令和元年10月08日中野区議会総務委員会(第3回定例会)
令和元年10月08日中野区議会総務委員会(第3回定例会)の会議録

中野区議会総務委員会〔令和元年10月8日〕

 

総務委員会会議記録

 

○開会日 令和元年10月8日

 

○場所  中野区議会第1委員会室

 

○開会  午後1時00分

 

○閉会  午後1時44分

 

○出席委員(9名)

 山本 たかし委員長

 内野 大三郎副委員長

 立石 りお委員

 内川 和久委員

 小林 ぜんいち委員

 白井 ひでふみ委員

 浦野 さとみ委員

 大内 しんご委員

 酒井 たくや委員

 

○欠席委員(0名)

 

○出席説明員

 副区長 白土 純

 副区長 横山 克人

 企画部長 高橋 昭彦

 企画部財政課長 森 克久

 企画部情報システム課長、総務部新区役所情報システム担当課長(企画部参事事務取扱) 平田 祐子

 企画部企画課長 杉本 兼太郎

 企画部基本構想担当課長 永見 英光

 企画部広聴・広報課長、業務改善課長 高村 和哉

 総務部長 海老沢 憲一

 危機管理監 志村 和彦

 危機管理担当部長、新区役所整備担当部長 滝瀬 裕之

 総務部総務課長 石濱 良行

 総務部法務担当課長 尾関 信行

 総務部職員課長 中谷 博

 総務部施設課長 髙田 班

 総務部用地経理課長 吉沢 健一

 総務部用地担当課長 小倉 洋

 総務部危機管理課長 田中 謙一

 総務部防災担当課長 山田 健二

 総務部生活・交通安全担当課長 佐々木 和夫

 総務部新区役所整備課長 中村 洋

 会計室長 浅川 靖

 選挙管理委員会事務局長 松原 弘宜

 監査事務局長 小谷松 弘市

 

○事務局職員

 事務局長 吉村 恒治

 事務局次長 小堺 充

 書記 遠藤 良太

 書記 山口 大輔

 

委員長署名


審査日程

○所管事項の報告

 1 オープンデータの取組状況について(情報システム課)

 2 中野区表彰式の開催について(総務課)

 3 議会の委任に基づく専決処分について(法務担当)

 4 区長を被告とする訴訟の提起について(法務担当)

 5 予定価格5千万円以上の工事請負契約の入札結果について(用地経理課)

 6 災害時における相互応援に関する協定の締結に向けた取組について(危機管理課)

 7 その他

1 台風15号に伴う区の対応等について(危機管理課)

2 平成31年度中野区総合防災訓練及び中野区帰宅困難者対策訓練の実施について(危機管理課)

〇所管事務継続調査について

〇その他

 

委員長

 定足数に達しましたので、総務委員会を開会いたします。

 

(午後1時00分)

 

 本日は、お手元の審査日程(案)(資料1)のとおり進めたいと思いますが、御異議ありませんか。

 

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 御異議ありませんので、そのように進めます。

 なお、審査に当たっては、3時ごろに休憩を入れ、5時を目途に進めたいと思いますので、御協力をお願いします。

 議事に入ります。

 きのうに引き続き、所管事項の報告を受けます。

 初めに1番、オープンデータの取組状況についての報告を求めます。

平田企画部情報システム課長

 それでは、お手元の資料(資料2)に基づきまして御報告させていただきます。

 中野区におきましては、ことしの1月に定めた中野区の新たな区政方針、また、ことしの6月に定めました中野区オープンデータガイドラインにおきまして、取り組み可能なところからデータの公開を順次進めていくこととしてございます。この方針を踏まえまして、今年の9月、区のホームページ及び東京都のデータカタログサイトにおきまして、中野区の保有するデータの一部をオープンデータとして公開いたしました。

 まず、公開開始日でございますが、本年9月18日でございます。

 掲載サイトでございますが、2カ所ございまして、中野区のホームページ及び東京都のオープンデータカタログサイトの2カ所で公開してございます。

 現在公開中のデータは、お手元の資料にございますように、13種類のデータでございます。国が地方公共団体に対して公開を推奨するデータ、推奨データセットというものがございますが、その中で、中野区に該当施設が存在しない指定緊急避難場所一覧以外の全てのデータセットを公開してございます。

 公開するデータの形式でございますが、基本はCSVファイルでございます。ただ、一部、イベント一覧のみ、区のホームページシステムが自動的に作成しておりますので、XMLファイルということになってございます。両方ともデータの5段階評価の中では第3段階のものでございます。

