令和元年06月25日中野区議会子ども文教委員会(第2回定例会)
令和元年06月25日中野区議会子ども文教委員会(第2回定例会)の会議録

中野区議会子ども文教委員会〔令和元年6月25日〕

 

子ども文教委員会会議記録

 

○開会日 令和元年6月25日

 

○場所  中野区議会第5委員会室

 

○開会  午後1時34分

 

○閉会  午後2時05分

 

○出席委員(8名)

 高橋 ちあき委員長

 斉藤 ゆり副委員長

 吉田 康一郎委員

 小杉 一男委員

 いでい 良輔委員

 中村 延子委員

 平山 英明委員

 むとう 有子委員

 

○欠席委員(0名)

 

○出席説明員

 教育長 入野 貴美子

 子ども教育部長、教育委員会事務局次長 戸辺 眞

 子ども家庭支援担当部長、教育委員会事務局参事(子ども家庭支援担当) 小田 史子

 子ども教育部子ども・教育政策課長、教育委員会事務局子ども・教育政策課長 永田 純一

 子ども教育部保育園・幼稚園課長、教育委員会事務局保育園・幼稚園課長 濱口 求

 子ども教育部保育施設利用調整担当課長 竹内 賢三

 子ども教育部幼児施設整備課長 板垣 淑子

 子ども教育部子ども教育施設課長、教育委員会事務局子ども教育施設課長 塚本 剛史

 子ども教育部子育て支援課長、子ども家庭支援センター所長 神谷 万美

 子ども教育部児童相談所設置調整担当課長 半田 浩之

 子ども教育部育成活動推進課長 伊藤 正秀

 子ども教育部子ども特別支援課長、教育委員会事務局子ども特別支援課長 中村 誠

 教育委員会事務局学校再編・地域連携担当課長 伊藤 廣昭

 教育委員会事務局指導室長 宮崎 宏明

 教育委員会事務局学校教育課長 石崎 公一

 

○事務局職員

 書記 井田 裕之

 書記 五十嵐 一生

 

○委員長署名


審査日程

○委員会参与の紹介

○議案

 第41号議案 令和元年度中野区一般会計補正予算(関係分)

 

委員長

 定足数に達しましたので、子ども文教委員会を開会いたします。

 

(午後1時34分)

 

 本日はお手元の審査日程(案)(資料1)のとおり進めたいと思いますが、御異議ありませんか。

 

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 では、そのように進めさせていただきます。

 議事に入る前に、委員会参与の紹介を理事者のほうからお願いしたいと思います。(資料2)よろしくお願いいたします。

入野教育長

 教育長の入野でございます。どうぞよろしくお願いいたします。

 私から、子ども教育部長、教育委員会事務局次長、戸辺眞を御紹介させていただきます。

戸辺子ども教育部長、教育委員会事務局次長

 戸辺でございます。よろしくお願いいたします。

 それでは、私からは、子ども教育部、教育委員会事務局の委員会参与を御紹介させていただきます。

 まず、子ども家庭支援担当部長、教育委員会事務局参事(子ども家庭支援担当)の小田史子でございます。

小田子ども家庭支援担当部長、教育委員会事務局参事(子ども家庭支援担当)

