令和元年12月02日中野区議会建設委員会(第4回定例会)
令和元年12月02日中野区議会建設委員会(第4回定例会)の会議録
中野区議会建設委員会〔平成30年7月5日〕

中野区議会建設委員会〔令和元年12月2日〕

 

建設委員会会議記録

 

○開会日 令和元年12月2日

 

○場所  中野区議会第4委員会室

 

○開会  午後1時00分

 

○閉会  午後5時02分

 

○出席委員(9名)

 日野 たかし委員長

 間 ひとみ副委員長

 竹村 あきひろ委員

 高橋 かずちか委員

 加藤 たくま委員

 杉山 司委員

 小宮山 たかし委員

 久保 りか委員

 来住 和行委員

 

○欠席委員(0名)

 

○出席説明員

 都市基盤部長 奈良 浩二

 都市基盤部都市計画課長、交通政策課長 安田 道孝

 都市基盤部道路課長 井上 雄城

 都市基盤部公園緑地課長 細野 修一

 都市基盤部建築課長 小山内 秀樹

 都市基盤部住宅課長 三王 徹哉

 まちづくり推進部長 角 秀行

 中野駅周辺まちづくり担当部長 豊川 士朗

 まちづくり推進部まちづくり計画課長 千田 真史

 まちづくり推進部野方以西担当課長 狩野 純一

 まちづくり推進部まちづくり事業課長、大和町まちづくり担当課長 菊地 利幸

 まちづくり推進部弥生町・平和の森周辺防災まちづくり担当課長 森 眞一郎

 まちづくり推進部新井薬師前・沼袋駅周辺まちづくり担当課長 荒井 弘巳

 まちづくり推進部中野駅周辺まちづくり課長 松前 友香子

 まちづくり推進部中野駅新北口駅前エリア担当課長 石井 大輔

 まちづくり推進部中野駅地区担当課長 小幡 一隆

 まちづくり推進部中野駅周辺地区担当課長 石橋 一彦

 まちづくり推進部中野駅周辺基盤整備担当課長 石原 千鶴

 

○事務局職員

 書記 若見 元彦

 書記 有明 健人

 

○委員長署名


審査日程

○議案

 第96号議案 指定管理者の指定について

○陳情

〔新規付託分〕

 第12号陳情 中野区画街路第4号線について

 第13号陳情 中野駅新北口駅前エリア再整備における民間事業者公募プロポーザルの募集要項について

○所管事項の報告

 1 令和2年度予算で検討中の主な取り組み(案)について(都市基盤部、まちづくり推進部)

 2 新井薬師前・沼袋駅周辺地区のまちづくりについて(新井薬師前・沼袋駅周辺まちづくり担当)

3 中野駅新北口駅前エリア再整備事業計画(案)について(中野駅新北口駅前エリア担当)

 

委員長

 定足数に達しましたので、建設委員会を開会します。

 

(午後1時00分)

 

 本定例会における審査日程及び3日間の割り振りについて協議したいので、委員会を暫時休憩します。

 

(午後1時00分)

 

委員長

 委員会を再開します。

 

(午後1時01分)

 

 定例会中において審査すべき案件は、お手元に配付の審査日程(案)(資料1)のとおりです。3日間の割り振りですが、正副委員長としては、1日目は議案の審査、陳情の審査、所管事項の報告をできるところまで行い、2日目は所管事項の残りの報告を行い、3日目は審査の状況を見ながら改めてお諮りしたいと思いますが、よろしいでしょうか。

 

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 では、そのように進めます。

 審査の進め方についてですが、第12号陳情につきましては、所管事項の報告9番に関連しますので、第12号陳情を議題に供した後、一旦保留とし、所管事項の報告を先に受け、その後、陳情の審査を行いたいと思いますが、よろしいでしょうか。

 

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 また、第13号陳情につきましては、所管事項の報告10番に関連しますので、第13号陳情を議題に供した後、一旦保留とし、所管事項の報告を先に受け、その後、陳情の審査を行いたいと思いますが、よろしいでしょうか。

 

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 御異議ありませんので、そのように進めます。

 また、審査に当たっては、午後5時を目途に進め、3時ごろに休憩をとりたいと思いますので、御協力をお願いします。

 それでは、議事に入ります。

 初めに、議案の審査を行います。

 第96号議案、指定管理者の指定を議題に供します。

 理事者の補足説明を求めます。

三王都市基盤部住宅課長

 それでは、区営住宅等における指定管理者の指定について御報告いたします。資料をごらんいただきたいと思います。(資料2)

 本件は、本年11月6日の当委員会において御報告をいたしましたが、区営住宅等の運営管理につきまして、令和2年3月をもって現在の指定管理期間が満了するため、令和2年度からの区営住宅等の指定管理者を指定するものでございます。

 お手元の資料でございますが、11月6日の当委員会で御説明したものと趣旨は同様のものではございますが、改めて概略を説明させていただきます。

 1番、選定した指定管理者候補者でございます。区営住宅・福祉住宅・まちづくり事業住宅の指定管理者につきまして、応募のあった3法人の中から選考の結果、東京都住宅供給公社を候補者として選定してございます。

 2番、選定の方法でございます。応募者から提出をされました事業計画の内容及びヒアリングの結果をもとに選定してございます。

 3番、対象施設でございます。区営住宅などの記載のとおりでございます。

 4番、指定管理の指定期間でございます。令和2年4月1日から令和7年3月31日までの5年間を予定してございます。

 5番、今後の予定でございます。今回議決をしていただきました場合には、令和2年1月から3月まで指定管理者との協定締結に向けた協議をした上で、令和2年4月1日より今回指定いたします指定管理者による区営住宅等の管理開始となります。

 説明は以上でございますが、委員各位におかれまして審議の上、何とぞ御賛同いただきますようお願い申し上げます。

委員長

 これより本件に対する質疑を行います。質疑はありませんか。よろしいですか。

来住委員

 御説明がありました区営住宅、高齢者福祉住宅、障害者福祉住宅ということで、平成30年度の決算、私たちは決算資料で見ることができるんですが、今後のこととも関係するんですけども、例えば区営住宅の部分でいうと、決算額としては平成30年度でどのくらいあったのかということと、平成28年度、平成29年度、平成30年度ということでの違いが当然あるわけですけども、その辺の違いについてまずお聞きします。

三王都市基盤部住宅課長

 まず1番目の、区営住宅の指定管理料の平成30年度の決算額でございますけれども、約1億3,700万でございます。二つ目で、ここ3年間の金額の変動ですけれども、ここ3年間は上がっている状態でございます。その要因としては計画修繕の影響が大きく、年度によって金額の増減がございます。

来住委員

 年度での違いがある。区営住宅の部分でいうと、年度ごとに上がってきている。ほかの高齢者福祉住宅、障害者福祉住宅等についても年度でいろんな違いがあるんですけども、そこについてはいろいろ修繕だとか、今御報告があった点だというふうに思います。今後の問題ですけども、区民住宅の部分が管理の廃止、借り上げ住宅の部分ですよね、廃止になっていますので、当然新年度の予算での管理委託料、指定管理料については、それに見合う減額になっていくというようなことでよろしいんでしょうか。

三王都市基盤部住宅課長

 区民住宅でございますけれども、平成30年度でなくなっているところでございます。令和2年度の予算でございますけれども、委員のおっしゃるとおり区民住宅につきましては、今のところ予算ゼロの予定でございます。

委員長

 よろしいですか。他に質疑はありませんか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 質疑がなければ、取り扱いを協議するため、委員会を暫時休憩します。

 

(午後1時07分)

 

委員長

 では、委員会を再開します。

 

(午後1時08分)

 

 それでは、質疑はありませんか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 なければ、質疑を終結します。

 次に、意見の開陳を行います。意見はありませんか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 なければ、意見の開陳を終結します。

 次に、討論を行います。討論はありませんか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 なければ、討論を終結します。

 これより本件について採決を行います。

 お諮りします。第96号議案、指定管理者の指定についてを原案どおり可決すべきものと決することに御異議ありませんか。

 

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 御異議ありませんので、そのように決します。

 以上で第96号議案、指定管理者の指定についての審査を終了します。

 次に、第12号陳情、中野区画街路第4号線についてを議題に供します。

 審査日程の協議の際に御確認いただきましたとおり、関連する所管事項の報告がありますので、本陳情の審査を一旦保留とします。

 本陳情に関連する所管事項の報告を受けたいと思います。新井薬師前・沼袋駅周辺地区のまちづくりについての報告を求めます。

荒井まちづくり推進部新井薬師前・沼袋駅周辺まちづくり担当課長

 それでは、新井薬師前・沼袋駅周辺地区のまちづくりについての御報告を申し上げます。(資料3)

