平成30年12月06日中野区議会厚生委員会(第4回定例会)
平成30年12月06日中野区議会厚生委員会(第4回定例会)の会議録

中野区議会厚生委員会〔平成3012日〕

 

厚生委員会会議記録

 

○開会日 平成3012月6

 

○場所  中野区議会第3委員会室

 

○開会  午後1時00分

 

○閉会  午後4時46分

 

○出席委員(8名)

 長沢 和彦委員長

 日野 たかし副委員長

 加藤 たくま委員

 ひやま 隆委員

 甲田 ゆり子委員

 いさ 哲郎委員

 篠 国昭委員

 むとう 有子委員

 

○欠席委員(0名)

 

○出席説明員

 地域支えあい推進室長 野村 建樹

 地域包括ケア推進担当部長 藤井 多希子

 地域支えあい推進室副参事(地域活動推進担当) 伊藤 政子

 地域支えあい推進室副参事(区民活動センター調整担当、地域包括ケア推進担当) 滝瀬 裕之

 中部すこやか福祉センター所長 志賀 聡

 中部すこやか福祉センター副参事(地域支援担当) 高橋 均

 中部すこやか福祉センター副参事(地域ケア担当) 伊東 知秀

 北部すこやか福祉センター副参事(地域支援担当) 鈴木 宣広

 北部すこやか福祉センター副参事(地域ケア担当) 滝浪 亜未

 南部すこやか福祉センター所長 石濱 照子

 南部すこやか福祉センター副参事(地域支援担当) 荒井 弘巳

 南部すこやか福祉センター副参事(地域ケア担当) 伊藤 廣昭

 鷺宮すこやか福祉センター副参事(地域支援担当) 葉山 義彦

 鷺宮すこやか福祉センター副参事(地域ケア担当) 大場 大輔

 健康福祉部長 小田 史子

 保健所長 向山 晴子

 健康福祉部副参事(福祉推進担当) 長﨑 武史

 健康福祉部副参事(健康推進担当) 只野 孝子

 健康福祉部副参事(保健予防担当) 水口 都季

 健康福祉部副参事(文化・スポーツ担当) 平田 祐子

 健康福祉部副参事(障害福祉担当) 菅野 多身子

 健康福祉部副参事(生活援護担当) 小堺 充

 健康福祉部副参事(生活保護担当) 林 健

 

○事務局職員

 書記 遠藤 良太

 書記 吉田 光洋

 

○委員長署名


審査日程

○委員会参与の変更及び異動について

○議案

 第77号議案 平成30年度中野区一般会計補正予算(関係分)

 第83号議案 中野区立学童クラブ条例の一部を改正する条例

 第84号議案 中野区立キッズ・プラザ条例の一部を改正する条例

 第85号議案 中野区障害者福祉手当条例及び中野区難病患者福祉手当条例の一部を改正する条例

 第86号議案 中野区知的障害者生活寮条例を廃止する条例

 第87号議案 指定管理者の指定について

 第88号議案 指定管理者の指定について

 第89号議案 指定管理者の指定について

○所管事項の報告

 1 中野区の新たな区政運営方針(案)について(地域支えあい推進室、健康福祉部)

 2 平成31年度予算で検討中の主な取り組み(案)について(地域支えあい推進室、健康福祉部)

 3 東京電力パワーグリッド株式会社荻窪支社との高齢者等の見守りに関する協定の締結について(地域活動推進担当)

 

委員長

 それでは、定足数に達しましたので、本日の厚生委員会を開会します。

 

(午後1時00分)

 

 初めに、報道関係者の方から、当委員会の様子をビデオ撮影及び録音したい旨の許可願いがございましたので、御相談のため、委員会を暫時休憩いたします。

 

(午後1時00分)

 

委員長

 委員会を再開いたします。

 

(午後1時02分)

 

 報道関係者からビデオ撮影及び録音の許可を求める申し出については、これを許可するに御異議ありませんか。

 

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 御異議ありませんので、そのように決定します。

 報道関係者の方に申し上げます。許可の申し出の際にお示しいただいた目的以外に撮影、録音したものを使用しないこと、また、休憩中の撮影、録音は認められておりませんので、休憩になりましたら、撮影、録音はとめていただきますようお願いいたします。

 本定例会における委員会審査の割り振りについて協議をしたいので、委員会を休憩いたします。

 

(午後1時03分)

 

委員長

 委員会を再開します。

 

(午後1時03分)

 

 本定例会における委員会の審査日程についてお諮りします。お手元に配付の審査日程(案)(資料1)に沿い、1日目は委員会参与の変更と異動について、議案の審査、所管事項の報告の3番まで、2日目は残りの所管事項の報告以下を行い、3日目は審査の状況を見ながら改めてお諮りしたいと思いますが、これに御異議ありませんか。

 

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 御異議ありませんので、そのように進めます。

 次に、事務局が写真撮影を行うことを許可したいと思いますが、これに御異議ありませんか。

 

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 御異議ありませんので、これを許可します。

 なお、審査に当たっては午後5時を目途に進めたいと思います。また、3時ごろに休憩をとりたいと思いますので、御協力をお願いいたします。

 初めに、お手元に配付の資料のとおり、委員会参与の変更及び異動がありました。変更及び異動のあった参与についての紹介と挨拶をお願いいたします。

野村地域支えあい推進室長

 それでは、お手元の資料(資料2)に基づきまして、表面と裏面になりますが、地域支えあい推進室につきましては、12月1日付での参与の変更及び11月15日付での異動がございましたので、御紹介させていただきます。

 まず、地域包括ケア推進担当部長の藤井多希子でございます。

藤井地域包括ケア推進担当部長

 藤井でございます。どうぞよろしくお願いいたします。

野村地域支えあい推進室長

 続きまして、中部すこやか福祉センター地域支援担当副参事に就任いたしました高橋均でございます。

高橋中部すこやか福祉センター副参事(地域支援担当)

 高橋でございます。よろしくお願いいたします。

野村地域支えあい推進室長

 以上、地域支えあい推進室でございました。どうぞよろしくお願いいたします。

小田健康福祉部長

 それでは、健康福祉部の参与の異動につきまして、御紹介をさせていただきます。

 福祉推進担当の長﨑武史でございます。

長﨑健康福祉部副参事(福祉推進担当)

 長﨑でございます。どうぞよろしくお願いいたします。

小田健康福祉部長

 以上、健康福祉部でございます。どうぞよろしくお願いいたします。

委員長

 ありがとうございます。

 以上で委員会参与の変更及び異動についてを終了します。

 議事に入ります。

 初めに、第77号議案、平成30年度中野区一般会計補正予算(関係分)を議題に供します。

 本議案は、総務委員会に付託されておりますが、厚生委員会の関係分について、当委員会で審査し、賛成多数となった意見があれば、総務委員会に申し送ることとなっておりますので、御承知おきください。

 それでは、理事者の補足説明を求めます。

伊東中部すこやか福祉センター副参事(地域ケア担当)

 それでは、地域支えあい推進室所管分の補正予算につきまして御説明させていただきます。20ページ、21ページをごらんください。

 4款地域支えあい推進費、4項すこやか福祉センター地域ケア費、2目地域子ども家庭支援費につきまして、1、地域子ども家庭支援の中の(2)妊産婦保健指導におきまして、産後ケア事業につきまして、利用者数及び利用日数等の見込み差によりまして、1,815万1,000円の増額補正を行うものでございます。

 説明は以上でございます。よろしく御審議のほどお願い申し上げます。

委員長

 これより本件に対する質疑を行います。質疑はありませんか。

加藤委員

 御説明ありがとうございました。

 見込み差による増額ということでありましたが、当初の見込みと結果、まだ本年度終わっていないところでございますけれど、どのぐらいの見込みになろうかというところの御説明をお願いします。

伊東中部すこやか福祉センター副参事(地域ケア担当)

 この産後ケア事業でございますが、三つの事業形態に分かれてございます。ショートステイ、デイケア、そしてケア支援者派遣でございます。

 まずショートステイにつきましては、当初、日数につきまして1,028日を見込んでございましたが、今後の見込みとしましては1,332日、304日の増でございます。

 続きまして、デイケアにつきましては、当初738日分を見込んでございましたが、補正後は1,360日ということで、こちらの見込み差は622日分。

 最後に、ケア支援者派遣でございますが、当初は、時間数でございますが、1,598時間を見込んでございましたが、補正後は1,824時間ということで、こちらは226時間の見込み差でございます。

加藤委員

 利用者が非常に多かったということで、行政サービスとしては非常に好評だったのかなというところでございますけれども、ここまでふえてしまった要因というところはどういうふうに考えられておりますか。

伊東中部すこやか福祉センター副参事(地域ケア担当)

 この事業でございますが、平成27年の10月から開始してございまして、2年半、年度にしてみますと3年目を迎えた事業でございます。事業の周知がなされてきたこと、あと口コミでも広がったということ、あと、今年度、先ほど言いましたように、制度が始まって3年以上経過してございますが、上のお子さんのときに利用された方が、2番目の子とか次の子どもさんのときに利用される方もふえたりとか、あと昨年10月から、多胎児ですとか早産児の拡充をしてございまして、そういった方の利用も伸びてきているのかなというふうに分析してございます。

加藤委員

 事業の周知というのは、今年度と昨年度で何か変えたとかはあるんですか。

伊東中部すこやか福祉センター副参事(地域ケア担当)

 特に大きく変更したということはございませんが、一番入り口のカンガルー面接のときに利用される方、妊婦の方に丁寧に説明をしてきてございますので、そういった効果があらわれているのかなというふうに考えてございます。

甲田委員

 今、日数とか時間数を答えていただいたんですけれども、実人数はわかりますか。

伊東中部すこやか福祉センター副参事(地域ケア担当)

 実人数でいいますと、先ほどの3形態で申し上げますと、まずショートステイが当初は230人ほど見込んでございましたが、今後、トータルで300人弱、298名ほど見込んでございます。70名弱の増加ということでございます。

 デイケアにつきましては、当初330人ほど見込んでございましたが、こちらはかなりふえまして、534名の方、見込み差としては204名の増、ケア支援者派遣につきましては、当初180人を見込んでございましたが、補正後が209名、29人の増を見込んでいるというものでございます。

甲田委員

 ありがとうございます。

 やっぱりデイケアが一番使いやすいし、また、選択肢もいっぱいあるということもあるのかなとは思いますけれども、実人数というのはすごく大事で、出生児数が年間2,000幾つかありますよね。その中で今、使われている方が、これは多分ダブって使われている方もいらっしゃると思うので、合計した数がそのまま実人数ではないと思うんですけども、三つのいずれかを使っている方を全部足したとしても、出生児数というか、出産された方の半分には満たっていないのではないかなと思うんですね。最初に産後ケア事業を始めていただく際に、現代の孤独な育児をされている方が本当に多いということで、いろんな環境の変化があって、要支援者、ハイリスク者という考え方、今までのような考え方ではなくて、全員の方が子育てに何かしらの支援が必要だという考え方のもとに、里帰りする方もいらっしゃるので、半数以上は産後ケアが受けられるようにしていただきたいという要望もして、こういう仕組みを考えていただいたと私は理解しているんですけれども、なので、まだまだ使いたくても使えていない方も結構いらっしゃると思うんですね。この間、一般質問でもさせていただきましたけれども、上のお子さんがいるとどうしても、下のお子さんのときに使いたくても、預かってくれるところがないので使えないということで、すごく要望をいただきます。なので、ここのところをしっかり考えていただかなくてはならないですし、そういう状況の中でもこれだけ伸びているということは、求めているニーズが高いという意味では、拡充していかなきゃいけない事業なのではないかなと。また、6カ月という中で、さらに切れ目のない支援をしていかなきゃいけない事業なのではないかなと思いますけれども、その辺の認識はいかがでしょうか。

伊東中部すこやか福祉センター副参事(地域ケア担当)

 委員おっしゃるように、支援が必要な方につきまして、区としてこういった制度をつくりましたので、必要な方にしっかり結びつけるように、また、利用に当たっても、先ほど一時保育のことがございました。今、大きな課題となってございますので、そういったことも含めて、本当に支援が必要な方、利用されたい方が利用しやすいような制度をさらに検討を重ねて、改善に向けて取り組んでまいりたいというふうに考えてございます。

いさ委員

 今の甲田委員の質問とちょっと重なるんですけれども、実人数というのは、僕もすごい大事だと思うんですよ。そういう中で、対象者の割合みたいな、実際の人数に対してどれぐらいの人がサービスを利用したのかみたいな数字というのはとられていますか。

伊東中部すこやか福祉センター副参事(地域ケア担当)

 今年度、平成30年度はまだ年度途中でございますので、登録されて利用される期間との兼ね合いで正確な数字が出ませんので、平成29年度のデータでいきますと、例えばショートステイにつきましては、出生数が2,629、そのうちカンガルー面接を行った方が2,362名おります。実際、ショートステイを使った実人数でいきますと242名でございますので、1割程度なのかなと。デイケアも同じように247名という形になってございます。あと、ケア支援者派遣につきまして178名という形で、1割から1割弱の方が御利用いただいているのかなというふうに考えてございます。

いさ委員

 1割ぐらいのところをどう判断していくのかというところが大事になってくるのかなと思うんですよね。それ以外の人たちは、ほかの手当が用意できて必要ないのか、それとも知らなかったのか、何らかの事情で受けられなかったのか、そのあたりはもちろん分析する必要があると思うんですが、例えば何らか利用者やお子さんをもうけた方にアンケートみたいなのは区はとっているんでしたっけ。

伊東中部すこやか福祉センター副参事(地域ケア担当)

 妊娠届を出していただいたときにアンケートをまずとってございます。

いさ委員

 こんなサービスがありますけどというお知らせみたいな形でやられているんですか。どんな形でやられているのでしょうか。

伊東中部すこやか福祉センター副参事(地域ケア担当)

 妊娠20週の方へのカンガルー面接のときもそうですけども、妊娠届を出されたときも、産後ケアですとか産前サポート、産後サポート、こういった区の事業がありますということで周知はさせていただいております。

委員長

 他に質疑はございませんか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 質疑がなければ、質疑を終結します。

 それでは、意見についてお伺いいたします。

 第77号議案について、意見はありますか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 それでは、第77号議案について、意見なしとして総務委員会に申し送ることに御異議ありませんか。

 

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 御異議ありませんので、そのように決定します。

 次に、第83号議案、中野区立学童クラブ条例の一部を改正する条例を議題に供します。

 本件について、理事者から補足説明を求めます。

伊藤地域支えあい推進室副参事(地域活動推進担当)

 それでは、第83号議案につきまして、お手元の新旧対照表(資料3)に基づきまして補足説明をさせていただきます。

 本改正は、学童クラブ保育料につきまして、延長保育料、おやつ代との統合を行うことによる改正と学童クラブの位置の変更に伴う改正、2点でございます。

 まず1点目でございます。第6条におきまして、見出しの改正と保育料月額の改正を行います。また、延長保育料につきまして規定しております第2項、第3項を全て削除いたします。そのため、現行第4項が第2項となり、次に2ページになりますが、第5項が第3項、第6項が第4項に繰り上がります。それぞれ文言の整理を行っております。

 次に、2点目でございます。別表におきまして、江原学童クラブの位置を改正するものでございます。これは平成31年4月1日にキッズ・プラザ江原が開設することに伴う移転でございます。

 最後に、本条例は、平成31年4月1日から施行いたします。

 なお、この条例改正に関しまして、意見交換会を10月、11月の2回と全3回行っております。3回で御出席いただいたのは5名でございました。

 主な意見といたしまして、料金体系の簡素化、低所得者への減免拡大は非常に賛成であるという御意見、また、保育の質の向上、学童クラブ指導員の処遇についても検討してほしいというふうな御意見をいただいたところでございます。

 御説明は以上でございます。よろしく御審議のほどお願いいたします。

委員長

 これより本件に対する質疑を行います。質疑はありませんか。

いさ委員

 現行のものと改正案との中で直接かかわらない部分であるんですけれども、特に区長が認めるときには免除することができるという項目がありますよね。これはどんなときに必要があると認める場合という例があるんでしょうかね。

伊藤地域支えあい推進室副参事(地域活動推進担当)

