令和元年10月08日中野区議会建設委員会(第3回定例会)
令和元年10月08日中野区議会建設委員会(第3回定例会)の会議録

中野区議会建設委員会〔令和元年10月8日〕

 

建設委員会会議記録

 

○開会日 令和元年10月8日

 

○場所  中野区議会第4委員会室

 

○開会  午後1時00分

 

○閉会  午後3時13分

 

○出席委員(9名)

 日野 たかし委員長

 間 ひとみ副委員長

 竹村 あきひろ委員

 高橋 かずちか委員

 加藤 たくま委員

 杉山 司委員

 小宮山 たかし委員

 久保 りか委員

 来住 和行委員

 

○欠席委員(0名)

 

○出席説明員

 都市基盤部長 奈良 浩二

 都市基盤部都市計画課長、交通政策課長 安田 道孝

 都市基盤部道路課長 井上 雄城

 都市基盤部公園緑地課長 細野 修一

 都市基盤部建築課長 小山内 秀樹

 都市基盤部住宅課長 三王 徹哉

 まちづくり推進部長 角 秀行

 中野駅周辺まちづくり担当部長 豊川 士朗

 まちづくり推進部まちづくり計画課長 千田 真史

 まちづくり推進部野方以西担当課長 狩野 純一

 まちづくり推進部まちづくり事業課長、大和町まちづくり担当課長 菊地 利幸

 まちづくり推進部弥生町・平和の森周辺防災まちづくり担当課長 森 眞一郎

 まちづくり推進部新井薬師前・沼袋駅周辺まちづくり担当課長 荒井 弘巳

 まちづくり推進部中野駅周辺まちづくり課長 松前 友香子

 まちづくり推進部中野駅新北口駅前エリア担当課長 石井 大輔

 まちづくり推進部中野駅地区担当課長 小幡 一隆

 まちづくり推進部中野駅周辺地区担当課長 石橋 一彦

 まちづくり推進部中野駅周辺基盤整備担当課長 石原 千鶴

 

○事務局職員

 書記 若見 元彦

 書記 有明 健人

 

○委員長署名


審査日程

○所管事項の報告

 1 中野駅西側南北通路・橋上駅舎等事業に係る実施設計作業の成果について(中野駅地区担当)

 2 中野駅駅前公園のデザイン等整備方針の検討について(中野駅地区担当)

 3 新庁舎整備事業に伴う中野駅周辺の自動車駐車場、自動二輪車駐車場、自転車駐車場の対応方針について(中野駅周辺基盤整備担当)

 4 その他

 (1)打越公園整備意見交換会の開催について(公園緑地課)

(2)西武新宿線沿線まちづくり整備方針(鷺ノ宮駅周辺地区編)(素案)及び西武新宿線沿線ま

ちづくり整備方針(都立家政駅周辺地区編)(素案)の意見交換会について(野方以西担

当)

(3)弥生町三丁目地区まちびらき式について (弥生町・平和の森周辺防災まちづくり担当)

 

○所管事務継続調査について

 

○その他

 

委員長

 定足数に達しましたので、本日の建設委員会を開会します。

 

(午後1時00分)

 

 本日の審査日程ですが、お手元に配付の審査日程(案)(資料1)のとおり進めたいと思いますが、これに御異議ありませんか。

 

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 御異議ありませんので、そのように進めます。

 なお、審査に当たっては、午後5時を目途に進めたいと思います。また、3時ごろに休憩をとりたいと思いますので、御協力をお願いいたします。

 議事に入ります。

 きのうに引き続き、所管事項の報告を受けます。

 1番、中野駅西側南北通路・橋上駅舎等事業に係る実施設計作業の成果についての報告を求めます。

小幡まちづくり推進部中野駅地区担当課長

 それでは、中野駅西側南北通路・橋上駅舎等事業に係る実施設計作業の成果について御報告をいたします。(資料2)

 中野駅西側南北通路・橋上駅舎等事業につきましては、区とJR東日本で締結しました協定に基づきまして、2017年12月より進めてまいりました実施設計作業が9月末で完了したため、作業の成果及び今後の予定を報告するものでございます。

 1番、建物概要でございますが、建物規模に関しましては、これまでの御報告と大きくは変わってはございません。建築面積は約6,500平米、延床面積は約1万8,500平米、建物高さは約29メートルでございます。

 2番、建物図面及び完成イメージですが、別紙1をごらんください。最初が、南北通路と橋上駅舎がある2階平面図、次が断面図でございまして、断面図の上が東西方向の断面図、下が南北方向の断面図でございます。図の赤色部分が南北通路、青色部分が橋上駅舎でございまして、この二つの図につきましても、これまでの御報告と大きく変わってはございません。

 次の図ですが、立面図でございます。1枚目、上が北側、中野四丁目側の立面図、下が東側、中野通り側の立面図、次のページですが、上が南側、中野三丁目側の立面図、下が西側の立面図でございます。

 次からが、外観の完成イメージでして、最初が北側、こちらは中野四丁目新北口駅前広場側の上空から見た完成イメージでございます。図では、都市計画決定されました歩行者デッキにつきましても示しております。こちらは具体的な検討は今後となりますが、接続のイメージを見ていただきたいと思いまして、イメージを示しております。

 続きまして、次の図ですが、こちらも北側、中野四丁目新北口駅前広場側の歩行者デッキレベルから見た南北通路の北側の入り口でございます。

 続きまして、次の図ですが、こちらは南側、中野三丁目西口広場側、上空から見た外観完成イメージでございます。

 続きまして、次の図、南側の西口広場側歩行者デッキレベルから見た南北通路の南側の入り口でございます。

 その次からが、南北通路の内観イメージでして、最初は通路内で北方向、中野四丁目側を見たイメージでございます。右側に駅舎改札が見えておりまして、左側は駅ビル店舗となってございます。

 最後のイメージ図が、西口改札方向を見た図でございます。

 表紙に戻っていただきまして、3番、建物本体工事の協定締結及び支障移転工事の協定変更についてでございます。今回の実施設計を踏まえまして、今後、建物本体の施行協定締結手続を進めてまいります。あわせて既に着手しております準備工事、支障移転工事につきまして、設計や工事の作業進捗によって、費用負担の見直しや電気関係工事の一部取りやめなどの変更が生じたため、変更の施行協定の締結手続をあわせて進めたいと考えております。

 4番、工期及び工事費ですが、工期につきましては、これまで、開業は令和8年度末(2027年3月ごろ)の想定でしたが、3カ月程度短縮となりまして、2026年12月ごろとなる見込みでございます。

 また、工事費につきましては、中野区負担分についてですが、支障移転工事分は約6億円減額になりまして約21億円、建物本体工事が約89億円、区負担費総額が約110億円となる見込みでございまして、前回、基本設計成果の報告時、119億円より9億円の減となっております。

 5番、今後の予定でございます。建物本体工事の施行協定及び支障移転工事の変更施行協定を鉄道事業者と12月ごろに締結いたしまして、本年度内の建物本体工事着手を目指してまいります。

 最後に、6番、その他でございますが、1)用地交換についてですが、実施設計の成果を踏まえまして、今後、用地交換の手続を進めたいと考えておりまして、こちらは別紙2をごらんください。

 別紙2ですが、真ん中に中央線が走っておりまして、上側が北方向ということになります。JR東日本は、図中の鉄道北側の東西連絡路の西側に、緑のところ、駅ビルの附置義務駐車場、荷さばき、身障者用を整備する予定となってございます。

 図の下囲みのところでございますが、JR東日本は今回、駅前広場等の整備に当たりまして、基本協定に基づく協議の結果、駅前広場区域面積全体のうちの約2,800平米を保有することとしておりまして、そのために不足している分150平米について、区からJR東日本の有償譲渡を予定しております。さらに、JR東日本は、駅ビル建設に当たりまして、荷さばき、身障者駐車場が必要なため、この駐車場を自社敷地に建設するために、この緑の箇所に必要面積分を区と用地交換することを考えてございます。

 JR東日本は、この新北口駅前広場地下に駐車場を整備するに当たりまして、公共貢献としまして、中野通りから駅前広場や、自由通路へのエレベーターなどのバリアフリー動線の整備及び維持管理や、広場表面舗装費用の一部負担を予定しているところでございます。

 また、既存の北口、南口駅前広場についてですが、図中の青色部分、駅前広場の鉄道側半分程度をJRが所有しておりますけれども、本用地交換によりまして、この土地の一部を緑色の箇所に交換していくというようなことでして、北口、南口のJR所有地は、現在の半分程度、主に鉄道側の半分程度となる予定でございます。具体的な交換の箇所、詳細につきましては、区とJRで協議中でございます。

 また最後、表紙に戻っていただきまして、2)道路一体建物協定についてでございます。建物本体の工事着手に当たり、道路法に基づきまして、道路と建物が一体になることによっての道路の新設、改築、管理の費用負担等に関する協定を鉄道事業者と締結してまいる予定でございます。

 御報告は以上でございます。

委員長

 ただいまの報告に対し、質疑ありませんか。

加藤委員

 御報告ありがとうございました。

 まず最初に伺いたいのは、3カ月程度短縮できた理由と、あと、支障移転工事分が6億円減額となった理由についてお聞かせください。

小幡まちづくり推進部中野駅地区担当課長

 3カ月程度短縮になった理由ですが、まず、実施設計を進めた結果、建物?体が、特に一番上の5階部分ですけれども、主に正方形で施工がしやすい形状になったというところ、それからあと、これは減額とも関係してくるところですけれども、支障移転工事を進めていった結果、電気工事の一部が、やらなくても工事が施工できるというようなことがわかってきまして、そこのところの電気工事関係の中止が大きいところでございます。

 それから、支障移転工事の減額の理由ですが、先ほどの電気工事の一部取りやめというところと、あと、今回、実施設計が終わりまして、それぞれの床の面積が確定しました。駅舎の部分の面積、通路の部分の面積、駅ビルの部分の面積というのが確定してまいりまして、この工事を進めるに当たって、共通にかかる費用、例えばヤードの整備費ですとか、仮設の費用ですとか、そういったところについては、2階の平面図の人工地盤の面積区分によって共通費を案分する形をとっておりまして、具体的に言えば、駅ビルの部分がふえて、駅舎の部分が少し減ったというところで、費用負担区分の見直しがございまして、そちらで減額になったところでございます。

加藤委員

 その5階部分の仕様が変わった理由というのは何でですか。

小幡まちづくり推進部中野駅地区担当課長

 基本設計の段階では、もうちょっと5階部分はいびつな形をしていたんですけれども、工期を短縮するというような理由もございますし、施工性といったところから再検討を進めたというものです。

加藤委員

 そもそもいびつだった理由というのは、何があったのかなというふうに思います。

小幡まちづくり推進部中野駅地区担当課長

 5階部分は、駅施設が入っているところですので、そこの当初いびつだった理由までは、ちょっとはっきりと私は把握してございません。

加藤委員

 それはJR側の負担のところということなんですね。そうしましたら、同じところなんですけれども、建物本体工事分89億円、区が負担するところとなっているんですけれども、この別紙1を見ればいいのかな。どこが、区が負担するところになるのかお示しできますか。

小幡まちづくり推進部中野駅地区担当課長

 別紙1に平面図と断面図をお示ししておりますが、別紙1の赤色の南北通路部分と青色の橋上駅舎部分が中野区の負担分というところでございます。白抜きのところは、駅ビル部分ということでJRの負担ということでございます。

