令和元年10月07日中野区議会建設委員会(第3回定例会)

中野区議会建設委員会〔令和元年10月7日〕

 

建設委員会会議記録

 

○開会日 令和元年10月7日

 

○場所  中野区議会第4委員会室

 

○開会  午後1時00分

 

○閉会  午後4時58分

 

○出席委員(9名)

 日野 たかし委員長

 間 ひとみ副委員長

 竹村 あきひろ委員

 高橋 かずちか委員

 加藤 たくま委員

 杉山 司委員

 小宮山 たかし委員

 久保 りか委員

 来住 和行委員

 

○欠席委員(0名)

 

○出席説明員

 都市基盤部長 奈良 浩二

 都市基盤部都市計画課長、交通政策課長 安田 道孝

 都市基盤部道路課長 井上 雄城

 都市基盤部公園緑地課長 細野 修一

 都市基盤部建築課長 小山内 秀樹

 都市基盤部住宅課長 三王 徹哉

 まちづくり推進部長 角 秀行

 中野駅周辺まちづくり担当部長 豊川 士朗

 まちづくり推進部まちづくり計画課長 千田 真史

 まちづくり推進部野方以西担当課長 狩野 純一

 まちづくり推進部まちづくり事業課長、大和町まちづくり担当課長 菊地 利幸

 まちづくり推進部弥生町・平和の森周辺防災まちづくり担当課長 森 眞一郎

 まちづくり推進部新井薬師前・沼袋駅周辺まちづくり担当課長 荒井 弘巳

 まちづくり推進部中野駅周辺まちづくり課長 松前 友香子

 まちづくり推進部中野駅新北口駅前エリア担当課長 石井 大輔

 まちづくり推進部中野駅地区担当課長 小幡 一隆

 まちづくり推進部中野駅周辺地区担当課長 石橋 一彦

 まちづくり推進部中野駅周辺基盤整備担当課長 石原 千鶴

 

○事務局職員

 書記 若見 元彦

 書記 有明 健人

 

○委員長署名


審査日程

○議題

 安全で快適に住めるまちづくりについて

 交通環境の整備について

 道路の整備について

 公園の整備及び緑化の推進について

○所管事項の報告

 1 令和2年度国・都の施策及び予算に関する要望について(都市基盤部、まちづくり推進部)

 2 区長を被告とする訴訟の提起について(公園緑地課)

 3 平和の森公園多目的運動広場の暫定利用ルールの変更について(公園緑地課)

 4 中野四丁目新北口西エリアのまちづくりについて(中野駅周辺まちづくり課)

 5 中野駅新北口駅前エリア再整備時計画(素案)について(中野駅新北口駅前エリア担当)

 

委員長

 定足数に達しましたので、本日の建設委員会を開会します。

 

(午後1時00分)

 

 傍聴者の方から、当委員会の様子を録音したい旨の許可願いがありましたので、御相談のため、委員会を暫時休憩いたします。

 

(午後1時00分)

 

委員長

 それでは、委員会を再開します。

 

(午後1時01分)

 

 傍聴者から録音の許可を求める申し出については、これを許可するに御異議ありませんか。

 

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 御異議ありませんので、そのように決定します。

 本定例会における委員会審査の割り振りについて協議したいので、委員会を休憩します。

 

(午後1時01分)

 

委員長

 それでは、委員会を再開します。

 

(午後1時02分)

 

 本定例会における委員会の審査日程についてお諮りします。

 お手元に配付の審査日程(案)(資料1)に沿い、1日目は所管事項の報告の5番まで、2日目は残りの所管事項の報告以下を行い、3日目は審査の状況を見ながら改めてお諮りしたいと思いますが、これに御異議ありませんか。

 

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 御異議ありませんので、そのように進めます。

 なお、審査は5時を目途に進め、3時ごろに休憩をとりたいと思いますので、御協力をお願いします。

 それでは、議事に入ります。

 安全で快適に住めるまちづくりについて、交通環境の整備について、道路の整備について、公園の整備及び緑化の推進についてを議題に供します。

 それでは、所管事項の報告を受けたいと思います。

 1番、令和2年度国・都の施策及び予算に関する要望についての報告を求めます。

奈良都市基盤部長

 それでは、令和2年度国・都の施策及び予算に関する要望のうち、都市基盤部所管分につきまして御報告いたします。

 まず、令和2年度国の施策及び予算に関する要望書をごらんいただきたいと思います。(資料2)

 表紙を開いていただきまして、さらに1ページおめくりいただきたいと思います。要望事項が23項目ございます。このうち、都市基盤部所管分につきましては、15番から20番の6項目でございます。

 それでは、順に御説明をいたします。21ページをお開きいただきたいと思います。15番、受動喫煙対策の推進でございます。健康増進法改正や都条例制定による屋内などの規制強化に伴いまして、屋外での受動喫煙が今後増加することが懸念されていることから、受動喫煙防止対策を講じた喫煙所設置に関する補助制度の拡充、路上喫煙対策等の取り組みのため、道路法に基づく規制の緩和や、国有地の提供を要望してございます。

 続きまして、22ページをごらんいただきたいと思います。16番、交通システムの整備促進でございます。国の交通政策審議会の答申にございます東京圏の都市鉄道が目指すべき姿を実現するためのプロジェクトと位置付けられた東京8号線の延伸をはじめ6路線につきまして、早期の実現に向けた方策を講じることを要望しております。

 続きまして、23ページをごらんいただきたいと思います。17番、都市計画道路等の整備促進でございます。特別区では、主要な幹線道路網の未整備区間が散在しており、首都東京の都市計画道路ネットワークが十分に機能していない状況にございます。このため、首都東京の地域特性を考慮し、都市の基幹的施設である都市計画道路の整備が計画的かつ確実に促進されるよう、安定的かつ十分な財源の確保について要望してございます。

 次に、24ページをお開きください。18番、都市インフラの改善でございます。オリンピック・パラリンピックの開催、首都直下地震が迫る中、都市としての道路や鉄道等のインフラの改善を図るため、駅のバリアフリー化に係る補助制度の推進、社会資本整備総合交付金の十分な財源措置、次のページに移りまして、社会インフラ老朽化への対応、電線類の地中化の促進などについて要望してございます。

 次に、26ページをごらんいただきたいと思います。19番、都市農業の振興及び緑化対策の推進でございます。ここでは、農地を含め、年々減少する都市の緑を守るために、都市農地の位置付けを見直すとともに、特別区の地域特性を考慮して、緑地保存及び活用への財政支援の充実、緑の消失防止策の充実、市街化区域内の農地の維持保全について要望してございます。

 次に、27ページでございます。20番、災害対策の充実でございます。こちらでは、切迫性が指摘されております首都直下地震及び南海トラフ地震、近年の異常気象による水害等への一層の充実を図るため、高層住宅におけるライフラインを確保するための防災対策の推進、住宅密集市街地への対策として、次のページに移りますが、建物のセットバックに合わせて、既存道路を道路境界線まで拡幅することを法律により義務化すること、土砂災害防止対策の推進といったことについて要望しているところでございます。

 国につきましては以上でございます。

 それでは、もう一冊の令和2年度都の施策及び予算に関する要望書をごらんいただきたいと思います。(資料3)

 表紙から2枚目をお開きいただきたいと思います。先ほどと同様に要望事項がございますので、ごらんいただきたいと思います。このうち、都市基盤部の所管分につきましては、3番、15番から21番、それから23番の全部で9項目でございます。

 まず、4ページをお開きいただきたいと思います。3番の都区の役割分担に関する協議の実施の(2)用途地域等都市計画決定権限の移譲等に関する協議の実施でございます。特別区と住民との合意形成等を踏まえた主体的・自立的なまちづくりの推進に資するため、用途地域等の都市計画決定権限の移譲について都区間で協議、調整できる場を設定することを要望してございます。

 続きまして、19ページをお開きいただきたいと思います。15番の受動喫煙対策の推進でございます。先ほど国への要望でも報告をいたしましたが、都への要望といたしましても、民間事業者の専用喫煙室等整備に関する助成や、特別区が整備する喫煙所への補助制度の充実、禁煙所設置場所の確保のため、利用可能な都有地の情報提供などの支援を要望してございます。

 続いて、20ページをお開きいただきたいと思います。16番、交通システムの整備促進でございます。これは先ほど国への要望と同じ内容でございますので省略をさせていただきたいと思います。

 次に、21ページをごらんいただきたいと思います。17番、都市計画道路等の整備促進でございます。都市機能を向上させ、社会、経済活動を支える活力あるまちづくりを推進し、救急輸送道路としての機能を確保するため、都市計画道路を整備推進するための財源措置、沿線地権者の建てかえ支援策の推進、安全な自転車走行空間の確保などについて要望してございます。

 次に、23ページをお開きいただきたいと思います。都市インフラの改善でございます。内容は先ほどの国への要望の中に含まれてございますので、こちらも省略をさせていただきたいと思います。

 続きまして、24ページをお開きいただきたいと思います。19番、災害対策の充実でございます。ここでは12項目ほど具体的な方策を講じるよう要望してございます。土砂災害防止対策の推進、高層住宅の防災対策の推進、次のページに移りまして、上下水道管の耐震化、家具の転倒防止対策の促進、河川、下水道施設の整備促進、次のページに移りますが、大規模水害時における広域避難体制の構築において、河川管理者による堤防復旧や排水機能の拡充の支援、建築物等耐震化支援事業における補助対象建築物の拡充などについて要望しているところでございます。

 次に、28ページをお開きいただきたいと思います。20番、放置自転車等対策の推進でございます。都が管理する道路内における自転車等駐車場の整備促進、放置自転車等の撤去、自動二輪車等の放置や駐車違反に対する取り締まりの強化、自転車シェアリングの普及啓発などについて要望しているところでございます。

 次に、30ページでございます。21番、都市河川等の環境改善でございます。市街化された都市において良好な生活環境を維持発展させていくための改善策といたしまして、都市河川の水質改善策の取り組みを促進するよう要望してございます。

 最後になりますが、32ページをお開きいただきたいと思います。23番、オリンピック・パラリンピック支援策の充実でございます。2020年オリンピック・パラリンピック大会の開催の関係分といたしまして、1番目の項目のスポーツ振興の基盤づくり、下から4行目の効果的な機運の醸成を図る上で、東京都屋外広告物条例による基準の緩和、次のページに移りまして、3番目の項目の開催都市にふさわしいまちづくりの項で、大会関係車両の動線確保等による交通混雑を緩和するため、丁寧に地元と協議、調整しながら、適切な輸送計画による交通対策を行うことを要望しているところでございます。

 都市基盤部所管につきましては、以上でございます。

角まちづくり推進部長

 それでは、続きまして、まちづくり推進部所管分について御報告させていただきます。

 まず令和2年度国の施策及び予算に関する要望書をごらんください。

 表紙から2枚開いていただきますと、23項目の要望事項がございます。このうち、まちづくり推進部所管分につきましては、17番、18番、20番の3項目でございます。順次説明をさせていただきます。

 まず、23ページをお開きいただきたいと思います。17番、都市計画道路等の整備促進でございます。(1)安定的かつ十分な財源の確保については、先ほど都市基盤部長から説明したので、省略させていただきます。

 (2)連続立体交差事業の予算拡大でございます。開かずの踏切を早期に解消するための予算の拡大などについて要望してございます。

 次に、24ページをお開きいただきたいと思います。18番、都市インフラの改善でございます。(4)社会資本整備総合交付金の十分な財源措置については先ほど部長から説明しましたので、省略させていただきます。

 次に、27ページをお開きください。20番、災害対策の充実でございます。(3)住宅密集市街地への対応です。老朽木造住宅の建てかえに関する助成対象を拡大し、住宅建設費も新たに対象とするだけでなく、老朽木造住宅の解消を推進できるよう、関係法令の整備を図ることなどもあわせて要望してございます。

 以上が国に対する要望事項です。

 恐れ入ります。もう一つの冊子、令和2年度東京都の施策及び予算に関する要望書をごらんください。

 表紙から2枚目をお開きいただきますと、23項目の要望事項がございます。このうち、まちづくり推進部所管分につきましては、17番、19番の2項目でございます。

 21ページをお開きください。17番、都市計画道路等の整備促進でございます。(1)都市計画道路の整備促進については先ほど都市基盤部長から説明がありましたので、省略させていただきます。

(2)連続立体交差事業の推進です。抜本的な踏切対策である連続立体交差事業を計画的かつ確実に推進するよう、必要な財源の確保と施行路線の早期完成と事業候補区間の速やかな事業化などについて要望してございます。

 最後に、24ページをお開きください。19番、災害対策の充実、このうち、(6)木密地域対策、密集住宅市街地整備促進事業等の一層の充実でございます。

 木造住宅密集地域の防災性向上を図るため、都の防災都市づくり推進計画で定めます整備地域以外の地区においても、不燃化特区制度と同様の支援が受けられるよう制度を拡充することなどについて要望してございます。

 以上で令和2年度国・都の施策及び予算に関する要望についての報告でございます。

委員長

 すみません。質疑の前に、先ほど私のほうから録音の件に関してちょっと申し漏れがありましたので、先にお話しさせてください。

 報道関係者の方に申し上げます。許可の申し出の際にお示しいただいた目的以外に録音したものを使用しないこと、また、休憩中の録音は認められていませんので、休憩になりましたら、録音をとめていただくようお願いいたします。

 それでは、ただいまの報告に対し、質疑はありませんか。

加藤委員

 御説明ありがとうございました。

 まず国に対するほうですけれども、21ページ、受動喫煙対策の推進というところで、喫煙所を野外に設置するための補助金が結構あるということで、それを活用しようとしてもなかなかうまくいかないというところで、結局壁だけのやつで屋根をつけられないとか、建築確認とかその辺が必要な建物に関しては、なかなか設置できないとか、そういったボトルネックみたいなところが多々ありますけれども、一番下の規制の緩和というところは、そういった意図とかほかにどういったところを緩和してもらいたいという意図があるのか、具体例があれば教えていただきたいんですけど。

井上都市基盤部道路課長

 現在、今、委員がおっしゃったとおり、道路区域において、屋根のある密閉型の喫煙所につきましては、建築確認等の課題がございます関係で、なかなか設置が進んでいかないというところが現状としてございます。この点に関しましては、特別区のほうでもどういった方策が可能であるかというところについて、23区全体で議論をしているというところもございます。

 東京等の交付金を活用した公衆喫煙所につきましては、東京都のほうの助成金を活用しながら今後設置していきたいというふうに考えてございます。

加藤委員

 補助金制度があるにもかかわらず、なかなか設置が進まないで減っていく一方というところで、分煙をしていくための環境づくり、そして、ポイ捨てなどが減っていくためには必要なことだと思いますので、その辺、目的を持った規制の緩和というのを方向付けて要望にしていただければと思います。

 次に、要望に中野区が入れていたかわからないですけど、同じ国のほうの25ページの観光バス駐車場の整備というところで、国有地も都有地に関しても同じ記述なんですが、これは中野区は入っているんですか。観光バス駐車場の整備というところです。

安田都市基盤部都市計画課長

 具体的には直接は聞いていません。23区全体でそういった話は出て、特に都心部のオリンピック開催区が中心になってそういった要望をされていると聞いております。

加藤委員

 僕の地元のほうで中野車庫、京王バスが管理する土地ですけども、もともと佼成病院があった跡地を買い取って、観光バス等かなり置ける環境になっておりますけれども、中野という地がバス停になるんだなという驚きもあるんですけども、地域の方々としては、駅周辺の発展がとまっちゃっているなというイメージを与えかねないような状況になっていますので、実際にそういった需要が高まっているというのは非常に感じるところなので、中野区としてもそういった土地があったら活用のほうを検討していただきたいなと思っております。

 続きまして、都のほうの25ページの19の災害対策の(5)家具転倒防止対策の推進というところで、感震ブレーカーの配備に関する補助制度を創設することとあるんですけれども、聞くところによると、感震ブレーカー、普及もそれなりに進んできて、効果も見られるというところなんですけれども、夜間に大地震が起こって感震ブレーカーが作動してしまうと、例えばガラスのものが床に割れた状態で散乱したときに、逆に危なくなってしまうんじゃないかという懸念もあるということで、この前、台風でしたけれども、館山市のほうに行って、いろんな地域の方々としゃべっている中で、コンセントにはめる、停電になると光るライトと感震ブレーカーを組み合わせれば、夜間、ガラスとか踏んじゃうみたいな危険なこともなくなるのかなというところで、感震ブレーカーだけではなくて、停電時に光るライトとかそういった組み合わせがないと、逆に危なくなってしまうという懸念もあるんですけど、この辺の補助制度というのはどういったイメージで要望されるのか。これは防災のほうですので、要望ということで終わらせていただきます。

久保委員

 東京都のほうの4ページです。都区の役割分担の用途地域等都市計画決定権限の移譲等に関する協議の実施というところですけれども、現状では用途地域変更をしていくのが東京都ということで、例えば中野区で今後まちづくりなどをしていく上では、地区計画などをというようなことが今まであったかと思うんですけれども、もしこれは権限の移譲ということになってまいりますと、手続上はどのように変わっていくのでしょうか。

安田都市基盤部都市計画課長

 既に特別区以外の市では、用途地域の決定権限がおりているところでございますけども、23区については大都市圏ということで、一体的に東京都が持っているという状況です。

 その中で、23区特別区の課長会でもそうですけども、権限を市並みに各区におろして欲しいという要望は出して、そういう中でやっております。手続的には、用途地域も通常の区決定権限の都市計画と同じような手続を踏んで決定していくことになります。

久保委員

 ということは、都市計画の権限を移譲することによって、区の都市計画決定とすることができて、今までの区でそれを上げていって都でというようなやり方ではなくなっていくということでしょうか。その場合に、先ほどの大都市圏の中では東京都が一定の規制といいますか、調整をしているような部分があるかと思うんですけれども、区にとってのデメリットみたいなものは逆に考えられる要素はないのですか。

安田都市基盤部都市計画課長

 まず前段のほうですけれども、区に都市計画権限がおりてきますので、当然東京都との協議調整はありますけれども、基本的に区に決定権におりてくれば、区の都市計画になります。