 御本人の御都合で1日から末日まで利用がないという状況があった場合など、その状況に基づきまして免除するということでございます。

 すみません。答弁訂正させていただきます。

 減免につきましては、規則で定めておりますので、その時点で生活保護ですとか住民税非課税、また、就学援助世帯等について規則で減免を定めたものでございます。

いさ委員

 規則の中で展開していると言いながら、多分こういう文言で残しているのは、いろいろなことが考えられて、規則に書いていない状況でもこれはやったほうがいいだろうなというケースがあるから残しているんじゃないかと思うんですが、それでちょっとお聞きしたいんですけど、多子のところの免除みたいなことというのは、今どうなっていましたっけ。

伊藤地域支えあい推進室副参事(地域活動推進担当)

 兄弟で御利用いただいている世帯につきまして、現在は特に減免の措置をとっておりませんが、第3回定例会で考え方をお示ししましたように、このたびの条例改正とあわせて規則改正をいたしますので、御兄弟2人目以降は月額保育料を半額にするという対応をとるということでございます。

いさ委員

 じゃ、それは規則の中に改めて書いていくということですね。

 もう一つ、ここで聞いていいのかあれなんですけど、江原のところ、もともと児童館のあったところがキッズ・プラザに移っていくとなると、もともとあった児童館があくわけなんですけど、そこのこの先の利用の検討みたいなことはここで聞けますか。

伊藤地域支えあい推進室副参事(地域活動推進担当)

 今、江原学童クラブはみずの塔ふれあいの家に併設されておりまして、学童クラブが移転した後の施設の部分につきましては、ふれあいの家として考えられる事業の展開を行っていくということでございます。

ひやま委員

 同じところ、かぶっちゃうかもしれないので、ちょっと確認させてください。

 せんだっての委員会の中で、非課税世帯は減免の対象に加えますよと、多子世帯、二人目以降に関しても保育料の減免を行いますよというふうな御説明がありましたけれども、先ほど今回規則で定めるというふうにおっしゃっていますけど、そういう理解でよろしいですか。

伊藤地域支えあい推進室副参事(地域活動推進担当)

 現行におきましても、減免の規定を規則で定めておりますので、規則改正を行うことによりまして、新しい減免を規定してまいります。

ひやま委員

 以前もお聞きさせていただいたかもしれませんけれども、今回の学童クラブの延長保育料、おやつ代を統合したということですけれども、それによってこれまで利用されていた方が、例えば御負担がふえる方あるいは減る方、その辺というのはどういうふうになっているんですか。

伊藤地域支えあい推進室副参事(地域活動推進担当)

 負担がふえる方というのはいらっしゃいません。

ひやま委員

 もう一つは、中野区の財政的な観点で歳入に与える影響というのは、今回のこれでどのようになりますか。

伊藤地域支えあい推進室副参事(地域活動推進担当)

 1,400万円ほどの減少というふうに考えております。

甲田委員

 いろいろ質疑がありましたので、確認だけですけれども、前回もちょっとお聞きしたんですが、他区に比べて真ん中から下の方ということで、順位についてはわからないということだったと思うんですけども、今の時点でもやっぱりそういう形でしょうか。

伊藤地域支えあい推進室副参事(地域活動推進担当)

 同様でございます。

甲田委員

 あと、先ほど言われた区民意見交換会で5名の方が出られて、上がる方はいらっしゃらないので、おおむね賛成だと思うんですね。ただ、前にも言ったんですけれども、保育料が少しぐらい上がったとしても、保育の質をしっかり向上させてもらいたいという意見もいただいたことがありまして、今もそういう形で保育の質の向上も検討してほしいというふうにおっしゃったんですけど、その辺はどういう認識をされているのでしょうか。

伊藤地域支えあい推進室副参事(地域活動推進担当)

 質の向上に向けて取り組んでいく必要はあるというふうに考えておりまして、一定のレベルを保つということでガイドラインの規定ということも検討してまいりたいというふうに考えております。

甲田委員

 ガイドラインというのは、今まではなかったんですか。

伊藤地域支えあい推進室副参事(地域活動推進担当)

 いわゆる仕様書の中で業務については規定しておりますけれども、もう少し丁寧な、質を高めるための一定の基準という工夫ができるかどうかということで検討してまいりたいというふうに思っております。

委員長

 他に質疑はございませんか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 他に質疑がなければ、休憩して取り扱いを協議したいと思います。

 委員会を休憩します。

 

(午後1時27分)

 

委員長

 委員会を再開いたします。

 

(午後1時28分)

 

 質疑はありませんか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 なければ、質疑を終結します。

 次に、意見の開陳を行います。意見はありませんか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 なければ、意見の開陳を終結します。

 次に、討論を行います。討論はありませんか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 なければ、討論を終結します。

 これより本件について採決を行います。

 お諮りします。第83号議案、中野区立学童クラブ条例の一部を改正する条例を原案どおり可決すべきものと決することに御異議ありませんか。

 

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 御異議がありませんので、そのように決します。

 以上で第83号議案の審査を終了します。

 次に、第84号議案、中野区立キッズ・プラザ条例の一部を改正する条例を議題に供します

 本件について、理事者から補足説明を求めます。

伊藤地域支えあい推進室副参事(地域活動推進担当)

 それでは、第84号議案につきまして、お手元の新旧対照表(資料4)に基づいて補足説明をさせていただきます。

 こちらは、平成31年4月1日に江原小学校内にキッズ・プラザ江原を開設いたしますことから、別表におきまして、新たにその名称と位置を規定するものでございます。

 御説明は以上でございます。よろしく御審議のほどお願いいたします。

委員長

 これより本件に対する質疑を行います。質疑はありませんか。

いさ委員

 キッズ・プラザが新たにできることについて何ら反対することはないですけれども、一方で、これまでも議論の中で出てきたように、学童とキッズ・プラザはイコールではないだろうというお話は忘れてはいけないことだと思うんです。それと、キッズ・プラザの利用の問題についても、親御さんの求めがあったとしても、子どもが実際どうかといえば、低学年ぐらいしか使っていないよねという話は委員会の中でも何回もやりとりはあったと思うんです。気になるところは、じゃ、高学年は何で利用しないのというところで、子どもたちがどういう意見表明をしているかというところになると思うんです。

 子どもの権利条約というのが国連にあって、確かこの議会でしたっけ。第2回定例会だったっけ。中野区においても、子どもの権利条例制定を検討するというのがあったと思うんですね。子どもが主体として意見を表明する、自分たちも主体者として加わらせてほしいというのがこの条例の趣旨かと思うんです。そういうところでは、キッズ・プラザのあり方も当然そことの兼ね合いでこれからのことが決まっていくんじゃないかと思うんですけど、今の段階での区の見解といいますか、認識としてお答えいただけることはありますか。

伊藤地域支えあい推進室副参事(地域活動推進担当)

 かねてより御議論の中で高学年の利用ということが課題になっているということは十分認識しておりまして、事業者にも高学年用のプログラムの開発といいますか、子どもの声を聞いた上でどういうプログラムの工夫ができるのかというふうなことは投げかけているところでございます。

 また、所管が違いますが、子ども・子育て会議の中で、このたび小学校高学年も含めて、親御さんも含めて御意見をいただいておりますので、キッズ・プラザの利用の状況、また、具体的な要望なども把握できるようにとっておりますので、その集計を待って具体的な取り組みを進めていきたいというふうに考えております。

いさ委員

 今おっしゃられた、例えば高学年の子たちにも使ってもらうようなプログラムというのは、いい考えだなと思いつつ、一方で、それがあることによって、そちらに使いなさいなんて押し込めることがないようにしなければいけないとも思うんです。

 重ねて、今、児童館のあり方という考え方も同時に示されてきているわけですよね。そうなると、キッズ・プラザありきといいますか、そういう方向だけじゃなくて、もっと子ども施策全体の中でどうしていくのかという考え方も必要になってくると思うので、重ねて子どもたちを主体にどう考えていくのか、子どもにとってどれが一番いいのかという視点を持っていただくように要望といたします。

委員長

 他に質疑はございませんか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 質疑がなければ、休憩して取り扱いを協議したいと思います。

 委員会を休憩します。

 

(午後1時33分)

 

委員長

 委員会を再開いたします。

 

(午後1時33分)

 

 質疑はありませんか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 なければ、質疑を終結します。

 次に、意見の開陳を行います。意見はありませんか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 なければ、意見の開陳を終結します。

 次に、討論を行います。討論はありませんか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 なければ、討論を終結します。

 これより本件について採決を行います。

 お諮りします。第84号議案、中野区立キッズ・プラザ条例の一部を改正する条例を原案どおり可決すべきものと決することに御異議ありませんか。

 

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 御異議ありませんので、そのように決します。

 以上で第84号議案の審査を終了します。

 次に、第85号議案、中野区障害者福祉手当条例及び中野区難病患者福祉手当条例の一部を改正する条例を議題に供します。

 本件について、理事者から補足説明を求めます。

管野健康福祉部副参事(障害福祉担当)

 第85号議案、中野区障害者福祉手当条例の一部を改正する条例及び中野区難病患者福祉手当条例の一部を改正する条例につきまして、お手元の新旧対照表(資料5)に沿いまして御説明させていただきます。

 この議案は、控除対象配偶者の定義の改正に伴う規定整備でございます。

 こちらは所得税法におけます控除対象配偶者の定義が改められまして、改正前の控除対象配偶者に該当する者は同一生計配偶者になったことから、支給要件に関する規定中、「控除対象配偶者」という文言を「同一生計配偶者」という文言に改めるものでございます。

 なお、本条例の施行日は、公布の日から施行するものでございます。

 御説明は以上でございます。御審議のほどよろしくお願い申し上げます。

委員長

 これより本件に対する質疑を行います。質疑はありませんか。

加藤委員

 御説明ありがとうございました。ちょっと勉強不足で申しわけないですけど、控除対象配偶者という言葉が同一生計配偶者に変わったというのは、控除対象ではないという組み合わせもあり得るということで、ここが変わったという認識でよろしいですか。ちょっと違ったら御説明いただきたい。

管野健康福祉部副参事(障害福祉担当)

 改正内容につきまして、ちょっと御説明をさせていただきたいと思います。

 控除対象配偶者の定義というのは、改正前につきましては、納税義務者と生計を一にする配偶者のうち、前年の合計所得金額が38万円以下の者というふうになっておりました。所得税法の改正後につきましては、この定義が二つに分かれまして、改正前の控除対象配偶者という文言、先ほどの定義と同じものというのが同一生計配偶者に変わりまして、改正後はもう一つ、控除対象配偶者、改正前と同じものが定義としてあるんですが、その内容が、同一生計配偶者のうち前年の合計所得金額が1,000万円以下である納税義務者の配偶者ということで二つの定義ができまして、改正後の控除対象配偶者につきましては、所得の制限というか、要件が加わったというところになります。

委員長

 委員会を休憩します。

 

(午後1時37分)

 

委員長

 委員会を再開いたします。

 

(午後1時40分)

 

 他に質疑はございませんか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 質疑がなければ、休憩して取り扱いを協議したいと思います。

 委員会を休憩します。

 

(午後1時40分)

 

委員長

 委員会を再開いたします。

 

(午後1時41分)

 

 質疑はありませんか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 なければ、質疑を終結します。

 次に、意見の開陳を行います。意見はありませんか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 なければ、意見の開陳を終結します。

 次に、討論を行います。討論はありませんか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 なければ、討論を終結します。

 これより本件について採決を行います。

 お諮りします。第85号議案、中野区障害者福祉手当条例及び中野区難病患者福祉手当条例の一部を改正する条例を原案どおり可決すべきものと決することに御異議ありませんか。

 

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 御異議ありませんので、そのように決します。

 以上で第85号議案の審査を終了します。

 次に、第86号議案、中野区知的障害者生活寮条例を廃止する条例を議題に供します。

 本件について理事者から補足説明を求めます。

管野健康福祉部副参事(障害福祉担当)

 第86号議案、中野区知的障害者生活寮条例を廃止する条例につきまして御説明をさせていただきます。

 補足資料はございませんので、議案書をごらんいただきたいと思います。

 本件は、本年第3回定例会の当委員会におきまして御報告させていただいておりますが、平成31年3月末に知的障害者生活寮及び在宅障害者緊急一時保護事業の配置を移転するため、中野区知的障害者生活寮を規定しております本条例を廃止するものでございます。

 なお、附則におきまして、平成31年4月1日から施行するものでございます。

 御説明は以上でございます。御審議のほどどうぞよろしくお願い申し上げます。

委員長

 これより本件に対する質疑を行います。

 質疑はありませんか。

甲田委員

 この件に関しましては、前回の厚生委員会のときにもるる質疑をさせていただき、また、先日の一般質問においても、12月4日、うちの会派の日野たかし議員が質問をさせていただきました。この事業見直しを周知する時期について、かなり遅かったということもあって、前回の厚生委員会では丁寧な説明を求めたわけですけども、もうその時点で5カ月前ということで、まだ利用していなかった方でも相当驚かれて、今回11月30日に緊急に要望書が重度障害児者連絡会から区長宛、議長宛に出されたと思います。半年前になって何十年も続けてきた事業がいきなり廃止になるということについて、区は今どのような認識なんでしょうか。そこのところをお答えください。

管野健康福祉部副参事(障害福祉担当)

 この時期になってしまったというのも、実際にはこの条例が継続しても受け手が見つからないということがありまして、確保のために区内、区外の事業者にも声をかけてきたところで、結局、手を挙げる事業者がなかったという結果を受けまして、さまざま事業の継続に向けまして検討してきたところですけども、やはりないということが確認できたところで、第3回定例会で御報告させていただいたということになりまして、来年3月31日というところで、期間が短いというところは区の方でも認識しておりますけれども、そういった経緯がありまして、こういった時期になってしまったということでございます。

甲田委員

 この時期になってしまったという結果はお聞きして、事業者に幾つも当たったけれども受けられなかったという結果はお聞きしたんですけれども、その後、利用者の方々、当事者の方々に説明会を設けたりとかということもしたと思うんですが、そこで出た意見とか、そういったものを聞いて、どのように認識しているのでしょうかということをお聞きしたいんですけども。

管野健康福祉部副参事(障害福祉担当)

 説明会の御意見としては、時期につきまして御意見をいただいているところです。その期間というのは、区の方でも御利用される方にとっては短いということで、申しわけないというふうに認識しておりますが、今後、緊急一時保護事業を利用されていた方のそれにかわる法内サービスとかそういったものも御案内しておりますし、随時御相談につきましてもお受けいたしますということで声かけをさせていただいておりますので、そういったことで区の方ではその期間のところを何かフォローできることはないかというところで、そういった対応をさせていただいているところでございます。

甲田委員

 申しわけないという気持ちはあるんですけれども、申しわけないという気持ちが実際にサービスの拡充や代替案ということの具体的な提案として出ていないということが今、問題なのかなというふうに思っています。要望書の中には、例えばということで代替案が出されていまして、それもなかなか難しい部分はあるでしょうけれども、どうにか代替案をつくっていかなければいけないという気持ちで、どこまで考えたのかということをしっかり応えていただかなきゃいけないなと思うんですけれども、まず一つ、看護師の派遣ということで、今、ショートステイなんかは看護師がいないために、医ケアの方なんかは全然使えていない状況で、そこの改善を求めてきたのに、使えないまま施設自体が廃止になって、三つあったうちの、今、コロニーもみじやまができましたから、そこ一つになってしまったと。実質上、数は減ってきておりまして、さらに改善もなされていないままということで、今と同等のサービスは受けられるというふうにはお聞きしましたけれども、使いたくても使えなかった人がいたという声を聞いたわけですから、加配のところ、もっと検討しなきゃいけないんじゃないかなと思うんですけど、いかがですか。

小田健康福祉部長

 説明会で具体的に御利用されている方々から具体的な提案はございました。きのう、本会議で日野議員の御質疑がありましたけれども、移動支援の関係につきましては、緊急一時を使われている方で移動支援を引き続き使いたいという方につきましては、ショートステイの際においても使えるように、また、ショートステイの日数のお話もございますが、その方の置かれている家庭の御事情ですとか、御家族の状況によりまして、個別に障害福祉分野のほうで御相談を受けて、サービス料の算定なども複合させていただいているところでございます。

