平成29年11月08日中野区議会厚生委員会
平成29年11月08日中野区議会厚生委員会の会議録

中野区議会厚生委員会〔平成29年11日〕

 

厚生委員会会議記録

 

○開会日 平成29年11

 

○場所  中野区議会第3委員会室

 

○開会  午後1時00分

 

○閉会  午後2時50分

 

○出席委員(8名)

 長沢 和彦委員長

 日野 たかし副委員長

 ひやま 隆委員

 内川 和久委員

 甲田 ゆり子委員

 いさ 哲郎委員

 篠 国昭委員

 むとう 有子委員

 

○欠席委員(0名)

 

○出席説明員

 地域支えあい推進室長 野村 建樹

 地域支えあい推進室副参事(地域活動推進担当) 伊藤 政子

 地域支えあい推進室副参事(区民活動センター調整担当、地域包括ケア推進担当) 酒井 直人

 中部すこやか福祉センター所長 志賀 聡

 中部すこやか福祉センター副参事(地域ケア担当) 大場 大輔

 中部すこやか福祉センター副参事(地域支援担当) 濵口 求

 北部すこやか福祉センター所長、北部すこやか福祉センター副参事(地域ケア担当) 小山 真実

 北部すこやか福祉センター副参事(地域支援担当) 矢島 久美子

 南部すこやか福祉センター副参事(地域ケア担当) 伊藤 廣昭

 南部すこやか福祉センター副参事(地域支援担当) 森 克久

 鷺宮すこやか福祉センター副参事(地域支援担当) 葉山 義彦

 健康福祉部長 小田 史子

 保健所長 木村 博子

 健康福祉部副参事(福祉推進担当) 岩浅 英樹

 健康福祉部副参事(健康推進担当) 只野 孝子

 健康福祉部副参事(保健予防担当) 水口 都季

 健康福祉部副参事(文化・スポーツ担当) 永見 英光

 健康福祉部副参事(障害福祉担当) 菅野 多身子

 健康福祉部副参事(生活援護担当) 小堺 充

 健康福祉部副参事(生活保護担当) 中村 誠

 

○事務局職員

 書記 関村 英希

 書記 古谷 友里香

 

○委員長署名


審査日程

○議題

 地域活動の推進及び地域ケア・地域支援について

 保健衛生及び社会福祉について

○所管事項の報告

 1 施設使用料の改定について(地域支えあい推進室、健康福祉部)

 2 U18プラザ上高田跡地を活用した認可保育所、学童クラブ等の設置・運営事業者の募集について (地域活動推進担当)

 3 中野区健康福祉審議会の答申及び「中野区健康福祉総合推進計画2018」の素案について(地域包括ケア推進担当、福祉推進担当、障害福祉担当)

 4 中野区スポーツ・コミュニティプラザ指定管理者候補者の選定について

(文化・スポーツ担当)

 5 第19期中野区文化財保護審議会委員の委嘱について(文化・スポーツ担当)

 6 (仮称)中野五丁目障害者多機能型通所施設の開設及び中野区中野福祉作業所の廃止について(障害福祉担当)

 7 その他

(1)鷺宮体育館及び上高田運動場の改修工事に伴う休館について(文化・スポーツ担当)

 (2)棟方志功サミットin中野等関連事業の実施結果について(文化・スポーツ担当)

○その他

 

委員長

 定足数に達しましたので、厚生委員会を開会いたします。

 

(午後1時00分)

 

 本日は、お手元に配付の審査日程(案)(資料1)に沿って進めたいと思いますが、御異議ありませんか。

 

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 御異議ありませんので、さよう進行します。

 なお、審査に当たっては、午後5時を目途に進めたいと思います。また、3時ごろに休憩をとりたいと思いますので、御協力をお願いいたします。

 それでは、議事に入ります。

 地域活動の推進及び地域ケア・地域支援について、保健衛生及び社会福祉についてを議題に供します。

 所管事項の報告を受けます。1番、施設使用料の改定についての報告を求めます。

伊藤地域支えあい推進室副参事(地域活動推進担当)

 それでは、お手元の資料(資料2)に基づきまして、施設使用料の改定について御報告申し上げます。

 前回の見直しから3年が経過したため、「施設使用料の見直しの考え方」に基づきまして今年度見直しを行い、積算結果がまとりましたので、御報告申し上げます。

 なお、今回の見直しに当たりまして、スポーツ施設の使用料につきまして軽減策を導入することとしております。

 まず、1番、各施設の使用料積算結果でございます。別紙1にまとめてございます。

 1番から591番までの施設が地域支えあい推進室の所管、そして592番から1008番までが健康福祉部の所管となってございまして、表は、施設名、それから各部屋ごとの項目、それから時間帯ごとの区分、そして右側の部分が29年度の算定結果というふうな表でございます。後ほど詳しくお読み取りいただきたいと思います。

 次に、スポーツ施設使用料の軽減策でございますが、この部分につきましては、恐れ入りますが、後ほど文化・スポーツ担当より御説明を申し上げます。

 裏面をごらんください。

 3番、使用料算定の基本方針及び算定基準でございます。別紙2をごらんください。こちらにまとめてございます。

 まず、基本方針でございますが、まず、使用料算定の基礎額につきまして、「職員人件費」と建物の「減価償却費」を含めた施設の維持管理・貸出業務にかかる全ての経費を原価といたしまして、これに施設の性質別ごとに設定した利用者負担割合を乗じて算出しております。

 次に、使用料の改定に際し、急激な負担増を緩和するために、改定後の上限率を原則1.5倍というふうに設定してございます。

 それから、原則として3年に1度見直しを行いますが、積算の結果、1割以上下がるという場合には、改定年度を待たずに当該施設の使用料の見直しを行うというものが基本方針でございます。

 次に、算定基準でございますが、使用料算定基礎額の計算式は、先ほど御説明のとおりでございます。

 (2)の原価につきましても、先ほど述べましたように、人件費、維持管理費、減価償却費を含めております。

 裏面をごらんいただきまして、施設ごとの性質別の負担割合でございます。

 考え方といたしまして、まず、区民が日常生活を営む上で基本的に必要なものとして整備したコストについては全額公費で負担するというものでございまして、下表ではAの施設がそのようなものでございます。

 次に、個人による選択性が高く、専ら利用者の便益に資する施設のコストにつきましては利用者が全額負担することを原則としておりまして、下表ではEに当たるものでございます。そして、文化・芸術やスポーツ振興などの政策的な観点から区が整備した施設につきましては、民間類似施設の利用機会なども勘案しまして、施設コストの一定割合を公費で負担することとしておりまして、B、C、Dの分類がそのような負担率となっております。

 最初の説明資料の裏面、4をごらんいただきまして、今後のスケジュールでございますが、本年第4回定例会に関連条例の改正案を提案させていただきます。1月から区報、ホームページ等で区民の方に周知をいたしまして、7月に改正条例の施行ということで考えております。

 御報告は以上でございます。

永見健康福祉部副参事(文化・スポーツ担当)

 それでは、私のほうから、スポーツ施設使用料の軽減策について御報告をいたします。

 (1)軽減策の内容でございます。

 スポーツ施設の使用料につきましては、改定後6年間、算出した使用料金額の半額とするというものでございます。なお、既に減額制度の対象となっている個人や団体の活動等につきましては、本軽減策適用後の金額に対して減額率を乗じるものといたします。また、6年後の本格導入の可否等につきましては、軽減策がもたらした効果を検証した上で検討したいというふうに考えてございます。

 (2)軽減策実施の背景・目的でございます。

 区では、新しい中野をつくる10か年計画(第3次)の具体的な推進に当たりまして、「中野区スポーツ・健康づくり推進計画」を策定したところでございます。

 スポーツが生み出す効用は、スポーツを通じた健康づくりや地域コミュニティの形成など広範囲に及び、これらは区政課題の解決に直結をするものであるというふうに考えております。

 東京オリンピック・パラリンピックの開催を契機といたしまして、区民を主体とした「スポーツ・健康づくりムーブメント」を発展・定着させていくことを目的に、スポーツ環境整備策の一環として、区立スポーツ施設の使用料を軽減するものでございます。

 2ページ目をごらんください。

 (3)対象となる主なスポーツ施設は、こちらに記載のとおりでございます。

 なお、産業振興センター体育室と多目的運動場につきましては、建設委員会の所管でございます。

 御報告は以上でございます。

委員長

 ただいまの報告に対し、質疑はありませんか。

いさ委員

 その利用料の軽減策というところでちょっとお聞きしたいんですけれども、改定後6年間は算出した使用料を半額にするということですよね。この半額にする理由というのは、どういうことですか。

永見健康福祉部副参事(文化・スポーツ担当)

 先ほど、軽減策実施の背景・目的というところで申し上げたところでございますけれども、スポーツが生み出す効用といたしまして、健康づくりであったり、地域コミュニティの形成など、さまざまな効果が見込まれるということと、東京オリンピック・パラリンピックの開催を契機として、そういったムーブメントをさらに推進していきたいと、そういった目的でございます。

いさ委員

 つまり、利用料が安くなれば、それは利用が広がりますよねという話でいいんですよね。

 これで、実際に、例えば今まで使っていなかった人とか団体とかが使うようになったら、それはいいことだと思うんですけれども、では、それが6年たったら単純に金額が倍になるということですよね。そのときにどういうことが起きると想定されますか。

永見健康福祉部副参事(文化・スポーツ担当)

 先ほど、こちら御報告いたしたところでございますが、6年経過後の本格導入の可否、そういったものにつきましては効果を検証して判断をしたいというふうに考えてございます。

いさ委員

 まあ、効果を検証して──そうですね、その利用がどうなっているかを見るのは大事だと思うんですけれども、単純に、今は半額ですということは、この後、倍になるということですね、今の基準から考えたら。当然考え得るのは、では、金額が上がった後どうしよう、ほかに行こうかという流れは当然起きてくると思うんですよ。半額にして利用がふえるということですから、当然今の金額、この基準で算定した金額でどうなのというところも問われなきゃいけないと思うんですけれども、利用実態が出ている前からある程度わかることってあると思うんですよ。そもそも、このフルコストの考え方とか、その軽減のあり方というのがこれでいいのかというのは、もう今時点で既に問われることなんじゃないかと思うんですけれども、どうお考えでしょうか。

