令和元年11月26日中野区議会厚生委員会(第4回定例会)

中野区議会厚生委員会〔令和元年11月26日〕

 

厚生委員会会議記録

 

○開会日 令和元年11月26日

 

○場所  中野区議会第3委員会室

 

○開会  午後4時51分

 

○閉会  午後5時24分

 

○出席委員(8名)

 ひやま 隆委員長

 甲田 ゆり子副委員長

 渡辺 たけし委員

 河合 りな委員

 若林 しげお委員

 いながき じゅん子委員

 南 かつひこ委員

 長沢 和彦委員

 

○欠席委員(0名)

 

○出席説明員

 地域支えあい推進部長 野村 建樹

 地域包括ケア推進担当部長 藤井 多希子

 地域活動推進課長 伊藤 政子

 トータルケア調整担当課長、北部すこやか福祉センター所長 小山 真実

 アウトリーチ調整担当課長、南部すこやか福祉センター所長 石濱 照子

 地域保健福祉調整担当課長、中部すこやか福祉センター所長 志賀 聡

 システム活用調整担当課長、鷺宮すこやか福祉センター所長 鳥井 文哉

 区民活動推進担当課長 宇田川 直子

 地域包括ケア推進課長 高橋 英昭

 介護・高齢者支援課長、高齢者支援担当課長 葉山 義彦

 中部すこやか福祉センターアウトリーチ推進担当課長 高橋 均

 北部すこやか福祉センターアウトリーチ推進担当課長 滝浪 亜未

 南部すこやか福祉センターアウトリーチ推進担当課長 村田 佳生

 鷺宮すこやか福祉センターアウトリーチ推進担当課長 大場 大輔

 健康福祉部長 朝井 めぐみ

 保健所長、健康福祉部地域医療連携担当課長事務取扱 向山 晴子

 福祉推進課長 長﨑 武史

 スポーツ振興課長 古本 正士

 障害福祉課長 河村 陽子

 生活援護課長 林 健

 生活保護担当課長 只野 孝子

 保健企画課長 鈴木 宣広

 保健予防課長 水口 都季

 

○事務局職員

 書記 野村 理志

 書記 髙橋 万里

 

○委員長署名


審査日程

○議案

 第83号議案 令和元年度中野区一般会計補正予算(関係分)

 

委員長

 定足数に達しましたので、本日の厚生委員会を開会します。

 

(午後4時51分)

 

 本日の審査日程ですが、お手元に配付の審査日程(案)(資料1)のとおり進めたいと思いますが、これに御異議ありませんか。

 

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 御異議ありませんので、そのように進めます。

 それでは、議事に入ります。

 第83号議案、令和元年度中野区一般会計補正予算(関係分)を議題に供します。

 本議案は、総務委員会に付託されておりますが、厚生委員会の関係分について当委員会で審査し、賛成多数となった意見があれば総務委員会に申し送ることとなっておりますので、御承知おきください。

 それでは、理事者の補足説明を求めます。

鳥井鷺宮すこやか福祉センター所長

 それでは、私からは、地域支えあい推進部の関係分につきまして補足説明を申し上げます。

 内容は、白鷺たんぽぽ広場の返還に係る経費でございまして、第3回定例会で御報告したものでございます。

 それでは、お手元の議案書をお開きください。

 最初に、歳出でございますが、26ページ、27ページでございます。

 6款地域支えあい推進費、4項すこやか福祉センター費、1目地域支えあい拠点施設運営費でございます。白鷺たんぽぽ広場用地として借り受けていました土地につきまして、土地所有者の方からの申し出によりまして返還を行います。このため、土地の現状復旧に係る測量経費を増額いたします。この測量を行いました後、設計を行いまして、今年度中に現状復旧工事に着手し、来年の6月末までに返還をいたします。工事に関しましては、債務負担行為を設定いたしますので、次に御説明をいたします。

