令和元年06月25日中野区議会建設委員会(第2回定例会)
令和元年06月25日中野区議会建設委員会(第2回定例会)の会議録

中野区議会建設委員会〔令和元年6月25日〕

 

建設委員会会議記録

 

○開会日 令和元年6月25日

 

○場所  中野区議会第4委員会室

 

○開会  午後1時35分

 

○閉会  午後2時48分

 

○出席委員(9名)

 日野 たかし委員長

 間 ひとみ副委員長

 竹村 あきひろ委員

 高橋 かずちか委員

 加藤 たくま委員

 杉山 司委員

 小宮山 たかし委員

 久保 りか委員

 来住 和行委員

 

○欠席委員(0名)

 

○出席説明員

 都市基盤部長 豊川 士朗

 都市基盤部都市計画課長 安田 道孝

 都市基盤部道路課長 井上 雄城

 都市基盤部公園緑地課長 細野 修一

 都市基盤部建築課長 小山内 秀樹

 都市基盤部交通政策課長、住宅課長 三王 徹哉

 まちづくり推進部長 角 秀行

 中野駅周辺まちづくり担当部長 奈良 浩二

 まちづくり推進部まちづくり計画課長 千田 真史

 まちづくり推進部野方以西担当課長 狩野 純一

 まちづくり推進部まちづくり事業課長、大和町まちづくり担当課長 菊地 利幸

 まちづくり推進部弥生町・平和の森周辺防災まちづくり担当課長 森 眞一郎

 まちづくり推進部新井薬師前・沼袋駅周辺まちづくり担当課長 荒井 弘巳

 まちづくり推進部中野駅周辺まちづくり課長 松前 友香子

 まちづくり推進部中野駅新北口駅前エリア担当課長 石井 大輔

 まちづくり推進部中野駅地区担当課長 小幡 一隆

 まちづくり推進部中野駅周辺地区担当課長 石橋 一彦

 まちづくり推進部中野駅周辺基盤整備担当課長 石原 千鶴

 

○事務局職員

 書記 若見 元彦

 書記 有明 健人

 

○委員長署名


審査日程

○委員会参与の紹介

○議案

 第41号議案 令和元年度中野区一般会計補正予算(関係分)

 

委員長

 それでは、定足数に達しましたので、建設委員会を開会いたします。

 

(午後1時35分)

 

 本日の審査日程ですが、お手元に配付の審査日程(案)(資料1)のとおり進めたいと思いますが、これに御異議ありませんか。

 

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 御異議ありませんので、そのように進めます。本日の審査に当たっては、午後5時を目途に進めたいと思います。また、3時に休憩をとりたいと思いますので、御協力のほどをお願い申し上げます。

