平成29年02月16日中野区議会建設委員会(第1回定例会)
平成29年02月16日中野区議会建設委員会(第1回定例会)の会議録
24.12.03 中野区議会建設委員会

中野区議会建設委員会〔平成29年2月16日〕

 

建設委員会会議記録

 

○開会日 平成29年2月16日

 

○場所  中野区議会第4委員会室

 

○開会  午後2時04分

 

○閉会  午後3時08分

 

○出席委員(8名)

 甲田 ゆり子委員長

 来住 和行副委員長

 内川 和久委員

 白井 ひでふみ委員

 伊藤 正信委員

 篠 国昭委員

 酒井 たくや委員

 近藤 さえ子委員

 

○欠席委員(1名)

 細野 かよこ委員

 

○出席説明員

 都市政策推進室長 奈良 浩二

 西武新宿線沿線まちづくり担当部長 角 秀行

 都市政策推進室副参事(産業振興担当) 青山 敬一郎

 都市政策推進室副参事(グローバル戦略推進担当、中野駅周辺計画担当) 石井 大輔

 都市政策推進室副参事(都市観光・地域活性化担当) 藤永 益次

 都市政策推進室副参事(中野駅周辺まちづくり担当) 松前 友香子

 都市政策推進室副参事(中野駅周辺地区整備担当) 吉田 陽市

 都市政策推進室副参事(中野駅地区都市施設調整担当) 小幡 一隆

 都市政策推進室副参事(中野駅地区都市施設整備担当) 江頭 勝

 都市政策推進室副参事(西武新宿線沿線まちづくり担当、沼袋駅周辺まちづくり担当) 山本 健一

 都市政策推進室副参事(新井薬師前駅周辺まちづくり担当) 近江 淳一

 都市政策推進室副参事(野方以西調整担当、野方駅周辺まちづくり担当) 小林 裕幸

 都市政策推進室副参事(都立家政駅周辺まちづくり担当、鷺ノ宮駅周辺まちづくり担当) 菊地 利幸

 都市基盤部長 尾﨑 孝

 都市基盤部参事(都市計画担当) 豊川 士朗

 都市基盤部副参事(空家・住宅政策担当) 塚本 剛史

 都市基盤部副参事(道路用地担当) 松原 弘宜

 都市基盤部副参事(地域まちづくり担当、弥生町まちづくり担当) 安田 道孝

 都市基盤部副参事(大和町まちづくり担当) 細野 修一

 都市基盤部副参事(道路・公園管理担当) 高橋 均

 都市基盤部副参事(都市基盤整備担当) 千田 真史

 都市基盤部副参事(建築担当) 小山内 秀樹

 都市基盤部副参事(防災・都市安全担当) 鈴木 崇

 都市基盤部副参事(生活安全担当、交通対策担当) 伊東 知秀

 

○事務局職員

 書記 冨士縄 篤

 書記 亀井 久徳

 

○委員長署名


審査日程

○議案

 第1号議案 平成28年度中野区一般会計補正予算(関係分)

 

委員長

 定足数に達しましたので、建設委員会を開会いたします。

 

(午後2時04分)

 

 本日の審査日程ですが、お手元に配付の審査日程(案)(資料1)のとおり進めたいと思いますが、これに御異議ありませんか。

 

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 御異議ありませんので、そのように進めます。

 それでは、議事に入ります。

 第1号議案、平成28年度中野区一般会計補正予算(関係分)を議題に供します。

 本議案は総務委員会に付託されておりますが、建設委員会の関係分について当委員会で審査し、賛成多数となった意見があれば総務委員会に申し送ることとなっておりますので、御承知おきください。

 それでは、理事者の補足説明を求めます。

奈良都市政策推進室長

 それでは、第1号議案、平成28年度中野区一般会計補正予算につきまして、都市政策推進室所管分の補足説明をいたします。

 議案書の29ページをお開きいただきたいと思います。歳出でございます。3款都市政策推進費の欄を御覧いただければと思います。3款都市政策推進費につきましては、51億7,657万4,000円から2億8,261万6,000円を減額し、48億9,395万8,000円とするものでございます。

 内容について御説明いたします。50ページ、51ページをお開きいただきたいと思います。まず、3項中野駅周辺まちづくり費、2目中野駅周辺地区整備費につきまして、2億3,083万8,000円を減額するものでございます。これは中野三丁目地区都市再生区画整理事業補助におきまして、事業の進捗状況に合わせまして見直しを行ったことによるものでございます。また、あわせまして財源更正として、基金繰入金を2億2,700万円減額し、同額を一般財源としてございます。

 次に、3目中野駅地区都市施設整備費でございます。5,177万8,000円を減額するものでございます。これは中野四季の森公園地下自転車駐車場の実施設計委託料につきまして、基本設計の成果を踏まえ業務内容を精査したこと、また、契約落差等によりまして減額をするものでございます。また、あわせまして財源更正を行ってございます。中野四季の森公園地下自転車駐車場整備では国庫支出金と一般財源289万1,000円を、中野駅新北口駅前広場用地では、特別区債と一般財源5億円をそれぞれ財源更正するものでございます。

 続きまして、52ページ、53ページをお開きいただきたいと思います。4項西武新宿線沿線まちづくり費、1目中井・野方駅間沿線まちづくり費でございます。財源更正として特別区債を2億3,800万円減額し、同額を一般財源とするものでございます。

