中野区議会総務委員会〔平成30年7月6日〕
総務委員会会議記録
○開会日 平成30年7月6日
○場所 中野区議会第1委員会室
○開会 午後1時00分
○閉会 午後3時43分
○出席委員(9名)
高橋 かずちか委員長
いながき じゅん子副委員長
羽鳥 だいすけ委員
木村 広一委員
中村 延子委員
伊東 しんじ委員
平山 英明委員
大内 しんご委員
近藤 さえ子委員
○欠席委員(0名)
○出席説明員
副区長 本田 武志
政策室長 朝井 めぐみ
政策室参事(企画担当) 杉本 兼太郎
政策室副参事(ユニバーサルデザイン推進担当、オリンピック・パラリンピック推進担当) 宇田川 直子
政策室副参事(予算担当) 海老沢 憲一
政策室副参事(広報担当) 堀越 恵美子
政策室副参事(業務マネジメント改革担当)、経営室副参事(新区役所区民サービス担当) 永田 純一
経営室長、新区役所整備担当部長 髙橋 信一
危機管理担当部長 志村 和彦
経営室副参事(経営担当) 石濱 良行
経営室副参事(法務担当) 尾関 信行
経営室副参事(人事担当) 田中 謙一
経営室副参事(人材育成担当) 桜井 安名
経営室副参事(施設担当) 髙田 班
経営室副参事(行政監理担当) 森 克久
経営室副参事(経理担当) 波多江 貴代美
経営室副参事(用地担当) 吉沢 健一
経営室副参事(用地調整担当) 小倉 洋
経営室副参事(生活・交通安全担当) 佐々木 和夫
経営室副参事(新区役所整備担当) 中村 洋
会計室長 鳥井 文哉
選挙管理委員会事務局長 松原 弘宜
監査事務局長 小谷松 弘市
○事務局職員
事務局長 吉村 恒治
事務局次長 古本 正士
書記 井田 裕之
書記 古谷 友里香
○委員長署名
審査日程
○所管事項の報告
1 株式会社まちづくり中野21の経営状況を説明する書類の提出について(経営担当)
2 平成29年度中野区区政情報の公開に関する条例の運営状況の報告について(経営担当)
3 平成29年度中野区個人情報の保護に関する条例の運営状況の報告について(経営担当)
4 議会の委任に基づく専決処分について(法務担当)
5 区を被告とする訴訟等の提起について(法務担当)
6 上告事件及び上告受理申立て事件の決定について(法務担当)
7 区等を相手方とする調停の申立てについて(法務担当)
8 区民の声スマートフォン向けアプリケーションの導入について(行政監理担当)
9 平成29年度中野区職員倫理条例の運営状況の報告について(行政監理担当)
10 中野区財産価格審議会委員の委嘱について(経理担当)
11 平成29年度の契約実績(高額案件)について(経理担当)
12 予定価格5千万円以上の工事請負契約の入札結果について(経理担当)
13 平成29年度資金収支状況について(経理担当、会計室)
14 中野区土地開発公社経営状況の報告について(用地担当)
15 平成29年度各会計決算状況(速報値)について(会計室)
16 平成30年6月10日執行 中野区長選挙及び中野区議会議員補欠選挙の結果について(選挙管理委員会事務局)
17 その他
○所管事務継続調査について
○その他
委員長
定足数に達しましたので、総務委員会を開会します。
(午後1時00分)
本日は、お手元の審査日程(案)(資料1)のとおり進めたいと思いますが、御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
委員長
御異議ありませんので、そのように進めます。
なお、審査に当たっては、3時ごろに休憩を入れ、5時を目途に進めたいと思いますので、御協力をお願いいたします。
議事に入ります。
昨日に引き続き、所管事項の報告を受けます。
初めに、1番、株式会社まちづくり中野21の経営状況を説明する書類の提出についての報告を求めます。
石濱経営室副参事(経営担当)
議会の議決すべき事件等に関する条例に基づきまして、株式会社まちづくり中野21の経営状況を説明する書類を議会に提出いたしましたので報告をいたします。(資料2)
なお、本件につきましては、6月20日の株式会社まちづくり中野21の定時株主総会において報告されたものでございます。
初めに、第14期、単体のほうの書類をごらんいただきたいと思います。表紙に、事業報告、貸借対照表、損益計算書、株主資本等変動計算書と書いてある書類でございます。
1ページが、株式会社の現況です。(1)営業の経過及び成果でございます。2段落目にございますように、当事業年度におけます売上高は、株式会社中野サンプラザからの建物賃料収入によりまして5億4,889万円でございました。内訳としましては、固定賃料が4億5,600万円、また、株式会社中野サンプラザの収益に基づく歩合賃料は9,289万円でございました。
2ページ(5)でございます。直前3事業年度の財産及び損益の状況でございます。
(8)は、主な借入先の状況でございます。主な借入先は西武信用金庫本店、借入残高は44億7,400万円でございます。
続きまして、8ページをごらんください。貸借対照表でございます。左側が資産の部、右側が負債の部と純資産の部でございます。
資産の部でございますが、流動資産につきましては12億4,400万7,000円、固定資産につきましては49億1,434万3,000円で、資産合計は61億5,835万円でございます。
負債の部でございますが、流動負債が1億5,202万1,000円、このうち1年以内の返済長期借入金、これは西武信用金庫に毎年返済をしているものですが、5,000万円でございます。固定負債につきましては46億6,395万4,000円で、負債合計は48億1,597万5,000円でございます。
純資産の部の下のほうに繰越利益剰余金がございます。4億2,453万2,000円でございます。純資産合計は13億4,237万4,000円でございます。
続きまして、9ページが損益計算書でございます。平成29年4月1日から1年間の損益の状況でございます。
売上高が5億4,889万円、経常利益につきましては1億4,081万円、一番下のほうになりますが、当期純利益が9,702万3,000円という状況でございました。
次に、連結のほうの御説明をいたします。資料は、こちらも第14期でございますが、表紙に事業報告、連結計算書類と書いてある資料でございます。
こちらも1ページ目に、企業集団としての営業の経過、成果、設備投資の状況等でございます。また、(5)部門別売上高としまして、所有会社と運営会社を連結した収益の状況を記載しております。第11期からの経過を記載してございますけれども、料飲部門、いわゆるレストランでございます。客室部門はホテルです。婚礼・宴会・会議部門、研修室部門、ホール部門、その他の部門ということで、テナント、自販機、駐車場等の売り上げ、いずれも前期と比べまして増加してございます。
次に、2ページでございます。(6)直前3事業年度の財産及び損益の状況としまして、売上高、経常利益等の推移を示しているものでございます。
二つ目の表は先ほど説明しましたまちづくり中野21単体の表でございます。
これの9ページをごらんください。連結の貸借対照表でございます。
こちらの流動資産は、企業グループ全体といたしまして28億7,111万9,000円、固定資産は46億9,234万4,000円で、資産合計は75億6,346万3,000円でございます。負債合計は51億4,706万9,000円、純資産合計は24億1,639万4,000円でございます。
次の10ページが連結損益計算書でございます。
売上高は、中野サンプラザの売上高の合計になりますが、31億2,834万8,000円、経常利益が3億9,155万5,000円でございます。連結としての当期純利益は2億5,874万9,000円という状況でございます。
なお、この後15ページの後ろの次のところに、株式会社まちづくり中野21監査役会によります監査報告をつけてございます。
また、まちづくり中野21単体の損益計算書ベースの第15期の予算につきましてお配りしているところでございます。売上高、それから売上原価等、本年3月段階の予算ということで組まれたものでございます。報告は以上でございます。
委員長
ただいまの報告に対して質疑はありませんか。
近藤委員
ちょっと教えていただきたいんですけれども、一番初めに、何とかの株主総会でとおっしゃったんですけれども、何の株主総会で、どういうものなんでしょうか。
石濱経営室副参事(経営担当)
こちらは、まちづくり中野21の株主総会でございます。株式会社まちづくり中野21を経営していくための株主たちの総会ということになります。
近藤委員
その株主総会というのは、出席する方というのはどなたなんでしょうか。
石濱経営室副参事(経営担当)
まちづくり中野21の株主は中野区でございますので、中野区の経営室長が出席をしております。
近藤委員
そうしますと、ここの役員以外に経営室長が参加する。それが全てのメンバーですか。
石濱経営室副参事(経営担当)
そのとおりでございます。
近藤委員
私は、昨年、サンプラザの部屋があいていたりするのを区民に値段を抑えて貸していけたりしないかと、いろいろな経営努力のことなんかを質問させていただいたりして、それをお伝えいただけるみたいなことだったんですけれど、中野区民がサンプラザ、まちづくり中野21にかかわることというのは、具体的には副区長がかかわっていらっしゃいますけれども、区民としてかかわっていないし、議会としても、議会の声を1年に1回報告ではいただきますけれども、かかわるということがなかなかできてはいないと思うんです。それは民間だからということでずっとおっしゃっていたんですけれども、一般的な会社ですと、民間ですと、やはり株主というのがいて、その声が反映される仕組みなどがあるんですけれど、ここは民間と言いながら、中野区民として発揮する、議会が発揮するという場が報告だけであって、なかなかないように思うんですけれども、その辺はどのようにお考えですか。
石濱経営室副参事(経営担当)
まちづくり中野21につきましては、議会の議決すべき事件等で条例を定めていただいております。ここで重要な議決権を行使する場合については、議会の議決を得ること、それから、先ほども報告ということでしているところでございますけれども、毎年の経営状況について議会のほうへ報告をするといったことで議会の関与があると考えているところでございます。
近藤委員
報告を受けて、そのことについてお答えしていくという形はとっていますけれども、これからサンプラザというか、まちづくり中野21も大事な局面を迎えていくというか、そういう形になると思うんです。その中において、このメンバーを見ますと、代表取締役も元中野副区長といったメンバーで、中野区をやめた方がずっとやっていらっしゃる。区の職員を離れた方、そしてまた取締役も元中野区収入役、もう1人の取締役も元宮園自動車株式会社という、今までやっていらっしゃった方がそのまま会社を続けていらっしゃるという形で、このメンバーとかももう少し、何か強化しなくていいのかみたいな疑問も思うんですけれども、その辺はいかがですか。
石濱経営室副参事(経営担当)
まちづくり中野21の経営につきましては、このような形で議会に報告しているところでございます。経営状況につきましても、報告の中で申し上げましたけれども、順調な経営ができているというふうに考えております。また、繰り返しになりますけれども、まちづくり中野21の重要な事項の決定につきましては、株主総会のときに議決権を行使する場合、その場合については議会の議決をいただくという形になっておりますので、そういったことで議会の意思を含めて、中野区民の意思が反映されていくというふうに考えているところでございます。
近藤委員
議会で最終的な何かが出てきたときに議決権という形で執行はしますけれども、本当に少ない人間の中で決まっていったことに対して出てきたお答えに私たちがイエスかノーかを言うという段階しかなくて、議会の関与というのをもう少し何か広げていく方向に、これからの大事な局面になるので、そういうふうに思う区民もかなりいらっしゃるとは思うんですけど、その辺は、繰り返しになってしまうかもしれないですけれども、いかがですか。
石濱経営室副参事(経営担当)
申しわけございません。繰り返しになりますけれども、議会の関与につきましては議決権の行使という形でできると考えております。それに先立ちまして必要な情報については、御報告等をいたして十分な判断をしていただけるような形でかかわりを持っていただけると考えております。
伊東委員
最初に、この先、当初の予定どおりであれば、中野駅周辺のまちづくりを契機にこの事業を1度とめて、中野の事業に資するような行為をとらなければならないということだと思うんだけれども、ここのところ、確かに経営面でまちづくり中野21も中野サンプラザのほうも売り上げも伸びているようです。最初に、事業を清算する段階で、中野サンプラザもまちづくり中野21も内部留保があるはずですよね。現時点でその額を教えてもらえますか。
石濱経営室副参事(経営担当)
貸借対照表、資料8ページになりますけれども、これの繰越利益剰余金4億2,453万2,000円、こちらになります。
伊東委員
それは、まちづくり中野21のほうだけですよね。連結のほうを拝見しますと、利益剰余金が14億9,855万1,000円ということだから、その差額で言うところの10億円ぐらいが中野サンプラザのほうの内部留保に当たるんですか。
石濱経営室副参事(経営担当)
連結のほうはまちづくり中野21の分も含んでおりますので、差し引きすれば、そちらが中野サンプラザの分という形になります。
伊東委員
その差額が中野サンプラザのほうの内部留保、利益剰余金という扱いになる。事業を清算する場合に、中野サンプラザのほうの内部留保、利益剰余金については、それはどういう扱いになっているのか。
