきたい旨お答えをしております。

 他にも旧野方配水塔の整備や情報発信等に関し御質問をいただき、お答えをさせていただいております。

 それでは表面の資料にお戻りください。

 ただいま御紹介しました意見交換会の結果を踏まえまして、素案からの変更点はございませんで、資料2のとおり計画の案とさせていただきます。計画(案)の内容は、素案の際に御報告した内容と同じになりますので、今回の御報告では省かせていただきます。

 次に、パブリックコメントの手続でございますが、平成29年2月6日から27日まで実施をさせていただきます。その資料の公表につきましては資料に記載のとおりでございます。

 最後に、今後の予定でございますが、今申し上げましたパブリックコメント手続の実施後、その結果を踏まえまして、計画の策定、区議会への御報告をさせていただきたいと存じます。

 御報告は以上です。よろしくお願いいたします。

委員長

 ただいまの報告に対し質疑はありませんか。

近藤委員

 お疲れさまでございました。私も参加させていただいたんですけれど、哲学堂公園の中の弓道場の会議室でやったというのはとても私、良かったと思うんですよね。その現場に行って意見交換会をやったというのは。ただ、本当に参加者が少なくてとてももったいなかったかなと、せっかく哲学堂の中でやったのに、この参加者というのはちょっと――もうちょっとPRをして欲しかったなと思います。というのは、哲学堂に、そのときもたくさんの人がいるわけですよ。だけれども、意見交換会をやっていますとか、そういったものが全く、一枚ぐらいありましたかね。でも、そこにいる人にしても、そこの弓道場でやっているということがわからないんですよね。それはやっぱり、せっかく大勢の方がいて、そこの現場が変わるということなんですから、もうちょっといろいろなところに、哲学堂の中でもポースターを張るとかできなかったのかなってちょっと残念に思ったんですけど、いかがですか。

高橋都市基盤部副参事(道路・公園管理担当)

 今回の意見交換会の開催につきましては、この中野駅から哲学堂公園にかけまして、沿道周辺の掲示板、あと哲学堂周辺にも、掲示板等に今回の意見交換会の開催のチラシ、御案内は張らせていただきました。ちょっと園内に十分じゃなかった点があるんじゃないかという御質問については、今後の開催に当たりましてしっかり留意したいというふうに存じます。

近藤委員

 参加者の方が4名なんですけれど、意見交換会で答えてくださる職員の方は、あそこの指定管理者の方を含めて十何人もいたと思うんですよ。皆さんが部屋の中に入っていまして、待っているわけですよ、とてもたくさんの人が。その人たちがちょっと外に出て、今、意見交換会をやっていますよというような動きを――していいか悪いかというのは私わからないですけれど、そんな動きもすれば、皆さんが中に全部入って、作業されていたような方もみんな机のところに座っているのに、外から呼び込めないのは本当に残念だなと思いました。

 それで、自転車をとめようと思ったら、自転車のところは柵が入っていてとめられないんですよ。そういった、とても迎え入れる姿勢というのがちょっと――本当にせっかくそこに大勢の人がいるので、普通の意見交換会の、区役所でやりますとか、どっかの区民活動センターでやりますというのとまた違って、そこの場で、大勢の人がいる中でやるやり方というのを、この哲学堂公園だけでなくても、もうちょっと工夫をされたほうがいいのかなと思うんですけれど、ちょっと繰り返しかもしれませんけれど、いかがですか。

高橋都市基盤部副参事(道路・公園管理担当)

 御指摘いただいた内容につきましては、こちらのほうでしっかり受けとめまして、より多くの方に御参加いただけるような仕組み、当日の会場運営につきましてもしっかり考えていきたいというふうに存じます。

近藤委員

 意見交換会は、本当に丁寧に一つひとつの、少人数でしたけれど、その方たちの質問に本当に丁寧に答えられていてとてもよかったと思います。いい質問も出ましたし、良かったんではないかなと思いました。

 そでも一つ出たのが、やっぱりPRが足りないということなんですね。哲学堂公園をこれから盛り上げていくのにしても、やはり今度は、哲学堂公園に人を呼び込むのなら、中野駅周辺に、哲学堂公園の駅を降りたところに哲学堂公園をPRするようなものをつくったらいかがですかというような質問が出たと思うんですよ。そういうことについてはどのようにその後、考えられましたか。

高橋都市基盤部副参事(道路・公園管理担当)

 今日お付けしました資料1の1ページ目のナンバー2の質問が、今委員、御質問いただいた、中野駅に哲学堂公園の観光の入り口としての機能、そのあたりが足りないんじゃないかという御指摘、御質問をこちらに記載させてございます。そちらのお答えにも記載しておりますとおり、中野駅は一つの観光のスタートになる重要なポイントという認識をしておりますので、観光担当との協議、あるいはJRさんとの了解、協議、そのあたりも必要な事項となりますので、そのあたりをしっかり、課題をできる限りクリアしながら積極的なPRを図りたいというふうに考えております。

近藤委員

 やはり哲学堂公園に人を呼び込むのでしたら、本当に中野駅とかにやはり宣伝をしなければなかなか来ないんではないかなというところ、そこはいい質問だったなとちょっと私は思ったので、ぜひそれはやっていただきたいと思います。

 そして、パブリック・コメントの手続についても、これも何か工夫をしないと、やっぱりパブリック・コメントはあまり来ないと思うんですよね。そこをわかりやすく、今哲学堂公園が変わろうということを何か、こういう計画があるんだということを知らせないと、パブリック・コメントは人も集まらないので、なかなか集まりにくいと思いますけど、その辺はどのように考えていますか。

高橋都市基盤部副参事(道路・公園管理担当)

 パブリック・コメントは、人を集めるというか、これは公表の仕組みが定まっておりますので、これについては、基本的にはパブリック・コメントとしての御意見をきちんとお待ちする形になるかというふうに存じます。

近藤委員

 それともう一つ、児童遊園を違う場所につくるとおっしゃっていたんですけど、その場所は決まりましたか。

高橋都市基盤部副参事(道路・公園管理担当)

 これについては、代替となる場所はまだ定まっておりません。

近藤委員

 区民の方に児童遊園が大事だからやはりつくっていただきたいとおっしゃられたときに、つくりますよという御返事をされていますけど、児童遊園、なかなか場所をあの中でとれるのかなというのがちょっと疑問なんですけれど、やはり児童遊園は哲学堂公園にとても大事な場所だと思うので、ぜひ検討していただきたいと思います。

酒井委員

 前回にも報告がありまして、今回、整備計画(案)という形で御報告になりました。それから意見交換会の内容なんかもあるんですけれども、区がこの哲学堂公園、旧野方配水塔の歴史的・文化的価値を高めていく、これは必要なことなんだろうと思うんですけれども、これらを核として観光拠点の形成をしていくというところでね、何か私はちょっと幾つか気になる点もあるんでお聞かせいただきたいんですけれども。

 前回の報告のときに、白井委員のほうからの質疑で、整備の費用が明らかになったと思うんですけれども、ちょっと確認の意味も込めて、もう一度わかりやすく金額を教えてください。

高橋都市基盤部副参事(道路・公園管理担当)

 昨年10月の第3回定例会におきまして、委員の御質問に答える形で哲学堂公園及びみずのとう公園整備に関する費用の、本当に粗々の概算という形で、哲学堂公園の整備については今後、主だった整備に要する費用という形で総額で15億円ほどで、みずのとう公園拡張用地の取得費用も含めまして取得費用が16億円、それ以外の修復保全等の費用が4億円というような、粗々の、本当に粗々の概算でございますが、20億という形で、合わせまして総額35億円ほどが、現時点での概算として見込まれるというお答えをしてございます。

酒井委員

 ありがとうございます。これ、さっきも申し上げたんですが、歴史や文化といったことを区として価値を高めていく、これは必要と思うんですけど、この費用面をお聞きしちゃうと非常に高額だなというのを感じちゃうんですね。区民の皆さんも、反対だということはないんでしょうけど、金額を聞いちゃうと、もろ手を挙げて賛成をされるのかなというのがちょっと気になるところでもあります。

 それで、中身については後ほどお聞きしますが、例えばこの意見交換会の中で、哲学堂公園整備に関するもの、「雑誌『東京人』に哲学堂公園が掲載されたが、入園者の増加につながったとは言いがたい。観光客が増える気がしないがどうか」というふうな質問もあります。これ実際に、ああいった「東京人」という雑誌を使って哲学堂公園をアピールしたわけでしょう。その結果どうなったのか、ちょっともう一度確認させてください。

高橋都市基盤部副参事(道路・公園管理担当)

 雑誌に掲載されたということで、実際に雑誌を御覧になり興味を持って御来園いただいた方は当然いらっしゃるというふうに考えますが、こちらの御質問にあるような、では来場者が何割増えたんだというような、具体的なデータのほうは持ち合わせてございません。

酒井委員

 持っていなくていいとは言いがたいんですけど、お金を出して、あの雑誌を使って哲学堂公園のアピールのためにやったんですから、やはり公費を使ってそういった事業を打つには、今後どうするだとか、結果どうだったというのがまずないと、僕はだめだと思うんですね。

 じゃあ、こっちに聞いたほうがいいかな。都市観光・地域活性化担当にお聞きしたいんですけど、実際「東京人」で哲学堂公園のアピールをして、どういうふうな成果があったんですか。僕はなかなか、言い方が悪いですけど、見えていない感じがするのでちょっとお聞きしたいんですけど。

