令和元年09月11日中野区議会区民委員会(第3回定例会)
令和元年09月11日中野区議会区民委員会(第3回定例会)の会議録

中野区議会区民委員会〔令和元年9月11日〕

 

区民委員会会議記録

 

○開会日 令和元年9月11日

 

○場所  中野区議会第2委員会室

 

○開会  午後4時48分

 

○閉会  午後5時12分

 

○出席委員(8名)

 羽鳥 だいすけ委員長

 市川 しんたろう副委員長

 木村 広一委員

 いさ 哲郎委員

 石坂 わたる委員

 近藤 さえ子委員

 伊藤 正信委員

 森 たかゆき委員

 

○欠席委員(0名)

 

○出席説明員

 区民部長 青山 敬一郎

 区民部区民生活課長 古屋 勉

 区民部戸籍住民課長 辻本 将紀

 区民部税務課長 矢島 久美子

 区民部保険医療課長 渡邊 健治

 区民部産業観光課長 堀越 恵美子

 区民部観光・シティプロモーション担当課長 桜井 安名

 区民部文化・国際交流課長 藤永 益次

 環境部長 岩浅 英樹

 環境部環境課長 波多江 貴代美

 環境部ごみゼロ推進課長 伊東 知秀

 清掃事務所長 川本 将史

 

○事務局職員

 書記 鎌形 聡美

 書記 立川 衛

 

○委員長署名


審査日程

○議案

 第64号議案 令和元年度中野区一般会計補正予算(関係分)

 

委員長

 定足数に達しましたので、区民委員会を開会します。

 

(午後4時48分)

 

 本日の審査日程ですが、お手元に配付の審査日程(案)(資料1)のとおり進めたいと思いますが、これに御異議ありませんか。

 

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 御異議ありませんので、そのように進めます。

 それでは、議事に入ります。

 第64号議案、令和元年度中野区一般会計補正予算(関係分)を議題に供します。

 本議案は総務委員会に付託されておりますが、区民委員会の関係分について当委員会で審査し、賛成多数となった意見があれば、総務委員会へ申し送ることとなっておりますので、御承知おきください。

 それでは、理事者の補足説明を求めます。

矢島区民部税務課長

 第64号議案、令和元年度中野区一般会計補正予算区民部関係分につきまして補足説明をいたします。

 初めに、議案書、令和元年度一般会計補正予算説明書(第4次)、歳入歳出予算事項別明細書の18、19ページをごらんください。

 4款区民費、3項税務費、3目納税費及び4目諸税費に係ります住民税等納付書の作成・発送委託の経費でございます。予算金額としては、ペイジー試験に係る経費といたしまして、納税費36万3,000円、諸税費36万3,000円、計72万6,000円の事業費の増額補正をさせていただくものでございます。このたび、令和2年1月からペイジー収納を開始することになっており、これに伴い、納付書を新たに設定することとなります。納付書の仕様変更には、ゆうちょ銀行の検査が必要になりますが、OCR文字の品質及び整合性試験、読み取りテスト等の期間として、おおむね6カ月を要することが判明いたしました。本事業は、納付書作成、発送業務委託が2カ年にまたがるため、債務負担行為といたしまして、34、35ページをごらんください。記載のとおり設定させていただくものでございます。この結果、35ページに記載のとおり、事業の経費区分といたしまして、総事業費553万6,000円、令和元年度歳出予算計上額72万6,000円、債務負担行為計上額481万円となるものでございます。

 雑駁ではございますが、以上、第64号議案、令和元年度中野区一般会計補正予算区民部関係分の補足説明とさせていただきます。

 どうかよろしく御審議のほどお願い申し上げます。

委員長

 これより本件に対する質疑を行います。質疑はありませんか。

いさ委員

 では、ちょっとだけ確認です。今回やろうというのは、納付書のデザインとかレイアウトが変わるという、ざっくり言うとそういうことでよろしいでしょうか。

矢島区民部税務課長

 委員おっしゃるとおりでございます。

いさ委員

 結局、支払いの方法がネットだとかスマートフォン、携帯を通じても支払えるルートができるということなんですけれども、これは、支払う側の区民の皆さんがどういうステップをとることになるんですか。つまり、手順が書いてあるのか、リンクが書いてあるのか、QRコードがついているのか、どうなっているんでしょうか。

矢島区民部税務課長

 このペイジー収納でございますけれども、金融機関に設置してありますATMもしくはインターネットバンキング、パソコンのほうからアクセスをして、納付していただく仕組みでございます。

 ATMのほうで御説明申し上げますと、画面を展開して、この収納機関番号とか納付番号というものがそれぞれの納付書に記載してございますので、それを御入力いただいて、納税者の方の口座から引き落としというような仕組みでございます。

いさ委員

 スマートフォンは含まれていないんですか。

矢島区民部税務課長

 ATM、パソコン、それからモバイル機器としましてスマートフォンも含まれてございます。

木村委員

 1点だけ確認させてください。債務負担行為の調書のほうで、限度額481万円ですね。特定財源が393万4,000円となっていますけれども、この特定財源というのはどういったものなんですか。