石濱経営室副参事(経営担当)
清算をいたしますので、清算にかかります費用、そういったもの全て清算した後に出てきた剰余金につきましては、株主等に配当するという形になっていくと思います。
伊東委員
サンプラザのほうは従業員を抱えて実際に事業をやっているわけですから、それを閉じるための清算手続をとらなければならないということで、それなりにまた経費はかかるだろうと思う。そこから生じた利益というのは、逆に親会社であるまちづくり中野21が吸収できるのかどうかということが気になる。その辺はちょっと難しい問題だと思うので、ここでの御答弁はいいんですけれども、逆にまちづくり中野21のこの先について見通しを伺っていきたいんですけれども、6期が終わった7期目でしたっけ、都市再生ファンドをリファイナンスして現状の資本形態に変わった。まず、その辺。
石濱経営室副参事(経営担当)
まちづくり中野21の経営につきましては、平成23年にリファイナンスをして、現状の経営形態という形にしてございます。
伊東委員
リファイナンスして、もう8期重ねたわけですよね。今の発表されているスケジュールですと、あと5期ぐらい重ねると事業の清算になろうかと思うんだけれども、その辺はどうなんですか。
石濱経営室副参事(経営担当)
事業の清算につきましては、サンプラザ地区の再開発のほうとの関係がございますので、それに合わせた形に向けていくという形になると思います。
伊東委員
肝心の話だから、今のところでもいいですから、目処として何期ぐらいと、それをお聞きしないと、この先の質問につながっていかないんです。
石濱経営室副参事(経営担当)
申しわけございません。サンプラザ地区について、今後また検討するというようなことがございますので、現時点でサンプラザの担当のほうからその時期について明確な答弁をすることはいたしかねます。
伊東委員
私がお聞きしているのは、当初の予定。今まで発表されてきたことについて聞いている。これから変わるか変わらないかはまた別の次元の話であって、当初の予定ですと、あと何年、事業継続が可能なんですか。
石濱経営室副参事(経営担当)
平成23年にリファイナンスをしたときに10年間という形で借りておりますので、その10年間が目途だと考えております。
伊東委員
何でこんなことを聞くか。23年にリファイナンスされたときに、西武信用金庫から48億円余の融資を受けているわけですよね。それは、そうでしょう。これで見る限りは、現在で長期借入金が44億2,400万円ということですから、大体4億円ぐらい借入額が減少している。それは年間5,000万円返済してきて、8年経過しているんだから4億円減るのは当たり前。一方を見ますと、支払利息、これが14期でいけば8,905万1,000円払っているわけですよね。金利2.3%だったっけ。この金利は何%ですか。
石濱経営室副参事(経営担当)
現在の利率は1.975%でございます。
伊東委員
当初公表されていたのは2.3%でしたけれども、今利率は下がっていると。実際に融資残に対する支払利息を見ると2%ぐらいかなと感じていたんですけれども、わかりました。
そうすると、仮に先ほど33年、10年間は事業継続しますということですと、あと3期重ねるわけですから、融資の元本のほうは1億5,000万円返済ができていくということですよね。それでも42億7,000万円余の融資残がある。一方で、繰越利益剰余金、これも今の調子でいけば伸びていく可能性がある。そうすると、借入残と剰余金との相殺関係というのはどうなっていくのか。
石濱経営室副参事(経営担当)
剰余金はあくまでも株主の配当という形で積み重ねているものでございます。借入金のほうなんですけれども、これにつきましては、利息の支払いに剰余金を充てるというようなことで議会でも何回か御質問をいただいたところでございますけれども、繰り上げして返済する場合には、手数料のようなものがかかってまいります。また、法人税の課税所得というようなこともございます。そういったことを計算しますと、繰り上げて返済するということに対してあまりメリットもないというふうなことで、現在のところ考えていないというところでございます。
伊東委員
わかります。繰上返済のことを別に言っているわけではなくて、事業を清算する段階でどういう見通しになっているのか。今の話の限りで言うと、仮に3年先であれば、剰余金を差し引いても、少なくともまだ融資残が40億円ぐらいは残っているだろうということですよね。そうすると、清算するときに、その借入金をどうされていくのか。中野区がまちづくり中野21に対して株主である。定款のほうには、72%の分配を得られるようなことがたしか書いてあったと思うんだけれども、中野区はそれを求めるのか。逆にまだ借金がある。そういう部分はどう考えているのか。それをお聞きしたい。
石濱経営室副参事(経営担当)
清算をする場合には、借入金も全て清算をしなければいけません。残りの財産、そういったことについても分配をしていくという形になっていきますので、その時点でしかるべき措置をとるという形になると思います。
伊東委員
これから区役所、サンプラザ地区の再整備で事業スキームを発表される。それには資金のやりとりが、そこから捻出した原資をもって区役所庁舎建てかえの原資に充てたいという流れだということはわかっています。わかっていますけれど、そうした借り入れの関係だとか、そういうものは、現状はどうなっているのかということを一定程度議会としても把握しておかなければならない。そういう意味でお聞きしているので。また、清算するとなれば、先ほど言ったように中野サンプラザのほうの事業清算、そこで事業を営んでいて従業員もいるということだから退職金等の手配も当然しなければならないでしょうし、サンプラザを解体してまちづくりに資すということになると、サンプラザは4万5,000平米ぐらいの面積、SRCですから、普通の解体費よりもかさばるものが当然残ってくるでしょうし、そういうものもどう考えていくのか。その辺は区としてはどう考えていらっしゃるのか。
石濱経営室副参事(経営担当)
サンプラザの解体等につきましても、サンプラザの跡地区の再整備方針が決まった段階でスケジュール等が明確になってまいりますので、その段階で解散の時期、そういったことも明らかになってまいります。その段階におきまして、具体的なお金の充て込み、そういったことをお示しできると考えております。
伊東委員
大変貴重な資産ですよね。区長が一定程度再検証ということをおっしゃったのは承知しています。でも、そもそも厚生労働省の外郭団体であった雇用・能力開発機構の事業清算を前に、中野サンプラザを地方自治体である中野区に譲渡の打診があった。取得価格は53億円ぐらいだったのかな。でも、この貸借対照表によりますと、まだ建物の資産価値はある。確かにありますけれども、当時の土地価格だけでもざっと100億円以上の資産価値があるものを53億円で買えるんだから、そこで40億、50億円ぐらいの含み益が当然ある。それに中野区は目をつけて、やはり中野のにぎわいに資するために中野駅の直近の一等地で、ましてや、その隣は中野区役所がある。ほとんど双子の土地、どちらも1万平米というような資産価値に目をつけて取得したわけですよね。その辺はどうなのか。
石濱経営室副参事(経営担当)
サンプラザにつきましては、取得する経緯につきましては、平成16年のころからそういった経過がございまして、サンプラザ地区、区役所、そういったことの再開発も含めて、中野区に資するということで区で取得をした、そういった経過と承知しております。
伊東委員
これから先、その資産をどう活用していくかという大変大切な時期、その一定の判断を下す時期が近づいてきているわけです。ですから、そういう意味では区も重要な判断をする。それは議会としてしっかりとチェックしなければならないということから、ある情報は丁寧に丁寧に説明していただかないといけないかなと。だから、先ほど来の御答弁の様子ですと、まだその辺が、大株主というか、株主の立場としての分析がされていないのか、されていても情報を提供していただいていないのか。急ぎそういう意味で、事業清算にかかる経費等をある程度区のほうも想定して把握していないといけないのではないのか。もう1年以内には一応そういう結論を下さなければならない時期に近づいているわけだから、せめてこうした答弁の中で考え方を示していってもらわないと、こちらもにわかに出てきた資料を判断するのは大変なものなんだから、複雑で。だから聞いている。そういう一定の考え方をそろそろ区も示してくる時期ではないのかと。その辺はいかがですか。
石濱経営室副参事(経営担当)
ごもっともなことだと思っております。議会の議決をまたいただかなければいけない時期が来ると考えております。それに先立ちまして必要な情報、そういったことは十分に提供して御判断をいただきたいというふうに考えております。ただ、現時点におきましては、スケジュール等まだ決まっていない部分も数多くございます。現時点で不確かな情報を出すということもなかなか難しいということで考えておりまして、私どもとしても事務的にきちんとしたものをまとめまして、しかるべき時期にお示しをして御判断をしていただきたいと考えております。
伊東委員
最後にしますけれども、先ほども申し上げたとおり、サンプラザの土地、建物を中野区が取得するということは、そうした目的がしっかりあって取得したのであって、そういう目的がなしにサンプラザを自治体が取得して運営するという必要性はまるきりないわけです。もう14期を重ねて、融資残44億円もある。このままSRC造の建物、耐用年数70年はあります。でも、まだ25年以上あるけれども、その間には融資は完済できない、もしサンプラザを残すなんていう主張が通ったらば。地方自治体がそうした一商業施設を取得して運営するという目的自体が違う。当初の目的からずれちゃっている、ずれる可能性がある。そういうことを指摘している。しっかりとその辺を踏まえて、活用方法を踏まえた検討を速やかに着手していただきたいと思います。室長、いかがですか。
髙橋経営室長
サンプラザを購入した経緯もございますし、また将来的にどうだという、このサンプラザを続けることに関してはどうなのかという話につきましても、いろいろなシミュレーションをしながら精査して判断はしていきたいというふうに考えてございます。
伊東委員
いや、判断していきたいということではなく、一定の準備を始めてくださいとお願いしているんです。どうですか。
髙橋経営室長
もちろん判断をいただくためにはそれなりの準備が必要でございますので、準備についても、いろいろな材料をそろえながら進めていきたいと思います。
平山委員
御報告ありがとうございます。これはどちらの事業報告等を見ても、固定資産について、耐用年数の見積もり方を基本的には建物を除却する目標スケジュールが示されているんだけれども、具体的な時期は未定だと。このため云々ということが書かれていますよね。これは昨年までも同様の表記で、昨年までも同様の計算方式だったんでしょうか。
石濱経営室副参事(経営担当)
これについては変更を加えたということはないと。
平山委員
あえてこう書いてあるということは、要は、目標スケジュールは示されているんですけれども、具体的な時期が不明確、逆に言うと、具体的な時期が明確になった場合のこの表記の仕方というのは、今後、当然そこをお尻とした減価償却のような形での表記に変わってくるということでいいですか。
石濱経営室副参事(経営担当)
答弁保留させてください。
委員長
ただいまの質疑は答弁保留ということで、保留とさせていただきます。
他に質疑はございますか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
委員長
なければ、ただいまの報告事項、答弁保留がございますので、後ほどまた続けたいと思いますが、その間、次に進みたいと思います。
それでは2番目、平成29年度中野区区政情報の公開に関する条例の運営状況の報告についての報告を求めます。
石濱経営室副参事(経営担当)
それでは、平成29年度中野区区政情報の公開に関する条例の運営状況について報告をいたします。(資料3)
資料をごらんください。この報告は、中野区区政情報の公開に関する条例の規定に基づきまして報告するものでございます。
1ページ目の1でございます。公開請求状況及び公開・非公開等決定状況でございます。4月から3月までの月別にお示ししてございます。公開が365件、一部公開が32件、非公開が11件、存否応答拒否、却下がそれぞれ1件でございました。
2は、実施機関別の公開請求状況ということで、実施機関別にお示ししてございます。
2ページをごらんください。3は請求者の状況、4は請求情報の内容、5は公開の方法でございます。6は公開の事務手数料でございます。実施機関が行います許可、認可、確認、その他これに類する行為、また事業所開設等の届け出で規則に定めるものについては1件300円の公開事務手数料がかかります。29年度の手数料の合計額は39万5,700円でございました。
次のページでございます。7は情報公開請求の事務処理状況ですが、これは別冊のとおりでございますので、後ほどごらんいただきたいと思います。
8は審査会の開催状況でございます。区の決定に対して審査請求があった場合には、情報公開・個人情報保護審査会におきまして審査いたします。平成29年度は12回開催をいたしました。
9は審査請求の処理状況でございます。(1)の認証保育所開設準備補助金等関係文書でございます。補助金の申請に当たりまして認証保育所から出された文書でございますが、区としては一部公開の決定をしましたところ、表の下のアスタリスクのところにございますように、その情報を提出した事業者から審査請求がありました。審査会に諮問し、審査会の結論として一部を公開するとした決定は妥当であるという答申がございましたので、区として審査会の答申どおり一部公開を行ったものでございます。