藤永都市政策推進室副参事(都市観光・地域活性化担当)

 委員おっしゃるとおり、数については、入場者数とかを把握している公園ではないので数字というのはわかっていない。従前の御質問のときにもお答えしたんですけども、哲学堂公園を今後広めていく中で、「東京人」の作成というのは、歴史的な経緯だったり、公園をつくった創始者の方の歴史とか理念とかを整理する一定の方向性はあったのかなというふうに思っています。今後、学習支援施設等をつくる際に、その中の展示物だったり、いろんなものに活用できるもので、基礎になるものだったとは認識しております。

酒井委員

 あのね、公園なので人数の把握はしていませんよ、それはわかるんですけど、ああいったことを出したら、やはりそういうことで問い合わせがあっただとか、目に見えて公園の、そういう訪れる観光客が増えたとかというのは把握されているわけでしょう。それがないんだったら、ないんだろうと思うんです。

 ちょっとお聞きしますが、これは中野駅から、この回遊ルートをすると、哲学の回廊ですか、これをするとどれぐらいかかるんですか、お時間。

高橋都市基盤部副参事(道路・公園管理担当)

 中野駅から哲学堂公園まで、ゆっくり回廊を散策のような形で歩いた場合の所有時間ということでよろしいでしょうか。仮に、ゆっくり歩かれた場合に、40分から50分ぐらいは片道でかかるかと思います。

酒井委員

 細かくなっちゃってごめんなさい。さっき都市観光・地域活性化担当にお聞きしたんですけれども、こういう中野駅と、それと整備目標の中にはね、哲学堂公園、旧野方配水塔を結ぶルートを基本として観光資源としていきたい、観光拠点としていきたいということだと思うんですけれども、片道40分から50分で、例えば途中でそれぞれに見るものがたくさんあって哲学堂公園のほうに行くというのだったらまだ少し理解もするところなんですけれども、そうじゃない形で、こういうふうな歩いて40分、駅から――というふうな中で観光資源になっていくんでしょうかね。

藤永都市政策推進室副参事(都市観光・地域活性化担当)

 公園と駅との間をただ歩くだけでは、それでは観光ルートにもなにもならないと思っているんですけど、先ほどの「東京人」にもございましたけど、「東京人」でも、ただ哲学堂公園の中の歴史的なものを掘り下げるものだけじゃなくて、周りの商店街だったり、お店さんだったりというのを特集したり、調べたり、情報発信するような取り組みをしてございます。先ほども御質問あったとおり、具体的な公園の来場者数にはね返っているかわかりませんけれども、哲学堂公園の、「東京人」のパンフレットを今年つくってございます。そのパンフレットの部数も、かなり多くの方に手にとっていただいて、歩くきっかけになってくださっていると思っていますし、また、この哲学堂公園の本などに関しては、マスコミの取材等もございまして、それにも答えてございます。そういう意味で、ある程度の波及効果はあったというふうに思っています。

酒井委員

 心配だからちょっとお聞きしているんですけど、それに費用を多くかけるわけでしょう。前回の定例会での報告で白井委員からも御指摘がありましたが、例えば、この哲学の回廊でどれぐらいの集客だとか、そういったことなんか見込まれているんですかと、恐らく回答がなかったかと思うんですけれど、これね、35億円かけるんですよ。すると、区として、それによってどうなるかという成果、それから、観光に対してどういうふうな寄与があったのかというのを、やっぱりそれは、僕は、我々に対して、議会、それから区民に対しても見せなきゃならないと思うんですけど、どうなんでしょう。

藤永都市政策推進室副参事(都市観光・地域活性化担当)

 哲学堂公園を観光ルートとして開発するとか、整備をした後に観光として期するということの効果ということは、今後、この整備計画のそれぞれのメニューが進んでいくごとに実態化していくもので、そのごとにしっかりと報告していかなければならないと思っています。もちろん、その前の整備計画の中での様々なメニューにつきましても、都市基盤部と協力して、先ほど御説明あったとおり、駅からの行き方とか、そういうところ、基本的なものから一緒に考えて事業を進めていきたいというふうに考えております。

酒井委員

 もちろんね、これ、35億円全てが観光だけで使うわけでもありませんし、施設が老朽化しているのをしっかりと修繕していかなければならないとか、そういうのは理解するんですけどね、やっぱりあまりにも額が大きいので、ちょっとそれに対してしっかり、区としての政策で取り組むのに、裏打ちされたものが必要なんじゃないかってちょっと感じたものでお聞きしました。

 具体的に、さっき35億円のお話がありました。恐らく文化庁の補助制度なんか、かなり見込まれるのかなと思うんですね。すなわち、区の一般財源の持ち出しというのが、実は35億円ありますが、もちろん今粗々ですし、この程度ですよだとか、多少は概算できているのかなと思うんですが、そのあたりはどうでしょうか。

高橋都市基盤部副参事(道路・公園管理担当)

 この中で一番多くを占めます、例えばみずのとう公園の拡張用地の取得、これにつきましては、仮にこちらのほう、都市計画公園というふうに位置付けて整備ができた場合には、都市計画交付金プラス都区財調、財調の算定により、あわせまして、区の実質的な負担をゼロにすることも可能というふうに見込んでおります。

 あとそれ以外に、いわゆる補助金のほうで申し上げますと、哲学堂公園の整備に要する、こちらのほう、東京都の指定文化財の保存事業ということで、都から2分の1の補助をいただくことも可能であるということ。あと、旧野方配水塔につきましても、文化財に対する補助事業ということで、こちらのほうは国から2分の1、都から4分の1ということで、合計4分の3、区費の負担は4分の1の負担ということで軽減できるというような、そうした様々な区の負担、区費を軽減する方策をしっかり確保、追求しながら取り組むべき規模の事業であるというふうに考えます。

酒井委員

 そうすると、哲学堂公園の整備の15億円に関しては、都から、現状ですけれども、もちろん粗々ですし、2分の1の補助も見込まれるだろうと。みずのとう公園に関しての土地の拡張用地に関しては、都市計画交付金と財政調整交付金の算定により、区の持ち出しを限りなくゼロに近づけられるんじゃないかと、そんなことですね。それと、旧野方配水塔の整備に関しては、文化庁と都の補助で4分の3程度補助が見込まれるというようなことですよね。すると、区の持ち出しというのは、こういった中では抑えることもできるんだろうと思います。そうはいっても、全て大切な税金でもあるわけでありますので、粗々で今35億円と見積もっておりますが、こういったところをね、やっぱりしっかりと見直して、より区民負担と、それから都民、国民負担をしっかりと抑えられるように取り組んでいただきたいと思いますので、お願いします。

高橋都市基盤部副参事(道路・公園管理担当)

 今、委員御指摘の点につきましては、経費の精査、財源の確保も含めて、真剣に取り組むべきというふうに考えます。

委員長

 他に質疑はありませんか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 質疑がなければ、以上で本報告について終了いたします。

 次に、11番、(仮称)南台四丁目公園の名称についての報告を求めます。

高橋都市基盤部副参事(道路・公園管理担当)

 では、(仮称)南台四丁目公園の名称について御報告を申し上げます(資料12)。

 現在、南台児童遊園の跡地に整備を進めております公園の名称につきまして公募し、選定を行った結果について御報告申し上げます。

 公園の名称は「南台さくら公園」となります。

 所在地は、南台四丁目37番。

 面積や位置につきましては、資料に記載のとおりでございます。

 公園の開園は、整備工事の完了後、本年3月上旬を予定しております。

 下の参考欄には募集方法や応募状況について記載しておりますので、お読み取りいただければと存じます。

 御報告は以上です。よろしくお願いいたします。

委員長

 ただいまの報告に対し、質疑はありませんか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 質疑がなければ、以上で本報告について終了いたします。

 3時になりますので、ここで休憩をとりたいと思います。

 

(午後2時56分)

 

委員長

 再開いたします。

 

(午後3時15分)

 

 12番、(仮称)東中野五丁目公園の整備についての報告を求めます。

高橋都市基盤部副参事(道路・公園管理担当)

 (仮称)東中野五丁目公園の整備につきまして御報告申し上げます(資料13)。

 この度、東中野小学校の跡地に整備をいたします(仮称)東中野五丁目公園の計画平面図を作成いたしましたので御報告をいたします。

 まず、公園の概要ですが、所在地、面積は資料の記載のとおりでございます。

 次に、公園の計画平面図でございますが、別紙A3の図面を御覧ください。さきに御報告いたしました基本計画に沿って園内に遊具や樹木、ベンチ等を配置した平面図案を作成してございます。御確認いただきたいというふうに存じます。

 では、1枚目の資料にお戻り下さい。

 (4)の公園整備事業者でございますが、資料に記載の3者が共同事業体として、住宅の整備とあわせまして公園の整備も行うものでございます。

 次に、区民への説明会の開催でございますが、公園に関しましては、この計画平面図案によりまして、来月13日の午後7時から東中野区民活動センターにて実施をいたします。

 最後に、今後の予定でございますが、来月以降、整備事業者による設計、公園の整備工事を行った後に、来年の6月には開園の予定でございます。

 御報告は以上です。よろしくお願いいたします。

委員長

 ただいまの報告に対し、質疑はありませんか。

内川委員

 まず、この面積、どこまでの数字なんでしょうか、教えていただけますか。

高橋都市基盤部副参事(道路・公園管理担当)

