平成30年01月15日中野区議会中野駅周辺・西武新宿線沿線まちづくり調査特別委員会
平成30年01月15日中野区議会中野駅周辺・西武新宿線沿線まちづくり調査特別委員会の会議録

中野区議会中野駅周辺・西武新宿線沿線まちづくり調査特別委員会〔平成30年1月15日〕

 

中野駅周辺・西武新宿線沿線まちづくり調査特別委員会会議記録

 

○開会日 平成30年1月15日

 

○場所  中野区議会第1委員会室

 

○開会  午後100

 

○閉会  午後512

 

○出席委員(14名)

 久保 りか委員長

 内川 和久副委員長

 木村 広一委員

 山本 たかし委員

 高橋 かずちか委員

 白井 ひでふみ委員

 広川 まさのり委員

 北原 ともあき委員

 森 たかゆき委員

 いながき じゅん子委員

 大内 しんご委員

 市川 みのる委員

 近藤 さえ子委員

 長沢 和彦委員

 

○欠席委員(0名)

 

○出席説明員

 新区役所整備担当部長 相澤 明郎

 経営室副参事(施設担当) 髙田 班

 経営室副参事(新区役所整備担当) 中村 洋

 経営室副参事(新区役所区民サービス担当) 永田 純一

 経営室副参事(新区役所情報システム担当) 中谷 

 都市政策推進室長 奈良 浩二

 西武新宿線沿線まちづくり担当部長 角 秀行

 都市政策推進室副参事(産業振興担当) 浅川 靖

 都市政策推進室副参事(グローバル戦略推進担当) 平田 祐子

 都市政策推進室副参事(中野駅周辺まちづくり担当) 松前 友香子

 都市政策推進室副参事(中野駅周辺計画担当) 石井 大輔

 都市政策推進室副参事(中野駅周辺地区整備担当) 吉田 陽市

 都市政策推進室副参事(中野駅地区都市施設調整担当) 小幡 一隆

 都市政策推進室副参事(中野駅地区都市施設整備担当) 江頭 勝

 都市政策推進室副参事(西武新宿線沿線まちづくり担当、沼袋駅周辺まちづくり担当) 荒井 大介

 都市政策推進室副参事(新井薬師前駅周辺まちづくり担当) 高村 和哉

 都市政策推進室副参事(野方以西調整担当、野方駅周辺まちづくり担当) 藤原 慶

 都市政策推進室副参事(都立家政駅周辺まちづくり担当、鷺ノ宮駅周辺まちづくり担当) 菊地 利幸

 都市基盤部長 豊川 士朗

 都市基盤部副参事(都市計画担当) 辻本 将紀

 都市基盤部副参事(都市基盤用地担当) 吉沢 健一

 都市基盤部副参事(地域まちづくり担当) 安田 道孝

 都市基盤部副参事(自転車対策・地域美化担当) 伊東 知秀

 

○事務局職員

 書記 香月 俊介

 書記 立川 衛

 

○委員長署名


審査日程

○議題

 中野駅及び駅周辺地区整備について

 区役所の整備について

 西武新宿線沿線まちづくりについて

 連続立体交差事業の区間の延伸について

 区内交通結節点周辺のまちづくりについて

 区内南北交通の利便性向上について

○所管事項の報告

 1 中野駅新北口駅前エリアに係る都市計画変更について(中野駅周辺計画担当、中野駅地区都市施設調整担当)

 2 中野駅新北口駅前エリアアリーナ整備官民連携協議会の実施について(中野駅周辺計画担当)

 3 中野駅西口地区まちづくりについて(中野駅周辺地区整備担当)

○その他

 

委員長

 定足数に達しましたので、中野駅周辺・西武新宿線沿線まちづくり調査特別委員会を開会いたします。

 

(午後1時00分)

 

 本日の審査の進め方について協議をいたしますので、委員会を休憩します。

 

(午後1時00分)

 

委員長

 委員会を再開いたします。

 

(午後1時00分)

 

 本日の審査日程ですが、休憩中に御協議をいただいたとおり、議題宣告の後、休憩をし、西武池袋線(練馬高野台駅~大泉学園駅間)連続立体交差事業についての視察を行い、視察終了後に、委員会を再開し、お手元に配付の審査日程(案)(資料1)のとおり進めたいと思いますが、これに御異議ありませんか。

 

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 御異議ありませんので、そのように進めます。

 なお、審査に当たっては5時を目途に進めたいと思いますので、御協力をお願いいたします。

 それでは、議事に入ります。

 中野駅及び駅周辺地区整備について、区役所の整備について、西武新宿線沿線まちづくりについて、連続立体交差事業の区間の延伸について、区内交通結節点周辺のまちづくりについて、区内南北交通の利便性向上についてを一括して議題に供します。

 視察を行うため、委員会を休憩いたします。

 

(午後1時01分)

 

委員長

 委員会を再開いたします。

 

(午後4時12分)

 

 所管事項の報告を受けます。

 中野駅新北口駅前エリアに係る都市計画変更についての報告を求めます。

石井都市政策推進室副参事(中野駅周辺計画担当)

 それでは、中野駅新北口駅前エリアに係る都市計画変更について御報告申し上げます。(資料2)

 まず1番、中野駅新北口駅前エリアに係る都市計画の考え方についてでございます。こちらにつきましては、別紙1-1、1-2、1-3ということで御説明をいたします。このうち、別紙1-2というものを中心に御説明をしていきたいと思っております。

 まず、別紙1-2をごらんいただけますでしょうか。中野駅新北口駅前エリアのまちづくりにつきましては、中野区役所の移転、中野駅西側南北通路及び橋上駅舎の整備などを契機として、グローバル都市づくりの中心となる拠点形成とともに、より安全で円滑な交通結節点の実現を目指しているものでございます。

