平成30年07月13日中野区議会総務委員会(第2回定例会)
平成30年07月13日中野区議会総務委員会(第2回定例会)の会議録

中野区議会総務委員会〔平成3013日〕

 

総務委員会会議記録

 

○開会日 平成3013

 

○場所  中野区議会第1委員会室

 

○開会  午後122

 

○閉会  午後10

 

○出席委員(9名)

 高橋 かずちか委員長

 いながき じゅん子副委員長

 羽鳥 だいすけ委員

 木村 広一委員

 中村 延子委員

 伊東 しんじ委員

 平山 英明委員

 大内 しんご委員

 近藤 さえ子委員

 

○欠席委員(0名)

 

○出席説明員

 副区長 本田 武志

 政策室長 朝井 めぐみ

 政策室副参事(企画担当) 杉本 兼太郎

 政策室副参事(ユニバーサルデザイン推進担当、オリンピック・パラリンピック推進担当) 宇田川 直子

 政策室副参事(予算担当) 海老沢 憲一

 政策室副参事(広報担当) 堀越 恵美子

 政策室副参事(業務マネジメント改革担当)、経営室副参事(新区役所区民サービス担当) 永田 純一

 経営室長、新区役所整備担当部長 髙橋 信一

 危機管理担当部長 志村 和彦

 経営室副参事(経営担当) 石濱 良行

 経営室副参事(法務担当) 尾関 信行

 経営室副参事(人事担当) 田中 謙一

 経営室副参事(人材育成担当) 桜井 安名

 経営室副参事(施設担当) 髙田 班

 経営室副参事(行政監理担当) 森 克久

 経営室副参事(経理担当) 波多江 貴代美

 経営室副参事(用地担当) 吉沢 健一

 経営室副参事(用地調整担当) 小倉 洋

 経営室副参事(生活・交通安全担当) 佐々木 和夫

 経営室副参事(新区役所整備担当) 中村 洋

 会計室長 鳥井 文哉

 選挙管理委員会事務局長 松原 弘宜

 

○事務局職員

 事務局長 吉村 恒治

 事務局次長 古本 正士

 書記 井田 裕之

 書記 古谷 友里香

 

○委員長署名


審査日程

○議案

 第65号議案 仮称平和の森公園体育館新築工事等請負契約に係る契約金額の変更について

 第66号議案 平和の森公園再整備工事請負契約に係る契約金額の変更について

 第67号議案 仮称弥生町六丁目公園体験学習センター新築工事請負契約

 

委員長

 定足数に達しましたので、総務委員会を開会します。

 

(午後1時22分)

 

 本日は、お手元の審査日程(案)(資料1)のとおり進めたいと思いますが、御異議ございませんか。

 

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 御異議ありませんので、そのように進めます。

 議事に入ります。

 議案の審査を行います。

 第65号議案、仮称平和の森公園体育館新築工事等請負契約に係る契約金額の変更についてを議題に供します。

 理事者の補足説明を求めます。

波多江経営室副参事(経理担当)

 それでは、第65号議案、仮称平和の森公園体育館新築工事等請負契約に係る契約金額の変更について補足説明をさせていただきます。(資料2)

 本議案につきましては、平成29年3月27日に議決されました第31号議案の平和の森公園体育館新築工事等請負契約に係る契約金額を変更するものでございます。

 変更前の契約金額が89億6,517万7,200円で、変更後契約金額は91億14万2,200円です。1億3,496万5,000円の増額となっております。

 当該案件の契約者は建設共同企業体で、フジタ・協永・明成・日本設計特定建設共同企業体です。代表者は株式会社フジタで、区外事業者でございます。構成員といたしまして、協永建設株式会社、明成建設工業株式会社、これらは区内事業者でございます。株式会社日本設計については区外事業者でございます。

 変更理由ですが、労務単価等の上昇に伴い契約金額が不適当となったため、工事請負契約約款第24条に基づき、契約金額を変更するものでございます。

 補足説明は以上でございます。御審議のほどよろしくお願い申し上げます。

委員長

 これより本件に対する質疑を行います。質疑はございますか。

大内委員

 契約金額が不適当、労務単価が上昇したということなんだろうけども、具体的に幾ら、上昇というのは何が上昇したんですか。時給が上昇したの。それとも年間の所得が上昇したとかいろんな理由があると思うんだけど、ただ単に、これは上昇に伴いと書いてあるんだけど、何が幾ら上昇したんですか。