 両駅周辺のまちづくりの中におきましても、連続立体交差事業とあわせまして、まちづくりの柱となります交通広場を含みます区画街路整備につきましては、その本格化に伴いまして、沼袋駅周辺におきましては、拡幅が必要な商店街部分の地権者の方々から、街路整備の加速化を図るとともに、生活再建への適切な対応や、より明確で着実な整備スケジュールの提示を求められてございます。また、両駅に整備する交通広場につきましては、連続立体交差事業の作業ヤードとしての活用を踏まえまして、施行者でございます東京都から連続立体交差事業の工事に支障を来すことがないようにということで、その取得について強く要請されているところでございます。両駅周辺ともに交通広場を含む区画街路整備が最優先の課題となっているところでございます。この課題を解決するため、用地測量等の必要な執行体制の拡充が急務となってございます。来年度におきましては、執行体制のあり方について検討しているところでございますが、区民等からの要請に早期に対応するため、今年度中からの対応といたしまして、部内における配置転換を含めました執行体制についての強化を図っていく考えでございます。

 この今年度中におけます執行体制の強化のための現時点におけます具体的な対応といたしまして、区画街路第4号線の整備促進のために地元検討組織を立ち上げまして、進めることを予定しておりました(仮称)沼袋四丁目周辺地区の防災まちづくりの検討につきまして、区画街路第4号線の整備の進捗が一定の軌道に乗る段階まで着手を延期することといたしました。また、区画街路第3号線の交通広場の整備の促進を図るために、今年度内に予定してございました補助第220号線第2期区間の事業認可の取得をおおむね2年程度延期することといたしました。

 お手元にございます資料につきましては、それぞれの(仮称)沼袋四丁目周辺地区防災まちづくりのエリア、また、補助第220号線第2期区間を示した図がございますので、ごらんいただきたいと思います。

 御報告は以上でございます。

委員長

 ただいまの報告に対して質疑はありませんか。

加藤委員

 いろいろとこの区画街路第4号線を進めていく上で、マンパワーを寄せていかないとできないという趣旨の報告だと思うんですけども、まず、ここにあります(1)の防災まちづくりというところについては、地元検討組織の立ち上げを予定していたとなっていますけど、地元としてはどこまで話が進んでいたんでしょうか。

荒井まちづくり推進部新井薬師前・沼袋駅周辺まちづくり担当課長

 この委員会の中でも御報告申し上げましたが、町会等の組織に委員をぜひ御推薦いただきたいというところで、御推薦の御依頼を申し上げている途中でございました。その途中でこの決断をいたしましたので、その御推薦をいただきます団体等につきましては、こういった理由でということでお話をしてございます。

加藤委員

 そうしますと、既にもう延期するということで、そういう状況、流れになってきているということでよろしいですか。

荒井まちづくり推進部新井薬師前・沼袋駅周辺まちづくり担当課長

 はい。この理由を御説明申し上げましたところ、そういった理由ならばいたし方ないというようなことで御了解いただいてございます。

加藤委員

 そうしましたら、(2)の補助第220号線のところを伺いますけれども、これも全く進めないということになるんですか。マンパワーをここから全員はぎ取ってしまうということなんですか。

荒井まちづくり推進部新井薬師前・沼袋駅周辺まちづくり担当課長

 この第2期区間の事業認可につきましては、これから行うというところでございますので、ここに関する現在の職員の配置というのは特にございません。

加藤委員

 じゃ、ここの認可取得について延期しないで進めるということは不可能なんですか。

荒井まちづくり推進部新井薬師前・沼袋駅周辺まちづくり担当課長

 ここで事業認可を取得しますと、またそれに対する当然用地取得交渉等が始まるということでございまして、来年度以降のそれに対する職員配置等もまた必要になってまいります。そういった面で来年度以降の必要なそういったところに対するマンパワーの、実際のそこに対する人の配置等をここで申し上げているような形の現在の駅前広場等の整備促進のほうに振り向けていくというようなことで考えているところでございます。

加藤委員

 この補助第220号線においても、かなり地域で話が進んでいるようにも伺っていたので、期待されている方がいらしたと思うんですけど、こちらに対しては延期するような趣旨のことは地元で御説明をされているんですか。

荒井まちづくり推進部新井薬師前・沼袋駅周辺まちづくり担当課長

 今現在の御報告を申し上げた後に、どのような形で地域のほうにお話をしていくかということで今後検討していきたいと思ってございます。

加藤委員

 こちらのほうも非常に重要な道路だと思っていますし、中野通りが丸井の前というか、南口はあれ以上拡幅ができないと考えると、こちらの補助第220号線の鍋横のほうからずっと、これが中野区の南北の重要な通りになってくるというところだと考えておりますので、こちらのほうもちょっと重要な事業だと認識しているんですけども、これがとまってしまうということのインパクトについて、どのような見解をお持ちですか。

菊地まちづくり推進部まちづくり事業課長

 今申しているとおり補助第220号線については、中野通りを補完する南北の重要な道路ということで認識しております。これについては今回事業を一定程度先送りしましたけども、今の駅前広場の用地買収の進捗に応じて事業認可を進めていきたいと考えております。

加藤委員

 じゃ、この沼袋というか、区画街路第4号線のほうを遅滞なく進めていただきたいという意思はあるんですけども、こっちの補助第220号線においても非常に重要だと思っているので、こちらもマンパワーが割かれてしまうというのは非常に何とも理解しがたいなというところなんですけども、そのマンパワーを、結局ほかの部署間から人を集められないのかなと。小さい枠で人の融通をきかせようとしているのかなと思うんですけど、ほかから集めることはできないんですか。人事に対して議会から言うのはあれなんですけども、何かもう少し大きく、例えば弥生町まちづくりも来年度終わってくるというところで、徐々に徐々に人を動かすこととかできないのかなという。全体のところだと部長の御見解になってしまうと思うんですけども、その辺のもう少し大きな中での人事異動というのは不可能なんでしょうか。

角まちづくり推進部長

 今、委員お話しのありました、まずは部の中で、先ほども報告事項の中で御説明させていただきましたけども、この区画街路第3号線、区画街路第4号線の整備を最優先にするということで、例えば先ほども言いました沼袋四丁目の防災まちづくりについてだとか、あとは補助第220号線の第2期区間に振り分けようとしていた、準備をしていた部隊があるんですけども、そちらのところも年度末に向けて区画街路第3線号、区画街路第4号線の整備に振り分けるということで、まずは部内の執行体制の充実というのを図ってまいります。それ以降、来年度以降の組織とか定員については職員課のほうとも協議をしているんですけども、職員2,000人体制という中での全体の職員の数が決まっているというところなので、この事業の進捗にあわせて、そちらのほうを純増するという見込みがなかなか厳しいという意見も聞いていますので、まずは部内で事業のやりくりの中で執行体制を強化していくというところと、来年度以降も若干の職員の採用等がありますので、そういった中からは優先的に職員を回していただいたり、あとはそれぞれ道路の整備に関して関連する部署がありますので、そことも連携をしながら効率的に執行体制を充実していけるように今後話を進めていきたいというふうに考えております。

加藤委員

 今のお話ですと、そういうふうに人事がうまくできれば、この(2)の補助第220号線第2期区間においても遅滞なく進められる可能性はあるという認識でいいんですか。

角まちづくり推進部長

 やはり事業を進める中では、職員の体制、数の話もありますけども、さまざま道路整備に関しては、例えば用地測量から始まって、いろいろと補償業務だとか、最後は用地の折衝というような業務があるんですけども、なかなかそういった経験のある職員というのも数が限られていますので、単純に来年度以降、職員を充て込めばいいというところプラス、そういった経験のある職員というのも確保していかなきゃいけないという課題もありますので、そういったところの状況を見きわめながら、今回のような見通しをつけて進めていくということで報告させていただいたということでございます。

加藤委員

 経験しないとなかなかできない業務だというのは重々承知ではありますけれども、といってもまちづくりの機運が高まっているところを、2年延期するとか、そういったのが出ると、僕らここにいる人たちの年代では不可能になってしまうということもあり得るのかなというところで、せっかく出てきたまちづくりのモチベーション、その火種を消すようなことは絶対に避けていただきたいなと思います。これは要望としておきます。