 この公園の面積の1,682.75平米でございますが、この資料の中央にございます公園の広場部分に加えまして、この図面の左下、エレベーターに乗車するところのアプローチ部分も含めまして、公園の面積というふうになってございます。

内川委員

 この図面のところの下の部分、マンションの屋上部分だと思うんですが、ここと公園とはどのようなつながりになっているんでしょうか。

高橋都市基盤部副参事(道路・公園管理担当)

 こちらの部分につきましては、スタジアムベンチという形で出入りができるような、一体的に行き来ができるような構造というふうになってございます。

内川委員

 そうすると、マンションの屋上部分はその面積には参入されていないと。しかしながら、自由に行き来ができる。管理は、これはどうなるんでしょうか。マンションの屋上部分と公園の部分、別々の管理になるんでしょうか。

高橋都市基盤部副参事(道路・公園管理担当)

 私ども区のほうとしては、あくまで区立公園としての管理ということになりますので、マンションの屋上部分、こちらにつきましては、こちらの集合住宅のほうの管理になるというところでございます。

内川委員

 そうすると、マンションの屋上部分で事故等が発生した場合には、マンション管理組合の責任ということでよろしいでしょうか。

高橋都市基盤部副参事(道路・公園管理担当)

 区の施設に起因する事故ということにはならないものというふうに考えます。

内川委員

 そうすると少しあれですよね、気をつけて利用したほうがいいのかなとは思います。

 それと、大変細かいことで恐縮なんですが、鯉のぼりポールですか、2本あるんですけども、これはどういった理由なんでしょうか。

高橋都市基盤部副参事(道路・公園管理担当)

 こちらのほうにつきましては、以前からこの地域のほうで、こちらの場所で鯉のぼりを5月に掲げていらっしゃったというところがあったというふうに聞いてございます。そうした地域の伝統的な行事利用というというところも鑑みまして、この鯉のぼりポールの設置ということで、こちらのほうに想定をしてございます。

細野委員

 ここ、駐輪場というのは、公園に来る方の。どこかにあるんでしょうか。

高橋都市基盤部副参事(道路・公園管理担当)

 こちらのほうにつきましては、特に今、駐輪場という形での整備、設置は予定してございません。

細野委員

 そうしますと、例えば区民活動センターの駐輪場にとめて、もちろん公園を利用するということもあり得るということでよろしいですか。

高橋都市基盤部副参事(道路・公園管理担当)

 区民活動センターを御利用になった方がその後、公園のほうに立ち寄られる場合もあるかもしれませんが、基本的に、公園として、いわゆる駐輪場の設置、公園の利用者に専ら供するための駐輪場の設置、自転車駐車場の設置は想定してございません。

細野委員

 そうすると、自転車を利用しての来園者というのが少ないというふうに想定していらっしゃるということなんでしょうか。ごめんなさい、この辺のちょっと事情をよくわかっていないところもありまして。

高橋都市基盤部副参事(道路・公園管理担当)

 公園のほうに自転車を置けるようなスペースを設置する場合もございますが、かなり台数が置けるような駐輪場を設置するという場合は、かなり大規模な公園の場合に、土地に余裕があるという場合に設置する場合もございますが、基本的に、このような規模での公園に、自転車の駐車場、駐車スペースを何台も用意するということは想定してございません。

委員長

 他に質疑はありませんか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 質疑がなければ、以上で本報告について終了いたします。

 次に、13番、東中野駅西口の桜に関する樹木診断の状況についての報告を求めます。

高橋都市基盤部副参事(道路・公園管理担当)

 それでは、東中野駅西口の桜に関する樹木診断の状況について御報告を申し上げます(資料14)。

 今回の診断は、39本の樹木を対象にしまして、昨年の11月から12月にかけ外観診断、精密診断を行いまして、現在、診断結果を取りまとめ中でございます。結果につきましては、報告書がまとまった後に区議会へ御報告をした上で、区民の皆さんへの説明会を開催する予定でございます。

 資料の後段には、御参考に、診断の内容や判定の基準を記載しております。樹木の外観による診断、専用の機器を使用しての精密診断を行った上で、総合的な判断として、下の表に記載の4段階で評価することとしております。AからB1、B2、Cまで、こちらの資料に記載の4段階という形になります。こちらの詳細はお読み取りいただければと存じます。

 御報告は以上でございます。よろしくお願いいたします。

委員長

 ただいまの報告に対し、質疑はありませんか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 質疑がなければ、以上で本報告について終了いたします。

 次に、14番、区を被告とする訴訟の提起についての報告を求めます。

千田都市基盤部副参事(都市基盤整備担当)

 それでは、区を被告とする訴訟の提起について御報告いたします(資料15)。

 なお、本件は総務委員会との重複報告となります。

 1、事件名でございますが、損害賠償請求事件(東京地方裁判所 平成28年(ワ)第40307号)でございます。

 当事者は、原告、中野区民、被告、中野区でございます。

 3、訴訟の経過につきましては、平成28年11月30日、東京地方裁判所に訴えが提起されたものでございます。

 4、事案の概要でございます。本件は、平成21年に原告が自宅を建てかえる際及び平成8年に訴外区民が自宅を建築する際に被告が行った本件2項道路の道路中心線判定は誤っており、道路判定図を通知した行政行為が違法であるなどとして国家賠償法第1条第1項に基づき、金736万円の損害賠償金等の支払いを求めたものでございます。

 5、請求の趣旨でございますが、(1)といたしまして、金736万円及び支払い済みに至るまで年5分の割合による金員の支払い。(2)訴訟費用は被告の負担。(3)趣旨(1)の仮執行処分を求める――の3点でございます。

 6、原告が主張する請求原因の要旨でございますが、さきの4、事案の概要に包括されておりますので、後にお読み取りいただければと存じます。

 報告は以上です。

委員長

 ただいまの報告に対し、質疑はありませんか。

 休憩いたします。

 

(午後3時27分)

 

委員長

 再開いたします。

 

(午後3時30分)

 

 質疑がなければ、以上で本報告について終了いたします。

 次に、15番、(仮称)本町二丁目公園基本設計についての報告を求めます。

千田都市基盤部副参事(都市基盤整備担当)

 それでは、(仮称)本町二丁目公園につきまして、意見交換会で出された意見を踏まえ、基本設計をまとめましたので御報告いたします(資料16)。

 まず1、意見交換会の実施結果でございますが、2回実施いたしました。1回目が、平成28年11月11日、参加者は9名でございました。2回目が、平成28年11月17日、参加者は15名、いずれも弥生区民活動センターで実施しました。

 その後、意見交換会後も募集をしておりまして、その中で御持参いただいた御意見と、あとメールでの御意見、計2件が追加で寄せられたところでございます。

 主な意見と区の考え方について幾つか御報告いたします。

 まず、①一般施設についてでございますが、裏面を御覧ください。裏面の14番、一番下の部分です。「西側区道はとても暗く防犯上心配である。通学路にもなっているので、区道沿いの園路照度が確保できているのか検証してほしい」という御意見に対しまして、区の見解といたしましては、西側区道沿いも含め園路は、防犯上必要な照度を確保するよう配置すること。さらに、必要照度とは別に玉石積みを照らすアッパー照明を設けて園路空間を明るくし、夜間でも安全に通れるようにすることを区の見解としてお示ししております。

 さらに、その下の16番でございますが、「常時開放になると、防犯上見通しの悪いところは特に配慮してほしい」という御意見に対しまして、防犯カメラを2基設置しているところですが、安全に配慮し、見通しの悪いところを再検証して防犯カメラを増設するという見解をお示ししました。

 次に、②防災施設・防災計画についてでございます。1番のところでございますが、「東側の公園入口は、災害時限定ではなく平常時も利用できるようにしてほしい。また、避難路機能を確実に担保するため、ここを区道としてほしい」という御意見に対しまして、平常時も利用できるように取り組んでいる旨をお示ししております。

 次に、③利用ルール・管理方法についてでございますが、そのうちの2番を御覧ください。「この地域にはペットと一緒に入れる公園が全くないので、ドッグランを設けてほしい」という御意見に対しまして、ドッグランは設けないが、この公園ではリードをつけていれば、園路のみペットと一緒に散策できるように考えていることをお示ししております。

 次に、1枚おめくりいただきまして、2番、意見交換会後に変更した点でございます。こちらにつきましては、基本設計(案)からの主な変更点といたしまして、防犯カメラについて、増設の方針を新たに追加するものでございます。なお、具体的なこの増設箇所については、地域の町会等の方々の御意見を踏まえながら、増設基数は実施設計の段階で決定したいということで考えております。

 3番、基本設計についてでございますが、前回御報告させていただいた内容と同様でございますので、今回、御報告は省略させていただきます。

 最後、今後の予定でございます。平成29年3月に設計業務を完了し、平成29年・30年度に整備工事、平成30年度内の開園を目指してまいります。

 報告は以上です。

委員長

 ただいまの報告に対し、質疑はありませんか。

白井委員

 今、御説明いただいた16番のところ、「常時開放になると、防犯上見通しの悪いところは特に配慮してほしい」という要望に対して、答弁が、「防犯カメラを2基設置しているが、安全に配慮し、見通しの悪いところを再度検討して防犯カメラを増設する」と書いてあります。非常にいい答弁をされているんですけども、振り返ってみて、最近、大規模防災公園だとか、大型公園を整備する際には防犯カメラの設置等々がなされています。一方、これまでの通常整備してきた公園のところに防犯カメラというのは、区として近年設置したり、若しくは、もともとあるのがわからないんですけども、従来の公園について防犯カメラというのはどうなっているんでしょうか。