永見健康福祉部副参事(文化・スポーツ担当)

 使用料の算定の考え方につきましては経理担当のほうで整理をしているところでございますが、今回のスポーツの軽減策につきまして、6年経過後、その効果などを検証した上で、そういった考え方の整理も含めて検証するというふうに聞いているところでございます。

いさ委員

 では、これでやめにしますけれども、その6年もの間これを検討するわけですよね、利用を見て。ですから、本当に利用者の声というのをよくよく聞いてほしいなというふうに思います。せっかくそれで、区内でそういう運動が広まっても、単純に高くなったらほかの区に行こうとかという話になりそうだというのはあると思うので、ちょっと、よくよくそのあたりはお願いいたします。要望です。

内川委員

 このスポーツ施設の使用料を減額するということに関しましては、我が会派のほうでも求めていたということで、大変ありがたいなとは思います。

 ちょっと確認をさせてもらいたいんですが、既に減額制度の対象となっている個人や団体の活動等については、本軽減策適用後の金額に対してさらに減額をしようということで、例えば、100円だったものが、今回これで50円になりましたと。さらに減免対象の団体、個人なんかは、さらに半分、25円というふうな考えでよろしいんですか。

永見健康福祉部副参事(文化・スポーツ担当)

 委員のおっしゃるとおりでございます。

内川委員

 それと、6年経過後に本格導入の可否、最適な軽減策のあり方について検討するとあるんですけれども、これ、先ほど、いさ委員も質問していましたけれども、単純に6年たったらもとに戻すということではなくて、さらに区民の健康管理、スポーツに対する取り組みを後押しするという意味で、単純に6年たったら倍にしますよと、そういうことはないわけですよね。

永見健康福祉部副参事(文化・スポーツ担当)

 この6年間ということでございますが、3年に1回の改定がございます。3年後に東京オリンピック・パラリンピックが開催をされるということで、それに向けた3年間、それから、その後の3年間ということで、さらなる大会後の効果の検証、そういったところが必要なのかなというふうに考えてございます。そういったところを見据えた上で、この軽減策を本格的に導入をしていくのか、そういったところを考え方の整理をしていくということでございます。

ひやま委員

 御説明ありがとうございました。このスポーツ使用料の軽減策、これは当然、今まで使用料として入ってきたものが、当然この軽減策によって入らなくなるということなんですけれども、当然これは区が負担をするということでよろしいんですよね。

永見健康福祉部副参事(文化・スポーツ担当)

 使用料が半額になるということでございますので、半額になった使用料を前提として改めて指定管理者のほうで収支の積算をいたしまして、いわゆる使用料が減った部分については、区のほうで調整額ということで負担することを考えてございます。

ひやま委員

 そうすると、これ、歳入、区に入ってくるお金は、大体どれくらい減るのか。要は、この半額にすることによって今まで入ってきたものが当然入らなくなってくるわけですけれども、大体どれくらいになるんでしょうか。金額的には。

永見健康福祉部副参事(文化・スポーツ担当)

 収入といいますのは、指定管理者制度でスポーツ施設、体育館、運動施設をやっておりますので、収入そのものは指定管理者に収入が入るということになってございます。先ほど申し上げました調整額といったところで申し上げますと、30年度につきましてはおおむね4,000万円程度ということを見込んでございまして、ただ、来年度は鷺宮体育館であったりとか、上高田の運動場、改修ということで、休館の期間が一定あるというところがございますので、平年化して考えますと8,000万円程度なのかなというふうに考えているところでございます。

ひやま委員

 それで、この6年経過した後、さまざまな効果を検証して、今後、本格的に導入するのか、しないのか、最適な軽減策のあり方について検討するということですけれども、具体的に指標──要は、例えば、利用実態がこれくらいになったらいいなとか、要は、そういう区として今考えていらっしゃる指標というのは何かあるんでしょうか。

永見健康福祉部副参事(文化・スポーツ担当)

 現在、施設ごとに稼働率をとってございます。その稼働率が上昇していくというところが大きな目的なのかなというふうに考えてございまして、体育館のほうは現状も9割程度の利用率がございますので、それをさらに100%に近づけて高めていきたいというところ、あとは、運動施設につきましては、体育館に比べると、野球場等の利用率も体育館に比べると高くないというところもございますので、そういった稼働率については高めていきたいというふうに考えてございます。

ひやま委員

 そうすると、稼働率というのは確かに、利用実態のところは確かに稼働率ってわかると思うんですけれども、健康づくり活動というのは、稼働率だけを指標にするとちょっとわからないんじゃないかなというふうに思うんですけれども、その辺はいかがなんでしょうか。

永見健康福祉部副参事(文化・スポーツ担当)

 健康づくりにつきましては、いろいろな指定管理者のほうで事業を実施をしてございます。そういった事業に参加をしていただいた方の、ちょっと個人情報の兼ね合いとかもあると思うんですけれども、どのような健康状態であるのかと。そういったところも把握をしながら、健康づくりの効果についても測定をしていくことを考えていきたいというふうに考えてございます。

むとう委員

 確認をさせてほしいんですけれども、今の御説明ですと、利用料は指定管理者に入ると。指定管理者の収入になるということでしたので、その軽減された分については、区が指定管理者に補って払うということになるのか、そのあたりはどうなっていくんでしょうか。

永見健康福祉部副参事(文化・スポーツ担当)

 軽減された使用料、ございますので、そちらで賄い切れなくなった部分といいますか、そういったところについては区のほうで調整して負担をするということでございます。

委員長

 他に質疑はございませんか。よろしいですか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 質疑がなければ、以上で本報告について終了します。

 次に、2番、U18プラザ上高田跡地を活用した認可保育所、学童クラブ等の設置・運営事業者の募集についての報告を求めます。

伊藤地域支えあい推進室副参事(地域活動推進担当)

 それでは、お手元の資料(資料3)をごらんいただきまして、U18プラザ上高田跡地を活用した認可保育所、学童クラブ等の設置・運営事業者の募集について御報告申し上げます。

 まず、事業者の公募でございます。認可保育所、学童クラブ及び子育てひろば事業を一括して受託できるとともに、区立保育園の民設民営化に伴う対応、現施設の撤去、仮設及び新施設の整備を併せて行うことを条件として、設置・運営事業者を公募いたします。

 次に、選定方法でございます。施設の整備及び運営に関する提案内容、当該応募者が現に運営する保育所等の視察結果等に基づく総合評価により選定をいたします。

 次に、事業用地の貸付でございます。定期借地契約(30年)によりまして事業者に対して有償で貸付を行うことで考えております。

 次に、整備費等の支援でございます。仮設施設を含む施設の整備及び既存施設の除却等に要する経費については、予算の範囲内で補助を行ってまいります。

 次に、今後のスケジュールでございます。12月から1月にかけて公募を行いまして、1月下旬に募集を締め切り、1月から2月に選定作業を行いまして、2月から3月の間で事業者の決定を行うということで考えております。

 御報告は以上でございます。

委員長

 ただいまの報告に対して、質疑はありませんか。

甲田委員

 この件については、このことが決まってから、随分地域ともやりとりをしていただいているとは思うんですけれども、まだいろいろな声が聞こえてきておりますが、まず、地域の方々、それから子育てひろばをされているような団体の方々とは十分な意見交換というか、できたとお考えになっていますでしょうか。

伊藤地域支えあい推進室副参事(地域活動推進担当)

 4月から、この9月、10月にかけまして、利用者の皆様、また、町会関係者、地区委員会の皆様、民生・児童委員の皆様に、保育園の現利用者を含めて、さまざまな方たちに丁寧に御説明をしてきたというふうに考えております。当初、なかなか、本当に厳しい御意見も多く、現施設をそのまま残すことですとか、中高生の活動についてなど、それから、子育てひろばが非常に今広い施設を十分に活用しているということで、狭くなってしまうというふうなことについて強い反対意見を多く聞いてきたところですけれども、話し合いを重ねる中で、今現在、さまざまに地域の方が御協力していただいていることにつきましては、可能な限り新たな事業者と調整を図って生かしていく、そういう活動がなくなることのないようにということで、一定御理解を得ているというふうに考えております。

 それから、子育てひろばの利用者の皆様は、新しい施設となるのであれば今の利用がどの程度継続できるのかとか、できれば施設はこんなふうな工夫をしてほしいですとか、新しい施設を見据えた御要望を今いただいておりますので、方針そのものについては御理解を得たかなというふうに思っているところです。

 まだ一部、上高田地域の中の、この大切な建物を含めた、活動をされてきた方たちの思いというものの中で、まだ何とか残せないかという御意見が全くゼロではございませんけれども、年度の中で一定の御理解も得てきておりますので、引き続き丁寧にお話し合い、情報交換等をしていきたいというふうに思っているところです。

甲田委員

 ありがとうございます。そうですね。活動が継続して、またさらに広がっていくような、そしてまた地域の方々が使いやすい場にしていただきたいということは、もうずっと申し上げてきたんですけれども、やっぱり施設がそんなにものすごい古いわけではないという中で、これを壊してまた違うものにするという、子育ての施設とはいえ、そういう形にすることについてまだ納得がいっていない方もいらっしゃるのかなと思うんですけれども、そういったところはどんなふうに説明をされるんでしょうか。

伊藤地域支えあい推進室副参事(地域活動推進担当)

 区としての全体を見たときに、やはり今、保育施設の整備、学童クラブの整備ということについては、やっぱり大きな課題として取り組んでいかなければならない。在宅で子育てをされている方たちも同じように大事な課題であるというところで、限られた条件の中で、これらの非常に重要な課題を同時に何とか解決していきたいという中で区としての方針を考えたものですので、それぞれがそれぞれ十分なというところは理解はしますけれども、限られた条件の中でというところで、何度も繰り返し御説明をしていきたいというふうに考えています。