 また、データの更新頻度でございますが、データによって、それぞれの所管での更新頻度が異なりますので、鮮度維持のため、随時更新を行ってまいりたいと考えております。

 また、今後の予定でございますが、公開データ、準備の整ったところから順次拡大を図っていきます。また、データの公開及び活用に取り組むための基本方針を策定したいと考えております。

 御報告は以上でございます。

委員長

 ただいまの報告に対して質疑はありませんか。

立石委員

 ありがとうございます。まず、掲載サイトについて、中野区のホームページと、もう一つ、東京都のオープンデータカタログサイト、掲載していると思うんですが、それ以外にも、例えばリンクデータ、オルグとか、ほかの外部サイトがあると思うんですが、あえてこの東京都のカタログサイトを選択した理由は何でしょうか、教えてください。

平田企画部情報システム課長

 民間のカタログサイトも今後は検討してまいりたいと思っておりますが、まず、東京都のカタログサイトに掲載することで、自治体間の横断検索ができるように、そういったことから東京都のカタログサイトを使用してございます。

立石委員

 じゃ、準備が整い次第、また民間のサービスサイトへの掲載も検討していくということですね。

 それと、今後の予定のところで、順次公開データの拡充を図っていくと、準備が整ったところからとおっしゃっておりますが、今後データを拡充していく上で、例えば情報システム課が主導して、そういったデータを集めていくとか、あるいはどういうデータを次に公開しようと想定されているか、その辺の考えを確認させてください。

平田企画部情報システム課長

 現段階では、取り組みの最初ということもございまして、情報システム課の方でデータの収集ですとか、データの変換等を行っておりますけれども、将来的にはデータがふえていくと、情報システム課だけでは担い切れないことも考えられますので、全庁的な取り組みということも考えてまいりたいと思っております。

 また、公開するデータでございますが、所管との調整がいろいろございますので、そちらの調整が整ったところから、順次公開してまいりたいと考えております。

立石委員

 ありがとうございます。オープンデータに関しては、もう先進自治体、先行自治体がありまして、鯖江市とか、横浜とか、23区ですと世田谷とかですかね、そういった先進自治体と情報交換もしつつ、民間や区民のニーズが高いデータなども早急に対応して公開を進めていただければと思っております。

 それと、基本方針を今後策定するとございますが、こちらの時期と何か想定している内容のイメージみたいなものがあれば教えてください。

平田企画部情報システム課長

 こちらの基本方針につきましては、例えば民間との連携で、データを活用した連携ですとか、そういったものを盛り込んでいきたいと考えております。

大内委員

 まず、3の公開中のデータのところの、一番最後の「オープンデータ一覧」ってあるんですが、これは何ですか。

平田企画部情報システム課長

 こちらにつきましては、中野区で公開しているデータの一覧になってございます。

大内委員

 中野区で公開しているデータの一覧、その前に書いてあるやつのことじゃなくて、また違うものということですか。要するに、AED設置箇所から、そのほかずっと書いてあるでしょう。このことを指しているんじゃなくて、またほかのものが何かあるわけ。

平田企画部情報システム課長

 いえ、ほかのものではなく、前に書いてあるデータが一覧になっているものでございます。

大内委員

 別にこだわるわけじゃないけど、前に書いてある「オープンデータ一覧」は、どういう意味なの。また「オープンデータ一覧」って書いてあるというのは何か意味があるわけでしょう。

平田企画部情報システム課長

 現段階では13種類ではございますが、今後ふえてきた場合に、どんなものがオープンデータになっているかということをこの一覧で確認するためでございます。

大内委員

 「オープンデータ一覧」って、この前の13個がただ書いてあるだけなの。もうちょっとふえたら意味があるけど、オープンデータって開いたら、前のが書いてあるだけじゃ、ちょっと意味がね。だったら、一番トップに持ってくるだとか、「オープンデータ一覧」があって、その下にこうあるんだったらあれだけど。まあ、いいです。

 あと、データファイルの形式で、CSVというXMLファイルとかいうのは、僕は詳しくないんで、教えてください。

平田企画部情報システム課長

 CSVファイルといいますのは、データの間がカンマで区切ってあるファイルになっておりまして、いわゆるオープンデータ、機械判読可能なものということになっておりますので、そういったカンマで区切ってあると読み込んだときにデータとして認識しやすいというものでございます。

 また、XMLファイルもほぼ同じ形でして、カンマのかわりにタグと呼ばれるもので区切ってあるというものでして、同じく機械判読したときに使いやすい形ということになっております。

