平成31年02月13日中野区議会建設委員会
平成31年02月13日中野区議会建設委員会の会議録

中野区議会建設委員会〔平成3113日〕

 

建設委員会会議記録

 

○開会日 平成3113

 

○場所  中野区議会第1委員会室

 

○開会  午後1時00分

 

○閉会  午後4時49分

 

○出席委員(8名)

 若林 しげお委員長

 小林 秀明副委員長

 杉山 司委員

 内川 和久委員

 小林 ぜんいち委員

 石坂 わたる委員

 酒井 たくや委員

 来住 和行委員

 

○欠席委員(0名)

 

○出席説明員

 都市政策推進室長 奈良 浩二

 都市政策推進室副参事(産業振興担当) 浅川 靖

 都市政策推進室副参事(グローバル戦略推進担当、都市観光・地域活性化担当) 藤永 益次

 都市政策推進室副参事(中野駅周辺まちづくり担当) 松前 友香子

 都市政策推進室副参事(中野駅周辺計画担当) 石井 大輔

 都市政策推進室副参事(中野駅周辺地区整備担当) 石橋 一彦

 都市政策推進室副参事(中野駅地区都市施設調整担当) 小幡 一隆

 都市政策推進室副参事(中野駅地区都市施設整備担当) 江頭 勝

 地域まちづくり推進部長 角 秀行

 地域まちづくり推進部副参事(まちづくり企画担当、西武新宿線沿線まちづくり企画担当) 荒井 大介

 地域まちづくり推進部副参事(北東部まちづくり担当) 高村 和哉

 地域まちづくり推進部副参事(北西部まちづくり担当) 藤原 慶

 地域まちづくり推進部副参事(西部まちづくり担当) 菊地 利幸

 地域まちづくり推進部副参事(東部・南部まちづくり担当) 森 眞一郎

 都市基盤部長 豊川 士朗

 都市基盤部副参事(都市計画担当) 安田 道孝

 都市基盤部副参事(道路担当) 井上 雄城

 都市基盤部副参事(公園担当) 細野 修一

 都市基盤部副参事(建築担当) 小山内 秀樹

 都市基盤部副参事(住宅政策担当) 塚本 剛史

 都市基盤部副参事(防災担当) 中川 秀夫

 

○事務局職員

 書記 立川 衛

 書記 野村 理志

 

○委員長署名


審査日程

○議題

 安全で快適に住めるまちづくりについて

 産業振興及び都市振興について

 道路・公園等の整備について

 防災及び都市安全について

○所管事項の報告

 1 平和の森公園再整備(第二工区)の変更(案)について(公園担当)

 2 中野四季の森公園におけるイベントの利用条件について(公園担当)

 3 (仮称)弥生町六丁目公園指定管理者候補者の選定結果について(公園担当)

 4 (仮称)弥生町六丁目公園の名称について(公園担当)

 5 耐震化促進に向けた取り組みについて(建築担当)

 6 中野区住宅確保要配慮者支援事業の実施に関する協定の締結について(住宅政策担当)

 7 その他

 (1)中野区産業振興センターにおける区内経済団体の業務開始について(産業振興担当)

 (2)なかのまちめぐり博覧会2018の実施結果について(都市観光・地域活性化担当)

○その他

 

委員長

 定足数に達しましたので、これより建設委員会を開会いたします。

 

(午後1時00分)

 

委員長

 本日は傍聴の希望が15人を超えていますが、これを許可することに御異議ありませんか。

 

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 御異議ありませんので、そのように決定します。

 傍聴者の方へのお願いですが、本日多数の傍聴者がお見えになっておりますので、席を譲り合って傍聴していただくようお願いを申し上げます。

 本日の審査日程ですが、お手元に配付の審査日程(案)(資料1)のとおり進めたいと思いますが、これに御異議ありませんか。

 

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 御異議ありませんので、そのように進めます。

 また、所管事項の報告の3番と4番は関連がありますので、一括して報告を受けたいと思いますが、これに御異議ありませんか。

 

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 御異議ありませんので、そのように進めます。

 本日の審査に当たっては、午後5時を目途に進めたいと思います。また、3時ごろに休憩をとりたいと思いますので、御協力をお願いいたします。

 それでは、議事に入ります。

 安全で快適に住めるまちづくりについて、産業振興及び都市振興について、道路・公園等の整備について、防災及び都市安全についてを一括して議題に供します。

 初めに、所管事項の報告を受けます。

 1番、平和の森公園再整備(第二工区)の変更(案)については、前回の委員会で理事者から報告の後、質疑の途中で資料要求がありました。本資料要求の取り扱いについて、委員会を休憩し、御協議いただき、当委員会としては資料要求を行わないことを確認したところで前回の審査は終了しています。

 本報告について、前回の委員会に引き続き質疑を行います。

 質疑はありませんか。

杉山委員

 まず、今回、第二工区に関しまして、築山を残す、草地広場をそのままにする、300メートルトラック、100メートルコースはつくらないということで御報告を受けております。皆様、委員の方々は、それぞれの立場でお話をされていらっしゃると思いますが、私も、前区政のことはよくわかりませんので、新しく酒井直人新区長、直近の区長選挙で民意を反映する争点となっていた平和の森公園再整備(第二工区)、争点としていた方が区長になったということで、私はイレギュラーだとは思っておりません。こういうこともあるのかなと、このタイミングでですね、思っておりますが、一つだけ確認をさせてください。

 この工事を変更するのに、減額及び増額というところがございまして、減額要因は約1億円で、増額要因は5,000万円ということで、差分5,000万円があるんですが、ここに書かれている減額要因、増額要因以外に、例えば工事を報告どおりに変更したとした場合に、ほかにかかる、例えば人件費以外に何かほかにかかってくるもの等が発生する予定というのはございますでしょうか。

細野都市基盤部副参事(公園担当)

 今回、資料には、第二工区に係る経費の増減について、減額要因と増額要因、そして、概算金額を書かせていただいております。契約変更で予定をしているものにつきましては、このほかに、第一工区側の軽易な変更が幾つかございまして、その中で幾つか御紹介させていただきますと、増額要因として、多目的広場の掘削量の増加や、池流れの護岸の延伸、または、石の張りかえ等々の工事がございます。また、減額要因として、視覚障害者誘導用ブロックの延伸に伴うインターロッキング舗装の縮小等々がございまして、全部で合わせまして総額で約3,900万円の減額を想定しているものでございます。

杉山委員

 ありがとうございます。3,900万円と言いましたかね。そうしますと、ここで約5,000万円の減額が、第二工区の減額がありまして、第一工区で3,900万円の減額という認識ですか。それとも、どちらでございましょうか。

細野都市基盤部副参事(公園担当)

 両方合わせて、第一工区、第二工区を合計して、約3,900万円の減額を想定してございます。

石坂委員

 幾つか伺いたいと思います。まず最初に、今回の二期工事でのEPSブロック――発泡スチロールのブロックですね――に関して幾つか伺います。

 当初は、300メートルトラックや100メートル直線ができるという前提で、EPSブロックを入れるという話がありました。その後、区長がかわった後の委員会でも、まだ300メートルトラックについては改めて検討するような段階というところで、EPSブロック工事を行い、その後、トラックを設けることも可能であるようなことを公園担当の副参事がおっしゃっていたかと思います。ただ、今回、完全に300メートルトラックがなくなるというような話が出ている中でもEPSブロックという話が出てきていますけども、これは、上の状況が変わるのであればEPSブロックを含めた地下の工事についても見直しをすべき点があるのではないかと思うんですが、その辺というのはそのままで大丈夫なものなんでしょうか。

細野都市基盤部副参事(公園担当)

 11月の御報告の際に、トラック等については今後さらに検討を進めるということを申し上げました。そのときからEPSブロックのことについては変更はしていないんですが、この施工につきましては、地上部分にトラックがあってもなくても、下の下水道処理施設の躯体の安全を守るため、また、排水状況を今後も継続して安全なものとしていくため等々の理由から必要な工事というふうに考えておりますので、トラックのあるなしにかかわらず、これまで申し上げた工法で進めさせていただきたいと考えてございます。

石坂委員

 排水の話も出てきましたけども、現状では、草地広場の東半分と西半分それぞれにつながる浸透管があるかと思います。それぞれの部分に降った雨は浸透管から土の中にゆっくりと吸収される、また、草地の雨水排水に関しては今後もそれが使える状況にあるものだと思っております。今回、EPSブロックを敷くことによって、軽量化と排水状況をよくするという話等々がこれまでも出てきていますけども、今回の工事によって、雨水は川や下水に直接流れるようになるということになるんでしょうか。

細野都市基盤部副参事(公園担当)

 現時点では、体育館建設予定地側のほうにも、普通に、何も経由せずに流れている状況がございます。そういったところを改善するために、地下に排水施設を新たに改善をしまして、妙正寺川に流す部分と、あと、下水道へ直接流す部分と、両側のルートをつくることを考えております。

石坂委員

 下水管とか川に流すという話ではありますけども、昨今の集中豪雨等がふえている中で、区の考え方として、全体的に雨水浸透ます等々で地中に浸透させていく方向に政策誘導していくような流れがあるかと思いますけども、そうした形ではないのはなぜなんでしょうか。

細野都市基盤部副参事(公園担当)

 一部分しみ込むところもございますが、この公園につきましては、下水道処理施設の上にいわば乗っかっている人工物でございますので、公園の全体の安全を守るためには、排水を安全な形で外に流せるような施設が必要というふうに考えてございます。

石坂委員

 もちろん公園そのものは下水処理施設の上に乗っかっているわけですけども、周辺のところはもちろんその下が地面になるわけですよね。そうしたところに浸透させていくという考え方がとれたのではないかなと思っているところではありますが、今のお答えをいただいたので、そこはとりあえず今一旦おいておきます。

 また、EPSブロックに関しまして、10月8日の第1回平和の森公園を語る会の中で、草地広場の掘り返しに関して、陸上トラックの有無にかかわらず土の盛りかえを行うと区が区民向けにもここでは説明をされていて、それで、その理由が、給水・排水・電気設備のため、また、東京都下水道局から水漏れの修理をしたいとの申し入れがあったとの説明をされていて、一方で、10月10日の第2回平和の森公園を語る会では、区は、草地広場を掘り返す理由に関して、今度は、安全性を考え、地面に浸透した水を排水するための施設を新たに設置したい、その計画はもともとあった、そういうふうに説明をされているということです。この際に、区長は、草地広場の土の入れかえの話は謝りますと。きちんとした情報を出し、議論すべきだった、もっとわかりやすく必要性や範囲などを示していきたいと発言をされたということです。そこに関しては、その後きちんと区民に対して情報を出し、必要性の範囲とか、その辺を示しての議論というのがその後も行われていないのではないかと思いますが、その辺はいかがでしょうか。

細野都市基盤部副参事(公園担当)

 土の盛りかえの部分につきましては、まず、当委員会におきましては、12月6日に改めて図面を示させていただいて、御説明させていただいたところでございます。10月の平和の森公園整備を語る会の席上におきましては、確かに委員がおっしゃったとおり、10月10日に申し上げた部分で、その前に開催したときに足りないところがあったかとは思います。ちょっと御説明が悪かった部分があったということでございますが、その後の11月に、また考え方及び変更の案ということで説明会をもう一度開催させていただきました。その際に、盛りかえについてまた御質疑等があり、そのときに、10月10日に申し上げたような内容で、排水設備のこと、これらの土を掘り返す理由、それから、施工の方法について御説明をさしあげたところでございます。

石坂委員

 それから、区のほうと東京都の下水道局ともさまざまなやりとりをされているかと思いますけども、そうした中で、東京都の下水道局としては、中野区の工事がない場合は単独工事ができるので、特段の影響は東京都の下水道局としてはないという回答があったのじゃないかという話を区民の方から耳にしたところではあります。また、それとはまた別になりますけども、逆に、当初、平和の森公園には壁泉が稼働する想定だったので、当初、ここが設置される部分に関しては防水工事がなされていないと。そこに関しては中野区がつくる予定であったために、中野区が防水工事をする予定であったと。それで、東京都のほうとしては手を出していないという話も聞いているんですけども、逆に、今それがない中で、むしろその部分は区のほうがやるべきなのがなされていない、また、逆に、下水道局のほうの関係の工事に関しては下水道局が単独でできるので、区の工事は必要ないという話が出ているのですけども、その辺というのが何か整合性が悪いような感じがするんですが、その辺はいかがなんでしょうか。

細野都市基盤部副参事(公園担当)

 下水道局さんには、区の施工の方法は、今回の再整備に関する施工の方法の情報は常に連絡をとりながらやっているところでございます。その中で、仮に区が今回の整備を行わない場合、現在、下水道処理施設側にある漏水等々の修理についてはどうしますかという投げかけをしたところでございます。その回答としては、下水道局さんとしては、区が工事を施工しない場合は御自身でやりますという回答をいただいているところでございます。ということで、これまでもお互いに情報を共有しながらやらせていただいているところでございますし、今後についても、決まった方向について、引き続き情報共有しながら進めていきたいというふうに考えてございます。(「下水の防水工事」と呼ぶ者あり)

委員長

 手を挙げて発言して……

石坂委員

 すみません、もう一回聞きます。壁泉、要は滝の流れるようなものを当初稼働させる想定があったために、その箇所――できるであったであろう箇所に関して、下水道局では防水を施していない、そのために、当然そこは区のほうがそうしたものを設置する予定だったので、区が防水を施すという想定でいたので、東京都は何もしていない状態であるわけですけども、今回もそこは手が加わらないまま、防水がなされないままずっと16年以上放置されている結果になっておりますけども、その部分に関しては、防水は今回しなくても大丈夫なものなんでしょうか。

細野都市基盤部副参事(公園担当)

 今回、もともとあった滝流れの予定のところというところでございますね。ここについては、今回改変するエリアになりますので……。今回、我々のやらせていただく工事の内容で、壁泉部分からの影響については特段今のところは想定をしていないというところなので、中野区で今予定している範囲の土の盛りかえと、それに伴う防水の必要な措置をしていただければそれで十分であるというふうに回答いただいております。

石坂委員

 水が漏れてしまった場合のことはやはり考えておくべきじゃないかなと思うところではあります。今のお話を伺っていると、不要不急なところを先に進めて、必要性が生じそうなところがちょっと後回しになっていそうな心配があるかなと思うところでもあります。

 それと、あと、平和の森公園が広域避難場所であるとともに東京都震災対策条例で定められた避難場所であるということは御認識でしょうか。

細野都市基盤部副参事(公園担当)

 広域避難場所としてここを活用するということは認識してございます。

石坂委員

 東京都の震災対策条例の中では、避難場所の指定として、第47条、「知事は、震災時に拡大する火災から都民を安全に保護するため、広域的な避難を確保する見地から必要な避難場所をあらかじめ指定しなければならない。ただし、火災の拡大するおそれのない地区については、避難場所を指定しないことができる」、そして、第2項は飛ばします。第49条の中で、「知事は、避難場所及び避難道路の周辺に存する建築物その他の工作物の不燃化の促進に努めなければならない」というふうな形で書かれています。EPSブロック、これは難燃性とは言われていますが、不燃性ではないというふうに言われていますが、そのあたりはいかがお考えでしょうか。

細野都市基盤部副参事(公園担当)

 確かに不燃性ではございませんが、むき出しの状態にするわけではございませんし、地下に埋めて、その上に土をかぶせて、さらに草地もという形になりますので、安全性については問題がないというふうに認識してございます。

石坂委員

 上に盛り土をするということでありますけど、その土に関して、一番薄いところで何センチぐらいかわかりますでしょうか。

細野都市基盤部副参事(公園担当)

 ほぼレベルで60センチぐらいを想定しているので、土ということだと、それより若干薄目になるかというふうに考えております。全体で60センチの厚みというふうに考えてございますので、土の厚さということだと、それより若干薄目なところがあるかというふうに考えてございます。

石坂委員

 薄目のところ、若干というと大体どのぐらい以上という感じなんですかね。

細野都市基盤部副参事(公園担当)

 若干と申し上げたのは、地下に埋まっているものがあったり、あと、樹木の根があったりするところもあるのでというふうに申し上げたんですが、正確にはちょっと申し上げられないんですけど、躯体の下のところから地面のところまでが60センチ程度というふうにお考えいただければと思います。

石坂委員

 10数センチとか数センチということはないという理解でよいのでしょうか。

細野都市基盤部副参事(公園担当)

 そこまで薄いところはないと認識してございます。

石坂委員

 あと、これに関して、園路拡幅部に関してはどうでしょうか。

細野都市基盤部副参事(公園担当)

 園路が上に乗っかってきて、そこは素材が違うので、いわゆる土ではないですけれども、アスファルトだったり、ゴムチップ舗装だったり、そういった上に乗っかるものと、下の躯体から出ている土が両方で60センチぐらい。なので、EPSブロックについては、その下、おおむね下に入っているものですので、そのぐらいの厚みはある、したがって、安全性については問題ないかなというふうに考えてございます。

石坂委員

 消防法によって定められた危険物保安技術協会に設置されている危険物等事故防止技術センターによりますと、1991年3月に、東京都おいて、盛り土材料として地中に埋設された発泡スチロールブロックの残留ブタンガスが滞留し引火した事故が起こっていますけど、これに関しては、区のほうは認識されていますでしょうか。

細野都市基盤部副参事(公園担当)

 すみません。その件については認識してございません。

石坂委員

 EPSブロックに関して、とあるメーカーなので、メーカー名は言いませんけども、EPSブロック取扱上の注意点というのがホームページを調べると出ていまして、難燃処理が施されていますが、直火に当たると燃えます、高温――80度以上になると軟化、変形しますので、火気厳禁、高温下での保管、御使用は避けてくださいというふうに書かれております。そうした発泡スチロール、難燃性とありますけども、どの程度難燃であるのかに関してはちゃんと把握されていましたでしょうか。

細野都市基盤部副参事(公園担当)

 今、委員がおっしゃったような懸念される声というのはございまして、難燃性について、メーカーの仕様と、あと、施工方法についても確認をさせていただいているところなので、今回の工事ではそのような危険性はないというふうに考えてございます。