高橋都市基盤部副参事(道路・公園管理担当)

 防犯上の必要性に応じて実際に設置している公園等ございます。御承知のとおり、全ての公園に防犯カメラがあるという状況ではございませんが、必要性に鑑み、これまで設置してきた公園はございます。

白井委員

 じゃあ、区として防犯上必要と認めれば、公園にも防犯カメラを設置するということでよろしいんですか。その具体的な基準、防犯上必要がある・ないという判断基準というのは設けておられますか。

高橋都市基盤部副参事(道路・公園管理担当)

 具体的に明確な基準があるということではございません。防犯カメラを設置する必要性、そのあたりは、何か設置しないと事件等の発生の可能性があるとか、警察からの強い要請がある場合とか、そうした場合に設置すると、そうしたことはございます。

伊藤委員

 災害用トイレ、今、大規模公園なんかには必ず取りつけるようになっていると思うんですけども、今回、この(仮称)本町二丁目公園の場合は、これは8基なんでしょうか、ちょっと確認で伺います。

千田都市基盤部副参事(都市基盤整備担当)

 災害用トイレは、マンホールトイレといたしまして8基、それ以外にトイレが2カ所つきますので、そこもあわせて災害時には活用という形で計画しているところです。

伊藤委員

 周りはコンクリートなんでしょうかね、1基、1基が。そのように解釈してもよろしいんでしょうかね、どうなんでしょうか。

千田都市基盤部副参事(都市基盤整備担当)

 まず、マンホールトイレにつきましては、ここのところは土の部分にマンホールトイレを設置するということで考えているところです。

伊藤委員

 周りは、じゃあ、草原なんでしょうかね。仮設の大きいやつ、災害用の、それにかぶせますよね。その周りというのは草地なんでしょうか。

千田都市基盤部副参事(都市基盤整備担当)

 草地というか、まずマンホールそのものの周りにつきましては、コンクリートでその縁塊が固められておりまして、その周りにつきまして、それが草地の中にあるということです。ただし、こちらにつきましては、草地広場(大)とマンホールトイレのところは玉石で数十センチ段差がございますので、空間としては別空間に設置するという形になっています。

伊藤委員

 去年3月に開園された本郷ふれあい公園も、確か災害用トイレ13基取りつけていただいたと思うんですけども、周りがみんな草地なんですよね。それで、専門の防災の方がそれを見て指摘というか、これじゃあ使えないよというお話もいただいたりして、区のほうにもそういう御意見があったと思うんですけども。実際にトイレがかぶさって、その周りはやっぱり洗浄できるようにコンクリートで固められたほうが使いやすいんだということもあったので、その辺をやっぱりもう少し検証してみて、次に出てくる弥生町六丁目の公園もそうなんですけどもね、そのようにして検証してみたらいかがでしょうか。

千田都市基盤部副参事(都市基盤整備担当)

 今回、こちらの(仮称)本町二丁目公園につきましても、絵であるように、ますの縁塊の円い部分の周りに、コンクリートの盤を打った上で設置しておりますので、そういった利用勝手等、こちらの上にテントを乗せて、それでペグで土等に打つとか、そういった利用もできるようになっているんではないかと考えているところです。

委員長

 他に質疑はありませんか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 質疑がなければ、以上で本報告について終了いたします。

 次に、16番、(仮称)弥生町六丁目公園基本設計についての報告を求めます。

千田都市基盤部副参事(都市基盤整備担当)

 それでは、(仮称)弥生町六丁目公園につきまして、意見交換会で出された意見を踏まえ、基本設計をまとめたので御報告いたします(資料17)。

 まず1、意見交換会の実施結果でございます。こちらについては3回実施しております。まず、平成28年12月13日、この際の参加者は2名でございました。12月14日、こちらは参加者4名。この2カ所につきましては弥生区民活動センターで実施しております。3回目といたしましては、12月19日、こちらはコーシャハイム中野弥生町集会所をお借りして実施いたしました。こちらは参加者20名という結果でございます。

 意見交換会後の意見の募集状況につきましては、メールで1件寄せられたところでございます。

 それでは、主な意見と区の考え方について、幾つか御報告させていただきます。

 まず、①公園利用・管理についてでございます。同ページの一番下、8番目を御覧ください。「体験学習センターは公園を利用した活動なら使用可能ということだが、どういう使い方をしたらいいのかわからない。また、夜間も利用できるのか」という御質問に対し、具体的な運営方法は今後の検討となるが、地域防災行事等、公園と施設を一体的に活用した地域利用が想定されるということ。また、夜間の利用については、参画する民間事業者の企画次第であることを見解としてお示ししております。

 次に、裏面の②一般施設でございます。14番を御覧ください。「高齢者の憩いの場としてどのように利用できるのかわからない。高齢者が野菜等を育てる活動スペースを確保すれば、今までと違った公園の使い方ができる」という御意見に対し、公園を活用した企画については、施設を利用して野菜栽培を学習し屋外で菜園を楽しむ企画や、施設で学んで屋外で健康運動を実践する企画など、高齢者も楽しめる企画を想定していることを見解としてお示ししております。

 次のページに行きまして、③の防災施設、こちらのほうを御覧ください。さらにページを1枚おめくりいただきまして、29番を御覧ください。「マンホールトイレと防災井戸以外に防災設備はあるのか」という御質問に対し、停電時に公園に避難できるよう、主要な出入り口にソーラー式の照明灯を設置するという見解をお示ししております。

 最後、④その他でございます。31番を御覧ください。「西側の道路が6メートルに拡幅されると交通量が増え、子どもや高齢者の交通事故が懸念されるため配慮してほしい」という御意見に対し、道路拡幅の他に道路に沿って公園側に幅2メートル程度の園路を整備する方針をお示ししているところでございます。

 続きまして、同ページの2番、意見交換会後に変更した点でございます。こちらにつきましては、方南通りの神田川沿いの細い入り口の部分、こちらのところに出入り口のソーラー照明を1基設置するという変更を実施いたします。

 次に、3番目、基本設計についてでございますが、先ほどの照明1基の追加以外はございませんので、今回は省略させていただきます。

 最後4番、今後の予定でございます。平成28年度、本年度に設計作業を完了し、平成29年度・30年度で整備工事、平成30年度に開園を目指すというスケジュールで進んでまいりたいと考えております。

 報告は以上です。

委員長

 ただいまの報告に対し、質疑はありませんか。

酒井委員

 1点だけ。前回、11月30日に報告をいただいて、その場では、前回の報告からかなり期間があいていた中で丁寧な説明をというのと、それと、今回新しくサウンディング型市場調査を実施する。それに伴って、民間事業者のノウハウを活用して公園を管理するんだというふうなことがあったと思うんですね。それに関しては、区としての初めての試みなんだろうと。

 それで、前回の報告の今後の予定だと、サウンディング手法による民間事業者との意見交換会実施、平成29年1月になっているんですね。まずこれがどうなっているのか、今回の報告にはないですし、今後の予定にも入っていないので。ということはもうされたということですね。

千田都市基盤部副参事(都市基盤整備担当)

 サウンディング調査の実施につきましては、前回、私のほうで、区民から意見を聞くように、民間から意見を聞くという形で、さらっと御報告させていただいたところ、この委員会のほうでも、やはり初めての取り組みであれば、そこら辺はもうちょっと整理してという御意見もちょうだいしましたもので、今月、このサウンディング調査――今の段階としてはまだ実施していないんですが、2月ぐらいの実施に向けて、なぜサウンディング調査をやるのかとか、そこら辺の効果とか、そういったものもあわせてホームページでも紹介しながら、また経過についても、この委員会でも報告させていただくべく調整を図って、その上でサウンディング調査のほうを実施しようということで今、調整中で、今若干遅れているところでございます。

酒井委員

 それはね、より丁寧にするために準備もしなければならない。それはいいんですよ。そうしたら、それを最初に報告しなきゃならないと思うんですよ――でしょう。前回様々な議論があって、我々も初めてのこの公園整備に関しての民間事業者の活力を使うことと、サウンディングの市場調査ということで議論があったわけでしょう。そうすると、それを後ろ出しにしたのならば、こうこうこういう理由でやりますよと。今後は、それにおいては議会にこのように報告したいだとか、民間活力の活用の方法もこうまとめて報告したいとやるのが丁寧な仕方じゃないですか。前回でも、前回の報告からかなり間があいておってというような指摘がありましたよね。それとこの2点についてもあって。やっぱりそれを、議会からの、委員からの指摘があれば、やっぱり改善されて、それから丁寧な説明をされたほうがいいと思うので、ちょっと今後気をつけていただきたいと思います。

 それで、やっぱりこの二つ方法というのは、今回初めてのやり方で、この方法をとることによって、今後の中野区全体の公園の在り方なんかにも大きく影響してくるものだろうと思いますので、こちらのことだけじゃなく考えていかなきゃならないんじゃないのかなと思うんですね。まずは、この今考えている当該南部の三つの公園のことで、こういった民間活力の活用、公園整備に関してやるんだろうと思うんですが、今後というのはどういうふうに考えていますか。

千田都市基盤部副参事(都市基盤整備担当)