 次に、歳入の内容について御説明いたします。

 ページをお戻りいただきまして、32ページ、33ページを御覧いただきたいと思います。一番下の13款国庫支出金、2目国庫補助金のうち、1目都市政策推進費補助金でございます。これは中野駅周辺整備に伴う社会資本整備総合交付金1億8,160万1,000円を減額するものでございます。先ほど歳出で御説明いたしました中野三丁目地区都市再生区画整理事業及び中野四季の森公園地下自転車駐車場整備費の減額に伴うものでございます。

 次に、34ページ、35ページを御覧いただきたいと思います。14款都支出金、2項都補助金のうち、1目都市政策推進費補助金につきまして、7,681万3,000円を減額するものでございます。これも先ほど歳出で御説明いたしました中野三丁目地区都市再生区画整理事業の減額に伴うものでございます。

 次に、38ページ、39ページを御覧いただきたいと思います。17款繰入金、1項基金繰入金のうち、8目まちづくり基金繰入金につきまして、2億2,700万円を減額するものでございます。これは先ほど歳出で御説明しました中野駅周辺地区整備の財源更正によるものでございます。

 次に、40ページ、41ページを御覧いただきたいと思います。20款特別区債、1項特別区債につきまして、都市整備債7億3,800万円を減額するものでございます。これは中野駅新北口駅前広場用地及び西武新宿線連続立体交差事業の財源更正によるものでございます。

 最後に、繰越明許費でございます。96ページ、97ページをお開きいただきたいと思います。3款都市政策推進費、3項中野駅周辺まちづくり費の都市再生区画整理事業補助(中野三丁目地区)につきまして、年度内に事業が終了しない見込みのため、6億5,329万1,000円を次年度に繰り越すものでございます。

 以上が都市政策推進室所管分の説明でございます。よろしくお願いいたします。

尾﨑都市基盤部長

 それでは、第1号議案、平成28年度中野区一般会計補正予算について、都市基盤部所管の補足説明をいたします。

 初めに、この補正予算の歳出の内容について御説明いたします。恐れ入りますが、5ページをお開きいただきたいと思います。

 歳出予算の9款都市基盤費の補正予算は、3項道路・公園管理費を2億1,199万5,000円、4項都市基盤整備費を4,197万6,000円減額するものでございます。

 それでは、補正予算説明書の84ページ、85ページをお開きいただきたいと思います。3項道路・公園管理費、1目道路管理費の2、土木事業調整、(2)橋梁拡幅1億4,866万7,000円の減額でございます。これは神田川の柳橋、妙正寺川の下鷺橋及び丸山橋に係る橋梁架け替え工事についての減額でございます。神田川の柳橋については、下水道施設の移設設計が遅れたこと、また、妙正寺川の下鷺橋及び丸山橋については、護岸改修工事の工法見直しの影響を受けたことに伴い、それぞれ年度内工事の出来高の見込み差が発生したことにより負担金を減額するものでございます。次に、3、道路占用・監察、(2)道路監察の財源更正でございます。これは歳入の自費復旧監督事務費の増額による財源更正に伴いまして、一般財源を4,462万9,000円減額するものでございます。

 続きまして、2目公園維持・管理費の1、公園維持・管理、(1)公園管理、6,332万8,000円の減額でございます。これは哲学堂公園学習展示施設に係る基本設計及び実施設計を行うに当たり、その前提となる哲学堂公園及び哲学堂公園周辺都市環境拠点整備計画(素案)の策定に時間を要したため、基本・実施設計の時期を改めたことにより1,840万円を減額するものと、哲学堂公園文化財修復工事に当たり、当初は耐震補強及び全解体工事が必要と見込んでいましたが、耐震診断結果を踏まえた検討の結果、工事内容を縮小したことに伴い4,492万8,000円を減額するものでございます。

 続きまして、86ページ、87ページをお開きいただきたいと思います。4項都市基盤整備費、1目道路維持・整備費の2、道路改良・維持、(1)道路河川改良・維持の財源更正でございます。これは歳入の受託事業道路掘削復旧費の増額に伴いまして、一般財源を4,130万6,000円減額するものでございます。続きまして、2目公園整備費の1、大規模公園整備、(1)の公園整備4,197万6,000円の減額でございます。これは(仮称)弥生町六丁目の公園整備に当たり、基本・実施設計委託費及び既存建物解体工事費の契約落差の分を減額するものでございます。

 次に、この補正予算の歳入の内容について御説明いたします。

 34ページ、35ページをお開きください。14款都支出金、下の段の2項都補助金の7目都市基盤費補助金、6節公園整備2,246万4,000円の減額でございます。これは哲学堂公園文化財修復工事の工事内容を縮小したことによる減額でございます。

 次に、38ページ、39ページをお開きください。19款諸収入、4項受託事業収入の4目都市基盤費受託収入、1節掘削復旧8,593万5,000円の増額でございます。これは受託事業、道路掘削復旧費の4,130万6,000円を増額するものと、自費復旧監督事務費の4,462万9,000円について、それぞれ各占用企業者による1件当たりの道路掘削面積の増加に伴い増額するものでございます。