杉山委員

 加藤委員からの御質問の続きになっちゃうかもしれないんですけど、まずこの現執行体制、この区画街路第3号線、区画街路第4号線、補助第220号線も含めてかもしれない。現執行体制って、課長以下専任て何人いらっしゃいますか。

菊地まちづくり推進部まちづくり事業課長

 区画街路第3号線の担当については2名、それと区画街路第4号線については3名。ただし、用地取得交渉については用地経理課のほうが担当しておりますので、そちらのほうが担当することになります。

杉山委員

 この体制、区画街路第3号線は専任で2名、区画街路第4号線は専任で3名、合計5名ということですよね。用地は別でやられるということですが、これは執行体制の拡充とおっしゃっていまして、配置転換で体制の強化を図っていく。これはさっき部長のお話にもちょっとあったかもしれないんですけども、来年度、実際計画として、目標としている体制強化の人数ってわかりますか。

角まちづくり推進部長

 今現在具体的に何人ふやすというところは、私たちの見積もりというか想定では、必要な人数というところで、例えば区画街路第3号線、区画街路第4号線にしても人員を増強してくれということで、用地測量だとか、そういった遅れた業務に対して来年度中にはめどを立てるということで要求をしていますので、きょう現在何人ということは言えないんですけども、先ほど言いましたとおり、来年度以降きちっと整備が進むような、軌道に乗せられるような人員要求ということで今、職員課のほうと話し合いを進めているという状況でございます。

杉山委員

 この区画街路第3号線、区画街路第4号線の課題を解決するために、今回は整備スケジュールの提示を区民の方々から求められている。区民からの要請に早期に対応する。この区民の方々の要請というのは、具体的にはどんな内容ですか教えていただけますか。

菊地まちづくり推進部まちづくり事業課長

 区民からの要請としては、区画街路第4号線の早期整備というものを要求されておりまして、これに向かって我々としては今その作業を進めているところでございます。

杉山委員

 区画街路第4号線に関しては早期整備の実現を望まれているということなんですが、なぜ区民の方々が早期実現を望まれているか。これは多分一緒にお話があったと思うんですけど、もし把握されているなら教えていただけますか。

菊地まちづくり推進部まちづくり事業課長

 こちらの区画街路第4号線については平成29年度事業認可しておりまして、これまで実は都市計画決定してからかなり時間がたっているということで、それぞれ地域にお住まいの生活再建の問題等もございますので、一日も早く整備してほしいということで要望をいただいているところでございます。

杉山委員

 今回報告というのは、やはり区民の方々からの要請で体制を整えて、早期にこの区画街路第4号線の整備を完了するという、そこに持っていくという区としての意気込み的なものが感じられるは感じられるんですが、やはり生活されていらっしゃるので、いつまで待てばいいんだというのはやっぱり区民感情としてはもちろんあると思います。ここら辺を大きく酌み取っていただいて、体制を強化するのであれば、計画どおりに何とか持っていけるように御努力いただきたいと思っております。要望で結構でございます。

久保委員

 現状でちょっと課題をもう一度整理をさせていただきたいと思うんですけれども、交通広場を含む区画街路の整備が最優先の課題ということで、これはもう当然のことだと思うんですね。やはり西武線の連続立体交差事業にあわせてまちづくりを進めていくというのが、これは区の重要な責務でありますので、まずそれを第一義にやっていくということは当然だと思います。この点について、私も過去にこの区画街路第3号線、区画街路第4号線の防災まちづくりのときに、こんなに広域に防災まちづくりを本当に進めることができるのかということを確認させていただいたと思うんですね。その辺のところも今回やはり広域に、例えば区画街路第4号線のほうですと60ヘクタールもの広域ですよね。その計画そのものが少し無理があったんじゃないかなという気もしているんですが、そこら辺はどうなんですか。

荒井まちづくり推進部新井薬師前・沼袋駅周辺まちづくり担当課長

 ちょうど2枚目に図面がございまして、この範囲が上高田一丁目、二丁目及び三丁目周辺地区のエリアでございます。確かに委員のおっしゃるとおり60ヘクタールということで、非常に大きなエリアでございます。今回、おおむね2年程度延期するという形にいたしましたのは、やはりこの都市計画道路の補助第220号線第2期区間、これが全体の防災まちづくりの中での延焼遮断帯の形成ということで、非常に防災まちづくりの柱になる部分でございます。そういったところから、全体のまちづくりの推進につきましては、前回報告させていただいたとおり大体おおむね令和4年度から令和5年度にかけて整備、形を整えていくということで考えてございますので、その前にはこの事業認可というのがやっぱり地区計画を考えていくときには必須な内容になってまいります。そういったところから、おおむね2年程度延期するという形で、防災まちづくりの基本的な流れについては現在のところは特に変更しているというところではございません。

久保委員

 といっても2年はこの状態で据え置かれるということですよね。7月の御報告のときには、補助第220号線沿道の地区計画素案の策定と事業認可取得というのが年度内の目標と定めて動いていらっしゃったんではないかなと思うんです。といいますと、やはり先ほど加藤委員も御指摘のように、かなりこの年度内にはここまでいくんだろうということで期待を持たれていた方たちもたくさんおいでになられたのではないかなと思うんですけれども、これは実際のところ進捗状況はどうだったんですか。

菊地まちづくり推進部まちづくり事業課長

 補助第222号線については、事業認可を取得するということで現地に用地測量の業務には入ってございます。そういう意味では、いずれ事業認可になるだろうということで地元の方は認識しております。

久保委員

 用地測量には入っていたんですね。用地測量はかなりこの沿道は進んでいたんでしょうか。要は年度内に事業認可取得をするところの準備段階での用地測量は全て終わっているということですか。

菊地まちづくり推進部まちづくり事業課長

 用地測量は事業認可前に全て終わらせるというわけではございませんでして、用地取得交渉をする前までにはやるということが前提でございます。そういう意味では、一通り事業認可の準備をしているという段階で用地測量に入っているという状況でございます。

久保委員

 なぜこういうふうに伺うかというと、今年度の予算をとって用地測量を行っていて、間が2年間あいてしまうことによって、今年やったこの測量自体が無駄になるということはないんですね。

菊地まちづくり推進部まちづくり事業課長

 用地測量を行ったその成果でございますけども、これについては無駄になるということはございません。

久保委員

 わかりました。進捗状況として区画街路第3号線のほうのこともお伺いをしたいと思います。交通広場を含む区画街路の整備ということで、交通広場の用地の取得についても強く要請ありというようなことなのかと思うんですけれども、実際のところ、この区画街路第3号線のほうの進捗状況ってどうなんでしょうか。

菊地まちづくり推進部まちづくり事業課長

 区画街路第3号線の進捗状況でございますが、現在、移転物件の13区画のうち2件の用地買収が済んでいるところでございます。

久保委員

 2件というのは、ちょっとどのぐらいの区画の用地を進めていくというのが、スケジュールとして持っていたのかというのがわからないところなんですけれども、本年度の進捗状況としては、進みぐあいはどうなんですか。遅れているんですか、それとも予定どおりにいっているんですか。

菊地まちづくり推進部まちづくり事業課長

 進捗状況としては、この区画街路第3号線の事業認可の期間が令和5年度末に設定しておりまして、そういう意味では用地取得したところは今2件ですけれども、それぞれ今、用地取得交渉をしている段階でございますので、遅れているという判断をするのはまだ早いのかなとは思っております。

久保委員

 遅れているわけではないけれども、やはり最優先の課題として進めなければいけないというところ。ちょっとすみません。ここの兼ね合いがよくわからないんですけれど。

菊地まちづくり推進部まちづくり事業課長

 区画街路第3号線については、大規模な地権者のいらっしゃる建物がございまして、そちらの合意取得には当然時間がかかるというところがございまして、そういう意味で物件数は少ないんですが、そこにいらっしゃる権利者の数がございますので、そういうことでそこに集中して進めていきたいということで考えております。

久保委員

 その合意取得に時間がかかっていることも今回のこの執行体制の強化というところに関係してくるということですか。

菊地まちづくり推進部まちづくり事業課長

 委員のおっしゃるとおり、現在、用地取得交渉を進めているところが今のところ権利者全員の同意がまだ得られていませんので、そういうものがある程度見込めるような段階になれば、次の路線に入ることができるんですが、今のところそういう意味では用地取得交渉が進んでいるということですので、こういう形で一時延伸をさせていただくというような形になっております。

