令和元年09月26日中野区議会決算特別委員会建設分科会

中野区議会建設分科会〔令和元年9月26日〕

 

建設分科会会議記録

 

○開会日 令和元年9月26日

 

○場所  中野区議会第4委員会室

 

○開会  午後1時00分

 

○閉会  午後5時06分

 

○出席委員(9名)

 日野 たかし主査

 間 ひとみ副主査

 竹村 あきひろ委員

 高橋 かずちか委員

 加藤 たくま委員

 杉山 司委員

 小宮山 たかし委員

 久保 りか委員

 来住 和行委員

 

○欠席委員(0名)

 

○出席説明員

 都市基盤部長 奈良 浩二

 都市基盤部都市計画課長、交通政策課長 安田 道孝

 都市基盤部道路課長 井上 雄城

 都市基盤部公園緑地課長 細野 修一

 都市基盤部建築課長 小山内 秀樹

 都市基盤部住宅課長 三王 徹哉

 まちづくり推進部長 角 秀行

 中野駅周辺まちづくり担当部長 豊川 士朗

 まちづくり推進部まちづくり計画課長 千田 真史

 まちづくり推進部野方以西担当課長 狩野 純一

 まちづくり推進部まちづくり事業課長、大和町まちづくり担当課長 菊地 利幸

 まちづくり推進部弥生町・平和の森周辺防災まちづくり担当課長 森 眞一郎

 まちづくり推進部新井薬師前・沼袋駅周辺まちづくり担当課長 荒井 弘巳

 まちづくり推進部中野駅周辺まちづくり課長 松前 友香子

 まちづくり推進部中野駅新北口駅前エリア担当課長 石井 大輔

 まちづくり推進部中野駅地区担当課長 小幡 一隆

 まちづくり推進部中野駅周辺地区担当課長 石橋 一彦

 まちづくり推進部中野駅周辺基盤整備担当課長 石原 千鶴

 

○事務局職員

 書記 岩見 元彦

 書記 有明 健人

 

○主査署名


審査日程

○議案

 認定第1号 平成30年度中野区一般会計歳入歳出決算の認定について(分担分)

 

主査

 定足数に達しましたので、ただいまから建設分科会を開会します。

 

(午後1時00分)

 

 認定第1号としまして、平成30年度中野区一般会計歳入歳出決算の認定について(分担分)を議題に供します。

 初めに、当分科会における審査の進め方と審査方法について御協議いただくため、分科会を休憩します。

 

(午後1時00分)

 

主査

 再開して確認します。

 

(午後1時01分)

 

 休憩中に御協議いただきましたとおり、審査の進め方は、お手元の審査日程(案)(資料1)について、まず歳出の都市政策推進費、地域支えあい推進費、環境費、地域まちづくり推進費、都市基盤費を審査し、その後歳入の審査を行い、歳出については、決算説明書に従い原則として目ごとに、歳入については歳入決算説明書補助資料により一括して審査を行うこととしたいと思いますが、これに御異議ありませんか。

 

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

 

主査

 また、全体会において総括説明が既に行われておりますので、理事者からの補足説明は省略し、質疑を行うこととしたいと思いますが、これに御異議ありませんか。

 

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

 

主査

 次に、3日間の割り振りですが、本日は一般会計歳出の都市基盤費、2項道路費まで質疑を行い、2日目は歳出の残りの質疑を行った後、歳入の質疑を一括して行い、最終日、3日目は意見の取りまとめを行うこととしたいと思いますが、これに御異議ありませんか。

 

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

 

主査

 御異議ありませんので、そのように進めます。

 なお、審査に当たっては3時ごろに休憩を入れ、5時を目途に進めたいと思いますので、よろしく御協力をお願いします。

 また、質疑を行う際には、事務事業名や事業メニュー、資料のページ等を言っていただくようお願いします。

 なお、職員人件費のうち、特殊勤務手当、時間外勤務手当、休日給及び職員旅費以外につきましては総務分科会の分担となっておりますので、念のために申し上げます。

 最初に、決算説明書の182ページから183ページ、3款都市基盤政策推進費、3項中野駅周辺まちづくり費、1目中野駅周辺計画費について質疑はありませんか。

加藤委員

 2の中野駅周辺計画、1の中野駅周辺計画のうち、中野五丁目地区まちづくり検討業務というのがございますけれども、この中身について概要を教えていただけますでしょうか。

石井まちづくり推進部中野駅新北口駅前エリア担当課長

 中野五丁目地区のまちづくりでございます。中野五丁目につきましては、中野駅周辺まちづくりグランドデザインVer.3に基づきまして、今後まちづくりを進めていくという考えでございます。中野四丁目の新北口駅前エリアの検討を進めている中で特に中野五丁目との連携も必要だということで、やはり中野五丁目のまちづくりを進めていくということで検討を進めてきているものでございます。具体的には、中野五丁目の地区の現況を調査するということで、基礎資料の作成などということで、土地利用の状況、あるいは建物の状況、そういったことの状況の調査をしたものでございます。

加藤委員

 中野駅周辺まちづくりグランドデザインVer.3に基づき検討を行われているということですけれども、これから都市計画マスタープランとか、そういったところが更新されていくという中で、ここで完結してしまうともったいないなと思うんですけれども、これの検討業務のスケジュール感というのはどうなっているんですか。平成30年度だけというんじゃなくて、今後引き続きやっていくんですか。

石井まちづくり推進部中野駅新北口駅前エリア担当課長

 平成30年度だけではなくて今年度についても検討を進めておりまして、昨年はその基礎調査をやっておりましたけれども、今年はまちづくりの方針を定めていくということで、さらに踏み込んだ検討をしていきたいということでございます。

加藤委員

 地域の方々としては、この検討業務についてどのような認識というか、現状がいいという人もいれば、まちとしてもちょっと老朽化してきているなというところもあると思うんですけれども、その辺のニーズと、今後展開していく中でのボトルネックとなるようなところがどのぐらい洗い出されているのかお伺いします。

石井まちづくり推進部中野駅新北口駅前エリア担当課長

 この検討をしていることにつきましては、特にまだ地元の方と共有しているということではございません。中野五丁目の中でも地区ごと、エリアごとによっても課題が違っていて、中野通りの沿道、あるいは早稲田通りの沿道、あるいはその中の部分、それによってもそれぞれの地区の課題ですとか状況が違うということで、それぞれ現在は特にゾーニングをして、その地区ごとの課題を整理しているということでございます。

 実際地元の方からお話を伺う中では、例えば早稲田通りにつきましては拡幅をしていくということもありますので、そういったものにあわせて自分たちのまちをどうしていったらいいのだろうかということで意見交換をしたりということはあります。その中でも、特に区としてまちづくりの方向性を示してほしいというようなことも伺っているところでございます。

加藤委員

 ここからは要望ですけれども、中野駅周辺まちづくりが進んできて、西武線のほうも変わってくるので、その間のあたりというところも注目されてくるというところであり、今後は路線以外のところに面的に広がっていくというところで非常に重要なまちづくりだと思っておりますので、その辺、いろいろと中野区のまちづくり全体の話の中で決めていかないといけないので、ここだけの話ではなくて中野区全体を俯瞰で見て、どうやっていくべきかというのをしっかりと検討していただきたいということです。

 私も総括でも訴えさせていただきましたけれども、これからやはりまちづくりが進んでいく中で、しっかりと道路を整備していく、セットバック、無電柱化、空き家対策もやらないといけないですし、そのためにはまちづくり、用途地域を変更して、そういったところで容積率とかインセンティブを与えないとなかなか難しいのかなというので、今あるもので、今あるルールでというだけで考えないで、抜本的にルールを変えていくことも視野に入れながらの検討というのを進めていただきたいなと思います。これは要望です。

杉山委員

 加藤委員がほとんど聞いてしまったんですが、このまちづくりに関する不用額、業務委託費残394万円ですね。これって単なる人件費がかからなかったのか、それとも何か本当は検討すべきものを検討しなかったのか、何かそいだものがあるのか、そこら辺、もしわかれば教えてください。

石井まちづくり推進部中野駅新北口駅前エリア担当課長

 この業務委託の中には、もともと民間参画事業者の選定手続、例えば募集要項の作成ですとか、そういったものが入っておりましたけれども、実際スケジュールが変更になったということに伴いまして、その業務の分については減っているということでございます。

来住委員

 同じく中野駅周辺まちづくりに関する業務委託のところですけれども、この年度、決算年度から全体調整というのが入ってきたと思うんですね。いろいろ前年度、またその前年度からずっと引き継いでいるものですから、ここで全体調整という形で出てきた予算立てというのは、どういうことでこの年度に出てきたということになりますか。

松前まちづくり推進部中野駅周辺まちづくり課長

 平成30年度からこのような予算措置をさせていただいておるところです。これは各地区だけで完了するという事柄ではなくて、複数の地区にまたがったり、駅周辺全体で調整が必要だろうというところについての内容でして、大きくは三つほど内包しております。一つが駅周辺全体の景観、環境、エネルギーに関すること。またもう一つは、全体で工事が始まっている地区、またこれから始まろうとする地区がございますので、基盤も含めた全体の工程調整、工程検討。また3点目としましては、交通施策たる駅周辺の駐車場の地域ルール、それらについて全体調整という名目で検討業務として掲げているところです。

来住委員

 その上で、全体調整の予算額が示されたときにはたしか1,958万円だったと思うんですが、執行が1,962万3,000円ということで、ちょっと予算よりも若干ですけれどもむしろ超えているわけですけれども、この数字の予算上の問題はどういうことでしょう。

松前まちづくり推進部中野駅周辺まちづくり課長

 この全体調整、あとそれに連ねて各地区のまちづくり検討業務につきましては、URに委託をしているところでございます。予算編成の時点から実際に契約に至るまでの間に内容の精査、あるいはいろいろ科目経費の端数処理等々といったところから、予算時との数字に若干変更があったというところでございます。

来住委員

 北口駅前エリア、四季の都市、中野四丁目北口西エリアと、先ほど中野五丁目についてはやりとりがありましたので聞いていてわかりましたけれども、この3エリアといいますか、ここに示されている中身のいわゆる全体調整ということだと思うんですが、その中身で具体的にこういうことがこの年度で調整上できたという特徴がありましたら教えてほしいと思います。

松前まちづくり推進部中野駅周辺まちづくり課長

 この四つのエリアだけではなくて、全体調整というのは中野二丁目、中野三丁目、また囲町等も含んだ全体調整ということでございます。その上でそれぞれの地区ごとにまた検討経費を計上させていただいておりますのは、例えば中野四季の都市でいいますと、新庁舎予定地を含む北東エリアの整備方針を平成30年度は策定をしておりまして、それに関する策定支援、新北口西エリアで申し上げますと、市街地再開発の準備組合が組成をされまして、この街区については北口駅前エリアと新庁舎をデッキでつなごう、動線をつないでいこうという考え方を示しているところから、そういった動線の全体の調整検討、そういったところを行ってございます。

来住委員

 進んでいる事業として既に行われているところも含めて、先ほどおっしゃったエネルギーであるとか、工程であるとか、ルールづくりであるとか、そういうものの1年全体を調整していくものとして、URに委託しているということだと思うんですね。そのところで、まちづくりに関する会議及び説明会開催に伴う講師謝礼と委員報酬というのが81万9,000円ありますけれども、これはまた全く違う今進んでいる事業、先ほど紹介された全体調整の中にある地域に関する説明会ということでよろしいんでしょうか。それとも全く違うことでのエリアとしての会議であったり、説明会開催ということでしょうか。

石井まちづくり推進部中野駅新北口駅前エリア担当課長

 ここで出ていますまちづくりに関する会議というのは、区民会議のことを指しております。

来住委員

 新しくといいますか、これまでも行われていましたけれども、新しい形での区民会議に伴うものだということだと思うんですが、全体調整とか、まちづくりの検討業務であるとか、そういう予算の中にこういう一連の開発といいますか、計画を具体的に進めている段階での会議や講師派遣であるとかについては、全く予算契約上いわゆるURの契約の中には含まれていないということで、別建てになっているのかなと思うんです。ただ、予算のときにこの項目、いわゆるまちづくりに関する会議や説明会開催というのはたしかなかったと思うんですね。ですので、ちょっとお聞きしたんですけども、それは当初にはないけれども、やる中で必要になってきたということでの理解でよろしいんでしょうか。

石井まちづくり推進部中野駅新北口駅前エリア担当課長

 当初でもこういった会議の開催ということで予算は組んでおりました。ただ、実際区民会議自体の回数がふえまして、その中で委員の方の謝礼、また外部講師をお呼びした件もございますので、そうした講師の謝礼、そういったものをここで支出したというものでございます。ただ、当初予算と金額が大分異なっておりますけれども、不足をするということがございましたので流用をしたものでございます。

来住委員

 小さな違いであったりはするんですけれども、予算段階で先ほどの全体調整についても予算の中で行うということがあっていいのかなというふうには思っています。これは最後に要望しておきますけれども、中野五丁目地区のまちづくりについてさっきありましたけれども、やはりこの地域はかなりの広範囲に及びますし、ましてやその地権者、権利者も多いということもあると思いますので、やはり最初からそういう参加ができるような形でのまちづくりの検討ということがどうしても欠かせないというふうに思っています。その点大事にしていただきたいなと思いますので、その点についてちょっと答弁を最後にいただきたいと思います。

石井まちづくり推進部中野駅新北口駅前エリア担当課長

 中野五丁目のこれからまちづくりを進めていく上でも、やはり地元の方の御意見を伺いながら進めていくということは非常に大事な点だと思っております。既に進んでおりますけれども、駐車場に関して地域ルールの検討などをしている中では、特に地元の商店の方々にも入っていただき、一緒に検討しているという状況でございます。そうしたものも踏まえまして、中野五丁目の課題をきちんと捉え、しっかりとまちづくりを共有しながら進めていきたいという考えでございます。

久保委員

 同じく中野駅周辺まちづくりに関する業務委託のところでお伺いをいたします。先ほど全体調整ということでURのほうに委託してということをおっしゃっていました。予算のときには四つのエリアはそれぞれに予算が示されておりましたけれども。決算額はそれぞれには出ていなくて、一括してこの決算額になったということですか。

松前まちづくり推進部中野駅周辺まちづくり課長

 おっしゃるとおりでございます。

久保委員

 それは、当初予算の中では、それぞれに例えば中野駅新北口駅前エリア再整備事業計画の検討、それから中野四季の都市都市計画手続支援、中野四丁目新北口西エリアまちづくり支援、中野五丁目地区まちづくり検討というふうに予算がついていましたよね。それは予算の段階から事業を進めていく上で一つひとつをこうやって予算立てして、要は業務委託をしていくというよりも、一括して業務委託をしたほうがいいという結論に至ったんですか。その辺の経緯をお願いします。

松前まちづくり推進部中野駅周辺まちづくり課長

 予算編成時においてそれぞれの地区で次年度の見込み業務で必要なもの、そういったところから積算をしているところでございます。一方で、それぞれの地区は隣接して関連し合う要素が非常に多々あるということで、実際の委託先としてはURの中でこれらの地区の検討を委託しているというところでございます。したがいまして、URとの契約の中でも地区別に何か明確に予算額が分かれるという形ではなく、その中のまとまりとして委託を進めているという関係性がございまして、決算上はこの4地区を一括した表示とさせていただいているところです。

 久保委員

 それで、一括するということがそもそも全体調整なんじゃないかなと思ったんだけれども、全体調整は全体調整で別の委託をしているわけですか。要は、四つを一括して業務委託したものと全体調整を委託したもの、この違いって何ですか。

松前まちづくり推進部中野駅周辺まちづくり課長

 最初申し上げた全体調整は、この四つの地区だけではなくて、中野二丁目、中野三丁目、その他の地区も含んでいるという意味で、まさに全体調整という表記をしているところです。その次の四つの地区はそれぞれでそれぞれに検討するところがあるんですけれども、隣接している関係があったりとか、それぞれの事業進捗の影響であったりという面もある中で、URに委託する際の中では明確に何かを分断されるのではなくて、連携しながら考えるところもあるというところがございます。決算上は一括したこういった計上をさせていただいているところですが、やはり結果としてそれぞれにかかったボリュームでいきますと、この内訳としては決算額として申し上げることも可能でございます。

久保委員

 では、念のため伺います。

松前まちづくり推進部中野駅周辺まちづくり課長

 まず、新北口駅前エリアに関する検討業務につきましては1,873万円余、四季の都市の北東エリアの支援につきましては278万4,000円余、新北口西エリアまちづくり支援につきましては95万7,000万円余、中野五丁目地区に関連しましては263万2,000円余といった割合になります。

久保委員

 ということは、やっぱりそれぞれに予算と比較をしてみると結構開きがあるんですよね。それは何でですか。

松前まちづくり推進部中野駅周辺まちづくり課長

 予算編成時から契約までの間でその間の内容の精査をしたところが影響しているかと思います。

久保委員

 やっぱりそれって予算でこうやって出していて、聞けば答えていただけるんだからちゃんと載せていただいたほうが、予算に照らしてどうだったのかなというふうに見られると思うので、そこはしっかりやっていただきたいなと思うんですよね。そうすれば、ここは思ったよりも業務委託がかかっていなかったのか、かかっていたのかなと。個別の成果物はそれぞれあると思うんですよ。もちろん全体調整の中でまちづくりを進めていかなきゃいけないところもあるけれども、個別の課題をそれぞれに持っていますよね。それぞれの成果物があるわけだから、そこをやっぱりきちっと示していただきたいなと思うんですけれども、その辺はいかがですか。