石坂委員

 ただ、やはり具体的な事件が起こっていますので、そうしたところはきちんと調べていただかなければならないなとは思っております。

 また、EPSブロックを入れる工事を行うことに関しまして、これまでの公園担当の御発言の中で、また、草地広場の拡張に伴う園路の変更、スポーツ活動の利用も踏まえた敷地の平坦化を行うというような発言があったりですとか、あと、それなりの規模の運動会でも使う想定があるようなことが、お話があったかと思います。今回、300メートルトラックと100メートル直線に関して、区内団体等の意見を聞いて、なくすという話が出てきたかと思います。そうした中で、300メートルトラックは確かに公認トラックではないので、中途半端感という話は私もよく耳にするところではありますが、一方で、学校の校庭で100メートルの直線がとれないという声をよく聞きます。100メートルの直線が必要だという声は、担当は、今回の調査に限らず、耳にはされていませんでしょうか。

細野都市基盤部副参事(公園担当)

 100メートルコースについて、必要だという声が全くないとは考えておりません。

石坂委員

 私も、100メートルに関しては、300メートルと切り離しても意義がある程度あるのかなと思うところではあります。300メートルトラックに関して、団体利用させることに対して、今まで、かつて反対する声をいろいろと耳にしておりました。ただ、先ほどある程度の規模の運動会等々という話が出ていましたけども、そうした運動会で使用するとなると、その際、ほかの利用者が入れない形で敷地をある程度閉鎖して行われるとかということになるという想定なんでしょうか。

細野都市基盤部副参事(公園担当)

 仮に運動会等で利用される場合は、一定区画を占用の申請をしていただいて御利用いただくという形になるかと考えています。その運用ルールについては、まだ仮にですけれども、仮にそういった使い方があれば、ほかの来園の方と邪魔にならないような方法になるかと考えております。

石坂委員

 また、100メートルの直線のニーズというところに関してですけども、今回のゴムチップ舗装部分、図で見ますと北側の部分に関して、100メートル以上の直線がゴムチップ舗装部分の中で生じるように見えるんですけど、それで間違いないでしょうか。

細野都市基盤部副参事(公園担当)

 ゴムチップ舗装は、1周で大体440メートルぐらいあります。なので、一つの角でいくと、委員がおっしゃるように、ちょっと曲がっていますけど、ほぼ100メートルぐらいのほぼ直線のような感じのものができるということです。

石坂委員

 敷地の南側に関してはくねっているんですけど、北側は真っすぐになっているんですよね。実際に、これまでの、過去の300メートルトラックや100メートル直線に関して、私、今期の議員の前半は所属は厚生委員会でして、厚生委員会の中でも、300メートルトラックや100メートル直線のやりとりをさせていただいたりもしておりました。さまざま形が変わっていく中で、100メートルの直線が敷地の中央寄りではなく、また、人の行き来を妨げたり、動線が交差しない敷地の端側――要は南側の端ですね――に100メートル直線が移る形になってよかったなと思っていたところではありました。ここから今回、100メートルの直線がそういう形でつくられず、ジョギングで使えるゴムチップ舗装の上に100メートルの直線がつくられるという形になります。実際、私は、自分が住んでいるところの近くにある南台いちょう公園、こちらの公園では、入り口とは反対側で、人の動線と交差をしない敷地の東側について、結果的にやっぱり100メートル超の直線が生じています。実際に、私もランニングフェスタの前に100メートル掛ける20本の練習で走ったり、形で使ったこともありますし、そこで走られている方もいます。そうしますと、ゴムチップ舗装で100メートルの直線が敷地の中央寄りにできることで、そこをむしろ100メートルの練習で使う方が出てくるということが生じ、それによって、動線ですとか人と交差することが生じかねない可能性があると思うんですが、その辺はいかがお考えでしょうか。

細野都市基盤部副参事(公園担当)

 北側は確かに直線の100メートルちょっとというところではあるんですが、この絵の内側の走路については、全体をジョギング等での活用を想定しておりまして、ここで、北側のこの1本だけで100メートル走を行うような使い方というのは想定をしていないところでございます。ただ、そうはいっても、そういった使い方をされる方はいらっしゃる可能性はございます。それにつきましては、今後の利用の実態を踏まえてルールを定めていきたいと考えておりますが、今のところでは、ここで100メートル走を単独で行うという考えは持っておりません。

石坂委員

 100メートル走の大会的に使うことはもちろんないでしょうけども、練習で走る人は一定数いるかなと思うところではあります。今、理事者も懸念をおっしゃっていましたけども。実際に、そうした際に、後々利用状況を鑑みてといったことではありますけども、であれば、100メートルの直線が生じる部分は、やはり敷地の中央寄りではなく、敷地の端側にあるほうが望ましいのかなと思うところではあります。

 あと、それから、EPSブロック、これに関して、購入して敷くわけですけども、これに関して、EPSブロック購入費用に関しては、国費と区費の割合はどうなっていますでしょうか。

委員長

 答弁できますか。

細野都市基盤部副参事(公園担当)

 EPSブロック単独という経費ではないんですが、第一工区、第二工区を合わせて、現契約で15億円余の契約金額でございます。このうち国費について、既に2億3,000万円程度の国費を得ております。それから、都費について、4億1,000万円ほどいただいているところでございます。どこの経費に充てられてということではございませんが、現時点では、全体の経費に対して、国費、都費について、今申し上げたような金額をいただいているというところでございます。

石坂委員

 今回、トラックがなくなったのに実施されるEPSブロックを入れる工事ですとか、あと、やはり急遽出てきた感のあるゴムチップ舗装の工事に関しまして、結局300メートルトラックがなくなってしまって、そこで使う分が減るということであるわけですけども、ただ、逆に言うと、国から入ってくる部分というのはある程度決まっている部分もあるわけで、そういった際に、国費部分の予算消化ですとか業者との関係の中で、不要な行為を国費だからいいやという形でやっているということは、おそれとしてないでしょうか。

細野都市基盤部副参事(公園担当)

 経費につきましては、必要な経費を積算させていただいて、そして、その中で、まずは必要な経費を算出した上で、区の財政負担を可能な限り軽減するために得られる国費、都費を調査して、いただいているものでございますので、委員がおっしゃるような懸念はないというふうに考えてございます。

石坂委員

 それから、あと、樹木の伐採の関係で伺います。今回出されている資料の中で、「中高木の間伐は、防災樹林帯保全のため適正な数量や施工方法をさらに検証したうえで実施するため、本工事においては実施しない。また、既存の低木については、可能な限り存置した上で、みどりの総量が減少しないように必要な補植を行う。なお、工事の支障となる樹木の伐採や既存樹木の必要な剪定等は行う」とありますけども、まず伺いますが、体育館との接続部分の樹木の伐採という話が以前ありましたけど、その後どうなっていますでしょうか。

細野都市基盤部副参事(公園担当)

 体育館とのほうの接続部分については、工事の支障となってしまうので、こちらについては、伐採をさせていただく予定でございます。

石坂委員

 そこは伐採するということですね。それ以外の工事の支障となる伐採は、ほかの場所もあるんでしょうか。

細野都市基盤部副参事(公園担当)

 園路を広げる部分で伐採をさせていただくところがございます。体育館側がまずそうですし、あと、園路がちょっと西側に寄る部分については、若干伐採をさせていただきます。

石坂委員

 具体的に、中高木あるいは低木に関しての本数というのは、以前、こういう話になる前に聞いていますけども、今回話が変わっているので、また本数を教えていただけますでしょうか。

細野都市基盤部副参事(公園担当)

 中高木については、57本の伐採を予定しております。(「低木は」と呼ぶ者あり)低木については、必要な補植にも努めてまいりますが、伐採をさせていただくのが2,300平米に相当する部分なので、これを1平米6本というふうに換算すると、約1万2,000本ということになります。ただ、低木については、同等の補植をこの園内で行っていきたいというふうに考えているところでございます。

石坂委員

 中高木、やはり57本という話が出ましたけども、「中高木の間伐は、防災樹林帯保全のための適正な数量や施工方法をさらに検証したうえでさらに実施する」ということですけども、この検証実施はどういったタイミングというか、どのぐらいの時期とかタイムスパンで行う形なのかということと、その際には、また別途契約業者を探して行う形になるんでしょうか。

細野都市基盤部副参事(公園担当)

 今、委員がおっしゃった防災樹林としての検討ということでございますが、専門的な見地から意見をいただいている最中でございまして、現在予定している間伐の100本が適切な措置かどうかというのを検証しているところでございます。今回の第二工区の工期からは切り離させていただいて、御意見をいただけた段階で別途提案をして、工事を別途契約して進めていきたいというふうに考えてございます。

石坂委員

 その時期とかは全くわからない状態ですかね。

細野都市基盤部副参事(公園担当)

 可能な限り早くとは考えておりますが、現時点では未定でございます。

石坂委員

 それと、あと、また別途契約を行うという話ですけど、その際はまた入札で行うという意味でよろしいんでしょうか。

細野都市基盤部副参事(公園担当)

 契約金額にもよりますが、その金額による適切な方法で契約をしてまいります。

石坂委員

 先ほどのEPSのときと同じ形の御答弁になる可能性が高いかなと思うんですが、一応伺いますけども、今回の低木の伐採ですとか中高木の伐採に関しては、これは区費なのか、国とか都からのお金なのかというところは、やはり先ほどみたいにまとまっているのではっきりしないところなのか、あるいははっきりしているんでしょうか。

細野都市基盤部副参事(公園担当)

 全体の経費に対する国費、都費でございますので、この間伐についてというものではございません。

石坂委員

 ありがとうございます。今まで幾つか質問しましたけども、今回、結局、樹木の伐採があったりだとか、あるいはEPSの工事等々があるわけですけども、ただ、結局、東京都のほうとしては、必要な工事は区のほうでやらなくても都としてはやるという話もある中で、区の政策判断として、今回、平和の森公園に関して全く手を加えない、要は、区民の方から今回新しく区長が提案する形は木を1本も切らない形になるんじゃないかというふうな形のことをおっしゃっている声なんかも耳にするところであるんですけども、実際に、例えば木を1本も切らないとか、あるいは全く工事をしないという政策判断もあり得るけれども、今回のような政策判断を行って、そういう形で実施されるという理解でよろしいでしょうか。

細野都市基盤部副参事(公園担当)

 今回につきましては、従来、体育館と一体となった整備ということで当初スタートしたところでございます。そういった考えを全く白紙にするものではなく、スポーツによる健康づくりを行える公園というコンセプトは生かしたまま進めていきたいというふうに考えてございます。委員がおっしゃるように、何もしないという選択肢もあったかとは思いますが、今回御提案の形で、平和の森公園を整備させていただきたい。そのために、草地広場の改変――やり直し、また、園路の改修等々、これまで御提案してきた内容で再整備をさせていただきたいという考えでございます。

来住委員

 第二工区の変更案が改めて示されました。先ほどもちょっとありましたけれども、平和の森または哲学堂を含めて、所管の委員会でいろいろこれまで議論をしてきた問題が昨年の区長選挙でも争点の一つとなったということでした。結果は皆さん御存じのとおりで、多くの支持を現区長が得られたということの結果のもとで、哲学堂の再整備については、これも一定予算化されていましたけども、見直しをされると。工事のお知らせ看板も出ていましたけども、区民や利用者の皆さんの意向を踏まえながら判断をされて、見直されたという経過の中で、平和の森のきょうの審査ということになってきたと思います。これまで、さきの委員会でも、パブリック・コメントのことであるとかの質疑がありました。ちょっと整理をする意味で、平成28年5月に当初の基本計画(案)のパブコメが実施をされて、その後、選挙もあり、その後の区民との関係での意見交換や、また、議会への報告も再三行われてきましたけども、パブコメ以降どういう、区民の関係での説明会を含めてやってこられたのか、三回、四回、幾つかあったと思いますけども、ちょっと整理して、中身は別として、どういう経過をたどってきょうに至っているのかということをちょっと報告いただけますか。

細野都市基盤部副参事(公園担当)

 昨年10月から、平和の森公園再整備を語る会ということで、ほかの事案で言うとタウンミーティングのような形式で、改めて御意見を伺うところから再検討をさせていただいているというところでございます。その後、11月に、区の考え方を一定程度取りまとめ、それに伴う案とともに説明会をやらせていただいたというところでございます。その後、当委員会、または本会議の一般質問等でもさまざま御意見をいただきまして、そういった御議論等を踏まえまして、さらに、300メートルトラック及び100メートルコース、草地広場内の築山滑り台の利用等についてということで、さらに検討が必要となった事項を意見聴取させていただき、そして、それらを全て踏まえまして、区の考え方として今回御説明をさせていただいているというところでございます。

来住委員

 昨年夏以降、かなり丁寧に区民との関係での説明を含めてやってこられたと思います。全てをお聞きするわけにいきませんので、平成28年5月から6月にかけて行ったパブコメがございました。この中で、今一つの問題になっている草地広場、また、防災機能についてはどういう意見が当時出されていたのか、ほんの二、三でいいですから、まず、そこでの意見について御報告をいただけますか。

細野都市基盤部副参事(公園担当)

 当時――平成28年5月でございますが、平和の森公園再整備基本計画(案)に係るパブリック・コメントを実施してございます。当時、137名の方から御意見をいただいております。その中で、草地広場については、33件の御意見をいただいております。幾つかということですが、提出された御意見の概要の一つは、その当時の区からの説明に対して、なぜトラックが必要なのか説明ができていない、また、トラックは不要であるという御意見をいただいています。また、300メートルトラックについて、そういった中途半端なものはつくるべきではないということをいただいています。それから、草地広場は、区民が自由に使える場所であって、そのような使い方を引き続きさせていただきたいというふうな御意見をいただいています。また、防災機能については9件いただいておりまして、また幾つかということですが、防災樹林を多数伐採してしまうとこの公園が危険になるので、公園の防災機能はこのまま残してほしい、また、災害時のトイレの数が足りない、また、体育館を避難場所としてより機能充実を図るべきだ等々の御意見をいただいております。

来住委員

 パブコメではそういう意見を多数寄せていただいてきたと。さらに、先ほどあったように、第二工区の考え方及び変更案について区民説明会を行っておられます。その前の10月には、平和の森再整備を語る会が2回行われました。これは私も、区長出席のもとで行われておりますので、参加者の意見、やりとりについてもお聞きしましたので、改めて報告は要りませんが、その後の報告の際に私も述べたように、ここでは、参加者の皆さんから、今パブコメで出されたような意見が中心となって、現状の草地広場をしっかりと残す形での方向を示してほしいという声だったし、防災樹林についても、先ほどのような声もあわせて広い意見がしっかりと寄せられたというふうに思います。

 もう1点、説明会の点でお伺いしますが、平成30年に第二工区の考え方及び変更案に対する説明会が行われて、これも延べで74人が出席をされてきましたけども、ここでの、300メートル、100メートル、また、防災樹林についての御意見というのはどういう形で意見として集約されたんでしょうか。

細野都市基盤部副参事(公園担当)

 すみません、大変失礼しました。11月10日と12日に行った説明会の御意見でございますが、300メートルトラックについては、要らないという御意見をいただきました。また、防災性でございますが、平和の森公園は防災公園なので、その機能を保全するような、また、中野区としての防災に対する体制を整えてほしい、また、防災機能の検討に当たって専門家の意見を聞いてほしい等々の御意見をいただいております。

来住委員

 パブコメから始まって、しっかりと区民の意見を聞くということで行われてきた、重ねられてきた意見交換、中心の多くの声がそこに集約をされて、今回、意見聴取の結果が報告をされております。意見聴取の中を見ましても、意見の中の19番目までですかね、紹介をされている、いわゆるトラックをつくらなくても支障がないという意見の方々が19人いらっしゃって、ほとんどパブコメ以降も含めた意見がずっと継承されているのではないかと。高齢者や子どもたち、子ども連れには現状を継承したほうが望ましいであるとか、トラック整備によりトラック内の広場の利用が制限されるか不安だと。家族や高齢者、子どもが自由に使用できる広場として整備してほしい、障害者の方々も安心して利用できるように、トラックの設置の共存は危険だ、そういう意見に集約をされてきょういただいているわけですね。そういう点から見ても、区民の皆さんや利用者の皆さんは、当初の計画に対する区民の意見――パブコメの段階から、きょう示された意見聴取の過程の中で、一貫してといいますか、そういう点では、基調は変わらないという形でずっと今日まで来たのではないかというふうに、議会報告をその都度いただいたのを改めて振り返ってそのように思います。

 もう1点、そこでの関係ですが、第二工区についての報告や意見聴取をされてきて、これまで当委員会――前回の委員会でもほかの委員会でどうなんだという意見が、やりとりがありましたが、この間のほかの委員会に第二工区を含めたこの点での委員会報告を、建設の分野――公園という分野ですので、議会でこれは聞く話ではあるんですが、当該の所管として、そういう問題をほかの委員会で報告したという経過はありますか。

細野都市基盤部副参事(公園担当)

 本件につきましては、公園の整備に関するということで、8月以降、考え方の改めて意見を聞くというところからスタートしておりますが、建設委員会のみで報告をさせていただいております。

来住委員

 建設委員会に対しては、その都度の、意見聴取まで含めてかなり丁寧に報告をされて今日に至ったというふうに思います。

 具体的に2点伺いますけども、防災樹林、これは今回示された絵によっても、私も12月の委員会でも強調しましたが、防災樹林をいかに保全するかというのは、この公園の持っている性格上、極めて大事だというふうに、これは意見を区民の皆さんからも多くいただいているところですが、ここで見ますと、妙正寺川のこの一帯ですね、かなりすかすかになってしまいましたけども、その点では、妙正寺川があり、こちらは、体育館側は一定の道幅の道路があると。こちらは、中野区の水再生センターですね、これがあります。やはり今回間伐予定とされていたこの一帯ですね、第二工区にかかわる部分ですが、ここが民地、しかも道路も非常に狭い、密集している住居があるという点で、ここはやはりきちんとした防災の知見を持った方を含めた検討なしに、間伐や伐採を含めて行うべきではないんじゃないかということを申し上げました、前回の12月の議会でも。今回改めて、見直し案では、その点で、この工事では行わないということであるんですが、専門家を含めた、今やりとりがありましたけども、防災機能、防災樹林という立場で改めてここは見直しをして、そういう立場で間伐や伐採については考えるんだということで御答弁いただいているのかな、この案が示されているのかなと思いますが、再度その点を伺いたいと思います。