 以前も委員会で御報告させていただいた部分と重複する部分があるかと思いますが、まず、これまで公園につきましては、やはり区民の意見等を踏まえて整備して提供するという形でしたが、今後やはりにぎわいのある公園等を実現していくためには、公園を使う機会等も、そういったソフト的な提供というのも必須かということで考えているところでございます。したがいまして、公園につきましても、様々立地や規模によりまして特性がございますので、そういった特性を分類しながら、適切な民間活用の方策というのをそれぞれで検討していきたいということで考えております。

酒井委員

 それから、報告も丁寧にしていただきたいと思います。

 こういったことが進んでいくと、例えば、四季の森公園だとか、そういうところの管理だとかのあり方というのも大きく変わってくるんでしょうかね。

千田都市基盤部副参事(都市基盤整備担当)

 まず、立地的な要件といたしましても、やはり特徴あるのは、例えば今、委員お話のあったような四季の森公園につきましては、やはり中野区の中の一番のにぎわい拠点にあるという公園でございます。また、一方で、今回の弥生町六丁目公園とか本町二丁目公園につきましては、やはり住宅地の中にあるという公園でございます。その他、昨年整備されました南台いちょう公園とか、本郷ふれあい公園につきましては、やはり専門のスポーツ施設があるというような公園でございます。したがいまして、そういったところを整理しながら、今後、その運用方法について、いかに公園のにぎわいに資するものになるか、あとは地域の活性化につながるものとできるか、また、公園としての管理コスト低減にいかにつながるかという、主にはこの3点で今後の運用方法等を検討していきたいということで考えております。

酒井委員

 違うんです。僕が聞いたのは、四季の森公園の管理費用もかなり今かかっていますよね、中野の一等地にあって。すると、そこの公園の管理なんかも今、区でやっているわけじゃないですか。そういったことも今後変わってくるんですかというのを聞いているだけなんです。

千田都市基盤部副参事(都市基盤整備担当)

 今回の弥生町六丁目等々は、こちらは住宅地の中にある公園ですので、今後は、そういった都心部とか、にぎわい拠点にある公園というものについて、その運用の仕方については研究していきたいということで考えております。

伊藤委員

 今回の意見交換会の日時及び参加状況の報告があったんですけども、前回の資料を見ますとね、実施日時はいいんですけども、第1回、第2回、会場は南中野区民活動センターでやると言われたのが、今回弥生区民活動センターになっていますよね、2カ所。

 それから、3回目に行われたコーシャハイム中野弥生町集会所、これは12月19日、前の資料だと、地元からの要請で12月16日にやるということでしたけれども、これは何で変更になったんでしょうかね。

 この第1回、第2回の会場と第3回目の地元からの要請の日にちが変わったというのは、何か理由があるんですか。

千田都市基盤部副参事(都市基盤整備担当)

 まず、1点目でございますが、申しわけございません、1回目、2回目の会場につきましては、前回御案内のとおり南中野区民活動センターのほうが正しく、こちらのほうの資料の誤記ということになりますので、後に訂正させていただければということでございます。

 それから、2点目のコーシャハイム中野弥生町集会所で行った日にちが違うというところですが、こちらにつきましては、地域の方たちの要望で行っている会ですので、そちらのほうと調整したところ、日にちの変更が生じたというようなところでございます。

伊藤委員

 弥生区民活動センターって、弥生町一丁目、大分離れていますよね。南中野区民活動センターはできたばかりでしょう、新しいところでしょう、弥生町五丁目にできた――そうですよね。だから、そこだったらわかるんですよ、この弥生町六丁目の公園に近いですから、地下鉄の車庫を挟んで向こう側ですから。ちょっとこれはね、大きな間違いはいかがなものかと思いますよ、センターの名前を間違うというのは。これはかなり指摘しなきゃいけないなと思いますし。

 また、地元からの要請で16日にやると、これは決めたんでしょう、第3回目の説明。地元から、やっぱり16日がだめなので19日ということになったんですか、もう一度伺います。

千田都市基盤部副参事(都市基盤整備担当)

 まず、会場につきましては、本来こちらの、南中野区民活動センターで実施したところ、資料が誤っておりまして申しわけございませんでした。また、おわびとともに訂正させていただきます。

 それから、この日付につきましては、こちらは、もともと地元からの要請でございますので、当初16日というところから、19日のほうがいいというお話をいただいて再度調整したというところでございます。

伊藤委員

 それであればいいんですけども。何か地元の人たちのまた聞きですけども、あまりしっくりしていないように私は捉えているんですけども。区の担当のやり方がちょっと横暴じゃないかという意見も出ているようです、本当に。そういう話もちらっと聞きました。ですから、さっき酒井委員も言ったように、きちんと地元に足しげく通って、もっと丁寧な説明をしていくべきじゃないかと思いますが、その辺どのようにとらえていますか。

千田都市基盤部副参事(都市基盤整備担当)

 足りないところがあれば、改めて参りたいと思います。

伊藤委員

 前回の報告でも、他の委員からもいろいろ指摘があったり、全然触れなかったという話もあったり、いろいろ指摘をさせていただきました。やっぱりこれだけの大きなプロジェクトね、やっぱり地元の了解がなければ、これから地元に住んでいる人たちが一番いろんな面でも影響してくると思うんで、丁寧な説明――できたからいいやじゃなくて、できてからもいろんな対応をしていただきたいと思っております。これは要望にさせていただきます。お願いします。

委員長

 他に質疑はありませんか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 質疑がなければ、以上で本報告について終了いたします。

 次に、17番、フードバンクを活用した備蓄食料品の廃棄量削減についての報告を求めます。

鈴木都市基盤部副参事(防災・都市安全担当)

 それでは、フードバンクを活用した備蓄食料品の廃棄量削減について報告させていただきます(資料18)。

 1の目的でございます。区の備蓄食料品の廃棄を抑制する新たな取り組みといたしまして、買いかえに伴って不要となりました備蓄食料品をフードバンクに寄贈することで廃棄量削減を目指すものでございます。

 内容でございます。区では、備蓄食料品の廃棄量削減のため、現在、地域で行う各種防災訓練での給食訓練、いわゆる炊き出し訓練の食材としての提供ですとか、あるいは防災訓練におきまして、参加者に備蓄の大切さを啓発する記念品等として提供する形で削減を行っているところでございます。一層の廃棄量削減を図るため、困窮等により食料を必要としている人々に食料を支援するフードバンクという団体がございます。こちらの中でも一番規模の大きいNPO法人「セカンドハーベスト・ジャパン」と備蓄食料品の寄贈、管理及び配布等に関する合意書を結んだものでございます。

 では、合意書の内容を説明いたしますので、恐れ入りますが、1枚おめくりください。別添1でございます。

 なお、この防災用食料品の寄贈に関する合意書でございますが、セカンドハーベスト・ジャパンの都合上、あちらの様式を使っております。

 第1項でございます。まず、転売等の禁止といたしまして、こちら「2HJ」とは、セカンドハーベスト・ジャパンの略称でございますが、セカンドハーベスト・ジャパンは、既存品を転売せず、金銭その他有価物と交換しないということを明記させてございます。

 第3項、受益者でございます。セカンドハーベスト・ジャパンは、高齢者、失業者、貧困生活者など、社会的に困っている方々への食糧支援のために寄贈品を使うことを明記させてございます。

 そして、第5項でございますが、寄贈者の保護といたしまして、セカンドハーベスト・ジャパンは、寄贈品の受取後の保管管理について全責任を負い、万一寄贈品に関して事故やクレームが発生した場合は寄贈者に責任を負わないということで、中野区が寄附した後は、その全ての責任はセカンドハーベスト・ジャパンが負うということもしっかり明記してございます。

 第6項でございます、配送記録の提出といたしまして、セカンドハーベスト・ジャパンは、寄贈品が受益者に提供されたことを証明する配送記録を寄贈者に提出するということで、いつ、何が寄贈されたかということも明確にいたしております。

 恐れ入りますが、1枚目にお戻りください。

 2の内容の(2)でございます。セカンドハーベスト・ジャパンとの締結日は、平成28年12月28日でございます。

 寄贈予定品目といたしましては、第3項目のとおり、以下の4品目の備蓄食料品を予定してございます。

 第4番、寄贈方法でございますが、まず、セカンドハーベスト・ジャパンに中野区のほうから、どんな備蓄品が寄贈できるかデータを提供いたします。セカンドハーベスト・ジャパンのほうで引き受け先を探しまして、例えばクラッカーが欲しいとか、アルファ化米を寄贈して欲しいとか、そういった要望を得た後、区のほうからセカンドハーベスト・ジャパンの倉庫に搬送して寄附するという形になります。

 報告は以上となります。

委員長

 ただいまの報告に対し、質疑はありませんか。

白井委員

 いわゆる災害時に備えた備蓄食料品、これらはもちろん賞味期限があるので、その再利用をというので、何度か提案してきたところです。

 それで、このセカンドハーベスト・ジャパンと合意書を既に締結したという報告なんですけど、できればこれは事前に、こんなことを考えているというお話がいただきたかったなというのはまず思います。

 ここがだめというわけじゃないんですけれども、例えば区内の中でも、こども食堂を立ち上げているような、こんな団体もあります。区内の中での、いわゆる廃棄されてしまう食料についての活用なんていうやり方もあったんだろうなと思いますし、ちょっとその辺、詳しくお話をまず聞きたいなと思っています。

