平成30年08月30日中野区議会中野駅周辺・西武新宿線沿線まちづくり調査特別委員会
平成30年08月30日中野区議会中野駅周辺・西武新宿線沿線まちづくり調査特別委員会の会議録

中野区議会中野駅周辺・西武新宿線沿線まちづくり調査特別委員会〔平成30年8月30日〕

 

中野駅周辺・西武新宿線沿線まちづくり調査特別委員会会議記録

 

○開会日 平成30年8月30日

 

○場所  中野区議会第1委員会室

 

○開会  午前1000

 

○閉会  午後004

 

○出席委員(13名)

 久保 りか委員長

 内川 和久副委員長

 山本 たかし委員

 高橋 かずちか委員

 木村 広一委員

 広川 まさのり委員

 北原 ともあき委員

 白井 ひでふみ委員

 森 たかゆき委員

 いながき じゅん子委員

 大内 しんご委員

 近藤 さえ子委員

 長沢 和彦委員

 

○欠席委員(0名)

 

○出席説明員

 経営室長、新区役所整備担当部長 橋 信一

 経営室副参事(施設担当) 髙田 班

 経営室副参事(用地担当) 吉沢 健一

 経営室副参事(用地調整担当) 小倉 洋

 経営室副参事(新区役所整備担当) 中村 洋

 経営室副参事(新区役所区民サービス担当) 永田 純一

 経営室副参事(新区役所情報システム担当) 中谷 

 都市政策推進室長 奈良 浩二

 都市政策推進室副参事(産業振興担当) 浅川 靖

 都市政策推進室副参事(グローバル戦略推進担当、都市観光・地域活性化担当) 藤永 益次

 都市政策推進室副参事(中野駅周辺まちづくり担当) 松前 友香子

 都市政策推進室副参事(中野駅周辺計画担当) 石井 大輔

 都市政策推進室副参事(中野駅周辺地区整備担当) 石橋 一彦

 都市政策推進室副参事(中野駅地区都市施設調整担当) 小幡 一隆

 都市政策推進室副参事(中野駅地区都市施設整備担当) 江頭 勝

 地域まちづくり推進部長 角 秀行

 地域まちづくり推進部副参事(まちづくり企画担当、西武新宿線沿線まちづくり企画担当) 荒井 大介

 地域まちづくり推進部副参事(北東部まちづくり担当) 高村 和哉

 地域まちづくり推進部副参事(北西部まちづくり担当) 藤原 慶

 地域まちづくり推進部副参事(西部まちづくり担当) 菊地 利幸

 地域まちづくり推進部副参事(東部・南部まちづくり担当) 森 眞一郎

 都市基盤部長 豊川 士朗

 都市基盤部副参事(都市計画担当) 安田 道孝

 都市基盤部副参事(道路担当) 井上 雄城

 

○事務局職員

 書記 野村 理志

 書記 立川 衛

 

○委員長署名


審査日程

○委員会参与の変更及び異動について

○議題

 中野駅及び駅周辺地区整備について

 区役所の整備について

 西武新宿線沿線まちづくりについて

 連続立体交差事業の区間の延伸について

 区内交通結節点周辺のまちづくりについて

 区内南北交通の利便性向上について

○所管事項の報告

 1 新庁舎整備基本設計の進捗状況について(新区役所整備担当)

 2 中野駅新北口駅前エリア再整備の検討状況について(中野駅周辺計画担当)

 3 中野駅南口地区まちづくりについて(中野駅周辺地区整備担当)

 4 中野駅西口地区まちづくりについて(中野駅周辺地区整備担当)

 5 中野駅西側南北通路・橋上駅舎等事業に伴う実施設計作業の進捗状況及び設計期間の行程延伸等について(中野駅地区都市施設調整担当)

 6 中野駅西側南北通路・橋上駅舎等事業に伴う支障移転工事等の実施について(中野駅地区都市施設整備担当)

 7 その他

(1)平成30年度西武新宿線踏切渋滞解消促進期成同盟決起大会の開催状況について(西武新宿線沿線まちづくり企画担当)

○地方都市行政視察について

○その他

 

副委員長

 それでは、定足数に達しましたので、中野駅周辺整備・西武新宿沿線まちづくり調査特別委員会を開会します。

 本日の審査についてお諮りいたします。

 本日は、お手元に配付の審査日程(案)(資料1)のとおり進めたいと思いますが、これに御異議ありませんか。

 

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

副委員長

 御異議ありませんので、そのように進めます。

 本日の審査に当たっては、正午を目途に進めたいと思いますので、御協力をお願いいたします。

 議事に入る前に、お手元に配付の資料(資料2)のとおり8月1日付で委員会参与の変更及び異動がありました。本日、当委員会から転出された理事者の方がお見えですので、休憩して御挨拶をいただきたいと思います。

 委員会を休憩します。

 

(午前10時01分)

 

副委員長

 委員会を再開します。

 

(午前10時02分)

 

 次に、異動のあった参与について御紹介と挨拶をお願いいたします。

奈良都市政策推進室長

 それでは、都市政策推進室の委員会参与に異動がございましたので、御紹介いたします。

 グローバル戦略推進担当が異動いたしまして、当該業務につきましては、都市観光・地域活性化担当の藤永副参事があわせて担当することになりましたので、御紹介いたします。

藤永都市政策推進室副参事(グローバル戦略推進担当、都市観光・地域活性化担当)

 藤永でございます。引き続きよろしくお願いします。

奈良都市政策推進室長

 以上でございます。よろしくお願いいたします。

副委員長

 以上で当委員会参与の変更及び異動についてを終了いたします。

 それでは、議事に入ります。

 中野駅及び駅周辺地区整備について、区役所の整備について、西武新宿線沿線まちづくりについて、連続立体交差事業の区間の延伸について、区内交通結節点周辺のまちづくりについて、区内南北交通の利便性向上についてを一括して議題に供します。

 所管事項の報告を受けます。

 1番、新庁舎整備基本設計の進捗状況についての報告を求めます。

中村経営室副参事(新区役所整備担当)

 それでは、新区役所整備基本設計の進捗状況について御報告申し上げます。本報告につきましては、本日の総務委員会においても報告をする予定となってございます。

 資料(資料3)をごらんください。

 新庁舎の整備に当たりましては、平成28年12月に策定いたしました「新しい区役所整備基本計画」に基づきまして、平成30年2月に基本設計に着手し、検討を進めているところでございます。本報告でございますが、現在検討を進めてございます基本設計におけるコンセプト、ゾーニング等の進捗状況について報告するものでございます。

 初めに、資料の1番の設計コンセプトについてでございます。新庁舎の整備に当たっての主な取り組みにつきましては、次の5点でございます。(1)番、区民の利便性が高い新庁舎でございます。こちらにつきましては、区民の利用頻度が高い窓口を低層階に集約配置するとともに、ワンストップサービスを拡充するなど、区民にとって利便性の高い庁舎を実現するというものでございます。

 続きまして、(2)番、区民活動を推進する新庁舎でございます。こちらにつきましては、コンサートや講演会などのさまざまなイベントが開催可能なイベント会場を1階に整備するほか、情報・展示コーナーや飲食・売店機能などを整備いたします。また、これらを隣接する集いの広場と一体的に活用することで、新庁舎を区民活動の拠点として整備してまいります。

 続きまして、(3)番の維持管理しやすい庁舎でございます。建物の更新や清掃などの維持管理が容易に行えるようにするとともに、さまざまな省エネ技術の採用により、ライフサイクルコストの低減を図ってまいります。

 続きまして、(4)番、環境とともに生きる新庁舎でございます。こちらにつきましては、自然エネルギーなどの活用により、CASBEE、建築環境総合評価システムでございますが、こちらの最高水準を目指してまいります。

 (5)番の安全・安心のシンボルとなる新庁舎でございます。新庁舎の耐震性能は最高水準を目指すものとし、庁舎全体を免震構造といたします。1階シティホールにつきましては、発災時には災害情報や安否情報の発信場所や臨時の行政相談場所等としての活用を考えてございます。また、区長室のあるフロアにつきましては、発災時に災害対策本部に迅速に機能転換できるよう整備を進めてまいります。

 続きまして、2枚目をごらんください。2番の新庁舎のゾーニング及びセキュリティについてでございます。初めに、(1)のゾーニングについてでございます。新庁舎では、1階から4階を主に区民が利用できるコミュニティゾーンといたします。ここにはさまざまな手続や相談ができる総合窓口を設置するとともに、区政情報の収集や区民同士の交流・活動をする機能を集約いたします。5階には、現庁舎の2階にございます東京都第三建設事務所を配置いたします。6階から9階は主に職員が執務を行うオフィスゾーンといたします。職員の執務スペースを集約することで、効率的で創造性の高い執務空間を整備いたします。10階、11階の上層階は独立性を確保しやすい特性があることから、議場を有する議会ゾーンといたします。また、新庁舎につきましては南北両端に階段・エレベーターなどのコアを配置いたしまして、来庁者専用動線による快適性や利便性の向上を図るほか、執務室のセキュリティの確保を図ってまいります。

 それでは、ここで別紙をごらんください。別紙の図面でございます。1枚目につきましては、地下階及び1階のゾーニング図が掲載されてございますので、ごらんください。図面の左側、2フロアにつきましては地下階でございます。こちらの地下階につきましては、主に駐車場としての活用を考えてございます。地下1階は来庁者用、地下2階は業務用の利用を想定しているところでございます。図面の右側が1階でございます。1階には正面玄関、エントランスホールがございまして、イベント会場、子育て関係スペースなどを整備いたします。イベント会場につきましては、集いの広場側の開口部分を開放することにより、広場と一体的な利用が可能となるような計画を考えてございます。イベント開催時以外では、大会議室としての使用も想定しているところでございます。また、食堂やコンビニエンスストアなどの整備を計画してございます。

 図面の裏面をごらんください。2枚目でございます。2枚目の図面をごらんください。上段左から2階、3階、4階となってございます。2階、3階は総合窓口を設置いたします。

 2階はライフイベント窓口としまして、戸籍、転入転出、税務、国民健康保険、国民年金、後期高齢、介護などの窓口を設置いたします。

 3階は子ども・福祉窓口とし、子育て支援や保育園・幼稚園、高齢福祉、障害福祉、福祉資金などの窓口を設置いたします。なお、総合窓口を設置いたします2階、3階へは、エスカレーターを設置いたしまして、エレベーター以外の縦動線を確保することで、来庁者の利便性の向上を図ってまいります。

 続きまして4階でございます。4階につきましては執務室のほか、公共公益活動団体スペースの配置を計画してございます。ここには町会連合会の事務室や社会福祉協議会などが入ることを想定してございます。4階フロアの中央にございます四角い枠でございますが、こちらにつきましては自然換気システムエコボイドとなっております。4階以降、最上階まで吹き抜けとなっており、自然採光、自然通風を促し、良好な執務環境を形成するとともに、環境負荷の低減を図るものでございます。

 続きまして、上段の一番右は5階でございますが、東京都第三建設事務所が入る計画となってございます。

 続いて、下段をごらんください。初めに、一番左、6階でございます。6階には執務室のほか、会議室を集中的に配置しております。この会議室は、発災時には災害対策本部として機能転換できる計画としてございます。

 次に左から二つ目、7階から9階でございます。このフロアは主な執務スペースとなります。

 続きまして、下段右側の2フロアが議会ゾーンとなります。10階は議場のほか、委員会室、議員室、議会事務局等を配置いたします。11階は議場の傍聴席の設置を計画してございます。

 もとの資料をごらんください。先ほどの続きになります。

 (2)番のセキュリティについてでございます。新庁舎では、各フロアの南北両端にコアを配置し、南コア側を来庁者用エリアとします。北コア側の執務エリアと明確に区分けを行うこととしまして、階段・エレベーターなども南コア側を来庁者用、北コア側を業務用として動線を分離いたします。これによりまして、来庁者の快適性、利便性の向上を図りつつ、フロアごとに必要なセキュリティラインを設定することが可能となり、セキュリティの向上が図られるものと考えてございます。

 続きまして、3番の新庁舎に備える機能の変更についてでございます。こちらにつきましては、基本計画で定めた庁舎に備える機能について、一部変更することとしたものでございます。初めに、(1)の子育て関係スペースでございます。こちらにつきましては、イベント時について乳幼児親子が活用できるスペースを1階に整備いたします。(2)保健所機能でございます。保健所としての独立性や新庁舎低層部の機能・配置を考慮し、合築しないことといたします。

