平成29年03月27日中野区議会建設委員会(第1回定例会)

中野区議会建設委員会〔平成29年27日〕

 

建設委員会会議記録

 

○開会日 平成29年27

 

○場所  中野区議会第4委員会室

 

○開会  午後53

 

○閉会  午後03

 

○出席委員(9名)

 甲田 ゆり子委員長

 来住 和行副委員長

 内川 和久委員

 白井 ひでふみ委員

 細野 かよこ委員

 伊藤 正信委員

 篠 国昭委員

 酒井 たくや委員

 近藤 さえ子委員

 

○欠席委員(0名)

 

○出席説明員

 都市政策推進室長 奈良 浩二

 西武新宿線沿線まちづくり担当部長 角 秀行

 都市政策推進室副参事(産業振興担当) 青山 敬一郎

 都市政策推進室副参事(グローバル戦略推進担当、中野駅周辺計画担当) 石井 大輔

 都市政策推進室副参事(都市観光・地域活性化担当) 藤永 益次

 都市政策推進室副参事(中野駅周辺まちづくり担当) 松前 友香子

 都市政策推進室副参事(中野駅周辺地区整備担当) 吉田 陽市

 都市政策推進室副参事(中野駅地区都市施設調整担当) 小幡 一隆

 都市政策推進室副参事(中野駅地区都市施設整備担当) 江頭 勝

 都市政策推進室副参事(西武新宿線沿線まちづくり担当、沼袋駅周辺まちづくり担当) 山本 健一

 都市政策推進室副参事(新井薬師前駅周辺まちづくり担当) 近江 淳一

 都市政策推進室副参事(野方以西調整担当、野方駅周辺まちづくり担当) 小林 裕幸

 都市政策推進室副参事(都立家政駅周辺まちづくり担当、鷺ノ宮駅周辺まちづくり担当) 菊地 利幸

 都市基盤部長 尾﨑 孝

 都市基盤部参事(都市計画担当) 豊川 士朗

 都市基盤部副参事(空家・住宅政策担当) 塚本 剛史

 都市基盤部副参事(道路用地担当) 松原 弘宜

 都市基盤部副参事(地域まちづくり担当、弥生町まちづくり担当) 安田 道孝

 都市基盤部副参事(大和町まちづくり担当) 細野 修一

 都市基盤部副参事(道路・公園管理担当) 高橋 均

 都市基盤部副参事(都市基盤整備担当) 千田 真史

 都市基盤部副参事(建築担当) 小山内 秀樹

 都市基盤部副参事(防災・都市安全担当) 鈴木 崇

 都市基盤部副参事(生活安全担当、交通対策担当) 伊東 知秀

 

○事務局職員

 書記 冨士縄 篤

 書記 亀井 久徳

 

○委員長署名


審査日程

○議案

 第30号議案 平成2年度中野区一般会計補正予算(関係分)

 

委員長

 定足数に達しましたので、建設委員会を開会いたします。

 

(午後1時53分)

 

 本日の審査日程ですが、お手元に配付の審査日程(案)(資料1)のとおり進めたいと思いますが、これに御異議ありませんか。

 

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 御異議ありませんので、そのように進めます。

 それでは、議事に入ります。

 第30号議案、平成29年度中野区一般会計補正予算(関係分)を議題に供します。

 本議案は総務委員会に付託されておりますが、建設委員会の関係分について当委員会で審査し、賛成多数となった意見があれば総務委員会に申し送ることとなっておりますので、御承知おきください。

 それでは、理事者の補足説明を求めます。

千田都市基盤部副参事(都市基盤整備担当)

 それでは、第30号議案、平成29年度中野区一般会計補正予算について、都市基盤部所管分の補足説明をいたします。

 議案の5ページをお開きください。

 歳出予算の9款都市基盤費、3項道路費を1,800万円増額するものでございます。この増額補正により、9款都市基盤費の補正後の予算額は118億3,170万1,000円となるものでございます。

 補正予算の歳出の内容について御説明いたします。補正予算説明書の14ページ、15ページをお開きください。

 9款都市基盤費、3項道路費、2目道路維持・整備費、13節委託料を1,800万円増額するものでございます。本増額は、上高田四丁目区道張出道路擁壁の状態不良を改修するために必要な詳細設計を行うために増額するものでございます。

 以上が補正予算に係る補足説明でございます。よろしく御審議のほどお願い申し上げます。

委員長

 これより本件に対する質疑を行います。質疑はありませんか。

酒井委員

 こちら、以前に、中野区道路附属物等維持管理計画というのが示されていますね。そのときに、擁壁部分の調査だとか、全ての道路の附属物を点検されたと思うんですけれども、そのときの報告ではどうなっていたんですかね、こちらの該当部分というのは。

千田都市基盤部副参事(都市基盤整備担当)

 委員御質問の調査につきましては、主に目視、それから打音調査というのを主に行うものなのですが、その調査の結果といたしましては、ひび割れ、あと、コンクリートの浮き等、補修・改修の必要がありというような診断結果でございました。

酒井委員

 当時、A・B・Cで、いろいろ検査結果が出ていたと思うんです。著しく激しくて、すぐにやらなきゃならないとか、当面は大丈夫だろうとか、心配ありませんよとか。それはどうだったんですか。

千田都市基盤部副参事(都市基盤整備担当)

 こちらにつきましては、全部で4ランクで評価されているところを、本年度をもって、3ランク目までを全て改修という予定で進めていたところでございますので、早急に改修の必要のあるランクには入っていたというところでございます。

酒井委員

 当時の調査で、早急に改善しなければならないよというふうな結果が出ていたという理解でよろしいんですか。

千田都市基盤部副参事(都市基盤整備担当)