大内委員

 じゃ、なぜ全部CSVにしないんですか。なぜXMLファイルに統一しないんですかって、分けてある理由は何なんですか。

平田企画部情報システム課長

 CSVもXMLファイルも、両方ともオープンデータとして扱えるものですので、イベント一覧だけはホームページシステムが自動でXMLファイルをつくってくれますので、それをそのまま利用しているところでございます。

酒井委員

 現在公開中のデータを今、拝見させていただきました。イベント一覧だけ、ちょっと他のオープンデータと書きようというんですかね、違うわけなんですね。こういったものは統一があるのか、このような形でいいのかというのをまずちょっと確認で教えてください。

平田企画部情報システム課長

 区としましては、両方ともオープンデータとして認められている形式ですので、統一するということではなく、両方で出していったものでございます。

 今後、もしファイルの形式がバラバラで使いにくいというお声があるようでしたら、統一も検討したいと考えております。

酒井委員

 やっぱり見ると、かなりイベントのところというのはもう羅列されていて、非常にちょっと見づらいところがあるんで、こういったのってやっぱり見直していったりもあるんですか。いや、そうでなく、このような形でそのまま出すのがオープンデータだっていう理解でいいんですか。

平田企画部情報システム課長

 委員御指摘のとおり、オープンデータにつきましては、機械が見るものを想定しておりますので、目で見やすいものというのは、大概機械には見にくいような状態ですので、このような形で公開していきます。

酒井委員

 よくわかりました。ありがとうございます。

 それで、今現状、国の推奨データセット、基本編というふうな形で第1段階でやってるわけですね、13種類。緊急指定場所のところはないんで、やっていませんよと。他方、応用編というのも国のほうであるわけですよね。じゃ、今後は、まずは応用編のところを区のほうでできるものはないかっていうふうにやってふやしていく、そういうふうなイメージでいいですか。

平田企画部情報システム課長

 応用編のほうにつきましては、区の持っているデータというのが少ない状況になっております。ですので、今後、応用編も検討しつつ、御要望のあったようなデータを優先的に公開していくような形も検討してまいりたいと考えております。

酒井委員

 確かに拝見すると、応用編というところが、民間のところも入っておりますし、実際に利活用しやすいものなのかな、声があるのかなというと、そのとおりだと思いますので、そうだと思います。

 それで、ちょっと最後に教えていただきたいんですけれども。先進的な自治体だと、先ほど立石委員の方から鯖江、有名ですよね。そういうところだと、このオープンデータというのは、当区では今13種類のデータなんですけど、多いところだと、もうどれぐらい、要するに種類を――今だと13種類出しているわけでしょう。多いところだと、もっと多いんですか。それとも、今は全体的に立ち上げの状態なんで、国の推奨する基本編ぐらいなんだっていう理解なのか、ちょっとその辺を教えてください。

平田企画部情報システム課長

 中野区は、推奨データセットで始めたばかりということがありまして、オープンデータの数からいくと決して多い方ではございません。委員御案内の鯖江ですとか、23区でいきますと、新宿区が積極的に取り組んでいるんですが、数からいくと、大体中野区の倍以上、新宿でも公開している状況でございます。

浦野委員

 関連してお聞きしたいんですけれども、今、そうすると、23区ではどれぐらいこのオープンデータを公開している自治体、23区中の状況を確認させてください。

平田企画部情報システム課長

 ことしの4月の時点のデータになりますが、23区中18区が取り組んでいる状況でして、5区が残っておりました。中野区もその5区の中に入っている状況でした。

 ただ、国の方でいろいろと働きかけなどもありまして、今年度中には23区全てが取り組んでいく状況になるというふうに聞いてございます。

浦野委員

 わかりました。東京都のオープンデータカタログサイトを見ると、23区でも半分ぐらいは載せていない区があるようなんですけれども、これは自治体ではやっているけれども、こちらには掲載をしていない、今の数でいうとそうなのかなと思うんですけれども、これはここに載せるか載せないかっていう何か基準とかというのはどういうふうになっているんでしょうか。

平田企画部情報システム課長

 東京都のオープンデータカタログサイトに載せますと、利用規約が東京都の利用規約になります。

 それで、中野区の場合は取り組みが後発だったということもあって、利用規約そのものを東京都に合わせていく形で作っております。ただ、先行して取り組んでいる自治体によりましては、東京都の利用規約と違うものがあるというふうに聞いてございまして、そういったところは東京都のカタログサイトには載せないという判断もあろうかと考えております。

浦野委員

 参考までに、その東京都の利用規約と先行してやっている自治体でのその違いの部分というのは、どういう規約の内容になっているんでしょうか。

平田企画部情報システム課長

 2次利用の責任の部分ですとか、あと、利用規約の部分ですと、クリエイティブ・コモンズ・ライセンスという、著作権のところですね。その扱いが違ったりしているというふうに思います。

