平成29年03月27日中野区議会本会議(第1回定例会)
平成29年03月27日中野区議会本会議(第1回定例会)の会議録

.平成29年(2017年)3月27日、中野区議会議事堂において開会された。

.出席議員(42名)

  1番  加  藤  たくま         2番  若  林  しげお

  3番  日  野  たかし         4番  木  村  広  一

  5番  ひやま      隆        6番  山  本  たかし

  7番  渡  辺  たけし         8番  内  野  大三郎

  9番  羽  鳥  だいすけ       10番  北  原  ともあき

 11番  高  橋  かずちか       12番  内  川  和  久

 13番  甲  田  ゆり子        14番  小  林  ぜんいち

 15番  白  井  ひでふみ       16番  中  村  延  子

 17番  細  野  かよこ        18番  小宮山   たかし

 19番  広  川  まさのり       20番  い  さ  哲  郎

 21番  佐  野  れいじ        22番  いでい   良  輔

 23番  伊  東  しんじ        24番  平  山  英  明

 25番  南     かつひこ       26番  小  林  秀  明

 27番  森     たかゆき       28番  石  坂  わたる

 29番  いながき  じゅん子       30番  小  杉  一  男

 31番  浦  野  さとみ        32番  伊  藤  正  信

 33番  高  橋  ちあき        34番  大  内  しんご

 35番  市  川  みのる        36番  篠     国  昭

 37番  久  保  り  か       38番  酒  井  たくや

 39番  近  藤  さえ子        40番  むとう   有  子

 41番  長  沢  和  彦       42番  来  住  和  行

.欠席議員

      な  し

.出席説明員

 中 野 区 長  田 中 大 輔      副  区  長  川 崎   亨

 副  区  長  本 田 武 志      教  育  長  田 辺 裕 子

 政 策 室 長  髙 橋 信 一      経 営 室 長  篠 原 文 彦

 都市政策推進室長 奈 良 浩 二      西武新宿線沿線まちづくり担当部長 角   秀 行

 地域支えあい推進室長 野 村 建 樹    区民サービス管理部長 白 土   純

 子ども教育部長、教育委員会事務局次長 横 山   俊     健康福祉部長   瀬 田 敏 幸

 保 健 所 長  寺 西   新      環 境 部 長  戸 辺   眞

 都市基盤部長   尾 﨑   孝      政策室副参事(企画担当) 海老沢 憲 一

 経営室副参事(経営担当) 朝 井 めぐみ

.本会の書記は下記のとおりである。

 事 務 局 長  小 田 史 子      事務局次長    古 本 正 士

 議事調査担当係長 佐 藤   肇      書     記  関 村 英 希

 書     記  大 野 貴 子      書     記  細 川 道 明

 書     記  井 田 裕 之      書     記  冨士縄   篤

 書     記  田 中   寛      書     記  遠 藤 良 太

 書     記  鎌 形 聡 美      書     記  松 丸 晃 大

 書     記  香 月 俊 介      書     記  亀 井 久 徳

 

 議事日程(平成29年(2017年)3月27日午後1時開議)

日程第1 第17号議案 公益的法人等への中野区職員の派遣等に関する条例

     第18号議案 中野区事務手数料条例の一部を改正する条例

     第19号議案 中野区の債権の管理に関する条例の一部を改正する条例

     第20号議案 負担付贈与の受領について

     第22号議案 中野区地球温暖化防止条例の一部を改正する条例

     第23号議案 中野区スポーツ・コミュニティプラザ条例の一部を改正する条例

     第24号議案 中野区障害者福祉作業施設条例の一部を改正する条例

     第25号議案 中野区南台四丁目地区における建築物の制限に関する条例及び中野区南台一・二丁目地区における建築物の制限に関する条例の一部を改正する条例

     第26号議案 特別区道路線の認定について

     第27号議案 中野区子どもの医療費の助成に関する条例及び中野区ひとり親家庭等の医療費の助成に関する条例の一部を改正する条例

     第28号議案 中野区保育所保育料等の徴収等に関する条例の一部を改正する条例

日程第2 第10号議案 中野区個人番号の利用及び特定個人情報の提供に関する条例の一部を改正する条例

日程第3 第13号議案 中野区個人情報の保護に関する条例等の一部を改正する条例

日程第4 第14号議案 中野区役所の位置の変更に関する条例

日程第5 第21号議案 中野区介護保険条例の一部を改正する条例

日程第6 第29号議案 中野区国民健康保険条例の一部を改正する条例

日程第7 特別委員会の中間報告について

日程第8 第2号陳情 区役所・サンプラザ地区の再整備を独自性・先進性に富むものとすることについて

日程第9 第3号陳情 「保育予算を大幅増額し、安心できる保育の実現を求める意見書」の提出について

日程第10 第4号陳情 大和保育園仮設園舎での運営を公営でおこなうこと等について

      第5号陳情 南台保育園の仮設園舎の運営を民営で行うことについて

日程第11 人権擁護委員候補者推薦に伴う区議会の意見について

追加議事日程

日程第12 同意第1号 中野区教育委員会委員任命の同意について

日程第13 同意第2号 中野区教育委員会委員任命の同意について

日程第14 同意第3号 中野区教育委員会委員任命の同意について

日程第15 第30号議案 平成29年度中野区一般会計補正予算

日程第16 第31号議案 仮称平和の森公園体育館新築工事等請負契約

日程第17 議員提出議案第1号 無料公衆無線LAN(Wi-Fi)環境の整備促進を求める意見書

日程第18 議員提出議案第2号 水素ステーションの整備促進を求める意見書

日程第19 議員提出議案第3号 地域の実情に応じて運用できる「民泊」の法制化を求める意見書

日程第20 議員提出議案第4号 精神障害者に対する公共交通機関の運賃割引の適用を求める意見書

日程第21 議員提出議案第5号 テロ等準備罪の新設中止を求める意見書

日程第22 第30号議案 平成29年度中野区一般会計補正予算

日程第23 第31号議案 仮称平和の森公園体育館新築工事等請負契約

 

午後1時00分開議

○議長(北原ともあき) 定足数に達しましたので、本日の会議を開きます。

 本日の議事日程は、お手元に配付の議事日程表のとおりでありますので、さよう御了承願います。

 これより日程に入ります。

 お諮りいたします。この際、本日の日程を追加し、日程第12、同意第1号、中野区教育委員会委員任命の同意についてを先議するに御異議ありませんか。

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○議長(北原ともあき) 御異議ありませんので、さよう議事を進行いたします。

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 同意第1号 中野区教育委員会委員任命の同意について

 

○議長(北原ともあき) 日程第12、同意第1号、中野区教育委員会委員任命の同意についてを上程いたします。

 区長の説明を求めます。

〔区長田中大輔登壇〕

○区長(田中大輔) ただいま上程されました同意第1号、中野区教育委員会委員任命の同意につきまして御説明申し上げます。

 この同意案は、平成28年3月31日をもって辞職した教育委員会委員の後任者として伊藤亜矢子さんを任命いたしたく、地方教育行政の組織及び運営に関する法律第4条第2項の規定に基づき、議会の同意をお願いするものです。

 伊藤さんは、平成7年に東京大学大学院教育学研究科博士後期課程を満期退学後、北海道大学教育学部教育臨床心理学講座助手を経て、札幌学院大学人文学部助教授、お茶の水大学大学院人間文化創成科学研究科准教授などを歴任され、現在は、お茶の水女子大学基幹研究員人間科学系准教授、杉並区立宮前中学校学校運営協議会委員、東京都公立学校スクールカウンセラーなどを務められています。

 このように、伊藤さんは、学校教育の現場において豊富な経験を持ち、また大学において学生の指導に携わるなど、教育に対するすぐれた識見を備えておられることから、この際、教育委員会委員として本区における教育行政の進展に御尽力いただきたいと考えた次第です。

 なお、地方教育行政の組織及び運営に関する法律の一部を改正する法律(平成26年法律第76号)附則第4条により、平成27年4月から4年を経過するまでの間に任命される委員の任期は1年以上4年以内で当該地方公共団体の長が定めることとされていることから、本同意案に係る委員の任期につきましては平成29年3月28日から2年とする予定です。

 本件につきまして、何とぞ御同意くださいますようお願い申し上げます。

○議長(北原ともあき) 本件については、質疑、委員会付託、討論を省略し、直ちに採決いたしたいと思いますが、御異議ありませんか。

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○議長(北原ともあき) 御異議ありませんので、これより採決いたします。

 上程中の同意第1号に同意するに御異議ありませんか。

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○議長(北原ともあき) 御異議ありませんので、同意第1号はこれに同意するに決しました。

 お諮りいたします。この際、本日の日程をさらに追加し、日程第13、同意第2号、中野区教育委員会委員任命の同意についてを先議するに御異議ありませんか。

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○議長(北原ともあき) 御異議ありませんので、さよう議事を進行いたします。

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 同意第2号 中野区教育委員会委員任命の同意について

 

○議長(北原ともあき) 日程第13、同意第2号、中野区教育委員会委員任命の同意についてを上程いたします。

 区長の説明を求めます。

〔区長田中大輔登壇〕

○区長(田中大輔) ただいま上程されました同意第2号、中野区教育委員会委員任命の同意につきまして御説明申し上げます。

 この同意案は、本日、3月27日に任期満了となります小林福太郎教育委員会委員を再任いたしたく、地方教育行政の組織及び運営に関する法律第4条第2項の規定に基づき、議会の同意をお願いするものです。

 小林さんは、昭和52年に明治学院大学経済学部を卒業後、昭和53年から公立中学校の教諭として勤務され、平成4年からは葛飾区教育委員会事務局において指導主事を務められました。その後、東京都教育庁指導部指導企画課指導主事、東京都教育庁指導部主任指導主事、中野区教育委員会事務局指導室長、品川区立伊藤中学校校長、品川区立小中一貫校伊藤学園校長、目白大学人間学部児童教育学科教授を歴任され、現在は東京女子体育大学体育学部教授を務められています。そして、平成25年3月に本区の教育委員会委員に就任して以来、豊富な経験と中野区の教育に対するすぐれた識見を生かして教育委員会委員としての職責を十分に果たしてこられました。

 このような小林さんの業績を高く評価し、引き続き教育委員会委員に就任していただきたいと考えた次第です。

 なお、地方教育行政の組織及び運営に関する法律の一部を改正する法律(平成26年法律第76号)附則第4条により、平成27年4月から4年を経過するまでの間に任命される委員の任期は1年以上4年以内で当該地方公共団体の長が定めることとされていることから、本同意案に係る委員の任期につきましては平成29年3月28日から4年とする予定です。

 本件につきまして、何とぞ御同意くださいますようお願い申し上げます。

○議長(北原ともあき) 本件については、質疑、委員会付託、討論を省略し、直ちに採決いたしたいと思いますが、御異議ありませんか。

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○議長(北原ともあき) 御異議ありませんので、採決いたします。

 上程中の同意第2号に同意するに御異議ありませんか。

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○議長(北原ともあき) 御異議ありませんので、同意第2号はこれに同意するに決しました。

 お諮りいたします。この際、本日の日程をさらに追加し、日程第14、同意第3号、中野区教育委員会委員任命の同意についてを先議するに御異議ありませんか。

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○議長(北原ともあき) 御異議ありませんので、さよう議事を進行いたします。

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 同意第3号 中野区教育委員会委員任命の同意について

 

○議長(北原ともあき) 日程第14、同意第3号、中野区教育委員会委員任命の同意についてを上程いたします。

 区長の説明を求めます。

〔区長田中大輔登壇〕

○区長(田中大輔) ただいま上程されました同意第3号、中野区教育委員会委員任命の同意につきまして御説明申し上げます。

 この同意案は、本年4月10日に任期満了となります渡邉仁教育委員会委員を再任いたしたく、地方教育行政の組織及び運営に関する法律第4条第2項の規定に基づき、議会の同意をお願いするものです。

 渡邉さんは、平成2年に愛知医科大学医学部を卒業後、順天堂大学附属順天堂医院に勤務され、平成7年からは順天堂大学医学部内科学教室にて内科分野における研究に取り組まれました。その後、平成11年からは医療法人社団渡辺会大場診療所の副院長として地域の医療活動に御活躍されています。また、本区においては、平成13年以降、中野区立大和小学校内科校医及び東京都立中野工業高等学校産業医を務め、学校現場において長年にわたり医師として児童・生徒の健全な育成のため力を注がれてきました。さらに現在では、東京内科医会理事、日本臨床内科医会代議員、東京都医師会代議員などを務められています。そして、平成25年4月に本区の教育委員会委員に就任して以来、豊富な経験と中野区の教育に対するすぐれた識見を生かして教育委員会委員としての職責を十分に果たしてこられました。

 このような渡邉さんの業績を高く評価し、引き続き教育委員会委員に就任していただきたいと考えた次第です。

 なお、地方教育行政の組織及び運営に関する法律の一部を改正する法律(平成26年法律第76号)附則第4条により、平成27年4月から4年を経過するまでの間に任命される委員の任期は1年以上4年以内で当該地方公共団体の長が定めるとされていることから、本同意案に係る委員の任期につきましては平成29年4月11日から4年とする予定です。

 本件につきまして、何とぞ御同意くださいますようお願い申し上げます。

○議長(北原ともあき) 本件については、質疑、委員会付託、討論を省略し、直ちに採決いたしたいと思いますが、御異議ありませんか。

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○議長(北原ともあき) 御異議ありませんので、これより採決いたします。

 上程中の同意第3号に同意するに御異議ありませんか。

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○議長(北原ともあき) 御異議ありませんので、同意第3号はこれに同意するに決しました。

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 第17号議案 公益的法人等への中野区職員の派遣等に関する条例

 第18号議案 中野区事務手数料条例の一部を改正する条例

 第19号議案 中野区の債権の管理に関する条例の一部を改正する条例

 第20号議案 負担付贈与の受領について

 第22号議案 中野区地球温暖化防止条例の一部を改正する条例

 第23号議案 中野区スポーツ・コミュニティプラザ条例の一部を改正する条例

 第24号議案 中野区障害者福祉作業施設条例の一部を改正する条例

 第25号議案 中野区南台四丁目地区における建築物の制限に関する条例及び中野区南台一・二丁目地区における建築物の制限に関する条例の一部を改正する条例

 第26号議案 特別区道路線の認定について

 第27号議案 中野区子どもの医療費の助成に関する条例及び中野区ひとり親家庭等の医療費の助成に関する条例の一部を改正する条例

 第28号議案 中野区保育所保育料等の徴収等に関する条例の一部を改正する条例

(委員会報告)

 

○議長(北原ともあき) 日程第1、第17号議案から第20号議案まで及び第22号議案から第28号議案までの計11件を一括議題に供します。

 

平成29年(2017年)3月14日

 

中野区議会議長 殿

 

総務委員長 若林 しげお

  (公印省略)

議案の審査結果について

 

本委員会に付託された下記案は、審査の結果、原案を可決すべきものと決定したので、中野区議会会議規則第78条の規定により報告します。

 

 

議案番号

件    名

決定月日

17

公益的法人等への中野区職員の派遣等に関する条例

314

18

中野区事務手数料条例の一部を改正する条例

314

19

中野区の債権の管理に関する条例の一部を改正する条例

314

20

負担付贈与の受領について

314

 

平成29年(2017年)3月14日

 

中野区議会議長 殿

 

区民委員長 中村 延子

(公印省略)

議案の審査結果について

 

本委員会に付託された下記議案は、審査の結果、原案を可決すべきものと決定したので、中野区議会会議規則第78条の規定により報告します。

 

 

議案番号

件    名

決定月日

22

中野区地球温暖化防止条例の一部を改正する条例

314

 

平成29年(2017年)3月14日

 

中野区議会議長 殿

 

厚生委員長 浦野 さとみ

  (公印省略)

議案の審査結果について

 

本委員会に付託された下記案は、審査の結果、原案を可決すべきものと決定したので、中野区議会会議規則第78条の規定により報告します。

 

 

 

議案番号

件    名

決定月日

23

中野区スポーツ・コミュニティプラザ条例の一部を改正する条例

314

24

中野区障害者福祉作業施設条例の一部を改正する条例

314

 

平成29年(2017年)3月14日

 

中野区議会議長 殿

 

建設委員長 甲田 ゆり子

(公印省略)

議案の審査結果について

 

本委員会に付託された下記議案は、審査の結果、原案を可決すべきものと決定したので、中野区議会会議規則第78条の規定により報告します。

 

 

議案番号

件    名

決定月日

25

中野区南台四丁目地区における建築物の制限に関する条例及び中野区南台一・二丁目地区における建築物の制限に関する条例の一部を改正する条例

314

26

特別区道路線の認定について

314

 

平成29年(2017年)3月14日

 

中野区議会議長 殿

 

子ども文教委員長 森 たかゆき

(公印省略)

 

議案の審査結果について

 

本委員会に付託された下記議案は、審査の結果、原案を可決すべきものと決定したので、中野区議会会議規則第78条の規定により報告します。

 

 

議案番号

件    名

決定月日

27

中野区子どもの医療費の助成に関する条例及び中野区ひとり親家庭等の医療費の助成に関する条例の一部を改正する条例

314

28

中野区保育所保育料等の徴収等に関する条例の一部を改正する条例

314

 

○議長(北原ともあき) お諮りいたします。上程中の議案に関する委員長報告は、会議規則第40条第3項の規定により省略いたしたいと思いますが、御異議ありませんか。

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○議長(北原ともあき) 御異議ありませんので、委員長報告は省略いたします。

 本件については、討論の通告がありませんので、直ちに採決いたしたいと思いますが、御異議ありませんか。

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○議長(北原ともあき) 御異議ありませんので、これより採決いたします。

 上程中の議案を委員会報告どおり可決するに御異議ありませんか。

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○議長(北原ともあき) 御異議ありませんので、さよう決定いたします。

──────────────────────────────

 第10号議案 中野区個人番号の利用及び特定個人情報の提供に関する条例の一部を改正する条例

(委員報告)

 

○議長(北原ともあき) 日程第2、第10号議案、中野区個人番号の利用及び特定個人情報の提供に関する条例の一部を改正する条例を議題に供します。

 

平成29年(2017年)3月14日

 

中野区議会議長 殿

 

総務委員長 若林 しげお

  (公印省略)

議案の審査結果について

 

本委員会に付託された下記案は、審査の結果、原案を可決すべきものと決定したので、中野区議会会議規則第78条の規定により報告します。

 

 

議案番号

件    名

決定月日

10

中野区個人番号の利用及び特定個人情報の提供に関する条例の一部を改正する条例

314

 