松前まちづくり推進部中野駅周辺まちづくり課長

 確かに、予算でお示しをした形と、決算上もそれを比較し、わかりやすいような方向でまた検討していきたいと思います。

久保委員

 お願いいたします。先ほど中野五丁目のことで早稲田通りの拡幅というようなお話があって、私の認識が間違っているかもしれないんですけれども、早稲田通りの拡幅は、新井の交差点の東側は都市計画の決定がされていなかったように思うんですが、その状況を、今、早稲田通りの拡幅については、中野五丁目側はどういう状況になっているのか教えてください。

石井まちづくり推進部中野駅新北口駅前エリア担当課長

 中野通りから西側は事業中ということでございますが、東側は都市計画決定はしております。ただ、まだ事業化はされておらず、地元の方からするとやはり都市計画の線が入っているということで気にされている方は多いということでございます。

久保委員

 都市計画決定はされているわけですよね。事業化がされていない。でも、事業化しなきゃいけないときがくると思うんですが、そのときにやはりブロードウェイをどうするのかというのが最大の課題なのではないかなと思うんですけれども、ブロードウェイについては当然区で決められない東京都との協議もあるかと思うんですけれど、その辺は今どうなっているんでしょうか。

石井まちづくり推進部中野駅新北口駅前エリア担当課長

 直接ブロードウェイの方とお話をしたということではございませんけれども、都市計画道路の拡幅に伴って改修が必要かどうかということについては、ちょっと今は何とも言えませんけれども、そもそも中野ブロードウェイの耐震の問題ですとか、そういったことが指摘されているということは認識をしております。ブロードウェイ側もそういった検討をしているという話も聞いてはおりますので、今後さまざまな形で意見交換をしていきたいというふうに思っております。

久保委員

 そこはやっぱり中野五丁目は一番大きな課題だと思いますし、本当にある意味中野の今観光スポットというか、大きな資源でもあるかと思いますので、十分検討いただきたいなと思うんです。

 先ほど他の委員の質疑の中で、中野駅周辺まちづくりに関する業務委託費残の部分だったでしょうか、スケジュールが変更になったというようなお話があったと思うんですけれども、何のスケジュールがこれは変更になったんですか。

石井まちづくり推進部中野駅新北口駅前エリア担当課長

 もともと再整備事業計画の策定の時期がもうちょっと早い時期だったんですが、その後検討に時間を要したということもございまして、再整備事業計画の策定の時期がずれたということでございます。

久保委員

 再整備事業計画の策定の時期というのは、先ほども区民会議のお話などがありましたけれども、やはりさまざまな要素がある中で、区民の声を聞くというようなことに平成30年度はなっていったからだと思うんですね。実際に平成30年度再整備事業計画をおくらせて区民会議等を行ってきたことの成果は何だと思いますか。

石井まちづくり推進部中野駅新北口駅前エリア担当課長

 この間区民会議をかなり多く重ねてきて、さまざまな意見を伺ったということでございます。特にこの間の検討では、単に建物を建てるということではなくて、やはりまちづくりとしてどのような形でこの整備をまちに生かしていくかといったことの議論が多く交わされただろうというふうに思っています。

 具体的に申しますと、例えば広場の使い方ですとか、あるいはここの拠点整備に求めるものですとか、そうしたものの中での議論があり、それを再整備事業計画の中に入れ込んでいるということもございます。この計画については今度の常任委員会、建設委員会で御報告いたしますけれども、そうした中でこの間の検討の成果というものがそこでまとまってきたということでございます。

久保委員

 遅れていて、しかも成果がないというと何だったんだとなっちゃいますけれども、今おっしゃっていたように遅れたなら遅れたなりの理由があり、なおかつ遅らせるだけの努力をしたのだったら、やはりそれがきちっと成果としてあらわれてくるということが重要だと思うんですね。平成30年度って都市計画の手続がたくさん幾つも重なってあって、このいわゆる整備事業の計画をおくらせていくことと都市計画の決定を図っていかなきゃいけない時期との兼ね合いというのもあったと思うんですが、そのあたりの調整というのは十分できていたんでしょうか。

松前まちづくり推進部中野駅周辺まちづくり課長

 都市計画につきましては、特に土地区画整理事業の都市計画決定はとにかく先行して進めたい。特に駅の整備とも関連するということで、それを進めてきたという経緯がございます。その基盤の整備の方向性が固まった段階で上物ですね、建物の整備の計画もやっと方向を定められるということもございましたので、その点では都市計画を先行し、さらにその先の拠点施設整備の計画に具体的な検討ができたと思っております。

久保委員

 私、ちょっと1点気になっていることは、全体調整という中で、これから区役所本庁舎が現中野体育館のところに移転をして建設されるわけですけれども、当初2階部分が窓口といいますか、私はデッキとかでつながって、ある意味メインの受付ですとかといったところというのは庁舎の2階になるのかなというふうに思っていたわけですけれども、そうなりますとやはりまちづくりとの関係というのが非常に重要になってまいりまして、なかなかそういった御報告が、今まで再整備事業計画の中でもいわゆる新北口、西口ができまして、そこからデッキによってここをずっとつないでいって、また改めて区役所のほうまでつながっていくというような構想があるのだと思うんですけれども、そこら辺の考えというのは変わっていないんでしょうか。また、これから報告があるということですけれども、再整備事業計画にもそれも含めた形になっているのかどうか伺います。

石井まちづくり推進部中野駅新北口駅前エリア担当課長

 特に歩行者ネットワークの考え方は、今回の事業計画の中にも示しております。特に新区役所と歩行者デッキでつなぐ考え方、そのあたりも示しているということでございます。

久保委員

 ありがとうございます。うちの会派のほうからは、Nakano Free Wi-Fiの運用保守にかかわる業務委託のことをすごく毎年聞かれていて、平成31年度からは所管が変わってしまうんですけれども、相変わらずつながりにくい、利用しにくいということで、Nakano Free Wi-Fiという名前がついているにもかかわらず、中野に入っても全然つながらないじゃないかとか、駅にいるのに入らないじゃないかとかというお声をいただいておりまして、その辺のNakano Free Wi-Fiの改善ですとかは今何か行われているんでしょうか。

石井まちづくり推進部中野駅新北口駅前エリア担当課長

 平成30年度というか、その前の年になろうかと思いますが、アクセスポイントの増設ですとか、あるいはグループ化などを行いまして、できるだけシームレスに使えるようにというような改善は行ってきたところでございます。ただ、御指摘のようにやはりつながりにくいという声も伺っていると。その状況をいろいろ調べておりますけれども、電波の周波数、2.4ギガヘルツと5ギガヘルツのそこではつながりぐあいも違うといった状況もあるというふうに聞いております。特に中野駅の北口はさまざま電波が飛び交っているということで、かなりふくそうしているということでつながりにくいというのもありますので、根本的にどういったWi-Fiの電波を流すのがよいのかといったところから検討すべきではないかというふうに考えております。

久保委員

 今、これは平成30年度までは所管がこうだったので、そういったことを十分に検討した上で所管が変わっても引き継がれていって、やっぱり一番つながってほしいのは来年だと思うんですね。2020年を目途にさまざま進めてきていると思うので、その辺のところはそれまでに改善をされるような形で今取り組まれているというふうに思っていいですか。

石井まちづくり推進部中野駅新北口駅前エリア担当課長

 今の所管が私のところではないですので、現在の所管のところにはそういった状況についてお伝えしていきたいというふうに思います。

竹村委員

 先ほど久保委員も質問しておりますけれども、Nakano Free Wi-Fiの運用・保守に係る業務委託等、ページ数でいうと183ページですけれども、それの不用額の残というふうに残っていますけれども、これはパーセンテージに直すと8.5%ほどになるんですけれども、その内訳などを教えていただけましたらと思います。

石井まちづくり推進部中野駅新北口駅前エリア担当課長

 不用額のうち60万円余が運用・保守の業務等の不用額ということで、あと残りは、地域情報サイトというWi-Fiの中で地図の情報を出しているんですけれども、それの不用額が440円ということで、ほぼ運用そのものの経費の差でございます。

竹村委員

 補修に係る費用が思ったよりかからなかったという解釈でよろしいんでしょうか。

石井まちづくり推進部中野駅新北口駅前エリア担当課長

 実際、運用・保守で契約した額が予算ほどではなかったということでございます。

竹村委員

 利用の方法などを見ますと、都のサービスとリンクして登録が二重にならないようにだとか、非常に有効なものと解釈をしておるんですけれども、やはり先ほど久保委員もおっしゃったように、つながらないと。私も、実は中野に一番初めて入ったときに、フリーWi-Fiがあるということでつなげようと思ったら、見事につながらなくてすぐ諦めてしまったというのがありましたので、これは要望になりますけども、周知であるとか、それから、ウェブ上ではいろんなこういうサービスのお店が赤い印で付されていたり、Nakano Free Wi-Fiそのものが緑色で付されているというわかりやすいと思うんですけども、まち中を歩いていて、さてそれが本当に皆さんに周知されているのかなというのは、ちょっと頑張ってほしいかなと感じましたので、これは要望であります。

主査

 他に質疑はありませんか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

主査

 なければ、進行します。

 次に、決算説明書182ページから185ページ、2目中野駅周辺地区整備費について、質疑はありませんか。

小宮山委員

 183ページの下から6行目ぐらいの中野二丁目地区まちづくり検討業務に含まれるのかと思いますけれども、かつて中野郵便局の東側に桃園公園という公園がありまして、それが休園という形でなくなりました。休園というからにはどこかにまた再整備するか、また現地に再整備されるかすると思うんですけども、中野駅南口のまちづくりの計画、まちづくり方針などを見ますと、住宅棟の東側に公園と書いてあります。その公園はどんな公園ができるのかということはまだ発表されていないかと思うんですが、今もし何か、どんな公園ができるのか、かつてあった遊具が残るのか、またかつてあったじゃぶじゃぶ池が残るのか、そういったあたりをお聞かせ願えればと思います。

石橋まちづくり推進部中野駅周辺地区担当課長

 以前あった公園でございますが、土地区画整理の中で換地をされるといったところのもので、それがどこにということはないんですが、おっしゃるとおり、土地区画整理の中で、旧堀江の高齢者会館があったところに公園が整備されると。それについてどんなような形になるのか、仕様になるのかというのはこれからの検討になるものでございます。

小宮山委員

 私が近くの住人の方から聞いたうわさなんですけれども、じゃぶじゃぶ池も遊具もない公園ができるんだというふうにその方は認識していらっしゃるとのことでした。それが本当かどうかはわからないんですけれども、中野駅南口の一帯というのは園庭のない保育園の密集地帯でありまして、かつてあったじゃぶじゃぶ池には保育園の子どもたちがたくさん遊んでおりました。そして、中野駅南口の一帯はじゃぶじゃぶ池が全くないエリアでありまして、そういったことも含めて今後の整備をしていっていただきたいと思いますが、いかがですか。

石橋まちづくり推進部中野駅周辺地区担当課長

 再開発、土地区画整理、あるいは周辺のまちづくり等あわせながら、また必要な意見を聞きながら、都市基盤部と連携して考えていきたいと思います。

小宮山委員

 あと要望なんですけれども、なかなかじゃぶじゃぶ池はいろいろコストもかかるものですし、うまくいかないようでしたら、もうちょっと離れたところ、実践学園の近くに宮前公園という公園がありまして、そこには枯れた水の流れが、もう10年以上枯れたままなんですけども、そういった水の流れのある遊び場などもございます。そういったあたりも整備をぜひしていただきたいという要望をしておきます。

杉山委員

 1点だけ確認です。先ほどと同じような内容なんですが、185ページ、不用額に中野駅西側南北通路・橋上駅舎等事業費残が1,600万円ありますけれども、誤差みたいなものですけど、これも人件費なのか、それともやり残したことが今年度に引き継がれたのか、そこを教えていただければと思います。

小幡まちづくり推進部中野駅地区担当課長

 西側南北通路と橋上駅舎の事業につきましては、鉄道事業者と協定を結びまして事業を進めております。そこの中で今回、この決算の内容としましては、支障移転工事と実施設計の費用というのがございまして、それぞれ協定の金額に基づいて工事、設計を進めると。最終的に年度の終わりにJRから精算という形で費用がそれぞれ、JRがほかの業者と契約をした契約書の写しですとか、そういった内訳ですとかというところが出てきまして、その費用をもって精算するという形になっております。その精算をした結果の残というところが1,600万円ということでございます。

杉山委員

 ということは、平成30年度は橋上駅舎関係はほぼ予定どおりで、金額は基本的には誤差ということでよろしいですね。

小幡まちづくり推進部中野駅地区担当課長

 昨年度の決算の内容としましては、予定どおり事業としては進んでいるというふうに認識してございます。

久保委員

 ここも中野駅周辺まちづくりに関する業務委託というのがあるんですよね。予算書にはそういう表記はなくて、中野駅周辺計画のところも中野駅周辺まちづくりに関する業務委託なんですよね。もちろんこれは違うものだとは思うんですけれども、この中野駅周辺まちづくりに関する業務委託というのは何ですか。

小幡まちづくり推進部中野駅地区担当課長

 こちらの中野駅周辺まちづくりに関する業務委託ですけれども、内訳としましては、その下の三つになりますけれども、中野駅地区に係る基盤施設の都市計画手続き支援業務、中野二丁目地区まちづくり検討業務、中野三丁目地区まちづくり検討業務ということになっております。

久保委員

 これって紛らわしいというか、上も中野駅周辺まちづくりの業務委託で、下のところももちろんこの三つを取りまとめてのこういう表記なんでしょうけれども、ちょっとこれは工夫が必要だったんじゃないかなと思うんですけれども、そう思うのは私だけなのかもしれませんが、この表記の意味というのは何かあるんでしょうかね。

松前まちづくり推進部中野駅周辺まちづくり課長

 1目と2目は、大きくまだ事業が実際に動き出す手前の段階のところを我々は1目としてくくっております。一方、2目は事業が始まっている地区を主に入れているというところなんですが、どちらの目にかかっても、やはりまちづくりの検討支援が必要だというところで、このような委託経費の計上をさせていただいております。どちらも中野駅周辺まちづくりに関することということでこのような表記をさせていただいているところでございまして、先ほどいただいた御質問とも関連するかもしれないんですが、やはり予算書で表記したことと決算書の表記がきちんとリンクするような形の工夫というか、わかりやすさを今後また気をつけていきたいというふうに思います。

久保委員

 先ほど丁寧に説明をしていただいたので、中野駅周辺といったら、もちろん北も南も中野駅周辺なわけですよね。今御説明があったように、事業が既に中野二丁目、中野三丁目のように始まっているところと、今計画段階にある北側というところと、当然これは目は分かれていますけれども、一緒にきっと先ほどのお話だと全体観に立ってのスケジュール調整であったりとか、計画というところも視野に入れているのかなと思うんですけれども、その意味合いもあってのこのまちづくりに関する業務委託というふうに思っていいですか。ということだとすると、これもURに委託をしているということなんですか。

松前まちづくり推進部中野駅周辺まちづくり課長

 委員の御指摘のとおりの考え方でございます。2目のまちづくり業務に関しても、URに委託をしているものでございます。

久保委員

 わかりました。先ほども他の委員からも御質疑があったところですけれども、平成30年度は繰越明許をかけておりまして、事業自体が平成30年度中には終わっていない、スケジュールとしては延びてきているという状況ですけれども、これについてその後は、御報告も随時いただいているところではありますけれども、きちっとスケジュールどおりに進んでいるんでしょうか。

小幡まちづくり推進部中野駅地区担当課長

 私が担当した西側南北通路・橋上駅舎というところでございますが、途中で繰越明許をお願いしておりまして、今年の9月いっぱいの実施設計というところで進めております。9月いっぱいに実施設計が終わるというところで、それ以降は予定どおり進んでいるというふうに聞いてございます。

石橋まちづくり推進部中野駅周辺地区担当課長

 私のほうの中野三丁目地区の土地区画整理事業の補助金の繰越明許についてでございますが、繰越明許にした理由としては、昨年度の中で契約をして、ただ、年度末までには実際に地権者の移転だとか、あと支払いができなかったということで、その予定を繰り越して進めていくといったところで繰越明許をしていただきました。今、実際地権者との交渉がまとまりまして、年度内には完了するというような予定でございます。

来住委員

 まちづくり検討業務もURに委託をしているということでした。そうしますと、先ほどの駅周辺まちづくりの全体調整もURということですよね。それぞれの中野駅周辺地区整備のところでも、中野二丁目、中野三丁目のまちづくりの検討業務をそれぞれ契約していると。先ほどのエリアについてもそれぞれがURとの契約をしていると。そうしますと、全体調整をするのは、同じURが全体をそれぞれ契約しているわけですから、関連性があるのは駅を中心にして関連しているわけですから当然だと思うんですよ。

 それを改めて別途全体調整のためのここで言われている1,900万円の措置が必要なのは、なぜ同じ事業者がそれぞれのエリアを、区と契約をしているにもかかかわらず、全体調整のための同じ業者にまた平成30年度に予算化しなきゃならなかったのかというのは、そこが私としては最初の段階からちょっと変じゃないかなという疑問があって前段でお聞きしたんですけども、それはそうせざるを得ない何か作業進捗上やむを得ないという判断で、全体調整に別途URと契約せざるを得なかったということなんですか、ちょっと理解しがたいと思います。