 将来の都市像を見据え、都市の健全な発展や秩序ある整備を図るため、土地利用や都市施設、市街地再開発事業における都市計画を定めていくとともに、関係者との調整を図りながら地区内における事業の具体化を進めていくことが必要でございます。

 本エリアのまちづくりの考え方を示した中野四丁目新北口地区まちづくり方針(案)に基づきまして、今後定めるべき都市計画の考え方を以下のとおり整理したものでございます。

 このまちづくり方針(案)につきましては、別紙1-1ということで、本日は概要版としてまとめております。本紙につきましては前回の当委員会においてお示しいたしましたが、それを概要としてまとめたものでございますので、参考にごらんいただければと思います。

 それでは、別紙1-2に戻りまして、続けて御説明いたします。

 1番、地区計画でございます。本エリアを含む中野四丁目新北口地区は、「グローバル都市としての中心核を形成する中野のシンボル空間」として国際競争力強化へ貢献し、地域経済の発展を牽引していくため、多様な都市機能の集積や中野の交通結節点として中野駅との機能的連携とともに周辺各地区との回遊性の向上、環境性と防災性にすぐれた持続可能な中心拠点の形成を図っていくこととしております。

 こうした将来の都市像を本エリアにおける地区計画の目標として定め、まちづくりの具体化を図っていくものでございます。

 地区計画に定める方針の考え方につきましては、別紙1-3をごらんいただけますでしょうか。地区計画ということで、都市計画としての地区計画ということで位置付けていくということになりますと、別紙1-3にあるとおり、1.名称、2.位置、3.面積、4.地区計画の目標、5.区域の整備・開発及び保全に関する方針といったような内容としてまとめていくというものでございます。

 このうち4番の地区計画の目標ということにつきましては、ただいま御説明いたしましたように、「グローバル都市としての中心核を形成する中野のシンボル空間」としてまちづくりを行っていくということで目標を定めているものでございます。

 5の区域の整備・開発及び保全に関する方針、こちらにつきましても、基本的にはまちづくり方針に掲げている土地利用あるいは施設の整備の考え方に基づいて示しているものでございます。別紙1-3の5-1の部分ですと、土地利用の方針ということでまとめております。この中で、一つ目につきましては、集客力と発信力のある大規模な集客交流機能や競争力の高い業務機能、新たなにぎわいを形成する商業機能、観光・交流の拠点となる宿泊機能、職住近接を実現する高品質な居住機能等の多様な都市機能が集積した複合的な土地利用を図る等々のことを土地利用の方針として定めているものでございます。また、地区施設の整備、建築物の整備の方針についても同様に記載していますので、ごらんいただければと思っております。

 次に、別紙1-2に戻りまして、公共基盤整備に係る都市計画の考え方でございます。

 本エリアにおいては、中野駅西側南北通路等からつながる、誰もが安全で円滑に移動しやすいユニバーサルデザインによる歩行者動線の最適な配置により、中野駅周辺における回遊性の向上を図るとともに、交通広場や自動車・自転車駐車場、滞留空間の機能的かつ効率的な配置により、中野の交通結節点としての利便性の向上を図っていくこととしているものでございます。

 こうした公共基盤の整備に向けて、都市施設や地区計画に基づく地区施設、面整備事業などを都市計画として定め、まちづくりの具体化を図っていくものでございます。

 裏面をごらんください。公共基盤整備の基本的な考え方でございます。2点掲げてございます。

 南北通路、新北口駅前広場からつながる歩行者デッキや地上の歩行者動線により、中野四季の都市(まち)や中野五丁目地区、新しい区役所など地区内外の円滑な歩行者ネットワークを形成するとともに、交通広場や自動車・自転車駐車場、滞留空間の機能的、効率的な配置により、中野の交通結節点としての利便性の向上を図るものでございます。

 また、土地利用の再編に合わせて、本エリア内の道路再編を行い、機能的かつ効率的な新北口駅前広場を整備するとともに、車両動線を建物と一体的に整備するなどにより、周辺一帯の安全で円滑な交通ネットワークを整備するものでございます。

 次に、3の面整備事業でございます。

 本エリアは、都市機能の高度化及び居住環境の向上を図るため、大街区化や高度利用といった面的なまちづくりを推進していくこととしております。こうした面整備事業を都市計画として定め、国等における補助・支援事業や都市再生、都市開発諸制度などを活用しながら、まちづくりの具体化を図っていくものでございます。

 面整備事業の基本的な考え方でございます。面整備事業として、土地区画整理事業や市街地再開発事業を活用していくものでございます。

 また、本エリアにおける街区再編は、土地区画整理事業により行うものとし、大街区化された敷地については、市街地再開発事業によって高度利用を図ることを検討していくものでございます。

 次に4.目標スケジュールでございます。

 本エリアにおいては、まちづくりの目標を実現するため都市計画を段階的に定めながら、平成39(2027)年度末の事業完了を目指すものでございます。

 第一段階の都市計画でございます。安全で円滑な交通結節機能を実現する都市基盤整備及び街区再編、駅前立地を活かした合理的かつ健全な高度利用を誘導する建築敷地の設定でございます。

 また、第二段階の都市計画におきましては、グローバル都市・中野のシンボル空間を形成する多様な都市機能が集積した建築物の整備、また、面的な歩行者動線ネットワークの形成を図るものでございます。

 頭紙にお戻りいただきまして、この次に都市計画の素案及び補足説明をいたしますけれども、先に今後の予定について御報告したいと思っております。3番の今後の予定でございますが、平成30年3月に都市計画変更の原案ということで報告をしたいと考えております。また、ことしの4月から5月ごろを目途に、地区計画につきましては原案の公告・縦覧、それから6月以降には都市計画変更の案の報告、また公告・縦覧、また中野区都市計画審議会への諮問、都市計画決定といったような流れで進んでいく考えでございます。