〇議長(北原ともあき) 総務委員会の審査の報告を求めます。若林しげお総務委員長。

若林しげお議員登壇〕

○2番(若林しげお) ただいま議題に供されました第10号議案、中野区個人番号の利用及び特定個人情報の提供に関する条例の一部を改正する条例に関しまして、総務委員会における審査の経過並びに結果について御報告申し上げます。

 本議案は、行政手続における特定の個人を識別するための番号の利用等に関する法律の改正に伴い、引用条項を整備するものです。

 この条例の施行時期は、平成29年5月30日です。

 本議案は、3月10日の本会議において当委員会に付託され、3月14日に審査を行いました。

 審査の進め方として、本議案を議題に供した後、理事者から補足説明を受け、質疑を行いました。その主な質疑応答の内容を紹介いたします。

 初めに、全国的にマイナンバーカードの普及が頭打ちになっているとの報道がある中、中野区におけるマイナンバーカードの発行数はとの質疑があり、所管分野から、平成29年2月末現在で2万9,600枚と聞いているとの答弁がありました。

 次に、区民の中にはマイナンバーへの不安というものがあるのではないかと思っているが、区に一定程度のそのような問い合わせがあるのか、承知しているかとの質疑があり、マイナンバー制度の安全性などについて問い合わせが何件あるかについては承知していないとの答弁がありました。

 次に、中野区では、マイナンバーに関するシステム上のトラブルは全くなかったのかとの質疑があり、マイナンバーカードの交付に際し、国全体のシステムの障害等により事務が滞ったということはあったが、区のシステムにおいては障害や事故等はなかったとの答弁がありました。

 以上が主な質疑応答の内容です。

 その後、委員会を休憩して、取り扱いを協議した後、委員会を再開し、さらに質疑を求めましたが、質疑はなく、質疑を終結しました。

 次に、意見の開陳を求めましたが、意見はなく、意見の開陳を終結しました。

 次に、討論を求めたところ、1名の委員が本議案に反対する立場から、全国的にマイナンバーカードの発行が頭打ちになっている状況の中、中野区においても2月末時点では2万9,600枚の発行にとどまっている。政府は制度設計の段階から将来的に民間利用を可能とすることを考えており、これをなし崩し的に広げていくのならば一番心配されている個人情報の漏えいやプライバシーの侵害につながりかねないということから、今回の条例については賛成しがたい。そもそもマイナンバー制度は税の徴収強化や社会保障費の抑制の手段として導入されたと認識しており、国民に弊害をもたらすマイナンバー制度は、その運用に関して徹底検証を行い、廃止に向けた見直しをすべきであると申し上げ、反対の討論とするとの討論を行いました。

 さらに討論を求めましたが、討論はなく、討論を終結しました。

 そして、本議案について挙手による採決を行ったところ、賛成多数で可決すべきものと決した次第です。

 以上で第10号議案に関する総務委員会における審査の経過並びに結果の報告を終了いたします。

○議長(北原ともあき) ただいまの報告について御質疑ありませんか。

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

○議長(北原ともあき) 御質疑なければ、質疑を終結いたします。

 本件については討論の通告がありませんので、直ちに採決いたしたいと思いますが、御異議ありませんか。

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○議長(北原ともあき) 御異議ありませんので、これより起立により採決いたします。

 上程中の議案を委員長報告どおり可決するに賛成の方は御起立願います。

〔賛成者起立〕

○議長(北原ともあき) 起立多数。よって、上程中の議案は可決するに決しました。

──────────────────────────────

 第13号議案 中野区個人情報の保護に関する条例等の一部を改正する条例

(委員長報告)

 

○議長(北原ともあき) 日程第3、第13号議案、中野区個人情報の保護に関する条例等の一部を改正する条例を議題に供します。

 

平成29年(2017年)3月14日

 

中野区議会議長 殿

 

総務委員長 若林 しげお

  (公印省略)

議案の審査結果について

 

本委員会に付託された下記案は、審査の結果、原案を可決すべきものと決定したので、中野区議会会議規則第78条の規定により報告します。

 

 

議案番号

件    名

決定月日

13

中野区個人情報の保護に関する条例等の一部を改正する条例

314

 

〇議長(北原ともあき) 総務委員会の審査の報告を求めます。若林しげお総務委員長。

若林しげお議員登壇〕

○2番(若林しげお) ただいま議題に供されました第13号議案、中野区個人情報の保護に関する条例等の一部を改正する条例に関しまして、総務委員会における審査の経過並びに結果について御報告申し上げます。

 本議案は、行政手続における特定の個人を識別するための番号の利用等に関する法律の改正に伴い規定を整備するとともに、収集が制限された事項に関する個人情報の電子計算組織への記録等について規定するものです。

 この条例の施行時期は平成29年5月30日で、一部は公布の日です。

 本議案は、3月10日の本会議において当委員会に付託され、3月14日に審査を行いました。

 審査の進め方として、本議案を議題に供した後、理事者から補足説明を受け、質疑を行いましたが、質疑はありませんでした。その後、委員会を休憩して、取り扱いを協議した後、委員会を再開し、さらに質疑を求めましたが、質疑はなく、質疑を終結しました。

 次に、意見の開陳を求めましたが、意見はなく、意見の開陳を終結しました。

 次に、討論を求めましたが、討論はなく、討論を終結しました。

 そして、本議案について挙手による採決を行ったところ、賛成多数で可決すべきものと決した次第です。

 以上で第13号議案に関する総務委員会における審査の経過並びに結果の報告を終了いたします。

○議長(北原ともあき) ただいまの報告について御質疑ありませんか。

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

○議長(北原ともあき) 御質疑なければ、質疑を終結いたします。

 本件については討論の通告がありませんので、直ちに採決いたしたいと思いますが、御異議ありませんか。

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○議長(北原ともあき) 御異議ありませんので、これより起立により採決いたします。

 上程中の議案を委員長報告どおり可決するに賛成の方は御起立願います。

〔賛成者起立〕

○議長(北原ともあき) 起立多数。よって、上程中の議案は可決するに決しました。

──────────────────────────────

 第14号議案 中野区役所の位置の変更に関する条例

(委員長報告)

 

○議長(北原ともあき) 日程第4、第14号議案、中野区役所の位置の変更に関する条例を議題に供します。

 

平成29年(2017年)3月14日

 

中野区議会議長 殿

 

総務委員長 若林 しげお

  (公印省略)

議案の審査結果について

 

本委員会に付託された下記案は、審査の結果、原案を可決すべきものと決定したので、中野区議会会議規則第78条の規定により報告します。

 

 

議案番号

件    名

決定月日

14

中野区役所の位置の変更に関する条例

314

 

〇議長(北原ともあき) 総務委員会の審査の報告を求めます。若林しげお総務委員長。

若林しげお議員登壇〕

○2番(若林しげお) ただいま議題に供されました第14号議案、中野区役所の位置の変更に関する条例に関しまして、総務委員会における審査の経過並びに結果について御報告申し上げます。

 本議案は、現在の中野区役所の位置を中野四丁目11番に変更することを定めるものです。

 なお、この条例の制定に伴い、この条例の附則で中野区役所の位置の変更に関する条例(昭和43年中野区条例第18号)を廃止します。

 この条例の施行時期は、規則で定める日です。

 本議案は、3月10日の本会議において当委員会に付託され、3月14日に審査を行いました。

 審査の進め方として、本議案を議題に供した後、理事者から補足説明を受け、質疑を行いました。その主な質疑応答の内容を紹介いたします。

 初めに、場所はともかくとして、区役所の建てかえについて区として意思決定をしたのはいつかとの質疑があり、平成26年1月に新しい区役所整備基本方針を策定した折、そのときに区役所建てかえの方針を決定したとの答弁がありました。

 これを受け、第1次の10か年計画の中では新区役所の整備について何ら触れていなかったということなのかとの質疑があり、第1次の10か年計画では区役所本庁舎の整備時期をステップ4以降としたとの答弁がありました。

 次に、本条例をこの時期に提案する理由を問われ、区は、昨年12月新しい区役所整備基本計画を策定し、来年度には基本設計に係る予算を編成しており、基本設計の着手前に条例において区役所の位置の変更を決定すべきであると考えたから提案したとの答弁がありました。

 さらに、財源に関しては、現区役所とサンプラザの跡地を最大限に資産活用して生み出すとしているが、具体的にはどのように考えているのかとの質疑があり、現在の路線価をもとに試算した場合、現区役所の敷地における区の持ち分は126億円、またサンプラザの敷地が204億円と見込める。このことから、新庁舎の建てかえに係る財源の見通しは立っているものと判断しているとの答弁がありました。

 次に、区は221億円の施設整備費全てを区役所・サンプラザ再整備と現保健所の敷地の活用によって賄おうと考えているようだが、社会情勢の変化等により起債などに頼らざるを得ない場面も出てきてくることも想定され、整備費の一部について起債や基金を活用するという選択肢も残しておいたほうがよいのではないかとの質疑があり、基金や起債の活用についても考えてはおり、今後全体的な資金計画を示していきたいとの答弁がありました。

 次に、今後は民間の手法などを導入しながら、区民の財産である現区役所とサンプラザの敷地を開発し、未来に向かうまちづくりを進めていくかが大きな課題であると考えているが、区として、区役所の位置の変更に関する条例を今定例会に提案してきた思いは何かとの質疑があり、現区役所とサンプラザをそれぞれ単体として試算すれば合わせて330億円程度の資産になるが、全体を街区編成することで土地の資産価値を高めることができると考えている。区役所の移転により、安全な区役所を整備することができるとともに、全体の土地の活用が始まっていくと考えているとの答弁がありました。

 次に、新区役所の整備に係る諸費用については、仮に現区役所とサンプラザの敷地を売却すれば、今後リーマンショックのような事態が起こり土地の価格が下がったとしても賄うことができるのかとの質疑があり、現段階で現区役所、サンプラザ、保健所の資産価値を考慮すると、これらを活用すれば十分に新区役所の建設はできるものと考えているとの答弁がありました。

 以上が主な質疑応答の内容です。

 その後、委員会を休憩して、取り扱いを協議した後、委員会を再開し、さらに質疑を求めましたが、質疑はなく、質疑を終結しました。

 次に、意見の開陳を求めましたが、意見はなく、意見の開陳を終結しました。

 次に、討論を求めたところ、1名の委員が本議案に反対する立場から、区当局は、新区役所にいろいろと新しい機能を持たせることで区民福祉の向上に資すると言ってきたが、そもそも目的は区役所をこの場所からどかしたいということにあると考える。第1次の10か年計画にも、位置はともかくとして新区役所が必要であるということが明記されていたが、その前からサンプラザを雇用能力開発機構から購入し、区役所・サンプラザ地区再開発の種地にするという中から区役所移転の検討が行われてきた。そういう意味では、区民の大事な財産を開発業者をはじめとした民間の事業者のもとに一手に任せることは賛成できないとの討論を行いました。

 さらに討論を求めましたが、討論はなく、討論を終結しました。

 そして、本議案について挙手による採決を行ったところ、賛成多数で可決すべきものと決した次第です。

 以上で第14号議案に関する総務委員会における審査の経過並びに結果の報告を終了いたします。

○議長(北原ともあき) ただいまの報告について御質疑ありませんか。

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

○議長(北原ともあき) 御質疑なければ、質疑を終結いたします。

 これより討論に入ります。

 長沢和彦議員、渡辺たけし議員から討論の通告書が提出されていますので、順次、通告議員の討論を許します。最初に、長沢和彦議員。

〔長沢和彦議員登壇〕

○41番(長沢和彦) ただいま議題に供されました第14号議案、中野区役所の位置の変更に関する条例について、日本共産党議員団の立場から反対の討論を行います。

 本議案は、中野区役所の位置を現在の中野四丁目8番1号から中野四丁目11番に変更するというものであり、地方自治法第4条の定めに基づき、3分の2以上の賛成をもって議決をするという重要な案件です。

 住民の利用に最も便利であるように適当な考慮を行わなければならないと地方自治法で定めていますが、中野区の場合は違った意図から移転をしようとしています。今回の移転は、区役所が現在の場所にあっては中野駅周辺地区の再開発事業の妨げになるという思惑から計画されているということです。

 新区役所は、2005(平成17年)年度策定の新しい中野をつくる10か年計画(第1次)で中野区保健所、清掃車庫などとあわせて警察大学校等移転跡地・その他周辺地区に移転整備とされていました。中野サンプラザは、その前年の2004(平成16年)年度に雇用能力開発機構から当時の評価額の2分の1程度の約52億円で取得しました。そのときに中野サンプラザと現在の区役所を一体的に再開発することが構想されたわけです。

 区は、現在の区役所と中野サンプラザの土地を合わせると実勢価格で約330億円だとしています。中野サンプラザの土地だけでも譲渡価格の4倍近くの額が入ってくるというものです。中野区役所・サンプラザ地区一体開発は土地区画整理事業と市街地再開発事業によって行うとしています。現在、200メートルの超高層ビルと1万人を収容できるアリーナ施設が事業協力者から示されています。しかし、区は、市街地再開発事業の施行方式についてもアリーナ施設の所有についても明らかにしようとしていません。再開発のために、区民の財産、区の資産を民間事業者にやすやすと売り渡すことは認められません。

 また、再開発事業の実施についても、中野区役所・サンプラザ地区一体開発と密接に関連する中野駅西側南北通路・橋上駅舎事業の見通しも全く立っていないことがこの間の審議の中で明らかになっています。事業見通しが不透明な中で場所の変更だけ先行させることは認められません。

 加えて、区役所を現在の体育館の場所へ移転させ、体育館は平和の森公園に移転させるという、中野区役所・サンプラザ地区一体開発を起点とした玉突きの移転計画でもあります。区民の反対の声を押し切って進めるべきではないことを述べて、本議案への反対討論とします。

○議長(北原ともあき) 次に、渡辺たけし議員。

〔渡辺たけし議員登壇〕

○7番(渡辺たけし) ただいま議題に供されました第14号議案、中野区役所の位置の変更に関する条例に対し、反対の立場で討論いたします。

 地方自治法第4条において規定されている位置条例の趣旨は、市役所、区役所など重要な公共施設においては、住民の利便性、他の官公署との連携に配慮し、その位置が住民の利害に関する点として特に大きいので、慎重ならしめるため、議会の3分の2の議決を必要とするものです。

 新区役所は、現区役所からほど近い中野体育館跡地への移転となりますので、移転場所については賛成するところですが、逐条地方自治法には、建築に必要な財源の見通しも立たない時期に制定することは適当ではないとの実例があると記載されております。

 中野区は、新区役所建設に充てる財源については、今定例会において民進党の森議員からの一般質問に対して、サンプラザと区役所の実勢価格はサンプラザ跡地が204億円、区役所の跡地が126億円という答弁をしております。サンプラザの借入金が45億円あるため、差し引き285億円、新区役所の整備費は設計費を入れて221億円となっておりますので十分に賄えるというものですが、実勢価格については何の条件もつけていない評価額となります。しかし、事業協力パートナーの事業提案書によりますとアリーナ建設を条件に入れておりますので、この条件の入った評価額についての検証が必要であると考えます。アリーナや劇場など赤字運営になりやすい建築物を条件に入れた場合、民間からの入札価格は当然低価格となります。豊島区では、旧市役所の土地を定期借地として民間に貸し出し、新区役所の建設費を捻出しておりますが、当初予定されていた土地評価額は最大で400億円の値がついていました。ところが、劇場建設を条件にして入札を行ったところ、190億円で落札されており、半値以下となっております。それだけが落札価格の理由とは言えませんが、中野区はアリーナの建設費用、維持管理費も民間が出すことを条件にしております。豊島区が運営をしている劇場と比べて、民間にとってより条件が悪い話となっておりますので、330億円を大幅に下回って落札される可能性も十分に考えられるのではないでしょうか。

 また、今、区が出されている整備スケジュールによりますと、平成31年度に設計・施工工事一体型の入札を行うことになっておりますが、オリンピック前ということになり、資材費、人件費が高騰している時期になってしまいます。また、土地の処分については、新庁舎ができてからということになりますので、オリンピック後ということになります。通常土地の価格が上がるのはオリンピック前、資材費、人件費が下がるのはオリンピックの後ということを考えると、建築費が高い時期に入札を行い、土地の価格が下がる時期に売却をする形となり、土地の売却益が建築費を上回るのか、疑義を抱かざるを得ません。

 また、駅前一等地の土地価格は景気の変動により大きく左右されるところがあります。首都直下型地震のような大規模な災害が起きたり、リーマンショックのような景気が低迷するようなことが起きれば、土地の価格は下落します。これから竣工予定の平成35年までの6年間、どのようなことが起きるかわからない状態で財源の確保ができたと言い切るのは拙速過ぎるのではないでしょうか。

 他の自治体の動向についても確認いたしました。直近で位置条例の伴う新庁舎建設を行ってきている、またはこれから位置条例を提出する予定の自治体10カ所に取材をしたところ、庁舎建設のための目的基金をためていたところが9カ所、豊島区のみが目的基金をためていませんでした。中野区の場合は財源について、新しい区役所整備基本計画の中で、現区役所敷地及び現保健所敷地と最大限有効活用することによって生み出すと明記しております。他の自治体と違い、区民の税金をなるべく使わずに建設するため、基金の積み立ては必要ないとのことですが、同じく基金が全くない状態で新庁舎を建設した豊島区でも、位置条例を出したタイミングは、設計依頼を出してきちんとした施設整備費を出した後に提出しています。しかも、平成17年に庁舎建設課という専管組織を立ち上げ、平成22年の位置条例提出時期までの5年間で、年度ごとの土地価格やオフィスビル賃料の推移や動向など膨大なデータを蓄積させ、区民説明会での財源の確保は大丈夫かという内容が盛り込まれたあらゆる質問に対する回答に明確に答えるための努力を行っておりました。また、庁舎建設に対する住民の関心度は非常に高く、実際に豊島区では住民との合意形成のため100回以上にわたる区民説明会を行っております。担当者からは、住居一体型の複合施設は図書館建て直しのときに既に行っており、そのときは特に問題にならなかったのだが、庁舎での住居一体型のときは区民の関心度がものすごく高くなり、区民説明会ではあらゆる角度からさまざまな質問を浴びせられましたという話も伺いました。中野区でもこれから住民説明会を行った場合、庁舎建設費の目的基金がない状態のままで、来月から立ち上がる専管組織の担当者が注目度の高い庁舎建設の財源に関する質問に明確に答えることができるのか、現時点では不安を感じずにはいられません。

