平成30年11月19日中野区議会中野駅周辺・西武新宿線沿線まちづくり調査特別委員会
平成30年11月19日中野区議会中野駅周辺・西武新宿線沿線まちづくり調査特別委員会の会議録

中野区議会中野駅周辺・西武新宿線沿線まちづくり調査特別委員会〔平成30年11月19日〕

 

中野駅周辺・西武新宿線沿線まちづくり調査特別委員会会議記録

 

○開会日 平成30年11月19日

 

○場所  中野区議会第1委員会室

 

○開会  午後100

 

○閉会  午後443

 

○出席委員(13名)

 久保 りか委員長

 内川 和久副委員長

 山本 たかし委員

 高橋 かずちか委員

 木村 広一委員

 広川 まさのり委員

 北原 ともあき委員

 白井 ひでふみ委員

 森 たかゆき委員

 いながき じゅん子委員

 大内 しんご委員

 近藤 さえ子委員

 長沢 和彦委員

 

○欠席委員(0名)

 

○出席説明員

 経営室長、新区役所整備担当部長 髙橋 信一

 経営室副参事(施設担当) 髙田 班

 経営室副参事(用地担当) 吉沢 健一

 経営室副参事(用地調整担当) 小倉 洋

 経営室副参事(新区役所整備担当) 中村 洋

 経営室副参事(新区役所区民サービス担当) 永田 純一

 経営室副参事(新区役所情報システム担当) 中谷 博

 都市政策推進室長 奈良 浩二

 都市政策推進室副参事(産業振興担当) 浅川 靖

 都市政策推進室副参事(グローバル戦略推進担当、都市観光・地域活性化担当) 藤永 益次

 都市政策推進室副参事(中野駅周辺まちづくり担当) 松前 友香子

 都市政策推進室副参事(中野駅周辺計画担当) 石井 大輔

 都市政策推進室副参事(中野駅周辺地区整備担当) 石橋 一彦

 都市政策推進室副参事(中野駅地区都市施設調整担当) 小幡 一隆

 都市政策推進室副参事(中野駅地区都市施設整備担当) 江頭 勝

 地域まちづくり推進部長 角 秀行

 地域まちづくり推進部副参事(まちづくり企画担当、西武新宿線沿線まちづくり企画担当) 荒井 大介

 地域まちづくり推進部副参事(北東部まちづくり担当) 高村 和哉

 地域まちづくり推進部副参事(北西部まちづくり担当) 藤原 慶

 地域まちづくり推進部副参事(西部まちづくり担当) 菊地 利幸

 地域まちづくり推進部副参事(東部・南部まちづくり担当) 森 眞一郎

 都市基盤部長 豊川 士朗

 都市基盤部副参事(都市計画担当) 安田 道孝

 都市基盤部副参事(道路担当) 井上 雄城

 

○事務局職員

 書記 野村 理志

 書記 立川 衛

 

○委員長署名


審査日程

○議題

 中野駅及び駅周辺地区整備について

 区役所の整備について

 西武新宿線沿線まちづくりについて

 連続立体交差事業の区間の延伸について

 区内交通結節点周辺のまちづくりについて

 区内南北交通の利便性向上について

○所管事項の報告

 1 中野駅新北口駅前エリア再整備の検討状況について(中野駅周辺計画担当)

○その他

 

委員長

 定足数に達しましたので、中野駅周辺・西武新宿線沿線まちづくり調査特別委員会を開会いたします。

 

(午後1時00分)

 

 本日の審査日程の進め方について協議いたしますので、委員会を休憩します。

 

(午後1時00分)

 

委員長

 委員会を再開いたします。

 

(午後1時00分)

 

 本日の審査日程ですが、休憩中に御協議いただいたとおり、議題宣告の後、休憩し、渋谷駅周辺の再整備事業についての視察を行い、視察終了後に委員会を再開して、お手元に配付の審査日程(案)(資料1)のとおり進めたいと思いますが、これに御異議ありませんか。

 

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 御異議ありませんので、そのように進めます。

 なお、審査に当たっては5時を目途に進めたいと思いますので、御協力をお願いいたします。

 それでは、議事に入ります。

 中野駅及び駅周辺地区整備について、区役所の整備について、西武新宿線沿線まちづくりについて、連続立体交差事業の区間の延伸について、区内交通結節点周辺のまちづくりについて、区内南北交通の利便性向上についてを一括して議題に供します。