 また、やよい荘とかやまと荘では、医ケアの方はもともと使えておりませんでしたので、その部分に関して、他の施設で使えるところを区内での拡充というのは、当該の説明会の中でもお話がございましたし、また、拡充していかなければいけないというふうには所管のほうとしても十分考えてございます。

 実際、ショートステイをやっていらっしゃる事業者さんには、さまざま現場の声ですとか、どういう条件があったら対応が可能なのかというのは、従前も聞き取りはしていたところではございますけれども、重ねまして、どんな条件とか整備がこちら側の補助という形であるのか、その他の体制の整理であるのか、その辺につきましては、お話を伺いながら検討していきたいと思います。

 また、実際、区外でしか利用できていないというのが説明会の中で聞いた部分、サービスの部分でもありますので、その部分につきましては、保護者の方から御意見なども再度お聞きしながら、検討を進めていきたいというふうに考えております。

甲田委員

 検討を進めるのはいいんですけれども、移動支援についてはこれからも使えるようにするということですけども、これまでも使えていたんですよね。

管野健康福祉部副参事(障害福祉担当)

 緊急一時保護事業を御利用されている方につきましては、移動支援は御利用いただけるものでございます。

甲田委員

 ですから、移動支援はそのまま使えますということが、大丈夫ですということになると言われるんですけれども、利用者の方が移動する際、緊急一時保護事業で何日かそこに行き帰りに移動できる。ただ、御家族の方も近ければ1日1回見に行ってあげたりとか、そういったこともしたいかもしれないのに、南のほうなんかも結構遠いですから、身近にはなくなってしまうということの代替はないわけであります。なので、一層のサービス拡充をしていかなければいけないし、日野議員も言っていましたけど、障害のある方は100人いたら100通りの聞き取りをしていかなきゃいけないというところで、こういうことが起きたときに、いきなり私たちもびっくりしましたけど、こういう声が挙がってくるということは、やはりふだん聞いていただいていないのではないかというところがあります。なので、ふだんどういうすべで聞いていくのかというところもきちんと仕組みを考えて、当事者の懇談会や意見交換会を定期的に持っていくのか、どういう仕組みでやっていくのかということも、しっかりと言っていただかないといけないのかなと思うんですけども、その辺はいかがですか。

管野健康福祉部副参事(障害福祉担当)

 これまでも障害のある方の保護者の方ですとか御意見を伺う機会というのは区のほうでもございましたけれども、要望等があれば、そういったところに出向いて、御意見、御要望等を伺うこともしてまいりました。

 今後に向けて仕組みをということですので、また新たな御意見を聞く場というのがどういった方法ができるのかということは今後検討していきたいと考えております。

甲田委員

 全部今後検討ということで、まだ納得がいかない。見えないのかなということで、もう少ししっかりと検討していただきたいなというところがあります。これはしっかりやっていただきたいということを言っておきます。

ひやま委員

 せんだって御説明があってから、私も御家族の方に直接お話を伺ってまいりましたけれども、現在、やまと荘の生活寮にお住まいの方たちというのは、やよい荘に引っ越しをされるということで、ただ、やよい荘もいずれは廃止されるということは間違いないですかね。

管野健康福祉部副参事(障害福祉担当)

 この事業自体は平成31年3月末をもちまして廃止ということになりますけれども、御利用されている長期の方、三人の方が住まう場所が決まったところで終了となります。

ひやま委員

 御利用者さん本人も環境が変わるわけですので、御負担も心配も相当大きいというふうにお聞きしております。その上で、生活寮に入所されている方、もちろんすぐに見つかればこしたことはないですけれども、条件が個々人、いろいろ合う、合わないもあると思いますので、そう簡単にはいかないのかなというふうに私なんかは思っておるんですけれども、区としてその辺はどのようにケアされていく予定なんでしょうか。

管野健康福祉部副参事(障害福祉担当)

 実際に長期でいらっしゃる三人の方には、第3回定例会の委員会御報告後に御本人様ですとか御家族、関係する方に御説明をさせていただいたところでございます。

 利用されている方につきましては、住まう場所を変えなければいけないというところでは、不安の気持ちとかがおありになることは実際あるようです。ですので、今後も御利用されている方の御意見等をお聞きしながら、適切に進めていきたいと思っておりますし、実際にお住まいの方の中では、グループホームを見学されている方もいらっしゃいますので、区といたしましても、今後も御意見などを伺いながら、全力を挙げて住まう場所が見つかるように進めていきたいと考えております。

ひやま委員

 グループホームというふうなお話でありましたけれども、実際にグループホームとなると、今までの生活寮で生活されていた方の金銭的な御負担というのもどうなるのかなというのがちょっと心配なところです。実際にグループホームに行って、お金の面ですごく心配をなされていた方もおりますけれども、その辺はどういうふうに検討されていくおつもりですか。

管野健康福祉部副参事(障害福祉担当)

 実際に今、長期でお住まいの方の自己負担としますと、利用料としまして、その方によって減額措置がありますので、4,000円から1万3,000円の範囲で、また別途、食費の御負担というのが大体2万5,000円程度かと思っております。

 グループホームの場合は、負担額の家賃も大体6万5,000円程度かと思っておりますし、そのほか食費ですとかかかりますので、12万円程度になると思われますので、そういった御負担というのはふえるということは認識してございます。

ひやま委員

 これは今後の課題になると思いますけれども、御家族の方、それから御本人も突然のことですごく不安が強いなというふうに感じましたので、丁寧に今後とも話し合いを続けながら、当事者の家族の方にしっかりと寄り添った形で検討していただきたいというふうに強く要望しておきます。

むとう委員

 前の委員の方々と重複する部分もあるんですけれども、実際には10月31日に説明会を行ったわけですね。そのときの参加人数とか、具体的にはどういう御意見が出たのか、教えてください。

管野健康福祉部副参事(障害福祉担当)

 10月31日に開催しましたときには、80名ぐらいの方の御参加がございました。その中で出された意見といたしましては、先ほどと重なるところもありますけれども、周知される時期が遅いということですとか、あと、ショートステイになりますと、移動支援が利用できないということですとか、予算をもう少し上乗せすれば、事業が継続できるのではないかというような、主な御意見としてはそのようなものがございました。

むとう委員

 さまざまな説明を聞いた上で、じゃ、廃止はやむを得ないというふうに御理解されたのか、全く御理解できないと、このまま残していただいて、新たなことを考えていってほしいとか、廃止するについてはどんな御意見が出たんですか。

小田健康福祉部長

 10月末の説明会は私のほうも出席して説明をさせていただきました。皆様にお知らせする時期がこの時期になった理由につきましては、当該指定管理者のほうから、年を明けて4月末ぐらいにどうも事業継続が厳しいというお話をいただいた後、区のほうでは指定管理で受けられる事業者がないかということで、区内、区外を調査、ヒアリング等いたしまして、できれば指定管理者の公募をしたいという方向で動いておりました。それがなかなか厳しいというところが夏の終わりぐらいにわかりまして、第3回定例会では委員会のほうにも経緯、経過を御説明させていただきました。

 全体の雰囲気としては、受け手の事業者がいないのであれば、場合によっては区が直営でやるべきではないかというような御意見もございましたが、人的な配置が実際問題厳しいですというお話もした上では、今まで私たちが緊急一時を使っているのと同じようなサービスのプラスアルファであるとか、補てんができないかとか、急迫時での区の対応、例えば相談方法とか、どこに電話をしたらどうかという個別具体的なお話がかなり聞かれました。その中で、区で担当所管を明確に示しながら、個々のものにつきましては、それぞれ求めるサービスですとか内容も変わってきますので、それについては丁寧に御対応させていただくということで説明会のほうは終わりましたので、特に紛糾したり、お叱りを受けるということはなく、ある意味、やむを得ない部分はあるけれども、完璧に納得ということではないとは思います。区としても、そのところは十分承知しているところでございますが、最大限できる範囲でのお答えをさせていただくというところでは御納得をいただけたかなというふうに所管としては受けとめております。

むとう委員

 実は、議員のほうにも、先ほどほかの委員から紹介がありましたけれども、要望書という形で、先日、重度障害者連絡会というところからペーパーをいただいておりまして、それは当然、区のほうにも届いているものかと思うんですが、ちょっと重複するかもしれませんが、1から4まで具体的にお願い、要望が書かれていますが、これについては、1から4までお手元にございますよね。どういうふうに区はお答えできるものなんでしょうか。

小田健康福祉部長

 今、委員のほうから御指摘ありましたけれども、11月30日に区長宛にいただいた要望書の中では、まだ完全にこうするということではないですけれども、例えば2点目のグループホームの転換のところは、日野委員のほうの御質問にもありましたけれども、今のままでは転換は難しい。いわゆる法基準に合うような施設の改修等をやらなければいけないということとあわせて、やよい荘の4部屋だけではグループホームとしての運営が事業者募集しても厳しかろうというようなことはございます。

 また、4点目の、いわゆる実態調査の部分、ニーズ把握の部分につきましては、今後、関係の保護者の会ですとか団体の方々に聞き取りをしながら、どういうニーズがあってということは把握していけることだなというふうには思っております。

 あと、1点目のもみじやまの話ですとか江古田の森の話につきましては、相手側の施設でございますので、その施設と御相談になろうかと思っております。

 3点目の、部屋貸しによる介護人の宿泊のところは、どんなサービスが具体的に可能なのかという部分につきまして、まだ詳細に把握できておりませんので、それについては今後検討というふうに考えております。

むとう委員

 今、きちんとお答えしていただきましたけれども、こういった要望内容のことについても、これからも要望内容を受け流しではなくて、どうしたら実現できるか、応え得るかどうかも含めて、要望を受けている4点については前向きに検討をしていくというふうに受けとめていてよろしいのでしょうか。

小田健康福祉部長

 要望書を受けた件に関しましてはもちろんですけれども、区としてもきちんと受けとめをして、今後改善できるところは努めていきたいですし、各事業所のほうに働きかけをすべきところにつきましては、働きかけをしていきたいというふうに考えております。

 また、ニーズ調査につきましても、福祉連などの会議では、各団体からさまざまな御要望の声は受けているところではございますけれども、どういう手法でニーズ把握ができるかということも検討もしながら進めていきたいというふうに思っております。

むとう委員

 たしかやよい荘のほうが新しくて、やまと荘のほうがちょっと古いのかなという印象なんですが、廃止した後、やまと荘の部分はその後どういうふうになっていく予定でしたでしょうか。

小田健康福祉部長

 やまと荘のほうは、今、福祉作業施設が併設になってございます。建物は古いわけですけれども、今、当該施設で運営しているところでは、作業所としては特に御不便というか、不都合はないやに聞いております。ただ、やはり古い建物でございますので、将来的にはその作業場自体が当該の場所で事業継続をするのか、ほかに移転するのかも含めまして、運営している社会福祉法人と協議しながら進めていきたいというふうには考えております。

むとう委員

 とりあえずはまだ作業所がくっついていてあるわけですから、作業所の方々にこちらもお使いくださいということにするんですか。利用してもいいですよということになるんですか。そういうことはしない。

管野健康福祉部副参事(障害福祉担当)

 今、福祉作業所に通っている方が生活寮の部分ですとか使えるのかということでよろしいですか。

委員長

 スペースの話でしょう。

小田健康福祉部長

 もともと別物として、いわゆる生活寮とか緊急一時をやっているお部屋は指定管理をしているわけですけども、作業所のほうは使用許可という形で無償で場所をお貸ししている形になっていますので、もともと別のものとなっています。一緒の建物の中でも、権利関係であるとか使用関係は別物という形になっております。

むとう委員

 今は別になっているのはわかっているんですけれども、これを廃止しちゃったら、その後は別のままでいくということですか。そこのスペースは、廃止した後、やまと荘で使っていた部分は使わなくなるわけだから、そこの部分は何になるのですか。

小田健康福祉部長

 特に何か使うという予定はございませんので、当然、閉鎖管理といいますか、その部分につきましては使わない形で考えております。今後、もし作業所のほうで作業スペースの関係などで御要望があれば検討はさせていただこうかと思っておりますけども、今のところは、特に現在の法人からはお話ございませんので、閉鎖かなというふうに思っております。

むとう委員

 80人もの方が説明会に来られたということ、この二つの廃止については、やっぱり困るという思いもあり、相当関心があったんだと思うんですけれども、もう少しというか、早目に、決めちゃう前に言っていただけたら、長期にわたっては無理だけれども、やってくださる業者が見つかるまでまでの間、保護者とかグループで多少運営することもできたかもしれないというようなお声もあったんですけれども、そういうお声、直接そちらにも届いていますか。

小田健康福祉部長

 保護者の方からそういうお声は受けております。その点に関しましては、区で責任を持ってやる事業になりますので、民間のある特定のグループに事業をお願いするというのは、区の契約としては難しいというお話もしてございます。やはりきちんとした社会福祉法人ですとか、例えばNPOの団体があって、そこが委託というような形で事業を継続していただけるというようなスキームがなければ、何人かの有志の方が、しかも期間もなく、例えば災害時の対応とか、法人さんをお願いする場合には、本部があって、バックアップ体制がしっかりしているというところでさまざまお願いしているところでございますので、お気持ちの部分については大変ありがたく承っておりますけれども、なかなか実際問題としては厳しそうだというお話もほかからも聞いておりますので、ただ、お話を伺っていますし、承知はしているところでございます。

むとう委員

 もうちょっと早くからこういう状況であるということを利用者なり保護者のほうに情報が伝わっていれば、NPOを立ち上げるとか、いろんな方法もあったかもしれないわけですよね。だから、今この時期こう言われても、NPOを立ち上げるとかというのも間に合いませんし、ただ、有志だけにはお願いできないというのはよくわかるんだけれども、じゃ、NPOの法人をとればよかったのかということにもなるじゃないですか。その辺、何でこんな迫ってから利用者に伝えてきたのというところにやっぱり戻ってきちゃうんですけれども、情報提供が遅かったがために、残してほしいという思いもいろんな方法が打てなかったというところは、すごく残念なところかなと思うんですよね。だから、そういう声を重視するのであれば、ここで廃止という条例ではなくて、一旦事業者が見つかるまで休止というような考え方はとれないものでしょうか。

小田健康福祉部長

 議会の先生方からも、また、保護者の方々からもこの時期にというお話は何度もいただいておりますが、前の指定管理のときも1事業者しか応募してございません。その中で他の事業者を探す努力というのを区が何カ月かさせていただいた上での判断ですので、これを例えば1年、2年延ばして、実際、今いる生活寮の方々の先も見えないということは、区の行政の責任としてできないという判断で、次の運営方法等も内部で検討した上で、今回の廃止という判断に至ったものでございますので、1年も2年も前から事業見直しというような形で進めたものではないので、受け手を育成してというお話かとは思いますが、それはちょっと判断としては厳しかったかなというふうに思っております。

むとう委員

 私も忘れてしまいましたけれども、アポロ園の跡のところもずっと業者が見つからなくて、あれはどうなったんですか。何年待ったんですか。

小田健康福祉部長

 今、再々公募中ですけども、3年です。これにつきましても、近県までのリサーチであったりヒアリングであったりお話であったりはしております。

むとう委員

 規模や施設の中身も違うわけではありますけれども、そちらは3年も待っているわけですよね。こちらは一旦廃止しちゃったらそれっきりなくなっちゃうわけですから、休止ぐらいにしておいて、事業者を見つける努力をされてもいかがかなとちょっと思ったりもするんですが、その辺はどういうふうに考え方の整理をすればよろしいですか。

小田健康福祉部長

 江古田三丁目のほうは新規事業ですし、実際、今、生活されている方とかはいない状態でございますので、区のほうではできるだけ早く見つけたいと思っておりますけども、事業者の応募には至っていないというところでございます。

 生活寮と緊急一時のほうにつきましては、現に利用されている方、お住まいの方がいらっしゃるという上では、関係の指定管理に応募していただけそうな事業者さんのヒアリングも十分した上で、事業継続が難しいという声も聞いておりますし、規模感も含めまして、そういう声をいただいた上での判断でございますので、例えば将来にわたってそういう事業者が出てくる可能性があるのであれば、もう今、既に見つかっているのではないかなというふうにも思うところでもありまして、それで今回の条例廃止ということで御提案をさせていただいたところでございます。