 議会の過半数の承認を得ながら庁舎建設を進めていくよりも、きちんと3分の2の議決をとってから費用の発生する設計依頼を行っていくという考え方も理解できるところではあります。ただ、やはり中野体育館の跡地への移転が既に既定路線であるというのであれば、設計依頼を出して新区役所の建設費が明確になり、内訳内容を精査し、建設費の予算を議会が通したタイミングで位置条例を出すべきではないでしょうか。他自治体10カ所へ行った調査でも、実施設計を終えた段階以降での条例提出が5カ所、これから位置条例を出す自治体の中でも庁舎の建設費が明確になった後で出すという回答をいただいたところが2カ所ありました。

 もともと私は、新庁舎建設には賛成の立場であります。今回も賛成理由を探すためにいろいろ調べていたわけですが、他自治体と比べても、残念ながら資金計画や財源の見込みが現段階では立っていないと言わざるを得ません。議会からの監視の目を緩めないためにも今回の位置条例を通してはならない。この点を強く申し上げまして、私の反対討論を終了いたします。

○議長(北原ともあき) 他に討論がなければ、討論を終結いたします。

 これより起立により採決いたします。

 念のため申し上げます。本件は、地方自治法第4条第3項の規定により、出席議員の3分の2以上の同意を必要とする議案であります。ただいまの出席議員は42名であります。

 お諮りいたします。上程中の議案を委員長報告どおり可決するに賛成の方は御起立願います。確認いたしますので、しばらく御起立を願います。

〔賛成者起立〕

○議長(北原ともあき) 起立30名。出席議員の3分の2以上であります。よって、上程中の議案は可決するに決しました。どうぞ御着席ください。

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 第21号議案 中野区介護保険条例の一部を改正する条例

(委員長報告)

 

○議長(北原ともあき) 日程第5、第21号議案、中野区介護保険条例の一部を改正する条例を議題に供します。

 

平成29年(2017年)3月14日

 

中野区議会議長 殿

 

区民委員長 中村 延子

(公印省略)

議案の審査結果について

 

本委員会に付託された下記議案は、審査の結果、原案を可決すべきものと決定したので、中野区議会会議規則第78条の規定により報告します。

 

 

議案番号

件    名

決定月日

21

中野区介護保険条例の一部を改正する条例

314

 

○議長(北原ともあき) 区民委員会の審査の報告を求めます。中村延子区民委員長。

〔中村延子議員登壇〕

○16番(中村延子) ただいま議題に供されました第21号議案、中野区介護保険条例の一部を改正する条例に関しまして、区民委員会における審査の経過並びに結果について御報告申し上げます。

 第21号議案、中野区介護保険条例の一部を改正する条例は、第1号被保険者に係る保険料率等の軽減措置の適用期間を延長するとともに、介護予防・日常生活支援総合事業に係る支給費の支給制限等に関する事項について規定するものです。

 この条例の施行時期は、平成29年4月1日です。

 本議案は、3月10日の本会議において当委員会に付託され、3月14日に審査を行いました。

 審査の進め方として、本議案を議題に供した後、理事者から補足説明を受け、質疑を行いました。その主な質疑応答の内容を紹介します。

 初めに、第25条の2の支給制限に該当する具体的な内容について問われ、刑事施設等に拘禁された場合、故意の犯罪や重大な過失によって介護状態になった場合、必要な文書の提出等を拒否した場合などがある。また、保険料未納者に対して償還払いや給付の一部停止、利用者負担割合が3割になることなどが規定されているとの答弁がありました。

 次に、他の委員から、他自治体でも今回の改定を行うのかとの質疑があり、低所得者に対する保険料負担軽減の継続については国からも財政支援があり全国一律の対応と考えているが、支給制限については各自治体の考え方によるため、各自治体において相応の対応が図られると考えているとの答弁がありました。

 これに対し、仮に今回支給制限の規定を設けずに新総合事業を開始した場合、どういったことが想定されるのかとの質疑があり、仮に要支援1・2の方が給付制限の場合、デイサービスやホームヘルプについては利用者負担割合が1割であるのに対し、訪問看護等は給付制限が適用され利用者負担割合が3割となるなど、同一の方でも受ける事業によって利用者負担割合が変わることとなるとの答弁がありました。

 その後、委員会を休憩して、取り扱いを協議した後、委員会を再開し、さらに質疑を求めましたが、質疑はなく、質疑を終結しました。

 次に、意見の開陳を求めたところ、意見はなく、意見の開陳を終結しました。

 次に、討論を求めたところ、討論はなく、討論を終結しました。

 そして、挙手による採決を行ったところ、賛成多数で本議案を可決すべきものと決した次第です。

 以上で第21号議案に関する区民委員会における審査の経過並びに結果の報告を終了します。

○議長(北原ともあき) ただいまの報告について御質疑ありませんか。

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

○議長(北原ともあき) 御質疑なければ、質疑を終結いたします。

 本件については討論の通告がありませんので、直ちに採決いたしたいと思いますが、御異議ありませんか。

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○議長(北原ともあき) 御異議ありませんので、これより起立により採決いたします。

 上程中の議案を委員長報告どおり可決するに賛成の方は御起立願います。

〔賛成者起立〕

○議長(北原ともあき) 起立多数。よって、上程中の議案は可決するに決しました。

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 第29号議案 中野区国民健康保険条例の一部を改正する条例

(委員長報告)

 

○議長(北原ともあき) 日程第6、第29号議案、中野区国民健康保険条例の一部を改正する条例を議題に供します。

 

平成29年(2017年)3月14日

 

中野区議会議長 殿

 

区民委員長 中村 延子

(公印省略)

議案の審査結果について

 

本委員会に付託された下記議案は、審査の結果、原案を可決すべきものと決定したので、中野区議会会議規則第78条の規定により報告します。

 

 

議案番号

件    名

決定月日

29

中野区国民健康保険条例の一部を改正する条例

314

 

○議長(北原ともあき) 区民委員会の審査の報告を求めます。中村延子区民委員長。

〔中村延子議員登壇〕

○16番(中村延子) ただいま議題に供されました第29号議案、中野区国民健康保険条例の一部を改正する条例に関しまして、区民委員会における審査の経過並びに結果について御報告申し上げます。

 第29号議案、中野区国民健康保険条例の一部を改正する条例は、国民健康保険の保険料率等を改めるとともに、地方税法等の改正に伴い規定を整備するものです。

 この条例の施行時期は平成29年4月1日で、一部は公布の日です。

 本議案は、3月10日の本会議において当委員会に付託され、3月14日に審査を行いました。

 審査の進め方として、本議案を議題に供した後、理事者から補足説明を受け、質疑を行いました。その主な質疑応答の内容を御紹介いたします。

 初めに、高額療養費の算入割合が平成29年度では84%になるところ、67%からプラス8%の75%となっているが、この理由はとの質疑があり、医療費の伸びが高くなっているので、少しでも保険料を抑えるために算入率を75%にとどめたとの答弁がありました。

 これに対し、保険料を抑えるといっても、保険料の値上げ幅が過去5年で最大になっている要因はとの質疑があり、一般被保険者数が減少する一方、基礎賦課総額が増額し、一人当たりの医療費が伸びている。医療費が伸びている要因は高齢化が進んでいるためで、65歳から74歳までの前期高齢者が増加し、前期高齢者の割合が高くなっており、医療給付費もゼロ歳から64歳に比べ約3倍にもなる。高齢化が進むと一人当たりの医療費が増加し、全体の被保険者で割り返すと保険料が上がるとの答弁がありました。

 次に、区長会で保険料値上げについて役員会に一任された内容と、昨年12月に区長会から厚生労働大臣宛てに、低所得者へのより一層の保険料の負担軽減を図るため、国の責任において必要な財政措置を講ずることと緊急要望が出されたが、区の見解はとの質疑があり、区長会では、高額療養費の算入割合について正・副会長に一任された。国に対する区長会の緊急要望に関しては財政支援の充実の観点で行った。国は、広域化に向け一定の財政支援を行っていくと言っているので、平成30年度に向け注視していきたいとの答弁がありました。

 その後、委員会を休憩して、本議案の取り扱いを協議した後、委員会を再開し、さらに質疑を求めましたが、質疑はなく、質疑を終結しました。

 次に、意見の開陳を求めましたが、意見はなく、意見の開陳を終結しました。

 次に、討論を求めたところ、1名の委員が本議案に反対の立場から、保険料値上げの幅が過去5年間で一番大きく、一人当たりの保険料は前年度比7,252円、6.52%増となる。理由は医療費の伸び、高齢化のためとしているが、高額療養費の保険算入が進み、保険料を値上げする仕組みが進んできたためである。値上げ幅を抑えようとしている努力をしたと言っているが、今回の繰り入れ幅では保険料を抑えるには不十分である。保険料滞納世帯が被保険者の3分の1に達する状況を考えれば、社会保障の一環としての国民健康保険であるから一般会計からの繰り出しを含む保険料抑制措置が必要であった。国民皆保険制度を守るためにも、今回の条例改正は容認できない。よって、本議案に反対するとの討論を行いました。

 さらに討論を求めましたが、討論はなく、討論を終結しました。

 そして、挙手による採決を行ったところ、賛成多数で可決すべきものと決した次第です。

 以上で第29号議案に関する区民委員会における審査の経過並びに結果の報告を終了します。

○議長(北原ともあき) ただいまの報告について御質疑ありませんか。

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

○議長(北原ともあき) 御質疑なければ、質疑を終結いたします。

 本件については討論の通告がありませんので、直ちに採決いたしたいと思いますが、御異議ありませんか。

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○議長(北原ともあき) 御異議ありませんので、これより起立により採決いたします。

 上程中の議案を委員長報告どおり可決するに賛成の方は御起立願います。

〔賛成者起立〕

○議長(北原ともあき) 起立多数。よって、上程中の議案は可決するに決しました。

 お諮りいたします。この際、本日の日程をさらに追加し、日程第15、議案第30号、平成29年度中野区一般会計補正予算を先議するに御異議ありませんか。

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○議長(北原ともあき) 御異議ありませんので、さよう議事を進行いたします。

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 議案第30号 平成29年度中野区一般会計補正予算

 

○議長(北原ともあき) 日程第15、議案第30号、平成29年度中野区一般会計補正予算を上程いたします。

 理事者の説明を求めます。川崎副区長。

〔副区長川崎亨登壇〕

○副区長(川崎亨) ただいま上程されました第30号議案につきまして提案理由の説明をいたします。

 第30号議案、平成29年度中野区一般会計補正予算は、歳入歳出にそれぞれ5,171万3,000円を追加計上するものです。これにより既定予算との合計額は1,293億9,771万3,000円となります。

 初めに、この補正の歳出予算の内容を説明いたします。

 まず、経営費ですが、本庁舎及び庁外施設における防犯や個人情報の保護等の対策を強化するため、住民情報系端末を設置している事務室に配備する監視カメラの設置及び運用経費3,371万3,000円を追加計上するものです。

 次に、道路費ですが、上高田四丁目区道の張り出し道路擁壁を改修するため、道路擁壁工事に係る詳細設計を行う経費1,800万円を追加計上するものです。

 この補正の歳入予算といたしましては、繰入金5,171万3,000円を追加計上するものです。

 以上、本議案につきまして、よろしく御審議の上、御賛同くださいますようお願い申し上げます。

○議長(北原ともあき) 本件について御質疑ありませんか。

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

○議長(北原ともあき) 御質疑なければ、質疑を終結いたします。

 上程中の議案は、会議規則に従い、総務委員会に付託いたします。

 お諮りいたします。この際、本日の日程をさらに追加し、日程第16、議案第31号、仮称平和の森公園体育館新築工事等請負契約を先議するに御異議ありませんか。

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○議長(北原ともあき) 御異議ありませんので、さよう議事を進行いたします。

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 議案第31号 仮称平和の森公園体育館新築工事等請負契約

 

○議長(北原ともあき) 日程第16、議案第31号、仮称平和の森公園体育館新築工事等請負契約を上程いたします。

 理事者の説明を求めます。川崎副区長。

〔副区長川崎亨登壇〕

○副区長(川崎亨) ただいま上程されました第31号議案につきまして提案理由の説明をいたします。

 第31号議案、仮称平和の森公園体育館新築工事等請負契約は、仮称平和の森公園体育館新築工事等に係る請負契約を締結するに当たり、議会の議決をお願いするものです。

 契約の方法は一般競争入札、契約の金額は89億6,517万7,200円、契約の相手方はフジタ・協永・明成・日本設計特定建設共同企業体です。

 なお、この工事の完了予定は平成31年12月です。

 以上、本議案につきまして、よろしく御審議の上、御賛同くださいますようお願い申し上げます。

○議長(北原ともあき) 本件について御質疑ありませんか。

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

○議長(北原ともあき) 御質疑なければ、質疑を終結いたします。

 上程中の議案は、会議規則に従い、総務委員会に付託いたします。

 議事の都合により暫時休憩いたします。

午後1時52分休憩

 

午後3時55分開議

○議長(北原ともあき) 会議を再開いたします。

 この際申し上げます。議事の都合上、会議時間を延長いたします。

 お諮りいたします。この際、本日の日程をさらに追加し、日程第22、議案第30号、平成29年度中野区一般会計補正予算を先議するに御異議ありませんか。

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○議長(北原ともあき) 御異議ありませんので、さよう議事を進行いたします。

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 議案第30号 平成29年度中野区一般会計補正予算

(委員長報告)

 

○議長(北原ともあき) 日程第22、議案第30号、平成29年度中野区一般会計補正予算を議題に供します。

 

平成29年(2017年)3月27日

 

中野区議会議長 殿

 

総務委員長 若林 しげお

  (公印省略)

議案の審査結果について

 

本委員会に付託された下記案は、審査の結果、原案を可決すべきものと決定したので、中野区議会会議規則第78条の規定により報告します。

 

 

議案番号

件    名

決定月日

30

平成29年度中野区一般会計補正予算

327

 

〇議長(北原ともあき) 総務委員会の審査の報告を求めます。若林しげお総務委員長。

若林しげお議員登壇〕

○2番(若林しげお) ただいま議題に供されました議案第30号、平成29年度中野区一般会計補正予算に関しまして、総務委員会における審査の経過並びに結果について御報告申し上げます。

 本議案は、歳入歳出それぞれ5,171万3,000円を追加計上するものです。これにより既定予算との合計額は1,293億9,771万3,000円となります。

 本議案は、本日の本会議において当委員会に付託され、審査を行いました。

 まず、審査の進め方として、本議案を議題に供した後、理事者から補足説明を受け、その後質疑を行いました。その主な質疑の内容を紹介いたします。

 初めに、経営費中、監視カメラの設置・運用に関しては、ランニングコストについて、映像の監視体制について、カメラ設置による抑止効果について、他自治体での設置状況について、カメラ設置による職務遂行上の影響について、ログの確認方法について、情報セキュリティーポリシーへの反映状況についてなどの質疑がありました。

 次に、都市基盤費中、張り出し道路擁壁工事について、今後の工事予定について、道路整備に係る調査の優先順位についてなどの質疑がありました。

 以上が主な質疑の内容です。

 その後、委員会を休憩して、取り扱いを協議した後、委員会を再開し、さらに質疑を求めましたが、質疑はなく、質疑を終結しました。

 次に、意見の開陳を求めましたが、意見はなく、意見の開陳を終結しました。

 次に、討論を求めたところ、1名の委員が本議案に反対する立場から、上高田四丁目区道の張り出し道路擁壁の工事設計は当然必要なことであり、これは可とするものである。しかし、監視カメラの設置については、設置費用の3,370万円余に加え1,100万円もの毎年のランニングコストとしてかかるというものである。

 反対の理由の一つ目は、抑止効果を狙って監視カメラを設置するということであるが、あくまでも事後対応に役立つということであり、未然にそうした疑わしさを防ぐということにはならない。もし悪意があるならば、手元で何を行っているかは判別することもできないし、一定の範囲ならば映し出された画面を暗記することもできるため、抑止は期待どおりには働かないのではないか。

 二つ目は、職員の働き方そのものにかかわる大きな問題であるという点である。監視カメラを設置することで、働く職員等が委縮しかねず、スムーズな業務の遂行に多大な影響を及ぼす可能性があると考える。職場、職員との関係でも十分な議論と検討を持って合意を得たとは思えず、この議案について賛成できないとの討論を行いました。

 さらに討論を求めましたが、討論はなく、討論を終結しました。

 そして、本議案について挙手による採決を行ったところ、賛成多数で可決すべきものと決した次第です。

 以上で第30号議案に関する総務委員会における審査の経過並びに結果の報告を終了いたします。

○議長(北原ともあき) ただいまの報告について御質疑ありませんか。

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

○議長(北原ともあき) 御質疑なければ、質疑を終結いたします。

 本件については討論の通告がありませんので、直ちに採決いたしたいと思いますが、御異議ありませんか。

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○議長(北原ともあき) 御異議ありませんので、これより起立により採決いたします。

 上程中の議案を委員長報告どおり可決するに賛成の方は御起立願います。

〔賛成者起立〕

○議長(北原ともあき) 起立多数。よって、上程中の議案は可決するに決しました。

 お諮りいたします。この際、本日の日程をさらに追加し、日程第23、議案第31号、仮称平和の森公園体育館新築工事等請負契約を先議するに御異議ありませんか。

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○議長(北原ともあき) 御異議ありませんので、さよう議事を進行いたします。

──────────────────────────────

 議案第31号 仮称平和の森公園体育館新築工事等請負契約

(委員長報告)

 

○議長(北原ともあき) 日程第23、議案第31号、仮称平和の森公園体育館新築工事等請負契約を議題に供します。

 

平成29年(2017年)3月27日

 

中野区議会議長 殿

 

総務委員長 若林 しげお

  (公印省略)

議案の審査結果について

 

本委員会に付託された下記案は、審査の結果、原案を可決すべきものと決定したので、中野区議会会議規則第78条の規定により報告します。

 

 

議案番号

件    名

決定月日

31

仮称平和の森公園体育館新築工事等請負契約

327

 

〇議長(北原ともあき) 総務委員会の審査の報告を求めます。若林しげお総務委員長。

若林しげお議員登壇〕

○2番(若林しげお) ただいま議題に供されました第31号議案、仮称平和の森公園体育館新築工事等請負契約に関しまして、総務委員会における審査の経過並びに結果について御報告申し上げます。

 本議案は、仮称平和の森公園体育館新築工事等に係る請負契約を締結するに当たり、議会の議決を要するものです。

 本議案は、本日の本会議において当委員会に付託され、審査を行いました。

 まず、審査の進め方として、本議案を議題に供した後、理事者から補足説明を受け、その後質疑を行いました。その主な質疑の内容を紹介いたします。

 初めに、入札参加に係る基準について、契約者に係る契約実績の記載方法についてなどの質疑がありました。

 次に、他の委員から、設計・施工一体方式による発注に至った経緯について、請負契約の内容について、体育館建設予定地に係る東京都との協定についてなどの質疑がありました。