 最後に、債務負担行為の補正でございます。98ページ、99ページをお開きください。表の上段の橋梁拡幅整備(柳橋)でございますが、期間といたしまして、平成28年度から29年度に変更し、債務負担行為限度額を9,985万5,000円として新たに計上するものでございます。これは負担金の年度割額の変更によるものでございます。また、同じく中段の橋梁拡幅整備(下鷺橋)でございますが、期間といたしまして、平成29年度から平成30年度に変更し、債務負担行為限度額を1億3,053万9,000円から1億1,018万円に減額するものでございます。また、同じく下段の橋梁拡幅整備(丸山橋)でございますが、期間といたしまして、平成30年度までで変更はございませんが、負担金の年度割額の変更に伴いまして、債務負担行為限度額を8,092万1,000円から6,408万9,000円に減額するものでございます。

 以上が補正予算に係る補足説明でございます。よろしく御審議のほどお願い申し上げます。

委員長

 これより本件に対する質疑を行います。質疑はありませんか。

酒井委員

 ありがとうございます。50ページ、51ページ、都市政策推進費、中野駅周辺まちづくり費の中の2目、中野駅周辺地区整備費、こちらのほうの減額補正の理由が、事業の進捗状況により見直すということだったと思うんですけれども、その内容をもう少し詳しく教えてください。

吉田都市政策推進室副参事(中野駅周辺地区整備担当)

 中野三丁目土地区画整理事業の進捗に伴うものでございまして、具体的に言いますと、桃丘小学校跡の建物の解体工事費、それから、中野駅西側南北通路の関係で西口広場等の設計を落としたということでございます。

酒井委員

 それぞれ桃丘小跡地建物の解体、中野駅西側南北通路の影響ということなんですけれども、今回、予算でできなかったわけですよね。すると、それぞれ現状はどうなっているんでしょうか。

吉田都市政策推進室副参事(中野駅周辺地区整備担当)

 まず、桃丘小学校跡の施設については、現在も学校法人タイケン学園が退去しない状態であるということでございます。それから、中野駅西口広場については来年度以降、設計をするということでございます。

酒井委員

 これ、繰越明許にしているわけでしょう。要するに、本来ならば単年度で自治体の予算で組まなきゃならないのを、来年度に、事業ができないので繰り越すわけですよね。そうでしょう。すると、まず1点目は、桃丘小跡地建物の解体に関しては、いまだ、学校法人タイケン学園とは裁判中ですよね。すると、来年解体できるかどうかというところがまだ見えていないところもあるんじゃないのかなと思うんですね。そういった場合はどうなっていくんですか。

奈良都市政策推進室長

 学校法人タイケン学園の件でございますが、今現在、委員から御質問の中にございましたとおり、裁判を継続中でございます。区としましては、早期に解決に向けて裁判に取り組んでいくという姿勢でございますので、できるだけ早く解決したいというふうに思ってございます。そういった中でこの事業につきましては、手順を入れ替えるような形で事業の進め方を今工夫してやっているという段階でございます。そういった中で、今回もスケジュール感の変更ということでこういったことが起きているといったことが一部ございます。裁判でございますので、それがいつまでかかるかといったことは明確に申し上げることはできませんが、できるだけ早く解決したいというふうな区の考え方はございますので、そうした中での予算編成ということで行ってございます。ですから、解体費用につきましても、いつでも裁判が終了次第解決できるように、予算の中に編成をしていくという考え方で臨んでいるところでございます。

酒井委員

 これ、もしも、学校法人タイケン学園のほうからお聞きしますけど、桃丘小学校跡地、来年度もできなかった場合はどういうふうになっておりますか、予算措置が。

奈良都市政策推進室長

 今回は解体に係る経費、今年度からは減額ということでございますが、来年度、新年度予算の中には新たに組み込んでございます。この後、御審議いただく内容になってまいりますが、そういった形で取り組んでいくということでございます。

酒井委員

 今回、解体費用を繰り越すわけでしょう。そうでしょう。違うんですか、桃丘小跡地建物の。(「減額」と呼ぶ者あり)減額。繰り越しと言ったでしょう、さっき。ちょっと休憩してもらっていいですか。ごめんなさい。

委員長

 ちょっと休憩します。

 

(午後2時22分)

 

委員長

 再開します。

 

(午後2時25分)

 

酒井委員

 すみません。私がこの繰越明許の内容のほうをちょっと勘違いしておりまして、失礼しました。今、休憩中に確認させていただいたところ、桃丘小の跡地の解体に関しては皆減して、また来年度予算で計上すると。それで権利者の、関係者の移設費に関しては繰越明許しますよと。そちらに関してはもうあらあら固まっている状態で、来年度契約を結ぶというふうなことだと思うんですね。ごめんなさい。ちょっと勘違いして申しわけありません。じゃあ、こちらは結構です。

 では、3目の中野駅地区都市施設整備費、こちらの内容も詳しく教えていただいてよろしいですか。

江頭都市政策推進室副参事(中野駅地区都市施設整備担当)

 こちらの減額補正の内容ですが、まず、地盤調査の結果を受けて、液状化対策の検討は実施設計の上では不要となることが判明いたしました。それ以外として、近接するマンションに対する工事の影響検討、こちらも今回の実施設計の掘削の深さ、あと、山留め範囲が確定した、基本設計が確定した段階で、掘削による影響範囲が近隣マンションに及ばないということが判明したという精査をしております。

 それと、あと計測管理計画、こちらのほうについては、地盤沈下ですとか、近隣構造物の変形等について、計測管理が不要であるということが判明したため、こちらのほうも精査をしたという内容になっております。