小幡都市政策推進室副参事(中野駅地区都市施設調整担当)

 続きまして私から、表紙の2番、都市計画変更(素案)及び補足説明をさせていただきます。

 別紙2をごらんください。都市計画の素案につきましては、前回12月の当委員会で御説明をしたところでございますけれども、素案の内容につきまして、内容については前回の御報告時から変わってはございませんけれども、交通計画や具体的な駅前広場のイメージについてなどさまざまな御意見をいただきましたので、今回補足説明をさせていただくものでございます。

 1枚おめくりいただきまして、素案の内容で再掲となりますが、1ページが都市計画変更の内容でございます。項目としては四つございまして、(1)が都市計画道路の位置・形状の変更、(2)が都市計画駐車場の位置・形状の変更、(3)が地区計画の新規決定、(4)が土地区画整理事業の区域の新規決定となります。

 続きまして、2ページ目が都市計画変更の内容と変更の視点ということでまとめております。

 都市計画道路につきましては、中野四丁目地区のにぎわいの形成、回遊性の向上、駅前における歩行者空間の拡充等を図るため変更していくというものでございまして、そのうち補助第225号線につきましては、地区計画で代替機能を確保することを前提に廃止を考えております。

 続きまして、都市計画駐車場ですが、こちらは位置・形状の変更ということで、民間建物の附置義務駐車場との一体的な整備ということで考えております。

 続きまして、地区計画の新規決定でございますが、こちらは先ほど中野駅周辺計画担当より御説明させていただいておりまして、特に廃止する補助第225号線の機能につきまして、地区施設として代替として確保していくということで考えております。

 最後は土地区画整理事業の区域の新規決定ということでございまして、街区再編を行う範囲について決定をしていくというものでございます。

 その後3ページから8ページにつきましては素案の内容ということで、前回と同様に図面で示しているものでございますので、ちょっと説明は省略させていただきます。

 9ページをごらんください。9ページからが今回の補足の説明となります。

 (1)としまして、交通計画検討についてでございます。最初に一般的な手法の御説明でございますが、国土交通省の「大規模開発地区関連交通計画マニュアル」に基づいて行ってまいります。検討フローとして示しておりますが、まず現況交通量を調査し、道路形状が変わること等の転換を想定し、開発規模等から開発交通量を想定し、将来交通量を推計します。推定結果を用いて関係機関と協議を行っていくという流れになります。

 続きまして、10ページでございます。こちらは検証の方法でございまして、歩行者交通については、歩行者が制約なく自由歩行できるように検証を行います。自動車交通については、各交差点におきまして車線別の混雑度や交差点の飽和度等を検証し、問題がないように検証を進めていくという流れになります。

 続きまして、11ページでございます。11ページは検討の前提ということでございまして、中野駅周辺のまちづくりについては、グランドデザインVer.3で当エリアの空間整備の考え方として、歩行者優先・公共交通指向の道路・交通ネットワークの構築を掲げております。

 こうした前提を踏まえまして、下の検討の視点というところで検討しておりまして、①としましては中野四季の都市(まち)のまちびらき以降増大した現況の歩行者交通の対応、それから、③今後各地区でまちづくりが進んでまいります。その中での歩行者、自動車交通の対応、それから、④当地区で整備する予定の1万人規模のアリーナの歩行者、自動車交通の対応ということで検討しております。

 続きまして、12ページでございます。12ページが検討の前提となる対象エリアを示しておりまして、この図の各引き出しで示しております各開発につきまして開発規模を想定し、将来の歩行者交通量、自動車交通量を算定しております。

 続きまして、13ページをごらんください。13ページは、歩行者交通量の算定についてでございます。歩行者交通を推計した結果、歩行者交通量のピークは平日夕方ということで想定をしておりまして、歩行者が自由歩行できるように幅員の検証を行っております。右側の囲みの中になりますけれども、必要幅員等を整理してございまして、中野四丁目新北口地区方面については、現在の北口改札と将来の整備後の西口改札双方を利用できるように誘導していくということでございまして、南北通路レベルと東西連絡路レベル双方と同一の高さの歩行者動線を確保していくということで考えております。②中野四季の都市(まち)方面ですが、新北口駅前広場のかさ上げ部で歩車を分離して四季の都市(まち)への動線を確保していくということで考えております。続きまして、③囲町地区方面ですが、こちらも歩行者デッキによりまして歩車を分離して、囲町地区への動線を確保していくということで考えております。

 続きまして、14ページでございます。14ページが自動車交通量の算定でございます。下の図に検証箇所図を示しておりますが、東西については、もみじ山通りから環状7号線の間、南北については早稲田通りから大久保通りの間、ここで囲まれた範囲について各交差点で検証を行っております。

 右側の囲みが検証結果でございまして、交差点の信号の時間につきまして課題が生じた2カ所の秒数を見直すということ、それから、中野通りが片側2車線で運用できるよう荷さばき駐車対策を行っていくということで、交通計画としては問題がないということを確認しております。

 15ページでございます。検討結果を踏まえました都市計画素案での対応でございます。新北口駅前広場のかさ上げ部、歩行者デッキについては、中野四季の都市(まち)方面及び囲町方面に向けて決定をしてまいりまして、幅員についてはそれぞれ四季の都市(まち)方面10メートル、囲町方面6メートルということで考えております。また、四季の都市(まち)方面については、中野四季の都市(まち)の広場及び公共空地に直接接続するように配置をするということで考えております。