 続きまして、3ページ目にいきまして、(3)番、休日固定診療所でございます。中野区医師会と運営体制について協議を行ってきたところでございますが、管理運営のあり方等課題が多いことから、新庁舎への設置は行わないことといたします。

 続きまして、4番の区民ワークショップの開催についてでございます。こちらにつきましては、親しみやすい庁舎を整備するため、区民ワークショップを開催いたします。(1)番、区民ワークショップの目的でございます。「誰もが親しみやすい使いやすい新庁舎」や「人々の交流の場、にぎわい発信地の運用・機能」について意見を伺い、新庁舎整備の検討に活用することを目的として開催するものでございます。(2)番の開催日時でございます。平成30年9月30日日曜日、10月13日土曜日の10時から正午の全2回を予定してございます。会場は区役所9階の会議室を予定しているところでございます。(3)番の想定人数につきましては、30名程度の参加を考えてございます。

 続きまして、5番の今後の予定でございます。平成30年12月に基本設計(素案)策定、議会報告を行った後、区民の意見交換会の実施を考えてございます。続きまして、平成31年1月、基本設計(案)の策定、議会報告を行いまして、平成31年3月に基本設計の策定、議会報告を行うことを考えてございます。

 御報告は以上でございます。

副委員長

 ただいまの報告に対し、質疑はありませんか。

高橋委員

 ありがとうございました。幾つかお聞きしたいんですけど、最初の設計コンセプトの中でいろんな考え方が分かれているんですけども、BCPに関しての記述がないんですけども、この辺はどうお考えなんですか。

中村経営室副参事(新区役所整備担当)

 BCP、事業継続につきましても重要な課題であると認識してございます。新庁舎につきましては、6階のほうに防災機能を集約いたしまして、災害が発生した際にも迅速に機能転換を行いまして、対応のほうをできるように考えてございます。

高橋委員

 そうすると、この5番の安全・安心のシンボルというところの中に災対本部に機能転換とありますけど、それとは別に事業継続というかね、区民の生活をとか中野の行政を遅滞なく、停滞ないような、そういうBCPの文言を少しうたっておいたほうがいいんじゃないかなというふうに思うんですけど、どうでしょう。

中村経営室副参事(新区役所整備担当)

 委員から御指摘いただきました点につきましても十分考慮して、設計のほうを進めてまいります。

高橋委員

 それから、1階平面図のところに、ちょっと細かい話なんですけど、食堂ってあるんですけど、これはこれから詰めるんでしょうけど、今のお考えとしてはどういう食堂をイメージされていますか。

中村経営室副参事(新区役所整備担当)

 今度、新庁舎は、今の食堂は2階にございますけども、1階に設けますことで、より多くの区民の方に使いやすい食堂ということで考えています。その辺の運営につきましては、これから検討になろうかなというふうに思ってございます。

高橋委員

 せっかく1階で、より多くの区民の方が利用するというんであれば、今、都心の大手企業が社員、それから、そこを利用する方の健康を考えて、そういう新しい、単に定食を出してお腹を満たすということじゃなくて、いわゆる健康増進というコンセプトでいろんな発信をしていく、そういう食堂があると思うんですけども、その辺をぜひ加味していただきたいと思うんですけど、そういうお考えはおありですか。

中村経営室副参事(新区役所整備担当)

 今いただいた御意見を参考に、区民の方の健康増進につながるようなことも考えていきたいというふうに思ってございます。

高橋委員

 災害が起きたときでも何でも頑張るのはまず職員なので、そこの健康管理であったり、そういうものもきちっと管理というか、できるようなものをぜひお願いしたいと思います。

 それから、各階平面図の中で6階のところが、会議室が災害時のオペレーションルームになるというふうになっているんですけども、万が一の災害が起きたときに、そこが災対本部になったり、区長エリアとか、ここがそうなっていくと思うんですけど、そのときの備蓄関係というのはどういうお考えになるんですか。

中村経営室副参事(新区役所整備担当)

 新庁舎につきましては、職員がある一定程度の期間こちらの新庁舎のほうで業務に当たれるように備蓄のほうをする予定でございます。

高橋委員

 1階にいわゆるインフォメーションのようなものも機能するということは、そこに区民が押し寄せるわけで、そこで何も提供しないのかといったときには、本来、すると約束しなくてもいいのかもしれないけども、ただ、災害時になったときに、区民の安全を守る行政が何も提供しないで済むのかという問題もあるし、実際東北のときとかでも東京で帰宅困難者が出たときとかに、不特定多数が多く出入りするようなところがシャッターを閉める閉めないとかで結構社会問題になったりしているので、その辺の準備とか、その辺はきちっと備蓄をするのかしないのか、あるいはどう説明するのか。後々世間だったり、マスコミにたたかれるようなことがないように、その辺は今から準備をしておいていただきたいというのがお願いです。

 それからあとは、詰める職員の備蓄というのが、動線というか、ストックヤードというか、その辺の動線関係もきちっと考えておいてほしいと思います。その辺はいかがでしょう。

中村経営室副参事(新区役所整備担当)

 災害発生時にそういった備蓄が速やかに使用できますよう、動線計画も検討してまいります。

近藤委員

 何点か伺います。1階の子育て関係スペースというのはどういうことを想定していますか。

中村経営室副参事(新区役所整備担当)

 こちらにつきまして、詳細の検討はこれからになりますが、来庁された方がイベント時等にこちらの施設を乳幼児親子の方が活用して、利用できるようなスペースを考えてございます。

近藤委員

 まだ検討段階ということですね。あと、(2)の区民活動を推進する新庁舎ということで、区民活動を推進することに力を入れていこうということだと思うんですけど、2番目に取り上げていらっしゃるので。その4階の公共公益活動団体スペースというところはどのようなことを考えていらっしゃいますか。

中村経営室副参事(新区役所整備担当)

 4階の公共公益活動団体スペースにつきましては、現在においては社会福祉協議会と町会連合会の事務室とさまざまな団体が使用できる会議室等を検討してございます。

近藤委員

 そうしますと、二つの団体には決められた部屋があるけれど、ほかのところには特にその団体の部屋という形では置かないということですか。

中村経営室副参事(新区役所整備担当)

 現計画ではそうでございます。

近藤委員

 これは新庁舎につくったほうがいいということではないんですけど、全体の計画として区民活動ができる部屋というのが会議室という借り方、区民活動センターとかで会議室として借りる借り方はできるんですけれども、拠点となるような場所がどこにもないんですよね。それで、やっぱり使い勝手のいい、せっかく区役所につくるんですから、区民活動センターとはちょっと使い方というか、利便性がよりいいものにならないと区民活動センターと同じだと思うんですよ。それで会議室でいいのか、やっぱり拠点となるような部屋をどういう形でつくるかは、皆さんの意見を聞いて進めていかれたらいいと思うんですけれど、公益活動をこれから進めていかなくてはならないので、やっぱり拠点というものの考え方を総合的に考えて、この区役所に会議室として置けばいいのかとかいう、どういう視点で置けばいいかということを検討されたほうが、会議室はぼそぼそあるけれど、そこをまた区民活動センターと同じにくじ引きでとるとか、そういった形なのか。団体は二つではありませんので、この二つの団体に部屋があるということはいいことだと思いますけれど、ほかの団体の部屋というのをどういうふうに持っていくかということも、この区役所も含めて、ほかのところと調整をしていくことが大事だと私は思うんですけれど、いかがですか。

中村経営室副参事(新区役所整備担当)

 新庁舎のスペースの制限もございますので、全ての団体に専用の部屋というのは難しいかなというふうに思ってございます。公益活動の活動場所につきましては、そちらの部屋の稼働率等も含めまして、考えていきたいと思います。

近藤委員

 ぜひね、区民が、公益活動が広がるということをコンセプトとしていますので、イベントをやるとか、コンサートをやるというのは、ちょっと規模は小さかったかもしれませんけれど、ここの区役所でもコンサートをやったり、いろんなことはできたわけですよ。それとはまた一歩進んだ公益活動が広がるような区役所をぜひつくっていっていただきたいと思いますけど、その辺はいかがですか。

中村経営室副参事(新区役所整備担当)

 区内のさまざまな団体が活動しやすいスペースは検討してまいります。

長沢委員

 2ページ目の3番、新庁舎に備える機能の変更について、(1)のところは今、近藤委員も聞かれて、具体的にはこれからというお話。(2)、(3)についてなんですけど、保健所機能は保健所としての独立性や、新庁舎低層部の機能・配置を考慮し、合築しないという話なんだけど、もともと保健所の独立性であるとか、ちょっと機能・配置のほうでなかなかうまくいかなかったという話かもしれないんですけど、何かこんな1行で簡単に言われちゃったけど、もともと構想としてどういう話だった。それが何でこんなふうに、こんなふうにというか、いや、私も保健所は別に独立しているんだから、一緒にすること自身のほうがリスクはあるんじゃないかな。たしかあのときもいろいろな、総務委員会でしたかね、当時は。リスクというか、動線も別にしてというような、そんなお話でもあったんだけど、改めてこういうふうになったのはどうしてなのか、もうちょっと詳しく御説明をいただきたいなと。

 ついでに伺っちゃいます。(3)のほうについても、言ってみれば、こういう形で医師会との協議が整わなかったというお話なのか。要するにそういうことだけではなくて、区としても運営のいろんな課題があるから見直すんだという、ちょっとここについてもう一つ詳しく御説明いただきたいんですけど、いかがでしょうか。

中村経営室副参事(新区役所整備担当)

 (2)番の保健所機能につきましては、当初は区民の利便性向上と危機管理の強化ということで、合築する計画としてございました。その後、基本設計で具体的な検討を進めたところ、独立した区画や専用のエントランスが必要だということがはっきりいたしまして、保健所の設置につきましては面積的に厳しいという結論に至ったところでございます。

 2番目の質問の休日固定診療所につきましては、区の医師会と区のほうで、運営の主体が区と医師会、どちらがメインで行うのかということの調整がつかなかったというふうに聞いてございます。

長沢委員

 運営の主体の調整がつかなかったことで、そのことをもってここに置かない。つまり、それは先送りにしても、ここで何とかやろう。それは選択肢としてはない。そういう理解でいいんですか。

中村経営室副参事(新区役所整備担当)

 現在のところ、新庁舎のほうに合築することはしないという計画でございます。

長沢委員

 もう一つちょっとお伺いしたいのは、新しい区役所をつくるということで、私たちも視察でいろいろ見させてもらったりもしているんですけども、同時に、例えば、じゃ、現行の区役所にある機能というか、部屋というか、いろいろあって、例えば7階にある会議室とか、いろいろあると思って、今何があるのか、ちょっとごめんなさい。そういったものは、例えば1階にある会議室のところで、そこで今度は使うというもので、あるいは職員の人たちの組合のほうはまたちょっと違うのか。互助会とか今はないんですかね。そういうものの事務所とか、昔はあったような気がするけど、ちょっとごめんなさい。今、現状が不理解かもしれない。あるいは職員の方の健康相談とかありましたよね。ああいうものというのは今度はもう、ゾーニングの段階ではありますけど、そういうのはどうされるんですか。

中村経営室副参事(新区役所整備担当)

 現庁舎の7階にあります機能をはじめ、現庁舎にある機能につきましては、基本的には新庁舎にも全て持っていくような計画をしてございます。区民の方が使っていただく会議室は1階にもございますし、低層部のほうにも一定程度の会議室の数を確保していきたいというふうに考えてございます。

白井委員

 1階の区民利用大会議室兼イベント会場というのを見ると、別紙の中で集いの広場から、外から直接出入りができるように見受けられます。このことはいいんですけども、開庁時だけじゃなくて、例えば休日、土日祝日等のときに、いわゆる職員の方々がおられないときに、開放をここだけではなくて、庁舎全体を利用というのをどのように考えておられるんでしょうか。

中村経営室副参事(新区役所整備担当)

 新区役所につきましては、1階が区民の方に使っていただくエリアということで、細かい運用はこれから検討になるんですけども、現状よりも区役所が開庁していない時間帯についてもある程度オープンにするという方向で考えていきたいというふうに思ってございます。