松前まちづくり推進部中野駅周辺まちづくり課長

 同じURに対して契約を何本もしているというものではございませんで、契約としては1本で契約をしております。その中の委託内容として、複数の地区、あるいは駅周辺全体で考えるべき事項ということで、冒頭申し上げた要素については全体調整という項目として委託をしているものです。そのほかについては、各地区それぞれの内容に応じてそれぞれの課題、それぞれの都市計画の手続支援等々ということで分けているというものでございまして、一つの契約の中で最も合理的な項目立てで計上しているというものでございます。

来住委員

 例えば中野二丁目は土地区画整理で市街地再開発という、そういう手法も具体的になって、既に都の住宅もでき上がって、道路付けも一応基本的に計画されてと進んでいるところと、これからまだいろいろまちづくりそのものを検討してくるところもあるんでしょうけれども、ただ、まとめて契約をされているということであるんですが、同じ事業者がそれぞれに関与して、そこを仕切ってまちづくりを進めていこうという中で、進捗状況に違いはそれぞれのエリアでありますけれども、しかし、それを見通せるのは、やはりURが一番全てにかかわっているわけですから、そこはそうだろうなと思うんですよ。

 しかし、別途またURと全体調整のための費用を求められること自身がおかしいのではないかというか、そこまでなぜ区が、求めがあってのことなのか、区からそういうことまでお願いしますということなのかはわかりませんが、全体調整はその中でそれぞれのエリアの中で既にかかわっているわけですから、それを見ながら進めていくというのは契約した側の責任として当然あるのではないかと思うんですが、そうしますと、全体調整の契約というのは来年、再来年とずっと完成まで基本的には続いてしまうということになっていくということにならざるを得ない。いわゆる竣工まで全体調整をURにお願いするということにならざるを得ないのではないかと思いますが、そういう考えですか。

松前まちづくり推進部中野駅周辺まちづくり課長

 この先ずっとということではないというふうに思っております。ただ、必要な期間、必要な事業に対してはきちんと必要な検討をしていかなくてはならないということでございまして、平成30年度からこの先数年につきましては、やはり交通施策のことであったりとか、それぞれの地区でそれこそ工事、あと基盤の工事、大きな工事が長期間にわたるということを考えますと、それぞれの地区個別で何か完結する検討ではなく、全体のそれぞれの関連するスタッフであり、いろんな専門家等々とも踏まえた全体的な調整は,やはり必要な時期には必要に応じて行っていきたいというふうに思っております。

来住委員

 JRとの交渉事であるとかいろいろ、先ほどおっしゃった地域ルールのことであるとか、それぞれ関連していますので必要性はあるとは思いますが、しかし、これだけの費用が毎年かさんでいくということでいいのかという点では一言申し上げておきたいと思います。

 さらに、この年度の予算のときのやりとりの中で、南北通路・橋上駅舎について示されている工事の期間の問題でたしかやりとりがあって、平成30年度の予算で業務委託をする中で、例えば実施設計だとか、ここで行われた支障移転工事などの中で、いわゆる工期についても、相手があることですから、そこでできるだけ工期を南北通路・橋上駅舎については短縮をすべきじゃないかというやりとりがあったと思うんですが、そういうことも踏まえてこの年度で予算の中でそういうやりとりがあったというふうに思っているんですが、その辺の工期については、最終的に今の段階ではどの時期にやり上げるということになっているのか。平成30年度の決算年度にそういう話し合いも、相手があることですけれども行われたのかどうか、あわせて御答弁ください。

小幡まちづくり推進部中野駅地区担当課長

 昨年、実施設計を進めてきまして、できるだけ早期に完了させたいということで、準備工事である支障移転工事に着手をしたというところでございます。実施設計を進めている中で、確認申請に時間がかかるというようなところで繰越明許をお願いしまして、実施設計の期間を今年度末まで延伸したということはございますが、その検討の中で工期について南北通路と橋上駅舎の開場までの工期については1年ほど短縮できそうだというところで議会に報告をしているところでございまして、その時点から現在まで変わってはございませんが、2026年度末の予定でございます。

主査

 他に質疑はありませんか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

主査

 なければ、進行します。

 次に、決算説明書184ページから185ページ、3目中野駅地区都市施設整備費について、質疑はありませんか。

久保委員

 中野四季の森公園地下自転車駐車場整備工事ですけれども、これは平成29年度からの繰越分が入っております。全体で駐車場整備工事はどれだけかかったのか教えてください。

石原まちづくり推進部中野駅周辺基盤整備担当課長

 こちらの地下自転車駐車場整備工事につきましては、全体で9億3,575万5,200円でございます。

久保委員

 それは前年度分も含めてということですよね。この決算、平成30年度分じゃなくて。間違っているとかそういうことじゃなくて、中野四季の森公園の地下自転車駐車場整備工事費残が1万800円ということで、割と大規模な工事はもっと残があるというイメージがあったので、非常に逆に残が少ないというところが、当然なのかもしれません、別に遅滞なくやっていたらこういうことだったのかもしれないんですけれども、予算の積算がよかったのか、もしくは平成29年度から引き続きの事業だったからこういう結果になったのか、ほかのものとの比較もあるので、何かあれば教えてください。

石原まちづくり推進部中野駅周辺基盤整備担当課長

 こちらの地下自転車駐車場整備工事につきましては、工事途中のほうで地中障害が出たところにより補正対応を行っております。そういったことから、執行につきましては、残額についてはこういった金額になっているところでございます。

久保委員

 執行額はわかる。それで、要は、こういうふうに不用額が残らないでも工事ができるんだなって単純に思っただけなんですよ。それは何でなのかなと。だから、その辺の積算が、平成29年度、平成30年度の経年でやっている中でのことで、きちっと事業費が見えていてのことだったから、平成30年度はこういう結果になったのか。ちょっと平成29年度がどういう結果になっていたか、平成29年度は繰越明許をかけているのでそことは比較していないんですけれども、いろんなところとの参考のために教えていただきたいなと思うんです。

石原まちづくり推進部中野駅周辺基盤整備担当課長

 こちらにつきましては、昨年度でございますが、先ほど御説明させていただいたとおり、地中障害による補正対応をさせていただいております。そういった金額も見込んでいるところから、今回執行残が1万800円というところになったところでございます。

久保委員

 要は、きちっとそういう流れにのっとってやっていたら、こういうことになるんですよねということで。ということは、ほかの事業もそういうふうにできるのかなとちょっと思ったりもしたんですね。そこはわかりました。

 バスロータリーのことで、これは決算と少し離れてしまうかもしれませんけれども、ずっとこのバスロータリーを動かしながら駅周辺の整備というのは進めていかなければならないんだと思うんですね。平成30年度ももちろんこういう形で行っていて、本当にバスロータリーが今後どういうふうに駅周辺を整備していく中で動いていくのかというのは、位置もスケジュールも含めてものすごく区民の生活に関係してくるものなんです。その辺のところは、バスロータリーを中心としていわゆる区民の交通動線を確保していくための計画といいますか、その辺は示していただけるんですか。

石原まちづくり推進部中野駅周辺基盤整備担当課長

 先ほど、中野駅周辺の全体調整というところでもお話が出てきましたけれども、今回、基盤整備に当たっての施工検討というところを行っているところでございます。こちらにつきましては、中野駅新北口エリアにおける街路事業の認可変更であるとか、区画整理事業、また市街地再開発事業の工事展開というところを見据えて深度化するために、全体の工事調整を目的として行ったものでございまして、その中には今後の事業の進捗に伴いまして、バスロータリーであるとか、また歩行者動線をどういった形でやるかというところを引き続き検討しているところでございますので、そういったところがある程度形になりましたら、時期を見てお示ししできるかなというふうに思っております。

久保委員

 時期を見てなんですよね。当面というか、今度事業整備の報告があるので、ここのあり方が決まってきて、それによってスケジュールだったりとか、どうやってここの駅前の規模の開発をやるわけですから、多くの区民にやっぱり影響が出てくるわけですよね。そこの中では本当にきちっと計画していただきたいなと思っているんですよ。

 たまに中野駅におりた途端にバス停がどこにあるのかわからないとよく聞かれるんですよ。このバスに乗りたいんですけど、どこでしょうということを駅前でよく聞かれることがあります。なので、その案内自体も駅前のところにはあるんですけれども、それも周知が足りていなくて、今、皆さん、北口を出て東西連絡路を通ってこちら側に来て、そのときに方向が多分どちらにどういうバス停があるかというのがわかりづらいんですね。そこも含めてやっぱり工夫も必要だと思いますし、事業が進んでいく中で、そこは本当に一番大きな影響を及ぼしてしまうところだと思うんですが、何かお考えはありますか。

石原まちづくり推進部中野駅周辺基盤整備担当課長

 今後、まちづくりの事業が進む中で、利用者の利便性、また安全性を確保するということは大変重要であるというふうに考えてございます。また、先ほど久保委員がおっしゃられていますバスロータリー等の移設によりまして、なかなか案内が不案内というところは区のほうでも認識しているところでございまして、そちらの対応はどういったことができるかどうかというところは、バス事業者のほうともいろいろと話をしているところでございます。今後もあくまでも使う方、利用者の目線に立ちまして、どういった工事展開をしていくのか、また事業の進捗にあわせて今後ロータリー等を検討していきますが、そういった目線は引き続き持ちながら調整のほうは進めていきたいというふうに考えてございます。

久保委員

 バス事業者との調整というのも、もう少し丁寧にやっていただいたほうがいいのではないかなと思うんですね。ちょっと思い当たるところがあるかもしれませんけれども、なのでそこは十分に、やっぱりバス事業者と連携がちゃんと図れていないと、それを利用する人たちに今度は不便をおかけすることになっていってしまうというところがありますので、十分にそこのところはお願いをしたい。これは要望にしておきます。

加藤委員

 私も同じところなんですけれども、その前に、1目、2目が計画と実施というところでしたけれども、3目になると、2目と3目のところは実施なんだろうなと思うんですけど、この分けは簡単に言うとどういうことなんですか。

松前まちづくり推進部中野駅周辺まちづくり課長

 3目は、実際区が施工する工事そのものの内容を3目ということで立ててございます。

加藤委員

 わかりました。バスロータリーは、今久保委員からも指摘がありましたけれども、やはり場所がいつも変わっていくというところで混乱をして、スマホとかで調べてもバス停がどこなのかまではなかなかわからない。北か南かぐらいしかわからないかなみたいなというような、僕が使っているアプリがそうかもしれないですけど、ちょっとわかりづらいなというところで、ころころ変わってしまうよりは多少遠くても固定されているほうがいいのかなと考えたりもするわけです。

 中野区として、あと中野通りもありますけれども、バスを停車する場所というのはそれぞれ都と区で何台分ずつ用意しないといけないとか、そういうルールがあるのか。どういう配分で中野区はロータリー整備をしなきゃいけないという中でやっているのか、してあげているのかよくわかんないですけれども、中野区はこれだけ用意しないといけないとか、そういう制約条件というところで、こっちへ行ったらこっちと、どんどん整備のたびに場所が移ってしまう中で、その前提条件は何があるのかなというのを教えていただけますか。

小幡まちづくり推進部中野駅地区担当課長

 実際にこれから新北口の駅前広場とかを設計していくわけなんですけれども、そこの考え方としましては、現在のバス交通の停留所、バス施設というのがありまして、それが数がありまして、将来的な需要の数であったり、乗降客というようなところであったり、そういった数からの算定というところと、駅前広場としての交通的な空間と環境的な空間をどのぐらいの比率で設けていくかというようなところで駅前広場を計画してまいります。そういったところの考え方につきましては、国土交通省の駅前広場の設計指針がございまして、そのあたりを用いまして駅前広場を設計しているというようなことでございます。

加藤委員

 つまり、東京都と区とバス会社が協議してやっていくという中で、区としては恐らくバスの停留所は最低限の数はちゃんとキープしましょうみたいな中でやっていらっしゃるということでよろしいんですか。そんなような認識でよろしいんですか。

小幡まちづくり推進部中野駅地区担当課長

 設計の指針としては先ほどお話ししたとおりでございますけれども、そういった指針に基づきまして、実際には交通計画が成り立つかというようなところを警視庁と協議をしたりですとか、そういった関係機関の協議、それからバス事業者との協議といいますか、対話というところで計画をしているところでございます。

加藤委員

 そういった中で、これまでの場所がころころ変わっていくというのも、駅にできるだけ近いというほうがいいだろうという概念のもとやられているのかなと思うんですけども、ちょっと視点を変えて区民生活に影響が最小限になるような、また中野に来た来街者に混乱が生じないような工夫をしていただきたいなと、こちらは要望とさせていただきます。

 あと、ここで言うのかどうかわからないんですけれども、中野駅周辺ということで、以前もいろんな分科会とか委員会で言わせていただいているんですけれども、中野駅のガード下の掲示板が、掲示板自体はほかの部署だと思うんですけれども、もっとあそこの通り自体を明るくしようとしたときには、あそこの掲示板をもっと明るくしてほしいなとなったときに、結局その明かりが車に対して事故を起こしかねないぐらいの光量になりかねないということでだめだということなので、中野通りとガードの歩道のところに一つ壁があれば、両サイド掲示が見られるような、そんなふうになるのかなと思っているわけですけれども、それだけに限らずですけど、今後まちづくりが中野駅に最後に行くとき、あのガードの下があのまま薄暗いまま完成して、中野駅周辺再開発は完成ですと言われてもちょっとあれだなと思うんですが、あの辺はどういう計画になっているか、ここでいいのかわからないんですけれどもお伺いします。

石井まちづくり推進部中野駅新北口駅前エリア担当課長

 昨日の総括質疑でも同様な御意見がありました。さまざま我々は各地区のまちづくりを進めていますけれども、もうちょっと面的にまちづくりを捉えて、それぞれ今のガード下のところですとか、あるいはほかでもやはり面的に捉えたときに整備すべき部分があろうかと思いますので、そういったところの整備網の検討も進めていきたいというふうに思っております。さまざま交付金ですとか、そういったものの活用も視野に入れながら進めていきたいというふうに思っております。

加藤委員

 僕、今、南口でバスをおりて、あそこのガード下を通りますけど、雨が降った翌日なんてとんでもなく雨漏りして、そういうのも中野の顔だというところが、そんな状態がいつまで続いても恥ずかしいですから、そういったところも整備をしていただきたいなと、これは要望で終了させていただきます。

来住委員

 中野四季の森公園の地下駐自転車駐車場のことなんですが、先ほど、決算年度は7億4,000万円余で、前年度を入れると9億3,000万円だということでした。それで、今現在、駐車場の利用なんですが、建設18でいただいた資料によりますと、四季の森公園地下は決算年度にオープンしている、供用開始しているわけですけれども、28%という利用だというふうに資料でいただいているんですが、今現在は約半年過ぎましたけれども、どのような状況でしょうか。

安田都市基盤部交通政策課長

 ほぼ同様な形の利用者数です。

来住委員

 バスロータリーの工事等々の影響もあって、新しく設置をせざるを得ないので地下にされたわけですし、駐車場としては必要なことですので私たちもそのように思っているんですが、しかし、1,500台のスペースに28%しか利用されていない。今後いろいろ一帯が変わってきますので、当然誘導も含めてやっていかれるのだと思うんですけれども、見通しといいますか、やはりこれだけの費用を投資したわけですので、利用されてこその駐車場だなというふうに思うんですが、なかなか駐車場としての利用が進まないというか、求めがないというところではどのように見ていらっしゃるのかなと思います。

安田都市基盤部交通政策課長

 駐車場全体につきましては、中野駅に限らず利用率をきちっと把握して、利用率が上がるように適切に誘導していきたいと考えてございます。中野駅につきましても、北口中央がなくなって今後どういうふうになるかという流れの中でこういった状況なんですけども。今後、新区役所とかが建設されまして、けやきの駐輪場も変わってくるという中で、適切に誘導を図り、使ってもらえるように対応していきたいと考えております。

加藤委員

 すみません、聞き忘れていまして。中野駅新北口駅前広場基本設計業務委託なんですけれども、先日、我が会派の市川委員からこのあたりの質問をさせていただいたんですけれども、駅前の広場とアリーナ、多目的施設の前に広場を二つつくるみたいなところで、駅前のつどいの広場でもイベントをやるとか何かいろいろ言っていたんですけれども、その辺がこの辺の業務と絡んでいるところなんですか。

石井まちづくり推進部中野駅新北口駅前エリア担当課長

 都市計画決定をしていますけれども、新北口駅前広場の歩行者空間はあくまでも駅前広場の機能として使うものですので、もともとが駅前に人が滞留するとかという空間、あるいは通行をする空間ということになりますので、何かイベントをやることを目的として設けるものではございません。

 一方で、隣接する施設敷地のほうでは出会いの広場というような表現をいたしまして、一定の広場空間は設けたいというふうに考えておりまして、出会いの広場と駅前広場、一体的な空間を利用することで、にぎわいを生み出すということも十分考えられるかなという考えでございます。

加藤委員

 この広場のサイズが、我々が言っているアリーナのサイズ感に影響を及ぼすというようなことを言っていますけれども、この設計業務においてはどういったことが最後──最後は民設民営とするところでとった民間会社が決めるサイズ感といいますが、この業務委託の中でその辺は広場に何を求めていくのかとかそういったところ、業務内容について教えていただきたいんです。