 続きまして、補助224号線でございますが、こちらは幅員を15メートルから20メートルに拡幅するということで考えております。

 続きまして、地区施設の貫通通路でございますが、こちらは計画幅員15.5メートルとしておりまして、下に通路のイメージを示しております。片側2車線の4車線でございまして、建物の中を通路が貫くというイメージでございます。

 続きまして、16ページです。16ページは、都市計画素案のうちの地区計画の素案での対応ということでございます。地区計画の方針附図に南北通路レベル、東西連絡路レベルのそれぞれの歩行者動線の高さごとに必要な動線を図示しておりまして、今後当エリアの施設整備の前提条件として位置付けることを考えております。歩行者動線の幅員については記載しておりませんが、今後事業化の際に施設整備の条件として事業者等へ引き継ぐことを考えております。

 続きまして、17ページをごらんください。17ページからが駅前広場の整備イメージでございます。こちらは、中野駅東側の線路上空から俯瞰したイメージでございまして、こちらはまちづくり方針にも示しておりました遠景の図でございます。それぞれ高さごとに赤色の南北通路レベル、オレンジ色の東西連絡路から上がったところの歩行者滞留空間のレベル、それから緑色の現在の北口駅前広場レベルの歩行者動線を示しております。

 続きまして、次の17-2というものをごらんください。17-2につきましては、先ほどの図の動線のうち、今回都市計画素案で示している都市施設、歩行者デッキを示しております。この赤色で示している中野四季の都市(まち)方向、囲町地区方面というところを都市計画の駅前広場のかさ上げ部ということで決定をしていくということで考えております。

 続きまして、次の17-3というページをごらんください。こちらは、先ほどの図に地区計画の地区施設ということで示しております。中野通り沿いの歩道状空地1号、歩道状空地2号という形で中野通り沿いに設けるということと、それから貫通通路につきましては、上に建物が乗っかっているそこの下を通路が貫いているというようなイメージでございます。

 続きまして、18ページでございます。こちらは中野四季の都市(まち)の上空から南東側を俯瞰した駅前広場の整備イメージでございます。中央が中野駅の西側南北通路という形になっておりまして、こちらから中野四季の都市(まち)に向けてダイレクトに歩行者デッキが伸びていると。そのデッキの下側に駅前広場の交通空間が広がっておりまして、広場図中の青表示がバスの乗車場、赤表示が降車場、緑がタクシー乗り場、それから中央の緑の空間がタクシープールというようなイメージでございます。

 続きまして、19ページになります。19ページは、新北口駅前広場への動線のイメージを示しております。中野通りから新北口駅前広場への車両動線としましては、先ほどの御説明の貫通通路を通ってアプローチするということになります。貫通通路を通って西側に向かって駅前広場にアプローチをすると。新北口駅前広場には、北西側のけやき通り側から南下して新北口駅前広場に入るということでございまして、広場内にはバス乗降場を集約しておりまして、ロータリー状にぐるっと回って乗降してバスが出ていくというような動線ということでございます。

 私からの説明は以上でございます。

委員長

 ただいまの報告に対して質疑はありませんか。

森委員

 御報告ありがとうございます。最後の補足説明のところなんですけど、歩行者サービス水準Aって言われても、数字も出していただいているんですけど、なかなかイメージがつかないんですね。それで、例えば今の中野駅のピークの状況は、このサービス水準でいうとどのくらいなんですか。Aは確保できているんですか。

小幡都市政策推進室副参事(中野駅地区都市施設調整担当)

 ちょっと具体的な数字を今持ち合わせていないので、少しお時間をいただきたいというふうに思います。

委員長

 よろしいですか。

 他に質疑はありませんか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 それでは、森委員の今の質疑は、答弁保留とさせていただいて、ほかに質疑がなければ、次の報告に行ってしまっていいですかね。時間かかりそうですね。(「はい」と呼ぶ者あり)

 それでは、1番の報告につきましては、後ほどまた答弁をいただいてからということにさせていただきたいと思います。

 それでは、それを待ちながら2番の報告を受けたいと思います。2番、中野駅新北口駅前エリアアリーナ整備官民連携協議会の実施についての報告を求めます。

石井都市政策推進室副参事(中野駅周辺計画担当)

 それでは、中野駅新北口駅前エリアアリーナ整備官民連携協議会の実施についてでございます。(資料3)

 スポーツ産業インフラであるスタジアム・アリーナ改革推進に向けて、先進事例の形成支援を目的としたスポーツ庁の委託事業「スタジアム・アリーナ改革推進事業先進事例形成支援」により設置する中野駅新北口駅前エリアアリーナ整備官民連携協議会の実施について、下記のとおり報告をするものでございます。

 まず1番、アリーナ協議会の概要でございます。

 (1)設置目的でございます。中野駅新北口駅前エリア再整備事業における主要な施設となるアリーナをモデルとした検討を行うため、アリーナ協議会を設置するものでございます。

 (2)協議事項でございます。①アリーナを起点としたまちづくりのあり方に関すること。②として、アリーナの開発コンセプトと市場動向に関すること。③アリーナの所有と運営のあり方に関すること。④その他、協議会の目的を達成するに当たって必要な事項に関すること。こうしたものを協議事項としております。

 (3)構成員でございますが、別紙1「委員名簿」のとおりでございます。ごらんいただければと思います。

(4)開催予定でございます。別紙2「アリーナ協議会の概要」のとおりでございます。別紙2をごらんいただけますでしょうか。

 別紙2は協議会の概要ということで、1枚目につきましては、スポーツ庁のスポーツ産業の成長促進事業といったものの概要をまとめているものでございます。この資料そのものはスポーツ庁の資料でございます。