 以上が主な質疑の内容です。

 その後、委員会を休憩して、取り扱いを協議した後、委員会を再開し、さらに質疑を求めましたが、質疑はなく、質疑を終結しました。

 次に、意見の開陳を求めましたが、意見はなく、意見の開陳を終結しました。

 次に、討論を求めたところ、1名の委員が本議案に反対する立場から、区民の反対の声が多い中での平和の森公園内への新体育館の移設建設については大きな問題があると認識している。また、東京都下水道局との協定について、平和の森公園内の利用に関して変更がある場合には協議を行いながら協定を結ぶこととなっているが、現在その協議中にもかかわらず、4月3日に落札した事業者との契約を行うことにも問題がある。さらに、日本設計は、整備事業に初めからかかわっているが、新体育館の整備についても設計・施工一括方式を行うJVの事業者に入っている。こうした事業者がそうした経緯も経ながらこれからもかかわるということについて甚だ不透明さがあり、議案に対する反対討論とするとの討論を行いました。

 さらに討論を求めましたが、討論はなく、討論を終結しました。

 そして、本議案について挙手による採決を行ったところ、賛成多数で可決すべきものと決した次第です。

 以上で第31号議案に関する総務委員会における審査の経過並びに結果の報告を終了いたします。

○議長(北原ともあき) ただいまの報告について御質疑ありませんか。

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

○議長(北原ともあき) 御質疑なければ、質疑を終結いたします。

 本件については討論の通告がありませんので、直ちに採決いたしたいと思いますが、御異議ありませんか。

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○議長(北原ともあき) 御異議ありませんので、これより起立により採決いたします。

 上程中の議案を委員長報告どおり可決するに賛成の方は御起立願います。

〔賛成者起立〕

○議長(北原ともあき) 起立多数。よって、上程中の議案は可決するに決しました。

 お諮りいたします。この際、本日の日程をさらに追加し、日程第17、議員提出議案第1号、無料公衆無線LAN(Wi-Fi)環境の整備促進を求める意見書を先議するに御異議ありませんか。

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○議長(北原ともあき) 御異議ありませんので、さよう議事を進行いたします。

──────────────────────────────

 議員提出議案第1号 無料公衆無線LAN(Wi-Fi)環境の整備促進を求める意見書

 

○議長(北原ともあき) 日程第17、議員提出議案第1号、無料公衆無線LAN(Wi-Fi)環境の整備促進を求める意見書を上程いたします。

 提案者代表の説明を求めます。小林ぜんいち議員。

〔小林ぜんいち議員登壇〕

○14番(小林ぜんいち) ただいま議題に供されました議員提出議案第1号、無料公衆無線LAN(Wi-Fi)環境の整備促進を求める意見書につきまして、提案理由の説明を申し上げます。

 なお、提案説明は案文の朗読をもってかえさせていただきたいと存じますので、御了承をお願いいたします。

 無料公衆無線LAN(Wi-Fi)環境の整備促進を求める意見書。

 2020年東京オリンピック・パラリンピックの開催に向けて、通信環境の整備、とりわけ無料公衆無線LAN(Wi-Fi)環境の整備は喫緊の課題となっています。

 今年度に観光庁が行った「訪日外国人旅行者の国内における受入環境整備に関するアンケート」結果によると、旅行中困ったこととして、「無料公衆無線LAN環境」が28.7%となっており、認証や利用登録など、利用の手続きに関する不満も多い状況です。

 政府は、防災の観点から、2020年までに約3万箇所のWi-Fi環境の整備を目指しており、また空港や駅・鉄道、宿泊施設など人が多く出入りする場所には民間での設置を働きかけています。

 Wi-Fi環境の整備促進は、インバウンドのさらなる増加だけでなく、防災拠点となる公共施設等の災害時における通信手段の確保にも大きく貢献することから、中野区議会は政府に対し、以下の項目について強く要望します。

 記。

 1 鉄道・バス等の公共交通機関やホテル・旅館等の宿泊施設などの民間施設に対するWi-Fi整備支援事業を一層拡充すること。

 2 日本遺産・国立公園等の観光拠点や観光案内所におけるWi-Fi環境の整備を一層促進し、観光地の機能向上や利便性向上を図ること。

 3 防災の観点から、避難所・避難場所となる学校、区民センター、公民館等の防災拠点や、博物館・自然公園等の公的拠点へのWi-Fi環境の整備を行う地方公共団体に対して、財政的支援措置を導入すること。

 以上、地方自治法第99条の規定により提出します。

 年月日。

 内閣総理大臣、総務大臣、国土交通大臣あて。

 中野区議会議長名。

 以上でございますが、同僚議員におかれましては、何とぞ満場一致で御賛同賜りますようお願い申し上げ、提案理由の説明といたします。

○議長(北原ともあき) 本件について御質疑ありませんか。

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

○議長(北原ともあき) 御質疑なければ、質疑を終結いたします。

 本件については委員会付託を省略いたしたいと思いますが、御異議ありませんか。

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○議長(北原ともあき) 御異議ありませんので、委員会付託を省略いたします。

 本件については討論の通告がありませんので、直ちに採決いたしたいと思いますが、御異議ありませんか。

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○議長(北原ともあき) 御異議ありませんので、これより起立により採決いたします。

 上程中の議案を原案どおり可決するに賛成の方は御起立願います。

〔賛成者起立〕

○議長(北原ともあき) 起立多数。よって上程中の議案は可決するに決しました。

 お諮りいたします。この際、本日の日程をさらに追加し、日程第18、議員提出議案第2号、水素ステーションの整備促進を求める意見書を先議するに御異議ありませんか。

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○議長(北原ともあき) 御異議ありませんので、さよう議事を進行いたします。

──────────────────────────────

 議員提出議案第2号 水素ステーションの整備促進を求める意見書

 

○議長(北原ともあき) 日程第18、議員提出議案第2号、水素ステーションの整備促進を求める意見書を上程いたします。

 提案者代表の説明を求めます。小林ぜんいち議員。

〔小林ぜんいち議員登壇〕

○14番(小林ぜんいち) ただいま議題に供されました議員提出議案第2号、水素ステーションの整備促進を求める意見書につきまして、提案理由の説明を申し上げます。

 なお、提案説明は案文の朗読をもってかえさせていただきたいと存じますので、御了承願います。

 水素ステーションの整備促進を求める意見書。

 国は、昨年3月に「水素・燃料電池戦略ロードマップ」を改訂し、水素社会の実現に向けて新たな目標や取り組みの具体化を示しました。そのなかでも、燃料電池自動車(FCV)の普及台数目標は、2030年までに約80万台、水素ステーションの整備目標は、2025年度までに約320箇所とされています。しかし、2030年時点のFCV普及台数目標を達成するためには、900基程度の水素ステーションが必要と見込まれており、その実現に向けて、水素ステーション整備の相当な加速化が求められます。

 国は燃料電池自動車・水素ステーション等に関する規制の見直しを進めていますが、全国に水素ステーションの整備拡大を推進するためには、事業者による一層の技術開発等の努力に加えて、国においてもさらなる規制の見直しが求められます。

 とりわけ、海外では一般的となっている水素ステーション用蓄圧器に複合圧力容器を使用することは、我が国でもようやく認められたとはいえ、高価な炭素繊維の使用はコストアップの要因になっており、水素ステーションの運営コストの低減や蓄圧器材料に安価なクロムモリブデン鋼等を使用できるようにするなど、一層の規制緩和を行う必要があります。

 よって、中野区議会は国に対し、水素ステーションの整備を促進するため、下記の事項について取り組まれるよう強く求めます。

 記。

 1 水素ステーションのセルフ充てんのハード・ソフトの基準整備を行うこと。

 2 海外での使用実績を考慮して水素ステーション用蓄圧器の使用可能鋼材を拡大すること。

 以上、地方自治法第99条の規定により意見書を提出します。

 年月日。

 内閣総理大臣、経済産業大臣、内閣府特命担当大臣(規制改革)あて。

 中野区議会議長名。

 以上でございますが、同僚議員におかれましては、何とぞ満場一致で御賛同賜りますようお願い申し上げ、提案理由の説明といたします。

○議長(北原ともあき) 本件について御質疑ありませんか。

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

○議長(北原ともあき) 御質疑なければ、質疑を終結いたします。

 本件については委員会付託を省略いたしたいと思いますが、御異議ありませんか。

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○議長(北原ともあき) 御異議ありませんので、委員会付託を省略いたします。

 本件については討論の通告がありませんので、直ちに採決いたしたいと思いますが、御異議ありませんか。

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○議長(北原ともあき) 御異議ありませんので、これより起立により採決いたします。

 上程中の議案を原案どおり可決するに賛成の方は御起立願います。

〔賛成者起立〕

○議長(北原ともあき) 起立多数。よって上程中の議案は可決するに決しました。

 お諮りいたします。この際、本日の日程をさらに追加し、日程第19、議員提出議案第3号、地域の実情に応じて運用できる民泊の法制化を求める意見書を先議するに御異議ありませんか。

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○議長(北原ともあき) 御異議ありませんので、さよう議事を進行いたします。

──────────────────────────────

 議員提出議案第3号 地域の実情に応じて運用できる「民泊」の法制化を求める意見書

 

○議長(北原ともあき) 日程第19、議員提出議案第3号、地域の実情に応じて運用できる民泊の法制化を求める意見書を上程いたします。

 提案者代表の説明を求めます。小林ぜんいち議員。

〔小林ぜんいち議員登壇〕

○14番(小林ぜんいち) ただいま議題に供されました議員提出議案第3号、地域の実情に応じて運用できる民泊の法制化を求める意見書につきまして、提案理由の説明を申し上げます。

 なお、提案説明は案文の朗読をもってかえさせていただきたいと存じますので、御了承願います。

 地域の実情に応じて運用できる民泊の法制化を求める意見書。

 核家族化と少子高齢化により増加の一途をたどる空室・空き家への対策や、外国人旅行者等の急増による宿泊施設の不足への対応等において、政府が検討を進めている既存住宅等を宿泊施設として活用できるようにする「民泊」制度の法制化は大変に有意義な取り組みであると考えます。

 実際に、我が国の空室や空き家は2013年の時点で約820万戸、うち耐震性等があり駅から1km以内の賃貸用空室は約137万戸、空き家は約48万戸もあり、これらの利活用は地域の新たな活力を生み出す大きな力となり得ます。

 また、2012年に836万人だった訪日外国人旅行者数は、2016年にはその3倍の2400万人を突破し、さらに政府は2020年の東京オリンピック・パラリンピックの年には4000万人の目標を掲げる中で、外国人観光客の急増による宿泊施設の不足も懸念されています。

 まさに、これらの諸課題に対応する「民泊」の推進は、地域の遊休資産を有効に活用することによる地域経済の活性化や、管理の行き届いていない空き家等の適正な管理による住環境の改善への寄与が期待されるところであります。

 一方で、日本とは全く異なった文化や環境の中で育った外国人旅行者の地域における住宅等の利用においては、地域住民と旅行者の間での気配りと協力による、互いの安全と安心の確立のためのきめ細かい対応も求められます。

 これらのことから、政府が「民泊」を推進する際は、国内外の旅行者等の受け入れによる観光振興とあわせて地域社会の健全な発展の両立を図るために、様々な課題への対応を総合的に進めながら、この事業が地域において持続可能なものとしなければなりません。

 よって、中野区議会は政府に対し、「民泊」制度の法制化に当たり、宿泊施設として必要な安全性等を確保するとともに、地域住民と旅行者の安全と安心の確立、並びに地域の実情に合わせて将来にわたり豊かで住み良い地域の実現に寄与するように、下記の事項について特段の配慮を求めます。

 記。

 1 国の法令に基づき、地域住民と旅行者が安全に安心して「民泊」制度を運用することが可能となるよう、国が責任を持って必要な基準を定めること。

 2 「民泊」の運営に関する実態の監視や様々なトラブルに迅速かつ適切に対処する体制を国の責任において整備すること。

 3 地域の実情に応じて適切な「民泊」の運営がなされるように、自治体が条例の制定等により地域独自のルール等の構築が可能となるようにすること。

 以上、地方自治法第99条の規定により意見書を提出します。

 年月日。

 内閣総理大臣、総務大臣、国土交通大臣、内閣府特命担当大臣(規制改革)あて。

 中野区議会議長名。

 以上でございますが、同僚議員におかれましては、何とぞ満場一致で御賛同賜りますようお願い申し上げ、提案理由の説明といたします。

○議長(北原ともあき) 本件について御質疑ありませんか。

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

○議長(北原ともあき) 御質疑なければ、質疑を終結いたします。

 本件については委員会付託を省略いたしたいと思いますが、御異議ありませんか。

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○議長(北原ともあき) 御異議ありませんので、委員会付託を省略いたします。

 本件については討論の通告がありませんので、直ちに採決いたしたいと思いますが、御異議ありませんか。

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○議長(北原ともあき) 御異議ありませんので、これより起立により採決いたします。

 上程中の議案を原案どおり可決するに賛成の方は御起立願います。

〔賛成者起立〕

○議長(北原ともあき) 起立多数。よって上程中の議案は可決するに決しました。

 お諮りいたします。この際、本日の日程をさらに追加し、日程第20、議員提出議案第4号、精神障害者に対する公共交通機関の運賃割引の適用を求める意見書を先議するに御異議ありませんか。

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○議長(北原ともあき) 御異議ありませんので、さよう議事を進行いたします。

──────────────────────────────

 議員提出議案第4号 精神障害者に対する公共交通機関の運賃割引の適用を求める意見書

 

○議長(北原ともあき) 日程第20、議員提出議案第4号、精神障害者に対する公共交通機関の運賃割引の適用を求める意見書を上程いたします。

 提案者代表の説明を求めます。浦野さとみ議員。

〔浦野さとみ議員登壇〕

○31番(浦野さとみ) ただいま議題に供されました議員提出議案第4号、精神障害者に対する公共交通機関の運賃割引の適用を求める意見書につきまして、提案理由の説明を申し上げます。

 なお、提案説明は案文の朗読をもってかえさせていただきたいと存じますので、御了承願います。

 精神障害者に対する公共交通機関の運賃割引の適用を求める意見書。

 精神障害者にとって、公共交通機関は、通勤・通学・医療機関への通院・福祉施設への通所をはじめ、日常生活を行う上で欠かせない移動手段です。しかし、運賃割引制度については、その多くが、身体障害者及び知的障害者のみを対象としており、精神障害者については一部の交通機関にとどまっています。

 精神障害者家族会の全国組織である全国精神保健福祉会連合会が実施した精神障害者に対する生活実態調査(2015年)の結果によると、精神障害者の1カ月の平均収入は約6万円、無年金者は約20%という深刻な実態があきらかとなりました。運賃割引の適用により精神障害者及びその家族の経済的負担を軽減することは、生活の向上のみならず、社会参加する機会の広がりにも寄与します。

 1993年の障害者基本法により、精神障害者が障害者福祉の対象として位置づけられ、身体・知的障害者と同水準の福祉施策を整備する根拠が与えられました。さらに、昨年4月に施行された障害者差別解消法は「社会的障壁の除去」を掲げており、全国市長会からも「精神障害者に係る公共交通運賃、有料道路料金について、割引制度を設けること」が要請されています。

 よって、国においては、精神障害者にも身体障害者及び知的障害者と同等に公共交通機関の運賃割引が速やかに実現するよう強く要望します。

 以上、地方自治法第99条の規定に基づき、意見書を提出いたします。

 年月日。

 内閣総理大臣、総務大臣、財務大臣、厚生労働大臣、国土交通大臣あて。

 中野区議会議長名。

 以上でございますが、同僚議員におかれましては、何とぞ満場一致での御賛同を賜りますようお願い申し上げ、提案理由の説明といたします。

○議長(北原ともあき) 本件について御質疑ありませんか。

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

○議長(北原ともあき) 御質疑なければ、質疑を終結いたします。

 本件については委員会付託を省略いたしたいと思いますが、御異議ありませんか。

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○議長(北原ともあき) 御異議ありませんので、委員会付託を省略いたします。

 本件については討論の通告がありませんので、直ちに採決いたしたいと思いますが、御異議ありませんか。

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○議長(北原ともあき) 御異議ありませんので、これより起立により採決いたします。

 上程中の議案を原案どおり可決するに賛成の方は御起立願います。

〔賛成者起立〕

○議長(北原ともあき) 起立少数。よって上程中の議案は否決するに決しました。

 お諮りいたします。この際、本日の日程をさらに追加し、日程第21、議員提出議案第5号、テロ等準備罪の新設中止を求める意見書を先議するに御異議ありませんか。

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○議長(北原ともあき) 御異議ありませんので、さよう議事を進行いたします。

──────────────────────────────

 議員提出議案第5号 テロ等準備罪の新設中止を求める意見書

 

○議長(北原ともあき) 日程第21、議員提出議案第5号、テロ等準備罪の新設中止を求める意見書を上程いたします。

 提案者代表の説明を求めます。長沢和彦議員。

〔長沢和彦議員登壇〕

○41番(長沢和彦) ただいま議題に供されました議員提出議案第5号、テロ等準備罪の新設中止を求める意見書につきまして、提案理由の説明を申し上げます。

 なお、提案説明は案文の朗読をもってかえさせていただきたいと存じますので、御了承願います。

 テロ等準備罪の新設中止を求める意見書。

 政府は、今国会においてテロ等準備罪、いわゆる共謀罪を成立させようとしています。政府は「国際越境組織犯罪防止条約批准のため共謀罪成立が不可欠」と説明してきました。しかしながら、この条約の批准においては、共謀罪のみをその条件とはしておりません。テロ対策そのものについても、国連のテロ防止条約13本について日本でも締結し、国会で承認されており、現在の国内法で十分に対応できるものです。共謀罪新設が必要だとした立法事実そのものが破綻をしています。

 組織的犯罪集団の明確な定義がないことも問題です。政府答弁でも、市民団体など一般の団体が性質を一変させることもあり得るとしており、一般市民が対象とされる危険があることもはっきりしました。政府が処罰対象を限定する根拠とした「準備行為」についても非常に曖昧で、捜査機関による電話の盗聴、SNSの監視など一般市民への日常的な監視活動が拡大することも懸念されています。犯罪集団かどうかも、共謀かどうかも、捜査機関の判断にゆだねられており、広い範囲で恣意的な運用が可能となります。

 刑法の原則は、現に起こした犯罪を問う「既遂処罰」です。共謀罪はこの刑法の原則を根底から覆しかねません。また、犯罪を起こす気があったかどうかなどと内心に踏み込むことは、憲法における思想・良心の自由とも相容れません。