酒井委員

 いや、ちょっとわかりづらくて、ごめんなさい。これ、地下自転車駐車場の実施設計で、当初7,000万円程度見込んでおったのが、結果1,700万円程度で、5,000万円の契約落差による減額補正ということですよね。そうですよね。すると、単純に、7,000万円で見込んでいたのが、どうして2,000万円になったのかというところの中身をさっき御説明いただいたんだと思うんですが、ちょっとわかりづらかったので、もう少しわかりやすく教えていただいていいですか。

江頭都市政策推進室副参事(中野駅地区都市施設整備担当)

 今申し上げたんですけれども、こちらの地盤の液状化ということで、実際その工事をする際に地盤が沈む可能性がある場合、そういった場合の補強工事、そういったことを設計上反映させる必要が、当初そういった項目を盛り込んでいたところです。それで基本設計の成果を受けまして、その中での調査結果によりまして、そういった沈むというような対策の検討は必要がなくなったということで、その部分について実施設計の委託から項目を外しているという次第でございます。

 それと、先ほど申し上げました近接するマンションに対する工事の影響検討ですが、こちらも実際掘削の深さ、地下駐輪場の掘削する深さですね。こちらの深さが確定したものですから、それに伴いまして、掘削するための補強の山留めの工事をするんですけれども、その範囲が確定しまして、確定のラインから掘削による影響範囲が近隣マンションにまで及ばないということが判明したということで、そういった項目を実施設計から精査したところでございます。

 あと、先ほど申し上げました計測管理計画、こちらも、実際そういった地盤沈下ですとか、近隣の建物の変形等、そういうことが想定された場合、どれぐらいの下がり具合ですとか、建物の傾きですとか、そういったことを工事の影響について、計測器を設定しまして、実際どれぐらいそういった影響が出るかという計測の測定器、そういったものを設置するんですけれども、そういった設置自体が不要になったということで、こちらも実施設計の検討項目から外しているという次第でございます。

酒井委員

 地盤の液状化などの対応も必要だろう、それからまた掘削をどの程度するかなどなど見込んでおったんですが、それが必要なかったということですよね。すると、例えば基本計画だとか基本設計の段階で、やはりなかなかそういったものは見えないものなんですかね。素人としては、結構契約落差があるなって感じてしまうんですね。やはり皆さんはこういった工事に関しては経験も知識もたけていらっしゃるんでしょうから、そういうところで事前にもう少し、この実施設計の契約金額というところが精査できなかったのかなとちょっと思ってしまうのですけれども、そのあたり、どうですか。

江頭都市政策推進室副参事(中野駅地区都市施設整備担当)

 委員の御指摘のとおり、予算編成のタイミングにおいては、今、委員の御指摘のあった具体の内容について確定させ得る、そういった整理がまだできる状態ではなかったものですから、今申し上げたような不測の事態も想定し得る範囲において、予算編成の時点ではそれぞれの項目を計上したという次第でございます。

酒井委員

 すみません。わかりました。やはりそういったところをしっかり調査できるような形があれば一番いいのかなと思いますので。

 それと、こちらには中野駅西側南北通路のところは入っていたんでしたかね、この補正には。入っていなかったんでしたかね。入っていないんですね。はい、わかりました。

 じゃあ、次に行きます。すみません。85ページ、公園管理費ですね。哲学堂公園の文化財修復工事、こちらもさっきと同じなんですけれども、7,300万円だったものが3,000万円程度でできて、4,500万円程度の契約落差だと思うんですけれども、こちらも当初、全解体工事が必要と見込んでいたのが、必要なかったというのは、最初の段階で全解体工事が必要かどうかというのは多少見えないのかななんて思うんですが、歴史的な建造物でもありますので、そのあたりはデリケートなのかもわからないんですが、そのあたり、ちょっと教えてください。

高橋都市基盤部副参事(道路・公園管理担当)

 こちらの修復工事につきましては、耐震診断結果を踏まえ、それについて有識者による検討委員会での検討、そこで当初想定しておりました耐震補強、あるいは基礎を組み直しての大がかりな解体工事、こういったものが見直しということで、基礎工事ですとか構造の補強、そうしたものは不要であるということで、大幅な工事内容の縮小を行ったという事情でございます。

酒井委員

 いや、それが普通に考えて、耐震補強だったらまだわかるんですけど、全解体工事まで必要じゃないかというふうに考えていたわけですよね。それが必要なかったというと、なかなかやっぱりそういうのを見極めるのというのは難しいんですか。先ほどのお話とちょっと同じなんですけれども。

高橋都市基盤部副参事(道路・公園管理担当)

 耐震診断の結果として、当初想定しておりましたより、その四聖堂という建物が構造的に強固であったことに加えまして、やはり文化財の修復に当たりまして、当初使用しておりました材料ですとか、工法も含めて、できる限り必要最小限の補強、修復にとどめたいという検討委員会の御判断もございまして、当初の想定では、やはり明治37年に建立された建物ということで、大がかりな修復という想定をしてございましたが、その点は当初の想定とずれが生じたというところでございます。

酒井委員

 それともう1点なんですけれども、公園管理のところで、哲学堂公園学習展示施設に係る基本設計及び実施設計の時期の変更ということなんですけれども、いろいろ検討されて時期を遅らせた。基本計画がなかなか完了しないからだったかと思うんですが。それで区としては、この哲学堂公園というものを観光の目玉としても考えて、今整備しておるわけですよね。そういう中では、今日の先ほどの区長の所信表明の中にもありましたが、オリンピック・パラリンピックに向けてのインバウンドを獲得する。それからまたそれに向けての3年半、これは大切な中野の時期なんだというふうなことが述べられておりましたが、そのあたりのお尻の問題ですよね。この実施計画、基本計画が遅れたことによるそういったことへの影響というのはどういうふうになっていますか。