波多江経営室副参事(経理担当)

 インフレスライド条項の適用ということになりますので、残工事期間が2カ月以上ある場合に、賃金や物価水準の変動が起こったときにこういった措置をとるというものでございます。

大内委員

 物価水準が幾ら、何%上がったの。

髙田経営室副参事(施設担当)

 一概に全部は言えないんですけども、建築工事で大体2.7%、電気で1.9%、機械で1.3%ほど。特に建築で影響が多く出たのは、鉄筋とか鉄骨の材料費の上昇などが考えられております。

大内委員

 材料費の上昇というの。それは労務単価と言うの。労務単価等の「等」のほうでしょう。むしろ労務単価のほうをメインに聞いているので。メインが今、何か鉄鋼が高くなったから、それが中心だったらそっちを中心に書かなきゃおかしいじゃない。これは労務単価等って、普通労務単価が上がって、その他少し材料費が上がったというふうにとれるんだよね。労務単価は今言ったように、工事関係で2.7%ということなんだけど、2.7%、あるいは電気工事が1.何%と言ったかな。そういうのを全部細かく計算して1億3,400万円という数字が出てきたんですか。

髙田経営室副参事(施設担当)

 おっしゃるとおり、電気・機械では労務単価の上昇のほうが多かったりはしておりますので、そういったものも全部含めて、積み上げてこの差額が出ております。

大内委員

 そうすると、その工事の全部の労務単価の上がった分の一覧表というのはあるの、計算式というのは。あるいは、材料費も幾ら上がったと。全部積み重なってこの金額になっているということなんだろうけども、そういうもの全部の積算のやつがあるんですか。

髙田経営室副参事(施設担当)

 単価の変動はありますので、全部単価は、うちのほうの見積もりの単価を全部入れかえて計算をし直しております。

大内委員

 別にその資料を出してくれと言っているわけじゃないんだけど、次の案件も同じような話だと思うんですけども、全ての計算というか方式があって、それぞれの労務単価が、電気が上がった、建築工事が上がったというものを積算したものがこれということで、例えばこういうのって、この大きな工事はこうやって出てくるんですけども、小さな工事と言ったら失礼かもしれないけど、例えば1,000万円以下の工事、そういったものも全部、労務単価の上昇に伴って契約金額が変わってくるんですか。

髙田経営室副参事(施設担当)

 残工事が2カ月残っているものに関しては計算をしておりますので、一応、今回対象のものは全て計算をして、対象だったのは施設分野としては体育館だけということになります。

伊東委員

 先日もお尋ねさせていただいて、2月の末でしたか、3月でしたか、国土交通省から単価の通知があるということだったと思うんですけれども、まず、その確認をもう一度お願いします。

波多江経営室副参事(経理担当)

 2月16日に国土交通省からの文書で通知が来てございます。

伊東委員

 それで、今回議案で契約額の変更ということなんですけれど、今こうして1件1件出てきていますけれど、中野区全体として工事契約を結んでいる対象案件の件数としては幾つになるんですか。

委員長

 経理担当、数字出ますか。

波多江経営室副参事(経理担当)

 29年度で工事請負契約件数につきましては108件となっております。

伊東委員

 その108件、単価の見直しによって増額になろうと思うんだけれど、その影響額というのを、正確じゃなくても、大体どれぐらいかつかんでいらっしゃるの。

波多江経営室副参事(経理担当)

 申しわけありませんが、ちょっと数字についてはつかんでおりません。

伊東委員

 100件を超える数があるということは、額ですれば相当なボリュームに上がってくるんじゃないかなと私は想像するんですけれど、そういうものも一応まとめて議会のほうに情報提供をいただくということがあったほうがいいのかなと。そういう機会をとっているんでしたっけ。

波多江経営室副参事(経理担当)