 デメリットということではないですけども、都市計画ですので、単に用途地域だけで住環境がよくなるというふうにはなりません。周辺状況をよく加味して、用途地域以外に都市基盤整備とか住環境あるいは周辺の影響を踏まえて決定していくことになるので、そういったことも加味しながら、用途地域だけということではなくて、全体として面整備として考えていくべきだと考えております。

久保委員

 今、防災まちづくりですとか、西武線沿線まちづくりですとか、区が主体的にまちづくりを進めているところがあるわけですけれども、今の課長のお答えですと、面的な整備も踏まえた上で、区でさまざまなことを決定していかなければならないと。ある意味では、区がもう既にまちづくりを主導的にやっていく中では、用途地域の変更だけが残されていると言ったら変ですけれども、そこだけが東京都に委ねられているようなところもあるのかなと思いますので、だとするならば、中野区においては、さまざまな実績を考えると、権限移譲を速やかにやっていただいたほうがまちづくりはよりスムーズに進むという、そういうふうにお考えですか。

安田都市基盤部都市計画課長

 おっしゃるとおりで、いろんな課題を解決する中で、既に進んでいるまちづくりもあります。例えば都市計画道路が拡幅されて沿道をどうするという場面だと、沿道のあり方ということもありますし、さまざまな場面があると思うんですね。ただ、柔軟性ということでは用途地域が来れば柔軟にはなるというふうに考えております。

久保委員

 今、沿道沿いというお話があって、21ページのほうには用途地域変更の柔軟な対応と沿道地権者の建てかえ支援策を推進することというのがございます。沿道地権者の建てかえ支援策というのは、どのようなことが考えられるのでしょうか。

安田都市基盤部都市計画課長

 さまざまありますけれども、沿道支援者の建てかえ支援、例えば今、防災まちづくりでやっている不燃化支援もまさにそのとおりですし、あと、都市計画の規制緩和という手法をうまく使いながら誘導していくというやり方もあります。

 そういう中で沼袋の地区計画でやっているような街並み誘導型で、他区の事例では容積率とか下がった場合には上げるような誘導容積型というのを採用しているところもあります。そういうことなので、規制誘導の方法としてメニューはふえていくし、そういった面ではメリットがあるのかなというふうに考えております。

久保委員

 ありがとうございます。

 先ほど加藤委員が聞かれていた観光バス駐車場の整備というところですけれども、中野区もこれからまちづくりの中で観光バス駐車場のこと、後でも報告があるかもしれませんが、こういったことは大きなテーマになってくるかと思います。

 現状なんですが、観光バス駐車場を整備していく場合というのは、助成金というのは、観光バス駐車場整備ということでの財政支援は今はあるんですか。それとも、他の例えば都市計画交付金であるとか、そういったことでの対応になるんですか。

安田都市基盤部都市計画課長

 そちらのほうは詳しく存じておりません。すみません。

杉山委員

 御説明ありがとうございます。国のほうの27ページ、20番、災害対策の充実、住宅密集市街地への対応で、防災性、安全性を向上させるために老朽木造住宅の建てかえに関する助成対象の拡大と書いてあります。この中に木造住宅の耐震助成は含まれているか確認させてください。

小山内都市基盤部建築課長

 中野区において、住宅密集市街地の耐震補強助成については、現在のところ、要望しておりませんが、今後の課題としては考えておりますので、そういった方向で今、制度の見直しを図っている、こういう状況でございます。

杉山委員

 ありがとうございます。

 方向性までお答えいただいたので、国に対する要望としては、木造の耐震助成に関しては、何となく入ってなさそうな文面になっておりますけども、中野区としてはその方向だということで、ぜひとも前向きに検討していただきたい、これは要望でございます。お願いします。

竹村委員

 御説明ありがとうございます。

 甚だ不勉強で申しわけないんですが、国に対する要望の23ページ、項目17番、都市計画道路等の整備促進に関してなんですけども、未整備区間が散在しておると記載がありますが、我が中野区に該当する部分がありましたら御教示願えたらと思います。

安田都市基盤部都市計画課長

 未整備区間はたくさんございまして、まず、都道でいいますと、北側から東西方向でいいますと、例えば早稲田通りの中野通りから東側のほうが未整備であります。中野通りですけども、こちらは区の主として南側の部分、あるいは東西方向だと青梅街道、大久保通り、本郷通り、方南通りも一部そうですね。

 区の所管の道路としましては、たくさんありますけど、主に補助220号、もみじ山通りです。現在事業中のところは沼袋のところの通りになります。西側に行きますと、南北ですと、大和町中央通りの妙正寺川以北、あるいは中杉通りの妙正寺川河川から北側なんかは、計画決定、事業化がまだという状況です。その他、細かいのは幾つかありますけど、おおむねそのくらいでございます。

竹村委員

 説明ありがとうございます。

 同ページの上から2行目の中盤から後半に「ネットワークが十分機能していない状況にある」と記載があります。ネットワークが十分に機能していればこうなるというイメージが恐らくあろうかと思うんですね。ですので、機能していない状況にあるというのは、具体的にはどのようなことを指しておるのか、具体例を二、三御教示願いましたらと思います。

安田都市基盤部都市計画課長

 交通ネットワークというところで、道路ネットワークも一緒なんですけれども、都市計画道路網は、大体区内では、ざっくりですけれども、500メートルメッシュぐらいで計画されていまして、木密地域なんかはそこに入ってなくて、ちょっと幅が大きいところもあるんですけど、そういったところでネットワークされますと、東京圏の交通量が非常によくなるし、開かずの踏切なんかがよく言われていますけど、西武線の連続立体交差の課題となっている踏切問題も解消されるようになります。

 あとは、他の交通とのバリアフリー、ユニバーサルデザインということで、乗りかえが便利で移動も便利な、そういった都市機能ができます。

 あとは、そういった道路がネットワークされることで災害時の安全な避難路や救助活動も可能になるということで、そういったところで大きく都市計画道路は事業化が順次されている状況でございます。

竹村委員

 説明ありがとうございます。

 事業を十分に進めていってもらっているというのは非常によくわかるのですけども、具体的な事例をわかりやすく、我々はもとより、機会がありましたら、住民の皆様に説明の機会があると非常に良好かと思います。これは要望であります。ありがとうございました。

高橋委員

 先ほどの久保委員が質問された東京都の用途地域関係ですけれども、権限が区に移譲されてきた場合について、区として、中野区の都市の脆弱性等を考えたときに、私も再三質問してきましたけども、今までは用途容積の緩和であったり建てかえ促進につながる、今のお話を聞いていると、街路整備であったり、面的な整備の中で展開していくような話と受け取られたところもあるんですけども、個別建てかえの推進につながるような区の展開の仕方というか、そういう戦略はおありなのでしょうか。

安田都市基盤部都市計画課長

 例えば、老朽住宅なんかは中野区の一つの弱点といいますか、火災危険度が高い地域にそういった住宅がたくさんあるこういったときの誘導手法の一つ、都市計画にはさまざまなメニューを用意している中の一つとして、先ほど言いました街並み誘導型で誘導容積型というものがありますし、例えば区の南のほう、南台とか弥生町なんか有効なんですけども、第1種中高層住居専用地域なんですね。こういった地域は、例えば4メートルぐらいの道路ですと、容積率160%しか使えないようなところがあって、実際に建てかえがなかなかできない。そういうところに道路拡幅と合わせますと、例えば6メートルの道路を広げますと200%使えるようになる。下がった分、容積が上がるような、そういった誘導の仕方もあります。

 ただ、容積率とか建蔽率だけが手段ではなくて、例えば耐火性あるいは耐震性が高いものを建てた場合に税金の免除の制度、今、不燃化特区なんかそうですけども、そういう手法があったり、あるいは規制誘導策の手法でいろんな補助金策と都市計画をミックスして進めていく、そういうさまざまなやり方がありますので、その中の手法としては用途地域がありますけれども、地域の方々の合意形成をしながらですね、どういうやり方が一番有効かというのを検討しながら進めていくべきものだと考えております。

高橋委員

 不燃化特区とか、あるいは再開発計画をつくるとか、地区計画とか、網かけがある中でのそういう話というのは今後進んでいくというのは想像できるんですけども、片方、狭隘道路であったり、木造密集であったりといったときに、個別のということではなくて、今、中野であるまちづくり条例で進めていくものというのは、最低ロットが1,000平米でしたっけ、区長が許可するのは。まちづくり条例で進めていくのは、1,000平米かなんかでしたね。3,000平米で区長が許可して1,000平米とか、ごめんなさい。正確にわからないんですけど、いずれにしても、規模が大きい面ですと、具体的に民の発意というか、一般の住民の発意で進めていく建てかえ促進であったり、面展開というのは難しいと思うんですよ。そうなったときに、個別建てかえが促進できるような、用途容積を含めた都市計画の規制緩和をして、要は収支が合うような形で、小さいロットでも進めてくようなことで、もちろん個別の建てかえだけじゃなくて、道路拡幅だったり、耐震化だったり耐火だったりという公共性をきちっと出すものについては、メリハリをつけていくという都市政策が必要だと思うんですよ。その辺の考え方はどうなんでしょう。

角まちづくり推進部長

 今、西武新宿線沿線でも具体的な面整備ということで、不燃化特区以外の防災まちづくりについても、地域の方々と検討して進めている状況がございます。そういった中で、用途に絡むところについては、まずは倒れにくい、燃えにくい建物に変えるということで、例えば準耐火以上の一定の建物にしてくださいというようなことが求められていて、そのときには建蔽率、容積率で道路の拡幅に御協力いただいた方の現地での再建築が難しいというような状況がありますので、そういったところでは、建物を丈夫にしていただくかわりに、敷地も0.5メートルぐらい下がっていただければ、例えば容積率を緩和するだとか高さ制限を緩和するだとか、そういった個別建てかえにもできるような手法もあわせて検討している地域がございますので、そういった意味では、道路の拡幅だとか、あとは個別の建物の耐震化、耐火化に向けて、いろいろな手法を重ね合わせながら、防災に強いまちづくりを進めていくというふうに考えてございます。

 そういった中で、区のほうにこういった都市計画の権限が来れば、より細かくエリアごとにそういった計画とか、もしくは地域の方々と話し合う機会がまちづくりの初めのころから検討できるということですので、そういったことで23区として権限移譲について協議を実施しているという状況があると思います。

高橋委員

 今、基本構想をつくっていらっしゃるんですよね。基本構想であったり、基本計画であったり、それを今後、都市計画マスタープランであったり住宅マスタープラン等をミックスして、東京都の計画と合わせて中野がきちっと展開していくというお話を伺っていますので、住み続けられるためには建てかえてそこに居続けなきゃいけないわけだし、既存不適格であったりそういう話ももろもろ含めて、さっき言った都市基盤上の脆弱性があるというのであれば、逆にそれを全面に出して、中野ならではの都市計画の推進というもの、上位計画にも区の建てかえ促進をメリハリをつけてやっていくんだという戦略というか、理念を上位構想にも反映させた中で、具体的な展開を進めていただきたいと思うんですけども、その辺はどうでしょうか。

安田都市基盤部都市計画課長

 安全で安心で魅力ある中野のまちをどういうふうにつくっていくかの手段の一つとして、基本構想でもまちづくりのことは議論されております。現在の都市計画マスタープランにおいても、住民の皆さんが身近な地区を単位とするまちづくりを推進していくということが定められまして、そこで地区まちづくり条例ができました。ただし、それを具体的にどういうふうに進めていったらというのが前回の都市計画マスタープランでは定められていなかったので、課題になりますけど、今後の改定に向けては、基本構想も含めまして、区民が自主的にみずからまちづくりを考えていく仕組みをどういうふうに構築していくか、そういう方針について都市マスの改定においても盛り込んでいきたいと考えております。

小山内都市基盤部建築課長

 用途地域については、面的な整備になりますが、建築課の立場で申しますと、個別案件ということで考えていきますと、今回の建築基準法の改正においては、容積率は緩和されませんが、例えば準耐火建築物以上になった場合に建蔽率が10%緩和されるということがことしの4月から施行されました。これによって、7月以降出てきている特定住宅につきましても、10%の緩和を受ける建物がふえてきているという実情もありますので、その辺を踏まえた対応を今後していきたい。例えば、60の150に対して、もう一方、角地緩和を使うと、80の150まで建物ができる敷地も出てきているということがございますので、法改正とまちづくりをあわせながら、そういったことで連携してやっていきたいというふうに考えているところです。

高橋委員

 もう最後にします。今のお話、建築計画の面であったり、都市計画であったり、あるいはまちづくりであったり、これからつくる基本構想から上位計画を含めて、言葉が何となく散りばめられているようなものでなくて、具体的なイメージができるように踏み込んだ形での政策展開していただくことを要望しておきます。

来住委員

 1点だけ伺います。

 東京都への要望で、28ページの放置自転車の対策なんですが、交通事業者の放置自転車に対する一定の役割と責任ということは、これまでも求められてきましたし、私どももそのように思っています。特に鉄道を利用される方々の自転車利用ということが主な状況になっていますので、そこで、1番の都が管理する道路内における自転車などの駐車場整備を促進することということで、例えば中野でいいますと、都道であります山手通りと早稲田通りのちょうど落合の都道部分に若干駐輪できる状況が生まれていますし、新宿側も都道上に設置しています。また、豊島区の要町の交差点のところにも同じように駐輪場が道路上に設置をされています。何か都道上を利用できる条件というのが定まっているのでしょうか。例えば駅の直近であるべきだとか、周りに駐輪場がないだとか、何かそれがわかれば教えてください。

安田都市基盤部交通政策課長

 聞いたところ、通常の占用の範囲で駅の場所に近いところ、あと、一定の面積があって、交通上の支障がない、そういった条件は入ってくると思います。確かに、都道のところにつくられているところはありますので、必要な場合、そういったことも加味しながら考えていきたいとは思うんですけれども、中野区では、放置自転車がここ10年ぐらいで大幅に減ってきているところがあります。例えば中野駅周辺ですと、平成23年に8,000台近くあったのが、平成30年にはその半分ぐらいに減っている。ほかの地区も大体減ってきて、規制と誘導をうまくやりながら、そういったところで放置自転車を減らしていく、あるいは適切な駐輪場の整備を誘導していく、そういうふうに考えております。

来住委員

 今後のことになりますけども、中野坂上も地下の駐輪場になっていますし、利便性ということが利用者にとってはとても求められていると思います。したがって、可能な限り、区道で整備された都道になると思うんですけども、積極的な提供を求めていただきたいというふうに思っています。

 要望で結構です。

久保委員

 すみません。先ほど聞き漏らしてしまいまして、国のほうの26ページ、都市農業の振興及び緑化対策についてです。買い取り申し出の集中が予想される令和4年が近づいているというところで、これに対応するための財政支援及び農地保全策を早急に打ち出すことということで、この点につきましては、これまでにもさまざま質疑をしてきたところでございます。令和4年が間もなくになるわけですけれども、区として現状はどのような対応策を考えていらっしゃるのでしょうか。

安田都市基盤部都市計画課長

 区として、生産緑地が今、指定されているところが対象になると思うんですけども、30年なので、令和6年ぐらいに集中してくるんですけども、既に本委員会でもお話ししたとおり、全権利者には意向調査しております。それぞれ買い取りの希望があるかどうかというところを聞いておりますけども、買い取りというところではなかなか少ないのかな。ただ、引き続き生産緑地を続けたいということで、今後10年ごとの更新の可能な特定生産緑地へ移行していくかと思うんですけども、そちらのほうは希望されている方は非常に多いので、そういった中で相続とか営農者がいなくなるとなくなるということだと、区のみどりの基本計画や都市計画マスタープランでもみどりの保全というところで課題がありますので、その辺を具体的にどういうふうに進めていったらいいか、検討していきたいと思います。

久保委員

 これから検討されるのだと思うんですけれども、現状では、今のところ買い取りの希望というのを示していらっしゃる方はおいでにならないということでしたけれども、買い取りを区がする場合、財政的な支援というのは国からは今はあるのでしょうか。

安田都市基盤部都市計画課長

 都市計画決定しているような公園とか緑地とか、そういった場合には補助金があると聞いていますけども、あるいは都の緑地保全の中で一定の条件が認められて、行政上の計画の位置付けがあれば、その方向で調整はするということを聞いていますけども、具体的な補助金としては都市計画公園や広場等ということで聞いてございます。

久保委員

 農地としてそのまま買い取って、生産緑地として区がということだと、今は該当するものがないということなんですね。

 あと、農地保全策を早急にということをここには言われておりますけれども、農地保全策というのは現状ないとは思いますが、例えば、区として、今後はどのような農地保全策というのを国が示す必要性があるというふうに思っているのでしょうか。

安田都市基盤部都市計画課長

 これも所有者との調整になりますけれども、例えば農業を続けたいという方が、制度の中で区が土地を借り受けたり買ったりして、区民農園というんですか、制度上の位置付けが必要だと思うんですけども、そういったところで継続していくような可能性もありますし、最近は用途地域の中で、一定の農地と土地利用、農業レストランというんですか、そういったものを認められるような制度もありますので、それも所有者があってこそなので、そういう可能性の中で緑をどういうふうに残していったらいいのかということとマッチングさせていきたいというふうに考えております。

久保委員

 今言われたのは、生産緑地法の改正に伴っていわゆる生産緑地の中でできることになったものだと思うんですけれども、それに対して農地保全策を早急にとここでは言われているわけですけれども、そういった支援策というのは、法改正で示された以上の部分というのは、特に現状はないということですか。

安田都市基盤部都市計画課長

 農地保全策ということは、都市部における農地の多面的な効用というところから来ていると思うんですけども、農地そのものというより、都市内緑地としてどういうふうに位置付けていくか、あるいは営農者さんにとって、引き続き農業を続けていきたい、そういう両方の面があるんですけども、そちらを実際に見ながら今後進めていくということで、今のところは区独自のということはまだ考えておりません。