久保委員

 それで、部内における配置転換を含めた執行体制の強化となっておりますけれども、先ほど区画街路第3号線では2名というふうに言われていて、部内で配置転換を行うと執行体制はどのようになるんでしょうか。

菊地まちづくり推進部まちづくり事業課長

 先ほど部長のほうから説明があったとおりなんですけども、そういう意味でサポートに回っていただく職員は、全部で今のところ4名となっております。

久保委員

 それは年度内の話ですね。用地は用地経理課というふうに先ほどおっしゃっていましたけれども、そちらのほうの執行体制の強化というのも考えなければいけないんじゃないですか。そこは大丈夫なんですか。

角まちづくり推進部長

 今現在、用地の部隊も人員がなかなかその作業の進捗に追いついてきていないという状況がありますので、少なくとも私たちとしては、例えば区画街路第3号線だとか区画街路第4号線、それからその他、大和町なんかでもそういった道路の整備がありますので、そういったところに同時に対応できるような人員ということで、用地経理課のほうとも話し合いを進めている状況がございます。

久保委員

 ぜひそこはしっかりやっていただかないと、こちらのほうで強化をしても肝心の用地取得の段階で契約のほうの人が足りていないので進まないというようなことになってしまうと、それ以上本当に進まなくなってしまう可能性もあると思うので、しっかりお願いしたいと思います。街路整備の加速化とともに、生活再建への適切な対応や、より明確で着実な整備スケジュールの提示を求められている。提示を求められているということですけれども、こちらは提示されましたか。

菊地まちづくり推進部まちづくり事業課長

 この生活再建のスケジュールのことなんですけども、区としては来年の5月以降なんですけども、生活再建のための説明会を開催しようと考えております。その中で今後進めていく作業ごとの工程などを示しながら、その中で進めていきたいということで考えています。

久保委員

 来年の5月以降ですか。やっぱりなかなか生活再建の事細かなことというのは、それぞれに応じていろんな御意見があるかもしれないので、説明会でというのはわかるんですけれども、整備スケジュールの提示というのはもっと早く、こんな段階で進めていこうと思っていますというようなことを提示することができるんじゃないかと思うんですけれども、その辺はいかがなんですか。

菊地まちづくり推進部まちづくり事業課長

 区画街路第4号線については、現在、駅前広場の部分については用地取得交渉を始めておりまして、今年の8月9日より新青梅街道から約105メートルの区間については事業を始めているところでございます。これから、この今手続を保有している区間については、確かに委員のおっしゃるとおり、作業スケジュールをお示しすることが必要なんですが、そういう意味ではこちらの部分、実際まだ用地測量とかも補足でやらなきゃいけない部分もございますので、来年の5月以降でもこの生活再建の説明会をやることでも十分間に合うということもございますので、その段階において今後の作業工程とスケジュール、そして区として用意してありますいろんな生活再建のメニューなんかも一緒に説明してまいりたいということで考えております。

久保委員

 もちろん一緒に全部を示すことが住民の皆様にとっては一番やっぱり安心な形で御提示できることにはなると思うんですけれども、でも、やはり本当に進んでいるんだろうかどうなんだろうか。形になっていかないと、なかなか皆さんの目にはわからないですよね。今、全件の同意が必要であるというようなこともあって、それぞれの方たちの御事情というのもあると思うので、その内容を全部どこにでもというか、この説明の中で出しなさいというわけにもいかないのかもしれないんですけれども、やはりちゃんとこのスケジュールどおりにこうやっていけば進むんですよというようなところを示していかないと、不安を拭い去ることができないんじゃないかなって思うんです。それは5月って言われてしまうと、本当に年度明けまでわからない状態なんだろうか、どうなんだろうかというように思うわけですけれども、もう少し何かここに書かれているような、提示を求められているってここにもあるわけですから、それにお応えしていこうというようなことできちっと、きちっとというか、全てをというわけにはいかないかもしれませんけれども、わかりやすく進捗状況を説明していく必要はあるんじゃないかなと思うんですけれども、その辺はいかがですか。

菊地まちづくり推進部まちづくり事業課長

 進捗状況を説明していくということなんですが、この区画街路第4号線の作業を進めていくという通常のステップがありまして、第一ステップとしては、まず用地測量を行って、土地の面積を決めていくと。その次の作業としては建物調査を行って、補償費を算定していくということと、今の第一ステップと第二ステップの土地と建物の調査が終わったところで補償金額が決まってまいりますので、それをもとにして用地交渉をしていくと。それで契約が終われば更地解体していただくという形で、大体3ステップぐらいの工程になっています。そういう意味では、今ちょうど駅前広場部分、そして、さきに解除した部分については、まだ第一ステップ、駅前広場についてはもう用地交渉を進めておりますけども、この8月に解除した部分については第一ステップの用地測量の部分をやっておりますので、そういうようなステップの作業があるということを見せながら説明をしてまいりたいということで思っています。

久保委員

 基本計画なんかもステップで示されていて、年次がきちっと示されていないんじゃないかというようなことをよく議会から言われてきているわけですけれども、このステップ、第三ステップまでというのは年次が示されているんですか。また、この第三ステップまでこうやって順を追ってやっていきますよということは、住民説明会などで示しているんですか。

角まちづくり推進部長

 先ほどちょっと御説明させていただきました生活再建について、地権者の方々がいつごろ自分のところが該当になるのか、いつまでにそういった具体的な計画を考えなきゃいけないのかというところを、まずは皆様方にお示ししたいということで今準備を進めている段階でございます。それで、来年度の5月以降に生活再建の方々の説明会を開く予定がございまして、その中に現在まだ事業認可を保留している区間がございますので、そこの解除がどのくらいの時期になるのかとか、あとは現在取り組んでいるところの作業がどういった年度で区としては進めていくのかとか、先ほど三つのステップという言い方をしましたけども、それぞれゴールデンウィークまでにそういった生活再建の取り組みだとか、もしくは先ほど言いました道路の整備についての部隊を決めていきますので、そういったところを総合的に勘案させていただきまして、その5月の段階には、どこどこのエリアについてはどういったステップで、おおむね何年ごとに事業を進めますというところをお示ししたいというふうに考えてございます。

来住委員

 体制を整えて力の集中をしていくんだということだと思うんですね。2,000人体制そのものはもう10年以上になるわけですから、かなり職員を減らしてきた結果がいろんな形であらわれているのかなというふうに思っています。やはり私が思うには、区画街路第4号線というのがやっぱり一つの動脈ですよね。ここがどういう見通しを持って、いつこの整備が終わるのかということを、やはり沼袋四丁目地区における防災まちづくりとの関係でも、区画街路第4号線がどういうテンポで、どういう時期に形になるのかということが当然、次の段階に行くのではないか。そのことを私は申し上げたことがあるんですが、同時に補助第220号線についても、地権者の方々の、基本的には合意が必要ですので、ただ、聞こえてくる中には、まだちょっとそこについても意見をお持ちの方もいらっしゃるということもあったりすると思います。やはりここではっきりさせておかなきゃいけないのは、体制上から見ても、これだけの沼袋四丁目地区における防災まちづくりや今説明があった区画街路第第4号線、そしてさらにこの上高田地域を含む補助第220号線の事業の今後の認可の問題ということで、かなり大きく広げ過ぎたといいますかね、やっぱり実態を見ながら体制をちゃんととるということからすると、あまりにも風呂敷を大風呂敷に広げ過ぎたんではないかという、ちょっとそういう印象を持つんですけども、今後の取り組みとしてきちんとそこを整理しておかないと、ほかのところでのまちづくりも今後始まるわけです。行うわけですから、やっぱりそこが大事だと思うんですね。そこの点についてはっきりとお答えを、先ほどやりとりがちょっとありましたけども、改めてお聞きしておきたいと思うんですが、いかがでしょう。

角まちづくり推進部長

 今お話のありました街路整備につきましては、先ほど来お話しさせていただいていますけども、まずは区画街路第3号線、区画街路第4号線の整備に持てる力を集中して、そこにめどをつけると。その後補助第220号線の第2期区間というように体制を整えつつ見きわめながら、事業の進捗を着実に進めていくという体制をとることが必要というところと、あと、それ以外のまちづくり、防災まちづくりについても、部としてどういうふうに進めていくかという優先的なエリアだとか進め方というのも今、内部で検討していますので、そういったところも踏まえて全体のまちづくり、街路整備も含めた中野区全体のまちづくりとして、どういったスケジュールで、どういった順番で進めていくというところも今、組み立て直しをしている最中ですので、今後はそういったところを踏まえながら、ちょっと身の丈に合っていないんじゃないかと言われるほど事業を広げ過ぎたというところの反省も踏まえまして、今後はそういった全体方針の中、着実なまちづくりを進めていくように体制を整えていきたいというふうに考えてございます。