次のページでございます。(2)の平和の森公園再整備及び新体育館整備基本設計等業務委託成果品でございます。区として一部公開の決定をしたところ請求者から審査請求がありまして、審査会に諮問し、審査会の結論としましては、一部公開で非公開とした決定のうち、概算工事費の表中平和の森公園新体育館整備事業に関する部分については公開すべきとの答申があり、区としては答申のとおり決定したものでございます。
(3)の生活保護法第78条適用の決定に関する文書でございます。区として非公開の決定をしたところ、請求者から審査請求があり、審査会に諮問し、審査会の結論としては、請求情報の1ないし3については、個人情報と法令により公開することができない情報を除いて公開すべきであり、請求情報の4については非公開とした決定は相当であるというものでございました。区としては答申のとおり決定したものでございます。
(4)の東京都国民健康保険運営方針等に関する文書でございます。区として一部公開の決定をしたところ、請求者から審査請求があり、審査会に諮問し、審査会の結論としては、請求情報の1については、答申日においては非公開とすべき事情が消滅していることから全部を公開すべきであり、請求情報の3については非公開とした決定は相当であるというものでございました。区としては答申のとおり決定したものでございます。
(5)から(12)まで、それから(14)から(23)までの18件につきましては、区の決定に対して請求者から審査請求があり、現在審査会において審査をしているか、審査会への諮問手続を進めているところでございます。
なお、このうち(9)、(11)、(12)、(14)から(19)まで、(21)の10件につきましては、平成30年度に入りまして、審査請求人から審査請求の取り下げが出ております。また、(13)の介護保険サービス事業者に関する事故報告書でございますが、こちらにつきましては、一部公開の決定に当たり、その情報に含まれていた第三者から公開に反対する審査請求が出されたものでございますが、審査請求人が審査請求を取り下げた案件でございます。
別冊のA4横判の情報公開請求事務処理状況でございますが、こちらは3ページから全部公開決定分について掲載をしております。また、23ページから一部公開決定分、37ページからは非公開決定分等を掲載しているものでございます。報告は以上でございます。
委員長
ただいまの報告に対して質疑はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
委員長
質疑がなければ、以上で本報告について終了します。
次に3番、平成29年度中野区個人情報の保護に関する条例の運営状況の報告についての報告を求めます。
石濱経営室副参事(経営担当)
平成29年度中野区個人情報の保護に関する条例の運営状況につきまして報告をいたします。(資料4)
資料をごらんください。この報告は、中野区個人情報の保護に関する条例の規定に基づきまして報告するものでございます。
1ページ目でございますが、1は事務の登録状況でございます。区が事務を行うために個人情報を収集しようとするときには、事務の名称、個人情報の収集目的など利用状況を登録することが義務付けられております。表1が事務の登録状況の平成29年度の状況でございます。
2は、目的外利用及び外部提供の登録状況でございます。収集した目的の範囲を超えて区内部で利用すること、また、区以外の外部機関等に提供することが原則として禁止されております。しかし、法令に定めがあるとき、本人が同意しているとき、また、個人情報保護審議会の意見を聞いて、実施機関が必要があると認めるときなどにつきましては、例外として目的外利用、外部提供ができるということが定められております。平成29年度の目的外利用及び外部提供の登録状況につきましては、表2のとおりでございます。
次のページになります。3は、電子計算組織への記録項目でございます。平成29年度に新たに電子計算組織に記録することとした項目は、表3のとおり、7事務でございました。
4は、電子計算組織の結合状況ですが、平成29年度に新たに結合を行ったものは、次のページの表4のとおり、7件でございます。
5は、個人情報保護審議会の開催状況です。平成29年度は4回開催いたしまして、個人情報の収集事務にかかる審議を行いました。
6は、自己情報開示等の請求及び請求に対する決定の状況でございます。平成29年度における自己情報の開示請求は115件、そのうち全部開示をしたものが78件、部分開示が15件、不開示が22件でございました。後ろのほうの5ページから11ページにかけまして、事務処理状況を掲載しているところでございます。
7は、審査会の開催状況でございます。情報公開・個人情報保護審査会を12回開催しまして、審査請求の審査を行ったところでございます。
次のページになります。8は、審査請求の処理状況でございます。(1)は診療報酬の明細書及び世帯台帳でございます。区として部分開示の決定をしたところ、開示請求者から審査請求があり、現在審査会で審査を行っているところでございます。
(2)は、東京都と区の間における自己に係る通話の記録でございます。区として部分開示の決定をしたところ、開示請求者から審査請求が出されたものでございます。
(3)は、診療報酬明細書及び世帯台帳でございます。こちらも区として部分開示の決定をしたところ、開示請求者から審査請求が出されたものでございます。
5ページ以降が処理状況でございます。5ページから全部開示決定分、8ページから部分開示の決定分、9ページからは不開示決定分ということでございます。報告は以上でございます。
委員長
ただいまの報告に対して質疑はございますか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
委員長
質疑がなければ、以上で本報告について終了します。
次に、4番、議会の委任に基づく専決処分についての報告を求めます。
尾関経営室副参事(法務担当)
それでは、議会の委任に基づく専決処分について御報告をさせていただきます。(資料5)
資料をごらんください。まず、第1の和解及び損害賠償額の決定について御報告いたします。
まず、報告案件1でございますが、事故の概要につきましては、2の(3)にございますとおり、相手方が道路を歩行していた際、当該道路の端に設置されていた区の管理する交通安全啓発用立看板の釘の一部が突き出ていたために、これに相手方の着用していた上着の左腕部分が引っかかり、当該上着が破損したというものでございます。
和解の要旨につきましては、3に記載のとおりでございます。平成30年4月19日に和解が成立いたしました。
区の賠償責任につきましては、5にございますように、本件事故は道路上に設置されていた区の管理する立看板の釘の一部が突き出ており、釘の一部が相手方の着用していた上着に引っかかったことにより発生した事故であり、相手方が被った損害の全額について区が賠償責任を負うものと判断いたしました。
損害賠償額につきましては、6にございますように、破損した上着の修理費5,400円を賠償額としたもので、損害賠償金は特別区自治体総合賠償責任保険により補填されております。
事故後の対応につきましては、7にございますように、釘の一部が突き出ていた立看板を撤去し、かわりに電柱幕を設置するとともに、区内に設置されている交通安全啓発用立看板を順次点検し、老朽化しているものを電柱幕に交換することといたしております。
続きまして、報告案件2について御報告させていただきます。
事故の概要といたしましては、2の(3)にございますが、区の職員が巡回業務のために庁有車で道路を走行していたところ、前方不注意によりハンドル操作を誤り、相手方自宅の外壁、外壁に設置されていたガス管及び敷地内にある花壇に衝突し破損をさせたというものでございます。
和解の要旨は3に記載のとおりでございます。平成30年5月31日に和解が成立いたしました。
区の賠償責任につきましては、5にございますように、本件事故は庁有車を運転していた区の職員が前方不注意によりハンドル操作を誤ったことにより発生した事故であり、相手方がこうむった損害の全額について区が賠償責任を負うと判断いたしました。
損害賠償額につきましては、6にございますように、補修にかかる工事費の合計26万6,700円でございます。
なお、損害賠償額は既に保険会社より相手方に支払われてございます。
事故後の対応につきましては、7にございますが、所属長から関係職員に対して厳重注意をするとともに、庁有車を運転する職員全員に対して注意喚起をし、安全運転を徹底するよう指導いたしました。また、所属長が適宜巡回業務に同行し、実施状況の確認や職員の指導を行うとともに、さらに庁有車を運転する職員については、安全運転技能向上訓練に参加させることとしております。
続きまして、報告案件3件でございます。事故の概要といたしましては、こちらも2の(3)をごらんいただきますと、区の職員が清掃車で側道を走行し、側道から左車線に進入した後に右車線に車線変更したところ、当該右車線を直進していた相手方車両に接触し、相手方車両の左側前部のバンパー等及び清掃車の右後部のテールランプ等が破損したというものでございます。
和解の要旨は3に記載のとおりで、和解につきましては平成30年6月7日に成立いたしました。
区の賠償責任については、5にございますように、本件事故は清掃車を運転していた区の職員が車線変更時の右後方確認を行ったことにより発生した事故でありますが、相手方にも前方不注意の過失があることから、双方の過失割合を相手方2割、区8割として和解するに至りました。
損害賠償額につきましては、6にございますように、相手方の損害額は車両の修理費41万9,094円で、区の過失割合は8割であることから、区の損害賠償額は33万5,275円であります。また、賠償金は既に保険会社より相手方に支払われております。
事故後の対応につきましては、7にございますように、所属長から関係職員に対して厳重注意をするとともに、事故惹起者運転研修を受講させております。また、所属長から清掃車を運転する職員に対して注意喚起及び指導を行うとともに、事故発生防止に関する検討会を定期的に開催させるほか、安全確認研修の受講及び運転者適性診断の受診をさせることとしております。
次に、第2の和解について御報告させていただきます。
報告案件4でございますが、事件の概要といたしましては、2(3)にございますように、相手方が南台いちょう公園内に設置されていたトイレ内からトイレットペーパーを持ち出し、当該トイレットペーパーに火をつけたところ、公園の多目的運動場内の人工芝にその火が燃え移ったことにより当該芝の一部が破損したというものでございます。
和解の要旨は3に記載のとおりで、平成30年6月4日に和解が成立いたしました。
なお、本和解に基づき、既に相手方より和解金が区に支払われております。以上、御報告を終わらせていただきます。
委員長
ただいまの報告に対して質疑はありませんか。
大内委員
報告案件の2なんですけれども、これは巡回業務ということなんですけれども、何の巡回業務なんですか。
尾関経営室副参事(法務担当)
こちらは区内の防犯対策の巡回ということですので、いわゆる青パトでございます。
大内委員
そうした場合に、これは、中野区に土地を持っている杉並区民の方という意味なのか、杉並区で事故が起きたということであれば、多少は杉並区に入ったとか、そういうことなんですか。
尾関経営室副参事(法務担当)
これは事故が起こったのが杉並区ということで、中野区境からちょっと離れたところで起きた事故というふうに聞いております。中野区内から区内に移動する際に、境の杉並区のほうに若干移動したという際に事故を起こしたというふうに伺っております。
大内委員
それは、そういうことはあるかなと思うんだけれども、実際巡回車が通るルートというのは決まっていないと。乗った運転手が好きなところを自由に走れるのか。あるいはある程度ルートは決まっているのか。その辺はどうなんですか。
佐々木経営室副参事(生活・交通安全担当)
パトロールに関しましては、これはある程度の、児童館、また小学校等の立ち寄りルートは決まっておりますが、日々警察署からいただく情報に基づきまして、不審者等が出ればその道に対するパトロールといった形で、順次臨機応変に対応しているところであります。
大内委員
そうすると、たまたま区境に近かったかもしれないし、それは何とも言えないんですけれども、要は、巡回していて、杉並区で事故が起きたというと、ちょっと違和感があるんです。確かに私たちもいろいろな選挙において、中野区の選挙で杉並区に入っちゃったり、どうしても道の一方通行があったりとかいうことはあるので、それは仕方ないと思うんですけれども、よく出るんですかという言い方になっちゃうんです。普通の事故じゃないじゃないですか。接触事故ぐらいだったらいいんだけれども、家のところに車を突っ込むなんて、ちょっとないんだよね。だから通り慣れていない道だったのか、あるいは通常よく通る道だったのかと、それについてはここではわからない。
佐々木経営室副参事(生活・交通安全担当)
事故の起きた場所は、区境から実測なんですが約200メートルの地点でございまして、この地区というのはちょうど杉並区と中野区の間に挟まっている、入り込んでいるところでございまして、こちらのルートは通常よく通る場所ということで、区境から区境に移行する際に通常よく通るルートということで把握しております。(「休憩して」と呼ぶ者あり)
委員長
委員会を休憩します。
(午後1時54分)
委員長
委員会を再開します。
(午後1時55分)
平山委員
