令和元年07月11日中野区議会総務委員会(第2回定例会)

中野区議会総務委員会〔令和元年7月11日〕

 

総務委員会会議記録

 

○開会日 令和元年7月11日

 

○場所  中野区議会第1委員会室

 

○開会  午後1時30分

 

○閉会  午後4時50分

 

○出席委員(9名)

 山本 たかし委員長

 内野 大三郎副委員長

 立石 りお委員

 内川 和久委員

 小林 ぜんいち委員

 白井 ひでふみ委員

 浦野 さとみ委員

 大内 しんご委員

 酒井 たくや員

 

○欠席委員(0名)

 

○出席説明員

 副区長、総務部長(副区長事務取扱) 白土 純

 副区長 横山 克人

 企画部長 高橋 昭彦

 企画部財政課長(企画部参事事務取扱) 海老沢 憲一

 企画部情報システム課長、総務部新区役所情報システム担当課長(企画部参事事務取扱) 平田 祐子

 企画部企画課長 杉本 兼太郎

 企画部基本構想担当課長 永見 英光

 企画部広聴・広報課長 高村 和哉

 企画部業務改善課長、総務部新区役所区民サービス担当課長 森 克久

 危機管理監 志村 和彦

 危機管理担当部長、新区役所整備担当部長 滝瀬 裕之

 総務部総務課長 石濱 良行

 総務部法務担当課長 尾関 信行

 総務部職員課長 中谷 博

 総務部施設課長 髙田 班

 総務部用地経理課長 吉沢 健一

 総務部用地担当課長 小倉 洋

 総務部危機管理課長 田中 謙一

 総務部防災担当課長 山田 健二

 総務部生活・交通安全担当課長 佐々木 和夫

 総務部新区役所整備課長 中村 洋

 会計室長 浅川 靖

 選挙管理委員会事務局長 松原 弘宜

 監査事務局長 小谷松 弘市

 

○事務局職員

 事務局長 吉村 恒治

 事務局次長 小堺 充

 書記 遠藤 良太

 書記 山口 大輔

 

○委員長署名


審査日程

○議案

 第61号議案 令和元年度中野区一般会計補正予算

 第62号議案 平和の森公園再整備工事請負契約に係る契約金額の変更について

 第63号議案 仮称弥生町六丁目公園整備工事請負契約に係る契約金額の変更について

 

委員長

 定足数に達しましたので、本日の総務委員会を開会します。

 

(午後1時30分)

 

 本日の審査日程ですが、お手元に配付の審査日程(案)(資料1)のとおり進めたいと思いますが、これに御異議ありませんか。

 

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 御異議ありませんので、そのように進めます。

 議案の審査を行います。

 初めに、第61号議案、令和元年度中野区一般会計補正予算を議題に供します。

 理事者の補足説明を求めます。

海老沢企画部財政課長

 それでは、第61号議案、令和元年度中野区一般会計補正予算(第3次)につきまして、説明をさせていただきます。

 繰越明許費の設定と債務負担行為の変更の補正でございます。お手元の資料の8ページをごらんいただきたいと思います。

 まず、繰越明許の設定ですが、繰越明許費調書になってございます。3款総務費、6項の新区役所整備費でございますが、新区役所の整備につきまして進捗状況の変更がありました。それによりまして、実施設計・施工の一体整備の期間が変更となるため、今年度に予定しておりました新庁舎建設工事に係る技術支援業務委託が年度内に終了しない見込みのため、1億214万6,000円の繰越明許の設定をさせていただきます。

 続きまして、10ページをごらんいただきたいと思います。債務負担行為調書になってございます。

 新区役所整備のスケジュール変更に伴いまして、実施設計・施工一体整備の債務負担行為の期間を令和5年度までから令和6年度までに変更するのでございます。この変更に伴いまして、限度額及び財源内訳の変更はございませんが、再度、財源内訳の説明をいたしますと、特定財源といたしまして東京都第三建設事務所の負担分が26億1,096万円、残りの188億3,300万円については起債を考えているところでございます。

 一般財源の62億7,324万9,000円につきましては、財政調整基金からの繰り入れかなというふうに考えているところでございます。

 説明は以上でございます。

委員長

 審査の途中ですが、ここでお諮りいたします。ただいま傍聴の希望が15人を超えましたが、これを許可することに御異議ありませんか。

 

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 御異議ありませんので、そのように決定いたします。

 それでは、質疑に入ります。質疑はありませんか。よろしいでしょうか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 質疑がなければ、取り扱いを協議したいと思いますので、委員会を休憩します。

 

(午後1時33分)

 

委員長

 委員会を再開します。

 

(午後1時34分)

 

 質疑はありませんか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 なければ、質疑を終結します。

 次に、意見の開陳を行います。意見はありませんか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 なければ、意見の開陳を終結します。

 次に、討論を行います。討論はありませんか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 なければ、討論を終結します。

 これより本件について採決を行います。

 お諮りします。第61号議案、令和元年度中野区一般会計補正予算を原案どおり可決すべきものと決することに御異議ありませんか。

 