白井委員

 反面、そうすると、先ほど一、二階、エスカレーターを設けて動線を確保とあったんですけども、なかなかその執務を行うところだとかというところへ行けないようにするというセキュリティの確保も大事だと思うんですね。どの施設を開放して、どの施設を行けないようにするというような動線だとかというのも含めて、配置をというんですけども、その辺はもう検討された上での現状の配置というふうになっているんでしょうか。

中村経営室副参事(新区役所整備担当)

 新庁舎は、セキュリティゾーンと区民の方が入れるゾーンを分けますので、その辺も含めまして検討のほうをしているところでございます。

森委員

 ちょっと幾つか伺います。まず設計コンセプトのところなんですが、これまでと何か変わったところってあるんですか。考え方的に。ちょっと具体化されてきたなというのはわかるんですけど、基本的なコンセプトとしては変わっていないのかなと思うんですけど、いかがですか。

中村経営室副参事(新区役所整備担当)

 こちらにつきましては、基本計画のときに機能実現四つと性能実現三つをうたってございまして、そちらの機能実現と性能実現を集約したようなイメージになろうかと思ってございます。

森委員

 それで、1階の図面を見させていただくと、もともとエントランスとかシティホールとかが1階にとかというような話だったかと思うんですが、何かこれを見ると、果たしてワンフロアこれに使っていいのかというような気がして、というのは一般的に区役所って、区役所というか庁舎って、入ると、1階に窓口がばっと並んでいるところが多いじゃないですか。それをせずに、新しい中野区の新庁舎は2階、3階に窓口を置く。それで、食堂が1階にとか、会議室が1階にある必要があるのかなと思うと、窓口ってやっぱり1階が基本なんじゃないかなと思うんです。その辺て、どういう検討でこうなっているんですか。

中村経営室副参事(新区役所整備担当)

 新庁舎のコンセプトでございますが、新庁舎の1階につきましては、区民の方が使っていただけるようなスペースの検討ということで、イベント会場や食堂の配置を検討してございます。新庁舎2階、3階が総合窓口になるわけでございますけども、こちらにつきましてはエスカレーターもございますので、区民の利便性も担保されるというふうに考えてございます。

森委員

 一応きょうのところはそれで承っておきます。それで、区民ワークショップの開催についてとあって、これはいいんですが、参加想定人数というのが書いてあって、わざわざ人数が書いてあるというのも何か珍しいなという気がするのと、あと、最近は対話集会じゃなくて、タウンミーティングと言っているんでしたっけ、区長のタウンミーティングなんかの人数を見ていても、30で足りるかなというような気もするんですが、そのあたりはいかがですか。

中村経営室副参事(新区役所整備担当)

 こちらは30名程度と書いてございますけれども、もう少し応募があった場合も受け入れられるような体制を考えているところでございます。

高橋委員

 さっきちょっと聞き漏らしちゃったんですけど、今お話が出たワークショップの件なんですけども、今まで基本構想だったり、私どもに御説明いただいて、2月から基本設計に入ったということなんですけど、その過程の中で区民への説明というか、開示というか、その辺はどういう形でやりましたか、ちょっと確認をしたいんですが。

中村経営室副参事(新区役所整備担当)

 基本設計に入ってからは区民への説明ということはしてございませんで、この報告をもちまして、今後、区報や意見交換会を開催していきたいというふうに考えてございます。

高橋委員

 基本設計着手の前はどういう形で。

中村経営室副参事(新区役所整備担当)

 基本計画をつくるに当たりまして、素案、案ということでそれぞれの段階に伴いまして、パブリック・コメントや意見交換会のほうを実施してきたところでございます。

高橋委員

 そうすると、素案であったり構想の段階、いわゆる基本のコンセプトにつながる中で区民に説明をして、パブコメももらって、議会に説明をして、2月から基本設計で具体的に施設構成というか、そういうゾーニングを含めて今進めていますよね。今後ワークショップを開催して、このワークショップって、要はグループで好きな討議をして盛り上がっていくわけですよね。そうすると、例えば新庁舎機能の基本コンセプトだったり、あるいは基本構想に触れるような変更につながるような、そういう意見が大きく出てきて、それがある程度のワークショップの中の成果物として集約された場合というのは、基本設計の見直しに入るということになるんですか。

中村経営室副参事(新区役所整備担当)

 区民のワークショップはさまざまな御意見をいただくことを想定してございます。今、基本設計を進めている段階でありまして、取り入れられるものについては取り入れるというようなことになりますけども、幅広く意見のほうをいただければというふうに思ってございます。

高橋委員

 メジャーな意見があって、それが取り入れられない場合は、そのワークショップで出た成果はどうなるんですか。

中村経営室副参事(新区役所整備担当)

 意見をいただきまして、新庁舎のコンセプトということで取り入れられるものにつきましては、反映のほうをしていきたいというふうに思ってございます。なかなかこれまでの検討からあまり外れたものについての反映というのは難しいかなというふうに思ってございます。

高橋委員

 そうすると、何かワークショップってガス抜きのように見えちゃうんだけど、何でやるの、今さら。ちゃんと説明、パブコメももらっていく中で、いよいよ議会でも基本的な考え方はよしとして、あとは基本設計へ入っているわけで、普通は基本設計、次、実施設計という形で具体的な細目に詰めていく中で、お金をどうしていくのかとか、メンテナンスでよりビルのライフサイクルコストを抑えていくとか、そういう話になるわけですけども、ここでワークショップをやるという意味がわからないんですけど、もう一度説明していただけますか。

中村経営室副参事(新区役所整備担当)

 ワークショップでございますけども、新庁舎の低層階のほうの区民の方が使っていただく1階を中心としたエリアの運営等のありようについて、御意見のほうをいただければというふうに思ってございまして、こちらは区民の方に使っていただくスペースになりますので、幅広い御意見をいただければというふうに考えてございます。

高橋委員

 先ほどもちょっと触れたんですけども、そうすると、例えば1階が区民利用のスペースに特化した考え方でなっていると。万が一の大災害が起きたときには、まさに今以上に区民の方がそこに多くいらっしゃる場合も想定されるといったときに、ワークショップの中で、じゃ、災害が起きたときはどうするんだという区民の方の心配のそういうテーマが出てきたときに、さっき話に出た備蓄はどうするのかとか、セキュリティゾーンがあるんだけども、そのセキュリティを超えて非常事態のときはどうするのかとか、そういうところまできちっとストーリー展開をした上で準備をしていかないとまずいと思うんですけど、その辺はいかがですか。

中村経営室副参事(新区役所整備担当)

 1階のほうの検討の際も、有事の際、災害時の際に区民の方が困らないような活用につきましても、ワークショップのテーマとして考えていきたいというふうに思ってございます。

森委員

 1点すみません、聞き漏らしていました。新しい区役所整備の検討を進めていますという、ホームページ等でCMアドバイザリー業務委託契約をしていますという話が出ていて、私の記憶違いだったら申しわけないんですが、こういう契約をしましたという形で行政側から報告をいただいたタイミングはなかったんじゃないかなと思うんですが、どこかで話が出ていたかどうかというのと、あと、もしかしたら改めてになるかもしれないですが、何を委託していて、例えば今回の報告にはどういうところに反映されているのかというところをちょっとお聞かせください。

中村経営室副参事(新区役所整備担当)

 新庁舎の基本設計に当たりまして、CMのほうの委託は行ってございます。個別の事業につきまして、CMをやったというようなことは、議会報告は考えてございませんけども、今後適切に議会への情報提供は行っていきたいというふうに考えてございます。

森委員

 それはそれでいいんですけど、その成果というのがどういう状況なのかというところ。

中村経営室副参事(新区役所整備担当)

 CM業務ということでコンサルに入って一緒に検討しているところでございます。新庁舎整備ということでとても大きい事業になりますので、CM業者が発注者側の立場に立って、基本設計の事業者と対応のほうを一緒にやってございまして、民間活力を十分発揮いたしまして、検討のほうはできているかなと考えてございます。

森委員

 一緒にというお言葉があるので、そうすると、要するにアドバイザリー契約単体でこれの成果はここの部分に反映されていますって出てくるものというよりは、総体として評価すべきなんですかね。そのあたり。

中村経営室副参事(新区役所整備担当)

 そうですね。今、委員御指摘のとおり、まさにこういった進捗状況の報告等が成果になろうかというふうに考えてございます。

いながき委員

 1点だけ。現在の庁舎には職員の研修のためのスペースみたいなものがなくて、新井のほうに行かれていると思うんですけれど、新庁舎に職員向けの研修のためのスペースといったものは設ける御予定なんでしょうか。

中村経営室副参事(新区役所整備担当)

 新庁舎にも会議室を集中して配置するスペースがございますので、研修につきましては新庁舎の中でも行えるように考えてございます。

いながき委員

 新井の研修スペースを維持管理するのに数百万円毎年予算がかかっていたと思うんですけれど、それは引き続き継続されるんでしょうか。それとももうなくなるということになるんでしょうか。

中村経営室副参事(新区役所整備担当)

 研修センターにつきましては現在検討中でございます。

大内委員

 まず、この図面も見て、ちょっと幾つか聞きたいこともあるんですけども、そもそもこの設計コンセプトといったものについて、誰が話し合って、どういった方たちがメンバーで、今言う設計会社等が入って、いつごろどういった会議をやって、何回ぐらい会議をやってこういうものが出てきたのかなというのはちょっと。要するに私たちも今初めて見て、こんなところに食堂があるのかなとか、これでワークショップへ持っていっちゃって大丈夫なんですかとか思ったりしているんだけども、議会に対して全然こういった資料が、いきなり出されて、これでワークショップをやりますと言われても、納得がちょっといかない部分があるんだけど、まず、そもそも誰がこういった内容を、多分議会で報告すればいろんな意見を言ったかもしれないけども、こんな意見を言った人はあまりいないと思うんだけど、誰が決めたというか、誰がどういう考え方を出してこういうことになったんですか。

中村経営室副参事(新区役所整備担当)

 新しい区役所整備ということに当たりまして、古くは平成25年ぐらいから整備の基本方針ということを行ってございます。その後、基本構想、基本計画ということで段階が上がってきたわけでございますが、その都度、意見交換会やパブリック・コメントのほうも行いまして、区民の方の御意見も踏まえながら検討のほうをしてきたところでございます。図面につきましては今回初めてお出しさせていただくことになりますので、こちらにつきまして、議会の御意見もいただければというふうに思ってございます。

大内委員

 いや、だから、誰が話し合って、どういう人が座長で、どういう人の会議で、議会の報告ではこういった意見が出ました。そういうのを考えるとこうやったほうがいいですねとか、どこで話し合ったの。

中村経営室副参事(新区役所整備担当)

 基本的な考え方を作成しましたのは区長以下区でございます。

大内委員

 ですから、議会側から意見をぜひ出してくださいと。私ども、意見を出した、たくさん。でも、それがほとんど入っていたり、入っていなかったり取捨選択されちゃっていて、そちら側の考え方に合っていないものは捨てられて、合っているものは取り入れているみたいな形になっているんだけども、経営本部会議とか、そういうところでやっているの。誰が仕切ってやっているの。

中村経営室副参事(新区役所整備担当)

 こちらにつきましては、庁内に区長を座長とする会議がございまして、そちらのほうで検討をしているところでございます。繰り返しの答弁になりますけども、今回初めて図面、ゾーニングということでお出ししてございますので、今後議会の御意見をいただきながら、検討のほうをしていきたいというふうに思ってございます。

大内委員

 でも、これ、区民のワークショップとかをやるんでしょう。その前にもっともむんじゃないのと言っているの。先ほどもちょっと、まず一つ、この図面で言うと、何で1階に食堂があるの。あと、カフェテラス、オープンカフェって誰がこれを言っていたの。いいですよ、考え方で。食堂に関しては認めますよ。うちの議会のほうに意見を出してくれと。食堂はぜひつくってくださいねと。でも、別に1階で食堂って、多分朝の9時から夕方の5時まで役所が開いている時間、ずっとあけていればいいですよ、イメージ的に。でも、昼の11時から今で言う3時とか、そういう限定になってしまうと、もったいないじゃないですか。1階の一番いいところで。このオープンカフェは何が入るんですかという。オープンだから自由に飲食できるスペース。そうすると、極端に言うと夏、公園が暑いから、ここに飯を食いに来るとか、オープンカフェでとかしか利用はない。本来の庁舎の機能としたら、先ほど他の委員もおっしゃっていましたけども、やっぱり1階にもうちょっと窓口をしっかり持ってきたほうがいいんじゃないのかな。むしろ、食堂は上層階で公園が見おろせるところにつくれば、別にそれで十分なんじゃないのかなと思うし、誰がこういうのを考えたのかな。だから、その辺の考え方を出したところは設計の人が出したんですか。それともあなたたちのほうで、いや、1階へ食堂を持ってきたほうがいいよという話し合いだったの。