細野都市基盤部副参事(公園担当)

 当公園の防災機能につきましては、公園の周りを樹木等で輻射熱(ふくしゃねつ)から安全に保つためにという点も大切な点だというふうに考えております。また一方で、周辺の不燃化のまちづくりとあわせて、ここの公園の安全性も継続していきたいというふうに考えているところでございます。これまでの専門家等の意見というところでございますが、特に草地広場を周辺の火災から安全に保つためには、周りの樹木も、それから、ほかの建物も不燃性のものにしていかなければならないというふうに考えているところでございます。そういった面で公園の図面を見渡してみると、この中でもより危険性が比較的高いという部分が公園の西側――この図面では上側の部分というふうに考えているところでございます。ここの間伐について、周辺の――公園の外側の不燃化の状況等々も踏まえて、どれだけの数量があるのが一番適切かというような視点も検討しているところでございます。そういったさまざまな要素がございますので、今回におきましては、一旦間伐については見送りをさせていただいて、周囲の状況、そして、一番適切な施工の方法をさらに検証していきたいというふうに考えてございます。

来住委員

 大事な視点だというふうに思います。やはり周りの不燃化もあわせて、この公園の役割をしっかりと捉え直して検証をしていただきたいということを申し上げておきます。

 もう1点は、減額要因と増額要因というのが具体的に出されました。ここでは、第二工区については減額と増額で幾らということになるんでしょうか。

細野都市基盤部副参事(公園担当)

 ここで掲げているのが第二工区分でございますが、契約変更の内容につきましては、冒頭、杉山委員の御答弁でも申し上げたように、第二工区と、あと第一工区部分も若干入ってございますので、それらを全部合わせてマイナス約3,900万円程度の減額を想定しているところでございます。

来住委員

 一期、二期、大きな事業、工事ですので、そういう増減は当然出てくると思います。しかし、今回の場合は、見直しに基づいて減額をされる部分、同時に増額をする要因ということが示されています。それにしても、増額はするけども、減額として、平和の森全体の工事に出てくる、概算的なものですけども、減額になるということが示されたということだと思います。

 5番目の予定との関係なんですが、この10月に第二工区の竣工ということになっているんですけども、これがもし、第二工区が10月に竣工できない、工期が何らかの事情で延びてしまうというようなこと等が発生すれば、いわゆる減額分の圧縮といいますか、そこに及んでくるということにならざるを得ないというような、想定ですけども、そういうことを認識しておく必要があるのかという点でいかがでしょうか。

細野都市基盤部副参事(公園担当)

 今後、工期の延伸は、その理由にもよりますが、必要な経費が発生した場合には、また請負業者さんと協議の上、適正な、必要な支出があり得るかもしれません。一般的に工期延伸は費用の増加ということになるかと思いますが、それはその原因にもよるというところではございますが、そういった今後必要な経費が発生する場合については、またその都度協議をし、進めてまいりたいというふうに考えてございます。

酒井委員

 今回、区長がかわって、区長選の一つの争点でもあって、300メートルトラックの見直しですとかを区長が掲げられて初当選されたんだと思うんですけれども、そういう中では、直近の民意というのはあったのかなと思っております。これまでそういった議論も申し述べてきました。他方、議会の議決の重みもあるんだろうと思います。我々自身も、29年度の第3回定例会でしたかね、工事請負契約、議会の議決に付する案件――1億8,000万円以上の工事ですね、平和の森公園の再整備工事に関しては、賛成をしております。当時の平和の森公園の基本設計に対してですね。そのときは100メートルのコースもあって、300メートルのトラックもあったんだろうと思っております。そういう中で、直近の民意で区長がかわった中で、それは私自身もどう受けとめて1年少し前の議決を変えていかなければならないのかなというふうに思っておるところでもあります。他方、この300メートルトラックに関しては、公式記録がとれない中で、さまざまな議論もあったと思います。すなわち、いろんな疑義も議会の中で、議論の中で出ておったのかなというふうに思っております。そう考えると、例えば予算なんかは、全体があって、一つひとつ細かいところがやはりなかなか納得できないから反対するのか、そうじゃなく、区民生活に影響を及ぼす中で、最善の選択をしなければならない中での賛成というのも私はあるのかなというふうに思っております。そういう中では、自分自身、300メートルのトラックのところには疑問がありながらも、やはり体育館と、それから、平和の森公園が2020年までに竣工していくことも大切だというふうな考えも自分自身はあったかと思っております。今後は、議案が提出される中で、我々も考えを変えるんだったら、より詳しくそういったところは申し述べなければならないなと思っておるんですが、先ほど来住委員のほうからもちょっと質疑があったんですけれども、第二工区の工事だけで5,000万円ですよね、減額要因が。一期の工事も入れると3,900万円ですかね。5,000万円というと大変な額になると思うんです。3社のJVを組んでおったんだろうと思うんですけども、もともと事業計画の中でこの5,000万円の入りの部分をやはり見越していたんだろうと思うんですよ。そういう中で、区の方針で計画を変更して、事業者に5,000万円の減額が生じることになりますね。そういうところの補償というのは、もちろん当然ないからここには出てこないんだろうと思うんですけれども、そういったことはやはり難しいんですか。

細野都市基盤部副参事(公園担当)

 区の考え方の変更に伴う、議論を踏まえた上での区からの提案の変更に伴う工事内容の変更ということでございまして、業者からこのようにしたいというふうな申し出があったものではないところではございます。確かに5,000万円の減額ということで、業者さんにとってはその分の入りが少なくなるというのは、御指摘はそのとおりでございますが、この間、必要な協議等を進めさせていただいて、今回この案を取りまとめるに至りましては、この金額において業者さんとは協議ができているというものでございますので、今後新たに発生することがあれば、またそれはその時点での協議ということになりますが、現時点では、この金額、この内容で工事を請け負っていただける見込みであるというところでございます。

酒井委員

 業者さんとは協議をしてというふうなお言葉だったと思うんですけれども、発注側と受注側で立場も違うでしょうし、それから、これまで工事が中断したり等々もありましたね。そういうことで考えると、この金額以外にも相当な、事業者さんに負荷、負担をかけているんじゃないのかなと思うんですけど、そのあたりはどうなっていますか。

細野都市基盤部副参事(公園担当)

 確かに一時中止もございましたし、今回、工事の延伸というところもございます。その内容について業者と協議をさせていただき、今回、第二工区としての金額の内訳の中に、工事一時中止経費と工事延伸に伴う仮設工の追加という項目がございます。これまでそういったことはあったんですが、この内容、そして、この金額において業者と事前の協議が調っておりますので、現時点ではこの金額で請負契約を結ぶ方向であるというところでございます。

酒井委員

 工事一時中止の経費と工期延伸に伴う仮設工の追加というのでお話はまとまっていますよとおっしゃるんですけれども、規模感が全然違うんですよね、やっぱり。こちらの金額も入れ込んだ上で、第二工区に関しては5,000万円の減というのは、やっぱり事業者にとっては大きいのかなと思っております。そういう中で、せんだっての議会運営委員会では、この工事請負契約変更の議案を先議でお願いしたいというふうなこともあったかと思います。それで、先ほど費用面で来住委員がこの平成31年10月の竣工に対しての影響をお尋ねになったと思うんですけれども、他方、平和の森公園と体育館、これは一体ですよね。体育館に関しては、2020年3月でしたかね、竣工が。そういう中で、第二工区は10月を目指しているということなんですけれども、こちらのほうの先議といいましょうか、議案の提案というものがおくれていくと、こちらのほうもおくれていくわけですよね。それに伴うさまざまなスケジュール面の影響はどう考えていますか。

細野都市基盤部副参事(公園担当)

 現場としましては、一日でも早い段階に確定した内容で工事を始めたいという気持ちがございます。先議かどうかということにつきましては、所管としては、早いほうがいいですという以上には申し上げられませんが、確定が遅くなればなるほど、工期を延伸しないまでも、現場のスケジュールがぎりぎりになり、万が一竣工がおくれた場合、または経費の増加もあり得るものというふうには考えてございます。

小林(ぜ)委員

 今幾つか出てきた中で、皆さんが質疑をされた中で、前回聞いたことと異なる点が幾つか感じられるので、そういったことも含めてお伺いをさせていただきたいと思います。4点ほどに絞って聞きます。

 まず1点目は、意見聴取の話なんですけれども、前回も少しお伺いしましたけれども、別紙1というところで、スポーツ団体ですとかスポーツ推進委員さん、そして、学校にも聞きましたということになっているんですけれども、これは、公園分野がそれぞれの方々に聞いているものなんですか。それとも、どこか別の部署で聞いているものなんでしょうか。

細野都市基盤部副参事(公園担当)

 今回意見聴取させていただいたのは二つございまして、このうち草地広場内の築山の滑り台の利用等については、公園分野から区内の保育園、区立幼稚園にお伺いしたものでございます。300メートルトラック及び100メートルコースの整備等につきましては、健康福祉部文化・スポーツ担当と、あと、都市基盤部公園担当連名の形でお送りをし、実際に送ったところはどこかというふうに言われると、集計または担当の連絡先としては文化・スポーツ担当を窓口に行いました。

小林(ぜ)委員

 そうすると、文化・スポーツ担当とか健康福祉部で、健康福祉部ということは厚生委員会ですけども、そこには報告はされていないんですか。

細野都市基盤部副参事(公園担当)

 そのような形で意見聴取させていただきましたが、厚生委員会には報告をしておりません。

小林(ぜ)委員

 それはなぜですか。それから、とったということも、それから、その結果についても報告がなされていないということですか。

細野都市基盤部副参事(公園担当)

 とったということも、内容も報告はしておりませんが、この件について、公園の整備に関することなので、建設委員会を担当として報告しているところでございます。

小林(ぜ)委員

 それはおかしいんじゃないですか。だって、健康・スポーツでしょう。公園が所管で全て行ったのではない、戻ってくる先が健康福祉部であれば、少なくとも厚生委員会で、行いました、所管としてということを報告すべき案件ではないんでしょうかね。どうして行わないんですか。

細野都市基盤部副参事(公園担当)

 この意見聴取につきまして、都市基盤部と健康福祉部連名で行ったところでございます。そして、その内容を生かして公園整備の内容を御説明するので、建設委員会で御報告させていただいております。

小林(ぜ)委員

 今回、先ほどの御答弁の中で、健康・スポーツにかかわることについては何も変えていないという御答弁がありましたけれども、前回も言いましたけれども、タイトルは変わっていないんですけど、中身は変わっているんですよね。それも含めて今回の意見聴取を文化・スポーツ分野で行った、健康福祉部で行ったにもかかわらず報告をしていないというのが、これは全くの、報告のあり方として、逆に、都市基盤部で行ったものをほかの委員会で報告を行っていなかったら、どうしてですかということと全く同じことになるので、これは、手続として非常にふぐあいを感じますけども、その辺はいかがですか。

細野都市基盤部副参事(公園担当)

 意見聴取は、健康福祉部と都市基盤部連名で行ったところでございますが、聴取結果を検討の材料の一つとして公園整備の内容を御説明するので、建設委員会で御報告させていただいているところでございます。

小林(ぜ)委員

 そこを聞いているんじゃないんです。聞いているのは、どうして文化・スポーツ分野が行った、都市基盤部ではない、建設委員会ではない所管が意見聴取をしたにもかかわらず、厚生委員会できちっとした報告をしないんですか、もっと言えば、健康・スポーツにかかわることを聞いているわけですから、きちっと厚生委員会の健康・スポーツにかかわるところまでいくわけですよ、これは厚生委員会も含めて議決をしているわけですから。なぜそこをしなかったんですかということを聞いているんです。フィードバックしてここに来るのは、それはそれでいいですけども、どうしてしなかったんですかということなんですよ。そこの報告もしていなくて、ただ何でもかんでも公園だから、公園分野だから、公園にかかわることなので、建設委員会だけですというのはおかしくないですか。

細野都市基盤部副参事(公園担当)

 この件については、公園の整備の内容が主な内容なので、建設委員会で御報告したというところでございます。

小林(ぜ)委員

 全く議論がかみ合いませんので、これは部長にお伺いします。これはどうしてこういう報告の仕方になるんですか。

豊川都市基盤部長

 今、所管がお話をしたとおりでありまして、これは、確かに意見聴取については健康福祉部がやったわけですが、それはあくまでも公園の整備に当たってお手伝いいただいたということでありますので、判断として、建設委員会で報告をしたということでございます。

小林(ぜ)委員

 それであれば、公園担当が直接それぞれに聞けばいいわけで、健康・スポーツがかかわる必要は全くないんですよね。なぜそういうとり方をしてここだけになるんですか。余計おかしいじゃないですか。おかしく思いませんか。分野が変わったところで、意見聴取のやりとりをした上で、建設委員会だけで、公園分野だけの話ですよって。それだったら、公園分野がとればいい話じゃないですか。なぜそれを健康・スポーツ、厚生委員会は関係がなくなるんですか。

豊川都市基盤部長

 恐縮ながら、他の委員会の報告に関することですので、私からこうだということはなかなか言いづらいところではありますが、結論としては、今のような状態に至っているということでございます。

小林(ぜ)委員

 これは、区の課題として非常に大きな問題点なんですよ。今、何かうちには関係ないと言いながらも、とっているのは健康・スポーツなんだから。そこでやっていることを委員会で報告しないということは、隠しているということになるんですよ。(発言する者あり)

委員長

 傍聴者はお静かにお願いします。

小林(ぜ)委員

 そういうことになっていることをきちっと理解しないと、行政のあり方としておかしいじゃないですか。報告の仕方としておかしいじゃないですか。おかしくないんですか。ほかの方々が、ここにいる人たちがほかで発表されて、ここで報告していないと言ったら。そういったことをきちっと報告していかなくちゃいけない、その理解はないということなんですね。

細野都市基盤部副参事(公園担当)

 今回お伺いした対象が中野区体育協会、新日本スポーツ連盟、中野区スポーツ推進委員さん等々でございますので、これらは健康福祉部と関連が深いので、健康福祉部発でアンケート調査をさせていただいたというところでございます。その内容につきましては、何度も恐縮ですが、公園整備に関することですので、建設委員会で御報告させていただいているところでございます。

小林(ぜ)委員

 これは重大な点として指摘をしておきます。今後の区政のあり方としても指摘をしておきます。ここの建設委員会での一公園担当、一都市基盤部長、担当の都市基盤部長の発言ということではなく、区政のあり方として重大な課題として指摘をしておきます。今後こういうことが続くのであれば、それはもっともっと大きな問題になっていく、一つあったことは前例として、あのときこうだったから、これもいいんですよ、あれもいいんですよ、こういったこともいいんですよという方向に行きかねないということを大きく指摘をしておきます。

 もう1点、意見聴取にかかわって、前回、近隣5校ということで伺いました。ごめんなさい、小学校は近隣5校、中学校は10校ということでした。小・中学校から、新たな公園整備を行うに当たって、必要であるからトラックを設けてほしいという意見もあったので、部活動を含めて使いたい、そして、運動会等にも練習としても使っていきたいということであったんですけど、なぜ全校に意見を聴取しなかったんでしょうか、伺います。

細野都市基盤部副参事(公園担当)

 区立小学校につきましては、小学校連合運動会の会場ほかさまざまございますが、第4・第5・第6会場校というのがございますが、そのうち平和の森小学校及び平和の森小学校通学区域に隣接する学校ということで、5校に対してのみ意見聴取をさせていただきました。よりお使いになる可能性が高いということで調査をさせていただきました。

小林(ぜ)委員

 なぜ全校に聞かなかったんですか。

細野都市基盤部副参事(公園担当)

 ここが一番御利用いただけるというふうに考えたので、より活発な意見をいただけると考え、このようにしました。

小林(ぜ)委員

 この5校を除くところからも、ここができるんだったらというふうに期待をしている方々もいらっしゃいました。なぜ聞かなかったんですかというお声がありました。そういったことで、とるのであれば全校聞くべきであるということを指摘します。

 もう一つ、なぜ2校の回答だけで回答としたんですか。3校はなぜ回答を受けなかったんですか。

細野都市基盤部副参事(公園担当)

 任意の調査ということで、特に御意見がないというふうに判断して、この2校のみということで集計をさせていただいております。

小林(ぜ)委員

 回答者はどなたですか。

細野都市基盤部副参事(公園担当)

 学校は学校長さん名で御回答いただいております。

小林(ぜ)委員

 学校長に、支障があるかないかという聞き方というのは、なぜそういう言葉になるんですか。

細野都市基盤部副参事(公園担当)

 学校の中で校長先生だけが御判断をしたということではないと考えますが、学校の代表ということで、学校長様宛てにお送りさせていただき、そして、学校長さん名で御回答をいただいたというふうに認識してございます。なので、実際の御検討については、恐らく、想像ですけど、体育関係の方々等が中心になって御検討されたのかなというふうに、想像ですけど、考えております。

小林(ぜ)委員

 今、学校長だと思う、それから、想像だけれども、体育の関係する先生方もと非常に曖昧なお答えで、きちっとした意見を伺っていない、聴取していない、非常に曖昧な中で、形だけの意見聴取をされたのかなというふうに思います。本来、考え方としては、全てのところに聞く、しかも、議案として通って、工事が行われているものを変えていくということであれば、全ての学校に等しく聞いて、等しく回答をいただく、しかも、学校長がきちっと責任を持ってその学校の意見を取りまとめていただくというところまでしなければ、誰が回答したかもわからない、一応学校長名で来ているというようなものをやりましたという、そこもおかしな話ですよね。(「失礼だよ、それは」と呼ぶ者あり)そういったことをきちっと学校に聞くのであれば、全学校に等しくしていただく、学校長がした、失礼だなんていう話は、これは全く違っていますよ。こんなことを、これだから意見はこういうことですよって、分母が正しい分母じゃない、正しくない分母、見せかけの分母で物事を判断していったら、これは全部その方向に行ってしまいますよ。そこを指摘しておきます。