高橋都市基盤部副参事(道路・公園管理担当)

 現在、先日、素案から案に格上げするということで、哲学堂公園及び周辺都市の観光拠点の整備計画(案)について御報告を申し上げました。その案の中で、今回の整備、学習展示施設の整備も含めまして、主たる整備については平成32年7月の東京オリンピック・パラリンピック、ここまでに主たる整備の完了を目指すという記載をしてございます。このことを踏まえまして学習展示施設の整備、こちらのほうもオリンピック・パラリンピックで多くの来街者が見込めるということ、海外からの来街者もあるということを踏まえまして、しっかりスケジュール的には間に合わせるように取り組んでいくというところでございます。

内川委員

 中野三丁目地区のところへ戻らせていただきたいと思います。補助の減額の内容をもう一回ちょっと言ってもらえますか。

吉田都市政策推進室副参事(中野駅周辺地区整備担当)

 減額の内容は、まず桃丘小学校跡の建物の解体工事、それから、南北通路の関係から中野駅西口広場関係の設計、そういったものを落としたということでございます。

内川委員

 それぞれ金額はわかりますか。

吉田都市政策推進室副参事(中野駅周辺地区整備担当)

 桃丘小跡の建物の解体工事費が約2億円、それから、西口広場関係の設計業務については約5,000万ということでございます。(「合わないじゃない」と呼ぶ者あり)先ほど御説明しましたのと合わせて、調査設計費が契約落差等でもう少し金額が落ちてございます。一方、建物移転等に関わる移転移設費がアップしていますので、トータルで2億三千何がしということになってございます。

内川委員

 建物の移転と今おっしゃいましたけど、それは繰越明許のほうに入っているものじゃないんですか。

吉田都市政策推進室副参事(中野駅周辺地区整備担当)

 移転移設費については、繰越明許のほうに入っている分もございます。

内川委員

 説明は難しいと思いますけど、その場所場所によって分けていかなきゃいけない何か理由というのがあったんですか。これは繰越明許だ、これは減額する。

吉田都市政策推進室副参事(中野駅周辺地区整備担当)

 移転移設費については、各権利者との対応をして、見通しがついたものについては今年度の予算計上若しくは繰越明許で今年度予算になっているということでございます。

奈良都市政策推進室長

 ちょっと補足をさせていただきますと、地権者の方はかなりたくさんおられますので、個々の地権者ごとに交渉してまいります。その中で、年度内に話がまとまって、早い時期にまとまって、年度内に執行ができるものについては今年度執行していくということでございます。それで、年度の後半にいって話がまとまってまいりますと年度を超えて執行になりますので、こういったところにつきましては繰越明許ということで対応させていただく。その地権者ごとの交渉の時期が、話のまとまる時期がずれてまいりますので、その辺の違いということでございます。

内川委員

 それと中野駅西側南北通路に関連した西口広場も設計が減額されたというふうに言っていましたけれども、これは遅れているからということですか。それとも、単なる設計費が低く抑えられた。

吉田都市政策推進室副参事(中野駅周辺地区整備担当)

 設計費が落ちたということじゃなくて、全部を落としたということです。中野駅西側南北通路と西口広場とは接続しているわけですから、同時期に設計していかないと、高さ関係とかそういったものに不都合が生じかねませんので、今年度から落としたということでございます。

内川委員

 そうすると、でも、その南北通路の実施設計は、平成29年度から始まるんじゃなかったでしたっけ。

小幡都市政策推進室副参事(中野駅地区都市施設調整担当)

 中野駅西側南北通路と橋上駅舎の実施設計につきましては平成29年度からということで、今、鋭意調整・協議を進めているところでございます。

内川委員

 そうしたら、中野駅西口広場だって始められないんですか、設計。

吉田都市政策推進室副参事(中野駅周辺地区整備担当)

 ですから、平成28年度からは落として、改めて平成29年度ということになってくるかと思います。

奈良都市政策推進室長

 中野駅西側南北通路と橋上駅舎の部分についてでございますけども、今年度、基本設計が上がってきておりまして、それについてはJRのほうの都合ということで、今、基本設計の見直しに入っているということでございます。そういったことで、基本設計が上がってはおりますけども、今、修正設計をしているということから、今、担当のほうから御説明申し上げましたとおり、それの結果を待った形で中野駅西口広場の基本設計を始めるといったことになろうかと思ってございます。そういった意味で今年度は着手できなかったということでございます。

内川委員

 そうすると、平成29年度予算で中野駅西側南北通路の設計と西口広場の設計も一緒に上がってくるという理解でよろしいですね。

吉田都市政策推進室副参事(中野駅周辺地区整備担当)

 そういった御理解で、委員の御理解でよろしいかと思います。

近藤委員

 今、中野三丁目地区の繰越明許の話で、移転移設費に繰越明許がなっているということなんですけれども、これは交渉がついた方から移転していっている状況なんですよね。ですけど、学校法人タイケン学園の影響があって出られないという方というのはどういう方なんですか。

吉田都市政策推進室副参事(中野駅周辺地区整備担当)