 視察を行うため、委員会を休憩いたします。

 

(午後1時01分)

 

委員長

 委員会を再開いたします。

 

(午後4時01分)

 

 所管事項の報告を受けます。

 中野駅新北口駅前エリア再整備の検討状況についての報告を求めます。

石井都市政策推進室副参事(中野駅周辺計画担当)

 それでは、中野駅新北口駅前エリア再整備の検討状況について御報告申し上げます。(資料2)

 検討状況とは申しましても、区役所・サンプラザ地区再整備推進区民会議の開催状況ということで、前回、第3回定例会以降2回開催いたしましたので、この2回の区民会議について御報告を申し上げます。

 まず1番、第7回の区民会議でございます。こちらは10月29日に行われたものでございます。

 議事といたしまして、一つが区民会議の進め方についてでございます。こちらは別紙1でございます。別紙1をごらんいただけますでしょうか。こちらについては、これ以降、8回、9回、10回、11回ということで今後の進め方について御案内をしたものでございます。

 それから、もう一点、中野駅新北口駅前エリア再整備の推進について、区長記者会見内容の説明と

いうことでございますが、当日は区長から9月18日に行いました記者会見の内容を説明し、その後に質疑があったというものでございます。

 資料につきましては、前回報告した内容と同様でございますので、割愛をさせていただきました。

 次に、(3)の主な意見でございます。区長の記者会見の説明の後に行った質疑があったものでございますが、幾つか御紹介したいと思います。

 黒丸の二つ目、駅前に大きな広場があるのは中野の重要な財産である。広場のあり方について検討してもらいたい。三つ目には、区民にとって中野サンプラザがランドマークでなく、アイデンティティであることを認識してもらいたい。解体に対する区民の意見にも十分に示されていると思うので、この点は十分に留意してほしいといった御意見をいただきました。

 また、六つ目になりますが、進め方についても御意見をいただいております。いろいろな意見があると思うが、変えられないことを議論するのか、今後の未来に向けて、区民としての建設的な議論をするのかでは、後者のほうがよいといった御意見もあったということでございます。

 次に、裏面でございます。(4)再整備に係る意見募集ということで、第7回の区民会議を開催するに当たりまして、区のホームページ、また、区報等で意見募集を行ったところでございます。募集期間は前回が9月7日でございましたが、9月7日から10月22日まで、内容につきましては、中野駅新北口駅前エリアの再整備についてということで、メール、ファクス、文書等でいただいたものです。

 この結果につきましては、別紙2をごらんください。非常に多くの御意見をいただいております。これを一番最後のページ、35ページになりますけれども、こちらに分類をいたしております。全体の項目というか、内容の件数としては73件でございますが、実際、区民の声としていただいたものが11件、メールでいただいたものが46件、文書でいただいたものが16件でございます。

 それから、この中身を種類で分けておりますと、現在のサンプラザに関連する御意見が16件、それから、アリーナ・ホール等集客交流施設の関連の御意見というのが40件、それから、駅周辺のまちづくりで、駅そのものの整備ですとかそういったものも含めて33件、それから、その他ということで7件あったものでございます。

 それでは、また本紙にお戻りいただけますでしょうか。

 次に、2番、第8回の区民会議でございます。こちらにつきましては11月7日に行ってございます。

 この会につきましては勉強会ということで行いまして、空間創造研究所の草加叔也氏、それから、ぴあ総研の笹井裕子氏のお二人にお話を伺ったところでございます。こちらの資料につきましては別紙3と4でございます。

 別紙3につきましては、草加氏のお話でございまして、文化芸術活動をまちづくりに生かすといったテーマでお話をいただいたところでございます。

 また、別紙4つきましては、ぴあ総研の笹井氏から国内ライブエンターテイメント市場の概況ということでお話を伺ったところでございます。

 次に、本紙に戻りまして、3番の今後の予定でございます。第9回の区民会議、こちらは11月20日、明日でございますが、予定をしてございます。こちらにつきましては、「私たちが再整備を求めるもの」ということで、ワークショップ形式で行いたいと考えております。