小宮山委員

 都に対する要望の30ページ、番号で言うと21番、都市河川等の環境の改善についてなんですが、これが当委員会にかかわる事項として先ほど報告されたんですけども、内容的に両方の委員会で報告されているならいいんですけども、どちらかといえば区民委員会で扱う環境の問題なのではないかと思いましたが、いかがでしょうか。

安田都市基盤部都市計画課長

 内容的には都市河川の環境の改善ということですけども、それはすなわち都市計画上に位置付けられた河川改修や調節地、貯留池の整備とも連携するので、多分両者にまたがるところだと解釈しております。

小宮山委員

 両者にまたがる部分も確かにあると思います。中野区においては、環境部の環境課環境公害係が水質の調査を年に4回ほど行っていたりして、ここにも書かれています汚濁水の監視等を行っております。水質改善の取り組みはあまり行っていませんけども、調査自体は行っております。そういった所管をそれぞれ把握していただかないと、お互いに仕事の押しつけ合いとかになったりして、結局何もやらないみたいな、そういう事態になりがちなので、今回は、どちらかといえば環境の問題なのかなと私は思いましたので、そのあたりの所管の認識をきちんとしていただきたいと要望しておきます。

委員長

 他に質疑はありませんか。

 よろしいですか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 質疑がなければ、以上で本報告について終了します。

 次に、2番、区長を被告とする訴訟の提起についての報告を求めます。

細野都市基盤部公園緑地課長

 それでは、所管事項の報告2番、区長を被告とする訴訟の提起について御報告させていただきます。

 (資料4)なお、本件は総務委員会でも報告をさせていただいております。

 事件名でございます。損害賠償請求住民訴訟事件でございます。

 2、当事者でございます。原告は中野区民、被告は中野区長でございます。

 3、訴訟の経過でございますが、令和元年8月23日、東京地方裁判所に訴えの提起がなされまして、9月11日、訴状の送達を受けたものでございます。

 4、事案の概要でございます。本件は、東京都震災対策条例に定める避難場所である中野区立平和の森公園の再整備工事において、難燃性または不燃性ではない材料を工作物として埋設設置する作業が行われており、この違法な工事を含む本件平和の森公園再整備工事請負契約の締結及び履行は同条例に反するとの主張をし、被告に対し、中野区長酒井直人に対し本件材料の代金相当額である1億213万円の損害賠償を請求することを求める住民訴訟でございます。

 5番、請求の趣旨及び原因でございます。(1)請求の趣旨でございますが、被告は中野区長酒井直人に対し、1億213万円の損害賠償を請求せよというもの、また、訴訟費用は被告の負担とするとの判決を求めるということでございます。

 (2)原告が主張する請求の原因の要旨、四つございまして一つ目は、被告は本件平和の森公園再整備工事請負契約を締結し、本件材料を平和の森公園の工作物として埋設設置する工事を行っている。2番目、平和の森公園は東京都震災対策条例第47条第1項の震災時の避難場所であり、本件材料の埋設設置箇所は避難場所の大部分を占めることとなるが、本件平和の森公園再整備工事請負契約の締結及び履行は、同条例第49条の「知事は、避難場所及び避難道路の周辺に存する建築物その他工作物の不燃化の促進に努めなければならない」という規定に違反する。3番目、なぜなら、本件材料は、野方消防署により集積及び保管に特別な方法が必要となることが証明されており、また、都市基盤部長が「燃える可能性がある」と言明しており、難燃性あるいは不燃性ではないことから、被告が不燃化の促進に努めていたとは認められないというもの。4番目ですが、以上のとおり、本件平和の森公園再整備工事請負契約が違法な工事を含むことは明らかであることから、損害賠償請求(住民訴訟)を提起したというものでございます。

 御報告は以上です。

委員長

 ただいまの報告に対し、質疑はありませんか。

加藤委員

 まず当事者の原告中野区民というのは、わかる範囲でいいので、どういったメンバーなのか、一人なのかわからないですけど、教えていただけますか。

細野都市基盤部公園緑地課長

 中野区民の方でございます。

 

委員長

 では、委員会を休憩します。

 

(午後1時59分)

 

委員長

 委員会を再開します。

 

(午後1時59分)

 

加藤委員

 この主な事案の概要にあります東京都震災対策条例に違反すると主張しているということですけど、どういった点で批判するという内容なのか、もう少し具体的に教えてください。

細野都市基盤部公園緑地課長

 先方のおっしゃっている東京都震災対策条例の第47条第1項というのは、知事は震災時に拡大する火災から都民を安全に保護するため、広域的な避難を確保する見地から必要な避難場所を指定しなければならないというのがあります。また、第49条は、知事は避難場所及び避難場所の周辺に存する建築物その他工作物の不燃化の促進に努めなければならないという、ここの二つの条文を引いていらっしゃるので、まず避難場所をちゃんと確保しなければならず、確保した避難場所が不燃化の促進にはそぐわないというふうな主張をされ、それが東京都条例に違反するというふうに称されているものと考えます。

杉山委員

 これもわかる範囲で教えていただきたいんですが、難燃性または不燃性でない本件材料を工作物として埋設設置と書いてあるんですけど、この材料は何のことを指しているのかだけ、もしわかれば教えていただけますか。

細野都市基盤部公園緑地課長

 本公園の敷地の造成につきましては、昨年11月の本委員会におきまして、草地広場等の敷地の造成は今後の長期にわたる公園設備の安全性を担保するための電気、給水・排水設備等の埋設管の新設及び更新、また、草地広場の拡張に伴う沿路の変更、スポーツ活動等の利用も踏まえた平坦化のために整備を開始するというふうにさせていただいておりまして、今後の草地広場の将来に向かった安全性を確保するために敷地造成をさせていただいたというところで、そのための材料の中で一つ、EPSブロックというのを使っておりまして、これがいわゆる発泡スチロール材です。この材料を使っていることが不燃化の促進の趣旨に合わないということを主張されているものと思われます。

竹村委員

 これは区の見解をお聞きしたいんですがという一言で終わらせてしまうと、何の意味だかさっぱりわからないと思いますので、説明がくどくなると思いますが、御容赦いただきたいと思います。

 まず、請求の趣旨というところ、被告は金銭を損害賠償として要求しているわけですね。ところが、この原因となるものは、不燃化促進の法に沿っていないということであります。ということは、請求をするのであれば、金銭ではなくて、不燃化促進になるものに変換せよないしは原状復帰させよというのが正しい請求だと私はこの文面からすると解釈しております。この訴状に対しての区の見解はいかなるものなのかをお答えいただけたらと思います。

細野都市基盤部公園緑地課長

 訴訟中の案件でございますので、この場で見解は控えさせてください。

竹村委員

 ありがとうございます。

 当然答えられない質問と思って、あえて聞いておるわけです。ですので、訴えは、もちろん訴える方の自由というわけではありませんけども、その方は正当な主張があると思って訴えているわけですので、それに対しては正しい理論と反訴を区のほうとしてはしっかりしていただきたいと思っております。これは要望であります。ありがとうございました。

委員長

 他に質疑はありませんか。

 よろしいですか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 なければ、以上で本報告について終了します。

 次に、3番、平和の森公園多目的運動広場の暫定利用ルールの変更についての報告を求めます。

細野都市基盤部公園緑地課長

 それでは、所管事項の報告3番、平和の森公園多目的運動広場の暫定利用ルールの変更について御報告させてください。(資料5)

 平和の森公園多目的運動広場の全面開園までの間の暫定利用ルールについて、軟式野球の利用の拡大を図るために予約の方法を変更させていただきます。

 変更点でございますが、四角囲みの右側が現行でございます。高校生以上で構成された区民団体が軟式野球に利用していただく場合、現在は一般団体と同様に、利用希望月の前月の1日より予約の受付を開始しております。この分を他の種目は野球と取り扱いが違うのですが、他の利用種目における区民団体と同様に、利用希望月の前々月の10日から19日までの間に施設予約システムにより予約を受け付け、同月の20日に抽せんするというふうに変更させていただきます。

 変更の時期については、令和元年12月の利用分から変更させていただきます。例で申し上げますと、現状は12月の利用をしていただく場合に、現行だと11月1日から受付開始をしています。これを10月10日から19日の間に抽せんにも参加ができる形に変更するというものでございます。

 御報告は以上です。

委員長

 ただいまの報告に対し、質疑はありませんか。

 よろしいですか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 質疑がなければ、以上で本報告について終了します。

 次に、4番、中野四丁目新北口西エリアのまちづくりについての報告を求めます。

松前まちづくり推進部中野駅周辺まちづくり課長

 中野四丁目新北口西エリアのまちづくりについて御報告をいたします。(資料6)

 当該エリア、四丁目西地区というふうに呼んでいる区役所の北側に位置するブロックでございます。こちらにつきましては、平成29年3月に市街地再開発の準備組合が組成をされました。それ以降、準備組合にてこの計画の検討、また、区におきましても関係機関等との協議を始めているという状況でございます。本日は、この準備組合で検討されてございます事業計画概要について御報告をするものでございます。

 まず、頭紙の1番、まちづくりの対象区域でございます。こちらは中野四丁目6番、7番、下の図を参照ください。また、この地区の権利者数でございますが、土地の所有者、借地権者合わせて41件いらっしゃいます。そのうち準備組合に加入をされている方は29件ということで、おおむね加入率は70.7%という状況でございます。

 2番、準備組合が検討中の再開発事業の概要ということで、別添の資料をごらんください。A3の表裏の資料になってございます。

 まず表面の左側、整備コンセプトと方針というところがございます。こちらの内容につきましては、昨年の12月に議会に御報告をさせていただいたものと変更がございません。方針は四つ掲げられておりまして、都市機能の集積と強化、また、周辺地区と連携した回遊動線の整備、防災機能の強化、快適な緑地空間の創出といったところが掲げられてございます。また、この中には公共施設整備といたしまして、観光バス等のバス乗降施設、また、新庁舎と駅前エリアを接続する歩行者デッキの整備、また、公共駐輪場の整備といったようなところも記載をされているものでございます。

 この資料中ほどに再開発事業のイメージということで、配置図と施設構成が示されてございます。この施設構成のうち、下層部分の1階から4階につきましては、商業ないし業務、5階以上が住宅といったような用途構成が示されてございます。

 また、下のところには、まちづくりのフローということで、今現在まさに準備組合が発足されて、都市計画の手続に向けた協議、また、地権者の皆様の合意形成等々が図られているという段階でございます。この後は、都市計画手続を経て事業計画策定といったような一般の市街地再開発事業の流れとなろうかというところでございます。

 裏面をごらんください。こちらは再開発施設の概要ということで、今回は具体的なボリューム感等も示されているものでございます。事業区域面積としては約1.3ヘクタール、敷地面積約9,640平米、建物の高さといたしましては、今現在想定されているのは約165メートル、延べ床面積でいいますと約12万平米というような施設概要となっているものでございます。

 主な用途といたしましては、商業・生活サービス、業務、住宅等といったような内容になってございます。

 ここでまた頭紙に戻っていただけますでしょうか。3番の今後の予定でございます。今回御報告をさせていただきます建物のボリュームは、高さが100メートルを超えて、延べ床面積が10万平米を超えているというものでございますので、こちらは東京都の環境影響評価条例に基づく環境影響評価というものが必要な高層建築物の新築に該当するものでございます。したがいまして、今後の予定として、本年10月上旬、具体的に申し上げますと、本日7日から環境影響評価に係る調査計画書というものが公告縦覧され、また一定の期間、意見書の募集がされるというところでございます。

 頭紙の裏面ですけれども、参考までに環境影響評価なるものの基本的なところを押さえてございます。環境評価の手続自体は環境課というところになるんですが、まちづくりの中でこのような動きがあるということで、参考までに幾つか記してございます。

 まず、環境影響評価とはそもそも何かということですが、大規模な開発事業を実施する際に、その事業が環境に与える影響をあらかじめ予測、評価して、その影響をできるだけ少なくするために行う一連の手続、これを環境評価、影響評価、いわゆる環境アセスメントというふうに呼んでいるものでございます。

 その対象となる事業ですが、複数対象事業はございますが、今回は先ほど申し上げたとおり、建物高さが100メートルを超えるかつ延べ床面積が10万を超えるということで対象事業となるものでございます。

 この手続の流れでございますが、今現在は調査計画書ということで、これはどのような調査をどんなふうに予測をしていくのかというものを計画書として取りまとめたものでございます。これがまず公告縦覧、意見募集がなされ、一定の手続を経て、実際にその調査、予測に基づいて結果を記載したものが評価書案という形で今後出てこようかと思われます。これも一定の手続を経て評価書となって、公告縦覧され、事後評価というふうに続いていくわけですが、実際にこの事業の工事が始まった際に環境影響評価事項に対してどのようなことであったかといったところが引き続き手続として続いていくというところでございます。

 御報告は以上でございます。

委員長

 ただいまの報告に対し、質疑はありませんか。

加藤委員

 御報告ありがとうございます。

 前提の話なんですけれども、中野四丁目新北口西エリアのまちづくりと準備組合と中野区との関係というのは、どういった立ち位置、関係性なんですか。

松前まちづくり推進部中野駅周辺まちづくり課長

 区といたしましては、中野駅周辺まちづくりについては、グランドデザインバージョン3を示して、全体の目指すべき将来像を示しております。これに基づいて、各地区のより具体的なまちづくり方針を定めて、その中で、例えばこの地区であれば市街地再開発事業、また、別の地区であれば区画整理と再開発といったところで、将来像を実現するために公民連携で事業を進めているという形になろうかと思います。

 この四丁目西エリアにつきましては、地元の地権者の皆様方が組合施行ということで市街地再開事業を目指しておりまして、区としてはこの事業を進めるに当たっては、用途地域と都市計画を変えていく必要があるという立場から、適正な都市計画の変更、適正な事業の推進、適正な公共施設の整備、これらを目指すために、今現在はオブサーバーという形でかかわりながら事業をサポートしているという関係にございます。

加藤委員

 お手伝いというか、オブザーバーという形ですけれども、そもそも中には都税事務所とかもあるので、完全に民間というわけにもいかないと思いますけど、民間だけではできなくて、中野区が入らないといけない、入ったほうがいいというところで、中野区がやっている役割というのはどういったことがあるのかなと。

松前まちづくり推進部中野駅周辺まちづくり課長

 繰り返しになりますが、まず都市計画を変えるという事柄につきましては、行政でないとできないということで、その立場で区は参画をしてございます。

加藤委員

 さきの決算特別委員会の総括質疑で自民党でいろいろとまちづくりに関して、これからの中野区基本構想・基本計画においては、区が率先してまちづくりを進めていただきたいという中で、区が民間と連携してしっかり進めていくという中で好事例になっていただければなと思うところで、期待するところでございます。

 そういった中で、行政でないとわからないようなところで、環境アセスメントがここで必要なんだなというのも改めて認識したところでございますけれども、この環境アセスメントに関しましては、どういった内容になっていくというか、この事業においては、どういったところの影響評価をしていかないといけない、縦覧させないといけないのか、具体的にわかる範囲で教えていただきたいんですけど。

松前まちづくり推進部中野駅周辺まちづくり課長

 所管としては環境部となるところではございますが、主な調査項目といたしましては、例えばこの事業によってこういった建物を建てる場合あるいは建てるための工事の最中にどんな環境側面の影響が考えられるかというところで、例えば大気汚染あるいは騒音振動、土壌汚染、あと地質、その他一般的に日影や電波障害、風環境そういった事柄について調査評価としていくといったような内容になってございます。

加藤委員

 もちろん、そういった評価を示すことによりまして、住民の方々の理解を進めるための法律でありますけれども、これによって四季の都市のビルが建った際に風の影響など、風の場の調査とかもありましたけども、なかなかうまく表現というか、シミュレーションができないところもあったり、これができることによって、どっちが順番かわからないですけど、新しいサンプラザができたらという、どっちがどっちでという中で、どっちか遅くできるほうに制限がかかってしまうのかなという懸念もあるんですけども、その辺というのは御見解ありますかね。

松前まちづくり推進部中野駅周辺まちづくり課長

 例えば風環境で申し上げますと、今現在の風環境からこの建物ができた場合にどう影響されて、いかにその影響を少なくしていけるかという評価、予測をするわけでございますが、その時点、その時点に対してどうかという評価になっていきますので、開発がこの後続くものであれば、その時点でできている状況に対してどうかという評価になろうかと思います。

加藤委員

 そうすると、どうしても後発にできたほうは、従前にあるものの形によって評価されないといけないということになってくると思いますけど、区が主導という中で、これからできてくる中野サンプラザにおいて、あと、この新しいエリアのところを相互にベストな形になるような評価というのは、事前にするというのはなかなか難しいものなんですかね。全く別の、環境アセスは環境アセスでやらないといけないと思いますけれども、総合的な計画の中においては、そういうのも必要なのかなと思うんですけど、その辺は御検討されますか。

松前まちづくり推進部中野駅周辺まちづくり課長

 どうしてもこういった調査評価が個別事業単位で行われるということになりますけれども、区としては全体のグランドデザインを描いているという立場からは、総合的にそういった環境の悪化に対して最善の処置をできるような、そういった大きな視点を持って臨んでいきたいというふうに思っております。

杉山委員

 御説明ありがとうございます。

 例えば、歩行者デッキのところは新庁舎と多分同じ高さになる、うまく接続されるみたいな、パズルをつけるようなところに関しては、中野区としても大きなレギュレーションを持ってやると思うんですが、バスの乗降施設というところがあるんですが、これはもともと中野区の要望としてここに入っているのか、それとも、準備組合の意見としてあるのか、ちょっと教えていただけますか。

松前まちづくり推進部中野駅周辺まちづくり課長

 こちらにつきましては、もともと西エリアは中野四丁目新北口地区まちづくり方針の対象の範囲に入ってございます。新北口まちづくり方針の中でにぎわいを強化する大型バス等の乗降機能が必要であろうという記載も入ってございまして、そういったところを踏まえて、このような計画検討がされているものでございます。