むとう委員

 やむを得ないのか、本当に探し方が下手なのかというふうに、そんなことを言ったら失礼なのかもしれませんが、努力されているのだと思うんですけれども、長い歴史で担ってきてくれていたこの事業、区の独自ですよね。こういうものを残していってほしいかなという思いもどこかにあって、廃止するのであれば、それ以上のサービスがこれだけ具体的に用意できますよというところを示した上で廃止というなら納得はできるんだけれども、そうでもなさそうですよね、保護者の方の御意見を聞くと。そこが私も一区民として納得できない部分として残るんですよね。

 だから、ここはもう引き受けてくれる業者がいないのでやむなしにするのであれば、さらなるプラスアルファの事業を新たなところで展開できるよということを具体的に提示してもらわないとなかなか納得できないかなと思うんですが、提示できる具体的なものというのは、改めて聞きますが、あるんですか。

小田健康福祉部長

 今、御指摘にもありました江古田三丁目につきましては、重度の身体障害者の方が入れるようなケアつきの施設を目指して進めているところでございます。

 さらに新たなサービスといったときには、公有地活用などを図りまして、新規施設をつくっていくときにプラスアルファのサービスとして加えていくというので、その一つがもみじやまの短期の緊急一時というような形でございますので、方向性としては、よりサービスが拡充できるような方向で進めていきたいとは思っておりますが、この短期間で次の指定管理者も探した上でさらに新たな事業構築というのは、今回にはちょっと間に合わなかったというところでございます。

むとう委員

 もみじやまのところで結局短期入所をお断りされてしまった方がいるやに聞いたんですが、その辺の御事情は御存じですか。

管野健康福祉部副参事(障害福祉担当)

 障害の状況によりまして、どこのショートステイでも同じだと思うんですが、そういったことでお断りしたことはあるかとは思うんですけれども、実際に重度の障害がある方でも利用されている方もいらっしゃいますし、確認したところでは、コロニーもみじやま支援センターのほうでは、重度の障害のある方でもどうぞ御相談くださいというような話も聞いておりますので、実際に障害の程度ですとか状況によりましてお断りしているケースはあると思うんですけれども、年齢要件でお断りしていることもないというふうに伺っておりますので。

むとう委員

 表向きは相談した上でお受けしますというのが前提だと思うんですけれども、でも、実際にお断りされてしまった人がいるというのもどうやら事実のようで、その辺の線引きもなかなか難しいのかと思うんですけれども、わかるような形でこういう方がお受けできないという基準なり考え方なり、何かあるのでしょうか。

管野健康福祉部副参事(障害福祉担当)

 先ほど他の委員のほうからもありましたように、障害というのはお一人おひとり違うというところでございますので、基準といいますと、障害の程度がどういう状況という基準というのが、個々のそれぞれの方の状況を聞きながら判断していくものと思いますので、なかなか基準の明確なものというのは難しいかと思います。

むとう委員

 そうすると、今後なんだけれども、断った事例、受け入れることができなかった事例を積み重ねていくことで、区が把握することで、どういう方だと受け入れられないということがわかってくると思うんですよ。確かに、皆さん個々いろいろで条件が違うから、一律どうのというのは難しい。でも具体的に入所できなかった、お断りしたというケースを具体的に報告を受けて積み上げていくことで、およそわかってくる、見えてくるものがあると思うんですよね。障害は個々によってみんな違うから、ケース・バイ・ケースなんですと言っちゃったら、どういう人が断られて、どういう人がどうなのかというのは一向に見えてこないわけですよ。それが不当に行われている場合はなきにしもあらずなんていうことになっちゃ困るわけですから、どういう場合はお断りしたのかというところは、報告を受けて、データの積み上げというのも必要かと思うんですよね。実際に受け入れてもらえなかったということがあると、やっぱり廃止しないでよとなっちゃうわけですから、そういうことも区は今後把握していく必要があるんじゃないかと思いますが、いかがですか。

管野健康福祉部副参事(障害福祉担当)

 実際そういうお声も私どものほうにも今回の件でお聞きしているところでございますので、先日、もみじやま支援センターのほうでいろいろお話を伺ったところでは、先ほどのような内容でございましたけれども、今後につきましても、委員おっしゃったようなお断りしたケースがあるのかというところは、適宜確認をしていきたいと考えております。

いさ委員

 長くなっていますが、今のやりとりでちょっと気になるところがあったので、そこだけ確認させてください。

 区が実情を把握したり、事業者から事情を聞いたりする中で、これは駄目そうかもと判断なさったのが、今の話ですと7月の下旬ごろというお話でした。ちょっとそこをちょっと確認したいんです。

管野健康福祉部副参事(障害福祉担当)

小田健康福祉部長

 8月の下旬です。

いさ委員

 8月下旬ですね。実際に委員会のほうで報告されたのが10月の頭で、説明会が10月31日だということですよね。そこについても1カ月ぐらいのスパンがあって、そこは縮められなかったのかなと思う中でちょっと気になるところは、例えば今は議会の側から委員会に報告しろというような声が出ているという中で、もしかしてそういうことがあったがゆえに、委員会に報告があってから、そこで提示して、説明会がこの時期になった、そういうスケジュール感になったなんていうことはありませんか。

委員長

 委員会を休憩します。

 

(午後2時22分)

 

委員長

 委員会を再開します。

 

(午後2時25分)

 

いさ委員

 時間感覚のお話なんですけれども、改めて再度。

 8月の下旬に、区がこれはだめそうだ、まずそうかなという判断をしたと。それで、10月頭の委員会で報告され、利用者や皆さんに説明があったのが10月31日だったと。このスケジュール感については、縮める方法があったのではないかというつもりで今ちょっと発言をしているんですけれど、昨今、委員会側からも先に報告しろということも出てくる中では、報告してからまたこの先にいついつやりますと説明会をして、どんどん時期がずれていくということになっていると。一定議会の中で諮ってということもあるし、それはそれで大事なことではあると思いつつも、今回は、もうそうなると、年度いっぱいで終わらざるを得ないというタイム感というのがあった中のことですから、それはそれで何か工夫をするか、もしくはほかのやり方をとれたのではないかなという気持ちがあるんですけれども、言ってしまえば、委員会の報告の順番であったり、報告する前に何らか区民の皆さんに情報提供することはできないのかとか、そういうことも含めて工夫が必要ではないかと考えるわけなんです。報告の仕方についても工夫をするということはできたのではないかと思いながら、今ここでお話をしているんですが、難しいことかもしれませんが、そこを利用されている利用者の皆さんを一番に考えたときにどうあったらいいのかという前提で、やり方そのものも、前段階から見直しをするべきではないかなという要望としておきます。

加藤委員

 10月の委員会で出された資料をもとに質問させていただきますけれども、見直しの理由の1番目に緊急一時保護事業の利用率が低い状況にあるという中で、やまと荘53.2%、やよい荘67.7%と出していますけれども、ちょっと実態をあまり把握していない中で言うのはあれですけれども、利用率が低いというようにはあまり感じられないんですけど、そういう判断になる理由は何でですか。

管野健康福祉部副参事(障害福祉担当)

 利用率につきましては、比較したのが区内の他のショートステイを実施しているところで、利用率が100を超えるところとかがあるんですね。そういう高いところと比較して低いというようなことでお話しさせていただいたところでございます。

加藤委員

 そうすると50、60%というのは低い数字だという判断に、他区だったら100を超えちゃうから、これは低い数字だっていう認識でいいですか。

管野健康福祉部副参事(障害福祉担当)

 すみません。他区ではなくて、区内のほかの事業所と比較させていただいて少し低いというような判断をさせていただいたというところでございます。

加藤委員

 混乱しちゃっているかもしれないですけど、緊急一時保護事業は、ほかの施設でもやっているのは幾つぐらいあるんですか。

管野健康福祉部副参事(障害福祉担当)

 緊急一時保護事業というのは、生活寮の中でしか実施しておりません。これは総合支援法に基づくものではなくて、区の単独事業としてずっと行ってきました。それにかわるものとして、今、総合支援法の中では、ショートテイというサービスがございますので、そちらと比較して判断をしたものでございます。

加藤委員

 にしても、利用率が高いのかなというところで、見直しの理由の1番目に挙げるとしては何となく苦しいところを感じるわけですね。

 あと、先ほど説明会をやる際に金額を上げれば事業者が出てきたという話でしたけども、もちろん契約金額を上げれば手を挙げる事業者もあるとは思うんですけど、その辺の検討というのはなされてきているんですか。

管野健康福祉部副参事(障害福祉担当)

 金額というよりも、この事業というのは24時間の体制で実施してきておりますので、人材確保、そもそも人材が不足しているというところがありますので、幾ら予算のほうを上げても、受けるところが見つからないというふうに考えております。

加藤委員

 それはないかなとは思うんですけども、例えば、保育園とかだったら、区立園でゼロ歳児42万円、民間だったら27万円かかるみたいに、区で運営するのだったら、そのぐらいの腹づもりがあるんだったらいけるということで、別に保育園事業、幼稚園事業、区立園を残すという中におきまして、ほかのサービスにおいても、直営でやることによってノウハウをという発想もあるのかなと思ったんですけど、こういう中で打ち切りにするというのが、新区長のこういう事業の理解度に対してどういったものなのかなと、地域包括ケアを進めていく上で直営のとかそういう話になるのかと思ったので、疑問を呈するところではあるんですけれども、そういう検討をしてきたけど無理だったということですか。例えば随契とかで今までやってきてくださっているところにこのぐらいだったらやりますよとか、そのぐらいのヒアリングはできたと思うんですけど、その辺のことはやられているんですか。

小田健康福祉部長

 平成28年度決算で4,800万円の指定管理料になっております。当初、事業者のほうには、お金の問題であれば、内々では予算と交渉してというお話もさせていただいたんですが、今、副参事のほうで回答させていただきましたように、お金の問題じゃないんだと。とにかく24時間の人を見つけること自体が厳しいんだというふうに当該の指定管理者のほうは言われました。会の方針として、どうもそういう流れにあるようで、さまざまなところで事業をしている大きい法人さんですので、日中型にシフトしていっているのかなというのはありました。ですので、実際私どものほうとして、例えば今の指定管理料では難しいというお話なのかというのは聞いたんですけれども、そうではないんだというお話でしたので、ですから、その後、じゃ、幾らならというところはお話ができなかったところではございます。

加藤委員

 先ほどちょっと話も触れましたけど、直営でやるようなことは一切考えられていない。ノウハウの蓄積みたいなことも踏まえて、そういうような方針というのは全くないんですか。

小田健康福祉部長

 今、障害福祉の現場で働いている福祉職員というのがいないんですね。福祉職は庁内にもたくさんいて、さまざま事業をしておりますけれども、いわゆる現場系の作業施設でありますとか、障害者福祉会館もそうですけれども、みんな指定管理でやっておりますので、保育園であれば、実際に保育士の方がいらっしゃって、職員の方を回すというのはあろうかと思いますけれども、方向性としては直営に戻るというのは、区としてはとり得ない判断かなということでございますし、この施設のために職員募集というような話にはならなかったところでございます。

加藤委員

 現在やられている事業者が、ある意味、根を上げられたタイミングと、このバタバタの中でやれる方策をいろいろ考えられたと思うんですけど、でも、もう少しやりようがあったのかなというところで、引き続きさまざま御検討していただきたいということを要望として、私からは終わります。

篠委員

 いろいろ尽くされたのはわかるんですけど、人材が全然いないという状況なんですか。見捨てられたときこそ区が出ていかないでどうするんだという発想自体は部署で一切ない。今後も引き続き、みんな外に出しちゃうんだと。これは大変過ぎて、民間でも受けないなと。この分野は区で出ていく以外ないなというようなところに我々の自民党の中でも、見捨てるといって、方策がないよというところまで議論を詰めてきているんですけど、現時点では間接なノウハウから何から離しちゃうという認識なんですか。

小田健康福祉部長

 施設の直営のノウハウというのが行政で知り得なくていいのかという御質問であるとすれば、ある程度仕様書をつくるに当たっても必要なところだと思いますが、それは業者とのヒアリングの中であったり、実際、現場を見に行って運営方法を見たりする中で把握していくというのが今の流れであろうというふうに考えております。

 また、生活寮ですとか緊急一時の事業というのは、自立支援法ですとか総合支援法ですとか、いわゆる法制度がまだ整わない中、区としていろんな考えなりお声を受けてつくった制度だというふうに認識しております。

 今後の大きな流れとしては、総合支援法の中でショートステイですとか、グループホームですとか、サービスを使いながら、障害者の方が暮らしていけるための方策をつくっていくというのが大きい流れであろうというふうに考えています。

 ただし、今まで御利用されていた方が急にサービスの低下であるとか、生活に支障があるようなことがあってはならないというふうに思っておりますので、今回のことに関しましても、個別に対応させていただいて、例えば生活寮にお子さん預けていらっしゃる保護者の方が生活に困らない、今までの生活等と支障がないようなということで、個別に御相談をしているところでございます。

篠委員

 要するに、一番難しい分野の蓄積は中野区においてはやらないという方向が決定したということですか。いや、そうじゃないんだと、誰もが万歳したときこそ出番だろうという考え方は一切議論の中に入ってこなかった、そういう理解でいいんですね。

小田健康福祉部長

 例えば、このサービスがほかのサービスに変えられない、行政が唯一やらなければならないようなサービスであるとした場合には、行政のほうが最後にそこを手放してはならないというふうに私は考えております。

 今回の生活寮の部分、また、緊急一時保護の部分につきましては、総合支援法の中のサービスで代替できるという判断もありましたので、そちらのほうのサービスを御利用していただいて、活用していただくというふうに考えております。

日野委員

 本件に関しては、私が今定例会の一般質問で取り上げさせていただきました。前回の委員会のときに現在のやまと荘、やよい荘での利用率から見て、コロニーもみじやま等で受け入れが十分できるというような御報告があったので、委員会後も私も質問させていただいて納得したつもりだったんですが、私も反省したところなんですが、現場の声というのが本当に私は全然わかっていない状況でした。10月31日の説明会には私は参加していなかったんですが、11月22日の2回目の説明会の際に参加させていただいて、実際に利用されている方、また、利用はしていないけども、障害をお持ちの方を抱えている御家族の方のお話を直接聞きました。実際にはやまと荘、やよい荘、これまで利用したくても利用できなかった方もいらっしゃったし、先ほど他の委員からもありましたコロニーもみじやまを断られたというお話もありました。実際に現場の中でどういう判断でそうなったのかはわからないですけども、こういう方たちがいたのも事実ということもわかりました。

 一般質問でもさまざま質問させていただいたので、重ねて質問することはしないようにしようと思うんですが、まず、この事業者が手を引くと決まった際に、どのぐらいの事業者に当たったのか、まだ数というのは言われていないと思いますので、そこを教えてください。

管野健康福祉部副参事(障害福祉担当)

 ヒアリングした事業者につきましては、区内が8事業所です。区外が11事業所ということで、合計19事業所にヒアリングを行ったところでございます。

日野委員

 あとは、先ほど加藤委員のほうからもありましたけども、現在の指定管理者に対して費用面での話をされたとありましたけども、ほかの事業者に当たった際には、具体的に契約面での話、費用面という部分はお話をされたのでしょうか。

管野健康福祉部副参事(障害福祉担当)

 ヒアリングを行った際には、現在の事業形態といいますか事業内容、24時間体制で実施していることですとか、金額等についてはお示ししてございませんが、事業内容等を御説明いたしまして、お聞きしたところでございます。

日野委員

 事業者の募集が大変だということはわかりますし、それだけの事業者に当たっているわけですから、努力はされていることと思うんですけども、募集条件等をしっかり見直して当たるということも具体的に必要だったんじゃないかなというふうに思います。

 今回、利用者の方以外の御家族の方も多くいらっしゃっていたので、この方たちは何で来ていたのかなというのをすごく思ったんですけど、中野区全体の障害福祉について不安を持っていらっしゃるから来られたんじゃないかなというのをすごく感じました。