 次に、パブリック・コメントのあり方について聞きます。前回、これはパブコメが必要ない案件であるというふうにおっしゃいました。なぜならばということで伺った折に、緊急事業案件であるので必要ないということでした。再度聞きます。緊急事業案件であるということでパブコメを行わない、それはどういった点にあるんですか。

委員長

 ちょっといいですか。傍聴者の方にお願いいたします。先ほどから再三注意を申し上げておりますけれども、場合によっては、中野区議会傍聴規則第12条の適用により退場も考えさせていただきますので、委員会運営に御協力いただきますよう再度お願いを申し上げます。

 それでは、答弁をどうぞ。

細野都市基盤部副参事(公園担当)

 前回、パブリック・コメントについての御説明について、ちゃんと根拠条文をもって御説明をしなかったので、改めて御説明させていただきます。パブリック・コメントにつきましては、中野区自治基本条例の第14条に基づきまして、「行政運営への区民の参加の手続は、行政活動の内容、性質及び重要性に応じ、個別意見の提出、意見交換会、パブリック・コメント手続等の執行機関の定める適切な形態及び方法によるものとする」、そして、「この場合において、次に掲げる事項の決定については、原則として、意見交換会及びパブリック・コメント手続を経るものとする」というふうにございます。この中に、「基本計画及び個別計画の策定又は改廃」、または、「広く公共の用に供される大規模施設の建設に係る基本的な計画の策定又は変更」というところがございます。これが原則でございまして、そして、この自治基本条例を引いた中野区パブリック・コメント手続に関する規則がございまして、中野区パブリック・コメント手続に関する規則の第3条に、区長は、今申し上げた条例に掲げる事項について、「原則として、パブリック・コメント手続を行うものとする」というふうにございます。「ただし」――このただし書きの部分が根拠でございますが、「ただし、迅速若しくは緊急を要するもの、軽微なもの又は区長に裁量の余地のないものについては、パブリック・コメント手続を行わないことができる」というふうにございまして、このただし書きの部分を根拠といたしまして、パブリック・コメントを所管する部署とも協議の結果、今回について、工事の緊急を要するところでございますので、パブリック・コメントを省略させていただきました。また、他の形で意見聴取を行わせていただいておりますので、この手続については、パブリック・コメントは行っておりませんが、大きな瑕疵があるものとは考えてございません。

小林(ぜ)委員

 今、ただし書きというところでお話をいただきました。ただし書きの中には、今、三つありました。一つは、迅速性もしくは急を要するものというふうにありました。そこに該当するんですか。

細野都市基盤部副参事(公園担当)

 迅速もしくは緊急を要するものに該当するというふうに考えております。

小林(ぜ)委員

 どこが該当するんでしょうか。

細野都市基盤部副参事(公園担当)

 現在進行中の工事期間中でございますので、工事期間中につき緊急を要するものというふうに判断をして、このただし書きを適用させていただきました。

小林(ぜ)委員

 でも、とめたのは区がとめたんですよね。自分たちでとめたんですよね。自分たちで緊急を要するものというふうに、そこで解釈し直しているんですよね。しかも、軽微な変更ではないですよね。行って来いで2億円近いお金が軽微、中野区の工事の中で2億円近いお金が行って来いの中で、これは軽微という工事なんですか。

細野都市基盤部副参事(公園担当)

 軽微というところではございません。迅速もしくは緊急を要するものをというところだけでございます。

小林(ぜ)委員

 軽微なものであれば短期間のうちに判断がつくけれども、これだけ、2億円もかかるような重大な工事変更を、自分たちでとめておいて、自分たちが―― 一般には施主ですよ。施主がとめておいて、施主が自分の都合でとまっていたから、でも、お尻が決まっているから早くやってくれと言っていることと一緒じゃないですか、民間で言えば。それをなぜ緊急を要するということになるんですか。工期はそんなに、先ほどの御答弁の中には10月というお話がありました。仮契約も既に済ませているという話がありました。自分たちでとめて、自分たちで仮契約をして、自分たちで工期を設定して、自分たちでお金を設定して、だけども、急いでいるから早く、緊急性を要する案件だからって。災害だとか震災だとか、そういったことではなく、通常の業務をやっている中で、どうしてこれがそういうふうに当たるんですか。

細野都市基盤部副参事(公園担当)

 確かに施主は中野区でございますが、今回、3カ月間、竣工をおくらせていただきたいという御提案をさせていただいておりますが、この間、工事について、現計画の内容に基づいて継続をしているところでございます。パブリック・コメントを行うということになりますと、さらに期間の延伸も要するところでございますので、現在工事をやっている期間中でございますので、工事をとめないためにも、パブリック・コメント手続を省略させていただき、なお、ほかの形で御意見を賜っているというふうに考えてございます。

小林(ぜ)委員

 これは先ほど軽微な工事ではないということでありました。そこではない。そこにかかっているものではないと。2億円近い工事の改変がある中で、軽微ではないというふうにおっしゃいました。しかしながら、本条では、第14条のところに、先ほど改廃についてのときにもパブリック・コメントが必要であるということをおっしゃいました、基本計画ですとかを策定をするときですとか。そういった中で、これは大きく変更されている、軽微な変更でも何でもないものをパブリック・コメントも行わない、しかも、自分たちで工期を設定している――そこは話を二つに分けましょう。工期を設定したのは自分たちであります。そこに間に合わないからといって緊急性を要するというふうに持っていくこともおかしいし、改廃するのであればパブリック・コメントが必要であるというふうに自治基本条例の第14条にうたわれているのであれば、その手続をきちっと行うべきではないんですか。

細野都市基盤部副参事(公園担当)

 原則としてパブリック・コメントを行うというふうに自治基本条例にはあります。工期のお話とは別にということなんですが、今回につきましては、工期のことを考えなくても、ほかの形での御意見聴取等をさせていただいているところでございます。それと、それだけが理由ではなくて、工事期間中であるということも両方あわせて、ほかの形で意見が聞けているということ、そして、工事期間中であるということ、その両者をあわせて、今回、パブリック・コメント手続を省略しても区民の多くの方の意見をいただけているということの目的は達せられているというふうに考えてございます。

小林(ぜ)委員

 パブリック・コメントと多くの意見聴取は同格のものですか。

細野都市基盤部副参事(公園担当)

 聴取している手法は違いますが、御意見としては同格というふうに考えております。

小林(ぜ)委員

 中野区の意見交換会の規則の中には、パブリック・コメントの手続の前の段階で説明会を行ったり意見聴取を行うと。同格ではないですよね。それをもとにしてパブリック・コメントをきちっととるべきである、それが正規の手続であるというふうにうたわれていますよね。何でその手続の順番に従わないんですか。

細野都市基盤部副参事(公園担当)

 確かに中野区意見交換会に関する規則には、「意見交換会は、パブリック・コメント手続に先立って行うものとする」という条文がございますので、手続的には同格ではないというふうに考えられるかもしれませんが、いただいた御意見を計画案に反映するという意味では、同様の重さとして扱っていきたいというふうに考えております。

小林(ぜ)委員

 先ほどは同格であると言いながらも、今は同格ではないと。しかしながら、意見聴取は同じものである。非常に矛盾したことをおっしゃっているということと、これは、大きな変更になっているにもかかわらず、きちっとした手続を踏んでいかない、これも大きな、中野区の行政の執行の仕方として課題点になると思います。そこは指摘をします。今後、こういった形で、こんなに、2億円もですよ、2億円もする案件、増減の改廃があり、なおかつ、先ほども言いましたけれども、トリックな話ではなくて、実際の話としてうたわれている健康・スポーツの今回の目的と、中でうたわれていたこと、当初の議決をされた健康・スポーツの拠点であるということと、このトラックなどをやめるということは、内容が変わるということなんです。私は前回も言いましたけども、トラックの100メートル、300メートルをつくれとかつくるなとかという話をしているのではないんです。やめるのであれば、こういう手続をもってきちっと行っていくべきでしょ、ということを言っているんです。前回も言いましたけれども。今までやってきました、いろんな声がありました、しかしながらこういうふうにやってきました、けれども、今回区長がかわったので、こう変えますというのであれば、きちっともう一回、そこは変えるべきでしょ、改めるべきでしょ、よって、パブリック・コメントからきちっと手続を行っていく案件に相当するのではないですかということを申し上げているんです。いかがですか。

細野都市基盤部副参事(公園担当)

 重要な案件ということについては、そのとおりというふうに認識してございますが、今回については、繰り返して恐縮ですが、原則的にはパブリック・コメントを行うもの、ただし、工事期間中につき緊急を要するものというふうに判断をさせていただきまして、パブリック・コメントを行わないというふうに判断をさせていただきました。なお、ほかの形で御意見をいただき、計画案に反映させていただいたというところでございます。

小林(ぜ)委員

 先ほど伺った、パブリック・コメント手続をとらないということは、先ほど同じ答弁を繰り返されていて、違いはしないので別にいいんですよ、区のやっていることだから。区が結果的に、これはやります、あれはやりません、これについてはこういう考え方です、2億円もお金の改変がかかわる変更設計にもかかわらず、民間で2億円といったら相当なお金ですよ。契約について聞きます。契約は何に基づいて契約を行ったのか。何に基づいてというのは、どんな法に基づいて行っているんですか。

細野都市基盤部副参事(公園担当)

 建設業法等、関連法令に基づき結んでおります。

小林(ぜ)委員

 前回、前々回というか、去年の第3回定例会から私は言ってきております。建設業法には、こういう変更についてどのようにうたわれていますか。もっと言いますと、契約約款にはどのようにうたわれていますか。

細野都市基盤部副参事(公園担当)

 建設業法の第19条のことかというふうに考えますが、建設業法第19条には、「契約の締結に際して次に掲げる事項を書面に記載し、署名又は記名押印をして相互に交付しなければならない」とあり、その第19条の中に、第1項第5号に、「当事者の一方から設計変更又は工事着手の延期若しくは工事の全部若しくは一部の中止の申出があった場合における工期の変更、請負代金の額の変更又は損害の負担及びそれらの額の算定方法に関する定め」というところがございます。この規定に基づきまして、変更に当たっては必要な協議を行っているところでございます。

小林(ぜ)委員

 建設業法の第1節の通則の中の第19条の中に「建設工事の請負契約の内容」というのがあって、今第5項だけ紹介をいただきました。そのほかに、第1項から第14項まであります。工事の期間ですとか工事の契約金額ですとか、そういったことがきちっとうたわれています。そういった中で、今おっしゃられた第5項が定められているんですよね。そうすると、これは、単に軽微な設計変更で、短期間にわたる、少ない額での工事変更ではないんですよ。その認識はありますか。

細野都市基盤部副参事(公園担当)

 決して軽微な変更ではないというふうに認識してございます。

小林(ぜ)委員

 軽微ではないものについて、大きく変わる、変えるときには必要な手続が本来必要なものでありますよね。民間であれば、旧四会連合会の契約約款に基づいて変更なされるときには、例えば2カ月以上工事がおくれる場合には、逆に施工者から工事の解約を求めることができる、または、3分の2以下の減額があったときには、工事の解約を求めることができる。逆もあります、施工者側に対して施主側からの。そういったこともあります。それから、中野区の施工請負契約の中には、そうした設計変更にかかわることまでうたわれています。にもかかわらず、こういう工事の案件を、緊急を要する、ただ単純にそこへ持っていくのはあまりにも安直な回答ではないですか。

細野都市基盤部副参事(公園担当)

 区民の意見聴取の部分につきましては、パブリック・コメント手続を省略させていただいたところでございます。請負契約のほうにつきましては、請負者と事前の打ち合わせをさせていただき――事前の協議という形ですが、十分に情報提供等をさせていただいて、必要な協議をさせていただいたというふうに認識してございます。

小林(ぜ)委員

 十分な協議をしたということは、2月4日、建設委員会が2月6日に開かれましたけれども、それ以前に仮契約をした内容の中にはその部分はうたわれているんですか。

細野都市基盤部副参事(公園担当)

 今、委員がおっしゃったとおり、2月4日に今回の内容で仮契約を結ばせていただいておりますが、今回御提案の内容で一旦仮契約を結んでおります。

小林(ぜ)委員

 2月6日の建設委員会の中で、仮契約をしたということをなぜおっしゃらなかったんですか。

細野都市基盤部副参事(公園担当)

 仮契約につきましては、議案の確定をもってその効力を発するものというふうに考えてございます。なので、今回確定した内容は議案の決定後ということになりますので、議案の提出の時点で金額を確定するために結んでいる仮契約でございますので、特段御報告をしませんでした。

小林(ぜ)委員

 仮契約を結ぶにしても、これだけの大きな改廃がある、変更というか、改める、やめる、改廃があるものを、少なくとも仮契約をこういった状況の中で結びましたとかという報告は、今回の場合に限って言えば、これだけ大きな案件を全く議会には報告せずに行っていく、かつ、協議をしたというふうにおっしゃいましたけれども、協議の中には、違約金の詳しい話はされているんですか。

細野都市基盤部副参事(公園担当)

 事前のやりとりについて全て申し上げることはできませんが、結果として、今回お示しした内容、金額で仮契約を結ぶに至っておりますので、現時点ではこの内容で協議が進んでいるものというふうに御認識いただければと思います。

小林(ぜ)委員

 では、今後、何らかの形で違約金相当の補正予算なり、別件工事かわかりませんけども、出てくるということはないと考えていいんですか。

細野都市基盤部副参事(公園担当)

 現時点ではこの額でできるというふうに考えてございますが、今後、別途必要な経費が発生した場合には、場合によっては、そして、その原因によってもですが、補正や再度契約の変更ということが全くないとは今の時点では言い切れないものでございます。

小林(ぜ)委員

 確定しましょうよ、今。要するに、これが議案として出てくるときには審査をしなければいけないんですよ。しかも、ほかの委員会では示さないと言っているんですよ。建設委員会でだけ示すと言っているんですよ。そうしたときに、この仮契約をされた金額、そして、建設委員会で示された増減合わせて約2億円にかかわるお金について、本工事の増減に係る変更設計の中では、それ以外に、違約金も含めてお金の請求はないということでよろしいですか。

細野都市基盤部副参事(公園担当)

 今回の内容、今回の工期、この内容ということでは、この金額で契約ができる、そして、この議案を確定していただけたところでは、同じ内容、同じ工期においては新たな費用は発生しないというふうに考えております。

小林(ぜ)委員

 公共物件の場合には、官庁物件を、施工者さんたちは、一つの指名参加申請、入札にかかわるときに大きな重みを持って案件を受注先に出していきます。そうした中で、民間同士で行っている場合と違って、公共物件の受注は相当神経を使って受注をしています。よって、トラブルを起こせば、あそこでこんなトラブルを起こしているからあそこの業者さんはという、ある意味レッテルが張られてしまう可能性が非常に高いです。民間の場合には、民間同士の協議ということもあり、そして、きちっとした補償がされることが多いです。しかし、中野区では、これまでそういったことが行われてきていませんでした。よって、今回、今、違約金等についてはないというふうにはっきりおっしゃったというふうに私は理解をさせていただきました。今後、相応の、本来であればこれは違約金が発生していてもおかしくない、もっと言えば、先ほど言いましたように、2カ月以上もおくれている、解約をしてもいいような案件であれば、違約金相当を提示してくることが本来の民間の施工業者さんであると思います。よほどのことを言い含めていかなければ、私だったら、こういったことは、業法も約款も、そして、契約も、入札にかかわることまで考えていったときに、このあり方は、中野区、ないんじゃないのというのが本来の考え方だと思います。そこをも伏して、今回は、この案件については、違約金を中野区は払わない、申し受けていないという協議をしたということで、改めて、今後についても、この違約金は、逆に言えば払わないということで確定していいものですか。

細野都市基盤部副参事(公園担当)

 今後、さらに必要な工事とか、そういった事情が、新たに発生する費用が具体的に算出できる状況にない限りにおいては、増額については考えておりません。

小林(ぜ)委員

 この案件につきましては、先ほどもあったかと思いますけれども、一度議決をしてきた案件であります。議決をしてきたからには、責任を持ってその当時の議決に賛成、反対をされてきているかと思います。かつ、内容にわたっても十分に承知をしていて行ってきた。区の行政の物の考え方が、前回も聞きましたけれども、一貫していない答弁の中で、そして、一貫したお答えがない中で、当初は必要であるというものが要らなくなりました、なくてもいいものが要るようになりました、なおかつ軽微な変更ではない、相当額の費用のかかる工事変更にかかわって、パブリック・コメントも、これは急な案件である、工程的な、しかも、その工程は区によって変えられた工程、それをも伏して、今回の契約、そして、議案にこれを出していく、その手続には大きな誤りがあるというふうに指摘をします。これがそのまま通っていくのであれば、今後、これよりも小さな案件について、契約上、非常に大きな課題を残す、汚点を残していくというふうに感じざるを得ません。こういったことを再度、区は、こういう大きな大きな案件を出す場合には、十二分な周知、議決案件ですから、内容は建設委員会だけですよと言いながらも、お金の話になれば総務委員会でも審議をしてきたものであります。スポーツという立場で考えれば、スポーツ全体にわたっては厚生委員会でもこのことについて行ってきた、そこをも変えているにもかかわらず、しなくてもいい、しないものだと言い切っている、そうした一貫性のない報告の仕方というのは、この案件については、本当に認めるわけにはいかない。この報告については認めるわけにはいかない。そういった手続をきちっとしていくものが区の行政の手続のあり方、そして、区民の声を聞くのであれば、広く聞いていくことが、徹底して聞いていくことが必要なことであって、ここで聞いたからこの声でありました、ここで聞いたからこの声でありました、よって、これのパブリック・コメントと同じです、同等です、でも、違うと思います、一貫性のない答弁であり、この案件について、報告を受けていても、こういう報告を受けるということは、非常にむなしささえ感じるものであります。今後も、先ほど言いました何点かの課題をよく認識していただきたいと思います。指摘して終わります。