 そういう報告はしておりません。

伊東委員

 そうした総額による区財政への影響というものもやっぱり軽視することができない額に達しているんじゃないのかなと想像、心配するわけでこういうお尋ねをさせていただいているんで、そうした財源をどこから捻出しなきゃならないのかという部分がありますので、それについて一度確認する機会がないとしようがないと思うので、ぜひその辺はこれからしっかりと精査して、資料を整えて議会に説明していただけるように、これはお願いにしておきますので。

委員長

 では、要望ということで、適宜精査をして議会に示すという方向で検討してください。お願いします。

 他に質疑はございますか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 よろしいですか。質疑がなければ、取り扱いを協議するため、委員会を休憩します。

 

(午後1時32分)

 

委員長

 委員会を再開いたします。

 

(午後1時32分)

 

 質疑はありませんか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 なければ、質疑を終結いたします。

 次に、意見の開陳を行います。意見はありませんか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 なければ、意見の開陳を終結いたします。

 次に、討論はありませんか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 なければ、討論を終結いたします。

 これより本件について採決いたします。

 お諮りします。第65号議案、仮称平和の森公園体育館新築工事等請負契約に係る契約金額の変更についてを原案どおり可決すべきものと決するに御異議ありませんか。

 

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 御異議ありませんので、そのように決します。

 以上で、第65号議案の審査を終了します。

 次に、第66号議案、平和の森公園再整備工事請負契約に係る契約金額の変更についてを議題に供します。

 理事者の補足説明を求めます。

波多江経営室副参事(経理担当)

 それでは、第66号議案、平和の森公園再整備工事請負契約に係る契約金額の変更について補足説明をさせていただきます。(資料3)

 本議案につきましては、平成29年10月13日に議決されました第56号議案、平和の森公園再整備工事請負契約に係る契約金額を変更するものでございます。

 変更前の契約金額が15億8,403万6,000円、変更後の契約金額が15億9,218万7,840円で、815万1,840円の増額となっております。

 当該案件の契約者でございますが、住友・飛鳥・大澤建設共同企業体となってございます。代表者は住友林業緑化株式会社、構成員は株式会社飛鳥及び株式会社大澤造園土木で、3者全て区内事業者でございます。

 変更の理由でございますが、設計変更に伴い工事請負契約約款第18条に基づき契約金額を変更するものでございます。

 補足説明は以上でございます。御審議のほどよろしくお願い申し上げます。

委員長

 これより本件に対する質疑を行います。質疑はありませんか。

大内委員

 こちらの工事、多分、今年度2カ月以上これから残っていると思うんだけども、労務単価の上昇に伴い契約金額が不適当と平和の森公園はなってたよね。理由が2カ月以上まだ工事期間が残っているということなんだけど、こちらのほうの工事はそういうのは該当しないの。

波多江経営室副参事(経理担当)

 こちらのほうの契約の変更の理由については、設計変更のみということになってございますので、インフレスライド1%未満ということで、インフレスライドの条項に当てはまるような上昇に当てはまらなかったので、設計変更のみの金額の変更になっております。

大内委員

 いや、先ほど髙田さんが、工事で2.7%、あるいは電気で1.何%と言ったけど、こちらの工事もそういうのに該当するんじゃないの。こちらの工事、従事者の人たちの労務単価は上昇していないの。

髙田経営室副参事(施設担当)

 労務単価は上昇しているんですけども、インフレスライド額を算定する式において、最後に変動額の100分の1を引いた額を請求するので、その100分の1を、単純に言うと、1%の上昇した分の額が出ないとインフレスライドの精算額が出てこないので、そこで1%引いてしまったときに差額が出ない、プラスにならない場合は対象外という形になります。

大内委員

 こちらのほうの業種でいう労務単価の上昇は何%だったの。

波多江経営室副参事(経理担当)

 すみません、こちらのほうにつきましては、ちょっと把握をしてございません。

大内委員

 いや、だって、把握しているから、今髙田さんの言った答えが出てきたんでしょう。把握していなかったら調べていないという言い方になるじゃない。では、もう一度、参考までに、先ほど聞いた労務単価の上昇率、業種によって何%、何%と言いましたよね。それをもう一度言ってくれますか。

委員長

 先ほどの工事のですか。第65号議案のときの。

大内委員

 そう、参考までに。

髙田経営室副参事(施設担当)