杉山委員

 大型バス、今回、乗降施設と書いてあるんですけど、これは大型バスがとめられる場所というのはここには含まれていないと思うんですが、そうですか。

松前まちづくり推進部中野駅周辺まちづくり課長

 ここはあくまでも乗りおりのためのスペースになると考えてございます。

杉山委員

 新サンプラザとかそこら辺ができた場合に駐車場がどうなるのかとかいろいろあると思うんですが、現段階で、今もそうなんですけど、セントラルパークのところに大きなバスが路駐されているみたいな状況があるので、乗降だけじゃなくて全体的なバス駐車場設計の一部分をこの中にどう組み入れていくのか、乗降だけであとは外に逃がしていくのか、多分それもお考えだと思うので、この辺にバスが滞留しないような考えで設計等はしていただきたいなと思います。これは要望でございます。

来住委員

 まず、御報告いただいた権利者、土地所有者が35件、借地権者が6件で、41件のうち29件が準備組合員としてカウントされているということで、この数は昨年の暮れ以降、準備組合員数としてふえていないかのように思うんですけれども、どういう状況になっていますか。

松前まちづくり推進部中野駅周辺まちづくり課長

 委員御指摘のとおり、前回御報告の時点と数としては増加してはございません。一方で引き続き準備組合としては、個別の地権者さんへの御説明であるとか、総会全体会を通じた事業の説明等、鋭意取り組んでいる最中でございまして、合意の率を高めていけるように、今、取り組んでいる最中でございます。

来住委員

 まちづくりの基本中の基本だというふうに、ほかのまちづくりでも、常に、この場から述べさせていただいているんですが、地権者の方、権利を持つ方々が直接参加の権利があるわけで、その方々がどこまで理解をいただき、ここで言う準備組合の段階で加盟をしていただくかということがあってこそ、一方で、区はオブザーバーでありますけれども、いろんな都市計画等々の東京都との関係や国との関係や、区がやるべき仕事がオブザーバーとしてあるから関与していただいているわけですけども、29件の準備組合員数がふえないというところには、もちろん区は当事者ではありませんから、なかなか立ち入った評価というのはできないんだと思うんですけども、一方で今回、環境影響評価が公にされてくるということになって、改めてこの地域以外の方々も今回示された超高層の建物が建つということを知るわけですね。そうしますと、当事者である土地所有者や借地権者が7割以上は加盟されたということになんですが、数的にいうと、これだけの方がまだ準備組合に加盟されない中で事を進めていくということが、後々、この事業を、結果としてどうかは別としても、非常に困難にしてしまうのではないか。こういう状態の中で見切り的に準備組合の段階で次にどんどん進めていくことによって、まちづくりのありようとして、区はオブザーバーですけども、まず、準備組合員の数と区がかかわるオブザーバーとして、今後、まちづくりの手法で権利者が決めることですから、何を選ぶかは当事者の権利ですけども、区として見通しというか、今、努力を鋭意されているということでありますけども、昨年末から1件もふえていないということを考えますと、見通しとしてどのようにこの段階で見ていらっしゃるのかなというふうに思うんですが、どうでしょう。

松前まちづくり推進部中野駅周辺まちづくり課長

 繰り返しになりますが、逐次準備組合のほうでは理解を得るよう取り組んでいるところでございます。

 また、数としては変わってはございませんが、入っていないけれども事業を理解されているというような地権者さんもいらっしゃるというふうにも聞いてございます。

 また、本日、別添資料でまちづくりのフローというところを掲げてございますが、今後、協議が進み、また、一定程度合意形成を図りながら、都市計画の手続というのが次のフェーズで来ようかと思いますが、それに際しましては、この資料にも記してございますとおり、臨時総会を開かれて、そこで都市計画の手続に着手すること自体の議決をとろうということが想定されてございますので、これは当然地権者の皆様の一定の合意がなければこのようなことにはなりませんので、十分そういったことを踏まえながら事業は進んでいくべきだと区としても考えてございます。

来住委員

 合意をつくるということが大前提だということだと思っているんですが、今回の再開発で、事業者として権利者に対してこういう点がメリットで、こういう点が心配ごとといいますか、留意すべきことというような提示もされていると思うんですけども、地元で当事者に説明されている中身としては、協議や合意などに十分な時間を要しますということを既に事業者自身もおっしゃって、関係者にそういうものを説明されているというふうに聞いています。ですから、時間がかかるものとして捉えて進められている事業だというふうに思うんですね。

 したがって、今、どこまで御答弁いただくかわかりませんが、例えば等価交換なりで、権利者がきょう示された、40階ぐらいになるんですが、後で何十階なのか聞きそびれましたので、教えて欲しいんですが、床を持たれる、そうなったときに、今は発生していない管理費だとか修繕費だとか、そういうものが具体的に毎月かかる、これは一般的にマンションなんかもそうですから、そういうものがどうなっていくのかということも含めた理解をしていただくような情報というのは提供されているのでしょうか。

松前まちづくり推進部中野駅周辺まちづくり課長

 今、委員おっしゃるような、将来こういった超高層マンションになった場合の管理費であるとかその他経費等々はどうなるのかといった内容につきましても、準備組合において、いわゆる全体会という形で地権者の皆様に勉強していただけるような、そんな場をもって説明をしているというふうに承知してございます。

 具体の階高等は承知をしてございません。

来住委員

 当然、これから環境影響評価調査計画書の縦覧や閲覧が始まるということなんですが、まず、杉並区のホームページでは、既にそのことが区民に紹介されていまして、きょうから、10月7日から16日まで縦覧・閲覧を行いますと公開をされています。これは10月1日にアップされているんじゃないかと思いますが、杉並区の方からむしろ問い合わせがあって、どうも場所が中野四丁目西地区だということで、きょう御説明があった場所が今あった影響評価、縦覧、閲覧を行いますという場所なんですね。そうしますと、きょうから始まる閲覧、縦覧は環境の部署になるということで先ほどおっしゃったので、ちょっと部署が違うのかもしれませんけども、きょうから始まるものを中野区では公開されているのでしょうか。

松前まちづくり推進部中野駅周辺まちづくり課長

 この調査計画書の公告縦覧につきましては、まず10月5日号の区報でお知らせがあったかと思います。また、本日、中野区のホームページにおきましても、その概要や御案内は記されているところでございます。

来住委員

 わかりました。

 杉並区のほうから先にそういう問い合わせがあったので、議会の報告の後にやられるのかなというふうに思いますけども、きょう、公にされたということですので、それはそれで。

 ただ、きょうから始まるものですから、せめて1週間、10日ぐらい前には公開をして、区報でも出ていましたけども、ホームページ上でもされたほうがいいかなというふうに思っています。

 今回のこの報告でいただいた中身でいうならば、何といっても、関係する人たちの同意をどう取りつけるか、合意をいただくかということに相当力を集中されていかないと、一方でこういう形で公になってくる、関係者以外の中からも、もちろん日影の問題とか風害の問題とか疑問や心配が出てきますので、しかし一方で、先ほどの繰り返しになりますけども、29件ということでありますから、そこについても、オブザーバーではありますけども、区の一定の役割というのはどういう形で発揮されるのか、事業者任せである事業ではありますけども、しかし、一方でどんどん段取りが進められていくと。もちろん組合で合意されなければいけないということが前提になりますけども、ぜひまちづくりの基本の原点をきちんと区としても、役割としてそこは強調して、しっかりとやるべきだというふうに思いますから、最後、この点について伺います。

松前まちづくり推進部中野駅周辺まちづくり課長

 第1種市街地再開発事業ということで、この事業を通じて公共施設整備がなされ、また、まちづくり、目指すべき将来像が実現されるということがございます。したがいまして、区としてもまちづくりとしてしっかり進めていきたいと考えてございます。そのためには、るる委員御指摘のとおり、当然当事者たる地権者の皆様の合意が必要なわけでして、引き続き合意形成、御理解を十分に得ながら、ともにまちづくりを進めてまいりたいというふうにおります。

久保委員

 先ほど来住委員がきょうからの縦覧のことを言われていて、私も先週区報で見まして、先ほど8階に行って調査書のほうを見せていただきました。調査書の中身の具体的なことは多分質疑がなかなか難しいところなのかなとは思いますけれども、自分の見てきたという感想も踏まえた上で質疑をさせていただきたいと思っています。

 今回、環境影響評価の対象となるというのが高さが100メートルを超えかつ延べ床面積が10万平米を超える高層建築物の新築対象事業ということでございます。今までにもいわゆる四丁目西地区では市街地の再開発準備組合ができていて、今後、市街地再開発事業に向けての取り組みが進められていくという御報告はあったのですけれども、余りの高層階であることに私はちょっと驚きを持って拝見したところです。

 この高さというのが、容積率の緩和というのがここでは一番大きなメリットであると思いますけれども、当然、延べ床面積も大きくなっていくということで、そのほとんどが住宅棟になっています。住宅棟の戸数は、調査書の表には900戸というふうに書かれておりまして、900戸もの住宅がここに入るのかと思うと、本当に大丈夫なのだろうかというのが偽らざる感想です。

 市街地再開発事業、高度利用を行っていくということで、区はオブザーバーであるとは言われておりましたけれども、当然のことながら、手続を踏んでいく中では区が入っていなければこの事業は進まないわけです。と考えていくと、再開発事業の今回の区の一番のメリットというのは何なのでしょうか。

松前まちづくり推進部中野駅周辺まちづくり課長

 区といたしましては、先ほど来住委員の御質問にもお答えしたところでございますが、目指すべき将来像、にぎわいと活力、持続ある中野区、中野駅周辺まちづくりを通じて実現すべき機能、これらが市街地再開発事業を通じて実現されるというところで、まちの防災性あるいは交通利便性、活力の増進が区全体にとってのメリットになると考えてございます。

久保委員

 そのメリットの中には容積率の緩和というのも入っているのでしょうか。

 というのは、地権者の方たちとの合意形成ということを先ほども来住委員が言われていたので、地権者の方たちの合意形成のためにも高度利用というのが必要なのかもしれませんけれども、中野区にとっての高度利用というのは、どういった価値があるものなのか、ちょっと私には理解ができないんですけれども。

松前まちづくり推進部中野駅周辺まちづくり課長

 容積率自体が区にとって何がメリットかといいますと、なかなかお答えがしづらいところではございますが、基本的にまちづくり、公共だけの力ではなくて、こういった民間の活力を生かしてまちづくりを進めるというところがございます。そうした際に、公共施設が高度利用にふさわしいものかどうかを関係機関とも十分に協議をしながら、ふさわしい用途、容積の見直し等々が図られてまいります。

 一方で、民間の事業でございますから、事業そのものが成立しないとなりますと、まちづくりそのものの大きな価値自体が実現できないということがございますので、事業として成立するかどうかといったバランスと、公共施設としてどのような利益が得られるのか、それと、周辺の基盤に対してどこまでの高度利用が健全で合理的なのか、そういったもろもろの要素のバランスの中から、今回は今の想定ではこのような高さの施設の概要になっているというものでございます。

久保委員

 当然のことながら、民間事業として成立するかということは考えられることだと思います。周辺の基盤に対して高度利用が適正かどうかというところがまず1点理解しがたいところです。これは、これからの区役所新庁舎とのバランスにもなってきますけれども、区役所新庁舎では容積率を上げることがなかなか困難で、そのために一部計画も変わってきたというところもあります。これは手続上それぞれに違いますから、比較はできないことはわかりますけれども、一般的に見たときに、片やこちらは9階建て、こちらは160メートルというようなことで、これはある意味、基盤として見たときのアンバランスさというのを区民の方たちは印象として受けるのではないかと思うんですが、その辺はいかがお考えですか。

松前まちづくり推進部中野駅周辺まちづくり課長

 確かに、新庁舎につきましては、再開発等促進法を定める地区計画を活用してまちづくりを進めます。その結果として、現在は一定の容積率があるわけでございますが、四丁目西エリアにつきましては、高度利用地区を定めて市街地再開発事業を決定していこうという考えのもと、一定の協議を進めているというところでございます。

 確かに、隣接する街区なのに高さがこんなに違うのかというところは、率直な印象としては十分理解ができるところでございます。ただ、一方で、我々といたしましては、駅周辺全体の開発が進んだ際に見込まれるボリュームに対して、十分に交通解析、それを踏まえた関係機関協議等々も踏まえて事業を進めているというところがございますので、決してボリュームが大き過ぎるから破綻してしまうのではないかとか、そういった御心配はないのかなというふうに思っております。

久保委員

 ボリュームが大き過ぎること、区役所新庁舎とのアンバランス、それから、環境調査で今後行っていくのは、周辺に対してのさまざまな影響ということで、例えばそこには風の影響でございますとか日影の影響でございますとか、さまざまなものをこれから調査を行っていくんだと思うんですね。それらのことを考えると、本当にそこまでの高度利用というのが適正であるのかどうかというところが余計理解できないところですけれども、そこはどうなんでしょうか。

 それと、今回、ここの中では最高高さを165メートルというふうにしております。実際のところ、市街地の再開発事業においては、もっと実は高度利用することが可能であったというようなことも聞いておりますけれども、本来はどのぐらいの規模のものを建てることができたのか、また、周辺環境との兼ね合いというのを考えて、その辺のところも考慮しながら進められてきたのかどうか、そこをお伺いしたいと思います。

松前まちづくり推進部中野駅周辺まちづくり課長

 まず、ここで想定される容積等の規模感ですけれども、こちらを事業概要としてこのような御報告差し上げて、また、アセスの手続も始まるというところではございますが、都市計画の手続としては次のフェーズというところになりますので、今この場で具体的な容積の想定の数値等を申し上げることはかなわないかなというふうに思ってございます。

久保委員

 ということは、165メートルが最高高さなわけですから、これ以上の高さのものというのはここにはできない、もしくはできないのではなくて、つくらない、その辺はいかがなんですか。

松前まちづくり推進部中野駅周辺まちづくり課長

 本日お示ししているものよりも高い計画となることはまずないというふうに考えております。

久保委員

 逆に言うならば、これだけの容積率が必要なのかどうかということを検討していったときに、もう少し高さが低くなったりとか、延べ床面積が少なくなったりとか、そういうことも考えられる。今回出しているものというのは、そこでできるもののマックスということで考えてよろしいですか。

松前まちづくり推進部中野駅周辺まちづくり課長

 あくまでも現在の協議状況等を踏まえて準備組合のほうで想定をしたものが本日の内容となってございます。結果として、今後、都市計画が定められて、さらに具体の事業計画、設計に入る段階においては、このとおりにはなっていかないでしょうし、むしろ内側での変更になっていくのではなかろうかというふうには思っております。

久保委員

 先ほど住宅の数が900戸ということで調査書のほうに書かれておりまして、そのことについては適正であるかどうかということはお伺いできないのかもしれないのですけれども、せんだって、建設分科会の中で、駅周辺のさまざまな調査をURが行っているという話がありました。そこに900戸、また、中野区役所・サンプラザでこれから高度利用といいますか、複合的な施設ができてきますが、その中にも住宅棟がございます。また、囲町の方でも住宅棟ができてまいります。また、中野二丁目、三丁目、そちらのほうでも住宅棟ができてくるわけです。その総戸数というのは区としてどのようにお考えなのでしょうか。

松前まちづくり推進部中野駅周辺まちづくり課長

 既に中野二丁目でありますとか、囲町でありますとか、都市計画が決定されているものの中には、市街地再開発事業の決定の中で目標とする住宅戸数等々は示されているところでございます。実際に公になっている数値、また、今後事業化を進めていこうという地区につきましては、一定程度、区として見込まれる規模、用途等想定しながら、全体の交通解析なり必要な分析をしているというところでございまして、どこそこは住宅は何戸になりそうだとこれから事業計画を検討するところについてはなかなか申し上げることは難しいかなと思います。

久保委員

 それは、区としてきちっと考えておかなければいけない大きなポイントであると思います。住宅を誘導するということも、ある意味、四丁目西地区のときにはですね、そもそもここでの整備の内容に入っていたかと思うんですけれども、であるならば、住宅誘導をしていくためのさまざま区としてメリットということも考えていかなければならないと思います。ただ、デメリットも一方であると思うんです。そこら辺のところをしっかり押さえておかないと、幾ら西口改札をつくったとしても、中野駅の構内のキャパというのは変わらないと思います。そういった中で中野駅を多くの方たちが御利用される、当然のことながら、住民もふえますけれども昼間人口も伸びてまいります。そこに中野駅自体が耐え得るものなのかどうかというところも非常に心配をされるところですが、その辺はいかがお考えですか。

松前まちづくり推進部中野駅周辺まちづくり課長

 おっしゃるとおり、区としましても全体の開発が進んだ場合に想定され得る用途等からこのぐらいの人が発生するのではなかろうかという一定の想定は持っているところでございます。そういった一定の設定をもとに、関係機関並びにJRに対しても、そういったところの状況を共有しながら、問題ないように都市基盤整備を進めていこうというふうにしてございます。

久保委員

 グランドデザインバージョン3のときに、駅周辺の再開発に合わせて中野二丁目、三丁目、四丁目、五丁目エリアでどれだけの人口がふえるのかが具体的に示されたかどうかというところはちょっと記憶にないんですけれども、その辺のところは今まできちっと計画の中で押さえてきていたんですか。

松前まちづくり推進部中野駅周辺まちづくり課長

 繰り返しになりますが、各地区の事業を進める際には、当然、発生交通量等々を想定して、それを踏まえて関係機関と協議を進めてきているところでございます。

久保委員

 交通というだけではなくて、駅周辺の人口がどの程度ふえるのかというところで、昼間人口ではなくて、いわゆる住民ということではどのようにお考えなのでしょうか。それを考えないで、このまま進めてくということは、駅周辺の整備を進める中で、庁内で調整が図られているのかどうかというところが非常に疑問に思いますけれども、それはいかがですか。

松前まちづくり推進部中野駅周辺まちづくり課長

 車両等の交通発生量だけではなくて、もちろん用途の想定のもとに、昼間人口、夜間人口、それぞれどのくらいふえそうなのかといったような想定は、きちんと区の内部でも持っているところでございます。

