平成30年11月12日中野区議会建設委員会
平成30年11月12日中野区議会建設委員会の会議録

中野区議会建設委員会〔平成30年11月12日〕

 

建設委員会会議記録

 

○開会日 平成30年11月12日

 

○場所  中野区議会第1委員会室

 

○開会  午前9時00分

 

○閉会  午前11時25分

 

○出席委員(8名)

 佐野 れいじ委員長

 小林 秀明副委員長

 杉山 司委員

 内川 和久委員

 小林 ぜんいち委員

 石坂 わたる委員

 酒井 たくや委員

 来住 和行委員

 

○欠席委員(0名)

 

○出席説明員

 都市政策推進室長 奈良 浩二

 都市政策推進室副参事(産業振興担当) 浅川 靖

 都市政策推進室副参事(グローバル戦略推進担当、都市観光・地域活性化担当) 藤永 益次

 都市政策推進室副参事(中野駅周辺まちづくり担当) 松前 友香子

 都市政策推進室副参事(中野駅周辺計画担当) 石井 大輔

 都市政策推進室副参事(中野駅周辺地区整備担当) 石橋 一彦

 都市政策推進室副参事(中野駅地区都市施設調整担当) 小幡 一隆

 都市政策推進室副参事(中野駅地区都市施設整備担当) 江頭 勝

 地域まちづくり推進部長 角 秀行

 地域まちづくり推進部副参事(まちづくり企画担当、西武新宿線沿線まちづくり企画担当) 荒井 大介

 地域まちづくり推進部副参事(北東部まちづくり担当) 高村 和哉

 地域まちづくり推進部副参事(北西部まちづくり担当) 藤原 慶

 地域まちづくり推進部副参事(西部まちづくり担当) 菊地 利幸

 地域まちづくり推進部副参事(東部・南部まちづくり担当) 森 眞一郎

 都市基盤部長 豊川 士朗

 都市基盤部副参事(都市計画担当) 安田 道孝

 都市基盤部副参事(道路担当) 井上 雄城

 都市基盤部副参事(公園担当) 細野 修一

 都市基盤部副参事(建築担当) 小山内 秀樹

 都市基盤部副参事(住宅政策担当) 塚本 剛史

 都市基盤部副参事(防災担当) 中川 秀夫

 

○事務局職員

 書記 立川 衛

 書記 野村 理志

 

○委員長署名


審査日程

○議題

 安全で快適に住めるまちづくりについて

 産業振興及び都市振興について

 道路・公園等の整備について

 防災及び都市安全について

○所管事項の報告

 1 平和の森公園再整備(第二工区)の考え方について(公園担当)

 2 公園の維持管理等に関する基本的な考え方(案)について(公園担当)

○その他

 

委員長

 定足数に達しましたので、建設委員会を開会いたします。

 

(午前9時00分)

 

 なお、傍聴希望の方々が15名を超えているということで、これを許可することに御異議ございませんでしょうか。

 

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 御異議ありませんので、そのように決定いたします。

 傍聴者の方へのお願いでございますけれども、本日多数の方が傍聴にお見えになっておりますので、席を譲り合って傍聴いただくようお願い申し上げます。

 それでは、本日の日程に移らせていただきます。本日の審査日程ですが、お手元に配付の審査日程(案)(資料1)のとおり進めたいと思いますが、これに御異議ございませんでしょうか。

 

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 御異議ありませんので、そのように進めさせていただきます。

 本日の審査に当たっては、午前11時を目途に進めたいと思いますので、御協力のほどお願い申し上げます。

 それでは、議事に入ります。

 安全で快適に住めるまちづくりについて、産業振興及び都市振興について、道路・公園等の整備について、防災及び都市安全についてを一括して議題に供します。

 初めに、所管事項の報告を受けます。

 それでは前回に引き続き、平和の森公園再整備(第二工区)の考え方についての御報告に対する質疑を行いたいと思います。

それから、来住委員と石坂委員は、別の観点からの質疑ですと構いませんけれども、一応前回の質疑は承っておりますので、そういうことで前回の質疑と重複しないようにお願いしたいと思います。

 前回の委員会では、内川委員の質疑の途中でしたが、時間の都合上保留といたしました。引き続き内川委員のほうから質疑をお願いしたいと思います。

内川委員

 おはようございます。前回の委員会に引き続き平和の森公園再整備(第二工区)の考え方についての報告並びに質疑応答ということで続けさせていただきたいと思います。

 前回、私の質疑の途中で委員会が時間切れ、本日になったわけですけれども、報告があって質疑の途中ということだったんですが、10日に開催予定の区民説明会及び本日ですか、12日開催予定の区民説明会、これはどういった対応をされたんでしょうか。

細野都市基盤部副参事(公園担当)

 11月10日の説明会でございますが、委員会の質疑は途中でございましたが、報告もさせていただいたこと、あと今後の、前回の委員会の際に11月15日より第二工区の閉鎖をさせていただきたいということを申し上げたところでございます。こういった工事を、まだ準備工ではございますが、開始をさせていただくということも含めて御説明させていただきたかったので、委員会の質疑の途中ではございましたが、説明会を開催させていただきました。

内川委員

 過去の議会において、まだ委員会の質疑途中のものに関して区民説明会を開いたときは今までありますか。

細野都市基盤部副参事(公園担当)

 多くの方々から例のない対応であったということを言われております。

内川委員

 例のない対応、それって議会軽視もいいところだと思うんですよ、正直言って。これ、誰の判断で、何の理由で10日に説明会が開催できたんですか。

細野都市基盤部副参事(公園担当)

 前回建設委員会終了後、質疑が途中であるということにつきまして、区の中で共有をして、区長、副区長まで含めて対応を協議させていただきまして、その上で、質疑は途中ではありますが、報告はさせていただけたこと、そして、その後の工事の御説明もしなければならないということも踏まえて、開催をするという判断に至り、開催をさせていただいたものでございます。

内川委員

 質疑がまだ終結しないものに関して一体どんな報告ができたのかなと。まず、10日の説明会の報告をきちんとしてください。

細野都市基盤部副参事(公園担当)

 10日の御報告でございますが、内容につきましては8日の建設委員会で申し上げた内容で、再整備の考え方及びそれに基づく案の御説明をさせていただきました。なお、御説明の中で、この件につきましてはまだ議会での審査は終了していない旨も添えさせていただいて報告をさせていただきました。御参加いただいた方は、37名ほど御参加いただきました。

内川委員

 その中でどのような質疑応答があったんでしょうか。詳しく教えてください。

細野都市基盤部副参事(公園担当)

 質疑につきましては、質問は、この300メートルトラック、100メートルコースを一旦消した案について、このままやってほしいとか、この考え方について、議会の途中であるということがなかなかわかりづらいとか、バーベキューサイトについては検討を継続するという内容が、それを支持するとか、草地広場の滑り台についても、既存の築山を存置するという内容ですが、その方向で行ってほしいというような御意見と、あと、今後より防災の観点をもっと強化してほしい等々の御意見がありました。あと、この間、内川議員から意見募集の実施結果の提出された意見の概要の数の御質疑を8日にいただきましたが、同様にその数を、詳細を知らせてほしい等の御意見もいただきました。また、この計画についてもう少し遊具の配置について考慮すべきところがあるのではないか等々の御意見をいただきました。

 すみません。これが全てではなく、集計ができていないので恐縮ですが、おおむねこんなような御質疑等をいただきました。

内川委員

 きょう、その報告は追加の報告できちんとペーパーとして出すべきですよ。今口頭でばあっと言われたって、ちょっとね。それに対してどのような質疑をしたらいいのかな。判断に困るんですよ。きちんと報告書で出せなかったんですか。この週末、一生懸命あれして。

細野都市基盤部副参事(公園担当)

 大変失礼いたしました。担当としては、きょうまで済んでから作成させていただこうと。きょう説明会の第2回目があるので、そこも踏まえて御報告をしようと考えていました。申しわけございません。

内川委員

 きょうの委員会に臨むに当たって、きちんとそこらは準備すべきじゃなかったんですか。10日の区民説明会の報告はきちんとペーパーで、何人出て、どんな意見が出た。それがなかったら進められないですよ、この委員会なんて。

細野都市基盤部副参事(公園担当)

 口頭の御報告で大変申しわけございませんでした。

内川委員

 申しわけございませんでしたで委員会が済めば苦労はないんですよね。部長、そこら辺の判断はどうなっているんですか。

豊川都市基盤部長

 今、担当副参事が申し上げたとおりでございまして、作成、集計等の時間もございますので、本日夜の説明会を終わった時点できちんと整理をして、報告をさせていただきたいというふうに考えてございます。

内川委員

 じゃ、本日の区民説明会を終えて、その報告をしてもらえる委員会をいつやるんですか。

細野都市基盤部副参事(公園担当)

 次回開かせていただく建設委員会のときには報告をさせていただこうと考えております。

内川委員

 次回の建設委員会というのは定例会中、ということは、そのとき議案も同時に出すんですか。

細野都市基盤部副参事(公園担当)

 まだ確定しておりませんが、議案の御提出とともに補足の資料として出させていただくか、または、進み方によっては定例会の12月5日ぐらいに予定されている委員会というふうに考えてございました。

内川委員

 委員会の区民説明会の報告、それもどんな質疑が出るかわからないですし、いまだに検討事項というのが幾つも残っていますよね。それも解決がしていないのに議案て出せるんですか。もう1回、これ、確認です。

細野都市基盤部副参事(公園担当)

 確かに済んでいないところもあるんですが、これまでの意見交換会や語る会等の結果を踏まえて一定の考えをまとめさせていただいたので、この形で提案させていただきたいと考えております。

内川委員

 これね、圧倒的に足りないのは議会の意見をどこで聞くかというところなんですよ、正直言って。全ての質疑が終わっていなければ、全ての検討事項の答えが出なければ、そんなもの議案で出せるわけないじゃないですか。

細野都市基盤部副参事(公園担当)