 小田でございます。よろしくお願いいたします。

戸辺子ども教育部長、教育委員会事務局次長

 次に、子ども教育部子ども・教育政策課長、教育委員会事務局子ども・教育政策課長の永田純一でございます。

永田子ども教育部、教育委員会事務局子ども・教育政策課長

 永田でございます。よろしくお願いします。

戸辺子ども教育部長、教育委員会事務局次長

 次に、子ども教育部保育園・幼稚園課長、教育委員会事務局保育園・幼稚園課長の濱口求でございます。

濱口子ども教育部、教育委員会事務局保育園・幼稚園課長

 濱口でございます。よろしくお願いいたします。

戸辺子ども教育部長、教育委員会事務局次長

 次に、子ども教育部保育施設利用調整担当課長の竹内賢三でございます。

竹内子ども教育部保育施設利用調整担当課長

 竹内でございます。よろしくお願いいたします。

戸辺子ども教育部長、教育委員会事務局次長

 次に、子ども教育部幼児施設整備課長の板垣淑子でございます。

板垣子ども教育部幼児施設整備課長

 板垣でございます。よろしくお願いいたします。

戸辺子ども教育部長、教育委員会事務局次長

 次に、子ども教育部子ども教育施設課長、教育委員会事務局子ども教育施設課長の塚本剛史でございます。

塚本子ども教育部、教育委員会事務局子ども教育施設課長

 塚本でございます。よろしくお願いいたします。

戸辺子ども教育部長、教育委員会事務局次長

 次に、子ども教育部子育て支援課長、子ども家庭支援センター所長の神谷万美でございます。

神谷子ども教育部子育て支援課長、子ども家庭支援センター所長

 神谷でございます。よろしくお願いいたします。

戸辺子ども教育部長、教育委員会事務局次長

 次に、子ども教育部児童相談所設置調整担当課長の半田浩之でございます。

半田子ども教育部児童相談所設置調整担当課長

 半田でございます。よろしくお願いします。

戸辺子ども教育部長、教育委員会事務局次長

 次に、子ども教育部育成活動推進課長の伊藤正秀でございます。

伊藤子ども教育部育成活動推進課長

 伊藤でございます。よろしくお願いいたします。

戸辺子ども教育部長、教育委員会事務局次長

 次に、子ども教育部子ども特別支援課長、教育委員会事務局子ども特別支援課長の中村誠でございます。

中村子ども教育部、教育委員会事務局子ども特別支援課長

 中村でございます。よろしくお願いいたします。

戸辺子ども教育部長、教育委員会事務局次長

 続きまして、教育委員会事務局学校再編・地域連携担当課長の伊藤廣昭でございます。

伊藤教育委員会事務局学校再編・地域連携担当課長

 伊藤でございます。よろしくお願いいたします。

戸辺子ども教育部長、教育委員会事務局次長

 次に、教育委員会事務局指導室長の宮崎宏明でございます。

宮崎教育委員会事務局指導室長

 宮崎でございます。よろしくお願いいたします。

戸辺子ども教育部長、教育委員会事務局次長

 次に、教育委員会事務局学校教育課長の石崎公一でございます。

石崎教育委員会事務局学校教育課長

 石崎でございます。よろしくお願いいたします。

戸辺子ども教育部長、教育委員会事務局次長

 以上、子ども教育部、教育委員会事務局の委員会参与でございます。どうぞよろしくお願いいたします。

委員長

 ありがとうございました。以上で委員会参与の紹介を終了いたします。

 それでは、議事に入ります。

 議案の審査を行いたいと思います。

 第41号議案、令和元年度中野区一般会計補正予算(関係分)を議題に供します。

 なお、本議案は総務委員会に付託されておりますが、子ども文教委員会の関係分を当委員会で審査し、賛成多数となった意見があれば総務委員会に申し送ることになっておりますので、御承知おきください。

 では、理事者の補足説明をお願いいたします。

永田子ども教育部、教育委員会事務局子ども・教育政策課長

 それでは、令和元年度中野区一般会計第2次補正予算のうち、子ども教育部、教育委員会事務局所管分につきまして一括して補足説明をさせていただきます。

 最初に、議案書の5ページをお開きいただきたいと存じます。

 歳出の表の中段、5款子ども教育費でございます。補正前予算額537億1,572万3,000円を6,369万6,000円増額いたしまして、補正後予算額537億7,941万9,000円とするものでございます。

 それでは、個別の内容につきまして御説明させていただきます。14ページ、15ページをお開きいただきたいと思います。

 2項保育園・幼稚園費につきましては、令和元年10月より子ども・子育て支援法の一部改正により実施される幼児教育無償化に対応するためのシステムの改修費でございます。1目保育園・幼稚園費では、私立幼稚園等補助金システムの改修費として4,200万3,000円を、2目教育・保育認定利用調整費につきましては、子ども・子育て支援システムの改修費といたしまして746万3,000円を増額するものでございます。この事業の特定財源でございます。お手数ですが、10ページ、11ページをお開きください。国庫補助金の4目子ども教育費補助金、13節幼児教育・保育無償化実施事業といたしまして補助基本額の10分の10の補助がございます。

 次に、16ページ、17ページをお開きください。

 4項子ども教育施設費、1目子ども教育施設保全費の補正額は1,072万5,000円でございます。平和の森小学校の仮校庭用地につきまして借用期間を延長するものでございます。

 次に、18ページ、19ページをお開きください。

 5項子育て支援費の1目子育て支援費の補正額は350万5,000円でございます。これは、児童扶養手当を受給する未婚のひとり親に対する臨時給付金でございます。この給付金の特定財源でございます。お手数ですが、10ページ、11ページをお開きください。国庫補助金の4目子ども教育費補助金、12節未婚児童扶養手当受給者臨時給付金といたしまして、補助額10分の10、350万5,000円の補助がございます。