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 御異議ありませんので、そのように決します。

 以上で第61号議案の審査を終了します。

 次に、第62号議案、平和の森公園再整備工事請負契約に係る契約金額の変更についてを議題に供します。

 理事者の補足説明を求めます。

吉沢総務部用地経理課長

 それでは、第62号議案、平和の森公園再整備工事請負契約に係る契約金額の変更について、補足説明をさせていただきます(資料2)。

 本議案は、平成29年10月13日に議決されました、平成29年第56号議案、平成の森公園再整備工事請負契約について、その後の平成30年7月13日に議決されました、平成30年第66号議案、平和の森公園再整備工事請負契約に係る契約金額の変更について、この変更後の契約金額を変更するものでございます。

 変更前の契約金額は平成30年7月13日議決後の金額になっておりまして、15億9,218万7,840円、変更後の契約金額は17億348万2,369円で、1億1,129万4,529円の増額となっております。

 契約者は住友・飛鳥・大澤建設共同企業体でございます。代表者は住友林業緑化株式会社、構成員は株式会社飛鳥及び株式会社大澤造園土木部で、3社とも区内事業者でございます。

 変更の理由でございますが、設計変更及び労務単価の上昇に伴いまして、工事請負契約約款第18条及び第24条に基づきまして、また、工事中止期間中の現場維持費を要するため、契約金額を変更するものでございます。

 なお、本件に係る財源につきましては、7月1日、第41号議案、令和元年度中野区一般会計補正予算として議決をいただいております。

 補足説明は以上でございます。よろしく御審査のほどお願い申し上げます。

委員長

 これより本件に対する質疑を行います。質疑はありませんか。

浦野委員

 今の議案に対してですけれども、今定例会の初日に先議で提案、審査された補正予算に基づいての今回の契約金額の変更で、今、御説明があったように約1億1,000万円の増額ということだと思います。

 改めて確認をさせていただきますが、この契約金額の変更をもって、当初案、つまり300トラックや100メートル、滑り台などの設置を含む当初案の再整備工事が、この契約変更をもって完了するということでよろしいでしょうか。

吉沢総務部用地経理課長

 そのとおりでございます。

浦野委員

 草地広場へのその300メートルのトラックの見直しをしていく、緑と広場を守って草地広場を残していくというのが、区長の去年の選挙での公約だったと思います。本会議でもこの問題は質問させていただきましたけれども、そのときの答弁に基づいて幾つか確認をしたいと思います。

 質問に対しての答弁で二つの理由が述べられたんですけれども、一つは、改めて再整備の変更案を示すとすれば、工事の中断によるさらなる工事の延伸や、工事中断後の工事再開不能となるリスク等が懸念されるというのが一つ目の理由。二つ目が、契約変更に関して、請負事業者との協議を行う必要があって、工事中止の時点で既に用意された資材や人員、機材等に対して、発注者である区が損害賠償として補償しなければならない。これが主な、要は再整備見直し案が変更できないという理由として述べられたと思うんですけれども、ただ、この二つの理由は、今になって初めてわかったことではないというふうに思います。区長が変わって、一旦その工事をとめて、区民との語る会などを行ってきて、必要な時間だったというふうに思いますし、当然、その中で、その工事の終了が当初からはおくれるであったり、一定の損害賠償も出るかもしれないというのは、そのとき想定をされていたと思うんです。でも、区としてもさまざまに、たくさん努力をされてきて、事業者との話し合いもしながら、区民、公園利用者の願いに基づいて、区長がみずからの公約にも基づいて、3月に契約案の変更、金額の変更を出したと思っております。そのことは非常に評価をしています。しかし、この議案が19対20で、僅差で否決をされました。

 しかし、その後の区議会議員選挙でも、この平和の森公園の緑を、草地広場を守りたいという区民、公園利用者の願いは、私は一貫していたと思っていますし、この2回の選挙での民意というのは、やっぱり裏切ってはいけないというふうに私は思っています。改めて、区として、議会構成も変わった中で、その意思を、姿勢を貫いてほしいというふうに思っております。

 確認ですけれども、区が工事請負業者に支払っている損害賠償は、現時点ではないということでよろしいでしょうか。

吉沢総務部用地経理課長

 現契約が継続しておりますので、現契約の契約解除ということにならない限りは、損害賠償金は発生しないというところでございます。

浦野委員

 本会議答弁にあった二つ目の理由で、事業者が資材、人員、機材等を用意しているから、そこに対して発注者の区が損害賠償として補償しなければならないというのが一つありましたけれども、現時点で想定している、もしくはされているその損害賠償というのは、どの程度のものなんでしょうか。

吉沢総務部用地経理課長

 現在におきましては、まだ契約解除という行為も行っていないですし、契約解除による損害賠償金が発生するというところですので、今、現時点においてどれだけの損害賠償額になるか、もしくはどこまで工事を進めて出来高払いをするかというあたりは、まだ現時点においては不明になっております。