加藤委員

 そうすると、今後この色がついているハッチの部分というのは、中野区が維持管理していくということになるんですか。

小幡まちづくり推進部中野駅地区担当課長

 南北通路部分は、都市計画道路ということで整理しますので、道路として中野区が管理していくことになります。駅舎の部分につきましては、請願駅ということで、中野区負担で、負担金という形で駅をつくりまして、でき上がった後はJRの管理となるものでございます。

加藤委員

 ここで、南北通路とラチ内コンコースの境目のところが改札口ということでよろしいんですよね。改札口というのは、この階にしかないんですか。

小幡まちづくり推進部中野駅地区担当課長

 図1の平面図、赤と青の境目のところ、真ん中のところが改札でございまして、改札機としては若干コンコース側に引っ込んだ形になってございます。

加藤委員

 この断面図のほうで見るラチ内コンコースから、エスカレーターとエレベーターで下れますけど、これはホームのみであって、きのう言っていた出会いの広場につながるものではないということですか。

小幡まちづくり推進部中野駅地区担当課長

 こちらは道路一体建物として整備する、建物の中ということでございますので、そこからコンコースに入ってホームにおりていくエスカレーター、エレベーターということになります。

加藤委員

 そうすると、やっぱりきのうの話になっちゃいますけれども、出会いの広場にどうやってアクセスされるのかというのは、今のところ、ここだと、所管外というか担当外になっちゃうのかもしれないですが、また具体には見えていないんですか。絵で見ると、隠れたところにつくられるんでしょうけれども、その辺はまだ全然決まっていないんですか。

小幡まちづくり推進部中野駅地区担当課長

 こちらは南北通路・橋上駅舎等整備事業でつくる道路一体建物の図面ということで示しておりますので、その範囲外には示しておりません。ただ、新北口駅前広場の都市計画で決定したデッキがつながってくるというところでございまして、その都市計画で決定したデッキから区役所、サンプラザ地区の再整備施設にどうつながっていくかというところは、今後の検討ということになります。

加藤委員

 これだと6ページ目になるんですかね。外観イメージの絵ですけれども、これから見ると、この左奥ぐらいに、出会いの広場につながる階段なりエスカレーター、エレベーターができるんでしょうけど、何かスペース的にいろいろと厳しいのかなというふうにも思うんですが、その奥にあるようなイメージでよろしいんですか。

小幡まちづくり推進部中野駅地区担当課長

 こちらのページの左下に、どの方向から見ているというようなところを記しておりますけれども、ここのところの手前側に、出会いの広場が来るような感じになります。

加藤委員

 きのうも再三申し上げましたけれども、出会いの広場というのは、やっぱりJRの駅の改札との起点のところになるところで、バスやタクシーとかそういったところで、それなりの交通量というか、人の出入りというのはあるとは思うんですが、いまいちその出会いの広場という――待ち合わせ場所として使われるのかというのがちょっと疑問なところなので、全体的なその辺の計画のところは、もう少し詰めていただけたらと思います。

 あと、すみません、ちょっと全然よくわかっていなかったんですが、用地の交換についてお伺いしますけれども、この緑、青と黄色は、現在どこが持っているかというのを、もう一度整理のため教えていただけますか。

小幡まちづくり推進部中野駅地区担当課長

 現在の北口駅広場、南口駅前広場の鉄道側半分、青い部分をJR東日本が所有しております。緑色の部分、それから、黄色(オレンジ色)の部分につきましては、中野区が所有しております。

加藤委員

 黄色の部分に関しては有償譲渡、「一部」と書いていないので、中野区の土地を100%貸して、北口と南口は「一部」と書いてあるので、2,800平米にするためには1,250平米を北と南の一部を使って貸すということで。(「交換」と呼ぶ者あり)何と何を交換するんですか。ちょっともう一度いいですか、2,800平米、最終的にJRが持つということになるの。

小幡まちづくり推進部中野駅地区担当課長

 中野駅周辺でJRが持つべき面積というのは、計算式がありまして、2,800平米ということになってございます。現在、JR東日本は、現北口、南口の半分というところで、950平米と1,700平米所有しているということで、2,650平米ですので、150平米足りないということで、残りの2,800平米に足りない150平米を区から有償で買い受けるということでございます。そこで必要な面積を確保した上で、この緑の箇所に1,400平米必要ですので、黄色のところの150平米を持っていて、残り、足りない分の1,250平米を青いところから、北、南、それぞれ半分ぐらいになるような想定ですけれども、半分ぐらいを緑のところに持ってくるということで、用地交換後はこの緑の箇所が青色になって、現在の北口と南口の青色になった部分がそれぞれ半分ぐらいに減って、白いところがふえるということでございます。

杉山委員

 御説明ありがとうございます。ちょっと確認なんですが、最初のほう、工期及び工事費の御説明、課長のほうから119億円が110億円になるとお伝えいただきました。これ、9億円減というお話だったんですけれども、これは6億円減で、ちょっとすみません、聞き逃してしまったかもしれないんですが、その残りの3億円はどこが減になったんでしょうか。

小幡まちづくり推進部中野駅地区担当課長

 本日の報告で、支障移転工事分が21億円、建物本体が89億円で、110億円ということで報告しております。過去の基本設計のときの119億円の報告の際には、橋上駅舎が78億円、南北通路が26億円、両方にかかる経費が17億円で、119億円と言っていたということで、この119億円が110億円になり、その支障移転工事分が21億円になるというところで、残りの89億円が本体工事分になるというようなところでございますけれども、当時119億円と御報告した中には、3億円は実施設計の費用を含んでいたところがございますので、本体工事分は89億円、多少減になっているんですけれども、概数で言いますと89億円で、変わっていないところでございます。

杉山委員

 用地の交換についてなんですが、先ほどの加藤委員のときに説明がありました。中野駅南口の土地の青い部分のうちの一部、半分ぐらい交換されるということなんですが、先ほどの説明では、どこを交換するか検討中とありましたけども、実際には、駅の南口改札前の歩道も、多分JR東日本の持ち物だと思うんですが、ここはどちらかというと交換するところで、確実に交換する部分というのは、何か決まりやお考えというのはあるんですか。

小幡まちづくり推進部中野駅地区担当課長

 交換によって、この南口の駅前広場の青色部分の一部が区有地になる予定で、詳細をJRと詰めているところでございますが、基本は鉄道側を、JRが引き続き所有するということで考えております。

 ただ、今回の交換に当たりまして、例えば中野二丁目の区画整理開発事業で、千光前通りからおりてくるデッキというのが駅前広場側におりてきますので、そこのところを道路区域とするようなことが必要であるということですとか、また、南口の交番につきましても、今回の南口駅前広場の再整備で移転が予定されるところですので、そこのところを考慮したり、そういったところでJRと詳細の交換のラインを協議しているところでございます。

杉山委員

 そこら辺が聞きたかったので、御説明いただきましてありがとうございます。ぜひ中野二丁目再開発、そこからロータリーも2022年から24年には手を入れていくと思うので、そこら辺を考えながら交換エリアを慎重に決めていただきたいと思います。

 このロータリーに関して、契約はもちろん変えなきゃいけないんでしょうけど、交換したことにより工事の工期に支障が出るとか、そこら辺はちょっとありますか。

石橋まちづくり推進部中野駅周辺地区担当課長

 工期について、土地区画整理に影響することはございません。

久保委員

 最初に、用地の交換について伺います。平成26年の中野駅西側南北通路・橋上駅舎等事業に関する基本協定、これは6月に締結されています。今、この協定書というのは、今まで議会のほうの資料としては出てきていなかったものなので、お伺いをしたいと思うんですけれども、この協定に基づく協議によって、今回の用地の交換というのが行われることになっています。基本協定には、このことはどのように定められているのでしょうか。

小幡まちづくり推進部中野駅地区担当課長

 平成26年の7月に議会報告しているところでして、基本協定書そのものではございませんが、その内容について報告してございます。この用地に関するところについてですが、駅前広場用地の扱いということで、JRが新北口駅前広場用地の一部を区から取得する場合は、有償を基本とするというようなことでございます。

 また、次に、周辺まちづくり事業と駅ビル事業との調整というところで、区は駅ビル建設に伴い、必要となる駐車場の確保については、必要な協力をするということで記載してございます。

久保委員

 今回そういったことになっていて、2,800平米で、計算式があるというふうに、先ほどおっしゃっていましたけれども、計算式そのものを伺ってもわからないかもしれないんですが、ちょっとこの数字の根拠となるようなことを教えていただければと思うんですけど。

小幡まちづくり推進部中野駅地区担当課長

 2,800平米の根拠ですけれども、駅前広場の用地につきましては、都市計画による駅前広場の造成に関する協定、JR3社による協定というのがございまして、JR東日本、JR東海、JR西日本で、どのぐらいの駅前広場を整備する際には、そこの負担はどうしましょうというような協定がございます。また、それにあわせて、国土交通省による協定の中で、都市計画による駅前広場の造成に関する協定というのがございます。あわせて、JR3社による都市計画による駅前広場の造成に関する申し合せというのがございます。こちらに、駅前広場を整備する際の必要面積の6分の1をJRが負担するというようなところで記載がございまして、これに、その必要な面積というのは計算式がございまして、将来の駅の乗降人員等を勘案して、計算した面積の6分の1ということで計算すると、2,800平米というものでございます。

久保委員

 ありがとうございます。この有償譲渡ということは、その協定のときにもう定められていたということで、今回150平米ですね。これは、きのうもここが非常に高騰しているというような話がありましたけれども、これはどのぐらいを見込んでいるんでしょうか。

小幡まちづくり推進部中野駅地区担当課長

 きのう、地価の高騰というようなお話がございましたけれども、こちらにつきましては2,800平米に不足している150平米の確保をしてございまして、この用地交換につきましては、駅を中心とした、駅前の土地ということで、等価・等積で予定しておりますので、特に地価というところは関係ございません。

久保委員

 特に地価ということは関係がないということで、ただ、有償であるわけでしょう、これって……。

小幡まちづくり推進部中野駅地区担当課長

 すみません、具体的に幾らというのは、ちょっと今、持ち合わせてはいないです。

久保委員

 これ、有償譲渡ということで、その契約を結ばれるのはいつですか。

小幡まちづくり推進部中野駅地区担当課長

 今年度予算に用地の交換に当たっての測量費用とか、用地鑑定費用を予定しておりまして、今年度中に測量、それから鑑定を行いまして、来年度に入って、できるだけ速やかに進めたいというふうに考えてございます。

久保委員

 じゃあ、まだ測量ですとか鑑定が今年度中に終わらないと、きちっと、先ほど言われて、今、手持ちにないということでしたけれども、決定していないというふうに考えてよろしいですね。わかりました。

 それで、この赤線で駅前広場というのがございまして、そこの中に黄色とグリーンと青というふうに示されております。この駅前広場となっている、今、色がついていない部分、赤線の中は、全部中野区の区有地ですか。

小幡まちづくり推進部中野駅地区担当課長

 この赤線につきましては、都市計画の駅前広場の範囲を示してございます。4地区で、それぞれ事情はありますけれども、現在の北口広場の白いところは中野区有地でございます。あと、南側の西口は中野二丁目、中野三丁目とも区画整理事業の区域内ですので、区画整理が終わった後には区有地になるということでございます。北側についても、駅前広場の都市計画が決定したところですけれども、こちらもこれから街区再編、区画整理事業を行っていくところですので、最終的に駅前広場が整備された際には、区有地になるというものでございます。