 よって、中野区議会は、憲法を守り、権力の乱用を防ぐ立場から、テロ等準備罪新設中止を求めるものです。

 以上、地方自治法第99条の規定に基づき、意見書を提出します。

 年月日。

 衆議院議長、参議院議長、内閣総理大臣、総務大臣、法務大臣、外務大臣あて。

 中野区議会議長名。

 以上でございますが、同僚議員におかれましては、何とぞ満場一致で御賛同賜りますようお願い申し上げ、提案理由の説明といたします。

○議長(北原ともあき) 本件について御質疑ありませんか。

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

○議長(北原ともあき) 御質疑なければ、質疑を終結いたします。

 本件については委員会付託を省略いたしたいと思いますが、御異議ありませんか。

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○議長(北原ともあき) 御異議ありませんので、委員会付託を省略いたします。

 これより討論に入ります。

 石坂わたる議員から討論の通告書が提出されていますので、通告議員の討論を許します。石坂わたる議員。

〔石坂わたる議員登壇〕

○28番(石坂わたる) このたびのテロ等準備罪の新設中止を求める意見書について、新設の中止を求めるという趣旨は理解できるものの、その理由として示されている考え方等について同意しかねる部分があります。よって、本意見書に反対の立場からの討論をいたします。

 本意見書には、犯罪の既遂ではない、未遂・予備・陰謀を取り締まることは思想・良心の自由に反する旨の記載があります。しかし、現行の刑法においても、内乱、外患及び私戦の各予備・陰謀罪が定められており、殺人・身代金目的略取等・強盗及び放火の各予備罪・凶器準備集合罪等、重大な犯罪について、陰謀罪、共謀罪、予備罪、準備罪などの規定が設けられており、それが即、思想・良心の自由を定めた憲法に反するものとはみなされていません。例えば、既存の法律では、一例として、刑法第81条で「外国と通謀して日本国に対し武力を行使させた者は、死刑に処する。」、第82条で「日本国に対して外国から武力の行使があったときに、これに加担して、その軍務に服し、その他これに軍事上の利益を与えた者は、死刑又は無期若しくは二年以上の懲役に処する。」との規定があり、さらに、第87条と第88条でこれらの犯罪について未遂や予備や陰謀も罰するとしています。また、刑法で定める予備罪や陰謀罪については、第93条、外国に対して私的に戦闘行為をする目的で、その予備または陰謀をした者に対する禁錮刑を定めており、2014年に実際に適用された例があります。

 テロ等準備罪をめぐっては、テロに関する組織的な犯罪集団の明確な定義がないままにテロ等準備罪を設けること、テロ等準備罪の捜査手法に将来的な通信傍受や監視型捜査の拡大についての十分な歯どめをかけていないこと、無差別殺人や大量殺人と直接的な関係のない犯罪にまで拡大する余地のあるものであることなどについて問題があると思われ、先般閣議決定されたような形でのテロ等準備罪の新設については行うべきではないと考えます。

 しかし、本意見書では、現在の国内法で十分対応できるというくだりもありつつも、未遂・予備・陰謀を取り締まることが思想・良心の自由に反すると受け取れる記載もあります。国民の自由と安全の双方を追求する見地から、慎重かつ十分な検討を行った上で、テロを含む重大犯罪に関して既存の刑法を適用して未遂・予備・陰謀を取り締まる場合についてまで憲法の定める思想・良心の自由という考え方に反するものと読み取りかねない本意見書については賛成いたしかねるものです。

 以上の理由から、反対の討論といたします。

○議長(北原ともあき) 他に討論がなければ、討論を終結いたします。

 これより起立により採決いたします。

 上程中の議案を原案どおり可決するに賛成の方は御起立願います。

〔賛成者起立〕

○議長(北原ともあき) 起立少数。よって上程中の議案は否決するに決しました。

──────────────────────────────

 特別委員会の中間報告について

(委員長報告)

 

○議長(北原ともあき) 日程第7、特別委員会の中間報告についてを上程いたします。

 

平成29年(2017年)3月21日

 

中野区議会議長 

北原 ともあき 殿

 

区役所及び体育館整備調査特別委員長  大内 しんご

(公印省略)

 

 

区役所及び体育館整備調査特別委員会中間報告

 

 

  本委員会に付託の事件について、調査の経過を下記のとおり中野区議会会議規則第46条第2項の規定に基づき報告します。

 

 

1 調査事項 (1)区役所の整備について

       (2)体育館の整備について

 

2 調査経過 別紙のとおり

 

別 紙

 

区役所及び体育館整備調査特別委員会の調査経過は以下のとおりである。

(平成27年(2015年)5月22日から平成29年(2017年)3月21日まで)

委員会開催年月日

調    査    事    項

第1回

平成27年(2015年)

5月22日

○委員長の互選

○副委員長の互選

第2回

7月3日

○委員会参与の変更について

○調査事項の経過並びに現状について
1 区役所・体育館整備検討の経緯         (報告・質疑)
他自治体の新庁舎整備の状況について       (報告・質疑)

区役所本庁舎の現状について           (報告・質疑)

中野体育館の現状と課題等について        (報告・質疑)

他自治体の新体育館整備の状況について          (報告・質疑)

○休憩中、区役所及び中野体育館を視察

第3回

7月21日

委員会参与の変更及び異動について

○休憩中、府中市役所及び杉並区大宮前体育館を視察

第4回

10月13日

新しい区役所整備基本構想(素案)について    (報告・質疑)
新体育館の整備について             (報告・質疑)

第5回

11月10日

○休憩中、文京総合体育館を視察

 

第6回

12月7日

○新しい区役所整備基本構想(素案)に関する意見交換会等の実施結果について      (報告・質疑)

○休憩中、豊島区役所及び南長崎スポーツセンターを視察

第7回

平成28年(2016年)

2月8日

○平和の森公園再整備構想(案)について      (報告・質疑)

第8回

3月17日

○平和の森公園再整備基本計画(素案)について   (報告・質疑)

第9回

4月28日

委員会参与の変更及び異動について

○平和の森公園再整備基本計画(案)について    (報告・質疑)

○新しい区役所におけるサービス提供のありかたについて

  (報告・質疑)

○休憩中、都立赤塚公園を視察

第10回

5月26日

○新しい区役所整備基本計画(素案)の検討状況について

(報告・質疑)

第11回

6月15日

○平和の森公園再整備基本計画の策定について    (報告・質疑)

○新しい区役所整備基本計画(素案)について    (報告・質疑)

第12回

8月24日

○平和の森公園再整備基本設計(案)中間のまとめについて

(報告・質疑)

○新しい区役所整備基本計画(案)について     (報告・質疑)

○休憩中、浦安市役所を視察

第13回

10月11日

○平和の森公園再整備基本設計(案)について    (報告・質疑)

○他自治体の新庁舎視察の報告について       (報告・質疑)

○区役所と東京都第三建設事務所の移転整備について

(報告・質疑)

第14回

11月4日

○平和の森公園再整備基本設計について            (報告・質疑)

○休憩中、和田堀公園及び平和の森公園を視察

第15回

12月5日

○新しい区役所整備基本計画について        (報告・質疑)

第16回

平成29年(2017年)

3月21日

○新しい区役所におけるセキュリティの考え方について

(報告・質疑)

○東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会における新体育館の活用について    (報告・質疑)

○中間報告について       (協議)

 

平成29年(2017年)3月22日

 

中野区議会議長 

北原 ともあき 殿

 

少子高齢化対策調査特別委員長  木村 広一

(公印省略)

 

 

少子高齢化対策調査特別委員会中間報告

 

 

  本委員会に付託の事件について、調査の経過を下記のとおり中野区議会会議規則第46条第2項の規定に基づき報告します。

 

 

1 調査事項 (1)地域における見守りや支えあい活動の推進及び地域包括ケア体制

について

(2)地域の子ども・子育て支援について

 

2 調査経過 別紙のとおり

 

別 紙

 

少子高齢化対策調査特別委員会の調査経過は以下のとおりである。

(平成27年(2015年)5月22日から平成29年(2017年)3月22日まで)

委員会開催年月日

調    査    事    項

第1回

平成27年(2015年)

5月22日

○委員長の互選

○副委員長の互選

第2回

7月3日

○委員会参与の紹介

○調査事項の経過並びに現状について

1 少子高齢化など社会情勢の変化に対応する地域包括ケア体制の構築について    (報告・質疑)

○地域ケア会議の設置について         (報告・質疑)

○介護保険料及び要介護認定率に係る他区との比較について

   (報告・質疑)

○平成27年4月の保育施設利用状況について  (報告・質疑)

○在宅医療介護連携の推進体制の強化について  (報告・質疑)

○中長期の高齢者関係施策イメージと施設等の整備について         (報告・質疑)


 

第3回

9月4日

○中野区基本構想及び新しい中野をつくる10か年計画の改定に係る検討骨子について  (報告・質疑)

○中野区の人口動向と今後の課題について     (報告・質疑)

○先行5区における介護予防・日常生活支援総合事業の実施状況について       (報告・質疑)

○妊娠・出産・子育てトータルケア事業の実施について

           (報告・質疑)

○子育て応援メールマガジンのリニューアルについて      

(報告・質疑)

第4回

10月14日

○中野区基本構想検討素案及び新しい中野をつくる10か年計画(第3次)(素案)について          (報告・質疑)

○介護予防・日常生活支援総合事業及び推進体制の考え方について 

(報告・質疑)

○中野区地域ケア会議の開催状況について    (報告・質疑)

○妊娠・出産・子育てトータルケア事業の進捗状況について       

(報告・質疑)

○中野区介護保険の運営状況(平成26年度)について

(報告・質疑)

○東京都住宅供給公社の特養老健等整備事業者の募集状況について                      (報告・質疑)

第5回

12月8日

○平成27年度高齢者実態把握事業実施結果について

(報告・質疑)

○災害時個別避難支援計画作成の進捗状況について

(報告・質疑)

○平成27年度要保護児童対策地域協議会サポート会議の実施状況について       (報告・質疑)

○妊娠・出産・子育てトータルケア事業の実施状況について    

(報告・質疑)

第6回

平成28年(2016年)

1月21日

○休憩中、千葉県柏市の長寿社会のまちづくりについて視察

 

第7回

2月5日

○中野区基本構想検討案及び新しい中野をつくる10か年計画(第3次)(改定素案)について         (報告・質疑)

○人口の動向分析、人口推計について             (報告・質疑)

○地域包括ケアシステムの充実に向けた取組みと介護予防・生活支援事業の拡充スケジュールについて (報告・質疑)

休憩中、「地域包括ケアシステムについて」の学習会を実施

第8回

3月22日

○新しい中野をつくる10か年計画(第3次)(案)について 

(報告・質疑)

○中野区地域ケア会議及び在宅医療介護連携推進協議会における検討状況について                       (報告・質疑)

○妊娠・出産・子育てトータルケア事業の実施状況について

(報告・質疑)

○少子高齢化に対応した中野区の住宅政策について

(報告・質疑)

休憩中、「少子化対策について」の学習会を実施

第9回

5月19日

○委員会参与の変更及び異動について

○新しい中野をつくる10か年計画(第3次)の策定について

          (報告・質疑)

○災害時個別避難支援計画作成の進捗状況及び今後の取り組みについて                            (報告・質疑)

○地域包括ケア推進分野の設置と今後の主な取り組みについて

(報告・質疑)

○第三・第十中学校統合新校改築に伴う複合施設整備にあたっての(仮称)総合子どもセンター機能の基本的な考え方について

 (報告・質疑)

○空家・住宅政策担当の設置及び主な取り組みについて

(報告・質疑)

○区民住宅の管理終了について          (報告・質疑)

○災害時避難行動要支援者対策の取り組み状況について

  (報告・質疑)

第10回

6月16日

○認知症対策と推進体制について         (報告・質疑)

○子ども・子育て支援施策の今後の展開について  (報告・質疑)

○不妊治療助成対策にかかる国等における取組み状況について

(報告・質疑)

○保育施設の整備及び利用状況並びに今後の待機児童解消に向けた取組みについて      (報告・質疑)

第11回

9月8日

○(仮称)中野区地域包括ケアシステム推進プランの考え方について          (報告・質疑)

○中野区子ども・子育て支援事業計画改定の進め方について

  (報告・質疑)

休憩中、「不妊治療について」の学習会を実施

第12回

10月12日

 

○株式会社セブン‐イレブン・ジャパンとの包括連携協定及び支えあい活動に関する協力について        (報告・質疑)

(仮称)中野区地域包括ケアシステム推進プラン(案)について

(報告・質疑)

平成29年度介護予防・日常生活支援総合事業の概要について   

(報告・質疑)

中野区子ども・子育て支援事業計画の進捗状況と今後の取組みについて        (報告・質疑)

災害時避難行動要支援者対策のための職員態勢について

            (報告・質疑)

第13回

11月11日

 

○(仮称)中野区地域包括ケアシステム推進プランに盛り込むべき区の取り組みの考え方について          (報告・質疑)

○妊娠・出産期に係る支援の状況について     (報告・質疑)

第14回

12月6日

 

○介護予防・日常生活支援総合事業における介護予防への総合的な取組みの考え方について            (報告・質疑)

○児童虐待対応等の機能強化について       (報告・質疑)

 

 

 

 

第15回

平成29年(2017年)

2月1日

○中野区の年少人口等の動向について       (報告・質疑)

○介護予防・日常生活支援総合事業の実施と区民への周知について

(報告・質疑)

○介護予防・日常生活支援総合事業における現行相当サービス及び緩和基準サービスについて           (報告・質疑)

○子ども・子育て関連施設(U18プラザ、区立保育園)について    

(報告・質疑)

第16回

3月22日

○(仮称)中野区地域包括ケアシステム推進プラン(案)について

(報告・質疑)

○平成28年度の認知症対策の取り組みについて  (報告・質疑)

○中野区地域ケア会議の実施状況について     (報告・質疑)

○平成29年度中高生に対する新規事業の実施について

(報告・質疑)

○妊娠・不妊に係る正しい知識の啓発及び相談支援事業の実施について         (報告・質疑)

○児童虐待対応等の機能強化について       (報告・質疑)

○空家等実態調査について            (報告・質疑)

中間報告について                  (協議)

 

平成29年(2017年)3月22日

中野区議会議長 

北原 ともあき 殿

 

区内駅周辺等まちづくり調査特別委員長 篠 国昭

(公印省略)

 

区内駅周辺等まちづくり調査特別委員会中間報告

 

  本委員会に付託の事件について、調査の経過を下記のとおり中野区議会会議規則第46条第2項の規定に基づき報告します。

 

 

1 調査事項 (1)中野駅及び駅周辺地区整備について

(2)区内駅周辺まちづくりについて

(3)西武新宿線沿線まちづくりについて

(4)連続立体交差事業の区間の延伸について

(5)区内南北交通の利便性向上について

2 調査経過 別紙のとおり

別 紙

区内駅周辺等まちづくり調査特別委員会の調査経過は以下のとおりである。

(平成27年(2015年)5月22日から平成29年(2017年)3月22日まで)

委員会開催年月日

調    査    事    項

第1回

平成27年(2015年)5月22日

○委員長の互選

○副委員長の互選

第2回

7月3日

○委員会参与の変更について

○調査事項の経過並びに現状について

1 中野駅及び駅周辺地区整備について        (報告・質疑)

2 区内駅周辺まちづくりについて         (報告・質疑)

3 西武新宿線沿線まちづくりについて       (報告・質疑)

4 連続立体交差事業の区間の延伸について     (報告・質疑)

5 区内南北交通の利便性向上について       (報告・質疑)

区役所・サンプラザ地区再整備実施方針の検討状況について      

              (報告・質疑)

中野駅周辺における高度な環境・情報都市整備に関する共同研究について           (報告・質疑)

○中野駅南口地区まちづくりについて         (報告・質疑)

○中野三丁目地区(中野駅西口地区)まちづくりについて

             (報告・質疑)

○囲町地区まちづくりについて            (報告・質疑)

○中野駅地区第2期整備先行工事について       (報告・質疑)

○西武新宿線沿線まちづくり整備方針(新井薬師前駅及び沼袋駅周辺地区編)(素案)意見交換会の開催結果について   (報告・質疑)

○西武新宿線沿線まちづくり整備方針(新井薬師前駅及び沼袋駅周辺地区編)(案)について               (報告・質疑)

○西武新宿線踏切渋滞解消促進期成同盟決起大会の開催について

             (報告・質疑)

○第5回中野区交通バリアフリー整備構想改定協議会及び「中野区バリアフリー基本構想」の策定について        (報告・質疑)

第3回

8月26日

○委員会参与の変更及び異動について

○中野駅西側南北通路・橋上駅舎等事業に伴う基本設計の実施に関する協定における設計の行程延伸について       (報告・質疑)

○中野駅西口地区まちづくりについて         (報告・質疑)

○囲町地区まちづくりについて            (報告・質疑)

第4回

10月14日

Nakano Free Wi-Fiのサービス開始について     (報告・質疑)

中野駅南口地区まちづくりについて         (報告・質疑)

中野駅西口地区まちづくりについて         (報告・質疑)

囲町地区まちづくりについて            (報告・質疑)

中野駅地区第2期整備先行工事について       (報告・質疑)

○西武新宿線沿線まちづくり整備方針(新井薬師前駅及び沼袋駅周辺地区編)について       (報告・質疑)

○西武新宿線踏切渋滞解消促進期成同盟決起大会の開催結果および東京都への要請活動について              (報告・質疑)

○休憩中、「区役所・サンプラザ地区再整備にかかる提案概要について」の学習会を実施

第5回

12月8日

○中野四季の都市(まち)のまちづくりについて    (報告・質疑)

○中野駅西口地区まちづくりについて         (報告・質疑)

○中野駅地区第2期整備先行工事のスケジュールの変更について

             (報告・質疑)

○新井薬師前駅及び沼袋駅周辺まちづくりの進捗状況について

              (報告・質疑)

○西武新宿線踏切渋滞解消促進期成同盟による国及び西武鉄道株式会社への要請活動について               (報告・質疑)

○野方駅、都立家政駅及び鷺ノ宮駅周辺のまちづくりの検討について          (報告・質疑)          

第6回

平成28年(2016年)

1月22日

○中野駅西口地区まちづくりについて         (報告・質疑)

○囲町地区まちづくりについて            (報告・質疑)

○都市計画道路補助線街路第220号線(鉄道交差部)の進捗状況について            (報告・質疑)

○休憩中、新井薬師前駅及び沼袋駅周辺を視察


 


第7回

3月22日

○第2号陳情 中野駅前南口再開発計画を成功させる対応について。    

(継続審査)