甲田委員

 わかりました。なかなか、ピンポイントで地域の皆さんは見ていますので、今の少子化対策だとか、保育園の待機児童対策なんかが、どんなふうな全体感があるのかとか、これまでの経緯の積み重ねとか、そういったことがなかなか理解ができない部分もあると思いますので、そういうことも含めて、本当にこれからも丁寧な説明をしていただくのが一番いいかなというふうに思っていますし、また、地域の皆さんのやる気を削がないような、どんなところを説明すれば落ちていただけるかということも考えて接していただきたいなというふうに思っておりますので、ぜひこれからも引き続きよろしくお願いします。

むとう委員

 U18プラザ上高田の跡地利用について、前回御説明が初めてあったときに、こういった保育園と学童クラブ、子育てひろば事業を一つの建物の中で実際に行っているところがあるのかということで、あると聞いているということで、その段階では見に行っていないということでしたが、これまでの間にこういう建物をどこか見に行かれたんでしょうか。

伊藤地域支えあい推進室副参事(地域活動推進担当)

 はい。港区にございます晴海児童館、それから晴海こども園が同一施設にあるというところに見学に行ってまいりました。

むとう委員

 見学されて、つまり生活時間が割とずれてしまうようなにぎわいが起こる可能性がある複合施設で、どういった工夫をされているかとか、見学されて何か気づいたこととか、何かございましたか。

伊藤地域支えあい推進室副参事(地域活動推進担当)

 すみません、先ほど港区と申し上げましたが、中央区の誤りでございます。申しわけありません。

 それから、見学、非常に丁寧に対応していただきまして、全施設見学をさせていただきましたが、基本的には全て、機能ごとに、確実に、職員体制ですとか運営も、きちんと区別されて運営されているということがございました。そういう中で、そのことが特に問題になるということは、一緒にいることで問題になるということはございませんけれども、そのさまざまな機能を持った事業を同一施設内で行っている、また、同一事業者がやっているということで、施設管理等について、例えば避難訓練ですとか、大きなお祭りですとか、そういうものは一緒にできるというふうな工夫もできるということ。それから、情報共有が非常に容易ですというところで、非常に気軽にお互いに連絡をとって、対象が一定の幅で重なっておりますので、非常に運営に資するところがあるというふうなことを聞き取ってまいりました。

むとう委員

 ソフト面ではいい面もあるということのようですけれども、では、ハード面で、建物的にどういう工夫がなされているのか。音とかの問題も含めて、何かその点の工夫は聞かれてきましたか。

伊藤地域支えあい推進室副参事(地域活動推進担当)

 この施設は、中野区ではちょっと比較にならないほど大きな施設でございましたので、そのまま利用できるかというところは、中野区に活用できるかというところはあるかもしれませんけれども、基本的には、玄関ですとか動線とかは全く建物としては区別してつくられているということで、今、U18プラザ上高田跡地で考えております施設につきましても、そこは基本的には同じように考えております。

むとう委員

 私は、中央区ではなくって、先日、港区、見に行ってまいりました。複合施設で、そこは財政的規模も中野とは違うので、見てみた感想は、目の毒だったという、そういう印象だったんですけれども、相当建物本体の建設費も通常の建物よりも割高になったという部分で、1階部分に保育園があって、2階部分がもう児童館、要するに乳幼児から中高生までが集える児童館機能が2階に入っていて、3階部分が高齢者のさまざまな健康増進のための施設という3層構造になっているところだったんですけれども、その1階の保育園で保育園の子どもたちが昼寝等をしているときに、上で、児童館では子どもたちがどんどんにぎわってくるわけなのですけれども、その音で、床も通常の区有施設よりも、床、足音とか、上でダンス等をやっても全然大丈夫というぐらい響かない床の工夫、それから、窓ガラス。ガラスも、通常のガラスではなくて3層構造でっていうことで、ほぼ音も聞こえないという、上で音楽をがんがんやろうと、コンサートをやろうと大丈夫みたいな、相当工夫されて、通常の区有施設の中でもやはりお金がかかったというようなことを聞いてきたんですけれども、そういった点も、区は、当然つくるならば考慮されて、事業者に伝えていくのかどうなのか、そのあたりはどういうふうに考えていらっしゃるんでしょうか。

伊藤地域支えあい推進室副参事(地域活動推進担当)

 今、募集要項について、さまざま所管で検討しているところでございますけれども、さまざまな事業が入るということで、その運営形態、運営実態を想定して事業者に条件等を求めて、また、民間ならではのアイデアも求めていくということで考えております。

むとう委員

 それで、港区は相当すばらしい建物だったんですね。ですから、これ、事業用地としての貸し付ける期間が30年ということですけれども、それなりの建物をつくった際に、30年、お金をかけた建物をつくって30年というのは、いかがなものか、どうなっていくのかって、もったいないんじゃないかとか、その辺が気になるんですけれども、30年というのはどういう根拠なんでしょうか。

野村地域支えあい推進室長

 この本体につきましては保育のほうで検討しているところでございますけれども、区といたしまして、こういった民設民営の保育所に対して、公有財産、これの貸し付けについては、基本的に30年の定借ということで考えてございます。その中でペイができるという運営の仕方あるいは補助の仕方というのを考えていくということになろうかと思います。

むとう委員

 こういった保育施設等をつくる際に、耐久年数というのはどれぐらいを想定するような建物をつくってもらうことになるんですか。

野村地域支えあい推進室長

 基本的には、私どもが求めている機能を満たすものを、民間の事業者が民間の事業者としての知見を生かして施設を建設していただくということで、私どもが求める内容を満たしていれば、私どもとしてはそれで十分だというふうに考えてございます。

むとう委員

 そうすると、特段、耐用年数などは、30年という契約だから、30年間ちゃんと滞りなくできる器ができればそれでいいということで、その後のことは考えていないということだと思います。その整備費等の支援ということで、予算の範囲内で補助を行うということなんですけれども、この予算というのは、先ほど私が言った港区は相当施設にお金をかけておりましたけれども、中野区がこの施設をつくる際の予算の範囲内での補助というのは幾らというか、具体的にどういう積算で、どれぐらいというふうに考えているんでしょうか。

野村地域支えあい推進室長

 今の御質問につきましては、今、募集要項の中身をかためているということと、その中で私どもが求める施設内容としては、どの程度の経費がかかるのかという積算もしてまいるということで、今、現時点でお答えすることはできません。

むとう委員

 では、もうちょっと教えてほしいんですが、区が求めている施設内容というのはどういうものなんでしょうか。

伊藤地域支えあい推進室副参事(地域活動推進担当)

 前回御報告申し上げましたけれども、先ほど、あさひ保育園の民営化でございますので、現71名の定員を超える──求める機能が実現できるというハードを求めるということでございます。先ほど、室長より御答弁申し上げましたように、細かい仕様につきましては現在検討しているというところでございます。

むとう委員

 多分、中央区をごらんになっても、相当立派な建物だったんじゃないかなと想像しますが、港区も相当立派な建物で、相当に工夫をされていて、ハード面のすばらしさに圧倒されて帰ってきたんです。やっぱり区の財政力の違いを見せつけられたというぐらいの状況でしたので、これから中野区でもつくっていくのであれば、そういうことも十分見て、タッグを見て、これからつくるのであればよりいいものとなるようにしていただきたいというふうに思うことと、もう本当に、どうせつくるのであれば、私は、港区を見に行っても──ここで言ってもしようがないんですけれども、学童クラブと子育てひろば事業だけではなくって、本来であれば保育園と児童館の機能を残すような、きちんと乳幼児から中高生まで対応できるようなものというふうにね、どうせつくるなら、私は最後までそこを──言っても無駄ですが、言わせていただきたいというふうに思っていますが、考え方を変えるつもりはさらさらございませんよね。

伊藤地域支えあい推進室副参事(地域活動推進担当)

 現方針に沿って整備を進めていきたいと考えております。

委員長

 他に質疑はございませんか。よろしいですか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 質疑がなければ、以上で本報告について終了します。

 それでは、続いて、3番、中野区健康福祉審議会の答申及び「中野区健康福祉総合推進計画2018」の素案についての報告を求めます。

岩浅健康福祉部副参事(福祉推進担当)

 それでは、中野区健康福祉審議会の答申及び「中野区健康福祉総合推進計画2018」の策定について報告をさせていただきます。

 本日お配りをしております資料(資料4)は、A4ホチキスどめのものと、資料1、資料2、資料3の、計4点でございます。よろしくお願いいたします。

 まず、表に置いております資料で御説明させていただきますけれども、健康福祉領域の基本的な計画となります「中野区健康福祉総合推進計画」の改定、「第7期中野区介護保険事業計画」「第5期中野区障害福祉計画」「第1期中野区障害児福祉計画」の各計画を策定するに当たりまして、健康福祉審議会に諮問をしておりました。これらの計画に盛り込む基本的な考え方について答申を受けたところでございます。この答申を受けまして、広く区民の方や関係団体等から意見を募るため、素案として各計画を取りまとめいたしましたので、報告をさせていただくものでございます。

 まず、1、答申についてでございます。

 1の(1)に記載しておりますとおり、大きく3点について諮問をしております。一つ目が「中野区健康福祉総合推進計画の改定にあたり、すべての世代がその能力に応じて支え合う中野区をめざして、同計画に盛り込むべき基本的な考え方、とりわけ以下の点に係る意見」ということで、(1)(2)の2項目を挙げております。また、2番、3番といたしまして、第7期中野区介護保険事業計画の策定、また、第5期中野区障害福祉計画・第1期中野区障害児福祉計画の策定に当たりまして、それぞれの計画に盛り込むべき基本的な考え方についてというものでございます。