 続いて、債務負担行為でございます。議案書の36ページ、37ページをお開きいただけますでしょうか。

 2段目にございます白鷺たんぽぽ広場用地の返還に伴う現状復旧工事でございます。土地所有者の方からの申し出によりまして返還するための現状復旧工事でございますが、これが2年間にまたがるということで、債務負担行為を設定いたします。

 地域支えあい推進部の関係分の補足説明は以上でございます。よろしくお願いいたします。

古本スポーツ振興課長

 次に、健康福祉部の関係分について御説明を申し上げます。

 初めに、歳入でございます。

 恐れ入りますが、議案の18ページ、19ページをお開きいただきたいと思います。

 14款国庫支出金、2項国庫補助金の6目健康福祉費補助金でございますが、中野区立総合体育館整備について4億1,059万3,000円の増額となります。

 15款都支出金、2項都補助金の6目健康福祉費補助金は、14節のスポーツ施設整備が中野区立総合体育館整備と哲学堂公園野球場の改修工事につきましてそれぞれ減となりまして、合計で6,920万5,000円の減額。次に、15節の哲学堂公園野球場につきましては391万9,000円の増額となりまして、14節、15節の合計で6,528万6,000円の減額でございます。

 ページをおめくりいただきまして、20ページ、21ページでございます。

 20款諸収入、6項雑入、5目雑入の13節雑入でございます。こちらは独立行政法人からの助成金が3,400万円減額となってございます。

 次に、歳出でございます。

 28ページ、29ページをごらんいただきたいと思います。

 7款健康福祉費、2項スポーツ振興費、2目スポーツ環境整備費でございます。右側の説明欄の1、スポーツ環境整備の(1)スポーツ施設整備でございますが、中野区立総合体育館整備につきまして、地中障害物撤去等に伴いまして、工事費等を増額いたします。説明欄に記載の1億6,203万2,000円のうち、143万7,000円は工事監理委託費となります。財源更正につきましては、特定財源について当初予算と比較をいたしまして交付額の増減がございまして、国庫支出金が4億1,059万3,000円の増、一方で都支出金が4,037万4,000円の減となりまして、差引一般財源は3億7,021万9,000円のとなります。

 体育館整備につきましては、工事工程の追加等によりまして、竣工が来年3月12日から5月29日へ延伸いたしますため、繰越明許費の設定を行います。こちらは後ほど御説明を申し上げます。

 次に、(2)でございます。スポーツ施設調整でございますが、哲学堂公園野球場改修工事につきまして、地中に埋まっておりますガス管や電気ケーブルなど、区が所持した図面と実際の位置が異なっていたことなどによりまして、調査掘りと呼ばれるものが必要となるとともに、設計変更による工事工程追加に伴いまして、工事費が増額をいたします。また一方で、工事費につきましては契約落差が生じておりまして、その分につきましては減額をいたします。

 また、今年度末でございますが、国の名勝指定に係る告示の予定がございまして、告示がされた後は、工事を継続するに当たりまして国の文化審議会で変更承認というものが必要となりますため、承認までの期間につきまして、2カ月間工事を中断いたします。

 工事の日程の追加と名勝指定に係る変更承認による工事の中断によりまして、当初予定をしておりました来年2月末の工事の完了が7月末に延伸することによりまして、指定管理者に対して休業補償の支払いを行います。休業補償はもともと2月まで当初予算で計上しておりますことから、今回は3月分を追加計上いたします。補正額につきましては、工事額につきましては契約落差による減額の部分が大きいことから2億4,253万3,000円の減額、指定管理者への休業補償分の指定管理料の増額が26万円、合計で説明欄に記載されております2億4,227万3,000円の減額となります。財源更正につきましては、工事費の減額に伴いまして都支出金及び諸収入が減額となったことから、一般財源が増となってございます。こちらの哲学堂公園野球場改修につきましても、工事期間が延伸となりますことから繰越明許費の設定も行いますので、こちらも後ほど御説明を申し上げます。