議事に入る前に、お手元に配付の資料(資料2)のとおり7月12日付で委員会参与の変更及び異動がございましたので、委員会参与の紹介を理事者からお願いします。

豊川都市基盤部長

 それでは、当委員会の都市基盤部の参与の御紹介をさせていただきます。

 まず、私は都市基盤部長の豊川でございます。よろしくお願いいたします。

 続きまして、都市計画課長の安田道孝でございます。

安田都市基盤部都市計画課長

 安田でございます。どうぞよろしくお願いいたします。

豊川都市基盤部長

 それから、道路課長、井上雄城でございます。

井上都市基盤部道路課長

 井上でございます。よろしくお願いいたします。

豊川都市基盤部長

 公園緑地課長、細野修一でございます。

細野都市基盤部公園緑地課長

 細野でございます。どうぞよろしくお願いします。

豊川都市基盤部長

 それから、建築課長、小山内秀樹でございます。

小山内都市基盤部建築課長

 小山内でございます。よろしくお願いいたします。

豊川都市基盤部長

 それから、交通政策課長及び住宅課長、三王徹哉でございます。

三王都市基盤部交通政策課長、住宅課長

 三王でございます。よろしくお願いいたします。

豊川都市基盤部長

 どうかよろしくお願いいたします。

角まちづくり推進部長

 それでは、まちづくり推進部を紹介させていただきます。

 私は、まちづくり推進部長の角秀行です。よろしくお願いいたします。

 続きまして、中野駅周辺まちづくり担当部長の奈良浩二です。

奈良中野駅周辺まちづくり担当部長

 奈良でございます。よろしくお願いいたします。

角まちづくり推進部長

 まちづくり計画課長の千田真史です。

千田まちづくり推進部まちづくり計画課長

 千田です。よろしくお願いします。

角まちづくり推進部長

 野方以西担当課長の狩野純一です。

狩野まちづくり推進部野方以西担当課長

 狩野です。よろしくお願いします。

角まちづくり推進部長

 まちづくり事業課長、大和町まちづくり担当課長の菊地利幸です。

菊地まちづくり推進部まちづくり事業課長、大和町まちづくり担当課長

 菊地です。よろしくお願いいたします。

角まちづくり推進部長

 弥生町・平和の森周辺防災まちづくり担当課長の森眞一郎です。

森まちづくり推進部弥生町・平和の森周辺防災まちづくり担当課長

 森でございます。よろしくお願いいたします。

角まちづくり推進部長

 新井薬師前・沼袋駅周辺まちづくり担当課長の荒井弘巳です。

荒井まちづくり推進部新井薬師前・沼袋駅周辺まちづくり担当課長

 荒井でございます。よろしくお願いいたします。

角まちづくり推進部長

 中野駅周辺まちづくり課長の松前友香子です。

松前まちづくり推進部中野駅周辺まちづくり課長

 松前です。よろしくお願いいたします。

角まちづくり推進部長

 中野駅新北口駅前エリア担当課長の石井大輔です。

石井まちづくり推進部中野駅新北口駅前エリア担当課長

 石井でございます。よろしくお願いします。

角まちづくり推進部長

 中野駅周辺地区担当課長の石橋一彦です。

石橋まちづくり推進部中野駅周辺地区担当課長

 石橋でございます。よろしくお願いします。

角まちづくり推進部長

 中野駅地区担当課長の小幡一隆です。

小幡まちづくり推進部中野駅地区担当課長

 小幡でございます。よろしくお願いします。

角まちづくり推進部長

 中野駅周辺基盤整備担当課長の石原千鶴です。

石原まちづくり推進部中野駅周辺基盤整備担当課長

 石原です。よろしくお願いいたします。

角まちづくり推進部長

 以上、まちづくり推進部でございます。よろしくお願いいたします。

委員長

 ありがとうございました。以上で委員会参与の紹介を終了します。

 それでは、議事に入ります。

 第41号議案、令和元年度中野区一般会計補正予算(関係分)を議題に供します。

 本議案は総務委員会に付託されておりますが、建設委員会の関係分について当委員会で審査し、賛成多数となった意見があれば総務委員会に申し送ることとなっておりますので、御承知おきください。

 それでは、理事者の補足説明を求めます。

細野都市基盤部公園緑地課長

 それでは、第41号議案、令和元年度中野区一般会計補正予算について、都市基盤部所管の補足説明をいたします。

 補正予算説明書の5ページをお開きください。歳出予算の9款都市基盤費の補正予算は、3項公園緑地費を1億9,093万8,000円増額するものでございます。この増額補正によりまして、都市基盤費の予算額は93億2,556万3,000円、公園緑地費の予算額は37億363万5,000円となるものでございます。

 初めに、この補正予算の歳出の内容について御説明いたします。それでは、補正予算説明書の20ページ、21ページをお開きいただきたいと思います。9款都市基盤費、3項公園緑地費、2目公園整備費の1、大規模公園整備、(1)公園整備を1億9,093万8,000円の増額でございます。内容といたしましては、広町みらい公園整備工事費について、工事内容の変更により6,208万3,000円増額するものでございます。これは工事を進めていく中で現場の施工性や安全性を考慮し、仕様、工法の変更を行うものでございます。主な変更内容といたしましては、植栽の数量変更及び草地広場の保護マットを追加するもの、擁壁設置に伴う山どめ工の追加、大型遊具周りの仕様の変更及びのり面保護マットの追加などでございます。

 次に、平和の森公園再整備工事費及び工事管理費について、1億2,885万5,000円増額するものでございます。内訳といたしまして、整備工事費を工事内容の変更により1億1,129万5,000円の増額、また、再整備工事の工期を来年の1月までの6カ月延伸したことに伴い工事管理委託も6カ月延伸するため、1,756万円増額するものでございます。再整備工事の主な変更内容といたしましては、第一工区分として、多目的運動広場外野フェンスのかさ上げの追加、造成高の変更に伴う残土処理費の追加、池流れの珪石、芝張り材の見直し、第二工区分として、工事一時中止に伴う中止期間中及び中止に伴う工期延伸に係る現場維持経費の追加、間伐の中止及び樹木整姿工の追加、数量精査及び体育館工事との整合を図るための仕様の変更、貯水槽の仕様、施工方法の変更などでございます。

 以上が補正予算に係る補足説明でございます。よろしく御審議のほどお願い申し上げます。

委員長

 これより本件に対する質疑を行います。質疑はありませんか。

杉山委員

 御説明ありがとうございます。いろいろとちょっとお話がありますけど、まずは平和の森公園に関しまして、追加予算の何か今御説明いただきましたフェンスとか池の水の流れの変更とかありますが、確認ですけど、100メートルコースとか300メートルトラックに関しましては、この工事の追加部分には全然含まれず、もう既に契約をされている中に入っているから、ここには関係ないよという内容、ちょっと確認をお願いします。

細野都市基盤部公園緑地課長

 現行の今年度の当初予算でございますが、平和の森公園再整備に関しては、300メートルトラック、100メートル走路、またはバーベキューサイト等、当初計画を進めるための当初予算が組まれておりまして、その当初の予算については変更がなく、今回の補正としてお出しさせていただいたもので若干の変更または追加がございますが、当初の300メートルトラック、100メートル走路等については変更はございません。

杉山委員

 ということは、この内容、ちょっとこの場所で言うかどうかは別にしまして、区長の公約でもあった100メートルコース、300メートルトラック、築山、あと緑地を残す、草地広場を残すというその公約を区長は掲げていたわけですよ。それをなしにする形なんですよね。ちょっと確認ですけど。

細野都市基盤部公園緑地課長

 昨年、その公約に沿ってということで、また多くの御意見もいただきながら見直し案を取りまとめ、提案させていただいたものでございます。このたび、第1回定例会においてその見直し案を提案させていただいたところでございますが、その見直し案が一旦否決され、その見直し案ではない方向にということになっております。それは再度議論をさせていただき、改めて変更するためには、そのために必要な時間、それから、再度工事を中断することによるさらなる工期の延伸、そして工事中断後に工事再開ができなくなるというリスク等があり、区として総合的に判断し、間伐の一部の取りやめ以外、当初計画案のまま進めることとさせていただいたものでございます。

杉山委員

 これ、内容はいろいろチャレンジされたと思うんですが、やっぱり区民の注目とか……(「チャレンジしているよ」と呼ぶ者あり)注目されている。チャレンジというか、区民の方々が注目されている内容で、今回選挙もありまして、区議会議員選挙の争点にも少しなっていたところもありますので、それに関しましては、この区長の公約であったことはやっぱり皆さんの中で、できないというふうな方針になったことに関しましては、ちょっと一つだけ、すみません、これは部長に聞きたいんですけれども、どんな感じでこの決定というか方針を出されたのか、お伺いします。