 答申につきましては、資料1としてお配りをさせていただいておりますけれども、本答申におきましては、介護保険事業計画に盛り込むべき介護保険料の改定につきましては、現時点で国の動向が明らかでないということから、答申に入っておりません。国の動きを注視していただきながら審議を今後も重ねていただきまして、来年の3月までに最終答申をいただくということになっております。答申の内容につきましては後ほどお読み取りいただければと思いますけれども、主に、多職種や多機関との連携やネットワークについて、また、高齢者等の住まいの確保について、介護や障害福祉等の人材の確保について、相談やサービスの質の向上、子どものころからの健康づくり、介護予防といったもの、あと、障害や発達に課題のある子どもに対しての切れ目のない一貫した支援というような内容が審議として多く出ておりまして、答申にも盛り込まれているというものでございます。

 続いて、健康福祉の基本計画についてでございます。

 まず、策定目的でございますけれども、「健康福祉都市なかの」の実現に向けた取り組みを総合的に進めるため、その内容を区民に示すというものでございます。

 計画の位置付けといたしましては、健康福祉総合推進計画は、社会福祉法、健康増進法、老人福祉法、障害者基本法に基づく四つの計画をまとめた計画でございまして、これに介護保険法に基づきます介護保険の事業計画、障害者総合支援法に基づく障害福祉計画、児童福祉法に基づきます障害児福祉計画とともに、「新しい中野をつくる10か年計画」のもと、健康福祉に関する個別の計画として位置づけられているものでございます。

 裏面をごらんください。

 計画期間でございます。健康福祉総合推進計画につきましては平成30年度から平成34年度までの5年間、介護保険事業計画、障害福祉計画、障害児福祉計画につきましては30年度から32年度までの3年間の計画というものでございます。

 計画素案につきましては、資料2として概要を、全文を資料3としてお配りをさせていただいております。この後、概要で説明をさせていただきたいと思います。

 素案のポイントといたしましては、(5)に記載をしておりますけれども、一つ目が、すべての区民が尊厳を保ち、可能な限り住み慣れた地域で最期まで暮らし続けることができるよう、権利擁護の拡充や住まいの確保、すべての人に対する見守り支えあいを推進するといった「地域包括ケアシステム」の構築や拡充。二つ目に、妊娠期や子どものころから取り組む食育、子どものころから取り組む健康的な生活習慣、東京2020オリンピック・パラリンピックの気運醸成と、区民が手軽に運動に取り組む環境づくりといった「スポーツ・健康づくりムーブメント」の取り組み、3点目に、介護予防事業の体系化による効果的な取り組みや、多様な担い手による日常的な介護予防や生活支援を一体的に進めること。在宅療養者の増加に対応するため、医療と介護といった多職種の連携の推進。共生型居宅サービスといった新たなサービスへの対応について。4点目に、障害者差別解消に向けた取り組みや、障害や発達に課題のある子どもへの「関係機関と連携した切れ目のない一貫した支援体制」「専門的な支援の充実と質の向上」といったものでございます。

 それでは、資料2の素案の概要をごらんいただきたいと思います。

 1枚おめくりいただきまして、2ページでございます。

 こちらの第1部に記載のございます「健康福祉都市なかの」の理念と基本目標については変更がございません。

 2の「中野区地域包括ケアシステムイメージ図」につきましては、現在進めております高齢者対象のイメージの図表を載せておりますけれども、今後、子育て世帯や障害者など、全ての区民を対象に広げていくという旨を記載しているものでございます。

 3ページをごらんください。

 計画の位置付け及び構成でございます。こちら、構成につきましては、第1章の「地域福祉」と、第2章「健康医療」、これを前回とは順番を入れかえてございます。地域包括ケアの考え方に基づきまして、地域福祉に関する計画は、健康医療、高齢福祉、障害福祉、全ての取り組みに全体的にかかわるものというふうになっておりますので、一番上に持ってきているものでございます。下に図がございますけれども、そちらにつきましても、それをあらわしたようなイメージ図に変更しているところでございます。

 続いて、4ページにつきましては、四つの基本目標ごとに、課題と、それに対応する施策を一覧で見えるように記載をしたものでございます。

 次に、6ページをごらんいただきたいと思います。

 ここからが、各課題ごとに主な取り組みを記載したものとなっております。答申や今回の素案で特徴的なものを中心に、幾つか抜きながら御紹介をさせていただきたいと思います。

 まず、第1章、地域福祉の課題の1でございます。ここの主な取り組みの①、後半の2行になりますけれども、国が定めた「成年後見制度利用促進基本計画」を踏まえ、福祉や法律の専門職と連携し、成年後見制度の利用の促進について基本的な計画を定めていくというものをうたったものでございます。

 続きまして、課題の2です。こちらの主な取り組みの1番、6ページの後段のほうにございますけれども、高齢者、子育て世帯、障害者、低額所得者などの住宅確保要配慮者が賃貸住宅等に円滑に入居できるよう、中野区における居住支援協議会を設立していくというものでございます。

 課題の3番では、③高齢者の就労支援でございます。区内企業等への働きかけを行いまして、ハローワークと連携をいたしましてセミナーや面接会を実施し、就業意欲のある高齢者を就職に結びつけていきたいというものでございます。

 続いて、課題の4でございます。こちらは、「おもな取り組み」の①でございますけれども、中段に記載のとおり、見守り対象者名簿に災害時避難行動要支援者名簿等を整理・統合いたしまして、新たな名簿の提供を始めていくということ。また、③でございますけれども、災害時個別避難支援計画の策定と、定期的な更新について記載をしているところでございます。

 続いて、9ページ、課題の5でございます。こちらでは、②に記載しておりますけれども、アウトリーチチームによる取り組みを進めていくこと。また、④に記載しておりますけれども、医療機関や介護サービス事業者が支援情報を共有するため、ICTを活用しました仕組みの導入を進めていくというものでございます。

 課題の6です。こちらでは、「おもな取り組み」といたしまして、生活困窮者の抱える総合的な課題に対応するため、自立支援プログラムの活用等によりまして、各課題の解決、自立した生活を送るための支援を行うということとしております。

 続きまして、11ページ、第2章でございます。

 課題の1では、①にございますけれども、「中野区国民健康保険データヘルス計画」の策定について記載をしております。また、④ですけれども、あらゆる年代に向けた食育の推進ということで、先ほども審議会でよく取り上げられたというお話をいたしましたけれども、健康や介護予防について早い段階、子どものころからの取り組みが大切といったようなものをこちらに載せているものでございます。

 続いて、課題の2です。「おもな取り組み」の①スポーツに親しむことのできる環境づくりの推進ということで、スポーツ・コミュニティプラザなどのスポーツ施設の整備を進めるとともに、施設使用料の軽減といったものをこちらに記載しております。また、②では、障害者スポーツに対応した環境の整備ということで、パラリンピックを契機といたしまして、体験会の実施等によりまして障害者スポーツに親しむ機会を提供するとともに、障害者スポーツに対応できるような施設整備を進め、スポーツ大会等への参加も促していきたいというものでございます。

 続いて、課題の3です。こちらは、①に記載しておりますけれども、予防接種履歴管理システム等を活用いたしまして、予防接種率の向上等に取り組んでいきたいというふうに考えております。

 続きまして、14ページ、第3章、高齢福祉でございます。

 課題の1では、子どもから高齢者までを対象に健康づくりや介護予防に取り組むこと、また、介護予防、日常生活支援総合事業をさらに充実をさせていくといったこととしております。

 課題の2です。こちらは、①にございますけれども、多職種による連携の仕組みづくり。こちらも先ほど記載がありましたけれども、ICTを活用した仕組みの構築を考えております。また、15ページに行きますけれども、24時間365日の在宅医療、介護の提供体制の推進ですとか、在宅療養についての理解を深めるような啓発活動の実施ということを記載をしております。

 課題3でございます。こちらは、認知症につきまして、予防から早期発見、早期対応、また、地域への理解促進について取り組む旨、記載をしております。

 続いて、課題の4でございます。こちらは在宅サービスの充実ということで、①でございますけれども、地域密着型サービスのような介護保険サービスの充実とあわせまして、単身高齢者等が安心して生活できるよう、生活の相談や支援、見守りを行うということを、社会福祉協議会が行います「あんしんサポート」や地域団体の見守り、地域包括、アウトリーチチームなど、複数の関係機関が連携して行っているというものを記載しているものでございます。こちらも、審議会のほうで御議論いただきました専門職・多職種の連携といった内容になっております。

 続きまして、課題の5です。こちらでは、②に介護人材の確保と専門職のスキルアップというものでございます。こちらも審議会のほうで多く議論された内容となっております。

 続きまして、18ページ、第4章、障害福祉でございます。

 課題1では、障害者差別解消に関する取り組みを区として一層進めていくこととしております。また、③の成年後見制度の活用では、こちらも利用促進に向けた取り組みを進めていくということでございます。

 続きまして、課題の2です。こちらは、②で高齢障害者への支援という体制の整備、また、③では、来年の4月から創設されます新たなサービスを活用した生活や就労の支援を進めていくという内容でございます。

 課題の3でございます。こちらは、「おもな取り組み」の①では、障害者総合支援法に基づきます国の基本方針で定めております、精神障害のある方に対応した地域包括ケアシステムの構築ということで、最後の行にございますけれども、保健・医療・福祉関係者に協議の場の設置というものを求められておりまして、それを進めていくという内容でございます。また、②でございますけれども、江古田三丁目の区有地を活用いたしまして地域生活支援拠点等の整備を進めているというものでございます。

 課題の4でございます。こちらは、②の特別支援学校や障害者就労支援事業所と連携をして一般就労への取り組みを進めるとともに、障害者就労支援事業所等のネットワークを活用いたしまして、工賃のさらなる向上に取り組んでいくというものでございます。

 最後になりましたが、課題の5でございます。こちらは、障害や発達に課題のある子どもに対しまして、ライフステージに応じた切れ目のない支援を行うこと、また、障害児通所施設等の質の向上を図るとともに、医療的なケアの必要な方を含めまして、地域で保育や教育を受けることができるよう取り組みを進めていくというものでございます。