 現在のところ、そういった方は出てきていないんですけど、土地区画整理事業の場合、直接移転というのと中断移転というのがございます。直接移転というのは、例えば、今の桃丘小跡地のところに道路とかを整備して、そこに今お住まいのところから直接移転するケース。それから中断移転というのは、一旦地区外に出て、中断してまた中に入ってくるという形で、先々行きますと、そういった直接移転なんかを考えたものが中断移転に変わるという可能性はあるかと思います。

近藤委員

 そこで、この繰越明許になっているということなんですか。

吉田都市政策推進室副参事(中野駅周辺地区整備担当)

 繰越明許はそういったことではなくて、補償契約というのはちょっと複雑でして、例えば家主さんがいらっしゃいまして、借家人の方がテナントさんとかいらっしゃいまして、一つの建物の補償契約をするには家主さんとも契約しなくてはいけないですし、借家人の方とも契約しなくてはいけないと。家主さんの方も、契約してすぐに解体に入れる方もいらっしゃれば、借家人の方がちゃんと出ていかないと解体ができない。いろいろなパターンがございまして、繰越明許にしているのは、もう既に契約はしたけど、建物は解体していないとか、ほぼ契約見込みであるとか――明らかに繰り越しても構わないものについて繰越明許をしているということでございます。

近藤委員

 わかりました。それでは、違うところに行くんですけれど、中野駅新北口駅前広場用地の財源更正と、あと、中井・野方間連続立体交差事業が特別区債から一般財源になった理由というのを教えてください。

奈良都市政策推進室長

 財源更正につきましては、起債を今回減額しているわけでございます。これは財政運営上の問題ということになりますので、所管としましては総務委員会で予算担当のほうがお答えするというふうに思ってございます。先ほども本会議で提案説明の理由にもございましたが、起債や基金の抑制に努めて、将来の政策展開に備えるため、そういった形の財政運営上の観点からこういったことを行ったというふうに理解してございます。

近藤委員

 わかりました。それともう1点、哲学堂公園の文化財修復工事なんですけど、この検討委員会というのはいつでも設置されているものではないんですか。この件に関して検討委員会というのは立ち上げて検討されたんですか。

高橋都市基盤部副参事(道路・公園管理担当)

 必要に応じてお集まりいただくということで、常時ではございませんで、案件に即してお集まりいただくというふうになっております。

近藤委員

 先ほど酒井委員からもありましたけれど、この哲学堂公園の、全体的にどうやってたくさんの文化財を修復していくというのを、大きな観点でやはり検討委員会みたいのを立ち上げて予算を決めていかないと、またこういったふうに全面的にやるというのが、小規模でよかったというようなことになっていくと思うんですね。そこの辺の見通しというのは、今後はきちんと検討されるという考えでよろしいですか。

高橋都市基盤部副参事(道路・公園管理担当)

 区のほうでこうした古い建築物、文化財修復について取り組んでいくという方針はございますが、こうした予算上のそごを来さないように有識者との連携、その連携の中での協議等も早目、早目に行うというところで、こうしたそごが後々生じないように、しっかり今後工夫していきたいというふうに考えております。

白井委員

 まず、中野三丁目地区について質問したいと思います。今年度の当初予定されていたものが変更になって、係争中であるがゆえに減額をして、新たに来年度予算に盛り込んだということはわかりました。それと、現在、土地を譲り受けてもらう用地交渉の中で、学校法人タイケン学園と係争の中、今のところは、特段支障となっている案件はないと。用地交渉においてはね。という話だったんですけど、直接移転、間接移転という御説明もいただいたところなんですが、桃丘小学校跡地を種地として、移ってもらうパターンの場合は、いつ移れるかというのがはっきりしないと、これから絶対、交渉として難しくなるのではないかと思うんですけど、繰り返しですけど、まず平成28年度予算は問題ない。それで、平成29年度に繰越明許をかけているところは既に交渉が整っていると。そうすると、これで全部整っているのかなと思うんですけど、それ以外はないということでよろしいんでしょうか。お話がまとまっていないというのがあって、学校法人タイケン学園の問題とは別で、もともと難しくて残っているということでいいですか。係争中の案件について、より交渉が難しくなっているということはないんでしょうか。当初予定されていたものは来年度に全部盛り込まれていると。ここでは繰越明許に入っているというので、用地交渉に関して確認させてください。

吉田都市政策推進室副参事(中野駅周辺地区整備担当)

 学校法人タイケン学園との係争の件は、新聞報道とかマスメディアでも報道されていますので、そういった情報は権利者の皆さんにも入っていて、そういったことで不安になられるということはあるかと思うんですけど、いわゆる、先ほど申し上げました直接移転、中断移転という意味で言えば、直接移転というのは、今の桃丘小跡地を解体して、そこに区画道路とか整備して、敷地がきちんと整備されましたと。敷地が整備された後に、そこに直接移るというパターンの話で、係争がこれから先どうなるかというのはちょっと別問題として、タイミングが合えば直接移転ができるけど、タイミングが合わなければ中断移転になってしまうということですので、現時点で、どこそこが学校法人タイケン学園との係争の件で遅れているとか、遅れていないとかいう話は直接的には結びつかないかなというふうに考えております。