 その下の3目でございます。オリンピック・パラリンピック推進費でございますが、中野区立総合体育館を活用したイベント開催委託料、こちらは具体的には体育館オープニングイベントの委託料について、体育館の開所が来年度となりまして、今年度の執行がなくなりましたので、減額を行うものでございます。また、オープニングイベントにつきましては、当初、今年度中に契約を行いまして、2カ年にわたって事業を行う予定でございましたが、来年度の単年度の事業となりますので、債務負担行為を廃止いたします。こちらも後ほど御説明を申し上げます。

 続きまして、34ページ、35ページでございます。

 繰越明許費調書でございます。

 7款健康福祉費、2項スポーツ振興費、中野区立総合体育館整備でございますが、竣工が来年の3月12日から5月29日へ延伸となることによりまして、工事費51億3,823万3,000円、工事監理委託費143万7,000円、施設予約システム改修委託費139万7,000円の合計51億4,106万7,000円につきまして繰り越しをいたします。

 7款健康福祉費、2項スポーツ振興費、哲学堂公園野球場改修工事でございますが、こちらも工事期間が延伸いたしますため、工事費3億1,172万円を繰り越しいたします。

 次に、債務負担行為調書でございます。

 38ページ、39ページをお開きいただきたいと思います。

 東京2020オリンピック・パラリンピック気運醸成事業でございますが、中野区立総合体育館のオープニングイベントの委託経費につきまして、来年度、単年度の事業となりますので、債務負担行為を廃止いたします。

 以上で健康福祉費の補足説明を終わらせていただきます。よろしく御審議のほどお願いいたします。

委員長

 これより本件に対する質疑を行います。質疑はありませんか。

若林委員

 まず、白鷺たんぽぽ広場について伺います。

 10月7日の厚生委員会で御説明がありました。利用終了が令和2年2月28日、現状復旧工事が3月から6月にかけてということですが、これ復旧工事に3カ月ぐらいかかるということですか。

鳥井鷺宮すこやか福祉センター所長

 工事につきましては、公園緑地課に執行委任をして執行する予定でございますが、その相談の中で、やはり4月からの契約手続ではちょっと間に合わない可能性があるということで、3月からの工事着手を考えているというものでございます。

若林委員

 3月からの工事着手ですね。今からそれ入札をされてお願いするということでよろしいですか。スケジュール的にはどういうふうになりますかね。

鳥井鷺宮すこやか福祉センター所長

 今回補正をお願いしてございますのが、まず測量の経費でございまして、その後、復旧工事というふうになりますけれども、現在のスケジュールといたしましては、今回の補正予算の議決をいただきましたら、公園緑地課のほうに執行委任をいたしまして、まず現地の測量を行います。その後、それをもとに工事設計が行われ、その後、工事というふうになりますので、工事につきましては3月に工事にかかれるように契約手続を進めたいということで公園緑地からは聞いてございます。

若林委員

 3月に契約して工事を進めていくという話なんですが、これ先議に入っているんですよね。

鳥井鷺宮すこやか福祉センター所長

 今回先議をお願いしているということでの理由の中にはこの件は入っていないということは承知をしておるんですけれども、中身といたしましては今御説明いたしましたとおりで、土地所有者の方に6月末までにきちんと復旧工事を終えた後で返還をする必要があるということがございますので、今回この議決をいただいた後、直ちに測量に入り、工事の設計を行い、工事の手続、工事契約、また実行へと進めていくということがございますので、私どもといたしましては、なるべく早く取りかかる必要があるというふうに考えてございます。

若林委員

 先議の中にこれ入っているんだけど、そのなるべく早くがそんな10日ずれたぐらいで変わるのかな。これが先議に入る理由というのを聞いてみたいんですけど、普通の議案でも問題なかったのかなと私は思っているんですが、そこら辺はいかがですか。