 議会での御意見等につきましては、8日の委員会並びに本日お寄せいただければと思っておりまして、その上で、きょうお出ししている考え方及び変更案について修正させていただくところがあれば、それを反映して、議案にして提案をさせていただきたいと考えております。

内川委員

 本日の委員会を経て修正できるんですね。

細野都市基盤部副参事(公園担当)

 全部ではないかもしれませんが、修正できるところはさせていただきたいと考えております。

内川委員

 それでは、報告事項の中身についてちょっとお聞きしたいと思うんですが、草地広場の利活用の検討は、これはいつまでに答えを出すんですか。

細野都市基盤部副参事(公園担当)

 具体的にはまだ決めておりませんが、速やかに利活用について検討を開始し、関係団体等の御意見も聴取しながら、改めて考え方を提案したいと考えております。

内川委員

 その前に議案を出すんでしょう。議案を出した後にこれの検討を行って、内容が変わっていったらまた変更議案を出すんですか。

細野都市基盤部副参事(公園担当)

 内容が変わったら、そういったこともあり得るかもしれませんが、第二工区の工事を一旦この形でやらせていただいて、その後の利活用については、その第二工区の工事終了後に改めてその措置をさせていただきたいと考えております。

内川委員

 スポーツ活動などの利用も考えていくとありますけれども、具体的には今どういったことをお考えになっていますか。

細野都市基盤部副参事(公園担当)

 地域の健康づくりやスポーツ活動ということで、従来トラックを使ってスポーツというと競技という形だったかと思います。競技ではなくて、スポーツも幅広く、健康づくりのためのちょっとした運動から、あとは少しの、まあまあの大きさの団体での運動会というか、そういった集団で行う運動活動、それから日々の健康づくりのための活動等々ということを想定しております。

内川委員

 今御担当のほうからスポーツ、健康活動というお話が出ましたけれども、それって厚生委員会の所管じゃないの。厚生委員会の議論はいつやるんですか。

細野都市基盤部副参事(公園担当)

 スポーツそのものだと確かに厚生委員会の所管になりますが、その厚生委員会での検討につきましてはこの後対応していきたいと考えております。

内川委員

 それって議案の前ですか、議案を出す前に厚生委員会をやるの。

細野都市基盤部副参事(公園担当)

 現時点で私どもの想定では、議案の後にやらせていただきたいと考えております。

内川委員

 全く順序が逆じゃないですか、それ。議案を出してから委員会での審議をやる。そんなこと、今までやったことがあるんですか。

細野都市基盤部副参事(公園担当)

 第二工区の整備を今回の案の形でやらせていただきたいと考えているので、一旦この案の形で議案を出させていただいて、その後の宿題に残るさらに検討が必要な部分ということで、その議案の提案後にさらに検討を進めていきたいという考えでございます。

内川委員

 今、担当のほうから運動会という話がちょっと出ましたよね。どういったものですか、その運動会というのは。小学校、中学校の運動会、合同のをやりますよね。そういったものを考えているんですか。

細野都市基盤部副参事(公園担当)

 小学校の連合運動会もそのうちの一つなんですが、保育園、幼稚園の園としての正式な運動会の形ではなくても、20人、30人程度での運動をその場所を使ってやっていただくというようなことを考えております。

内川委員

 そうすると、子ども文教委員会での議論も必要になってきませんか。

細野都市基盤部副参事(公園担当)

 内容によってはそういったこともあるかもしれないので、それは今後の議論の中で検討していきたいと考えております。

内川委員

 それも議案提出後に子ども文教委員会を開いて、そこでもんでもらうという考えですか。

細野都市基盤部副参事(公園担当)

 今後の内容によっては委員おっしゃるとおりの想定をしております。

内川委員

 それから、第二工区の工事の現状というのは今どういうふうになっていますか。

細野都市基盤部副参事(公園担当)

 第二工区の工事については、10月頭から、当初、囲いをさせていただいて本格的な工事に入っていく予定でした。今のところはそれを休工している状況でございます。

内川委員

 約1カ月超えた期間とまっているということなんですけれども、それはどのような理由で、どなたが判断してとめたんですか。

細野都市基盤部副参事(公園担当)

 区が現在、第二工区の内容について検討を改めて行うということを理由に、区の判断で、語る会、それから意見募集させていただき、なお、それを踏まえたこの考え方をお出しするまではその工事をとめておくという判断で、現時点で工事を中断しております。

内川委員

 どなたの判断ですか。

細野都市基盤部副参事(公園担当)

 区として判断をさせていただいたということでございます。(「誰の判断」と呼ぶ者あり)具体的に工事の休止の文書につきましては、都市基盤部長の決裁により工事の中断の指示書を出させていただきました。

内川委員

 部長が工事をとめたんですね。

豊川都市基盤部長

 当然これに関しましては私の独断ということではありませんで、庁内関係するところとも情報共有を図りながらそういった判断に至ったということでございます。

内川委員

 早い話が、区長がとめる判断をしたんでしょう。

豊川都市基盤部長

 当然、区長にもお伝えをして了承を得ているということはございます。

内川委員

 はっきりそこはさせておいたほうがいいですよ、これは。議会がとめたわけではない。区長が、選挙公約でしたかね、それに基づいて区長の判断のもとでとめたんでしょう。そこをはっきりしてくださいよ。

豊川都市基盤部長

 繰り返し申しますが、区長は区長として意見を持っておりますが、区は区の組織でございますので、区という組織として今回は工事をとめさせていただいたと。ただ、その決裁は私がやったということでございます。

内川委員

 今1カ月ちょっと工事がとまっていて、一番の被害者は業者さんだと思うんですよね。人も雇ったまま、資機材も購入しちゃっているかもしれないし、銀行から借り入れを起こしてこの工事の金額を確保しているかもしれないし。もしこれ、補償問題になったときに、例えば補償に関する裁判が起こされた場合、誰に対して裁判が起こってきますか。

豊川都市基盤部長

 これは工事約款等に従ってやっておりまして、例えば工事の一部を中止するというふうな協議をした場合に、例えば請負業者側に損害が発生した場合にはその損害したものを払うというふうな契約になっております。この辺は、ただ、どれくらい払うかという話となりますと、これはまた双方協議ということになります。

 それから、今、委員から訴訟というお話がございました。もちろんそういった事態は我々も回避をしたいと思っておりますが、もし訴訟となった場合には、当然その責任が誰だということはそういった裁判の過程で明らかになるというふうに思っております。

内川委員

 結ばれた契約は業者と誰との契約になっていますか、今。

豊川都市基盤部長

 これはJV、共同企業体ですので、そのJVと、それから中野区長の契約になります。

内川委員

 ということは、やっぱり中野区長の責任において、補償になった場合にはそういった問題が起こってくるということでよろしいですね。

豊川都市基盤部長

 そのあたりは、あくまでも中野区として仕事をしております。その区の代表者が中野区長ということです。ですから、そのあたりの誰がどうという話になりますと、これはまた裁判の中で明らかになることだと思います。ですから、区長一人なのか、我々も含めた担当者なのか、それは裁判の中で明らかになるだろうと思っております。

内川委員

 それと、2番の報告のところの(2)「草地広場等の敷地造成は、今後の長期にわたる公園設備の安全性を担保するための電気、給水、排水設備等の埋設管の新設及び更新」、こう書いてありますけれども、これというのは、今区のほうで再開したいと思っているこの工事の内容というのは、一度議決した現在の工事契約内容に沿っての工事を再開したいということでよろしいんですね。

細野都市基盤部副参事(公園担当)

 委員おっしゃるとおりでございます。

内川委員

 それと、先ほどの草地広場なんですが、スポーツ活動などの利用、これからまた再検討を進めていくということをおっしゃっていたんですけれども、これは草地でなくなる可能性もあるんですか。例えば全面ゴムチップとか、そういう可能性のことも含んでいるんですか。

細野都市基盤部副参事(公園担当)

 園路の内側については草地のまま平たんにして、より運動しやすくするという想定でおります。なので、園路の内側が全てゴムチップとか、そういった想定は今のところございません。

内川委員

 この報告にあるところの電気、給水、排水設備等というのは、草地広場のままであるのであればこういった工事というのは必要なくなるんじゃないですか。どうなんですか、そこら辺は。

細野都市基盤部副参事(公園担当)

 草地に電気を供給するところは、一部園内灯に供給するところがございますが、この電気は体育館や第一工区側の照明設備等へもつながる電気設備でございます。また、給水については、草地広場の中に散水栓を設けることや、水道施設も園内にございますので、そういったところでございます。また、排水につきましては、今後、体育館が完成していく中で今と排水の状況が変わりますので、妙正寺川や下水道管への直接の排水等の設計を考えております。そういったことで埋設管の新設があるということです。また、現状の排水設備についても、今直ちに問題は起きておりませんが、今後の将来の安全性を確保していきたいので管の更新も図っていきたい。そんな考えでやらせていただこうと思っております。

内川委員

 それと、今とまっている工事を再開するとして、今1カ月ちょっととまっていますよね。その工期というのはいつまでになっていましたか、もともとは。

細野都市基盤部副参事(公園担当)

 竣工は今のところ平成31年7月なので、それまでの工期ということになっております。

内川委員

 順調に今月工事が再開されるとして、もう1カ月も過ぎているんですよ。中野区の都合で工期はやっぱり従前どおりそこまでに上げろ。それは都合よすぎるんじゃないですか。

細野都市基盤部副参事(公園担当)

 確かに区の都合で一旦工事をとめてというところもございます。具体的な工期につきましては、今後、請負業者さんと協議をしていきたいと考えております。

内川委員

 ですから、工期の延長もやむを得ない、そういうことですね。

細野都市基盤部副参事(公園担当)

 状況によってはやむを得ないものと考えております。

小林(ぜ)委員

 さまざま、先週8日、そしてきょうの幾つかの質疑があったのですけれども、再度幾つか、何点か確認もさせていただきながら、場合によっては内容的に重複する内容もあるかもしれませんけど、御承知をお願いしたいと思います。