久保委員

 わかりました。JRのほうの荷さばき駐車場の位置の確認をしたいんですけれども、こちらの別紙1の2階平面図のところに、駐車場棟というのがございます。これと、こちらの荷さばき駐車場予定地というのが、位置が一致しているものなのか。また、JRの駐車場そのものは――この中では、外観完成イメージ2というのがあって、これが、今の駐車場棟なのかなと思われるようなエレベーターがあるんですけれども、ちょっとこの関係性と、この駐車場がどのような形といいますか、例えば地下でありますとか、その辺の御説明をお願いします。

小幡まちづくり推進部中野駅地区担当課長

 別紙2で示しております緑色のところに、JRの荷さばき、身障者用駐車場というところで、計画してございます。こちらにつきましては、東西連絡路を渡ったところから、歩行者系の駅前広場になっていますので、その駅前広場の地下に荷さばき、身障者駐車場をつくるというものでございます。具体的には、この中野通りから中央線と東西連絡路の間のところから左折で駐場場に入りまして、そのまま真っすぐ行くとレベル差がございますので、地下に入っていくということです。

 こちらの緑のところに車が入っていき、荷物、駅前広場階、それから南北自由通路階にエレベーターで上がる動線ができるということで、この緑の箇所の南側の中央部分ぐらいに、エレベーターと地下から地上への階段ができるということで、この階段とエレベーターが地上に出てきたところの図面というのが、この2階平面図の建物から飛び出たところになります。

 完成図で説明しますと、外観完成イメージの1枚目ですが、左側のところに建物から少し飛び出た形になっているところがございまして、ここに荷さばき用のエレベーターと一般用のエレベーター、それから階段が整備される。デッキの少し東側、鉄道側というようなことになります。

久保委員

 わかりました。すみません、ちょっと聞き漏らしてしまったんですけれども、荷さばき駐車場というのは、中野通り側から入ってくるということでよろしいんですか。

小幡まちづくり推進部中野駅地区担当課長

 はい。

久保委員

 この外観完成イメージを見ますと、エレベーター棟というのか、駐車場棟というのか、ここのところが、先ほどおっしゃっていた、東西連絡路の上に乗っかっている感じになると思うんですけれども、ここは下がちょっと――これですと、通路としてあいているように見えますが、地下までずっと抜けてきているということではなくて、エレベーター部分だけつながりがあって、東西連絡路では、一定このエレベーター棟、駐車場棟の間が通れるような感じになっているんでしょうか。要は、その東西連絡路との関係性といいますか、こちらとどんな位置関係になっているのかと思うんですけれども。

小幡まちづくり推進部中野駅地区担当課長

 東西連絡路との関係でございますが、例えば、現在の北口からエスカレーターと階段を上がって東西連絡路に入ると、東西連絡路を渡り切った先に、歩行者系の駅前広場が広がっていて、その広場に入ったところの左側に縦長の箱があって、そこにエレベーターと階段が入っているというようなことで、中野通りから行くと、南から来て線路を越えたところで、その左に入っていくと、一般の方も使えるんですが、階段とエレベーターがある、そんな位置関係でございます。

久保委員

 位置関係からすると、現在の北口から出てきて東西連絡路を抜けて、新北口駅前広場に来るのには、今の御説明ですと、特にこのエレベーター棟があることは支障がないということですね。わかりました。

 あと、デッキのイメージについてお伺いしたいんですけれども、こちらの外観完成イメージのところで、新北口駅前広場からデッキがちょうどこの右手のほう、消えているところがございまして、これが囲町までつながっていくというふうに私は思っていたんですけれども、現在のところ、このデッキのあり方というのは、どうなっているんでしょうか。

小幡まちづくり推進部中野駅地区担当課長

 新北口駅前広場の都市計画で、デッキについても嵩上げ部ということで決定してございまして、囲町方向のデッキにつきましては、先ほどの駅前広場の都市計画区域の範囲内、大体黒ビルの敷地の手前ぐらいまでのラインでしょうか。そこまでについては、都市計画で決定してございます。その先、どうつなげていくかというのは、囲町の再開発の進捗とあわせて検討してまいる予定でございます。

久保委員

 何となく、このパースで見ますと、ずっとその先がつながっているというように見えなくもないと思いましたので、お伺いいたしました。

 それと、建物図面及び完成イメージの外観、完成イメージの西口広場のところです。この西口、いわゆる駅ビルを中心としたデッキの回遊性というのが、どこまで図られるのかというところがよくわからないところでございまして、西口の改札と言っていいのかな――広場のほうと、あと南口の改札、こちらは、このパースによりますと、一旦駅ビルのところで切れるというふうに思われるんですけれども、その辺はどうなんでしょうか。南口というのは、いわゆるその西口と全体的なデッキで駅ビルを囲むような形になっているわけではなくて、南口はあくまでも単独で、西口とのつながりというのは地上の部分でしかないというふうに考えてよろしいですか。

小幡まちづくり推進部中野駅地区担当課長

 南口と西口の連携につきましては、将来はつなげていきたいということで考えてございますが、その間の地権者は、まちづくりということもございますので、今回そこまで考慮したものではございません。

久保委員

 将来の地権者というと、当然中野通りも間に入ってきたりしてくるんだと思いますけれども、将来的には、そういったことを調整を図りながらやっていこうということで、それはJRとか東京都と協議は進んでいるんでしょうか。

小幡まちづくり推進部中野駅地区担当課長

 中野区の計画として考えていますが、まずは西口をつくっていくということで鋭意進めておりまして、具体的に何か調整を始めている、進んでいるというところではございません。

久保委員

 中野区側としては思っているけれども、要はこれで1回完成してしまうと、その後デッキをというのはなかなか難しいことになるんだろうなと思うんですよね。だとするならば、区がそのデッキの必要性というのをどこまで考えているのかというところだと思いますので、そこは再検討が必要になってくると思いますし、本当に南側までのデッキが必要であるというのであれば、今からこの協議を重ねていかないと、一旦完成してしまいますと、そこは難しくなってくると思いますけれども、その辺はいかがですか。

小幡まちづくり推進部中野駅地区担当課長

 グランドデザインで計画する期間というようなところで、今、計画をしているところですけれども、その先、この西側の橋上駅舎、道路一体建物ができた後には、例えば南口の駅舎の次はどうするのかということもございますし、そういったところとあわせて、JRとも話を今後していきたいというふうに考えます。

小宮山委員

 別紙1の1枚目、これまでの経緯はあまり詳細に把握していないので、素人質問になってしまうかもしれないんですが、先ほど、加藤委員の質問にありました、赤い部分は区が費用を負担して区が維持管理していく、そして青い部分は区が費用を負担して、今後JRが維持管理していくという話でした。この青い部分を、どうして中野区が工事費を負担しなければいけないのか、どういう考え方なのか教えてください。

小幡まちづくり推進部中野駅地区担当課長

 中野駅周辺で、四季の都市をはじめ開発が進みまして、昼間人口がふえてきたというようなところがございます。そういったところで、中野区側から新しい改札、駅舎をつくってほしいということで要望したという経緯がございまして、そういったところ、JRの中では請願駅ということの整理のようですけれども、そういった自治体からお願いしてつくる駅ということになりますと、自治体側の負担でつくるような整理が全国的にされているところでございます。

小宮山委員

 やはり、そういった場合の費用負担というのは、自治体側がこの部分に関しては100%持つようなケースがほとんどなのでしょうか。

小幡まちづくり推進部中野駅地区担当課長

 委員お話のとおりでございます。

来住委員

 4番の工事費についてですが、まず、平成31年、2019年の予算として、西側南北通路・橋上駅舎の整備拡充として4億2,000万円余を計上していますけども、これは実施設計に関係する部分だったと思うんですが、そうしますと、この実施設計作業の成果ということで、きょう報告なので、この2019年度の予算も執行されて、この実施設計作業の成果として、きょう報告されたということになるということでしょうか。

小幡まちづくり推進部中野駅地区担当課長

 平成31年度の予算で、西側南北通路・橋上駅舎整備関連で4億2,000万円余を計上させていただいております。この内訳としましては、支障移転工事、今、進めている工事と本体工事、これから着手していく建物本体の工事と、その鉄道事業の設計内容が適切であるか、そういった内容の照査業務で、主に南北通路・橋上駅舎整備ということで計上しております。

 実施設計の費用につきましては、その前年度、予算を計上していたものを繰越明許させていただいておりまして、この繰越明許の費用の2億1,700万円余というところでございます。

来住委員

 連続的にやって欠けていることだと思うんですが、先ほど平面図でもありましたように、南北通路といわゆる請願駅と言われる駅舎の部分ですね、これはそれぞれ都市計画交付金や、それぞれの交付金の使い方といいますか、違いがあるんじゃないかと思うんですけれども、それぞれ南北通路とその駅舎部分の交付金の割合等についてお答えください。

小幡まちづくり推進部中野駅地区担当課長

 南北通路につきましては、都市計画道路で、通路分としましては社会資本整備総合交付金の交通結節点改善事業で、補助率が50%というところでございます。さらにこの都市計画交付金につきましては、国費を減じた残りの25%で、残りが財政調整交付金の財産費というところでございます。

 一方、橋上駅舎でございますが、こちらについては、社会資本整備総合交付金の都市・地域総合交通戦略推進事業というもので3分の1を予定しておりまして、ほか都区財政調整制度の活用を想定してございます。

来住委員

 2019年度についても、先ほどいただいた支障移転や実施設計などを含んだ予算を丸めた4億2,000万円だというふうに思うんですけれども、財政調整交付金などの交付もあるんですが、ただ、この2019年の中でも、その一般財源も額的には少ないんですけれども、予算化してきたわけです。それは今回の中で示された区負担分の総額110億円ということですけれども、この中での一般財源部分の負担というのはどういう額になるんでしょうか。

小幡まちづくり推進部中野駅地区担当課長

 先ほど、補助金の見込みということでお話をしましたけれども、南北通路につきましては、交付金と都市計画交付金で、残りが財政調整交付金の対象となるようなところでございます。

 橋上駅舎につきましては、交付金と残りの交付金の対象でない部分がございまして、ここの財政調整交付金を見込んでいるところですけれども、この財政調整交付金に管理費、附帯費は含められないというような整理がございます。ですから、橋上駅舎分の管理費、附帯費については、区の負担ということになりまして、これを全ての110億円という金額の中で考えますと、7億円程度と見込まれるものでございます。

来住委員

 管理費というのは、工事に関係する部分で、区が負う管理の部分の費用ということですか。

小幡まちづくり推進部中野駅地区担当課長

 今回、この工事をJR東日本に委託するような形になってございます。JR東日本自体の作業費、人件費というのもございまして、管理費というのはJRの人件費に当たるものでございます。また、附帯費と申しますのは、こちらについては、図面を作成したり、それから将来的に管理に引き継ぐための図面等の整理をしたり、そういったところの費用でございます。

来住委員

 きょう示された建築本体工事分、区負担分の総額が約110億円という見込みなんですけれども、今後、南北通路・橋上駅舎に関係しては、見込みですけれども、この額以上には将来を含めてないだろうというふうに見てよろしいということでしょうか。これが、最終的に区が負担する負担分の総額として示されているということでよろしいんですか。