浦野委員

 そうすると、そのことで事業者との何か協議というか、打診ということも、当然していないということでよろしいですか。

吉沢総務部用地経理課長

 申しわけございません。こちら契約所管としますと、所管が事業者とどのような協議をされているかというのはちょっと不明なんですけれども、今回、7月1日付で増額の補正予算を議決いただきまして、7月3日付になりますが、請負事業者とは仮契約を結んでおります。その予算の裏付けをもちまして、事業者から、それに伴っての本契約、きょうの議決をもっての本契約を結ばせていただくという予約である仮契約を結んでいるというところの状況でございます。

浦野委員

 そうであれば、やっぱり発注者は、今回のその工事についても区自身、中野区ですから、区長がみずからの公約に基づいてつくらないということを決めれば、それに基づいて、当然、事業者と協議をしていく、そのこと自体は可能ですか。

白土副区長、総務部長(副区長事務取扱)

 当然、当初計画に基づく補正予算について今定例会で提案をさせていただき、可決をしていただきましたので、この契約変更議案を提出させていただいたということでございます。区としては、当初契約に基づき契約の履行を事業者のほうにはお願いしていくということでございます。

浦野委員

 その補正予算と3月のその議決をもってということなんですけれども、そうすると、もう一つお聞きしますが、答弁の中でもう一つ、見直しができないという理由の中で、その工事の中断によるさらなる工事の延伸、工事の中断後の工事再開が難しくなるリスクということがあったんですけれども、そのリスクというのはどの程度なんでしょうか。

吉沢総務部用地経理課長

 今回、平和の森公園に隣接をしております新体育館の工事も進めております。こちらにつきましては、2020年の東京オリンピック・パラリンピックにおける卓球の練習会場として使用されるということで既に決まっております。この時期に工事が完了しないという事態は絶対に避けなければならないというところで、その影響額ということは、都の補助金である3億円を区は特財として見込んでいること、それから、公式練習会場としての、もし工事が完了しないということになりましたら、その返上も懸念されるというところでございます。

浦野委員

 そのオリンピック・パラリンピックで使うのは体育館の部分のみであって、草地広場の今予定されている300メートルのトラックは使うわけではないですよね。ちょっと所管が違うかもしれませんが、ないというふうにも聞いています。厚生委員会での質疑のやりとりを確認すると、このオリンピック・パラリンピックの公式練習に使うということは決まっているということなんですけれども、ただ、これ、区民が観覧できるわけでもなくて、完全に非公開で行われるというふうに聞いています。この日にどこの国の選手が来ているのかという情報も、セキュリティー上、非公開というふうに伺っています。

 別にオリンピック・パラリンピック自体に反対しているわけではありませんけれども、ただ、その工期が延びることは想定できたわけで、300、100を今の時点でつくるというふうにしている中で、これをつくらないとすれば、その工事の期間を短縮したり、工期をその分短くできるということは可能なのではないでしょうか。

白土副区長、総務部長(副区長事務取扱)

 今の時点で300メートルトラック、100メートル走路、これをつくらないということについては、当然、契約変更が必要になります。8月からトラックの工事に着手するというふうに聞いておりますので、もしそういうことになりますと、工事を中断しなければいけない。中断して、既にトラックの工事に向けて材料あるいは人員の確保、そういったことを既に準備をしているわけでございますので、もしそれをやめるということになれば、事業者の損害ということになります。それに伴う損害が幾らになるのかということを事業者と協議をし、損害賠償額を協議して確定してからでないと、工事は再開できないという可能性がございます。これは、あくまでも仮定の話でございますけれども、そうなりますと、現在、東京オリンピック・パラリンピックに向けていろいろなところで工事がされているわけでございまして、人員の確保が非常に難しいという状況も、私どもは聞いております。

 そういった中で、先ほど課長のほうから答弁させていただきましたけれども、この新体育館の部分について、前庭のバリアフリーのアプローチの部分は、この平和の森公園の再整備の工事請負契約の事業者が整備をするという契約になっておりますので、この契約が解除されるのか、あるいは、契約変更されるのか、そういった結論が出ないと、これについてほかの事業者に頼むというわけにもいきません。

 区としては、区長の本会議での答弁でもお答えさせていただいておりますように、新しい体育館の東京オリンピック・パラリンピックへの提供は絶対に行わなければならないという考えでございます。ここで、工事中断あるいは再開、これにどのぐらいの期間がかかるかわからないというような状況で工事を中断するということは、できないというふうに考えております。

浦野委員

 確かに、おっしゃるようにいろいろなリスクや懸念されることはあるかもしれないと思います。ただ、やっぱり区長のみずからの公約であったと思いますし、この計画が出されたときの区民の皆さんや公園利用者の皆さんの、平和の森公園の緑と広場を壊さないでほしいという、草地広場を残してほしいという声は、私は当初から一貫していたと思いますから、やっぱりそれに基づいて、ましてこの間の2回の選挙でもそういう民意が私は示されたと思っておりますから、ぜひ、改めてそこは再検討をお願いしたいと思います。これは要望です。