 今回、平和の森公園再整備(第二工区)の考え方についてということでの御報告がなされました。これにつきましては、第1期工事と第2期工事ということで、たしか一括をして契約をされていたかと思います。確認ですけども、いつ契約をされて、平成31年、来年2019年7月末までの工期になっていたでしょうか。そして、第1期工事と言われている北側の野球場ですとかサッカーコート等の整備というのは、そういった意味では第1期工事は100%の進捗をもっているんでしょうか。それとも、もしくは一部まだ残っているんでしょうか。まずそこについてお伺いしたいと思います。

細野都市基盤部副参事(公園担当)

 現在の請負契約につきましては、平成29年10月の総務委員会において議案を審議していただきまして、その後議決をいただき、契約をさせていただいた内容でございます。その後1度、平成30年第2回定例会で一部施工金額の増額があり、一旦契約変更、請負契約の変更の議案を承認していただき、契約を変更し、今に至るということでございます。そして、工期についてはその時点で平成31年7月末を見込んでいたということでございます。

 また、第1期工区につきましては、9月末をもって一旦完了したものというふうに考えてございます。

小林(ぜ)委員

 わかりました。ということは、第一工区については100%の進捗をもって完了したということでよろしいですかね。そうしますと、残りの第二工区がそういった意味では着手がこれからということで、今の段階ではゼロであると。そして、その工事そのものを、先ほど休止ということがありましたけど、とめている、休止をしているのは区の判断によってとめたものであると。それは議会でもそのほかの要因でもなく、区がそうした意思を持って自分たちでとめているということで、内容については、とめているというのは二つあって、工事をとめるということと今回変更するということの二つあって、区がとめたんだから、区がそういった意味ではいつ再開しようと、それはいいんではないのかなというふうに思います。

 ただ、一方で変更があるわけで、今回その変更について何点か、6点ですかね、報告事がありました。そこでお聞きしたいんですけれども、先ほど内川委員からもありましたけれども、8日に建設委員会が行われて一旦報告があり、質疑の途中でした。10日に説明会が行われて、きょう12日にも行われる予定になっています。区報には11月5日号に説明会が開かれますということで掲載が既にされました。建設委員会、議会で議決をした案件で、途中これほど大きく変わる内容の変更がされる内容のもの、案件について、これまで区は、建設委員会が8日に開かれる以前の5日に既に区民の皆さんには説明会をされますよ、こういう手順を踏んできた案件はありますか。

細野都市基盤部副参事(公園担当)

 ほかの案件は、すみません、私、承知してございませんが、通常は、委員会で報告があった後、区報に記事を載せ、やっていくものというふうに認識してございます。こちら、今回11月15日からこの工事の再開、準備工を開始させていただきたいという意図もあり、委員会報告前ではあったんですが、先に区報のほうに掲載をさせていただき、周知をさせていただいたものでございます。

小林(ぜ)委員

 区報には、「区は、平和の森公園の再整備のあり方について、「平和の森公園再整備を語る会」等を実施し、改めて区民のみなさんの意見を伺いました。このたび、いただいた意見を参考に再整備計画をまとめたので、説明会を開催します。」ということでうたわれています。先ほどのやりとりの中に、その変更の内容までを区民の説明会で行ったというふうに聞いていますけども、それで間違いないでしょうか。

細野都市基盤部副参事(公園担当)

 8日の建設委員会で御報告させていただいた内容に基づき、再整備の考え方及び変更の案を御説明させていただきました。

小林(ぜ)委員

 そうすると、議会の中で報告も十分になされていなくて、議決もしていない。全体が議決案件の中で大きく変わるものについて、先ほど、こういった内容については、こういうケースというのは承知をされていないというぐらいまれなというか、ほとんど初めてのケースだと思うんですけれども、それを既に区民の皆さんに説明をした。そして、そこでまたさまざまな御意見をいただいたということでした。

 ところが、これ、本来であれば区がとめたんですから、区が再開します。それで別に議会報告程度で、休止したけれども始めましたで、そのフレーズだけで済んでしまうんですけれども、そこに変更内容が伴ったということで、改めの報告があるにもかかわらず区民の皆様にも報告してしまった。報告をされた内容が、先ほど変更がまたあればそれをまた行うという。つまり、今回300メートルトラック、100メートルトラックをやめますよという内容の御報告を説明会で行って、議会でも行って、ただ最終的に議決がそれを行わないということになったら、区民の皆さんに、これこれこういうまた違う案になりましたということをまた行うんでしょうか。

 つまり、今後、わからないですけども、1回か2回か3回か、そのたびごとに説明会を行って議決をし、説明会を行って議決をし──議決を行って説明会じゃないですよ。委員会報告をした直後に行って、また変更が生じた場合、また議決のところで時間がかかってしまった。その繰り返しをまた行っていくというお考えでしょうか。

細野都市基盤部副参事(公園担当)

 区民の方々への説明会については、区の案が変更になった場合については改めてやらせていただきたいと考えておりますし、また、いつやるというのは適宜その必要に応じてやらせていただきたいと考えております。

小林(ぜ)委員

 私たちも区民なんですよね。そんなにたびたび変わるの、内容が。発表したじゃない、区はこの間こういうふうにやるって。また変えるの。この間変えると言ったばかりなのに、また変えるのということを中野区は区民に対して今後も行い続けていくんですか。これは、あるという話ではないですよ。してきたという話でもないですよ。今後そういうことがあったら、し続けていくんですかという問いです。

細野都市基盤部副参事(公園担当)

 今回の御説明が現時点での変更案という言い方をしたところなんですが、その後、変更が生じた場合には確かに、この間言ったじゃないかとか、そんなふうになってしまうかもしれないんですが、必要に応じて説明をさせていただきたいと考えております。

小林(ぜ)委員

 すごく雑ですよね。丁寧でないですよね。わかりますか、丁寧ではない。丁寧というのは、一つひとつの手順を踏みながら、経緯、経過をたどりながらしっかりと説明をしていく。その中で一つひとつ解決をしながら方向性を決めていく。そして、最終的にこれでいくということで行っていくのが本来ではないのかなというふうに思います。その本来でないイレギュラーな、何年かわかりませんけど、近年少なくとも十数年来なかったような、それ以前もなかったかと思います、議決案件をこれほど大きく変更していくということについて。それほど多分もしかしたら責任を持って区も対応されているんだと思うんですけども、それにしては丁寧でない、勇み足的なスケジュールのもとの対応だったかなというふうに考えますけども、いかがですか。

細野都市基盤部副参事(公園担当)

 確かにスケジュールについてはタイト過ぎる予定であったかもしれません。11月15日の準備工の開始、それに伴うJVさんとの契約変更、またこの間、区の財政に損害を与えないようにやっていきたいというような方向もございまして、委員おっしゃるように、確かに手順が雑であったという面もあったかもしれないんですが、行うべき委員会報告と、あと区民の方々への御説明は一定程度できてきたかと思っておりますし、また、今後足りない分につきましてはまた改めて御説明をさせていただきたいというふうに考えてございます。

小林(ぜ)委員

 今、雑だったということを認められた上で、やることはやっているという御答弁でした。それであれば何やってもいいのというふうに聞こえてしまうんですね。私は、300メートルトラックをやめるとかやめないとか、全体の工事がどうなるかとかいう話をしているんではなくて、今まで何年もかけて議会の中で議論をしてきました。そして、区民説明会も開き、多くの方々の声もいただき、その上で議会も区も判断をして、この工事が区長の名のもとで契約をされ、そして着工してきました。そして、ある意味では区が勝手にとめた。区の責任でとめた。休止をした。そして、区が再開をする。そこにも実は大きな変更が伴うんです。そういう議案を区がそんなに簡単に、いとも簡単なような手法で、手続で行っていくというのは、中野区の首長のあり方として今後それでいいのかということを問いたいと思っています。1点目。

 その上で幾つかこの報告の中のことについて聞いていきたいと思います。今回、平和の森公園再整備(第二工区)の考え方ということで、まず、改めて多くの区民の意見を幅広く聞き、というふうにあります。今回、この多くの区民の意見を幅広く聞き、ということで示していただいたのが電子メール77人、ファクシミリ54人、郵送2人、窓口204人、延べ337人。延べですから1人で二つ三つ出している方もいらっしゃるのかなというふうには、わかりませんけれども、そういったことでこれが出たということでした。これをもって幅広く区民の皆さんに声を聞いたという意味でしょうか。

細野都市基盤部副参事(公園担当)

 二つ目のほうから。この数自体は確かに337でございまして、とり方によっては多くないというふうな御意見をいただくかもしれません。ただ、事実として、この公園について考えていただいた方がこれだけいたということでございますので、こちらの意見については重く受けとめさせていただき、また、これまでの議決をいただいたというような議論も、これまでの検討も踏まえて、この意見だけで全てをこの案を固めたということではなく、それら両方を勘案して総合的に判断をして今回の変更案を出させていただいたということでございます。

 あと、最初のほうの区の手続のことについてでございますが、スケジュール的に確かにタイトな提案を区はさせていただきましたが、これまで区の計画の決定の段階で可能な限り区民の方々の意見を取り入れていきたいという方針があり、それも踏まえてこういった声を聞かせていただき、その上で委員会で御報告もさせていただき、今後は議決に向かっては議会との議論もさらに深めていきたいというふうに考えてございます。なので、今回スケジュール的には確かに厳しいことをさせていただいてしまったかもしれないんですが、決して議会を軽視とか、そういったことではなく、適切な手続に基づいて区の意思決定をさせていただきたいというふうに考えてございます。

小林(ぜ)委員

 二つ目にお聞きした後段の部分については、私が聞いた後段、先にお答えいただいた前段の部分についてはわかりました。

 そして、先に聞きました、第1点目と私が伺った、後段で伺った話については、それはちょっと違うんじゃないの。それは御担当のお考え方かもしれないですけれども、議会、行政全体の中でそれが本当に通る話なんですか。ほかの理事者の皆さんに聞いても同じその答えが返ってくるんですかという意味で、決して丁寧ではない、雑な手続を今後もされ続けていく中野区のあり方なのかなと。全員がもしそういうふうにお答えになるのであれば、理事者の皆さん方が、当委員会以外の方々もであれば、中野区政は、行政は少し方向が違うんではないのというふうに考えます。もしお一人のお考えであれば、それは部長、区長、しっかりとその意味合いを十二分に説明をしていただきたいと思います。