一つだけ。これは、私もなかなか起きにくい事故だと思うんですけれども、これは、いわゆるながら運転ではなかったんですか。スマホを見ながら運転してしまったとか、そういうことになっているわけではないのか。
佐々木経営室副参事(生活・交通安全担当)
これは注意力不足ということで、ながら運転ということの事故ではございません。
大内委員
この報告4のトイレットペーパーに火がついたというのは、これは昼間か、夜か。
尾関経営室副参事(法務担当)
これは深夜でございます。
大内委員
いちょう公園というのは、人工芝に夜中に入れるのか。柵はしていないのか。
尾関経営室副参事(法務担当)
自由に出入りできるようなところだと聞いております。
委員長
他に質疑はございますか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
委員長
質疑がなければ、以上で本報告について終了します。
それでは、先ほどの1番の平山委員の質疑で、まちづくり中野21の資産に関する関係のところで答弁保留がございましたので、お答えをお願いします。
石濱経営室副参事(経営担当)
先ほど平山委員の質問の中で、建物の減価償却についての考え方について質問を受けたところでございますけれども、解散が決まった場合には、そのスケジュールに合わせた形で減価償却を行っていくという形になります。
平山委員
わかりました。では、その時点からまた額が変わってくるということですよね。で、これは確認をしたいというか、どうなるんだろうとお聞きしたいと思うんですけれども、まず、この株式会社まちづくり中野21についての報告を経営のほうでなさるのは、そこが所管だからですよね。今後、所信等で区長がお話しになられていたサンプラザをどうする云々という話、これは、まだ正式ではないんでしょうけれども、御答弁をお聞きする限りでは区民会議を利用されるというお話もされていらっしゃった。そうなってくると、ここではないのかとも思いながら、ある一定の情報開示をした上で議論をしていただくということで、今後のサンプラザのあり方について検討されるということだったんですが、それらについて報告される委員会というのは総務委員会になるんですか、ならないんですか。
石濱経営室副参事(経営担当)
サンプラザのあり方を含めて、サンプラザ地区のまちづくりの中での話になると思っております。ということで建設委員会で所管をしておりますので、そちらが主たる委員会になると考えております。
平山委員
それはそうなんですけれども、一つの考え方でね。ただ、サンプラザ単体で見たときには、だって、サンプラザの取得はここでやっているわけじゃないですか。サンプラザのいわゆる経営状況というのもずっとここで報告をされてきている。今後サンプラザ単体ということであれば、それがどうなっていくのかという検討の状況というのは、総務でも御報告があってしかるべきなのではないかと思うんですけれども、どうなんですか。
石濱経営室副参事(経営担当)
サンプラザの経営状況につきましては、総務委員会のほうで御報告をしているところでございます。今後サンプラザがどうなっていくのかということにつきましては、当然総務委員会のほうにも御報告をすると考えております。
平山委員
どういう形態になるか、あと、どこが報告されるかということにもなるんでしょうけれども、だって、言ってしまえば、場合によっては、取得の目的とは違う形で利用され続けていく可能性も出てくるということですよね。だから、そういうことを考えると、総務の当該委員会でも、こうなりましたという最終報告というよりも、もし建設等、あるいは駅周等で報告されるような内容の中で、総務でもサンプラザに限って議論ができることがあれば、ぜひとも御報告していただきたいと思っていますので、委員長によろしくお取り計らいをいただければと思います。要望です。
委員長
わかりました。それでは、1番について、他に質疑はございますか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
委員長
なければ、1番についての報告を終了いたします。
それでは、5番、区を被告とする訴訟等の提起についての報告を求めます。
尾関経営室副参事(法務担当)
それでは、区を被告とする訴訟等の提起について御報告させていただきます。(資料6)
まず、報告案件1でございますが、事件名は否認権行使請求事件、当事者は、原告、破産者中野区民破産管財人、被告、中野区でございます。
否認権行使請求事件となってございますが、否認権と申しますのは、破産開始決定後に一定の要件のもとで破産管財人が破産手続開始決定前にされた破産者の財産処分行為の効力を覆すというものでございまして、本件はその否認権が破産管財人により行使された訴訟というものでございます。
事案の概要につきましては、4の事案の概要にございますように、中野区長が破産者から生活保護法第78条1項に基づき徴収した徴収金につきまして、破産管財人である原告が本件徴収金のうち平成22年9月1日から平成26年6月30日までに支払われた保護費にかかる徴収金については、平成26年に改正された生活保護法の施行日より前に支払われた保護費にかかわる徴収金であり、法改正後の生活保護法第78条第4項の規定は適用されない、すなわち否認権行使が可能であると主張し、中野区に対し、破産法第162条の否認権行使による原状回復義務に基づき90万6,996円及び遅延損害金の支払いを求めたものです。
原告の主張する請求の要旨及び原因につきましては、5の請求の趣旨及び原因に記載のとおりでございますので、後ほどお読み取りいただければと存じます。
続きまして2ページのところにございます報告案件2でございますが、事件名は生活保護基準引下げ違憲処分取消等請求事件、当事者は、原告、中野区民外38名、被告、中野区外12名でございます。
事案の概要につきましては、4にございますとおり、厚生労働大臣が憲法及び生活保護法に違反して生活保護基準を引き下げる告示を行い、これに従い行われた福祉事務所長による生活保護変更決定は違憲・違法であるとして、当該変更決定処分の取り消しを求めるとともに、当該違憲・違法な告示に基づき原告らの生活扶助費が減額されたことにより、健康で文化的な最低限度の生活を下回る生活を強いられたとして、被告らに対して慰謝料の支払いを求めるものです。
原告らの主張する請求の趣旨及び原因については、5の請求の趣旨及び原因に記載のとおりでございますのでお読み取りいただければと存じます。報告については以上でございます。
委員長
ただいまの報告に対して質疑はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
委員長
質疑がなければ、以上で本報告について終了いたします。
次に、6番、上告事件及び上告受理申立て事件の決定についての報告を求めます。
尾関経営室副参事(法務担当)
それでは、上告事件及び上告受理申立て事件の決定について御報告いたします。(資料7)
本件は、中野区民が中野区及び中野区長に対して提起した住民訴訟の上告事件でございます。本件事件につきましては、本年2月5日の総務委員会におきまして、東京高等裁判所より控訴棄却判決の言い渡しがなされ、相手方より上告の提起及び上告受理の申立てがなされたことを御報告させていただきました。このたび6月7日に最高裁判所で上告棄却及び上告不受理の決定がなされましたので、ここに御報告いたします。
4番、事案の概要、5の上告及び上告受理申立ての趣旨につきましては、お読み取りいただければと思います。以上で報告を終わります
委員長
ただいまの報告に対して質疑はございますか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
委員長
質疑がなければ、以上で本報告について終了いたします。
次に、7番、区等を相手方とする調停の申立てについての報告を求めます。
尾関経営室副参事(法務担当)
それでは、区等を相手方とする調停の申立てについて御報告いたします。(資料8)
事件名は、差止等請求調停事件、当事者は、申立人、中野区民3名、相手方、中野区外2名、これは東京都と西武鉄道でございます。
事案の概要につきましては、4、事案の概要にありますが、申立人らが西武新宿線連続立体交差事業にかかる工事により生活環境が悪化し、また、本件工事終了後の鉄道上部空間の跡地の活用により立ち退きを求められるおそれがあるとして、土留壁の長さの設計の変更、立ち退きの求めの禁止、立ち退きを求める場合の被害の実情に則した補償等を求めるものです。
申立人の主張につきましては、5の申立ての趣旨及び実情に記載のとおりでございますので、お読み取りいただければと存じます。以上で報告を終わります。
委員長
ただいまの報告に対して質疑はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
委員長
質疑がなければ、以上で本報告について終了いたします。
次に、8番、区民の声スマートフォン向けアプリケーションの導入についての報告を求めます。
森経営室副参事(行政監理担当)
それでは、区民の声スマートフォン向けアプリケーションの導入につきまして御報告をいたします。(資料9)
区民が、道路、公園、ごみ集積場等の施設の破損等に対する意見、要望等を区に連絡していただくという方法につきましては、これまで電話やメールによるものが中心でございまして、区のほうがそれを受けて現場の状況を正確に把握する、そういったことが困難というような状況がございました。このため、区民がこれらの情報を区へ簡便に伝達できるとともに、区のほうも位置情報や現場の状況を正確に把握しまして迅速に対応できるように、スマートフォン向けのアプリケーションを導入するものでございます。
アプリの概要でございますが、参考の画像を別紙でつけてございますので、こちらのほうで御説明をさせていただきます。
アプリをダウンロードしていただきまして起動いたしますと、別紙の左上にホーム画面とございますが、こちらの画面がまず立ち上がります。この画面のほうから各ページに進みます。
投稿する場合でございますが、投稿をするということをホーム画面で選択いたしますと、左下のカテゴリー選択という画面に進みます。こちらで道路、公園、ごみ、放置自転車、その他という中からカテゴリーを選択いたしますと、右側の投稿情報入力画面に進みます。こちらで発見日、発見場所、それから写真の添付、あとカテゴリーごとの種類、内容欄を入力しまして送信をしますと、区のほうに情報が届くというようなことになります。
投稿した内容に個別に対応状況等を区のほうから回答を希望するといった場合につきましては、その場合は、投稿情報入力画面の下のところの回答を希望するといったところをチェックいたしますと、裏面の利用者情報入力という画面が表示されます。こちらのほうでお名前、ふりがな、住所、電話番号を入力していただいて、送信するというボタンを押しますと、それぞれのスマートフォンのほうのメール機能が立ち上がりまして、メールによりその情報が区のほうに届くといったようなことでございます。
また、投稿した内容に対しまして、今は個別に回答を希望する場合なんですけども、それ以外に一般にも広く公開をする予定でございまして、対応状況の確認画面というのを設けました。それが2枚目のページでございます。こちらのほうでカテゴリー、ステータス、発見日、種類、区のコメントを公開する予定でございます。
それでは,最初の報告の資料にお戻りいただきまして、こちらのアプリの名称を「なかのEYE」といたします。広く区民に御利用されるように普及に努めていきたいと考えております。
スケジュールでございますが、8月1日に運用開始する予定でございまして、区報8月5日号に掲載をしたいと考えております。また8月1日のアプリ運用に関しましては、資料に書いてございませんけれども、ホームページのほうでも案内のページを設ける予定でございます。御報告は以上でございます。
委員長
ただいまの報告に対して質疑はありませんか。
大内委員
これは私どももこういったことの導入について提案させていただいたんですけれども、当初金額に非常にばらつきがあったんだよね。確かに市によって、市の大きさも違うし、そのとき、いろいろなソフトがまだ開発されていなかったと思ったんだけれども、今回、これは幾らぐらいの予算でやっているんでしょうか。
森経営室副参事(行政監理担当)
この契約金額でございますが、130万円余ということで契約を今年度いたしました。
大内委員
当初、丸が1個違うぐらいのことを言っていたんだよね。随分高いというか、もっとだな、2,000万円とか3,000万円とか言っていた。いろいろ検討して、そんな安いソフトを見つけたんだろうけれども、それは御苦労さま。ただ、これが投稿されたときに、全部情報が1回森副参事のところに行くの。森副参事のところから各部署に振り分けて、そのときには、また同じように携帯で行くのではないけれども、文書で行くのかもしれないけれども、その辺はどうなっているのか。
森経営室副参事(行政監理担当)
投稿がされますと、区のほうに一旦投稿がされましたというメールが来ます。そのメールにつきましては、当方、行政監理担当のほうで受け付けます。各所管のほうに、投稿があったというお知らせをするわけですけれども、先ほどカテゴリーのところで、道路、公園、ごみ、放置自転車という頭出しをしましたけれども、こちらは区民の声でも結構投稿件数が多いものですから、こちらの道路担当、公園担当、ごみゼロ推進担当、清掃事務所については、直接アプリの画面を開けるようにIDの付与をいたしまして、行政監理担当からメールをそちらの担当に送って、それぞれの担当で写真等を確認していただく。位置情報も確認していただくと。それ以外の担当につきましては、行政監理のほうで写真等をダウンロードして、メールで各担当に対応を依頼するというようなことを考えています。