内川委員

 御苦労さまです。前回の委員会でちょっと聞き漏らしたこともありますので、ちょっと改めて聞かせていただきたいと思います。小林(ぜ)委員も、意見聴取について、いろいろお聞きになっておりましたけれども、もともと意見聴取というのは、アンケートのようなものをつくってお出ししたんですか。

細野都市基盤部副参事(公園担当)

 書式をつくりお送りした部分と、あと、赴いて、それで御説明した部分とがございますが、文書のやりとりで、アンケートをお送りしてお返しいただいたというふうにお考えいただければと思います。

内川委員

 そのアンケートの内容というのはどなたが考えたんですか。

細野都市基盤部副参事(公園担当)

 先ほど申し上げた発送の所管と同一なんですが、300メートルトラック及び100メートルコースの整備等については健康福祉部文化・スポーツ担当と都市基盤部公園担当でともに検討をしました。そして、草地広場内の築山滑り台の利用等については、都市基盤部公園担当で検討しました。

内川委員

 所管を越えておつくりになった。これは、先ほど小林(ぜ)委員も指摘しましたけれども、やはり委員会で報告はすべきだと思いますよね。

 それから、小学校、中学校。中学校は10校全てにお聞きしている。区立小学校の23校のうち5校だけしか聞いていないということは、先ほど御担当もおっしゃっていましたけれども、一番利用する可能性が高い学校というふうなことをおっしゃっていましたけれども、23校から5校に絞るということは、これは教育委員会に相談しましたか。

細野都市基盤部副参事(公園担当)

 文化・スポーツ担当とともに、そのような絞り方を考えました。

内川委員

 教育委員会さんには何らお尋ねしていない。

細野都市基盤部副参事(公園担当)

 教育委員会とは、学校を絞るという意味では協議をしてございません。

内川委員

 ただ、これは学校長さんに対してのたしか質問というか、アンケートですよね。それは教育委員会さんをすっ飛ばしちゃってやっちゃってもいいんですか。

細野都市基盤部副参事(公園担当)

 教育委員会に協議という形ではしておりませんが、教育委員会の庶務担当を所管する部署とはお話をさせていただき、このような手続をとらせていただきました。

内川委員

 教育委員会と協議してやったんでしょう。

細野都市基盤部副参事(公園担当)

 協議という形が適切かどうかなんですけど、情報提供はして、行うことはしました。

内川委員

 それであれば、やはり子ども文教委員会でも報告はすべきですよね。それと、平和の森公園は、御存じのとおり、新体育館――仮称でありますけれども、新体育館に隣接をしていて、多くの区民がそこに来ますよね。ですから、先ほど他の委員も言っていましたけれども、やはり全ての小学校に対して意見をとるべきだったと思いますけれども、そこはどうですか。もう一回聞きますけれども。

細野都市基盤部副参事(公園担当)

 より利用があるということ、あと、行事等または授業等での利用が想定をされましたので、近隣に限らせていただいた、中学校は、部活動等での利用も想定できるので、全校に聞かせていただいたというところでございます。

内川委員

 行事で利用する可能性のある学校というお答えでしたけれども、地区委員会もあそこを利用してさまざまな行事をやっていることは知っていますか。

細野都市基盤部副参事(公園担当)

 地区委員会の方が御利用いただいているのは存じております。

内川委員

 地区委員会であそこを利用する小学校が、この5校以外にも幾つあると思っていますか。

細野都市基盤部副参事(公園担当)

 正確には把握してございませんが、これ以外の学校もあり得るかとは考えております。

内川委員

 そこら辺のことがわかっていながら、なぜもっと幅広く聞かなかったんですか。もう一回聞きます。

細野都市基盤部副参事(公園担当)

 12月の当委員会の時点で、草地広場内に計画している300メートル及び100メートルコースの必要性について意見聴取を行わせていただきたいというふうにさせていただいたところでございます。照会する前の議論において、草地広場を行事等に利用する可能性があるというような御議論があり、その方向に沿って、より平和の森公園を利用する可能性が高い近隣の学校に絞って意見を聞かせていただきました。

内川委員

 利用性の高い低い、これはそこに焦点を当てるべきじゃないと思いますよね。区長も言っているとおり広く区民の声を聞くということがベースであれが、やはり全ての小学校にこれは聞くべきであったと私は思います。

 それから、対象数が幾つか書いてありまして、回答数が意外と少ないのかなと思いますけれども、この理由に関して担当はどう思いますか。

細野都市基盤部副参事(公園担当)

 300メートルトラック及び100メートルコースについては、全体で約半数程度の回収にとどまっているというところがございます。これにつきまして、御回答いただけなかった方々につきましては、御利用を想定していないのかなというふうに考えてございます(「え、何」と呼ぶ者あり)この公園の利用を想定していないのかなというふうに考えてございます。

内川委員

 何か随分あれですよね。残念なお答えですね。利用を想定していないと考えたということですか。これは、催促とかはしなかったんですか。出してください、返してくださいって。

細野都市基盤部副参事(公園担当)

 締め切りを設定してお願いした、実際、催促についても全く行っていないということはないというふうに聞いております。

内川委員

 誰に聞いたんですか。

細野都市基盤部副参事(公園担当)

 集計・集約先の文化・スポーツ担当でございますが、催促については、全くしていないということはないというふうに聞いております。

内川委員

 ぜひ所管の方からそのお話は聞きたかったですよね。でも、所管がいないので、しようがないですよね。やはり厚生委員会でもやってほしかったなと思いますけれども。返答の期日というのはどのぐらい設けていたんですか。

細野都市基盤部副参事(公園担当)

 こちらは、12月にお送りをして、1月の中旬を期日というふうにしておりましたので、約1カ月弱ぐらいの期間を設けておりました。

内川委員

 12月の……、ちょっと正確に教えてください。12月のいつ発送して、また、それは同時に発送したのか、ばらばらだったのか。

細野都市基盤部副参事(公園担当)

 当委員会で調査をするということを申し上げたのが12月6日で、それ以降の、12月の、手持ちでは下旬なんですけれども、それで、回収について、1月の中旬、11日か12日ぐらいを設定しておりました。

内川委員

 だから、それは文化・スポーツの担当に聞かなきゃわからないでしょう。ここにいないんだから、所管が。厚生委員会でやっぱりやるべきだったんですよ。

 それと、お聞きしますけれども、先ほど仮契約のお話が出ました。これは議会運営委員会の場ではっきりしたんですけれども、私も、なぜ前回の建設委員会の場で仮契約の話がなされなかったのか、非常に残念ですね。前回の委員会が終わった後すぐの仮契約でもよかったんじゃないですか。そこら辺はいかがですか。

細野都市基盤部副参事(公園担当)

 議案に提出させていただきたいという考えがございまして、その提出に合わせて協議を進めていたというところでございます。仮契約でございますが、事前に仮契約の相手方とは1月22日に変更の申し入れをし、御了承いただいているところでございます。それを2月4日に仮契約を結ばせていただいて、今、委員から議会運営委員会というふうに御発言があったんですが、議会運営委員会に御提案できるように事務を進めておりましたので、建設委員会よりも早く、2月4日に仮契約を結ばせていただきました。

内川委員

 この件の報告を受けているのは今のところは建設委員会だけであって、議会運営委員会に間に合うようにって、それはおかしいんじゃないの。メーンで質疑をやっているのは建設委員会なんですよ。今の話を聞いていると、建設委員会の場で仮契約のことを言ってしまうと、余計突っ込まれるんじゃないかということで、あえて前回の委員会のときに言わなかったのかな、そうとしかとれないんですけど、いかがですか。

細野都市基盤部副参事(公園担当)

 御指摘のようなことはなくて、仮契約について、なぜ結ぶのかというのが、主な目的として、議案に提出する前に金額を確定させるというところがございます。議案ということを考えると、議会運営委員会ということになることでございまして、当委員会において議論がさまざまにならないように隠したというようなことではございません。

内川委員

 今聞いていると、議会運営委員会のことしか考えていなくて、建設委員会をすっ飛ばしたように聞こえちゃうんですよね、どうしても。仮契約といっても、本契約をするための前段階ということで、もしこの議案が否決されてしまった場合、業者さんと区との信頼関係がまた一段と失われる、そう考えられませんか。

細野都市基盤部副参事(公園担当)

 仮契約につきましては、議決を得なければ有効とならないという性格のものでございまして、そのことについては、請負業者とお話をさせていただいているところでございます。なので、仮に契約締結に至らなかった場合につきましても、信頼関係が薄れるということについて、仮契約を結んだために、それがこじれて信頼関係が薄れるということはないというふうに考えております。

内川委員

 それは御担当の考えだけですよね、そう思っているのは。仮契約の内容の中に、もし仮契約が、議案がもし通らなかった場合、現行の契約のまま進めます、そういう一文は入っているんですか。

細野都市基盤部副参事(公園担当)

 そのように明確には書いてございません。

内川委員

 明確には書いていないけど、どう書いてあるんですか、じゃあ。

細野都市基盤部副参事(公園担当)

 逆に、議案が確定しない場合には、現計画のまま進めますというふうには書いてございません。

内川委員

 じゃあ、この議案が否決されたらどうなっちゃうんですか、その工事。

細野都市基盤部副参事(公園担当)

 議案が通らない場合については現計画に沿って進めざるを得ないという、進めるものであるというふうには考えておりますが、仮契約の段階で、議決が得られない場合または契約に至らない場合は今のままやりますとは、改めては申し上げていないということでございます。

内川委員

 相手方の業者さんもすごく不安じゃないですか、それ。正直言って。宙に浮いちゃうんですよ、今おっしゃっていることは。この工事が。もう一回ちょっと聞きますけれども、変更議案が通らなかったときはどうなるんですか。

細野都市基盤部副参事(公園担当)

 変更議案が御判断で認められない場合については現計画に沿って進めるものというふうに考えておりますが、事業者、業者に対しては、現在議会の審査中であるということは申し上げております。そして、仮契約を結んだ段階でも、議決をまだ得られていないのでということも申し上げておりますので、事業者としては、現在の計画のまま現時点では進めているというところでございます。なので、宙に浮いたというふうに委員はおっしゃっていたんですが、そういった不安を与えているところは否定はできないところでございますが、今回御提案の内容でお認めいただけるようにお願いをしているところでございます。

内川委員

 先ほど小林(ぜ)委員のほうから質問がありましたけれども、いわゆる違約金ですとか損害賠償、先ほど御担当のお話では、そういうものは発生しないんだと。もう一回聞きますけれども、はっきりそれは言い切れますね。

細野都市基盤部副参事(公園担当)

 今回、工事一時中止経費と工期延伸に伴う仮設工の費用の追加ということで金額を計上しております。今後ですが、他に工事が必要になったとか、具体的な支出の理由が明確でない限りは、金額については変更する考えはございません。

内川委員

 それから、今回、第二工区の変更案に伴う減額、増額両方を示されているんですけれども、増額要因の中の工事一時中止経費、工期延伸に伴う仮設工の追加、約600万円、これというのは、本来であればかからない経費だったということですよね。

細野都市基盤部副参事(公園担当)

 工事内容の変更がなければ発生しなかった費用でございます。

内川委員

 本来かからなかったこの約600万円というお金は、区民の税金から払うということでいいですね。

細野都市基盤部副参事(公園担当)

 今回、契約金額の中に含めさせていただいております。税金で支出させていただきたいというふうに考えてございます。

内川委員

 時間も、3時の休憩が近くなってきましたので、もうすぐ終わりにしたいと思いますけれども、パブコメをやらない理由というのを先ほど小林(ぜ)委員もお聞きしておりました。緊急だからということなんですけれども、私は、緊急というのは、例えば大規模災害が起きたときとか、そういったときを想定していたんですけれども、先ほど聞いていますと、区の勝手な言い分で、区の勝手な計画の変更で、お尻の工期が決まっているから、これは緊急なんだと。これからもそういうふうに理解したらいいんですね。

細野都市基盤部副参事(公園担当)

 今回は、工事期間中につき緊急を要するものというふうに判断をいたしました。今後、類似の事案につきましては、その時点で判断ということになるとは思いますが、今回のケースも前例にはなるだろうというふうには考えております。

委員長

 委員会を休憩いたします。

 

(午後3時02分)

 

委員長

 委員会を再開します。

 

(午後3時22分)

 

 休憩に引き続き質疑を行います。

内川委員

 再び質問をさせていただきます。休憩前にお聞きしたところで、この変更議案が通らなかった場合、議決した契約にのっとって工事が進められていくんだ、そこをもう一回確認させてください。

細野都市基盤部副参事(公園担当)

 契約については、現契約が生きていくことになりますので、それに基づいて工事を進めていくものというふうに認識してございます。

内川委員

 それと、仮契約といっても、先ほど述べましたけれども、本契約に付随するものとして、先ほど違約金、損害金は一切発生しないんだ、そこはもう仮契約の時点で確定をしているんですね。

細野都市基盤部副参事(公園担当)

 工事再開の時期、そして、竣工時期等々も含めて事前の協議をさせていただいたところでございますので、この内容で、この金額で請負契約を結べるものというふうに認識してございます。

内川委員

 それと、先ほどお聞きした質問の中で、学校長に対する意見聴取――アンケートですよね。12月の中旬から1月の中旬と先ほどおっしゃっていましたけれども、その間学校は冬休みであって、校長先生がそれを見て答えるまでには非常に時間が短いと思うんですけれども、なぜそういう期間を設定されたんですか。

細野都市基盤部副参事(公園担当)

 12月の当委員会での御報告後、用意を始めました。そして、先ほど時期について私不正確に申し上げたんですが、300メートルトラック及び100メートルコースの文書の発送日なんですが、体育協会やスポーツ団体、そして、スポーツ推進委員さんには12月20日発で、1月11日にお返しいただけるように設定をしました。そして、中学校については、年内に発送ができずに、1月7日に発送し、1月16日を締め切りとしていました。そして、小学校は、1月8日に発送し、1月16日を締め切りというふうに設定をしておりました。先ほどは大変不十分で申しわけございませんでした。

内川委員

 いや、今聞いてびっくりしましたけれども、中学校が1月7日に出して16日の返送、小学校は1月8日に出して16日の返送、これはちょっと期間が短過ぎませんか。これだけ大事な意見聴取で、こんな短い期間でやったことが過去にありますか。

細野都市基盤部副参事(公園担当)

 期間については多少短目かもしれませんが、1週間程度の期間はとらせていただいて、御回答をお願いしたものでございます。

内川委員

 第4回定例会の前にこういった意見聴取をするということはなかったんですか。できなかったんですか。

細野都市基盤部副参事(公園担当)

 第4回定例会でこういう御報告をするということを申し上げて準備を進めたものでございます。第4回定例会前にも可能であったとは思いますが、御報告後、準備をさせていただいて、このような期間でやらせていただいたというところでございます。

内川委員

 大事な意見聴取なので、やっぱり期間をかけてゆっくり聞くべきだったと思いますよ。しかも、32校のうち5校しか聞いていないし、教育委員会さんとのすり合わせというのもあまり密にはやれていなかったと思いますので、これに関しては、この意見聴取に関しては、結果自身にちょっと信憑性がないですよね、正直言って。

 それと、時間も限られていて、この後の報告事項もありますので、あと幾つか質問させてもらって終わろうと思っていますけども、先ほど酒井委員も、この件に関しましては一度議決をしていますと。議決をしている。区長はかわったけれども、委員はかわっていないんですね。皆さん、長い時間、議論をかけて結果に至っているわけですよ。それを、先ほど聞いていますと、やはり手順も、進め方も丁寧じゃないし、不備なところが多過ぎますよ。先ほどもアンケートの件に関してお答えできないようなところもありましたし、やはりこれは、これだけ大きな変更なんですから、きちんと手順を踏んで、もっと丁寧にやるべきですよ。工期が決まっているからといって、緊急だ、緊急だといって、パブリック・コメントもやっぱり絶対やるべきだと私も思いますし、やはり丁寧にやっていかないと。酒井区長さんが就任されて最初に直面した大きな案件なんですよ。だからこそ丁寧に、きちんと手順を踏んでやっていくべきと私は思っているんです。

 それと、仮契約の話も、前回の委員会の前に結んでいたにもかかわらず委員会で報告がなかった、この件に関しましては、やはり議会との信頼関係、これがなくなってしまったなと私は考えているんです。この変更議案の進め方、そして、議会に対する丁寧なやり方、そこら辺に関して、最後にちょっと部長に聞きますけれども、このやり方でよかったんですか、本当に。

豊川都市基盤部長

 この変更の話については、昨年の夏ぐらいから出てきまして、これは当然、今年度、来年度の工事ですので、その辺を逆算しますと、これまでやってきたようなことが、できる限りのことはやったと。そういったことから、ベストかどうかは別として、できることをやったというふうな認識でおります。

内川委員

 ベストを目指してくれないと困るんですよ、本当に。区民の税金を使ってこれだけの工事をやるんですよ。ベストを尽くさないで、できることはやった、そんなので全て済まされたら、本当にそれこそ議会との信頼関係は全くなくなりますよ。先ほども言いましたけれども、一度これは議決をしております。自民党、公明党、立憲民主さんも賛成をしております。これを変えるのであれば、先ほども言いましたけれども、もっと丁寧に、もっと議会との信頼関係を大事にした進め方をしなければ、私はとっても納得できないと思います。これに賛成した委員の皆さんたちは、多分やはりこの進め方、いろいろ報告を聞いていても、おかしいなと絶対に思っているはずなんですよ。絶対に思っています。何回もこの議論をさせてもらいましたけれども、このような報告がこれからも先続けられるのであれば、区と議会との信頼関係はこれからどんどん失っていくと思いますし、この報告に関しましては、私たちは納得できないし、とても受け入れることはできない、それを申し上げて終わります。

石坂委員

 今の内川委員の質問を聞いていて気になったところがあったんですけども、違約金が発生する、発生しないというやりとりがありました。今回、工事をするに当たり、先ほど私は全く手を加えないという判断もありなんじゃないかという話をしましたけれども、今回議案を出されようとしている変更内容に関しまして、これは違約金を生じることがないレベルというのを考えて検討されたということはあり得るんでしょうか。