 質問のほうに戻りますけれども、幅広く御意見等を聞いたということですけれども、さっきも言いましたけども、これまでも意見を聞いてきました。そして、例えば小・中学生の部活、それからさまざまな運動についても行うために必要なんだと言ってきたのは区であります。区として300メートルトラックを、100メートルトラックをぜひ部活にも、運動のためにも、小学校、中学校の生徒のためにも活用させたいんだと言ってきていた。その進め方がここに来て大きく変わった。それは、区民の皆さん延べ337人だけではなく、改めて判断をしたということでした。そうすると、これまで議論をしてきて結論を見ていたことというのを大きくひっくり返すには、あまりにも内容的に整合性がとれないですよね。その辺はいかがですか。

細野都市基盤部副参事(公園担当)

 数という面ではそういうこともあるかもしれないんですが、改めてこれまで計画してきた考えを、変更の複数案をもって区民の方の御意見を聞かせていただいた結果、こういった御意見もいただき、さらに今まで踏まえてきたスポーツ機能等々の従来想定していたコンセプトも生かしつつ、両者をあわせてこのような変更案をつくらせていただいたというところでございます。

小林(ぜ)委員

 そうすると、今まで平成29年10月の議決を行う前までに、建設委員会だけではなくて、厚生委員会、子ども文教委員会、総務委員会で議論をしてきたこと、全く今回はこの一瞬にして、今現在ほかの委員会では全くされていなくて、これが結論ですよ。住民にも、区民にも説明しましたよ。これでいきますよ。さまざまな御意見が出ましたよ。でも、これで区はやっていきますよ。しかもきょう現在までに他の委員会は開かれていない。私、前回の委員会のときに言いましたよね。必要なんではないですか。開くべきではないですか。適宜に行いますという御答弁をいただきました。それもしていなくて、建設委員会でこれは決まりです。区民の皆さんにも説明しちゃいました。なので、厚生委員会の皆さん、子ども文教委員会の皆さん、総務委員会の皆さん、御了解くださいね、御了承くださいね。そういった議論で中野区の行政のあり方ってよろしいんですか。

細野都市基盤部副参事(公園担当)

 委員会報告につきましては、おっしゃるとおり、委員から前回そのような御指摘をいただいたところでございます。今回この報告をするに当たりまして、建設委員会以外での委員会での報告というのも庁内では検討したところでございますが、今回工事の内容に基づくことが主であること等々の理由から、今回は建設委員会のみでの御報告というふうにさせていただいたところでございます。

小林(ぜ)委員

 今回建設委員会だけの御報告と言うけど、そうじゃないでしょうと言っているんです。8月から言っているわけですよ。じゃないですよね。きちっとそれぞれの議論が必要ですよね。だって、今回300メートルと100メートルトラックについてはさらに検討が必要でありと言っているにもかかわらず、前日11月7日に開かれた厚生委員会ではこの報告がなされていないでしょう。言ってきたんですよ。おかしいじゃないですか。議論をするということについて。その300メートルトラックを残せとか残すなとか、やれとかやめろ、そういうことではなくて、きちんとそれぞれの委員会で議論をしてきた、議決をしてきた、そういったことについて、そこが丁寧ではないですよねと言っているんです。部長、いかがですか。

豊川都市基盤部長

 今さまざま御指摘をいただきまして、そういった御意見であれば、これは真摯に受けとめなければいけないと思っております。ただ一方、今回、先ほど来担当もお話をしていますように、なかなかスケジュール的に厳しかったという状況もございます。かといって、だからといってそれが決して議会を軽視する理由にはならないともまた思っております。今回につきましては、今担当が説明しましたように、他の委員会等で議論、説明等できませんでしたが、今後はそういった関連する委員会等ともしっかり連携しながら取り組んでいきたいというふうに考えております。

小林(ぜ)委員

 今、一方で議会を軽視することは全くないというふうにおっしゃいましたけど、ちょっとそれ、きちっととどめさせて一旦いただきます。議会を軽視をしていないというお言葉でしたので、部長という立場でのお言葉でした。私は、丁寧ではないですよねと言ってきた中で、御担当は、副参事は、確かにこの短い期間で行ってきたことは決してよいことではなかったというふうに考えているという御答弁をされました。しかしながら、部長は、議会を軽視はしていないとおっしゃいました。厚生委員会も子ども文教委員会も総務委員会も何もかけていない。私は前回言っているんですよ。だけども、どこにもかけていなくて、こういう御報告を建設委員会だけでされて、これが全ての議決案件のものですということが、議会を軽視をしていないというお言葉、これは非常に重く深く受けとめさせていただいて議論をさせていただきたいと思います。

 軽視をしていないというんであれば、なぜほかで行わないんですか。なぜ多くのお声を、延べ337人、この声プラスほかの声、つまり区長のお声でしょうね。区の声ということですから、区長が自分で掲げてきたことがあったので、それが上にどんと乗ってきた。そういうことですよね、簡単に言えばね。そうじゃなければ、今までやってきたものをそのまま続ければいいのであって、とめたものは再開。区の思いでとめたんだから、区の思いで再開していけばいい。それは契約したとおりにしていけばいいんですから。一月半とめました。すみませんでしたね。始めますよでいい。そこに新たなものが加わった。加わったというその工程一つが、建設委員会だけでちょこっと報告して終わる。ちょこっとと私は今言いましたけども、建設委員会だけでやって、もうすぐ、審議の途中だけれども、区民説明会もします、何もします、工事も再開しちゃいますって。工期だったら別にいいんですよ。内容が伴っているから、これはおかしいんじゃないですかと言ったにもかかわらず議会軽視には当たらないと言ったことは問題であるということを言っています。再度聞きますけども、部長、その辺いかがですか。

豊川都市基盤部長

 ちょっと私、舌足らずな面もあったかもしれませんが、私たちとしては決して議会軽視という前提で仕事をしてきたつもりはなかったわけです。結果的にそういった、もし感じを持たれたのであれば、これは重く受けとめなければいけないというふうに発言をしたつもりでございます。もしその辺が若干私の舌足らずなところがあれば、大変申しわけございませんでした。

 ただ、冒頭から申し上げておりますように、やはりこういった議会での議論等積み重ねながらできてきたものでございます。その辺は重く受けとめたいというのは前から申し上げているところでございます。一方では、今回さまざまな状況等ございましてこういった形になっておりますが、今後、全てこういうふうにやるのかという話でなく、これはまたさまざまな場合がありますので、その場合場合によって、一番その状況によって適切な方法で取り組んでいきたいと考えております。

小林(ぜ)委員

 本当に紋切り型な御答弁で、差しさわりのない御答弁で、責任のない、所在のない御答弁で、非常に残念です。時々に応じて、その都度判断をして適宜に行っていきます。これもそのうちの一つですと聞こえる。その御判断に非常に不信を覚えます。中野行政のあり方、今回はこの平和の森公園の再整備に当たって第2期工事についての議論でありますけれども、同じようなことはほかではとおっしゃいますけれども、一事が万事となることも、想定外って今ありますから、そういったことも議論がきちっと必要なんではないかなというふうに思います。

 いっときの感情でこの建設委員会は議論をしているわけではありません。報告を受けているわけではありません。これまでの経緯、経過があり、今後の経過があります。そうしたものをきちっと議会の中で、私たちは、議員はそれぞれの地域で区民の皆さん方に負託を受けてここに来ています。そして、多くの方々の御意見を聞いています。私たちも聞いています。そうしたことをもとにして発言もし、議論もさせていただいています。しかしながら、区が先ほどのような差しさわりのない、どうにもとれる御答弁をされるというのは非常に不信を、御担当と部長の御発言に不信を覚えます。ここでとまっていてもしようがないので次に進めていきますけども、そこは議会としてしっかりとこちらも対応していかなければというふうに考えますし、区長が議会と行政は両輪であるというふうに言うのであれば、きちっとそこの説明が必要なのではないのかなというふうに思います。

 私はさっき言った、工事をやっていること、それを区の責任でとめたんだから区の責任で始めていいんだよと私は思っています。建設の工事ってそういうものだと思います。発注者がちょっと待って。発注者が進めていいよ。それでいい話です。しかし、そこに工事の大きな変更がかかわるときには、発注者が、先ほど部長が契約約款の話をされました。建設業法でもきちっとそこがうたわれています。私は、前回、前々回の第2回定例会中にも第3回定例会中にもそこは申し上げてきたつもりです。変更を伴うということは、そういったことが生じますよね、約款の上でも、建設業法の上でも。それはもう既に何度も何度もお話をしてきました。そして、委員会のことも言いましたけれども、そういったもとでこれは進められている工事ですから、その2段目のところ、ここはきちっとすべきことは、より今回の場合には、先ほど私、勇み足ではないんですか、丁寧ではないですよねと言いましたけど、こここそ丁寧にきちっと議会の中で議論をしていくということが一番大事なんですよ。これこれこうだから、こういう区民の皆さんの健康、生活、地域、これ、10年、30年、50年後の中野を守るための議論ということが大事なんです。そういうことを考えると非常に残念な答弁であったと思います。

 再整備の考え方及び変更案について聞きます。今回、2番目に敷地の造成という言葉があります。この内容について具体的に教えてください。

細野都市基盤部副参事(公園担当)

 敷地の造成につきましては、当公園につきましては下水道処理施設の上にのっかっている、人工物の上にある公園ということでございます。そのために、下にある下水道施設への影響もないように安全を保っていかなければならないというふうに考えてございます。今回、敷地の造成をさせていただくのは、今後の長期にわたる公園の安全性を担保するための電気、給水、排水設備の管ということをやらせていただくんですが、これらにつきましては、特に排水につきましては現時点ですぐに対応しなければならないような案件が頻繁に出ているわけではございませんが、今後の安全性を確保するために、管の更新または新たな排水設備もつくっていきたいというふうに考えてございます。また、園路を現在の形より変更して、より外側に振らせていただいて、より草地広場を広く使わせていただこうと考えております。また、その草地広場自体も平たんにさせていただいて、今後のスポーツ活動等にも使っていただけるようにしていきたいというふうに考えているところでございます。