矢島区民部税務課長

 こちらにつきましては、債務負担行為で、令和2年4月から3月末までの経費となってございます。

 住民税の徴税委託費でございます。

木村委員

 一般財源と特定財源で、特定財源となっているのは何らかの財源が違うということでしょうけれども、どの財源を使ったのかということを聞いているんです。

矢島区民部税務課長

 住民税をお支払いいただく際に、1件につきまして徴税委託費が都のほうから交付されますので、そちらの分の金額となってございます。

木村委員

 では、この特定財源は都の財源ということでよろしいんですか。あと、もう少し詳しく教えていただければということと、要は、今年度は一般財源で全部賄っているかと思うので、来年度の分は特定財源が入ってくるのはなぜかということを教えていただければなと思います。

矢島区民部税務課長

 今年度につきましては、ペイジー収納の納付書のテスト、試験の経費が主な経費となっておりまして、納付に関する経費のほうは含まれていないため、今年度につきましては一般財源でということになってございます。

伊藤委員

 先ほどの説明で、1月からペイジー収納を導入するということなんですけれども、ゆうちょ銀行が6カ月かかるというのをもう少し詳しく教えていただけますか。

矢島区民部税務課長

 納付書の設定を、今回レイアウトを変更いたしますけれども、その際に金融機関のほうに確認をとらせていただくものでございます。それで、ゆうちょ銀行以外にも確認をとる金融機関等がございますけれども、それぞれの金融機関ごとに確認から了承いただく期間がまちまちでございまして、その中でゆうちょ銀行が一番長い期間、試験にかかると言われてございます。

伊藤委員

 では、ほかの銀行はスムーズに、6カ月もかからない。例えば、どんな金融機関があるのか。ゆうちょ銀行のほかにどういう銀行があるんですか。

矢島区民部税務課長

 他の金融機関ということで、みずほ銀行、それからコンビニエンスストアの納付の関係で、収納代行されているNTTデータさんというところに、納付書のレイアウトを変更した際に、あわせて確認をとっております。

伊藤委員

 そのみずほとか、コンビニさんだとか、NTTさんは、そんなにテスト期間はかからない。ところが、ゆうちょ銀行は6カ月かかる。同じ金融機関で何でこんなに、何かゆうちょ銀行というのはそれだけ特殊なのか、どうなんでしょうか。

矢島区民部税務課長

 ゆうちょ銀行さんでございますけれども、ATMの機械以外に、ATMの機械で個人が納付書に打ち込まれている番号を入力する方法で収納いただく方法がペイジー収納の主でございますけれども、ゆうちょ銀行さんは、それに加えまして、納付書を直接ATMの機械に差し込んでお支払いいただける仕組みがあるということで、それがあるのがゆうちょ銀行さんだけということで、かなり細かいところまで御確認いただくために、6カ月かかるということでございます。

石坂委員

 そういった形で、ペイジーのほうで、ゆうちょ銀行は時間がかかるということなんですけれども、当初予算を考えた段階でペイジー収納を検討する際に、これだけかかるといういうことは調べられなかったまま進められてしまったということなのでしょうか。

矢島区民部税務課長

 ゆうちょ銀行さんに6カ月かかるということが後になって判明したということで、今回、補正予算をお願いするものでございます。

石坂委員

 それはいつごろわかった形なんでしょうか。

矢島区民部税務課長

 時期については、ちょっとはっきりしたことは申し上げられないんですけれども、予算編成が終わった後ということで御理解いただければと思います。

石坂委員

 要は、今年度の予算が執行され始めて、定例会はもう既に1回あって2回目の定例会ですので、そもそも予算を組む段階からきちんと考えるべきですし、年度始まってすぐ調べていればもっと早い段階だったのかなと思うとこでもあります。やはりこうした、特に民間さんとのやりとりに関しては、民間さんのほうの進みぐあいというんですか、どのぐらいかかるのか、標準処理期間等々いろいろと絡むものですので、やはりそこはきちんとやっていかないと、今後もこういったことが起こると思うんです。これももう税務だけに限ったことではないと思いますけれども、やはりこうした民間が絡むものはきちんと、先方にどれだけ処理期間がかかるのかも、施策を組み立てる段階で検討をしっかりと進めていただければと思います。これは要望で結構です。

近藤委員

 ちょっと確認させていただきたいんですけれども、先ほどの伊藤委員の御質問のところで、みずほですとか、NTTとか、コンビニというお答えですけれども、これは全ての銀行で通用するわけではないんですか。

矢島区民部税務課長

 みずほ銀行が指定代理の金融機関ということになってございまして、NTTさんにつきましては、コンビニエンスストア、幾つかあると思うんですけれども、そちらの収納をまとめて取り扱っていただいている会社さんということで、それに加えてゆうちょ銀行さんということで、納付書の設定が変わる際には、以上2行1社に確認をとっております。