 まず、例えば、クラッカーやアルファ化米やらなんというのはそれぞれ、いわゆる賞味期限が違います。切れてしまうと、賞味期限切れの食料を出すというのは問題がありますので、恐らく切れる前に区が提供を行うということになると思うんですけれども、賞味期限が切れる何カ月ほどぐらい前を目途として、食料品として寄贈する、こういうことは考えておられるでしょうか。

鈴木都市基盤部副参事(防災・都市安全担当)

 委員に御指摘いただきました、まず中野区内のほうでのそういった備蓄食料品の活用という件でございます。例えば、御提案いただきましたこども食堂のほうへの食材提供でございますが、すみません、私ども担当で確認した範囲では、区内のこども食堂の食材提供を行っているところは、いわゆる、何と申しますか、家庭料理的な料理を提供することを何かしら重視しているようでございまして、ちょっと備蓄食料の提供はなじまないのかなというところを担当としては判断したところでございます。また、それ以外の形での、現時点で中野区内で備蓄食料品をぜひ再利用したいというところについても、まだ見つけられていない状態でございます。

 それとあと、フードバングのほうの活用の件でございますが、備蓄食料品、同じアルファ米でも、少しでも安価に納品する都合上、実は買い替え予定のものでも賞味期限が少しずつ違います。これに関しましては、あらかじめセカンドハーベスト・ジャパンのほうに提供して、セカンドハーベスト・ジャパンのほうで、その賞味期限が切れる前に確実に社会的に困っている方に渡せると目途がついたものだけ寄附する形になりますので、具体的にどれだけの量を計画的にというのは予測が難しい状況ではございます。

白井委員

 俺のイメージが違うのかな。区側として、例えばアルファ化米にしましょう――何食って備蓄しています。何年何月何日で賞味期限が切れますよ。これが切れる前に今、区が幾らか持っているので提供しますよというのは、確実に欲しい人に、ニーズが調整できた分だけ渡すという、こんな話なんですよね。それっていつのタイミングでなんですか。切れる直前だとか、切れてしまってはだめですよね。だから区側としては、例えば、クラッカーは10年ぐらいとか長いので、半年前とか、1年前とか、いろいろ期限を切って、備蓄食料品だというところから、もうそろそろ処分の対象になるので、いわゆる寄贈物ですよと――切れる、このタイミングはいつですかというのでまず聞いているんですけど。

鈴木都市基盤部副参事(防災・都市安全担当)

 中野区の場合ですと、備蓄食料品は、基本的に年度当初のほうに買い替えを行っております。実際に買いかえにつきましては契約事務になりますので、その契約事務に入る直前までであれば在庫の調整は可能となりますので、基本的に、目安といたしましては契約事務――納品日から逆算して2~3カ月前の間に――その間までに、セカンドハーベスト・ジャパンと、そういった引き受け先があるかなしについては調整を行います。それ以降は、もうたとえ――厳しい話ですが、要望があったとしても、その分については契約事務になりますので、もう寄贈はできないという形で、買い替え作業を行っていくということになります。ですので、実際目安といたしましては、繰り返しになりますが、契約事務が年度頭に行っておりますので、大体年度末までの間にセカンドハーベスト・ジャパンと調整をして寄贈可能量を決めていくという形になります。

白井委員

 実務的な細かい話ね。年度当初に契約します。食料、何食ありますって。リストはもう既にあるんですよね。いつ切れるというのもわかるわけですよ。中野区として、これだけ備蓄の食料が何食ありますので、今の話だと、何年何月までに切れる2~3カ月ぐらい前、このタイミングでお渡しできますよという情報を提供すると。実際にその日付が近づいたタイミングで、そのうちの幾つくださいという御連絡をいただいたら、その数量だけ渡しにいく、寄贈しにいく。当然寄贈と書いてあるから、その運搬費用等々は中野区が負担する、こういうことでいいですか。それ以外、逆に言うとニーズに合わなかった分、これは従来どおりの廃棄、こんな考え方でいいんでしょうか。

鈴木都市基盤部副参事(防災・都市安全担当)

 はい、ただいま委員の御認識のとおりでございます。

白井委員

 そうすると、今予算を組んで、あらかじめ今年はこの備蓄を買い替えますよだとか、これらを購入しますよというのが出るんですけれども、日付ってすごく大事になってきますよね。何食あるというんじゃなくて、この食料はいつ切れるだとか。既に倉庫の中に入っているものもあります。ちょっと嫌な言い方をすると、在庫の管理といいますか、食料管理がしっかりしていないと、賞味期限切れになっているようなものが残っていたりなんていうお話がちらっと聞こえてきたりとかですね、これはいつ購入したものかよくわからないとなるので、在庫の管理自体も非常に大事になりますよね、それぞれの備蓄倉庫の。

 この調整も含めて、今の賞味期限は非常に長くなっているで、何年か前に購入したもののリストをまずセカンドハーベスト・ジャパンにお渡しして、実際にその食料があるかどうか、こんなチェックもやっていかなければならないと思うんですけども、それぞれの避難所とかに、倉庫の中に物が眠っている状態ですよね。実態掌握も含めてやられますか。この辺どうやって、その物の確認だとか、情報提供――何年何月の賞味期限までと、こんなところまで、現在きちっと書類上掌握されていますか、購入したものについて。

鈴木都市基盤部副参事(防災・都市安全担当)

 備蓄食料品の賞味期限につきましては、基本的に、契約して納品したときに確認して、それは区のほうで記録してございます。その後、各避難所ごとにアルファ化米を何箱配備したとか、そういった記録もちゃんとつけてございますし、実際、先ほど申しました区民の炊き出し訓練とかにつきましても、避難所のところで賞味期限前のアルファ化米を何箱出したということも記録をちゃんとつけておりますので、こちらについては、最終的に記録はどれかとか、在庫確認は必要かと思いますが、そういった意味では、現地では適切に賞味期限も含めて在庫管理を行っている状態ではございます。

白井委員

 最後にしますね。実際ニーズがあるかどうかはこれからなんでしょうけども、現在、区の抱えている備蓄食料品、今ここではクラッカー、アルファ化米、それからおかゆ、粉乳という四つ挙げられていますが、おおむね賞味期限を迎えるであろう備蓄食料品のどのくらいが寄贈の対象となるようなものですか。たくさんのうちのちょっとなのか、いやいや、これはもうほとんど寄贈の対象になってしまいますよと、実際受け取り側としてはどのようなお話になっているんでしょうか。

鈴木都市基盤部副参事(防災・都市安全担当)

 年度ごとに購入量が違いますので、あくまでも平均というお話になりますが、現時点で、区で購入した災害用備蓄食料品、このうち毎年廃棄しているのが、平均して約7割となってございます。したがいまして、この約7割の食料品が、引き受け手があれば寄贈可能な食料品となります。

白井委員

 7割のうち7割引き取ってもらえそう。

鈴木都市基盤部副参事(防災・都市安全担当)

 見込みについては、正直申しまして、セカンドハーベスト・ジャパンも、備蓄食料品のそういった調整というのはあまり経験がないことでございますので、どれぐらい寄贈できるかは、まだ予測がつかない状態でございます。

白井委員

 相手方の住所地は台東区浅草になっているんですが、これは倉庫へ運ぶと書いてあるんですが、これは場所も同じでいいんですか。

鈴木都市基盤部副参事(防災・都市安全担当)

 セカンドハーベスト・ジャパンは、都内に複数箇所倉庫を持っていると話を聞いておりますので、どこの倉庫に運ぶかは先方と調整して決定して搬送いたします。

近藤委員

 白井委員のと関連しているんですけれども、この受益者というのは、高齢者、失業者、生活困窮者、ホームレス、母子家庭など書いてあるんですけど、具体的にどういったところに行くということは、区は把握されているんですか。

鈴木都市基盤部副参事(防災・都市安全担当)

 再度の説明になりますが、2枚目の別添1にございます、そこの第6項でございますが、配送記録の提出ということで、どこの方若しくは団体に寄附されたということは、セカンドハーベスト・ジャパンのほうから必ず記録は送られるという形になっております。

近藤委員

 先ほどこども食堂の話が出たときに、こども食堂はこういったものはちょっと必要ではないと言ったけど、ほかのところでこういうものを必要としているところが、中野区の中では見当たらなかった的なことをおっしゃったんですけれど、それは、中野区でもこういったところを、必要な福祉施設みたいな、そういうところを探したりとかはしなかったんですか、この締結をする前に。

鈴木都市基盤部副参事(防災・都市安全担当)

 まず予定品目が、買い替えをした防災用備蓄食料ということでございまして、いわゆる加工済み食品となりますので、こちらにつきまして、私ども担当が探した範囲では、こういった食料品を活用いただける区内の個人なり団体について見つけられなかったというのが現状でございます。もちろんそういったところがあれば、それについて活用いただくことは何らやぶさかもございません。

 ただ、一つだけ気をつけなきゃいけませんのは、セカンドハーベスト・ジャパンとの合意書でも明記していますとおり、区の公費で買った備蓄食料品を使って何かしら利益を出してしまうような行為、そういったことについては注意しなきゃなりませんので、そういった活用先については、これからもしっかり精査した上で、善意で活用していただけるものについては、区内であったら、ぜひ活用していきたいと思っております。

近藤委員

 防災用の食料品を無駄にすることなく、有効に生かしていく点ではとてもいいことだと思うんですけれど、中野区内の福祉施設的なところにも、今、民間企業がフードバンク的に届けたりとか、そういう活動はすごく盛んにやっているんですよね。ですから、まずは中野区の中でそういうものを必要としているところというのを、本当にもうちょっとじっくり考えるということも必要だったんじゃないのかなと思ってちょっと発言させていただいたんですけど、そこはいかがですか。