 また、第10回につきましては、ワークショップの発表をする会ということで12月12日に予定をしてございます。

 それから、11回目につきましては、3月中旬ということで予定をしておりまして、再整備の事業計画についてをテーマにして区民会議を行う予定でございます。

 報告は以上でございます。

委員長

 ただいまの報告に対して、質疑はありませんか。

高橋委員

 ありがとうございました。

 一つだけお聞きしたいんですけど、第8回区民会議でぴあの笹井さんの講演があったというお話で、資料がついていて、いわゆるエンタメ市場の概況ということでの現状の講演があったんだと思うんですけど、中野の集客施設についてのこの人なりの所見なり、コメントなりとか、ここの現場に触れての話というのは特にあったんですか。それとも一般的なエンタメ市場のことを語って終わったんですか。

石井都市政策推進室副参事(中野駅周辺計画担当)

 笹井氏、草加氏ともに、まずはこの中野のサンプラザの評価ということでお二人が捉えているもの、それから、市場がどうかということで、立地状況とか、立地条件とか、そうしたものについて御意見をいただいたところです。

 お二人とも大体共通しておりますけれども、サンプラザについては、立地のよさということですとか使い勝手のよさ、そうしたところから、実際アーティストの評判ですとか興行主の評判ということもよく、実際、稼働率が高くなっているというところでは、ホールとしての評価も高いであろうというようなことがお二人ともございました。

 また、立地特性という点では、山手線の内側というのが都内では一番立地がよいとされておりますけれども、そこから快速で一駅離れている中野というのもほぼ同じような状況で、非常に立地の状況もいいだろうと。また、駅から近いということも一つの特徴で、それもこういったライブエンターテイメント、それから、ホールとかアリーナ、こういった事業を行う上での条件としては非常によいだろうというような御意見をいただいたところでございます。

高橋委員

 今のサンプラザの現状分析と立地性とか、それから、当該地での立地性という話があった中で見ると、特に音楽系のエンターテイメントの伸びというか、伸びしろというか、あと、事業性のよさであったりとか、まだまだ伸びるんだというような感じの表現の仕方が出ているように僕は思うんですけども、そうしたときに中野の集客施設の事業性であったり、規模とかそういうところまで触れたような話はあったんですか。要は、今後、集客交流施設を進めていく中で、事業者が今後判断していく話ではあるんだけども、一般の区民の方々は2,000人で足りるんじゃないかとか、あるいは大きなものをやった場合、事業が成り立つのかとかそういう心配をされている方もあるやに聞いているんですけども。立地性であったり、今後のライブエンターテイメントの市場性、あと、駅直近とかそういうのを総合的に加味した形で今後、横浜では1万人、2万人のアリーナができるわけですよね。ほかとの競合の中でのここのアドバンテージがあって、事業性が見込めるようなものがあるのか。事業者が決めることではあるけれども、講演する識者の意見としてどうかという、そこら辺は触れたことはあったんですか。

石井都市政策推進室副参事(中野駅周辺計画担当)

 別紙4で申しますと、例えばスライドの1枚目になりますけれども、この15年ぐらいの間でライブエンターテインメント市場が2倍に拡大しているということ、特にステージというよりは音楽の市場が非常に伸びているということは特徴的であるというお話ですとか、あるいはスライドの7、市場規模、会場規模別というところがございますが、実際、左の図で言いますと、ポップスの公演回数、会場規模別では、ここで言いますと1万人以上の回数は少ないですけれども、市場規模としましては、その右側になりますけれども、赤の部分が半分以上を占めるということで、非常に大きな会場であれば大きな市場等にもなるというようなこともお話がございました。

 また、もう一方で、12ページあたりですと、今後のポップスの成長トレンドということで、かなり多様化しているということで、アイドルの大規模なグループの活動だけではなくて、アニメとかゲームを由来とするものであるとか、ベテランアーティストなどもあるというようなこともございまして、ライブエンターテイメントの市場そのものが拡大し多様化していると。その中で、中野の立地でこういった興行を行うということでは、一つ、立地ですとか、もともとある文化、それから施設を生かしながら、こういった市場を狙っていくということも可能ではないかというようなお話もあったところでございます。

森委員

 第7回、第8回の区民会議の御報告ということで、主な意見を紹介していただいていて、その意見の一つひとつ、よしあしという話ではなかろうと思うんですが、第7回のところの最後に今後集客交流施設の位置などの考え方が変わってくる点も考慮しなければならないと書いてあるんですが、これは何のことを言っているんですか。