 そして、この造成する範囲につきましては、恐れ入りますが、公園平面図が別紙3の3ページ目にございます。こちらは非常に見にくくて大変恐縮なんですが、この図面の中に、向かって左側に草地広場がございますが、ここに点線で囲いがしてあるのが下水道処理施設がある部分の表示なんですが、ここの部分には公園の下に下水道処理施設がございますので、この敷地の造成を具体的にやらせていただくというところは、ほぼ草地広場でございますが、この草地広場を四角で囲ったところより若干、滑り台になる予定だった築山が表示してございますが、このあたりより向かって左側からずっと下水道処理施設側まで行く範囲、このあたりをこの敷地の造成ということで、現在の土の盛りかえをさせていただきたい。そんな計画でございます。

小林(ぜ)委員

 そうすると、南側につきましては災害用トイレがある付近から現在のパーゴラがあるところ、そして草地広場全体、そして北西側については築山があるところ、南側については体育館前の広場まで至るところの範囲が全面的に表面を幾らか──幾らかというのは相当な深さを1回土を全部出して、その下にある排水管を全部やり直すということでよろしいでしょうか。そして、その深さはどのくらいでしょうか。

細野都市基盤部副参事(公園担当)

 この広場の下、公園の下側にはスラグの躯体の下水道処理施設側の平面がございます。そこまで60センチ以上の土の厚さがございまして、その分を掘らせていただく。場所によってはもう少しあるところもございますが、そのぐらいの土を掘り返させていただくということでございます。

小林(ぜ)委員

 ここについては真ん中に点線が入っているので、断面的に言えば、南側の水再生センター側のスラグと草地広場のスラグの高さと体育館前のスラグの高さはそれぞれ違いますよね。構造体が違うんだから。段差があって、それぞれの上に土がのっていますね。土はおおむね平らというか、平地ですよね。その平地の部分が今草地になっていますね。一般的な草になっている。今回、最低でも表面60センチ以上、場合によっては1メートル近く全部土を取り払って、そこに排水設備を設けて、そして1回平らにしてから多分盛り土をして再整備をするんだと思うんですけれども、その排水設備は区が行うんですか。それとも東京都下水道局が行うんでしょうか。どちらでしょうか。

細野都市基盤部副参事(公園担当)

 区で行わせていただきます。

小林(ぜ)委員

 そうすると、この公園は中野区で管理をしていますけれども、排水設備についても区で管理をしていることによって、区の今回の工事金額の中に含まれて、区の仕様によって行うということでしょうか。

細野都市基盤部副参事(公園担当)

 今回は区の仕様に基づき区の施行で行うものでございます。

小林(ぜ)委員

 そうすると、排水ですから一段平らで行うということではないので、先ほど言いましたように、全面ここはスラグまで1回出して、その上で排水管を敷き直して、そして水勾配をきちっととって、そして先ほどありました、体育館側ではない北西側というんでしょうか、妙正寺川へ排水をとっていくということで、そうすると、深いところで60センチ以上でした。浅いところは60センチぐらいかということになりました。これについては防災機能を持った体育館が今進められているところですけれども、そこは防災機能を持つということがある一面では、ここについては非常に荷重をかけることができない草地広場であるということで、本来、災害用であってもヘリコプターの離着陸が非常に好ましくない場所──だめであるでしたかね――である。そして、通常は車両も入園しない場所であったかと思います。そういったところで、水でも1メートル四方で1トンあるわけですから、土も相当な荷重があります。そうしたこの工事を行うということで、仮にそういう場所で表面だけ草地をやるんではなくて、きちっと排水まで行っていくと、相当な時間、工期と相当な全体の、先ほど何もしないという言葉を聞くと、このまま残るんだなというふうに思いますけども、1回約1メートルぐらいから全部掘られて、全部排水し直してからもう1回造成され直すというふうに私は思うんですけども、そういう工事になるんでしょうか。

細野都市基盤部副参事(公園担当)

 工事の施工の方法は委員おっしゃるとおりでございます。

小林(ぜ)委員

 そうすると、今現在あるパーゴラですとか築山ですとか園路、それは新たにつくり直される、新しく設ける、そういった工事になるんですか。

細野都市基盤部副参事(公園担当)

 築山についてはそのとおりでございます。そして、パーゴラについては既存のものを活用してもう一度設置をさせていただこうというふうに考えてございます。

小林(ぜ)委員

 いずれにしても、ここを全く何もさわらないのではなくて、第2期工区全面的にさわりますよ。そして、排水管をやり直しますよ。あわせて上水、それから電気も埋設し直しますよ。そして、表面は草地広場全体はどのような仕様になるんでしょうか。今までのような雑草という言い方がふさわしいかどうかわかりません。いわゆる草地になるのか、それ以外の仕様のものになるのか。

細野都市基盤部副参事(公園担当)

 3種混合の種をまいて草地で仕上げる予定でございます。

小林(ぜ)委員

 3種混合というのは芝を意味しますか。それとも一般的な草を意味しますか。何でしょうか。

細野都市基盤部副参事(公園担当)

 クローバー等が入るので草を意味します。芝よりは草を意味します。

小林(ぜ)委員

 クローバーなどの草が改めて生えわたるということでよろしいんですね。吹き付け芝になっていたんではないかなというふうに思いますけども、違うんですね。じゃ、それも変えるということでしょうか。そして、滑り台については今あるもの、ここについても新たな工事がされるということですけども、それもそれでよろしい、今のものを使うんでしょうか。それとも新しいものを設けるんでしょうか。

細野都市基盤部副参事(公園担当)

 滑り台については、築山に設ける予定の滑り台は設置をしない計画でございます。

小林(ぜ)委員

 そうすると、どう変わるんですか。

細野都市基盤部副参事(公園担当)

 草地広場内の従来築山のところに滑り台をつける予定だったんですが、この築山につきましては、現在の築山をそのままこの部分は生かしたまま設置をさせていただきたいという考えでございます。

小林(ぜ)委員

 先ほどからそのままという言葉がすごく多く使われているんですけども、全面的にやりかえるけれども、同じような場所に同じような形で残るということですよね。そのままという言葉が何もしないと聞こえるんですけども、そのままというのは全面、先ほど第二工区と言われている範囲、特にこの点線で囲われている地下に構造物がある範囲全てを工事を行って、土の搬出搬入があって、造成が行われて、排水設備が行われてということで、何もいじらないという意味ではないですよね、そのままという言葉は。

細野都市基盤部副参事(公園担当)

 土の造成なんですが、築山のあるところには、この部分はかからないように工事ができるので、築山については現状のまま、手も加えないそのままということでございます。

小林(ぜ)委員

 さっき荷重の話をしました。今はこれほど荷重に弱い構造物の場合には、表面から見た場合には草地が、草というか、芝というかがあって、その下に客土、盛り土があって、その下に荷重を少しでも和らげる緩衝材を入れて、その下に平らにコンクリートを打って、その下に排水設備とか電気設備とかきちっと入れて工事は行われるはずなんです。荷重が少しでも和らぐために。その緩衝材は、厚さはどのくらいかわかりませんけれども、10センチだったり20センチだったり、そういうものがあって行われる。ただし、上に載ってくる荷重によってふわふわ感があってはいけないので、その辺は変わってくるはずなんですよ。となると、この築山、これだけの場所に集中荷重が相当かかってくるはずなんです。しかも老朽化している躯体の上に。そういったこともどのように考えているのかということが全く見えない工事をそのまま続行して行うということですか。

細野都市基盤部副参事(公園担当)

 確かに荷重の問題はあるんですが、この築山は現在土の下に既に軽量の素材が含まれた形で設置がされているので、これはこのまま存置しても荷重上大丈夫ではないかというふうに判断をさせていただきました。

小林(ぜ)委員

 排水設備のことについて改めて伺います。この排水設備、中野区の独自の判断で行うのか。東京都下水道局の中野水再生センターとの協議がなされて行っているのか。どういった状況から行われることになったんでしょうか。

細野都市基盤部副参事(公園担当)

 下水道施設との具体的に工期や手順等の協議はしておらず、この排水設備については区単独の仕様で区の施行時期に合わせてやっていくというものでございます。

小林(ぜ)委員

 そうすると、東京都ないしは下水道局と全く協議をしていない工事案件ということでしょうか。

細野都市基盤部副参事(公園担当)

 もちろん情報提供については定期的に行わせていただいて、ともに工程の内容については下水道局さんにも申し上げながらやっているところでございます。

小林(ぜ)委員

 先ほど来聞いていますように、下に東京都下水道局の躯体があって、その上に区が物事を行うということは、工事区分ということからも、全体の構造物ということからも、そして耐久性や耐震性、そして全体の荷重や設備の将来性ということから行っていく。そうしたことで、きちっと本来であればもっと早い時期にそうした東京都のやりとり、中野区独自で勝手にやっていいというような判断をすべきではなかったんではないかというふうに思いますけれども、東京都下水道局は今現在この内容については御存じなのでしょうか。もし知らなければ今後どのようにするんでしょうか。知っていれば、いつからその手続に入ったんでしょうか。

細野都市基盤部副参事(公園担当)

 下水道局さんにこの計画については申し上げておりまして、先月10月にも改めてこの工事の変更の可能性についても申し上げ、そして下水道局さんに、例えばなんですけれども、仮に区が今後工事を全く行わない場合や、または今後区が工事を行っていく中で下水道局さん側にどのような影響があるか等々の問いかけをさせていただき、下水道局さんからは、下水道局側にも補修する必要がある場合には、それは下水道局さんとして対応するということになってございます。なので、こちらについては、本件の工事案件につきましては、区は区の仕様で区の責任で行っていき、下水道局さんの部分については下水道局のほうで対応していくということでございます。