○区役所・サンプラザ地区再整備実施方針(案)について

              (報告・質疑)

○中野駅周辺地区総合交通戦略策定の考え方について (報告・質疑)

○中野駅南口地区まちづくりについて        (報告・質疑)

○中野駅地区第2期整備先行工事に伴うバス乗降場の移設(案)について             (報告・質疑)

○中野四季の森公園における自転車駐車場整備について

              (報告・質疑)

○新井薬師前駅周辺のまちづくりの進捗状況について (報告・質疑)

○区画街路第4号線沿道のまちづくりについて     (報告・質疑)

○西武新宿線野方駅から井荻駅間の連続立体交差化の進展について        

(報告・質疑)



第8回

5月18日

○委員会参与の変更及び異動について

○区役所・サンプラザ地区再整備実施方針及び事業協力者の募集について           (報告・質疑)

○鷺ノ宮駅周辺地区まちづくり検討会の設立について (報告・質疑)

○中野二丁目土地区画整理組合の設立認可について   (報告・質疑)

○休憩中、「交通弱者を中心とした交通対策について」の学習会及び中野駅南口周辺の視察を実施

第9回

6月16日

○第2号陳情 中野駅前南口再開発計画を成功させる対応について。         (継続審査)

○中野駅西側南北通路・橋上駅舎の整備について    (報告・質疑)

○けやき通り交差点化及び車両動線整備工事について (報告・質疑)

○けやき通り交差点化及び車両動線整備工事に伴うバス運行計画について            (報告・質疑)

第10回

6月20日

○第2号陳情 中野駅前南口再開発計画を成功させる対応について。   

(継続審査)

○要望書について          (要求資料の提出・質疑)

第11回

8月2日

○区役所・サンプラザ地区再整備事業事業協力者の選定結果につい

て             (報告・質疑)

○けやき通り交差点化及び車両動線整備工事に伴うバス運行計画の

一部変更について                   (報告・質疑)

○西武新宿線踏切渋滞解消促進期成同盟決起大会の開催について         

(報告・質疑)

○都市計画道路補助線街路第220号線(Ⅱ期区間)用地測量の実施について          (報告・質疑)

○野方駅周辺地区まちづくり検討会の設立について  (報告・質疑)

○休憩中、「市街地整備のながれと事業手法について」の学習会を実施

第12回

9月6日

○中野駅西口地区まちづくりについて         (報告・質疑)

○都市計画道路補助線街路第220号線(Ⅱ期区間)用地測量説明会

の開催状況について    (報告・質疑)

○区画街路第4号線沿道のまちづくりについて     (報告・質疑)

○都立家政駅地区周辺まちづくり検討会の設立について

              (報告・質疑)

○西武新宿線踏切渋滞解消促進期成同盟決起大会の開催報告について     

(報告・質疑)

第13回

10月12日

○第2号陳情 中野駅前南口再開発計画を成功させる対応について。          

(採択)

○区役所・サンプラザ地区再整備事業に係る協定の締結等について

              (報告・質疑)

○中野駅西口地区まちづくりについて         (報告・質疑)

○中野駅周辺地区総合交通戦略策定の検討状況について

              (報告・質疑)

○西武新宿線踏切渋滞解消促進期成同盟決起大会の開催結果について        

(報告・質疑)

第14回

12月6日

○中野四季の都市(まち)開発整備完了地区の用途地域変更について          (報告・質疑)

○中野四季の都市(まち)のまちづくりについて   (報告・質疑)

○中野四丁目西地区のまちづくりについて      (報告・質疑)

Nakano Free Wi-Fiの運用状況及び今後の整備の考え方について

             (報告・質疑)

○中野駅周辺における駐車場整備地区及び駐車場整備計画の変更について              (報告・質疑)

○中野駅周辺自転車駐車場整備計画(案)及び中野四季の森公園における自転車駐車場整備について           (報告・質疑)

○休憩中、「区役所・サンプラザ地区再整備にかかる事業協力者の提案概要について」の学習会を実施

第15回

平成29年(2017年)

1月20日

○中野駅西口地区まちづくりについて        (報告・質疑)

○中野駅周辺駐車場整備地区(原案)及び中野区駐車場整備計画

 (改定素案)について  (報告・質疑)

○中野駅周辺自転車駐車場整備計画の策定について  (報告・質疑)

○中野区画街路第3号線(交通広場)の街路事業について

             (報告・質疑)

○野方駅周辺地区まちづくりの検討状況について    (報告・質疑)

○都立家政駅周辺地区まちづくりの検討状況について (報告・質疑)

○鷺ノ宮駅周辺地区まちづくりの検討状況について  (報告・質疑)

第16回

3月22日

○第2号陳情 区役所・サンプラザ地区の再整備を独自性・先進性に富むものとすることについて                (採択)

○採択された請願・陳情及び主な検討事項の処理状況について

(報告・質疑)

○区役所・サンプラザ地区再整備事業の検討状況について

              (報告・質疑)

○中野駅周辺におけるスマートな環境・防災都市づくり戦略策定に向けた考え方について                  (報告・質疑)

○中野駅周辺駐車場整備地区(案)及び中野区駐車場整備計画(改定案)について                    (報告・質疑)

○中野駅周辺地区総合交通戦略(素案)について    (報告・質疑)

○中野四季の森公園における自転車駐車場整備等について

              (報告・質疑)

○(仮称)西武新宿線沿線まちづくり推進プラン(新井薬師前駅周辺地区編)(沼袋駅周辺地区編)の作成について    (報告・質疑)

○中野区画街路第3号線(交通広場)の街路事業について

              (報告・質疑)

○中間報告について   (協議)

 

○議長(北原ともあき) お諮りいたします。区役所及び体育館整備調査特別委員会、少子高齢化対策調査特別委員会、区内駅周辺等まちづくり調査特別委員会からそれぞれ付託中の特定事件について、会議規則第46条第2項の規定により中間報告を行いたい旨の申し出がありますので、この申し出を承認いたしたいと思いますが、御異議ありませんか。

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○議長(北原ともあき) 御異議ありませんので、それぞれの特別委員会からの中間報告の申し出を承認することに決しました。

 順次、特別委員会の中間報告を許します。最初に、大内しんご区役所及び体育館整備調査特別委員長。

〔大内しんご議員登壇〕

○34番(大内しんご) 区役所及び体育館整備調査特別委員会の調査経過につきまして御報告申し上げます。

 当委員会は、平成27年第1回臨時会におきまして区役所の整備について及び体育館の整備について調査研究することを目的として設置され、平成27年5月22日から平成29年3月21日までの間、計16回にわたり委員会を開催してまいりました。

 調査経過につきましては、お手元に配付の調査経過表を御参照願います。

 それでは、調査経過の概要につきまして御報告申し上げます。

 初めに、区は、平成27年第1回定例会において報告した、新しい区役所及び中野体育館の整備に関する基本的な方針において、新しい区役所は中野四季の都市(まち)区域3区有地に整備すること、新しい中野体育館については平和の森公園内に整備するものとして検討を進めてきました。

 平成27年7月には、現区役所と体育館の視察を行い、区役所本庁舎及び中野体育館の現状と課題についての報告を受けました。

 当委員会の調査事項のうち、区役所の整備についてですが、平成27年10月には新しい区役所整備基本構想(素案)に関する報告を受け、平成28年4月には新しい区役所におけるサービス提供のあり方についての報告がありました。これに対して、新庁舎整備というのは非常に大きな取り組みであり、今後組織のあり方はどうしていくのかとの質疑があり、区においても、新しい区役所整備について力を入れていくので、今後新しい組織体制を整備していきたいとの答弁がありました。

 平成28年5月には、新しい区役所整備基本計画(素案)の検討状況についての報告がありました。これに対して、防災機能において災害対策本部と備蓄スペースの関係はどうなっているのかとの質疑があり、現時点で新庁舎のどこにレイアウトするかということまでは決定していないが、震災や水害が起きても備蓄スペースに害がないよう、適当な場所に確保するよう努めるとの答弁がありました。

 同年6月には、新しい区役所整備基本計画(素案)についての報告を受け、これに関連して、他の自治体の最新の庁舎や大手デベロッパーの都心の事例などを見た上で、それらをまとめた資料を今後の検討材料として作成してもらえれば具体的にわかりやすく議論が進むのではないかとの要望が出され、同年10月にはこれに関する資料が報告されました。これに対して、社会の流れはどんどん変わっていくから、担当部署は他の自治体のデータ、デベロッパーや民間企業の新しい考えなど常にデータ収集を心がけるとともに、他の部署とも情報を共有しながら、全組織を挙げて新庁舎づくりに取り組んでほしいとの要望が出されました。

 そして、同年12月には新しい区役所整備基本計画の策定についての報告を受けました。これに関連して、新庁舎建設に係る準備室を設置するなど、基本設計業者選定から実施設計、施工に至るまでの期間を通して区の未来形のものを具現化していくための体制が必要だと思う。区民の声を聞いて、議会もそこにある程度かかわるような推進体制が必要だと思うが、そのあたりはどうかとの質疑があり、平成29年度には施設の建設から窓口サービス、システムの部分までを統括する専管組織をつくって推進していきたいとの答弁がありました。

 平成29年3月には新しい区役所におけるセキュリティーの考え方についての報告を受け、質疑を行いました。

 本調査事項に関連し、平成27年7月には府中市役所にて新庁舎建設計画等の調査、同年12月には豊島区役所にて新庁舎等の現地調査を行いました。平成28年8月には浦安市役所にて新庁舎の現地調査を行い、新庁舎建設の経緯や建設実施設計についての説明を受けました。

 次に、当委員会の調査事項のうち、体育館の整備についてですが、平成28年2月には平和の森公園再整備構想(案)について、3月には平和の森公園再整備基本計画(素案)についての報告を受けました。これに対して、トラックの位置が再整備構想(案)と比べて左側が変更になった理由はとの質疑があり、トラックを占用利用しているときでも右側の草地広場を同時に開放できる効果が期待できるためであるとの答弁がありました。

 また、平和の森公園の防災機能の拡充については強く訴えてきた。区の防災機能拡充に資する機能や基本的な考え方を記載してほしいとの要望が出されました。

 同年4月には、平和の森公園再整備基本計画(案)についての報告がありました。これに対し、防災機能の充実と区の災害対策本部としての代替機能を求めてきたので、今回それを盛り込まれたことは非常に歓迎する。災害対策本部の代替機能となるべき防災機能の部分はどこに設置するかとの質疑があり、区対策本部の代替機能については、今後必要な検討を行い、機能だけでなく場所の確保も図っていきたい。それなりのスペースも必要となるので、場所を検討し必要なエリアを確保したいとの答弁がありました。

 同年6月には平和の森公園再整備基本計画の策定についての報告を受け、8月には平和の森公園再整備基本設計(案)中間のまとめについての報告を受けました。これに関連して、補助金についての質疑があり、都市公園事業として社会資本整備総合交付金や都市計画交付金が活用でき、社会資本整備総合交付金は体育館整備の2分の1が補助率ということになる。残りの2分の1については、その25%が都市計画交付金の交付額となるとの答弁がありました。

 同年10月には、平和の森公園再整備基本設計(案)についての報告を受けました。これに対し、バーベキューサイトの配置によって樹木がどれだけ削られるのかとの質疑があり、バーベキュー施設の配置については既存の森の中につくるということで想定しているので、これによって樹木の移植が必要になることや、これがなければ新たに樹木が設置できるということはないとの答弁がありました。

 さらに、平和の森公園では木がかなり大きく育って避暑的な機能となっているが、今の全体の計画では、今の公園よりも木は減るということかとの質疑があり、これまでの樹木の公園環境については、常緑樹が密集しすぎており、足元の草木がなかなか育成できないという環境であった。今回、高木についてはそれらが整理され減る一方、草花としては今後ふえていくので、緑としては今後より増進を図ってまいりたいとの答弁がありました。

 このほかに、体育館の多目的室、エントランスロビー、カフェ、平和資料展示室等を展示スペースなどとしても活用することができるのではないかと思うが、活用方法はどう考えているかとの質疑があり、基本は運動・スポーツを行う施設と考えているが、今後、ほかの施設の状況や利用者のニーズ等を勘案し、多目的室の具体的な使い方やロビーの運用の仕方等についても検討していきたいとの答弁がありました。

 また、10月に行われた区民説明会について、この計画にはこれから大勢の人に使っていただきたいというものが盛り込まれていると思う。新しい公園の取り組みとして、もっと使い勝手のよい、そして多くの人に来てもらいたい公園をつくっていこうとしているのだから、ぜひ行政もこれだけよいものをつくりたいんだということが区民の皆さんに伝わるような説明会にしていただきたいとの要望がありました。

 同年11月には、平和の森公園再整備基本設計を取りまとめたとの報告を受け、質疑を行いました。

 平成29年3月には、東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会における新体育館の活用についての報告を受け、質疑を行いました。

 本調査事項に関連し、平成27年7月には杉並区大宮前体育館、同年11月には文教総合体育館、同年12月には南長崎スポーツセンターの現地調査を行いました。平成28年4月には都立赤塚公園の現地調査を行い、300メートルトラックやバーベキュー広場などを視察しました。同年11月には和田堀公園のバーベキュー広場、平和の森公園の現地調査を行いました。

 以上が当委員会における調査経過の概要です。

 最後に、新区役所について整備基本計画が策定され、平成29年度には新庁舎に関する分野も新たに設置されることとなりました。区役所は、区民にとってのシンボル的な存在であるとともに、数十年の間使い続ける施設です。来庁する全ての人が満足し、不自由なく施設を利用し、目的を済ますことのできる区役所としなくてはなりません。また、区役所は、区民の安全・安心を守る拠点となります。自然災害や大規模事故などに対する災害応急対策、災害復旧・復興の拠点として整備する必要があります。体育館も防災拠点としての整備が求められるとともに、区民の健康づくり、スポーツ施設としての核となり、2020年のオリンピック・パラリンピックに向けた区民の気運醸成を図る拠点となります。議会は、これらに対する区の取り組みを促すとともに、みずからも積極的に調査研究を行い、課題に対して多様な視点から審議・提言する必要があると考えます。

 以上、簡単でございますが、当委員会における調査概要についての中間報告を終わります。

○議長(北原ともあき) ただいまの報告について御質疑ありませんか。

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

○議長(北原ともあき) 御質疑なければ、以上で区役所及び体育館整備調査特別委員会の中間報告を終わります。

 次に、木村広一少子高齢化対策調査特別委員長。

〔木村広一議員登壇〕

○4番(木村広一) 少子高齢化対策調査特別委員会の調査経過につきまして御報告申し上げます。

 当委員会は、平成27年第1回臨時会におきまして、高齢化社会における地域包括ケア体制について及び少子化に伴う子ども・子育て支援に関することについて調査研究することを目的として設置され、平成27年5月22日から平成29年3月22日までの間、計16回にわたり委員会を開催してまいりました。

 調査経過につきましては、お手元に配付の調査経過表を御参照願います。

 それでは、調査経過の概要につきまして御報告申し上げます。

 初めに、当委員会の調査事項のうち、地域における見守りや支えあい活動の推進及び地域包括ケア体制についてですが、介護予防・日常生活支援総合事業について、23区の中で先行して総合事業を実施している5区の状況について報告を受け、その後、総合事業及び推進体制の考え方、平成29年度の事業の概要、総合的な取り組みの考え方などが区から示され、それぞれ質疑を行いました。

 また、現行相当サービス及び緩和基準サービスについての報告に対しては、現行相当サービスの利用者の状態に維持・改善が見られた事業所に対するインセンティブについて、事業者説明会の資料と委員会資料の差が大きく、委員会に対する説明が不足していると指摘した上で、平成29年度は現行と同様に実施し、95%相当の報酬の適用とインセンティブの付与については平成30年度以降に実施する予定とのことだが、よりよい制度になるよう1年かけてさらに検証していくということでよいかとの質疑があり、事業者にとってより動機づけになる制度にできないか検討を進めていきたいとの答弁がありました。

 次に、区と関係団体の総意に基づくプランを策定し、地域保活ケアの目標を定める(仮称)地域包括ケアシステム推進プランについて、プランに盛り込むべき区の取り組みの考え方や推進プラン(案)が示され、それぞれ質疑を行いました。

 取り組みの考え方に対しては、町会・自治会の基盤整備のための支援として条例整備をするとしているが、どういった内容を考えているのかとの質疑があり、町会・自治会の位置付けや区の果たすべき役割等を整理し、町会・自治会の活性化につながる内容を盛り込み、条例を制定することを考えているとの答弁がありました。

 これに対し、条例制定の時期が問われ、区民との対話の中で内容を築き上げるべきものだと考えており、性急に制定をするのではなく、対話をする期間を設けたいとの答弁がありました。

 また、推進プランに対しては、成年後見制度に関する記載には「担い手の養成」という言葉が出てこない。区としてどのように担い手を養成していくかが重要だと思うがどうかとの質疑があり、プランを進める上で根幹をなす部分となる。社会福祉協議会等を含め十分に協議しながら進めたいとの答弁がありました。

 次に、災害時個別避難支援計画作成の進捗状況について報告がありました。これに対し、個別避難支援計画の作成がおくれている原因が問われ、最初に趣旨説明をし、次回訪問時に計画書を回収するという流れで作成しているが、区職員にさまざまなことを話したいという方もおり、時間をかけている部分もあるとの答弁がありました。

 さらに、3回訪問しても接触できなかった不在者が607人いるとのことだが、状況を知っている地域の民生委員との連携をすることで効率よくできるのではないかとの質疑があり、連携をとりながら迅速にできるように考えていきたいとの答弁がありました。

 そのほか、本調査事項に関連し、在宅医療介護連携の推進体制の強化、中野区地域ケア会議の開催状況、少子高齢化に対応した住宅政策、認知症対策等推進体制などについての報告を受け、質疑を行いました。

 また、平成28年1月に千葉県柏市の柏地域医療連携センターを訪れ、柏市における長寿社会のまちづくりについて説明を受け、関連施設を視察しました。同年2月には地域包括ケアシステムについての学習会を実施し、埼玉県和光市における地域包括ケアシステムの説明を受けるなど、調査研究を進めました。

 次に、調査事項の地域の子ども・子育て支援についてですが、保育施設の整備及び利用状況と待機児童の解消に向けた取り組みについて報告がありました。これに対し、保育定員の確保については当初予算に計上し、準備期間がある場合でさえ目標どおり達成できるとは限らない。補正予算での対応では準備期間が短くなるなど、目標を下回ることを想定する必要がある。保育需要の予測をしっかりと立てて、当初予算を厚く手配するなど工夫をしてほしいがどうかとの質疑があり、今まで行ってきた需要予測を継承していくだけでは不足があると認識している。しっかりと需要数を出して当初予算の中に計上できるよう、さらに精度の高い需要の予測方法について検討していきたいとの答弁がありました。