 今回、期間がなかったということは、これまでも他の委員の方からもさまざまお話がありまして、ある意味、仕方なかった部分もあるかもしれないんですけども、それに対して利用者の方、それから障害をお持ちの方々、利用したくても今までできなかった方々が安心できるような、納得できるような代替案であれば、こういったことにならなかったのかなというふうにも感じました。

 区のほうから当初委員会に示されたコロニーもみじやまで受け入れられますよということについても、現場の声も実はちゃんと聞けていなかったんじゃないかなというふうにも思っています。

 私が一般質問でも、グループホームとして活用できないかとか、ショートステイに看護師の加配をできないかということをお話させていただきました。グループホームについてはできないというふうに示されていましたけども、看護師の加配については、今後検討していくというような答弁だったと思います。ここに関して、区のほうとしては、具体的にいつまでにどのような形で利用者の方だったり委員会にお示ししようと考えていらっしゃいますか。

管野健康福祉部副参事(障害福祉担当)

 実際の看護師の配置の支援につきましては、受け手側の事情というか、状況というのも確認しなければいけませんので、そういったことを行いながら、区として何の支援ができるのかというところは検討していきたいと思いますので、この時点でいつお示しできるというところは、今後検討していく中になりますので、御報告する時期等は申し上げることはできません。

日野委員

 障害をお持ちの方というのは、また、御家族の方というのは、親なき後の障害をお持ちの方の御家族の先を案じられている方も非常に多くいらっしゃいますし、この先どうなるのかというのが示されなければ、本当に皆さん不安は消えないと思います。具体的にやまと荘、やよい荘が廃止になると言いながらも、それ以上にこうなりますよというのが明確に今回は示されなかった。皆さんの不安を払拭できなかったというふうに思っております。ここは廃止になる前までに示される必要があるというふうに私は思っています。これは意見といいますか、要望にしておきますけども、本当にそこの部分は非常に大事なところだというふうに思っています。

委員長

 委員会を休憩します。

 

(午後2時46分)

 

委員長

 委員会を再開します。

 

(午後2時50分)

 

 他に質疑はございませんか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 質疑がなければ、休憩して取り扱いを協議したいと思います。委員会を休憩します。

 

(午後2時50分)

 

委員長

 委員会を再開します。

 

(午後2時51分)

 

 質疑はありませんか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 なければ、質疑を終結します。

 次に、意見の開陳を行います。意見はありませんか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 なければ、意見の開陳を終結します。

 次に、討論を行います。討論はありませんか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 なければ、討論を終結します。

 これより本件について挙手により採決を行います。

 お諮りします。第86号議案、中野区知的障害者生活寮条例を廃止する条例を原案どおり可決すべきものと決することに賛成の委員は挙手を願います。

 

〔賛成者挙手〕

 

委員長

 挙手少数。よって、本件は否決すべきものと決しました。

 以上で第86号議案の審査を終了します。

 次に、第87号議案、指定管理者の指定についてを議題に供します。

 本件について理事者から補足説明を求めます。

平田健康福祉部副参事(文化・スポーツ担当)

 それでは、第87号議案につきまして、お手元の補足資料(資料6)の説明をさせていただきます。

 本件につきましては、11月の閉会中の委員会で御報告申し上げましたように、鷺宮スポーツ・コミュニティプラザ指定管理者の選定の議決をお願いするものでございます。

 指定管理者の対象施設でございますが、鷺宮スポーツ・コミュニティプラザ、開設日が平成31年4月1日、指定期間が平成31年4月1日から平成33年3月31日までの2年間でございます。

 候補者はTACグループでございます。候補者運営理念につきましては、後ほどお読み取りください。

 また、候補者の運営実績でございますが、お手元の資料にございますように、中野体育館、鷺宮体育館の指定管理者を受注しているものでございます。

 御説明につきましては、以上でございます。よろしく御審議のほどお願い申し上げます。

委員長

 これより本件に対する質疑を行います。

 質疑はありませんか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 質疑がなければ、休憩して取り扱いを協議したいと思います。

 委員会を休憩します。

 

(午後2時53分)

 

委員長

 委員会を再開します。

 

(午後2時54分)

 

 質疑はありませんか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 なければ、質疑を終結します。

 次に、意見の開陳を行います。意見はありませんか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 なければ、意見の開陳を終結します。

 次に、討論を行います。討論はありませんか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 なければ、討論を終結します。

 これより本件について採決を行います。

 お諮りします。第87号議案、指定管理者の指定についてを原案どおり可決すべきものと決することに御異議ありませんか。

 

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 御異議ありませんので、そのように決します。

 以上で第87号議案の審査を終了します。

 次に、第88号議案、指定管理者の指定についてを議題に供します。

 本件について理事者から補足説明を求めます。

菅野健康福祉部副参事(障害福祉担当)

 第88号議案、指定管理者の指定についての補足説明をお手元の資料(資料7)に沿いまして御説明させていただきます。

 この議案は、障害者福祉会館におけます現在の指定期間が平成31年3月末日をもちまして指定期間が終了しますことから、平成31年度からの指定管理者を改めて指定するに当たり、議決をお願いするものでございます。

 1番、指定管理の対象施設ですが、中野区障害者福祉会館でございます。指定期間は、平成31年4月1日からの5年間でございます。

 2番、候補者は社会福祉法人東京都手をつなぐ育成会で現在の指定管理者でございます。

 3番、法人の運営理念でございます。当法人は、主体性を持ちながら豊かな市民生活を送ることができる社会の実現を目指すという統一ミッションのもとに、利用者一人ひとりの人権と意思を尊重しまして、それぞれの能力を最大限に発揮できるように支援の内容・方法を工夫いたしまして、利用者とその家族のより豊かに充実した地域生活の実現を目指すことを理念としてございます。

 4番、法人の沿革といたしまして、昭和36年に都内各地域に発足いたしました親の会の連合体として創設されまして、昭和47年に社会福祉法人として認可を受け、それ以降、記載のとおり、各施設の運営をしてございます。

 5番、法人の運営実績でございます。障害者総合支援法に規定いたします障害福祉サービス事業や相談支援事業の運営、また、都内各区市からの受託事業所を運営してございます。

 御説明は以上でございます。よろしく御審議のほどお願い申し上げます。

委員長

 これより本件に対する質疑を行います。質疑はありませんか。

甲田委員

 こちらは生活寮を指定管理してくださっている育成会さんですけども、理由が24時間というのはなかなか厳しいということで、たしか北部すこやかの相談支援事業所も受けてくださっていましたけども、そういったような理由があって受けられないというようなことも言われていた事業者だと思いますけれども、ここに関しては、生活介護とか、自立訓練とかが中心だとは思うんですけども、短期入所書というのは、泊まりのサービスというのはあるんでしたっけ。

菅野健康福祉部副参事(障害福祉担当)

 こちらに書かれています短期入所というのは、この法人が実際に行っている事業で、区内で実施しているかどうかというのではなくて、法人のほうで運営している事業ということで、こちらのほうに記載してございます。

甲田委員

 わかりました。では、ここでは24時間対応というのは特にないということでよろしいんですね。確認ですが。

菅野健康福祉部副参事(障害福祉担当)

 この障害福祉会館の中におきましては、24時間の体制の対応というのはございません。

委員長

 他に質疑はございませんか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 質疑がなければ、休憩して取り扱いを協議したいと思います。

 委員会を休憩します。

 

(午後2時58分)

 

委員長

 委員会を再開します。

 

(午後2時58分)

 

 質疑はありませんか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 なければ、質疑を終結します。

 次に、意見の開陳を行います。意見はありませんか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 なければ、意見の開陳を終結します。

 次に、討論を行います。討論はありませんか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 なければ、討論を終結します。

 これより本件について採決を行います。

 お諮りします。第88号議案、指定管理者の指定についてを原案どおり可決すべきものと決することに御異議ありませんか。

 

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 御異議ありませんので、そのように決します。

 以上で第88号議案の審査を終了します。

 第89号議案、指定管理者の指定についてを議題に供します。

 本件について、理事者から補足説明を求めます。

菅野健康福祉部副参事(障害福祉担当)

 第89号議案、指定管理者の指定についての補足説明をお手元の資料(資料8)に沿いまして御説明させていただきます。

 この議案は、弥生福祉作業所におけます現在の指定期間が平成31年3月末日をもちまして指定期間が終了しますことから、平成31年度からの指定管理者を改めて指定するに当たり、議決をお願いするものでございます。

 1番、指定管理の対象施設は、中野区立弥生福祉作業所でございます。指定期間は、平成31年4月1日からの5年間でございます。

 2番、候補者は、正夢の会で現在の指定管理者でございます。

 3番、法人の運営理念でございます。当法人は、日々の生活の中で支援を必要としている方々一人ひとりを尊重いたしまして、安心し満足して暮らしていけるための質の高い創造的なサービスの提供を目指しまして、さらに、地域の新しい福祉文化の担い手としての役割を果たしていくことを理念としてございます。

 4番、法人の沿革といたしましては、平成13年に社会福祉法人として認可を受け、それ以降記載のとおり、各施設を開設運営してございます。

 5番、法人の運営実績でございます。障害者総合支援法に規定いたします障害福祉サービス事業や相談支援事業の運営、また、児童福祉法に規定いたします障害児通所支援事業、障害児相談支援事業の運営をしてございます。

 御説明は以上でございます。よろしく御審議のほどお願い申し上げます。

委員長

 これより本件に対する質疑を行います。質疑はありませんか。

甲田委員

 こちらも指定管理ですけども、たしか5年前から、直営から指定管理という形になったと思うんですけれども、直営から指定管理になって、また、同じ法人でされていますけれども、この5年間でどんなふうに実績を上げられてきたのか、指定管理になってどうなのかというところを確認で教えていただければと思います。

菅野健康福祉部副参事(障害福祉担当)

 当初、直営のときには就労移行支援B型と生活介護を実施していたんですが、この指定管理になりましてから、新たに一般就労を目指す方の就労移行支援を開始いたしたところです。実績といたしましても、就労移行支援の中では毎年一般就労している方もいらっしゃるというような実績もございます。あとは、こちらの事業所内の清掃事業につきまして、障害のある方を直接雇用して実施しているという点がございます。

甲田委員

 正夢の会さんはゆめなりあも受けていただいていますし、また、鷺宮の相談支援事業所も受けていただいて、理事長さんが精神小児科医ですよね。そういった意味で、障害児とかをしっかりと支援していくという部分でもすぐれた会なのかなというふうに私も思ってきたわけなんですけども、こういった事業者さんのノウハウをもっともっと広げていただく支援をこれからしていかなきゃいけないのではないかなと思いますので、さらに実績を上げていただけるように、今後、日ごろからの懇談をしながら、いろんなことを区の行政のほうにも後押ししていただけるような展開をお願いしたいなと思いますけれども、いかがでしょうか。

菅野健康福祉部副参事(障害福祉担当)

 こういった運営につきましては、実際に運営協議会という形で、法人ですとか実際に利用している御家族の方ですとか地域の方で組織されております会議体にも区のほうでも出席しておりますので、実際にそういったところからもさまざまな御意見も伺いますし、こちらの担当のほうでも随時事業所とは連絡をとり合っておりますので、そういったところで連携をしながら、今後も進めていきたいと考えております。

委員長

 他に質疑はございませんか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 質疑がなければ、休憩して取り扱いを協議したいと思います。

 委員会を休憩します。

 

(午後3時04分)

 

委員長

 委員会を再開します。

 

(午後3時05分)

 

 質疑はありませんか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 なければ、質疑を終結します。

 次に、意見の開陳を行います。意見はありませんか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 なければ、意見の開陳を終結します。

 次に、討論を行います。討論はありませんか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 なければ、討論を終結します。

 これより本件について採決を行います。

 お諮りします。第89号議案、指定管理者の指定についてを原案どおり可決すべきものと決することに御異議ありませんか。

 

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 御異議ありませんので、そのように決します。

 以上で第89号議案の審査を終了します。

 それでは、暫時休憩したいと思います。委員会を休憩いたします。

 

(午後3時05分)

 

委員長

 委員会を再開いたします。

 

(午後3時25分)

 

 次に、所管事項の報告を受けたいと思います。

 1番、中野区の新たな区政運営方針(案)についての報告を求めます。

伊藤地域支えあい推進室副参事(地域活動推進担当)

 それでは、お手元の資料(資料9)に基づきまして、中野区の新たな区政運営方針(案)について御報告申し上げます。

 まず、本方針の趣旨でございます。

 区は、今後、新しい基本構想及び基本計画の策定に向けた検討を行ってまいります。基本構想等は2020年度中の策定を見込んでおりまして、策定までの間は、原則として現行の基本構想及び新しい中野をつくる10か年計画(第3次)を継承することといたしまして、目標の達成を目指してまいります。

 本方針におきましては、新しい基本構想等の策定をするまでの間の区政運営の基本的な考え方をお示しするとともに、これまでの方向性を再検討する主な施策について、今後の方向性をお示しするものでございます。

 本方針の考え方及び政策につきましては、ここでお示しした取り組みの実施と検証を踏まえました上で、新しい基本構想等に反映していくことと考えております。

 次に、2、区政運営における基本的な考え方でございます。

 こちらは、まず(1)区民参加による開かれた区政へということで、区政への区民参加の推進、区政情報の積極的な提供、2ページですが、職員の能力を生かした区政運営に向けて取り組んでまいります。

 次に、(2)機能的な区政運営という視点で目標と成果による区政運営、組織及び職員の体制について取り組んでまいります。

 次に、(3)、3ページでございます。財政運営の考え方につきまして、こちらで基本的な考え方についてお示ししております。

 続きまして、3、基本構想等策定までの間に再検討を進める主な施策でございます。こちらは当委員会所管分の御報告をまず支えあい推進室所管分から御報告させていただきます。

 (1)すこやか福祉センター整備方針の再検討でございます。地域包括ケアの拠点としてのすこやか福祉センターの機能拡充を図っていくとともに、あわせてすこやか福祉センターの配置のあり方と地域包括支援センター、障害者相談支援事業所の適正配置についても再検討を行ってまいります。

 まず今年度でございます。すこやか福祉センターのアウトリーチによる相談支援と配置のあり方の検討を行います。また、地域包括支援センター・障害者相談支援事業所の配置方針の案を作成してまいります。そして、本町四丁目区有地及び旧温暖化対策推進オフィスの活用に関する基本方針の策定をしてまいります。

 2019年度には、基幹型地域包括支援センターの設置をいたします。

 続きまして、2020年度、基本計画におきまして、すこやか福祉センターの配置のあり方、地域包括支援センター・障害者相談支援事業所の配置について決定をしてまいります。

 4ページをごらんください。地域の子育て支援拠点の充実でございます。子どもと子育て世帯に対する地域包括ケアの地域づくりを進めるため、現在の児童館施設等を活用しまして、地域の子育て活動の支援拠点を適正に配置してまいります。今後は、知的・文化芸術的活動支援など特徴ある機能を持たせるほか、学童クラブや子育てひろば機能も継続いたします。

 学童クラブにつきましては、児童館、キッズ・プラザに併設するほか、廃止となります区の施設、新設する保育所などを活用しながら整備、誘導しまして、利用定員の拡大を図ってまいります。

 なお、キッズ・プラザにつきましては、これまでの方針どおり、学校再編に伴う施設整備の方針に沿いまして、統合後の新校等に整備してまいります。あわせて、中高生の新たな活動拠点のあり方についても検討してまいります。

 施設配置につきましては、地域に必要な子ども・子育て支援機能を再整備するとともに、児童館、キッズ・プラザ、学童クラブ、子育てひろば等の担う役割を明確にした上で、地域バランスを考慮してまいります。

 また、施設配置数につきましては、今後の中野区の人口推計の見通し、施設規模、施設運営方法、中・長期的な財政への影響等を十分に検証して、配置計画を策定してまいります。

 今年度中に地域子育て支援拠点の考え方について決定してまいります。2019年度に新たな児童館施設等の配置計画(案)の作成を行います。そして、2020年度、基本計画におきまして、新たな児童館施設等の配置計画の決定を行います。