小幡まちづくり推進部中野駅地区担当課長

 今後、工事に含まれる総額ということで、110億円というものでございます。ただ、今回の総額110億円の見込みというところでございますが、限度額という要素を持っておりまして、この限度額の範囲の中でJR東日本が工事するということでして、この110億円という、言ってみれば予算のような形で、この予算の中で、JRが工事を発注していくということですので、年度ごとに精算しますけれども、その精算によって、実際には落差が発生して、これよりは上がらず落ちていくものというふうに想定してございます。

竹村委員

 別紙1の平面図のところ、特に青いところの設計は、区として要望なり、または、設計変更なりを申し出ることは可能なんでしょうか。

小幡まちづくり推進部中野駅地区担当課長

 現在、設計を進めてまいりまして、建築確認申請もこれでとっておりますので、基本的にはもう変更はしないというものだと認識しております。

竹村委員

 といいますのも、この図面を見て、私が駅を利用している者として感じたことは、改札口の数といいましょうか、自動改札機になるんでしょうけども、その数の部分でありまして、乗降者数、これ、去年のJRの統計ですけれども、中野に関しては、JRの部分だけで1日平均15万人、それから、近似値に近い駅ですと、田町15万6,000人、浜松町16万2,000人、立川16万8,000人の乗降数があるんですね。それらの駅は、実は、駅の改札数が、田町2カ所、浜松町2カ所、立川は大きなものが3カ所で、細かいものを混ぜると5カ所あります。ですから、もう無理だというのであれば、ごり押ししてもしようがないんですけれども、人の乗り降り、特に使う人の利便を考えた設計をされてほしかったと感じる部分であります。そこの部分を踏まえまして、もう本当に無理なのか、お答えいただけたらと思います。

小幡まちづくり推進部中野駅地区担当課長

 設計に当たりましては、この駅周辺で、今後どういった開発が進められていくのかを想定しまして、駅の乗降客数というのを想定しております。つくった後に足りないということになっては困りますので、そこに多少余裕を持った形で設計をしております。この西口の改札というようなところと、現在の北口、南口、それぞれの人の流れを考慮してというところかと思いますけれども、そこについては、引き続き区の想定、まちづくりの進捗、それから乗降客数の増加の想定というものを、JRときちんと共有して進めてまいりたいと考えております。

竹村委員

 ありがとうございます。ちなみに、これ、JRの統計ですから、中野に関しては、地下鉄の乗り入れもあるんですね。ですから、実際には15万人ではなくてもっと多いはずなんです。例えば、これは、今、私が唾を飛ばしてもしようがないんですけれども、この図面で言えば、改札口が南側と北側に一つずつあったほうがいいのかななんて素直に思っていたところであります。

 一度つくったものが未来永劫壊せないということではない、壊すという言い方は不適切ですね、変えられないということはありませんので、また次回、何か見直す際がありましたら、人の動線、使う人の利便を考えた、これは考えていないというわけではないですよ、より考えた設計をしていただきたいと思います。これは要望です。

杉山委員

 二つだけ質問し忘れました。確認させてください。

 西口広場、外観完成イメージ、東側から西口を見たパース、これは今、レンガ坂と線路の脇に道路があるんです。旧桃丘小学校跡地に向かう道路、この道路というのは、ちゃんと生きているかどうか確認をお願いします。

小幡まちづくり推進部中野駅地区担当課長

 線路沿いの道路につきましては、そのまま通行ができるということでして、その道路をデッキで越えて広場におりてくるというような想定でございます。

杉山委員

 ありがとうございます。よかったです。

 もう一個、南北の連絡通路、パースとか図面を見るとそうかなと思うんですけれども、もちろん自転車の通行、車両の通行はできない、そうお考えでしょうか。

小幡まちづくり推進部中野駅地区担当課長

 デッキの上を通って通路に入ってくるところですので、歩行者専用道ということで考えてございます。

杉山委員

 実際には、駅にも自転車を運んでいく人とか、エレベーターを使ったら行けるんじゃないかとか、そういうのはありますけど、車両に関しては歩行者専用ということで、そのデッキを使う。結局南北の交通は中野通り、自転車は、まだこれができても1本しかないということでございます。仕方ないと思いますけれども、その中野通りを改善していくという意味で、そちらの方向で、ちょっと進めてお考えいただければと思います。要望でございます。

委員長

 他に質疑ありませんか。よろしいですか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 なければ、以上で本報告について終了します。

 次に、2番、中野駅駅前広場のデザイン等整備方針の検討についての報告を求めます。

小幡まちづくり推進部中野駅地区担当課長

 それでは、中野駅駅前広場のデザイン等整備方針の検討について御報告いたします。(資料3)

 1番、検討の目的でございます。中野駅地区の整備につきましては、現在、西側南北通路・橋上駅舎等事業が進められておりまして、また、各駅前広場については、新北口では昨年度都市計画が決定し、南口、西口では土地区画整理事業が進められているところでございます。中野駅を中心とした各駅前広場につきまして、駅の整備、駅周辺まちづくりの進捗に合わせまして、今後、駅前広場を計画設計する際の前提となるデザイン等の整備方針の検討を進めてまいりたいと考えております。

 2番、既存の方針についてでございます。現在の北口駅前広場整備に当たりましては、平成22年に北口駅前広場等の整備・景観形成等の方針を策定し、この北口駅前広場整備の考え方、それから配慮すべき項目について整理してきたところでございます。また、各駅前広場の整備内容については、中野駅地区整備基本計画におきまして、必要な交通施設、それから歩行者・車両動線等を示しております。これらは参考資料1、2として後ろにつけておりますので、後ほど御確認いただきたいと思います。

 こうした既存の方針、整備内容を踏まえまして、今回の検討を進めたいと考えております。

 3番、検討内容でございます。1)検討範囲ですが、別紙1をごらんください。新北口駅前広場、西口広場、南口駅前広場、それから、北と南をつなぐ南北通路としまして、既存の元北口駅前広場の整備内容と整合を図ってまいりたいと考えております。

 表紙に戻っていただきまして、2)検討内容ですが、各駅前広場のデザインコンセプト、交通施設を踏まえた空間の構成、それから景観形成上配慮すべき項目、色彩の計画ですとか、サイン、照明、植栽、そういったところを再整理したいと考えております。

 4番、検討体制でございますが、学識経験者、東京都第三建設事務所、区で検討会を構成しまして、検討会で素案を作成した後に意見交換会等を考えております。

 5番、検討スケジュールですが、ことし、令和元年10月に、第1回整備方針検討会開催を考えております。その後、年度内に検討会を適宜開催しまして、整備方針(素案)を作成してまいります。その後、年度が変わりまして、区民の意見交換会を実施しまして、デザイン等整備方針(案)の作成、決定ということで進めてまいりたいと考えております。

 6番、その他ですが、各駅前広場の整備スケジュールの想定を別紙2に示しております。別紙2をごらんください。表の中の赤く塗ったところ、2019年度の後半から2020年度前半で、本報告のデザイン等整備方針の検討を予定しております。また、各駅前広場の整備の欄のうち、青色のバーが実施設計の期間、赤色のバーがその後の工事の期間ということで示しておりまして、今回策定する整備方針を踏まえまして、各広場の実施設計に入っていきたいと考えております。

 また、一番上の西側南北通路ですが、こちらは、既に実施設計は、先ほどの報告のとおり済んでいるところでございますけれども、実施設計の中では、通路部分の内装等は標準的なグレードで設計しているということでして、このデザイン等整備方針の検討の結果を踏まえて、実際の施工前に、具体的な材料を選定していくことをJRと確認しているところでございます。

 御説明は以上でございます。

委員長

 ただいまの報告に対し、質疑ありませんか。

加藤委員

 説明ありがとうございます。この実施設計をする前に、それぞれの計画の整合性を図るために、大まかにどういうことをやろうかというのを決めましょうという話、ざっくりとそんな内容でよろしいんですか。

小幡まちづくり推進部中野駅地区担当課長

 委員お話のとおりでございます。それぞれの駅前広場でそれぞれが検討していくと、ばらばらのものになっていきかねませんので、全体として、統一のコンセプト等を検討した上で、それを踏まえて実施設計に入っていきたいというものでございます。

加藤委員

 これは、本来ならば、別紙2のスケジュールの西側南北通路の前にやるべきだったと思うんですけれども、このタイミングになった理由というのは何ですか。

小幡まちづくり推進部中野駅地区担当課長

 西側南北通路の、先ほど内観のパースも見ていただきましたけれども、その前に検討というようなところも確かにございますけれども、ただ、新北口駅前広場のほうは、昨年度、都市計画の変更をしておりまして、都市計画駅前広場の形も決まっていない中で、なかなか検討もできないというところで、新北口駅前広場の都市計画が決まった、それも踏まえて、各事業の進捗とあわせてということで考えてございます。

加藤委員

 その南北通路という軸ができたから、やっと検討が進められるような段階になったということなんですかね。その前も言いましたけれども、この駅前のデザインを語る上で、やはり今のガード下というのは外せないと思うんですけれども、ほかがよくなって、あそこだけ今の状況だったらどうなのかなと思うんですが、そういう意味では、この図面のハッチにかかってこないんですか。

小幡まちづくり推進部中野駅地区担当課長

 今回、検討の範囲ということで、四つの広場と南北通路ということで記載してございます。中野通りにつきましては、都道であるところもございまして、具体的な整備予定は今はないところですので、特にここに対象として明記してございませんが、駅前広場をつなぐ空間としては大事な空間というふうに思っておりまして、検討の委員には、東京都第三建設事務所にも入っていただいています。具体的に、そこについての意見は受け付けないということではなくて、自由に議論した上で、中野通りについては反映できるところ、反映できないところ、それも含めて第三建設事務所と調整を図ってまいりたいと考えております。

加藤委員

 ぜひとも第三建設事務所さんと、そちらのほうも議論に入れていただきたいと思います。

 ちょっと話がずれちゃうかもしれないんですけれども、まだ大分先の話ですが、新しい駅舎ができたときに、今ある駅舎を建てかえる方向性とか、そんなのはあるんですか。それがあると、また、そういうのも踏まえるのかなと思ってしまったんですけれども、その辺は何か情報があったりしますか。

小幡まちづくり推進部中野駅地区担当課長

 現駅舎につきましては、特にそういったお話は聞いてございません。

杉山委員

 ありがとうございます。今、加藤委員の話にもありましたけど、これは確認なんですが、タイトルが「中野駅駅前広場のデザイン等整備方針の検討について」とありまして、検討範囲がやっぱり新北口駅前広場と西口広場、南口駅前広場と広場をつなぐ中野駅南北自由通路とあります。最後のは通路ですけど、四つの広場のデザイン整備方針なのか、先ほどちらっと、整合性を図るとおっしゃっていました。その四つの点をちゃんと結ぶところまでデザイン方針を決めていくのか、どちらになりますか。

小幡まちづくり推進部中野駅地区担当課長

 具体的な検討は今後になりますが、四つの駅前広場がございますので、既に整備済みのところもございますが、それぞれの地区の特徴というのもございますし、ただ一方で、中野駅周辺の駅前の全体としての顔というところもございます。ですから、全体としての統一感、そういった顔となる部分のコンセプトであったり、そういった検討も必要だということになりますし、また一方で、各地区の細かいしつらえについての計画方針も必要だというところで、それを双方兼ね合わせて、検討を進めてまいりたいと考えております。