来住委員

 測量が行われている部分と用地取得を進めている部分という、いろいろランクがあると思うんですね。特に用地取得になっていくと、地権者との関係では当該ではなく、別動部隊が直接交渉をする仕掛けになっているわけですね。したがって、いわゆる区をまたいで進めていくということになるので、より一層困難もあるし、連携のとり合いも密に行わなきゃならないという、そういう両面ある。だから、やっぱり必要な時間と必要な体制、それをやり切れるだけの力の集中ということが今回提案をされている中身、今報告なされている中身だというふうに受けとめておりますので、その用地取得部隊、それから当該の進める地域との関係した協議をし、地域説明を行う部隊も含めて、今までにない連携をどう強めて進めていくのかということが大事になってくると思うんですけども、その点、もう一度最後に伺いたいと思います。

角まちづくり推進部長

 先ほどお話のありました用地の取得部隊は今ほかの部分でやっておりますので、そこのところの連携をどういうふうに強化していくか。さらにはそういった連携強化をどういった組織だったら、より効率的に進めていけるのかという課題もありますので、今回その辺も含めて来年度以降、連携を強化しつつ、効率的なそういったまちづくりについての体制強化に努めていきたいというふうに考えてございます。

竹村委員

 3の(1)の沼袋四丁目周辺地区における防災まちづくりについて、ちょっと教えていただきたいことがあります。2行目から後半の「区画街路第4号線の整備の進捗が一定の軌道に乗る段階まで」とありますが、この「一定の軌道」というのは、具体的にはどういうことを指すのでしょうか。

荒井まちづくり推進部新井薬師前・沼袋駅周辺まちづくり担当課長

 先ほどからお話に出ています、実際に今、新青梅街道から105メートル区間の事業ということで、それ以外についてはまだ保留状態です。そういったところが全て解除されまして、用地交渉に全面的に取り組みのできる状況、及び用地取得交渉が順調に進んでいくというのを見きわめられる段階というふうに考えております。

竹村委員

 ということは、道のほうが先に進まないと、この防災まちづくりのほうには移行していかないという、そういう解釈でよろしいんでしょうか。

荒井まちづくり推進部新井薬師前・沼袋駅周辺まちづくり担当課長

 一定の軌道に乗る段階までは着手しないというふうに考えてございます。

竹村委員

 その一定の軌道というのが、はっきり言えばよくわからない。具体的にはこれ、これ、これと提示するのは非常に難しい項目だと思うんですけども、具体的に簡潔にわかりやすいものが提示できるとすれば、お教えください。

荒井まちづくり推進部新井薬師前・沼袋駅周辺まちづくり担当課長

 ちょっと繰り返しの答弁になって申しわけございませんが、現在、新青梅街道から105メートル区間の必要な用地交渉に入ってございますけども、商店街部分については、それより以南についてはまだ保留という形になってございまして、そこの交渉には入っていないという段階でございますので、その保留を全ての区間について解除するというのがまず第1点でございまして、その後に当然そこの整備が順調に進んでいるというのが第2点。それ以上の具体的なところは今のところは申し上げる内容がございません。

竹村委員

 ありがとうございます。道もまちも生活も一体で、どっちがどうという話じゃないと感じるんですね。それは、そんな無理なことを言われたって、リソースが限られている中、仕方がないのではないかというのはもっともな御感想だと思います。ですので、最大限のバランスをとりながら進めていただきたいと感じるものであります。これは要望です。

高橋委員

 重複するところもあると思うんですけども、補助第220号線ですが、事業認可取得に向けての少し2年先送りするという形があって、ただ、今まで地域に対しては事業進捗に向けていろいろ動きをとっていたということがありますよね。その2年延長するというところになったときに、今後この沿道地域の人たちとか、そういうところへのまちづくりに対する機運醸成であったり、いざ、その事業認可取得に向けての具体的スケジュールを再開するとなったときに、2年間完全に空白を持った上でやるということは非常にもったいないことなんですけどね。その辺をうまくどうつないでいくのか。きちっと説明して御納得いただかなきゃいけないというのはまず大前提ですけども、納得をいただいたんであれば、その地域関係地権者の方々とか、区画街路第3号線の街区整備や駅前広場の整備、あるいはいろんな大きなプロジェクトもありましたよね。そんな中でここの人たちにどういう意識づけを持ち続けるかというのは非常にエネルギーも要るし、地権者の方々も大変な決意というか、努力が必要だと思うんですけど、その辺はどうお考えなんでしょうか。

荒井まちづくり推進部新井薬師前・沼袋駅周辺まちづくり担当課長

 先ほどもお話が出ましたとおり、防災まちづくりに関しては継続して全体の防災まちづくりについての検討を行っていく。今、委員がおっしゃったように駅前広場、交通広場の東側でございますけど、そこについては市街地再開発事業ということで現在勉強会を立ち上げて、さらにそれを地元検討組織のほうに上げていきたいというようなところで進めているところでございます。そういった中で、この実際の地権者になられる方もそういった組織の中にはいらっしゃるというところもございまして、そういったまちづくりの進捗をとめないということで話し合いを進めながら、さまざまな媒体を通じて区としてまちづくりを推進していくということを伝えていきたいというふうに思ってございます。

高橋委員

 そこはぜひしっかりと継続的に進めていくようにお願いいたします。それから、区画街路第4号線の話ですけども、先ほどの部長の御答弁にもありましたが、具体的に駅前広場と街区整備に集中していくという中で、ただ、今までも駅前広場と区画街路第4号線の整備というのがメインというのは最初からわかっていたわけで、そこがメインであるし、そこが全ての原動力になっているのは最初からわかっていたわけですよね。だけども、現実的には用地交渉、相手のことがあるということもあるんでしょうけども、なかなか進まないということで関係地域の人々が非常に不安を抱えていたりしている。今回陳情を出されるということにもなったわけですよね。これはもう、そういうことを考えたときに中野区が自前でというか、区の街区整備というものをやったのというのは、ほかに幾つか例があったんでしょうか。

角まちづくり推進部長

 区が整備しました区画街路につきましては、四季の都市のところの区画街路第1号線、第2号線というところが都市計画道路として整備したという実績がございます。

高橋委員

 そこは何もなかったというわけじゃないけども、完全な更地のような状況の中で、四季の森の区画街路第1号線、第2号線でしょう。そうすると、生活基盤のあったところ、そこの街区整備というのの今までやった実績というのはあるんですか。

角まちづくり推進部長

 今回の区画街路第4号線のように沿線で道路を拡幅整備するというのは、中野区ではこれまで経験がなかったというふうに考えております。

高橋委員

 ここは14メートルに広がる街区整備だとおっしゃるんだけども、単に道路が広がるという街区整備だけじゃなくて、もう皆さん御存じだけども、中野で有数のにぎやかで交流のある商店街だったわけだし、しかも、そこが両面交通になるという意味で、地域の人たちも、あるいは商店を営まれている方々も非常に不安を抱えている中で、いろいろな勉強会をやりながら合意にこぎつけて、少しずつ進んでいるわけですよね。そうしたところの非常に難しいところを区が初めて民間のいわゆる生活しているところに道路を拡幅して、整備をしていくということになると、フルスペック以上の人材投入をして実績がどのぐらいなのかというような形だと思うんですよね。そこに人材投入の、部局の都合はあるだろうし、区の人事について議会が物申すというのはなかなかできないけども、やはりきちっとした人材投入をして、例えば机上の検討の事務作業で人材を投入する、しない、人をふやすという話とか、PCに向かってやる作業と全く違っていて、職員はみんな優秀だけども、その優秀な職員がそこに張りついて活動というか、動きをしたからって、やっぱり人の相手のあることだし、生活再建ともなれば、信頼関係を構築するのに一朝一夕じゃできないし、そうしたことを考えると、よほど、部長は多分悩まれて、努力をこれからされるんだと思うんだけども、執行体制について、先ほどおっしゃったように1期というか、手前側と新青梅から105メートルのところ、それから解除したら3期、4期というフェーズを分けて、きちっとスケジュール等をやっていく3ステップと言いましたよね。用地測量だとか建物調査とか、あるいは用地交渉で、建物解体までいけば4ステップぐらいになると思うんだけども、そういうものをきちっとスケジュールをつくって、それぞれ個別的に説明していくということでよろしいんですか。