 一番最初の資料にお戻りいただきたいと思います。

 一番最後の、3の「今後の予定」というところでございます。今月、本厚生委員会を含めまして、区民委員会、子ども文教委員会の3委員会に報告をするとともに、区報の特別号の発行、また、関連団体や区民の方との意見交換会を今後開催をしてまいります。それらを踏まえまして、来年1月には計画案を策定いたしまして、パブリック・コメント手続をとった後、3月に計画策定となっております。

 先ほど申しました審議会につきましては、最終答申をこの後いただくという予定でございます。

 報告は以上でございます。

委員長

 ただいまの報告に対し、質疑はありませんか。

いさ委員

 ちょっと、まず最初に、ちょっとお聞きしたいんですけれども、今出てきた今後の予定というところ、今これが、この厚いのが素案なわけですね。これが案になって、「案」もとれて「計画」になる。その進行の中で、この区民、厚生、子ども文教委員会、それぞれの委員会での審議というのは、きょうがこの素案が初めて出てきて、この後ってどうなるんですか。

岩浅健康福祉部副参事(福祉推進担当)

 この後、委員会の報告といたしましては、計画案の報告をさせていただきまして、パブリック・コメントの結果の報告、計画の報告という形になって、スケジュール的に、パブリック・コメントの結果の報告と計画の報告は同時になると見込んでおります。

いさ委員

 と聞いたのは、結局、何といいますか、今、素案を初めてここで見て、この分量ですから、これを今、抜き出した概要版を目で追いかけるのも結構な大変な作業だったわけなんです。これを今ここで審議しようといっても、ちょっとしんどいなという気持ちなんですね。これは多分、1週間前にこれが出てきたとしても、読み切るのは結構な大変なものだと思うので、単純に、ここに間に合わせ出すよりも、少し早目に出すなりというのはできなかったのかなというのがあるんですけれども──ここで審議するに当たってですよ。そのあたりはどうお考えでしょうか。

岩浅健康福祉部副参事(福祉推進担当)

 他にボリュームのある資料でございますので、本日初めて目にされて審議は難しいというのは、確かにそのとおりかもしれませんけれども、答申を10月の中旬に受けまして、そこから計画の素案を策定してきたものでございますので、申しわけございませんが、今回はこのスケジュールでぎりぎりだったというものでございます。

いさ委員

 わかりましたが、そうなると、今度はこの後ですよね。案になって、その後、パブコメの関係のことが出てきても、なるだけ早目にいただけないものかと思うんですけれども、ここでぱっとこれが出てきても、なかなかそれを全部というのは難しいように思うんですけれども、どうでしょうか。

岩浅健康福祉部副参事(福祉推進担当)

 通常、委員会の資料を事前にというのはお配りはしていないものだと思いますけれども、今後、1月に計画案を策定いたしますので、できれば閉会中の委員会で御説明させていただければというふうに考えておりますけれども、そのスケジュールも含めて、ちょっと今後考えるというものになります。

いさ委員

 では、それはわかりました。では、この、今ばっと目で追った中で、どれだけ個別に聞いていいものか、聞けるものか、あれですけれども、ちょっと目についたところだけ質問させてほしいんですけれども、概要版でいきますが、6ページのところ、住宅確保要配慮者支援事業、これ、進める、居住支援協議会設立となっていますね。これはもうこの方針でかたまっているんでしょうか。というのは、前の3定の、決算特別委員会で聞いたときには、その相当する事業があるから、それがそれに当たるんだという回答しかなかったものですから、方針が変わったのかなと思って、ちょっとお聞きしています。

岩浅健康福祉部副参事(福祉推進担当)

 所管としてはちょっと別の委員会になってしまうんですけれども、こちらに記載しておりますけれども、「中野区における」という言葉をつけておりますけれども、この居住支援協議会、中野区においてこれに該当するような既存の制度も含めまして、この要配慮者が賃貸住宅等を利用しやすいような仕組みをつくっていこうというものでございますので、これは正式名称というものではございません。

いさ委員

 別に名前にこだわっているわけじゃない。それに相当する──ただ、そのときの回答がちょっと違ったというか、前進しているからいいんですけれどもね。これに当たって、ちょっと改めてお聞きしたいんですけれども、中野区にある居住支援団体のほうからも、区に対しては、これを設立したほうがいいですよ、しましょうよという声が上がっていたというふうに聞いているんですね。この居住支援協議会をつくるに当たって、国の方針としても、事業者と行政以外にそういうNPOの居住支援団体も入れることができるというふうになったと思うんですが、今回のこの居住支援協議会設立についてはどういうふうに考えていらっしゃるでしょうか、今のところ。

委員長

 ちょっと休憩。

 

(午後1時53分)

 

委員長

 では、委員会を再開します。

 

(午後1時54分)

 

いさ委員

 では、改めて、別の質問でいきますけれども、7ページのところの2番、駅周辺道路などのバリアフリー化、これは──あっ、ここもか。

委員長

 だから、住宅のところは所管外ということで。

いさ委員

 ごめんなさい。では、9ページの4番ですが、いいでしょうか。ICTを活用して、各医療機関が、例えばここで言うなら、患者の情報だとか履歴、投薬歴だとか、そういうものの共有というお話になるんだと思うんですけれども、これって例えば、医療機関によって入れているシステムがメーカーで違ったり、フォーマットも異なる。入れていないところもあったりするという中では、それを統一、どこかでして、また、ないところには何か導入支援をするのかというお話になってくるのかなと思うんですけれども、このあたりってどうなんでしょう。

酒井地域支えあい推進室副参事(地域包括ケア推進担当)

 こちらのICTシステムについては、今委員がおっしゃったような病院のシステムとかと将来的には連携するかもしれませんけれども、当初のところは、医療機関や介護事業者などがICTのSNSを使って患者に対するやりとりをそこで、掲示板上でするということを想定しておりまして、当初は投薬歴だとか電子カルテなどの情報がそこに入るということは想定しております。

いさ委員

 わかりました。

 では、次が、15ページの2番と、17ページの課題5の2番というところは、ちょっとリンクする部分があるんじゃないかと思っているんですけれども、この医療・介護の体制、24時間365日推進するためには、当然それなりの人員の確保というのが必要になってくるというお話だと思うんですね。今、それで、区は、緩和基準型訪問サービスということで担い手をふやそうという話をしているんだと思うんですけれども、これは大丈夫なやつかな。

委員長

 介護保険の所管だからだめなんだね。ごめん。15ページのほうは、それは介護?

 ちょっと休憩。

 

(午後1時57分)

 

委員長

 委員会を再開します。

 

(午後1時58分)

 

いさ委員

 ではなくて、16ページの2番のところですね。課題4の②地域で暮らし続けるためのすまいの確保。「区営住宅と福祉住宅を適切に運営します」とありますが、これは端的に言って……

委員長

 住居のことは。

いさ委員

 ごめんなさい。本当にすみません。

委員長

 では、ちょっと休憩で。

 

(午後1時58分)

 

委員長

 再開します。

 

(午後1時59分)

 

いさ委員

 19ページの課題2の③ですね。4月から新たに創設されるこの「自立生活援助」「就労定着支援」、この事業を、ちょっと概要をお示しいただけますか。

菅野健康福祉部副参事(障害福祉担当)

 まず、平成30年4月から創設されます自立生活援助について、概要を御説明させていただきたいと思います。

 こちらは、グループホームなどの集団生活ではなくて、ひとり暮らしを希望する知的障害のある方ですとか精神障害のある方が、安心して地域で生活することができるように支援するというようなものになりまして、対象となる方は、障害者施設ですとかグループホーム、入院先病院から居宅へ移行する障害の方が対象になります。支援の内容につきましては、定期的な巡回訪問ですとか随時の対応により支援をいたしまして、食事とか洗濯、掃除など、家賃のお支払いですとか、地域住民との関係が良好かなどの生活課題を確認しまして、助言ですとか医療機関などとの調整を行うというような内容になってございます。

 もう一つの就労定着支援につきましては、概要といたしましては、一般就労へ移行しました障害のある方が就労を継続するために支援するというようなものになっております。対象者の方は、生活介護、自立訓練、就労移行支援、就労継続支援を利用して一般就労した障害者、障害のある方となります。支援の内容につきましては、就労に伴う生活面の課題に対しまして、企業への訪問等による連絡調整を行うほか、指導・助言による支援をしていくというようなものになります。

 こちら、支援期間のほうは1年ごとに更新して、3年間までとなりまして、すみません、先ほどのところの自立生活援助につきましては、支援期間は1年間、延長も可能というふうになってございます。

ひやま委員

 絞ってちょっとお聞きしたいと思います。

 まず、基本計画の概要版の15ページ、課題3、認知症対策。これ、先日、若年性認知症の全国初の調査ということで御報告がありましたけれども、大変これは全国から注目されている取り組みだと思いますけれども、その若年性認知症対策、ここの課題3のところでは、「おもな取り組み」のところを見ると、比較的これは高齢者の認知症対策というか、比較的そういう側面なのかなと思うんですが、若年性認知症対策、今後中野区が取り組む上で、この課題3には、そういうのというのは反映されているんですか。

酒井地域支えあい推進室副参事(地域包括ケア推進担当)

 若年性認知症については、今ちょうど調査中でございまして、今、事業者のほうから、関係する人がいるかいないかという回答が戻ってきているところでございます。これについてはまだ政策的なものを、その調査の結果を踏まえてどういうことをやっていくかということを改めて取り組むということなので、ここには詳しくは書いてございません。

 具体的な本冊のところでは、93ページになりますけれども、若年性認知症への取り組みということで、施策の中身が具体的に書かれているわけではございませんけれども、言及はしてございます。ひやま委員

 かなり全国からも注目されている取り組みですので、引き続きそちらのほうは取り組んでいただきたいと思います。

 それで、今後の予定のところなんですけれども、計画素案の概要についての区報特別号を発行するというふうに書いてありますけれども、これは、今まで発行している区報とは別のものを発行するということですか。

岩浅健康福祉部副参事(福祉推進担当)