 続きまして、6ページをお開きください。

 繰越明許費でございます。4項子ども教育施設整備につきまして、中野第一小学校の契約方法の変更に伴い、前払い金支払限度額が変更となるため、限度額を超えた額について繰越明許とするものでございます。

 補足説明は以上でございます。よろしく御審議のほどお願い申し上げます。

委員長

 ありがとうございました。

 では、これより本件に対する質疑を行いたいと思います。質疑があればお願いいたします。

中村委員

 御説明ありがとうございました。14ページ、15ページのところでお伺いをしたいんですけれども、このシステムの改修でこれだけの金額が出ているんですが、これ、幼児教育無償化に伴うシステム改修だと思うんですけれども、全額国庫補助で出ていなくて一般財源が出ている理由というものを教えてください。

竹内子ども教育部保育施設利用調整担当課長

 システム改修にかかわる一般財源が出ているというお話ですけども、こちらのほうは国庫補助のほうから10分の10という話なんですが上限額がございまして、基本額に人口で応じた額というところで上限額がございます。そちらのほうで超過した分が一般財源から出ているというものでございます。

中村委員

 上限額が設定されていて、これは多分全国一律だと思うんですけれども、ちょっと出ちゃうというのが、若干その算定がどうなのかなと思う部分もありますし、システム改修に伴ってそこが出ちゃうというのが、やっぱり国の政策で自治体の一般財源が出ていくというところに若干納得がいかない部分もあるんですけれども、こういった国の政策でというのでなかなか難しい部分もあるとは思うんですが、そこら辺どう捉えていらっしゃるのでしょうか。

竹内子ども教育部保育施設利用調整担当課長

 一般財源が出てしまう部分というのは、こちらのほうでも制度がまだ確定していないところがあって、それを全て網羅する形でシステム改修を行わなければいけないというところで若干飛び出てしまっているところがあるというものでございます。これから制度が固まっていくところで、システムのほうの確立はできてくるとは思うんですけれども、今ちょっとこちらのほうで、10月から開始になりますので、早くこちらのほうを契約しなければならないということなので、網羅する形でシステムのほうの増額をしているというものでございます。

むとう委員

 今の御説明の件なんですけれども、全体を網羅してということで出ちゃう部分があるというような御説明で、ちょっと理解がよくできないんですけれども、つまり、これ、上限額を国が設定する際に、このシステムの改修に必要なある程度きちんとした試算のもとに上限額ってあると思うんですけれども、これは中野区だけがほかの部分も網羅しているから飛び抜けてしまったということなのでしょうか。もうちょっとわかりやすい御説明をお願いいたします。

濱口子ども教育部、教育委員会事務局保育園・幼稚園課長

 システムの改修でございますけども、自治体によってそのシステムにさまざま違いがございます。また、補助制度等につきましても、その自治体によって制度の違いがあるということもございます。それで、中野区の場合は、先ほど担当課長が話したとおり、限度額がある10分の10補助ということで、中野区の現行制度の中ではカスタマイズ、いわゆる修正等をする箇所が多く見込まれるというところで、今回限度額を超えた予算の積算をしているところでございます。無償化につきましては、今後まだ制度を検討して方向性を定めていかなきゃならないといった課題もございますので、そういったところを柔軟に対応できるといったところの試算をしているというところでございます。

むとう委員

 ということは、自治体によってもともとあるシステムが違うから、今回のことに無償化に合わせてシステムを改修する際の金額も自治体によって違うということのようだと今理解しましたけれども、そうだとすると、これ、国が決めた上限の範囲でできている自治体もあるんですか。

濱口子ども教育部、教育委員会事務局保育園・幼稚園課長

 他の自治体も10月に向けて、今、早急にシステムの改修等を検討しているという情報は持っているところでございますけども、具体的に今の段階でどういった金額の補正なり対応なりといったところにつきましては、詳細には把握してございません。

むとう委員

 今後やってみてということのようなんだけれども、もしも、せっかく23区共通の課長会などもあるかと思うんですけれども、どこの自治体も本当だったら100%国が出すべきところのお金がそこでは上限額が設定で間に合わず、全部の自治体が飛び抜けてしまうようであれば、国がもともと定めた上限額というところに問題があるというふうに考えられるので、そうなった場合にはおいおい23区共同で、追って国に対して追加で出せみたいなこともやっていく必要があるのではないかと思うんですが、その辺の見解はいかがですか。