豊川都市基盤部長

 先ほど所管からも御説明がありましたが、今回の補正予算に関しましては、今お話しの300メートルトラックですとか100メートル走路、これは今回の補正予算に直接は関係がないということでございます。あくまでも今回の補正予算は、当初予算の計画、これを進めるに当たりまして、不足分が生じるために補正予算をお願いしているというものでございまして、その辺の決定といいますか、これはもう既に第1回定例会において変更議案が可決されなかったと、そういったことから、そこで一応の決定はされているというふうに判断しているところでございます。

杉山委員

 ありがとうございます。今回、契約の内容をそのままやるということと、延伸のために追加費用がかかる。それから、それ以外の整備も含めて、もろもろと1億2,800万という金額がかかっていますけど、これをつくった後に、追加の後にまたさらに追加みたいなお話というのは今後出てこないでしょうねという、ちょっと一応質問でお願いします。

細野都市基盤部公園緑地課長

 現時点では追加の工事等は予定しておりませんので、今回提案させていただいた補正予算の内容に基づいて進めていきたいというふうに考えてございます。

来住委員

 関連して伺いますけれども、今説明のありました平和の森に関係する1億2,800万の部分については、具体的にトラックや築山等については、この予算には直接的ではないというお答えだったかと思うんですが、そうしますと、当初の再整備計画案どおり計画を、整備を進めようとすることをおっしゃっていますけれども、きょうの補正のこの内容が議会として可決されれば、トラックや300メートル、100メートル、されなければ、これは逆につくることができないということでしょうか。それとも、これが可決されることによって、滑り台も、100メートル、300メートルも予定どおり、当初の再整備計画案どおりむしろ進みますということで確認したいと思いますが、どうなんでしょう。

細野都市基盤部公園緑地課長

 このたび予算がもし認められなかった場合ということでございますが、その時点で予算の裏付けがないまま工事の続行が難しくなることも想定されますので、その工事の続行について請負事業者と協議を行うことになります。現時点で必ず中止するというものでもございませんし、絶対に続けられるというものでもないんですが、お金の、現行の工期を超えた部分についての確かな裏付けが区として請負事業者に対してできないという場合につきましては、その時点で請負事業者と工事の続行について協議を行いたいというふうに考えてございます。

来住委員

 きょうのこの補正が平和の森に関係する部分で可決がいただけないということになると、再度、業者さんとの協議をしていくということになるということだというふうにお聞きしました。

 今現在、第二工区の工事進捗状況というのはどうなっているんでしょうか。加えて、トラックの部分については、今焦点になっている部分についてはどういう状況になっているんでしょうか。

細野都市基盤部公園緑地課長

 工事の進捗でございますが、現在、草地広場の敷地造成工がおおむね完了し、現在は滑り台の設置作業、あと一部埋設管の設置、下水道局さんとの天窓(トップライト)の閉塞等の作業を行っております。トラック整備ということでございますが、具体的な施工は8月ごろ開始を見込んでおりますが、トラックの部分につきましては、その敷地造成工において、トラックの下地となる埋設管等の設置に向けた作業を準備しているところでございます。

来住委員

 トラック敷設の準備はしているということですね。で、第二工区を含めて、平和の森の最終の竣工といいますか、体育館はオリンピックに向けてということは言われてきましたけれども、最終的に、いわゆる竣工はいつということでしょうか。

細野都市基盤部公園緑地課長

 今回、再度工程等を見直して、来年の1月竣工を目指した計画を立ててございます。

来住委員

 トラックに関係して言いますと、準備はされているけれども、具体的にそのトラックそのものの敷設がされているわけじゃありません。私もちょっとのぞいてみましたが。1月ということで竣工に向けて、第二工区を含めて、きょうの補正の中で進めていくということになると思うんですが、そうしますと、1月の竣工に間に合う形で進めるには、300メートル、100メートル、いわゆる区が決定し、議会に諮られましたけれども、区の基本的な考えは、あの時点では区民の皆さんから出された声、それに基づいて見直しがされて、また区民からさらに意見も求めたり、語る会を開いたり、また区長の公約にもあったということもあって――区長の公約というよりも、利用者や区民の皆さんの意向に沿って見直されたというふうに言っていいかと。私は繰り返しこの場でも言い続けてきましたけれども、そうしますと、1月に竣工するには、トラックをつくらないという選択であるならば、むしろ工期としては早まるし、費用の面でもそういう点では、1定のときにも出されましたけれども、軽減されると。区の負担は少なくなるという問題もありました。したがって、工期を間に合わせるということも考えるならば、つくらないという選択で見直すということも、これはあり得るのではないかと思いますけれども、今の進捗状況の中で、その判断というのはあり得るというふうに思いますけれども、担当者としてはいかがでしょうか。

細野都市基盤部公園緑地課長

 300メートルトラック及び100メートルコースの設置をやめれば工期は短縮できるのではないかという問いでございますが、ほかの工事と同時並行で進めておりますので、トラック等コースの設置だけをやめただけでは工期には影響しないので、全体の工程の中で、今は来年1月の竣工に向けた計画を進めているところでございます。その1月竣工に向けた計画の中では、トラック100メートルコースの設置をやめても影響はないというふうに考えております。