酒井委員

 浦野委員からもありましたが、この平和の森公園再整備については、区長は300メートルトラックの見直しというのを選挙公約にされて戦われて勝利され、その後、変更案を議案として示されました。3月15日でしたか、令和元年の第1回定例会で、賛成少数で否決されました。その際、我々は、草地広場を残すべきという考えのもと、その議案には賛成をさせていただきました。当然、その時点から考え方は変わっておらず、今も300メートルトラック、100メートル走路を見直し、草地広場を残していただきたいというように考えておりますが、今回、工事請負契約に係る契約金額の変更の議案なんですけれども、こちらが否決された場合というのはどういうふうになりますか。

吉沢総務部用地経理課長

 本契約金額の変更の議案が否決になったとしましても、現契約は継続しておりますので、工事は現契約どおりに進むという認識でございます。

酒井委員

 進むというのは、300メートル、100メートルもつくられて、進んでいって、工期の延伸部分の費用がありませんので、そこでとまってしまうということなんですか。

吉沢総務部用地経理課長

 工期につきましては、工事請負契約の約款第20条に基づきまして、まず、7月末であった当初の契約から1月末に工期を延長しております。今回、もし本議案が否決になった際にも現契約は生きていきますので、1月末の工期に向けて現契約は生きているということになります。請負事業者については、それに向けて進めていただくということになろうかと思います。

酒井委員

 当初は7月末までの契約だったのが、もう既に工期の期間は延長されているということですよね。1月31日までということで、それで工事の契約解除がなされなければ、要するにまとまらなければ、そこまで進んでいってしまうというようなことでしょう。そうすると、工事の中断というのは、今回否決になった場合はどういうふうな手続になりますか。

吉沢総務部用地経理課長

 工事の中断につきましては、当然、双方協議の上でということになろうかと思います。今回、7月3日付で仮契約も事業者とは結んでおりますので、今後、協議をした上でということになりますが、工事の中断ということに関して言いますと、交渉自体はかなり時間を要するのではないかというふうなことが想定されます。

酒井委員

 例えば、その工事の中断の期間というのはどの程度かというのは見えるんですか。

吉沢総務部用地経理課長

 工事の中断という協議にどれぐらい時間を要するかというのは、現時点においては、申しわけございません、不明です。わからないです。

酒井委員

 相手方もあって、それから、場合によっては損害賠償、区としての当初の考えというのが、相手方、履行できない中での損害賠償というのも場合によってはあるかと思うんですが、それで、浦野委員からもあったんですけれども、現状、その損害賠償の額というのは全く想定できないものなんですか。

吉沢総務部用地経理課長

 現時点において、どこまで工事が履行されていて出来高払いをするかというのを、当然、区と事業者が確認をして金額を決めます。その上で、事業者は、資材等、用意したものに対する損害賠償金というものを請求することになろうかと思うんですけれども、まずは、その出来高の部分がどれだけの金額なのかというところが固まらないと、事業者側もどれだけの損害額かというのはわかり得ない、不明だというふうに考えております。

酒井委員

 要するに、相当数、時間がかかるということですよね。そうなると、公園もできない、それから、体育館のバリアフリーの動線でしたか、そちらの部分もできない。そうすると、オリンピックにも間に合わないというふうなことになってくるんだと思うんです。先ほど浦野委員からの質疑もあったと思うんですが、このオリンピックに関しては、補助金のこともおっしゃっていたと思うんですけれども、その影響額は。

海老沢企画部財政課長

 当初は、オリンピックの公式練習場ということになっていなかったものですから、東京都のスポーツ振興の補助金ということで1億円の補助金を得るという形で進めていたんですが、公式練習中に決まったというところで、受け入れ体制整備というメニューに東京都の補助金を変えまして、上限額3億円という形になります。それが、もし仮に撤回という話になったときには、それは得られないという形になります。

酒井委員

 その東京都からの補助金3億円というのが見込めない。それからまた、この議案が否決された際には、工事が中断した場合には、損害賠償も相当大きなものになるんだろうと、そういうふうに思っております。そうすると、例えば否決をされると、事業者との工事のあり方というのはもう交渉できないと思うんですけれども、こういった工事というのは、請負事業者と中身に関して交渉というのはできるんですか。

吉沢総務部用地経理課長

 契約解除に向けての協議というもの自体は、契約解除をする段階においては、当然、双方協議の上で契約解除ということになりますので、それに向けた交渉はすることになろうかと思いますけれども、それ以外のところでの交渉といいますと……。

酒井委員

 例えば、否決された場合はそうやって協議しなければならないでしょう。そうではなくて、この工事請負契約に係る金額の変更、増額がなった中で、中身について交渉というのはできるんですか。多少できるようなイメージがあるんですが、どうなんですか。

委員長

 休憩します。

 

(午後1時59分)

 

委員長

 再開します。

 

(午後1時59分)

 

酒井委員

 聞き方が悪くてすみません。例えば、否決してしまうと、もうそこでとまってしまう、もしくは粛々とされるということでしょう。これが通った際に、今後、また仕様の変更の交渉、協議の可能性はあるんですか。できるのかということです。