小林(ぜ)委員

 ということは、下水道局は9月になって初めて聞きましたよ。区が今回の公園全体の再整備に当たって計画をしてきたことなので、それはそれでやってくださいね。お金は、東京都下水道局のほうでは、東京都及び下水道局のほうでは予算上も立てられていないし、全て中野区の工事の中で賄ってくださいね。そして、そこにかかわってもし躯体だとかそのほかに影響がある場合は、下水道局もそこに加わりますよ。そして、工事については一切中野区の仕様で、公共的な仕様で中野区の責任において全て行ってください。そういった理解でよろしいですか。

細野都市基盤部副参事(公園担当)

 委員おっしゃるとおりでございまして、その中でもし工程を合わせられるものがあれば一緒にやることも想定できないかという投げかけはされております。

小林(ぜ)委員

 そうしますと、ここで300メートルトラックや100メートルトラックの話についてちょっとお伺いします。御報告の中では、さらに検討が必要であるというふうにおっしゃっています。先ほど言いましたように、その件について先ほど質疑があったときには、新たな変更が出た場合その都度行うということでしたけれども、私が今言ってきました下水排水の設備、電気、給水の設備、給排水の設備ですね。その上にきちっと不陸を直す。建築的に言えば捨てコンを打って、そして盛り土をして、きちっと表面を3種、さっきおっしゃいましたけども、草地を整備していく。発泡スチロール、EPS、エアーの、もちろんそれが入って盛り土がされていくんですけども、後から仮に検討の結果、トラックを設けますよということにまた多くの方々から御意見が出てやっていくときには、そのトラックをつくる工事が今の工事を行った上で可能なんでしょうか。

細野都市基盤部副参事(公園担当)

 草地につきまして3種混合──ホワイトクローバー、ベントグラス、バミューダグラスという形で仕上げさせていただくんですが、今後再度トラックが必要というようなことになった場合につきましては、トラックの設置はできるものというふうに考えてございます。

委員長

 小林(ぜ)委員、ちょっと休憩してよろしいですか。質疑の途中でございますけれども、よろしいですか。

 

(午前10時17分)

 

委員長

 再開いたします。

 

(午前10時20分)

 

小林(ぜ)委員

 水が入りましたので、改めて聞き直します。今回のこの造成工事については、東京都下水道局は、この9月まで対応は中野区としてはされていなかった。そして、中野区の責任において今回は行う。場合によって東京都が一緒にできるものについては行っていくということでした。しかしながら、全面的な造成については変わらない。そして、排水設備については中野区の公共工事の仕様できちっと全面にわたって造成工事を行い直して工事を行っていくということで、ここまで理解をさせていただきました。

 そうした中で、先ほど工期については大きな変更が今のところ生じないのではないか。体育館は来年12月に竣工予定となっております。そして、この平和の森公園の整備については来年7月が竣工予定となっています。もしここで2カ月間、約一月半、10月から11月、きょう12日ですから、そこまで工期がおくれてきたということで、延びないようにされていくということでしたけれども、先ほど工期の延長もあり得るという御答弁もありました。そうすると、体育館工事に与える影響、つまり、土の搬入、それから大型車両の工区内での移動、そしてそれにかかわる体育館工事でのさまざまな工程とのかかわり、そこについては公園工事がおくれることによって支障は出ないんでしょうか。

細野都市基盤部副参事(公園担当)

 現在のところ体育館工事には支障のないように進められるものと考えてございます。ただ、工期につきましては、今後の協議ではございますが、若干の延伸は場合によってはあり得るというふうに考えてございます。

小林(ぜ)委員

 工期の影響がないようにというのは御担当の思いかと思うんですけれども、施工者さんはそれぞれ通常、全体工程をきちっと、100%進捗状況が進むような工程をつくるわけですよね。そこにそれぞれの職工さんを入れてそれぞれの工種を行っていく。(「繰り返しの質問はやめろよ」「黙って聞けよ」と呼ぶ者あり)そして、そこに公園工事がきちっと行われていくことによって、公園が体育館の周りの工事にも影響がされずに済んでくるというのが本来の工事、工程だったはずなんですよね。それが仮に2カ月、9月までかかったとする。そうすると、体育館の外構工事というのは10、11、12、その3カ月でやってくださいということになってくる。そこは影響しないようにというのは区側の思いだけであって、実際の施工者さんたちにそこに負担を求めるということですか。(「仮定の質問なんて意味ないよ」と呼ぶ者あり)

委員長

 静粛にお願いします。

細野都市基盤部副参事(公園担当)

 体育館の確かに施工の順番もございます。特に体育館前広場の施工などは体育館工事の竣工より前には必ず行わなければいけないものというふうに考えてございます。現時点で工事を中断をして既に2カ月程度のおくれはあるんですが、このまま、もし本当に仮にの話ですが、工期を仮に2カ月延伸したとしても体育館工事の工程には影響がないものというふうに考えてございます。

小林(ぜ)委員

 本当ですか。工程表を見られていますよね。体育館の工事と公園の工事、本当に大丈夫ですか。私、重なると思いますよ。重なるということは、車両が重なる、人が重なる、出入りができなくなるということですよ。それほど省いた工事をされるということですか。

細野都市基盤部副参事(公園担当)

 省いた工事をするということではございませんが、委員おっしゃるような懸念につきましては、そこは調整してやっていきたいというふうに考えております。

小林(ぜ)委員

 通常の施工では考えられない契約約款、建設業法に基づいた工事を行っていけば、そういったことというのは必ず支障が起こってくるはずなんです。起こってこなければ工期の工程がそれほど問題視されなくていいはずなんです。そこを私は問題視しているということは、そういうことが必ず起こってくる工程に既になっているんです。そういったことがこの変更の中には含まれているんですよということを私は今問いただしているんです。

 単に、何回も言っていますけども、やればいいんですよ、工事は。議決どおりだったら何の支障もない。そこに変更が加わってきているから、変更についてどんな仕様でどういうふうにやっていくか。そこが見えてこない報告を建設委員会でただしたからいいでしょう。区民にも説明しましたからいいでしょう。じゃ、議決案件で出してきますよ。内容もわからなくて議決できますか。そこで聞いているんですよ。そういったことがしっかりとできなければ、事ができないんですよ。これからもそういったことについての懸念が払拭されない限り、この建設委員会での議論というのがただの、ほかの報告と違うんですよ。今までまれに見なかった報告という話をしましたけども、それほど大事だから時間をかけてきちっと、これまで何十時間とかけてきてやったものを、たったのきょうの報告ペラ1枚でいいですか。そんな話じゃないでしょう。

委員長

 休憩にしてよろしいでしょうか。途中でございますけれども、休憩いたします。

 

(午前10時27分)

 

委員長

 それでは、開会いたします。

 

(午前10時32分)

 

小林(ぜ)委員

 工程については、私のほうでできないというふうにお話をしておきます。

 次に、区のほうでは補助金についてここに投入されているというふうにたしか昨年の議決前にはおっしゃられていました。そして、予算の中にも工事金額というのは、中野区の一般財源だけではなくて、国費、都費等々が含まれているというお話がありました。この辺は今の変更の中でどのような変更があり、そして都費、国費についてはどのようなやりとりに今後なっていくんでしょうか。

細野都市基盤部副参事(公園担当)

 まだ契約変更にもちろん議決をいただいていないので至っておりませんので、今後、契約の金額が確定し次第、委員おっしゃるように、国費、都費をいただいている案件でございますので、その出来高の増減に伴って、その国費、都費についても再度協議をさせていただく予定でございます。

小林(ぜ)委員

 そうすると、この報告をされた案というのは、幾らの減額になるのか増額になるのか。どんな金額になるんでしょうか。

細野都市基盤部副参事(公園担当)

 現時点では具体的な協議はできていないので、あくまで我々の想定でございますが、若干の減額になることを想定しております。まだ具体的な金額については詳細まで詰め切れていないので、今後協議ということでございます。

小林(ぜ)委員

 おおむねどのくらいになるんでしょうか。

細野都市基盤部副参事(公園担当)

 あくまで私どもが試算をした内容ということだけなので、具体的には今後も協議ですし、試算が違うかもしれませんが、おおむね5,000万円程度は減額になるのではないかというふうに試算をしております。

小林(ぜ)委員

 そうすると、その中の都費、国費というのはどんな影響を与えるでしょうか。また、今後の都費、国費のことについてはどう変化していくんでしょうか。

細野都市基盤部副参事(公園担当)

 出来高が減少することによって、国費についてもいただく分が減少していく。また、都費についても同様。精算の方法については今後協議ということなので、今年度中に30年度の予算の中でそこまで精算するかどうかは今後の協議ですが、全体として出来高に合わせていただくもの、入る特財についても影響するものと考えてございます。

小林(ぜ)委員

 区はこれまでこういった文書というか、お話をされたことがあります。工事を中止することで業者に損害を負わせることになり、区への信頼を失墜させることとなるという公文を出されています。今回のこの工事、どのようにお考えですか、部長。

豊川都市基盤部長

 それにつきましては、先ほども若干触れられましたが、契約約款のほうで区側の、発注者側の都合によりその一部工事取りやめ等の場合には損害を賠償するという話もございます。そういったこともあわせましてきちんと対応していきまして、信頼につきましては引き続きとっていきたいと考えております。

小林(ぜ)委員

 業者さんにしてみれば、あしたから工事をちょっとやめてくれ。でも、工事を予定した工期、そのために終わらせるための努力をするために、職人さんたち、職工さんたちを手配しています。それはどこでもそうです。住宅でもそうです。公園でもそうです。ビルでもそうです。そして一月半、ちょっとやめることになったから区の要請によって中断する。そうすると、いつ再開するかわからない。職工さんたちを常に確保しておかなければならない、工期を守るために。変更もそこで生じるかもしれない。そういったことで、既にこの工事をとめたことによって影響もきっと出ていると思います。通常、業者さんであれば一般的に皆さんそうおっしゃるのが、それは建設業者さん、造園業者さんだけではなく、一般的に経済にかかわっている方はそうであると思います。