小幡まちづくり推進部中野駅地区担当課長

 新北口駅前広場基本設計の業務委託でございますが、こちらは都市計画の駅前広場の範囲の設計業務委託でございまして、都市計画の範囲、それから、さらに先ほど石井が申しました民有地のほうのつどいの広場といいますか、そこが隣接してある。そのうちの都市計画側の検討というところでございます。

 内容としましては、新北口の駅前エリアの駅前広場を昨年都市計画の変更をしましたので、一方で南北通路と橋上駅舎、それから基盤広場については都市計画事業が進んでいるところでございまして、その進んでいる都市計画事業と都市計画変更の内容を整合させるためにどういったところで整合させていくか、そういった技術的な検討を行ったというところが内容でございます。

主査

 他に質疑はありませんか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

主査

 なければ、進行します。

 次に、決算説明書188ページから191ページ、4款地域支えあい推進費、1項地域活動推進費のうち、2目地域活動推進費、事務事業名、1番、地域自治推進中、事業メニュー4番、NPO等地域公益活動支援の一部のうち、説明欄中、活動領域7について、質疑はありませんか。

加藤委員

 この四つの事業は何があったか教えてください。

安田都市基盤部都市計画課長

 四つの事業ですけれども、新井薬師駅前周辺地区のまちづくり協議会の活動、もう一つは上高田住民フォーラムの活動、3番目が森の学級の活動、4番目が中野の住まいの相談室の活動の四つでございます。

主査

 他に質疑はありませんか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

主査

 なければ、進行します。

 次に、決算説明書434ページから435ページ、8款環境費、1項地球温暖化対策費、3目緑化推進費について、質疑はありませんか。

来住委員

 緑化推進の中で、「中野区みどりの基本計画」本冊及び概要版の印刷ということで29万5,000円余が執行されます。一方で、不用額として59万4,000円余、「中野区みどりの基本計画」本冊及び概要版の印刷費用残ということになっているんですけれども、まず基本計画は印刷されてどの範囲に配られて、概要版はどの範囲にセットで配られたのかどうか、まず利用のあり方を伺います。

細野都市基盤部公園緑地課長

 みどりの基本計画でございますが、400部ほど印刷をさせていただきまして、配布先でございますが、区民活動センター、図書館をはじめ、各特別区、東京都等の関係機関、あと各所管、区議会にも配らせていただいて、本編と概要版をほぼ同様なところに送らせていただいてございます。

来住委員

 印刷費の残はなぜこんなに出たのか。予定数を印刷しなかったということですか。

細野都市基盤部公園緑地課長

 印刷部数は予定していたとおりでございますが、見積金額よりも大幅に安い金額で執行できたというところでございます。

来住委員

 安く仕上がったということでいいと思うんですが、せっかく区の姿勢として示す計画ですから、幅広く周知を広めていただきたいし、400部で果たしていいのかというところはとても疑問があります。もっと広範囲に配っていただければいいのではないかというふうに思っています。

 その下の生け垣等の設置助成なんですが、これは今年度何件の助成制度の申請があったんでしょうか。

細野都市基盤部公園緑地課長

 生け垣でございますが、設置助成が平成30年度3件の助成をさせていただいています。それで、3件合計で34メートル分の助成をさせていただきました。一方で、維持管理のほうの助成もございまして、こちらは生け垣については1,690メートル分を助成させていただきました。

来住委員

 先ほど紹介した基本計画の概要版にも生け垣の助成であるとか紹介もされているわけですね。ですから、こういうものを通して身近に区民の皆さんがこの制度そのものを知っていただく上でも、基本計画の概要版でもいいんですけれども、きちんと印刷して配布すべきじゃないかというふうに思っています。

 それで、生け垣等の助成制度なんですが、建設11でいただいている資料でも23区の緑化推進事業補助一覧が示されています。近隣区の杉並であるとか紹介されていまして、いろんなそれぞれの自治体によって、生け垣や壁面緑化などの制度もそれぞれに違いがありますけれども、ただ、中野区もこの年度から助成制度を変えたと思うんですけども、変えた部分がありましたら紹介してください。

細野都市基盤部公園緑地課長

 平成30年度より保護指定樹木等は助成単価の増額をさせていただいております。保護指定樹木1本当たり、平成29年度まで7,000円だったものを1万円、あと保護指定樹林も、面積によってさまざまですが、増額をさせていただいております。また、生け垣も1メートル当たり600円だったものを1,000円ちょうどというふうに増額してございます。

来住委員

 そういう形で助成の中身も額も変えていただいて、せっかくそういう前向きにしていただいていますので、他区がやっているようなこともいろいろ細かく、屋上緑化などもありますし、他の自治体の学ぶべきといいますか、取り込めるようなものがあればぜひこの中で、次年度になりますけれども生かしていただければなと思います。

 現状、この年度は3件しかなかったということで、生け垣についてはその前年はたしかなかったように思いますので、3件でもあっただけでよかったなと思いますけれども、もうちょっとやはり中野のようなこういう地域の場合には生け垣が、御本人の判断も必要ですけれども、ぜひ活用をいただいて、防災上からも景観からもとても大事な事業だと思いますので、新年度についても引き続き前向きに進められるように検討していただきたいと思いますけれども、御見解を伺います。

細野都市基盤部公園緑地課長

 平成29年度から平成30年度にかけて単価を上げさせていただいて、さらなる事業の推進ということを目指したものでございます。次年度について今のところ新たなメニューというのは考えていないんですが、現行の充実したメニューにさせていただいて、金額も充実させていただいたところでございますので、こちらの周知等をさらに引き続き進めさせていただいて、生け垣、樹林帯、あと保護樹木等、中野区の緑化に資するように進めてまいりたいと考えてございます。

来住委員

 平和の森公園に生け垣の見本と、それから下水道局の壁面につくられている壁面緑化の見本があります。これは随分前から、私の記憶では公園緑地課の時代からたしかあるので、相当以前からつくられていたと思うんですね。とても大事な、区がみずからつくって、それを見ていただいて啓発するという意味では、新しい公園整備が行われていますけれども、これまでちょっと議論をその部分についてしてきませんでしたけれども、今ある区のいわゆる生け垣と壁面緑化の部分を含めて、もうちょっと充実したほうがいいかなというふうにも思ったりするんですけども、平和の森公園の今ある生け垣と壁面緑化については引き続きやっていくということでよろしいんでしょうか。

細野都市基盤部公園緑地課長

 御紹介いただいた平和の森公園の壁面緑化は、平成18年より今の形というところでございますが、今進めている整備工事では、あの部分については特段変更しないまま進めています。完成時までも今のところは新たな整備をする予定はないのですが、全面開園後何らかの改良が必要というふうに考えておりますので、引き続きより見本として効果が出るように検討してまいりたいというふうに考えております。

久保委員

 これは、前年度は他の所管だったものなので、所管がかわってもっといろんな政策が効果的に進んでくれるんじゃないかなという期待を持っておりますけれども、生け垣の設置についてはかねてから会派でも質問ですとか提案させていただいていて、ブロック塀の調査を今年度も行っていると思いますけれども、ブロック塀調査の状況によっては、ブロック塀を解体した後に生け垣を進めていくとか、そういったことというのも有効な手立てなのではないかなと思うんですけれども、その辺の検討は進んでいるんでしょうか。

細野都市基盤部公園緑地課長

 そういった部分まで調査してという形での周知はしていないのですが、委員おっしゃるようなことも有効だと考えますので、今後情報収集に努めたいと考えます。

小山内都市基盤部建築課長

 現在、建築課のほうでブロック塀の調査をしているところでございます。8月1日から始まりまして、10月いっぱいで早稲田通りから北側について調査が大体終わるというような予定でございますので、その中間報告を兼ねて委員会に報告をさせていただいて、その上で内容を分析した上で、生け垣助成等も含めた形でどういった施策ができるのか、その辺の課題について連携して取り組んでいきたいというふうに考えているところでございます。

小宮山委員

 生き物については総括で触れたので今回はここでは触れませんけれども、真ん中あたりにある屋上緑化庭園維持管理費、これは多分区役所の3階にある屋上緑化見本園のことだと思うんですが、これは見学するには予約制になっているようです。去年度で見学した人は何人ぐらいいるのか。人数はいいけれども、いたのかいなかったのか教えてください。

細野都市基盤部公園緑地課長

 維持管理費を公園緑地課で計上しているんですが、来場者については庁舎管理等で扱っているものと思われますので、公園緑地課では把握してございません。

小宮山委員

 私も8年区役所に通っていますけれども、ここに一体何があるのかよく知らない場所でして、恐らくそれは一般の区民の方にとっても、なかなかこういうものがあるという認識はされていない場所なのかと思います。維持管理費をせっかく毎年払っているものですから、何か有効活用する手立てを今後考えていっていただければと思いますが、いかがでしょうか。

細野都市基盤部公園緑地課長

 維持管理費用をずっとかけているところなので、何らかより多くの方に見ていただけるように工夫していきたいと考えます。

加藤委員

 緑化推進助成のところで、保護樹林、保護樹木等は公園緑地課のほうで予算を編成されるということで、前まで所管が違かったのでなかなか難しかったと思うんですけれども、公園緑地課のほうでは樹木台帳を作成されているということです。この辺は一括されて管理できるとは思うんですけれども、もう既にされているのかもしれませんけど、その辺の状況を教えてください。

細野都市基盤部公園緑地課長

 保護樹木については、保護樹木としての場所と状況を把握したデータがございます。

加藤委員

 一括してそういう管理下にあるということですね。前にこの台帳をつくっていただきたいというのを総括で取り上げたときに、結局各施設や小中学校とかの樹木は、所管外だから管理できないというような話ではありましたけれども、今、樹木が台風等で結局折れているという事例が昨年に続き今年もあるという中において、樹木のスペシャリストがある程度管理する体制があったほうがいいのかなというか、樹木台帳で樹齢とかそういった木の状態みたいなのを一括して管理したほうが効率がいいのかなと思うんですけれども、その辺、御担当者はどう思いますか。所管外の話になってしまいますけれども。

細野都市基盤部公園緑地課長

 樹木台帳のほうは、公園緑地課で所管させていただいている街路樹と、あと公園の樹木とを管理しているところです。保護樹木については民間の持ち物ということもございまして、維持管理の助成や緊急対策等の助成はさせていただいているんですが、状態を完全に把握できているというところではないということはございます。

 今後、効果的な維持管理ということについては、保護樹木を何らかのやりとりが毎年所管と持ち主の方とはあるので、そういったときに所有者の方から必要な要望等があった場合にはそれに対応させていただいて、結果として区内の樹木の安全を守っていけるようにできたらというふうに考えてございます。

加藤委員

 やはり樹木に関しましては、公園緑地課の方々が一番そういった知見をお持ちだと思いますので、その辺は全庁的に、木の枝が折れるというのは想定内の話でやっていかないといけないというのはもう昨年に引き続きわかっていると思いますので、その辺、全庁を挙げての御検討をお願いしたいと思います。これは要望です。

主査

 他に質疑はありませんか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

主査

 なければ、進行します。

 次に、決算説明書458ページから459ページ、9款地域まちづくり推進費、1項まちづくり企画費のうち、1目地域まちづくり推進部経営費について、質疑はありませんか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

主査

 よろしいですか。なければ、進行します。

 次に、458ページから461ページ、2目地域まちづくり企画費について、質疑はありませんか。

久保委員

 ここは減額補正を第4次補正でかけていたところなのかなというふうに思うんですけれども、総務の資料を見ていて、私、ちょっと数字がよくわからないところが何点かあったんですね。地域まちづくり事業調整のところで減額補正があって、大和町はまだ先ですけれども、不燃化促進でも減額補正があったのかなと思うんですけれども、それで間違いないでしょうか。

森まちづくり推進部弥生町・平和の森周辺防災まちづくり担当課長

 補正関係なんですが、木造住宅密集地域整備につきまして、平成31年の1定で3億4,994万円余りの減額補正をしているのと、あと事業メニュー2の不燃化促進のほうで同じく補正で2,000万円余りの減額補正をしているということです。

久保委員

 それで、地域まちづくり計画のところは減額補正をかけてはいないんだと思うんですけれども、予算現額と当初予算との数字が違っているのはなぜですか。

千田まちづくり推進部まちづくり計画課長

 こちらのほうですが、補正のほうは行っておりませんので、当初予算額から予算現額についての変更は行われていないことになります。

久保委員

 休憩してください。

主査

 委員会を休憩します。

 

(午後2時35分)

 

 委員会を再開します。

 

(午後2時36分)

 

千田まちづくり推進部まちづくり計画課長

 先ほど、補正を行っていないので予算現額については変わらないというお話をさせていただいたんですが、答弁を訂正させていただきまして、今回一部目款流用を行っておりまして、これについては、臨時職員の雇用をまちづくり事業課のほうに配置したという関係から、その人件費相当を流用しているというところでございます。

久保委員

 人件費だったんですね。流用があったので、当初予算と予算現額が合っていなかったということです。それで、地域課題に関する調査委託契約落差と地域課題に関する調査委託費残とありますよね。いつも契約落差と委託費残ってどういうふうな違いなんだろうと不思議に思ってしまうんですが、これを御説明いただいていいですか。

千田まちづくり推進部まちづくり計画課長

 こちらは、委託業務、また一般の工事もそうなんですけど、当初、前年度に予定の事業を概算として見積もって、それで予算をいただいた後に詳細の発注額を確定するというようなスケジュールで進んでいくのが基本となっております。その中で、まず一つ、いただいた予算の中で変更が生じる可能性が当初いただいた事業と発注段階で内容が変わってしまうというケース、今回委託残というのがその発注内容が変わった、一部実施段階で委託しなかった部分があるというのがここの残の部分です。もう一方が、契約手続の中で入札を行ったときに上限額を定めて予算を確保しているんですけれども、その落札差金の額がこちらに当たるというところでございます。

久保委員

 ここの数字の違いってどう見たらいいのかなと。契約落差が大きい場合と、逆に委託費残が大きい場合があって、委託費残の大きい理由というのは、いろいろ事業をやっていく中で行わなかった事業があったりすると、こういうふうになってしまうんだという御説明なんですね。ありがとうございます。

 それで、木造住宅密集地域整備のほうでお伺いいたしますけれども、これは減額補正を行っていて、なおかつ執行率が75.1%になっておりまして、やはりまちづくりを進めていくのは本当に大変なことだなということをこういうところでも感じているんですけれども、道路用地の取得7件とございますけれども、これはそもそも平成30年度の目標としていたのは何件だったのか。進捗状況としては数字ではこういった形になっていますけれども、事業そのものはどうなっているのか伺います。

森まちづくり推進部弥生町・平和の森周辺防災まちづくり担当課長

 実績が道路用地取得7件でございまして、予算を計上した際の対象の箇所は13件でございます。

久保委員

 それで、これは第4次補正でやっているということは、事業をやっていく中でなかなか進捗状況が思うようにいかなかったということがあって補正を行っているのかなと思いますけれども、13件の目標を立てて、7件しかできなかったというところは、やはりこの13件、要は6件が残ってしまっていて、目標を立てるときに、やっぱり一件一件、大体こことここという当てがあってやっているのだと思うんですよね。これがなかなかうまく運ばないというのはどんな理由によるものなんですか。

森まちづくり推進部弥生町・平和の森周辺防災まちづくり担当課長

 計画を立てる際に新規に道路を立てるようなところにつきましては、こちらからも積極的に働きかける案件があるのと、もう一つ、地区計画を地区施設道路として計画して、そこの沿道で建てかえる方について、建てかえが発生した際に取得するといったパターンが両方ありまして、その結果、今回のような結果となったということなんですけれども、減額補正しましたのは、取得案件として積極的に交渉していた案件につきまして交渉が難航し、年度内執行が難しいだろうということで減額補正させていただいたといった運びとなっております。

久保委員

 交渉は、どうしたってこういうことは大変だと思うんです。それで、今、地区計画を立てて、建てかえをしてから道路として用地を取得するという方法と二つのやり方があってということですけれども、進んでいるのはどういうやり方なんですか。要は、道路用地の取得自体が今回は7件ありますけれども、進んでいるのはどういうやり方をしている場合なんですか。

森まちづくり推進部弥生町・平和の森周辺防災まちづくり担当課長

 対象が南台一丁目、南台二丁目、あと平和の森周辺地区ということで、それぞれに地区計画に地区施設道路が定められておりまして、やはり沿道で建てかえるタイミングで用地をお譲りいただけるというパターンが進んでおります。それとは別に、新規に道路のないところに道路を通すということにも取り組んでおりまして、そこに地区施設道路が計画決定されていて、土地の過半を買うことになりますので、そこから動いていただかなければいけないといったことになりますので、そういった方については生活再建策もあわせて考えながらやらなければいけないので、なかなか時間がかかるという状況です。

久保委員

 もちろん本当に移転をしていただいたり、建てかえをしていただかなきゃいけなかったりということで、簡単に何件も行くようなものではないんだろうなと思うので、大変な御努力があってここまで進んでいることとは思います。ただ、これってスケジュールがあるんじゃないかなと思うんですけれども、それに照らしてみて、今、進捗状況はどうなんですか。