来住委員

 区長みずからがこの平和の森について区民に公にされたのは、直近では4月25日の区長の定例記者会見で公にされています。そこでは、このように公開されて、記者の質問に答えて、「3月の区議会の判断を踏まえ、工事を再開したところである。今後は第2回定例会での議会の意見を踏まえて考えていきたい」というふうに記者会見でおっしゃっていますけれども、第2回定例会がもうきょうから始まったわけですけれど、その中で議会の意見、議会の出されるそれぞれの考えを踏まえて今後については考えていきたいという、それが一番新しい区長の平和の森に関する見解だというふうに思うんですけれども、そういうことでよろしいですか。

細野都市基盤部公園緑地課長

 平和の森公園再整備については、本定例会において議案を提案させていただき、議決等の御判断をいただいて、今後の施策に反映していきたいというふうに考えてございます。

来住委員

 この文面で見る限りは、今後についてはこの定例会、区議会第2回の定例会での議会の意見を踏まえて考えるということですので、そこの先まではおっしゃっていないというふうに思うんですけれども、わかれば正確にもう一度お願いします。

細野都市基盤部公園緑地課長

 今定例会での議論を生かして今後進めてまいりたいというふうに考えてございます。

小宮山委員

 平和の森公園では5月の半ばぐらいから池の流れの水がとまっていまして、数日前にまた池の流れが再開したんですけれども、また池の流れの一部が、岩が、石が崩れているところがあります。これは業者に対して瑕疵担保責任を問えるような場面じゃないかなと思うんですが、今回の再整備工事費の中にその池の流れの水がとまったこととか、石が崩れているところとか、そういったところが含まれているのかどうか教えてください。

細野都市基盤部公園緑地課長

 今回の補正予算にはその分の経費は含まれておりません。

小宮山委員

 業者に対して瑕疵担保責任を問うていくのが適当かと思いますけれども、その件に関してはいかがでしょうか。

細野都市基盤部公園緑地課長

 現在、修復に向けた作業を指示し、今、水を入れ始めて、問題がないか確認中でございます。

杉山委員

フェンスは予算として、幾らかかる予定なんでしょうか。

細野都市基盤部公園緑地課長

 今回の補正予算では、多目的広場の外野フェンスのかさ上げの追加ということで、現行7メートルのものを11メートルに変更します。そのための費用として1,700万円ほど計上させていただいております。

杉山委員

 すみません。このフェンスって、第一工区の多目的広場のフェンス、7メートルの発注をしたのは、中野区側が7メートルのフェンスでつくってくださいという依頼をしたのか、それとも、いい感じで、飛ばないようにという指示をしたのか、どちらでしょうか。

細野都市基盤部公園緑地課長

 設計していただく中で、打球シミュレーション等をさせていただき、安全な高さであるということで判断し、その7メートルで施工を区から発注したものでございます。

杉山委員

 じゃあ、中野区側でシミュレーションして、7メートルでいけるぞと。で、業者に発注された。いけるぞなんだけど、いけないで13メートルにする理由は何ですか。

細野都市基盤部公園緑地課長

 シミュレーション上、安全であるというふうに考えてございますが、御利用いただく方等々から御意見をいただいているところで、より安全を確保するために、現在の基礎で上に上げられる最大限ということで、11メートルにかさ上げを行わせていただくというものでございます。

杉山委員

 やっぱりこれ、私としては行政側のちょっとミスじゃないかなと個人的には思います。もしくは、上にかさ上げするよりも、予算を落として、7メートルだけどこっち側にネットを張るとか、何かほかの手法というのは考えられなかったんでしょうか。

細野都市基盤部公園緑地課長

 ファウルボール等の対処のために、ネット上の垂れネット等、または横側のネットはもっと高い高さで設置をしてございます。今回、外野の部分の安全性を確保するためにやらせていただくもので、それ以外のところは一定の配慮はできているというふうに考えてございます。

杉山委員

 ありがとうございます。この件に関してだけじゃなくて、やっぱり発注するときにちゃんと、追加の予算が結構多いので、これからはより慎重に発注指示書なりを出していただければと思います。これは要望で結構でございます。

加藤委員

 先ほども少し触れられていましたけれども、工期がこれ以上はもうおくれられないという認識でよろしいですか。

細野都市基盤部公園緑地課長

 一日も早い開園をというふうに考えてございますので、来年の1月竣工を目指して工事を進めてまいりたいと考えてございます。

加藤委員

 体育館の入り口周りもこの工事の中に含まれていると伺っておりますけれども、体育館のオープンとの兼ね合いみたいなところをちょっと教えていただけますか。

細野都市基盤部公園緑地課長

 委員おっしゃるように、体育館周りの工事も含まれております。実際の施工上、草地広場から、道路から見て奥のほうから仕上げをさせていただいて、一番最後に体育館前の広場を完成させて、竣工というような工程を描いております。その体育館の、体育館前の広場の工事については、体育館工事の竣工よりも前でなければならないというふうに認識してございますので、先ほど1月竣工というふうに申し上げたんですが、体育館との関係で言えば、体育館の竣工よりも前に平和の森公園の再整備を竣工させるという考えでございます。

加藤委員

 まあ、たらればの話ですけど、先ほど、この補正が通らなかったらみたいなところで、工事を委託している業者さんと協議をするということでしたけど、それというのは、もうこの工事を続けるかどうかというところであって、別に変更がどうだとか全く関係ないものであって、そうしたら、やっぱりやめたというふうになったときに、もう一回、入札からやり直すということになっちゃうんですか。

細野都市基盤部公園緑地課長

 仮にですが、委員おっしゃったようなことも想定されますし、まずは、本当に仮の話ですけれども、予算や、この後、契約の変更等ができなかった場合については、その時点で続行、または中止するにしても、開放の仕方等さまざまな協議が必要というふうに考えてございます。