 一応この1年間の上昇で、建築のほうが2.7%、電気が1.9%、機械で1.3%となります。建築工事です。

大内委員

 そうすると、この66号議案はどういう業種になるんですか。

波多江経営室副参事(経理担当)

 造園工事という工事種別になります。

大内委員

 造園工事の労務単価の上昇率は何%なんですか。もう一度聞きますけど。

波多江経営室副参事(経理担当)

 申しわけないんですが、そこの部分の変更のお願いの議案ではないので、ちょっと把握をしてございません。

委員長

 それはインフレスライド条項に該当しないから算出が出ていないということですか。

大内委員

 となると、先ほど労務単価等の「等」のところで材料費と言ったよね。材料費も上昇したと。こちらの工事のほうは、材料費は値上がっていなくて、最初の65号議案のほうは材料費が上がったと。66号議案のほうの工事は材料費は上がっていないと。そういうことも言えるの。

波多江経営室副参事(経理担当)

 66号議案のほうは、材料費等々のインフレスライド条項を適用した計算をしているのではなくて、高木の移植の追加経費と石積みの処分とか、それから購入の経費が積算をされているものでございまして……。

大内委員

 だから、していないんですかと。こちらで材料費が上がったんでしょう、体育館のほうは。野球場もみんな含めて、こちらは材料費は上がっていないんだと。だってさっき、労務単価等の中には材料費も含まれていますと言ったでしょう。それもかなり大きな部分も占めているような言い方をしたじゃないですか。こちらの工事では、材料費は上がったけど、こちらの工事は材料費は上がっていないと。そういうことなの。

波多江経営室副参事(経理担当)

 申しわけないです。繰り返しになってしまうんですけれども、賃金水準、物価水準の変動による変更額というのは、100分の1を超える額でない場合にはインフレスライド条項に当てはまらないので、ここの中には入っていないということです。

大内委員

 それは、さっき髙田さんが言ったからわかるから。材料費はこちら、じゃあ、計算していないんですか。いや、体育館工事の場合は、材料費は上がりました。でも、こちらの公園工事のほうのいろんな設備をつくっていると思うんだけど、そちらの材料費は上がっていないんだと。今、100分の1というのは、先ほど言った人件費のパーセンテージの話をしたんであって、髙田さんが言ったのは。材料費に関して、こちらで使っている材料費は上がっていないんですね。

波多江経営室副参事(経理担当)

 インフレスライド条項の中には、物価水準ももちろん含まれていますので、材料費はもちろん上がっているんですけれども、この条項の定義の中で計算をすると、変動額が100分の1に満たないので、積算をするとインフレスライド条項に当たらないという結果で、ここの変更額については、815万円というのは、中身としては、高木の移植の経費や石積みの経費だけが変更金額として出てきています。

大内委員

 要は、調べたんですねと。ちゃんと調べて、こちらの場合の材料費に関しては、約1%以上値上がりしていなかったと。あと、この種目に関しては、労働賃金も1%未満だったということなんですかと。

波多江経営室副参事(経理担当)

 こちらについては、所管のほうでそれに該当するかどうかについてはきちんと調べています。公園分野……。(「休憩を」と呼ぶ者あり)

委員長

 委員会を休憩します。

 

(午後1時43分)

 

委員長

 では、委員会を再開します。

 

(午後1時47分)

 

 他に質疑はございますか。

伊東委員

 関連して、疑義が生じちゃったんだけれど、労務単価等の上昇に伴う変更の部分はチェックされているんですか。それがまだ今のやりとりの中で曖昧になっているの。チェックして、それが1%を超えていないから、今回の上昇に反映されていないという認識でいいの。

波多江経営室副参事(経理担当)

 工事をする所管で全てチェックをしているということでございます。

伊東委員

 じゃあ、一応チェックはされている。それで、1%を超えていなかったから、その部分は反映していないと。今回の公園整備については、昨年10月に契約されて、工期を2期に分けて、たしか31年度まで工事が続くわけだけれど、今回のチェックした部分は、1期工事部分だけチェックしたの。それとも2期まではちゃんと通算でやっているの。それくらいはわかるでしょう。

波多江経営室副参事(経理担当)