森まちづくり推進部弥生町・平和の森周辺防災まちづくり担当課長

 地区施設道路の取得率ということで計画を立てておりまして、全体の面積に対する今までの用地取得率というのを計算しております。その中で、平和の森周辺地区でいいますと38%、南台一丁目、南台二丁目地区でいうと62%といった数字となっております。

久保委員

 南台のほうがスタートした時期を考えると非常に進捗状況が早い。平和の森はかなり長い時間をかけてやっていらっしゃって、そうやって思うと、まだ35%に満たないというと、なかなかこれは本当に息の長い話になってきますよね。実際平和の森のまちづくりを進めていく中での一番の課題は、今何だと思っていらっしゃいますか。

森まちづくり推進部弥生町・平和の森周辺防災まちづくり担当課長

 平和の森公園周辺地区で申しますと、いわゆる不燃領域率は今71.8%まで上がってきておりまして、そちらの数値はよろしいんですが、先ほど申しました地区施設道路の整備率というのがまだ低くとどまっているということで、ざっくり言いますと、地区の東側の整備はかなり進んでいるのかなとは思うんですが、西側についてまだ地区施設道路の整備等も進んでいない箇所があるというふうに認識しております。

久保委員

 今後なんですけれども、平和の森に体育館ができまして、早稲田通りまで道路が体育館からつながってくる。そうすると、交通アクセスとしてもあそこはかなり、今はバスなどが利用できておりませんけれども、そういう必要性というのはあの道路には出てくるんじゃないかなと思うわけですね。その辺のところも先のことも計画を立てながら、今あるところというのも進めていかなければいけないのではないかなと思いますけれども、その辺はどのように担当としてはお考えですか。

森まちづくり推進部弥生町・平和の森周辺防災まちづくり担当課長

 地区計画の全体というのは、都市計画決定をした平成5年から25年以上たっているという状況でございます。昨年度、調査の委託を出しまして、整備計画の検討と地区全体の計画の見直しの方向性の検討といったこととか、あと第2期整備地区の沼袋三丁目地区というのがございまして、そちらの現況調査と整備計画の検討といったことを行っておりまして、今年も引き続きどのような形で見直していくのかといったことを検討してまいりたいというふうに思います。

久保委員

 とても大事なエリアになっていくと思いますので、やはり体育館ができて、もっと中野駅からあそこまでというのが開けていくという言葉が正しいかどうかわからないんですけれども、交通アクセスも含めて整備をしていかなければいけない区間であるかと思います。長年取り組んでいただいているので課題が多いことは承知をしておりますけれども、先々のこのあたりのまちづくりを防災の観点からもしっかり進めていただかなければいけないと思いますので、また今後いろいろ取り組みについてはお示しをいただけるときもあるかと思いますので、ぜひそのときに御報告をいただきたいと思いますが、いかがですか。

森まちづくり推進部弥生町・平和の森周辺防災まちづくり担当課長

 地区計画等の見直し等の方針がまとまり次第、報告したいというふうに思います。

主査

 他に質疑はありませんか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

主査

 なければ、進行します。

 次に、460ページから461ページ、3目西武新宿線沿線まちづくり企画費について質疑はありませんか。

杉山委員

 中井・野方間連続立体交差事業に関しまして、7億1,000円の中野区負担金とありまして、まずこの内訳を簡単に教えていただけますか。

荒井まちづくり推進部新井薬師前・沼袋駅周辺まちづくり担当課長

 内訳につきましては、総事業費全体の約1割が中野区負担になるということでございまして、実際に行われている事業の工事費等々の想定予算に対して10%ということで当初の予定を組んでございまして、その中で工事自体がなかなか用地取得の関係で思うように進まなかったというところで、このような形の負担金になっているというところでございます。

杉山委員

 今お話がありましたけれども、この事業は事業期間延長の予定になっていますね。今のところ、どのぐらい期間が延びそうなのか予測できますか。

荒井まちづくり推進部新井薬師前・沼袋駅周辺まちづくり担当課長

 この延伸につきましては現在、東京都と西武鉄道におきまして実際にさまざまな精査をしている段階ということで、今までも答弁申し上げてございますけれども、何年という形で延伸するかというのは、現在のところはっきりしたお答えはできる状況にはございません。

杉山委員

 要は、遅れることによって中野区の負担金がどこまでふえてしまうのかということを私たちも心配をしているところでございまして、今年度も予算とかも多分組まれていると思うんですが、今後、延伸してしまっている状況がありますので、逐一報告をしていっていただければと思います。それをもって何か対策を練られたらなと思いますので、これは要望でございます。ぜひともお願いします。

久保委員

 今の連続立体交差事業の中野区負担金は工事費の1割ということで、この工事費の1割と決まるのはいつですか、年度末ですか。

荒井まちづくり推進部新井薬師前・沼袋駅周辺まちづくり担当課長

 地方財政法によりまして、おおむね12月には来年度の予定の照会が参ります。最終的には当該年度の年度末に執行状況が確定いたしますので、それによって支払いをしているというような状況でございます。

久保委員

 これは不用額がとても大きいので、繰り越しではなくて不用額というふうにされていたという何か理由はあるんですか。

荒井まちづくり推進部新井薬師前・沼袋駅周辺まちづくり担当課長

 今までの答弁の中で、用地取得が思うように進まない部分がありましたので、それに伴って工事の進捗が思ったところまでいかなかったというところで事業費自体の執行ができなかったので、その1割という形で3億円程度という形になってまいります。用地の取得に関しては当初の目標の面積はクリアをしているわけでございますけれども、やはり工事を進めるに当たってキーになるような土地、そういったポイントがやはり取得できませんと次の工事にかかれないというような状況でございます。そういったところでこのような形になったということでございます。

久保委員

 それは、要するに不用額という形で処理するしかないのかなと、そこがよくわからなかったんです。さっき年度末に決定をしたと言われていたので、そういう補正をするとか何とかということができる時期ではないんだろうと思ったので、なので多額の不用額が出るということなのか、そういうことの性質ではないものなのか、ちょっとそこを教えてください。

荒井まちづくり推進部新井薬師前・沼袋駅周辺まちづくり担当課長

 金額が確定されるのが減額補正をするというタイミングを逸してしまっている段階になりますので、できないというところでございます。

久保委員

 年度末ってそういうことなんだと思うんです。でも、だからといって、やっぱりこれは年度末じゃないと、結局12月とはいっても最終的には年度末じゃないとわからない部分が起きるだろうなと思うので、この辺は工夫できるものなのかどうなのかというのがちょっとわからないところですので、そこはまた一番所管の担当の方がおわかりだと思いますのでしっかりやっていただきたいなと思うのと、先ほど、面積は目標を達していた。メインのところがなかなか進まなかったんだと思います。ここがなかなか難しいように伺っておりますけれども、平成31年度については進んでいるんでしょうか。

荒井まちづくり推進部新井薬師前・沼袋駅周辺まちづくり担当課長

 キーになる箇所につきましては、やはり困難な事例というところがございまして、現在そこの部分の用地交渉がまとまったということは聞いてはございません。ただ、それを実際に交渉、用地買収を進めるに当たってのさまざまな手立てを打っているというふうに聞いてございます。

主査

 他に質疑はありませんか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

主査

 よろしいですか。分科会を休憩します。

 

(午後2時55分)

 

主査

 それでは、分科会を再開します。

 

(午後3時15分)

 

細野都市基盤部公園緑地課長

 先ほど、3目の緑化推進費のところで、区役所の屋上緑化庭園について私から答弁申し上げたことにつきまして訂正をさせていただきたいので、お願いできますでしょうか。

主査

 はい。

細野都市基盤部公園緑地課長

 では、訂正させていただきます。区役所の屋上緑化庭園でございますが、平成17年より緑化見本園として開園をしましたが、平成23年度に閉園をしています。理由は、この庭園について見学者の動線等さまざまな課題があり、このとき閉園をしたものでございました。その後必要な維持管理を行っていたんですが、公開はせずに現在に至っております。今後についても見学者を想定した整備が難しいことから閉鎖のまま、ただ、一方で屋上緑化としては意義があるので、維持管理を続けていくという方向で考えてございます。

 ということで、先ほど小宮山委員からの質疑に対して、今後のこととかさまざま申し上げたんですが、この部分については公開した形での活用は今のところは難しいということで、屋上緑化としての効果を狙って必要な維持管理を行っていきたいというふうに訂正をさせていただきます。

主査

 ただいまの答弁訂正に対して、質疑はありますか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

主査

 よろしいですか。それでは、先ほどの続きで、次に462ページから463ページ、2項北東部まちづくり費、1目北東部まちづくり推進費について質疑はありませんか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

主査

 よろしいですか。なければ、進行いたします。

 次に、462ページから465ページ、2目北東部駅前地区整備費について、質疑はありませんか。

加藤委員

 1の新井薬師前駅前交流拠点の整備の1の新井薬師前駅前地区拠点整備なんですけれども、地域でちょっと聞いた話なんですけど、駅ビルがかなり高層のものができるようなうわさ話を聞いて、そんな曖昧なところでここに立っているのは申しわけないんですけれども、この辺、どういった計画になっているのかというのを教えていただけますでしょうか。

荒井まちづくり推進部新井薬師前・沼袋駅周辺まちづくり担当課長

 当地区におきましては、現在の駅前広場のさらに東側の地区でございますけれども、面積はおおむね約0.7ヘクタールの部分につきまして、地権者の方々と平成28年度から勉強会を開催しているという状況でございます。その中で、概略でございますけれども、施設整備の計画でございますとか、経費の計算でございますとか、さまざまなそういった検討をしてございまして、そういった中で、ある一定の事業手法として、市街地再開発事業を前提として勉強会を進めているというようなところでございます。

加藤委員

 その中にそういったビルとかも検討の一つに入っている。ある一つの方向性というか、選択肢として入っているということですか。

荒井まちづくり推進部新井薬師前・沼袋駅周辺まちづくり担当課長

 そのとおりでございます。

加藤委員

 そういった駅前が変わっていくというところで、勉強会を開いてということですけれども、地域の方々がそういったところでどのぐらい人が参加されてというか、開催頻度だったり、どのぐらい人が来ているかというのはわかりますか。

荒井まちづくり推進部新井薬師前・沼袋駅周辺まちづくり担当課長

 平成28年度から合計で13回の勉強会を開催してございます。地権者の方は42名いらっしゃいまして、回数によって参加人数はばらばらでございますけれども、おおむね半分以上の方の御参加をいただいてございます。

 加藤委員

 おいおいは地区計画とかそういったものではなく、これの検討業務委託のゴールとしてはこの年だけですか。まだやっているのであれば、どこが最後、ゴールなのか教えてください。

荒井まちづくり推進部新井薬師前・沼袋駅周辺まちづくり担当課長

 当整備に関しましては、平成27年度から委託を開始してございます。ということで、平成30年度までで合計4年度目に該当するというところでございまして、平成31年度も同じく委託をしてございます。そういったところで、将来目指すべきところは現在のところ、権利変換方式による市街地再開発事業を目指してございまして、準備組合等の結成を目指したり、その支援を行うというようなことが大きな眼目でございますので、その時点までが大きな役割であるというふうに考えてございます。

久保委員

 今、加藤委員が聞いていらっしゃったところと多分同じだと思うんですけれども、新井薬師前駅及び沼袋駅周辺における駅前拠点空間創出検討業務委託が今おっしゃっていたものに当たるのでしょうか。これは新井薬師と沼袋と両方に執行額としてございまして、それぞれの違いというのはどういうものなのか、また委託先はどこなのか教えてください。

荒井まちづくり推進部新井薬師前・沼袋駅周辺まちづくり担当課長

 新井と沼袋の検討を進めるに当たりまして、平成30年度につきましては、プロポーザル方式ということで事業者の選定をしてございます。その際に両駅についてのプロポーザルを同時に行ってございまして、契約につきましても、基本的にそれぞれのお財布の出しどころが違いますので、そういった意味で、新井薬師駅前部分と沼袋分という形で二つに分けたそれぞれの契約になっているというところでございます。

 株式会社オリエンタルコンサルタントでございます。

久保委員

 先ほど加藤委員がお聞きになっていらっしゃった市街地再開発事業の勉強会は、またその委託事業とは別のものですか。勉強会は平成27年から行われているんですよね。なので、御説明があったオリエンタルコンサルタントによりますプロポーザルでの業務委託とはまた別のものなんでしょうか。内容はどんなことをやっていらっしゃるんですか。

荒井まちづくり推進部新井薬師前・沼袋駅周辺まちづくり担当課長

 平成27年度から駅前の拠点施設整備ということで、初動期のまちづくりについて検討した結果、早い時期から市街地再開発事業を選択したというところでございます。ただ、平成27年度から平成29年度につきましては、別の事業者に委託をしていたところでございます。

久保委員

 わかりました。これの成果物といいますか、ここに委託をしてこういうプランがというような提案で、そういうのは私たちにもいろいろ報告をいただけるような形で成果物として示されるものが出てくるんですか。

荒井まちづくり推進部新井薬師前・沼袋駅周辺まちづくり担当課長

 実際に行われている内容としてはやはり勉強会の支援ということでございまして、途中途中ではそういった御報告をしていると思うんですけれども、具体的にまだ成果としてお示しできるような施設の計画でございますとか、そういったところにはまだ至ってございませんので、そういった目に見える形での御報告はちょっと今のところはまだ難しいかなというふうに思ってございます。

久保委員

 いずれ目に見えるような形でのものもお示しいただけるということですよね。駅前広場のアクセス道路のところでも、こちらは区画街路第3号の交通広場検討の業務委託がございまして、この業務委託についてはどちらに委託をしているものでしょうか。

菊地まちづくり推進部まちづくり事業課長

 こちらについては、株式会社アイテック計画というところに委託しております。

久保委員

 株式会社アイテック計画のほうに委託をしているということで、これはどのような広場整備を行っていくかということなんですか。どのようなものなんでしょう。

菊地まちづくり推進部まちづくり事業課長

 本委託は、新井薬師駅前駅の交通広場を整備するに当たり、周辺のまちづくりと道路が整合された交通広場となるような施設を検討することを目的として、交通広場に期待される機能として、交通機関の希望とか、市街地拠点の機能とか、あとは交流機能とか、あとは景観機能、そうしたものをバランスよく配置するための計画をするものでございます。

久保委員

 これはそういった広場周辺のまちづくりといいますか、交通結節点としての機能を高めるようなことなのかと思いますけれども、それこそこれは何か成果物としてお示しいただけるものというのが出てくるんですか。

菊地まちづくり推進部まちづくり事業課長

 現段階ではまだ検討段階ですので、これが先々の詳細設計とかで工事をするときの図面に変わってくるというものでして、現段階ではまだ公にできるものではございません。

久保委員

 わかりました。次に、沼袋のほうの駅前広場アクセス道路の基盤計画・調整のところ、ここの区画街路第4号及び沼袋駅周辺基盤施設整備他検討業務委託というのがございまして、これも当初の予算の説明とは事業名が変わってきております。この内容と委託先についてお伺いします。

菊地まちづくり推進部まちづくり事業課長

 こちらについては、区画街路第4号線の道路基本構造の検討や交通広場の暫定機能の検討を行うなど、あとは沿道整備街路事業などを行うということで検討するような形の委託でございます。

 委託先は、株式会社国際開発コンサルタントでございます。

久保委員

 新井薬師も沼袋もいろんな事業者が入って、さまざまな計画が進められているんですよね。そういった委託の計画ですか、今後の設計に生かされるとかというところで、目に見えないものを積み上げ──目には見えているんですけど、私たち議会のほうには示していただけていないので、私たちには目に見えていないわけなんですね。やっぱりそういうことの積み上げをしていていよいよ設計になるとか、そういうところでやっと図面が見えてきたりするわけですけれども、報告できることとできないことがあるかもしれませんが、やはり随時御報告いただいていかないと、決算の段に来たときにものすごい量の業務委託なんだなというふうに感じています。また、そういったところが何だったのかな、無駄なことになっていないのかなというようなこともまた心配をしてしまうような部分もありますので、そこはしっかり議会にも御報告いただきたいと思いますけれども、いかがですか。

菊地まちづくり推進部まちづくり事業課長

 確かに委託については、委員のおっしゃるとおり、どんな内容にしているのかわからない面もございますので、今後わかる範囲で報告してまいりたいと思います。

久保委員

 わかる範囲でまた示していただけたらなと思いますけれども、また随時そういったことをお伺いしていきたいと思います。沼袋のほうなんですけれども、用地買収管理事業として未執行による残がございます。これはどのようなものでしょうか。

菊地まちづくり推進部まちづくり事業課長

 用地買収の管理事業という形で未執行になっている分だと思うんですけれども、これについては、用地買収した敷地について、管理するために仮舗装という形と、あとフェンスを設置していくという工事を行うものなんですが、当該年度は、総括質疑でもちょっと話をしたんですけれども、1件だけ買えたんですが、そのほかの用地については買収までには至らなかったので、そのまま未執行として残ってしまったということでございます。

