令和元年12月06日中野区議会議会運営委員会(第4回定例会)

中野区議会議会運営委員会〔令和元年12月6日〕

 

議会運営委員会会議記録

 

○開会日 令和元年12月6日

 

○場所  中野区議会第2委員会室

 

○開会  午前10時00分

 

○閉会  午前10時32分

 

○出席委員(7名)

 伊藤 正信委員長

 酒井 たくや副委員長

 木村 広一委員

 白井 ひでふみ委員

 大内 しんご委員

 森 たかゆき委員

 長沢 和彦委員

 

○欠席委員(0名)

 

○委員外議員(0名)

 

○議長・副議長

 高橋 かずちか議長

 平山 英明副議長

 

○出席説明員

 副区長 白土 純

 総務部長 海老沢 憲一

 

○事務局職員

 事務局長 吉村 恒治

 事務局次長 小堺 充

 書記 鳥居 誠

 書記 松丸 晃大

 書記 野村 理志

 書記 五十嵐 一生

 

○委員長署名


審査日程

○議題

 1 陳情

  (新規付託分)

   第14号陳情 中野区議会傍聴に関する運営ルールの変更と必要な施設整備を求める陳情

 2 その他

 

委員長

 定足数に達しましたので、議会運営委員会を開会します。

 

(午前10時00分)

 

 本日は、お手元の議題のとおり進めたいと思いますが、御異議ありませんか。

 

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 御異議ありませんので、さよう進行します。

 議題に入ります。

 初めに、1番、陳情の審査を行います。

 第14号陳情、中野区議会傍聴に関する運営ルールの変更と必要な施設整備を求める陳情を議題に供します。

 なお、本陳情については、12月5日までに1,074筆の署名が寄せられていることを申し添えます。

 本日は、陳情者から補足説明及び補足資料の配付の希望がありますので、委員会を休憩してこれを受けたいと思いますが、御異議ありませんか。

 

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 御異議ありませんので、委員会を休憩いたします。

 

(午前10時00分)

 

委員長

 委員会を再開いたします。

 

(午前10時11分)

 

 これより本件に対する質疑を行います。質疑はありませんか。

長沢委員

 今、休憩中にもお話がありましたけれども、一時保育の実施ということなんですが、一時保育という形をとっていないからこその陳情ですけれども、実際に親子連れで来た方の対応は、これまでも何回かあったと思っていますが、それについてはどういう対応をされてきたか、事務局にお伺いしたいんですけれども、いかがですか。

小堺区議会事務局次長

 本会議場につきましては、まず、原則的な考えを申し上げますと、区議会傍聴規則第13条の規定により、「児童及び乳幼児は、傍聴席に入ることができない」という規定になっております。委員会傍聴規則にはこの規定はありませんけれども、実際に傍聴席に乳幼児が入ったことがあり、泣いたりする場合には退室してもらうという取り扱いを行っておりました。また、本会議の庁内放送を、応接室で、親子で見てもらうという対応をとったこともあります。

 また、実例として、平成3年6月の本会議で、議長の許可により、支障のない範囲で可とした例もあります。

長沢委員

 わかりました。それと、3番のところで「本会議および委員会の写真・動画撮影、録音、及びPC…」と書いてあって、これも規則では、陳情者のほうから出された資料によりますと、杉並区の傍聴規則ではほぼ同じだということですね、録画の許可は。

 ただ、中野区議会では、実際にはこういったものを行っていなかった。その判断としては、本会議であれば、当然議長の、それぞれの委員会であれば、それぞれ正副委員長の判断ということだったと思っていますが、つまり、その判断としてというのは、やはりこれまでにない、言ってみれば前例踏襲というか、過去にそういった例がないという判断をしていたのではないかと思っています。

 そういう意味では、この問題自身を、やはり開かれた議会を目指すのであれば、こういったことが必要なのではないかというふうに私どもは認識しておりますけれども、やはり一定のルールを、私たち議員、議会、議会運営委員会の中で決めていく、そういったものが必要になる。要するに、事務局としてはどういう御認識でいるのかということを伺いたいんです。これまでのやってきたというところでは、一つひとつそれを議論するという、そういういとまもなかったと思っています。

 つまり、その場で、傍聴者の方が、そういった許可をお願いしたいと。そのときの判断として、実際にはそれを許可していなかった。委員会にも具体的に諮っていたのかな。そういうやり方をとっていたと思うんですけれども、そういう認識でいいのか。私が今言っているようなやり方でいいのか、そこをまず教えてください。

小堺区議会事務局次長

 まず、原則的な考え方なんですけども、今、委員御案内のとおり、原則としては禁止していくということの規則が、議会傍聴規則にも委員会傍聴規則にもございまして、原則禁止だけれども、例外として、議長及び委員長の許可がある場合には禁止を解除して、撮影ないし録音を許可するというようなことができる旨の規定になっております。考え方もそうでございました。