杉山委員

 そうしますと、やはり今、南口駅前広場、新しく整備されるところ、そこから、例えば、新北口の拠点、ホールに向かうようなときに、中野通りの下をくぐるとか、あと、既に整備されているので黄色い線は入ってないんですけれども、東西連絡通路と新しい新北口駅前広場の整合性をとるとか、そういうところをちゃんと考えていかないと、まちががちゃがちゃになってしまう、統一感もないということで、そこはちょっとお願いしたいです。

 検討体制なんですが、第三建設事務所、区とありますけれども、学識経験者はどなたか当てはあるんでしょうか。

小幡まちづくり推進部中野駅地区担当課長

 これまでも、現在の北口駅前広場等のときに、学識経験者の出席ということでお願いしている先生として、東京大学の中井先生、それから、国士舘大学の二井先生を予定しております。

杉山委員

 自分もちょっと5年間、渋谷駅周辺まちづくり推進協議会におりまして、そのとき座長が安藤忠雄先生で、渋谷駅のまちづくりが成功かどうかは別にして、やっぱり駅をおりたときに、気持ちが高ぶるような仕掛けをしながら目的地にたどり着ける、それが、安藤先生がおっしゃっていたのは、ディズニーランドの話だったり、鶴岡八幡宮の話だったり、ちなみにブロードウェイの話も出ました。サンモールが参道であって、その先にブロードウェイがある。その気持ちの高ぶりみたいなものをまちづくりに生かしていくことが建物よりも重要だというお話をされて、僕はちょっとそれに感銘を受けたんです。

 その内容が、景観形成上配慮すべき項目の中に、人の感覚とか気持ちみたいなものは書かれていなかったんですが、そういうのをやっぱり組み込むためには、テーマパークを仕掛けているような人とか、それから、イベントのプロデューサーだったり、渋谷駅周辺のときも、もちろん東急村なので東急さんがいらっしゃいましたけど、それ以外にもパルコだったり、渋谷公会堂の人だったり、目的地になり得る人たちが入ってきて、いろいろなデザイン、景観の話をされていました。そういう考え方というのをここに混ぜた――ちょっと、どうお考えですか。

小幡まちづくり推進部中野駅地区担当課長

 今回、検討内容として示しましたのは、こんな形でどうかというころでして、具体的な検討は今後というところでございます。ですから、委員お話しいただいた視点につきましても、検討会の中で、少し私のほうからお話しして、議論してみたいというふうに思います。

杉山委員

 ありがとうございます。ぜひその方向で行っていただけますよう、スケジュールの中で赤く引かれているのは1年しかないので、時間的なものも結構重要になってきます。それが遅れちゃうと建物も、工事も遅れちゃうというのもありますので、スピーディーにかつ50年後、100年後のまちづくりの入り口だと思っていますので、ぜひともそこは意識していただいて、いいものをつくっていただきたいと思います。要望です。

小宮山委員

 平成22年の方針においてもそうですし、また今のこのペーパーにおいても、「賑わい」という単語が使われております。特に平成22年のペーパーでは、「賑わい」という単語が頻出しています。中野区が中野駅周辺の整備において「賑わい」という単語を使うとき、どんな定義で使っているのか教えてください。

小幡まちづくり推進部中野駅地区担当課長

 駅周辺で言えば、各地区の活性化した状況、賑わいをつないでいくというところは、回遊性というようなところかと思いますので、そこの回遊性をきちんととった上で、まちの活性化に寄与していく、そういったところかなというふうに考えます。

小宮山委員

 何となく、今、即興で答えられたような感じで、回遊性イコール賑わいというのは、ちょっとどんなものかなと私、個人的には思いましたけれども、賑わいというものをきちんと定義していただいて、先ほど杉山委員もちょっと言いましたけれども、やはり今も、北口広場で駅前におりると、たまに―本当はやっちゃいけないことなんでしょうけど、大道芸人がいたり、ストリートミュージシャンがいたり、そういったことも、本当は今現在のルールではやってはいけないことなんですけれども、そういったこともまちのにぎわいの一つだと思います。

 そしてまた、現在の北口駅前広場で公式に認められたイベント等も時々行われております。そういったことも、まちの賑わいの一つだと思います。世の中の自治体の中には、駅前の通路とか、また駅前の広場でストリートミュージシャンが演奏することを認めている自治体もあったり、中野区も将来的にそういった方針に変わる可能性もないとは言えませんので、そういった大小のイベントを駅前でやったときに、通行の流れを阻害しないとか、そういったことも想定して、現在のルールが将来どう変わるかわからないところも見越して、計画をつくっていっていただきたいと要望しておきます。

久保委員

 先ほど、現北口駅前広場との内容の整合性を図るという御説明がありまして、今のこの広場の下についている部分がその方針ということなのかもしれませんけれども、具体的には、どういうことが内容の整合性を図る一番重要な点だと思っていらっしゃいますか。

小幡まちづくり推進部中野駅地区担当課長

 既に、現在、北口駅前広場は整備されているものでございますので、そういったところと接続していくところのイメージ、色的なものですとか、照明的なものですとか、植栽的なものですとか、そういったところもきちんと連続性を図っていく必要があるというふうに思っています。

 ただ一方で、現在の北口、当時の北口、西口、南口、それぞれの役割、それから、それぞれの広さ、機能というところもございますので、きちんと整合を図るところと役割分担するところと変化をつけるところ、そういったところをきちんと整理して、一緒につくっていきたいと考えております。

久保委員

 逆に言うと、現北口駅前広場もほかが新たに整理されていく中で、もっと進化しなきゃいけない部分というのもあるんじゃないかと思うんですね。なので、今のこの広場がそのままでいいわけではないですよね。サイン計画などもございますけれども、これからデジタルサイネージの導入などということも出てくるかと思いますし、昨日はエリアマネジメントの話があって、エリアマネジメントについては、このいわゆる区役所・サンプラ地区のエリアマネジメントと、それだけではなくて、駅周辺のエリアマネジメントというようなことも検討していかなければいけないのではないかというところもあるので、そこら辺のところを考えますと、現北口駅前広場の再整備ということも一定視野に入れていかなければいけないんじゃないかと思いますけれども、それはいかがですか。

小幡まちづくり推進部中野駅地区担当課長

 おっしゃるとおり、当時整備したときと状況も変わっているところだったり、また改めてほかの広場ができることで、機能分担、役割が違ってくるところもございますので、そういったところも踏まえまして、現北口駅前広場は整備済みだからそこは議論しないということではなくて、検討していきたいと思います。

久保委員

 それで、みどり空間ということで、今の現北口駅前広場にも、若干ですけれども植栽がございます。かねてから会派で要望してきたのは、駅ナカみどりといいますか、駅前の広場からみどりがあり、それで中野通りからのみどり軸ということで、中野区内全域へのみどりのネットワークを駅中心として広げていくという、そういったことを会派の展望として、今までにも言ってきているところでございますけれども、その辺のところで、そういった今後の中野のまちへの波及効果といいますか、みどりや賑わいやそういったことも含めて、非常に重要な駅前広場ではないかと思いますけれども、その点についてはいかがお考えですか。

小幡まちづくり推進部中野駅地区担当課長

 検討内容で、みどり空間というところも示しておりまして、具体的に検討はこれからですので、委員お話のあったそういった視点も踏まえて、検討してまいりたいと考えております。

久保委員

 ここについている以前の景観形成等の方針の4ページのほうには、現北口広場というところで、植栽などは中野通りのみどりの軸と連続した広場のみどりですとか、そういったことがもう既に示されているんですよね。なので、やっぱりこういった、これも今、現北口駅前広場がそういった形でできているかというと、まだ不十分なところはありますけれども、今までその方針として示したものでも、今回の新たな北口駅前広場の考え方というのが、他の広場の整備にも、当然これもここについていることは残っているということだと思いますので、お願いしたいなと思っています。

 それと、検討体制で、先ほど、学識経験者と第三建設事務所が入っているということで、中野通りもあるのでというようなお話しありましたけれども、第三建設事務所がこの検討体制に入っている明確な理由と、JRや東京メトロが入っていないのはなぜなのか教えてください。

小幡まちづくり推進部中野駅地区担当課長

 第三建設事務所につきましては、やはり中野通りがあるということと、あと、中野通りを挟んで東側と西側というようなことですので、当然そこをつなぐ空間というところがございます。鉄道事業者につきましては、各駅の自治体側の駅前広場の検討というところですので、特に委員としてはお願いしてございません。ただ、当然、南北自由通路の内装であったり、そこの議論の内容については、きちんとJR、それから東京メトロにも情報提供しながら進めていきたいというふうに考えております。

久保委員

 それと、滞留空間というのがありまして、平常時と災害時における滞留空間の役割ですとか、また、ここで滞留するということになってまいりますと、駅利用者ですとか、さまざま考えられることがございますけれども、その想定している人数とか、その辺については、これからなんでしょうか、それとも既にお考えがありますか。

小幡まちづくり推進部中野駅地区担当課長

 きょう、お付けしました参考資料、駅地区整備基本計画というところで、動線の基本的な考え方というのは記してございます。ただ、それ以降、もう少し細かいところのたまり空間とか、先ほどお話にありました賑わい空間のあり方、そことの機能分担というところは、今後の検討になりますので、そういったところも踏まえて検討を進めてまいります。

久保委員

 今後のこの検討スケジュールですが、10月ということなので、第1回が行われるのはこれからですか、既に行われているんでしょうか。

小幡まちづくり推進部中野駅地区担当課長

 これからでして、具体的に、第1回を10月17日に予定してございます。

久保委員

 「検討会を適宜開催」となっておりまして、年度内には素案の作成というふうになっていますけれども、きっと年度内ぎりぎりまでかかると思いますけれども、議会への次回の報告というのは素案の段階になりますでしょうか。また、いつぐらいを目途に考えていますでしょうか。

小幡まちづくり推進部中野駅地区担当課長

 議論の経過につきましては、きちんと議会にも報告してまいりたいと考えておりまして、少なくとも、この素案の段階では報告したいというふうに思っております。年度内に素案を作成してまいる予定でございます。その検討会の状況にもよりますけれども、第1回定例会なのか、その後、年度が変わった後の閉会中にお願いするのか、そういったタイミングだと考えております。

来住委員

 まず、スケジュールなんですが、10月に1回目を開いて、年度内に素案を出す。2020年度に案を作成していくということになるんですが、これはこの時期に合わせなければならない、お尻ですけども、2020年度に作成、決定するということで、この時期、この時間、ここがあるからこれに合わせなければ、案として決定しなければならないという、それはどこから出てきているんですか。

小幡まちづくり推進部中野駅地区担当課長

 別紙2にスケジュールを示しております。別紙2の駅前広場との整備スケジュールとの関係ということですと、具体的に、広場の実施設計に入っていくのが一番早いのは西口広場でして、来年度の後半から実施設計に入っていく、その前に方針を決定したいというふうに考えてございます。

 また、新北口についてですが、新北口駅前広場、こちらは駅前広場の整備は、もう少し設計、工事等も先にはなりますけれども、新北口駅前エリアの再整備事業計画、事業者公募についても、この駅前広場のデザイン方針と、出会いの広場というようなつながりもございますので、そういったところのスケジュールとの関係を鑑みまして、今年度、来年度の前半で方針を策定していきたいと考えております。