石井都市政策推進室副参事(中野駅周辺計画担当)

 ここで言う集客交流施設というのは、アリーナですとかホールですとか、そうしたものになっていきます。特に施設の規模ということで、もし1万人でないということであると、集客交流施設の位置などが変わってくるのではないかと、それに伴って全体のまちづくりも変わってくるだろうというようなことを御意見でおっしゃった方がいたということでございます。

森委員

 それは実際そうなんですか。1万人と2,000人で位置が変わってくるということですか。

石井都市政策推進室副参事(中野駅周辺計画担当)

 私ども、これまでの検討の中で1万人の規模ということで施設の配置を想定しておりましたけれども、仮に施設の規模が縮小するということになりますと、配置の自由度は高まるだろうというふうには思っております。その中で、この街区の中での動線のつくり方ですとか、施設の配置だとか、そこら辺については、いろいろと検討の幅も広がるだろうというところでございます。

森委員

 ありがとうございます。わかりました。

 それから、第8回は勉強会、お二方から御講演をいただいて、主な意見というところがないわけですけど、これは聞いておしまいだったということなんですか。

石井都市政策推進室副参事(中野駅周辺計画担当)

 当日はお二人に大体30分ぐらいずつお話を伺いまして、その後に私のほうから、先ほどありましたサンプラザの評価、それから、立地特性、そういったことについて御質問しました。それのやりとりがあったというところで、あとの残りの時間については質問がありまして、二つほど質問がございました。その一つは、例えば美術館というものは設けられないのかというような質問をされた方もいたということでございます。

森委員

 ありがとうございます。

 ちなみに、このお二方というのは、どうやって決められたんですか。

石井都市政策推進室副参事(中野駅周辺計画担当)

 草加氏につきましては、空間創造研究所ということで、劇場とかホールのコンサルをやっている方でございます。その方にまずお話を伺ってみようということと、それから、笹井氏につきましては、中野駅周辺まちづくりフォーラムというのをことしの3月に行いまして、そのときに登壇をしていただいた方でございます。

森委員

 どういう方かというのを聞きたかったんじゃなくて、要は区民会議の中でこういう人に話を聞きたいという話が出たということなのか、区側からの御提案だったのかとか、そのあたりの経緯をちょっと教えてください。

石井都市政策推進室副参事(中野駅周辺計画担当)

 特に委員の中から出てきたということではなくて、今後、アリーナ計画の再検討といった中では、ホールとかアリーナあるいはライブエンターテイメントについて、まずは勉強してから進めていくということがよいのではないかということで、あらかじめ区民会議の進め方の中でお伝えしておきながら、この会につきましては、外部の講師を呼んで講演の形にしたということでございます。

森委員

 ありがとうございます。

 それから、別紙2の区民等からの意見についてというのでばあっと載せていただいていて、今ざっと読んだ感じでも、費用負担のところとかを中心に、事実関係がちゃんと伝わっていない上での御意見が結構あるなと思うので、そこはこの間も申し上げましたけど、改めてちゃんと説明するようにしていただきたいなというのが一つ、これは要望にしておきます。

 もう一個、いろんなことが書いてあるんですが、その中で風害の話が幾つか出ているわけです。きょう、渋谷のほうも見せていただきましたけど、やっぱり大きい建物が建つとなると、こういう問題は避けて通れないんだろうと思うんですね。

 四季の森公園の警大跡地のところを再開発したときも、ちゃんと対応していたはずなんですが、結果、やっぱり風が強くて怖いという御意見をいただく状況にあって、このあたり、まだ規模も決まっていないですけど、今後どういうふうに取り組んでいかれるのかとかお考えがあればお聞かせください。

石井都市政策推進室副参事(中野駅周辺計画担当)

 環境については、風だけでなくて、さまざまな状況について、環境アセスメントというものを一定規模の施設になりますと行う必要がございます。そうした中で、風についても、例えば風洞実験を行うですとか、そうしたことでできるだけ風害のないような形の設計をしていくということで進めていくものと考えております。

森委員

 多分それはそうなんだと思うんですが、四季の森はやっていたはずなのにやっぱり強いと言われて、私も感じることがあるので、そのギャップというんですかね、何で出ちゃうのかなというところが疑問なんです。そうすると、同じやり方でやると、実験的には大丈夫だけど、実際やってみたらやっぱり怖いねという話になると嫌だなと思って、ちょっと伺っているんですが、そのあたりもう一度御答弁いただけますか。