鈴木都市基盤部副参事(防災・都市安全担当)

 このセカンドハーベスト・ジャパンと合意書を結んだことだけで終わらせずに、引き続き、廃棄量削減と、区内の利活用を促すために、そういった備蓄食料品の活用をしていただける区内の個人、団体ございましたら積極的に提供していきたいと思っております。

委員長

 他に質疑はありませんか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 質疑がなければ、以上で本報告について終了いたします。

 次に、18番、第10次中野区交通安全計画(案)についての報告を求めます。

伊東都市基盤部副参事(交通対策担当)

 それでは、第10次中野区交通安全計画(案)につきまして御説明をいたします(資料19)。

 まず、1番目、計画策定の趣旨・経過でございますが、本計画は、区の交通安全対策の総合的な推進を図るため、中野区の陸上交通の安全に関する諸施策を定めるものでございまして、交通安全対策基本法に基づきまして、昭和46年以降、5年ごとに9次ですね、9回にわたって策定をして、中野区及び関係行政機関等が各種の施策を実施してきました。この度、国の第10次交通安全基本計画並びに都の第10次東京都交通安全計画の策定を受けまして、第10次中野区交通安全計画(案)を策定したものでございます。

 なお、策定に当たりましては、中野区交通安全対策協議会、そして同幹事会のメンバーであります中野・野方両警察署、東京都第三建設事務所及び中野区の関係分野の協力のもと、計画(案)を取りまとめたものでございます。

 計画(案)の本冊は別添のとおりですが、2番以降、このペーパーで御説明をしたいと思います。

 2番目、計画案の概要でございます。

 (1)計画年度は記載のとおりでございます。

 (2)重点施策につきましては、以下4点を定めました。

 まず、①でございます。高齢者の交通安全の確保ということで、今後も高齢者の交通事故の増大が予想されることから重点施策といたしました。

 ②自転車の安全利用の推進でございます。区内の自転車事故につきましては、毎年約200件、200人程度の死傷者が出てございます。また、交通事故における自転車の事故、いわゆる自転車が関与した事故の割合も、中野区内は約4割、東京都が約3割、東京都全体で3割でございますので、それと比べても中野区は高いという状況がございますので重点施策といたしました。

 ③に、二輪車事故等の防止ということで、中野区内では、過去5年間に二輪車の事故で4名の方がお亡くなりになっているので、そういったことから重点施策といたしました。

 ④飲酒運転の根絶でございます。こちらにつきましては、件数自体は減少してきてございますが、一旦こういった事故が起きますと重大事故に、悲惨な交通事故になりますので重点施策といたしました。

 以上4点が第10次の重点施策でございます。

 (3)目標でございます。以下の3点でございます。

 まず、①年間の交通事故の件数でございます。これを、最終の年までに500件以下にするというものでございます。なお、第9次の目標、これは平成23年から平成27年でございますが、これは730件以下という目標でございました。

 ②区内の年間高齢者交通事故死傷者数でございます。こちらは70名以下でございます。こちらは、前回の計画では同じように70名以下としましたが、こちらについては目標が達成できなかったため同様の目標としてございます。

 今回、新たに3点目の目標を定めてございます。区内の年間自転車関連交通事故件数ということで、先ほども御説明しましたように、中野区内、自転車が関与する交通事故、かなり多くありますので、こちらにつきましては、この第10次の計画から目標数値を定めました。こちらにつきましては、最終年度までに195件以下とするものでございます。

 恐れ入ります。裏面を御覧ください。

 3番目、これまでの日程でございますが、平成28年9月に中野区交通安全対策協議会で、この計画の策定の決定をいたしまして、10月に、この協議会の幹事会の中で策定方針の決定をいたしまして、12月に、昨年末、同幹事会で計画(案)の確認を修正してございます。

 4番目、今後の予定でございますが、本日、建設委員会に御報告させてございます。今後、2月8日から3月1日までにかけましてパブリック・コメントを実施させていただきまして、3月中旬にパブリック・コメント実施結果の議会報告、建設委員会への報告、その後、3月下旬に中野区交通安全対策協議会で審議いただきまして、御了承いただければ、計画を決定させていただいて、その後、区報・ホームページで周知をしていきたいというふうに考えてございます。

 御報告は以上でございます。

委員長

 ただいまの報告に対し、質疑はありませんか。

酒井委員

 まず、5年ごとに9次にわたって策定してきたわけですよね。今回、重点施策というふうな形で挙げられておりますが、この9次から10次で大きく変わったところというのは、御説明していただけますでしょうか。例えばなくなったところだとか、ざっくりとで結構です。

伊東都市基盤部副参事(交通対策担当)

 この9次から10次への内容ですね、例えば目標ですとか、それぞれの対策、施策、これについての大きな変更点はございません。今回変えたのが、先ほど御説明しましたように自転車の関連する交通事故が多いので、目標の数値――成果値を、目標数値を定めたというところが1点大きな変更点でございます。

酒井委員

 そうすると、大きく変わったところは、この重点施策のところと、新規の年間自転車関連交通事故件数の目標ということですよね。

 じゃあ、目標からお聞きしますが、まず3番の目標のところ、平成27年の、それぞれ①、②の目標に対する結果ですね。もう出ていますよね、数字。それから③、195件以下って、自転車ね。新しくやっているんだったら、これは平成27年の一定の数字もあるんだろうと思うんで、ちょっとまずそれを教えてください。

伊東都市基盤部副参事(交通対策担当)

 まず、①の年間交通事故件数、平成27年の結果でございますが、525件でございました。②高齢者交通事故死傷者数でございますが、こちらにつきましては83名でございます。最後、今回新しく目標を設定しました自転車関連交通事故件数でございますが、こちらは、平成27年は219件でございました。

酒井委員

 ありがとうございます。こうやって目標を定めるということは、その目標を達成するために様々な施策を展開していくわけでしょう、事業を。それがこの中にいろいろと入っているのかなと思うんですね。

 ちょっといろいろと読ませていただきますと、例えば、12ページ――細かくてごめんなさい。ちょっと時間があったもので、今さっと読ませていただいたんですが、4番ですね。公園・遊び場の整備。「交通安全を確保する観点から地域住民に安全で快適な遊び場や運動及び緑のレクレーションの場などを提供するため、公園の整備を進めるとともに、夜間も含めた公園の巡回をする」と書いていますね。その下、新しい交通のしくみ、「高齢者・障害者など一人での移動が制約される人たちが気軽に利用でき、目的地にスムーズに移動できるような新しい交通のしくみについて導入をめざす」――これは、今までこういうことをしてきましたか。

伊東都市基盤部副参事(交通対策担当)

 まず、12ページ目の(5)につきましては、私の所管でございましたが、この間様々検討、ある時期には様々事業者へのアンケートですとか、事業の可能性、そういったことを試みてきましたが、現在、結果として導入には至ってございませんが、今後、ここに書いてあるとおり、交通弱者の方の移動手段の確保、区内の生活圏域での移動の確保、それを目指しまして、新たな交通の仕組みについては引き続き検討していきたいというふうに考えてございます。

高橋都市基盤部副参事(道路・公園管理担当)

 公園の夜間の巡回ということでございますが、現在、委託業者による夜間の警備的な意味での巡回は実施してございます。ただ、ここにありますような、レクレーションの場などを提供するための、例えば区の職員による公園の巡回、そうしたものは、まだ現状実施には至っておりません。

酒井委員

 どちらも恐らくまだなかなかできていない、それは結構なんですけれども、いろいろな事情があるんで。ただこれ、いつから始めていますか、今10次ですけど。僕の見せてもらったのは8次から入っているんですよ。ということは、10年前から書かれて、ずっとできていないんです。文言は同じのが入っているんですよ。やっぱりこれね、区の自転車施策、交通安全、自転車、二輪車、自動車の、そういう施策の一番の、もとの計画になるもんじゃないですか。それを今までと同じようなところをただただ入れていくんじゃなくてね、やっぱり、できないならば、どうあるべきかだとか、その時々に応じて変更することはやはり考えていかなきゃならないと思うんですね。

 それともう1点なんですけど、15ページの高齢者へのアプローチですね、それから障害者に対する交通安全教育、外国人に対する交通安全教育とあります。こういったこともこれまで取り組んでこられましたでしょうか。

伊東都市基盤部副参事(交通対策担当)

 15ページの(7)でございますが、こちらにつきましては、外国の方への周知ということで、例えば東京都からのパンフレット、そういったものを区として提供を受けてございますので、そういったもので周知を図っているということでございますが、今後、更に必要な周知、区でできるような方策等を検討していくと。当然2020年、東京オリンピック・パラリンピックございますので、外国の方、今後ですね――今でも多いですけども、今後増えますので、更に対策を実施していきたいというふうに考えてございます。

酒井委員

 外国人のところしか答えていらっしゃらないですね。担当さんが、具体的なところわからないんですけれど、所管が違うのか。ただ、やっぱり見ていると、事前に見るとね、こういった皆さんがおつくりになる行政の資料というのは非常にいいことを書いていらっしゃるんですよ。けど、それが実際にどういうふうに行われるかということが大切で、それがまた、第8次からやっぱりできていない面があるにもかかわらず見直されていないところだとか、工夫されていないところもちょっと見受けられますので、ちょっと今後ね、こういったところは考えられたほうがいいのかなというのは少し感じました。