久保委員

 きちんと持っているということであるならば、どの程度の人口がふえるのかということもお示しいただけるのでしょうか。今、わかりますか。

松前まちづくり推進部中野駅周辺まちづくり課長

 まだこれから具体化するところが複数ございますので、あくまでも大きな枠の中での表現になってしまいますけれども、おおむね、昼間人口としては2万人程度、また、夜間人口といたしましても1万人程度の居住ボリュームになろうかなというところは想定しております。

久保委員

 それで、駅周辺では学校再編等が進みまして、今もなお平和の森小学校の建設というのが遅れていて、学校があふれているのではないかというような声もあります。そうした中でどのような住宅誘導を図っていくのか。例えば、子育て世帯であるとか、単身世帯であるとか、さまざまそういったところも今後、区がどういう方向に進んでいくのかということで非常に重要なところであると思うんですけれども、その辺のところはいかがお考えですか。

松前まちづくり推進部中野駅周辺まちづくり課長

 そういったもろもろ関連する区の政策にかかわるような課題につきましても、関連部署と連携を図りながら逐次状況を共有してまいりたいというふうに思います。

久保委員

 先ほど夜間人口1万人ということで言われておりまして、それは中野二丁目、三丁目、四丁目、五丁目、さまざまに今後開発が進んでいく、その中で住宅誘導されていく、それを踏まえた上での1万人と数字が出ているというふうに考えてよろしいですね。

松前まちづくり推進部中野駅周辺まちづくり課長

 これはあくまでも一般的に用途を見越して、ある程度のボリュームの住宅としての用途も当然発生するであろう、そうした場合に、一人当たりに必要となる一般的な単価の面積で割り返したときに、そこに発生する夜間人口のボリュームはどのくらいであろうかといった想定をしているところでございます。

久保委員

 今、中野区は住宅マスタープランの改定であったりとか、都市計画のマスタープランの改定を行っているというところです。そういった中で、関係の所管とも調整をと言っておりましたけれども、中野区の人口がどうなっていくのか、また、どういった世代の方たちが住まわれるまちになるのかというのは、今後非常に重要な区の課題です。これは基本構想の中にも大きくかかわってくることだと思います。であるならば、慎重にそういったところを考えていかなければいけないのではないかと思うんですね。

 もちろん住宅自体をつくるのは、区が住宅をつくるわけではありませんから、民間事業者がつくっていくわけですけれども、民間事業者を誘導して市街地再開発事業ができるようにするというのは区が進めてきているわけですから、そこもしっかり描いていかなければいけないんではないかなと思うんですけれども、そこはいかがなんでしょうか。私は今までのグランドデザインバージョン3などを見ている中では、本当に描けていたかというと、そうではないように思うんですけれども、どんどん進めていく中でどこも住宅という機能が入ってきてしまっていて、そのうち駅周辺が住宅であふれてしまうというようなことを懸念するわけですが、その辺はいかがお考えなんですか。

松前まちづくり推進部中野駅周辺まちづくり課長

 グランドデザインバージョン3にも、最高レベルの生活空間、業務集積、そういったところを掲げております。それをブレイクダウンする形で新北口地区まちづくり方針というものを定めてございまして、その中では職住近接の住居機能も盛り込んでいるものでございます。

 駅周辺の開発が各地区で進んでいるところではございますが、中野区の中での駅周辺の立地特性、また、果たすべき役割を考えたときに、一定の業務集積、それと文化交流の機能、いわゆる複合的な都市機能が必要だと。その中で一定割合住居も必要だということで、そういった上位計画を踏まえて、それぞれの地区の事業は進んでいるというところでございまして、確かに今後非常に住宅の割合がふえてこようかなというところはございますが、この先、委員に御指摘いただいているような公共サービスがそれで支障を来してしまうことがないように、全庁挙げて調整をしながらまちづくりを進めてまいりたいと考えております。

久保委員

 全庁を挙げて調整を図るということですけれども、全庁を挙げて、今はまだ図られていないということですか。今からやっていなかったら、間に合わなくないですか。それはどういうふうにお考えですか。

松前まちづくり推進部中野駅周辺まちづくり課長

 これまでやってないということは決してございません。駅周辺のまちづくりにつきましては、いろいろな影響、注目度も高いことでございますので、関連する部署を集めて、さまざままちづくりに関する調整会議等を開きながら、議論をしながら、確認をしながら、このような事業を進めているところでございます。

久保委員

 市街地再開発事業ですから、当然のことながら交付金も活用されていくと思うんですけれども、交付金の対象となるもの、先ほど観光バスなどがとめられるような駐車場ですとか歩行者デッキ、これは先日も質問させていただきましたけれども、駅から区役所までへの歩行者デッキというのをここの中にも設けていくということになっていると思います。交付金の対象となるものというのは、そういった公共的なものだけではないように思うんですけれども、その辺はいかがお考えですか。

松前まちづくり推進部中野駅周辺まちづくり課長

 市街地再開発事業に対する交付につきましては、きちんと規定がなされてございまして、対象等となる要素といたしましては、調査設計計画、土地の整備、共同施設整備、建築物の防災性能の強化、また、附帯施設整理といったような事柄が補助対象というふうになってございます。

久保委員

 設計ですとかそういったものというのは、必ずしも駐車場でありますとかデッキだけではなくて、いわゆる複合的なビルといいますか、高層ビルそのものの設計の費用に対しても交付金が該当していくということになっていくんだと思うんですね。

 また、住んでいる方たちの税に対しての優遇措置なども市街地再開発事業というのはあるわけで、大きなメリットがある事業だと思います。だからこそ、区民にとってのメリットというのがここの土地はどういう位置を占めているのか、また、今後の中野駅周辺のグランドデザインの中でここの位置づけということも言われておりましたけれども、そういった部分で四丁目西地区の再開発事業の区民に対する意味をなしていくというところが私としては何となくまだ理解できないわけですけれども、その辺はいかがお考えですか。

松前まちづくり推進部中野駅周辺まちづくり課長

 繰り返しになりますけれども、第1種市街地再開発事業、これは非常に公共性の高い都市計画に位置付けて進めていく公共事業と言っても過言ではない事業かと思っております。御指摘のとおり、対象となるものについては公金も投入されるということでございますので、そのまちのため、この事業が進むことによって、冒頭にも申し上げてございますが、まちの活力や防災性能や緑の空間や一定以上のその公共環境がより整い、まち全体として非常にプラスになるところが大きいというところをしっかりと実現させながら進めることが重要だと考えております。

久保委員

 緑の広場ですとか防災機能ということも市街地再開発事業の中では当然考えていかなければいけなくて、ここの中にも広場ということで広場機能があります。広場面積を確保するために余計に容積率が上がってしまうということもあるんですか。その相関性というか、関係というのはどうなんですか。

松前まちづくり推進部中野駅周辺まちづくり課長

 例えば市街地再開発事業の要件として、高度利用地区を定めるというところがございます。高度利用地区といいますのは、土地の健全な高度利用を図るために、一定以上の建物に対してはセットバックを求めたり、空地の拠出を求めたり、そういったところが必要になってまいります。したがいまして、それを拠出できるだけの、それに見合う容積率等々の関連性につながっていこうかというところがございます。

久保委員

 いろいろ今お伺いしても、お答えいただけないところも多々あるかと思いますけれども、先ほど来申し上げておりますように、駅周辺のさまざまな機能、それから影響というものを庁内での議論をしっかり行っていただきたいと思いますし、行っていきますというだけではなくて、具体的にお示しいただきたいと思っておりますので、これは要望です。

 最後に1点だけ。まちづくりのフローということで着工というのが一番右端にございます。ここは何年を目指しているのでしょうか。

松前まちづくり推進部中野駅周辺まちづくり課長

 着工がいつ頃になるかというところは、まだ現時点では申し上げる段階に来てございません。

委員長

 委員会を休憩します。

 

(午後2時59分)

 

委員長

 それでは、委員会を再開します。

 

(午後3時20分)

 

 報道機関から当委員会の様子を録音したい旨の許可願いがありましたので、これを許可します。

 許可を受けた方に申し上げます。許可の申し出の際にお示しいただいた目的外に録音したものを使用しないこと、また、休憩中の録音は認められていませんので、休憩になりましたら録音はとめていただくようお願いいたします。

 それでは、休憩前に引き続き、4番の項目について、他に質疑はありませんか。

来住委員

 165メートルということでした。階高はまだ明らかじゃないということなんですが、中野区内で160メートルを超えて最高高165メートルというのは、坂上とか東中野も若干ありますけど、これだけのものというのは、どこかにありますか。

松前まちづくり推進部中野駅周辺まちづくり課長

 中野駅周辺におきましては、これより高いものはございません。

来住委員

 中野区全体ではどうでしょう。中野駅周辺ではないと今、伺いました。

安田都市基盤部都市計画課長

 中野区内ではございません。

委員長

 他に質疑はありませんか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 なければ、以上で本報告について終了します。

 次に、5番、中野駅新北口駅前エリア再整備事業計画(素案)についての報告を求めます。

石井まちづくり推進部中野駅新北口駅前エリア担当課長

 それでは、中野駅新北口駅前エリア再整備事業計画(素案)について御報告申し上げます。(資料7)1番の再整備事業計画(素案)の構成でございますが、先に、恐れ入ります。2番の今後の予定から御案内したいと思います。今後の予定でございますが、令和元年10月、今月ですが、区役所・サンプラザ地区再整備推進区民会議を開催いたします。こちらの日程は10月17日でございます。

 また、引き続きまして、意見交換会、これは一般区民向けの意見交換会でございますが、10月19日、23日に行います。その後、令和元年12月に再整備事業計画の案をまとめまして、公表し、パブリック・コメントの手続を行います。年が明けまして、令和2年1月に再整備事業計画を策定し、1月以降、民間事業者の募集要項を公表するという考えでございます。

 それでは、1番の構成に戻りますが、こちらにつきましては別紙で御案内したいと思いますので、別紙をお開きください。

 この素案でございますが、初めに目次がございますが、この中からかいつまんでポイントをお話ししたいと思います。

 まず1ページでございます。計画の基本的事項、中野駅新北口駅前エリア再整備についてということでございます。右下の図を見ていただきますと、中野駅新北口駅前エリアの再整備、これにつきましては、街区再編と都市基盤整備、それから拠点施設整備と大きく二つに分かれます。街区再編と都市基盤整備につきましては、土地区画整理事業ですとか街路事業を行うものでございますが、今回、この計画の対象となりますのが拠点施設整備になるものでございます。

 それから、次の2ページでございます。お開きいただきまして、1-2では、計画の範囲となっております。今、御案内したとおり、拠点施設整備というものが対象になりますので、図の中でオレンジの部分、本計画の範囲となっている部分、こちらが計画の範囲となります。

 1-3では計画の性格ということで、区として求める都市機能や事業化に向けた基本方針を示したものであり、民間活力を活用した整備を誘導する上での指針となるものということになります。

 1-4につきましては、計画地の概要でございますので、そちらをごらんいただければと思います。

 また、1-5は、上位計画及び関連計画、1-6につきましては、中野四丁目新北口地区地区計画についての案内をしておりますので、そちらはお読み取りください。

 それから、その次に5ページからになります。2の拠点施設整備のコンセプトでございます。この拠点施設整備につきましては、3点コンセプト等を掲げております。1つ目が中野サンプラザのDNAを継承した、新たなシンボル拠点をつくる、2点目が中野駅周辺の回遊性を高め、にぎわいと交流に満ちたまちをつくる、3点目が未来に続く中野の活力・文化・暮らしをつくる、この3点を拠点施設整備のコンセプトとして掲げております。これ以降につきましては,このコンセプトに基づいてそれぞれの整備・誘導する方針を記載しているものでございます。

 それでは、次に6ページは、整備・誘導方針のインデックスになっているものでございます。

 7ページからが拠点施設整備・誘導の基本方針ということで、まず3-1につきましては、中野のシンボルとなる新たな文化・芸術と発信拠点の形成ということでございます。拠点施設の整備に当たり、中核となる機能として多目的ホールを位置付けるとともに、他の施設、機能との連携により、中野のシンボルとなる新たな文化・芸術等発信拠点の形成を図るというものでございます。

 この中では、3-1-1では、文化・芸術等発信拠点の整備・誘導方針ということで、新たな文化・芸術等発信拠点は多目的ホールを中心に、文化・芸術と発信拠点の形成に寄与されるその他の施設・機能を含めた施設全体により構成されるものとします。さらに、民間事業者による整備・所有・運営を基本とし、一体的な施設運営を行うことによる機能間の連携や相乗効果を期待するものでございます。

 それでは、次に、8ページでございます。3-1-2では、多目的ホールの整備・誘導方針ということで記載をしてございます。この中で特にポイントとなりますのが、多目的ホールにつきましては、中野サンプラザのDNAの一つであるポピュラー音楽の公演を主用途とするということ、それから、多様なイベントに対応できる次世代の発信拠点を目指すということ、3点目は民間事業者による整備・所有・運営とするということ、それから、屋外の広場空間の確保や周辺地域への負担に配慮し、最大収容人数7,000人程度を上限とするというものでございます。

 それから、次の9ページでございます。3-1-3、これにつきましては、エリアマネジメントの誘導方針ということで示しております。文化・芸術等発信拠点を計画段階から地域とともに育てていくということで、民間事業者を中心としたエリアマネジメントの取り組みを誘導するものでございます。

 次に、10ページでございます。公共公益性の向上につながる空間構成ということで、ここからは主に空間構成の整備・誘導方針としまして、3-2-1では、歩行者動線の整備・誘導方針、それから、3-2-2では広場空間、3-2-3では立体道路の整備・誘導ということとしております。

 11ページを見ていただきますと、それぞれ動線計画のイメージ、これは上の図ですと平面のイメージを示しております。特にこの地区につきましては高低差があるということで、この高低差での歩行者の動線の計画のイメージを示しているものでございます。

 左の図から標高約48メートル、これは南北通路、橋上駅舎のレベルになります。真ん中の部分は東西連絡路のレベルになりまして、計画をしています交通広場の高さのレベルになります。それから、右につきましては、現在の中野通り、現北口駅前広場のレベルということで示しているものでございます。この図の下には動線計画のイメージということで、断面で示しているものがございます。こうした高低差の処理をするということで、特に縦動線ということについても記載をしているものでございます。

 次に、12ページは特に広場計画をイメージしたものでございます。拠点施設の南側につきましては、まちのエントランスの空間、出会いの広場として設けるものでございます。主な機能としては、拠点施設の駅側の出入り口であるとともに、まちの顔、玄関口ということで、そうした空間を設けていく考えでございます。また、北側には、にぎわいと交流創出の空間ということで、にぎわいの広場ということで設け、多目的ホールの来場者の滞留空間であるとか、あるいはイベントに適した広場ということで整備・誘導策を図るものでございます。

 次に、13ページからでございますが、持続可能性を高める用途構成や機能ということで、3-3-1で整備・誘導を図る主な施設・機能ということで記載をしてございます。基幹となる施設・機能ということで、主に昼間人口に寄与する施設・機能ということで、競争力の高い大型のフロアプレートを有するオフィスですとか会議場というものを記載しています。また、主に夜間人口ということでございますと、レジデンスあるいは生活支援機能、それから交流人口に寄与するものということで多目的ホール、商業施設等々をこの中で誘導していく考えでございます。また、環境性、防災性向上に資する施設・機能ということで、都市の低炭素化に資する施設・機能、BCD構築のための自立分散型エネルギーシステム等について誘導していくものでございます。

 続きまして、14ページにつきましては、3-3-2で街並み形成の方針ということで、中野のシンボルにふさわしい建物デザインを誘導することですとか、あるいは西側南北通路、橋上駅舎と新北口駅前広場と一体感のある空間デザインとなるように配慮するということを誘導するという考えでございます。

 3-3-3では、施設計画の基本的事項ということで、都市計画、施設配置の考え方を取りまとめたものでございます。

 次に、15ページからになります。こちらは事業手法ということでお示しをしてございます。土地区画整理事業によって、拠点施設整備の予定範囲にそれぞれの土地の所有者の権利が集約をされまして、その集約された土地の中で市街地再開発事業を想定しているというものでございます。

 次に、16ページにつきましては、市街地再開発事業の適用ということで記載をしているものでございます。この拠点施設整備につきましては、5者の地権者ということになりますので、各地権者の資産を保全しながら事業化を図ることが求められております。市街地再開発事業を行うということで、総合的かつ計画的に推進すべき事業ということでございますので、こうした手法が妥当ではないかという考えでございます。

 次に、4-2では、区有地と資産活用の考え方ということでございます。区有地と資産の一部につきましては、市街地再開発事業において転出し、その転出補助金を新区役所整備等の財源として確保する考えでございます。それらを除く資産につきましては、市街地再開発事業において権利変換し、従後の資産を保有することにより資産を保全するとともに、事業への一定の関与を保持し、事業の着実な推進を図るという考えでございます。

 それから、次、18ページでございます。想定スケジュールをお示ししております。この拠点施設整備につきましては、拠点施設の建設工事というのが2025年度あたりからありますけれども、竣工につきましては、2028年度の竣工を目指しているものでございます。さかのぼりますと、その前に拠点施設の解体があり、その前に都市計画の手続を進めていくというものでございます。

 最後になりますが、4-4、民間事業者の公募選定についてということで、拠点施設整備の事業化を図るために事業の主体となる民間事業者を募集・選定するものでございます。民間事業者は市街地再開発事業の施行予定者として関係権利者の合意の上で選定をするという考えでございます。

 この資料の中身については以上でございます。

委員長

 ただいまの報告に対して、質疑はありませんか。

加藤委員

 御説明ありがとうございました。

 これまでいろいろ議論されてきて、ようやくこういう形になってきたんだなというところですけれども、気になるキーワードとして、6ページ以降にあります拠点施設整備・誘導の基本方針、この誘導というのはなかなかこういう資料で見なれないんですけど、どういうものでしょうか。

石井まちづくり推進部中野駅新北口駅前エリア担当課長

 今回のこの整備につきましては、民間活力を活用するということでございますので、整備だけではなくて、誘導するという考えでございます。

加藤委員

 そのすぐ下に、確かに方針に基づき民間活力を活用した整備を誘導していくものとしますと書いてありますので、そういったことなんだろうなと思いますけども、そうすると、これは区がこういう整備方針でいきたいと言っているけれども、結局、民間が出してきた提案の中で選んでいかないといけないということで、あくまでこれは区の希望という前提の資料というところでよろしいですか。