 そうした中で区の責任においてとめておいて、区の責任において再開をしていくという中で、今回これほど変わってくる。しかもいろんな御意見があったという中で、業者さんに損害を負わせることになって、区への信頼を失墜させる。その失墜については、これから今、部長はさまざまな形で回復に努めていきたいということでありました。ほかの委員会では、失墜させるのでもとのとおりにやっていきますと言っている。させないようにしたいと言っている。でも、ここでは、失墜をしてしまったから回復のためにこれから努力をしていく。

 工事はきちっとやっていけばいいんですよ。変更があるんだったら変更をきちっともう一本立てにしてやっていけばいいんですよ。そこが一緒になって今議論の俎上に上がっている。そこを区はきちっと整理をしながら、本来であれば委員会を迎え、その後に区民説明会を行い、そしてさまざまな御意見があったことについて展開をして、議決案件であれば、4定とは言わず、1定でも2定でも出していけばいいんじゃないですか。その間、業者さんをとめるのは区の信頼の失墜をさせているみずからの責任なんですから。どうしてそんなに急がなければならない理由があるんですか。早急に物事を進めていかなければいけない。そして、早急に工事を着工しなければならない理由、どこにあるんですか。全くこれまでのところ見えてこないんですけど、どこでしょうか。

豊川都市基盤部長

 今回、工事を再開しようとしておりますのは、あくまでも平成30年度予算に基づくものでございます。確かに契約は31年度としておりますけれども、今回の30年度工事にはトラック等の整備は含まれておらないということでございます。トラックの整備があろうがあるまいが、土の盛り返しといいますか、土壌の改良といいますか、これはもともとする予定がございました。これはやらせていただきたいというふうに考えているところでございます。

 それとは別に、今さまざま御意見を頂戴いたしまして、私どもの認識についてさまざまな厳しい意見を頂戴したところでございます。今回の説明資料では、第4回定例会に変更議案をというふうな、あくまで区の考え方でございますが、契約変更議案を第4回定例会ということでお示しをして、これにつきましてはちょっと検討を少しさせていただきたいというふうに考えているところでございます。

小林(ぜ)委員

 一番最後の、すみません、第4回定例会に議案を提出するということを考え直していきたいという意味ですか。それとも出し方を考えていきたいという意味でしょうか。

豊川都市基盤部長

 そこのところはまだ思案をしておりますけれども、きょうの御議論等も踏まえて検討していきたいと考えております。

小林(ぜ)委員

 2点わからない点があります。これを最後にしたいと思っています。

 1点目は、一番最初にお話をしました、改めて多くの区民の皆様方に幅広く聞きましたということで、延べ337人ということでありました。私の知っている方が、こういった文面で皆さん出してくださいということを多くの方々に募って出されたという、私のところにもそういった連絡が来たけれども、私は出さなかったわという方もいました。例文のようなものが引かれていて、それで送るような話がありました。この多くの方々の声というメールやファックスについては、そういった内容は見受けられたんでしょうか、伺います。

細野都市基盤部副参事(公園担当)

 同じような内容というのは確かにございましたが、それぞれ皆さんが御自身の意思で出されたものというふうに考えてございます。

小林(ぜ)委員

 意思はちょっと別で、内容がどうだったかということを聞いているんですね。意思は皆さん出したくて出すという、もちろん意思を持って出されているんでしょうけれども、内容面なんです、私の言っているのは。例文があってということは、参考文があってということは、こういったことで出してくださいというふうにお声がけをされたという、そこで聞いている話なんです。その辺はいかがですか。

細野都市基盤部副参事(公園担当)

 そこについては、誘導されたから出したということではないというふうに考えてございます。

小林(ぜ)委員

 出し方の問題ではなくて、中身の文面の話を聞いているんです。意見があったということについての。いかがですか。

細野都市基盤部副参事(公園担当)

 確かに同じ文面というのはございましたが、同一の御意見が多数あったというふうに理解してございます。

小林(ぜ)委員

 もう1点、排水設備にかかわって、その具体的な排水、工事範囲というものはこれまで何か示されたことがありますか。

細野都市基盤部副参事(公園担当)

 区から具体的に示したことはございません。

小林(ぜ)委員

 それは当委員会で資料として出していただくことは可能なんですか。それとも東京都下水道局の何かがなければ、要するに了承なりがなければ出ないものなんでしょうか。

細野都市基盤部副参事(公園担当)

 業者との契約書の中に含まれている資料でもあり、また情報公開請求もされているものでもございますので、提供することは可能というふうに考えてございます。

小林(ぜ)委員

 では、今の2点について資料要求をしたいと思います。

委員長

 ただいま小林ぜんいち委員から要求が出ました資料の取り扱いについて、委員会を休憩して協議したいと思いますので、委員会を暫時休憩いたします。

 

(午前10時44分)

 

委員長

 委員会を再開させていただきます。

 

(午前10時57分)

 

 ただいま休憩中に御協議いただきましたとおり、第1として「平和の森公園再整備(第二工区)に係る排水設備工事設計図について」それから、「平和の森公園再整備(第二工区)検討案に係る意見募集の集計結果について」の2点を要求資料として、第4回定例会における常任委員会のときまでに用意していただくということで、よろしいでしょうか。

 資料要求することについて、御異議ございませんか。

 

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 それでは、御異議ありませんので、そのように決定いたします。

 ということで、戻ります。他に質疑ございますでしょうか。

内川委員

 今、資料要求がされました。次の定例会開会中の委員会と示されて、より深い議論がこれからも進められていくということで非常に安心をしております。もともとこれだけの案件を建設委員会一つだけでやっていくことはやっぱり無理があったと思います。ですから、これだけ時間がかかることは必然的にしようがないと私は思いますよ。

 それと、小林委員と部長の質疑を聞いているときにこれはおかしいなと思ったことがあったんですが、今回の委員会の進め方、議案の進め方において非常に例外的なものがあったと。しかも検討事項がこれだけにもかかわらず、その前に議案を提出するんだと。そういったことを指摘されて、部長さんのほうから、場合場合によってこれからも考えていくんだと、そのような御発言がありましたよね。そういったことというのは絶対あっちゃいけないんですよ。イレギュラー的な進め方というのはね。豊川部長一人だけの考えだったらいいですよ。きょうここにいるほかの部長さん、どうなんですか。こういったイレギュラーな進め方、豊川部長以外の部長さんもそんな考えを持っているんですか。

委員長

 他の部長、いかがでございますか。豊川部長以外も持っているかということでございます。

豊川都市基盤部長

 私が答えてはいけないかもしれませんが、ちょっとまた舌足らずで大変申しわけございません。私が場合場合と言った意味は、本来のあるべき姿を場合場合で無視するということでは決してございません。一番いいやり方、一番原則論にのったやり方、これがあろうかと思います。そういったことは常に心がけながら、どういう方法が一番いいかということをその都度都度やっていきたい。そんな気持ちで申したわけでございます。若干舌足らずな面があったら大変申しわけございませんでした。

酒井委員

 平和の森公園の再整備の変更点というものは案が報告されて、2日間に及んで審査がされているところです。それで、間近に区長選挙がありました。そういう中でトップがかわりました。そうすることによって、当然方向性というものは、変わるものは、僕は出てくると思っています。他方、踏襲するものもあるでしょう。多くの区民の皆さんは変革、変化というものを望まれたという背景もあるんだろうなと思っています。けど、行政の継続性という、これもあるんです。そう考えると、中野区議会においては、平成29年第3回定例会の第56号議案ですね。平和の森公園の整備工事請負契約、こちらが議決をされております。そういう意味では、我々も賛成をしました。そういう中では議会の議決というのは重いとは思っています。

 まず、担当さんに、今回、議会の議決があったにもかかわらず、こういった変更点が出てきております。議会の議決の重みについて、まずどのようにお考えになってこういう変更点を出されているのか、確認させてください。

細野都市基盤部副参事(公園担当)

 議会の議決については、区民の代表の方々の決めた議決ということでございますので、大変重いものというふうに考えてございます。その上で、今回それにもかかわらず変更の案を出させていただいたのは、このたび、改めて区民の声を聞かせていただき、それを踏まえて区として考え直して改めて提案をさせていただいたものということでございまして、その案を提示し、その案に基づいて議会の方々とも議論を進めてまいりたいという考えでございます。

酒井委員

 区民の皆さんの多くの声をお聞きになった。これは大変いいことだと思っています。他方、議会の議員も区民であって、議会の声も区民の皆さんの多くの代弁者であり、多くの声なんだと、そういうふうに思っています。議会の議決を確認させていただきました。他方、直近の民意があります。中野区長選挙というものがあって、新区長は300メートルトラックの見直し、こういったことは公約に入れて戦われて選挙戦に勝った。そういった直近の民意、この重みも私はあると思っています。それについてどう考えていますか。

細野都市基盤部副参事(公園担当)

 酒井区長を選ばれたという中には、そういった300メートルトラックのことも含まれているとは思います。それが全てではないかもしれませんが、そういった方向も踏まえて、私たち区の補助機関として、そういった方針に基づいて検討を改めてさせていただいたというところでございます。その方向性を検討し、さらに区民の方の声を聞き、そして議案として提案をさせていただき、もし御議決いただければ皆様の意思がそこでそろって、そこで初めてこの平和の森公園の再整備の方向性が完了するのかなというふうに考えてございます。

委員長

 酒井委員、11時過ぎちゃっていますので、申しわけない。端的にお願いします。端的に今お話しいただいていますけれども、お願いします。

酒井委員

 議会の議決があって、直近の民意がありますね。あわせて行政の継続性というのもあります、当然ね。その中でどういうふうに今後していくのかというのは、やはり丁寧な説明は必要だと僕は思っております。それで、担当さんも今いみじくもそのようなことを触れられたんだと思っています。ですので、手順が雑という表現は、僕はよくないと思っています。豊川部長がよくおっしゃられておりました舌足らずなところがあったというふうな表現なんじゃないのかなというふうに僕は思っています。

 それで、実際に議会の議決があって、直近の民意もあって、そう考えると、議会の議決との変更点、これを、重複するところはあるかもわかりませんが、改めて確認させてください。