細野都市基盤部副参事(公園担当)

 変更を考えるに当たって、当初から、酒井区長が就任した最初の定例会においても、違約金が発生しないように進めるべきではないか、違約金の支払いについて一般質問等で御意見をいただいたところでございます。それに対して、違約金がないように進めてまいりたいというふうにお答えしてきたところでございます。必要な工事、必要な経費については、支出はやむを得ないというふうに考えておりますが、そういった違約金についてはないように進めてきたところではございます。

石坂委員

 そうすると、何が必要か、必要じゃないかということだけではなくて、違約金が生じないためにこの部分が必要ではないかということも勘案してつくられたという形になりますでしょうか。

細野都市基盤部副参事(公園担当)

 違約金が発生しないように何かを追加したということではなく、逆に、違約金が発生しないように、スケジュールとして、現場に過大な負荷がかからないように進めてきたというところでございます。

石坂委員

 それと、そうした事業者とのやりとりとかをされていると思いますし、また、水再生センターを扱っている東京都とのやりとりなどの中で恐らく工事概要等もやりとりしていると思うんですけど、その中にも、先ほど質問しましたEPSの国費、区費の区分ですとか、表土の厚さに関しては、そこの中でも記載はされていない、書かれていないという理解でよろしいでしょうか。

細野都市基盤部副参事(公園担当)

 下水道局さんとの協議においては、国費、都費がどれだけ入って、どれだけ充当されますというようなことは申し上げておりません。(「工事費について」と呼ぶ者あり)下水道局さんとの話し合いの中では、工事費について、その工事費に対する国費、都費の関係は協議をしておりません。

石坂委員

 これで最後にしますけども、EPSに関しては、発泡スチロールを土に埋める形になります。かつて、これは結論が出てしまっているわけですけども、国のほうの環境省が、一時、埋め立てて処分することを禁止し、その後、業界団体の圧力というか、アプローチがある中で、それを、その指定を取りやめたということがあったことがあるかと思います。やはりEPSの上の土の厚さ次第によって、上で寝転んで遊んだり――草が生えているわけですから、草地ですから――ということに関しても、特段環境に配慮してというか、子どもたちに何かしら影響が出ないような厚さは十分確保されているという理解でよろしいでしょうか。

細野都市基盤部副参事(公園担当)

 土もございますし、その上に3種混合の種もまかせていただいて、草地広場という形で運用させていただきます。委員がおっしゃるような安全性については保たれるというふうに考えてございます。

委員長

 他に質疑はありませんか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 質疑がなければ、以上で本報告について終了いたします。

 次に、2番、中野四季の森公園におけるイベントの利用条件についての報告を求めます。

細野都市基盤部副参事(公園担当)

 それでは、所管事項の報告2番、中野四季の森公園におけるイベントの利用条件について御報告を申し上げます(資料2)。

 中野四季の森公園芝生エリア及びイベントエリアは、全面開園までの間を運営試行期間とし、それぞれ利用条件を定めて運用してまいりました。このたび、2月1日になりますが、「中野四季の森公園地下自転車駐車場」が完成をいたしました。その供用開始に伴いまして、イベントエリアは全面開園というふうにさせていただいております。両エリアではそれぞれ利用条件を持っておりましたが、このたびそれらを整理し、別紙1のとおり、「中野四季の森公園利用条件」を定めましたので、御報告させていただくものでございます。

 最初に、恐れ入りますが、別紙2でございますが、別紙では最後のページになりますが、こちらが中野四季の森公園イベントエリアの平面図でございます。向かって右側のほう――東側のほうにこのたび地下自転車駐車場ができまして、その前に草地広場を開園し、全面開園というふうにさせていただいたというところでございます。

 恐れ入りますが、お戻りにいただいて、1ページ目のところでございますが、今のところがイベントエリアの全面開園後の平面図でございます。

 2番、中野四季の森公園利用条件でございますが、イベントの活用の考え方と各項目の主な追記及び変更を行った点について御説明させていただきます。

 (1)で、イベント活用の考え方でございますが、これらについては、下の①から⑤に当てはまるものを許可するというものでございまして、若干御紹介しますと、①のところで、中野四季の森公園の魅力と公園利用者の利便性を高め、公園満足度の向上に資するもの、また、②では、にぎわいに寄与するもの、③では、中野区にとって中野区の知名度向上または中野区にとっての付帯効果が期待できるもの、④番で、公的イベントであるもの、⑤番で、教育、福祉、文化、芸術、芸能またはスポーツに関するものというところでございます。

 恐れ入りますが、おめくりいただいて、変更した内容でございますが、2ページ目の(2)のところでございます。こちらに各項目の主な追記及び変更ということで挙げさせていただきました。表になっておりますが、左側が「新」というところでございます。これまでのイベントエリア、芝生エリアのイベント活用からさまざまな課題がありましたので、このように整理をさせていただきました。幾つか御紹介させていただきます。

 一番上の新のほうですが、自転車による来場者に対応するための措置を追加してございます。「自転車による来場者に対応するため、増幅可能な仮設駐輪場を会場内に設けること」を追加させていただいております。また、「仮設駐輪場専用の誘導員を常駐させること」ということを条件にさせていただいております。また、2番目ですが、「搬入、荷卸し等を行う場合は、必ず利用時間内に公園敷地内へ車両等を入れてから行うこと」というものを追加させていただきました。また、イベントの開始時刻前の来場者においては、「公園の敷地内において対応すること」というふうにさせていただいております。搬入のことと開始時間前の来場者につきましては、イベントの開始前に外に人があふれること、それへの対応を措置したものでございます。四つ目の芝生エリアのところで、「ステージ、テント、モニュメント等は、園路上のみ設営可能とし、公園利用者の通行路を1.5メートル以上確保すること」というふうにさせていただきました。通行者の安全を確保するというところでございます。また、芝生の保護についてはさまざま打ち合わせをさせていただいておりますが、「ステージ観覧等で芝生上に来場者が多く滞在する箇所については、芝生の保護方法について区と協議を行うこと」というふうにさせていただいております。それから、中学校の隣にあるというところも、イベントエリアはそういったところがございますので、イベントエリア側のところで、「ユニットハウス等を設営する場合は、来場者が中学校を直視できないよう配置・配慮すること」、また、キッチンカー等の排気口を設ける場合は、「中学校側に向かないような仕様とすること」というのをお願いしております。また、安全対策のところでは、「両エリアを占用する場合は、来場者等が道路を横断しないよう両側に誘導員を配置し横断歩道へ誘導すること」等々を追加したところでございます。

 これらを全部まとめたものが別紙1に添付してございますので、後ほどごらんいただければと存じます。

 なお、これらの今回御報告させていただく内容でございますが、今後の利用状況を踏まえ、さらに必要な見直しを適宜行ってまいりたいというふうに考えてございます。

 御報告は以上です。

委員長

 ただいまの報告に対し、質疑はありませんか。

小林(ぜ)委員

 ありがとうございます。中野四季の森公園におけるイベントの利用条件についてということで、これまで過去に懸念をされていました、中野中学隣接地ということで、授業が行われている最中の音響、それから、たばこ、お酒、そして、さまざまな方々の、音響ではない、人の声もありますけども、授業に影響するということがありましたけれども、その辺の懸念について、今回は、この新旧対照表の中にちょっと見えないんですけども、具体的に、その辺についてどのような措置をとられることになるんでしょうか。

細野都市基盤部副参事(公園担当)

 大変失礼しました。新しい内容ではないんですが、恐れ入りますが、別紙1が利用条件の全文でございますが、これをごらんいただいて、5ページ目になりますが、大きな7番の設営・撤去というのがずっとあるんですが、6ページ目の一番上に、「[イベントエリア特記事項]」というふうに鍵括弧をつけたところがございます。この(18)でございますが、「酒類の取扱いがある場合は、平日は午後4時から、土日祝日は終日利用可とする」、また、(19)ですが、「専ら酒類の販売を目的とするイベント、調理に伴う煙の対策が十分ではないイベントについては、利用不可とする」等々、(18)、(19)、それから、(22)で、「ユニットハウス等を設営する場合は、来場者が中学校を直視できないよう配置・配慮すること」、あと、排気口についての配慮をすることというのが学校対策というところでございます。

小林(ぜ)委員

 ということは、基本的に授業が行われている土曜日、日曜日、部活も含めて行われている場合には、ここには「土日祝日は終日利用」という言葉がありますけれども、行われている場合には、お酒類、それから、たばこについては書かれていないんですけども、含めて……、含めてじゃないですね、書かれていないということは、記載がないということは除外されているということだと思うので、お酒類については提供はしないという解釈でいいんですか。部活が行われる土、日、祝日、夏休み、冬休み等々の学校休暇日については、酒類は、ここで催し物を行う場合に、酒類の、要するに飲酒は不可である、そういう解釈でいいですか。

細野都市基盤部副参事(公園担当)

 酒類の取り扱いについては(18)に書かせていただいたところを原則としており、ただし書きのところで、中学校の臨時授業がある場合はそこも不可であるということを申し上げているところでございます。こういったことを原則にし、実際のイベントの際は、中学校にもそのイベントの内容を周知し、近隣関係を協議の上、イベントを実施するというふうにしてございますので、これを原則としつつ、これ以外にも、この時間は学校でこういったことがあるのでというようなことがございましたら、その時間帯についても酒類の取り扱いを御遠慮いただくという運用もしてございます。

小林(ぜ)委員

 わかりました。もう1点、喫煙についてはここには特別ないんですけども、喫煙所を設けるとか、それから、喫煙にかかわる規制というのは、ここでは行うんですか。

細野都市基盤部副参事(公園担当)

 わかりにくくて申しわけございません。今の3ページ目のところに、7、設営・撤去の(4)というところに喫煙の規定を設けております。設営・撤去の中で述べております。受動喫煙防止対策として、仮設の喫煙所を閉鎖型において道路側に設置するというふうにしてございます。設置をしない場合については、喫煙に対する指導の体制、具体的には、禁煙だったり、吸う場合は近隣の喫煙所を御利用くださいといった御案内をしているところでございます。

小林(ぜ)委員

 ということは、これも、読み方として、学校の授業がある場合ですとか、要するににおい、煙、どの程度いくのか検証ができていないかと思いますけれども、そういった場合には、学校の授業、それから、部活等がある場合には、喫煙所をこういう閉鎖型で、かつ機械的なものであれば認めるよという解釈でよろしいんですか。

細野都市基盤部副参事(公園担当)

 喫煙所を設けていただく場合は、パーテーションで区切っただけではなく、閉鎖型――屋根もあるような閉鎖型を想定しておりまして、そういったものを設けてくださいというお願いをしております。それができない場合については、喫煙に対する指導体制というのが、近隣の喫煙所を御案内するか、または場内の禁煙というのをしていただくか、どちらかの方法で、喫煙に対する指導をしていただくようにお願いをしているところでございます。

小林(ぜ)委員

 最後に1点、さまざまな、どちらかというと規制をする点が示されているんですけれども、こういったことに対して、より厳しくなっちゃうから決して好ましいことだとは思いませんけども、区側として、巡回をするとか、それから、場合によってはさまざまな指導を責任者に行っていくということもこの中には含まれることになるんでしょうか。

細野都市基盤部副参事(公園担当)

 必要な見回り、巡回については行っておりますし、確かに委員がおっしゃるように、規制、規制だと厳しくなってしまうんですが、よりイベントに活用していただきたいという思いはありつつも、このルールについては守っていただきたいということがございますので、必要な巡回等についても適宜行わせていただきたいと考えてございます。

酒井委員

 私も中学校との兼ね合いでお聞かせください。この四季の森イベント用地ですか、そちらはもう中野中の校庭とネットだけで挟まれているような状況ですよね。そういう中でさまざま、視線の問題だとか、排気口をどうするだとか、それから、お酒のこと、たばこのこと、さっき小林(ぜ)委員からもあったと思うんですが、まず、これまで、こちらをまとめるに当たって、学校現場、PTAの方なんかとも意見交換をされてきたんだと思うんですけれども、内容じゃなく、意見交換をどういうふうにされてきたかだけ、ちょっと確認させてください。

細野都市基盤部副参事(公園担当)

 イベントエリアについては、でき上がりの当初から、防音のあり方や、それから、今回御説明している利用条件のあり方について、その都度意見交換をさせていただいたところでございます。具体的にいつ何回したというのが、すみませんが、具体的に今手元にないんですが、そのような形で協議をさせていただいております。

酒井委員

 この考え方をまとめるに当たって、これまでも、学校現場、それから、PTAの方ともいろいろ意見交換をしてくださったんだと思います。それで、1枚目の上のところに、今後もさまざまな見直しを行っていくというふうな記述があったかと思うんですが、使っていった中で、特に学校現場、それから、保護者の声を今後もしっかりと聞いていただきたいと思うんですが、いかがですか。

細野都市基盤部副参事(公園担当)

 イベントエリアについては、活用の状況が、占用される日数が少ないだったり、活用される回数が少ないといった課題はございますが、ああいった場所でございますので、学校への配慮というのがないままイベントを進めるということはできないというふうに考えております。なので、今後より活用を図ってはいきたいんですが、その前提として、近隣中学校に影響がないように進めてまいりたいというふうに考えてございます。

酒井委員

 当然なんですよね。学校が北側に本当に接する形であるので、そこの教育環境というのは十分な配慮をしなければならないと思っていますし、今後もそのような声をしっかりと聞いてください。

 他方、利用状況というのは、全面開園がこれからですか。じゃあ、これまでは、実際はどうだったんですか。要するに、実は使いづらかったりとかで、うちとしてこのイベントエリアをどう考えていったらいいのかなというのをちょっと感じたりもするんですが、利用状況というのは今後も、応募状況というんですか、それはいい状況なんですか。

細野都市基盤部副参事(公園担当)

 昨年度なんですが、延べ17回のイベントに御利用いただいています。延べ日数で63日の利用にとどまっているという状況です。立地条件から考えるとちょっと少ないということもございますし、現在、イベントエリアは、全部借りると1平方メートル当たり34円の占用料で貸し出しをさせていただいているので、イベントエリアは1日当たり10万円強という占用料になるんですが、お金だけ考えると、あと、立地的にも、もっと利用されても本当はいいのかなという考えもあるんですが、近隣への配慮が必要だったり、ちょっと使いづらいという点もあるかと存じますので、これまで利用した事業者にもお話を伺いながら、より活用が得られるような方法を考えていきたいというふうに思っております。

石坂委員

 1枚目の紙のほうの2の四季の森公園利用条件についてのところの(1)の中で伺います。「①~⑤のいずれかにあてはまるものを許可し」とあります。その中で、教育、福祉、文化、芸術、芸能またはスポーツに関するものは、⑤として、公的かどうかを問われずにできるようですけども、一方で、恐らく人権、平和、国際理解、男女共同参画、ユニバーサルデザイン等となってくると、この中で、「啓発活動等の公的イベントであるもの」の「啓発活動」に入ってくるという理解でいいんでしょうか。

細野都市基盤部副参事(公園担当)

 人権ということは、人権のイベントということでよろしいですかね。人権のイベントということだと④または⑤、どれかに一つ当てはまるから許可するというものではないんですが、④または⑤に当たるものというふうに考えます。

石坂委員

 今、人権でお答えいただきましたけど、それ以外の、私が先ほど述べました平和、国際理解、男女共同参画、ユニバーサルデザインに関しても同様という理解でいいでしょうか。

細野都市基盤部副参事(公園担当)

 ④または⑤に当たるものというふうに考えてございます。

石坂委員

 そうした際に、④の場合、「公的イベントであるもの」とあります。これは、区が主催でなければならないのか、あるいは民間であればどういった場合が公的イベントになるんでしょうか。

細野都市基盤部副参事(公園担当)

 公的イベントは、自治体主催ではなくても、何らかの関与があるもの、後援があるものの等々も、その内容によって公的イベントと判断できるものは④に含めさせていただきたいと考えています。

来住委員

 禁止事項のところで五つ挙げられていまして、今あちこちで問題になっているヘイトスピーチの団体等が一定の行為を行うというなども駅前等で見受けられるわけですけども、それらについては、ここではどこに該当するということになるんでしょうか。

細野都市基盤部副参事(公園担当)

 占用許可上の禁止事項五つのどこかに当てはまるかというとないんですが、そういった行為については、当然禁止されるべきものというふうに考えております。

小林(ぜ)委員

 すみません、1点確認させてもらいたいんですけども、さっき聞き忘れました。イベントエリアとセントラルパークを一体型でイベントが今まで過去にされてきたケースがあると思うんですね。そういった場合に、セントラルパークの中央部分とイベント広場の中央部分とを横断するようなケースがあったかと思います。これを見ますと、いわゆる横断歩道はここには設けられていなくて、設けられた絵にはなっていない。ということは、つまり、現実的でもありませんけれども、そういう一体型の使用をする場合、また、今後、この道路を横断するようなことができるのかできないのか、つまり、警察と協議を進めて、どのような状況になりましたか。

細野都市基盤部副参事(公園担当)

 中間の横断歩道については、要望も多数いただくところでございます。この間、警察協議はさせていただいているんですが、当初の設計計画になかったこと、また、今後交通量がもっと劇的にふえれば検討の余地はあるものの、現状の交通量では横断歩道の設置はできないという回答をいただいておりますので、現時点では、警察との協議が進んでおらず、横断歩道は設置できていない状況でございます。

小林(ぜ)委員

 区画街路1号線の車の交通量がふえてくれば検討の余地があるという意味ですか。人の交通量、車の――1号線の交通量、どちらですか。

細野都市基盤部副参事(公園担当)

 警察との協議の中では、例えばですけど、この一帯の再開発とまちづくりが進み、全体として交通量がふえ、かつ道路についてもより交通量がふえれば検討の余地があるというようなお話を伺っております。

小林(ぜ)委員

 区画街路1号線の車の交通量がふえて、人の歩道などの交通量もふえてくれば、今、区役所側にある横断歩道と野方警察の南側というんでしょうかね、警察病院のというか、向こう側にある、西側にある横断歩道をそれまでは利用して、特に交通量が多くないのでここには設置しない、今後両方ともふえてくれば検討の余地がありますよということでいいんですか。