 通算で計算をしているということでございます。

伊東委員

 通算で工事完了までという、つまり、この先まだ1年以上の部分でチェックしてみて1%を超えなかったと。でも、毎年、国土交通省から労務単価の見直しの通知が来る。そうすると、この工事案件だけでももう1回、来年の2月ごろに来る通知によって労務単価のチェックがなされると。それがまた1%に満たない場合、ただ、積算すると、当初の契約からすると、2回チェックのタイミングがあるんだから、0.9、0.9だとしても、1.8、そういうような影響額が生じているのにそれを救済する仕組みがあるのかどうか。

波多江経営室副参事(経理担当)

 その時点でまた残工事に従って労務単価、残工事の期間等に従って計算をし直して、また変更額が出れば変更するということになると思います。

伊東委員

 だから、それは今までの仕組みにのっとってやればそういうふうな答弁になるのはわかりますと言っているの。ただし、今回が0.9だとします。それでまた1年たって見直しの機会が来たときに、残工事期間はもっと短くなっているから、残工事量も減っているから。それで、またチェックしたらば1%に満たないから見直しの機会はなくなりましたということになるんだろうけれど、でも、一方で1年前に0.9でその機会を失った。それで1年後に見直してもまた1%を超えなかった。でも、通算、積算で言えば、1%を超えると、超えていたと。そういう救済の仕組みというのがあるのかどうかと聞いているんです。

波多江経営室副参事(経理担当)

 今、委員がおっしゃったような救済の仕組みというのはないということでございます。

伊東委員

 他の自治体からもそういう声は上がっていないの。

波多江経営室副参事(経理担当)

 他の自治体からそういった声というのは、ちょっと現在のところ私のほうで、課長会等々では聞いたことがないです。

伊東委員

 仮にそういう事情に至った場合に、区としてこの先何らかの方策を独自に検討する用意はあるの。

委員長

 法律に関係する問題なので、経理担当として考え方を述べればいいと思うんですけど。

波多江経営室副参事(経理担当)

 確かに、おっしゃられた問題点というか課題というのは、そのとおりかなというふうには考えておりますが、国で決められている計算方法に加えて、また変更額を見積もっていくということについては、いろんな情報を集めまして、それこそ国のほうに意見を聞いたり、情報を集めて検討してみたいと考えております。

伊東委員

 国の指導に基づいてのインフレスライド条項なんだから、それにのっとって今まで続けてきたというのはわかるけれど、そういう課題があるということを新たに認識した上で、今後どう対応するかというのも、軽々に判断できる問題じゃないと思うけれど、確かに現場ではそういう弊害が生じている可能性が推測できるので、よくよく調査検討してください。これは要望にしておきます。

羽鳥委員

 補正予算のときの話とも、確認させてはいただいたんですけれども、今回変更前と変更後で差額が815万円ということで、先ほどの答弁の中で、これは石の値段と高木の移植というふうなことをおっしゃっていたんですが、内訳というのは出せますか。

波多江経営室副参事(経理担当)

 高木移植の経費の追加が136万6,000円。石積みの処分と購入の経費が678万6,000円となっております。

羽鳥委員

 これも補正予算のときに確認させていただいたんですけれども、全体の金額としては、通算の工事、第1工区、第2工区全て含んでいる金額ということですが、この差額について言えば、第1工区のところの金額、補正予算のときにたしかそういう答弁だったと思うんですが、それで間違いないですか。確認です。

海老沢政策室副参事(予算担当)

 第1工区の工事の部分でございます。

委員長

 他に質疑はございますか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 よろしいですか。

 質疑がなければ、取り扱いを協議するため委員会を休憩いたします。

 

(午後1時55分)

 

委員長

 委員会を再開いたします。

 

(午後1時56分)

 

 質疑はありませんか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 なければ、質疑を終結いたします。

 次に、意見の開陳を行います。意見はありませんか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 なければ、意見の開陳を終結いたします。

 次に、討論を行います。討論はありませんか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 なければ、討論を終結いたします。

 これより本件について採決いたします。

 お諮りします。第66号議案、平和の森公園再整備工事請負契約に係る契約金額の変更についてを原案どおり可決すべきものと決するに御異議ありませんか。

 