中村経営室副参事(新区役所整備担当)

 1階に食堂をはじめ、こういった区民の活動の場ということを考えたのは区でございます。

大内委員

 議会側からの意見というのは、そのときどういうふうに使っているの。

中村経営室副参事(新区役所整備担当)

 議会の意見につきましては、それぞれのタイミング、基本構想、基本計画のタイミングで議会報告を行いまして、議会からの御意見はいただいているところでございます。

大内委員

 いや、だから、議会側からの意見を聞いて、一個一個答えなさいとは言いませんよ。ただ、とりあえず庁内の中の議論だけじゃなくて、議会側の意見もちゃんと聞いて、それに対してのできないものはできないとか、そういう答えも何もなくて、いきなりこういう図面で上がってきちゃうと、これでワークショップへ出されて、ワークショップでこれはいいですね、いいですねと言ったら、いや、ワークショップでは大変評判がよくて、議会だけですよ、文句を言っているのはといったら、どうするの。それで動かしちゃったら。普通もうちょっとこの出し方もそうだけど、いきなりこの図面を出すんじゃなくて、もうちょっと丁寧に、わざわざ特別委員会をつくっていて、いきなり出すのこれ。ワークショップへこれを持っていってやりますと言って、こういう図面を引くだけでも結構お金がかかるわけでしょう。じゃ、このエスカレーターもどの程度の大きさか、ちょっとこれだけじゃわからないけども、かなり大きなものをつくって、どんどん1階と2階の、例えば今1階のスペース、やっぱり繁忙期なんかはかなりの人がいらっしゃっているけども、それを一気にエスカレーターで上げるよりも、むしろ1階につくって、だから、食堂がそんなにここに1階にある必要があるのかなとか、区民会議室はイベントホール的なものとしてある程度置いておくのはいいのかもしれないんだけども、これ、つくった人が、あなたたちが意見を言って、設計屋さんにやってもらったの。要するに他の新庁舎とか本当に見に行っているの。僕たち、いろんなところ、10カ所ぐらい見たけど、なかなかこんなところはないよ。だって、別に庁舎は食事があれば便利だけど、食事しに来るところじゃないから。だから、最初にあった設計コンセプトのところで食堂を1階に持ってくるというのはどこから出てきたの。例えば聞くけど。

中村経営室副参事(新区役所整備担当)

 新庁舎1階にこちらのゾーニングで配置してございます食堂につきましても、さまざまな会議で検討いたしました。1階が一番区民の方が地上部から入れるということで効果があるということで、1階への配置としているところでございます。

大内委員

 だから、別に食堂をメインにする建物じゃないんだから。じゃ、ZEROホール、2階でしょう。ああいうところこそ本当は1階に食堂があったほうがいいんじゃないかなと思うけど、あそこはなかなか入らなくて困っているけど、人が。別によっぽどおしゃれな飲食スペースをつくらない限り、例えばここでうちらが今食べているようなものの感じのイメージはちょっと違うんじゃないのかなと思うんだよね。だって、ないでしょう、1階にこんなものって。いや、公園が真横に見えてきれいなのかとか、あるいはここにつくるんだったら土日もオープンしますよとかね。公園利用で。夜は、夏はビアガーデンぽくやりますよとか、何か使わせないともったいないじゃない。こんな1階の外からも出入りできるところ。そういうのは設計屋さんが考えたの。あなたたちが1階だと言ったの。

中村経営室副参事(新区役所整備担当)

 1階のほうに食堂を配置することで稼働率も一番高いということで、1階のほうの配置ということで考えまして、考えたのは区でございます。

大内委員

 だから、食堂を利用する稼働率って多分昼間の話でしょう。一ときでしょう。あとは閉まっているわけだ、一番メインのところが。この間、うちの特別委員会でも見たけども、銀行が8階、9階、上の階に行っちゃうんだよ。要するに土日閉まっているから。そのビルのイメージ的に、土日に閉まっているのが1階のスペースなのはもったいないから、銀行を上へ持ってっちゃいましょうと。そういったいろんな発想で進んでいるのに、ふだんの朝の9時から5時までずっとあけているようなスペース、あるいは外からも出入りできるようなイメージのカフェテラスとか食事だったらいいけども、なかなかそういうのを考えていないでしょう。だから、ちょっと違うんじゃないのかなと。これをいきなりワークショップ、区民へ持っていって、これはいいですね、いいですねと言ったら、区民はいいと言っています。議会だけです、文句を言っているのはという話になっちゃうじゃない。わかる。だから、いきなりこういうのを出すんじゃなくて、もうちょっと手順を踏んだほうが。1階にイベント会場というのは何となくいいかもしれないけど、オープンスペースだよね、ここは。倉庫が真ん中にあるとか、この配置がさ。できちゃえばいいのかもしれないけど、倉庫がこの真ん中にあったり、普通、子育てスペースをこっちへ持ってきたほうがいいんじゃないのかと。真ん中にね。いろいろ、今コンビニというのは一つの利便性があっていいとは思うけども、こうやって見ていくと、もっと1階を、基本的に別にエスカレーターとか乗らないほうがいいわけですから。エスカレーターでも乗らないで、平面でやったほうが一番いいのに、わざわざ2階、3階に全部手続する人を誘致しようというかな、移動させようというのが何となく見え過ぎちゃっていて、本来の機能とちょっと違うんじゃないのかなと思うんですけど。だから、それは誰がどこでどう話していたかわからないけれども、もう一度やっていただきたいなと。

 あともう一つついでに、議会棟の入り口というのは前からたしか議会でも意見を聞かれたときに、我が会派としては、やっぱり食堂があったほうがいいんじゃないかと。あるいは議会棟の専用の出入り口、イメージね。そういったものを考えていただきたいと言ったんだけども、とりあえず消えているんだけども、それはどうなっているんですか。

中村経営室副参事(新区役所整備担当)

 質問の初めの1階の機能につきましては、今回初めて図面をお出しさせていただきましたので、これから議会等の意見も踏まえまして、十分詳細な検討を進めてまいります。

 2点目の議会のエントランスにつきましては、新庁舎は合築の施設でございまして、なかなか面積的にも独立した議会のエントランスの設置は難しいというふうに考えまして、このような図面をお示しさせていただいたところでございます。

大内委員

 面積的に難しいけども、オープンカフェをつくる面積はあるの。オープンカフェは誰が望んだの。議会棟の入り口、面積がないからと言うけども、そもそもここに休日診療が入って、保健所が入ろうとしたんでしょう。それもどんどん削っていって、なおかつまだ面積がないと言われちゃうと、例えば議会棟専用のエントランスと言ったって、とびらがある程度よ。そこに別に大きなスペースがあるわけじゃなくて。それを僕たちも地方の役所へ行ったときあったんだけども、今回スペースがない、スペースがないと言うけど、オープンカフェってそんな大切なの。これは誰が望んだのという言い方をしちゃうとあれだけども、スペースがないと言って、あなたたちが議会棟の入り口はスペースがないからやめましたって、そういうふうに考えたということでいいんですか。

高橋新区役所整備担当部長

 スペースがないということよりも、議会棟の入り口ということでは、やっぱり上層階のほうに議会棟があるということなので、そういったエレベーターの配置等も踏まえて、今こういった形になってございます。

 それとあと、委員がおっしゃったようにオープンカフェとか食堂とかこういうのが出ているということで、今回、今まで意見交換会、パブリック・コメントを持ったのは基本計画の段階のところで、初めて図面らしいものを出したのは今回でございます。こういったところで、今後の日程にもございましたけども、初めて図面を出して、詳細な図面ではないですが、こういった配置図を示しましたので、今回もさまざまな御意見をいただきながら、ワークショップでも御意見をいただきながら、この配置図についてどういうふうにするのか。そういったことを含めまして、12月のほうで素案の段階でもお示しするというような具体的な設計の段階にお示ししていくような形になりますので、これが全てもう決まって、これだというんじゃなくて、今回初めて提示したということで御理解いただければと思います。

 こういったことで、今ありましたようにオープンカフェと食堂がこんなところにあって、一つでもいいじゃないかと言えば、確かにそういったこともございますので、そういった面を十分に配置のほうは踏まえていきたいなと。また、エントランスについても、どういったことで中野区議会と中野区役所が合築した施設であるということの見せ方とか、そういったこともありますので、それについても御意見をいただきながら、調整を図っていきたいなというふうに考えています。

大内委員

 違うよ。今スペースがないと自分で言ったんだよ。スペースがないというのはどういうことなの。スペースがないから入れませんでしたと言ったんだよ。そこまで断言されちゃうと。スペースがないんでしょう。どうやったって、幾ら言ったって、スペースがないと言われちゃうと。スペースがないって、そういう言い方をされちゃうと、じゃ、職員専用のエレベーター、何でこれをつくったの、誰が考えたの。スペースがあったからなの。もとから職員用のエレベーターを3台プラス1台、これは自分たちが必要だからと思って入れたわけでしょう。今、ないわけですよ。職員用の専用は1台しかない。でも、今度3台プラス1台。最初からこれは必要だといってコンセプトで入れたんでしょう。じゃ、議会棟の専用の入り口はスペースがない。そういう言い方をされちゃうと、最初から考えていなかったんでしょうとしかないじゃない。

 これ、奥に一般区民と同じだけのスペースをとって、職員専用のエレベーターを入れているんだよ。これも初めてこういうのを見たけども、このスペースは最初から確保しておいて、議会棟の入り口はスペースがないんですって、そういう言い方をされちゃうと、最初から考えていなかったんでしょう。あれだけ議会に、特に議会運営協議会かな、議会運営改善検討会等に意見を求められて、いろいろ出したけども、スペースがない。でも、自分たちの職員専用のやつは最初からこうやって入れているわけでしょう。そうすると、誰が考えているんですかという話になるわけじゃない。今、担当に、いや、スペースがないんですと一言で言われちゃうと、このスペースはあるけども、前から御意見いただいたスペースはないんですと簡単にばさっと切られるんですか。「うん」じゃなくて、そういうやり方をして、これからも意見を伺っていきたいといったって、それは無理でしょう。やり方が乱暴というか、自分たちの思いどおりだけに進めているんじゃないの。1階の食堂とか、あるいはそういうのも含めて、進め方がちょっとよくないと思いますけど、どうですか。

中村経営室副参事(新区役所整備担当)

 今回初めてゾーニングということで図面をお示しさせていただきました。今、大内委員からの御指摘もございまして、これからゾーニングの詳細な検討に入ってまいりますので、いただいた御意見と議会の御意見も十分踏まえながら、検討を進めていきたいと考えてございます。

大内委員

 ゾーニングだからといっても、ここまでできちゃっているんでしょう。エレベーターの配置から何から、あるいはゾーニングだとかセキュリティゾーン。ここに普通行く前に、どういう考え、僕たちの要望とかはどうとっていたんですかと。スペースがないからやめたの一言で言われちゃうと、最初から自分たちの専用エレベーターありきで物をつくっているんじゃないのと。どこでどう意見を拾われたって、多分今聞いても出てこないからあれだけど、さんざん意見を出したものが簡単に、いや、スペースがないんですって切られちゃうと、休日診療のスペースはあったんですね。最初考えた。ついこの間まであったわけだから、休日診療のスペースを削った分、どこに何を充てたんですか。そういうのを聞きたくなるわけですよ。保健所は本来どこに入れるつもりだったんですか。そのワンフロア全部あいた分どうしたんですかと。そうすると、やっぱり逆に言うと、職員、自分たちがやりやすいようにゾーニングを切って、これの上のほうの見本を見ると、ゾーニングの切り方もちょっとエレベーターの真ん前だけになっているでしょう。4階以上が。セキュリティゾーンて、黄色というか何かのところでしょう。セキュリティゾーンが。これだけで、例えば4階、5階のセキュリティゾーンの仕切りのところが非常に狭いじゃないですか。多分これどおりじゃないと思うけど、でも、もうちょっとセキュリティゾーンを縦に使うだとかしないと、窓口は絶対これで足りるわけないじゃないかなと思うのね。だから、そういうのも含めてちゃんともう一度納得できるようなというか、どうしてもつくれとか言っているんじゃなくて、できないんだったらもうちょっとできない理由を出してくれないと、あるいは自分たちのほうのエレベーターは最初からあったんですか。このスペースは何で最初からつくられているのかなとか、そういうのも、朝とか、あるいは夕方とか、職員の出入りのときは多いかもしれないけども、普通それって区民が入る前だからね。昼のときにエレベーターをたくさん使うから置いているんですかということになるじゃないですか。そのスペースは確保できるけども、先ほど僕たちが言ったスペースは確保できないと言われちゃうと、ちょっと違うんじゃないのかなと思うので、もういいですけども、とにかくもう一度しっかり考え方を出して報告してくれないと、簡単にこれをワークショップに出されても、ちょっと納得いかないのかなと思います。