細野都市基盤部副参事(公園担当)

 説明が悪くて申しわけございませんでした。委員がおっしゃるとおりでございます。

内川委員

 今のお話ですけれども、四季の森のエリアとこのイベントエリアを結ぶ横断歩道というのは、これは設置するということは既成事実だと思うんですけれども、これはいつ変わっちゃったんですか。

細野都市基盤部副参事(公園担当)

 警察からは、横断歩道については、当初から、もともと横断歩道の計画は区から協議がなく、現時点でも、交通量がないので、今の交通量では協議に応じられないというか、協議の結果、設置はできないというふうな回答をいただいております。

内川委員

 区としては求めた、でも、協議に値しないという返答があったということですか。

細野都市基盤部副参事(公園担当)

 区から警察に投げかけはしましたが、今の状況では設置はできないという回答をいただいております。

内川委員

 それと、7番の設営・撤去のところの(9)ですか、「調理や企画に伴い発生する煙について、十分に対策を行うこと」なんですけれども、例えばイベントエリアの風向き、ふだんどっちからの風が強いということを調べて、どこ側には、要するにそういったお店を設営しないようにといった、そういった細かな指導までするんですか。

細野都市基盤部副参事(公園担当)

 こちらについては、囲いをするとか、そういったレベルでございまして、厳密に風向きがこうだからとか、そういったところまでは指導しておりません。

内川委員

 そうすると、学校側に煙が流れる可能性もあるし、こちらの北側にはマンションもありますよね。そちらのほうに煙が流れる可能性もあると。それに関しては区として責任をとらないというか、業者さんのほうで判断して気をつけるようにという、その部分でとどまっているということですか。

細野都市基盤部副参事(公園担当)

 大変失礼しました。学校側または北側のマンションさん側のほうにつきましては、まず、イベントエリアの使い方ですが、そういった出店をする場合には、可能な限り警察の庁舎側のほうに寄せていただいて、かつ、学校側のほうに煙等が行かないような措置をしてくださいという、そういった御説明をしています。それらは、ちょっとわかりづらくて恐縮なんですが、今、委員がおっしゃったのは(9)でございますけども、ずっと先の、次のページになりますが、(19)に、「調理に伴う煙の対策が十分ではないイベントについては、利用不可とする」という、こちらを引用しまして、学校側への煙対策については求めているところでございます。

内川委員

 それと、イベントエリアなんですけれども、右半分の草地広場の地下は駐輪場ですよね。下が空洞になっているということで、あまり荷重がかけられないのかなと思いますけれども、草地広場と、レイヤーの部分でイベントを行う場合に規制されるものは何かあるんですか。草地広場のほうでは荷重のかかるものは置いちゃだめだよとか、何かそんな、車は乗り入れちゃだめよとか、そんな規制はあるんですか。

細野都市基盤部副参事(公園担当)

 確かに委員がおっしゃるように荷重のことがございますので、そういった仮設のものを置く場合でも、または大きな車を入れる場合でも、草地広場側ではない側のほうを利用していただくようにお願いをしております。

委員長

 他に質疑はありませんか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

 質疑がなければ、以上で本報告について終了いたします。

 次に、審査日程の協議の際に御確認いただきましたとおり、所管事項の報告の3番と4番は一括して報告を受けます。

 それでは、3番、(仮称)弥生町六丁目公園指定管理者候補者の選定結果についてと、4番、(仮称)弥生町六丁目公園の名称についての報告を求めます。

細野都市基盤部副参事(公園担当)

 それでは、所管事項報告3番、4番を一括して御報告させていただきます。

 まず、3番、(仮称)弥生町六丁目公園指定管理者候補者の選定結果について御報告させていただきます(資料3)。

 本公園につきましては、平成31年――ことし秋に開園する予定でございますが、指定管理者による管理運営とするために、「中野区公の施設に係る指定管理者の指定手続に関する条例」に基づき、指定管理者候補者の選定を行わせていただきました。

 応募状況は、4事業者から応募がございました。

 選定方法でございますが、専門機関への委託による財務診断、そして、選定委員会を開かせていただいて、選定委員会による応募書類の審査、プレゼンテーション及びヒアリングの結果を踏まえて、候補者を選定させていただきました。

 選定の結果でございますが、候補者として、中野にぎわいプロジェクトという共同事業体を選定いたしました。これらを構成する代表の団体が、株式会社日比谷花壇、株式会社ヴィアックス、株式会社協栄でございます。

 指定管理者の指定期間は、平成31年――ことしの9月から、平成36年――2024年3月31日まででございます。

 今後の予定でございますが、指定管理者の候補者につきまして、第1回定例会――本定例会におきまして指定管理者の指定ということで議案を提出させていただきたいというふうに考えてございます。その後、事前協議、協定締結等を経まして、9月の開園に合わせて指定管理者による業務を開始してまいりたいというふうに考えてございます。

 引き続き、所管事項報告の4番のほうでございますが、(仮称)弥生町六丁目公園の名称についてでございます(資料4)。

 本公園につきまして、その名称について決定をいたしましたので、報告させていただきます。

 公園の名称でございますが、広町みらい公園という名前でございます。所在地は弥生町六丁目1番地でございます。

 名称募集をさせていただいたんですが、3番のところでございますが、募集の期間は、平成30年11月20日から12月20日まで募集をさせていただきました。中野区在住・在勤・在学者の方から応募をいただきました。249名、472件の応募をいただき、選定会議をさせていただいた結果、広町みらい公園というふうにさせていただいたところでございます。失礼しました。選定会議を開催し、それを踏まえて、区で広町みらい公園というふうに決定をさせていただいたものでございます。

 御報告は以上です。

委員長

 ただいまの報告に対し、質疑はありませんか。

酒井委員

 すみません、1点だけ教えてください。指定管理者の指定期間が5年です。5年の間に、業務というのは変更はできるんですか。それをお聞きしたいんです。どうしてかといいますと、中野区の公園のそれぞれの管理というのは、1公園当たり45本ぐらい、清掃だ何だ、さまざまな委託契約を結んでおりますので、こういった大きなところが一つの公園を管理してくれるのにあわせて、今後は、例えば南側の公園を一括して管理していただけると、さまざまなスケールメリットが生かせるのかなと思うんです。そういったものが、途中で業務内容を変更とかはできるんですかね。できないものなんですか。

細野都市基盤部副参事(公園担当)

 委員がおっしゃる今後の管理のあり方というのは、またさらに検討をしていきたいというふうに考えているところでございますが、今回、同一の条件で事業者を募集して5年間でというふうにさせていただいたので、基本的には、この業務の内容のまま5年間やっていただくものというふうに考えてございます。

委員長

 他に質疑はありませんか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

 質疑がなければ、以上で本報告について終了いたします。

 次に、5番、耐震化促進に向けた取り組みについての報告を求めます。

小山内都市基盤部副参事(建築担当)

 それでは、私からは、耐震化促進に向けた取り組みについて御報告をさせていただきます(資料5)。

 これまでも、中野区耐震改修促進計画に定める住宅及び緊急輸送道路沿道建築物の耐震化目標を達成するため取り組んできたところではございますが、平成30年度に示された国や東京都の取り組み方針等を踏まえ、耐震化をさらに促進するため、区における耐震化促進事業の構築の基本的考え方を整理したものでございます。

 2番目として、住宅の耐震化に向けた取り組み方針について、まず1番目としまして、東京都の耐震化助成要綱の見直し要件というのがございました。東京都は、国の方針を受け、平成30年度から、整備地域内の助成要綱の改正、整備地域外への助成要綱を新設し、住宅の耐震化に取り組む市区町村に対して、社会資本整備総合交付金交付要綱に規定する住宅耐震化緊急促進アクションプログラムを策定し、都知事の承認を得ることを補助要件とする見直しを行ったところでございます。

 その要件の中に、まず、1番目として、耐震化を緊急的に促進すべき地域と定めることが国の指針で示されており、これを今後、緊急耐震重点区域と呼ばせていただきます。2番目として、東京都は、これまでは整備地域内のみを対象としてきた助成を整備地域外にも拡大するという方針を決定しております。さらに、整備地域内についても、全区域に対してポスティングなどの普及啓発を進めることを条件に追加してきております。また、整備地域外についても、今後、戸別訪問等の普及啓発を実施し、毎年度末にきちっと実績報告をすることということが要件とされております。

 そこで、2番目として、区が策定するアクションプログラムの案でございますが、別紙資料をごらんください。こちらのほうで、東京都に進達する住宅耐震化緊急促進アクションプログラムの案を示しております。

 まず、一つ目の目的でございますが、先ほども申し上げたとおり、助成要綱の要件となっておりますので、これを策定するものでございます。

 2番目として、位置付けでございますが、中野区には耐震改修促進計画というものがございます。この中にアクションプログラムを位置付けて、計画的に実施していくということを考えていきたいというふうに考えております。

 3番目の対象建築物ですが、アクションプログラムの対象建築物は、原則として、いわゆる旧耐震基準の全ての住宅が対象となります。

 2ページ目ですが、計画期間として、東京都は当初10年間の想定をしておりましたが、区としては、2019年度から2023年度までの5カ年としたいというふうに考えております。これは、社会経済状況の変化や関連事業及びアクションプログラムの進捗状況等に適切に対応するため、適切に必要に応じて検証し、必要な見直しを行うために、期間を5年間とさせていただくものでございます。

 対象区域でございますが、アクションプログラムの対象区域は、まず、基本的には中野区全域とさせていただくということがございます。このうち住宅の耐震化を緊急に促進すべき区域として、中野区耐震化促進計画第3章に定める地域に防火地域を加えたものとさせていただくということでございます。第3章に定める区域とは、一つ目としては、東京都震災条例に位置付けている整備地域、2番目としては、いわゆる建物倒壊危険度、火災危険度、火災時活動困難度などのいずれかがランク4以上の区域、それに、今までは対象外であった防火地域を加えさせていただくということで拡充を図るものでございます。

 6番目としまして、これまでの取り組みの内容でございますが、これまでの普及啓発活動として、中野区耐震協議会との連携による耐震フォーラムの開催、耐震診断、建てかえ助成事業などのチラシの8万部を年1回配布しております。また、相談体制の確立として、重点整備区域内では、まちづくりの専門部門の建てかえ相談なども実施されております。2番目として、耐震診断士及び耐震改修事業者のあっせん及び育成等を行っております。そして、中野区耐震協議会の加盟団体による耐震相談などへも支援しているところでございます。それに加えまして、新たに戸別訪問等の実施ということで、中野区内に存する住宅の所有者に対し、耐震化の意識啓発及び情報提供を行うため、区内全戸に対して耐震対策事業に関する区報の臨時号を配布するとともに、ホームページに掲載するなど、多様な広報活動を今後実施していきます。また、耐震診断を実施した所有者に対しては、ダイレクトメールにより啓発を図っていきたいというふうな考え方を持っております。

 7番目としまして、住宅耐震化に係る支援目標、不燃化の促進を図る地域につきましては、除却または建てかえを推進していくと。木造住宅に関しては、無料にて耐震診断士を派遣するとともに、耐震改修等の助成制度を活用し、耐震化を図っていきたい。また、非木造住宅に関しては、耐震診断及び耐震改修等の助成制度を活用し、住宅の耐震化を図っていくことを盛り込んでいきたいというふうに考えております。

 そして、最後に、取り組み実績の公表として、毎年度末に、戸別訪問、耐震診断、耐震改修工事、建てかえ助成に係る実績は、区のホームページでも公表するとともに、東京都に報告をさせていただくと。こういった内容でアクションプログラムを作成し、東京都に進達したいというふうに考えております。

 1枚目にお戻りください。

 3番目としまして、こういったアクションプログラムの進達を受けて、平成31年度の耐震化促進事業として検討しているのは、まず、緊急耐震重点区域内の住宅について、これまではなかった木造住宅の除却費用の支援、または、木造住宅の建てかえ助成費用の引き上げを検討しているところでございます。また、非木造住宅――これまでは非木造共同住宅のみを対象としておりましたが、非木造住宅、いわゆる木造以外の住宅で、共同住宅、長屋、兼用住宅、こういったものも対象にできるということが東京都の要綱改正で決まりましたので、それにのっとった形で対応していきたいということで、除却また建てかえ費用等について助成をしていきたいというようなことも考えております。そして、今、喫緊の課題でありますブロック塀等の除却支援事業の創設、そして、家具転倒防止器具の助成事業の拡充を考えております。そして、昨年度、特定緊急輸送道路について、沿道建築物に対する建て主の制限要件というものがございましたが、平成31年度からは、一般の緊急輸送道路の建築主の制限要件、いわゆる法人及び不動産業者さんという、今まではそういった方には助成をしないという制限を加えておりましたが、それを撤廃するということで考えております。そして、整備地域内外への普及啓発活動を31年度に徹底して実施していくというふうに考えております。

 裏面をごらんください。

 新たな住宅の耐震化事業の構築についての考え方をちょっとここでお示しさせていただきたいと思っております。平成31年度に東京都が示す新たな耐震化事業の拡充・見直し基準に合わせ、区民に対する周知啓発を推し進めるとともに、新たな耐震化事業の構築に向けた検討を平成31年度中に行いたいというふうに考えております。加えて、東京都防災都市づくりの整備方針に沿って、防災上重要な道路のネットワークを確保するため、沿道建築物の建てかえ及び不燃化の促進や、建てかえが困難な場合の住宅の耐震改修の支援のあり方についても検討していきたいというふうに考えております。

 最後に、今後の予定ですが、こういったアクションプログラムを都知事のほうに進達させていただき、承認を3月中に得たいというふうに考えております。3月の定例会の建設委員会で、きょうもし御意見等をいただければ加えさせていただいて、修正したものをまた御報告させていただきたいというふうにも思っております。3月に要綱の一部を改定し、4月から、新年度にやるべき耐震化事業の受け付けを開始したいというふうに考えております。

 報告は以上でございます。

委員長

 ただいまの報告に対し、質疑はありませんか。

石坂委員

 今回の御報告ありがとうございます。かなり、見ていきますと、木造住宅の問題等々、やはり不燃化の部分とすごく重なる部分があると思います。そうした際に、組織的に、今、4月から始まるということになっている組織でスタートするわけですけども、これを見ていきますと、やはり不燃化と耐震化は不可分なものとして、部署が別々であることというのを何とかしていかないとまずいのかなと思うんですけど、その辺はいかがお考えでしょうか。

小山内都市基盤部副参事(建築担当)

 不燃化事業と耐震化事業とは、地域によってはやはりラップしてしまう部分がございます。その辺につきましては、連携をしながら、また、それぞれの制度をうまく活用しながら、整理しながら進めていきたいというふうに考えております。

石坂委員

 区民の方からするときに、不燃化でいくのか、耐震化でいくのか、わかりにくい部分も出てきかねないので、その辺はわかりやすい形で進めていただければと思います。これは要望で結構です。

委員長

 他に質疑はありませんか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

 質疑がなければ、以上で本報告について終了いたします。

 次に、6番、中野区住宅確保要配慮者支援事業の実施に関する協定の締結についての報告を求めます。

塚本都市基盤部副参事(住宅政策担当)

 では、中野区住宅確保要配慮者支援事業の実施に関する協定の締結について御報告いたします(資料6)。

 単身高齢者等の民間賃貸住宅への円滑な入居を促進するために、区では、居住支援法人との協定を締結いたしました。

 資料の1番、協定の相手方でございます。区では、単身高齢者や障害者の方々への入居後の見守りや、あるいは入居者が死亡した際のお部屋の原状回復費用等に補償を設けることが貸し主の不安解消につながるものと考え、こうしたサービスを提供し、かついわゆる住宅セーフティーネット法に基づく居住支援法人として、東京都から指定を受けております唯一の事業者でございますホームネット株式会社との間で事業協力に係る協定を締結いたしました。

 2番、本協定の概要でございます。区と事業者の間におきまして、不動産団体のネットワークを通じた居住支援の普及・促進やサービス利用による単身者の入居促進及び高齢者の居住支援に関して相互協力等に取り組んでいくものとしてございます。

 3番、住宅確保要配慮者支援サービスの内容でございますが、居住者の継続的な安否確認のほか、居住者がお亡くなりになった際の葬儀費用や遺品整理費用などを補償するものとなってございます。また、要件を満たす場合におきましては、区から一定の費用補助をさせていただくものでございます。

 資料の裏面、これまでの経過でございますが、本年1月23日に協定を締結いたしました。1月28日からは、本支援事業につきまして、開始をしたところでございます。

 報告は以上でございます。

委員長

 ただいまの報告に対し、質疑はありませんか。

小林(ぜ)委員

 ありがとうございます。住宅確保ということで配慮の必要な方々が一つこのサービスを受けることによって、見守りを受けたり、それから、大家さんにもさまざまなパッケージが用意されていて、心配事がなくなったのかなというふうに思います。聞きたいのは、ちょっと意味について確認したいんですけども、単身の高齢者や障害者等ということなんですけども、65歳以上の高齢者の方々で、単身でなければ、それから、障害、例えば手帳を持っていらっしゃるとか、サービスを受けるにはそういった方々でなければならないのか、また、「等」というところには何かほかの要素の方々も入るんでしょうか。

塚本都市基盤部副参事(住宅政策担当)

 本事業の目的としては、民間の賃貸住宅にスムーズに入居いただくための目的となってございます。したがいまして、そうしたときに、主に課題というか問題が生じるのが単身の高齢者の方ですとか障害者の方、そういったところの御相談をよく受けるといった意味で、こちらのほうにはこのように記載をしてございます。実際には、この事業の対象となりますのは、例えば年齢制限等はございませんし、障害者手帳の有無、そういったところも問わないものでございます。住宅確保に困難を伴うさまざまな背景があろうかと思いますので、さまざまな方に御利用いただきたいといったところでございます。

小林(ぜ)委員

 そうすると、単身である方々、そして、障害のある方々は、これはごめんなさい、単身でなくても、家族がいてもという意味ですか。それとも、単身の障害者という意味ですか。

塚本都市基盤部副参事(住宅政策担当)