浦野委員

 わかりました。中野区としては、これ、2定のところで、やりますよという報告があって、今回、今こういう状況ですよという報告だと思うんですけれども、まだ始まって一月もたっていないので、反応とかっていうのはまだないのかもしれないんですけど、これ、やってみての、何かそういう反応とかがあれば教えてください。

平田企画部情報システム課長

 委員御指摘のとおり、まだ時間がたっていないということもございまして、私どものほうへの問い合わせ等は今のところございません。

浦野委員

 私も直接的には伺ってはいないんですけれども、ちょっと別のもので、例えば保育園のママさんたちが、今中野区の保育園の地域の偏在だとか、その地域にどれぐらいお子さんがいて、そのニーズと今ある配置状況でどうなのかって、それぞれ何か皆さんが、区の区政概要とかから引用しながら、自分たちでマッピングされている方がいて、資料でいただいたこともあったんですけれども、そういうのにも活用できていくのかなと思うんですけれども。

 先ほど立石委員の質疑の中で、今後どういうものを載せていくのかという中で、御説明の中でも、準備が整ったところからというふうにあったんですけれども、例えばその区民の方がこういう今、区が持っているデータをここに公開してほしいというような要望があった場合には、それも一定反映をさせていけるという状況なんでしょうか。

平田企画部情報システム課長

 データの所管がある話ですので、それを優先的にというのは検討を要するかと思いますが、そういう御要望があれば、積極的に取り組んでいきたいと考えております。

浦野委員

 そうすると、情報としては、データのここの所管のところに届けてもらうというような形でよろしいんでしょうか。

平田企画部情報システム課長

 ホームページのオープンデータの欄に問い合わせ先がございます。そちらにお寄せいただければと思います。

白井委員

 中身についてちょっとお伺いしたいと思います。AEDの設置一覧なんですけども、これ、拝見すると、区有施設の110幾つぐらいが現在、オープンデータの対象になっているということでよろしいでしょうか。

平田企画部情報システム課長

 今回のオープンデータにつきましては、区有施設のみでございます。

白井委員

 一方、中野は、便利地図といった、いわゆるAEDの広報に努めておられます。これらは区有施設だけでしょうか、お伺いしたいと思います。

高村企画部広聴・広報課長

 網羅的ではありませんが、区有施設以外も入ってございます。

白井委員

 これ、なぜ差があるんでしょうか。

平田企画部情報システム課長

 こちらのAEDの便利地図のほうにつきましては、所管の方で調査をかけ、その結果を反映しているというふうに聞いてございます。ただ、今回、オープンデータとして出す場合には、最新のものということもございまして、メンテナンスができていない部分については除いて、区有施設のみというふうになったということでございます。

白井委員

 そうすると、今の話だと、中野区の広報でやっているのはメンテナンスができていないということですか。

高村企画部広聴・広報課長

 メンテナンスはしておりますが、各所管において入れているので、正直言いますと、多少の差異はありますので、完全なデータになっていないというのが一つ課題だというふうには認識してございます。

白井委員

 例えば、こういうことなんですよ。一般の事業者もそうですし、区民の方も、何かあったときに区内で一番近いAEDってどこにあるんだろうって見るときに、事業者さんが例えばアプリを構成してくれるとなったときに区のデータが公開されている。そうすると、ソフトを組み上げて、それを載せることによって、すぐに地図情報にできるって、こういう活用なんですね。ところが、限定してしまって区の施設だけだと、ほとんど情報公開されていないに等しくて、一方、区のほうのやつでは、マップで公開していますよっていうのであれば、わざわざオープンデータを活用しなくて、区のマップを見ればそれで済む話なんですよ。だから、何て言うんですか、オープンデータをとりあえず開示していますよっていうだけじゃなくて、本当にそれで成果物をどう得ていくのかっていうところがないと意味がなくて、それぞれの所管に任せていますから温度差がありますっていうんだったら、そこから取り直した上で、区としてはここまでだけども、これを活用してもらえれば、区民の皆さんがもっと活用してもらえるだとか、見やすくなるってやらないと、とりあえず区でやっていて、区では公開しているんだけど、それも限定的にだけオープンデータにしていますっていうだけだと、これ、成果物は何が出てきますかって。区のホームページどころか、区有施設で公開しているデータだけになってしまうじゃないですか。

 だから、今後の戦略として、オープンデータの説明があったときに、どうしたいのって、区としてって。ここがないと成果物になんてたどりつかないって話を前回させてもらったところなんです。この点、今後どうやって取り組みますか。