 次に2ページ目、先進事例形成支援ということで取りまとめているものでございます。先進事例形成支援の事業の趣旨につきまして上段に記載しております。下段のほうでは、中野区の取り組みとして2点掲げてございます。一つがこの協議会の開催でございます。2点目として、(仮称)中野駅周辺まちづくりフォーラムの開催ということで、こちらにつきましては3月22日を予定しているものでございます。

 次に、最後のページ、3枚目でございます。協議会の開催日程といったところでございます。第1回につきましては、12月19日に開催をしたものでございます。こちらにつきましては、また後ほど御説明いたします。第2回につきましては1月22日、それから第3回は2月8日ということで設定をしてございます。第4回につきましては日程は未定で、3月ごろ行うということで予定しているものでございます。

 それでは、また1枚目のペーパーに戻っていただきまして、(5)検討成果の活用でございます。アリーナ協議会の検討成果につきましては、委託事業の目的である先進事例の形成に資するとともに、今後の中野駅新北口駅前エリアにおけるアリーナの計画検討に活用していくものでございます。

 次に2番、第1回アリーナ協議会の開催状況でございます。開催の日程は記載のとおりでございます。

 裏面をごらんください。議事として2点ございます。一つが、再整備事業の概要について。それから2点目が検討テーマでございます。「中野駅新北口駅前エリアの再整備モデルを踏まえたアリーナ整備、運営のあり方」、こちらを検討のテーマとしてございます。

 (3)で主な意見等ということでまとめてございます。一つ目には、中野駅前の立地等を踏まえると、高質で稼げるアリーナを目指すのがよいのではないか。二つ目では、アリーナの収益を上げる方策として、付加価値の高いVIPルームやネーミングライツなどを検討してはどうかと。また、3点目では、音楽が一番収益を上げやすいと考えているが、スポーツやコンベンションを含めたベストミックスを実現できるような施設がよいと思うといったさまざまな御意見をいただいたところでございます。こうした協議会を2回、3回、4回ということで、この協議会の検討をまとめていく考えでございます。

 報告は以上でございます。

委員長

 ただいまの報告に対し質疑はありませんか。

近藤委員

 主な意見等というのは、意見が出て、区からお答えすることはなかったんですか。

石井都市政策推進室副参事(中野駅周辺計画担当)

 この協議会におきましては、区で答えた部分もございます。こちらにつきましては、区の再整備事業の概要がどうなっているのかということで御質問いただいたものについて答えたということはございますが、それ以外については特に何かお答えするというよりは、委員の中での意見があったというものでございます。

近藤委員

 先ほどの報告からちょっとつなげて質問させていただいて申しわけないんですけれども、グローバルな都市をつくっていこうというのが目標であって、その拠点がこのアリーナであるみたいな感じですよね。そう考えている。それでも、私たちからすると、グローバルな都市づくりというのが、全然区民には何がグローバルなのか見えないんですよ。そうすると、このアリーナにおいて、ここが拠点だとすると、それもスポーツの国際的な試合や国際的なアーティストを呼べるというのが今考えている中野区のグローバルということなんですか。

石井都市政策推進室副参事(中野駅周辺計画担当)

 グローバル都市ということでは、区では中野区グローバル都市戦略といったものを取りまとめて、今後のグローバル化に向けたそのまちづくりということでまとめたものはございます。その中心となる拠点がこちらの中野駅の駅前のエリアということになります。こちらにおきましては、アリーナという施設は核になるものでございますが、このほかにも、業務、商業、ホテル等の都市機能を集積させて、それでグローバルの視野を持ってまちづくりを進めていく。グローバル、世界からこの中野に来ていただけるようなまちづくりを目指すといったものでございます。

近藤委員

 そうすると、世界からこのアリーナの競技を見に来ていただきたいということなんですか。

石井都市政策推進室副参事(中野駅周辺計画担当)

 アリーナで行う演目、さまざまあるかと思います。コンサートもあればスポーツの試合もあるかと思います。いずれにしても、国内からの来客ということもあろうかと思いますが、海外も視野に入れたその来客、集客、そうしたものも考えていきたいというふうに思っております。

近藤委員

 これはこの間、スポーツ産業インフラであるスタジアム・アリーナの改革推進に向けてということでスポーツ庁の委託事業が始まったんですけれど、私は前も申し上げたと思うんですけど、ここにアリーナをつくるのかつくらないのかとかいう議論から始まるのではなくて、この意見というところはどういうアリーナという意見しかないんですよね。どういうアリーナをつくろうかみたいな意見しかないんですけれど、この協議の始まり方としては、もうアリーナありきで始まっているんですか。

石井都市政策推進室副参事(中野駅周辺計画担当)

 区といたしましては、先ほど御報告いたしました中野四丁目新北口地区のまちづくり方針ですとか、あるいは、これまでにも区役所・サンプラザ地区再整備の実施方針、それらの中にアリーナを整備するという考え方を示しているものでございます。この議論の前提となるのは、そうしたアリーナを整備していくために具体的にどのような機能、どのような運営などをしたらいいのだろうかと、そうしたことを検討する場ということでございます。

近藤委員

 そうしますとこのアリーナで、スポーツとか文化とか芸術を推進するということは、一つこの拠点でわかりますけれども、中野区の経済においてこのアリーナがどういう位置を示すのかということは全然見えてこなくて、このアリーナによって何か潤っていったりすることは全く見えない状態で、このアリーナ事業というものが始まろうとしているんですけど、その辺の議論とかにはならないんですか。

石井都市政策推進室副参事(中野駅周辺計画担当)

 この協議会の中でも、この中でまちづくり、集客によってその周辺に波及効果ですとか経済的な効果を目指してはどうだろうかといったような意見もございました。実際その集客によって、まちへのの来客、来街者がふえるということになりますと、それだけ経済的な効果も生まれるだろうというふうに考えております。そうした集客をするということが一つの大規模集客交流施設ということで、整備を進めるということで進めてまいりましたので、そうした経済的な効果もあるものと考えております。