久保委員

 1件だけだったので未執行になったということで、これ、その後は順調に進んでいるんでしょうか。

菊地まちづくり推進部まちづくり事業課長

 今回の未執行になった部分については、ただいま用地取得交渉を進めているところでして、鋭意努力しているところでございます。

主査

 他に質疑はありませんか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

主査

 なければ、進行します。

 次に、決算説明書464ページから465ページ、3目北東部防災まちづくり費について、質疑はありませんか。

久保委員

 補助220号線整備計画・調整のところで、57.5%の執行率というふうになっておりまして、先ほども御説明が用地買収の沼袋でもありましたけど、やっぱり未執行というのがここでも出ています。補助220号線のことはまたがっていて、例えば決算説明書でも478ページにも488ページにもあって、補助220号線が、すごくこの事業が複雑なように思ってしまうのですけれども、まずここでお伺いをしなきゃいけないのかなと思いますが、実際には執行率57.5%というふうになっておりますけれども、これも契約落差と委託の残というのも大きいものなんですね。この辺のところをちょっと未執行の部分も含めて御説明いただきたいと思います。

菊地まちづくり推進部まちづくり事業課長

 未執行についてですけれども、こちらも補助220号線の1期工事の区間の用地買収地の管理事業費ということで、この年は3件の用地買収ができたんですけれども、舗装をかけて、フェンスをかけるまでの工事に至らなかったという形で執行残になっているような状況でございます。

角まちづくり推進部長

 すみません。補足説明させていただきますと、補助220号線というのは、整備期間を3期に分けて整備する予定でございます。1期というのが鉄道交差部、西武新宿線からの87メートルの区間ということで、こちらの1期については現在事業中ということで、用地買収を行いながら道路整備を進めていくということで、先ほど課長のほうからも説明がありましたけれども、その用地買収を行った後の仮舗装だとか、用地の柵の設置などを予定していたんですけれども、なかなかそこまで予定の件数がいかなかったということで、二百七十何万円余の執行残が出たということでございます。

 それ以外に、今、上高田一丁目から三丁目までの防災まちづくりをやりますというところの延焼遮断帯として検討いただいていました2期区間というところがありまして、そちらのほうが平成30年度はいろいろと調査を行ったりしておりまして、ちょっとわかりにくいんですけれども、第3期というのもありまして、そちらが鉄道交差部の1期から北側の新青梅街道までというところで、一部新宿区の区間もありますけれども、そちらのほうもいろいろと事業化に向けての先行的な予備調査を行っているというようなことがありますので、それぞれ委託料だとか書き方だとかがまちまちでいろんなところに出てきてしまうんですけども、1期は事業中で、2期は事業化に向けた具体的な検討、3期については計画検討というような段階で、それぞれ予算をいただきながら事業を進めているという状況でございます。

荒井まちづくり推進部新井薬師前・沼袋駅周辺まちづくり担当課長

 1件、答弁訂正をさせていただきたいと思います。先ほどの462ページでございます。2目の北東部駅前地区整備費の中の新井薬師前駅交流拠点の整備、沼袋駅地区の拠点整備の中の契約の段のところでございまして、プロポーザルによって契約をしたというふうに申し上げました。別契約というふうに申し上げましたが、プロポーザルによって1本の契約でございます。失礼いたしました。

久保委員

 先ほど駅周のまちづくりのほうなんかでもありましたけれども、1本の契約で、1本でここの要は執行額として、新井薬師と沼袋という委託事業は一つなんだけれども、新井薬師のものと沼袋のものというふうに分けてここでは示しているという考え方ですか。

荒井まちづくり推進部新井薬師前・沼袋駅周辺まちづくり担当課長

 基本的に予算の説明の資料に基づく形で決算を明らかにするということで、契約の内訳書がございますので、それに沿ってそれぞれの決算額を明らかにしているというところでございます。

主査

 それでは、464ページから465ページの3目の北東部防災まちづくり費、他に質疑はありませんか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

主査

 よろしいですか。それでは進行します。

 次に、466ページから467ページ、3項北西部まちづくり費、1目北西部まちづくり推進費について、質疑はありませんか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

主査

 よろしいですか。では、なければ進行いたします。次に、466ページから467ページ、2目北西部防災まちづくり費について、質疑はありませんか。

久保委員

 大和町防災まちづくりの推進についてお伺いをいたします。不燃化特区助成で不燃化推進特定整備事業補助金64件となっております。これも多分おしりが決まっている事業なので、この期間内にやっていかなければいけないということで、今大変急ピッチで進められているのではないかなと思いますけれども、64件というのは平成30年度としての成果はどうであったんでしょうか、伺います。

菊地まちづくり推進部大和町まちづくり担当課長

 64件の成果ですけれども、これについては、不燃化促進特定整備事業補助金の事業メニューを使った件数をあらわしていまして、それの合計が64件となっております。実際は新規申請件数としては45件でして、大体そのくらいの数字で推移しているというような状況でございます。

久保委員

 1件でメニューを二つ使っているようなところもあったりしていて、この数なんですよね。45件というのは、進捗状況としては平成30年度どうだったんでしょうか。

菊地まちづくり推進部大和町まちづくり担当課長

 この事業は平成26年度から始まっていまして、ちなみにですけれども、平成26年度はメニューは別として1件、平成27年度が3件、平成28年度が15件、平成29年度が33件、そして平成30年度は50件という形で、PRをしていますので、わずかですけれども申請する方がふえているという状況でございます。

久保委員

 本当に大和町を週1ぐらいで通っていますけれども、大分変わってきているなということを今感じているわけです。ただ、それでも未執行による残というのが三つあるんですよね。この未執行の残はどのようなものなのか教えてください。

菊地まちづくり推進部大和町まちづくり担当課長

 こちらの未執行なんですけれども、一つ目は物件調査補償算定業務委託なんですが、これについては現在、大和町中央通りと東西に交差する八幡通りの拡幅整備という形で優先順位路線として位置付けているんですが、昨年度はそのための説明会など、あるいは戸別訪問などを実施しておりまして、整備路線を先々事業化するという形で話を進めたんですが、その中で早期買い取りの話も結構出ていましたので、そういう意味ではそういう方に対応するためにぎりぎりまで予算を残しておいたというのが現状でございます。

 それと、その下の用地測量業務委託というのもそうなんですけれども、これについては、早期要望する方の土地の測量をしなきゃいけないという形で、同じような理由なんですが、ぎりぎりまでそういう方に対応するためということで予算を残したような状況でございます。

 そして、一番下の避難道路用地仮整備というのは、先ほども何回か説明したところなんですけれども、事業用地を買ったときの部分の舗装、そのための工事費を残しているというところでございます。

久保委員

 要は、八幡通りの拡幅において事業化を進めていく中で、早期に取りかかれる場合もあるということを視野に入れて予算を組んできていて、先日も補正でこの辺のことがあったのかなと思いますけれども、これって組んでおかないとできないことだと思うのでこういうことになるのだと思うんですけれども、できたらもちろん進めていきたいけれども、実際にはここにかかわるものは全額未執行になってしまったということだと思うんですね。

 ぎりぎりのところまでと今課長おっしゃいましたけれども、年度で言うといつぐらいまで事業化できるかどうかというところを粘られて進めていかれているのか。どうしても年度をまたいでしまったりとか、相手があることですから、こちらが思っている年度末とあちらの事情は違ってくるかと思うんですけれども、その辺はどのように進められているんですか。

菊地まちづくり推進部大和町まちづくり担当課長

 執行する上でのタイムリミットじゃないですけれども、どう考えているのかということだと思うんですが、私どもも、そういう意味では実際調査に入って、建物を解体して、しかも舗装するという中では、当然それだけの期間がかかりますけども、そういうのを並行してできる作業もございますので、そういう意味では年明けぎりぎりくらいまでは粘って交渉に当たっていきたいという形は持っていまして、その中で早期で買い取るという形で、相手方が区に好意的に協力するというものであれば、進んでこちらも働きかけなければいけないのかと思っていますので、そういう意味ではぎりぎりまで頑張っているというような状況でございます。

主査

 他に質疑はありませんか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

主査

 なければ、進行します。

 次に、468ページから469ページ、4項西部まちづくり費、1目西部まちづくり推進費について、質疑はありませんか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

主査

 なければ、進行します。

 次に、468ページから471ページ、2目西部防災まちづくり費について、質疑はありませんか。

久保委員

 補助第227号線の基礎調査委託ということで平成30年度に行われておりまして、これは59%の執行率というふうになっております。この基礎調査の委託ということで進められていたものが、何で執行残がこんなにあったかというところをちょっと教えていただきたいんですが。

菊地まちづくり推進部まちづくり事業課長

 こちらの委託については、補助227号線の予備調査設計という形で、路線の道路設計を行うことを目的としているものなんですが、その中で前年度の資料なんかも十分活用できたということで、そういう意味では見込んでいた額を執行しないで済んだことと、もう一つは委託の契約落差、そういうものが重なってこれ程度のお金が残ったという形になっております。

久保委員

 前年度の調査結果も十分反映することができたというお話があって、本当に毎年毎年こういった調査ですとか業務委託で行われているということも起きてきて、その都度判断をしなければいけないようなことってあるんですか。

菊地まちづくり推進部まちづくり事業課長

 毎年度事業については検討を重ねている中では、例えば警視庁協議とかを行うときに、そこまでの資料は要らないよと言われる場合もございますし、あるいはもう少し調査して資料を持ってきなさいということもございますので、そういう場面場面で必要でない検討なんかはそのときにやらなくても、まだ後でもいいということもございますので、そういう意味では、予算執行のときにもう一回見積もりを取り直して、執行額については精査して行っているような状況でございます。

主査

 他に質疑はありませんか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

主査

 なければ、進行します。

 次に、472ページから473ページ、5項東部・南部まちづくり費、1目東部・南部まちづくり推進費について、質疑はありませんか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

主査

 なければ、進行します。

次に、同じページの2目東部・南部駅前地区整備費について、質疑はありませんか。

来住委員

 東中野駅地区基盤計画・調整で85.5%の執行率で今回この決算年度も調査をいただいたところなんですけれども、この間の平成30年の決算のときのやりとりの中でも、相手としてはJRさんなわけですから、当時、1年前も予算段階で10回ほどJRとも話し合いをしてきています、協議をしていますということだったと思うんですが、JRさん側の意思といいますか、中野区が経年的に調査を独自にやってはきているんだけども、相手がどういう反応をするかということがとても大事な時期に来ていますので、その判断は区としてはどういうふうにJR側の認識をされていらっしゃるんでしょうか。10回の協議の中で何らか前に進められそうだという認識をしていただいているのかなとは思いますけれども、どうでしょうか。

千田まちづくり推進部まちづくり計画課長

 昨年度の業務に伴ってJRと10回の協議というところは、記録では実施されていないところです。(「通算で」と呼ぶ者あり)ずっと通算でということですか。失礼しました。今委員おっしゃるように、JRとの協議が不可欠の事業でございますので、今後、さらにこの計画を具体化していくに当たっては、JRとさらにお互いの方向性を整合を図りながら進めていくことになるというところです。JRの今後の意向等を含めてどうかというところですけれども、それについてもまだ、今年度もまた発注業務を行っていますけれども、そちらのほうの中で具体的に特定をしていきたいという段階でございます。

来住委員

 課長も、地元のニーズはバリアフリーの方向にあるんだということは認識いただいていますので期待しているところなんですけども、そういう方向で、これまではどちらかというとまちづくりの方向で区としては10か年計画の中で、しかし、まちづくりの計画は、東口については既に10か年計画で行っても出ていなきゃならないんですけれども、それも出てきていない中で、しかし、地元の声についてはバリアフリーを優先してやってほしいという声だということは他の議員からも提案をいただいているところなわけですから、この年度の新たな調査も契約されたということで進めていただいていると思いますけれども、これを受けてさらに次年度にどういう形にしていくかということが今大事になっている時期にあるかなというふうに思っていますので、決算年度、そして今のこの年度、そして来年、新年度というところでは、もう一つその点で方向をどのように受けとめて進めていかれるのか、その点、最後にお聞きしたいと思います。

千田まちづくり推進部まちづくり計画課長

 今委員からお話がございましたように、昨年度もやはり東中野駅のバリアフリーというものに対する課題の整理なり、それに対する対応の方向性の検討というのは行っておりました。ただ、一方で、短期的に取り組めるものと、やはりまちづくり等で長期的に取り組むべきものとの整理がまだ不足しているところがございますので、今年度、そこら辺を明らかにするような委託調査を行っているというところでございます。今後、その中でJRとも協議を行いながら、具体的な取り組みの方向性を複数絞り込めましたら、また御報告も行いながら次年度の取り組みについて考えていきたいと思っているところでございます。

杉山委員

 私はまだ議員になっていなかったんですが、これは過去に何年間ぐらいずっと継続してやられているんですか。ちょっと教えてください。

千田まちづくり推進部まちづくり計画課長

 すみません。直ちに今すぐ資料というところは御用意していないんですけれども、平成19年ぐらいから取り組みのほうは行われているというような状況でございます。

杉山委員

 私も東中野の東口に住んでいる人間ですので、すごくバリアフリー化は住民の方が願っている話だと思うんですが、この中に交流拠点のまちづくり、回遊性とかいろんなキーワードが出てきますけれども、これは、アウトプットは毎年何かしら出てくるかどうかも教えていただけますか。

千田まちづくり推進部まちづくり計画課長

 やはり予算を頂戴して目的を持って取り組んでおりますので、一定の成果の段階で行政方針をまとめて、御意見を頂戴するような場面が必要だというような認識は持っているところでございます。ただ、昨年度の成果を踏まえて今後どうするかというところについては、今年度もう一度お時間を頂戴して御報告に上げたいということで考えておりますので、どうぞよろしくお願いいたします。

杉山委員

 私も東中野のバリアフリーは結構楽しみにしているんですよ。キーワードとして回遊性を高めるというと、みんな西口に集めて、西口に集中できるようなまちづくりになっちゃうと東口が疎かになっちゃうというのもありますので、これは御要望でもいいんですが、おととし、平成30年度、今年、どういうふうに少しずつ変わっているのか、ずっと同じ内容なのか、そこら辺も住民の方も私どもも聞きたいところですので、ぜひ報告をお願いしたいと思います。

千田まちづくり推進部まちづくり計画課長

 これまでさまざまなまちづくりに取り組んでおりまして、なかなか行政として方向を特定できないような課題等もございますので、そちらの御報告もさせていただければということで考えています。また、いろいろ委員等からも、短期的に取り組める、例えばエレベーター、エスカレーターはこんな方策だったら短期にできるんじゃないかというような御意見も頂戴しているものにもできるできないについて、もしくは課題について御報告できるような、今年度はそういった成果を上げたいということで考えております。

杉山委員

 ありがとうございます。ぜひともお願いします。一つひとつ課題をつぶしていかなきゃいけないと思いますので、こんなところがあるからこれは検討できないというのを一個一個つぶしながら方策を探っていく。ぜひとも実現に向けて動いていただきたいところでございます。要望であります。

久保委員

 今の質疑を伺っていて確認なんですけれども、今まで東中野についてはまちづくりという観点からということを長年において検討していたと思うんですね。短期的にできることということですとか、駅のバリアフリー化、要はまちづくりの中で考えるのではなくて、駅のバリアフリー化というものを単独で考えることもあるというふうに、今の御答弁はそういうふうに認識していいんですか。

千田まちづくり推進部まちづくり計画課長

 一つはまちのポテンシャルを高めるという意味も含めまして、現状のこのまちの課題を解消しながらポテンシャルを上げるという、その中にバリアフリー化というのも大きなテーマであるというところがございます。あと一方で、具体的な動線としてのバリアフリー、これを短期でできるというものについて少し検討するというのが、どうしても駅とまちのバリアというところが皆さんからいただいている御意見等で強いと思いますので、そこについて場合によってはJRと区で連携することでできる方策はないのかとか、そういったものについても今回検討してお答えできるようにしていきたいというところでございます。

 また、長期的なものについても、やはりまちづくりを進めるに当たっては具体的な方策と執行体制というのもございますので、そういったのも踏まえながら、次年度以降についての考えをまた御報告させていただければと思います。

主査

 他に質疑はありませんか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

主査

 なければ、進行します。

 次に、同じページの3目東部・南部防災まちづくり費について、質疑はありませんか。

加藤委員

 弥生町三丁目周辺地区防災まちづくりの推進ということで、もう来年度は東京都からの補助が最終年度となるんでしたっけ、確認します。

森まちづくり推進部弥生町・平和の森周辺防災まちづくり担当課長

 東京都の行っています不燃化10年プロジェクトの不燃化特区に関する補助金につきましては、令和2年度が期限末ということになります。国の住宅市街地総合整備事業の木造密集に係る補助金というのは、その後も続くということでございます。

加藤委員

 そうしますと、逆算した際に平成30年度の執行ぐあいというのは、おおむねいいなものか悪いものかというのを教えていただけますか。目標に到達しているのかという。

森まちづくり推進部弥生町・平和の森周辺防災まちづくり担当課長

 公共施設整備の促進と建物の不燃化促進という主に二つの分野で予算を執行させていただいております。そのうち公共施設整備のほうはおおむね進捗しております。一方、不燃化につきましては、不燃化推進特定整備事業の補助金の執行実績が9件ということで、若干予算よりは下回っているといった状況になっております。

加藤委員

 ライフステージなり、タイミングによっては来年度までにいろいろと生活再建を新たにつくり出せないような状況になったときに、でも、ひょっとしたら5年後なら大丈夫かもしれない。そんな状況になった際には、そうならないように最善の努力をされるんでしょうけれども、そういったこともあろうかと思うんですけども、そういったケースになっていく可能性があるとする中でどういう対応をなさっていくのか。そんなことは考えていない、考えたくもないというのもあるかもしれませんけれども、その辺どのようにお考えか、お伺いします。