 私からは以上です。

委員長

 ただいまの報告に対し、質疑はありませんか。

加藤委員

 御説明ありがとうございました。

 所管部分ということで、3ページ、3の(1)すこやか福祉センターの整備方針の再検討というところで、報告はあすになろうかと思いますけれど、鍋横区民活動センターの整備において、そこにすこやか福祉センターは要らないというような結論が出されたから、そういうふうになったわけなので、そう考えると、ある程度の配置のあり方というのを考えておられるのかなと思うんですけど、ここからあと2年かかってしまうというのがなぜなのか、その配置を決めるためにはどういったプロセスが必要なのかというのを具体的に教えていただけますでしょうか。

伊藤地域支えあい推進室副参事(地域活動推進担当)

 まず、すこやか福祉センター8所構想をお示ししましたけれども、御質疑にございましたように、その後、改めて区における基本構想、また、基本計画の検討の中で見直しを改めて行うということが今、決定していることでございます。すこやか福祉センターの機能の強化が求められているということは、今の中野区が抱えておりますさまざまな課題を見たときに、必須の課題でございますけれども、そのことがすこやか福祉センターの8所だけということではなくて、機能強化に向けてさまざまな方向から検討していくということで、基本構想・基本計画の期間をかけて検討するというふうな考え方でございます。

加藤委員

 鍋横には必要ないという言い方をしちゃうとなかなか厳しいかもしれないですけど、当面はここに要らないのか、この場所にはもうつくるつもりがないから、そういうような決定がなされたと考えれば、もう少し配置のあり方というのが所管のほうではイメージはついているのかなとは思っているんですけれども、それが全くないのに、今度、逆に鍋横は要らないって言い切っちゃってなくなっているというのが理解できなくなってしまうんですけど、いかがでしょうか。

伊藤地域支えあい推進室副参事(地域活動推進担当)

 本町四丁目の区有地の活用につきましては、現在の10か年計画の中で現在の鍋横区民活動センターの建てかえをその用地を使って行うこと、それから、現在その用地に仮設しております自転車駐車場を本設として整備することは決定しているところでございます。

 すこやか福祉センターの併設につきましては、見直しということになりましたが、区民活動センターの建てかえ、それから、自転車駐車場の本設整備ということにつきましては、速やかに進めていきたいという考え方のもとで、新たな整備のあり方について、あしたになりますけれども、基本的な考え方をお示しするというふうな段取りになっております。

加藤委員

 別に鍋横につくってほしいと言っているわけではなくて、鍋横に要らないと判断する何かがあったからそういう決定をした、そういう青写真が既にあるから要らないと決定できたんじゃないんですか。そうしたら、2年間もかける必要があるのかなと。これが何を検討すると決まっていくのかなという、その辺の全体像が既におありなんじゃないんですかということをお伺いしていますけど、どうでしょうか。

伊藤地域支えあい推進室副参事(地域活動推進担当)

 全体像について、区として青写真を持っているわけではございません。鍋横につきましても、いわゆるあの土地を活用してということは、現時点で区民活動センターの整備を進めていく上では、すこやか福祉センターの整備は確かに考えられないことになりますけれども、改めて4所のすこやか福祉センターの配置のあり方につきましては、ここに書かせていただきましたように、アウトリーチという新たな体制を導入してきている中で、今後のあり方も含めまして、すこやかのあり方について改めて基本構想・基本計画という大きな検討の中の一つの項目として検討していくということを決めているわけでございます。

加藤委員

 そうすると、アウトリーチチームのあり方次第によっては、やっぱり鍋横に入れておけばよかったなみたいな話にもなりかねないような決定のプロセスだと考えられるんですけど、全体像があるからそうやっているというほうがスムーズに考えられるんですけど、鍋横をなくして要らないと言い切れた理由が、それなりの計画があったからじゃないですかというふうに伺っているだけなんですけど、それはないと言い切れることですか。

伊藤地域支えあい推進室副参事(地域活動推進担当)

 すこやか福祉センターの今後のあり方の青写真ということを具体的に持っているわけではございませんが、すこやか福祉センターの計画がもう一度見直しになっていることを踏まえましても、本町四丁目の区有地の活用については、基本構想・基本計画の2年間という期間を待たずに速やかに進めていくべきというのが区の判断でございます。

加藤委員

 これは議論が深まらないと思いますので、ほかの質問をしますけれども、そうしましたら、アウトリーチというのがどのぐらいの範囲にできるかというのが、すなわち配置の案にかかってくると思うんですけど、1センターからの範囲をどのぐらいが適当と決定するためにはどういったことを今後検討されていくんですか。

伊藤地域支えあい推進室副参事(地域活動推進担当)

 先ほどの御説明が不十分だったかもしれませんが、すこやかとしては、すこやかの保健と福祉にかかわる制度のすき間に落ちないようにというふうな、また新たな地域づくりという視点でアウトリーチの活動を始めておりますが、新区役所の検討をしていく中で、さらに区の他の業務についても、アウトリーチという考え方を導入していくということを今、検討しております。そういうことも含めまして、どこがどのようなアウトリーチ業務を担っていくとかということについても、これからでございますけれども、広い視点ですこやか福祉センターが担うべく役割、それから、現在、区の中では先行しておりますアウトリーチの業務体制ということも総合的に検討し、配置のあり方も検討していくということでございます。

加藤委員

 ここはそういう配置の中で所管外ですけど、書いてあることを言うだけですけど、1ページのほうに区民参加による開かれた区政へというところで、区民の意見をより聞いていくというところにおきましては、やられていくんでしょうけど、例えばこういったセンターをこういう配置でつくってほしいというニーズを全て聞いていると、うちの近くにつくってほしいというのは間違いないことになってしまうので、そうしましたら、4ページにありますキッズ・プラザとかの配置のお話で、最後のほうに今後の中野区の人口推計の見通し、施設規模、施設運営方針、中長期的な財政への影響を十分に検証し、配置計画を策定するというような概念がこっちのほうにも持ってほしいなと思うんですけど、その辺はどのように検討されているでしょうか。

伊藤地域支えあい推進室副参事(地域活動推進担当)

 3ページの(3)におきまして、財政運営の考え方というところでお示ししておりますが、個別に子育て支援施設の配置数についてはそのような文言を付加しておりますが、すこやか福祉センターにおきましても、当然その視点を持って検討していくことというふうに承知しております。

いさ委員

 基本的な考え方のところで「区政課題の解決に当たって」というところで、区民参加を大々的にうたっているところは評価できるかなと思います。改めてこの5カ月ぐらいの間に本当にいろいろなことがあったと思うので、いかに区民の声でやっていくことが大事かというのが実感されている中だと思うので、これはぜひ進めてほしいなという思いがありますが、聞きたかったのは、今のすこやか福祉センターの話です。大きくはアウトリーチを強化していくということと基幹型をつくるということですよね。基幹型をつくることについては、非常に大事なことだと思って歓迎をしたいんですが、アウトリーチを強化していくにしろ、課題になっているのが人員配置の問題だろうと思うんですね。この間の議論でも出てきましたし、この議会の3日間の本会議の中でも、今の区の2,000人体制はどうなのというのは何となく一本筋としてあったと思うんですね。すこやかの拠点そのものは基本的にはふやしていかずにアウトリーチで足を伸ばす、この考え方でやるにしても、人員配置の部分を強化していかざるを得ないと思うんですが、この点どうお考えでしょうか。

伊藤地域支えあい推進室副参事(地域活動推進担当)

 すこやかにおけるアウトリーチの活動について、今、2年目に入っておりまして、データの標準的な統計ですとか総括等がやっとできてきつつあるというふうな状況でございます。

 それから、本来のアウトリーチの業務のたくさん項目を挙げてございますけれども、まだ手がなかなかつけられない業務というのもございまして、そこらあたりを全て検証し、どうあるべきかということも明確にしながら人員体制は考えていくべきというふうに考えておりまして、今ここで具体的な形を出していないということです。

いさ委員

 既にこの間の資料の中でも、たしか兼任の方がいらして、業務が大変だなんて話もあったと思うんですよね。今時点でもそういう話が出ているわけですから、それはぜひ前向きに検討していただきたいなというふうに思います。

 それで、4ページなんですけれども、子育て支援拠点の充実、これは本当に大事なことだと思います。6月の区長選挙での審判というのもあったと思うんです。子育ての問題というのは区民的な課題になっているので、これはやっていかざるを得ない課題になってくる、当然そうだと思うんです。

 そういう中で、地域バランスを考慮すると書いてあるところ、この間もこういう文言が出てきているところが若干気になります。この間の子育ての拠点のお話も、全般的に施設を減らしていったり、民間に移譲していったりという方向づけがあったと思っているんです。その理由としても、これから先、子どもが減るということが一つ理由に挙がっていたと思うんです。しかしながら、同時に、この5年ぐらいのスパンの中で子どもがふえることももうわかっていて、そのことを区も認めていたと思うんですね。

 そういう中では、もちろんそうではないと思うんですが、一律に将来的に施設を減らしていったりということがないように、むしろ今、課題になっている子育ての部分にしっかり手を当てていくという意味では、拡充しなければいけない部分も多々出てくると思うんです。この点についていかがお考えでしょうか。

伊藤地域支えあい推進室副参事(地域活動推進担当)

 4ページにも記載させていただいておりますが、子育て世帯も含めた地域包括ケア体制を構築していくというのは喫緊の課題になっております。また、昨今の子育て事情というのも非常に厳しいものがあるということも背景として十分承知しております。そこで、児童館が今まで担ってきた役割、今後果たすべき役割ということを十分に検討していかなければならないというふうに思っておりますし、あり方ですとか、運営ですとか、数につきましても、担うべく役割ということを明確にしながら、一方で財政負担ということも当然考えるべきことですので、そこも含めて総合的に深い検討をしていきたいというふうに考えております。

いさ委員

 今、お話が出ました財政負担というのも、考え方そのものも含めて考えるべきだなというのを改めて思っています。

ひやま委員

 4ページの地域の子育て支援拠点の充実というところです。まず確認だけさせてください。「児童館施設等を活用して」とありますけれども、この「等」の中には何が含まれているのでしょうか。

伊藤地域支えあい推進室副参事(地域活動推進担当)

 ここはふれあいの家につきましても、一定児童館に重なる機能を持っておりますので、より正確にということで、「児童館施設等」というふうな形で表現をさせていただいております。

ひやま委員

 先ほど他の委員からもありましたけれども、地域バランスという表現なんですけれども、地域バランスを考慮するというふうに記載されていると、これは区としてどういう問題意識をお持ちで地域バランスという表現をここに入れていらっしゃるんですか。

伊藤地域支えあい推進室副参事(地域活動推進担当)

 ここは「配置について」というところの段落で書かせていただいておりますので、当然中野区全体に機能的に持てる役割が果たせるようにということで、配置に関して地域のバランスを考えていくということは、当然のことかというふうに考えております。

甲田委員

 全体を通してですけれども、今後、基本構想及び10か年計画、現行のものを検証していきながら、新しい基本構想を作成するまでの間の基本的な考え方ということですけれども、財政運営の考え方というのは、結局何も変わっていないのかなと思うんですけれども、その辺は聞いてもいいんですか。

委員長

 委員会を休憩します。

 

(午後3時48分)

 

委員長

 委員会を再開します。

 

(午後3時48分)

 

甲田委員

 これからたくさんのアウトリーチだとか、施設の配置、建てかえだとかそういったものも含めていったときに、人件費というのは一番お金がかかると思うので、そんなにたくさんふやしていくということは、ものすごく財政に圧迫を生じることにはなるのかな。人件費をすごくふやさないでもできることというのはやっていかなきゃいけないと思ってきたわけなんですけれども、一つ、この所管でいうと、保健と福祉のアウトリーチというところとか、障害者相談支援事業所というところがあるんですけれども、全てが全て保健福祉に関して、障害者、高齢者、お子さん、アウトリーチすればいいというものでもないのは当然だと思うんですけれども、困ったことがあったときに行く場所がある、居場所がある、そして相談する人がいる、また、よりどころがあるというところもすごく大事ですので、アウトリーチがすごく進んできたところで、行くからいいでしょうということであると、ほんの限られた時間になってしまったりとかするのかなということもありますから、本当によくニーズと実態把握をしていただいた上で一つひとつやっていただきたいなというのがあります。

 先ほどの障害者の施設のことに関しても、やはり実態把握ができていないと、方向性だけを決めてしまうと、そっちに合わせていってしまうということもあるのかなと思いまして、こんなふうに言ってしまうんですけども、今までずっと言ってきましたように、障害者相談支援事業所については、身近なところにあるというのはいいかもしれないんですけども、それをふやしたことによって、かなりの人件費と委託事業者の経費がかかるということに比べて、相談がきちんと受けられる、質を担保できるのかなというところもちょっと危惧するところであります。

 なので、そこは本当によく考えていただきたいなと思うんですけれども、区の障害福祉のところとか、すこやかのところできちんと責任を持っていくという意味では、障害者相談支援事業所が前線にあるんですけれども、そこだけがあいていて、区の方があいていない土曜日だとかという問題もあるかなと思いますし、基幹のところがきちんとしていることが本当に大事かなということもあるので、まだ配置方針というのは固まっていないのかと思いますけども、その辺はずっと私、何回か質疑してきたんですが、今、認識としてどうでしょうか。

伊藤地域支えあい推進室副参事(地域活動推進担当)

 障害者相談支援事業所が担える、今の事業者の対応力というようなことですとか、あるいはニーズということも総合的に、いわゆる障害者の所管部署とも情報交換はしておりまして、単純に数をふやすということではないということは承知しております。

 私どもがこれからの社会に包括ケア体制をつくっていくときの一つのポイントとして、高齢者が障害を持っていくということも現在でも起きているわけですし、そういう意味で高齢者と障害の相談が一緒にできるという体制をなるべくつくっていきたいということが一番大事というふうに考えておりますので、単純に相談事業所の数をふやせばいいというふうなことで考えてはおりません。

甲田委員

 そうですよね。配置だけではなくて、相談支援事業全般にわたって、介護保険とのつなぎ目ですとか、支援する人の育成だとか、そういったところも全部含めて考えていただくということが大事になってくるかなと思いますので、方針ということでいうと、そういったところも入れて決めたときには報告をしていただきたいなと思いますので、これは要望にしておきます。

委員長

 他に質疑はございませんか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 質疑がなければ、以上で本報告について終了します。

 次に、2番、平成31年度予算で検討中の主な取り組み(案)についての報告を求めます。

伊藤地域支えあい推進室副参事(地域活動推進担当)

 それでは、お手元の資料(資料10)に基づきまして、平成31年度予算で検討中の主な取り組み(案)について御説明いたします。お手元の資料をごらんいただきたいと思います。

 この取り組みは、平成31年度の予算編成で検討中の新規・拡充事業や見直し事業など主な取り組みにつきまして、現在の検討状況を区民にお知らせするものです。

 区民との意見交換としましては、区民と区長のタウンミーティングを12月12日の夜に開催する予定でございます。このほか、郵便、ファクス、メール等によりまして区民からの御意見をいただきたいと考えております。

 具体的な検討中の主な取り組みの項目でございますけれども、まず(1)子育て先進区に向けた取り組みにつきまして14項目挙げております。

 次に、(2)安心して地域で暮らし続けられるための取り組みにつきましては4項目、次に、(3)区民とともに進めるまちづくりのための取り組みにつきまして7項目、次に、(4)その他の取り組みとして10項目を掲げております。

 それでは、当委員会の所管事項としまして、支えあい推進室の関係事項につきまして御説明させていただきます。

 まず、(1)子育て先進区に向けた取り組みの項目1でございます。妊産婦への支援体制の充実ということで、妊娠・出産・子育てトータルケア事業におきまして、新たに家事支援事業を開始することを検討しております。

 次に、2番目、1歳6カ月児健診、歯科の委託とかかりつけ医との連携強化でございます。中野区歯科医師会に委託をいたしまして、子育て世帯とかかりつけ医の連携強化を図ってまいりたいと考えております。

 次に、3番、子育て支援施設の拡充でございます。キッズ・プラザ、民設民営学童クラブ及び子育てひろばの新規開設、施設整備などの開設準備事業を行います。また、学童クラブにおきまして、保育料、おやつ代及び延長保育料を一本化するとともに、低所得世帯や多子世帯の負担軽減を図るほか、入退室メール配信サービスを進めたいと考えております。