細野都市基盤部副参事(公園担当)

 今度議案として想定をさせていただいているのが300メートルトラック及び100メートルコースの設置を取りやめること、それからバーベキューサイトの設置を取りやめること、そして草地広場内の滑り台についても既存の築山を存置することにして、その滑り台の設置そのものは取りやめることと、既存のパーゴラを存置すること──大変失礼しました。300メートルトラック、100メートルコースの設置を廃止することの代替の設備として園路の内側へのゴムチップ舗装を施しておくことということでございます。

 言い方が悪かったので繰り返させていただきます。一つ目が、300メートルトラック及び100メートルコースの設置を廃止すること。二つ目が、その代替施設として園路の内側へのゴムチップ舗装を施すこと。三つ目は、バーベキューサイトの設置をしないこと。四つ目が、滑り台の設置をしないことというところでございます。

酒井委員

 それで、大きく四つ。300メートル、100メートルトラックを見直して、ゴムチップを舗装しますよ。それから、バーベキューサイト。それからまた築山でしたかね。また、園路等も影響するんでしょうかね。そういったところがどういうふうな理由で見直しになったというところが、広く区民の声を聞いたというところだと、少しやっぱり僕は見えないところがあるのかなと思うんですよ。そういったところをもう少し我々が理解できるような形にしなければならないんじゃないのかなというふうに考えています。例えば300メートルだとわかりやすいんですよね。直近の民意で300メートルトラックは見直します。けど、100メートルに関しては触れられていない。バーベキューに関しても触れられていない。それから、築山に関しても触れられていないわけなんですよ。じゃ、そこをどういうふうに変えていくかという、こうしたほうが区民のためにとってよりよいんだというふうなものが見えなければならないんだと思うんですね。

 ですので、手順に関しては、雑というふうな表現じゃなくて、今後、第4回定例会で議案を提出されるかどうかわかりませんが、そういうところを整理しなければならないんだと思うんです。それぞれ立場が違います、議会の中でも。そういう中でもやはり議会という中でまた再議決をお願いするには、そういうところが僕は必要ではないかと思っておりますが、いかがですか。

委員長

 簡潔にお願いします。

細野都市基盤部副参事(公園担当)

 根拠について確かに御指摘のような弱いところもあったかもわかりませんので、議案として判断をいただけるための足りない材料については今後さらに補強してまいりたいと考えてございます。

酒井委員

 もう時間がありません。それで、事業者さんにとっては、10月の頭から第2期工事がとまっているわけですよね。いろんな影響のことについては各委員の皆さんからも質疑がありましたが、実際にはどういう情報提供といいますか、連携と言えばいいんですかね。向こうさんからすると心配だと思うんですよね。工事をしなきゃならない。職人さんの手配だ何だ、いろいろあろうかと思う。それがいまだ見えない状況でしょう。そういうことの情報提供というのはどういうふうにされていますか。

細野都市基盤部副参事(公園担当)

 定期的な打ち合わせも持っておりますし、その中で今後については、30年度については今年度中に予定をしていた工事を再開してほしいという旨のことを申し上げております。それを11月15日から、準備工の形ですが、開始をしていただけないか。そんなことを申し上げております。今後については、契約変更に際しては議案の議決もいただかなければいけないので、不透明というか、まだ確定したところがなくて、事業者さんには大変御迷惑をかけて申しわけないんですが、今年度については今のところ現在もともと予定していた第二工区の工事についてやっていただきたい。そして、その開始時期について11月15日より準備工を開始していただきたいという投げかけをしてございます。

杉山委員

 決まっていることに対して区民の大きな声を、区民にとってこのように変更を出してくる大きな勇気、私は歓迎いたします。

 1個だけ。この再整備の考え方の(5)植生環境については緑の総量が減少しない。前回も質問したんですけれども、緑の総量って、緑被率、見た目なのか、光合成とかで酸素が排出される量なのか、樹木の本数なのか、生態系を含んだものなのか。ここら辺、緑の総量が減少しないというところをもう一度御説明いただけますでしょうか。

細野都市基盤部副参事(公園担当)

 樹木については、工事の支障となってしまう中高木や低木について切らせていただく部分がございます。それらについて、単純に本数だけではございませんし、面積だけでもないんですが、中高木については現在植えられている本数をそのまま維持できるような形で、そして低木については、切らせていただく部分はあるんですが、それと同等の面積を確保できるように、場合によってぴったりはいかないかもしれませんが、できるだけ近づけられるように施工してまいりたい。そんな考えでございます。

委員長

 委員会を休憩します。

 

(午前11時12分)

 

委員長

 再開いたします。

 

(午前11時16分)

 

 1番目の報告については終了するということで、よろしいでしょうか。

 

〔「はい」と呼ぶ者あろ〕

 

委員長

 それでは、1番の報告を終了します。

 次に、所管事項の報告の2番目、公園の維持管理に関する基本的な考え方(案)について、報告を求めます。

細野都市基盤部副参事(公園担当)

 それでは、所管事項報告の2番、公園の維持管理等に関する基本的な考え方(案)について御報告させていただきます(資料2)。時間の関係で若干省略して御報告させていただきます。

 こちらの目的でございますが、これまで公園の維持管理につきましては、さまざまな課題等に対し迅速かつ適切に対応を努めてきたところでございます。中野区みどりの基本計画においても公園の適正な維持管理の運営が求められてございます。このたび、基本的な考え方を取りまとめ、今後より効果的に公園施設の維持管理や更新を進めていくという考えでございます。

 現状の課題でございますが、こちら(1)のところでは、区の公園について、小規模公園が非常に多くてという形の御説明をしてございます。(2)のところでは、開園後30年以上を経過したものが96公園もあって、また洋式化されていないトイレが42カ所あって、そして遊具についても安全領域が確保されていないままになっているものがあるということを述べてございます。

 2ページ目でございますが、2ページ目では区民の意識調査の結果を言っておりまして、そこでは、満足度は不満が4割もございまして、その理由としては、公園の面積が狭いこと、数が少ないことが多く、また、きれいではない、ボール遊びができないなどということを言われております。(5)の将来人口につきましては、2060年には24万人まで中野区の人口が減少する推計がございます。(6)のところでございますが、今後、公園の維持管理費用が増大していく傾向があるということを御説明しております。

 そして、その上で3、維持管理等の基本的な考え方でございますが、ここで六つ挙げてございます。一つ目が日常点検でございまして、これにつきましては、対応できるものについてはその時点で対応し、困難な場合は使用禁止などの措置を図り、速やかに業者などによる修繕の対応をしてまいるものでございます。(2)は定期点検でございまして、こちらは都市公園法の改正によって専門業者による年1回の点検が義務付けられましたので、それに基づいた点検を今後進めていくということでございます。(3)は区民の声アプリでございますが、こちらは今年度から導入したものでございますが、このアプリを活用して、より広く情報の提供を求め、安全管理につなげていく考えでございます。(4)のホームページにつきましては、速やかな情報提供に努めて区民の理解を得ていくということでございます。(5)の施設更新でございますが、遊具に関する公園施設長寿命化計画は平成28年度に策定させていただきました。遊具についてのみ国費を活用して、年度ごとに三、四カ所を計画的に更新をしており、これを引き続き実施していく考えでございます。また、その他の公園施設につきましても区の負担をできるだけ削減できるように、国費、都費の活用を図ってまいります。(6)は維持管理費用の縮減でございます。維持管理費用の縮減や平準化を図るために、耐用年数の高い製品の使用や製品材料の共通化、地域参加型の運営・管理、民間との協力について今後さらに検討を進めてまいりたいと考えております。

 4は今後の方針でございますが、2段落目のほうを簡単に申し上げます。これらいろいろ課題があるところなんですが、今後、公園の現状を把握し、地域や利用者の声を反映しながら、公園施設の配置や機能分担、ユニバーサルデザインへの配慮、長寿命化計画の策定、防災性の向上、トイレの必要性、利用ルールの見直し、遊具等の施設更新などを総合的に検討し、「公園再整備計画」を平成32年度に策定できるよう、今後検討を進めてまいりたいというふうに考えてございます。

 なお、本日、甚だ簡単ですが、案という形で報告させていただきました。今後の御議論も踏まえて第4回定例会に際しましては、案の取れた形での計画、公園維持管理に関する基本的な考え方を提案させていただきたいと考えてございます。

 以下、5ページ目以降は図表と、あとデータでございますので、後ほどお読み取りいただければと考えております。

 御報告は以上です。よろしくお願いします。

委員長

 休憩中に御協議いただいたとおり、本報告については質疑を省略いたします。

 以上で、本報告について終了いたします。

 所管事項の報告の3番から5番については、次回の委員会で報告を受けたいと思いますが、御異議ございませんでしょうか。

 

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 御異議なければ、そのように進めます。

 以上で所管事項の報告を終了いたします。

 次に、審査日程のその他に入ります。

 委員会を暫時休憩いたします。

 

(午前11時22分)

 

委員長

 委員会を再開いたします。

 

(午前11時22分)

 

 休憩中に御協議いただきましたとおり、次回の委員会は第4回定例会中とし、急を要する案件が生じた場合には正副委員長から御連絡させていただきたいと思いますが、御異議ございませんでしょうか。

 

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 御異議ありませんので、そのように決定させていただきます。

 以上で、本日予定していた日程を全て終了しますが、各委員、理事者から何か発言はありますか。(「休憩してください」と呼ぶ者あり)

 休憩します。

 

(午前11時23分)

 

委員長

委員会を再開します。

 

(午前11時24分)

 

 他に発言はありますか。

杉山委員

 少なくとも私がここにい始めてから、まだ東中野駅西口の桜並木、ことし予算がついていると思うんですけど、どういう形で報告もされていないので、要望ですけど、第4回定例会で報告いただければと思います。

委員長

 桜並木、かなり論議をしてきましたけども、聞いてないということであれば、それでもう一回第4回定例会に出してください。(「判断するのは行政だと」と呼ぶ者あり)そうですね。

 他に発言はありますか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 以上で本日の建設委員会を散会いたします。

 

(午前11時25分)