加藤委員

 そうすると、工期がこれ以上おくれられないという中において、また入札から始めるとしたら絶対間に合わないという認識でよろしいですか。

細野都市基盤部公園緑地課長

 再度入札というようなケースであれば、ほぼ来年の3月末とされている体育館の竣工には間に合わないという担当としては認識でございます。

加藤委員

 あと、ちょっと予算の内訳についてお伺いしますけれども、昨年度、ここの工事の一時中止に伴う経費と、あと追加の工事というふうに二つ大きく分けられると思いますけれども、一時中止に伴う経費の項目と金額について教えてください。

細野都市基盤部公園緑地課長

 今回、工事一時中止経費、工事延伸に伴う仮設工の追加という項目がございまして、それを4,500万円計上してございます。これは、これまでの工事の中止期間中の78日間、現場を維持した費用、そして同じ日分、延伸に伴う仮設工、さらに工程を見直したことにより生じる来年1月までの請負業者さんの人件費、現場事務所代、材料の保管費等、現場の維持に要する費用ということでございます。これに加えて、1,700万円ほどの工事延伸に伴う工事管理費の委託料も上乗せさせていただいておりますので、合わせて6,200万円分が工期延伸に伴う、前回の提案と加えて出させていただいているという費用でございます。

加藤委員

 この6,200万が生じたのは、今お伺いしたところ、工事一時中止によるものだということで、生じなくてもよかった予算として考えられるわけですけれども、この一時中止というのは、誰がどういった過程でそういう判断をなさったんでしょうか。

細野都市基盤部公園緑地課長

 整備を進めるに当たりまして、一旦立ちどまり、整備内容の変更に対して区民の声を聞かせていただく時間が必要であった。そのために生じてしまった経費というふうに考えてございます。

加藤委員

 それは誰の判断、誰の発言でしょうか。

細野都市基盤部公園緑地課長

 その時点で区として判断をして、このように進めるという方向に向かったものでございます。

加藤委員

 誰の発言でしょうか。

豊川都市基盤部長

 こういったことは誰か特定の人間がということではなくて、当然、区の内部で話をする中でそういったふうに決まったと。ちなみに、本件の決裁は私がしております。

加藤委員

 部長が承認した案件ということでよろしいんですか。

豊川都市基盤部長

 はい、決裁は私がいたしました。

加藤委員

 この6,200万が生じてしまったという責任をとられる気概があるということですか、それは。

豊川都市基盤部長

 その辺は私が判断することではありませんが、もし仮にそういったことに万が一なった場合には、何らかの責任は負おうかと思っております。

加藤委員

 このぐらいの大きな判断を、部長の決裁だけで決まるもんなんでしょうか。その判断するに至る経緯というものを詳しくお聞かせ……。

豊川都市基盤部長

 私が判断したといいますと、当然これは区全体で協議をして決めたことでございますが、区の決裁区分上、私が決裁することになっていると。ですから、私の独断ということではないというふうに御認識いただきたいと思います。

加藤委員

 誰がこういうムードをつくり始めたんですか。一時中止をしないといけないというのは誰の発案、ムードという、誰か1人、みんなで、誰が言い出したんですか。

豊川都市基盤部長

 誰がというのは非常に難しい話ですが、当然こういった関係の打ち合わせを庁内でする際に、当時、いっとき、その工事を、内容を大幅に変更する可能性が出てきましたので、無駄な工事になる可能性がありますから、一旦中止をしてと、そういったことを庁内で認識をして共有したというところでございます。(「休憩してもらっていいですか」と呼ぶ者あり)

委員長

 委員会を休憩します。

 

(午後2時09分)

 

委員長

 委員会を再開します。

 

(午後2時16分)

 

加藤委員

 改めて伺いますけど、区で全体的な判断というところですけど、それはどういった会議でそういう判断になったんでしょうか。

豊川都市基盤部長

 さまざまです。特に名前がついた会議ということではなくて、任意で打ち合わせをたびたびしておりまして、そういった席で判断をしたということでございます。

加藤委員

 この中止に関するものが特に、この予算について、何がアンオフィシャルな会議で決められたんですか。

豊川都市基盤部長

 中止ではなくて、中断……(「中断」と呼ぶ者あり)ええ。ですから、中止でしたらこれは明確に工事契約変更で、中断ですから、これは他の工事でも、例えば不具合があった場合には中断するというのは、これはよくあることでございます。

加藤委員

 では、その中断はそういうよくあること、一時中断はよくあることということですけど、一時中断を判断するに至った経緯を改めてお伺いします。

豊川都市基盤部長

 先ほどから話がありましたように、昨年の夏から秋にかけて、300メートルトラックや100メーター走路等々の関係に関して、再度区民の意見を聞いて、ワークショップ等もやって、計画を見直そうという話がありました。したがって、それでもし仮に進んだ場合、現在進んでいる工事が、場合によってはそごが生じるといった可能性から、一旦少し中断しようと、そういった判断をしたということでございます。

加藤委員

 それは部長が独自に判断されたということですか。大きな庁議とかでそういう話し合いがあったんですか。どういった流れから、そういったワークショップの結果を反映しようという判断に至って、一時中断というふうになったんですか。

豊川都市基盤部長

 先ほどから申しておりますが、私が全てを決めるわけではありませんので、これは庁内で、例えば、場合によっては区長、副区長同席であるとか、他の関係部署同席であるとか、場合によってはいない場合もありますが、そういった会議を何回か重ねる中で、一旦ちょっと中断して様子を見るべきではないかと、そんな話になってそういう判断をしたと、区として判断したということでございます。