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 御異議ありませんので、そのように決します。

 以上で、第66号議案の審査を終了します。

 次に、第67号議案、仮称弥生町六丁目公園体験学習センター新築工事請負契約を議題に供します。

 理事者の補足説明を求めます。

波多江経営室副参事(経理担当)

 それでは、第67号議案、仮称弥生町六丁目公園体験学習センター新築工事請負契約について補足説明をさせていただきます。(資料4)

 本議案は、議会の議決に付すべき契約案件、予定価格1億8,000万円以上の工事の請負に当たり御審議いただくものでございます。

 工事件名は、仮称弥生町六丁目公園体験学習センター新築工事でございます。

 工事場所は、中野区弥生町六丁目1番でございます。

 工期は、平成31年5月31日。工事概要については記載のとおりでございます。

 1の契約金額は、消費税を含め1億9,418万4,000円。契約者は、薩摩建設株式会社、区内事業者でございます。契約の方法は一般競争入札。予定価格は、消費税を含め2億271万6,000円。落札率は95.8%でした。

 契約者の営業概要は記載のとおりでございます。

 この入札には4者の参加表明があって、1者が辞退をいたしました。2者が予定価格より高い金額での入札価格により失格となったため、残りの1者が落札したという結果となっております。

 2ページに入札経過調書を添付してございますので、後ほどお読み取りください。

 以上で補足説明を終了いたします。御審議のほどよろしくお願いいたします。

委員長

 これより本件に対する質疑を行います。質疑はありませんか。

平山委員

 そもそもの弥生町六丁目公園の公園整備なんですけど、これは、完成予定はいつでしたっけ。

波多江経営室副参事(経理担当)

 完成予定は、平成31年8月30日が工期となっております。

平山委員

 公園整備のほうの入札って、1回不調になったりしませんでしたっけ。

波多江経営室副参事(経理担当)

 はい、そのとおりでございます。

平山委員

 今回の入札も1回不調になって再入札をかけているということでいいですか。

波多江経営室副参事(経理担当)

 今回の体験学習センターのほうもそのとおり、1回不調になって再入札という形でございます。

平山委員

 その二つの不調によって、当初予定をしていた、当初ですよ。開園日から現行の開園予定日がおくれているということってあるんでしたっけ。

波多江経営室副参事(経理担当)

 29年8月の建設委員会の報告では、開園が平成30年度の予定だったものが31年度に繰り延べになったという経過がございます。

平山委員

 それは不調が影響しているんですか。

波多江経営室副参事(経理担当)

 はい、そのように聞いております。

平山委員

 今回もこれでおくれるんじゃないかと思って心配していたんですけど、無事工事業者が決まったという御報告なんでね。それで、スケジュールを見る限り、おくれた計画よりも、その枠内でできるんで、まあ大丈夫かなとは思っているんですけど、本体工事も不調だった。学習施設も不調だった。同じ公園の整備で2回こういうことが起きているわけじゃないですか。これはどういう分析をされていますか。

波多江経営室副参事(経理担当)

 最初の不調につきましては、最初のというのが、予定価格に比較して、体験学習センターの工事の最初の不調は、入札価格が低過ぎて失格になってしまったということが一つございました。低く入札の金額を入れてきたということが原因になっておりますけれども、やはり、総合評価という形での入札の公告を出しているので、価格点だけではなくて、その会社の技術力であるとか、社会性であるとか、そういったことが点数になって、それで競争するという仕組みなんですけれども、そこの部分が事業者さんのほうになかなか御理解をいただいていなかったのかなというふうに考えております。

平山委員

 そうなのかな、そうは思わないけれど。それで、その前、一番最初の不調になったときは、学習施設もあわせて一体で出していませんでしたか。それで結局応札がなくて、学習施設、展示施設と公園と分けて出したんじゃなかったでしたか。そういうふうに記憶しているんですけど、違いましたか。

波多江経営室副参事(経理担当)

 はい、分離して発注をしたというふうに聞いています。

平山委員

 いや、そうじゃなくて、その前は最初一体で出して応札がなくてというようなことがありませんでしたか。

波多江経営室副参事(経理担当)