白土副区長、総務部長(副区長事務取扱)

 現在でも、事業者とは定期的に所管のほうでこの工事に関して協議はしております。ただ、この契約に関して、仮にこの議案が可決された場合、この件に関して協議をする必要はあると思うんですけれども、当初契約の300メートルトラック、100メートル走路の部分について、相手方がその協議に応じるかどうか、全く不明でございますけれども、協議についてこちらから申し入れることができないかと言えば、それはできない話ではないと思いますが、それについて、相手方が協議に応じる義務はないということでございます。

酒井委員

 今、現議案を提案されていますから、それでまた将来的な変更というのを聞くこともちょっと難しいのかもわかんないんですけれども、今回の議案が300メートルトラック、100メートルのところが含まれていないところなんです。ただ、他方、改選があって、区民の方からは草地広場の存続というふうな声も多数ある。それから、議会でも多数ある。しかし、その意思、態度というものを示すことができないままここまで来ているんです。非常に我々ももやもやしておりまして、本来であれば、区長が行政報告で触れられて、そして、契約変更の議案を出されればよかったのかなと思っておるんですけれども、議会側のボールになっておるんです。例えば、草地広場の存続のため、今議案を300メートルトラック、100メートル走路等々を見直すための議案の修正なんかはできますか。

吉沢総務部用地経理課長

 行政実例上では、契約議案につきましては、議会での修正というものができないという解釈になってございます。

酒井委員

 なかなか、損害賠償、それから反対しても、工事が粛々と進むかもわからない。また、協議をしても非常に大きな時間が必要となる。それからまた、オリンピック・パラリンピックの関係の補助金、それから、オリンピック・パラリンピックにおいて間に合わなければ、やっぱり自治体として大きな信頼にもかかわってくるところだと思います。

 他方、我々議会は、先ほど申し上げましたが、なかなか意思や態度を示せないところでもあるんです。そこで、我々としては、この議案に後ほど附帯意見をつけさせていただきたいと思います。

立石委員

 体育館と公園のバリアフリーのアプローチの部分をつくる必要があって、それをオリンピックまでに間に合わせないといけないということで、8月からトラックをつくり出すと思うんですけれども、そのアプローチの部分というのはいつまでに完成させないといけないんでしょうか。

髙田総務部施設課長

 体育館のほうの外構の工事を考えますと、来年度の3月までにはつくっていただかないと難しい部分であります。

立石委員

 3月までに間に合わせるに当たって、8月からトラックの工事が始まるということなんですが、それが、仮に9月とか10月とかにおくれてしまった場合に、3月までに完成のめどというのは立たないんですか。

髙田総務部施設課長

 すみません、所管外になりますので、詳細な工程に関してはお答えできないです。

大内委員

 たしか、去年の、今、酒井委員もおっしゃっていたんだけれども、区長の公約ということで、その300メートルトラックでいろいろ質疑があったんですが、変更議案のときにやはり一番問題になったのは、パブリック・コメント等の手続を行っていないじゃないかと。最初のときにそれをしっかりやったのに、今回そういったものを通さないで出てきたものに関しては、なかなか受け付けられないというところが、議案に対して反対する主な理由だったと思うんです。今回、今いろいろ出ているけれども、やはりパブリック・コメント等そういった手続というものを、もし変更する場合は、やはりやらなければいけない。去年6月、選挙終わった後に、夏の間にパブリック・コメント等の手続をちゃんとやっていれば、そんなことにならなかったということはみんな知っているわけです。そういった手続を踏まないで出してきたから、手続上、おかしいじゃないかということが、多分大きな争点になったと思うんです、あのときに。今回そのようなこと、今言ったような300メートル、100メートル、あるいはそのほかの周りの園路についてもいろいろ意見が出ているとなると、もう一度パブリック・コメント等の過程を踏まえて議会報告をしてもらわないと、そんな簡単に原案について変更というのはできるんですか。

白土副区長、総務部長(副区長事務取扱)

 これは仮定の話でございますけれども、300メートルトラック、100メートル走路をつくらないという計画の変更をした場合には、先ほど来から出ていますけれども、オリンピックには間に合わないということがございまして、現時点でそれは難しいと思いますが、もしそれを除外したとして、計画変更するのであれば、パブリック・コメントの手続をしっかりしていくべきだというふうに考えております。

大内委員

 ですから、去年の夏の時点で、ちゃんとそういうことをやっていて、当然、300メートルトラックがあれば走りたい、100メートルあれば走りたいという人たちもいる。やっぱり両方の意見を聞いて、その上で判断していかなければいけないということで、パブリック・コメントをしっかりやると。それを去年の夏にしっかりやらなかったから、いきなり意見だけやってきたから、私たちでいう手続上に瑕疵があったわけです。そこが一番の議論の争点だったと思うんです。だから、今回も、もしそのように変更する場合は、そういった手続をちゃんと踏んでやっていただかなければ、簡単に一度決めたものをそうやってやられても困るんですけれども。自治基本条例等がしっかりある以上、そういったものの重みをちゃんとわかった上で進めていただかないと、なかなか難しいのではないかと思いますけれども、どうですか。