森まちづくり推進部弥生町・平和の森周辺防災まちづくり担当課長

 先ほど申しました不燃化特区補助につきましては、最初に年限を切って令和2年度までということで集中的に取り組むという制度ですので、その趣旨に従って、こういう制度の利用の促進というのを、地元にいろいろな機会を捉えて周知をしてまいりたいというふうに思っております。

加藤委員

 事業がちゃんと終わらなかった場合に、例えば区がその後は同様の金額の穴埋めをするなんていうのを今この場で言ったら、事業がずるずるおくれてしまうだけだと思うので絶対そんなことは言わないと思いますけれども、そんなこともあり得るのかなとか、そうしないといけないのかなというぐらいの腹づもりも必要なのかなと思います。ただ、弥生町防災まちづくりは、中野区でいろいろとこれからまちづくりを進めていかないといけないという中におきましては、かなりパイロット事業として重要なものでありますので、しっかりと年度内に全て完了することを目指して引き続き頑張っていただきたいと思います。コメントというか、要望です。

久保委員

 今、加藤委員も進捗状況を聞いていらっしゃいましたけれども、不燃化推進特定整備事業補助金は9件で、不用額のほうが執行額よりも大きいですよね。ということは、目標を目指してやってきた事業というのが平成30年度はどうであったのか。先ほど、他の事業の中で件数で書かれているのが、それとまたその進捗状況って違うような部分もあるような御答弁もあったので、ここではどうだったのかを伺います。

森まちづくり推進部弥生町・平和の森周辺防災まちづくり担当課長

 平成30年度の予算の内訳を申しますと、全部で20件というものを計上していたんですが、その内訳が、建てかえが10件で、除却が10件と、それぞれ10件ずつということで予算をつくらせていただきました。実績を申し上げますと、建てかえ補助が3件で、除却補助が6件というふうになっております。

 先ほど大和町について経年的な数字が出たんですけれども、御参考までに弥生町について申しますと、平成26年度が1件、平成27年度が5件、平成28年度が8件、平成29年度が11件ということで上昇してきたところなんですが、今年はちょっと2件減ってしまったといったような状況でございます。

久保委員

 本当に先が決まっているところなので、そこは本当にやっていただきたいなと思うんですけれども、電線類の地中化の基本設計と用地測量委託、それと電線類地中化検討委託というのがここにはございます。弥生町三丁目の電線類の地中化というのは手法も含めてとても私も関心を持ち、楽しみにしているところでありますけれども、平成30年度の電線類の地中化検討委託ですとか基本設計というものは、どのようなものなのか教えてください。

森まちづくり推進部弥生町・平和の森周辺防災まちづくり担当課長

 電線類地中化検討委託ということでございますが、こちらの内容が避難道路2号線の実施設計と避難道路7号線の基本設計、あと5号、6号の予備設計といった形で進めております。

久保委員

 かなり広範囲にわたっているので、道路ごと──道路ごとという言い方が正しいかどうかわからないんですけれども、順次電線類の地中化も進めていっているということなんですかね。なので、電線類地中化の基本設計とか用地測量委託と、次の電線類の地中化検討委託というのが必ずしも同じ道路の同じ事業ではなくて、幾つかそういうふうに分かれてやっているというふうに考えてよろしいんですか。

森まちづくり推進部弥生町・平和の森周辺防災まちづくり担当課長

 ちょっと段がずれてわかりにくくて申しわけありません。電線類地中化基本設計用地測量委託という項目の内訳をその2行で下に書いたといったような表現をさせていただいております。それで、それぞれの避難道路ごとに設計の段階が違ってきているといった状況にあります。

主査

 他に質疑はありませんか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

主査

 なければ、進行します。

菊地まちづくり推進部大和町まちづくり担当課長

 すみません。先ほど久保委員の答弁のところで修正がありますので、申しわけありません。

主査

 ページはどちらですか。

菊地まちづくり推進部大和町まちづくり担当課長

 467ページの不燃化特区、不燃化推進特定整備事業補助金の64件のところで、事業件数はという形で45件というお答えをしたところで、平成28年度と平成29年度の件数がちょっと間違っていましたので、もう一回改めて説明させていただきます。平成26年度は1件、平成27年度は3件、平成28年度は10件、平成29年度は25件、平成30年度は答弁したとおりの45件でございます。大変申しわけございませんでした。

主査

 よろしいですか。それでは、進行します。

 次に、474ページから475ページ、10款都市基盤費、1項都市計画費、1目都市基盤部経営費について、質疑はありませんか。

久保委員

 部経営のところにAEDの賃借料があって、1台四季の森公園というふうにあります。AEDが要は都市基盤の所管の中では1台だけ設置がされているということですか。

安田都市基盤部都市計画課長

 四季の森公園の管理棟に置いてある1台だけです。その他は、全体で福祉推進課がまとめて契約している中の1台ということでございます。

久保委員

 福祉推進課のほうでもきっと公園に設置をしていたりということがあるのかなと思ったんですが、そういうことはないですかね。四季の森公園に1台とだけなっていて、これは私も管理棟のところにあるのは知っているんですけれども、ほかにもやっぱり大規模公園のAEDの必要性は感じていたので、それは福祉推進のほうで管理しているということもあるんですか。

安田都市基盤部都市計画課長

 都市基盤部関係で所管しているのは、この1台になっております。

久保委員

 だとすると、やはり大規模公園の中で必要性はあるのではないかなと思ったりするんですけれども、もしかしたら広町みらい公園あたりは指定管理でやっているのかもしれないので、これは平成30年度の決算ですから、その辺のことはお考えになったことはないですか。

安田都市基盤部都市計画課長

 本来なら個別でやるのではなくて、恐らくどこかで一括して必要な場所に置くべきだと思うんですけれども、駅のまちづくりの関係で都市基盤部にこれが1台残っているという形だと思います。

 あと、管理なんですね。管理ができるような体制になっているかということで、やはり管理棟があったり、エリアマネジメントをやっていたり、そういう中で決定していくべきものだと思いますので、研究をしたいと思います。

主査

 よろしいですか。他に質疑はありませんか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

主査

 よろしいですか。なければ、進行します。

 次に、474ページから477ページ、2目建築調整費について、質疑はありませんか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

主査

 なければ、進行します。

 次に、476ページから477ページ、3目都市計画費について、質疑はありませんか。

加藤委員

 自民党では、さきの総括質疑におきまして、都市計画マスタープランの改定が迫っているということで、基本構想・基本計画の中でもまちづくりというものが一番重要になってくるのではというか、そうしていかなければならないなというふうに考えてきているわけでありますけれども、そういった中で、都市計画マスタープランは2年後の改定を予定していたと思いますけれども、この時点ではどういった委託業務をなさっているのか教えてくれますか。

安田都市基盤部都市計画課長

 総括質疑でもお答えしましたとおり、基本構想の改定は上位計画の整合性ということで合わせていまして、現在、基本構想の進捗ぐあいとあわせて進めているところでございます。

加藤委員

 改定作業業務委託の中においては、上位計画が決まらないと決められないという中で、どういった作業をなさっているんですか。

安田都市基盤部都市計画課長

 改定業務に当たってはさまざまなデータを整理するということで、都市計画に関するさまざまな統計書を整理しまして、それを地図情報化したり、データ整理をして、都市計画マスタープランに係る基礎的な調査を昨年度は主にしています。あと、現行都市計画マスタープランの課題の整理、そういったところを進めてございます。

加藤委員

 上位計画が基本構想・基本計画だったりするのはもちろん、それが決まらないと都市計画マスタープランが策定できないというのはわかるんですけれども、そういったこれまでの課題というものが上位計画のほうにしっかりと伝わっていかないと、上位計画自体がおかしなものというか、目指すべき方向性を描いてくれないと都市計画マスタープランのほうにも影響が及ぼしてしまうのかなと思うんですけれども、その辺のやりとりみたいなことというのは庁内であるんでしょうか。

安田都市基盤部都市計画課長

 現在、基本構想の審議会とか部会とかで検討しています。そういった中で情報のやりとりはしていますし、都市計画マスタープランは20年後ということでちょっと長期のまちづくりで、さらに国や東京都の上位計画も踏まえていますので、そういったところで整合性、現在の新しい基本構想の改定の中での整合性を踏まえながら進めているところでございます。

加藤委員

 その後聞こうと思っていたところだったんですけれども、東京都の都市計画マスタープランはもっとさらに上と言ってしまってはあれですが、そこが結局境界条件になってくるところだと思うんですけれども、その辺のスケジュール感と想定されている中身とか、わかりましたら教えてください。

安田都市基盤部都市計画課長

 いでい委員の総括質疑にもありましたとおり、東京都も現在上位計画を見直しているところでございます。そういう中で、例えば用途地域の規制緩和といった話も出てきていますので、そういった具体的な東京都や国の情報をしっかり踏まえつつ、なおかつ基本構想との関連、整合も持たせつつしっかり進めていきたいと考えております。

加藤委員

 用途地域だったり、その辺がメインになってくるところでありますけれども、いろいろとまちづくりをしていく中において、公園だったり、区の施設、区有施設が種地になり得るのではないかというようなことも、我々の会派として訴えさせていただいているところなんですけれども、そういったところも何か視野に入れた持続可能な区政運営というより、持続可能なまちであり続けるためにどうすればいいかというのは、そういったドラスティックに抜本的なところから変えていかないといけないと思っていますので、さまざまな方向性からそういった検討を進めていただければと思います。これは要望です。

久保委員

 まちづくり技術専門員というのは、多分前からいらっしゃるのかもしれないんですけれども、これはどのような方で、何をされているんでしょうか。

安田都市基盤部都市計画課長

 前からいます。非常にスペシャリスト、都市計画、建築技術士、たくさん資格を持っている専門家でございます。

久保委員

 それで、これは予算のときは580万8,000円で、決算では471万9,200円というふうに示されております。スペシャリストの方との契約というものがいかなるものなのかよくわからないんですけれども、例えば年で契約をしているんだったら、予算どおりなんじゃないかなと思っていたんですね。でも、それはそうではなかったので、どういうことなんですか。

安田都市基盤部都市計画課長

 要綱で基本は決まっているんですけれども、都市計画マスタープランは去年本格的に進めようと考えておりました。そういう中で、地域に出て夜に説明会をしたり、地域に出ていく旅費とか勤務時間外の手当、そういったものも考えておりましたけれども、実際に去年はデータ整理ということでしたので、その分執行費が減っています。

久保委員

 ということは、都市計画マスタープランの進捗状況というか、平成30年度は予定をしていたのと少し様子が変わっていたということですか。

安田都市基盤部都市計画課長

 大きい意味では基本どおりなんですけれども、具体的に整合させるというところと進め方につきまして、例えば地域で意見交換会をやるタイミングとか、説明会をやるタイミング、そういったものはやはり基本構想を踏まえてというところでありますので、若干修正があると。今後きちっと説明していきたいと思います。

主査

 他に質疑はありませんか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

主査

 なければ、進行します。

 次に、476ページから479ページ、4目交通政策費について質疑はありませんか。

久保委員

 ここは総括質疑でも南議員が質問させていただいていて、私たちはずっと新公共交通サービスということを求めてきていて、今年度は特別委員会もできましたねということでるるお話をしているところです。それで、この業務委託のあり方なんですけれども、これはこれでの一つの成果だと思うんですけれども、例えばパーソントリップ調査であったりとか、ビッグデータの活用ということで今国土交通省も進めておりますけれども、単純な今まで行ってきたような調査というだけではなくて、都市計画マスタープランもそうですけれども、これからの中野のまちのありようですとか、人の動向ですとか、そういったことをきちっと一元的な見方ではなくて進めていかないといけないのかなというふうに思っているんです。と思いますと、さらなるこの調査というものが必要になってくるのではないかなと思うんですが、その辺はいかがお考えですか。

安田都市基盤部交通政策課長

 委員おっしゃるとおりで、この調査はそもそも交通不便地域のバス交通とか公共交通サービスという面で見ていたんですけれども、交通政策課という組織が今年できました。自転車もそうですし、総合的な交通のあり方、あるいは高橋委員のおっしゃられる乗り継ぎの円滑化、バリアフリー、ユニバーサルデザイン、そういった面で総合的な交通の考え方というのをデータとして調べていかなくてはいけないというふうに思います。

 パーソントリップもそうですけれども、そういったものを踏まえて、中野区で交通政策、バリアフリー、ユニバーサルデザインをどういうふうに考えていったらいいか。そういったものを今後考えていかないといけないのかなと。部分的に個別の事業というより、そういう面から交通政策のあり方を考えていきたいというふうに考えています。

久保委員

 平成31年度は多分そういう予算がついていないので、これからかなというふうに思いますけれども、やっぱりどういったものがこれからの区民に求められているのかというところを的確に進めていくことが大事だと思いますし、また、地域包括ケアの視点というのも、我が区においても今はすこやか圏域というようなことでさまざま進められている部分もありますけれども、そういったところで庁内でもさまざま連携を図りながらやっていかなければいけないのではないかなと思うんですけれども、その辺はどのようにお考えですか。

安田都市基盤部交通政策課長

 おっしゃられるとおりで、都市計画マスタープランにもこの考え方はきちっと入れていかなくてはいけないし、今後、少子化・高齢社会、あるいは人口減少の中で、どういうふうに中野の魅力、安全・安心というところと交通を結び付けていくか。そういうことも踏まえて庁内で議論していかなければいけないというふうに思っています。

加藤委員

 同じ新公共交通サービス検討業務についてですけれども、これは予算のとき、交通弱者支援というところでの検討だと思いますけれども、それのみの内容なんですか。対象者というか、全体なんでしょうけど、特にどこが。

安田都市基盤部交通政策課長

 昨年度は新公共交通サービスという予算項目でしたけれども、新公共交通サービスとは具体的に何かというのがなかなか見えないところがありまして、区民意識はどういう交通を求めているのかということで、昨年度は無作為に抽出した3,000世帯に交通サービスのあり方全般にアンケート調査をしております。総括質疑でも説明したとおり、おおむねの方は交通便利というのがありますけれども、そういう中で不便を感じている人たちがどういった交通を求めているか、どういった地域の人からそういう要望があるか、そういったアンケート調査をしました。

加藤委員

 交通弱者に対してどうやってフォローしていくかという検討になっていくのだと思いますけれども、そうすると、この辺は障害者だったり、高齢者の方々が対象になってくる。また、妊婦さんとかも入ってくるんでしょうけれども、そういったところの関連部署と協議するような場などは設けられているんですか。

安田都市基盤部交通政策課長

 昨年度、ユニバーサルデザインの推進計画をまとめたり、そういう会議は積極的に一緒に連携をとりながら、あるいはバリアフリーの特定整備地区の執行率との関係、そういったものもあわせて検討してございます。

加藤委員

 昨年か今年か、厚生委員会で愛知県のどこかの市へ行ったんですけれども、そこでは買い物に徒歩で行ってもらって、荷物はそのお店に持って帰ってもらうというようなサービスをしていて、多分この新公共交通サービスをフルスペックにしたら、一人ひとりがタクシーに幾らでも乗っていいよなんて話になってくるんでしょうけれども、健康寿命を延ばそうとかといったところをターゲットにすると、ある程度歩いてもらわないと健康維持できないという考え方が重要なのかなというところで、フルスペックがそれだとしたら、健康から逆に離れてしまうようなことにもなりかねないので、その辺は検討の中に入れていただけたらなと思います。これは要望です。

久保委員

 都市計画道路調整です。ここも未執行なんですよね。やっぱり220号線がすごく多岐にわたっているということで、さっき1期、2期、3期というものがあるという御説明をいただきましたけれども、これが未執行になっているのはなぜなのか伺います。

安田都市基盤部都市計画課長

 未執行でございますけれども、かなり実は進んでおりまして、道路設計、道路線形計画、警視庁協議まで昨年度は終えておりました。実際に今後事業化するというところまで来たんですけれども、組織のあり方で今後どういうふうに用地買収をするかというところになるんですけれども、用地買収の進め方につきましては、事業化決定したから、すぐ事業認可を受けて用地買収というふうにはなかなか進まないと考えておりまして、地域に入って一定の前さばきですね、権利者に情報提供をしながら、事業化に向けてスムーズにいくような形で進めようとしました。

 そこのところで用地担当と調整した中で、なかなか今後進める順番としてここが優先になるかということもありましたので、実際には事業は進めていたんですけれども、この243万円というのは、実際に用地交渉をして、権利者補償金の認定とか測量のお金ですので、そこでストップしているという状況です。

久保委員

 今伺っている道路設計とか警視庁協議は進んだと。それがちょっとここの決算の数字にはあらわれていなくて、どこで見たらいいのかなというのがちょっとわからないんですね。用地買収まで進める手法といいますか、対象者も含めてしっかり検討を図りながら進めていくという意味なんだとは思うんですけれども、それが平成31年度に継続してずっと続いていく事業でございまして、その辺のところは調整を図られて、用地買収の進め方というんでしょうか、そういったところまでは今は進んできているんですか。

安田都市基盤部都市計画課長

 まず、エリアがどこかということを説明していなかったので。これは、もみじ山通りの早稲田通りとの交差点をもとに120メートル南まで、線路側に120メートルの範囲、交差点部分のみの事業なんですけれども、そういったことで進めてきたんですけれども、実際に用地買収の進め方につきましては庁内でも検討しているところでございまして、やはりそこの組織とかと整理しながら進めていくという形ですので、都市計画では具体的に入っていないというところでございます。