 すみません、早急に補修の必要があるという診断結果でございました。

酒井委員

 すると、補修をしなければならない中で、今回、調査したところ、想像以上に状態が悪かったということですよね。そのときに、もう少し、ちょっと踏み込んだ調査というのは、なかなか難しかったのかななんて感じてしまうんですが、どうしてかといいますと、ほかのところの調査も、同じような調査で行っているわけですよね。すると、こういうふうな、緊急性が、そのときはないというふうに判断したかもわかりませんが、高くなっているところもあるかもしれないんですね。そのあたりがちょっと気になってしまうんですが、いかがですか。

千田都市基盤部副参事(都市基盤整備担当)

 一般的に、コンクリート構造物の検査につきましては、まず、それが施工されて完成されたときには、しっかりと、その基準等を守った構造物が、まずつくられたという前提において、目視調査、打音調査等で、その劣化の進み度というのを審査して、補修の必要性を判断するというものでございます。今回のケースにつきましては、そもそもの施工時の不良も疑われるような状態でございますので、今回行っているような検査でその状態までを把握するのは難しいというところでございました。委員おっしゃるような試験をやるとなると、例えば、昨今よく耳にするような非破壊検査──超音波等で中の状態を把握する検査、もしくは、一部、コア抜き──中の構造物をくり抜いて、それを検査筐体として確認するというもの等があるんですけれども、まず、破壊検査につきましては、やはり老朽しているコンクリート構造物ですので、やはりそれは、より一層の進行の見込まれることと、非破壊検査については、それを全てでやるのが妥当かというところは、昨今、トンネル調査等でも、やはり主体的に行われています、今の調査が妥当だろうということでは考えているところです。

酒井委員

 承知しました。あと、区内だと、擁壁の部分というのは、この道路附属物の計画で見ると16カ所ぐらいあるそうなんですけれども、ほかのところは大丈夫なのかなと、ちょっと気になっちゃうんですけれども、そこだけ確認させてください、最後に。

千田都市基盤部副参事(都市基盤整備担当)

 今回の調査については、もともと、やはり目視、それから打音調査等でコンクリートのひび割れ等に水等が浸入して、より劣化が進むとか、そういったものを早急に補修するというのが基本になりますので、そういった中で、現状、やはり悪いと判断されているところについては、補修工事の際に、簡易的な表面構造だけではなくて、補修の際には、さらに状態を確認するようにして、今回のようなケースを早々に今後も確認していくような、そういうような手法で進めたいということで考えております。

白井委員

 先日の委員会の中でも報告がありましたので、休憩中ではありましたが、そこで質疑をさせていただいたことを、改めてここでは言わないんですけれども、ぜひお願いしたいと思っております。

 今回は、予算が出てきましたので、金額的なお話から聞きたいと思います。詳細設計1,800万円と書いてありますけれども、これは、設計の金額だけでよろしいんでしょうか。

千田都市基盤部副参事(都市基盤整備担当)

 こちらにつきましては、関係予算ということも──これから契約する予算ということもございますので、少し大枠でお話しさせていただければ、まず、やはり構造計算等も含めた設計、あと、与条件等を特定するための調査、そういったものも全て含まれるということになります。

白井委員

 現状、応急措置で、既に手が加えられておりますけれども、この分の財源というのはどのように賄われているんでしょうか、お伺いしたいと思います。

千田都市基盤部副参事(都市基盤整備担当)

 こちらについては、当初予定していた擁壁補修工事の費用を、そのまま工事の中で、工事内容の変更ということで充てたというところでございます。

白井委員

 28年度中の現在残っている分、これだけで何とか賄えそう、応急処置はここで大丈夫ということでよろしいんでしょうか。

千田都市基盤部副参事(都市基盤整備担当)

 委員おっしゃるとおりでございます。

白井委員

 今回の補正予算で詳細な設計を行って、そして、設計部分ということは、これから、じゃあ、設計によるんでしょうけれども、追加でまた、今度は工事部分の費用が発生する、これも補正がつながってくると、こういうふうに考えてよろしいですか。

千田都市基盤部副参事(都市基盤整備担当)

 委員おっしゃるような流れで進めてまいりたいと考えております。

白井委員

 詳細設計を待たなきゃならないところなんでしょうけれども、現在、通行どめ状態になっています。先日も私、現場を改めて確認してきたところなんですけれども、工事の具体的に改良に入れるタイミングというんでしょうか、今、応急処置で終わっている状態なので、今後の見通しみたいなものが、ある程度、現段階でわかるところまでスケジュール感をお示しいただければと思いますけれども、いかがでしょうか。

千田都市基盤部副参事(都市基盤整備担当)

 まず、現段階の我々の分野として考えているところですけれども、まず、今、課題となっているのは、やはり複数の工法選択があるというところでございます。もう一つは、かなり施工環境が悪いというところがございまして、どのような施工方法をとるかということで、擁壁の構造設置場所というものが1点と、あと、施工方法、工事環境が悪いというところの2点を特定すれば、速やかに必要な設計に入れると思っていますので、我々としては、3定で補正予算をいただいて、速やかに契約できるようなスケジュールで進めたいということで考えております。

委員長

 他に質疑はありませんか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 質疑がなければ、質疑を終結します。

 意見について伺います。

 第30号議案について意見はありますか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 それでは、第30号議案について、意見なしとして総務委員会に申し送ることに御異議ありませんか。

 

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 御異議ありませんので、そのように決定します。

 以上で本日の日程を終了しますが、委員、理事者から御発言はありませんか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 なければ、以上で建設委員会を散会します。

 

(午後2時03分)