近藤委員

 食堂の議論は皆さんから出て、私もちょっと1階にこういうふうに食堂がある意味があるかなと思ったんですけれど、この隣の会議室、そして執務室というここの部分も、やはり区民の利用ですけど、会議室がここにある意味はあるのかなと思います。やっぱり区民が相談できたり、本当にこれを全部まとめて2階に全ての窓口を持っていくおつもりでしょうけれど、介護や後期高齢者みたいなものだけでもここに置けないかみたいな検討は必要だと思うんですよね。ワークショップに行くときも、このままこれを出されれば、やっぱりぱっと見たらわからないですよ。食堂はここでいいですよみたいに言われればわからないので、やはり議会なんかからはこういう意見もあったみたいなことも添えていただくとか、そういったことで議論が深まるというか、本当に1階でいいのか。2階で介護とかがいいのかというところがやっぱりすごく大事な問題だと思うので、そして議論して、これを変えられるなら変えていただきたいし、変えることが不可能なのか。その辺はわからないですけど、区民の声が本当に多ければ、やっぱり本当に高齢者関係はエスカレーターに乗っていくのはとても大変だと思うんですよ。消費センターとかもないですし、やっぱり来るとみんなあそこの区民相談みたいなところに行っていますよね、今でも。そういったところがないというのは、ここに区民利用の会議室がある意味は、幾ら公益活動だ何だといっても、ここに会議室、元気な人たちが集まってきて、食堂の隣で会議する必要はないと思うんですよね。そういうところとか、やっぱりどうしたらいいかって検討していただきたいし、ワークショップをやる視点もこれでどうですかというのではなくて、本当に1階と2階のことをつくってからでは遅いので、一番の事務機能というか、窓口機能は本来は1階にあったほうがいいのかというところを聞き取るワークショップというか、意見交換にしていただきたいと思いますけれど、いかがですか。

中村経営室副参事(新区役所整備担当)

 今後開催するワークショップにつきましては、今回議会のほうからいただいた御意見も踏まえまして、開催できるように検討を進めてまいります。

副委員長

 他に質疑ありますか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

副委員長

 なければ、次の報告に移りたいと思います。

 それでは、2番、中野駅新北口駅前エリア再整備の検討状況について報告を求めます。

石井都市政策推進室副参事(中野駅周辺計画担当)

 それでは、中野駅新北口駅前エリア再整備の検討状況について御報告申し上げます。(資料4)本報告につきましては、建設委員会への重複報告でございます。

 中野駅新北口駅前エリア再整備につきましては、学識経験者や区民等を交えた議論を踏まえながら検討を進めていくこととしております。先般、この区役所・サンプラザ地区再整備推進区民会議が開催されましたので、その件について御報告をいたします。

 まず、1の(1)でございます。委員の追加及び変更、区役所・サンプラザ地区再整備推進区民会議の委員につきまして、追加及び変更を行いました。こちらにつきましては別紙1及び別紙2をごらんいただければと思います。主な変更点でございますが、まちづくりに関する団体を追加したこと、それから委員の数を24人から30人に変更したことでございます。

 次に、(2)第5回の区民会議の開催結果でございます。開催日時は8月21日に行いました。議事につきましては、会議の運営要領、区民会議の進め方、中野駅新北口駅前エリア再整備についてといった3点でございます。こちらについては資料をごらんいただければと思いますが、まず資料3につきましては、会議の運営につきまして、これまで特に運営についての規定がございませんでしたので、会議の公開、会議の傍聴等について規定したものでございます。

 また、別紙4につきましては、区民会議の進め方ということで、今後の主な論点ということで三つほど論点を設定しております。一つは、まちづくりの中での中野サンプラザのあり方、二つ目が、まちにとっての集客交流施設のあり方、三つ目が、シンボル空間にふさわしい施設のあり方、こうしたことが今後の論点になるかと考えております。

 また、今後の進め方ですが、次回につきましては第6回が9月7日に開かれますし、第7回、第8回、第9回、あるいは第10回以降といったようなことで、これから区民会議を進めていく予定でございます。

 別紙5につきましては、この再整備の概要ということで、これまでの流れについて、経緯について御報告をしたところでございます。別紙5をお開きいただきまして、1枚目につきましてはこのエリアの概要、2につきましては再整備事業の経緯ということで、こちらにつきましては区が、区というか、サンプラザの取得のときの経緯からお示しをいたしまして、平成16年にはまちづくり中野21を設立して取得したこと、また、平成20年にはサンプラザ地区に係るまちづくりの整備方針が区議会で議決をされたこと等々、これまでの経緯について御説明をしたところでございます。

 以下、これまで区として示してまいりました方針ですとか計画ですとか、そうしたことの説明でございます。

 こういったことについて御説明した後に、意見交換を行ったということで③でございます。主な意見といたしまして幾つか御紹介いたしますが、箱物やにぎわいだけでなく、住民目線の住みよいまちという論点も加えてほしい。それから、事業採算性や財政収支に関する情報を提示した上で議論すべきである。それから、サンプラザを残す残さないという議論だけではなく、この場所にどういうものが必要なのかを考えるべきであるなど、さまざまな御意見をいただいたということでございます。あとはお読みいただければと思います。

 次に裏面でございます。今後の予定につきましては、先ほど資料を見ていただきましたとおり、区民会議において今後議論を進めてまいります。また、区民と区長のタウンミーティングなどを活用し、区民等の意見の集約を図りながら、区として再整備の方向を示していくことを考えてございます。

 なお、タウンミーティングにつきましては、この間、8月28日に開催をされました。こちらについては、約70名程の方が参加されまして、今回につきましては中野駅周辺まちづくり、これをテーマとして、グループディスカッションの形式で意見交換を行ったところでございます。主な意見は、中野駅周辺ということで多岐にわたっておりますが、本件に関しての意見ということで幾つか御紹介いたします。サンプラザにつきましては、サンプラザを建てかえるなら、名前やイメージなどを残してほしいですとか、あるいは同規模のホールをつくってほしいといったようなこと。また、中野らしいものを検討してほしいといった御意見。一方で、サンプラザを残してほしいという声もございました。また、アリーナにつきましても必要なのかどうなのかといったことが御意見としてございました。また、もうちょっと広く再開発全般ということで、人口が減少していく中で大規模施設というのは必要なのかどうか。それから、再開発が区の将来に結びつくのか。区有地の売却はいかがなものかといった御意見や、商業施設が多過ぎるのでは。開発ばかりではなく、緑を残してほしい。こういった御意見もいただいたところでございます。関連して、西口の整備を早く進めてほしいといった御意見や、エレベーターなどのバリアフリー化を進めてもらいたい。こういった意見も寄せられたところでございます。

 御報告は以上でございます。

副委員長

 ただいまの報告に対して質疑はありませんか。

大内委員

 新しく区長も変わったということで、こういった区民会議をつくったということなんですけども、新しくメンバーが6人ふえたということなんですけども、その方たちは別にして、以前からいたメンバーの人たちにこの会議を検討してもらう。一応結論は出たんだけど、これを考え直してくれという検討。要するに24人は同じメンバーなわけでしょう。24人の人はある程度方向性を出したわけですよ。あと6人新しいメンバーが入って、もう一度検討をしてくださいということを望んでいるのか、あるいは確認を。だって、一回結論というか、方向性を出したわけでしょう、24人のメンバーで。その同じメンバーの人たちにもう一度検討してくれということは、新しい考え方を出してくださいといったことを聞いているのか、本当に今のままでいいんですかというようなことを聞くためにやっているのか。その辺はどうなんですか。

石井都市政策推進室副参事(中野駅周辺計画担当)

 人数につきましては、6人ふえたのもございますが、そのほかに何人か委員の入れかえはございますので、半数まではいきませんけれども、委員については変更をしております。

 この区民会議そのものにつきましては、会議の設置の目的といたしまして、この再整備の推進に関して情報共有と意見交換を行うということでございまして、何かこの場で結論を導き出すものということではこれまでも運営をしてきておりませんで、これまで区としてお示ししました計画ですとか方針についてそれぞれ御意見をいただいていたということでございます。今後につきましては、もう一度これまでの計画方針等についての御意見をいただきながら、これからの再整備の具体化を図っていく上でさまざまな意見がこれからも交わされるものというふうに考えております。

大内委員

 例えば主な意見の中に、サンプラザを残す残さない。サンプラザを残すという意見が決まった場合、サンプラザは残るんですか。

石井都市政策推進室副参事(中野駅周辺計画担当)

 区民会議そのものでは恐らくさまざま意見が上がると思っておりますし、タウンミーティングのほうでもさまざまサンプラザの件についても意見が上がったところでございます。ただ、これらの意見をそのまま何か決定をするということではございませんで、そうしたさまざまな意見を踏まえ、区として判断をしていくといったことで考えております。

大内委員

 別にサンプラザを残すという意見がまとまりました。それはそれで尊重していくということになってくるんだろうけども、そういったことをこの会議で求めているのか。あるいは今、中野区が出している計画についての意見を求めているのか。この方たちも、あまりにも幅広くて、何を検討すればいいんですかと。とりあえず今まで24人でやったメンバーで決まったものに対して、プラスアルファ次の段階の1万人アリーナということ自体、1万人アリーナ自体、僕はできるとは思っていないけども、実際はぎゅうぎゅうに詰め込んで1万人だからね。せいぜい半分ぐらいの規模しか実際は設計段階に入ったらできないのかなと。一つのキャッチコピーみたいに1万人アリーナと言っているけども、要するにそういったことを具体的にもうちょっと話し合う。要するに次の展開を話し合う場なんですか。それともゼロベースでもう一度こういった会議は話し合う場なんですか。その主な意見の中を見ると、ゼロベースでもう一度、そもそもサンプラザ自体を残して、区役所側と、あと駅前の北口広場をうまく再開発してできないかとか、そういったことを議論していきましょうという場なのか、こっちの後ろのほうに出ているような図面に対して意見を言っていく場なのか。そういうのはあまりにも広過ぎちゃって、人によってはサンプラザを残す残さないの議論をしている人、人によってはもうそれがなくなって、1万人アリーナの規模が、あるいは1万人アリーナ自体をどうかという議論をしている人、いろんな人が出てきてしまうと、なかなかこの回数じゃまとまらないんじゃないのかなと思うんですよね。その辺はどういうふうに、石井副参事が仕切っているわけじゃないんだろうけども、座長の人も困っちゃうんじゃないのかな。意見は聞くだけ、言ってくださいよと。あと、いろんな意見を報告しますよという場なのかというのがちょっとなかなか見えないんですけども。

石井都市政策推進室副参事(中野駅周辺計画担当)

 別紙4をごらんいただきながらお話ししたいと思いますが、別紙4で今回、主な論点ということで3点ほど設定をしたところでございます。今回というか、第5回、先日行いましたところでは、全般的なお話で意見もさまざまございましたけれども、次回、第6回につきましては、特にこの論点の中でも1番、まちづくりの中での中野サンプラザのあり方ということで、これまでの中野サンプラザの機能や役割、これを振り返りながら、これからのまちづくりをどう考えていったらいいのか、この地区にどういった機能、役割を持たせたらいいのか。こういったことを議論していただきたいというふうに考えております。それ以降、第7回以降になりますが、残りの論点、集客交流施設のあり方、これはアリーナの件でございますが、集客交流施設ですとか、あるいはその他の機能につきましても、それ以降の会議の中でテーマを設定しながら進めていきたいと思っておりますので、これは座長ともその進行の仕方を打ち合わせしながら進めておりますので、そのときにそれぞれの回で中身のある議論ができるような形で運営をしてまいりたいと考えております。