加藤委員

 これで最後にしますけれども、区長も同席して、区の最高責任者である区長も同席しているような会議などを踏まえた上で、そういう判断に至ったということでよろしいですか。

豊川都市基盤部長

 当然これは区長も承認している事項でございます。

久保委員

 すみません。久しぶりの建設委員会なので、私も記憶が違っていることもあるようで、今、皆様のお話を伺っていたんですが、確認させていただきたいので、ちょっと他の委員の方の質疑と重なることを御了承ください。工事の一時中止というふうなことで、この一時中止というのは、いつからいつまで中止なさっていますか。

細野都市基盤部公園緑地課長

 2回ございまして、一度は昨年の10月1日から11月14日まで工事の一部中止をしております。もう一度が2月15日から3月19日まで、さらに工事の一部中止をしております。最初の昨年10月のほうは、同時期に御意見を多数いただきたいという平和の森公園再整備の区長同席の語る会等を開催させていただいたり、意見募集をしている期間中であり、工事の中止をさせていただきました。さらにもう一度は2月から3月にかけての部分でございますが、こちらは第1回定例会での議論をいただいている最中でございまして、こちらは変更案に支障のない範囲での工事は続行していたんですが、一部予定していた工程をとめていた期間ということでございます。

久保委員

 要は、意見を募集していたとき、それから定例会の中で議論がされていたとき、今後大きな変更が生じるかもしれないということを視野に入れての一時中断ですね。で、3月19日以降、3月19日までは中断されておりますけれども、その後、これはどういうふうになっていますか。

細野都市基盤部公園緑地課長

 それ以降については、当初の計画案、一部間伐を除くでございますが、当初の計画案により進めるということで、工事を現在まで進めております。

久保委員

 要は、議会の議論を経て、もともとの案に戻った。2月6日に建設委員会で第二工区の変更についてという案が出てきていて、そのことをずっと議論していて、そのことが議会の場では議案として上程されましたけれども、実際には否決され、そもそもの案に戻っています。その中で議会の予算の際にも、私たちも附帯意見をつけておりましたので、平和の森の公園整備につきましては、工事の中断、延伸などにより生じた補償額及び損害額などへの報告を誠実に行われたいということで。そういったこともあり、今回の補正予算にも至っているのかなと思うんですが、その辺の関係性はいかがですか。

細野都市基盤部公園緑地課長

 今回の補正予算については、その工期延伸に伴う費用について計上させていただき、内容も御説明させていただいているところでございます。当初予算でいただいた意見に沿って事務を進めているものというふうに認識してございます。

久保委員

 先ほど来、区長の公約であるのか、区民の声であるのか、その辺のところを尊重しつつ進めてきて、一定の期間、要は工期が延びている、一時中断されたのだということなんだと思うんですけれども、しかし、今回はこの工事の中断を踏まえて、一番最初の案のとおりと、今回新たに出ているのは多目的運動広場の外野フェンスですとか、やはり今後の安全性などを踏まえた上で、新たに整備をしなければいけない、また、修復しなきゃいけないような部分について補正が出たというふうに考えているんですけれども、それでよろしいんですよね。

細野都市基盤部公園緑地課長

 委員のおっしゃるとおりでございまして、外野フェンスについては安全性を確保するもの、さらに現行の工事での、よりいい整備とするための若干の仕様の変更をさせていただくというものでございますので、安全性、そして、より改善につながる内容で予算を提案させていただいているというふうに認識してございます。

久保委員

 要は、もともとの案に戻り、なおかつ安全性をきちっと保っていくために今回の補正がある。で、先ほど来、1定で否決された案についてなんですけれども、本来のこの補正の分とは違っているんですが、なかなか皆さんそこから前に進めない部分があるのかなと思うので、お伺いいたしますが、実際、今回この補正が通ります。で、このように令和2年1月31日に工事が完了するというスケジュールをきちっと全うしていくということになりますと、前回2月6日に第二工区の変更案というのが示されましたけれども、これについては、もう一切ここに立ち戻ることはないということでよろしいんでしょうか。

細野都市基盤部公園緑地課長

 今回、その当初案に基づく予算を提案させていただいており、この後まだ仮定ですが、それに基づいて契約の変更についても手続を進めていきたいというふうに考えてございます。現時点では区としては、この当初計画のとおり進めていきたいということで提案させていただいておりまして、また実際この契約の変更にも、必要な契約の変更も済んだ段階では、その契約完了後、区民の方々への説明というのがこの間ずっとできていないところでございますので、工事請負業者と契約完了後、説明会等も開催させていただきたいというふうに考えてございます。

久保委員

 予算をお出しになられるのは区長ですから、区長の御判断で今回の補正を出されているというふうに私は思っておりますし、今、課長が御説明されたように、そもそものこのプランで平和の森公園の整備は進めるという、これも区長の御意思だというふうに私は思いますが、その辺はいかがですか。

細野都市基盤部公園緑地課長

 もともと300メートルトラックの廃止について、区長が公約に掲げていたもので、また、さらにさまざまな変更案に基づいて御意見もいただいてきたところでございますが、冒頭申し上げたとおり、今後、現行の計画案をさらに見直しをし、その上で体育館工事等々に影響のないように進めていくためには、今後の議論に必要な時間や、再度工事を中断すること後の再開に対するリスク等があり、現時点で区として総合的に判断して、当初計画案のまま進めるというふうにしたものということでございます。

久保委員

 当初計画案のまま進めるという判断を区はなさった。で、その最高責任者は区長でいらっしゃいますので、これは区長がお考えになったことだという今の御説明だと思います。

 すみません。私、広町みらい公園のほうが気になっておりまして、そちらのほうをお伺いしたいんですけれども、広町みらいのほうで、この草地広場のことが先ほど説明がありまして、造園整備において、この広町みらいの草地広場については、これ、変わっているんですよね、整備方法というか。その辺のところ、なぜそのように変更されたのかというところも含めて御説明をお願いします。