 2ページをごらんください。(2)の安心して地域で暮らし続けられるための取り組みの1番でございます。ユニバーサルデザインの推進ということで、支えあい推進室といたしましては、区有施設のトイレにつきまして洋式化を図ってまいりたいと考えております。

 次に、2番目、町会・自治会等の活動支援でございます。掲示板の新設・移設に係る経費を助成するなど町会・自治会活動の支援を推進したいというふうに考えております。

 次に、3番目、区民活動センター、高齢者施設等の整備・改修でございます。鍋横区民活動センターの整備及び昭和区民活動センター建てかえのための基本計画の策定等を行ってまいります。また、温暖化対策推進オフィス跡施設に子育てひろば、昭和区民活動センター仮施設等の整備を行うため、実施設計等を行いたいと考えております。また、区民活動センター及び高齢者会館等の集会室内装改修やトイレ改修等を行ってまいります。

 最後、4ページをごらんください。その他の取り組みの3番目でございます。オリンピック・パラリンピックの推進ということで、支えあい推進室といたしましては、政策助成の中で引き続きオリンピック・パラリンピックの気運醸成の活動について助成を行ってまいりたいと考えております。

 私からは以上でございます。

長﨑健康福祉部副参事(福祉推進担当)

 それでは、引き続きまして、健康福祉部所管の主な取り組みにつきまして御説明を申し上げます。

 まず、2ページの(2)安心して暮らし続けられるための取り組みの1、ユニバーサルデザインの推進でございます。ここでは、障害者の社会参画の視点から、障害者・高齢者用のサインですとか、障害者差別解消のための普及啓発等に取り組んでまいります。

 続きまして、4の精神障害者に対する福祉手当の支給でございます。重度の精神障害者に対しまして障害者福祉手当を支給しまして、福祉の増進を図ってまいりたいというふうに思っております。

 続いて、4ページをお開きいただきたいと思います。4ページの3、オリンピック・パラリンピックの推進でございます。健康福祉部では、体育の日におけるスポーツ事業ですとか、オリパラ開催1年前のカウントダウンのイベント等の開催、こうしたことを踏まえて展開してまいりたいというふうに考えております。

 それから、7の区立施設の改修工事で3点ございます。社会福祉会館のトイレ、立体駐車場の改修でございます。トイレの全面洋式化ですとかウオシュレットの設置等を行ってまいります。これによりまして、社会福祉会館2階のなかの芸能小劇場、平成32年1月は休館となるほか、立体駐車場につきましても、平成31年8月から11月の期間中14日ほど使用不可というふうな形で予定をしております。

 続きまして、哲学堂公園野球場の人工芝化及び防球ネット、それから照明器具等の更新をいたします。これによりまして、平成31年7月から平成32年2月まで休場を予定しているところでございます。

 続きまして、歴史民俗資料館の常設展示の再整備ということでございます。常設展示の内容を刷新いたしますほか、施設の整備等を行ってまいります。これによりまして、平成31年9月から平成32年3月まで休館を予定しているところでございます。

 最後は、8、新体育館整備でございます。平成32年4月に平和の森公園内に新体育館が開館いたします。これに伴います建設工事等を実施してまいるというところでございます。

 以上、健康福祉部におけます平成31年度予算で検討中の主な取り組みの内容ということで御報告させていただきます。

委員長

 ただいまの報告に対し、質疑はありませんか。

甲田委員

 まず1番のところをちょっとお聞きしたいんですけれども、妊娠・出産・子育てトータルケア事業、これは本当に私も全力でしっかりやっていくようにということで後押ししてきたつもりでいます。

 家事支援事業、家事が大事だということは訴えてきましたけれども、妊娠・出産・子育てというところにおいて、産後の鬱とか児童虐待の防止のためという観点からいくと、母子のケアというところが本当に大事だということで、産褥期のことをよく知っている人が全体を見られるというか、そういう方が行って家事もやるということはすごくいいことだなというふうに思ってきました。なので、専門家による家事支援者派遣を取り組んでいただいていたわけなんですけれども、この事業ができる前は育児支援ヘルパーということで、ヘルパーの方、介護事業者だったと思いますけども、家事ということで支援をする方が行けるという制度があったわけなんですけども、それだけだと使いにくいということで、なかなか使われていなかったという実績も踏まえて産後ケア事業を始めたという経緯があったわけなんですけれども、家事支援事業というのは前にやっていたようなものなのか、どういったものを想定しているんですか。

伊東中部すこやか福祉センター副参事(地域ケア担当)

 現在検討中の新たな家事支援事業のまず制度的な中身ですが、対象としましては、産前産後において妊産婦の方、体調不良等で日常生活に支障がある場合、そういった方で御家族とか知人とか周りの方の支援を得られない方を対象としまして、日常の家事、具体的には食事の支度ですとか衣類の洗濯、

部屋のお掃除とか、生活必需品のお買い物、そういったものを支援していこうというような制度でございまして、中身につきましては、以前ありました育児支援ヘルパーと支援の内容は同じでございますけども、以前の制度は御本人さんの手挙げ、御希望する場合に利用していただいてと。トータルケア事業、平成27年10月に開始しましたので、平成27年度中に廃止をしてございます。平成27年度中はトータルケアとダブリますので、その前の平成26年度、平成25年度の実績ですと、大体二、三十人しか御利用がなかったというものでございまして、今回新たに考えてございますのは、トータルケアの中に位置付けて、まずカンガルー面接を行う中で、ケアだけではなくて、家事支援も必要な方を区としてしっかり見きわめて、手挙げだけではなくて、支援が必要な方を区が判断しまして、まずは干渉する。こういった大変な状況の妊産婦の方は、みずから支援を求めることもできない方もいらっしゃる。そういった方は区がしっかり後追いをして家事支援に結びつけていこうと。そういったことによって、先ほど委員もありましたように、日常の育児・子育てのストレスを軽減して、産後鬱とか児童虐待、そういったことを防止していこうというような制度を現在考えているものでございます。

甲田委員

 カンガルー面接のときに見きわめるというふうに言うんですけども、産前のときに、御本人も自分が産後のことが想像できなくて、そこまで支援が必要だと思っていない方もいらっしゃったりして、かみ合わなかったりということもあると思うんですね。見きわめるというんですが、見きわめた上で、この人はケアが必要だ、この人は家事だけでいいというのは、どういうふうに見きわめるんですか。すみ分けはどうするんですかね。

伊東中部すこやか福祉センター副参事(地域ケア担当)

 ケアと家事支援が必要な方、あとはケアは必要ないけども、家事の援助が必要な方、さまざまございますが、今後もカンガルー面接を行う中で、委託している事業者の看護師、それと区の保健師等がしっかり連携をとりながら、ニーズといいますか、本当に必要な人を区として把握して、御利用もしっかり見せていただいて、本当に必要な人が、ケアもそうですけれども、家事の支援、そういったものにつなげるようにしていきたいというふうに考えてございます。

甲田委員

 必要性を見きわめるやり方が今の答弁では全然わからないんですね。結局、家事だけが必要な人というのがどれぐらいいて、ケアが必要な人がどれぐらいいるのかという見込みも立てられないわけですよ。

 産後のときにというのは、産前で本人もわからないわけで、そんなに支援が必要だと思っていなくていたら、産後鬱になってしまったという場合で支援が必要だ、そういう場合はケアも絶対に必要なんですよね。ほとんどの人がホルモン状態のバランスが崩れますから、ケアも必要だと私は思うんです。いろいろな方からお話をお聞きして、本当にそう思ってきたことなんですけども、家事だけでいいということはなかなかない。ただ、家事でもいいし、その方が求めるものなら何でもやってくれるというケアのあり方でないと、そのときそのときでニーズというか必要なものが、家事であったり、傾聴であったり、掃除であったり、いろいろ変わってくる。そしてまた上の子の支援であったり、そこが今、一番ニーズが高いし、ゼロ歳児を抱えながら上の子を見るというのは、上の子もまだ小さいですから、赤ちゃん返りして虐待につながっていくケースがすごく多いと言われているんですね。そこの切れ目のない支援が本当は今、求められているんですけれども、家事ということだけで拡充というふうに私はしてほしくないなと思います。

 妊産婦への支援体制を充実させるというのであれば、上の子の預かりも含めて、また、6カ月切れてしまった後の切れ目のない支援も含めて、この2年半を振り返っていただいて、利用者の方の声も聞いて、実態把握、ニーズ調査をしっかりしていただいて、評価をしていただいた上でないと、家事支援事業を開始するということだけで拡充だというふうには言ってほしくないなというのがこれを見た感想ですけれども、その辺どうでしょうか。

伊東中部すこやか福祉センター副参事(地域ケア担当)

 委員おっしゃるとおり、一時保育、上の子の預かり、これも先ほど答弁がありましたけども、区としても課題として認識してございます。

 また、家事支援のニーズでございますが、産後ケア事業を利用された方のアンケートを毎年実施してございまして、平成28年度、平成29年度、ケア支援者派遣を利用された全ての方、平成28年度が171名、平成29年度は178名全員にアンケートをさせていただきまして、全員から回答いただいております。そこで、家事支援とか育児支援、心身ケア、全てのニーズが必要な方もいますが、家事支援だけのニーズというのは、平成28年度が35%、平成29年度が40%ございますので、区としては、ケアもそうですけど、家事支援のみのニーズというものも十分あるというふうに認識しているところでございます。

甲田委員

 そのアンケートの結果をぜひ委員会にも報告していただいて、私たちにも見せていただきたいなと思うんですけれども、ニーズは確かにあると思います。なので、別にやっちゃいけないということではないんですけれども、切れ目のない支援というのがすごく望まれていて、拡充しなければならない部分があるということもきちんと把握していただいて、その上でやっていただくということが大事かなと思いますので、その点は要望にしておきます。

委員長

 委員会を暫時休憩します。

 

(午後4時12分)

 

委員長

 委員会を再開します。

 

(午後4時12分)

 

 他に質疑はございませんか。

いさ委員

 2ページ、(2)の①ユニバーサルデザインのところで、区有施設のトイレ洋式化のお話が出てきました。これはもともとある施設で今、洋式でないところを洋式にするということではかなり条件が限られるなとは思いながら聞くんですけど、今までも誰でもトイレであったり、オストメイトであったり、トイレのことはいろいろなテーマがあったと思うんです。今ある施設の中で洋式化もやらなきゃいけないと思うんですけど、プラスアルファでもうちょっと何かできるような場所といいますか、条件のあるところというのはないものかという、そういう検討があったかどうか、ちょっと知りたいんですが。

伊藤地域支えあい推進室副参事(地域活動推進担当)

 プラスアルファというのは、誰でもトイレなども想定するところですけれども、今はまずは和式を洋式にということで注力しておりますので、その他の検討は特にしておりません。

いさ委員

 4番の精神障害者に対する福祉手当の支給、これはかねてから求めてきたもので、歓迎したいと思うんですが、これを見ると「重度の」と書いてあります。これは対象は1級ということになるんでしょうか。

菅野健康福祉部副参事(障害福祉担当)

 重度のという方は、委員おっしゃるとおり、精神保健福祉手帳の1級の方を対象と考えてございます。

いさ委員

 どこかでラインを引きたいという気持ちもわからないではないんですが、そういう線引きをしないで、3級のところまで含めてやれないのかなと。せめて2級のところは含められないかなと思うんですが、この点はどうでしょうか。

菅野健康福祉部副参事(障害福祉担当)

 今現在想定しておりますのは2級、3級の方、もともと精神保健福祉手帳というのは更新が2年となっておりまして、更新時に級が変わる方、精神の方でも医療によりまして回復されるというか、よくなっていく方もいらっしゃいますので、そうすると、級が変わる、変動するということがとても多いんですね。ということもありまして、1級の方を対象としてございます。

いさ委員

 級が変わるに当たってどんな条件があるのかというところで、福祉手当の支給のところが果たせる役割があるんじゃないかなと思って聞いているわけなんですね。その人たちの暮らしに役立って、軽くなっていく手助けになるのであれば、やるべきなんじゃないかと、これは要望としておきます。

むとう委員

 1ページの先ほどの甲田委員の質問のところとちょっと重複するんですけれども、新たな家事支援の事業ということで、家事と限定したときに、どういう捉え方をされていて家事なんでしょうか。家事は、考え方によっては幅が広いものなんですけれども、家事支援というのはどの範囲の家事なのでしょうか。

伊東中部すこやか福祉センター副参事(地域ケア担当)

 先ほどの御答弁と重なるところはありますが、食事の支度ですとか衣類の洗濯、部屋の掃除とか、食材とか生活必需品の買い物、あとは上の子の世話とか、室内で一緒に遊んであげたりとか、保育園等の送迎、そういった日常の一般的な生活上の家事ということで考えてございます。

むとう委員

 たまたまというか、今、私ごとではありますけれども、まさに自分の娘の家事支援の真っ最中な状況なんですけれども、特に二人目の子どもを産んだ後というのは、何が一番困っているといったら、入浴させることなんですね。手伝ってくれる夫の帰りが遅いということで、その前に入浴させなきゃいけない。二人の子どもの入浴というのはすごく大変で、自分自身の体を洗っている間もないみたいな状況で、特にこれから冬になると、幾ら暖房をつけていても、風邪を引かせないために、自分の体は拭けない中、二人の子どもの面倒を見て、着がえをさせてと、そこが非常に大変なんです、見ていて。本当に短時間でもいいから、おふろに入れている子どもを受け取ったりというところだけでもいいから来てくれと言われるような状況にあるんですけれども、そういったものも家事援助の中に含んできますか。

伊東中部すこやか福祉センター副参事(地域ケア担当)

 現在、ケア支援者派遣の中で乳幼児の沐浴の援助は行っているというところでございます。

むとう委員

 乳幼児の沐浴は当然やってあげるべきだと思いますけれども、沐浴の期間というのは何カ月だか御存じですか。

伊東中部すこやか福祉センター副参事(地域ケア担当)

 はっきりした定義はないところでございます。大体首がすわるまで、三、四カ月ぐらいかなというふうに認識してございます。

むとう委員

 個人差もあるかと思いますし、保護者の考え方もありますけれども、沐浴させる中に入れられる範囲というのは本当に短期間であり、早ければ首がすわる前からお母さんは自分と一緒に大人のお風呂に入れていかざるを得ない。だから、沐浴のお手伝いはもちろんなんだけれども、それは産んだ直後のことですので、その後ですよね。今、言ったように、もうちょっと大きくなったときのお風呂というのが大変で、さっき言ったように、お母さんが入る間がなくなってくるんです。手伝ったことのないお父さんはあまりわからないかもしれませんけれども、二人の子どもをお風呂に入れるというのは相当大変な作業なんです。どちらかお外で待たせておく。上の子がまだ小さくて、上の子のことも見ていないと下の子も入れられない。また逆に、上の子を入れているときに下の子をどうするのかとか、一緒に入れちゃうと本当に大変で、今いいものもあって、余談ですけれども、首の浮き輪みたいなものを小さな子にくっつけて、何カ月かの赤ちゃんを浮かせておいて自分が洗うとか、本当に大変なことなので、そこの部分の手助けというところも私は家事支援に入れてあげてほしいとつくづく今、私が目の前で起こっている事態としてそこが一番困っているんですけれども、あんまり御存じのないような表情ですので、よくその辺は研究されて、家事支援の中に入れていってほしいということを、新たなと言っているぐらいですから、要望しておきたいと思います。

 それから、次に、2ページのところで、先ほどのユニバーサルデザインのトイレの問題なんですけれども、当然のことながら、和式の洋式化の際にウオシュレットのこととかもおっしゃっておりましたけれども、私が前から言っているように、当然トイレットペーパーの設置はあると思ってよろしいんでしょうね。

伊藤地域支えあい推進室副参事(地域活動推進担当)

 区有施設のトイレットペーパーの設置は、当然準備しております。(「公園」と呼ぶ者あり)失礼しました。区有施設というと、公園も含まれますけれども、支えあい推進室所管分としては、すこやか福祉センターですとか、高齢者会館ですとか、区民活動センターというふうな意味で区有施設と申し上げております。失礼いたしました。