石井都市政策推進室副参事(中野駅周辺計画担当)

 実験等はしても、実際と違っているというか、そういったものはあるという認識はしております。

 今後もできる限り、設計の段階からそうした対策をとっていくということもありますし、また、その後、例えば四季の森、四季の都市(まち)につきましても、樹木でできるだけ抑えるような工夫をしているといったものもございますので、そうしたものも含めながら対応していくものというふうに考えております。

白井委員

 もともとの区民会議の位置付けというのが、あくまでも参考意見、意思決定機関ではありませんよと、区側はそれを受けた上で、区としての考えを取りまとめるという話ですね。ここで勉強があります、これからワークショップをやりますという今後の進め方のお話があって、資料も提示されたのはいいんですけど、本来検討すべき委員会は当該委員会なわけですよ。これって、区民会議のほうでこんな資料が出ましたよという報告だけで、じゃ、うちの委員会としてどう検証しているのか、どのようにしていくというのが全く出てきていなくて、ありようとして本当にこんな形でいいのかというところがまず疑問なんですけども、この点、いかが考えますか。

石井都市政策推進室副参事(中野駅周辺計画担当)

 区民会議、おっしゃるとおり、もともとの目的として、意見交換と情報を共有する場ということで考えておりまして、そこで意思決定があるということではございません。

 私ども、今までこの回を重ねてまいりましたが、いずれも、今の再整備の事業で現時点の現状ですとか課題になっている部分ですとか、そうしたものを資料として取りまとめて意見交換をしてきたということ、それから、前回、第7回につきましては、区長の記者会見の内容について御報告をしたということでございます。

 タイミングの違いはありますけれども、並行して同じような内容について議会でも御報告をしているところでございまして、あわせて議論していければというふうには思っているところでございます。

白井委員

 あわせて議論していければというところが違和感を感じていて、うちの委員会の中では区民会議に報告がありました、こんなことをやりましたという報告を受けているだけじゃないですか。しかも、示されているのは来年の3月までの間のやつで、どっちかというと、あくまでも参考意見だと言いながら、区民会議で勉強会をやる、ワークショップをやる、取りまとめをやる、それを受ける側ですか、この委員会というのは。この間の進め方だとか、区側としての見解だとかというのは全く出てこなくて、区民会議に出た意見を受ける側の委員会というのは、あり方としてどうなんだと私は思う。どっちが主導なんだとか、決裁権があるのはどこなんだといったら、ここなわけでしょう。受け皿じゃないんじゃないですか、ここは。

 今までだと、委員会で説明があった、勉強会があったものを区民の方と情報の共有をするという説明の仕方があったわけです。今、逆になっているでしょう。勉強会の内容も確かに示されてはいるんでしょうけども、この示され方だと、おまけみたいな感じがしませんか、内容もわからないし。というイメージを私は受けるんです。

 一方、並行でというならば、この間、示されている来年の3月までに当該委員会にどうやって区側としては情報提供なり議論するというあり方を考えておられるんですか。区民会議のスケジュールは来ましたけども、委員会に対する説明の仕方だとか検討、議論の仕方というスケジュールはありますか。

石井都市政策推進室副参事(中野駅周辺計画担当)

 今回につきましては、第7回、第8回の報告だけになっておりますけれども、前回第3回定例会での本委員会での報告につきましては、検討状況とともに事業手法について御説明をしたところでございます。事業手法ということにつきましては、区民会議の中で一部出している部分もありますけれども、詳細に御説明したのはこの委員会ということでございます。

 今後も、特別委員会ということで調査する場ということもございますので、そちらについては、議論していただくような形で私どもとしては報告をしていきたいというふうに思っております。特に、将来的には、区有地ですとか、まちづくり中野21についても、何らかの議会の関与が必要なことが起こってくるだろうということを考えますと、しっかりと議会の場で議論していただくということが必要だと思っておりますし、それに向けて、私どももこの場をおかりして議論させていただければというふうに思っております。

いながき委員

 3月公表予定ということで再整備事業計画素案を取りまとめられるということですが、区長がサンプラザ再整備解体方針を出されましたが、再整備事業計画素案の中には、サンプラザを再整備する、サンプラザを解体してどのような建物をつくる方針なのかというところまで盛り込まれるということでよろしいでしょうか。