白井委員

 具体的な議論は、まさに議会改革の話なので、議長のもとに改善検討会というものを設置して、議会で議論している最中なんです。ただ、これが公開になっていないので、恐らく一般区民の方には、一体何の議論をしているのかすらわかっていないところだと思うので、あえて1から8の並んでいる中で、まだ検討中のものもたくさんあります。既にこの方向性でというのもあるので、質疑という形で聞いていただければというふうに思います。ですから、この陳情自体の取り扱いは改善検でやるべきだと思うんです。この場では確認という形での質疑になりますけども、具体的に、今、中野区議会でこんなことをやっているんだというのを御認識いただければと思います。

 まず1番目なんですけれども、区議会でのインターネット中継があります。中野区議会はインターネット中継だけじゃなくて、ケーブルテレビを通じて放映している形なんです。現在の区議会の報映状況について、どのような形になっているのか、事務局のほうに確認させていただきます。

小堺区議会事務局次長

 現在、J:COMで録画放映している一般質問の録画中継、こちらは1名、20分相当なんですけども、こちらを区議会ホームページ上から閲覧できるような形になっております。

白井委員

 今ありましたように、ケーブルテレビを通じて、本会議の放送枠があるので時間制限があります。その編集されたものを、テレビを通してお伝えすると同時に、その編集したものをネットで見られるようになっています。ですから、ここのネット中継というところにバツと書いてあるんですけれども、部分的には既に中野区議会はやっている状態ではあります。

 さらに、2番目、「予算・決算特別委員会のインターネット中継を実施し、他の各委員会のインターネット中継も段階的に」とあるんですけれども、現在、この予特・決特、中野区議会は全員で構成する形なんですけれども、まさに改善検討会で議論している形です。最終決定ではないんですけれども、現段階でどのようになっているのか、確認させてください。

小堺区議会事務局次長

 今、白井委員御案内のとおり、第23期改善検討会において、予・決特のインターネット中継のあり方について議論をしております。こちらは、なるべくコストをかけずに行っていこうということになっておりますけれども、できる範囲で行っていきたいというふうに、現状の庁内放送の映像を利用してインターネット録画配信を行うということを考えております。

白井委員

 ありがとうございます。これは、新庁舎を待たずに、現庁舎でも何とかお金をかけずにできないかというところで、当然予算があるので、来年度に向けてという準備段階なんですけれども、中野区議会も、そこで最終調整をする。ただ、全ての委員会をやろうとすると、かなりコストがかかるというところから、現段階では新庁舎に向けてというところなんですけれども、いよいよ予特・決特も準備段階まで来ているということです。

 3番、4番に関しては、先ほど森委員から、また長沢委員からありましたけども、どのタイミングで公開になるのか、資料も含めて、議事録も含めて。現在の議会運営のルールになってしまうと、ほぼ公開のタイミングがない状態です。極端なことを言うと、我々も委員会だとかが始まる直前にしか資料が閲覧できない状態になっているので、抜本的な見直しをしないとなかなか難しいかなと思います。

 さらに、これをホームページにとありましたけれども、今言った状態なので、ほぼホームページに開示するというのはあり得ないぐらいのスピードになっているので、本来的な議会運営のあり方から見直さないとというところです。ソフト面に関しては、まだ具体的、個別のところまでは出ていない状態なんです。中野区議会においては、いわゆる新庁舎に向けて、ハード整備を急いで大まとめをしないと間に合わないというところから、まずハード整備についてと、現庁舎でできる範囲でやっているところです。ソフトルールの運用に関しては、まだ議論の俎上になっていないんですけれども、これはぜひ取り組みたいと思いますし、現段階ではまだ検討の俎上にも上がっていない状態と言えます。

 次に、5番、これは逆に、私、聞きたいんですけれども、今の広い部屋でとなると、恐らく特別委員会のことか、もしくは総務委員会のことなのかなと思うんですけど、これ、スピーカーの増設は可能なんですか、もしくはボリュームの調整というのは可能なんでしょうか。

小堺区議会事務局次長

 まず、現在は、第1委員会室の後ろのほうにスピーカーがついておりまして、こちらが御案内のとおり、第1、第2委員会室を、間仕切りをとって使う予・決特のときには、第2委員会室のほうまで音が聞こえる、向きも傍聴者席のほうに向いていますので聞こえるということになっておりまして、その運用になっております。

 第1、第2を個別に使う、それぞれ第1を総務委員会、第2を区民委員会に使う場合は、第1委員会室でスピーカーを使ってしまいますと、それが区民委員会のほうに音が漏れ伝わってしまうということがありまして、扉を閉めることもできませんので、廊下から伝わったりすることもあります。したがって、個別の委員会の同時開催のときには、スピーカーは使っていない。予・決特のときのみ使っているということになっています。