むとう委員

 そうなんですね。外れちゃうんですね。担当が違うということでいた仕方ないんですけれども、何かの機会の折に、ユニバーサルデザインのトイレだというなら、全部のトイレにトイレットペーパーをというのを、所管外ですが、お伝えしていただけたら大変にありがたいので、要望しておきます。

ひやま委員

 1ページの先ほどの家事支援のところなんですけれども、私も実際に洗濯とか掃除とか率先してもちろんやらせていただいておりますけれども、確かにニーズはあるのだろうなというふうには思うんです。ただ、さっきおっしゃった家事の中身、洗濯、食事、掃除、上の子の世話、送迎とおっしゃっていましたよね。かなり幅が広いなというふうな印象を持ったんですけれども、実際に想定される事業者は介護をやっていらっしゃる事業者に委託するのか、どこに委託される予定というか、おつもりなんですか。

伊東中部すこやか福祉センター副参事(地域ケア担当)

 委託先の事業者の要件等については、現在検討中でございますが、例えば以前の育児支援ヘルパーにつきましては、区内の社会福祉法人ですとかNPO法人、そういったところに委託をしてございます。あと、区の別の制度、養育支援ヘルパーの制度もございますので、そういったところの制度も参考にしながら検討していきたいというふうに考えてございます。

ひやま委員

 例えば家事のうち、掃除とか洗濯でしたら、確かに介護の事業所関連でも恐らく対応できるのかなと思うんですけど、例えば子どもの世話とか、そういったところになってくると、またちょっと性質というか、違ってくるのかなというふうには思うんですけれども、その辺というのはいかがなんですか。

伊東中部すこやか福祉センター副参事(地域ケア担当)

 以前の育児支援ヘルパーの派遣事業のサービス内容の中にも、上の子の世話、室内遊びとか保育園の送迎、そういったことも入ってございましたので、それも含めて検討していきたいというふうに考えてございます。

ひやま委員

 ぜひ検討していただいて、私も去年、このトータルケア事業を実際に利用させていただきましたけれども、もう少し早くやっていただけたら個人的にはうれしかったなとは思いますけど、ただ、それは個人的な感想でございますので、次にいきたいと思います。

 2ページのところなんですけれども、町会・自治会の掲示板のところなんですが、新設・移設と書いてありますが、修理は想定には含まれていますか。

伊藤地域支えあい推進室副参事(地域活動推進担当)

 所管といたしましては、できれば風雨に耐え得るような、現行の助成では難しいような金額の高い窓ケースがついているものを設置していただきたいというふうには考えているところでございますが、全てにそれを課すとまた難しいということで、扉がない現在の形のものを改めてまた修理といいますか、その形状のままつくり直すということでも認めていきたいというふうに思っておりますが、御質疑にありました、例えば現在の掲示板の一部、もう既にあるんだけれども、ガラスが壊れていて直したいということでは対象外かなと、現在の補助金の中で対応していただけるものかなというふうに思っております。

ひやま委員

 もちろんガラスでスペックの高いものを新設するというのは、それはそれとしていいことだなと思うんですけど、老朽化している掲示板なんかが大変多うございまして、そういったところにも使えるような使い勝手のいい制度にしていただきたいなというふうに思っております。

 それと、次の2ページのところでもう一つなんですけれども、精神障害者なんですが、これはたしか東京都も手当を支給し始めたというふうに記憶しているんですけども、その辺の事実関係を教えていただけますか。

菅野健康福祉部副参事(障害福祉担当)

 1月から実施したのは、医療費のほうで、心身障害者医療費助成のほうの制度のことだと思っております。

ひやま委員

 今回、区が実施されようとしておりますこちらの事業に関して言うと、東京都の制度とのすみ分け、その辺はどうなっているのでしょうか。

菅野健康福祉部副参事(障害福祉担当)

 委員のおっしゃっている医療費の制度と今回、精神の方の福祉手当というのは、現在、障害者福祉手当というのを支給しているんですが、そちらのほうの手当の拡充というような内容でございます。

加藤委員

 町会・自治会等の活動支援について質問させていただきます。

 ここに町会・自治会による掲示板の新設・移設に係る経費を助成するなどありますけど、ほかに何かありますか。

伊藤地域支えあい推進室副参事(地域活動推進担当)

 今現在、世帯数に単価150円ということで助成金の上限を決めておりまして、また、そのほかにも、特別に加入促進ということでプラスの助成もしているという制度の枠組みでございます。掲示板については特化して、移設・新設等でいいものを立てていただきたいということで一つ、区助成の枠組みをつくりたいというふうに思っておりますが、あわせて現在の単価についても拡充の方向で検討しております。

加藤委員

 要するに、町会・自治会の活動を広く町会の方々に伝えるということに資することをやっていくべきだという中で、この前、社協が開催していた地域包括ケアフォーラム、そんな名前のやつに参加させていただいて、帝京平成大学の学生さんなんかとしゃべっていると、地域で何をやっているかという情報が手に入らないと言って、掲示板に張ってあるよと言っても、ああ、そうなんですかぐらいな、結局、掲示板に対して全く興味を持っていない世代というのがいるわけで、そういうところでSNSが必要なんじゃないかというふうなところから、私、大分前に一般質問させていただいて、導入に至ったマチマチとか、そういったところから若者に情報が提供されるようにと言っていたんですけども、区活単位で情報発信となっているみたいですけど、熱量がまちまちというか、情報発信量がちょっと違うなと思うんですが、その辺は今どうなっているのでしょうか。

伊藤地域支えあい推進室副参事(地域活動推進担当)

 全区民活動センターでアカウントをつくっていただきまして、仕様書にも盛り込んで、情報の発信はお願いしているところですので、そこは平均してやっていただいていると思います。

 できれば運営委員会から御指導いただいて、単位町会でも積極的に青年部の方ですとか得意な方を活用してSNSの発信をしていただきたいというふうなことをもくろんでおりましたけれども、なかなか現状進んでいないということもありまして、さらに単位町会ごとの情報発信につきましては、力を入れていかなければならないというふうに思っております。

加藤委員

 若者たちが情報をといって、町会の方々には言ってはいるんですけど、例えば町会掲示板とかで見ると、みこしを担ぐ神酒所集合と書いてあるんですけど、神酒所がどこにあるかもわからない、地図も載っていないようなものがあって、その町会内だけで共通の知識としてここに神酒所があるよとわかっていればそれで伝わるわけですけど、そうすると、初めてという人が入りづらいかなと思ったので、まちまちとかで住所とかも登録して、ここでやりますよみたいな情報発信をしていただきたいなというところで、そこら辺は要望となってしまいますが、どういうふうにすると若者に情報がリーチするかというところを自分なりに研究をこの夏やって、7月15日に東京青年会議所の中野区委員会で公益助成金もいただいてやった事業で、ゲリラ豪雨を予測するシステムで水防訓練をしましょうというのをやったんですけど、それでどの情報がリーチするかとやったんです。そうしたら、フェイスブック、ツイッター、マチマチ、ポスティング、掲示板、戸別訪問後、街頭宣伝というんですか、スピーカーを使って、いろいろやったんですね。そうしたら、顔とかを知っているので、戸別訪問が一番効きました。僕の知り合いがいっぱい来ました。その次が意外とポスティングが効いたんですよね。マチマチが1件だけでしたけど、フェイスブックなんかよりはマチマチを見てくれたほうが地域のほうにリーチするのかなという、3プッシュは少ないので、どこかで発表するというほどじゃないんですけど、そういったようなところがあるので、町会の情報発信のあり方というのはまだまだ研究する余地があるのかなと思っていますので、その辺、この分野におきまして力を入れていただきたいなと思います。これは要望です。

甲田委員

 2番の1歳6カ月健診の歯科医師会に委託ですけど、これは今まですこやか福祉センターでやっていたかと思うんですけども、場所は同じということでいいんですか。

伊藤南部すこやか福祉センター副参事(地域ケア担当)

 今年度、内科検診を区内の医療機関に委託してございますけれども、それと同様に、区内の歯科の医療機関のほうに委託するものでございます。

甲田委員

 そうすると、すこやか福祉センターの立派な施設はどういうふうになるんですか。

伊藤南部すこやか福祉センター副参事(地域ケア担当)

 乳幼児健診あるいは3歳児健診等で実施してございますので、健診会場として利用していくつもりでございます。

甲田委員

 あと一点だけすみません。4ページの7番の社会福祉会館のトイレ、これは今どういう現状でどんなふうに改修されるのでしょうか。

長﨑健康福祉部副参事(福祉推進担当)

 社会福祉会館でございますけど、1階から7階までございます。実は今回、改修を予定しておりますのは4階から6階といったところで、和式のトイレを全て洋式化にする。あわせて、手すりを設置いたしまして、ウオシュレット化をしてということで、それと、あと、最低1カ所にはベビーキープ、こういったものも設置をしたいというふうに思っています。今年度、1階から3階及び7階については洋式化の工事が済んでいるということでございますので、今回の平成31年度で社会福祉会館の全てのトイレがバリアフリー化に資するという形になります。

よろしいですか。

委員長

 他に質疑はございませんか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 質疑がなければ、以上で本報告について終了します。

 次に、3番、東京電力パワーグリッド株式会社荻窪支社との高齢者等の見守りに関する協定の締結についての報告を求めます。

伊藤地域支えあい推進室副参事(地域活動推進担当)

 それでは、お手元の資料(資料11)に基づきまして、東京電力パワーグリッド株式会社荻窪支社との高齢者等の見守りに関する協定の締結について御報告申し上げます。

 区と東京電力パワーグリッド株式会社荻窪支社は、相互に協力体制を確立し、高齢者、障害者、子どもが住みなれた地域で安心して暮らせるまちづくりを推進することを目的に協定を締結いたします。

 まず取り組みの概要でございますが、東京電力パワーグリッドの日常業務におきまして、高齢者等に関して何らかの異変に気づいた場合に、業務に支障のない範囲で当区に連絡をしていただきます。区はその状況を確認し、当該区民への支援が必要と判断した場合には、速やかに関係機関等と連携して支援等に係る活動を実施いたします。

 次に、活動の対象とする地域でございますが、中野区内で東京電力パワーグリッドが日常の業務を行う地域でございます。

 次に、相互理解でございます。両者は高齢者等の見守り活動時の実施に当たって、相互理解による高い信頼関係と協力関係を構築し、継続的な見守り活動が実施できるよう体制の確立に努めてまいります。

 協定の有効期限でございますが、協定締結の日から平成31年3月31日までを予定しておりますが、双方支障ない限り更新をしてまいります。

 次に、協定の締結ですが、12月の中旬を予定しております。

 御報告は以上でございます。

委員長

 ただいまの報告に対し、質疑はありませんか。

ひやま委員

 要するに、電気メーターを確認しに行ったときに何か異変があったら区に通報というか、お話が来る、平たく言うとそういうことですか。

伊藤地域支えあい推進室副参事(地域活動推進担当)

 そのとおりでございます。

ひやま委員

 これはどちらからお話があったんですか。中野区がお願いしたのか、向こうからやらないかという。どういう経緯ですか。

伊藤地域支えあい推進室副参事(地域活動推進担当)

 事業者のほうから見守りというふうなことで連携がとれないかという申し出があったものでございます。

ひやま委員

 これ自体はすごくいいと思います。見守りの網というのが広くなれば、それだけ見守り、地域の支えというのがもっともっと広がっていくと思うので。ただ、これは中野区にはもちろんメリットはありますけれども、変な話なんですけど、東京電力パワーグリッドさんにはどういったメリットがあるのか、それを区に聞くのも変なんですけど、その辺はどうなっているんですか。

伊藤地域支えあい推進室副参事(地域活動推進担当)

 特に事業者のメリットということは想定しておりませんし、事業者さんも期待しているところではないかなというふうに思います。生活協同組合さんですとか水道局さんですとか、水道局さんなんかは同じような見守りですけれども、いわゆる地域貢献というところで働きかけがあったものというふうに承知しております。

ひやま委員

 東京電力さん以外にもこういう形での締結というのは、今、区は結んでいらっしゃるんでしたっけ。

伊藤地域支えあい推進室副参事(地域活動推進担当)

 先ほどちょっと申し上げましたが、水道局ですとか郵便局、生活協同組合さんなどと結んでおります。また、その他の事業者についてもいろいろと探しているといいますか、網の目を広げようというふうな取り組みをしているところでございます。

ひやま委員

 最後にします。実際にそういった締結の中で、これまで例えば九死に一生で助かったとか、そういった成果というのはこれまで事例としてはあるんですか。

伊藤地域支えあい推進室副参事(地域活動推進担当)

 直接区がかかわったケースで九死に一生ということはございませんが、地域包括支援センターとの連携などができたというふうな例は、数件ですけれども、ございます。

むとう委員

 「高齢者等に関して」ということなんですけれども、高齢者というのがわかるようなデータを東京電力パワーグリッドさんに提供するということになるんですか。

伊藤地域支えあい推進室副参事(地域活動推進担当)

 いえ、そのような情報は提供いたしません。業務の中でそのお宅について気づいたことで、異変であれば、「等」としておりますのは、どのようなことでも結構ですということで、対象者を絞っているわけではございませんので、全ての居住者の方を含んでいるという意味でございます。

むとう委員

 通常の業務の中で通常のメーターを見ながら、もしかして、とまっていて変だよというのは、電気も自由化していますから、いろいろなところで電力会社を変えるわけですけれども、東京電力さんの範囲の中で気づいたらお知らせが来るということで、一切区のほうから個人情報を提供するということはないというふうに思っていてよろしいんですね。

伊藤地域支えあい推進室副参事(地域活動推進担当)

 そのとおりでございます。

加藤委員

 ほとんど言われちゃったんですけど、電気メーターで判断されるというんですけど、何らかの異変というのが電気メーターからどうなると異変を感じるのかがいまいちピンとこないんですが。

伊藤地域支えあい推進室副参事(地域活動推進担当)

 メーターからということも全くないわけではないと思いますが、自宅まで訪問をして、敷地にも立ち入って、同じ方が行かれますので、そういう業務の中で気づかれた異変ということであれば、どのようなことでも構いません。例えばいつも出てきていらっしゃることが出てこなくて、何かがたくさんたまっていますというふうなことでも構いませんということで、どのようなことでもというふうにお願いしております。

加藤委員

 あと、相互理解というところですけれども、東電から当区に連絡するということだけであって、区からあちらに何か情報提供というのは特にないのですか。

伊藤地域支えあい推進室副参事(地域活動推進担当)

 見守り協定の事業者が幾つか出ておりまして、今も進めているんですけれども、こちらからの情報発信というところが今、課題と認識しておりまして、協定を結んでいただいている事業者に何らか見守りを進めていくのに役立つ情報ですとか、情報の提供をすることで今、検討しております。

加藤委員

 網の目のように、いろいろなレイヤーで見守りをしてくということで、今後、すごい事態とか震災とか起こったらとかになっちゃうのもわからないですけど、何かしらの事態で見守らないといけない対象がふえていくとか、そんな事態があったときに、全ての関係者があそこの家は怪しいよ、大変なんじゃないみたいなのを、ばあっと来たときに整理するみたいなイメージは特になくて、ポツポツとあるような事例をまとめるようなイメージなんですか。

伊藤地域支えあい推進室副参事(地域活動推進担当)

 この協定は、基本的には平時において日常の業務が行われる中で気づいたことということで想定しております。

日野委員

 東京電力パワーグリッド荻窪支社となっているんですけど、対象地域は中野区内で東京電力パワーグリッドが日常の業務を行う地域とあるんでけど、中野区でこの対象となっていない地域なんていうのはあるのでしょうか。

伊藤地域支えあい推進室副参事(地域活動推進担当)

 全域が対象の地域でございます。

委員長

 他に質疑はございませんか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 質疑がなければ、以上で本報告について終了します。

 委員会を暫時休憩します。

 

(午後4時46分)

 

委員長

 委員会を再開します。

 

(午後4時46分)

 

 本日はここまでとしたいと思いますが、これに御異議ありませんか。

 

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 御異議ありませんので、そのように決定します。

 次回の委員会は、あす12月7日(金)午後1時から当委員会で行うことを口頭をもって通告します。

 以上で本日の日程は終了しますが、各委員、理事者から何か発言はありませんか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 なければ、以上で本日の厚生委員会を散会します。

 

(午後4時46分)