細野都市基盤部公園緑地課長

 広町みらい公園のほうでございますが、広場について、当初、芝で設計をし、そのように工事を進めてきたところでございますが、このたび、芝を草地に変更させていただき、さらに保護マットを施工し、仕上げていくというふうに変更させていただいております。これにつきましては、今、芝だと四季の森公園などが養生期間を多数設けさせていただいておるところでございますが、この芝を草地にすることによって、養生期間を設けることなく、年2回程度の草刈りと除草で維持管理が容易になるという利点がございます。そのような利点を考え、このたび芝を草地に変更し、予算をお願いしているものでございます。

久保委員

 今、四季の森公園の養生期間というのがあると言われておりましたけれども、ということは、芝生よりも草地広場のほうがより長い期間使いやすいというか、そういった判断に至ったということですか。となってしまうと、今後、では、芝生の公園というものに対しての区の考え方はどうなのかということにもなるかと思うんですが、その辺はいかがですか。

細野都市基盤部公園緑地課長

 広町みらい公園も中央の大きな部分は草地に変更させていただいたんですが、一部芝の、もともと芝の設計で、実際芝のままにしたところもございます。芝のほうが、管理が行き届いていれば人気もあるところでございまして、また見た目もきれいというようなところもあるかと思いますが、実際それを維持していくのも難しいという面もございますので、利用状況や、あと費用面、そして、そこの場所の状況によっても、芝がちゃんと根付いていけるところ、そしてそうでもないところというのが利用後わかるということもございますので、できれば芝のほうが喜んでいただけるなら、そのほうがいいかなというふうにも担当としては考えてございますが、費用面や維持管理等も考えて今後は施工していきたいというふうに考えてございます。

久保委員

 芝生のほうが喜ばれ、芝生のほうがいい面もあるけれども、費用面であるとか、そういった維持管理のことを考えると、芝ではなく、今回は草地という選択をされて、なおかつ保護マットを入れることによって、安全性ですとか今後の維持管理についてもきちっと担保していくということだと思うんですけれども、やはり四季の森公園の芝生の養生期間については、かなり区民の皆様からもお声をいただいているところでございます。あとは公園を、目的に応じて公園のありようというのもあるかと思うので、今後この辺のところをやはり、芝を選択する場合、また草地を選択する場合というようなところを明確に区としても一定の方針といいますか、そういったものをきちっと持っていく必要があるのかなと思いますけれども、その辺いかがですか。

細野都市基盤部公園緑地課長

 そうですね。今後、利用者の方の御意見もございますし、施工の費用、それから維持管理の費用、あと芝にした場合の制限等々も考え、総合的に判断して、この公園には芝、ここには草地というようなことを検討していきたいというふうに考えてございます。

杉山委員

 平和の森に戻ります。現行300メートルトラックの内側って、草地なんでしたっけ。

細野都市基盤部公園緑地課長

 トラックの内側は草地でございます。

杉山委員

 トラックの走る部分というのはどういう形状なんでしょう。もう一度教えていただけますか。材質。

細野都市基盤部公園緑地課長

 よくある運動競技場にあるゴムチップでございます。

杉山委員

 そうすると、一つ確認なんですけれどもしトラックがあって、真ん中に草地があります。今までは子どもたちとかお年寄りとか、草地に入っていましたけど、どちらかというと、転んだりしても安全な空間が担保される、そんな空間でしょうか。

細野都市基盤部公園緑地課長

 園路と同じような感じで考えていただければというふうに思います。草地よりかたいのはたしかですが、かといって、そんな危険というほどではないかというふうに考えてございますので、トラックと園路は同等の安全度、危険度というふうに考えていただければと思います。

来住委員

 平和の森について、2点だけ伺っていきたいんですが、これまで、当初の計画案のときの議論、それから、その後、区が変更案を示されて、これも議会で議論がずっと行われてきましたけれども、私の記憶では、特に今問題というか焦点になっている100メートル、300メートルを、変更案では、なしが出てきたわけですから、つくらないという案が出てきたときも、トラックについて、これは必要だと、つくるべきだという議論が各委員の各位の皆さんから特に出た私記憶がないんですけれども、担当としてここでの議論を踏まえて、そういう議会からの求めがありましたかね。ちょっと私の記憶がはっきりしないんですが、恐らくそのトラックについて、ないものを変更案で出されたわけですから、そのときにトラックはつくるべきだと、そういう意見はなかったというふうに、ほぼ皆無だったように思うんですけど、担当としていかがですか。

細野都市基盤部公園緑地課長

 さまざまな要素があって、変更案については認められないという判断をいただいたというふうに考えてございますが、当初のスポーツも含めた中野区の顔となれるような公園という、そういった方針である現行計画のほうが、この変更案よりもすぐれているというふうに御判断をいただいたものというふうに考えております。

来住委員

 それはもとになっているのが、先ほど繰り返しになりますけれども、区民の意見募集や、語る会を通して、区民、利用者の声を反映した変更案にまとめられたと思います。

 最後聞きますけれども、今現在、これがもとの再整備計画案に戻るということなんですが、区民の皆さんや利用者の皆さんの意思といいますかね、意識がこれまでの状況と区としては変わったという認識ですか。それとも、それは、これまで利用者や住民の皆さんからいただいた声は、そういう意味では変更案という形でまとめられた区のそこにあったと思うんですけれども、そこはちょっと認識としてどのようにお考えになっていますか。