 唯一、単身というのは明確に規定をさせていただきたいと思っております。ですので、障害者の方におきましても単身の方といったところでございます。

小林(ぜ)委員

 ありがとうございます。高齢者だけではなくて活用ができるということは、民間住宅への入居の際にも、それから、利用者側として入居する場合にも、それから、受け入れをしてくださる大家さんにとっても、非常に安心であるサービスが、見守りサービスも含めて、できたということで、非常に歓迎すべき協定かというふうに思います。今のところこの1社さんだけという、さっきお話がありましたけれども、例えば区外に転居されてしまう場合には、つまり、中野区にどうしても見つけようと思ったけど見つけられなかったという場合には、中野区から外に出る場合は、それはもうそこで1回切れてしまうんでしょうかね。中野区の補助を1回受けて、支援を受けて入居された場合に、次に住みかえのときに見つからなかった、例えば。そうした場合には、1回そこでおしまいなのか、継続されるのか、その辺はいかがですか。

塚本都市基盤部副参事(住宅政策担当)

 こちらの事業におけますホームネットのサービス事業におきましては、区外に転居されても引き続きそちらの入居先でこのサービスを御利用いただくことは可能となってございます。ですので、当初、加入をしていただく際には中野区のほうから補助金をお出しするものでございますが、その後、このサービスを解約しない限りは、どちらのほうにお引っ越しされたとしても、そのままサービスを御利用いただくことは可能となってございます。

小林(ぜ)委員

 ありがとうございます。双方が安心してこのサービスを利用して、住みかえ、それから、住むことができるという非常に大事なことなので、この協定を締結していただくと非常にありがたいことというふうに思います。

 最後に1点、3番目に支援サービスの内容が書かれていますけれども、こういった支援を要する場合、(1)、(2)、要する場合というのは、これまでどうしても、大家さんなのか、もしくは当事者の方なのか、もしくは、場合によってはどれかの、幾らかの、親族に当たる方々がされるというケースがあったんですけど、今回は、安否の確認ですとか葬祭費用、遺品の整理、原状回復等々については、ある意味保険というんでしょうかね、この支援の中で全て受けられる、どちらかが負担をしなくてもいいということでよろしいですか。

塚本都市基盤部副参事(住宅政策担当)

 こちらに記載してございますものは全て対象となるといったものでございます。

来住委員

 協定が締結をされたということで、すぐれた制度で、23区の中でも先進的なものだというふうに思います。評価をします。その上で、せっかくいいものができたわけですから、これをどう周知して活用いただくかということがこれからの問題だと思いますが、1月28日に協定に基づく支援事業の開始ということで始まっているんですけども、問い合わせ等を含めて、いかがでしょうか。

塚本都市基盤部副参事(住宅政策担当)

 1月28日に事業をスタートしてございまして、お問い合わせ等は、これまでに20件ほど頂戴しているところでございます。電話でありましたり、窓口のほうに直接お越しいただく、御相談いただいた方は、区民の方ですとか大家さんあるいは不動産管理会社さん、さまざまなところからお問い合わせをいただいてございます。実際に、お申し込みにつきましては、今1件の方がお申込手続に入ったといったところでございます。今後も周知をしっかり図って、利用者の数をふやしていきたいと考えてございます。

来住委員

 ネット上でいろいろ啓発されるのも一つだと思うんですが、しかし、利用する世代を含めて、わかりやすい、手にとって、こういう制度ができたんだということを見ていただく、知っていただくというためには、ペーパーによる制度の周知が必要だと思うんですけども、それは計画されているんでしょうか。

塚本都市基盤部副参事(住宅政策担当)

 今回、事業を新たにスタートするに当たりまして、パンフレット――区民の方向けのパンフレットと、あと、不動産会社・大家さん向けのパンフレットの2種類を御用意いたしまして、順次お配りをしてございます。

来住委員

 工夫していいものつくって周知していただきたいと思います。生活保護受給者でも利用できるというふうになっていると思いますので、民生委員さんをはじめとする区の保護関係の窓口なども含めて、誰でもがこのことを知り得る、そういう啓発をきちんとやっていただきたいと思いますけども、今後についてはいかがでしょうか。

塚本都市基盤部副参事(住宅政策担当)

 まさしく今おっしゃられたとおり、生活保護の方ですとか民生委員さん、そういった方々への周知につきましては、健康福祉審議会等にも私のほうから情報提供を随時行ってございますので、いわゆるソフトの部分で周知のほうを充実させていきたいといったふうに考えてございます。

委員長

 他に質疑はありませんか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

 質疑がなければ、以上で本報告について終了いたします。

 次に、7番、その他で何か報告はありますか。

浅川都市政策推進室副参事(産業振興担当)

 これまで中野区立商工会館を拠点としてきました区内経済団体の中野区産業振興センターにおける業務開始日程が決まりましたので、私より口頭にて御報告をさせていただきます。

 移転の時期につきましては、平成31年4月までには新しい場所で業務開始としてございましたが、このほど準備が整いまして、中野工業産業協会は2月15日、金曜日から、東京商工会議所中野支部及び中野区商店街連合会は2月18日、月曜日から、産業振興センター2階での業務を開始する運びとなりました。移転につきましては、ホームページ等、各団体が行う周知に加えまして、区といたしましても、区報2月5日号での掲載をはじめ、新旧施設にわかりやすい表示をするなど、周知に努めてまいります。

 御報告は以上でございます。

委員長

 ただいまの報告に対し、質疑はありませんか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

 質疑がなければ、以上で本報告について終了いたします。

 他に報告はありませんか。

藤永都市政策推進室副参事(都市観光・地域活性化担当)

 なかのまちめぐり博覧会2018の実施結果について御報告申し上げます。

 各参加イベントからの参加者数の集計、取りまとめの時間のために、御報告がこの時期になってしまいました。昨年実施しましたなかのまちめぐり博覧会2018につきましては、開催期間が平成30年10月20日から11月25日の間に実施されました。イベント数につきましては81イベントが実施されまして、昨年に比べて5イベント減ってございますが、参加動員数につきましては13万人と、昨年に比べ1万人増となってございます。今後につきましては、区内外からの参加者増のため、周知・PR強化を行うとともに、来街者増加を見込める新規イベントの誘導等の内容充実を図っていきたいと考えてございます。

 御報告は以上でございます。

委員長

 ただいまの報告に対し、質疑はありませんか。

石坂委員

 今の報告の中で、来街者をふやしていくのを今後やっていきたいという話でありましたけども、この13万人、あるいは去年の、1万人少ないと12万人だと思いますけども、その来街者の内訳とかというのは把握はされているんでしょうか。要は、区内か来街者かということは。

藤永都市政策推進室副参事(都市観光・地域活性化担当)

 動員数の13万人のうち来街者かどうかの測定まではできていません。

石坂委員

 今後はそこをふやしていくということは、今後に関しては、そこは統計をとっていくという理解でよろしいでしょうか。

藤永都市政策推進室副参事(都市観光・地域活性化担当)

 イベントの参加動員については、その数の把握もそうですけれども、そこがなかなか、外から来たのか、中から来ているのかは難しいと思っています。来街者増のための取り組みとしましては、やはり区外のいろんな、電車とか広告とか、あと、東京都の観光案内所とか、そういうところでの周知を充実させたいと思っています。

石坂委員

 直接来街者の把握は難しいということでありますけど、きちんと成果の把握をしていっていただければと思いますが、その辺はいかがでしょうか。

藤永都市政策推進室副参事(都市観光・地域活性化担当)

 数そのものは難しいですけれども、やはりこれは動員数そのものではかるものなのかなと思っていますので。あと、イベントの性質上、区外からの来街者を正確に測定するイベントもございますので、そちらのほうの把握等もやっていきたいと思っています。

委員長

 他に質疑はありませんか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

 質疑がなければ、以上で本報告について終了いたします。

 他に報告はありませんか。

細野都市基盤部副参事(公園担当)

 所管事項報告の2番で、中野四季の森公園におけるイベントの利用条件なんですが、小林ぜんいち委員への回答について補足をしたいんですが、許可をしていただけますでしょうか。

委員長

 はい。

細野都市基盤部副参事(公園担当)

 恐れ入ります。先ほど御質問の中で、イベントエリアの酒類の取り扱いについて御質問をいただきました。ちょっと正確でない答えをしてしまったので、申しわけありませんでした。改めさせていただきます。

 授業の有無や部活の有無にかかわらず、酒類の取り扱いについては、資料のとおり、平日は午後4時から、土日、祝日は終日利用可というふうにさせていただいています。その上で、ただ、学校と十分協議を行って、そのイベントについて開催をお願いしたいという指導をさせていただいているところでございます。先ほど部活があった場合は必ず酒類の扱いはないというふうな、そんなふうな御理解をいただいてしまったかなというふうに思いましたので、改めて述べさせていただきました。

委員長

 では、答弁修正ということで。

 そのことについて。

小林(ぜ)委員

 ということは、部活などをやっている、授業は4時前に終わるんでしょうけれども、学校で、校庭で生徒が利用状況にある中でも、夏、冬問わず、4時以降であれば酒類は取り扱う、つまり、飲むことができる、利用者にすれば。それから、業者さんにすれば、取り扱う。そして、土、日であれば終日、部活動、それから、そういった授業を含めて、休日授業を含めて行っていても、飲酒は取り扱いが可である、ただし、学校と協議をしてくださいと。学校のほうでだめということになれば、その時間についても取り扱うことはできないということになるんですか。それとも、あくまでも取り扱っていいんですよということが主になるんですか。

細野都市基盤部副参事(公園担当)

 実際、協議の中でバツとなった場合については提供をしないものというふうになっていきますが、これまでも、全く中止するということではなくて、提供はするけれども、利用の方に学校側で召し上がらないようにとか、あと、学校側に人が滞留しないような、そういった、具体的には、学校側に背を向けてキッチンカーを並べるとか、そういった配慮をしていただいて、その結果、イベントを開催していただいております。

小林(ぜ)委員

 要するに、においとしても漂っていくということで、学校からすごく利用に、飲酒にかかわっての利用制限を求める声が非常に多かったと思うんですね。PTAの方、生徒さん、そして、学校、教育関係者からも。そういったことであったので、先ほど伺ったんですけれども、一安心したかと思ったら、そうではないという、別に緩和なのかもしれないんですけど、きちっと学校との理解を得られるような協議が必要かと思いますし、それから、本当に透過性のある網目ネットだけで仕切られているので、どうしても煙や臭気というのは飛んでいく、それはしようがない話なんですけど、できる限りの遮蔽性を持たせるということが大事なのかなと。イベントをするボックスなどについては離していくとか、臭気については他のほうを向けるとかということがありましたけれども、そういったことも、教育上も含めて、十二分な配慮のなされた方策をとっていくことが大事なのではないかというふうに思うんですけれども、その辺の懸念はいかがですか。

細野都市基盤部副参事(公園担当)

 委員がおっしゃるような懸念はもっともでございまして、場所の特殊性等は利用者に申し上げているところでございますので、今、委員がおっしゃったような、こういった懸念があるので、十分な対策をしていただきたい、そんな協議を学校としていただきたいということを毎度申し上げているところでございます。

小林(ぜ)委員

 わかりました。本当にネット1枚――二、三ミリのネット1枚を挟んですぐ隣では授業を行っていたり、部活動を行っている生徒がいる、そして、本当に背にして、そういうイベントがなされている、イベントがなされるということは非常に活性化という意味合いでも振興という意味でも非常にいいとは思うんですけども、よくよく配慮がなされる仕組みを十二分に徹底していただけるような使い方、そして、懸念を払拭していただいて、教育現場からのさまざまな御意見、これまでもあって、そして、これができたわけですから、そういったことを今後の中でも十二分な配慮をしていただいて、使用していただく、決してイベント広場の利用制限でどんどん狭めていってしまうというよりも、むしろ配慮をどこまでしていただいて、自由に利用していただくのかという、学校の教育環境という現場での隣接地でもありますから、しっかりとその辺は今後も配慮をしていただきたいと思います。訂正があったので、質疑させていただきました。終わります。

委員長

 他に質疑はありませんか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

 なければ、以上で答弁修正に対しての質疑を終了します。

 他に報告はありませんか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

 なければ、以上で所管事項の報告を終了いたします。

 次に、審査日程のその他に入ります。

 委員会を暫時休憩いたします。

 

(午後4時38分)

 

委員長

 委員会を再開いたします。

 

(午後4時39分)

 

 休憩中に御協議いただきましたとおり、次回の委員会は第1回定例会中とし、急を要する案件が生じた場合は正副委員長から御連絡をさせていただきたいと思いますが、これに御異議ありませんか。

 

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 御異議ありませんので、そのように決定します。

 以上で本日予定した日程は全て終了しますが、各委員、理事者から発言はありませんか。

来住委員

 今報道されております建築基準法に違反する建物の大問題が発生していますけども、中野区で事業者が事業されているということもありまして、今把握されている範囲で何が基準法に違反しているということを把握されているのか、その把握された範囲で結構ですので。

小山内都市基盤部副参事(建築担当)

 建物で、共同住宅の界壁、いわゆる壁ですね、これが小屋裏まで達していなければいけないという規制がございます。音だとか、火が延焼しないように、天井の上の分の屋根の部分をちゃんと塞ぐようにということが決められております。それが今回レオパレスの場合には不十分であったという部分と、全然やっていなかったというところで、中野区内では該当する建物は100棟ございます。それについて、現在国土交通省の指導を受けまして、私どもがレオパレスと協議をしまして、リストの提出、それと同時に、改修方法、そういったものについて、期日を定めて―― 一応2月15日までに、どういう改修方法でやるのか、それを提出しなさいということで今指示をしております。ただ、当然オーナーさん、居住者があることですので、一度に全部改修することは不可能なので、どういう計画でやっていくのか、改修計画もあわせて、これは3月末までに提出しなさいということで、一部のサンプル調査でいいかという申し入れがございましたが、それは認めないと。全ての建物について建築基準法第12条第5項に基づく報告書を作成しなさいということで今指示しているところでございます。

来住委員

 ありがとうございます。大手のレオパレスでそういう違反行為があったということで、報道がされていることもあって、私どももまちでいろいろ聞かれるんですが、今おっしゃっていただいた100棟というのは、レオパレスが建てた建物が100棟あるという中で、その該当するのが何棟あるかを今求めているということでよろしいですか。

小山内都市基盤部副参事(建築担当)

 中野区内で建てた建物はそれ以上ございますが、該当する建物、いわゆる建築基準法に抵触している建物が100棟あるというふうに理解しております。

来住委員

 きょうの報道ですと1,324棟が全国で対象だというふうに見ましたけど、その中で100棟ということは、かなりの比率を占めると。

小山内都市基盤部副参事(建築担当)

 1,324棟というのは最近の報道だと思うんですが、それ以外でいきますと1万棟以上になります。今回のは、天井が二重張りになっていない部分、そういったものが1,324棟、外壁がまた基準法に違反しているというもので、あくまでも界壁が小屋裏まで達してないものは、全国で約1万何千棟ございます。そのうちの100棟でございます。ちなみに、練馬区は380棟ございますので、対象となる物件が。第4ブロックの中でも、同じ足並みで調査をしようということで調整はしているところでございます。

来住委員

 やはり入居者の命、安全にかかわる問題ですので、機敏に事業者との対応をしていただいて、入居者第一に、ぜひ方向を見出して、きちんとやっていただきたい、これは要望しておきます。

内川委員

 区内で100棟ということで、建築確認申請、中野区にそれが出されてるものってあるんですか、その中で。

小山内都市基盤部副参事(建築担当)

 ごく一部、一、二棟は区の建築確認というのはありますけども、ただ、平成11年度以降はほとんど民間検査機関のほうでレオパレスの場合は確認をとっておりますので、区のほうに出された部分はごく限られた部分ということでございます。当時、当然完了検査の申請が出てこないと、私どもは検査に行くことができませんので、そういった感じで、検査の対象外だったということが、それはわかっております。

内川委員

 国の責任を問うような動きまで出ていて、中野区は大丈夫ですか。

小山内都市基盤部副参事(建築担当)

 それについては、国からどのような、今、国からの指導に基づいて調査をしているところでございますので、その先のことはまたその時々の状況に応じて判断していきたいというふうに考えております。(「休憩してください」と呼ぶ者あり)

委員長

 委員会を暫時休憩します。

 

(午後4時44分)

 

委員長

 委員会を再開します。

 

(午後4時47分)

 

石坂委員

 3月中に報告を求めるという話ではありましたけども、ただ、実際に住んでいる方もいるので、かかる場合があるという話ではありましたけども、でも、欠陥がある状態を放置したというのはまずい状態であると思うんですけども、それというのは、仕組みとしてというか、国の法律とかの中で、こうした場合にどのぐらいの時期までに何とかしなきゃいけないとかというのは全くないんでしょうか。

小山内都市基盤部副参事(建築担当)

 正直申し上げて、違反建築の場合の指導方法というのはケース・バイ・ケースで、あまり必要以上に相手方に負担がかかるような指導の仕方はあってはならないというのは、これも裁判例等でもございますので、適切な時期に、例えば今回共同住宅が多いので、空き部屋ができると同時に改修を進めるというような形で、多少、1年かかっても直すものは直すというのがレオパレスさんの方針でございますので、それに沿った形で、私どもは経過をきちっと観察していきたいというふうに考えているところでございます。

石坂委員

 専門的でないので、詳しくないんですけども、そうした形でやっていけば、特に今住んでいる方が何かあったときの危険は回避され得るという理解で大丈夫でしょうか。

小山内都市基盤部副参事(建築担当)

 今私どもが問題としているのは界壁という問題で、いわゆる防火性能の問題ではございませんので、音の問題、音が隣の部屋から聞こえる、また、聞かれてしまうというような、それがない形にできれば一番ベストだというふうに考えてますので、防火性能に関しては、今の私どもが抱えている課題ではないというふうに理解しています。

委員長

 他にこの件について質疑ありませんか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 なければ、終了いたします。

 他に何か各委員、理事者から発言はありませんか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 なければ、以上で本日の建設委員会を散会いたします。

 

(午後4時49分)