 はい、一体で発注をしたということでございます。

平山委員

 あまり長々とやるのもあれなんで、要は、一つの公園なんですけど、出し方が変わった。公園と学習展示施設を最初一緒に出していたと記憶しているんですよ。それで出し方が変わった。公園は公園で落ちた。でも、学習展示施設は、これまた不調になっちゃった。幸い今回は、これが工期のおくれにつながらなかったからいいですけども、地元の人にしてみたら、一度ここでね、本当だったら今年度中に開園をしていたものが延びちゃったわけじゃないですか。それでまたそれが延びるということになると、やっぱり地元の人にしてみれば、楽しみにしている公園だから、そんなことはあってはならないと思うんですよね。だけど、全体を通して見ると、かなりリスキーだったなというふうに見えなくもなくて、だから、よくよく原因追求はしてほしいんですね。さっきの、総合評価を業者さんがよく理解していないというのは、とても分析とは思えないので。ということと、もしかしたら体力のある業者がなかなかいないというんであれば、それなりのことを考えなきゃいけないし、当然こういう時期ですから、いろんな工事で不調が出るというのはわかるんですけども、でも、そのことによって、区民に対するサービスのおくれが出てしまうということがあるということはやっぱり極力控えていかなきゃいけないんで、そういう意味で、今回の件もしっかりきちんと分析をしていただきたいなと。別に御報告は必要ないですから、思っているんですけど、どうですか。

波多江経営室副参事(経理担当)

 所管といたしましても、入札の不調によって、議決のタイミングとしても、ぎりぎりのタイミングということでお願いをせざるを得なかったということがございますので、今後原因というか、どういうふうにしたら、そういう不調がなくなるのかというと極端ですけれども、どういう理由でこういう形になってしまったのかということについてはきちっと検証して、改善ができるところはしっかり考えていきたいと思っております。

平山委員

 よろしくお願いします。最後にもう一つだけ。これは大規模開発ですか。

波多江経営室副参事(経理担当)

 大規模開発ということの定義がちょっと今すぐにわからないのでお答えのしようがないんですけれども。

平山委員

 いや、それじゃあ困っちゃうんですよ。この前私一般質問して、大規模開発の定義をお尋ねしたばっかりで、区長は答弁されているんですよ。だから、庁内でちゃんとそれが共有されているのかなと思ってお尋ねをしているんですけど。まずいんじゃないですか、共有されないと。これからやるさまざまな事柄が、これは大規模開発に当たるのかどうか。私はそういう言葉の使い方って、あれは形容詞がついていますから、どうなのかなとは思ってはいるんですけれども、でも、答弁されているわけですから、それは庁内できちんと確認をしていただかないと、我々も質問する際に、区長は、大規模開発偏重というのはよろしくないという話をされて、じゃあ、行政が考える大規模開発というのはどれなんだというのを、そちらがちゃんと把握していただかないと議論のしようがなくなっちゃうんですよ。と思って伺ったんですけど。まあ、御答弁はいいですかね。波多江さんは承知していないというから、前の人かな。

髙橋経営室長

 大規模開発という定義、非常に難しいものがありまして、こういった公園とかが大規模になるのか。ただの規模の大きさということもありますし、内容のものにもよるのかなと思います。こういったことについては、しっかりと私どもも、どういったものがそういったことに該当するのかというのをしっかり把握してお答えしたいなと思っております。

委員長

 他に質疑はございますか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 質疑がなければ、取り扱いを協議するため委員会を休憩します。

 

(午後2時08分)

 

委員長

 委員会を再開いたします。

 

(午後2時09分)

 

 質疑はございますか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 なければ、質疑を終結いたします。

 次に、意見の開陳を行います。意見はありませんか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 なければ、意見の開陳を終結いたします。

 次に、討論を行います。討論はありませんか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 なければ、討論を終結いたします。

 これより本件について採決いたします。

 お諮りします。第67号議案、仮称弥生町六丁目公園体験学習センター新築工事請負契約を原案どおり可決すべきものと決するに御異議ございませんか。

 

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 御異議ありませんので、そのように決します。

 以上で、第67号議案の審査を終了いたします。

 以上で本日予定した日程は終了しますが、各委員、理事者から特に御発言はございますか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 なければ、以上で総務委員会を散会いたします。

 

(午後2時10分)