白土副区長、総務部長(副区長事務取扱)

 前回、計画の変更をしたときには、緊急性があるということで、例外が適用になるというふうに考えておりましたけれども、前回の議案の審議の過程で、パブリック・コメントを実施しなかった点について、手続的な瑕疵があるという御指摘もいただきました。それを踏まえると、やはり計画の変更についてはパブリック・コメント手続も必要であるというふうに考えております。

白井委員

 本来であれば、いわゆる議案に対しての質疑でなければならないところです。とはいえ、きょうは傍聴者もたくさんおられるので、これまでの議論を振り返ってお話をされていますけれども、今、提案されている議案審議の内容は、あくまでも契約金額の変更についてです。これについての質疑を行った上で結論を導くというこの範疇でしかなりませんし、当該委員会は総務委員会なので、まさに契約内容についてでなければならないんですけれども、どうも計画内容までのお話がるるあったかと思います。ただ、この辺は、先ほども冒頭言いましたけれども、傍聴者の方がたくさん来られているので、ちょっと甘く見ておきたいなと思うんですが、議会のルール上は、契約担当の方とか、経理担当の方が、計画そのものの話をするとなると、ちょっと所管外といいますか、裁量を超えている答弁があるんだろうとも思います。頑張って答弁されたんだとは思いますけれども。

 その上で確認させていただきます。先ほど他の委員からもありましたけれども、いわゆるこの契約金額の変更が否決されたときにどういう影響が出るのかというお話がありました。つまり契約ができなかったときの影響です。今回は先日の補正予算の成立を受けてですけれども、その補正予算は三つの柱から成っていました。一つは、野球場のネットを高くするというやつです。もう一つが、いわゆる体育館と広場の部分の接合部分の工事です。ここに体育館のバリアフリーの部分が含まれていて、これができないと体育館が開設できないということです。この半年間、工事を中断したがゆえの、いわゆる遅延の賠償といっていいでしょう、遅延金約7,000万円ほど、この三つが含まれた上で予算が成立したので、今回、この契約金額を見直しますよという話になっています。

 本来であれば、この三つに対してのお話がダイレクトでなければならないところなんですけれども、まず、今言ったところの流れで確認をさせてもらいたいと思います。今私が言ったところで間違いないでしょうか。

吉沢総務部用地経理課長

 白井委員のおっしゃるとおりでございます。

白井委員

 分けて聞きます。そこで、体育館についてです。一つは、バリアフリーの接続部分、いわゆるスロープが開設できないと、そもそも体育館として開設できません。こうなってくると、いわゆるオリンピックでの卓球の練習会場としては開設できない。返上しなければならなくなる、こんな話でした。ここも間違いないでしょうか。確認させてください。

髙田総務部施設課長

 バリアフリー経路ができないと、完了検査が受けられませんので、体育館は供用開始できないということになります。

白井委員

 そうなってくると、財源構成として、体育館の総額予算のうち、いわゆるオリンピック・パラリンピックの受け入れのために、今回3億円という話がありました。もともとスポーツ振興で1億円だったものを、ちょっと聞いているのは、いわゆる体育館の床の仕様だとかというのをオリンピック仕様に変えるというところから補助金が大きくなっているところです。となると、オリンピックに間に合わなくなって返還となると、1億円だけは残してもらっていてもいいのか、いやいや、やっぱり3億円全部ですよと、ここの返還をしなさいと言われる可能性が大きいのか、一体幾らになるところなのか、この点も確認させてください。

海老沢企画部財政課長

 そうなった場合でございますけれども、これは東京都との協議ということになるかとは思いますが、既にメニューを変更しているわけでございまして、それについて、この3億円というのが受け入れ体制の準備というメニューで申請しているわけでございますから、それがかなわないということになりますと、全額返上せざるを得ないというのを考えてございます。

白井委員

 ありがとうございます、整理します。遅延に基づく、いわゆる7,000万円の金額が含まれています。もし否決されるとなると、先ほど来質疑がありましたけれども、一体幾らになるかまだわからない、積算の損害賠償金額が発生する。さらに、財源更正としている3億円の返還も、これは大いに可能性が大きくなる。1億円は残してもらえるかと思ったんですけれども、そうもならない予想だという感じです。さらには、オリパラに向けての、いわゆる練習会場を返上しなければならなくなる。こんなところが見えているところです。

 とはいえ、現行計画だとか、この契約の内容ではない、そもそもの草地広場の部分のトラック整備については、現在もう既に成立している契約で、進んでいる契約です。これが否決されたからといって、別の契約ですというお話があったんですけれども、この関連性、今回これが否定されたからといって、ダイレクトにあそこを見直すとはならないということでいいんでしょうか。お伺いします。

白土副区長、総務部長(副区長事務取扱)