濱口子ども教育部、教育委員会事務局保育園・幼稚園課長

 今回無償化に伴いまして、国のほうとしますと2年度にわたってシステム改修について財源の確保をするということでお話が来ております。今後、どういった対応になっていくかということをさまざま各自治体は検討していくとは思いますけども、必要な経費につきましては当然国等に求めていくということは対応してまいりたいと考えてございます。

むとう委員

 2年度にわたってということですから、これは今年度分という理解でよろしいですか。今年度分を踏まえた上で2年度分ということになるかと思うので、そうなったときには飛び出てしまうなんていうことにはならないような感じになるのでしょうか。

濱口子ども教育部、教育委員会事務局保育園・幼稚園課長

 今後につきましては、制度を構築して固めた段階でどういった改修が見込まれるかということでございますけども、私どもといたしましては今回の改修によって無償化についての対応は一定できるというふうに考えておるところでございます。

むとう委員

 一応わかりました。

 では、その次のところの17ページのところで、平和の森小学校の仮校舎用地の──ここもよかったですよね──延長に伴う土地使用料の増額という部分なんですが、どうしてこういう事態になっているのか、ちょっと私、子ども文教委員会は久しぶりでよくわかっていないので御説明ください。

塚本子ども教育部、教育委員会事務局子ども教育施設課長

 こちら、仮校庭の借用でございます。当初の予定ですと、本年の4月1日から9月30日まで、旧刑務所の用地を仮校庭として借地を行っている、そういった予定でございましたが、今回、旧刑務所用地の取得に当たりまして、国の審議会が当初予定よりも半年ほどおくれまして、結果、取得が当初予定をしていたよりも半年ほどおくれてしまい、今年度末ごろの取得というように変更がなされてございます。そうした結果、本来であれば9月30日までの借用で事が足りたところなんですが、区として取得する時期が先延ばしになった以上、借用する期間もあわせて半年ほど延長させていただきたい、そういった内容でございます。

むとう委員

 そうすると、今の御説明ですと、国の御都合ということなのでしょうか。

塚本子ども教育部、教育委員会事務局子ども教育施設課長

 そうですね、国の都合により延長したといったところでございます。

むとう委員

 通常の土地の使用料というものは幾らなのかということと、今回、国の都合で半年間延びるということでおまけみたいなもの、値引きみたいなものがあったのかどうなのか、どういう形での使用料になっているのか、教えてください。

塚本子ども教育部、教育委員会事務局子ども教育施設課長

 まず、通常の借用の考え方ということなんですが、こちらにつきましては、国有地を借用する際の、いわゆる係数というか、路線価を基準として、それに一定の係数を掛けて、あと期間ですね、そういったものを掛け合わせたものが基本的には借用の金額となります。今回、学校用地、学校の仮校庭用地として借りているものでございますが、特段そういった面での減免措置、そういったものは、これについては設定がされないものとなってございます。今回、国の都合によりという部分ではございますが、あくまでも現時点においてもまだ国の土地でございますので、そういった事情等は特に関係なく、同様の借用金額といった設定で行うものでございます。

むとう委員

 参考までに、この使用料というものは月額みたいなものなんですか。期間、トータルで幾らということなんですか。その辺はどうなっているのか、教えてください。

塚本子ども教育部、教育委員会事務局子ども教育施設課長

 今回補正で上げさせていただいております1,072万5,000円につきましては、半年間、6カ月間の借用金額といったものでございまして、月当たりで行きますと、こちらを6で割った数字といったところでございます。

むとう委員

 これ以上また国の都合で延長するという事態はないというふうに考えていていいのでしょうか。もしかしたらまた延びちゃうなんていうこともあり得るのでしょうか。

塚本子ども教育部、教育委員会事務局子ども教育施設課長

 先日、6月半ばごろですか、国の審議会のほうで中野区へ今回の矯正研修所跡地の売却方針が定められたところでございます。それを受けて、国のほうではボーリング調査をまさしく今行っているところでございまして、その結果いかんによってはまたいろいろと変更が生じる可能性はあるところではございます。

むとう委員

 それは、あくまでも国の都合になってくるんだけれども、値引きはされないということなんですか。

塚本子ども教育部、教育委員会事務局子ども教育施設課長

 値引きはございません。

小杉委員

 同じところですね、17ページ、平和の森小学校仮校庭用地ということですが、去年の11月からこちらを学校の校庭として使っているということなんですが、これは結構図面、私も行ったことないのでちょっと見ていないのでわからないんですけど、結構狭いようですけれども、そのまま今まで使っていた校庭を、現小学校の校庭をそのまま仮校庭として日常的に使っているということで考えていいんですかね。