大内委員

 このサンプラザのあり方というのは、その次の段階でアリーナをどうのこうのということを言っている以上、もうサンプラザを壊すという前提になるわけですよね。壊すのにサンプラザのあり方をどうするかという議論をするの。いや、サンプラザをあり方で残していくと。やっぱりもうちょっと手を加えて残していきましょうということになれば、次の段階の話と違うじゃないですか。でも、もうこれを見ると、第2段階でアリーナについて話し合うって、そうすると、最初からサンプラザはもうなくなるんですよということが前提なのに、サンプラザのあり方を話し合うの。サンプラザのあり方って、あと5年間修復してもたせましょう、どういった手をかけましょうという話し合いをするの。違うでしょう、これは多分。サンプラザのあり方というのは、サンプラザを存続させるかどうかという議論をしましょうって最初の段階で言っていて、次の段階でサンプラザがなくなったらアリーナをどう思いますか。それはちょっと順番が急ぎ過ぎなんじゃないのかなと思うし、わざわざ立ち上げた以上、多分そこのところの議論から入っていくのかなと思っているんですけども、何か結論が決まっちゃっていて、11月のときにはもうアリーナの話をするのはちょっと早くない。そうでしょう。だって、最初のあり方で、このサンプラザのあり方で、やっぱり最初のメンバーが残っている人もいるけども、いろんな意見を聞いているうちに、中野サンプラザは残すべきじゃないかという意見が大方になった場合、アリーナの話なんかする必要はないよってならない。だから、もう何か線が引かれている、順番が引かれているように見えてしまうんですけども、どうですか。

石井都市政策推進室副参事(中野駅周辺計画担当)

 特に中野サンプラザについては、いろいろな思いをお持ちの方もいらっしゃいますし、実際、これまでの区民会議の中では、サンプラザも含めて一体的に再整備をするということで区として示したものについて御意見いただいたということでございます。ただ、もう一度今後の再整備に当たって、中野サンプラザが果たしてきた役割、これは繰り返しになりますけれども、そうしたものを振り返りながら、今後のまちづくりを考えていくといったことで考えているところでございます。実際、サンプラザを取得した経緯なども前回では御説明をしております。もともと再整備をするということを目的に取得をしているということもございますし、それに向けてこれまでの検討を積み重ねてきたといったことも御説明をしてございまして、そうしたこれまでの経緯なども御理解いただきながら、今後のこのまちづくりをどうするか、それを改めて議論していきたいというふうに考えております。

大内委員

 それを言うんだったらば、主な意見だけでサンプラザを残す残さないという議論だけで、こういう言葉は出てこないんじゃないの。だって、サンプラザを残すか残さないかという議論だけではなく、ほかの議論もしましょうという意見が主な意見で出てきている。石井副参事の言っていることは、この主な意見のところには通じていないんじゃないの。だって、残すか残さないかという議論だけではなくて、当然それをするということだからね。残すか残さないかという議論もしましょう。ただ、その議論だけじゃなくて、ほかの議論もしなきゃいけませんねというのが主な意見で出ている。でも、石井副参事の話はちょっと違うんじゃないの。場合によっては残すという意見が大勢であれば、そうなるでしょう。そもそも主な意見にこういうことが出てきている以上、石井副参事の言っている前提はちょっと違ってくるんじゃないの。

石井都市政策推進室副参事(中野駅周辺計画担当)

 この主な意見の中にサンプラザを残す残さないという議論はありましたけども、私どもはサンプラザの存続について議論をしてほしいということで投げかけたわけでございませんが、意見としてこういった意見はございました。委員の中には、やはりサンプラザを残してほしいという考えをお持ちの方もいらっしゃるかもしれませんし、いや、やはり再整備を進めるべきだと考える方もいらっしゃるというふうに思っております。今回の第5回では、全ての方から意見があったわけではございませんけれども、もう一方で、先日行いましたタウンミーティングの中でも、サンプラザのあり方につきましてはさまざま意見もあったといったこともございます。そうしたことを総合的に捉えていきたいというふうに思っておりますので、次回の第6回につきましては、サンプラザのあり方ということをテーマに委員の方々と議論していきたいといった考えでございます。

大内委員

 あり方について議論するんでしょう。でも、サンプラザの取得の経過から話していくと、あり方ってどういう議論をするんですか。だって、取得の経過を話していけば、あり方って、普通に聞けば残すか残さないか、あるいは今後残すとしたら、どういった活用をするかということを議論するんじゃないの。でも、片方で取得のときの経過から話したら、いや、それは、今からこれから50年もたせようという話じゃないけどね、多分残したいという人たちも。まあ、20年ぐらいの話かもしれないけども、そういったことも前提に入るんですか。あり方というと、サンプラザのあり方を議論するということは、サンプラザを残した場合、どういう活用の仕方がいいんですかという議論をするんじゃないのかなと思うわけですよ。サンプラザのあり方という題名だと。でも、片方でサンプラザを取得したときの経過を話すと、あり方とかいう問題じゃなくて、もうそろそろ壊す建てかえの時期に来ていますよというのが何となく前提にも聞こえるし、どっちの言葉を信用すればいいのかな。何のための議論をするのかな。当然サンプラザを壊せという人たちもいるかもしれない。サンプラザを残せという人たちもいるかもしれない。その意見をまとめながら、どうやって進めていくのかなというのが大変なのかなと。大変だと思いますけども、まあ、それはいいや。まあ、そういうことだから慎重に丁寧にやらないと、意見が分かれる。それを、ここは別にまとめる場じゃないんですよと言われれば、それでいいけど、ただ、やはり自分たちの思った考えと違ったほうに導いたときに、いろんなまたあつれきを生む可能性があるからね。それで、これって都市計画というものを多分申請していくというか、手続をやっていかなきゃいけないんだけど、それはどうなっていくんですか。例えばこれをやりながら、片方で都市計画の申請をしていったらおかしいのかなという気もするんですけど。

石井都市政策推進室副参事(中野駅周辺計画担当)

 このエリアの中野駅新北口駅前エリアや、その周辺を含みます中野四丁目新北口地区のまちづくり方針、こちらにつきましてはことしの3月に策定をいたしまして、私どもとしては、都市計画はそのまちづくり方針に基づいて進めていくものと考えてございます。やはり公共基盤の形状ですとか配置ですとか、そうしたものを確定した上で、その後、その敷地の中の開発をどうするかというふうに考えていくということがよろしいのではないかというふうに思っておりますので、今後、都市計画につきましては駅の整備というのも関連しておりますし、また周辺への開発の影響もございますので、こちらの都市計画については今後も進めていきたいという考えでございます。

大内委員

 ですから、先ほどの区役所・サンプラザ地区再整備推進区民会議の意見がまとまった時点で、ある程度また新しい方向性が出た場合に、片一方で都市計画といったものを進めていったけど、ちょっと合わないといった場合は、当然その都市計画、やっぱり中止にしましたよとか、そういったことはできるの。あるいは、ある程度の方向性、区民会議の結論が出て、また議会からいろんな意見を聞くまで1年ぐらいかかるかもしれない。その間、そういった都市計画の申請等を全部ストップするんですか。あるいは全く影響なく、それはそれで粛々と進めていく。中野駅の新西口改札通路の付近に関しては、どっちにしろ、早いところ進めていかなければいけない部分に関してだけ申請していく。区役所、あるいはサンプラザ地区に関しての再開発に関しての申請はとめておくと。いろんな考え方、やり方があると思うので、その辺はどうするんですか。

石井都市政策推進室副参事(中野駅周辺計画担当)

 都市計画につきましては、今回、このエリアの中での都市計画といたしまして、駅前広場ですとか道路だとか、そういったところの配置になってまいります。こちらは中野駅の西側南北通路と大きく関連をしてまいります。その南北通路のおり口となる広場の計画でございますので、やはり駅の整備を早期に進めるといったことは駅前広場の整備を早期に進めるといったことで考えておりますので、この都市計画につきましては着実に進めていくようにしていきたいと考えております。

大内委員

 だから、じゃ、影響は出ないんですね。この区民会議の方向性が出ました。それに対してまた議会側も報告をされて、新しいまた今までと違った考え方が仮に出ても、今、都市計画をいろいろ進めていく中で、影響は別にないと。それはそれで構わない。問題なく進めていくという、要するに全然そごを来したりしないんですねということを聞いているんですけど。

石井都市政策推進室副参事(中野駅周辺計画担当)

 都市計画、今後の関連する整備もございますので、その影響のないように進めていきたいと考えております。

いながき委員

 前回の特別委員会のときに、区役所・サンプラザ地区再整備事業計画は本年度中に策定しますと、来年の3月までに策定しますという御答弁があったと思うんですが、そのスケジュールに変更はないんでしょうか。

石井都市政策推進室副参事(中野駅周辺計画担当)

 この再整備事業計画につきましては、特に建物の整備などの計画にもなってまいりますので、この区民会議の議論を踏まえて進めていくということになろうかと考えております。そうしたことから、私どもとしては事業計画を今年度につくるという目標は立てておりますけれども、今後の区民会議の議論によってはもう少しずれていくということも考えられると思っております。

いながき委員

 わかりました。じゃ、確認なんですが、別紙4の区民会議開催日程の第10回以降に、区が取りまとめる再整備の考え方や計画案をもとに議論とありますが、この計画案というのは区役所・サンプラザ地区再整備事業計画案ということでしょうか。

石井都市政策推進室副参事(中野駅周辺計画担当)

 そのように考えております。

いながき委員

 そうしたら、今まさに計画案策定と同時並行でこの区民会議を進めていらっしゃるということで、1月以降に、まちにとっての集客交流施設のあり方とか、そういったことをこの直前に議論していただいて、本当にこのお名前も、区役所・サンプラザ地区再整備推進区民会議であるのに、その区民会議の声を再整備事業計画案に反映させようとなさっているのか、少々疑問に感じるんですが、そのあたりはどうでしょうか。

石井都市政策推進室副参事(中野駅周辺計画担当)

 この再整備事業計画の検討も並行して進めておりますので、この間、回数としてはこの程度で考えておりますけれども、意見をさまざま聞きながら、この計画の策定を進めていきたいと考えております。

副委員長

 よろしいですか。他に質疑ありませんか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

副委員長

 なければ、次の報告に移りたいと思います。

 3番、中野駅南口地区まちづくりについての報告を求めます。

石橋都市政策推進室副参事(中野駅周辺地区整備担当)

 それでは、中野駅南口地区まちづくりにつきまして御報告をいたします。(資料5)

 中野駅南口地区、具体的には中野二丁目の一部でございますが、ここでは土地区画整理事業と市街地再開発事業の一体的施行として事業を進めているところでございます。今回、中野二丁目地区の第一種市街地再開発事業につきまして、東京都の組合設立認可がなされましたので、御報告をするといったものでございます。

 1番、市街地再開発組合の概要でございます。(1)は名称で、中野二丁目地区市街地再開発組合でございます。2番、事業期間でございますが、先月末、7月31日の認可日から2024年の11月30日でございます。

 飛んで、(6)番の事業計画概要につきまして御説明をいたします。恐れ入ります。別紙のほうをごらんください。こちらで概要を示させていただきました。まず1番、事業の目的として、改めて理念、目的のほうを御説明させていただきます。この地区におきましては、交通結節機能の強化、そして業務・商業・住宅といった多様な都市機能が集積した複合施設を整備することを目的として、市街地再開発事業と土地区画整理事業の一体的施行によって整備を進めてまいります。土地区画整理事業で駅前広場の拡張整備、あるいは道路の新設・拡幅等による公共施設の整備改善、防災性の向上を図るといったこと、それから、市街地再開発事業につきましては商業施設、事務所、住宅を整備することによって、中野駅南口の活性化とにぎわいの創出を図ることとしてございます。地区特有の高低差、これの解消をはじめ、ユニバーサルデザインに配慮した歩行者動線の整備などをこの事業によって進めてまいります。