平田企画部情報システム課長

 現段階では、区有施設のみということになってございますが、委員御指摘のとおり、やはり活用の部分というのも目線の先に入れて考えていく必要があると思っております。今後、データの範囲につきましても拡充したいと考えているところでございますが、それぞれのデータの所管があるということもございますので、所管と協議しながら進めてまいりたいと考えております。

白井委員

 今の答弁で、そのままでいいと思うんですけど、その先にあるんじゃなくて、そこを目指していないと意味がないですから。とりあえず言われて、後追いかけで、みんなやっているから、とりあえず最低限だけ、データを公開しておけばいいやってやってしまうと、何にも多分成果物、出ないですよ、つながらないですよ。どうやったら、本当に公開してもらった上で活用できるんだろうっていうところを準備していかないと、この取り組み、なかなか物になるものにはならないというふうに思います。最後のは意見です。

小林委員

 今、さまざま出ましたので、1点だけ伺います。今後の予定の中で、最後に、基本方針を策定するというふうにあります。基本方針、いつごろ、どんな内容で策定をされていく予定ですか。

平田企画部情報システム課長

 基本方針につきましては、民間とのデータを活用した連携等につきまして、方針として定めてまいりたいと考えているところでございます。今現在、まだ検討段階でございますが、年度末までにはお示ししたいと考えております。

小林委員

 年度末までということで、民間とこれから協議をしながらということなんですけども、既に9月18日から一月弱、20日余りっていうんですかね、公開されてたちました。まだ活用の度合いはそんなに多くはないけれども、これから、あと半年後には大分活用されていくのかなっていうふうに思うんですけども、その基本方針、区としてどういうふうに定めていくのか。もちろん他区でもそういうふうにされているんでしょうけれども、年度内というのは、相当時間がある中で、既に活用も始まってきている、利用もされている、公開が始まってから日にちもたってきているという中で、少しゆっくり目なんではないのかなというふうに考えますけども、その辺のお考えはいかがですか。

平田企画部情報システム課長

 こちらで考えております基本方針でございますが、個々のオープンデータの活用だけではなく、民間との連携ですね、活動、そういったものについても方針の中に定めてまいりたいと考えているところでございます。

小林委員

 活用するのは、個人というよりも、どっちかというと、このオープンデータを活用してそれぞれの分野でより使いやすいというんですかね、情報を共有していきたいという方々がされるんでしょうけども、民間の、特に事業者においては多く活用することによって、より鮮明なものをつくっていきたい。また、活用することによって、例えば観光ですとか、住民の移動だとか、そうすると、先方の自治体でも活用可能になってくるというようなこともあると思うんですけども、早目に基本方針、活用の方針を定めながら、より効果的な活用――せっかくオープンデータとしてアップしていくんであれば、よりよいものにするために早目に、年度内ってなるか、わかりませんけども、年内にとか、少なくても、早目に基本方針を定めながら、活用のされるものにしていっていただければというふうに思います。

内川委員

 今のところなんですけれども、2019年から中野区オープンデータガイドラインにおいて公開を順次進めていると。最後のところに、データの公開及び活用するために基本方針を策定すると。ガイドラインと基本方針はまた別に策定するということですか。

平田企画部情報システム課長

 ガイドラインにつきましては、こちらのオープンデータそのものに関するガイドラインでございます。年度内に定めようとしている基本方針につきましては、オープンデータそのものだけではなく、データの利活用、そういったところについての基本方針を定めてまいりたいと考えているところでございます。

内川委員

 ということは、二本立てになるという理解でよろしいですね。

 それと、中野区に該当施設が存在しない指定緊急避難場所一覧、これは中野区以外の区では、これはあるんですか。

平田企画部情報システム課長

 指定緊急避難場所というのが、例えば津波が来たときに逃げ込む場所だとか、そういうものを指定緊急避難場所というふうになっていると――インターネットで調べたんですが、そういうことになっております。中野区にはないんですが、沿岸部の自治体には一部あるところもあるというところです。

内川委員

 ということは、例えばその一時避難場所、避難所というデータは、今のところはまだ公開されてない。

平田企画部情報システム課長

 避難場所のデータにつきましては、今後の取り組みになっております。

内川委員

 そういう安心・安全にかかわるデータって、やっぱりいち早く公開すべきなのかなと思いますので、これは要望としておきます。

委員長

 他に質疑はありませんか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 質疑がなければ、以上で本報告について終了します。