塚本子ども教育部、教育委員会事務局子ども教育施設課長

 今回仮校庭を整備したそもそもの目的でございますが、平和の森小学校に仮設の校舎増築工事を行ってございます。その工事期間中は、いわゆる仮設、周りに仮囲い等がされることで一定程度校庭を部分的に閉鎖する必要がありますので、その分を担保するために、今回仮校庭として、おおよそ1,000平米ほどの校庭用地にはなるんですが、ほぼ800平方メートルほどの現平和の森小学校の校庭がちょっと狭くなるので、それの代替として1,000平米ほど仮校庭として整備をする、そういった流れでございます。

小杉委員

 わかりました。部分的に使っているということですよね。

 2年ほど前に、平和の森小学校に行ってお話を聞いたら、結構遊ぶ場所が非常に足りなくて、屋上とか体育館とか校庭を分割して遊んでいるという話を聞いたんですけれども、その後の、例えば去年11月以降こういった形で分割して利用されているんですけれども、その辺の状況とかって何か、けがが少なくなったとか多くなったとか、そういったところが何かあれば教えていただきたいなと思ったのですが、いかがでしょうか。

塚本子ども教育部、教育委員会事務局子ども教育施設課長

 学校のほうにも工夫をしていただきながらいろいろ活動していただいているところでございます。今回の工事が原因となって、例えばけがが起きたですとか、そういった報告はいただいていないところでございます。

小杉委員

 そういうものって数としてとっているかと思うんですけど、特段状況等、変化とかないということなんでしょうかね。それとも、わからないということなんですかね。

委員長

 ちょっと休憩していいですか。

 

(午後1時55分)

 

委員長

 再開いたします。

 

(午後1時55分)

 

 今の御質疑はよろしいですね。

平山委員

 まず、この14ページ、15ページのところから、私も幾つか聞こうと思っていたところがあるんですが、ほかの委員の方が聞いてくださったので。ただ、ちょっとね、発想が逆なんですよ。それで、他区の状況を調べられなかったというふうに先ほど御答弁をされていましたよね。これ、特定財源の中だけでやり切ることができないかどうかとジャッジするのってものすごく大事なことだと思うんですよ。一財を使わないでいられるのかどうか。で、先ほどのお話では、いやいや、先々を見越した上で少しシステムの幅を持たせるような話をされていましたけども、その幅の分って、もしかしたら追加で国庫補助が出る可能性だってあるわけじゃないですか。もしかしたらお隣の区はそういうことをきちんと国交省とかに──国交省じゃないか、これはどこだ。文科省ですね──とかに確認をしたり省庁に確認をしたり、あるいは他区と連携したりして、じゃあどこまで何をやっておこうというところを調整した上で、何とかこの国庫の範囲内で、一財を痛めないでやろうというふうな工夫をされている区があるかもしれないじゃないですか。と考えたときに、中野のシステムとほかのシステムの状況がまず違いますよ、そして出している手当等々の種類も違いますよ、これはわかるんですけれども、最低限、新しい事の始まりで、しかも、本来10分の10の国庫補助が出るというものがあるんですから、これは何とかこの枠内におさめることができないのかという御努力はされてしかるべきなんじゃないのかなというのが一つ。

 そうであるとするならばですよ、もしそこがきちんとお調べになっていなくて、わからないですよ、他区も全部オーバーしたかもしれないですけど、ただ、いやいや、23区のうちに17区ぐらいはこの枠の中でできましたよというのであれば、先ほどから出ているような、何か国の積算が甘いとかという批判は当たらなくなっちゃうわけですよね。だから、そこがどうなのかというのが私も今回非常にお聞きをしたいなと思っていたんですけど、いやいやお聞きになっていない、他区とは連携していませんというお話だったので、率直にお尋ねしますけど、どうして聞かなかったんですか。

濱口子ども教育部、教育委員会事務局保育園・幼稚園課長

 委員の御指摘のとおり、特定財源10分の10の範囲内で改修を行うということを目指すということは当然大事なことだと思ってございます。私どもといたしましても、システムの事業者のほうといろいろ見積もりをとる等の中でできるだけ金額を抑えるというふうな働きかけといった相談はしていたところでございますけども、なかなか今の、現行の中野区のシステムの中では改修をすべき項目といったところで、今回一般財源のほうまで限度額を超えてということの金額となってございます。