鳥井鷺宮すこやか福祉センター所長

 私どもとしましては、できるだけ早く取りかかる必要があるということで、公園緑地課と協議いたしまして財政当局に提出をしたところでございます。議案のまとめ方につきましては、ちょっと財政課の仕切りかなというふうには思ってございます。

若林委員

 できるだけ早くというのがどのぐらいのものかというのが私はちょっと納得いかないところが実はあるんです。やらなきゃいけないことであるし、それは間違いないんですが、これを先議に当てはめたというのがすごくひっかかっているんです。それは今、白鷺のたんぽぽ公園であります。

 続けて、オリンピック・パラリンピック推進、これも先議ですよね。

古本スポーツ振興課長

 こちらにつきましては、体育館の開館が延伸することに伴いまして、これまで2カ年にわたる事業でございましたが、来年度の債務負担行為について廃止をするというものでございます。確かにこの先議につきましては、先ほど答弁あったような形で、財政課のほうで一つの一体的な議案としてというもので、これも新年度、早く契約に取りかかるために先議をお願いしているものでございます。

若林委員

 危ないですからね。白鷺もそうですし、このオリンピック・パラリンピック、これも先議をしてまで急ぐものなのかなというのが我々としてはちょっとひっかかるところなんです。このオリンピック・パラリンピックのこれも何か無理やり先議にしたようにしか見えなくて、そうじゃないかもしれないけれども、我々としてはそれがちょっとひっかかっているなと思っています。体育館においても、いつぐらいから地中埋設物が出て、おくれるという情報が入ったんですかね。

古本スポーツ振興課長

 委員会では、報告は10月に報告をさせていただきました。第3回定例会の委員会の中で報告をさせていただきました。その際には、今年度の、申しわけございません、ちょっとすみません、ちょっとお待ちください、今年度その工事を進めていくに当たって地中を掘ったところ、そういうガラとかレンガとか、そういうのが出てきたというのがわかりましたので、報告をさせていただいたところでございます。

若林委員

 これ、バリアフリーの入り口の部分ができるのがおくれると体育館の運営に支障を来すという理由のもとに、7月17日に区長からそういった総合的判断をしましたという釈明文というか、そういうのが出たんですが、今回の遅延によってそのバリアフリーの場所、前回、区長の判断した予定のときよりもおくれる状況になっていないですかね。

古本スポーツ振興課長

 当初の予定は、3月中に体育館が竣工するという予定でさまざま区として説明してきたところでございまして、今回この地中の障害がわかるようになったのはことしの夏ごろでございまして、その後いろいろ検討を重ねまして、どれぐらい工事期間が延びるかということを区のほうで検討いたしまして、報告させていただいたのが10月でございます。

若林委員

 ということは、7月に区長がそういった釈明というか、おくれるわけにはいかないんだと、もう議会の決定もあるし、総合的に判断して今回はというお話のものが、実はふたをあけてみたら、おくれる。とすると、何か区長との整合性がとれなくなっているのかなと時期的な判断として思っているんですが、いかがでしょうか。

古本スポーツ振興課長

 区の考えといっても、先ほどの繰り返しになるかと思いますが、3月に体育館ができ上がりまして、新年度になったらオリンピック・パラリンピックで使用するという予定でございまして、今回の延伸につきましては、オリンピック・パラリンピックでの練習会場として使う直前まで今回延伸したわけでございますが、その全体的な使われ方というのはこれまでも変わってございません。

若林委員

 じゃ、区長はこのときは最大限まで引っ張った状態での御発言だったつもりだったんですが、実は3カ月延びちゃってもオリンピックには間に合うよというような状況だったのかな、これ以上は申し上げませんが。

 私だけで質問するわけにはいかないですのでちょっと申し上げますが、先ほど来からお話ししたたんぽぽ公園、オリンピック・パラリンピック、これが私は先議に値するものではないと思っています。必要なことはわかっています。ただ、何でもかんでも先議に入れるものじゃないよ。この哲学堂と体育館においては契約の案件ですから先議であるのも必要かなと思うんですが、その判断というものをしっかりとこれからやっていただきたいなというのが私の要望です。一応要望とさせていただきます。よろしくお願いします。