 次に2番、中野区表彰式の開催について報告を求めます。

石濱総務部総務課長

 中野区表彰式の開催について報告いたします(資料3)。

 中野区表彰条例に基づきまして、中野区表彰式を10月31日(木曜日)午後2時から区役所7階の会議室において開催いたします。

 ことしの受賞者数は21名で、表彰状15名、感謝状6名でございます。

 区議会議員の皆様方には、後日、御案内と受賞者名簿をお届けいたしたいというふうに思っております。

 報告は以上でございます。

委員長

 ただいまの報告に対して質疑はありませんか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 質疑がなければ、以上で本報告について終了します。

 次に3番、議会の委任に基づく専決処分についての報告を求めます。

尾関総務部法務担当課長

 それでは、議会の委任に基づく専決処分について御報告させていただきます(資料4)。

 事故の概要といたしましては、資料の2の(3)にございますように、区の職員がごみの収集作業のため、相手方が管理するマンションの敷地内におけるごみ置き場に清掃車を駐車し、収集作業を終えて当該マンション敷地に隣接する区道に出るために当該清掃車を前進させたところ、当該清掃車の左側後部のウインカー部分が当該マンションの外壁に接触し、当該外壁のタイルが破損したというものでございます。

 和解の要旨は、3に記載のとおりで、令和元年9月18日に和解が成立いたしました。

 区の損害賠償責任につきましては、5にございますように、本件事故は、清掃車を運転していた区の職員が前進時の左後方確認を怠ったことにより発生した事故であり、相手方がこうむった損害の全額について区が賠償責任を負うものと判断いたしました。

 賠償額につきましては、6にございますように、破損したタイルの修理費3万2,400円でございます。

 なお、賠償金は、既に保険会社より修理業者に支払われてございます。

 事故後の対応につきましては、7にございますように、所属長から関係職員に対して厳重注意するとともに、運転者適正診断の受診、安全確認研修の受講をさせ、安全運転の徹底を図りました。また、所属長から、清掃車を運転する職員全員に対して注意喚起及び指導を行うとともに、運転者適性診断の受診や安全確認研修の受講を計画的に実施することとしております。

 以上で報告を終わらせていただきます。

委員長

 ただいまの報告に対して質疑はありませんか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 質疑がなければ、以上で本報告について終了します。

 次に4番、区長を被告とする訴訟の提起についての報告を求めます。

尾関総務部法務担当課長

 それでは、区長を被告とする訴訟の提起について御報告させていただきます(資料5)。

 事件名は、損害賠償請求住民訴訟事件、当事者は、原告、中野区民、被告、中野区長でございます。

 事案の概要につきましては、4の事案の概要にございますとおり、東京都震災対策条例に定める避難場所である平和の森公園の再整備工事において、難燃性、または不燃性ではない材料を工作物として埋設設置する作業が行われており、この違法な工事を含む本件平和の森公園再整備工事請負契約の締結及び履行は、同条例に違反すると主張し、被告に対し、中野区長酒井直人に本件材料の代金相当額である1億213万円の損害賠償を請求することを求める住民訴訟でございます。

 原告の主張する請求の趣旨及び原因につきましては、5の請求の趣旨及び原因に記載のとおりでございますので、お読み取りいただければと存じます。

 以上で報告を終わらせていただきます。

委員長

 ただいまの報告に対して質疑はありませんか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 質疑がなければ、以上で本報告について終了します。

 次に、5番、予定価格5,000万円以上の工事請負契約の入札結果についての報告を求めます。

吉沢総務部用地経理課長

 それでは、予定価格5,000万円以上の工事請負契約の入札結果につきまして御報告させていただきます(資料6)。

 こちらは定例会ごとに、前回報告からこれまでに契約に至りました案件について御報告させていただいているものでございます。今回につきましては、令和元年6月21日から9月25日までの入札結果になってございまして、13件でございました。

 3ページ以降に、案件ごとの概要、入札経過を記載してございます。後ほどお読み取りいただければと思います。

 簡単ではございますが、報告は以上でございます。

委員長

 ただいまの報告に対して質疑はありませんか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 質疑がなければ、以上で本報告について終了します。

 次に6番、災害時における相互応援に関する協定の締結に向けた取り組みについての報告を求めます。

田中総務部危機管理課長

 それでは、災害時における相互応援に関する協定の締結に向けた取り組みにつきまして御報告をさせていただきます。お手元の資料(資料7)をごらんいただければと思います。

 区は、中野区地域防災計画に基づきまして、平常時にさまざまな交流のある自治体と災害時における相互応援に関する協定を締結してきております。このたび「東北復興大祭典なかの」開催に関する協力など、かねてから交流のある青森県黒石市と相互応援協定の締結に向けた取り組みを進めているもので、このたび御報告をさせていただきます。