 これは5年ごとに見直していくんだろうと思うんですが、もうこれ、平成28年度始まっているんですよね。策定するのは年度末でしょう。これ、例えば10か年計画も確かそうしたものがあったんですけど、もちろんそれ、つくっていく過程で、様々な計画の流れが前後するというのは多少わかるんですけれども、これはもう当初からわかっているわけですし、前回策定されているのも平成27年度の末に、ぎりぎりに策定されているんです。これもね、平成28年度末に策定されるわけじゃないですか。平成28年度からスタートするのに。やっぱりね、重点施策というのもありますし、それからまた、子どもたちの通学路の交通安全のプログラムもやってきているわけじゃないですか。すると、平成28年度からできるような感じで取り組まれることも必要なのかなと思うので、そのあたりの、計画年度の置き方というのはどういうふうになっているのか、担当さんからお聞かせください。

伊東都市基盤部副参事(交通対策担当)

 これは、冒頭の1番の計画策定の経過のところでも御説明いたしましたが、この交通安全施策、国、都道府県、あと市区町村、いろいろ関連しながら、一体として進めていく施策でございますので、国の第10次の基本計画ができまして、その後に、順番としまして東京都の第10次の安全計画、その後に、それを踏まえて各市区町村の計画を策定するということがございまして、どうしても国・都と比べて遅くなる。それと、中野区の場合、中野区の交通安全対策協議会の中で御説明、御審議いただく、そういったこともございまして年度ぎりぎりにはなってございますが、この間こういう形で計画を策定してきているということでございます。

酒井委員

 国と都は、いつ策定されたんでしょうか。

伊東都市基盤部副参事(交通対策担当)

 国は前年の3月でございまして、東京都が、それを受けまして7月の下旬でございます。それを受けまして、中野区として、毎年、中野区の交通安全対策協議会、春と秋の2回、全国交通安全の期間に合わせてやってございます。先ほど言いました9月に、7月下旬の東京都の交通安全計画の策定を受けまして、9月の中野区の交通安全対策協議会で策定決定したということでございまして、策定の時期については、こういうふうなスケジュールになっているということでございます。

酒井委員

 国・都の策定の、その反映をしなきゃならないというのと、やっぱり交通安全対策協議会にかけて、こういうふうなスケジュールになるんだっておっしゃられるんですけど、それは重々理解するんですが、やっぱり平成28年からスタートするんだったら、例えば5年ごとにやるんじゃなく、うまく1年ずらしてですね――という方法も場合によってはあるのかなと思うので、ちょっとそのあたりも考えていただきたいと思います。

委員長

 他に質疑はありませんか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 質疑がなければ、以上で本報告について終了いたします。

 次に、19番、その他で何か報告はありますか。

藤永都市政策推進室副参事(都市観光・地域活性化担当)

 なかのまちめぐり博覧会2016の実施結果について、口頭により報告させていただきます。

 昨年の秋に実施しました、なかのまちめぐり博覧会2016につきましては、開催期間につきましては、平成28年10月22日から11月27日の間で開催されました。

 イベント数につきましては、82イベントが参加してございます。昨年に比べて、1イベントが増えてございます。

 参加動員数につきましては、約17万人というところでございます。昨年に比べて7万人ほど増加しております。主には、参加動員の大きな参加イベントが参加したことによる増加にございます。

 今後につきましては、来年度につきましても、区内外からの参加者増のために周知・PRの強化を行うとともに、来街者増加を見込める新規イベントの誘導等、内容充実を図っていきたいと考えてございます。

 なお、報告につきまして遅れましたのは、82イベントからの参加動員を全て取りまとめた時間がかかったことによるものでございます。

 報告は以上です。

委員長

 ただいまの報告に対し、質疑はありませんか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 質疑がなければ、以上で本報告について終了いたします。

 他に何か報告はありますか。

藤永都市政策推進室副参事(都市観光・地域活性化担当)

 続きまして、外国人観光客向けの動画及びパンフレットの作成について御報告させていただきます。

 外国人観光客向けの動画とパンフレットにつきましては、地方創生加速化交付金、国の補助を活用しまして実施しております。中野区を紹介する外国人観光者向けの動画とパンフレットが完成しました。動画・パンフレットにつきましては、区内大学との大学連携による事業でございまして、具体的には明治大学と東京工芸大学の留学生に御協力いただきまして、動画・パンフレットで紹介するスポットの選定や、実際の出演などもしていただいております。動画・パンフレットにつきましては、既に一部で、1月16日から民間の観光案内所と東京都観光案内所での一部配信・配布を行っております。この議会報告をもちまして、都市観光サイト「まるっと中野」、あとユーチューブへの動画掲載を行います。その他、区内・区外の各施設においても、本格的な配布と配信をしていきたいと思ってございます。

 報告は以上でございます。

委員長

 ただいまの報告に対し、質疑はありませんか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 質疑がなければ、以上で本報告について終了いたします。

 他に何か報告はありますか。

塚本都市基盤部副参事(空家・住宅政策担当)

 都営住宅の移管受入れに関しまして、口頭にて御報告いたします。

 昨年の7月25日に、当委員会にて御報告いたしました弥生町三丁目周辺地区防災まちづくりにおける都営弥生町三丁目アパートの区移管に関してでございますが、前回の報告以降、移管に向けた手続等は予定どおり進んでいるところでございます。

 当住宅に関しましては現在、区への移管に向けまして、東京都による修繕工事が実施されておりまして、本年3月の工事完了が予定されております。

 これらの状況を踏まえまして、当初からの予定に沿いまして、第1回定例会におきまして、当住宅の負担付き贈与の受領につきまして議案を提出させていただく予定となっております。

 報告は以上でございます。

委員長

 ただいまの報告に対し、質疑はありませんか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 質疑がなければ、以上で本報告について終了いたします。

 他に何か報告はありますか。

高橋都市基盤部副参事(道路・公園管理担当)

 それでは、保育園の建替等に伴います公園の休園について、口頭で御報告を申し上げます。

 まず、鷺宮五丁目11番にあります若葉公園ですが、西鷺宮保育園の建替えに伴い仮園舎を設置するため、本年6月から平成32年3月まで公園の一部を休園いたします。

 次に、中野五丁目26番にあります打越公園ですが、これも公園の北側に隣接しております打越保育園と、お互いの用地を交換する形になりますが、保育園の建替えを行うということで、本年5月から平成32年3月まで休園いたします。

 最後に、野方五丁目1番、妙正寺川沿いにあります沼栄橋公園ですが、環七地下の調節池工事に伴いまして、作業ヤード等に使用するため、本年3月から平成37年3月まで休園をいたします。

 御報告は以上です。よろしくお願いいたします。

委員長

 ただいまの報告に対し、質疑はありませんか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 質疑がなければ、以上で本報告について終了いたします。

 他に何か報告はありますか。

千田都市基盤部副参事(都市基盤整備担当)

 それでは、広町遺跡発掘調査見学会の実施結果について口頭で御報告いたします。

 本見学会につきましては、昨年12月17日(土曜日)、18日(日曜日)の両日で行いまして、合わせて494名の参加をいただきました。

 報告は以上です。

委員長

 ただいまの報告に対し、質疑はありませんか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 質疑がなければ、以上で本報告について終了いたします。

 他に何か報告はありますか。

伊東都市基盤部副参事(生活安全担当)

 それでは、平成28年熊本地震への区の対応につきまして口頭で御報告させていただきます。

 なお、本報告は総務委員会でも同様の内容で口頭報告を行ってございます。

 中野区独自の支援としまして、昨年5月16日から12月23日まで、熊本県宇土市に職員をローテーションにより派遣をしてきたところでございますが、この度、再度、宇土市から職員の派遣要請がございました。これは、新たな支援制度の開始に伴いまして、宇土市において業務量が増大するためでございます。具体的には、家屋の一部損壊で修繕費が100万円以上かかった世帯に、新たに義援金を支給するという業務が開始されるというものでございます。区としましては、この要請を受けまして、2月から3月末の年度期間で2カ月間、また再び全庁でのローテーションを組みまして、職員2名体制の派遣を行うことといたしました。

 報告は以上でございます。

委員長

 ただいまの報告に対し、質疑はありませんか。

 休憩いたします。

 

(午後4時35分)

 

委員長

 再開いたします。

 

(午後4時37分)

 

 他に質疑はありませんか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 質疑がなければ、以上で本報告について終了いたします。

 ほかに何か報告はありますか。

菊地都市政策推進室副参事(都立家政駅周辺まちづくり担当)

 先ほどの都立家政駅周辺地区まちづくりの検討状況についての報告におきまして、前回の報告日時について間違いがございましたので訂正させていただきます。前回報告は、平成28年8月30日でございました。大変申しわけございませんでした。

委員長

 以上で、所管事項の報告を終了いたします。

 次に、審査日程のその他に入ります。

 委員会を暫時休憩いたします。

 

(午後4時37分)

 

委員長

 委員会を再開いたします。

 

(午後4時37分)

 

 休憩中に御協議いただきましたとおり、次回の委員会は、第1回定例会中とし、急を要する案件が生じた場合は、正副委員長から招集させていただきたいと思いますが、御異議ありませんか。

 

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 御異議ありませんので、そのように決定いたします。

 以上で、本日予定した日程は全て終了しますが、各委員、理事者から何か発言はありませんか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 なければ、以上で建設委員会を散会します。

 

(午後4時38分)