大内委員
場合によっては、非常に忙しくなる可能性もあるなと。そうした場合、職員というのは担当の人が1人つくのか。それとも、森副参事のところで何とかみんなでカバーしようという話なのか。
森経営室副参事(行政監理担当)
これまでも、道路ですとか公園担当はそれぞれ個別に電話等で御意見をいただいて、それぞれ対応していたというようなこともありますので、現状の体制でそれぞれの所管は所管で対応していただく。当然行政監理は行政監理のほうで区民の声の担当の職員もおりますので、そちらのほうでしっかり振り分けをし、それぞれの担当の支援をしていきたいと考えております。
大内委員
これもうちょっと、しっかり見ていないんだけれども、当然利用者の情報というのか、名前と住所を携帯で発信されるんだろうけれども、そういうのは匿名はできないわけか。基本的に全部発信者の名前というか、そういうのが出ていないと受け付けないとか、場合によっては匿名ではないと嫌だという人も、ものによって、またこの人かという意味ではなくて、何となく私が密告したみたいで嫌だなと、例えばそういった感じの通報も出てくると思うので、その辺はどういうふうになるんですか。
森経営室副参事(行政監理担当)
この利用者情報を入力していただく画面については、これについては、個別に区がこういう対応をしました、いつ、どうしましたという対応を希望される方にはお名前等を入れていただきます。特に個別の回答を御希望されずに、それ以外に一般的に地図で対応状況を公開する画面も設けていますので、それで十分だといった方については特にお名前等を入れていただく必要はございません。
平山委員
何点か。まず、これは外注したんでしたっけ。デザインも外部の方がやられたんですよね。今どきこんなカメラを使っている人はいないのではないかという指摘をしておいて、だって、どう考えても、スマホのアプリにしたということはスマホで撮るという前提でしょう。何年前のセンスなんだろうと思って、これはどうなんだろうかというふうには思いました。それは見た感想として、最初に申し上げます。
今の大内委員の質問の続きのような感じなんですけれども、入力はしなかった。とりあえず、ここがこういう状態ですと送った。届く側には、相手側の情報は一切入らないと思っていていいんですか。どういうふうに届くんだろう。僕もその辺はあまり詳しくないんですけれども、アプリの中のやりとりだから、例えばどのIPアドレスから送られたとか、そういうものも特定できないということでいいんですか。
森経営室副参事(行政監理担当)
区のほうには、投稿の順番に管理番号が自動的に振られますので、何番というのは区のほうの管理画面では、それはできます。相手方に対しては、投稿が完了しましたら、投稿が完了しましたというメッセージがそこの画面では出ますけれども、結局それにとどまる。(「相手方の情報は区が把握できるのか」と呼ぶ者あり)相手方の情報は、お名前等を入れない場合については、投稿日時とか、その程度の把握にとどまります。
平山委員
では、それ以上は区としては把握ができない状況にちゃんとなっているということですね。わかりました。
この緊急時の電話はどこにつながるんですか。
森経営室副参事(行政監理担当)
どうしてもスマホのやりとりをしている間もなく緊急に区の対応を依頼したいといった場合につきましては、それぞれの所管、道路あるいはごみなり公園なりの担当の一覧が出てきますので、そちらのほうで選択していただいて電話をかけていただくというようなことになります。
平山委員
赤で緊急というふうになっているから、これを押したらどこかに直通になるのかと思ったらそうではなくて、電話をする先が出てくるということですね。なるほど、わかりました。いいサービスなので、ぜひ頑張っていただきたいと思うんですが、そもそもこういう仕組みを導入していきますというときに申し上げたことがあって、それは何かというと、アプリの中でやるということは大丈夫なのかもしれないんですけれども、要は、普通一般の企業とかであれば、これは自分が何かを問い合わせたり、みずからの要求を区側に伝えたりというよりも、むしろ善意で区側に有益な情報をお伝えくださるということがメインじゃないですか。本来見過ごしてもいいんだけれども、区にそういう情報を届けようという場合、本来ならば、電話だったらフリーダイヤルが望ましいだろうし、何らかの通信の利用というもので、区民の方が負担にならないような仕組みを検討する必要があるのではないかということをお尋ねしたことがあるんですけれども、それは検討されたんですか。
森経営室副参事(行政監理担当)
そういった御意見をいただきまして、さまざまな事業者との調整、また、ほかの自治体とも情報収集したところでございますが、そういった部分での区側がそういった通信料を負担するということは技術的に難しいというようなことを回答いただきましたので、そういう形で対応をさせていただき、利用規約等で御案内をするということで考えております。
平山委員
その際も申し上げたと思うんですけれども、技術的にはそうだと思うんです。ただ姿勢として、やはりそういう姿勢を持っておいてほしい。だって、区民にいろいろなものを見つけていただいて、そのことによって、区側は、言ってしまえば、コストダウンにつながる可能性もあるわけですから。技術的には無理なんだろうけれども、でも、考え方を変えれば、その分、Nakano
Free Wi-Fiをもう少し面的に拡大していこうとか、そういうことも考えられるのではないかということも申し上げたつもりなんですけれども、そういう御検討というのはあわせてしていただきましたか。
森経営室副参事(行政監理担当)
そういった御意見もいただいたことも承知しておりまして、そこまで関係部署と詳細に詰めているわけではございませんが、そういったことも念頭にこれからの利用拡大という面でも意識していきたいと思います。
平山委員
本会議のさまざまな質問とか御答弁でも、SNSをもっと利用してというのがあったりもする。もちろん今、いわゆる通信に関してはフリーで契約されている方が多いと思うんですけれども、そうでない方もいらっしゃるわけなんです。例えば子どもなんかはそうじゃなかったりもする。だけれども、子どもだって、危険なものとか気づいたものを見つけて投稿してくる場合もあるかもしれないというもろもろのことを考えたときに、全庁で考えなければいけない問題なんですけれども、でも、所管のほうからも、自分のところでこういう取り組みがあるので、この取り組みに当たっては区民がストレスなく気持ちいい環境で区政に参加をしていただけるように、フリーWi-Fiの拡大を検討されたいということをぜひお声として上げていただければと思っていますけれども、どうですか。
森経営室副参事(行政監理担当)
こういう新たなサービスを導入するわけでございますので、こういったことも意識しながら、面的な環境整備ということについても必要に応じて問題提起していきたいと考えております。
中村委員
何点か伺います。最初に、まず確認なんですけれども、対応状況確認画面というのは、このアプリをダウンロードしている方であれば、御自身が投稿したものでなくても見られるという理解でよろしいですよね。
森経営室副参事(行政監理担当)
おっしゃるとおりでございます。
中村委員
これまでも見える化をしていくことで、見える化をしなければ恐らく業務量がふえてしまうのではないかというところの懸念はお伝えしてきたので、こういった見える化ができてすごくいいなと思っております。
この別紙の最初のところなんですけれども、投稿情報入力のところで、発見場所を入力するところがあるんです。これは緯度とか経度とか書いてあるんですが、これは、要は地図上で、タッチするとそこになるとか、どういうシステムでこういう表示になっているのか教えていただけないでしょうか。
森経営室副参事(行政監理担当)
こちらの画面の変更というボタンを押しますと、一つは、GPSから自動的に取得するということが一つ。もう一つは、地図からも選択できますので、例えばその場所ではなくて、例えば自宅に帰ってから、あそこに発見したんだというようなことがあれば地図のほうから選択をしていただく。二通りの選択方法になってございます。
中村委員
わかりました。ありがとうございます。
あと、8月1日からアプリ運用開始というところなんですけども、8月1日からダウンロードができるような状況という理解でよろしいですか。
森経営室副参事(行政監理担当)
そのように考えています。
木村委員
今までいろいろ要望とか苦情とかを受けてきたことをアプリでというところになるんでしょうけれども、当然件数が、今後、区民からさまざまな御意見とか提案とかが具体的にふえてくると思うんです。それにあわせて、今までですと電話とかメールとかで位置情報とか画像とかをなかなか容易には取れなかったのが取りやすくなったとなるということになるかと思うんです。要は件数はふえるけれども、効率もよくなってくるという意味で、実際これは区民のサービスのためなのでいいんですけれども、職員の負担がこれ以上にふえるのか、効率がよくなっていくのか。感触としてどうなんですか。
森経営室副参事(行政監理担当)
冒頭申し上げましたが、委員もおっしゃられたように、位置情報、そういった場所の状況が写真等を使いまして正確に把握できるようになりますので、件数は若干ふえるかもしれませんけれども、格段に職員の負担感が増すというようなことは想定していないところでございます。
木村委員
それも踏まえて、これまでと違うのは、この対応状況というのが一目画面で見られるというか、公開されるということが大きな違いであると思うんです。ここで書いてある受付済というのは、ここで通報というか、連絡があったことを全てここに受付済と表記されるのかされないのか。基準はどうなっていますか。
森経営室副参事(行政監理担当)
投稿がされたものは全て受付済というような形でこちらの地図に表示される予定でございます。
木村委員
それですと、例えば区道ではなくて都道での問題とか、例えば最近だと、民間のブロック塀とか、要は区が直接かかわるような話ではないのに、当然そういうのがいっぱい上がってくると思うんですけれども、それも1回受付という状態でここにこの赤いマークが出てくるのかという確認。
森経営室副参事(行政監理担当)
すみません、さっき説明が漏れてしまったんですけれども、基本的には何もしなければ全部こちらに載ります。ただ一方で、今委員がおっしゃられたように、完全に所管外だといった場合については、公開をしないというような選択肢も管理画面のほうでできますので、そういった場合については区のほうの操作で公開されない場合もあるというようなことでございます。
木村委員
場合があるということは、随時そのときに判断すると。先ほど全部載っけるという話だったので、その確認をしたんですけれども。
あともう一つ、要は例えば区の所管の中の話であっても、ここに対応中と完了とあるんですが、絶対完了しないだろうという要望というのは多分あると思うんです。そういったのをずっと赤いまま、要は掲載し続けるのか。受付済というのがいつまで残るという基準というか、その辺はどういうふうに考えていますか。
森経営室副参事(行政監理担当)
これまでも区民の声につきましては、受付をしました、そうしたら、何らかのアクションを1週間程度を目安に、投稿の方、通報の方に連絡をしてくださいというようなことで庁内には呼びかけをしています。ですので、今委員がおっしゃられたように、すぐ対応できない、対応が完了しないという場合につきましても、1週間以内を目安に、何らかの連絡をするというようなことで運用したいと思っていまして、そうしますと、対応中というようなステータスにして、あと必要に応じてコメントを表示して公開をするというようなことになろうかと思っています。
木村委員
公開はわかるんですけれども、例えば8月1日から運用された場合、今後1年2年3年、要はこのマークがいつまで残り続けるのか。完了だったら、完了がいつの時点で、どれくらい期間がたったら消えるのか。もしくは完了に当たらないのに、受付中で、もう話としては絶対完了しないだろうという要望をいつの段階まで受付というのが残るのか。つまり、せっかくこういった区民と行政がまちをよくしていこうということで情報共有しながら、一緒に環境をよくしていこうというサービスというか、そういうふうにも見えますので、こういったのは、いいところというか、ちゃんと改善したというのはいろいろな形で記録が残ったり公開されたほうがいいと思うんです。せっかくこういうふうに対応を中野区はしていくというならば、その対応方法というのがちゃんと記録としてというか、見やすいようになっているのかどうかという意味で、基準というか、対応中とか完了とか、その期間の問題をどういうふうに考えているかをお伺いします。
森経営室副参事(行政監理担当)
この地図上から、例えば完了してからどれぐらいの期間で落とすとか落とさないとか、そこまでは明確に今基準を設けているわけではございませんが、しっかり運用を見ながら、委員がおっしゃられたことも意識して、適切な形で公開するというようなことで対応していきたいと考えております。
平山委員
すみません、もう一つだけ。このカテゴリーがあるじゃないですか。道路だとか何とか、スタート段階で、まずこのカテゴリーで進むわけですよね。その他というのもあるので、いろいろなその他の区民からの情報も入ってくるかもしれない。その際に、カテゴリーを拡大するとか、変更する際というのは、これはどうなんだろう。どういう協議の上でやられる御予定ですか。
森経営室副参事(行政監理担当)