 今回、本議案についてお願いしているのは、当初結んだ契約の変更でございます。これが否決されるということは、その当初の契約が残るということでございます。

委員長

 よろしいでしょうか。

 他に質疑はありませんか。よろしいでしょうか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 なければ、取り扱いを協議したいと思いますので、委員会を休憩いたします。

 

(午後2時14分)

 

委員長

 委員会を再開します。

 

(午後2時15分)

 

 質疑はありませんか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 なければ、質疑を終結します。

 次に、意見の開陳を行います。意見はありませんか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 なければ、意見の開陳を終結します。

 次に、討論を行います。討論はありませんか。

浦野委員

 第62号議案、平和の森公園の再整備工事請負契約に係る契約金額の変更について、反対の立場で討論を行います。

 本議案は、今定例会の初日に先議として上程、審査され、可決された補正予算に基づいた平和の森公園再整備に関する工事請負契約金額の変更の議案です。質疑でも確認をしましたけれども、この工事請負契約金額の変更をもって平和の森公園が当初の計画に基づいての再整備が進められる。つまり、草地広場への300メートルトラック、100メートル直線、また、コンクリート滑り台設置や草地広場内の園内灯の設置なども含めた当初計画に沿って完了するということになります。

 本会議での質問に対する答弁にあった、また、先ほどの質疑でもあった、改めてこの再整備の変更案を示した場合の工事の中断によるさらなる工期の延伸や、工事中断後の工事再開不能となるリスク、損害賠償の問題など、解決しなければいけない課題はあるというふうには思います。しかし、やはり再整備工事の発注者は中野区自身ですし、当初のこの計画が示された4年4カ月前以降から繰り返し説明会や、何度ものパブリック・コメントにおいても、また、この直近の区長選挙、区議会議員選挙でも、平和の森公園の緑と広場を壊さないでほしい、草地広場を守ってほしいという区民、公園利用者の願いは一貫していたと思います。ですから、やはりそこで示され続けているこうした民意をないがしろにすることは、絶対にあってはならないというふうに考えます。

 よって、この議案の可決をもって当初計画が完成をするというこの議案には賛成をすることはできませんので、以上をもって反対討論といたします。

委員長

 これより本件について挙手により採決を行います。

 お諮りします。第62号議案、平和の森公園再整備工事請負契約に係る契約金額の変更についてを原案どおり可決すべきものと決することに賛成の委員は挙手を願います。

 

〔賛成者挙手〕

 

委員長

 挙手多数。よって、本件は可決すべきものと決しました。

 委員会を休憩します。

 

(午後2時18分)

 

委員長

 委員会を再開します。

 

(午後4時07分)

 

委員長

 お諮りします。第62号議案の審査結果に「平和の森公園再整備に当たっては、東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会における新体育館の活用に支障を来さないよう努めるとともに、草地広場のあり方について検討されたい」との意見を付することに賛成の委員は挙手を願います。休憩します。

 

(午後4時時08分)

 

委員長

 委員会を再開いたします。

 

(午後4時38分)

 

酒井委員

 第62号議案、平和の森公園再整備工事請負契約に係る契約金額の変更についての議案において附帯意見を提案させていただきたいと思います。

 内容は、「平和の森公園再整備に当たっては、東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会における新体育館の活用に支障を来さないよう努めるとともに、草地広場のあり方について検討されたい」、こちらを提案させていただきたいと思います。

委員長

 他の委員から意見はありますか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 質疑はありますか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 取り扱いについて、休憩いたします。

 

(午後4時39分)

 

委員長

 委員会を再開いたします。

 

(午後4時42分)

 

 この議案に対して附帯意見をつけるかどうかに対して挙手により採決を行います。

 お諮りします。第62号議案の審査結果に動議をつける意見を付することに賛成の委員は挙手を願います。

 

〔賛成者挙手〕

 

委員長

 挙手少数。よって、意見を付することは否決されました。

 以上で第62号議案の審査を終了します。

 次に、第63号議案、仮称弥生町六丁目公園整備工事請負契約に係る契約金額の変更についてを議題に供します。

 理事者の補足説明を求めます。

吉沢総務部用地経理課長

 続きまして、第63号議案、仮称弥生町六丁目公園整備工事請負契約に係る契約金額の変更につきまして、補足説明をさせていただきます(資料3)。

 本議案につきましては、平成29年12月12日に議決をいただきました、平成29年第64号議案、仮称弥生町六丁目公園整備工事請負契約に係る契約金額を変更するものでございます。

 変更前の契約金額は7億848万円、変更後の契約金額が7億7,056万2,720円で、6,208万2,720円の増額となっております。

 契約者は飛鳥・創研・日本体育建設共同企業体でございます。代表者は株式会社飛鳥、構成員は株式会社創研ガーデン及び日本体育施設株式会社で、3社とも区内事業者になってございます。

 変更の理由でございますが、設計変更に伴いまして、工事請負契約約款第18条に基づきまして契約金額を変更するものでございます。

 なお、本件に係ります財源につきましては、7月1日、第41号議案、令和元年度中野区一般会計補正予算として議決をいただいております内容の契約金額の変更になってございます。