石井まちづくり推進部中野駅新北口駅前エリア担当課長

 区としてまとめた計画でありまして、基本的にはこの計画に基づいた提案を求めるということでございますし、都市計画との関係もございますので、基本的にはこの内容で誘導していきたいというものでございます。

加藤委員

 そうすると、最終ページの民間事業者の公募選定についてというところが非常に重要になってくるのかなと。自分らの求めに対してどのぐらい近いことをやってくれるのか、そういうことがプラスになる、もしくはこの方針とは違うけれども、これはいいなというのがあれば選ばれていくとは思うんですけれども、ここでは外部有識者等で構成する審査委員会での審査の上、候補者を選定しますとありますけれども、外部有識者等で構成する審査委員会というのはどういった構成になってくるのでしょうか。

石井まちづくり推進部中野駅新北口駅前エリア担当課長

 審査委員会の構成につきましては、まだ検討中でございますけれども、例えば都市計画ですとか建築ですとか、識見を有する専門家ですとか学識経験者、そういった方々で構成する審査委員会と考えてございます。

加藤委員

 審査する上でポイントが、この点においては何点でした、こういう切り口で言うと何点でしたみたいな、そういったシートがあったとしたら、それの合計点が高いところが通ってしまうのかなと思うところですけれども、そうすると、区が外部有識者を呼んだところでシートのつくり方次第によっては、ある程度、区の恣意的な判断で候補者を絞ることも可能かなと思っちゃうんですけれども、その辺の審査方法は、みんなで合議制で決めるのか、採点で決めるのか、まだ決まっていないのかもしれないですけど、どういったイメージなのか教えてください。

石井まちづくり推進部中野駅新北口駅前エリア担当課長

 基本的には評価基準をつくりまして、それに従って審査をしていただいて、点数化していくという考えです。

加藤委員

 そうすると、方針が固まったら、それに近ければ近いほど、区としては点数が高くなるようにしてもらいたいなという話になるということですか。できるだけこの方針に沿っているところほど点数が高くなるというような評価になり得るということですか。

石井まちづくり推進部中野駅新北口駅前エリア担当課長

 基本的にこの方針に沿った提案を求めるものでございますので、そこはまず一つの基準になりますし、さらに実現可能性とか何かプラスの提案ですとか、そういったものが審査の評価につながるものと考えます。

加藤委員

 我々自民党としましては、この中で7,000人の多目的ホールとありますけども、さらに大きいほうがいいなと思うところがあるわけです。そうしたときに、整備方針に近いほど点数が高くなるという懸念を感じるというか、区が求めるものと我々が考えていることがちょっと違うので、その辺がどういうふうに評価されるのかなと非常に気にかかるところなんですけども、そういった整理をした上で、規模感というか、実現可能性とか収益性とかいろいろな点があるとは思うんですけど、恣意的になり得ないかという懸念を抱くんですけど、その辺はどうお考えでしょうか。

石井まちづくり推進部中野駅新北口駅前エリア担当課長

 多目的ホールの規模感につきましては、この中でも7,000人を上限とするということでお示ししたところです。ですので、7,000人になるのかあるいはそれよりもうちょっと小さい規模になるのか、それはまさに提案次第と思っております。

 ただ、その下にあるとおり、今、8ページのお話をしていますが、8ページの中では、多目的ホールの施設計画に当たっては、安定的・継続的な施設経営を求めるということでございます。これは特に民設民営ということでございますので、そこら辺の担保があった上での規模感ということになろうかというふうに思っています。

 ですから、そこも含めて総合的な評価になるというふうに考えます。

加藤委員

 そうしますと、前回の報告からも話が出ていますけども、8ページ、今、皆さん開いていると思いますけど、集いの広場のサイズと多目的ホールのサイズが相互に絡んでくるというところですけれども、この2,500から3,000平米というのはどういった考えでこのサイズ感にしたいというのが出てきているのか、教えてください。

石井まちづくり推進部中野駅新北口駅前エリア担当課長

 10ページをちょっと見ていただきますと、3-2-2の目印のところというか、真ん中あたりに「集いの広場は上記利用目的を踏まえ、2,500から3,000平米程度を想定し」となっております。それの中核ということで、ホール利用者待機スペース、イベントスペース、歩行者動線、植栽等で構成された空間として確保すべき面積の目安ということで、その大きさを出しているものでございます。

加藤委員

 どうやってその目安が出たかということをお伺いしているんですけども、何か計算式があるのか、その辺の規模感をどうやって設定されたのか、教えてください。

石井まちづくり推進部中野駅新北口駅前エリア担当課長

 ホール利用者の待機スペースにつきましては、実際、他のケース、近隣の施設でコンサートをやっているときの滞留者の数ですとか、どのくらいの時間を滞留しているかとか、そのあたりを捉えまして、その中から必要な面積を出しているということがございます。

 また、イベントスペースですとか、それも他の事例なども含めまして必要なスペースということでとっているものでございます。

加藤委員

 四季の森公園だったり新区役所あたり、先ほどの中野四丁目の再開発など、いろんなスペースが生まれてこようとも思うので、ここの広場だけで全てをこなす必要もないかなとは思いますし、拠点施設においてはショッピングモールみたいなものもあると伺っていますし、あと中野五丁目に人を流したいとかいろんな意図がある中で、このスペースだけで全て物を考えようというのは、今まで言ってきているところの全体の話ともう少し検討が必要なのかなと思っております。区の方針があろうかと思いますけども、そういったふうに我々は考えております。

 そういった中で、ホールというのはもっと広いほうがいいと言っている中におきまして、プロスポーツなどを誘致する、こちらにも8ページのスポーツ系エンターテイメントの利用イメージみたいな、こういうのもありますけれども、プロリーグ、バスケットボールだったりそういったところを誘致するようなことができたからいいなと思っていますけども、そういったときにこの規模感で足りるのかどうか、もう少し検討が必要と思いますけれども、その辺の利用可能性についてどのように検討されているか教えてください。

石井まちづくり推進部中野駅新北口駅前エリア担当課長

 この中に多様なイベントということで、スポーツ系エンターテイメントということで注意書きしておりますけれども、このあたりはまさに提案の部分であろうかというふうに思っています。ですから、一定の規模、これは周辺の状況とかも含めまして一定の上限を設けるつもりでおりますけれども、中のコンテンツ、使われ方につきましては、まさに提案ということで、応募してくる事業者の考え方によるものと考えます。

加藤委員

 例えば、民間活力を使うという中で提案してくるグループが、こういうのをつくればこういうチームと一緒にやれますみたいなことが提案の中で入ってくるとしたら、そういうのが例えば加点されるというか、評価されるような審査のあり方というのはもちろん検討できるわけですよね。

石井まちづくり推進部中野駅新北口駅前エリア担当課長

 実際、多目的ホールで行われるものがまちにとってどのような効果があるかという視点は非常に大事な点だと思ってはいます。ですから、そういったことは評価する内容になってくるかと思いますが、基本的には8ページの左下にあるようなさまざまな項目について評価をしていくという考えでございます。

加藤委員

 スポーツ以外でも、例えば北海道の物産展みたいな、平土間のスペースを使って、区民がわかりやすく利用できるようなイベント、常々言っていますけど、中野区民が今の中野サンプラザホールを使うというのは、区の公式のイベントだと成人式しかないわけで、結局ホールに入ることなんてほとんどないですけども、区民が利用しやすい、それが区が主催でやるかといったら、なかなか難しいですけれども、そういったことによって、区民がああ、できてよかったなみたいなものに変えていただきたいと思っております。

 ちょっと話は変わりますけれども、出会いの広場と集いの広場というのは、さきの一般質問で区長の答弁の中で急に出てきたんですけれども、出会いの広場の場所がちょっとイメージしていたのと違うんですけど、11ページの断面図を見ると、線路と同じレベルということは、バスターミナルがあるところでよろしいですか。

石井まちづくり推進部中野駅新北口駅前エリア担当課長

 交通広場がバスのロータリーになりますので、それと同じ高さになります。

加藤委員

 バスを利用している人数と電車を利用している人数を考えたときに、上のフロアでのイメージだったので、出会いの広場というと、バス利用者が集まる広場というイメージになってしまうんですけど、そういったことでよろしいですか。

石井まちづくり推進部中野駅新北口駅前エリア担当課長

 バス利用者が集まるというか、駅前の一定の滞留空間ということになりますので、バスとかタクシーの利用者もあれば、鉄道利用者がここの広場におりてくるという、そこで待ち合わせしたりとか、そういったこともあり得るでしょうし、あるいは中野五丁目側と接続する部分にもなりますので、そういった点でも一定の滞留機能ということになろうかと思います。

加藤委員

 今、中野通りの東西のエスカレーターの通路のところというのは生きているわけですよね。電車をおりた人がそのフロアに出るというか、それが地下の高さになるんですか。今あるあそこのレベルと交通広場は同じレベルでよろしいのですか。

石井まちづくり推進部中野駅新北口駅前エリア担当課長

 今、11ページを見ていただいていると思いますけど、まさに真ん中が標高約40メートルとなっていますけれども、東西連絡路を現北口から上がっていただいた高さが40メートルになります。その高さというのは線路の高さとほぼ同じぐらいの高さです。東西連絡路を西側に出たところというのが駅前広場になる部分です。出会いの広場というよりは、公共側で整備する駅前広場がそこに当たります。

 ここでいう出会いの広場というのは、11ページの真ん中の図で言いますと、その上に当たる部分、これは敷地の中の広場になります。敷地の中の広場と駅前広場が一体的な利用ができるような形で整備・誘導していきたいという考えです。

加藤委員

 そうすると、西口改札からおりてとか、逆に、例えば四季の森から斜めの通路を歩いて、中野五丁目に行こうとしたら、一回、もう一個下の線路のレベルまでおりて、その後、駅前のエスカレーターでおりるというルートがメインの通路になってくるんですか。

石井まちづくり推進部中野駅新北口駅前エリア担当課長

 さまざまルートはありますので、この図でいいますと、左側がデッキのイメージになります。標高48メートルで、四季の都市、ちょうどセントラルパークイーストの南側からデッキがつながるイメージで、それが駅までつながります。それが西側の南北通路と同じ高さになるということですから、そのルートを通って下におりても構いませんし、あるいはそこから敷地の中の建物に直接つながるイメージもありますので、建物の中を通って中野五丁目側に抜けるということもあるかと思いますし、もちろん、デッキを介さないで地上レベルで歩いていくということもあり得るだろうというふうに思います。さまざまなルートは用意されているものでございます。

加藤委員

 最後ですけど、そうすると、西口改札から線路のレベルに下がる方法は、エレベーターはここにありますけど、階段、エスカレーターと、ここで出会いの広場に行こうとしたら、どれが一番行きやすいんですか。

石井まちづくり推進部中野駅新北口駅前エリア担当課長

 南北通路からおりるとなると、ここには矢印が左側に出ていますけど、施設の中になるのか広場になるのかはありますけれども、ここから40メートルの高さにはエレベーターなりエスカレーターなりを設置して、おりられる動線はつくる予定でございます。

加藤委員

 ここには示されているの。

石井まちづくり推進部中野駅新北口駅前エリア担当課長

 この中では、そういった矢印はありませんけれども、イメージとしては、施設の中か、この広場、どこかしらに、これは動線として必要な部分でありますので、そういったものは設けていく考えではございます。

加藤委員

 西口を出たところというのは、割と混雑が予想される場所なのかなと思ったので、そこにエスカレーター、階段というのが、それはイメージというか、絵は描かれているんでしょうけど、ちょっとわかりづらいんですけど、その辺はもちろん影響がないものでよろしいですか。

石井まちづくり推進部中野駅新北口駅前エリア担当課長

 ここで40メートルの高さの広場におりるのに、敷地の中でおりたほうがいいのか、南側の駅前広場側でおりたほうがいいのか、このあたりをどうしようかという検討はしているところでございます。いずれにせよ、駅を出て、南北通路を出て、おりられないわけにはいかないので、おりられる動線をここで整備する予定でございます。

杉山委員

 御説明ありがとうございます。幾つか質問があります。

 まず、10月19日、そして、23日の意見交換会の開催というお話でしたが、ちなみに人数というのは、どのぐらいを集めようと思っていますか。それとも人は決まっているんですか。

石井まちづくり推進部中野駅新北口駅前エリア担当課長

 一般区民向けの意見交換会でございまして、ホームページや区報に掲載しています。それで来られる方ということですが、最近、さまざま中野駅周辺まちづくりの説明会などをしますと、四、五十人お集まりになるということもありますので、そのぐらいは集まっていただくといいかなというふうに思っております。

杉山委員

 ありがとうございます。

 じゃ、2回でも100人ぐらいは集まったらいいなということですね。

 令和元年12月再整備事業計画案公表とありますが、意見交換会で出た意見というのは、今、考えられている内容に落とし込まれるとか、何か影響があるとか、時間的になかなか難しい、1カ月半しかないんですけど、このときに出た意見というのは盛り込むべきものがあったら盛り込まれる、そんな感じですか。

石井まちづくり推進部中野駅新北口駅前エリア担当課長

 この意見交換会は、区民参加の手続に基づいて行う意見交換会でございまして、通常いただいた意見について取りまとめ、それについての区の考え方を示し、必要に応じて計画の参考にしていくということになります。案を作成する際の参考にさせていただくということでございます。

杉山委員

 これはあくまで案ということですが、出た意見が、これに関する興味を持っている区民の方々がたくさんいらっしゃいますので、ぜひとも幅広い意見をたくさんとっていただいて、熟考していただきながら、再整備事業計画案に盛り込んでいただきたいなと思います。これは要望でございます。

 続きまして、横長資料の7ページ、エリアマネジメント、中ほど左の中野の文化の周辺地域のにぎわいを絶やさず次世代の街を継承していくエリアマネジメントを主導させる、これは確かにまちづくりをしていくときにエリアマネジメント、いろんな観点から必要だと思うんですが、これは始動させると書いてあるんですが、区として、それとも有識者、それとも地域の方、どんな感じの団体になるのですか。

石井まちづくり推進部中野駅新北口駅前エリア担当課長

 エリアマネジメントにつきましては、9ページに記載してございまして、3-1-3の囲みの2段目になります。民間事業者を中心としたエリアマネジメントの取り組みを誘導するという考えでございます。

杉山委員

 ありがとうございます。

 基本的に民間が中心、それとも中野区が主導で民間の人たち、それともフラットで進めていく、どんなニュアンスなのか、ちょっと感触だけ教えていただけますか。

石井まちづくり推進部中野駅新北口駅前エリア担当課長

 基本的に民間で進めていただくという考えになりまして、区がどうかかわるかというのはそのときになってみてということにはなりますが、基本的にエリアマネジメントというのは、まちの価値を維持、向上させていくということになります。

 最近行われている事例ですと、都市開発が行われた際に、できた後にも継続的に価値を保っていくという取り組みになりますので、基本的には民間事業者の取り組みというふうに考えております。

杉山委員

 ありがとうございます。

 民間を中心としたエリアマネジメント、これは区としての予想というか、何か団体設立されるような、そんなイメージはあるんですか。

石井まちづくり推進部中野駅新北口駅前エリア担当課長

 これも他の事例を見てになりますけども、エリアマネジメントの会社を立ち上げる場合ですとか、あるいは一般社団法人という形であったり、取り組みをしていく中では、実際、お金の動きもあったりするということもありますし、そういった中では透明性を確保していくという意味で、そうした法人組織をつくるケースというのは多いというふうに考えているところです。

杉山委員

 ありがとうございます。

 11ページの標高40メートルのところと34メートルのところの間に立体道路があります。ちょっとどこで読んだか忘れちゃったんですけど、交通広場レベルをフラットにするみたいなこととか書いてあったと思うんですが、これというのは、ビジュアル的に見た目もいびつなんです。これは何で交通道路がぽこっと上に出ているんですか。

石井まちづくり推進部中野駅新北口駅前エリア担当課長

 下の断面図の立体道路の部分だと思いますが、まず中野通りそのものが、中野駅から北側に向かって高低差があるということでございますし、さらにそこの上に道路として立体で空間をとっていくということになりますので、こんなようなイメージになるかと思います。

 大きさそのものがここのとおりというわけではありませんけれども、都市計画決定をしている部分でもございますので、それに従った整備をしていくということになります。

杉山委員

 ありがとうございます。

 もともと中野駅はすり鉢になっていますよね。掘ってつくった駅なので、こうなっているのはわかるんですが、高さそのものも都市計画決定でこの場所というのは、地上何メートルから標高何メートルまでの間が立体道路ということが都市計画で決まっていると、そんな認識ですか。

小幡まちづくり推進部中野駅地区担当課長

 立体道路の位置につきましては、都市計画でこの位置に決まっておりまして、立体道路の空間としても、確か幅員が15.5メートルの延長で、空間としての幅、高さ、長さというところは都市計画で決まっているところでございます。

杉山委員

 これは要望にしておきますが、歩行者と歩行弱者の方々の歩行空間が最優先だと思っていますので、そこら辺は意識しながら、区として御意見を言っていっていただければと思います。

小宮山委員

 ほかの委員の質問でもあったことですけども、集いの広場と出会いの広場の配置につきまして、私もこれまで何千人単位の大きいイベントをプロデュースしてきたりした経験はありますけども、集いの広場でイベントとかをやった場合に、近隣に住んでいる人とかお店のある人などが多過ぎて、多分、音に関する苦情が出やすい立地だと思うんです。それに関して、出会いの広場であれば、音は出しやすいイベントスペースになりそうだなというふうに見えました。

 音の出せないイベントというのはつまらないものになりがちなので、この位置を入れかえたほうがいいのではないかというふうに思いました。これはイベント利用も想定してつくっていると思いますが、今言った件について、いかがでしょうか。

石井まちづくり推進部中野駅新北口駅前エリア担当課長

 まちづくり全体の配置計画ということもございますので、駅前広場、特に駅を出て直接つながる部分でもありますので、そこについては、エントランス空間としての位置づけになるかと思っています。