 次に、子ども・子育て支援新制度の導入を踏まえて策定された中野区子ども・子育て支援事業計画について、進捗状況と今後の取り組みについての報告を受けました。この報告に対し、今後、キッズ・プラザ、学童クラブ、子育てひろば、地域開放型の図書館等が学校内に含まれることになり、さまざまな方が利用することになると思うが、安全面についてどのように考えているのかとの質疑があり、キッズ・プラザについては、例えば専用の出入り口を設けるなど、学校とは一定の区分けができる形にし、安全面や利用の便宜を考慮して調整していきたいとの答弁がありました。

 これに対し、複合施設として、これまでよりもさらに幅広く地域の方が利用することになると思うので、安全面や利用のしやすさについてはしっかり検討してもらいたいとの要望が出されました。

 次に、不妊治療について。初めに、不妊治療助成に関する国、都、他区における取り組み状況についての報告を受け、質疑を行いました。

 平成28年9月には学習会を実施し、不妊治療の概要や区における不妊治療の現状等について説明を受けました。

 また、同年11月には、区における妊娠・出産期に係る支援の状況について報告がありました。この報告に対し、不妊専門の相談窓口を設けるべきだと考えるが、区としてどのようにサポートをしていくのかとの質疑があり、議会での議論も踏まえ、対応を検討したいとの答弁がありました。

 また、妊娠・出産期の支援について区で取り組みができていない部分や現状の課題が示されたが、今後取り組みとして考えていることはあるのかとの質疑があり、10か年計画の中で目指しているところでもあり、少子化対策について施策化することを検討したいとの答弁がありました。

 その後、平成29年3月に、妊娠・不妊に係る正しい知識の啓発及び相談支援事業の実施について報告があり、平成29年度の新規事業の概要等について質疑を行いました。

 そのほか、本調査事項に関連して、妊娠・出産・子育てトータルケア事業、子育て応援メールマガジンのリニューアル、児童虐待対応等の機能強化、中野区の年少人口等の動向などについて報告があり、質疑を行いました。

 また、平成28年3月に、少子化対策についてをテーマに学習会を実施し、人口減少社会における少子化対策とその課題についての説明を受けるなど、調査研究を進めました。

 以上が当委員会における調査経過の概要です。

 最後に、急速な少子高齢化社会の進展による社会・経済に生じるさまざまな課題の解決を図るためには、地域包括ケアシステムの充実、見守り支えあい活動の推進、災害時要支援者への支援体制の構築、子育て環境の整備などに引き続き取り組んでいかなければなりません。また、区の合計特殊出生率が23区でも下位に位置している現状を踏まえれば、少子化に歯どめをかける努力が求められます。区からは不妊に係る相談支援事業を新たに実施する考えが示されましたが、不妊に悩む方への支援をはじめ、妊娠期に至る前段階に対する支援については、国や都の動向を注視しながら積極的な対応をしていく必要があると考えます。議会は、これらに対する区の取り組みを促すことはもちろん、みずからも積極的に調査研究を行い、課題に対して多様な視点から審議・提言を行う必要があると考えます。

 以上、簡単でございますが、当委員会における調査概要についての中間報告を終わります。

○議長(北原ともあき) ただいまの報告について御質疑ありませんか。

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

○議長(北原ともあき) 御質疑なければ、以上で少子高齢化対策調査特別委員会の中間報告を終わります。

 次に、篠国昭区内駅周辺等まちづくり調査特別委員長。

〔篠国昭議員登壇〕

○36番(篠国昭) 区内駅周辺等まちづくり調査特別委員会の調査経過につきまして御報告申し上げます。

 当委員会は、平成27年第1回臨時会におきまして、中野駅及び駅周辺地区整備について、区内駅周辺まちづくりについて、西武新宿線沿線まちづくりについて、連続立体交差事業の区間の延伸について、区内南北交通の利便性向上についての五つを調査事項と定める調査研究することを目的として設置され、平成27年5月22日から平成29年3月22日までの間、計16回にわたり委員会を開催してまいりました。

 調査経過については、お手元に配付の調査経過表を御参照願います。

 それでは、調査経過の概要につきまして御報告申し上げます。

 初めに、調査事業1、中野駅及び駅周辺地区整備、及び調査事項2、区内駅周辺まちづくりに関連し、区役所・サンプラザ地区再整備事業について。区は、グローバル化をけん引する求心力あるシンボル空間の形成、また安全で円滑な交通、活力ある都市活動の基礎となる次世代都市の骨格形成を目標としております。このことについて、平成27年7月に、同地区の再整備実施方針策定に向けた主要検討事項や意見交換を行う事業構築パートナーの事業提案概要などについて報告がありました。これに対し、主要検討事項に国際ビジネス拠点に関する記述があるが、どのような企業が入るかは基本的に市場で決まるのではないかとの質疑があり、グローバル戦略とあわせ検討しており、グローバルに開かれた拠点とするコンセプトを打ち出していくことが必要と考えているとの答弁がありました。

 また、事業構築パートナーの事業提案概要についてより詳細な内容を確認するため、事業構築パートナーを招き、学習会を実施しました。

 その後、平成28年5月に同地区の再整備実施方針が示されました。これに対し、1万人規模のアリーナ経営におけるコンサート等の催しについてどのように捉えているかとの質疑があり、音楽市場の動向については、幾つか運営している事業者にヒアリングした結果、1万人以上のホールやアリーナにおいてもニーズがあると捉えているとの答弁がありました。

 また、同年8月には同地区の事業計画策定に当たり検討・協議等を行う事業協力者が選定され、10月に事業協力者の事業提案概要について報告がありました。これに対し、再整備に当たっては、地元商店街が集まって合同企画会議を開催し、駅ビルと共存共栄していく商店街になろうと申し合わせをしている。そういった商店街との連携を十二分に図っていくべきであるが、どのように考えているかとの質疑があり、区としても合同企画会議にオブザーバーとして参加しており、地元商店街がどんなことに関心があり、またまちづくりについてどのような課題があると考えているかを引き続き把握していきたいとの答弁がありました。

 また、事業協力者の事業提案概要についてもより詳細な内容を確認するため、事業協力者を招き、学習会を実施しました。

 また、平成29年2月に、同地区の再整備事業に関し、中野の文化・アイデンティティを継承発展させること等を求めた区役所・サンプラザ地区の再整備を独自性・先進性に富むものとすることについての陳情が提出、受理され、同年第1回定例会の当委員会において審査し、採択すべきものとして議長に報告しました。

 次に、中野駅南口地区まちづくりについて。区は、誰でも容易に移動できる歩行者空間を形成し、安全で快適な交通結節点とするため、市街地再開発とあわせ駅前広場の拡張整備など整備事業を計画しています。このことについて、中野二丁目土地区画整理準備組合の結成や整備事業の概要、整備の進め方について報告がありました。これに対し、なぜ市街地再開発事業単独ではなく、土地区画整理事業をあわせた形で事業を行うのかとの質疑があり、公社住宅の建てかえに関しては、土地化区画整理事業で土地の換地をし、市街地再開発事業の枠外で公社住宅として建設するため、土地区画整理事業と市街地再開発事業の一体的施行としているとの答弁がありました。

 また、平成28年1月に、同地区のまちづくりに関連し、中野二丁目23番地街区に係る地域一帯を今後の再開発の地域として編入すること等を求めた、中野駅前南口再開発計画を成功させる対応についての陳情が提出、受理され、平成28年第1回から第3回の定例会の当委員会において審査した結果、賛成多数で採択すべきものとして議長に報告しました。

 次に、中野駅西口地区まちづくりについて。区は、都市計画の具現化やまちの個性を生かしたまちづくりの推進を目指しています。このことについて、同地区のまちづくり基本方針が示され、平成28年1月に地区計画が示されました。また、同年9月に、駅前立地を生かした土地の合理的かつ健全な有効利用と都市機能の更新を進めるため、地区計画や関連する都市計画を変更する報告があり、平成29年1月に都市計画変更(案)が示されました。これに対し、都市計画の変更において併用している街並み誘導型地区計画と誘導容積型地区計画の使い分けはどのようになっているかとの質疑があり、街並み誘導型地区計画をかけることに加え、新たににぎわいを創出する地区に関して商業系用途に変えるところは誘導容積型地区計画をかけるものであるとの答弁がありました。

 次に、囲町地区のまちづくりについて。区は、にぎわい活動拠点を形成するとともに、中野駅や中野四季の都市(まち)を結ぶ歩行者ネットワークの形成や、オープンスペースを整備し、防災性の高い緑豊かな市街地の形成を目指しています。このことについて同地区のまちづくり方針が示され、平成28年1月に地区計画(案)、関連都市計画(案)について都市計画決定の報告がありました。これに対し、囲町地区から環状七号線へ抜ける道路について、経由する杉並区側の位置付けはとの質疑があり、杉並区でも重点整備路線として位置付け、優先的に整備する路線となっているとの答弁がありました。

 次に、調査事項3、西武新宿線沿線まちづくりに関連し、新井薬師前駅及び沼袋駅周辺地区まちづくりについて。区は、両地区のまちづくり検討会からまちづくり構想の提案を受け、より具体的なまちづくりを進めているところです。このことについて、平成27年10月に両地区のまちづくり整備方針が示されました。これに対し、区画街路整備による経済効果について具体的な数字を出せるのかとの質疑があり、整備方針の指標(案)にある人口の増加などから、税収増加や商店街の売り上げなどにあらわれてくると考えているとの答弁がありました。

 その後、平成28年1月に両地区を視察し、状況の確認を行いました。

 また、新井薬師前駅周辺地区まちづくりにおいては、都市計画道路補助第220号線のうち、鉄道交差部(Ⅰ期区間)の事業認可や早稲田通りから五中つつじ通り間(Ⅱ期区間)の整備に向けた用地測量、区画街路第3号線(交通広場)の事業認可等について報告がありました。

 さらに、沼袋駅周辺地区まちづくりについては、区画街路第4号線沿道のまちづくりについて協議会が検討したたたき台を受け、区画街路第4号線沿道地区地区計画(素案)を作成することが報告されました。

 また、両地区については、平成29年3月に、地域と協働したまちづくりを一層推進するため、まちづくり推進プランを作成することが報告されました。

 次に、野方駅、都立家政駅及び鷺ノ宮駅周辺のまちづくりについて。区は、まちづくり機運を醸成するためまちづくり検討会を設立し、西武新宿線の連続立体交差事業の早期実現を目指しています。このことについて、平成28年3月に鷺ノ宮駅周辺地区、7月に野方駅周辺地区、9月に都立家政駅周辺地区においてまちづくり検討会が設立され、平成29年度末から30年度上半期の間に中間報告を受けることが報告されました。

 次に、調査事項4、連続立体交差事業の区間の延伸に関連し、区は、西武新宿線における連続立体交差事業の着実な推進を求め、要請活動を行っています。このことについて、西武新宿線踏切渋滞解消促進期成同盟の決起大会が開催された後、都や国及び西武鉄道株式会社への要請活動について報告がありました。その後、都議会において、野方駅から井荻駅間等について社会資本総合計画に位置付け、事業化に向けて一歩踏み出すとの答弁があったことを受け、区としても、野方駅、都立家政駅及び鷺ノ宮駅周辺地区のまちづくりを具体的に進めていくとの報告がありました。

 次に、調査事項5、区内南北交通の利便性向上に関連し、平成28年5月に、交通弱者(移動制約者)を中心とした交通対策についてをテーマとし、日本大学理工学部教授の金子雄一郎氏を招き、学習会を実施しました。主な内容として、高齢者の外出ニーズとバリア、コミュニティバス、乗り合いタクシー、デマンド型交通などの多様な移動手段と導入に向けた論点、その他の交通手段として超小型モビリティやライドシェア、高齢者を対象にした経済的負担の軽減による外出促進などについて講義を受けました。

 これらが当委員会の主な調査経過の概要です。

 最後に、現在、区では、中野駅周辺のまちづくりに加え、西武新宿線沿線のまちづくりにおける再整備計画も着実に前進しており、各駅周辺のまちづくりは今後も大きく進展していくことが見込まれています。一方、進捗におくれが生じている中野駅西側南北通路・橋上駅舎への対応や、西武新宿線における連続立体交差事業の区間の延伸、南北交通の利便性向上などの課題について、区は強く区政運営を展開することが求められています。

 議会は、区の取り組みを促すとともに、みずからも積極的に調査研究を行い、これらの課題に対して多様な視点から審議・提言を行っていくことが求められています。

 以上、簡単ではございますが、当委員会における調査の概要についての中間報告を終わります。

○議長(北原ともあき) ただいまの報告について御質疑ありませんか。

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

○議長(北原ともあき) 御質疑なければ、以上で区内駅周辺等まちづくり調査特別委員会の中間報告を終わります。

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 第2号陳情 区役所・サンプラザ地区の再整備を独自性・先進性に富むものとすることについて

(委員長報告)

 

○議長(北原ともあき) 日程第8、第2号陳情、区役所・サンプラザ地区の再整備を独自性・先進性に富むものとすることについてを議題に供します。

 

平成29年(2017年)3月22日

 

中野区議会議長 殿

 

区内駅周辺等まちづくり調査特別委員長 篠 国昭

(公印省略)

陳情の審査結果について

 

  本委員会に付託された陳情を審査の結果、下記のとおり決定したので、中野区議会会議規則第94条の規定により報告します。

 

 

受理番号

件  名

審査結果

決定月日

意見

措置

2

陳情

区役所・サンプラザ地区の再整備を独自性・先進性に富むものとすることについて

採択

すべきもの

322

 

 

 

 

○議長(北原ともあき) 区内駅周辺等まちづくり調査特別委員会の審査の報告を求めます。篠国昭区内駅周辺等まちづくり調査特別委員長。

篠国昭議員

壇〕

○36番(篠国昭) ただいま議題に供されました第2号陳情、区役所・サンプラザ地区の再整備を独自性・先進性に富むものとすることについてに関しまして、区内駅周辺等まちづくり調査特別委員会における審査の経過並びに結果について御報告申し上げます。

 本陳情は、区役所・サンプラザ地区の再整備について、中野の文化・アイデンティティを継承発展させる、区民が誇れる意匠・計画とすること、敷地の持つ生活空間としての可能性、近隣街区との連動性を探求すること、事業スケールに無理がないよう、機能の可変性などでリスクを回避し、立地の特性を十分に生かすこと、2050年に向けた地球環境対策への適合を図ること、アイディア・コンクールや学校等でのワークショップ、入居企業や店舗向けのワークショップ、完成後の入居者・利用者の組織・活動の事前始動など、利用者・生活者との双方向性や透明性を高める工夫をすることを求めたものです。

 本陳情は、平成29年2月6日に受理され、3月10日の本会議において当委員会に付託後、当委員会では3月22日に審査を行いました。

 審査の進め方としては、初めに本陳情を議題に供した後、陳情の審査を一旦保留して、関連する所管事項の報告を受け、質疑を行いました。その後、改めて本陳情を議題に供し、委員会を休憩し、陳情者から補足資料の提供と補足説明を受けた後、委員会を再開して、質疑を行いました。その主な質疑応答の内容を紹介します。

 初めに、知見が高く専門性のある団体の意見を聴く場をつくることは可能なのかとの質疑があり、基本的には計画等の策定過程における区民参加の手続の中で意見を伺うことになるが、必要においてヒアリングの機会を設ける可能性はあるとの答弁がありました。

 また、他の委員から、陳情の主旨の5番に関して、どのような事業でも多くの人々を巻き込んで推進していくことは重要であるが、パブリックコメントなどの意見がどのように反映されるのか区民が疑問に感じている中、区はどのようなプロセスで区民の意見を聴くつもりなのかと問われ、当該主旨についてはエリアマネジメントに関連していると捉えており、施設の完成後における有効利用の取り組みについての意見であると理解しているとの答弁がありました。

 また、他の委員から、エリアマネジメントより前の段階である基本設計から実施設計に移る時期等、節目節目で専門家と意見交換する場はつくられるのかとの質疑があり、事業を検討する中で専門的な見地から意見を伺う必要があれば個別に伺っていくことはあるとの答弁がありました。

 以上が主な質疑応答の内容です。

 その後、委員会を休憩し、本陳情の取り扱いを協議した後、委員会を再開し、さらに質疑を求めましたが、質疑はなく、質疑を終結しました。

 次に、意見の開陳を求めたところ、意見はなく、意見の開陳を終結しました。

 次に、討論を求めたところ、1名の委員が本陳情に反対する立場から、本陳情の主旨及び理由については傾聴に値する内容もあり、特に区民や専門家の参加については大切なことである。しかし、現在区が推進している区役所・サンプラザ地区再整備実施方針などは多々問題があると認識している。現在、区役所についてはその位置の変更に関する条例が上程・審査がされており、中野サンプラザについても再開発・再整備の種地とすることを区は意思決定しているが、この点についても賛成できるものではない。したがって、このような本陳情が出されたタイミングを鑑みると、本陳情には賛成しかねるとの討論を行いました。

 また、他に討論を求めたところ、1名の委員が本陳情に賛成する立場から、区役所・サンプラザの再整備事業は中野区の持続可能なまちづくりのためには必要な事業である。しかし、区民の中野サンプラザに対する愛着はとても高いため、中野サンプラザという愛称や意匠・デザインの独自性が破壊されてしまうのかという懸念もある。今後は、どこにでもある意匠・デザイン、コンセプトではなく、陳情者の求める「中野らしさ」や今まで区民が中野サンプラザに抱いていた愛着を引き継ぐようなものを完成させるため、事業協力者や専門家の知見を集約し、区民の声を聞きながら新しい中野サンプラザを実現してもらいたく、本陳情に対する賛成討論とするとの討論を行いました。

 他に討論を求めましたが、討論はなく、討論を終結しました。

 そして、挙手による採決を行ったところ、賛成多数で本陳情を採択すべきものと決した次第です。

 以上で第2号陳情に関する区内駅周辺等まちづくり調査特別委員会における審査の経過並びに結果の報告を終了します。

○議長(北原ともあき) ただいまの報告について御質疑ありませんか。

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

○議長(北原ともあき) 御質疑なければ、質疑を終結いたします。

 本件については討論の通告がありませんので、直ちに採決いたしたいと思いますが、御異議ありませんか。

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○議長(北原ともあき) 御異議ありませんので、これより起立により採決いたします。

 上程中の陳情を採択するに賛成の方は御起立願います。

〔賛成者起立〕

○議長(北原ともあき) 起立多数。よって、上程中の陳情は採択するに決しました。

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 第3号陳情 「保育予算を大幅増額し、安心できる保育の実現を求める意見書」の提出について