 増設については、音の干渉が――やっぱり今と同じことが起きてしまいますので、それを防ぐことができれば、理屈的には、お金がかかることでありますけれども、可能ではあります。ただ、増設が必要かどうかということは、またこれは個別に検討しなければいけないし、今言ったいろいろな課題をクリアした上でということになると思います。

白井委員

 そうすると、ここは改善検でもむ必要がありますね。費用面もありますし、音の干渉になってしまうと意味がなくなってしまうので、可能なのかどうかの議論も必要だと思います。

 6番、先ほど長沢委員のほうからもありました、全くやっていないわけじゃなくて、お子様連れのやつ、小さいお子さんの年齢にもよるんだと思います。議長が今回はいいですよと認めた場合もあります。中野区議会は全面的にだめとは言っていません。さらに、小さい子の場合、本会議場は入れないんですけれども、別室を設けてテレビ中継ではありますけれども、ライブで見ていただいたという事例もあります。

 現段階でできるというのはここまでかなという、正直言うとイメージはあるんですけれども、新庁舎の中では、まだこれも構想段階ではありますけれども、いわゆる親子傍聴が何とかできないか、別室をつくるような形での議論もやっている最中です。ですから、ハード面の整備でいうと、現有庁舎をなかなか改修とはいかないので、次の新庁舎に向けて、ここは準備を進めている最中だというふうに御理解いただければと思います。

 さらに車椅子、またトイレについても、なかなか現行の施設の費用でとあるので、御要望のとおり「新庁舎」でと書いてあるんですけれども、これらもあわせて今議論中というところです。図面上、粗々まだ出てきている最中ではあるんですけども、今現在どのような段階であるのか、これも確認という意味でお答えをお願いできればと思います。

海老沢総務部長

 新庁舎につきまして、現在、基本設計という段階でございますが、車椅子の傍聴につきましては、本会議場傍聴席入り口付近に車椅子席を設けることを予定しているという状況でございます。

 一方で、トイレでございますが、本会議場傍聴者用のトイレでございますが、誰でも使いやすいよう男女別のトイレに加えまして、多機能トイレの併設を予定しているという状況でございます。

白井委員

 ありがとうございました。皆さん陳情の出された趣旨のところの進捗は大体おわかりいただけましたか。具体的には、この場での個別の議論というわけにはいかないので、審議の扱いは正副委員長にお預かりいただいて、どのようにすればいいのかというのを進めていただければと思います。

森委員

 幾つか確認させていただきたいと思います。結論としては、白井委員が今おっしゃったような御発言の方向性になるのかなと思っています。事実関係で幾つか確認させていただきたいのが、まず、一時保育なんですが、区が庁舎を使ってやっている意見交換会等でも、一時保育を用意している場合があるかと思うんですが、そういう場合というのは、実際の一時保育というのはどこでやられるのでしょうか。

海老沢総務部長

 区では、一時保育者登録制度というのをつくってございまして、事業所管、要するに、開催する主管が直接登録された保育者に依頼をして、保育者に来ていただくという形になっています。場所につきましては、庁舎であれば会議室とか、そういうところで行っているというような実態です。

森委員

 それは、どこだと決まっているわけではなくて、その会議体の種類とか所管によって、近くのあいているところを使っているみたいなイメージなんですか。

海老沢総務部長

 そういう所管で場所を用意するという形になっています。

森委員

 ありがとうございます。これは事務局のほうに伺いたいんですが、ほかの議会で一時保育をやっている場合というのは、議会側で場所を用意しているのか、今、総務部長から御答弁があったような、行政側で使っているようなところを議会の権限で使っているのか、それがもしわかれば教えていただけますか。

小堺区議会事務局次長

 私どものほうで、ある調査の結果を入手しておりまして、それによりますと、3区ほど一時保育を実施しているというところがございます。そのうち一つだけは事業者に委託をして、つまり区議会のほうがお金を担保して実施しているというものがございましたが、あとの二つは、今の話に出てきました区のほうの一時保育事業、つまり、登録派遣型の保育士を派遣してもらって、部屋を確保して行うという形をとっていました。

委員長

 よろしいですか。他に質疑はありませんか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 質疑がなければ、取り扱い協議のため、委員会を暫時休憩いたします。

 

(午前10時27分)

 

委員長

 委員会を再開いたします。

 

(午前10時31分)

 

 お諮りいたします。第14号陳情、中野区議会傍聴に関する運営ルールの変更と必要な施設整備を求める陳情は、閉会中も継続して審査すべきものと決するに御異議ありませんか。

 

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 御異議ありませんので、そのように決定いたします。

 以上で第14号陳情についての審査を終了いたします。

 次に、2番、その他に入りますが、各委員、理事者、事務局から発言はありませんか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 なければ、次回は12月10日(火曜日)午前10時から、当委員会室において開会しますことを口頭をもって通告いたします。

 以上で本日の議会運営委員会を散会いたします。

 

(午前10時32分)