 北側は、特に周辺地域との連携、そういったことも視野に入れながら、イベントができる空間としていきたいという考えでございます。もちろん音ですとか騒音ですとか、そういったことの配慮というのは本当に必要な部分だと思いますので、実際、人も非常に多いということにもなりますので、動線のつくり方ですとか、そういったものの配慮というのは必要だと思いますし、そういったことはむしろ誘導というか、安全の配慮については求めていきたいという考えでございます。

小宮山委員

 音への配慮というのは、ハードではどうしようもできなくて、非常に下げるか消すかしかない。さっきも言いましたように、音の出せないイベントはつまらないものになりがちなので、ぜひそのあたり、きちんと考えていただきたいと要望しておきます。

 そして、先ほど加藤委員の質問にもありましたけども、今回の考え方で多目的ホールを中心に新たな文化・芸術発信拠点をつくっていくようであります。しかし、私も過去5年ぐらい、現中野サンプラザの大ホールに入ったのは1年に1回の成人式のときだけでして、成人式に行かない区民も非常に多いですから、区民にとっても、今の中野サンプラザのホールというのは、自分の生活とは関係のないところになっている区民が多いと思います。そのような区民にとって直接の関連が低い場所を新たな文化・芸術発信拠点の中心に位置付けることがいかがなものかと思いまして、もうちょっと区民がかかわりができるような文化・芸術発信の方法を考えていただきたい。多目的ホールを中心にしない文化・芸術の発信拠点のつくり方なども考えていいのではないかと思いましたが、いかがでしょうか。

石井まちづくり推進部中野駅新北口駅前エリア担当課長

 大きなコンセプトとして掲げていますのは、サンプラザのDNAの継承ということもございます。その点ではホールという機能が中心にはなると思っています。

 一方で、7ページを見ていただきますと、多目的ホールだけではなくて、その他の機能も含めた施設機能というイメージを持っております。

 左の図、これは例示でございますけれども、多目的ホール以外にも文化交流、グルメ、スポーツ、観光、学び、芸術といったようなキーワードを載せておりますし、この中でのかかわり、参加ということがあるものを求めていきたいというふうには思っております。

 これ以外にも後ろのページにもございますけれども、商業施設が入りますし、また、ホテルという機能も入りますので、その点でもさまざまな複合の機能がこの中で展開されるという想定をしているものでございます。

久保委員

 前回の基本的な考え方から具体的になったり発展してきたりというものがお示しいただいていると思うので、前回と比較をしながらお伺いをしたいと思うのですけれども、多目的ホールにつきましては、前回④の5,000人から7,000人というケーススタディがありまして、それに近い形で今回は選択されたというふうに考えていいのでしょうか。

石井まちづくり推進部中野駅新北口駅前エリア担当課長

 前回お示ししていますのは、参考のケーススタディということで五つのパターンで示しています。その中で一番考え方に適合していたのが5,000人から7,000人という規模というところではございました。ただ、今回については、さまざまなパターンというよりは、最大の収容人数ということで7,000人ということを上限としているということでございます。

久保委員

 前回も屋外広場の面積は2,500平米から3,000平米というようなところが出ていて、そのスペースもとった中で、なおかつ、最大の利用者ということで7,000人というようなことが示されておりましたので、そこを上限に考えられたということなのかなと思っております。

 民設民営ということも当然、前回からお示しいただいていたかと思いますので、その辺の考え方そのものというのは大きな違いはないのかなと思っておりますけれども、前回のケーススタディから今回大きく変わった点というのは逆に何かあるのですか。

石井まちづくり推進部中野駅新北口駅前エリア担当課長

 特に多目的ホールにつきましては、前回の考え方と同じような考え方を持っております。

久保委員

 それから、一番最初に街路事業と拠点施設整備という違いがあって、集いの広場はここの中にあるわけですから、当然、街路事業じゃないというふうな認識でいいわけですよね。

石井まちづくり推進部中野駅新北口駅前エリア担当課長

 集いの広場は、あくまでも敷地の中の広場ですので、通常の公開空地といった言い方のほうがいいかもしれません。

久保委員

 公開空地をここに設けるということは、前回もこの位置に示していて、大体規模も2,500から3,000で変わっていないわけですけれども、この位置に設ける最大のメリットというのは何ですか。

石井まちづくり推進部中野駅新北口駅前エリア担当課長

 特に中野五丁目あるいは北側のまち、そことの連携を考えていったときに、まちの中心になる部分になろうかというところがございます。また、四季の都市の空間との連携、そうしたこともありますので、その点でもこの位置に広場を設けるということがメリットになるものと考えています。

久保委員

 市街地再開発事業の中で設けるという点ではそうなんだと思うんですけれども、今後、街区再編、都市基盤整備というのもじき示されてくると思うんですけれども、やはりここの中でも空地を広く設ける必要性であったりとか、また、ホールをもし7,000人の方たちが利用した場合に、当然のことながら、集いの広場だけで受けとめるわけではないと思うので、分散していかなければならないと思います。その辺のところもあわせて考えていかなきゃいけないと思うんですけれども、まずは拠点施設の整備のあり方を示して、それから今後の都市基盤、街路事業などを示していくというふうに考えていればいいんですか。それとも、今まで都市計画で一定の規模感ですとか出ておりますので、大体イメージとしてはもちろん変わらないかと思いますので、そこの中で施設を整備した上でのものも全てのみ込んでいけるというか、皆様からさまざま回遊性のことですとか防災機能ということを言われておりましたけれども、そんなことで示していけるというふうに考えていればいいですか。

石井まちづくり推進部中野駅新北口駅前エリア担当課長

 街区再編とか都市基盤整備、これにつきましては、まさに都市計画決定しているものをベースに整備していきますので、区画整理があり、それから街路事業として、駅前広場、交通広場だとか、そういったものを整備していく、あるいは歩行者デッキを整備していくといったものが街区再編、都市基盤整備ということになります。

 今回、拠点施設整備の中での広場ですとかあるいは歩道上空地、そうしたものはまさに開発の中で求めていくところでございますし、実際、空地などにつきましては、地区計画の中での地区施設のようなものに位置付けていくということもイメージはしております。

久保委員

 ありがとうございます。

 拠点施設のことだけ幾つかお伺いをしていきたいと思っていますけれども、先ほども四丁目西地区の件で容積率、高さの話がございましたけれども、拠点施設、いわゆる複合施設と言われているところの高さ、大体どの程度が最高の高さというふうに今のところ考えられているのでしょうか。

石井まちづくり推進部中野駅新北口駅前エリア担当課長

 実際高さがどのくらいかというのはまだわからない部分があるんですが、ベースの容積率が600%で、さまざまな都市開発の諸制度を活用しまして、最大で850%ぐらいまでは活用できるものと考えています。実際、施設の計画をしてみたときにどのぐらいまでになるかということになりますので、現在高さというのは何とも言えないという状況です。

久保委員

 わかりました。

 当然のことながら、四丁目西地区よりは高いということが想定をされるというふうに考えていていいのかなと思っています。

 それと、ギャラリー、パブリックアートというのが出てきていまして、かねてから美術館の必要性というのを会派でも求めてきたわけですけれども、ギャラリー、パブリックアートと美術館の違いというのは何ですか。

石井まちづくり推進部中野駅新北口駅前エリア担当課長

 この中での芸術のイメージとして、ギャラリー、パブリックアートというようなことを示しておりますけれども、美術館はまさに施設をつくってという話になりますけれども、ギャラリーという点では、もうちょっと幅広くさまざまな使い方ができるようなものであったり、あるいはパブリックアートですと、施設の中のさまざまなところに芸術作品を配置して見ていただくとか、そういったこともあり得るだろうなというふうに思ってはいます。

久保委員

 いわゆる箱物での美術館ということではなくて、多面的に見て、ここの施設自体がアートの場であるという位置付けなのかもしれませんけれども、かねてから23区の中で美術館がない区というようなことも言われているところで、美術館自体をここの中に開設をするという考えはもともとなかったのでしょうか。

石井まちづくり推進部中野駅新北口駅前エリア担当課長

 美術館をというのは、特にこれまでの考えではありませんし、区全体の文化施設の考え方の中でも美術館を設ける考えは今までなかったかというふうに思っています。

 今回、拠点施設整備につきましても、文化・芸術の発信拠点と言っていますけれども、これにつきましては、民間による整備・所有・運営ということをベースにしたいと考えていますので、その中で美術館になるかはありますけども、そういった機能、ここでいう芸術ギャラリー、パブリックアートのような機能というものは入ったらいいなということは、区としては希望はしたいというふうに思ってございます。

久保委員

 どういった形になるかは、整備の段階の中でというところもあるのかもしれませんけれども、できれば区民の声をしっかり受けとめていただきたいなと思っています。

 それと、今回、前回の考え方になかったのがエリアマネジメントだと思います。ここにあるエリアマネジメントは、ここの中だけのエリアマネジメントですか。私、中野区のエリアマネジメントの考え方というのは、中野駅周辺でエリアマネジメントを考えていくのかと思っていたんですが、そこの違いは何ですか。

石井まちづくり推進部中野駅新北口駅前エリア担当課長

 エリアマネジメントもさまざまな定義がございますけれども、今回ここで使っておりますエリアマネジメントというのは、まさに都市開発の中で行われるさまざまな取り組みになりますけれども、他の事例を見ましても、その敷地の中だけで完結しているものでなくて、周辺の地域との連携をしながら進めていくものが多いということでございますので、求めていくエリアマネジメントといたしましては、この地区だけではなくて、周辺との連携を求めていくというものでございます。ただ、またさらに中野駅周辺全体をつないでいくという考えになりますと、もう一つ別の考え方を持っていかないと、この中ではちょっと難しいのかなというふうに思っています。

久保委員

 もう一つ違う考え方ということで、中野区のエリアマネジメントということで、今まで中野駅周辺のエリアマネジメントを検討していたのはどこが所管だったのでしょうか。それから、今はどうなっているのでしょうか。

石井まちづくり推進部中野駅新北口駅前エリア担当課長

 エリアマネジメントも所管がいろいろ動いておりまして、都市政策推進室ができたときにはハードとソフトを融合していくということで進めておりましたので、産業振興の所管のほうで進めていたときもありましたし、一方で、それぞれの開発の中でのエリアマネジメント、今回のようなもの、それについては、それこそ中野駅周辺まちづくりのほうでそういった取り組みを誘導していくということでのすみ分けをしていたということでございます。

久保委員

 ということは、今まで産業振興とかがやっていたのが、今、多分そちらは検討されていないのかと思いますけれども、その一方では、駅周辺のさまざまな事業に合わせて必要だと思うんですね。なので、大きい単位でというか、どういう形になるかわかりませんが、駅周辺をつないでいくようなエリアマネジメントも一方で考えなければいけないし、一方、四季の都市にはエリアマネジメントという形で組織をつくって進めていくということができなかったと思うので、それも含めて、駅周辺のエリアマネジメントというふうに認識をしておりましたので、今回こちらのほうが先にこういった部分で公表されているというところは、関係性が今後どうなっていくのかなというところも気になるところですが、それはどのように調整をされていきますか。

石井まちづくり推進部中野駅新北口駅前エリア担当課長

 今回、ここの開発も非常に大きな開発になりますので、特にエリアマネジメントの考え方を入れ込んだというものでございます。

 駅周辺につきましては、それこそ中野二丁目、三丁目、四丁目、五丁目、それぞれの取り組みがありますので、それをつなげていくような取り組みはまた別途必要だと思ってはおります。実際の工事の調整だとか、そうしたものについては、既にお声がけをして調整を図っていきましょうという話はしておりますけれども、将来のまちを視野に入れながら、まち全体をよくしていこうという取り組み、それ自体についてはまだあまりはっきりとした考えがございませんので、そうした考え方も整理をしながらこれから進めていきたいというふうに思っています。

久保委員

 それはそれで考えていかなきゃいけないと思うんですね。先ほどもここの中だけで完結する話ではないのでということで、例えば集いの広場は五丁目に行きやすかったりということで、中野通りを挟んでのまちとの交流であったりとか駅との関連であったりということがあるので、ここだけのものではないと思います。ただ、ここの中では、ここを開発していく民間事業者が中心となってエリアマネジメントをやっていくことになると思うので、そこがほかをつないでいくというのは非常に難しい話であると思うんですね。なおかつ、ここの波及効果ですとか、それと、一方では、日常的な美化活動ですとか防犯・防災活動なんていうことまで出ておりまして、これもここの中だけのものだったら、エリアマネジメントを民間事業者が進めていく中でできるものだと思うんですけれども、それで完結するものではないと思うので、やはり地域との連携ですとか行っていかなければならないとなりますと、今、URさんが駅周辺まちづくりのほうをやっていらっしゃるけれども、区が主導的にエリアマネジメントという、各エリアをつないでいくためのマネジメントをしていかなければいけないのではないかなと思うんですが、それはいかがお考えですか。

石井まちづくり推進部中野駅新北口駅前エリア担当課長

 これは実際、エリアマネジメントという表現が適切かどうかということもございますけれども、中野駅周辺のまちづくり、これまでも、それこそグランドデザインで将来像を見ながら進めてきたところがあります。各開発が進んできたのはありますけれども、そこの連携というのは非常に重要な部分だと思いますし、この中でも回遊性を向上させていくということもございます。それはどこのまちにも共通している課題でもございますし、そういったところも含めて、区がリードしていくような形のまちづくりを進めていきたいというふうに思っております。

久保委員

 先ほど他の委員のエリアマネジメントに対しての質疑の中にも法人のことなども出ておりましたけれども、それもやはりここの中で完結をするものと、地域のいろんな団体と連携を図っていくものというと、考え方が若干変わってくるのではないかなと思うので、その辺のところも具体性のある形で見せていただかなければいけないなと思うんですけど、それはいかがですか。

石井まちづくり推進部中野駅新北口駅前エリア担当課長

 まず、これから進めていく中では、民間事業者に公募の段階でエリアマネジメントの取り組みについても提案をしていただきたいなというふうには思っています。その中で具体の進め方ですとか組織のあり方だとか、そうしたことの提案が挙がってくるかと思いますので、それはそれだと思っています。一方で、駅周辺とどう連携していくか、これは区が調整をしていくということは必要ではないかなというふうに思っています。

久保委員

 ぜひそこのところはよろしくお願いしたいと思っています。

 事業手法についてですけれども、今回ここに公募型プロポーザル方式により選定ということが書かれておりまして、これが決定事項と思ってよろしいんですね。

石井まちづくり推進部中野駅新北口駅前エリア担当課長

 15ページに公募型プロポーザル方式とありますけど、そのとおりでございます。

久保委員

 それで、この下のところに地権者一覧というものがございまして、中野区、東京都、株式会社まちづくり中野21、財務省、中野区土地開発公社というふうになっています。清掃事務所の跡地のところでなしということになっていますけれども、ここの右側のところに中野サンプラザの敷地というのがありまして、現施設の移転等の予定、再整備に合わせて閉館予定とだけなっておりまして、ここは中野サンプラザの敷地を所有しているまちづくり中野21という組織自体がどうなるかということではなくて、これは多分、中野サンプラザの敷地ということなんだと思うんです。まちづくり中野21という組織については今後どのようになっていくのでしょう。

石井まちづくり推進部中野駅新北口駅前エリア担当課長

 まちづくり中野21につきましては、総務部が所管をしているところでございますので、実際そちらのほうでこれからのまちづくり中野21のあり方を整理していくということになるかと思っています。

 ただ、今回、新しい施設の計画ができたという中では、まちづくりの中野21の目的は一定程度達成したのではないかというところでございますので、それに従った組織のあり方ということになるかと思います。

久保委員

 これは所管が違いますので、考え方としてはそのような形になるのかなということです。もしかしたらここだけでは済まないのかな。17ページのところの市街地再開発事業の権利変換スキームというのがあります。ここも数字が前回と変わっておりまして、括弧づけで変動率補正というのが入ってきているんですね。前回は中野区及び土地開発公社所有土地、建物は197億円となっておりまして、まちづくりの中野21のほうは311円億ということで、前回7月に考え方を示されて、短期間の間にものすごく変わっているんですよ。これはなぜなんですか。

石井まちづくり推進部中野駅新北口駅前エリア担当課長

 7月の時点では、2018年1月時点の路線価をお示ししていましたが、今回は2019年、1年後の路線価でお示ししていますので、前回、実は7月の時点では路線価が発表されておりましたけども、実際試算が間に合わなかったということで、その前の2018年の数字を使っていたというものでございます。

久保委員

 ということは、1年間の間に中野駅の北口というのはものすごく路線価が上がってきているということですよね。これは中野区内の中でも一番上昇していると考えていいですか。

石井まちづくり推進部中野駅新北口駅前エリア担当課長

 中野区の平均以上に上昇しております。

久保委員

 今後の開発の中でこういった土地の価格が高騰しているということが開発そのものに何か影響を及ぼすことというのはあるんですか。

石井まちづくり推進部中野駅新北口駅前エリア担当課長

 実際、土地の価格が上がっていくと、よい面、メリットもありますし、一方で実際、再開発事業の成立性、事業性、そういったところの影響もあるというふうに考えています。

久保委員

 考え方として、そういうことは影響があると思うんですよ。これはこれから公募型のプロポーザルを行っていく中でも何らかの影響がある、また、今後開発を進めていく上でももちろん事業費としても影響が出てくるということが、権利変換でも何でも影響が出てくると思いますけれども、その辺のところというのは、詳細が示されるのはいつになるのでしょうか。

石井まちづくり推進部中野駅新北口駅前エリア担当課長

 まずは事業者を公募します。そこで出てきている提案をベースに、その後、事業を進めていくということになりますので、その段階では一定の考え方が示されるものというふうに思っています。その後は都市計画の手続があったり、あるいは再開発でいいますと、権利変換とか、さまざまな手続がございますので、そのときの状況に応じたものが示されるというふうに思っています。