来住委員

 今の現北口駅前広場の整備の中身も、植栽の関係だとか、日陰の関係だとか、桜を一定優先するとか、いろいろ考えられたとは思うんですが、必ずしもそれがふさわしいかなというふうに思えるところもあります。

 やはり、今回立ち上げる検討会のメンバーを見ても、学識経験者ということで、先ほどやりとりがありましたけども、そういう経験者は必要かもしれませんが、そういう駅広などのそういうことを実際に手がけてきた経験者であるとか、それから一般の駅を利用する人たちの知恵だとか、声だとか、こうあってほしいとか、駅をおりて、まず最初に受ける印象が駅前の広場ですから、中野らしい中野の駅前にふさわしいものを、どうやって知恵を出してもらうか、知恵を出し合っていくかということで、ほかの駅はこうだからこうだということじゃないことを、もちろん考えていらっしゃると思うんですけれども、やっぱり中野の駅をおりてこうだという、そういう中野らしさをどうつくり出していくかということになると、一定時間が必要なんじゃないか、回数が必要なんじゃないか、メンバーも必要じゃないかというふうに思えるんです。

 したがって、10月からやっても、素案をこの年度内に出すとなると、もう本当に限られた時間しかないように思うんです。したがって、せっかくこれから大がかりな駅を中心にした広場ができ上がっていくわけですから、もうちょっと必要なメンバーと時間と余裕を持って、集約できるようなスケジュールにすべきじゃないかというふうに思うんです。

 したがって、今おっしゃったスケジュールでいくと、整備の方向があるので、それに合わせていくんだということはわかるんですが、やはり、整備方針なども考えなきゃいけないんですけれども、一方で、これから1回つくった広場は、もうなかなか変えることは難しいわけですから、せっかくのこれだけの大プロジェクトなわけですから、駅前広場については、やっぱり十分利用者の声も反映できるような形での検討会をすべきだというふうに思うんです。

 もう一点、今年度の予算では、この検討会の予算というのは何がしか、もちろん、この学識経験者も入れるということになりますから組まれているんでしょうか。二つあわせて。

小幡まちづくり推進部中野駅地区担当課長

 まず、スケジュールと区民の方の意見ですけれども、先ほどお話しのとおり、各駅前広場の整備スケジュールであったり、新北口駅前エリアの再整備の予定だったりというところを考えると、こういったスケジュールになってしまうところでございます。

 検討スケジュールのところですが、今年度、我々で、検討体制というところで、素案を作成した上で、区民意見交換会という中で、どういったふうに意見をお聞きする場が設けられるのか、そういったところは検討してまいりたいと考えております。

 また、予算についてですが、こちらのデザイン等整備の検討の委託につきましては、こちらもURの委託作業の中に含んでございます。

来住委員

 予算についてわかりました。委託の中に入っている、その中でやるということですよね。区民参加の部分では、素案が示されてしまうと、もちろん変えられない話ではないんですけれども、形が決まって示されてしまうとなかなか変えづらいことにもなりますし、意見を述べても、それがどこまで反映できるかという制限、当然後ろが決まってきていますので、厳しくなりますので、やっぱり素案をつくる段階の前に、区民の人たちの声が素案に反映できるような、そういう区政であってほしいというふうに思うんです。

 やっぱり区民の前に示される区の考え方、区の方向が素案として示されるわけですから、もちろん、それに意見をくださいということになるんですけれども、その素案に、事前に区民の思いや願いが反映されたものを表に出して、さらに区民、利用者から声をいただくという、そういう決め方といいますか、方向を――ちょっと今まではないんですけども、やっぱり区政の中で、そういう決め方、時間はかかります。時間もかかるし取りまとめにも時間がかかるし、なかなか厄介ですけれども、しかしそこに時間を要して、時間を費やしていいものにしていく、そういうふうにしていただきたいというふうにすごく思っています。

 そのことが、さらに、その次に出てくる区民意見交換会も活発になるでしょうし、意見も出しやすいでしょうし、よりよいものになっていくのではないかというふうに思っていますので、今までの、これらの決め方をやはりもう少し時間もきちんととりながら、必要ならば予算もとりながら、区民の思いを反映させるという形での取り組みにしていただきたいと思うんですけれども、もう一度お答えください。

小幡まちづくり推進部中野駅地区担当課長

 駅前広場ですけれども、その検討の時間的な制約というところと、それから一方で、必要な交通施設、バスの数であったり、タクシープールの数であったり、そういったところの空間というのはどうしてもそれは検討の土台としていかなきゃいけない。

 それから一方で、交通処理の関係でも、都市計画を決定するに当たって警視庁とも協議してきているわけですけれども、それを踏まえて進めなければいけないというところもございます。

 そういったところで、なかなか自由に議論できるというものではございませんので、そういった制約を踏まえて一定整理して、区として、素案として作成した後に、意見交換会という形で進めさせていただきたいと考えております。

委員長

 他に質疑ありませんか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 質疑がなければ、以上で本報告について終了します。

 次に、3番、新庁舎整備事業に伴う中野駅周辺の自動車駐車場、自動二輪車駐車場、自転車駐車場の対応方針についての報告を求めます。

石原まちづくり推進部中野駅周辺基盤整備担当課長

 それでは、新庁舎整備事業に伴う中野駅周辺の自動車駐車場、自動二輪車駐車場、自転車駐車場の対応方針について御説明させていただきます。(資料4)

 新庁舎整備事業の進捗に伴いまして、現在の中野体育館南側にあります区駐車場、けやき自動二輪車駐車場、また、けやき自転車駐車場につきましては、こちらを移設する必要があるため、移転先及び台数確保の方針について御報告するものでございます。

 1番、新庁舎整備のスケジュールでございます。令和3年7月に新庁舎建設工事着手を行うため、そちらのスケジュールを踏まえまして、各駐車場施設の移転先を以下のとおり確保してまいります。

 2番目、各施設の考え方でございます。

 まず初めに、1)自動車駐車場でございます。こちら別紙、図1をあわせてごらんいただけますでしょうか。区駐車場につきましては、現在、中野体育館南側に58台整備しているところでございます。将来計画では、中野区駐車場整備計画に基づきまして、70台を都市計画駐車場として新北口駅前エリアに設置することとしてございます。再整備事業期間中につきましては、中野四季の都市などの台数に余裕のある民間駐車場を活用する方針としてございます。また、ホームページや駐車場情報提供サイト等の活用を進め、適切に案内をしてまいります。

 続きまして、2)自動二輪車駐車場でございます。こちらにつきましては、別紙、図2をごらんください。現状こちらにつきましては、けやき自動二輪駐車場といたしまして、中野体育館南側に33台、また、中野南自転車駐車場バイク置場といたしまして、南口に63台整備してございます。将来計画におきましては、中野区駐車場整備計画に基づきまして、80台を確保する方針としてございます。こちら都市計画駐車場とあわせまして、新北口駅前エリア拠点施設内に設置する計画となってございます。事業中の方向性でございますが、NTTドコモ中野ビル南側の中野駅北口広場事業用地を活用いたしまして、80台分を整備してまいります。整備・運営でございますが、本年度内にけやき自動二輪駐車場部分の33台につきまして、こちらの整備を行い、次年度、残りの台数47台を追加整備いたします。けやき自動二輪駐車場の整備に伴いまして、本年度をもって当駐車場につきましては廃止する予定としてございます。また、本整備までの当該駐車場の整備及び運営につきましては、東京都による自動二輪駐車場整備の取り組みを活用いたしまして、東京都道路整備保全公社が行うこととしております。

 続きまして、3)自転車駐車場計画でございます。こちらにつきましては、別紙、図3をごらんください。エリアといたしましては、中野駅北口エリアでございます。こちら現状ですが、中野四季の森地下自転車駐車場、けやき通り自転車駐車場、中野西自転車駐車場、合わせて4,500台確保しているところでございます。また、民間が運営いたします、タイムズ自転車駐車場が約1,100台あるところでございます。

 将来計画といたしましては、中野駅周辺自転車駐車場整備計画に基づきまして、中野四季の森地下自転車駐車場、区役所・サンプラザ地区、囲町地区で約4,500台を整備してまいります。中野駅周辺まちづくりの事業期間中の自転車駐車場整備の方向性ですが、けやき通り自転車駐車場、中野西自転車駐車場につきましては、新庁舎整備事業や、また、囲町再開発事業の着手に伴い閉鎖するところでございます。事業期間中につきましては、現在の利用状況を踏まえまして、NTTドコモ中野ビル南側の事業用地に約1,100台分の仮設自転車駐車場を整備いたします。また、中野駅周辺まちづくりの進捗状況や変化等を見据えながら、中野駅北口エリアでは合計約4,000台を目途に、収容台数を確保していく方針としてございます。

 なお、中野駅周辺自転車駐車場整備計画で定めてございます中野駅北口エリアに必要な収容台数につきましては、今後の利用状況を考慮しつつ検証してまいります。

 3番目、今後のスケジュールでございます。

 2019年度末に、こちらNTTドコモ中野ビル南側の事業用地内の自動二輪駐車場の一部を供用開始いたしまして、けやき自動二輪駐車場につきましては廃止を予定しているところでございます。2020年度末に事業用地内には、残りの自転車駐車場と、また、自動二輪駐車場の供用開始を行いまして、それに伴いまして、区駐車場・けやき自転車駐車場、また、中野南自転車駐車場バイク置場を廃止する予定としてございます。

 御報告につきましては以上です。よろしくお願いいたします。

委員長

 ただいまの報告に対し、質疑ありませんか。

久保委員

 自動車駐車場以外の自動二輪と自転車駐車場は、現状よりも台数が減るということですか。

石原まちづくり推進部中野駅周辺基盤整備担当課長

 そちらにつきましては、それぞれ現在整備しているよりも台数が減る計画としてございます。

久保委員

 現状でも、よく自動二輪の駐車場が足りていないというようなお話を伺ったり、また、自動二輪だけが駅の南側と北側が示され、あとは北側だけで示されているんですけれども、自転車駐車場の位置もさまざまこの不便をおかけしているという声を聞いたりしているんですが、この自転車とバイクの台数というのは、今後の中野駅周辺のまちづくりを進めていく上で、これで台数は足りるんですか。現状より減るということですけれども、その辺はどういうふうにお考えですか。

石原まちづくり推進部中野駅周辺基盤整備担当課長

 まず、バイク置場につきましては、現在の整備の台数としては96台ですが、こちらにつきましては、中野区自動車駐車場整備計画をつくったとき、一時的に南側の台数自体をふやしていまして、当初の計画上では約80台、もともと63台であったものは、当初50台の整備でございました。区のバイク置場として整備する方針といたしましては、こちらの駐車場整備計画の中で、現状、区としては80台を確保するという方向で考えています。また、駅周辺にはバイクの駐車場等もありますというところから、区としては、80台で将来的にも整備しようというふうに考えてございます。