 前回もそうだったんですけれども、11月に特別号ということで別の区報を発行しております。今回につきましては、11月28日に発行の予定ということで現在進めているところでございます。

ひやま委員

 これ、ちょっと所管が違っちゃうかもしれないんですけれども、例えばこれ、これ以外で、例えば特別号として出すものというのはあるんですか。例えば10か年計画とか、基本構想とか、そういうのというのはあるんですか。

岩浅健康福祉部副参事(福祉推進担当)

 特別号につきましては、各部の判断によりまして、部ごとに予算をとっておりますので、今回、ほかに何があるかは存じておりませんけれども、必要に応じて各部で発行しているというものでございます。

ひやま委員

 最後なんですけれども、このパブコメ、今後やると思うんですけれども、例えば前回もそうなんですが、これ、パブコメとか、皆さんから広く意見を募って、その結果、例えば計画が変わったりとか、何か改善された──改善というか、変わったりとか、そういったことって事例はあるんですか。

岩浅健康福祉部副参事(福祉推進担当)

 どの計画でというのはちょっと申し上げられませんけれども、御意見をいただきまして、計画や条例の中で変更したというものはございます。

ひやま委員

 せっかくパブコメをやるわけですから、漫然とやるのではなくて、しっかりとそういった声を、区民の声をしっかりと反映してつくっていただきたいと思います。これは要望で結構です。

甲田委員

 これ、ちょっと確認でまたお聞きしたいんですけれども、福祉審議会については、十数名の委員さんでしたか、20名近くだったような気がするんですけれども──まあ、人数はいいんですが、結構な回数を重ねてきてくださったと思うんですが、何回ぐらい審議会を開催されてのこの答申だったんでしょうか。

岩浅健康福祉部副参事(福祉推進担当)

 審議会におきましては、全体会は2回でございます。あと、介護・健康・地域包括ケア部会につきましては7回、障害部会につきましては6回を開催してございます。4月に設置しましたので、4月以降、その回数でございます。

甲田委員

 専門家や、本当に有識者の方々がそろっての審議会ですので、区からの資料も読み込まれて、相当な審議をしていただいたんだと思うんですけれども、そういったことでこの答申をされて計画ができて、そして、それを今度は事業に落とし込んでいくということですので、ここで私たち議員が一つひとつのことに対して細かくということではなくて、本当にその有識者、専門家の方々の、こういうことなんだなということをまず見るということがきょうのことかなと思うんですけれども、この後、この計画素案に対して、地域の──地域というか、中野区内でこういった関係のことをされている事業者とか、そういったところにいろいろと意見を聞いていくということが、この関係団体と意見交換会の開催だということだと思うんですけれども、今も言ったように、所管もかなり分かれていますし、相当な、関係団体というと幅が広いのではないかなというふうに思うんですけれども、役所は縦割りで所管が分かれてしまうんですが、こういう関係団体の方はいろいろな地域と密着していますので、それを超えての話し合いができるのかなと思うんですが、この関係団体というのはどんな団体と、どういう意見交換をされたというのは、この後報告というのはしていただけるんでしょうか。

岩浅健康福祉部副参事(福祉推進担当)

 今後、健康福祉審議会の各部会に御説明をして御意見をいただきますほか、現在予定しておりますのが、自立支援協議会や介護保険サービス事業所連絡会、医師会等、九つの団体との意見交換会を予定しています。また、広く区民の方に募集しました意見交換会は4回開催の予定でございます。それらの内容につきましては、計画案の御報告をさせていただくときに、どういった報告をした、どういった回数の開催をしたというのは御報告をさせていただきたいというふうに思っております。

甲田委員

 今ちょっと、九つと言われたので、ちょっと聞きたくなってしまったんですが、医師会を初め、あと八つを教えていただけますか。

岩浅健康福祉部副参事(福祉推進担当)

 障害者自立支援協議会、介護保険サービス事業所連絡会、医師会、薬剤師会、福祉団体連合会、歯科医師会、民生・児童委員会長協議会、中野区町会連合会常任理事会、地域包括ケア推進会議の、以上九つでございます。

むとう委員

 審議会の答申を受けて計画に盛り込むべき基本的な考え方が示されて、それをもとにこの素案ができていて、この答申から区が受けて素案をつくった段階で、答申の中に内容があって、素案には組み込まれなかったという、漏れているような内容というのはあるんでしょうか。

岩浅健康福祉部副参事(福祉推進担当)

 この答申、言葉になっておりますけれども、このとおりでないにしても、審議会には多くの理事者が参加いたしまして、御意見をいただいておりますので、そういったものを踏まえて、ストレートではないにしても、反映した計画になっているというふうに考えております。

むとう委員

 ということは、ほぼ網羅した考え方が素案の中に入ってきているというふうに思っていいわけですね。

 で、やっぱり最近、何か区はこういう形かなと思うんですが、素案ができた段階で意見交換会をして、案にするじゃないですか。案になった段階で、それをもう一度区民に説明と意見交換会というのがなくパブリック・コメントになりますよね。かつて、ものによったかと思うけれども、素案の段階、案の段階というふうに、ちゃんと意見交換会をやって──を経てパブリック・コメントに行った場合もあったかと記憶しているんですが、今回、これに対して素案で意見交換会をして案になると、意見交換会の意見も踏まえて案にし、そのできた案についての説明会というのをなさったほうが区民に対して丁寧ではないかって思うんですけれども、それはなさらないの。

岩浅健康福祉部副参事(福祉推進担当)

 中野区では、パブリック・コメント手続をする際には事前に意見交換会をするというのが求められておりますので、今回の素案に対する意見交換会というのがそれに当たるというふうに考えております。委員おっしゃるとおり、これまでの計画等の決定の中で意見交換会を複数回開催したものがあるかもしれませんけれども、今回のこの計画の策定につきましては、現時点で、今のところ意見交換会を行う11月から12月にかけての意見交換会、1月に策定した案に基づきましてパブリック・コメントを行うという予定でございます。

むとう委員

 よりね、こういうのは丁寧にやってほしいなって思うんですよ。素案で区民の意見を聞いて、そこで反映して案になっているんだからいいじゃないかっていうふうに思うかもしれないんだけれども、また素案から案に変わった段階で、ほぼ案から、これまでの事例でパブリック・コメントでいろいろ御意見をいただいてもほぼ変更なしというのが、ずっとずっとこの間来ているわけですけれども、丁寧って考えると、素案と案──だから、素案の段階で意見を聞いてもほとんど変えないということなのかもしれないんだけれども、変わらないということなのかもしれないけれども、「素案」がとれて「案」になった段階で、もう一回丁寧な説明会というのを私はやってほしいかなと思うんですが、そういうふうには考えないということですか。

岩浅健康福祉部副参事(福祉推進担当)

 現時点では、案の後の意見交換会は考えておりません。

むとう委員

 事あるごとに言っているんですけれども、せっかくパブリック・コメント手続をするんですから、それがこの間形骸化されているなという印象を私は持っています。それは多くの区民の方もそうだと思います。一生懸命作文して、文章を寄せて、意見を寄せても、ほとんどパブリック・コメントによって変更点なし、なし、なしってずっと来ちゃうと、もう本当に一生懸命読んで意見を出しても無駄だなというところで、区民は本当に区政に対して失望感を抱いている方も多いかと思うので、本当に、パブリック・コメントでどういうものが出てくるかわかりませんけれども、それも真摯に受けとめていただき、本当にそれが反映できるように、しっかりと心して受けとめていただきたいということを思いますが、いかがですか。

岩浅健康福祉部副参事(福祉推進担当)

 中野区が行っておりますパブリック・コメント手続につきましては、他の自治体と違いまして、事前に意見交換会を実施して、まず区民等の方、意見を反映した上でパブリック・コメントをかけるというのがございますので、もしかすると他のパブリック・コメントに比べると変更点は少ないかもしれませんけれども、今回も当然区民意見交換会を実施いたしますので、そこで区民の皆さんの意見については十分に考えていきたいというふうに思っております。

むとう委員

 ということは、素案で意見交換会で区民が意見を言えば、それが案にかなり反映するつもりがあるというふうに受けとめていいんですか。

岩浅健康福祉部副参事(福祉推進担当)

 いただいた意見はもちろんこちらのほうで検討いたしまして、必要なものは盛り込んでいくというものでございます。

委員長

 他に質疑はございませんか。よろしいですか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 質疑がなければ、以上で本報告について終了します。

 次に、4番、中野区スポーツ・コミュニティプラザ指定管理者候補者の選定についての報告を求めます。

永見健康福祉部副参事(文化・スポーツ担当)

 それでは、中野区スポーツ・コミュニティプラザ指定管理者候補者の選定について御報告をいたします(資料5)。

 スポーツ・コミュニティプラザの管理運営につきましては、現在委託により行っておりますが、平成30年3月末をもちまして契約期間が満了をいたします。今後の地域スポーツクラブの安定的な運営や効率的な施設運営を図るため、平成30年度より指定管理者制度を新たに導入をすることとし、候補者を選定するため事業者の選定を行ったものでございます。

 1番、指定管理者候補者選定までの経過でございます。本年6月30日に公募を行いまして、7月に説明会を実施、8月に申請を行い、その後、審査及び財務診断を実施したものでございます。

 2番、応募状況でございますが、2事業体から応募がございました。

 3番、選定方法でございます。庁内に設置をいたしました選定委員会におきまして、書類審査及びヒアリングにより適性を審査し、候補者を決定したものでございます。

 4番、選定結果でございます。株式会社東京アスレティッククラブを代表団体といたしまして、株式会社プロスペック、アズビル株式会社との3団体からなる共同事業体を候補者として決定をしたものでございます。

 5番、指定管理者の指定期間でございますが、平成30年4月1日から平成33年3月31日までの3年間でございます。

 6番、今後の予定でございますが、第4回定例会に指定管理者の指定に関する議案を提出させていただく予定でございます。

 御報告は以上でございます。

委員長

 ただいまの報告に対し、質疑はありませんか。

むとう委員

 事業者が二つ、2団体から応募があったということですけれども、これ、こういった場合には、採用されなかった事業体の名前というのは明かされないものなんですか。

 それから、もう一点、あわせて。2団体あって、今回選定を決定したここと、その比較でどういうところが、今回の決定に至ったすぐれた点というのはどういう点だったんでしょうか。