細野都市基盤部公園緑地課長

 事実、多数御意見をいただいたというふうに認識してございます。トラックについては、従来から積極的に利活用したいという御意見と、そうではない御意見と両方あったというふうに考えています。このたび御意見を募ったところ、その反対に対する御意見も多数いただいたものというふうにも考えてございますが、区民の代表を選出した上で開催されている議会の場で最終的に現行の計画案のほうを選択していただいたというふうに考えてございますので、御意見はもともと両論はあったというふうには考えておりますが、この間、意識が変わったという、すごく劇的に変わったというふうには考えておりません。

来住委員

 要望にしておきますけれども、やっぱり区長の思いや区民との約束ですので、そこはしっかりと踏まえて判断が必要だというふうに思いますので、その点、要望で結構です。

間委員

 私もいろんな思いがあって議員になろうと思ったので、ちょっと質問させてください。300メートルトラック、100メートル走路、つくる、つくらないということでもめていて――もめているという認識、区民としてそういう認識だったんですけれども、中断してまで区民の声を聞こうとしてくださったことがすごくありがたいなと思うんですけれども、6,200万円もかけて区民の声を聞いたのに、区民の声が反映されていないという認識なんですけれども、ほかのところでもこういうことが起こっているなと思っていて、後で、例えば、じゃあフェンスをつくりました。フェンスは7メートルでいいと思ってつくったけれども、その後で、つくった後に区民の声を聞いたら、7メートルじゃ足りないよねとなって、そこでようやく区民の声を聞いて11メートルにするということになっているような気がするんですね。今回のトラックの件も、つくったら使うとは思うんですけれども、つくっていらなかったよねみたいなことにならないのかなということをすごく心配しています。難しい。どういう表現をしたらいいかわからないんですけど、何をもって区民の声を聞いたと言えるのでしょうか。すみません。ちょっと混乱していまして。

細野都市基盤部公園緑地課長

 今回のこの平和の森公園再整備に関しては、昨年8月以降、区民の声をよりお伺いしたいということで変更案を提案させていただき、その上でタウンミーティングのような形式で区長同席の語る会をやらせていただき、御意見を伺ってきたというところでございます。野球場についてまで全て意見を聞き入ったわけではございませんが、主な論点として、300メートルトラック、100メートルコース、バーベキューサイト等の御意見を伺ってきたというところでございます。

間委員

 ありがとうございます。つくるということになったときに、例えば、今まで役所ではなかったアイデアだったけれども、区民の方からのアイデアとして新しく取り入れようとしたこととか、何かありますでしょうか。

細野都市基盤部公園緑地課長

 今回については直接はございませんが、日々、例えば「なかのEYE」や「区民の声」等の場で多数御意見をいただいているところでございます。そちらも反映できるものは担当として反映していきたいというふうには考えているところでございます。

間委員

 これは要望でもあるんですけれども、女性目線でよりよくしていけるところ、例えば公園とかって日よけがあんまりなかったりですとか、野球場をつくるにしても、300メートルトラックにしても、平和の森公園全体に対して女性の目線を取り入れていくということも非常に重要かなと思っております。なので、区民の方の声をより聞いていただいて取り入れていただき、予算のほうに計上していただけるとうれしいなと思っております。

委員長

 要望ですか。(「要望です」と呼ぶ者あり)

小宮山委員

 フェンスの高さについて改めて伺います。フェンスが7メートルでは足りないというふうに認識するに至ったその過程を知りたいんですけど。プロの球場でも、たまには場外ホームランとか出るわけでしてね。すごいバッターが来れば、やっぱり場外ホームランが出る。野球場を使っている野球愛好者が、あれじゃ足りないよねって何となく言った声を何となく反映したのか、それとも、具体的に場外ホームランが何本か出ているというデータがあるのかどうか。どういった根拠に基づいて高さが足りないと判断したのか。まあ、そもそも、その高さでいいという判断も最初に根拠があってしたんでしょうけど、その辺のミスマッチとか、その辺の過程を教えてください。

細野都市基盤部公園緑地課長

 もともとのところは、大人の軟式野球の打球曲線を使って、90メートルまで長さがあるので、高さは7メートルで十分であるというふうに考えておりました。その後、多数利用者の方から、フェンスが低過ぎるという声をいただいたところでございます。そして、具体的に、ボールの飛び出しで明確に事故は起きていないんですけれども、最近でございますが、若干のボールの飛び出しもあるという声もいただいております。基礎を全部やり直して、もっと、例えば15メートルにするとなると、費用面でちょっとそれは課題だというふうに考えてございますので、現状でも足りてはいるというふうには考えておりますが、現時点から同じ基礎を使って上げられる最大のところまで、1,700万円ほど予算をいただきたいんですが、現状の基礎を使って上げられる最大限のところにしておくのが、今の時点では最善というふうに考えて提案をさせていただいたものでございます。

小宮山委員

 区民がほかのことについていろんな声をたくさん届けても、それはなかなか反映されないのに、今回の件は割とすんなり反映されたなというのは非常に腑に落ちないところであるんですけれども、まあ、区民の声を最初からよく聞いていただきたいなと、これからもよく聞いていただきたいなと要望しておきます。

委員長

 他に質疑はありませんか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 それでは、質疑がなければ質疑を終結します。

 意見について伺います。第41号議案について、意見はありますか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 それでは、第41号議案について、意見なしとして総務委員会に申し送ることに御異議ありませんか。

 

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 御異議ありませんので、そのように決定します。

 以上で本日の日程を終了しますが、委員、理事者から御発言はありませんか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 なければ、以上で建設委員会を散会します。

 

(午後2時48分)