今、このカテゴリーについては、現状受付件数が多いものを並べているわけでございますが、いろいろ今後の投稿状況によって変わってきたといった場合に、カテゴリーがどう変わっていくかについては、詳細に業者と詰めているわけではございませんが、もし予算での追加対応というようなことになると、またその際に協議をしたいと考えております。
平山委員
今の中のものであれば全く問題ないと思いますし、いいと思うんですけれども、カテゴリーによっては、密告になったり、そういうようなおそれがあるかもしれないし、誤報が広がってしまう。例えばここに不審者と載ってしまって、この人、怪しいですよとどんどん上げられちゃったら全然怪しくない人だったとか、そういうことというのは当然避けていかなければいけないじゃないですか。だから、もちろんそれを部署内できちんと検討されるんでしょうけれども、どこか一つチェックをする機関があれば、それを毎回議会に報告されるというのも変な話ですから、今後の運用について、庁内でどこかそういうことに関してチェックを受けるような場があればなというふうに思っていまして、そういうものを運用は要綱によってなされるのか何なのかというのはわかりませんけれども、その運用について定めるものにそういったものを加えていくということもぜひ御検討いただければと思うんですけれども、どうですか。
森経営室副参事(行政監理担当)
運営の担当は当行政監理担当でございますので、各所管ともしっかり投稿状況とか、内容もしっかり確認しながら、適切な運用、マニュアルも含めて対応していきたいと考えております。
平山委員
あまり伝わっていないようなんですけれども、要は、まだスタートしてみないとわからないですけれども、もしかしたら、区民の皆さんにとっては非常に便利なツールになる可能性もありますし、そうなってほしいですよね。その際に、今あるカテゴリーだけではなくて、いろいろなものが寄せられることがあり得ますよね。こういうような投稿も多いから、これもカテゴリー化してしまおうとしてしまったとするじゃないですか。その他として、区民のほうから要望がある分には構わないんですけども、区がカテゴリー化をしてしまうと、その情報を区が求めるということになってしまうので、それについては慎重にしてほしいという話をしているんです。
だから、それは行政監理の中だけできちんと新たにカテゴリーを加えるのはこれで大丈夫だという確認がとれるものなのか、それともどこか庁内のそういったことを判断するところに1回見てもらったほうがいいのか、私はわからないんですけれども、そういうことをぜひマニュアルだったらマニュアルの中に入れていただけたらどうかなというお話なんです。
森経営室副参事(行政監理担当)
そういった部分についてもしっかり全庁的なところで考えて、マニュアルも含めて適切に対応していきたいと思っております。
伊東委員
これは、ホーム画面上に区からのお知らせとあるんだけれども、これはどういうことですか。
森経営室副参事(行政監理担当)
臨時に例えばアプリのメンテナンスが発生した場合に、いついつ停止する場合がありますとかいったようなアプリに関する情報を載せていく予定でございます。
伊東委員
これはあくまでも区民の方からそうした情報を収集するだけの用途であって、例えば道路陥没であったり、火災によって道路が通行できないとか、そういう情報発信のツールというのは考えていないのか。
森経営室副参事(行政監理担当)
確かにおっしゃられるように、そういう形で運用している自治体もあると聞いております。今おっしゃられたように、道路の通行どめですとか。まずは区民の皆さんから投稿をいただく、情報を集めるというようなところからスタートをしまして、そのほかにどんな使い方ができるかというものについては利用状況を見ながら考えていきたいと思っております。
委員長
他に質疑はございますか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
委員長
質疑がなければ、以上で本報告について終了いたします。
次に、9番、平成29年度中野区職員倫理条例の運営状況の報告についての報告を求めます。
森経営室副参事(行政監理担当)
それでは、平成29年度中野区職員倫理条例の運営状況につきまして御報告をさせていただきます。(資料10)
本件につきましては、中野区職員倫理条例第11条の規定に基づきまして御報告をさせていただくものでございます。
資料の裏面をごらんいただきたいと思います。運営状況の期間でございますが、平成29年4月1日から平成30年3月31日までの1年間でございます。
報告内容でございますが、中野区職員倫理条例第6条に規定する公益通報及び同8条に規定する不当要求行為、いずれも件数は0件でございました。
簡単ではございますが、御報告は以上でございます。
委員長
ただいまの報告に対して質疑はございますか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
委員長
質疑がなければ、以上で本報告について終了します。
次に、10番、中野区財産価格審議会委員の委嘱についての報告を求めます。
波多江経営室副参事(経理担当)
中野区財産価格審議会委員の委嘱について御報告申し上げます。(資料11)
区の附属機関である中野区財産価格審議会の委員のうち、学識経験者をもって充てる者を次のとおり委嘱をしました。根拠は、中野区財産価格審議会条例第3条になります。
2、中野区財産価格審議会の委員でございますが、岩下剛佳氏、再任でございまして、不動産鑑定士でございます。神田直樹氏、再任で、不動産鑑定士でございます。3人目が内藤泰樹氏、再任で、東京都中野都税事務所長でございます。
このほか区長が指定する職員として、副区長及び経営室長を指定してございます。
委嘱期間ですが、平成30年6月から平成32年5月31日まで2年間でございます。
所掌事項は、中野区財産価格審議会条例第2条に規定する事項について、評定し答申をしていただくということになります。
参考に、2条の条文を下に記載させていただいております。報告は以上でございます。
委員長
ただいまの報告に対して質疑はございますか。
大内委員
この審議会は年に何回ぐらい今まで開かれているんですか。
波多江経営室副参事(経理担当)
年に4回程度開かれてございます。
大内委員
4回程度というのは、年に大体この時期に4回と決まっているの。それとも必要なときに開いた4回なんですか。
波多江経営室副参事(経理担当)
必要に応じて開催することになってございます。
大内委員
では、近々の情報でいいんですけれども、最近でいうとどういったものを評価されたんですか。
波多江経営室副参事(経理担当)
29年度ですけれども、東京都都市計画道路の事業区画街路、中野区画街路の4号線、それから、(仮称)弥生町六丁目公園用地の取得価格についてなどが議題として上がってございます。
大内委員
それというのは、東京都あるいは国が持っている土地を中野区が取得するときの評価額であったり、あるいは民間の土地を買い上げたりする場合の評価額、両方なんですか。
波多江経営室副参事(経理担当)
両方でございます。
委員長
他に質疑はございますか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
委員長
質疑がなければ、以上で本報告について終了します。
次に、11番、平成29年度の契約実績(高額案件)についての報告を求めます。
波多江経営室副参事(経理担当)
それでは次に、平成29年度の契約実績(高額案件)について御報告を申し上げます。(資料12)
平成29年度の契約実績(高額案件)についてですけれども、資料をごらんいただきます。まず1番に、契約種別による実績数を記載してございます。毎年度こうした実績をこの時期に報告させていただいているものです。
1ですが、平成29年4月1日から平成30年3月31日において、契約金額5,000万円以上で契約したものの件数を記載してございます。ただし、物品購入については1,000万円以上のものとなってございます。資料にありますように、工事請負36件、委託57件、賃貸借12件、物品購入12件となっており、合計は117件でした。
2は、契約案件ごとの詳細契約書別ごとの件名、契約額、契約日、工期、相手方名称、住所、契約方法、所管などを記載しておりますので、後ほどお読み取りいただければと存じます。
簡単ではございますが、以上で報告を終わります。
委員長
ただいまの報告に対して質疑はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
委員長
質疑がなければ、以上で本報告について終了します。
次に、12番、予定価格5千万円以上の工事請負契約の入札結果についての報告を求めます。
波多江経営室副参事(経理担当)
それでは、予定価格5千万円以上の工事請負契約の入札結果について御報告をさせていただきます。(資料13)
こちらは各定例会ごとに、前回報告からこれまでに契約に至った案件につき報告させていただいているものでございます。
お手元の資料をごらんください。平成30年5月14日から6月20日までで、裏面も含め13件ございました。
3ページ以降に案件ごと概要、入札経過を記載してございます。後ほどお読み取りいただければと思います。
簡単ではございますが、報告は以上でございます。
委員長
ただいまの報告に対して質疑はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
委員長
質疑がなければ、以上で本報告について終了します。
次に、13番、平成29年度資金収支状況についての報告を求めます。
波多江経営室副参事(経理担当)
平成29年度資金収支状況について御報告をいたします。(資料14)
こちらにつきましては、例年定期的に御報告している案件でございます。
1の資金収支に関しましては会計室にかかる内容でございますが、経理分野よりまとめて報告をさせていただいております。
まず、資金収支でございます。歳計現金等、これは日々の支払いの資金でございますが、平成29年度当初約206億7,000万円であり、平成29年度末の3月31日につきましては約179億8,000万円の残高となりましたので、比較いたしますと26億9,000万円の減となってございます。
なお、日々の残高につきましては、1日当たりの平均残高は約99億6,500万円、年間を通して最も多かった日が206億7,000万円、最も少なかった日が38億700万円でございました。繰替運用、一時借り入れを実施する必要は生じなかったということでございます。
参考までに、表1につきましては、各年度の平均残高や最高額、最低額を表に示してございます。
続きまして、積立基金の運用状況でございます。まず、表2のほうをごらんいただければと思います。
表2は、積立基金の運用益の比較となってございます。平成29年度末現在では、積立基金残高は約703億円であり、28年度末との比較では約86億円の増となっております。平成29年度の運用益は約5,300万円、運用利回りは0.08%となりました。平成25年の4月から開始された大規模な金融緩和政策によって、市場には大量の資金が供給されております。さらに平成28年2月から行われているマイナス金利政策の影響を受け、金融機関での定期性預金金利や債券利回りは極めて低い水準となっております。このような状況のもと、基金運用については、歳計現金等残高の推移を見ながら、普通預金での保管を極力減らし、安全でかつ流動性を確保できる大口定期預金等により運用を継続いたしております。
最後に、裏面のほうに掲載しております表3につきましては、それぞれの基金の運用状況を一覧でお示しをしたものでございます。こちらにつきましては、後ほどお読み取りをお願いしたいと思います。
以上、簡単ではございますが、平成29年度の資金収支状況についての御報告を終了いたします。
委員長
ただいまの報告に対して質疑はございますか。
木村委員
報告ありがとうございます。29年度に関しては、基金運用に関して、運用益が5,358万円余ということですが、この裏面で運用種別が3種類ございますけれども、この5,300万円余というのは、この3種類でいけば幾らで、利回りが何%ずつになっているかというのを教えていただけますか。
波多江経営室副参事(経理担当)
大口定期預金に関しましては、おおむね0.1%の利率ということになっております。債券に関しましては、0.16%あるいは0.4%、種類によって、預けた時期によっても若干違うような形になってございます。譲渡性預金につきましては、0.1%が標準的なものとなっています。
木村委員
確認したのは、まず5,300万円の金額、3種類に分けたうち何千万円というふうに3種類がどういうふうに分かれているかということと、今個別のことをお話ししましたけれども、平均の利回りは大体出ていると思うんです。債券の場合、大体平均何%の利回りにしたかというところとか、その利回りの標準というのを教えていただければと思っています。
波多江経営室副参事(経理担当)
少しお時間をいただきたいと思います。
委員長
答弁保留ということでよろしいですね。
平山委員
続けて質問しちゃって大丈夫ですか。裏面の運用種別とありますよね。財調に関しては、とりあえず普通預金で10億円程度、債券もやはり10億円程度で、定期性預金というのが約270億円ということで、こういうふうに種別をしていらっしゃるということなんですけれども、この定期性預金について少し詳細を教えていただいていいですか。
波多江経営室副参事(経理担当)
定期性預金の分類の中には、大口定期預金があります。それから、特約つきのマルチコーラブルというような種類のこれが特約つき預金になりまして、10年間基本的には銀行のほうで預かるんですが、区のほうからは解約ができなくて、銀行の期限でお金が返ってくるという預金になっておりまして、利率がその分、0.2%程度ですけれども、普通の預金よりも高いというふうになっております。譲渡性預金につきましては、無記名の預金なので口座の名義がないという預金でございまして、それは金利のいいときにそれを売れば、高くお金が返ってくるという仕組みのものになってございます。