近藤委員

 そうしますと、区はアリーナをつくることによって、この近辺の商店街が潤うことが中野区の区民に対する経済的な利益と考えているということでよろしいですか。

石井都市政策推進室副参事(中野駅周辺計画担当)

 地元というか、立地からしましたら中野駅周辺が一番中心ということにはなろうかと思いますが、やはりアリーナでの集客そのものをさらに区内全域にも広めていくような、回遊性を広げていくということもやはり視野に入れていくべきだろうと考えております。

近藤委員

 でも、中野駅からとても近くて、この周辺の、今でもブロードウェイとかは金曜日の夜とかお客さんが満員の状態で、これ以上1万人の人がどこに入ればいいのかなという状態であり、その人たちがわざわざ、例えば私は野方に住んでますけど、野方の商店街まで来てお金を落としてくれるとはとても思えないんですよね。そういったことも含めて中野区全体の経済的な面、それと、アリーナをつくることによって何か中野区民にとって、ただ、このアリーナの試合が見れる、それとか観戦ができるということ以外に何かを入れていかないと区民は納得しないと思うんですけど、その辺はいかがですか。

石井都市政策推進室副参事(中野駅周辺計画担当)

 これまで中野サンプラザが中野のシンボルということで捉えられていた部分があろうかと思います。今回のこのアリーナをはじめとしたこのエリアの開発につきましては、やはりシンボル空間としていくということが非常に大きい点でございます。そうした中野のプレゼンス、中野の存在感、あるいは知名度を高めていくといったものがこの開発にも求められているというふうに考えておりますので、そうしたところで、まずは中野のアリーナを目指して来ていただいた方々に中野のよさを知っていただき、それでさまざまなところでも消費をしていただくということも考えていきたいというところでございます。

近藤委員

 大きなアリーナができて、駅前ですばらしいものができたとします。そうしたらやっぱり中野は本当に知名度は上がると思うんですね。世界の人からも、こういうところでコンサートがあったんだといって、中野区に行ってきたという、有名には世界的になるかもしれません。ただ、やはり中野区の狭いところで区民に不便がかかるようでは、幾ら有名になっても、とても区民生活が立ち行かないような状態にもなると思うんです。駅もまだできない状態ですし、この状態でアリーナ建設ということありきで進んでいくということなんですか。

石井都市政策推進室副参事(中野駅周辺計画担当)

 この前の報告にもつながりますけれども、まちづくり方針で掲げてございますのは、そうした都市機能の集積ということと同時に、基盤整備を図っていくということでございまして、大きな公共基盤を整備していく、また中野駅の整備を図っていくといった中で集客に耐えられるまちにしていくといったことを目指していくものが中野駅周辺のまちづくりでございます。

森委員

 アリーナの必要性というのがどこまであるのかなというのは、我々は相変わらず腑に落ちていないんですけど、その話をすると長いので、協議会の話だけに絞って今回は聞きますけど、これはあと3回あるんですよね。傍聴とか議事録の公開とかそういうのはあるんですか。

石井都市政策推進室副参事(中野駅周辺計画担当)

 この協議会におきまして協議会の運営については、この会の中で了解をとったものがございますが、会議については非公開ということにいたしますけれども、議事要旨、あるいは会議の資料につきましては公開するということで確認をとったものでございます。

森委員

 議事要旨というのはどのレベルなんですか。きょう2ページ目の(3)で主な意見で出していただいていますけど、このレベルということですか。

石井都市政策推進室副参事(中野駅周辺計画担当)

 今回まとめたものは本当に簡単に御紹介した程度でございますが、基本的には委員の方々の意見を取りまとめたものということで、ちょっと要約した部分はあるかと思いますけど、そういったものと、全体の流れがわかるような形の議事要旨ということでまとめております。

森委員

 税金を使ってやっているわけですから、ある程度後で検証できないといけないと思うのでよろしくお願いしたいのと、あと主な意見等で今回出していただいているのもそうなんですけど、どういうバックグラウンドの人がどういう意見を持っているのかというのが、所属がないとわからないんですよね。そのあたりはどうなんですか。

石井都市政策推進室副参事(中野駅周辺計画担当)

 今回については本当に簡単にまとめているものでございますが、議事要旨の中では、委員のお名前とその発言ということでまとめておりますので、どの方がどんな発言をしたかといったものについてはわかるものとなっております。

森委員

 ありがとうございます。それはお願いをしたいと思います。もう1点だけ、委員名簿を出していただいたんですが、この中で、評議会なんで何て言うんですか。委員長というか、座長というか、そういう人はいないんですか。

石井都市政策推進室副参事(中野駅周辺計画担当)

 この中で座長に選出されたのが、4番目の早稲田大学の原田教授。この方が座長となりました。副座長につきましては、5番目、千葉大学の村木教授が副座長に選出をされております。

長沢委員

 さっき他の委員さんとのやりとりの中で、いわゆるアリーナの報告を受けているわけだけど、結局、アリーナが必要かどうかというのは、公共基盤の整備においてといって、公共基盤の整備に当たるの、アリーナは。要するに中野駅北口のさっきのエリアになり、公共基盤に当たるんですか、アリーナは。

石井都市政策推進室副参事(中野駅周辺計画担当)

 私ども公共基盤と言っているのは道路とか駅前広場と、そういったものを公共基盤ということで表現をしております。

長沢委員

 そうすると、ちょっと僕は聞き間違えたのかもしれないけど、公共基盤を区がやっていくと。整備については。じゃあ、アリーナはそういう意味ではないよね。そこを確認したかったんだけど。そういうことでいいですか。

石井都市政策推進室副参事(中野駅周辺計画担当)