 それで、他区の状況等につきましては、決して全く努力をしてなかったわけではございませんけども、他区のほうも補正対応とするのか、現行のシステムをもう少し引っ張りながら制度が固まった段階で改めてというところの改修とするといった対応なのか、あるいはその辺の今のシステムの中で飲み込めるものといったようなところで、まだいろいろ検討段階だということでありましたので、正確なお答えということをいただけなかったというところでございます。

平山委員

 もうこれ以上あまり突っ込んだ質問はしませんけど、一財を使うということに対しては、やっぱりそこはそれなりの重みを持っていただきたい。もちろん国庫補助だって税金なんですけど、ただやっぱりね、一財は一財という形でそこは重く考えていただきたいなと思ったのであえて伺いました。だって、ほら、システムの人に相談して、外部の人に相談したら、わかんないですよ、でも、それはね、向こうはお仕事があったほうがいいわけですから。そこを、こっちがどれだけ知識があって抑えることができるかというところの中で、やっぱり他の区の事例というものは私は参考になるのかなと思ったのであえて伺いました。

 もう一つだけ、この16、17ページの平和の森の仮校庭用地の借用期間の延長に伴う使用料の増額。先ほどのお話を聞いていると、審議会等々の関係で土地の売却時期、当区にとったら購入時期が変わってしまった。このことによって借りる期間が延びてしまったということなんですけど、これはじゃあ、先ほど言われた時期に──今これを借りているところって、ちょっとここ数箇月の議論の中で変わってきたのかもしれませんけど、いわゆる昔のまちづくり用地みたいなところですよね、道路がすっと走って。そこを今借りていらっしゃる、学校用地の代替としてね。これはじゃあ、購入される場合はそこも含めた学校用地として購入されるんだろうか、それともそこはそこで分けて購入されるんだろうか、一体で購入するという前提だからこういうふうな形になっているんですかね。そこをちょっとお尋ねします。

塚本子ども教育部、教育委員会事務局子ども教育施設課長

 今回、国からこちらの用地を取得する際には、一括、一体の敷地として小学校敷地等用地といった形で取得をする予定でございます。

平山委員

 基本、ちょっとこれに基づいてという前提で、ここをお借りする期間の延長、それは購入期間が延びたのでという前提で伺いますけど、一括して学校用地で買っちゃうと、あそこに道路を走らせる予定じゃないですか。道路って補助金が出ますよね。学校用地って補助金は出ないですよね。それはどういう扱いになるんだろう。

塚本子ども教育部、教育委員会事務局子ども教育施設課長

 今回は、用地特別会計で一括で土地を購入いたします。その後、例えば道路用地の部分を地区施設道路として整備する際に改めて一般会計で買い戻しを行う予定となっております。その際には国費あるいは都費、そういった補助金も導入できるものと見込んでございます。

平山委員

 じゃあ、所管は、将来的にはそういうものなんだというお考えをお持ちだということですね。暫定的にということですよね。暫定っていつまでですか。

塚本子ども教育部、教育委員会事務局子ども教育施設課長

 今回、学校用地の中にこの道路用地部分はいわゆる学校用地として暫定利用するといった方針を示しているところでございます。当分の間という御報告をしているところでございますが、あくまでもこちらの地区施設道路が供用開始をできる、そのタイミングまでの当分の間といったところで認識をしているところでございます。

平山委員

 もうあんまりやり過ぎると本論から外れてしまうので。当分の間といったって、そこまで続けて暫定的に学校敷地として使いますというお考えなんでしょう、今は。学校は学校で新しくつくって、まさか30年かそこらで建て直すわけないじゃないですか、50年、60年と使っていくわけじゃないですか。それが当分の間っていうのはね、ちょっとどうなのかなと思ったのでお伺いしましたけど、そういうお考えだというのがよくわかりましたので、ありがとうございました。

委員長

 ほかにありますか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 では、質疑がなければ、以上で質疑を終結いたします。

 次に、意見について伺います。本議案について意見はありますか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 それでは、本議案については意見なしとして総務委員会に申し送ることに御異議ありませんか。

 

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 それでは、御異議がないようですので、そのように決定をいたします。

 以上で第41号議案の審査を終了いたします。

 以上で本日の日程は終了いたしますが、各委員、理事者から特に御発言はございますでしょうか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 では、以上で子ども文教委員会を散会いたします。

 

(午後2時05分)