 また、自転車につきましては、事業期間中の仮設につきましては、実際の利用状況のほうで約4,000台の利用というところを踏まえまして、まずは、そちらのほうで仮設を含めました自転車駐車場の台数自体を、こちら確保していく方針で考えてございます。将来的な計画につきましては、こちら、中野駅自転車駐車場整備計画の中におきましても、中野駅周辺のまちづくりの進捗であるとか、また状況の変化に応じて、必要に応じて計画を見直すこととしていますので、今後の自転車駐車場利用にかかる最新の需要調査や、また分析等を行いまして、見直し自体は検討していきたいというふうに考えてございます。

久保委員

 じゃあ、見直すんですね、そのときの状況に応じて。今の考え方としてですけれども、要は、一旦減ってしまうことになったときに、現状はこういう台数を定めてありますというお答えだったんですけれども、それ自体、状況としては足りるというふうにお考えですか。

石原まちづくり推進部中野駅周辺基盤整備担当課長

 現状としては、先ほど申し上げた自転車の利用状況等、またバイクにつきましては周辺のバイクの自転車駐車場等、また一時的にふやしているというところもございますので、現状といたしましては足りるというふうに考えてございます。

久保委員

 わかりました。自転車駐車場のところで、けやき自転車駐車場については廃止することを踏まえて、中野四季の森公園地下自転車駐車場への積極的な誘導を図るということで、この下に「1,500台(供用中)」となっています。これ、今も使われているわけですよね。ということは、この1,500台は、現状のほうにもプラスなんでしょう、実は、今、6,000台ということですか。

安田都市基盤部交通政策課長

 現状で、実際に使われているのは4,000台弱で、中野四季の森の地下駐車場が1,500台あるんですけれども、今のところ利用率が30%弱ということで十分足りていると。

久保委員

 1,500台あるうちの30%弱を利用ですね。だけど、現状の台数には、現状もう1,500台あるわけですよね。だから、これは将来計画じゃなくて、現状のほうにそれが入ってくる――1と1が同じということですね。供用中と書いてあって、ここの現状の1に対して、けやき自転車駐車場が廃止になることを踏まえて誘導していくということですよね。すみません、すごくこれ、書き方がよくわからないんですよ。供用中とあえて入れているところが。

安田都市基盤部交通政策課長

 全体の中で、現在使われているところもありますし、適切に誘導していくということで、今のお話の中で、中野駅全体での再開発をしている中で、適切に組みかえながら誘導していくという流れの中にありますので、その中で、仮設の部分と実際使われているのをうまく組み合わせて対応していくということでございます。

久保委員

 要するに、現状と将来計画の1と1は同じということですよね。

 今30%弱の利用だとおっしゃっていましたけれども、それには、やはり理由があるのではないかと思うんですけれども、その30%弱しか利用がないというのは、どういう理由であるというふうに分析されていますか。

安田都市基盤部交通政策課長

 おっしゃるとおりで、地下にある駐輪場はなかなか利用されにくいというところがあるんですけども、そういったところにきちんと誘導していく。実際に、東中野のところで、そういった経過はあったんですけれども、適切に誘導が図られているということもあります。

 今回、けやきのところを廃止してつくる中で、きのうもお話ししましたけれども、中野駅全体で放置自転車対策と実際の駐輪場対策を規制と誘導をうまくやっていく、そういう中で、前回中野駅の北口中央が廃止されたことで、大分放置自転車も減ったこととあわせて、中野区に来る自転車の台数も大分減って、そういう中できちんと誘導を図っていきたい。その手段として、駐輪場を適切にあるいは放置自転車の規制もやっていく、さらにそのほかの、例えばシェアサイクル等の手段も含めて適切に交通対策を進めていきたいと考えております。

久保委員

 シェアサイクルも含めてというようなこととか、今いろいろあったんですけれども、そこまでのことが将来計画にはないので、だとすると、今、本当に足りているのかどうか、さらに今後不足して、利用する方たちに御不便をおかけするのかどうかというところが一番気がかりなところであります。また現状、あまり利用率が高くないというのは、利用しづらいから利用しやすいところにとめているというところもあると思うので、その辺のところもどういう誘導策を図っていくかということもきちんと考えていかなければいけないと思うんです。

 先ほど、駅周辺交通の自動車、自転車、自動二輪について、駐車場の配置については、今後見直しも検討していくということでおっしゃっておりましたけれども、現状の計画というのが、スケジュールとしていつまでというふうに定めているのか。また、見直しをかけるとしたならば、当然駅周辺の整備のスケジュールと合わせていかなければいけないところもあると思いますので、その辺のところはいかがお考えですか。

石原まちづくり推進部中野駅周辺基盤整備担当課長

 では、先に、自転車駐車場整備計画、自転車のほうについてお話しさせていただきますと、こちらにつきましては、平成29年1月に策定しているところですが、5年ごとの方針の見直しというところでやっているところでございます。それを考えますと、ちょうど来年、再来年あたりが大体見直しの時期かなというところもございまして、また、いろいろと現在の自転車等の利用についての御質問等々ございますので、そういったところも踏まえまして、なるべく早い段階で検討を進め始めたいというふうに考えているところでございます。

小幡まちづくり推進部中野駅地区担当課長

 自動車と自動二輪のほうは、私からお答えいたします。

 自動車につきましてですが、将来的には、こちらの将来計画のところに記載しておりますが、都市計画駐車場として、新北口駅前エリアの拠点施設内に70台ということで予定しております。公共の側で用意する駐車場というのは70台というふうに考えてございまして、さまざまほか各再開発等でできてくる駐車場については、駐車場の地域ルールというところを今、検討しておりますので、その中で適正化を図っていく、また必要な駐車場については、そうしたところを活用して確保していくということで考えております。

 次に、自動二輪車駐車場ですが、こちらも駐車場整備計画に将来の整備台数として80台と記載しております。これは、これまで中野区としてバイク駐車場ということで確保していたところが80台でございました。将来的に80台ということですが、委員お話のとおり、バイク、自動二輪車の駐車場というところの需要もございますので、さらに上乗せの台数分につきましては、これからの開発事業等で設けられる駐車場のところに、その地域ルールで駐車場の台数を適正化した上で、そこに自動二輪車の駐車場も入れていく、そういったところで全体の台数の適正化を図っていきたいと考えております。

杉山委員

 まず、NTTドコモ中野ビル南側の事業用地に、1,000台分仮でつくりますと書いてあります。ちょっとさっき見てきたんですけれども、スケボーのエリアとトヨタのレンタカーみたいな、その隙間だと思うんですけど、あそこに1,000台とめられますか。

石原まちづくり推進部中野駅周辺基盤整備担当課長

 自転車駐車場につきましては、現在のスケボーパーク、また、カーシェアリング事業等、そちらのほうがまだございますので、そちらの事業終了後に整備してまいります。こちら、今、平置き等を考えておりますので、なるべく期間はかからないような形で整備できる方法を検討しているところでございます。

杉山委員

 ありがとうございます。さっき久保委員のお話にもありましたけれども、絶対的にもともと4,500台計画で持っていまして、タイムズが1,100台ありますので、5,600台分から四季の森公園地下の1,500台プラス、今から仮設でつくる1,000台、多分5,600台から、箱的には2,500台しかないですよね。じゃあ確認です。2,500台しかない――わからない、ちょっと待ってくださいね。一時的に下がるわけですよね。4,500台が一時的に下がる。一時的に下がらないんでしたっけ、そのまま4,500台でいくんでしたっけ。

石原まちづくり推進部中野駅周辺基盤整備担当課長

 最終的な将来計画につきましては4,500台ですが、事業期間中については4,000台を確保するという方針で考えてございます。

杉山委員

 これは、すみません、4,000台というのは、中野四季の森公園の地下、それからドコモの南側の1,000台、これで合わせて2,500台ですよね。残りは。

石原まちづくり推進部中野駅周辺基盤整備担当課長

 現状、中野駅北口周辺の公共自転車の利用状況が約4,000台でございます。実際に、今、中野四季の森公園地下駐車場につきましては1,500台とありますが、こちら利用率100%ではなくて、まだ空きの余剰がありますので、今回なくなりますけやき自転車駐車場につきましては、基本的には、こちらの地下自転車駐車場へ積極的に誘導を図っていく。ただ、そのほかにも、実際には囲町地区にあります中野西自転車駐車場、こちらのほうにつきましては、囲町の事業区域内に設けますが、あふれるところもございますので、そちらを全体的に考えたときに、約1,000台分不足するというところで、そちらを事業用地内に仮設として計画するというふうな考えでございます。

杉山委員

 足りればいいと思います。そのようにしていただきたいんですけれども、足りない場合に、例えば民間がやっているような駐輪場も案内に含めていく。中野セントラルパークにも駐輪場があるのを知っていますか。今回、車に関しては中野セントラルパークに誘導すると書いてありましたけれども、セントラルパークのキリンビールの裏側にも、実はゲートのある駐輪場があります。あと、ブロードウェイの裏側にありますとか、いろいろあると思うので、そこら辺を、最悪の場合、そちらに逃がしていく、自転車駐輪場難民が出ないように考えていただければと思いますが、いかがですか。

石原まちづくり推進部中野駅周辺基盤整備担当課長

 中野四季の都市の民間の自転車駐車場につきましては、附置義務であるところもございますので、そういったところの条件等を考えた上で、やはり誘導等は考えていく必要があると思います。ただ、こちら4,000台としておりますが、継続的に利用実態の調査というところは行いまして、不足するところがある程度わかる、そういったところが出てきたらば、ほかのところに代替で、仮設の自転車駐車場を整備する等、そちらのほうの対応は逐次進めていきたいと思ってございます。

杉山委員

 ぜひそのように進めていただきたいと思います。これは要望というか、今回、JR中野駅が大きく変わる、JR東日本はあまりやりたがらないんですけども、中野の人たちは、バスとか自転車で中野駅まで来て電車に乗ります。電車に乗るときに、JR中野駅側にも何かしら駐輪場、費用分担というのは別にして、JR東日本が持っている土地、中野区の土地かわからないですけれども、駅の駐輪場という形はなかなか難しいと思うんですが、実現というのはできないんですか。

小幡まちづくり推進部中野駅地区担当課長

 今回、道路一体建物をJRと一緒に整備していくということですが、駅利用者の駐輪場ということでは、JRは考えていないというところでございます。ただ、商業施設をつくるということで、駅ビルにいらっしゃる方のための附置義務駐輪場は附置義務がありますので、それについては隔地、離れたところで設ける方向で調整していると思います。

杉山委員

 これに絡めてお話ししました。なかなかハードルは高いと思いますけれども、駅の附帯の駐輪場は施設もあることですし、何かしらJR東日本にも負担を強いて、ぜひとも実現に向かって検討していただければと思います。要望で結構でございます。

竹村委員

 自動二輪駐車場に関してですけれども、将来計画では計96台となっておりますが、どのような排気量ないしは、どのような形状のバイクを何台ずつとめられるような計画があるのでしょうか。もしおありでありましたら、お答えいただきたいと思います。

石原まちづくり推進部中野駅周辺基盤整備担当課長

 こちら将来整備台数につきましては80台でして、こちらはバイクの大きさ等の制限は考えてございません。また、どういったところに配置する等につきましては、中野駅駅前エリアを拠点施設内に設置するところですので、こちらのほうの整備とあわせまして、今後の検討になるかと思います。

竹村委員

 ありがとうございます。何でそれを聞いたのかといいますと、バイクに乗っていらっしゃる方はお感じになられるかと思いますが、ツール、道具として使っている方と趣味で使っている方は、バイクの扱いが全く違います。例えば、交通の足として使っている方は、傷をつけようが、多少ぶつけようが、隣のバイクにガリガリしようがあまり気になさらない方が比較的多いと散見されます。