 アリーナにつきましては、実際この後の建物整備ということで進めていきますけれども、公共基盤ということについては、まさに区で整備をしていくという考えで進めていくものでございます。

長沢委員

 ちょっと質問したかったのは、いや、何でそんなことを聞くかというと、例えば、要するに協議会、スポーツ庁の委託の事業で、前にも聞いたけども、じゃあ何がといったら、成果物としては報告をしますよということだよね。ただ、その報告の検討の成果という言い方もしているんだけども、結局区自身が計画を検討の、それの言ってみれば活用材料にもしていくということだから、例えば3番目のアリーナの所有、運営のあり方。運営はともかく所有をどうするのかというのがやっぱり焦眉のものだと思っているんだけども、そうするとここでの協議会での、あるいはシンポジウムでもその検討成果について発表みたいな場はあるみたいだけど、ああ、フォーラムか。だけど、結局そこのところまでは決めるものではない、この協議会は。そういう理解でいいんですか。

石井都市政策推進室副参事(中野駅周辺計画担当)

 あくまでも今回の協議会につきましては、中野駅新北口駅前エリアの開発のモデル、そうしたものをベースに検討していくというものでございまして、実際、再整備事業につきましては再整備事業計画を別途作成いたします。その検討に当たって、こちらの検討成果を活用するというものでございますので、この協議会で何か物事を決めていくものではございません。

長沢委員

 もうこれで終わりにします。ちょっと順序が逆になっちゃったけど、ここでやっている協議会のいわゆるその委託事業として国のほう、スポーツ庁のほうに報告をするというのは、例えばちょっと今回で言えば議事みたいなこういうのがあって、あるいはフォーラムをやりましたと、それでこんな意見が出ていますと、そういうのでいいということですか。中身としては。

石井都市政策推進室副参事(中野駅周辺計画担当)

 基本的には協議会、やったことだけでなくて、もちろんその中で議論したもの、その中で整理したものを報告するということでございます。スポーツ庁の特に目的ということでは、スタジアム・アリーナの改革推進ということでございますし、その中で収益性を高めていくということが主眼にございますので、特にそういった視点での議論をこの中でも進めておりますので、今回我々のここでの開発につきまして、どのようにしたらさらに収益性が高まるかといったことをこういった協議会でまとめて、それを我々区としても活用いたしますし、スポーツ庁のほうも活用するというものでございます。

北原委員

 メンバーも大分そろっていると思うんですけど、出席率ですね。1回目、あったと思うんですけど、それだけお尋ねします。

石井都市政策推進室副参事(中野駅周辺計画担当)

 この委員の方々で、1回目につきましては1名だけ欠席がございまして、ほかの方々は、代理も含めてですが、出席をしてございます。

北原委員

 わかりました。結構です。

大内委員

 フォーラムの開催が3月22日、午後2時から5時という時間帯に、区民等の理解促進と期待の醸成を図る。時間帯、これで来るのかな。設定がこれしかなかったの。夜やるとか、土日にやるとかなかったんですか。

石井都市政策推進室副参事(中野駅周辺計画担当)

 日程もさまざま検討をいたしまして、土日ですとか夜間ということもあったわけですけれども、実際、これまで区でグローバル戦略推進フォーラムなどの開催の状況ですとか、また実際は会場の日程ですとか、そうしたものを踏まえて、今回3月22日の午後という設定とさせていただきました。

大内委員

 だから、多分それは会場の日程なんじゃないの。本当は土日にやりたかったけど、値段のこともあるし。ただ、この時間帯にコンベンションホールでやるといって本当に人が来るのかなという……。ぱらぱらで格好悪いことをしないように頑張ってもらうしかないんですけど、こういうのは本当に日にちも今後やるときによく検討し、やっていただきたいなと思いますので、結構です。

委員長

 他に質疑はございませんか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 なければ、本報告については以上で終了いたします。

 休憩いたします。

 

(午後4時57分)

 

委員長

 再開いたします。

 

(午後4時57分)

 

 先ほどの1番、中野駅新北口駅前エリアに係る都市計画変更についての答弁保留の分をお願いいたします。

小幡都市政策推進室副参事(中野駅地区都市施設調整担当)

 お時間いただきまして申しわけありませんでした。先ほど御質問いただきました中野駅の現在の北口の状況というところでございますけれども、現在の中野駅北口については、ピークが朝8時台ということでございまして、その8時台の数値を見ますと、時間当たり2万4,000人ということでございます。構内の幅員が8メートルでございますので、計算をしますと、こちらの歩行者、10ページのサービス水準というところの歩行者流量でいきますと、1分当たり、メートル当たり50人というような計算になります。これは1時間押しなべた数値でございますので、さらに時間帯によっては集中しているということもあるかと思いますので、サービス水準としてはBからCといったところでございます。

森委員

 ありがとうございました。今50人という数字がありましたけど、そうすると、サービス水準Aが27人までというと、今のピーク時の半分ぐらいの通行量だとサービス水準Aというところに当てはまるぐらいのイメージという理解でいいですか。

小幡都市政策推進室副参事(中野駅地区都市施設調整担当)

 はい、委員お話しのとおりでございます。

いながき委員

 1点だけ。同じページで、これだけの幅のデッキを何方向にもつくるということだと思うんですけど、すみません、基本的なところで、このデッキというのはどこがつくって、そのお金はどこが出して、デッキの歩道の位置付けとしてはどういう、区道とかにはならないかと思うんですけど、どういう形になるんでしょうか。

小幡都市政策推進室副参事(中野駅地区都市施設調整担当)