石井都市政策推進室副参事(中野駅周辺計画担当)

 3月に予定しておりますのは再整備事業計画の素案でございますので、建物の計画ですとか事業の手法ですとか、そうしたものについて、この中で取りまとめていきたいというふうに思っております。

いながき委員

 区民会議で順を追って再整備の推進について、集客交流施設のあり方について再整備に求めるものをワークショップ形式ということで、取りまとめに向けて区民会議でいろいろとされるんですけれども、一般区民の方に対する説明会というのは行われないんでしょうか。区長の9月18日の再整備推進という考え方が出されてから、それを受けての区民の方々への区役所・サンプラザ地区の再整備についての説明会みたいなものは行われないんでしょうか。

石井都市政策推進室副参事(中野駅周辺計画担当)

 現時点では特に予定をしてございません。

いながき委員

 その理由としては。

石井都市政策推進室副参事(中野駅周辺計画担当)

 9月18日に記者会見をやりまして、さらに10月5日には区報に掲載しまして、その内容については周知を図ったということでございます。

 その後、具体的な事業の方針あるいはこの計画につきましては、まだ取りまとめている最中でございますので、私どもとしては、再整備事業計画の素案を公表した段階で、説明と意見交換ということで考えているところでございます。

大内委員

 今いろいろお話が出ていたんですけど、再整備計画素案というのは平成31年3月に、これは役所側の考え方ということでいいんですか。それに対して議会はどのように議論を進めていけばよろしいんですか。

石井都市政策推進室副参事(中野駅周辺計画担当)

 3月に事業計画の素案ということで御報告をするわけですけれども、恐らくこの素案を出す場というのがこちらの委員会になろうかというふうに思いますので、素案について御議論いただいて、その後に区民の意見交換ですとか、あるいは区民会議もその後に開催する予定で考えております。

大内委員

 素案というか、そういう考え方はまだ一度も示されていないんでしたっけ。それとも、以前、半年ぐらい、あるいは1年前に素案みたいなものは出たけども、もう一度考え方を取りまとめるということで、新しい素案という理解なんでしょうか。それとも素案というのは初めてなんですか。

石井都市政策推進室副参事(中野駅周辺計画担当)

 素案というものは初めてでございまして、私どもで出しているのは、平成28年の4月に再整備の実施方針というものは出しています。こちらはもう確定をして、それに基づいて検討を進めてきているということがございます。

 もう一方で、区役所とサンプラザだけではなくて、北側の街区も含めた中野四丁目新北口地区のまちづくり方針、こちらはことしの3月に策定いたしました。その二つとはまた別のものとして、今度、再整備の事業計画をつくろうということで今進めております。その素案を来年の3月を目標に策定をしていきたいと思っております。

大内委員

 区民会議で話し合って素案をつくるということになるの。

石井都市政策推進室副参事(中野駅周辺計画担当)

 この事業計画をつくるのは、あくまでも区でつくるものでございまして、区民会議での意見を参考にしてつくるということでございます。

大内委員

 素案って、どの程度のものが出てくるの。

石井都市政策推進室副参事(中野駅周辺計画担当)

 これまでこうした計画の策定ということでいいますと、素案というものですと、ほぼ最終のものに近いものとして御提示することがこれまでもあったなというふうに思っております。ただ、その後に素案を提示し、区議会に報告し、それで意見交換などを行いまして、案にして策定するというプロセスをとってきております。今回もそうしたプロセスをとっていくということで考えております。

大内委員

 今、聞くと、素案がほとんど案に近いものだというと、素案の素案というか、まだ僕たちに示されていないんだけど、3月ぐらいに案に近いものが出てきてしまうんですか。僕たちも何の提供もされていないので、いいか悪いかそこで判断しろと。議会のそれぞれの立場であって、要は予算のときに反対してくれとかそういうことを言っているんですか。だって、素案って、もう案に近いと今、おっしゃっていたから、ということは、素案の素案みたいなところで議論するところが全然ないんですけども、どうなっているんですか。

石井都市政策推進室副参事(中野駅周辺計画担当)

 素案の前に考え方ということで取りまとめていきたいとは思っております。それをもとに議論していただくつもりでおります。

大内委員

 考え方って、文書で書いてあって、それが案にと、ちょっとイメージが全然。建物がこういった配置になるだとか、そういったことじゃないの。素案って、文書だけなの。図面も何も上がってこないの。