 一方、趣味で乗られる方、バイクを大切に扱っている方は、もう傷なんかとんでもない、ぶつかるなんて全く許さない、ということは、駐車場、駐輪場の広さがどの程度であるかが、例えば、この中野に来て、バイクをとめて楽しもうかなという部分に非常につながると思うんです。ですから、そういう部分の調査なり、または、中野の駐輪場はどういうスタンスを持って整備するのかというのを考えていただければと思います。これは要望です。ありがとうございました。

来住委員

 自動二輪のほうですけれども、今現在2カ所に合計で96台、将来、今後80台分ということですが、今の96台に対しては、利用はどういう状況になっているんでしょうか。

安田都市基盤部交通政策課長

 大分余裕があります。70%から80%ぐらいになります。

来住委員

 それで、この南のほうにある自動二輪置場をドコモのほうに移動するということですね。南のほうに置き場がなくなるということになりますけれども、これは、今、行われている事業所を移動しなければならないということに、2020年度末に南自転車駐車場、バイク置場廃止となるわけですけれども、これはそうせざるを得ないから、やむを得ないということでの廃止ですか。廃止の理由は何ですか。

石橋まちづくり推進部中野駅周辺地区担当課長

 御存じのとおり、こちらについては、中野二丁目地区の区画整理組合の所有となっていまして、これは保留地として、今後売却する予定になっています。この時間軸というよりも、現時点の事業計画では、2024年度までに事業が完了しますので、それまでに売却するといったところで、最終的には売却するので、今回このスケジュールに合わせて廃止といった形になってございます。

来住委員

 この時期に廃止せざるを得ないと、事業計画上そうなるということですね。同時に、堀江のところに仮設の自転車置場もありますね。あれは、事業上、特に支障はないということでよろしいんでしょうか。

石橋まちづくり推進部中野駅周辺地区担当課長

 こちらも区画整理の事業用地となっていますが、こちらにつきましては、今、堀江のところと、旧南部の教育相談室、再開発のビルが建った後、現時点では2022年末になっていますが、そちらが完成した後に500台整備しますので、そこまでの供用という形になって、今後、堀江のところは公園整備、南部教育相談室につきましては売却という形になってございます。

来住委員

 新しいビルの地下になるんでしょうか、その500台ですか、そこにバイクも合わせた駐車場という形で計画されているということでよろしいんですか。

石橋まちづくり推進部中野駅周辺地区担当課長

 バイクは予定してございません。自転車だけでございます。

委員長

 委員会を休憩します。

 

(午後2時59分)

 

委員長

 委員会を再開します。

 

(午後2時59分)

 

 他に質疑ありませんか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 なければ、以上で本報告について終了します。

 次に、4番、その他で理事者から何か報告はありますか。

細野都市基盤部公園緑地課長

 それでは、私から打越公園整備に関する意見交換会の開催について御報告申し上げます。

 区では、打越保育園の旧園舎解体完了後、隣接地に打越公園の再整備を行います。そのための意見交換会を開催いたしますので、御報告申し上げます。開催日時が令和元年10月30日(水曜日)午後7時より行います。会場は、中野区役所9階の会議室を予定しております。

 御報告は以上でございます。

委員長

 ただいまの報告に対し、質疑はありませんか。

間委員

 打越公園の後にできる公園なんですけれども、広さはどのぐらいなんでしょうか。

細野都市基盤部公園緑地課長

 こちらの広さは、約700平米の公園を予定しております。

間委員

 700平米だとそれなりにあると思うんですけれども、どういった形で、今後公園を整備されていくのか教えていただけますか。

細野都市基盤部公園緑地課長

 そのための意見交換会を、まず行わせていただくんですが、区でプランを作成した上で意見交換会をやらせていただいて、その場で御意見をいただいて、反映できるものを事業に盛り込んでいきたい、そんなふうに考えております。

間委員

 他の委員会で報告があったと思うんですけれども、白鷺の親子農園が廃止になるということを聞いています。例えば、そういったところ、新しい公園の中に、親子農園だったり、区民農園とか、地域の方が必要かどうかわかりませんけれども、そういった声があったら考えていくことも可能なんでしょうか。

細野都市基盤部公園緑地課長

 そういったニーズはあるかもしれませんが、この場所で行うのが適切かどうか、または可能かどうかは考えた上で整備しなきゃいけないと考えています。現時点では、この場所での区民農園や親子農園等の実施は難しいと考えています。

委員長

 他に質疑ありませんか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 質疑がなければ、以上で本報告について終了します。

 その他、理事者から何か報告はありますか。

狩野まちづくり推進部野方以西担当課長

 それでは、私のほうから西武新宿線沿線まちづくり整備方針(鷺ノ宮駅周辺地区編)(素案)及び西武新宿線沿線まちづくり整備方針(都立家政駅周辺地区編)(素案)の意見交換会について、口頭報告させていただきます。

 本まちづくり整備方針は、西武新宿線沿線の野方駅から井荻駅間の連続立体交差事業にあわせて、地元のまちづくり検討組織からの提案を踏まえて、区のまちづくりの方向性や都市基盤整備の考え方を示すものでございます。このたび、本まちづくりの整備方針を策定するに当たり、地域の皆様方からの御意見を伺うため、まちづくり整備方針(素案)の意見交換会を開催いたしました。

 鷺ノ宮駅周辺地区編の意見交換会につきましては、鷺宮区民活動センターにて、10月3日(木曜日)、6日(日曜日)に、都立家政駅周辺地区編につきましては、中野区シルバー人材センターにて、10月4日(金曜日)、5日(土曜日)に開催いたしました。

 鷺ノ宮駅周辺地区の当日の来場者は、10月3日が53名、10月6日が31名でございまして、主な質疑内容につきましては、整備方針策定後のまちづくりのスケジュールや、補助第133号線沿道や中杉通り周辺まちづくりの内容を知りたいといったものがございました。また、都立家政駅周辺の当日の来場者は、10月4日が23名、10月5日が24名でございまして、主な質疑内容につきましては、「事業の優先順位や補助第227号線が整備された場合に、バスが運行するのか」といったものがございました。

 なお、現在、両地区ともに10月25日まで意見募集の期間を設けております。今後、意見交換会と意見募集での主な質疑応答につきましては、中野区のホームページにて公表していく予定でございます。また、議会への報告につきましても、まとまり次第改めて御報告いたします。

 説明は以上になります。

委員長

ただいまの報告に対し、質疑ありませんか。

久保委員

 4日間にわたっての意見交換会、大変にお疲れさまでございました。このときに、11月1日の期成同盟の案内はありましたでしょうか。

角まちづくり推進部長

 質疑の中で、特にチラシでいついつといったことはなかったんですけれども、これまでの取り組みということで、期成同盟の活動を紹介させていただいて、今年度については11月1日の午後に野方WIZでやるということで御案内したという経緯がございました。

久保委員

 質疑の中だったんですよね。関心をお持ちの方たちだと思いますので、やはりその期成同盟の大会の御案内も、このとき資料配付をされておりましたので、そこに、きちんと資料として配付されたほうがよかったのではないかというふうに思いました。もう終わってしまったことですけれども、今後こういった機会を活用して、関心のある方に情報が行き届くようにすべきではないかと思います。これは要望でございます。

委員長

 他に質疑はありませんか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 質疑がなければ、以上で本報告について終了します。

 他に、理事者から何か報告ありますか。

森まちづくり推進部弥生町・平和の森周辺防災まちづくり担当課長

 私のほうからは、弥生町三丁目地区まちびらき式について口頭報告させていただきます。

 弥生町三丁目周辺地区につきましては、平成25年度に決定した防災まちづくり事業計画に従って、各種事業を進めているところでございます。このたび、都営川島町アパート跡地にて進めてまいりました道路公園の整備に加え、まちづくり事業住宅が完成し、コア事業である川島町アパート跡地活用事業が概成することとなりましたので、弥生町三丁目地区まちびらき式を開催いたします。

 日時は10月31日(木曜日)午前10時半より、場所は、弥生町三丁目の川島公園でございます。主催中野区、UR都市機構が共催にて開催いたします。

 まちびらき式には、事業に御協力いただいた権利者の方々をはじめ、区議会、地元関連町会、まちづくり協議会、都議会、都庁より御来賓をお招きいたします。また、弥生町三丁目周辺地区の住民の皆様には、防災まちづくりニュースにて開催を御案内いたします。式では事業報告、お祝いのテープカットや、川島公園の災害対応設備の御案内等の行事を予定しております。

 御報告は以上になります。

委員長

 ただいまの報告に対し、質疑ありませんか。

加藤委員

 道路開通のときは、そういった式典をやって、公園が開いたときにはやらなかったという中で、今回どういった意図でこの会が行われるのか、ちょっとその辺を教えていただきたいです。

森まちづくり推進部弥生町・平和の森周辺防災まちづくり担当課長

 委員御指摘のとおり、避難道路5号と6号の一部が開通したときに、開通式を2年半前に行っております。その後、川島公園の完成とか、あと区画整理の完了、そしてURが所有している代替地の運用が開始されたり、今般のまちづくり事業住宅の完成とか地区計画の締結ということで、順次進んできているんですけれども、その事業メニューが概成したということで、このタイミングを選んでまちびらき式ということで、開催させていただきます。

委員長

 他に質疑はありませんか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 質疑がなければ、以上で本報告について終了します。

 他に理事者から何か報告ありますか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 なければ、以上で報告について終了します。

 次に、所管事務継続調査についてお諮りいたします。お手元に配付(資料5)の事項を調査事項とし、これを閉会中も継続審査すべきものと決することに御異議ありませんか。

 

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 御異議ありませんので、そのように決定します。

 審査日程のその他に入ります。

 委員会を暫時休憩いたします。

 

(午後3時09分)

 

委員長

 それでは、再開して確認します。

 

(午後3時11分)

 

 休憩中に御確認いただきましたとおり、次回の委員会は11月6日(水曜日)午後1時に行うということで御異議ありませんか。

 

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 御異議ありませんので、そのように決定します。

 以上で予定した日程は全て終了いたしますが、委員、理事者から特に御発言はありませんか。

杉山委員

 今回の報告でなかったんですが、JR東中野駅西口の桜並木、前回、私の予算の一般質問で、JR東日本と中野区との契約が10月には何とかというお話でありました。菜の花の種まきの時期が10月にまかないと3月には咲かないということで、その期間を多分切られていたと思うんですが、現状、進捗状況、もし報告がありましたら教えていただけますか。

細野都市基盤部公園緑地課長

 大変恐縮ですが、現時点で御報告することはございません。

杉山委員

 交渉は、引き続きやられているということですよね。

細野都市基盤部公園緑地課長

 交渉中ですので、今の時点で確定的なことは申し上げられないという趣旨でございます。

杉山委員

 昨年も3月末ぎりぎりで整備されたということもありまして、何とか住民の方々も待ち望んでいる景観だと思います。進捗を何とか早目に、うまくまとまるように私も願っております。ぜひともいい報告をお聞かせいただきますようお願いいたします。要望でございます。

委員長

 他に委員、理事者から発言はありませんか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 なければ、以上で建設委員会を散会いたします。

 

(午後3時13分)