角まちづくり推進部長

 今、委員からお話のありましたとおり、区画街路第4号線は商店街通りということで、例えば道路の拡幅だけではなくて、その拡幅した後のまちづくりをどういうふうにしていくのかということで、沿道の地区計画、今回は街並み誘導型の地区計画というルールを定めていますけども、そういった道路拡幅に伴って、まちづくりをどうしていくかというところの話し合いも地域の方々とこれまで積み重ねて、さっき言いました地区計画のルール化をしたという経緯がございますし、あとは現在まだ交渉中ですけども、道路構造自体も両面通行になって通過交通だけが盛んになるようなことでは、商店街のにぎわいというところにはマイナスになってしまう要素もありますので、そういった商店街で相互通行にするため、それとあと、交通安全と買い物の利便性と、それをどう両立していくかというところで、一定の道路構造についての検討も地域の方々の御意見をいただきながら、警察署の協議も進めているという状況がございます。

 あと、先ほど職員の配置についてですけども、やはり区として初めて都市計画道路として沿線型の拡幅をしていくという、なかなか経験を持った職員が少ないということですので、もし内部の職員でそういったところが不足しているということであれば、例えば他区からの派遣だとか、そういった外部からの人材登用も含めて充実に努めていくということで、検討を進めていきたいというふうに考えてございます。

高橋委員

 とにかく関係地権者の方が不安をね、生活再建て道路を取られて敷地をどうするとか、建てかえ、後ろに下がるとか、そういう単純なものでなくて、毎年毎年の御家族の例えばお子さんの成長で一緒に住む、あるいは家を建てかえるとか、そういう話もあるし、高齢化してくれば相続の問題もあるだろうしとか、あるいは商売をやっている方は事業承継の問題もあるし、個別の全部ケースが変わってくるわけなので、ゾーン分けをして、きちっとさっきのステップに従って、御自分がどの位置にいて、どういうスケジュールなのかという全体がわかるように、まずは不安を払拭していただいて、その中で個別的なものをしっかりする。それについては人材投入をしっかりしていただくということを強く要望しておきます。人事については議会が口を挟むわけにはいかないけども、ただ、プロジェクトが遅れるということになるのであれば、それは区の人事体制というか、執行体制がおかしいんじゃないのということで、こういう委員会の場でしっかりと議会としても申し上げられるんじゃないかと思うので、その辺はぜひよろしくお願いいたします。要望です。

委員長

 他に質疑はありませんか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 なければ、以上で本報告について終了します。

 それでは、先ほど一旦保留としました第12号陳情、中野区画街路第4号線についてを改めて議題に供します。

 陳情者から補足説明及び、パネル掲示と補足資料の配付の希望がありますが、休憩してこれを受けることに御異議ありませんか。

 

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 御異議ありませんので、委員会を暫時休憩します。

 

(午後2時03分)

 

委員長

 委員会を再開します。

 

(午後2時30分)

 

 これより本件に対する質疑を行います。質疑はありませんか。

加藤委員

 陳情の主旨における完成年度の見直しを求めますというところですけども、さきの報告の新井薬師前・沼袋駅周辺地区のまちづくりについて、これで体制の強化をというのは、この7年の完成を目指すためにそういった体制づくりをしていくという報告だったということでよろしいんですよね。念のため確認しますけど。

菊地まちづくり推進部まちづくり事業課長

 委員のおっしゃったとおり、そういうつもりで職員の体制を整備していくということでございます。

加藤委員

 この見直しをされて、まだ見えないところが多々あるところではありますけども、令和7年度のこの目標は変えずにできるという見通しだということなんですか。だから変えない。変えると変えないも言っていないですけども、今のところ変えるおつもりはないということなんでしょうか。

菊地まちづくり推進部まちづくり事業課長

 これから事業を進めるに当たっては、当然職員のやる仕事、そしてこれから予算を頂戴するところもございますけども、区の業務を代行していただけるような、そういう委託とかを組みながら事業を進めていくような体制を組むということで考えておりますので、今のところはこの令和7年度の事業期間というものを見直すということの考えはございません。

杉山委員

 本当はずばり令和7年度に間に合うのかどうか、本当はどうですかって聞きたいところなんですが、今回、例えば今計画は見直すつもりはない、スケジュールを見直すつもりはないというお話だったんですが、もし見直したら区の事業にどういう影響が出るんですか。

菊地まちづくり推進部まちづくり事業課長

 今回の区画街路第4号線というのは、駅前広場、当然連立事業の交差する道路でございますので、そういう意味では交通結節機能の早期発現の必要性というのは一番にございます。そしてまた当然ですけども、駅前については施工ヤードとして使うということもありますし、また、アクセス道路としての商店街についても、こちらについてもこの事業の整備については必要なところでございますので、そういう意味ではこの令和7年度の事業を進めていきたいということで考えているところでございます。

杉山委員

事業の期間を見直したときに区内のいろんな計画、いろいろなところに多分ひもづいていると思うんですけど、その区画街路第4号線の期間が延びたときに、これを期間を変更したら、何かほかにも変更しなきゃいけないところって、大きなところで何かあれば、ちょっと情報として教えてもらえますか。

菊地まちづくり推進部まちづくり事業課長

 期間、事業延伸という話のことだと思うんですけども、どこかに影響ができるというよりも、やっぱり今、中井・野方の連続立体交差事業を進めているというところにおいては、そういう意味ではこの交差道路がそのときに整備できているというのが一番この連続立体交差事業の波及効果をまちに広めるという意味でもすごく重要なところでございますので、そういうところに影響が出てくるということだと思います。

久保委員

 先ほど陳情者の方からのお話が、私もとても訴えるものというかね、本当に地権者の皆さんの切実な思いが伝わってまいりまして、やはりそういうところをしっかり受けとめながら今日まで進められてきたんだろうかと。何回も協議はされているんだと思うんですけれども、その辺のところをちょっと思ったところです。地権者の方って、さっき550名程度とおっしゃっていたのかな、陳情者の方。実際には沿道の地権者の方、対象となる方は何名になられますか。何名というか何件になりますか。

菊地まちづくり推進部まちづくり事業課長

 こちらの沿道の画地ですけども、駅前広場まで入れて約140件ございます。それで権利者数ですけども、こちらについては登記簿等で確認できるんですけども、実際は建物調査に入る段階でしっかりと所有者、所有関係を調べていく中でわかってくることなんですが、今のところは310人以上はいるものと思われます。

久保委員

 今のところはということは、これはまだ一件一件を当たり尽くしているわけではないわけですよね。さっき新青梅から105メートルのところっておっしゃっていたのでね。だから、ひょっとしたら地権者の方って変わられたりする場合もあったりとか、売却されたり相続されたりいろいろあるかと思うので、実際には本当に交渉に入ってみないと、きちっとした数はつかめない。そういうことですか。

菊地まちづくり推進部まちづくり事業課長

 委員のおっしゃるとおり、実際に建物調査等に入って、そこにお住まいの方とお話をさせていただいた中で、どういう所有権関係になっているのかというのが明らかになるということでございます。

久保委員

 それで、大きなマンションというか大きな建物が2件あって、私も先日、沼袋の商店街を陳情者の方からの陳情書を読みながら歩いてみたわけですけれども、新青梅街道入り口のところにもマンションがあります。マンションですとか、1棟であっても本当に所有権がさまざまあって、そういう中でやっぱりそこで実際には一旦立ち退いていただいて、解体をしていかないと、なかなか道路を整備するというのは難しいところであるかと思うんですけれども、具体的に例えば1棟のマンションについては、地権者の方がどの程度いらっしゃって、そしてその方たちが今後引っ越しをしなければいけないのかどうなのかというようなことですとか、その事細かなところまでお話ってされているんでしょうか。

菊地まちづくり推進部まちづくり事業課長

 今、委員のおっしゃっていましたマンションの付近なんですけども、権利者の調査のほうは終わっておりまして、これから土地等の立ち会い等を行うような段取りをしておりまして、これから個々の権利者に当たるような状況でございます。

久保委員

 ということは、これからなんですね。その個別の対応ってまだされていないということですね。見えていないことがあまりにも現段階で多過ぎて、本当にこれだと令和7年度までに完了するんだろうかって私も思ってしまいます。具体的に道路整備の完了って、何をもってどういう状態になったときに整備完了って言っていらっしゃるんですか。