石井都市政策推進室副参事(中野駅周辺計画担当)

 事業計画の中でどこまで配置等を書き込むかということは、もうちょっと検討が要るだろうというふうに思っておりますけれども、少なくともその後に、事業者を選定していく前の段階ですので、しっかりとした考え方ですとか、区としてまちづくりで必要なものについては書き込むということで考えています。

 この事業計画の素案を3月にということで思っておりますけれども、その前に考え方、事業計画を策定するに当たっての基本的な方針のようなものについては、考え方をお示しし、御議論いただければというふうに思っております。

大内委員

 要は議会として、素案というものが、いきなりとは言いませんけども、出てきて、その素案は案に近いんですというものがいきなり示されるんですかと。あるいは、区民会議が一生懸命やっておられるけど、そこで示すから、傍聴に来てくれと。そこでいろいろ検討しているので、傍聴していって、そこで意見を言ってくださいという、そういう進め方をするんですか。

石井都市政策推進室副参事(中野駅周辺計画担当)

 区民会議の議論というのは、あくまでも区民会議の中の話でございまして、事業計画をそこでつくるものではございません。ですので、その意見を踏まえ、参考にしながら、区として事業計画をつくっていくということでございますが、3月の素案という前に考え方としてお示ししたいというふうに考えております。

大内委員

 平成31年3月に再整備事業計画素案と書いてあるでしょう。そういうことじゃないの。今、計画じゃないようなことを言っていたけど、ここに計画が示されますと書いてあるじゃないですか。区事務局より再整備事業計画素案の報告、だから、この報告というのは、僕たちにはいつしていただけるんですかとなるわけだ。報告をする前に、素案の素案じゃないけども、そういった議論もなく、いきなり素案が示されて、素案についてここで議論してくださいと、素案はもう案に近いものなんですと言われてしまうと、ちょっと進め方がどうなんでしょうかと。

石井都市政策推進室副参事(中野駅周辺計画担当)

 この11回のところで再整備事業計画の素案の報告となっておりますが、これより前に議会のほうには報告します。さらにその前に素案の素案というか、たたき台のようなものはお示ししたいと考えています。

大内委員

 要は、素案をまとめるのだって1カ月ぐらいかかるだろうから、そうすると、考えてみてください。12月、1月ぐらいでそれをまとめるというと、かなり委員会も頻繁に開かれなきゃいけないのかなと僕なんかは思うんですよ。1回の報告で終わりにするんですかと。素案の素案に対して議論をする、それに対して、今度また意見を聞いて出てくる、そういったやりとりを1回、2回で終わらせるのかなと。できるのだったら、いいんですけど、大変なのかなとちょっと心配しているので、丁寧にやっていただきたいということで。

いながき委員

 再整備事業計画素案の中で、先ほどサンプラザの再整備で建物はどういったものをつくるかということが出てくるとなると、それに関連して、事業の資金スキーム、ファイナンスの点、区役所の資金をどのように捻出するかと、そういったことと連動していますので、事業計画素案の中でファイナンスについても、基本的な考え方、計画が出されるということでしょうか。

石井都市政策推進室副参事(中野駅周辺計画担当)

 今、委員の御指摘のとおりで、事業計画の中で全体の資金的なこと、そうしたものについても触れていきたいというふうに考えております。

委員長

 他に質疑はありませんか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 ちょっと休憩いたします。

 

(午後4時39分)

 

委員長

 委員会を再開いたします。

 

(午後4時42分)

 

 以上で本報告について終了いたします。

 次に、2番、その他で何か報告はありませんか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 なければ、以上で所管事項の報告を終了いたします。

 審査日程のその他に入ります。

 委員会を暫時休憩いたします。

 

(午後4時43分)

 

委員長

 委員会を再開いたします。

 

(午後4時43分)

 

 休憩中に確認しましたとおり、次回は第4回定例会中の委員会とし、急な案件が生じた場合は、正副委員長から連絡をさせていただくということで御異議ありませんか。

 

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 御異議ありませんので、そのように決定いたします。

 本日予定した日程は終了いたしますが、各委員、理事者から御発言はありませんか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 なければ、以上で中野駅周辺・西武新宿線沿線まちづくり調査特別委員会を散会いたします。

 

(午後4時43分)