永見健康福祉部副参事(文化・スポーツ担当)

 2事業体から応募があったということでございまして、これまでのこういった議決に先立ちました結果報告というものにおきましても、第一候補者のほうを御報告させていただいておりますので、今回も同様に第一候補者を御報告させていただいたところでございます。

 また、今回の2事業体の中で、こちらがすぐれた点というところでございましたけれども、今回は主に地域スポーツクラブというものをどのように運営していくのかというところで、そこにかなり重点を置いて比較をして、審査をしたものでございます。両者ともそれぞれの経験とか構想、そういったものを持っていたかなというふうに思いますけれども、より現在の施設に対する理解でございますとか、安定的な運営、また、現実的な事業展開、そういったところが今回候補者として選定いたしました事業体のほうがすぐれていたのかなというふうに考えてございます。

むとう委員

 選定された事業者を報告するというこれまでの方法だったということなんですけれども、あえて選定しなかったところの事業名というのは公表は、どこだったんですかと聞いても、それはお答えできないということなんでしょうか。それは公表して構わないものであれば、参考までに教えてください。

永見健康福祉部副参事(文化・スポーツ担当)

 こちらにつきましては、応募の段階で事業者名というものが伏せられた状態ということでございますので、こちらとしても第一候補者ということで把握をしているものでございます。

委員長

 休憩します。

 

(午後2時19分)

 

委員長

 再開をします。

 

(午後2時21分)

 

 他に質疑はございませんか。よろしいですか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 質疑がなければ、以上で本報告について終了します。

 次に、5番、第19期中野区文化財保護審議会委員の委嘱についての報告を求めます。

永見健康福祉部副参事(文化・スポーツ担当)

 それでは、第19期中野区文化財保護審議会委員の委嘱について御報告をいたします(資料6)。

 第18期中野区文化財保護審議会の任期満了に伴いまして、中野区文化財保護条例第17条から21条の規定に従いまして、教育委員会の議決を経て、第19期の委員を委嘱をしたものでございます。

 委員でございますが、学識経験者7名でございます。

 委嘱期間につきましては、平成29年10月1日から平成31年9月30日までの2年間でございます。

 職務内容でございますが、教育委員会の諮問並びに文化財の保存及び活用に関する重要事項について調査審議をいたしまして、教育委員会に答申または意見を述べることでございます。

 委員の名簿は以下のとおりでございまして、今回、新任の委員として委嘱をした方ですけれども、一番上の内田青蔵委員、それから一番下の渡辺丈彦委員でございます。

 御報告は以上でございます。

委員長

 ただいまの報告に対して、質疑はございませんか。

むとう委員

 参考までに、これは19期に委嘱したということですが、18期の実績というか、何回ぐらいこういった審議会というのは年に開催されているんですか。

永見健康福祉部副参事(文化・スポーツ担当)

 審議会は年に2回開催をしてございます。

むとう委員

 すみません、具体的に、18期で年に2回、どんな内容を審議して、どの──ごめんなさいね、ぴんとこないもので、お尋ねなんですけれども、中野区内にある文化財、そもそも中野区内に文化財──まあ、多少あるのは知っていますけれども、そういうことに関してどういう審議を、18期、前年度、年2回審議していただいたのか、参考までに教えていただけますか。

永見健康福祉部副参事(文化・スポーツ担当)

 18期でございますけれども、例えば山﨑家のひな人形につきまして文化財として登録をしたということがございますので、そういった審議であったり、答申であったり、そういったことを行ったということがございます。そのほか、例えば哲学堂公園の修復に関することでございますとか、さまざまな文化財の扱い、そういったところについて、その都度、審議事項を上げまして、審議会の中でさまざま御審議をいただいているものでございます。

むとう委員

 いずれも大学の先生だったりするわけですけれども、審議会委員の報酬というのはお幾らなんですか。

永見健康福祉部副参事(文化・スポーツ担当)

 1回御出席いただいて2万円ということでございます。

いさ委員

 では、一つだけ、すみません。今のこの審議会の審議した内容なんですけれども、どこかで公開ってされていますか。

永見健康福祉部副参事(文化・スポーツ担当)

 この審議の内容については、現在は公開はしてございません。

いさ委員

 公開をしない理由というのは何かあるんでしょうか。

永見健康福祉部副参事(文化・スポーツ担当)

 先ほど、答申であったりとか、教育委員会の議決を経るものがございますけれども、そういったものについては公開をしているということでございます。また、ちょっと文化財のほうで、個人の所有であったりとか、そういったところもございますので、ちょっとそういったものについては公開が難しいというところでございます。

むとう委員

 すみません、その個人の所有のものを文化財として登録するかしないかみたいなことも、ここでやっていただけるわけですか。それで、例えば、我が家にこういうすばらしいものがあるんですが、登録を区はしてくれませんかって、そういうことも可能なんですか。どういう範囲なんでしょうか。

永見健康福祉部副参事(文化・スポーツ担当)

 もちろん──もちろんというか、個人の所有につきましてもこの中で審議をするということでございますけれども、個人からそういったような申し出があった場合には、調査というものを実施するということでございます。

むとう委員

 そうなんですか。私、知らなかったんですが。では、例えば、区民の方に、こういう中野では文化財保護の審議会というのがあって、お宅に眠っているお宝みたいな、文化財としてもしかしたらすごく価値があるかもしれないっていう、心当たりのある方は区としても積極的に審議をし、文化財として価値があるものであれば登録していきたいみたいなことというのは、区民に対して周知って全くなされていませんよね。せっかくあって、1回に2万円も出しているんだったら、やっていただけるならやってほしいかなって思う方もいらっしゃるのではないかと思うんですが、その辺はどうなっているんでしょうか。

永見健康福祉部副参事(文化・スポーツ担当)

 現時点では、申し出をいただいた場合には調査審議を行うということでやっているものでございます。

むとう委員

 では、ぜひ、申し出があれば行いますよということを何らかの形で広く区民に、ホームページだったり区報だったりとかでお知らせというのをしてはいただけないですか。既にしているんですか。私だけが知らなかったんでしょうか。もししているなら申しわけないけれども、私は知らなかったので、ちょっとPRしてほしいかなと思うのですが、いかがですか。

永見健康福祉部副参事(文化・スポーツ担当)

 現在、申し出に応じまして、そのような取り扱いをしているというところではございますけれども、文化財保護審議会の活動の周知等につきまして、どのようなことができるかということを少し検討してみたいと思います。

内川委員

 何か随分曖昧な答弁なんですけれども、こういうのは出張鑑定とかするの、これ。そういうための出張とか、どうなの、これ。はっきり答えたほうがいいよ。

永見健康福祉部副参事(文化・スポーツ担当)

 そういった申し出があって、出張して見てほしいというようなお話があれば、予算の範囲内ということでございますけれども、対応することは可能ということでございます。

委員長

 休憩します。

 

(午後2時29分)

 

委員長

 では、再開をいたします。

 

(午後2時32分)

 

 他に質疑はございませんか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 質疑がなければ、以上で本報告について終了します。

 続いて、6番、(仮称)中野五丁目障害者多機能型通所施設の開設及び中野区中野福祉作業所の廃止についての報告を求めます。

菅野健康福祉部副参事(障害福祉担当)

 (仮称)中野五丁目障害者多機能型通所施設の開設及び中野区中野福祉作業所の廃止について、お手元の資料(資料7)をもとに御報告させていただきます。

 (仮称)中野五丁目障害者多機能型通所施設につきましては、中野五丁目の区有地を活用いたしまして、公募選定した民間事業者により、平成30年4月1日開設予定で施設の整備・運営を進めております。また、施設の開設に伴いまして、中野区中野福祉作業所を廃止する予定でございます。なお、現在の利用者のうち、新施設への利用を希望する方全員につきまして、開設する新施設で受け入れることが可能となってございます。

 1番、(1)開設予定施設の概要でございます。開設後の事業所名は「コロニーもみじやま支援センター」となる予定でございます。所在地は、中野5丁目3番でございます。

 整備運営事業者は、社会福祉法人東京コロニーで、理事長は中村敏彦理事長、所在地は中野区江原

町2丁目6番7号でございます。

 主な事業は5事業になりまして、就労移行支援、定員10人、就労継続支援B型、定員60人、生活介護、定員30人、短期入所、定員4人、障害者短期緊急支援、定員1人でございます。

 2番、中野区中野福祉作業所でございます。所在地は中野区野方1丁目35番8号、事業は就労継続支援B型、定員60人で実施をしております。

 3番、今後のスケジュール予定でございます。平成29年第4回定例会におきまして、「中野区中野福祉作業所を廃止する条例(案)」の提案を予定してございます。平成30年3月31日、中野福祉作業所を廃止いたしまして、平成30年4月1日、中野五丁目障害者多機能型通所施設を開設する予定でございます。

 御報告は以上でございます。

委員長

 ただいまの報告に対し、質疑はありませんか。

いさ委員

 これ、野方のほうの福祉作業所のほうから、そのままB型の方がいらっしゃるということですよね。それ以外の事業のところ、就労移行支援だとか、生活介護、定員があるんですけれども、この方々は新たに募集をかけるんですか。それとも、どこかからまた別に来るんでしょうか。

菅野健康福祉部副参事(障害福祉担当)

 新たに開始します事業につきましては、募集をいたしまして、新たに募集をする予定でございます。

いさ委員

 わかりました。

 では、1点、ちょっと要望しておきたいんですけれども、これ、今、建物はもう完成していてという格好になっていると思うんですが、裏側の道路の問題、前もたしか何度か議論が出ていたと思うんですけれども、避難経路になって、そこがでこぼこじゃないかって。あそこ、改めて何とかならないかと思うんですよ。何か、再舗装ができないなら、せめて穴ぐらい埋めるべきだと思うんですけれども、私道であっても穴を埋めるというのはほかでもやっているはずだと思うので、できる対処はすべきだと思うんですが、これはどうでしょうか。──と思うので、これはちょっと検討をどこかで、担当で持って帰ってほしいんですけれども、障害者の皆さんの、けがをするだとか、問題になると思うので、なる前に対処すべきだということで要望しておきます。