長沢委員

 哲学堂公園の野球場の改修のこの減額なんですけど、御説明今あったように、区で持っている図面と、実際には実態のガス管でしたっけ、何管か、(「ガス管」と呼ぶ者あり」)何かが敷設してあって、位置が違ったというお話ですね。こういうのというのは間々あっちゃいけないと思うんだけど、かなりレアケースとして、しかしながら別に初めてのことではなく、やっぱり過去にもあった、そういうふうに見ていいんですか。

古本スポーツ振興課長

 私どもが工事する際には執行委任という形で、例えば施設課とか公園緑地課へ執行委任して行いますが、なかなかこういうケースはまれなケースだというふうに聞いておりまして、今回のこの例では、実際、区で持っていた、かなり古い図面ですけども、それをもとに、あと区で持っているいろんな情報をもとに計画を立てたところですが、実際掘ってみたらば、その図面どおりではなかったというのがわかりました。状況としてはかなり珍しいレアなケースだというふうに聞いております。

長沢委員

 ありがとうございます。それともう一つ、体育館のほうで言うと、今、若林委員も言っていた地中の支障物の撤去等によってこういうふうに延びたというお話なんだけど、じゃ例えばこういうそれなりの規模が一定ある工事なんかは、地中からの支障物が出て、要するに工事の延伸というのかな、工事が延びることは、これは間々あるのかなと思うのね。場合によっては埋蔵物というか何か出てきちゃうとまたとまっちゃうというのはあると思うんだけど、これはここで聞くのはあれかもしれないんだけど、そういうのというのは、例えば工事の期間、区間というのは一定想定して出されているとは思うんだけど、そういうのは違うんですか。やっぱりそういった、あけてみなけりゃじゃないですけど、掘ってみなければわからないものだから、そのときにやっぱり工事のあれは延伸していくような、これも同じような話なんだけど、これまでもやっぱりそういう対応なんですかね。

古本スポーツ振興課長

 これまでも具体的にその支障があらかじめ予見されているような工事でしたらば、それに合ったような期間を設定いたしますんですけども、今回はあらかじめそういうリスクが予見できなかったので、通常の工程で期間を設定いたしました。だから、事前にわかっているような場合でしたらば、それも踏まえて工事期間を設定していくのがこれまでのやり方でございます。

長沢委員

 これは本当に勉強のためにというか、教えてほしい。補正、これもう第5次になりますよね。これも、ごめんなさい、若林委員とあれなんだけど、例えばその債務負担行為の廃止というのが具体的にはこれがある。あるいは、減額の補正なんかもある。これのタイミングというのは、もう明らかにこの時点で落としたほうがいい、それはそれぞれのその部署、所管のところで、例えば健康福祉部で判断をすることなんですか。それとも、一定財務のほうから、いや、もうこれはというような話になるのか、相談の上なのか。

 つまり何が言いたいかというと、こういう言い方したらあれだけど、例えば年明けの第1回定例会で、この補正のところで減額の補正、もちろん増額も中には債務負担とか繰り越しなんかもあるけど、おおむね減額の補正をしますよね。最終補正というか、今はその後もいろいろ、最終とも言えない場合もあるんだけど、そういうところにがっといっぱい出てきますわね、通常ね。だけど、そういうところまで持たせない、先に送らないで、判断として、いや、もうこれは使いませんと、これはこの時点でわかった、さっきの国の財源補正なんかもそうだと思いますが、そこで国からもそういう補助金が、社会資本の整備の交付金が出てくるというのがあったからそういう形もとるんだと思うし、これはここだけじゃなくて、ほかの部署のところもそういうのがあると思うんだけど、こういう判断というのはどういうタイミングでやるということなんですかね。