 補足説明は以上でございます。御審査のほどよろしくお願い申し上げます。

委員長

 質疑はありませんか。よろしいでしょうか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 質疑がなければ、取り扱いを協議したいと思いますので、委員会を休憩いたします。

 

(午後4時43分)

 

委員長

 委員会を再開いたします。

 

(午後4時44分)

 

 これより本件について採決を行います。

 お諮りします。第63号議案、仮称弥生町六丁目公園整備工事請負契約に係る契約金額の変更についてを原案どおり可決すべきものと決することに御異議ありませんか。

 

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 御異議ありませんので、そのように決します。

 以上で第63号議案の審査を終了いたします。

 次に、7月3日及び4日の総務委員会の所管事項の報告について、理事者より発言を求められていますので、これを許可します。

海老沢企画部財政課長

 さきの総務委員会で報告させていただきました、平成30年度中野区一般会計繰越明許費繰越計算書の一部に誤りがございましたので、訂正させていただきます。大変申しわけございませんでした。

 お手元に配付の平成30年度中野区一般会計繰越明許費繰越計算書(資料4)の7款健康福祉費、4項文化・スポーツ費の(仮称)中野区立総合体育館整備の項目につきまして、未収入特定財源の国・都支出金の額に誤りがございました。訂正前は8億6,878万円と記載されておりましたが、4月に当初の繰越金額の繰越額の確定後、東京都との調整の結果、端数の調整の違いから1,000円のずれが生じました。しかし、必ずしも計算書の数字と一致する必要はないという誤った認識を持ちまして、金額の修正を行いませんでした。しかしながら、正しくは地方自治法の施行規則で様式の指定がございまして、決算数値と一致することが必要であるということがわかりましたので、8億6,878万1,000円に訂正させていただきたいと考えております。

 また、この訂正に伴いまして、当該項目に係る一般財源の金額並びに国・都支出金及び一般財源の各合計金額につきましても、あわせて訂正させていただきます。

 今後このようなことのないよう周知徹底を図ってまいりたいと考えております。まことに申しわけございませんでした。

浅川会計室長

 私からは、ただいまの繰越明許費繰越計算書の訂正に伴いまして、7月4日に所管事項報告いたしました平成30年度各会計決算状況(速報値)につきまして、一部数値の変更が必要となりましたので、資料の差しかえ及び説明内容の訂正をお願いするものでございます(資料5)。

 訂正いたしました箇所は、一番上の表、一般会計でございます。表の左から2列目、平成30年度の決算速報値、区分と書かれた欄の次から4行目、翌年度へ繰越すべき財源につきまして、23億6,319万8,000円と御説明いたしましたが、正しくは23億6,319万7,000円でございました。先ほどの繰越計算書の一番右下の金額になります。これに伴いまして、表の左から4列目、29年度との比較の欄は16億8,120万6,000円となります。

 以下、お手元の本日付資料では、数値は正しいものになってございます。

 5行目、30年度の実質収支でございますけれども、歳入歳出総額差引額から翌年度へ繰越すべき財源を差し引いたものになりますので、26億1,592万2,000円に訂正させていただきまして、同時に、4列目、比較の欄は1億4,255万円ちょうどとなります。

 最後に、6行目、30年度の単年度収支でございますが、こちらは平成30年度の実質収支から前年度の実質収支を差し引いたものになりますので、同じく1億4,255万円となります。

 訂正した箇所は、以上となります。

 今後は、財政課と繰越額に関する数値の確認をさらに徹底し、このような訂正がないよう努めてまいります。このたびは申しわけございませんでした。

委員長

 本件について御質疑ありませんか。

大内委員

 間違えに今回気がついたと。今までずっと間違っていたんですか。

海老沢企画部財政課長

 認識としては、歳入予算ということになりますので、ここに記載している額よりも多いというところで、訂正しなくてもいいだろうという誤った認識を持っていたというところでいうと、今までこういったずれというのがなかったというところで、ずれてはいないわけですけれども、認識としては間違っていたというところでございます。

大内委員

 もう決算も終わっているものもあるとしても、間違ったことはないのね。たまたまあったという言い方では、ちょっと適切ではないんだけれども、今回初めてわかったということで、今までの認識どおり進めていって、今までは何も問題なく進んでいて、今回新たな認識を持ってよく見たら、今回初めて違っているのがわかったと、今回の事例だけ。今回だけですか。

海老沢企画部財政課長

 今回、東京都とのやりとりの中で1,000円のずれが生じたというのは、その決算額というか、基本的に金額に掛ける工事費を、全体額から初め出していたんですが、東京都とのやりとりの中で、それを工事ごとに分けて計算するということで、1,000円繰り上がってしまったという状況にありまして、こういった状況は今回が初めてでございまして、今までの中では間違いはなかったということでございます。

委員長

 他に質疑はありませんか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 なければ、以上で本日の日程は終了しますが、各委員、理事者から何か発言はありませんか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 なければ、以上で本日の総務委員会を散会します。

 

(午後4時50分)