菊地まちづくり推進部まちづくり事業課長

 道路工事の整備完了というのは、その道路区域の用地を区が取得することができまして、道路のしつらえ等も終わっているというような段階でございます。

久保委員

 道路として供用開始ができるような状況になっているところまでを指しているということですよね。取得が終わっただけではないわけですよね。なかなかそうやって思うと、今の段階で、あと6年の間にどうなんだろうかって思うんですね。これって本当にできますかとしか聞きようがなくて、できますかって聞いたら、やりますってお答えになられるんだと思うんですけれども、本当にその決意を持ってやっていただけるのかどうか、確認のために伺います。

角まちづくり推進部長

 現段階で、例えば何年延伸したら、先ほど言いました道路の供用までというところはなかなか、先ほど委員おっしゃるとおりに、まだまだこれから個別の地権者に当たるということなので、見えていない要素が多いということで、今の段階では言えないというところが正直なところです。ただ、先ほど陳情者の方からも御説明がありましたとおり、皆さん一緒にこのまちづくりを進めて、そのためには道路拡幅にも御協力いただけるという声をたくさん聞いておりますので、まずはちょっと先ほどの答弁の繰り返しにはなるんですけども、個別に生活再建できるような体制をとるというところと、あと商店街ですから、なるべくブロックを区切って固めて整備していけるようなところが、そういった取り組みも必要だというふうに考えておりますので、そのブロックごとのスケジュールを大体どのくらいのところでやらせてもらいますというところも、その再建の説明会のところではお示しさせていただこうと思いますので、そういったところを御参考にしていただきながら、個別の再建計画なども建てるときに、区としてできる限りの支援を行うということで、この道路拡幅整備を一緒に進めていきたいというふうに考えてございます。

久保委員

 私も、沼袋の商店街の方もですし、沿道にお住まいの方とか、また大きな敷地をここで抱えていらっしゃる方たちも結構おいでになられるわけですけれども、非常に協力的であるなということを感じているんです。それはやはりこれから連続立体交差事業が進み、ようやく踏切のないまちができて、これから沼袋のまちが発展するということをみんなが一緒に夢を描いてきたからこそ、その思いに立っていらっしゃるんだと思うんですよね。なので、やはりそういう方たちに本当に最大限に応えていかなければいけないと思うんですね。生活再建もそうですし、やっぱりお一人だけがよければいいというふうには皆さん思っているわけではなくて、その先にまちの発展があるということを希望を持ってやっていらっしゃる。そこにもしっかり応えていかなければいけないと思うんです。先ほどブロックごとっておっしゃいましたけれども、5月までわからないんですか。そのブロックごとにこういうふうに進めていこうというようなことを何か示していただけることってありませんか。

角まちづくり推進部長

 この場でいつごろまでにというところを言えればいいんですけども、先ほど言いました来年度の予算要求の中でそういった生活再建の支援ができるような予算も今後提案する予定にもなっておりますし、あと先ほど言いました体制強化というところについても、まだまだちょっと庁内で詰め切れていないというところがありますので、現段階のところではなかなか5月のゴールデンウィーク明けぐらいというところを目指して、そういったことを進めさせていただきますというところで、今現在の進行状況というか、そういったところで今日御報告しているというところでございます。

久保委員

 ただ、陳情がこうやって出ていて、私も本当に陳情者の方がおっしゃるとおりだなって。だったら、できないのであれば、時間をかけてしっかり納得できるようにしていくしかないんじゃないかなって思ってしまうわけですよ。そうやって思うと、やはりきちっと数字ですとか年次ですとか示していっていただかないと、陳情者の方は安心できないと思います。それをもう少し早く何とかならないですか。

菊地まちづくり推進部まちづくり事業課長

 先ほどの答弁と同じになってしまうんですけども、これから予算審議等がございますので、そういう意味で来年度予算にはそういう部分の生活再建のメニューなんかも整えられる。また、現地に相談窓口を設けたりとか、そういうことも今考えてございますので、その中でしっかり生活再建を進めていけるような体制を整えていきたいと考えております。

角まちづくり推進部長

 すみません。ちょっと補足ですけども、これから来年度の予算の審議の中でも、そういった体制強化というところも含めて、想定になってしまうかもしれないんですけども、来年度、生活再建について、どういった体制で、どういった工程で、大体どのくらいのスケジュールを想定して進めていくかというところが出せるように作業のほうは進めていきたいというふうに考えております。

久保委員

 多分そこは今、何回聞いても同じ答弁の繰り返しになっちゃうなと思うんですけれども、この西武線の連続立体交差事業そのものも今大分遅れてきているんだと思うんです。先ほど西武線の連続立体交差事業の完成時に、もちろん駅前広場の整備ですとか、それができていないということになってしまうと、地下にはなったんだけれども、受け皿ができていないということになってしまうわけですから、やっぱりそれはきちっと先にできていることが望ましいと思います。実際のところ今、西武線の中井・野方間の地下化工事ってどの程度遅れているんですか。

荒井まちづくり推進部新井薬師前・沼袋駅周辺まちづくり担当課長

 何%という言い方はなかなか難しいところがございますけれども、今までお答えしている内容ですと、やはり駅舎の部分については開削工事を行うということで、周辺の用地買収、用地交渉が進まないと、その工事に取りかかれないというところもございます。そこまで行きついていないというのは見てのとおりというところでございます。実際の御答弁で申し上げますとおり、今の事業認可のスケジュールでは工事のほうは終わらないというふうなことは御答弁させていただいておりまして、それについて今、東京都と西武鉄道のほうでどういった形の年次でいけるかということを検討している最中だというふうに聞いてございます。

久保委員

 2020年度内を目途に当初は進められていたかと思うので、それが今まだ掘削も入っていないという状態なんですよね。なので、入ってしまえば早いというようなお話もあるけれども、かなりやはり遅れてきています。それもやはり用地買収が整っていないということが一つの原因ですね。そうやって思うと、道路整備はさらに地権者が多いわけですから、先ほど言われたように整備完了というのは、きちっと用地買収が全部整って、道路が整備できている状態をおっしゃっているわけですよね。それは本当に西武線の連続立体交差事業そのものですらそうなのに、どうなんだろうか、大丈夫なんだろうかというところを、そこは余計にまた難しいのではないかなというようなことを思ってしまうわけです。こちらの陳情者の方がお示しいただきました資料のほうに、平成35年度に道路完成予定発言というのがあって、そこから、2年遅れて令和7年度になってきているというようなことが示されておりますけれども、この道路の整備完了まで、ここで2年遅れていた。このときはなぜ遅れていたんですか。

角まちづくり推進部長

 当初この区画街路第4号線の整備につきましては、連続立体交差事業に交差する都市計画道路ということで、その道路の拡幅整備というのは進めなきゃいけないというところで、区としてはその整備を最短でやるというところで、こういった事業のスケジュールを想定して、それを都市計画審議会のほうにお諮りして、事業認可を受けたという流れになってございます。一方、連続立体交差事業に伴いまして、都市計画道路を整備するというところを捉えて、区がその整備主体になるということであれば、当然道路の拡幅だけではなくて、さらにその道路の拡幅の効果をまちづくりに最大限に生かすというところで、中野区がその道路拡幅整備と周辺のまちづくりを一体的に担うという状況がありますので、ちょっと一、二年遅れてしまいましたけども、道路拡幅整備にあわせたよりよいまちづくりの計画を立てるというところで、時間をかけて例えばまちづくりの整備方針なり、推進プランというのを地域の方々と一緒に検討させていただきまして、先ほど言いましたけども、地区計画という建てかえの沿道のルールを定めたという経緯がありますので、区としては道路拡幅を最短でやるという当初の見込みもあったんですけども、それに加えてさらによりよいまちづくりを進めるということで、まちづくりの計画と一体となった道路拡幅ということで検討し、道路の完了期間が2年遅れたというのがこれまでの経緯だというふうに考えてございます。

久保委員

 要は、やっぱり道路といっても本当に暮らしている方たちの御意見もあり、まちづくりをどのように進めていくかということを検討していくうちに時間がかかったということで、先ほど杉山委員が完了時期を延ばすことの影響ということを言われておりましたけれども、これって都市計画で決定をしている完了年度を延伸させるということになりますと、手続としては何が必要なんですか。