白井委員

 私、今、直接、間接と言ったかな。直接移転と中断移転ね。いずれにしろ生活再建。では、桃丘小の跡地に入るのか、一旦、そこへ帰さずに、まずは外に移るのかって。これって、当人にとってみれば大きな問題で、その後、自分の生活設計はどうなるんだというところにダイレクトに結び付くわけですよ。普通に考えると、今のところは大丈夫です。本当にこれから先も大丈夫ですかというような疑問が残ります。交渉も余計難しくなるんだろうなというふうに感じたので、先ほど来、今のところその点は大丈夫だと言うんですけど、今後も先も大丈夫かな。今、それ以外に交渉の中でもつれているようなところはないですかという確認をさせていただいた次第です。

 その次、中野四季の森の地下駐輪場についてなんですけども、専門用語がたくさん飛び交っていて、よく理解できなかったんですけど、当初予定していたような工事が必要ではなくなって、かなり金額が安くなって、契約落差という形なんですけども、「等」というのがちょっと気になりましてですね。この国庫補助の要綱見直しに伴う財源更正というのは、単純に工事費だけが下がったので、一般財源と国庫支出金の割合が減ったというだけでよろしいですか。

江頭都市政策推進室副参事(中野駅地区都市施設整備担当)

 こちらの工事につきましては、補助金が当初、こちらの工事の整備費に対して2分の1付く予定で編成していたところなんですが、その後、補助金の要綱の内容が変わりまして、平成28年度当初に東京都から、2分の1から3分の1に要綱上変わりましたので、それに改めてくださいといった通知がございまして、それでこちらの数字で、その分の減額というふうになってございます。

白井委員

 要綱の見直しって、どういう条件が変わったんですか。

江頭都市政策推進室副参事(中野駅地区都市施設整備担当)

 こちらの要綱なんですけれども、当初、総合交通戦略導入地区、こちらについては2分の1補助が出るというような内容だったんですけれども、そこの制度が総合交通戦略導入プラス環境モデル都市導入地区、こちらも入っていないと2分の1補助金が付かないということで、3分の1に変更になったというふうに伺っています。

白井委員

 当初の計画で見積もっていた補助金が入らないということだったということですか。いわゆる国庫補助が入る予定だったけど、来なかったという見直しということでいいんですか。契約落差等というところに含まれている部分というのは。

奈良都市政策推進室長

 今お話がございました特定財源のお話につきましては、財源更正と言っている部分でございます。この289万1,000円、この部分について、今、担当のほうから御説明しましたとおり、予算編成時点では2分の1の補助という要綱でございましたが、年度が改まった段階で3分の1補助と。いわゆる環境の要素が1点入ったということで、3分の1補助に変わっていったということから、ここで財源更正を行っているこの金額についてでございます。

白井委員

 そうすると、要綱が変わったんじゃなくて、当初の計画段階で正しく補助金というか、歳入部分が見られていなかったということでやっぱりいいんですよね。ということですね。積算がということです。

 次、哲学堂公園の文化財の修復についてです。思ったよりも建物が強固だったので、耐震改修だとか、全解体が必要なかったと言うんですけど、これって、そんな単純な話だけですか。先ほど来、御説明の中で、有識者等の意見も求めてと言うんですけど、今回、じゃあ有識者の意見を求めていなくて、もっと端的に言うと、文化財って、そんな勝手に耐震補強だとか全解体なんてやったら、そもそも文化財じゃなくなってしまうなんてことが理由で今回やらない、なんてことはないでしょうか。

高橋都市基盤部副参事(道路・公園管理担当)

 私が先ほど御説明したとおりでございまして、委員がおっしゃっているような、そういう裏の事情的なものは特にございません。

白井委員

 じゃあ、このタイミングで、あくまでも建物が強固であったということでいいのね。文化財というのは手を加える部分に関しても、有識者の意見は聞いていなかったけども、工法等だとか、当初考えた計画にミスはなくて、細かく調べたら問題ないということでしたという結論でいいということですよね。もう一回確認しておきましょう。

高橋都市基盤部副参事(道路・公園管理担当)

 耐震診断結果が出た後に、有識者から成る検討委員会、そこでの御意見を最終的に伺った結果の判断として、今回のような工事内容の縮小という判断に至ったというところでございます。

酒井委員

 1点だけ、ごめんなさい。もう一度、51ページなんですけれども、先ほど内川委員の質問の中で、西口広場の実施設計が5,000万円減額して、来年度、中野駅西側南北通路と橋上駅舎の実施設計とあわせて行っていくんだというふうなことだったかと思うんですよ。まずよろしかったですよね、それで。

吉田都市政策推進室副参事(中野駅周辺地区整備担当)

 委員のそのような御理解でよろしいかと思います。

酒井委員

 この橋上駅舎に関しては、工事に入ってから10年かかるというふうな中で、それではかなり時間を要する中で、様々、その工法なのか、在り方なんかを今見直しているところじゃなかったでしょうかね。そのあたりどうなんですか。

小幡都市政策推進室副参事(中野駅地区都市施設調整担当)

 平成27年度に中野駅西側南北通路、橋上駅舎、駅ビルの道路一体建物の基本設計を行った結果、工期が長期となり、また工費もかかるということがわかったというところでございます。その結果を踏まえまして、JRの側としても駅ビルの計画の見直しをしたいということで、中野駅西側南北通路と橋上駅舎の上の部分の駅ビルについて、現在見直しの検討をしているという作業中でございます。