 まず1、中野区地域防災計画での位置付けでございますけれども、相互の応援、協力による応急対応力の確保といたしまして、交流のある自治体から情報を収集し、相互援助協定の締結が可能なところから順次締結をしていくこととしているところでございます。

 次に、2、黒石市とのこれまでの交流でございますけれども、「東北復興大祭典なかの」を開始いたしました平成24年から参加をいただいているほか、記載のような交流を行っているところでございます。

 3、今後の予定でございますが、協定の内容等につきまして、黒石市との調整が整った段階で締結をする予定としてございます。

 最後に、参考でございますが、相互応援協定締結自治体などを記載させていただいています。お読み取りいただければと存じます。

 御報告は以上でございます。

委員長

 ただいまの報告に対して質疑はありませんか。

酒井委員

 すみません。中野区の災害時における相互応援に関する協定、これ、地域防災計画の位置付けでは、交流のある自治体ということなんですね。下段のところに、相互応援協定締結の自治体、参考で出ておりますけれども、今支援を行っておりますのは、館山であったり、あと喜多方が抜けていますよね。恐らく黒石さんよりも、喜多方、それから館山のほうが交流の履歴というのは長いのかなって僕は思っているんですけれども、そんなことはないんですかね。そのあたり、まず教えてください。

田中総務部危機管理課長

 確かに委員おっしゃるとおり、里まち連携としての交流としましては、里まち連携宣言というものを平成21年に行っておりますので、そういう意味では、里まち連携としてのおつき合いとしては長いかなというところでございます。館山市、それから喜多方市につきましては、里まち連携ということで連携している自治体でございまして、機会のあるたびにこちらからも声をかけさせていただいているところですけれども、現段階ではまだその調整が整っていないと、今後も働きかけていきたいというふうには考えてございます。

酒井委員

 21年から連携協定を結んで、里まちのね、区としては声はかけてきています。そういう感じで、なかなか形になっていない。今回は館山のほうもすぐに進んでいくのかと思うんですけれども。じゃ、黒石さんになりましたよ。ほかにもさまざま交流している自治体って、当区としてはありますか。要するに、今後どういうところが対象になって、どれぐらい結んでいくのかというのを知りたいので。

田中総務部危機管理課長

 これ以外では、東北復興大祭典に関する関係自治体というのが幾つかございますし、それ以外にもさまざま自治体としての交流というのは当然あり得るかなと。例えば熊本地震のときにもこちらからは応援をしたと、そんなケースもありますので、区としては機会を通じまして、目標がどのぐらいとか、そういうことまで明確に定めているわけではありませんけれども、相手の自治体との調整ということで、順次準備が進めば地域防災計画のとおり、可能なところから協定を締結していきたいと、そのように考えてございます。

酒井委員

 僕は目標を聞いているんじゃないんですよ。規模感を聞いているんです。どれくらい――やっぱり戦略的な部分も必要だと思うんですよ。あまり遠方のところと協定を結んで、実際に災害時にどれぐらい対応できるんだろうだとか、他方、近過ぎちゃっても、一緒に被災している可能性もあったりだとか、当区として、どれぐらいのところと結ぶのが現実的だとか、要するに地域防災計画の中では位置付けがあるんですけれども、考え方というのは示さなくても、そちらでは持っていらっしゃるわけですか。

田中総務部危機管理課長

 どのぐらいを目安というか、中野区として決めているのは、この地域防災計画の中の方針でございまして、どのぐらいが適正規模であるとか、どのぐらいを締結していくのかというところまでは明確には定めてございません。

酒井委員

 それと、戦略的なところはどうなんですかって聞いたんですよ、先ほど。要するに、近過ぎてもだとか、遠過ぎてもだとか。そういうところを考えていないんですか。

 あと、中野区にはないものを持っている自治体があったりだとか、もしかするとするかもしれないですし、そういうお互いが補い合えるものが、こういう災害時における相互応援に関する協定を結んでこそ意義があるんでしょう。そのあたり、どう考えているんですか。

滝瀬危機管理担当部長

 国の今後の災害の予想ということで申し上げますと、首都直下型地震でございますとか、南海トラフ地震というのが想定をされているところでございますが、例えばその首都の直下型ですと、特別区全体とは協定を結んでおりますが、特別区全体が恐らく厳しい状況になるだろうというようなことでございますとか、あと、こちらが災害時にどのようなところから来ていただけるのかという想定、それから他方で、地方で震災があるときに、どのような自治体に応援を申し上げるのかというようなところにつきましても、これまでの交流を踏まえた中で、実現性も含めて、今後さまざま検討、研究してまいりたいと考えております。