近藤委員

 そうすると、始まりますと、区民の方はどこというのがちょっとわかりにくいと思うんですけれども、そういったところは来年度の対応ということになるんですか。

矢島区民部税務課長

 区民の皆様には、新しい納付方法でございますので、広報に関しましては詳しく丁寧に行っていきたいと考えております。例えば、先ほどございましたとおり、簡単な操作の方法とかそういった形も広報の中で御案内していきたいと考えております。

近藤委員

 それと、あと、これは他区というのも、このペイジーの進み方というのはこういった同じような年度でやっているものなんですか。

矢島区民部税務課長

 他区もゆうちょ銀行さんに6カ月ぐらいかかっているかということでよろしいでしょうか。――ちょっと先行している自治体さんにお電話等で確認したんですけれども、中野区は今回6カ月ということで、同じような期間がかかっていると聞いております。

近藤委員

 先ほど石坂委員もおっしゃっていたんですけれども、年度はまたがないというか、そういったやり方でやられているのかもしれないので、本当にちょっと、ゆうちょを選んでこの時間がかかってしまうというのは、初めの選択としてわかっていたのではないかと思うところがあるんですけれども、そこはいかがですか。

矢島区民部税務課長

 ゆうちょ銀行さんの確認は、かなりかかるのかなということは承知していたんですけれども、やはり6カ月かかるということで、今回補正予算をお願いすることになった次第でございます。

森委員

 一般質問の後なので疲れているので、本当はあまり長くやりたくないんですが、ちょっと気になるのでお伺いをします。

 まず、納付書の作成等発送業務委託がまとまっているんです。そうすると、この事業費総額も丸まっているんだと思うんですけれども、このうちの納付書作成に係る金額というのは幾らぐらいなんですか。

矢島区民部税務課長

 納付書の作成と印字ということかと存じますけれども、約でございますが、100万円程度ということでございます。そのほかに、郵便物でございますので、封筒とかそういった経費もございますので、納付書と印字ということでございますと、大体でございますが、そのぐらいの経費でございます。

森委員

 システム屋の感覚からすると、半年かかるテストってめちゃくちゃ規模の大きいシステムなわけです。100万円とかでできるはずがない、多分、桁が二桁ぐらい違う規模のシステムで、必要な期間なんです。そうすると、100万円でできるということは、恐らく6カ月と言いつつ、それはただ期間が長いという話であって、単純なやりとりに時間がかかり過ぎるという話なのかなと思うんですけれども、その点、実際のところはどうなんですか。

矢島区民部税務課長

 実際に実務をやっているところからの話ですと、やはりやりとりには、お時間はかかっているのかなという感覚でございます。ただ、やはりゆうちょ銀行さん、画面に入力するだけではなくて、その紙の差し込みで収納いただく方法も一つ持っているということでございますので、そこのところのずれで、かなり厳密な確認をされているのかなと考えております。

森委員

 それで、これ、仕様変更がこれで終わればいいんですよ。でも、実際、これをつくって印字して、発送するって、毎年発生する作業じゃないですか。それを実際にやる業者さんは、多分毎年変わるんですよね。そうすると、毎年これをやるんですか。

矢島区民部税務課長

 今、委員からお話しありましたとおり、業者さんにつきましては競争入札で決めていただいておりますので、変わる可能性はございます。

森委員

 そうすると、一般競争入札で、たまたま同じ事業者の落札が続かない限り、来年度はこれでやるから、再来年度もまた半年かけてこれをやるということになるわけですね。ちょっと、あまりに無駄ではないかなと思うんですけれども。

 今、他区でもやられているという話が少しありました。これから、多分これをやっていこうという自治体もふえていく流れだと思うんです。そうすると、ゆうちょ銀行のその確認にどれだけつき合えますかという話で、もうちょっとやりようがないのと。課長会か何かで、ゆうちょ銀行さんと協議するなりなんなりしていただいたほうがいいのではないかと思うんですが、いかがですか。

矢島区民部税務課長

 ペイジーを中野区は来年の1月から開始し、かなり早い時期に開始する区のほうだと考えております。今、委員からお話がありました、これから始めようかと御検討いただいている自治体さんも多いと聞いておりまして、今回、このゆうちょ銀行さんにかなり期間がかかるということで、特別区に課長会、また、第4ブロックの課長会と、この近隣の区の課長が集まって毎月会議がございますので、共通事項ということで、その中で情報共有とか検討をして、中野区のほうからちょっと問題提起をして、検討してまいりたいと考えております。

委員長

 他に質疑はありませんか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 なければ、質疑を終結いたします。

 意見について伺います。第64号議案について、意見はありますか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 それでは、第64号議案について、意見なしとして総務委員会に申し送ることに御異議ありませんか。

 

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 御異議ありませんので、そのように決定いたします。

 以上で第64号議案の審査を終了します。

 本日予定した日程は終了しますが、各委員、理事者から何か発言はありませんか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 ありませんので、以上で区民委員会を散会いたします。

 

(午後5時12分)