来住委員

 こういう形で具体的に、しかも区民からの意見もいただいていくと、先ほど日程も報告がありました。何点かお聞きしたいんですが、まず区民会議で新区長のもとでいろんな形で意見を集約されてきた、その上でこういう目に見える形で出されたという点では、一定の流れとしては評価をしています。

 その上でなんですが、したがって、今後、説明会などが開かれる中で、これまで区民会議の議事録の要旨は公開されていますけども、説明会などで区民の方から問われたときに区としてどう対応していくのかということも当然準備されなければならないことの一つだというふうに思います。

 まず、きょうの説明の最後の19ページの民間事業者の公募、選定についてというところなんですが、7月26日、第12回の議事録の中で、例えば班をつくられて、班のまとめで意見が出されているんですが、今まで出てきたさまざまな意見をどう反映するかということを考えると、事業者選定の募集要項が重要になってくる、要項づくりの中で意見を言う場をぜひ設けて欲しいというのが出され、さらにもう一つの班からも、民間事業者の公募要項づくりや選定手続で透明性を確保していくことが重要であるというふうに会議で述べられて、要望されています。

 この点で、今回出された素案の中で具体化された、最後のページにあるんだと思うんですが、こういう二つの班から出されたものについては、どういうふうにお応えしていくということになるのでしょうか。

石井まちづくり推進部中野駅新北口駅前エリア担当課長

 募集要項について御意見いただいたのはありますけれども、基本的に我々が基準としていきたいのは再整備事業計画でございます。さまざまな細かい内容についてもこの中で今回触れておりますので、それに従った提案を求めていくということになります。

 募集要項は、どちらかというと手続としてまとめているところもございますので、特に提案に当たっての配慮事項ですとかそういったこともまとめながら提案してもらうというものになるかと思っています。

来住委員

 議事録の中で、要項づくりそのものに意見を言う場を設けて欲しいということもありますので、それらについては、区としては次回の区民会議をもって、その後についてもうやらないというやりとりが前回あったと思うんですが、こういう求めに対してはどういう形で応えていけるのでしょうか。

石井まちづくり推進部中野駅新北口駅前エリア担当課長

 募集要項の作成は区でやるというものでございますので、区民が入ってということは考えていないです。

来住委員

 同じところで、座長さんからも区民会議での意見がどのように反映されるのか、プロポーザルの要項づくりの過程や民間事業者選定にどのように盛り込まれるのか疑問があったということで言われております。そういうこともありますので、区民会議の皆さんには、何らかのこれに応える形が必要ではないかというふうに申し上げておきます。

 その上で、民間業者の公募、選定についてのところなんですが、先ほどもちょっとありましたが、民間事業者、外部有識者などということがあるんですけど、などというのは何を指すのでしょうか。

石井まちづくり推進部中野駅新北口駅前エリア担当課長

 今回の民間事業者の公募なんですけれども、主体は区だけではなくて、その他の地権者も含まれます。地権者がこの場に入るかどうかというところにもなりますので、その点で「等」という表現をしています。現時点ではまだ検討中でございますので、どういった形の審査委員会の構成とするか、そのあたりは今後検討していきたいというものでございます。

来住委員

 権利者が審査委員会に入る、入らないは別にして、いずれにしても、地権者の了解がなければ選定には至らないと、いわゆる候補者にはなれないと、選ぶことができないということでよろしいですね。

石井まちづくり推進部中野駅新北口駅前エリア担当課長

 最終的に事業施行予定者を選定するのは、地権者の合意に基づいてということです。

来住委員

 そういう流れの中で、審査結果の公表、候補者選定の結果となっていくわけですけども、これは9月ごろということになっています。議会に対してこの一連の流れはどの中で報告があるのでしょうか。公募選定の流れ全体を通して、議会への報告はどれが該当するとお考えですか。

石井まちづくり推進部中野駅新北口駅前エリア担当課長

 初めに、募集要項を公表というところで、そこでは御報告をいたします。その後、途中の経緯は必要に応じて報告ということはあろうかと思いますが、最終的には9月の審査結果の公表といったところでもう一度報告をするということは考えております。

来住委員

 議会への報告はきちんとやっていただきたいということを申し上げておきます。

 それで、最終的に民間事業者との協定締結をもってこの一連の公募、選定が完結するということになっています。協定書の内容というのは、先ほどは審査結果の公表は議会に報告旨がありました。さらに最終的には協定締結をもって確定するというふうになろうかと思いますけども、協定の中身については議会には報告されないということですか。

石井まちづくり推進部中野駅新北口駅前エリア担当課長

 現在考えておりますのは、募集要項の中で協定のひな型のようなものはお示ししていきたいというふうに思っています。

来住委員

 最終的には来年の9月の協定締結が極めて大事になる、また、最後の大事な部分だと思いますので、議会にはきちんと報告をしていただきたいというふうに思います。

 中身の具体的なことで二、三お聞きしたいんですが、区民説明に入っていきますと、先ほど申し上げましたように、サンプラザについてはまだ私どものほうにも、本当に壊してしまうんですか、残すのではないですかと声もいただきます。まだまだ区民の皆さんの中には、区民会議の中身もまだ一部の方しか見ることができないわけですし、もちろん区報では周知はされていますけども、まだまだサンプラザについては、思いが強いだけに何らかの形で残るのではないかという思いがあるんだということを感じます。

 これまで紹介した議事録を幾つか読み返してみたんですが、例えば第7回の区民会議の中で一つ中身について言うならば、区長もこういうふうにおっしゃっているんですね。アリーナの部分、要するにホールの問題なんですが、現状と同程度のホールを望む声がかなり多く、具体的な御提案もあって、1万人規模を望む意見もあったが、それは少数であり、やはり現状と同規模をベースに検討していくのがよいのではと感じているというふうにおっしゃっているんですね。

 今回、5,000人から7,000人ということで数字もはっきり出てきました。ただ、委員の皆さんからも、これまで委員会の中でも回を重ねてこられた中でも、1万人についてはいろんな意見があって、多くは必要ないという意見のように思いますし、区民の中からも出てきた、区長自身もこういう形でおっしゃってきたわけですね。それでも私自身は7,000人という規模が果たして、今後のこと、それから人口動態を考えても、これから中野で必要なのかということを考えると、慎重であるべきだというふうに思っています。しかし、この委員会の中でさらに委員から、1万人アリーナが必要なくなった場合は集客交流施設の位置などの考え方も変わってくると思うと、また、座長さんも、アリーナの規模が変わり、機能も変わるという形になると、周囲の関係する部分の扱いも一部変わってくるところがあると思うということで、1万人でないものにしていくことによって、この計画といいますか、ありようをほかに変えていけるのではないかと、そういうことをおっしゃっているのかなというふうに思います。

 したがって、当初の1万人から5,000人から7,000人ということで変わってきた、それによってどの部分が具体的に今回示された中身に形として及んだのかということがあれば教えてください。

石井まちづくり推進部中野駅新北口駅前エリア担当課長

 多目的ホールの考え方は8ページでお示ししておりまして、先ほどは御案内していませんでしたが、多目的ホールの配置等の考え方、これの右側になります。まず、多目的ホールそのものは駅からの離隔、駅から離れていることによって、これは今のサンプラザもまさにそうなんですが、近いとそのまま帰ってしまうのではないかということがあったりするということ、あるいはそこにいる観客が一斉に流れてしまうということ、それが離れることによって少し分散するということもあり得ますので、そういった点から駅からの離隔、それから滞留空間の確保、周辺への回遊促進ということで、北側に配置をするという考えを持っています。

 これは想定配置でございますけれども、施設の規模は提案になりますけれども、それによってもし大きな規模であればこの配置になると思いますし、もうちょっと小さいものということになっても、基本的にはこの配置になるかなというふうには思っています。その中で全体の施設の構成というのを提案していただくことになるというふうに考えています。

来住委員

 多目的ホールの規模の違いによって、例えば集いの広場だとか出会いの広場だとか、そういうところも含めて区民の皆さんが、またホール利用の皆さんも含めて開放的な部分になるわけですね。したがって、私は先ほど申し上げたように、今回示された7,000人程度という規模が変わることによって、広場をどれだけ確保するかということが区民にとっては大事な部分だというふうに思っています。

 先ほど集いの広場が多目的ホールと拠点施設の間の中野通り沿いに面しているんですけども、例えばこの広場の活用を考えたときには、先ほど所管事項で報告のありました中野四丁目の北口の新しい西エリアの900戸という新たなマンション開発計画が示されましたけど、この広場にかなり近い状況で開発が進められるということになります。

 中野駅からおりたときに空間といいますか、広場が確保されることが極めて区民にとって大事な位置だというふうに思いますので、可能かどうかはわかりませんが、出会いの広場の部分をどれだけ確保するかという考え方のほうが駅利用者や区民にとってもより環境的にもいいものになるし、広場ももっと多方面に活用が可能になるのではないかというふうに思いますけども、いかがでしょうか。

石井まちづくり推進部中野駅新北口駅前エリア担当課長

 出会いの広場につきましては、10ページにも考え方を書いていますが、先ほどもお話ししていますが、エントランスにふさわしいという観点、それから、空間的な広がりや周辺への見通しに配慮したものという考えをとっております。ここは駅前の顔になる部分ですので、非常に重要な部分だとは思っています。

 一方で、ここをイベントのメインにしてしまうとなると、今度は駅を利用している人の通行と干渉するということもございますので、基本的にはここは駅前の一時的な滞留空間、あるいは歩行者が通行する空間といったような位置付けでとっていくのが妥当じゃないかというふうに思っております。一方で、出会いの広場をとっていくことでできるだけ広く空間をとっていきたいという考えもございますので、駅前広場側と敷地の中の広場でどのような空間をつくっていくか、ここは非常に大きな課題になるかなというふうには思っています。

加藤委員

 先ほどの中野四丁目西地区の再開発事業のA3の紙にバス乗降施設から駅前地区にデッキがあるということで、2階の高さにつなげていくのかなと思うと、多目的ホールの2階部分に当たるところは歩行者デッキなんだなということが推測されるわけですね。そうすると、集いの広場の2階部分もあっていいのかなとか、グランドレベルにも合っていいのかなと思うと、広場を2段階にすることも可能なのかとか、いろいろ想像を膨らませていたんですけど、そういうのも一つあるのでしょうか。

石井まちづくり推進部中野駅新北口駅前エリア担当課長

 11ページを見ていただきますと、南北通路、橋上駅舎レベル、標高48メートル、この北のところに、まさに四丁目西エリアのところに歩行者デッキ等により接続というふうにあります。そこは先ほどの絵からしても、2階ぐらいのレベルでつながっていくイメージはあります。ちょうどそんなレベルというのが、南北通路、橋上駅舎の高さになりますので、そことフラットでつながっていくようなイメージがあります。出会いの広場といっている部分の上にデッキがつながるイメージになりますので、そこは駅からフラットで全部つながっていくことになります。

 駅前の空間、歩行者デッキにつきましては、都市計画決定しているところになりますが、南北通路を出たところに一定の空間は設けていますし、また、建物とつながるところ、建物側でどのような空間をつくっていくか、そういったところがこのあたりの空間のつくり方になるかなと思っています。

加藤委員

 よくわからなかったんですけど、結局、集いの広場の位置における高さに歩行者デッキはあるのですか。

石井まちづくり推進部中野駅新北口駅前エリア担当課長

 集いの広場は、この真ん中の図、標高40メートルになります。それの一つ上の48メートルのところにデッキが通りますので、今のお話ですと、出会いの広場の上にデッキができるようなイメージになります。

加藤委員

 2,500平米から3000平米必要というところですけど、デッキがあるのだったら、掛ける2なのか、少し少ないのかもわからないですけど、そういう計算方法で広さの確保とかできないのかなとか、あと、ここに人をためるということは、入り口を一つにしちゃうというふうにも考えられるのかなと思ったんですけど、東京ドームみたいにいろんな方向から入るような施設のあり方を考えてみると、ここにスペースを全て集約するんじゃなくて、ある程度、建物周りを囲むようにスペースがあってもいいのかなと思うんですけど、そのようなさまざまな検討ができるんですけど、いかがでしょうか。

石井まちづくり推進部中野駅新北口駅前エリア担当課長

 多目的ホールの周囲はもちろん空間があります。実際、そこの入り口が複数あったほうがいいか一つのほうがいいかというのは、施設運営にかかわる部分かなというふうには思っています。基本的には多目的ホールのメインの出入り口を設けて、そこで観客の処理をしていくということになるかなというふうに思っています。

加藤委員

 もう一回、集いの広場の面積確保をするというのは、デッキ部分とあわせての計算ではだめなのか。だめなら、なぜなのかを教えてください。

石井まちづくり推進部中野駅新北口駅前エリア担当課長

 これは想定ですけれども、デッキというよりは、恐らく建物で処理していくような感じになると思いますので、また別にデッキを設けてというよりは、建物の廊下といったらいいのでしょうか、そういった空間になるのではないかというふうには思われます。それとは別に、天井のない屋外の広場として集いの広場を設けているという考えでございます。

加藤委員

 集いの広場の場所にある48メートルレベルのところは建物になっている、もしくは通路になっているということですか。

石井まちづくり推進部中野駅新北口駅前エリア担当課長

 集いの広場の高さは約40メートルです。歩行者デッキはその上になります。40メートルというのは、中野駅周辺の基本的な高さが40メートルで、北側の道路が40メートルなので、そこは地上部と一体というか、フラットでつながる空間になります。

 歩行者デッキというのは、もう一層上になりますので、建物でいうと2階というレベルでつながっていくことになります。高低差がありますので、ちょっとわかりにくい部分もありますけれども、基本的に歩行者デッキは48メートルでつないでいく。地上はここで言う出会いの広場、集いの広場は40メートルの高さになりますけれども、中野通りはもうちょっと下がっていくということになります。

加藤委員

 ほとんどの人が駅を利用してホールに向かうと。そうしたら、48メートルの高さで移動がなされるのかなというところで、この広場が40メートルの高さにあっても、ちゃんと使えるのかなという、意図を持ってスペースとして使ってもらえるのかなというふうに考えるんですけれども。

石井まちづくり推進部中野駅新北口駅前エリア担当課長

 ここの集いの広場の機能のイメージは、多目的ホールの滞留空間もあります。もう一方で地域のイベントなどにも使えるように道路とフラットな空間での広場のイメージもあります。そのほか植栽ですとか歩行者の動線もここで設けていくということになります。

 ですので、多目的ホールの滞留空間ということだけを考えれば、同じレベルがいいのではないかという考えもあるんですが、多目的ホールの出入り口を1階に設けるか2階に設けるか、それは施設計画によりますし、あるいは滞留空間を施設の中で設けていくという考えもとれなくはない、あるいはこの施設の北側の空間も使いながらとっていくというやり方もあります。これはさまざまだと思っていますが、まさに施設計画の話になってきますので、一番効率的な機能的な施設計画を求めていきたいというふうに思っています。

加藤委員

 最後に要望ですけども、結局2,500平米から3,000平米といった広場の使い道などがまだイメージがちゃんとできていないような印象はありますし、デッキとの関係性もまだまだ詰めるところがあるのかなと。恐らく裏の位置としては、中野五丁目とどうやってつないでいくかみたいなところもあるんでしょうけれども、もう一度その辺の規模感だったり目的のところはもう少し具体的にイメージ、具体的にといっても、あくまで誘導なので、どこまで固めるべきなのかもわからないところでもありますけれども、ただ、イメージは持っていただきたいなということで、その辺は要望とさせていただきます。

 あと、最後1点だけなんですけど、最終ページ、19ページの公募、選定の流れとして、議会として何か議決が必要なものというのは特にないですか。最終的にまちづくり中野21をどう処理するかみたいなところは確実にあろうかとは思うんですけど、ちょっとその辺を教えていただきますか。

石井まちづくり推進部中野駅新北口駅前エリア担当課長

 この手続の中で、議会が何か議決ということはありませんけれども、区役所の財産を何か処分するときですとか、あるいはまちづくり中野21の財産の処分といったときには、MN21の場合は議決権の行使ということになりますけれども、そういったときには議会の議決が必要になってくるということになります。

来住委員

 すみません。ちょっと聞き漏らしたので。

 野村不動産株式会社、清水建設株式会社は全ての区民会議に出席されたということでよろしいですか。

石井まちづくり推進部中野駅新北口駅前エリア担当課長

 5回以降は毎回参加をしております。

来住委員

 今後、事業者の選定の流れが始まるんですけども、かなり深くこの2事業者は区民会議にも参加し、情報も持っていらっしゃると思うんですね。当然、事業者選定の対象にこの二つの事業者もなるということでよろしいですか。

石井まちづくり推進部中野駅新北口駅前エリア担当課長

 応募の資格というものは設けますけれども、特段、この事業協力者を妨げる理由はないと考えております。

来住委員

 事業者選定の条件の公平性という点で、何らかの問題というよりも、そういう条件が付加されているのではないかというふうに思いますけども、その点では特に問題ないということでしょうか。

石井まちづくり推進部中野駅新北口駅前エリア担当課長

 事業協力者にはこれまでさまざま御提案いただいて、実際、再整備事業計画を策定する際にも参考になった部分もあります。ただ、改めて再整備事業計画、これはあくまでも区としてまとめたものでございますので、これに基づいてもう一度提案を求め、事業計画ですとか資金計画だとか、そうしたものの提案をしてもらうということになります。その中では中立・公正な審査をしていって、再開発の施行予定者として選定をしていきたいというふうに考えています。

来住委員

 公平性、区民から見たときに、曇りのない形での選定が行われることをお願いしておきたいと思います。これは要望です。

委員長

 他に質疑はありませんか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 質疑がなければ、以上で本報告について終了します。

 委員会を暫時休憩します。

 

(午後4時57分)

 

委員長

 委員会を再開します。

 

(午後4時58分)

 

 本日はここまでとしたいと思いますが、これに御異議ありませんか。

 

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 御異議ありませんので、そのように決定します。

 次回の委員会は、10月8日(火)午後1時から当委員会室で行うことを口頭をもって通告します。

 以上で本日の日程は終了しますが、各委員、理事者から何か発言はありませんか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 なければ、以上で本日の建設委員会を散会します。

 

(午後4時58分)