酒井委員

 すると、平成27年度に行った中野駅西側南北通路、橋上駅舎の基本設計において、様々JRのほうの見直しが出てきたりだとか、区のほうも工事の方法、いろいろ考えていたのがかなり時間がかかったりだとかがあったわけですよね。それで、この基本設計のままで実施設計に行けるんですか、中野駅西側南北通路と橋上駅舎の。今後の工期を短縮したりだとか、様々なやり方を今検討しているわけですよね。その基本となる基本計画があって、基本設計があって、それで実施なわけでしょう。すると、そこの部分が当初考えていたのと全く違ってくると、若しくは区が描いていたのと違ってくると、実施設計に僕は影響が出るのかなと思うので、そこをちょっと確認したいんです。

小幡都市政策推進室副参事(中野駅地区都市施設調整担当)

 今、見直し作業を行っているのは上の駅ビルの部分ですので、中野駅西側南北通路と橋上駅舎については基本的には変わってこないというところでございます。ただ、上の駅ビルがどうなるかによって多少影響を受けるところは、駅ビルの検討状況によってはあるのかなというところも推測されますので、若干、基本設計で修正が必要なところもあるかもしれませんが、大幅に基本設計をもう一度やり直すとか、そういうことにはならないというふうに考えております。

伊藤委員

 もう時間が3時過ぎていますけれども、ちょっと1点だけ伺いますけども、86ページ、87ページの公園整備費のことで、大規模公園整備がございますよね。先ほどから契約落差だとか、結構言われておりますけども、この委託料1,000万円減額、これは設計費ですよね。あと工事請負費というのが減額3,197万6,000円、これは建物の解体工事費の減額ということでよろしいんでしょうか。

千田都市基盤部副参事(都市基盤整備担当)

 今、委員御発言のとおりでございます。

伊藤委員

 そうすると、このもともとの設計費というのは幾らぐらいになったんですか。

千田都市基盤部副参事(都市基盤整備担当)

 もともとの設計費については控えさせていただきますが、当初、予算として計上させていただいたのは4,400万円でございます。

伊藤委員

 4,400万円で1,000万円の減額ということは、入札というか、基本設計で入札されたのは3,400万円。ということは、計算したら77%ですよ。すごい低いですよね。それと、解体工事費なんかも恐らく3,000万円ぐらい減額ということは、恐らく80%近くになるのかなと思うんですけれども、先ほど来から指摘しているように、積算の見通し、減額されて安くできたと見ればいいんでしょうけども、その辺の積算の見通し、あまりにも変わっていますけれども、いかがでしょうか。

千田都市基盤部副参事(都市基盤整備担当)

 こちらの設計費、また除却工事につきましては、こういった発注者と受注者を結ぶための積算の基準というのがございまして、我々としてはそれにのっとって適正にやっているところでございます。また、実際のこの落札額において実施が可能かという視点については、やはり低入札による品質確保についても、当然その額を上回っていることで契約に至ったという経緯がございますので、この金額で当初予定したものがそのとおりできるということで考えているところです。

酒井委員

 先ほどの質問の続きです。ごめんなさい。中野駅西側南北通路と橋上駅舎、西口広場に関して、先ほど、基本設計に関しては、今行っていますが、そこの考え方の変更はないですよねというふうな確認をさせていただきました。こちらを、非常に小さなところだったら基本設計の変更ってあるかもわかりませんが、大幅な変更はないというふうな確認で、ちょっと改めてもう一度だけさせてください。

小幡都市政策推進室副参事(中野駅地区都市施設調整担当)

 大幅な基本設計の変更は必要ないのではないかというふうに考えておりまして、実施設計について、平成29年度から着手すべく、現在JRと協議・調整中でございます。

酒井委員

 すると、さっき御答弁ありましたけど、平成29年度に西口の広場ですね。それから、中野駅西側の橋上駅舎と南北通路の実施設計に取り組んでいくということでよろしいですよね。

小幡都市政策推進室副参事(中野駅地区都市施設調整担当)

 中野駅西側南北通路と橋上駅舎の実施設計につきましては、平成29年度から着手していきたいというところで、JRとも意向を確認しているところでございます。

委員長

 他に質疑はありませんか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 質疑がなければ、質疑を終結いたします。

 意見について伺います。第1号議案について、意見はありますか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 それでは、第1号議案について、意見なしとして総務委員会に申し送ることに御異議ありませんか。

 

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 御異議ありませんので、そのように決定いたします。

 以上で本日の日程を終了いたしますが、委員、理事者から御発言はありませんか。

高橋都市基盤部副参事(道路・公園管理担当)

 私から1件ございます。(仮称)東中野五丁目公園整備に関する説明会の延期について、口頭にて申し上げます。

 先月23日の建設委員会にて、東中野五丁目公園の整備について御報告した際、今月13日に区民への説明会を実施する旨、申し上げました。しかしながら、先日、現地にて整備事業者が埋蔵文化財試掘調査を行いました結果、改めて本調査を実施する必要があるということが判明いたしました。つきましては、今後の整備スケジュールの見直しも必要となるため、今月13日の説明会を一旦延期いたしました。改めて見直し後のスケジュールが判明した時点で、区議会への御報告並びに区民への説明会の実施等、御報告をさせていただきます。何とぞ御理解のほどよろしくお願い申し上げます。

 私からは以上です。

委員長

 ただいまの発言に対しまして質疑はありますか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 なければ、以上で建設委員会を散会いたします。

 

(午後3時08分)