平山委員
では、定期性預金というのは区側のほうからの解約はできないということですよね。そういう話をしていませんでしたっけ。もう一回。
波多江経営室副参事(経理担当)
もう一度御説明します。定期性預金の種類といたしましては、大口定期預金という基本的には1年間の定期になってございます。特約つきというのが10年間の預金で、利率が大口定期預金よりも倍ぐらいの金利、0.2%程度の利率がついてきますが、こちらから解約を申し出られないということがあります。それから、譲渡性預金については無記名の口座になっておりますので、金利が高いというときに売却をすると、金利の高い分が上乗せされてお金が戻ってくるというふうになっています。
平山委員
この財調の定期性預金はそのうちのどれになるんですか。もしかして、その中でも分かれるのかもしれないけれども。
波多江経営室副参事(経理担当)
定期性預金が268億9,000万円ございますけれども、その内訳としては、大口定期預金が196億3,000万円、それから特約つき預金が20億円、譲渡性預金が52億6,000万円という内訳になっています。
平山委員
この特約以外は、例えば区側の都合によって一時的にその解約を求めたりということができるということでいいですか。
波多江経営室副参事(経理担当)
そのとおりでございます。
平山委員
いや、そうしないと、毎年予算を組んでいるじゃないですか。予算を組んでいる額は、普通預金の額よりも財調は多いわけなんです。もちろん財調を充てている分と財調が入ってくる分があるから、それは帳簿上の話だったりもするけれども、年間で、要するに緊急対応しなきゃいけないような事業があって、ということを考えると、普通預金は10億円で大丈夫なのかと普通に思ってしまったんです。この定期のほうというのは、ちゃんとそこら辺の融通がきくものでないと、それは運用も大事だけど、いざというときお金を使えなくて、よそから借りちゃうということになっちゃうと、基金間だって利息を払わなきゃいけないわけだしと思ったので、そういうことはないと。一応預けているけれども、何か急な事態が発生したりということで、例えば補正予算を組む、その財源として財調を充てるということになったときには、きちんと使える状態になっているということでいいわけですね。
波多江経営室副参事(経理担当)
毎月資金については予算担当も含めて会議をしておりまして、歳計現金の動きを随時きちっと確認をしながら運用しているところでございますので、そこは慎重に考えてやっているところでございます。
平山委員
歳計現金も最低が38億円ぐらいあるぐらいだから、一時期かなりまずい時期もありましたけれども、今はいい状態で進んでいるのかなと思って、ただ、とはいえ急な事態があるわけじゃないですか。今、日本中でものすごい雨が降っていて、災害対応だって幾らかかるかわからないというときに、財調というのはそういうときのためのものでもあるので。でも、御答弁を聞いて安心しましたので、ありがとうございました。
委員長
他に質疑はございますか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
委員長
先ほどの答弁保留をお願いします。
波多江経営室副参事(経理担当)
5,300万円余の利子についての内訳ですけれども、債権については約500万円、それから定期預金については4,800万円の内訳の利息になってございます。
木村委員
利回りの平均は。
波多江経営室副参事(経理担当)
1年定期が0.03から0.1%の範囲の利率になっています。
木村委員
500万円と4,800万円、債権のほうの運用が相当減ってきているという印象がかなりありますが、最近のそういった金融動向がかなり影響しているのかなというのはございます。一応この基金運用というのは、毎年、年度で運用の計画というのはしっかりとつくられているんですよね。確認です。
波多江経営室副参事(経理担当)
計画をつくってしっかり運用してきてございます。
木村委員
その計画である程度の年度間の見込みというか、これぐらいの運用益が出る、利回りが出る、また、先ほどの話も出ていましたけれども、基金ですけれども、やはり最低限確保しておかなきゃいけない金額と、一応自由にある程度運用に使える金額というのは、年によって何となく分けて考えているのかどうか。どういった内容の計画になっていますか。
波多江経営室副参事(経理担当)
年度ごとに基金からの取り崩し額の予定等をにらみながら、普通預金に幾ら回すのかということについて、計画を立ててやってございます。
木村委員
前にこれ、総括とかでも聞いたんですけれども、ほかの運用益を結構出している区ももちろんありまして、隣の杉並区とかもいろいろな専門家も入れたりとかして、中野区より基金は少なくとも、運用益はかなり大きいところとかありますし、そういった意味で基金の中身の違いはあるんですけれども、しっかりと取り組むという意味で、以前は運用計画を公表している区も結構あるんですね。こういうふうに取り組みたいというふうにやっているところもあるんですが、1回それを質問して検討するという話はしていたんですけれども、どういうふうに毎年基金運用を見込みというか、やっていくというのを公表ということはどうですかね。実際ちゃんと取り組んでいったほうがいいかと思うんですけれども、いかがですか。
波多江経営室副参事(経理担当)
一定程度総務委員会での報告ということはさせていただいているわけです。これを細かく報告をするということについては、まだちょっとそういう判断はできていないところでございます。運用について積極的にやっている区さんもございますというところは存じておりますけれども、今後、数年間にわたり大規模な基金の取り崩しが予定としてはございますので、機動的に運用を図るということについては慎重にならざるを得ない部分がございます。
木村委員
もちろん、運用益を出していけばそれがいいんですけれども、今後のいろいろな用途があるということはわかっておりますので、そういったことも明らかにする上での計画を公表していったらどうかと。中野区としても、これだけ基金がどんどんあるというところに関して、それをどういうふうに使っていくのかということも含めて明らかになったほうが、いろいろな形で区政の財政状況を理解していただけるという意味で考えておりまして、これはまた要望という形で今回はさせていただきたいと思いますので、よろしくお願いします。
委員長
他に質疑はございますか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
委員長
委員会を休憩いたします。
(午後3時01分)
委員長
それでは、委員会を再開いたします。
(午後3時15分)
それでは、休憩前に引き続き報告事項を受けます。
14番、中野区土地開発公社経営状況の報告についての報告を求めます。
吉沢経営室副参事(用地担当)
それでは、中野区土地開発公社の経営状況につきまして御報告いたします。(資料15)
最初に平成29年度の決算について、引き続きまして平成30年度の事業計画、資金計画予算について御説明させていただきます。
まず、平成29年度の決算報告でございます。お手元の平成29年度中野区土地開発公社決算報告書をごらんください。
1ページ目をお開きください。事業報告の概括でございます。こちらの下段をごらんいただければと思います。平成29年度における用地の取得及び処分状況を記載してございます。全11件、面積にしまして194.33平米、金額にして1億9,307万3,131円でございます。
②は、区へ売却した土地、区が買い戻しをした土地でございます。全15件、面積にしまして239.16平米、金額にして2億2,945万3,812円でございます。
③は、平成29年度末現在、公社が保有している土地の総面積、金額でございます。全12件、面積にしまして3,159.67平米、金額にしまして28億4,615万5,288円でございます。
2ページ目をごらんください。2ページ目には、今御説明をしました取得用地と売却用地についての詳細を記載してございます。こちらは後ほどごらんいただければと思います。
次に、3ページ目でございます。3ページ以降につきましては、経営状況としまして、財務諸表等の御説明でございます。まず3ページ目、損益計算書でございます。
1番の事業収益及び2番の事業原価、金額にしまして2億2,945万3,812円、こちらは区への売却による収益及び同額でその土地の購入等にかかりました費用になってございます。
3番の販売費及び一般管理費につきましては、業務に関して発生した経費ということになっておりまして、1,307万4,610円ということになってございます。
4番の事業外収益につきましては、預金の受取利息1万6,498円と、雑収益2,418万6,173円の合計ということになってございます。
最終的な当期利益につきましては、一番下に記載しております1万6,498円でございます。
続きまして、4ページ目をごらんください。4ページ目は貸借対照表になってございます。上段にあります資産の部、資産合計が28億5,964万9,697円、中段にございます負債の部、負債合計が28億5,080万3,145円、その差額であります資本の部、資本合計、下段になりますけれども、884万6,552円ということになってございます。
一番下の負債及び資本合計が28億5,964万9,697円、これと今御説明をしました資産の部、資産合計が同額になっていること、バランスしていることを御確認いただければと思います。
続きまして5ページでございます。5ページはキャッシュ・フロー計算書になっております。こちらは公社におけます1年間の現金の出入りの状況をあらわしております。
1番の事業活動によりますキャッシュ・フローは1,219万8,681円の減少ということになっております。
2番の投資活動によりますキャッシュ・フローはございません。
3番の財務活動によりますキャッシュ・フローは、事業資金として借り入れた金額、あるいは返済した金額を記載しております。1,080万9,989円の増加ということになってございます。これによりまして、平成29年のキャッシュ・フローにつきましては、4番に記載しております138万8,692円の減少、都合、平成29年度期末の現金等の残高につきましては、一番下の6に記載しております841万9,425円ということになってございます。
続きまして6ページ、財産目録になっております。先ほど御説明をさせていただきました4ページの貸借対照表とほぼ同様の内容となっておりますので、説明は省略させていただきます。
続きまして7ページからにつきましては、付属明細表ということになってございます。まず、7ページの①、こちらは無形固定資産としまして電話の加入権、その下の②につきましては、長期借入金として区からの借入金15億2,492万5,263円ということになってございます。
1枚おめくりいただきまして、8ページの③につきましては、金融機関からの短期借入金の明細表ということになっております。平成29年度末の金融機関からの借入金残高につきましては、一番右下の13億1,434万25円ということになってございます。
続きまして9ページ、一番上の④、区からの出資金500万円を記載してございます。その下の⑤、現金及び預金明細ということになっております。下段の⑥、こちらは公有用地の明細総括表ということになっております。こちらの明細総括表の詳細につきましては、以降10ページから23ページまで、各用地の個別明細表として記載してございますので、こちらは後ほどごらんいただければと思います。
恐れ入ります。飛んでいただきまして24ページをごらんいただければと思います。24ページからは収支決算書になっております。
まず24ページと25ページ、こちらは収益的収入及び支出として記載をしております。こちらは先ほど御説明をしました3ページの損益計算書、こちらを科目ごとに整理したものというふうになっております。
続きまして、26ページ、27ページ、こちらは資本的収入及び支出ということになっておりまして、主に借入金、その返済の動きを記載しております。
決算の最後でございます。28ページをごらんいただければと思います。28ページにつきましては、参考資料としまして、金融機関からの借入金残高と金利の一覧を記載してございます。協調融資団からの借入金残高につきましては、6金融機関合計で13億1,434万25円ということになっております。現在の借入金金利は短期のみということで0.975%ということになってございます。
以上が決算の御説明でございます。
続きまして、平成30年度中野区土地開発公社の事業計画、資金計画、予算をごらんいただければと思います。
1ページ目をごらんください。平成30年度の事業計画になってございます。上段が、取得をする用地としまして7,179.32平米、金額にしまして76億1,671万7,000円ということになっております。
それから、下段です。こちらは区へ売却する用地99.53平米、金額にしまして8,178万3,000円ということになってございます。
2ページ目、こちらには資金計画、それから3ページ目からは予算の考え方について記載をしております。後ほどお読み取りいただければと思います。御報告は以上でございます。
委員長
ただいまの報告に対して質疑はございますか。
羽鳥委員
事業計画のほうの公有地の取得事業計画の道路用地で取得をされていくという説明書となっているんですけれども、いろいろな場所にわたるのでしょうけれども、大きなところだけでも幾つか例示いただけますか。