 2番の市街地再開発事業の概要を記させていただきました。こちらでは、施行地区の面積ですが、右側の4番の計画配置図等をごらんになりながらお聞きいただければと思いますが、こちら4番の配置図では、赤い点線の内側ですね。こちらが今回の対象エリアとなりまして、面積は約1ヘクタールでございます。権利者の数でございますが、借地権者を含め12件となってございます。2番の下のほうに参加組合員としてございますが、こちらは保留床、これを取得して、事業資金の資金提供をしているといった事業者でございますが、住友不動産に決定をしてございます。右側の資金計画でございますが、事業のプロジェクトの総額が633億円でございます。その財源の内訳は、主なものとして、先ほどの参加組合員、保留床を買った住友不動産の負担金が534億円、それから補助金ですね。これは国等々、区が一時的に補助金を出しますが、82億円といったものが主な財源となってございます。

 3番、主な経緯と予定を記載してございます。こちらは2005年の10月に、再開発の準備組合、13年前に設立をされました。その後、2015年に都市計画決定として区画整理ともども、さまざまな都市計画を決定してございます。2016年5月に、先に土地区画整理の組合の設立認可をして、事業を進めているところでございます。今般、市街地再開発事業の認可となったものでございます。

 今後の予定でございますが、その下のガントチャートの図と右側の図をあわせてごらんいただければと思いますが、現在、再開発エリアの南側の新しい公社街区ですね。公社住宅、こちらが来年の6月ごろに竣工予定となってございます。竣工後に再開発エリアの中にある旧、今ある現公社の居住の方が新しく移っていただいて、その後に旧、現の公社の建物が解体されて、こちらの建物、新しい大きな建物が3年をかけて整備されるといったものでございます。その建物が建つのが2022年と。その後2年かけて、南口の駅前広場の拡張整備をしていくといったもので、2024年に全て完成予定となってございます。

 それでは、右側のほうですね。残り、建物の概要等を記載してございますが、こちらも線路側の大きな敷地面積の広いところの業務棟を建設予定となってございまして、こちらの業務棟が120メートルの20階建ての業務棟、それから、その南側に住宅棟として145メートルの37階建ての住居棟を予定してございます。その住居棟には、下に公共施設として駐輪場を500台整備する予定となってございます。そのほか、駅前広場と一体となる広場、500平米ほどの広場と2階の人工地盤の上の東側のほうに1,100平米の広場を整備する予定でございます。

 また本体の資料にお戻りいただきまして、2番、今後の予定は先ほど申し上げたとおりなので、後ほどお読み取りいただければと思います。

 簡単ではございますが、私からの報告は以上でございます。

副委員長

 ただいまの報告に対して質疑ありませんか。

長沢委員

 ちょっとよくわからないところがあるので、教えてほしいんですけど、例えばここで別紙の3番の主な経緯と予定とあって、さっき御説明いただいた都市計画決定を2015年にしていますよね。ここの都市計画決定は土地区画整理事業のと同時に、この準備組合のときに市街地再開発の都市計画決定をした。この二つのことを同時にやった。それで、もうあまり時間がないから聞いちゃいますけど、大体市街地再開発の都市計画決定を行う時期というのは、これはどのタイミングでというのがあるんですか。僕が聞きたいのは、つまり、準備組合のときに都市計画決定のはできる。市街地再開発は。そういう理解でいいですか。

石橋都市政策推進室副参事(中野駅周辺地区整備担当)

 これは先に都市計画決定をして、土地区画整理事業と市街地再開発事業が同時で決定をしてございます。先に土地区画整理で組合の設立認可をして事業を進めて、それが南北通路を中心に整備を進めていったと。その間に市街地再開発に関しましては権利との関係だとか、あと建物の設計とか細かい作業がございますので、事業計画を含めて時間をかけて、今般、事業認可をされたといったものでございます。

長沢委員

 聞き方が悪かったかな。この後の予定でも、2024年に事業の完了ってありますよね。僕がよくわかっていないのは、何を聞きたいかというと、事業として、例えば今、言ってみればこういう開発事業としては区画整理事業と市街地再開発を組み合わせてやるという手法が結構多いのかなとも思っているんですけど、それでも区画整理によって、まず換地という形で横の動きというか、しちゃいます。その上で縦というか、いわゆる土地を要する権利変換をしていきますというのだと思うんです。そうすると、完了時期というのは、僕はずれているものだと思っていたんだけど、同時で、今聞いた区画整理事業としての都市計画決定だよね。というのも同時にということだから、これがちょっと一般的ではないのかとか、そういう意味で聞いたんですよ。聞きたいのは、要するに準備組合のさなかで都市計画決定をするということ自身は、要するに設立しまして認可は最近認可されたわけだ。で、いよいよ事業が始まるわけだ。その間に仮に、要するに施行は準備組合だから、もちろんデベロッパーというか、URが入っているんだろうけど、でも、そういうのが変更になるというところで、そうなると決めた決定はどうなっちゃうのと。変更できるんですかと。組合のいわゆる市街地再開発で言えば組合施行なんだから、そこで都市計画をまた変更と。このタイミングが私、よくわからないので、教えてほしいんです。要するに法的にというか、制度的にと。

石橋都市政策推進室副参事(中野駅周辺地区整備担当)

 まず、その一体的施行というのは一般的ではなくて、今回このエリアの特徴ではあるかなと思います。何で一体的施行になったかというと、最初は再開発だけで進めようとしていたところ、地権者のさまざまな思いがあり、そのエリアに残りたいとか、そのビルの中に入る必要はないといったようなさまざまな意見があったり、そういった意味で換地という意味では柔軟に対応するべきものだといったものが今回というのと、あと、一番の地権者である住宅供給公社、これを再開発組合のエリア外で整備をすることによって、工期の短縮等々を含めて、そういった意味で特殊な形の一体的施行を進めていきたいという特殊な事情がございます。

 最後の、まず2024年同時に終わっていくというのは、再開発の事業につきましては権利変換がかなり細かいものでありますので、建物が建った後につきまして、さまざまな精算、金額の精算という作業がありますので、そういった意味で2年ほどとってあると。その後、ビルが建ち終わってから土地区画整理の最後の駅前広場を整備するというのは、それは工事の構造、合理的な進め方といった意味で、まず建物を建てて、ちょっと細かい話をすると、今一番目の前に立っているノイビルというところ、そこを壊して拡張して、それで切り回しをしながら整備をしていくということで、時間的にずれているといったようなプロジェクトになっているものでございます。

いながき委員

 以前この委員会でお聞きしたんですけれども、この中野二丁目地区の市街地再開発事業の完了後に中野駅の西側橋上駅舎、新しい改札ができるということで、その間の中野駅の混雑と安全性について懸念をしております。そのときにもお聞きしたんですが、この市街地再開発事業の結果、昼間のといいますか、歩行者交通量というのはどれくらいの増加になるんでしょうか。

石橋都市政策推進室副参事(中野駅周辺地区整備担当)

 まず、安全性とかという意味での交通の問題だとか駅改札の問題だとか、その周辺の広場の問題だとかというところは、国交省の再開発マニュアルに沿って科学的な検証の中、安全だという判断でここまで進めてきたものでございます。一番わかりやすい数字だけで申し上げますと、昼間人口というものがございますが、この開発によって3,500人から4,000人程度の昼間人口がふえるといったものが計算されてございますが、そういった意味では南口の受け皿としては安全性を保ったまま受け入れができるというふうな計算上でございます。

いながき委員

 南口というか、JRの駅舎は、あと10年後ぐらいまで完成しないということで、JRの中野駅の駅舎の問題で、その安全性確保についてはJRがやりますというお話だったんですけれども、その辺もきちんとお話はついているんでしょうか。

小幡都市政策推進室副参事(中野駅地区都市施設調整担当)

 中野二丁目の市街地再開発事業の事業完了時期というところで、どのぐらい駅の利用者、特に南口ですね、ふえるかというところで先ほど中野駅周辺地区整備担当が申したように、国土交通省のマニュアルに基づいて検証しております。改札と、その改札を出た南口の出口のところで混雑ぐあい、自由歩行できるというようなところで検証しておりますが、南口については現在の北口よりも比較的余裕があるというところです。ですので、この再開発事業を完了したときの人数も処理できる。自由歩行で通れるかなというふうには考えているところでございますが、ここの再開発が終わったときのどのぐらいふえるかというのはJRにも情報提供しておりまして、それを踏まえて現駅舎、西側南北通路という西口の改札というのはもう少し時間がかかりますので、現駅舎のほうでどういうふうに対応するのかというところはJRの社内でも検討してほしいというところで申し入れをしているところでございます。

副委員長

 他に質疑ありませんか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

副委員長

 なければ、次の報告に移りたいと思います。

 4番、中野駅西口地区まちづくりについての報告を求めます。

石橋都市政策推進室副参事(中野駅周辺地区整備担当)

 それでは、引き続きまして中野駅西口地区まちづくりにつきまして御報告申し上げます。(資料6)

こちらは、中野駅西口地区、具体的には中野三丁目の一部でございますが、その現在における土地区画整理事業の進捗状況について御報告するものでございます。

 1番、土地区画整理事業の概要でございます。この西口地区におきましては、土地の有効活用、都市機能の更新を進めるため、2015年にURを施行者として土地区画整理事業の都市計画決定、事業認可がなされました。2024年3月末までを事業期間として、現在URにおいて事業を進めているところでございます。下の図にあるエリアですね、こちらも約1ヘクタール、これが土地区画整理事業の対象エリアでございます。

 2番、進捗状況でございます。丸の一つ目、URにおいて、旧桃丘小学校の校舎解体工事が完了してございます。現在はその基礎のくいの撤去作業だとか、今後、下水道の埋設管工事に入っていく予定となってございます。

 丸の二つ目、地権者への対応状況でございます。特に西口広場の予定地に当たる地権者との合意形成が順調に進んでございます。移転補償契約の締結のほか、翌年度に予定をしてございました建物解体工事等を着工できる段階に進んでいる状況となってございます。

 丸の三つ目として、こうしたことからURにおきましては、当該エリアの土地区画整理事業を着実に進めていくことはもちろんとして、中野駅の西側南北通路・橋上駅舎等に係る工事を効率的に今後進めていくことを目的としまして、地権者交渉が順調に進んでいる西口広場、こちらの整備工事を早期に着手できるよう、順次可能な作業を進めていく予定となってございます。

 今申し上げましたところの裏面に少し詳細に記載をしてございます。裏面をごらんいただければと思います。(1)番は飛ばしまして、(2)番、権利者の対応状況でございますが、こちらのエリア、全地権者17件ございます。まず仮換地の指定におきましては、その17件中14件が現在完了をしてございます。

 2番目といたしまして、移転補償でございます。移転補償の契約は、17件のうち11件整ってございます。また借家人もございます。借家人が全72件いる中、現在43件の交渉がまとまっているものでございます。三つ目は建物解体でございますが、17棟のうち、現在は4棟解体が終わっているところでございます。

 今後の予定でございますが、今年度の予定でございます。3番でございます。公共施設の整備としまして、下水道の埋設工事を予定してございます。また、今申し上げました仮換地の指定、移転補償、建物解体と、残りの地権者につきまして丁寧に対応していく予定となってございます。

 簡単ではございますが、報告は以上でございます。

副委員長

 ただいまの報告に対して質疑ありませんか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

副委員長

 よろしいですか。なければ、次の報告に移りたいと思います。

 続きまして5番、中野駅西側南北通路・橋上駅舎等事業に伴う実施設計作業の進捗状況及び設計期間の行程延伸等についての報告を求めます。

小幡都市政策推進室副参事(中野駅地区都市施設調整担当)

 それでは、中野駅西側南北通路・橋上駅舎等事業に伴う実施設計作業の進捗状況及び設計期間の行程延伸等について御報告をさせていただきます。(資料7)

 西側南北通路・橋上駅舎等事業につきましては、現在、区と東日本旅客鉄道株式会社―以下JRと申します―が締結しました実施設計協定に基づきまして、JRが実施設計作業を進めているところでございます。

 1の1)実施設計作業の進捗状況、作業状況でございます。まず準備工事である支障移転工事でございますが、こちらは10月の工事着手に向けて工事発注の手続を進めております。二つ目、西側南北通路・橋上駅舎、駅ビルからなる道路一体建物、それからJRの駅ビルの荷さばき・身障者用駐車場について、こちらについては建築の与条件の整理などを進めまして、おおむね建物内のレイアウトが定まってきております。