委員長

 他に質疑はありませんか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 質疑がなければ、以上で本報告について終了します。

 次に7番、その他で理事者から何か報告はありませんか。

田中総務部危機管理課長

 それでは、私から口頭で2件御報告をさせていただきます。

 まず1件目でございます。台風15号に伴う区の対応につきまして御報告をさせていただきます。

 なお、一括して御報告いたしますが、区内の被害状況、これは防災担当課長、それから職員の派遣につきましては職員課長がそれぞれ担当してございます。

 まず、区内の被害状況でございます。人的な被害はございませんでしたが、強風により倒木等が多く発生し、街路樹、公園樹木を中心に38件、それから区有施設内倒木等で16件発生してございます。そのほか、民家の屋根の一部落下など2件、塀仮囲い倒れ2件、土砂崩れ1件など、合計で69件の被害を確認しているところでございます。

 また、自主避難者を南中野区民活動センターで2名、それから昭和区民活動センターで3名受け入れを行ってございます。

 次に、館山市への救援物資支援でございます。中野区と館山市は、里まち連携自治体としての関係がございますが、館山市から屋根等の破損に必要なブルーシート等の物資の支援要請がございまして、9月13日、金曜日でございます、区の備蓄物資からブルーシート1,500枚、トラロープ100束を館山市へ搬送をいたしました。

 最後に、職員の派遣についてでございます。大規模災害発生時には、被災自治体と支援をする都道府県などをペアにする「対口(たいこう)支援方式」というものがございまして、都は君津市を支援することとなりました。中野区からは、9月24日から10月2日の9日間、職員2名を君津市に派遣をしてございます。

 また、館山市からの要請を受けまして、これは中野区独自でございますが、住宅被害認定業務のため、9月30日から10月4日の5日間、職員2名を館山市に派遣をしてございます。

 さらに、都を通じた災害業務処理の支援要請を受けまして、10月3日から10月9日の7日間、清掃車1台及び6名の職員を2チームに分けて館山市に派遣をしているところでございます。

 続きまして、2件目でございます。平成31年度中野区総合防災訓練及び中野区帰宅困難者対策訓練の実施についてでございます。

 なお、防災訓練につきましては、防災担当課長の担当でございます。

 まず、平成31年度中野区総合防災訓練の実施でございますが、例年どおり、南地域と北地域に分けて実施をすることを予定してございます。

 南地域につきましては、本年12月8日、南中野区民活動センター区域の15の防災会が参加し、区立南台小学校におきまして、公助連携・職員訓練含有型の訓練を予定してございます。

 北地域につきましては、令和2年、来年3月の上旬、上高田区民活動センター区域の七つの防災会が参加をし、区立第五中学校におきまして、災害医療救護訓練含有型の訓練を予定してございます。訓練内容の詳細につきましては、今後開催予定の実行委員会で調整の上、決定することとしてございます。

 続きまして、中野区帰宅困難者対策訓練の実施についてでございます。本年の11月の中旬、中野区役所ほか、中野坂上駅周辺におきまして、帰宅困難者対策訓練の実施を予定してございます。主な訓練の内容でございますが、中野坂上駅に災害情報ステーションを立ち上げ、災害関連情報の提供など情報通信訓練の実施をするとともに、トヨタモビリティ東京中野坂上店におきまして、帰宅困難者の一時滞在施設開設訓練を実施することを予定してございます。こちらも詳細につきましては、今月下旬開催予定の帰宅困難者対策協議会におきまして、調整の上、決定することとしてございます。

 御報告は以上でございます。

委員長

 ただいまの報告に対して質疑はありませんか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 なければ、以上で本報告について終了します。

 他に報告はありませんか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 なければ、以上で所管事項の報告を終了します。

 次に、所管事務継続調査についてお諮りします。

 お手元の文書(資料8)に記載された事項について、引き続き閉会中も調査を要するものと決するに御異議ありませんか。

 

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 御異議ありませんので、そのように決定します。

 次に、審査日程のその他に入ります。

 委員会を暫時休憩します。

 

(午後1時42分)

 

委員長

 委員会を再開します。

 

(午後1時43分)

 

 当委員会の次回日程ですが、11月15日(金曜日)午前10時からということで御異議ありませんか。

 

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 御異議ありませんので、そのように決定します。

 以上で予定した日程は全て終了しますが、各委員、理事者から特に御発言はありませんか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 なければ、以上で本日の総務委員会を散会いたします。

 

(午後1時44分)