 この資料でいきますと、13ページに歩行者交通量の算定結果ということでございまして、こちらに図を示してございます。こちらの左下に凡例があるんですけれども、青矢印のところについて、西口改札から出て、中野四季の都市(まち)方面、囲町地区方面というところは、都市施設で都市計画として位置付けてつくるということでございますので、駅前広場の施設の一部として公共の側がつくるということになります。

 一方、中野四丁目新北口地区方面に向かう緑の矢印については、こちらは地区施設として地区計画でここに動線が欲しいというようなことで位置付けますけれども、こちらは地区の整備とあわせてつくっていくということでございますので、施設計画の中で整備をしていくというものでございます。

いながき委員

 この辺詳しくなくて、施設計画の中でつくるというのはどういうこと、このデッキが区の所有になる、そういうことですか。

小幡都市政策推進室副参事(中野駅地区都市施設調整担当)

 中野四丁目新北口地区の建物整備につきましては、今後再開発事業等で事業計画を踏まえて進めていくということになりますけれども、そこの建物計画とあわせて、どこにどういう動線を、北に向かう動線をつくるのかというようなところを建物計画の中で計画をして、建物を整備する際に、それと一緒につくっていくというようなことでございます。

委員長

 よろしいでしょうか。他に質疑はございませんか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 なければ、以上で本報告については終了いたします。

 3番、中野駅西口地区まちづくりについての報告を求めます。

吉田都市政策推進室副参事(中野駅周辺地区整備担当)

 それでは、中野駅西口地区まちづくりについてということで報告をさせていただきます。(資料4)

 中野駅西口地区については、土地区画整理事業が平成27年3月に都市計画決定をして、同じ年の7月に、独立行政法人都市再生機構を施行者として事業が認可されて、現在事業中でございます。昨年末までの進捗状況についてでございますが、すみませんが、ペーパーの裏面を見ていただきたいんですが、大きく2色で分けてございますが、昨年末までの進捗状況としては、一つは、旧桃丘小の解体工事、これは現在進行中でございます。それから、ブルーで着色している部分、こちらのエリアについては一般の権利者の方々のエリアでして、権利者対応を進めているということでございます。

 もう1回表面に戻っていただきたいんですけど、まず旧桃丘小学校校舎の解体工事については、非常に古い建物で、どうしてもアスベストを含んだ部材等があって、その関係で追加アスベスト工事があって、元々は今年度いっぱいで解体工事を施工する予定だったんですが、7月まで工期が延伸の見込みでございます。

 アスベストの調査の結果としては、アスベストのレベルとしては3段階ございます。レベル1は飛散性が高くて、例えばアスベストが吹きつけてあるとか、いわば危険なレベルです。レベル2、レベル3とだんだん飛散性が落ちてきて、レベル3まで来ますと、成形板とか管のそういった中に一部アスベストが含まれているということで、丁寧に扱えば、そういった飛散についての危険性は低いというものでございます。旧桃丘小学校の跡施設についてはレベル3のみでした。危ないレベル1とかレベル2はなくて、レベル3のみだったんですが、ただ、一部外壁に使われている部分がありまして、外壁ですとオープンエアですから、そういったところにレベル1程度のちょっと丁寧な扱いをしなさいということで、中野区の環境部の方から指導を受けて進めているというような事情がございまして、工期が少々延びるというところでございます。

 それから、2番目のブルーのエリアの権利者対応の状況でございます。区画整理事業ですと、まず、仮換地指定をして、従前権利者の皆さんの権利の敷地の行き先を決めて、それが決まりますと今度は移転補償について契約をしていただくと。そういった移転についての契約をしていただいた後、移転先に移転していただいて、その後残った建物を解体するという、そういったおおよそ3段階で進んでいくわけでございます。

 ブルーのエリア、これはよく見ると、線が入っていて建物が17棟ございます。共有等もあるんですが、わかりやすくするために、17棟の建物で17件の権利というような形で整理してございます。

まず、仮換地指定、行き先の換地先が決まった方が17件のうち12件、17分の12でございます。

それから、仮換地指定をして、その後移転補償契約をなさった方が17分の6ということで、こちらは、権利者の皆さんの御都合とかそういったものがあって若干おくれている状況でございます。それから、中野三丁目の区画整理事業のエリアは、比較的駅に近くて便利なところですので、賃貸借、要するに借家人を抱えている権利者の方が多いと。借家人の皆さんについての補償契約は、全体で70件のうち26件が済んでいるという状況でございます。それら移転契約をして移転していただいて、建物の解体まで済んだというのが17棟のうち2棟という状況でございます。

 それから、今年度もあと2カ月少々あるんですが、今年度2カ月少々、それから30年度、今後どういう予定があるかといいますと、3番でございますが、公共施設の整備。区画整理事業に伴って道路等を整備しますので、まず下水道、電線共同溝を整備して道路の整備等を行うと。それから、残っている方の仮換地指定、それから移転補償の契約、建物の解体というようなことを今後予定しているというものでございます。

委員長

 ただいまの報告に対して質疑はありませんか。よろしいでしょうか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 なければ、以上で本報告については終了いたします。

 次に4番、その他で何か報告はありませんか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 なければ、以上で所管事項の報告を終了します。

 審査日程のその他に入ります。

 委員会を暫時休憩いたします。

 

(午後5時08分)

 

委員長

 委員会を再開いたします。

 

(午後5時12分)

 

 休憩中に確認をしましたとおり、次回は第1回定例会中の委員会とし、急な案件が生じた場合は、正副委員長から連絡をさせていただくということで御異議ありませんか。

 

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 御異議ありませんので、そのように決定をいたします。

 本日予定した日程は終了いたしますが、各委員、理事者から御発言はありませんか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 よろしいでしょうか。

 以上で、中野駅周辺・西武新宿線沿線まちづくり調査特別委員会を散会いたします。

 

(午後5時12分)