 ここで別紙1のレイアウト図をごらんください。表面が平面図になっておりまして、通路と駅舎のある2階の平面図でございます。図の上側が中野三丁目、左側が中野通り及び新宿側、右側が三鷹側でございまして、JR中央線の線路上空に道路一体建物、それから、図の左下のほうになりますが、こちらは新北口駅前広場側でございますけれども、こちらに荷さばき・身障者用駐車場、駐車場棟を配置してございます。

 また裏面でございますが、こちらは断面図になってございまして、上の図が中野四丁目側から三丁目方向を見た図面、下の図が中野通りから三鷹方向を見た断面というふうになっております。こちら、建物の図面としましては、昨年の2017年8月の段階で、JRが駅ビルの計画の内容を見直したというところで報告をしております。その当時と建物の規模感などは変わってはございませんが、主な変更点を御説明いたします。

 まず表面、平面図のほうをごらんいただきたいと思います。平面図の左下のほうに駐車場棟というところで今回は追加をされております。こちらはJR中央線と東西連絡路の間から新北口の駅前広場の地下に入ってくる、こちらの荷さばき・身障者用駐車場ということでございます。こちらにエレベーターが3基ございますが、こちらのエレベーターは荷さばきのエレベーターと中野通りから将来の駅前広場、それから南北通路へのバリアフリー動線ということで、JRが公共貢献として荷さばきエレベーターとともに身障者エレベーターということで整備をする予定で、区民が利用する動線としてのエレベーターもこちらにございます。

 二つ目でございますが、改札の数でございまして、将来の駅利用者の推計に基づきまして、従来の図面より改札の数がふえております。

 三つ目でございますが、こちらの断面図、裏面をごらんいただきたいんですけれども、ちょっとわかりにくいんですが、5階の形状が変わってきておりまして、新宿側が5階建て、三鷹側が4階建てというところでございます。こちらが主な変更点でございます。

 表紙に戻っていただきまして、確認申請に向けた調整についてというところでございます。こちらもちょっと平面図とあわせて見ていただければと思います。平面図のほうの道路一体建物、中央の図面と左下の駐車場棟について、こちらを一つの建物として作業を進めてきたというところですが、東京都との調整の結果、こちらは別の建物として建築確認申請をとりなさいということがございました。そういった調整がございます。

 それから、荷さばき・身障者用駐車場についてですが、こちらは駅前広場の道路内に建築をするということでございまして、関係機関との調整に時間を要しておりまして、また確認申請前に建築の許可の手続が必要ということになっております。

 三つ目でございますが、道路一体建物についてですが、避難階段の配置について、建物規模をできるだけ抑えるように、事前にその避難階段の配置について国土交通大臣の認定をとるということで、確認申請前にその認定の手続が必要ということになってきております。

 表紙の(3)工期の短縮についてでございます。現在、実施設計作業を行っておりますが、作業には建設事業者が参加をしておりまして、一部列車運行時間昼までの工事を可能にする計画、それから効率的な施工手順というところで検討を進めてまいりました。

 二つ目でございますが、こうした検討状況の結果、南北通路と橋上駅舎の開業時期につきましては、これまでの想定時期、2027年と申しておりましたけれども、こちらより1年ほど工期短縮できる見込みでございます。

 三つ目、通路と駅舎が完成しても駅前広場へのおり口がないと機能しないということでございますので、工期の具体的な短縮、実際の開業時期というところは、新北口駅前エリアの広場側のデッキですとか、そういった工事の条件、工事時間の調整によって決まってくるということになるものでございます。

 裏面に参ります。2、設計期間の行程延伸等についてでございます。こうした設計作業の進捗を踏まえまして、実施設計の協定を変更したいというふうに考えております。一つ目ですが、確認申請の手続に時間を要するというところから行程を延伸したいというふうに考えておりまして、設計の期間としましては、当初2019年3月末までであったものを、6カ月ほど延伸を考えておりまして、延伸後は2019年9月末までとしたいというふうに考えております。ただ、この9月末までの期間で建築確認申請の手続も進めてまいるという予定でございます。

 二つ目でございますが、荷さばき・身障者用駐車場については、こちらは別の建物として扱うということで、JRが整備する別棟の建物となったということでございますので、今回の区との協定を結んで進めていく設計作業からは除外をするということで考えております。ただ、駐車場棟につきましては、もともとは全てがJRの負担で整備するということであったため、そこの範囲を除外しても、区の負担額については従来と変更はございません。

 表紙の3番、今後の予定でございます。引き続き、道路一体建物の実施設計作業、建築確認申請手続等を進めまして、2019年12月ごろの工事施行協定の締結、それから年度内の建物の工事着手を目指してまいります。

 御報告は以上でございます。

副委員長

 ただいまの報告に対し、質疑ありませんか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

副委員長

 よろしいですか。なければ、次の報告に移りたいと思います。

 6番、中野駅西側南北通路・橋上駅舎等事業に伴う支障移転工事等の実施についての報告を求めます。

江頭都市政策推進室副参事(中野駅地区都市施設整備担当)

 それでは、中野駅西側南北通路・橋上駅舎等事業に伴う支障移転工事等の実施について御報告いたします。(資料8)

 2018年7月13日に締結いたしました中野駅西側南北通路・橋上駅舎等事業に伴う支障移転工事に関する施行協定に基づきまして、今後実施する工事の概要について報告するものでございます。

 1、事業の概要についてです。本事業は、中野駅西側南北通路・橋上駅舎、駅ビルからなる道路一体建物として整備する事業でございます。2014年に中野区、東日本旅客鉄道株式会社及び東京地下鉄株式会社の三者で整備に係る基本協定を締結しまして、現在は実施設計を進めております。今後、建築確認申請等の手続を進め、2019年度内の道路一体建物の本体工事着工を目指すものでございます。

 2、支障移転工事等の概要についてです。中野駅西側南北通路・橋上駅舎の早期開業を目指し、本事業で整備する道路一体建物の本体工事に先行し、準備工事である支障移転工事等に着手いたします。工事期間は2018年10月から2021年3月です。作業内容としましては、下のこちらの絵を参考にごらんになっていただきたいんですが、昼間の作業内容としましては、①工事用ヤード等整備工事、ヤード内支障物撤去、夜間工事としましては工事用ヤードの整備工事の線路内通路設置、②くい施工準備等工事、③、④、⑤、こちらについては詰所等の移設、ホーム改良、上屋改良、⑥電気設備支障移転工事となっております。夜間工事については、おおむね電車の運行終了時から開始時までの時間帯に行うことになっております。

 続きまして、2ページをごらんください。3、その他関連事項としまして、①中野駅北口暫定バスロータリー移設工事に着手いたします。工事用ヤードの拡張に先立ちまして、暫定バスロータリーを中野駅北口中央自転車駐車場側に移設いたします。

 ②工事期間中の歩行者動線整備ですが、別紙1のほうをごらんください。こちらにそれぞれの工期ごとのステップの絵を掲載しております。まず工事期間、2018年の10月から2019年の3月。こちらに関しましては、こちらの凡例ですが、オレンジで囲まれた部分が工事エリア、赤い丸が交通誘導員、赤い波線が工事車両出入り口、緑の線が工事車両動線、水色の矢印が歩行者動線となってございます。こちらの期間に関しましては、支障移転工事に伴う工事用ヤード、それと暫定バスロータリー整備工事、こちらは中野駅北口中央自転車駐車場内での施行となってございます。

 続きまして、真ん中の2019年4月から2019年9月になりますと、工事用ヤードを現在の暫定バスロータリーの半分程度まで広げます。それに伴いまして、歩行者動線整備工事を新たにするものとなってございます。

 続きまして、下段の2019年の10月以降ですが、こちらに関しましては、さらに工事ヤードを中野駅通りに接する部分まで広げまして、こちらの期間に関しましては、先ほど申し上げました本体工事に伴います大型クレーン等、そういった工事車両が入ってまいります。それに伴いまして、線路沿いの囲町に抜ける通路は今後閉鎖となっているところでございます。

 続きまして、また2ページのほうへ戻っていただきまして、今申し上げました②の工事期間中につきましては、工事の進捗に応じて歩行者動線を切りかえてまいります。その際、歩行者の日常生活にできるだけ影響がないよう歩行者動線の整備及び誘導に努めてまいります。また、工事エリアの車両の通行については、各出入り口に交通誘導員を配置いたしまして、歩行者、自転車駐車場利用者の安全を確保してまいります。

 4、事業及び工事説明会の開催について。ただいま申し上げました内容につきまして、工事説明会を予定しております。日時は2018年9月25日19時から20時30分を予定しております。場所は中野区役所9階会議室です。こちらの開催につきましては、9月5日の区報及びホームページにも同じタイミングで掲載する予定でございます。

 5、今後の予定です。2018年9月中旬から中野駅北口暫定バスロータリー整備工事に着手いたしまして、9月下旬に今申し上げました事業及び工事説明会、10月上旬に支障移転工事等に着手いたしまして、2019年2月上旬、こちら、四季の森の地下自転車駐車場工事、ただいま進めているんですが、そちらの供用開始が2月になりますので、そのタイミングに合わせまして、中野駅北口中央自転車駐車場を廃止いたします。4月上旬から支障移転工事等の工事ヤードを拡大いたしまして、暫定バスロータリーの供用開始、10月上旬、支障移転工事等工事用ヤードを拡大しまして、先ほど申し上げました線路沿いの通路閉鎖、12月以降に工事施行協定を締結しまして、本体工事に着手するというスケジュールになってございます。

 御報告は以上になります。

副委員長

 委員会を暫時休憩いたします。

 

(午後0時00分)

 

副委員長

 委員会を再開いたします。

 

(午後0時00分)

 

 副委員長

 ただいまの報告に対して質疑ありませんか。よろしいですか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

副委員長

 なければ、以上で本報告について終了いたします。

 次に7番、その他で何か報告はありますか。

荒井地域まちづくり推進部副参事(西武新宿線沿線まちづくり企画担当)

 平成30年度西武新宿線踏切渋滞解消促進期成同盟決起大会の開催状況について報告をさせていただきます。

 去る8月28日に野方区民ホールで開催いたしました西武新宿線踏切渋滞解消促進期成同盟の決起大会ですが、当日は区民の皆様など250人を超える多くの方々に御来場いただきまして、会場が満席となりますとともに、国会議員、東京都、西武鉄道株式会社、杉並区から御来賓を賜り、また本委員会の委員の皆様にも御出席をいただきまして、まことにありがとうございました。

 大会では、西武新宿線連続立体交差事業の実現による踏切渋滞解消に関する決議を採択いたしまして、決議では現在工事中の中井・野方駅間の事業の着実な推進を図ること、着工準備区間に位置付けられている野方・井荻駅間の事業の早期実現を図ること、また、連続立体交差事業と沿線まちづくりを進めるための安定した財源を確保すること、以上3点を関係機関に働きかけていくこととしております。

 今後、国、東京都、西武鉄道株式会社といった関係機関にこの大会決議をもって要請活動を行いまして、引き続き西武新宿線の連続立体交差化の早期実現を促進してまいります。

 報告は以上になります。

副委員長

 ただいまの報告に対し、質疑はありませんか。よろしいですか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

副委員長

 質疑がなければ、本報告について終了いたします。

 他に報告はありますか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

副委員長

 なければ、以上で所管事項の報告を終了いたします。

 次に、地方都市行政視察についてですが、去る7月24日、25日に実施しました地方都市行政視察について、お手元の文書(資料9)のとおり調査報告書の案を作成いたしました。本報告書を議長宛てに提出したいと思いますが、これに御異議ありませんか。

 

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

 

副委員長

 御異議ありませんので、そのように決定いたします。

 審査日程のその他に入ります。

 委員会を休憩いたします。

 

(午後0時03分)

 

副委員長

 委員会を再開します。

 

(午後0時03分)

 

 休憩中に確認しましたとおり、次回は第3回定例会中の委員会とし、急な案件が生じた場合は正副委員長から連絡させていただくということで御異議ありませんか。

 

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

 

副委員長

 御異議ありませんので、そのように決定します。

 本日予定した日程は終了しましたが、各委員、理事者から御発言はありませんか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

副委員長

 なければ、以上で中野駅周辺・西武新宿線沿線まちづくり調査特別委員会を散会いたします。

 

(午後0時04分)