吉沢経営室副参事(用地担当)
こちらにつきましては、西武新宿線の立体交差化に伴います沼袋駅周辺の4号線、それから、新井薬師駅前周辺の3号線及び220号線ということになっておりまして、沼袋駅周辺につきましては約24億円弱、それから、新井薬師と区画街路の3号線、こちらが37億円弱ということになってございます。
委員長
他に質疑はございますか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
委員長
質疑がなければ、以上で本報告について終了いたします。
次に、15番、平成29年度各会計決算状況(速報値)についての報告を求めます。
鳥井会計室長
それでは、平成29年度各会計決算状況速報値につきまして御報告を申し上げます。(資料16)
5月31日をもちまして、平成29年度予算の出納を閉鎖いたしました。その結果、各会計の決算の速報値が出ましたので御報告をいたします。
なお、正式な決算につきましては、7月中旬を目途に調製いたしまして区長に提出する予定となってございます。
それではお手元の資料をごらんください。金額の単位は1,000円でございます。
一般会計ということで、最初に一番上の表をごらんください。表の左から2列目が平成29年度の決算速報値でございます。
まず1行目、歳入総額でございますが1,242億4,794万円、この金額は、前年度右側と比較いたしまして、右から3列目になりますがマイナス41億4,105万5,000円、率にいたしまして3.2%の減となってございます。
次に2行目、歳出総額でございますが、1,210億9,257万7,000円、この金額は前年度比較でマイナス37億7,692万3,000円でございまして、率にしまして3.0%の減でございます。
続きまして、収入率と執行率でございますが、一番右の列の備考欄をごらんください。歳入の収入率は96.4%、また歳出の執行率は94.0%でございました。
次に、3行目、歳入歳出総額差引額でございます。これは上の歳入総額から歳出総額を差し引いた結果でございまして、いわゆる形式収支でございます。形式収支の金額は31億5,536万3,000円、今回は前年度と比較いたしまして3億6,413万2,000円減少している状況でございます。
続きまして4行目、翌年度へ繰越すべき財源でございます。こちらは6億8,199万1,000円でございます。
次の5行目、実質収支でございます。先ほどの歳入歳出総額差引額から翌年度へ繰越すべき財源、これを差し引いたものでございますが、こちらが24億7,337万2,000円でございます。
最後に6行目、単年度収支でございます。こちらは平成29年度の実質収支の金額から、前年度の実質収支の金額、これを差し引いたものになります。実質収支は前年度よりも減少いたしましたので、これを差し引いた結果、マイナス4億7,290万2,000円ということでございます。
一般会計の決算状況の速報値につきましては以上でございます。
次の用地特別会計以下四つの特別会計につきましても同様に速報値が出てございますので、後ほど御確認いただければと存じます。
以上、決算調製前の段階でございますが、決算状況の速報値でございます。
なお、今後のスケジュールでございますが、7月中旬目途に決算調製、その後区長から監査委員へ提出されまして、今後決算分析の後、9月に決算議案として御提出するという運びでございます。
委員長
ただいまの報告に対して質疑はございますか。
平山委員
少しは落ちたとはいえ、そんなに悪い決算でもないような気もするんですけれどもね、中身をよく見てみないとわからないですけど。行政監理になるんでしょうか。今回の一般質問の中で予算の見える化という話がありました。区長もかなり前向きに答弁をされていらっしゃって、概算要求の段階から云々みたいなこともあったりして、これから進んでいくんだろうと思うんですけれども、前提として、それは来年度予算の編成からそういう取り組みをされようと思っていらっしゃるんですか。まず予算方。
海老沢政策室副参事(予算担当)
今後、来年度の予算に向けては検討をしていきたいと考えています。
平山委員
となった場合の決算はどうするおつもりなんだろうと。予算だけ見える化して、決算を見える化しないわけにはいかないでしょうと思うんですけれども、何かお考えはありますか。
森経営室副参事(行政監理担当)
まず、これまでの決算議会のほうでは、さまざま財政白書を含めてわかりやすい御説明ということで資料作成に努めてきました。今回、29年度決算につきましても、財務書類の詳しい説明というのは、まず資料作成については心がけたいと思っております。まず、そこをさせていただいて、それ以外の部分につきましては、また今後の予算の編成の見える化というお話もありましたので、庁内との連携をとりながら検討していきたいと思っております。
平山委員
今おっしゃったいわゆる財政白書については、ずっと年次会計報告書という形でしっかりしたものをつくられたらということは求めているわけなんですよ、そもそも行政側が前に目指していたものなので。ただ、前回の公会計の改革の方針で、新財政白書という表現になって、お尋ねをしたら、現状の財政白書をブラッシュアップしていくという御答弁で、今年度も予算をとって一生懸命取り組んでいらっしゃるんですけど。他方で、予算がそういった形で取り組まれるということになると、当然決算だって同様の考えを持っていかないといけないと思うんですね。ですから、いわゆる新財政白書と呼ばれるものが本当にリニューアルをしたなというような、区民が手にとってもわかりやすいようなものになる、行政コストというのはこういうふうに使われているんだということ、自分たちの税というのが今回こういう形で使われたんだということがきちんとわかりやすくなるようなものをぜひ目指していただきたいと思うのが1点。これは、どうでしょう。
森経営室副参事(行政監理担当)
わかりやすい形での資料提供、情報提供というのは大事だと思っておりますので、しっかり心がけて作成をしていきたいと考えております。
平山委員
これがいわゆる自治体の会計になじむかどうかという話も当然あるんですけれども、いわゆる半期の決算とか四半期の決算とか、我々は資料要求の中で、事業部ごとですけれども、四半期ごとの執行状況の確認ができるようなものを求めて毎回提出していただいたりしています。そういったことというのも考えていかなければいけないのではないかと思うんです。もちろん予算編成の過程から見える化を進めていくということは、どういうふうな進め方をするのかというのは当然議会のほうには報告があるものだと思っているんです。
予算がそういう動きをする中で、行政監理としても、予算ばかり注目されますけれども、決算は非常に大事なんです。特にこれからはというか、だって、予算の段階で組んでいたものと、一般会計の規模なんかは全然違いますから、どんどん補正予算を組んで、全く違う形のものになっていたりもする。中身も変わっていたりもする。そういう意味では、決算というのもしっかり見ていかないと、予算で言うところの区民に情報公開をするという考え方は決算にも当てはめていかないといけないのかなと思っているので、そういう意味で、予算のほうでもしそういう動きがあれば、当然行政監理のほうでも同様の動きをするつもりで、何らかの方針であれば方針をきちんと示していただく。そういった取り組みを期待したいと思うんですけれども、どうですか。
森経営室副参事(行政監理担当)
決算分析をしっかりやった上で、当然次の予算にという形で、PDCAサイクルで回しているところでございますので、財政の部分、予算の動きもしっかり踏まえて、しっかり連携をとって対応していきたいと考えております。
平山委員
それが、要はさっき、半期だとか四半期という話をしましたけれども、現実的にどういう形がとれるのかわからないんですけれども、要は年度執行中の間も、ある程度は決算の動きも見ていくことができる。もちろん監査が入ったわけでも何でもないから、正式な数字ということにはならないんだとは思うんですけれども、少なくともどういう形で動いていっているのか、入りがどうで、事業執行はどういうふうに進んでいっているのかというのが見えるようなものというのもぜひ検討いただきたいと思っているんです。そういう意味で申し上げているので、改めてどうですか。
森経営室副参事(行政監理担当)
しっかり、見える化というふうなことが今課題、テーマになっていますので、どういう形でお示しできるかも含めて、しっかり検討していきたいと思っております。
平山委員
最後に前提として、我々は別に予算の見える化というのを求めてきたわけではない。むしろ決算のほうが見える化を求めてきた立場ではあるんですけれども、あくまで予算の動きに合わせてということで、だから、予算の動きがのんびりしていたら、そういうスピードでいいのかもしれないし、要するに片方がこうだというのであれば、片方もしっかり頑張って、区の財政をちゃんと区民にお伝えするという形にならないと、それは、本当の意味で区民が、今中野が置かれている状態というものを理解していただくようなことにはならないと思うんです。ただ、それは区長の方針があるでしょうから、一般質問の御答弁だけでははかれないので、これからの動きをよく見ながら、そういったことも検討していただきたいという意味で言いましたので、これは御答弁は結構です。
羽鳥委員
第6次の補正予算のところで、1定のときにされて、それで歳出歳入で1,279億2,989万円となったんですけれども、今回は歳出を締めてみたら1,210億円余りということで、大体69億円弱というところが未執行だと思うのですが、どういったところで未執行というのが多かったのかというのが今わかりますか。(「事前審査にならないの」と呼ぶ者あり)
森経営室副参事(行政監理担当)
そういった細かな部分については、これからしっかり分析をしまして、決算の第3回定例会のほうで御説明したいと考えております。
委員長
他に質疑はございますか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
委員長
質疑がなければ、以上で本報告について終了します。
次に、16番、平成30年6月10日執行 中野区長選挙及び中野区議会議員補欠選挙の結果についての報告を求めます。
松原選挙管理委員会事務局長
平成30年6月10日執行の中野区長選挙及び中野区議会議員補欠選挙の結果について御報告いたします。(資料17)
最初に、1番、中野区長選挙でございますが、(1)投票関係、この表の一番下の投票率でございますが、34.45%、平成26年執行の前回選挙よりも4.96ポイント増となっております。
次に、(3)の得票数につきましては、得票順に記載のとおりとなっております。
裏面をごらんください。2番、中野区議会議員補欠選挙でございます。(1)投票関係でございますが、直近で補欠選挙が執行されました平成22年の選挙との比較をしております。今回の投票率は34.42%、前回選挙よりも4.16ポイント増となっております。
(3)得票数につきましては資料のとおりとなっております。御報告は以上でございます。
委員長
ただいまの報告について質疑はございますか。
近藤委員
昨年の10月の衆議院議員選挙のときに、中村委員が、投票所入場整理券の届いたのが遅かったというような御質問があったと思うんです。今回もやはり届いたのが遅かったというお問い合わせがあったんです。この原因というか、10月のときは選挙が急に決まったのでとお答えくださっているんです。今回はもうずっと前から予定されている選挙なので、大体いつ出してそういうことになったのかということを教えていただきたい。
松原選挙管理委員会事務局長
今回でございますが、6月3日が告示日、郵便局との打ち合わせで、5月31日と6月1日、2日の3日間で郵送するようにということになってございます。もし届いていないというふうなところがございましたら、それは郵便事情ですとか、そういったことかなというふうに思われます。
近藤委員
それでは、前回とは違って、区のほうの対応ということではなくて、郵便の事情だったということでよろしいですか。
松原選挙管理委員会事務局長
そのように考えております。
委員長
他に質疑はございますか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
委員長
質疑がなければ、以上で本報告について終了します。
次に、17番、その他で理事者から何か報告がございますか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
委員長
なければ、以上で所管事項の報告を終了します。
次に、所管事務継続調査についてお諮りします。
お手元の文書(資料18)に記載された事項について、引き続き閉会中も調査を要するものと決するに御異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
委員長
御異議ありませんので、そのように決定します。
次に、審査日程のその他に入ります。
委員会を暫時休憩します。
(午後3時41分)
委員長
委員会を再開します。
(午後3時43分)
当委員会の閉会中の次回日程ですが、8月30日(木曜日)午後1時からということで御異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
委員長
御異議ありませんので、そのように決定します。
以上で予定した日程は全て終了しますが、各委員、理事者から何か発言はございますか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
委員長
なければ、以上で本日の総務委員会を散会いたします。
(午後3時43分)