主査

 他に質疑はありませんか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

主査

 なければ、進行します。

 次に、480ページから485ページ、2項道路費、1目道路管理費について、質疑はありませんか。

加藤委員

 480ページ、道路管理費の一番上の予備費からの充用というところの36万8,000円はどこに充当されたんですか。

井上都市基盤部道路課長

 こちらの予備費の充用につきましては、9月30日から10月1日にかけての台風24号による倒木処理等の応急対策業務委託に予備費を充用してございます。

久保委員

 橋梁拡幅なんですけれども、ここは減額補正をかけたところです。それで、本郷橋と下鷺橋、丸山橋のところですね。多分全部減額をかけたと思うんですけれども、現状はその後の進捗状況といいますか、どのようになっているかわかりますか。

井上都市基盤部道路課長

 こちらの減額補正につきましては、橋梁拡幅整備の進捗が遅れたことによって、中野区の負担金額と債務負担を変更したものでございました。柳橋につきましては、当初予算から668万3,000円増額になりまして、こちらは平成30年度で完成をして事業が終了してございます。そのほかで神田川では、本郷橋につきましては当初予算で3,670万3,000円を計上しておりましたが、こちらは全額減額になりまして、債務負担期間についても廃止をしてございます。

 それから、妙正寺川につきましては、下鷺橋、丸山橋についてなんですけれども、下鷺橋につきましても6,576万5,000円を計上しておりましたが、こちらも皆減してございます。丸山橋につきましては当初予算でゼロ円でございましたので、こちらについては変更がございません。現在の進捗状況につきましては、妙正寺川の下鷺橋、丸山橋につきましては、第三建設事務所のほうで工事に向けた調整を現在進めているというところでございます。

久保委員

 本郷橋のほうは、事業費としては平成31年度というか、これはどうなったんですか。さっきの廃止というのはどういう意味なのかがよくわからなかったので。

井上都市基盤部道路課長

 本郷橋につきましては、この周囲の地権者との交渉が現在も続いておりまして、現在、事業としては進捗していないというところでございます。

久保委員

 すみません。ちょっと私、このことをよくわかっていなかったんですけれども、下鷺橋と丸山橋のほうは先ほど第三建設事務所が工事に向けた協議を進めているということで、第三建設事務所がやっている事業ですよね。本郷橋は区でやっているということですか。

井上都市基盤部道路課長

 神田川、妙正寺川とも東京都の事業になりますので、事業自体は第三建設事務所が進めているところでございます。

久保委員

 道路占用のところなんですけれども、ここの事業未執行による残というのがありまして、これはどういうものなのかということを会派のほうでも疑問に思った方がいて、ぜひ聞いてきてほしいということでございまして、御説明いただければと思います。482ページの道路占用のところの元号変更に伴う屋外広告物・道路占用管理システムの改修委託費事業未執行による残というところです。

井上都市基盤部道路課長

 こちらは、元号の変更に伴う屋外広告物、あるいは道路占用管理システムのシステム改修委託を計上していたところなんですが、この事業が必要なくなったということで、未執行による残として21万6,000円が出てしまったというところでございます。

久保委員

 何で必要なくなったんですか。

井上都市基盤部道路課長

 こちらについては、元号が平成30年度中に決まらなかったために、この執行ができなかったというところでございます。すみませんでした。

竹村委員

 481ページのかなり細かいところで申しわけないんですが、土木事業調整、1 道路・河川管理事務のところの執行額の庁有車維持管理のところなんですけれども、差し支えなければ、台数と、それからこの管理の内訳などをお示しいただければと思います。

井上都市基盤部道路課長

 道路課で保有している車両につきましては、道路パトロールカーが1台、それから、軽自動車が6台ございます。内訳としましてはガソリン代、定期点検代、任意保険料、それからコインパーキング等の駐車場代が含まれてございます。

久保委員

 道路監察で違反広告物除却協力員制度なのですけれども、これは協力員の方に協力を仰いで、登録者が77人で、活動日数46日、撤去枚数1,209枚で、執行額6,600円となっております。この6,600円というのはどういうものですか。

井上都市基盤部道路課長

 こちらの6,600円に関しましては、ボランティアの方々のボランティア保険の補助をしているものでございます。

加藤委員

 484ページ、地籍調査の二つ目の中野区公共基準点再整備・維持管理業務委託等というところですけれども、これの進捗状況を教えてください。

井上都市基盤部道路課長

 今、加藤委員がおっしゃいました公共基準点再整備事業なんですけれども、こちらについては今年度、平成31年度からの3年計画でございまして、3年計画を実施する前段階の点検ということで、事業前の点検委託を行ったものでございます。

加藤委員

 今年度から再整備をしていくということだということですね。そうすると、まだ気が早いところではありますけれども、これから中野の特に西武線沿線に関してはいろいろとまちづくりが進んでくというところにおきまして、こういったところをちゃんとやっていく中で、さらに今、3級のやつをつけていると思うんですけれども、4級とかそういった細かいところまでやったほうが、まちづくりをする上で結果的に安くなるのかなと思うんですけれども、その辺何か所見がありますか。

井上都市基盤部道路課長

 公共基準点の再整備につきましては、中野区の2級、3級のものを対象としてございます。それから、地籍調査を進めていく中では、地籍測量のための図根点として4級相当のものも整備していくんですが、こちらについては事業の中で整備をしていきたいというふうに考えております。

加藤委員

 いろいろとまちづくりが進んでいく中で、効率がいい、予算が抑えられるものをしっかりと整備していただければと思います。これは要望になります。

杉山委員

 一つだけ、すみません。483ページの道路監察で違反屋外広告の撤去で、撤去枚数が1万2,558枚、処分枚数が1万2,703枚。撤去したものと処分するものは枚数が違うんですけれども、これは多分ストックか何かがあってやったのか、それだけ確認いたします。

井上都市基盤部道路課長

 保管期限がございまして、撤去したときと、それから処分をした時期が年度が異なった関係で枚数が異なるということでございます。

竹村委員

 すみません。また細々と。ページでいえば483ページ、道路監察の執行額のところで道路パトロールカー賃借料というのがあります。道路パトロールカーというのは、私が先ほど質問しました481ページの庁有車維持管理のところで先ほど答弁いただきましたパトロールカーの1台のことなんでしょうか。あわせて、中野区が所有するのは軽自動車の6台という御答弁をもらいましたけれども、この軽自動車の6台は賃借しているものなのか、中野区か所有しているものなのか、お教えいただければと思います。

井上都市基盤部道路課長

 軽自動車6台に関しましては、中野区が購入して所有しているものでございます。道路パトロールカーにつきましてはリース契約でございまして、賃借料という形になっております。12カ月で66万2,256円ということでございます。

主査

 他に質疑はありませんか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

主査

 なければ、進行いたします。

 次に、484ページから489ページ、2目道路維持・整備費について、質疑はありませんか。

来住委員

 487ページの真ん中ほどの中野坂上地下通路維持管理534万円余、その二つ下に落合地下通路維持管理負担金が275万円余、さらに東中野自由通路の維持管理負担金というのが70万3,000円余ということで、場所もそれぞれですし、区が管理する道路の部分も違いがあると思うんですが、これはそれぞれJRであったり、地下鉄であったり、大江戸線であったり、いろいろ乗り入れをしているわけですけれども、そういう事業者の負担もあわせて契約上こういう額になっているということでよろしいんでしょうか。

井上都市基盤部道路課長

 中野坂上、それから東中野駅、落合駅につきましてはそれぞれ協定を結んでございまして、例えば東中野駅でいきますと、JR、それから駅ビルのアトレと中野区の三者で協定を結び、駅ビルの管理委託等を共用部につきましては協定の中で負担額を決めてお支払いをしているというところでございます。落合駅に関しても東京メトロと第三建設事務所、こちらは環状6号線の地下を通るものですので、東京都と東京メトロ、それから中野区の三者で協定を結んでいるといったところでございます。坂上に関しましては、サンブライトツインと協定を結んで管理契約を行っているというところでございます。

来住委員

 そうしますと、毎年この管理費がお互いに発生をして、負担を区もすることになるんですが、額的にはこういう協定の中で半分の割合で負担をし合っていると思うんですけれども、毎年管理していただく事業者さんとの契約に基づいて額が変わってくるということになるんでしょうか。

井上都市基盤部道路課長

 例えば、東中野の自由通路の部分につきましては、駅ビル自体の中野区所有部分の占用面積で負担割合を決めておりまして、中野区の負担はおよそ9.1%ということで協定を結んでございます。駅ビル全体で日常管理ですとか、あとは給排水の点検ですとか消防点検、そういったものにかかった費用を面積案分をしてお支払いしているというところでございます。

来住委員

 東中野の自由通路の部分と、いわゆるロータリーの広場の部分については清掃も含めた管理もあわせてそれぞれ分けているということでよろしいんですか。

井上都市基盤部道路課長

 委員おっしゃるとおりで、自由通路の部分の負担金につきましては、アトレとの協定に基づいてお支払いをしていると。そのほかの自由通路の清掃に関しましては、協定に基づかずに中野区が独自で清掃業者と契約ができるもので、こちらは入札で決めております。それから、駅前広場につきましても、同様に中野区のほうで契約をして、入札で決定をしているというところでございます。

久保委員

 道路維持補修工事のところで建設6の資料なんですけれども、485ページになりますが、路面舗装の4294.5平米で、この10年間の経緯を見ておりますと、平米数と必ずしも執行額が一致をしているわけでもないように思ったりもするんですけれども、どう見たらいいのかがちょっとわからなかったんですね。平米だけではなくて、ほかにもさまざまな要素があってのことだと思うんですけれども、ただ、例えばいわゆる人件費ですとかさまざまなところを考えて、こういったところが単価が上がってきたりとかしているとか、そういった要素も含まれているのかどうかというところをちょっと教えていただきたいんですが。

井上都市基盤部道路課長

 委員おっしゃるとおりで、人件費等の高騰もございますし、昨今では交通誘導員の人件費も上がっていることもありますし、それから丁寧な誘導ということで誘導員の数をふやしているところもございます。そういった関係で、面積と金額が比例して相関関係にあるということではないというところでございます。

主査

 よろしいですか。他に質疑はありませんか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

主査

 なければ、進行いたします。

 次に、488ページから489ページ、3目無電柱化・新設道路費について、質疑はありませんか。

久保委員

 新設道路整備のところなんですけれども、野方三丁目交差点改良事業未執行による残というのがございますが、これはどのようなものか教えてください。

井上都市基盤部道路課長

 連続立体交差事業に伴って交差点改良が必要になるというふうに検討をしていたところなんですが、近隣住民との合意が得られなかったためにこちらの交差点改良自体ができなくなったものということで、未執行となっているところでございます。

久保委員

 連立に伴ってということなので、これは必ずやらなきゃといったら変ですけれども、調整してやっていただかなきゃいけないんだろうと思うんですが、これは今どうなっているんですか。その後は進捗が見られたんでしょうか。

角まちづくり推進部長

 こちらの事業につきましては、今課長のほうから説明させていただきましたけれども、交差点改良ということで地権者の方に意向を確認したところ、まだそういったことにはなかなか御賛同いただけないという状況がありますので、その後も機会を捉えまして説明に努めている状況でございます。具体的な進捗というのはまだ見込まれていない状況でございます。

主査

 他に質疑はありませんか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

主査

 なければ、進行します。

 次に、488ページから493ページ、4目自転車対策・地域美化費について、質疑はありませんか。

加藤委員

 491ページの放置自転車対策のところで、放置自転車の撤去、移送の台数が1万590台となっており、昨年度の決算を見させていただくと1,000台以上減っているなというふうに見えるわけですけれども、その要因がわかったら教えてください。

安田都市基盤部交通政策課長

 全体として減っているところはありますけれども、特に大きいのが中野駅周辺の数が減っていまして、それは新北口中央の駐車場がなくなったことで、そのあたりの工事が入りまして、駅周辺の数が減っているというふうに考えております。もう一つは、全体として減っている傾向にあるということで、そこはちょっとわからないんですけれども、少しずつ減っているというような傾向でございます。

加藤委員

 大分前に一般質問をさせていただいたんですけれども、ずっと中野に住んでいる人は、もはや駅周辺に自転車を置く人なんていないわけで、二、三年住んでいれば多分撤去されるから置かないとなると思うので、恐らくはルールを知らないのかなというところがあって、だから、中野の住まい方みたいなもののところで、ごみ捨てに次ぐぐらいのキャンペーンを張るのはすごい重要なのかなと思って、多分ごみ捨てと自転車ぐらいしか区とかかわるところはあまりないのかなと思うので、その辺の周知徹底、要因分析。これから外国人がさらにふえていくという中で、そういうのもルールがわからない人も多いと思いますので、その辺の対策を原因を分析した上で講じていただければと思います。要望です。

主査

 分科会を休憩します。

 

(今後4時59分)

 

主査

 分科会を再開します。

 

(午後4時59分)

 

 小宮山委員

 493ページの自転車駐輪場の事業実績なんですけれども、杉山公園地下の利用実績というのが、要求資料のうち16%と非常に低くなっておりまして、区内でも断トツ低い数字になっています。近隣に鍋横駐輪場がありますが、鍋横駐輪場は鍋横区民活動センターの新規開設、新築に当たって一時的に使えなくなります。使えなくなったときに、杉山公園地下の駐輪場というのはいわゆる子ども乗せ自転車が入れられなくなります。なので、この地域で子ども乗せ自転車をとめられる場所がどこにもなくなってしまいますが、そのあたりの対策などは何かお考えでしょうか。

安田都市基盤部交通政策課長

 まさにおっしゃられるとおりで、鍋横の駐輪場がなくなる。適切に杉山公園に誘導を図っていきたいんですけれども、実際になじまない自転車がある。そういったところはきちっと対応していかないといけないので、その辺の検討はしていくのと、やっぱり鍋横の地下の駐輪場も実際は普通の自転車は使いやすいんですね。そこをきちっと知らせていくのと、あと、朝の通勤時で忙しいとき、どうやったら円滑にスムーズに収納できるか。そういったことも含めて検討を進めていきたいと思ってございます。

杉山委員

 小宮山委員から話が出たので、ちょっと私のほうでも。493ページの自転車駐車場運営に関してですが、これは歳入と歳出、歳入の話はまた後でやるとして、歳出のほうがたしか全部で2億8,600万円、たしか歳入が1億7,000万円とか、8,000万円とか、そういうレベルだと思います。歳入と歳出とんとんまでにはいかないと思いますけれども、要求した資料に書いてある金額、月額利用とかそういうものを見直すのとは別に、歳出のほうでも運営費、管理業務及び収納事務委託費用1億8,700万円とかあります。こういうのを抑えていけるのかどうかという検討はしていきたいところなんですが、一まとまりになっていますけれども、内訳がもしわかったら教えていただけますか。

安田都市基盤部交通政策課長

 まず前段の質問ですけれども、歳入と歳出が合わないというところなんですけれども、一番歳入が減になったのは、中野駅の駅前の駐輪場が大きくごそっとなくなったこと、あと南口の駐輪場がなくなったこと。おおむねとんとんに近いところに行っていると思うんですけれども、そういったところで減が生じています。

 全体の中での利用率ですけれども、大体6割ぐらいの利用率なんですけれども、先ほど説明しましたように、2カ所、四季の森と杉山公園が地下なんですけれども、こちらが利用率が少ないという傾向がございます。

杉山委員

 利用率はまた歳入のところで話しますけれども、何とか減っちゃった分だけ稼がなきゃいけないというのもあると思います。四季の森公園のところは結構便利ですけどまだまだあいている状況ですよね。何か対策を打っていけたらなと思います。金額的なものに関してはまた後日ということで、失礼いたします。

久保委員

 先ほどの杉山公園の地下自転車駐車場はずうっと言われている話で、見直さないんですか。

安田都市基盤部交通政策課長

 まず大きくは、工事をして全面取りかえがあるかもしれないんですけども、実際私も見まして、普通の自転車は結構スムーズに行くと。ただ、目立たないんですね。そういうところを円滑にスムーズに行けるかどうかというのをまず確かめたいなと思います。朝のときに警備員を置きまして、機械では自動的に入っていくので、個人が機械に入れると順番で並ばないといけないんですけれども、そうではなくて、朝のときは警備員がどんどん受け取って、自動的に入れていけばスムーズに入っていく。通勤される方はそこで渡して通勤して、自転車は登録制なので自動的に入っていきますので、取り出すときはその人が取れるという、そういったところの工夫がきくかどうかというのを試しながら考えていきたいというふうに考えております。

主査

 他に質疑はありませんか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

主査

 よろしいですか。

 それでは、分科会を暫時休憩します。

 

(午後5時05分)

 

主査

 分科会を再開します。

 

(午後5時05分)

 

 休憩中に御協議いただきましたとおり、本日の審査はここまでとし、残りは次回の分科会で審査を行いたいと思いますが、御異議ありませんか。

 

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

 

主査

 御異議ありませんので、本日の審査はここまでとします。

 次回の建設分科会は、あす9月27日午後1時から当委員会室において開会することを口頭をもって通告します。

 以上で本日の日程は終了しますが、各委員、理事者から発言はありませんか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

主査

 以上で本日の建設分科会を散会します。

 

(午後5時06分)