朝井健康福祉部長

 減額につきましては、所管と財務が協議をして、いわば相談をして決めています。基本的には、もう減額、未執行が確定した時点ということになりますので、御指摘のとおり、第1回定例会が非常に多くなっているという状況です。ただ、この案件につきましては、ここの上のところのスポーツ環境整備費であります体育館の整備が竣工がおくれることによりまして、そのオープニングセレモニーについて債務負担行為が必要なくなるということですので、そこで債務負担行為を落とすに当たりましてはやはり減額すべきだろうということで、これについてはいわば体育館の工事費の増額とセットの項目になるので、ここでお出しをさせていただいたという状況でございます。

南委員

 1点だけ。先ほど哲学堂公園の野球場の、実際、工事したらガス管が図面と全然違っていた、そこで調査掘りと設計変更をせざるを得なくなったということなんですけど、もともとその図面というのはいつごろ区が持っていた図面ということになってくるんですか。

古本スポーツ振興課長

 かなり古いものなんですけども、このガス管の部分につきましては昭和54年から区が所有していたというふうに聞いております。

南委員

 じゃ、その昭和54年のときに、区で何か工事したのかわからないですけど、そのときに区がつくった図面であるというのは間違いないんですか。

古本スポーツ振興課長

 どういうふうにつくられたかというのは詳細はわからないんですけども、区で存在していたこの図面というのが昭和50年代からあったものだということは確認はできました。

南委員

 もともと哲学堂公園、都の公園から移管をされたわけですよね。その際に、移管されたときの図面、東京都からの引き継いだ図面ということではないんですか。その辺はどういう認識でいるんですか。

古本スポーツ振興課長

 この公園は昭和50年に都から区へ移管をされておりますが、この図面が東京都から譲り受けたかどうかというのがなかなか判然とというかわからないところでございまして、先ほど申したような、記録で、図面で見てわかるのがガス管のところですと昭和54年につくったと思われる図面はありましたので、移管のときにどういうデータが来たかどうかというのは、申しわけありませんが、その詳細は不明でございます。

南委員

 ということは、今回こういった形で設計変更とかせざるを得なくなった際には、その図面を見て全然違ったということで、その辺は移管した経緯とかからの図面であるとかどうかというのは、東京都とはやはりやりとりはしていたんですかね。その上で結局判明がしなかったということですか。

古本スポーツ振興課長

 東京都から来たものをもとにつくったかどうかというのも詳細はわからないところでございますので、区で持っていたそのデータ、図面をもとに今回設計をいたしたんですけども、実際掘ってみたら内容が違っていたと。それが東京都から譲り受けたのを区で使っていたのかどうかということも、申しわけありませんが、そこまではわかりませんでした。

南委員

 ちょっとしつこく聞いたのは、要はその図面が、結局東京都から移管された場合に、同時に図面も引き継いだのかどうかというのは、結局その工事、今回する場合は区としての一般財源でせざるを得ないということになるわけですから、東京都がかかわっていたということになれば、また東京都にも負担を負えるということだと思うので、その辺はやはり区としても調査はというか、やったけど、なかなかその辺が判別がつかなかったので、今回は区でせざるを得なくなったという認識でよろしいんですかね。

古本スポーツ振興課長

 委員おっしゃるとおり、東京都の責任かどうかというのが判然としていない状況ですので、東京都のほうに何らかの負担を求めるということはしてございません。

南委員

 わかりました。

委員長

 他に質疑はありませんか。よろしいですか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 質疑がなければ、質疑を終結します。

 それでは、意見について伺います。

 第83号議案について、意見はありますか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 それでは、第83号議案について、意見なしということで総務委員会に申し送ることに御異議はありませんか。

 

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 御異議ありませんので、そのように決定します。

 以上で本日の日程を終了しますが、委員、理事者から御発言はありますか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 なければ、以上で厚生委員会を散会します。ありがとうございました。

 

(午後5時24分)