(委員長報告)

 

○議長(北原ともあき) 日程第9、第3号陳情、「保育予算を大幅増額し、安心できる保育の実現を求める意見書」の提出についてを議題に供します。

 

平成29年(2017年)3月14日

 

中野区議会議長 殿

 

子ども文教委員長 森 たかゆき

(公印省略)

陳情の審査結果について

 

本委員会に付託された陳情を審査の結果、下記のとおり決定したので、中野区議会会議規則第94条の規定により報告します。

 

 

受理番号

件  名

審査結果

決定月日

意見

措置

3

陳情

「保育予算を大幅増額し、安心できる保育の実現を求める意見書」の提出について

不採択と

すべきもの

314

 

 

 

○議長(北原ともあき) 子ども文教委員会の審査の報告を求めます。森たかゆき子ども文教委員長。

森たかゆき議員

壇〕

○27番(森たかゆき) ただいま議題に供されました第3号陳情に関しまして、子ども文教委員会における審査の経過並びに結果について御報告申し上げます。

 本陳情の趣旨は、東京都と国に対し、保育予算を大幅増額し、安心できる保育の実現を求める意見書を提出することを求めるものです。

 本陳情は、平成29年3月10日の本会議において当委員会に付託され、3月14日に審査を行いました。

 審査の進め方としては、本陳情を議題に供した後、陳情の審査を一旦保留して、関連する所管事項の報告を受け、質疑を行いました。その後、改めて本陳情を議題に供し、委員会を休憩して、陳情者から補足の説明を受けた後、委員会を再開して、質疑を行いました。その主な質疑応答の内容を紹介します。

 初めに、平成29年度における国と都の保育予算はどのようになっているのかとの質疑があり、28年度と比較すると、国では2割強、都では4割程度充実した形で予算が計上されているとの答弁がありました。

 さらに、陳情にもある3歳の壁と言われる2歳児までしか受け入れない小規模保育施設からの転園について、現状はどういった考えなのかとの質疑があり、区では、3歳で転園できなかった子どもはいない状況である。今後も引き続き定員管理をしながら適切に進めていきたいとの答弁がありました。

 次に、待機児童対策については、区だけではできない部分もあり、都や国に要望していくことも必要ではないかとの質疑があり、各自治体の状況は国・都に報告をしており、29年度予算案についても自治体の状況を踏まえて組み立てられていると考えている。状況によって、国・都に要望することも考えられるが、現在はこの予算の中で進めていきたいと考えているとの答弁がありました。

 次に、保育予算の問題ではなく、待機児童の解消が図られないことが問題であると考える。待機児童ゼロに向けて、区はどういった考え、決意を持っているのかとの質疑があり、国・都にはさまざまな場面で要望をしており、予算、人材の確保、さまざまな施策の充実を図ってもらっている。区もこれに対応した制度改正を行う中で、必要な保育定員の確保に全力で取り組んでいきたいとの答弁がありました。

 さらに、陳情には、子どもの安全や保育の質の低下が危惧されるとある。今行っている区の保育が信頼を得られるものであることを多くの方に理解してもらうことが必要ではないかとの質疑があり、区の職員には区立保育園の園長もおり、区立保育園と民間保育所等に対する研修や巡回指導を実施している。その時々の課題に関する検討や研さん、情報共有をしていく中で保育の水準は確保されていると考えているが、今後新たな保育園がふえていくこともあるので、強化しながら進めていきたいとの答弁がありました。

 以上が主な質疑応答の内容です。

 その後、委員会を休憩して、本陳情の取り扱いを協議した後、委員会を再開し、さらに質疑を求めましたが、質疑はなく、質疑を終結しました。

 次に、意見の開陳を求めましたが、意見はなく、意見の開陳を終結しました。

 次に、討論を求めたところ、1名の委員が、本陳情に賛成する立場から、待機児童の解消、保育園の新設については区の財政的な努力だけでは先行きが見通せず、国の保育財源の考え方を改めさせ、財源保障を求めることが必要な時期に来ている。都議会では4月から保育士の賃金アップが決まっているが、満額の4万円アップのためには8分野の研修のうち四つを受けなければならない。また、4万円給料が上がると園長などの役職者よりも給料が上になる逆転現象が起きる場合があるなど、問題が指摘されている。加えて、賃金だけではなく、長時間過密労働の問題を解決しなければ若手保育士の数年での離職をとめることもできない。予算拡充とともに配置基準の見直しも求める必要がある。保育を求める保育者の願いに応えるためには公設公営の区立園拡充を保育政策の基礎とすることが求められている。財源的な裏づけを確保し、保育行政の民営化路線を転換するためにも、国や都に予算の拡充を求めることが必要である。以上のことから、本陳情に賛成であるとの討論がありました。

 他に討論を求めましたが、討論はなく、討論を終結しました。

 そして、本陳情について挙手による採決を行ったところ、賛成少数で不採択とすべきものと決した次第です。

 以上で第3号陳情に関する子ども文教委員会における審査の経過並びに結果の報告を終了します。

○議長(北原ともあき) ただいまの報告について御質疑ありませんか。

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

○議長(北原ともあき) 御質疑なければ、質疑を終結いたします。

 本件については討論の通告がありませんので、直ちに採決いたしたいと思いますが、御異議ありませんか。

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○議長(北原ともあき) 御異議ありませんので、これより起立により採決いたします。

 上程中の陳情を採択するに賛成の方は御起立願います。

〔賛成者起立〕

○議長(北原ともあき) 起立少数。よって、上程中の陳情は不採択とするに決しました。

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 第4号陳情 大和保育園仮設園舎での運営を公営でおこなうこと等について

 第5号陳情 南台保育園の仮設園舎の運営を民営で行うことについて

(委員長報告)

 

○議長(北原ともあき) 日程第10、議事日程記載の陳情2件を一括議題に供します。

 

平成29年(2017年)3月14日

 

中野区議会議長 殿

 

子ども文教委員長 森 たかゆき

(公印省略)

陳情の審査結果について

 

本委員会に付託された陳情を審査の結果、下記のとおり決定したので、中野区議会会議規則第94条の規定により報告します。

 

 

受理番号

件  名

審査結果

決定月日

意見

措置

4

陳情

大和保育園仮設園舎での運営を公営でおこなうこと等について

不採択と

すべきもの

314

 

 

5

陳情

南台保育園の仮設園舎の運営を民営で行うことについて

不採択と

すべきもの

314

 

 

 

○議長(北原ともあき) 子ども文教委員会の審査の報告を求めます。森たかゆき子ども文教委員長。

森たかゆき議員

壇〕

○27番(森たかゆき) ただいま議題に供されました第4号陳情、第5号陳情の計2件に関しまして、子ども文教委員会における審査の経過並びに結果について御報告申し上げます。

 本陳情は、いずれも区立保育園民園化における仮設園舎での運営は公営で行うことを求めるものです。

 これらの陳情は、平成29年3月10日の本会議において当委員会に付託され、3月14日に審査を行いました。

 審査の進め方として、本陳情を一括して議題に供した後、委員会を休憩して、陳情者から補足資料の提供と補足の説明を受け、その後委員会を再開して、質疑を行いました。その主な質疑応答の内容を紹介いたします。

 初めに、民営化園に区の職員が出向くことについてはどうなっているのかとの質疑があり、どのような形が園児や保護者にとってプラスになるのか、また委託契約の中でどのような手続を踏めば実現できるのかについて、現在検討中であるとの答弁がありました。

 次に、南台保育園の近くで工事が予定されているとのことだが、危険な場所へ移動することへの配慮についてどのように考えているのかとの質疑があり、大規模公園の整備が近隣で予定されているのは事実だが、現時点で確認したところ、工事車両が当該仮設園舎用地の周辺を通過することはないと聞いている。また、そのような工事がなくとも、園運営においては交通安全についても細心の注意を払っていきたいとの答弁がありました。

 次に、民営化で人や環境が変わっていく中で、特別な支援が必要な子どもへの対応を現在検討中というのは遅いのではないかとの質疑があり、現在選定中である事業者と区と保護者の方との話し合いをさらに継続し、早期に課題を解決し、不安のないようにしていきたいとの答弁がありました。

 次に、区立保育園において民営の保育士と合同で保育をするという事例の有無とその引き継ぎ内容を問われ、今までの民営化でも同様に区立保育園の運営を行いながら引き継ぐ民間事業所の職員と一緒に保育を行ってきた。さまざまな行事などを通じてクラス担任として子どもたちや保護者の方と人間関係を醸成することを一番の観点として引き継ぎを行っているとの答弁がありました。

 さらに、保育施設とアポロ園やゆめなりあなどの療育施設とが連携を図りながら、年々ふえている療育を必要とする子どもたちへのサポート体制を充足させる必要があるが、具体的にどう考えているかとの質疑があり、現在、保育園・幼稚園等についてはアポロ園とゆめなりあとで訪問指導を行っているが、今後は区の北部と南部に分け、巡回の回数や対象を拡大し、必要な療育指導を強化していく考えであるとの答弁がありました。

 次に、第5号陳情に、民営化園の満足度の推移や引き継ぎ期間などデータとして示すと説明していたことが後日データは示せないと答えるなど、根拠ある説明が受けられていないとあるが、どのような経緯かとの質疑があり、説明会ではデータの存在を確認した上で資料作成を検討するとしていたが、実際に確認したところ、過去のデータがなかったため、作成は難しいと回答したものであるとの答弁がありました。

 以上が主な質疑応答の内容です。

 その後、委員会を休憩して、本陳情の取り扱いを協議した後、委員会を再開し、さらに質疑を求めましたが、質疑はなく、質疑を終結しました。

 次に、意見の開陳を求めたところ、意見はなく、意見の開陳を終結しました。

 次に、討論を求めたところ、1名の委員が本陳情に一括して賛成する立場から、大和保育園・南台保育園の民営化は前例のないプロセスでの民営化であり、あまりにも突然かつ性急なものと言わざるを得ない。子どもたち、とりわけ発達障害等を持つ子どもたちにとっては大きな負担となる。どのような影響が想定され、いかに精神的負担を軽減するのかという説明も協議も十分だとは言えない。最優先に考えるべきは子どもへの影響であり、区は、保護者の不安を真摯に受けとめ、計画を見直すべきと考える。加えて、保育士不足などを理由に仮設時の区営は難しいとしているが、行政都合で保育士の採用を切り詰めてきたことがこの問題の根底にある。今、待機児童問題が深刻になるもとで求められるのは、民営化による公的責任の放棄ではなく、区立保育園の存続・拡充である。以上のことから、第4号陳情、第5号陳情に賛成であるとの討論を行いました。

 他に討論を求めましたが、討論はなく、討論を終結しました。

 そして、各陳情について挙手による採決を行ったところ、第4号陳情及び第5号陳情それぞれ賛成少数で本陳情を不採択とすべきものと決した次第です。

 以上で第4号陳情、第5号陳情に関する子ども文教委員会における審査の経過並びに結果の報告を終了します。

○議長(北原ともあき) ただいまの報告について御質疑ありませんか。

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

○議長(北原ともあき) 御質疑なければ、質疑を終結いたします。

 これより討論に入ります。

 広川まさのり議員から討論の通告書が提出されていますので、通告議員の討論を許します。広川まさのり議員。

〔広川まさのり議員登壇〕

○19番(広川まさのり) 第4号陳情、大和保育園仮設園舎での運営を公営でおこなうこと等について、及び第5号陳情、南台保育園の仮設園舎の運営を民営で行うことについてに対して、賛成の立場で討論を行います。

 大和保育園・南台保育園の民営化は、計画発表からわずか1年5カ月後に場所も人も同時に切りかえるものとなっています。中野区では前例のないプロセスでの民営化であり、あまりにも突然かつ性急なものと言わざるを得ません。子どもたち、とりわけ発達障害などを持つ子どもたちにとっては大きな負担となります。なれない環境に戸惑い、不安やストレスからパニックや2次障害という重篤な問題につながることも懸念されます。2次障害はうつ病や心身症、精神障害など多岐にわたり、一時的な発達の障害より深刻化することが指摘をされています。このような形での民営化により懸念される子どもたちへの影響に対する研究やいかに精神的負担を軽減するのかという協議も十分とは言えません。さらに、環境の変化を和らげることを求める保護者に対し、区は民営化後も区の職員が一定期間残るといった説明を行ったものの、区長は今月21日の定例会見において仮設園で区職員は保育業務にはかかわらないと表明し、一貫性のない方針に保護者のみならず現場からも戸惑いの声が上がっています。また、この間の説明会において、区は民営化園の満足度の推移や引き継ぎ期間などをデータとして示すと再三説明しておきながら、実際にはそういった資料は存在せず、データは示せないと態度を一変させたことで区に対する不信感が広がっています。今回の計画自体が一方的かつ拙速であり、説明会でも信頼関係は築けておらず、多くの保護者の納得や理解が得られていないことは明らかです。

 これらの陳情は、どうしても民営化せざるを得ないのであれば、せめて子どものことを第一に考え、仮設園舎を公営で運営してほしいという保護者の切実な要望です。我が会派としては、そもそもこれら区立保育園の民営化には反対の立場ですが、最優先に考えるべきは子どもへの影響であり、区は、保護者の不安を真摯に受けとめ、計画を見直すべきと考えます。

 加えて、区は、保育士不足などを理由に仮設時の区営は難しいとしていますが、行政都合で保育士の採用を切り詰めてきたことがこの問題の根底にあります。今、待機児童問題が深刻になるもとで求められるのは、民営化による公的責任の放棄ではなく、区立保育園の存続・拡充であることを指摘し、第4号陳情、第5号陳情に賛成の討論といたします。

○議長(北原ともあき) 他に討論がなければ、討論を終結いたします。

 これより陳情ごとに分けて採決いたします。

 初めに、第4号陳情について起立により採決いたします。

 上程中の陳情を採択するに賛成の方は御起立願います。

〔賛成者起立〕

○議長(北原ともあき) 起立少数。よって、上程中の陳情は不採択とするに決しました。

 次に、第5号陳情について起立により採決いたします。

 上程中の陳情を採択するに賛成の方は御起立願います。

〔賛成者起立〕

○議長(北原ともあき) 起立少数。よって、上程中の陳情は不採択とするに決しました。

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 人権擁護委員候補者推薦に伴う区議会の意見について

 

○議長(北原ともあき) 日程第11、人権擁護委員候補者推薦に伴う区議会の意見についてお諮りいたします。お手元に配付の文書のとおり、区長から意見を求められておりますので、これを文書のとおり候補者として推薦するに異議ない旨回答するに御異議ありませんか。

「異議なし」と呼ぶ者あり

○議長(北原ともあき) 御異議ありませんので、さよう決定いたします。

 

28中政企第1359号

平成29年(2017年)2月22日

中野区議会議長

 北原 ともあき 殿

 

中野区長 田 中 大 輔

人権擁護委員候補者推薦に伴う区議会の意見について

 

 中野区に置かれる人権擁護委員の候補者として、下記の者を法務大臣に推薦したいので、人権擁護委員法第6条第3項の規定により議会の意見を求めます。

 

1 氏名 高 木 亀 介

  生年月日 ≪記載削除≫

  住所 東京都中野区≪記載削除≫

  再・新任別 新任

 

2 氏名 鈴 木 一 男

  生年月日 ≪記載削除≫

  住所 東京都中野区≪記載削除≫

  再・新任別 再任

 

3 氏名 保 積 芳 美

  生年月日 ≪記載削除≫

  住所 東京都中野区≪記載削除≫

  再・新任別 再任

 

4 氏名 勝 木 江津子

  生年月日 ≪記載削除≫

  住所 東京都中野区≪記載削除≫

  再・新任別 再任

 

○議長(北原ともあき) 次に、陳情の継続審査についてお諮りいたします。

 お手元に配付の陳情継続審査件名表に記載の陳情については、付託委員会から継続審査の申し出がありますので、これを申し出どおり継続審査に付すことに御異議ありませんか。

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○議長(北原ともあき) 御異議ありませんので、さよう決定いたします。

 

平成2年第回定例会

陳情継続審査件名表

《厚生委員会付託》

 第1号陳情 精神障害者も心身障害者医療費助成制度(マル障)の対象とすることについての陳情       書

 

○議長(北原ともあき) 次に、常任委員会の所管事務継続調査についてお諮りいたします。

 お手元に配付の常任委員会所管事務継続調査件名表に記載の調査事件については、それぞれ所管委員会から継続調査の申し出がありますので、これを申し出どおり継続調査に付すことに御異議ありませんか。

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○議長(北原ともあき) 御異議ありませんので、さよう決定いたします。

 

常任委員会所管事務継続調査件名表

平成29年第1回定例会

総務委員会

 1 政策、計画及び財政について

 1 平和、国際化、人権及び男女平等について

 1 広報及び広聴について

 1 組織及び人事について

 1 会計、決算及び事業の評価・改善について

 1 危機管理について

 

区民委員会

 1 区民相談及び消費生活について

 1 住民情報システムについて

 1 戸籍及び住民基本台帳等について

 1 区税について

 1 国民健康保険、後期高齢者医療及び介護保険等について

 1 環境及び地球温暖化対策について

 1 清掃事業及びリサイクルについて

 1 生活環境について

 

厚生委員会

 1 地域活動の推進及び地域ケア・地域支援について

 1 保健衛生及び社会福祉について

 1 保健所及び福祉事務所について

 1 スポーツ、文化及び生涯学習について

 

建設委員会

 1 安全で快適に住めるまちづくりについて

 1 産業振興及び都市振興について

 1 道路・公園等の整備について

 1 防災及び都市安全について

 

子ども文教委員会

 1 学校教育の充実について

 1 学校と地域の連携について

 1 知的資産について

 1 子育て支援及び子どもの育成について

 

○議長(北原ともあき) 次に、議会運営委員会の所管事項継続調査についてお諮りいたします。

 お手元に配付の議会運営委員会所管事項継続調査件名表に記載の調査事件については、議会運営委員会から継続調査の申し出がありますので、これを申し出どおり継続調査に付すことに御異議ありませんか。

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○議長(北原ともあき) 御異議ありませんので、さよう決定いたします。

 

議会運営委員会所管事項継続調査件名表

平成29年第1回定例会

 1 議会の運営について

 1 議会の会議規則、委員会に関する条例等について

 

○議長(北原ともあき) 以上で本日の日程を全て終了いたしましたので、散会いたします。

 平成29年第1回中野区議会定例会を閉じます。

午後5時38分閉会

 

会議録署名員 議 長 北原 ともあき

議 員 羽鳥 だいすけ

       議 員 大内 しんご