むとう委員

 すみません、今ある中野福祉作業所のB型の定員は何人で今行われているんですか。その人たちがこちらに、希望者全員移るということですが、現状何人の方が中野福祉作業所のほうに通われているんでしょうか。利用者数は。

菅野健康福祉部副参事(障害福祉担当)

 現在の中野福祉作業所の定員は60人でございまして、通所されている方は現在54人となってございます。

むとう委員

 そうすると、ほぼ全員、もしかしたらプラス、少し募集できるかもしれないということかと思いますが、そのほかについては新たに、そのほかの事業については今回新たに募集をするということですが、需要数は高いかと思うんですが、その辺の把握は。これ、定員で、むしろ足らないぐらいなのかなという感じはするんですが、どんなふうに区としては把握されておりますか。

小田健康福祉部長

 新たに募集する定員のところに関しましては、今既に就労移行支援で、例えば南のほうに行っていらっしゃる方がこちらに移られるとか、北のほうに行っていらっしゃる方が中央部に来るとか、そういうようなことは見込まれます。実際、ものすごい不足しているかどうかという状況であるとすれば、それはない状況ですけれども、当然、通いやすさですとか、そういう部分での移動はあろうかなというふうには想定してございます。

むとう委員

 すみません、参考までに、この「生活介護」って、具体的にどういう事業内容になるんでしょうか。

小田健康福祉部長

 常に介護が必要な方に対しまして、例えば入浴ですとか排泄、食事等の介護とか、あと、生活等に関する御相談、助言、日常的な支援等々、また、あとは創作的な活動ですとか、そういうようなことを行います。それで身体機能を高めたり、生活能力の向上を図るというような事業として行っております。

むとう委員

 そこの定員が30人ということですが、この定員については、ほぼ、どうなんですか、これで需要に見合っている定員になっていくんでしょうか。これも中野区全体のバランスかとは思いますが。

菅野健康福祉部副参事(障害福祉担当)

 この生活介護につきましては、定員が今30人ということでございますけれども、現在の中野福祉作業所に通所されている方のうち、結構高齢化に伴いまして重度になっている方もいらっしゃいますので、そのうち十数名程度の方につきましてはそこの生活介護のほうに移行されるというような話も伺っておりますので、一応、現在につきましては十数名程度の方が確実に移行されるのではないかと考えております。

むとう委員

 その他の部分で、中野区全体の中のここは中心部だから、需要として、バランス的には、これである程度──結構、すごい広い敷地じゃないですか。これをつくることによって、需要バランスというのはどんな状況になっていくのかなというのを教えてください。

菅野健康福祉部副参事(障害福祉担当)

 今回、定員30人ということで実施をいたしますけれども、やはり重度の方というのはふえていく傾向にあると思います。例えば特別支援学校を卒業される、今後卒業予定の方ですとかも、重度の方がふえていくというようなことも確認しておりますので、今後需要のほうはふえていくと思いますけれども、現在、スタートというんでしょうか、当初のスタートとしましては30人という定員で実施をしていくというふうな考えでございます。

むとう委員

 当初のスタートは30人ということで考えているということですが、おいおい、これは事業が軌道に乗ったら、これはスペース的な問題として、まだまだ需要があれば受け入れられる、定員拡大できる敷地とか、人的配置、事業者の余力であるとかというところは、これ、定員をふやせる可能性もあるっていうふうに今後思っていてよろしいんでしょうか。

菅野健康福祉部副参事(障害福祉担当)

 こちらにつきましては、まだ実施をしてみないとわからないというところもございまして、運営するのは運営事業者さんになりますので、今後の状況を見ながらそこにつきましては検討していくことになろうかと思いますけれども、あくまでも運営事業者さんの運営するものですので、そこのところはちょっと、区としてはわかりかねるところで……

むとう委員

 運営事業者さんが運営するものであることは十分わかっているんですけれども、区がやっぱり区民のニーズに合わせてこういったものを整備していくわけですから、面積的に余裕があるのであれば、需要は、先ほどの御答弁だと年々ふえていくだろうという見通しがあるのであれば、少し事業者との兼ね合い、相談になっていくかと思いますが、需要と供給のバランスの中で、可能であるならば定員拡大というのもおいおいお願いできる要素はある、敷地的に、面積的にあるというふうに思っていてよいのでしょうか。

小田健康福祉部長

 委員御指摘のとおり、施設的にはまだ余裕はございますので、当初30人の生活介護を始めまして、その中で事業者の人員確保という部分も必要になってまいりますので、その中で拡大していける可能性はあるというふうに区としても考えているところではございます。

むとう委員

 私も多分、相当広い敷地なので、面積的にも余裕がありそうに見えているので、外から見ていて。やっぱり需要も高まるだろうというふうに思うので、ぜひ今後、事業者との相談、需要・供給のバランスというところも踏まえて、区は、一旦事業者さんにお願いしちゃったから知らないよじゃなくって、常に事業者に対して要望をしていってほしいというふうに思うことと、それから、いさ委員がおっしゃったように、裏側の道が私も本当に気になるんですよ。あそこ、両方、もみじ山通りと向こう側の裏側と両方出られるような設計にたしかなっていましたよね。なっていますよね。だから、やっぱり、障害のある方があの裏側から出ていったときに、あの道は本当にでこぼこがたがたなんですよ。元気な私が自転車で走っても危ないかなという状況なので、担当者としては、担当違いでしょうけれども、担当者のほうにお願いをして、ぜひ、私道であるけれども、きちんと。私道は、区は全く私道を一部分も所有しないんでしょうか。所有権なしでしょうか。その辺もわかりませんか。所有権がもしわかっていて、一部持っているのか、持っていないのかも知らないですけれども。では、持っていても、持っていなくても、そこは何らかの形で、障害者のために、担当違いであっても努力をしてほしいなというふうに私も思っていますので、そのこととあわせて御答弁をお願いします。

菅野健康福祉部副参事(障害福祉担当)

 区の所有につきましては、本当に一部ですけれども、所有はあるというふうに聞いております。

むとう委員

 つまり、私道については所有者が本当は整備しなきゃいけないわけだから、区もその一端の責任はあるので、担当者にしっかり相談をして、あそこを利用する障害者のために、あの道についてもよく、区全体として、そこは打つ手を講じてほしいということを要望しておきますので、お願いいたします。

委員長

 他に質疑はございませんか。よろしいですか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 では、質疑がなければ、以上で本報告について終了します。

 次に、7番、その他で何か報告はありますでしょうか。

永見健康福祉部副参事(文化・スポーツ担当)

 それでは、鷺宮体育館及び上高田運動場の改修工事に伴う休館につきまして、口頭で御報告をさせていただきます。

 両施設の改修につきましては、本年度実施設計を行っておりまして、来年度工事を予定しているところでございます。工事の予算につきましては、来年の予算特別委員会で御審議をいただくところでございますが、休館することに伴いまして、事前に利用者や団体への告知が必要であることから、このたび休館期間の予定ということで御報告をするものでございます。

 鷺ノ宮体育館につきましては、平成31年度の鷺宮スポーツ・コミュニティプラザの開設に向けまして、冷暖房設備の設置、天井の改修、トイレの洋式化、プール及びシャワー室の改修、看板のつけかえなどを予定しているところでございます。休館期間でございますが、温水プールが平成30年10月1日から31年3月末まで、温水プール以外のアリーナ等の施設につきましては平成30年7月1日から平成31年3月末までを予定しております。

 また、上高田運動場──野球場でございますが、人工芝全面張りかえ、防球ネット新設等を行う予定でございまして、休館期間は平成30年10月中旬から31年2月末までを予定しております。

 御報告は以上でございます。

委員長

 ただいまの報告に対し、質疑はありませんか。よろしいですか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 質疑がなければ、以上で本報告について終了します。

 他に報告はありませんか。

永見健康福祉部副参事(文化・スポーツ担当)

 続きまして、棟方志功サミットin中野等関連事業の実施結果について御報告をいたします。

 「棟方志功サミットin中野」につきましては、10月29日、コングレスクエア中野で実施をいたしまして、また、サミットをまたがる10月25日から31日にかけまして、同じくコングレスクエア中野におきまして棟方志功特別企画展を実施したものでございます。また、10月28日には、ゆかりの自治体、関係者等の参加によりまして、棟方志功にゆかりのある日本民芸館の視察と情報交換会を実施いたしました。参加人数でございますが、サミットは202人、特別企画展は814人、視察は39人、情報交換会は78人の方に御参加、御来場をいただきました。

 なお、来年度は南砺市での開催を予定しております。事業の実施に当たりまして、委員の皆様にも周知などを御協力いただき、まことにありがとうございました。

 御報告は以上でございます。

委員長

 ただいまの報告に対し、質疑はありませんか。よろしいですか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 では、質疑がなければ、以上で本報告について終了します。

 他に報告はありませんか。よろしいですか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 なければ、以上で所管事項の報告を終了します。

 審査日程のその他に入ります。

 各委員、理事者から、何か発言はありませんか。よろしいですか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 なければ、次回日程について協議したいので、委員会を休憩します。

 

(午後2時49分)

 

委員長

 委員会を再開します。

 

(午後2時49分)

 

 休憩中に御協議いただきましたとおり、次回は第4回定例会中とし、急を要する案件が生じた場合は正副委員長から連絡をさせていただきたいと思いますが、御異議ありませんか。

 

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 御異議ありませんので、そのように決定します。

 本日予定した日程は全て終了しますが、委員、理事者から何か発言はございませんか。よろしいでしょうか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 なければ、以上で厚生委員会を散会します。

 

(午後2時50分)