菊地まちづくり推進部まちづくり事業課長

 都市計画事業の延伸ということになりますと、認可権者である東京都の認可、許可をいただくということになります。

久保委員

 東京都の認可を、当然都市計画審議会にかけたりとかということで、一つひとつステップを踏みながら、その上で東京都の認可ってなるんですか。それとも、例えば区が令和7年度までにはとてもできないので、2年間延伸をというようなことを、東京都のほうにそれを告げれば、都の認可ということになるんですか。それは手続上どうなんですか。

安田都市基盤部都市計画課長

 都市計画決定は、決定で都市計画審議会の関与がありますけれども、事業というのは、実際に国庫補助とかを使いながら事業を進めていくので、それは都市計画審議会の関与になります。

久保委員

 ということは、そういったことはなくて、区が延伸を決めれば、それで東京都にそれを提出すれば、都の認可はおりると、そういうことですか。

角まちづくり推進部長

 当然事業権者が東京都ということで今回事業認可というのをいただいて、この道路の拡幅整備を開始しているということがございます。例えばその期間を延伸するというところであれば、当然東京都のほうに中野区のこれまでの取り組みだとか、あとは今後の見通しについて、それとあと、もし仮に延伸するのであれば、何年度までといった根拠を示して、そういった延伸の手続を話し合うということが想定されますので、資料とか、状況が整わないと、なかなか東京都としても、手続をとる判断が難しいものと考えていますので、もし仮にそういう延伸ということになれば、作業を進めて、東京都のほうと交渉して、東京都のほうに認可をいただくという手続になります。

久保委員

 ということは、今、区は令和7年度までに何が何でも人員体制も強化をし、そして予算的なめども立てて完了しようと思っているということが今の区の体制なわけですから、その資料のままでは当然東京都のほうにはそれをお出しする裏付けにはならないわけですよね。もし区が延伸を、これ、地元の方たちの今回は陳情という形ではありますけれども、それとは別に、これは延伸せざるを得ないというような判断をする判断基準というのは何ですか。

角まちづくり推進部長

 特にその事業延伸については、いついつどういった判断で延伸するというのはちょっと私のほうも存じ上げないんですけども、ただ、その延伸するというところであれば、当然事業認可期間の終わりの時期を捉えて、いつごろになって、どういった作業量が残っているので、あと何年間ぐらい必要ですというところのめどが立たない限り、区として当初の事業認可期間までに完了させるという最大限の努力をして、それでも間に合わないという判断が来た時期にそういった手続を踏むものと考えていますので、今まだ2年を経過していますけども、これから頑張るということで体制強化をしていきながら、先ほども言いましたけども、各地権者の方にも個別の再建計画ができるような取り組みも強化していくという作業をこれからしますので、そういった作業を一定程度してから、そういった見込みができるのかなというふうに考えてございます。

久保委員

 要するに、今まだ最大限の努力も払っていなくて、区としてはやるという意気込みでいっている中で、それはある程度事業がここまで来て、あともうちょっとなんだけれども、どうしてもというようなときに、この延伸という、そういった手続に至るという意味ですよね。先ほど菊地課長のほうは、沼袋にしっかりと地域の皆様のお声を受けとめられるような、そういった拠点なども区としてきちっと整備をして、しっかりこの地元に入ってやっていくというような、そんなようなお話だったのかなと思うんですけれども、そういう計画が区ではあるんですか。

菊地まちづくり推進部まちづくり事業課長

 先ほどもお話ししたんですが、来年度の5月以降ですけども、当然予算も認められての話なんですが、生活再建、これまでも用地測量の説明会等は実施しているんですが、その中で商店街の生活再建についてのお話などは、そこの部分ではまだ十分できていないのかなということがございますので、そういう意味では年度を明けたところでしっかりと生活再建の説明会、それを行った後、地域に現地の相談の窓口などを設置しながら地域の声を吸い上げて、生活再建が進むような取り組みを進めていきたいなと思っています。

来住委員

 陳情者の方からこもごも現場といいますかね、この実態、特に560メートルですかね、延長、ここで御商売を営んだり、実際に暮らしている方々の声を代弁してお伝えいただいたなというふうに思っています。それだけに、まだ区として直接現場に入って地権者と交渉を、少なくともこの商店街の中では今後ということの中で、ここで暮らして商売をなさっている皆さんの声が今、陳情という形で出たんだというふうに認識をしています。

 陳情者の思いが語られていますが、今後の区として、陳情者の令和7年度までには無理だろうと。したがって、延伸が必要だと。しかし、事業には賛同をする旨、これまでも区とも十分な相談もしてきたし、協力もしてきたという前提での陳情になっているわけですが、区として今やりとりがありましたように、中野区だけの判断で東京都に延伸をすることによって、これは可能だというやりとりがありました。そうだとすれば、例えば来年早々になるんでしょうか、現場に入って説明をされる旨の話がありました。延伸するのであれば早めに手続をして、そして用地交渉も、お尻が決まっていますと用地交渉はなかなか区が示す形で進んでいかない。やっぱりそこは一定の余裕が時間的にも必要で、全ての方に合意をいただくには相当な時間と余裕を持った交渉が必要だと思います。そういう点で、今から陳情者がおっしゃるような延伸をして事業を進めていくとすれば、やはり来年の早々の地域に入って、現場に入って、区が説明をしていく中で、陳情者の主旨に沿った判断が出てくるのではないかなというふうに思うんですけども、私も陳情者のお話を聞いて、本当にそのとおりだというふうに思いましたので、それに沿った区の判断が求められると思いますけども、その時期については現場に入るということをおっしゃっていますので、その時点、早期の判断が必要だと思いますが、いかがですか。

角まちづくり推進部長

 先ほど来、事業延伸を来年度初めごろやるというところでは、まだなかなかそこまで見込みが立たないということでお話をさせていただいております。まずは地権者の方の生活再建のスケジュールだとか、今後の取り組みについての情報提供をして、区の職員が一定程度そういった商店街の方々と状況を説明しながらできるという努力をしつつ、その中で、あとどのぐらいというところのめどが立ってくるというふうに考えておりますので、まずは来年度の取り組みをやって、複数年ですね、そういったところを重ねていった中で、そういった具体的というか最終的にいつまでに区としてやらなきゃいけないというところがお示しできるのかなということだと思います。ただ、今現在は、先ほどからも言っていますけども、絶対無理だと言われていますけども、区としてはいろいろなことを強化しながら、ノウハウも得ながら、令和7年度の完成に向けた最大の努力をしていきたいということで説明をさせていただくというふうに考えてございます。

委員長

 すみません。委員会を休憩します。

 

(午後3時01分)

 

委員長

 それでは、委員会を再開します。

 

(午後3時20分)

 

 休憩前に引き続き、質疑を続行します。

来住委員

 時間もあれですから。いろんなやりとりがありましたし、私のほうからも重ねてさせていただきましたが、これから区としても地元への説明もしていくということですし、きょう陳情者から実態も示していただきましたし、私もお聞きして、繰り返しになりますけども、区としての判断が求められてきているんだなということを確信もしました。今後、新たな体制、力の集中もしながら進めていくということではありますけども、年明けに地元に入っていただいて、きょうの陳情に即した形での判断をやっぱり区としてはすべきだというふうに思っています。その点で、地元に入っていただくというスタンスはあると思いますけども、その点、最後に区の姿勢をお聞きしておきたいと思います。

菊地まちづくり推進部まちづくり事業課長

 こちらの区画街路第4号線の権利者に対しては、区のほうとしても、しっかりと事業の中で生活再建が行えるように、いろんな制度だったりとか支援策を講じ、しっかりと進めていけるように、そしてまた説明も行えるようにしていきたいと思います。

来住委員

 やっぱり地元に寄り添うということが一番身近な行政の仕事でもありますし、信頼を得る大事なところですし、まちづくりは、ましてや地権者をはじめ、まちの御支持をいただかない限りは進めていけないものですので、そこは本当に慎重に、きょうの陳情の主旨に沿いながら判断をできるだけ早くしていただきたいということを申し上げておきます。これは要望で。

委員長

 他に質疑はありませんか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 質疑がなければ、取り扱い協議のため、委員会を暫時休憩します。

 

(午後3時23分)

 

委員長

 では、委員会を再開します。

 

(午後3時25分)

 

 お諮りします。第12号陳情を本日のところ保留とすることに御異議ありませんか。

 

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 御異議ありませんので、そのように決します。以上で、第12号陳情についての本日の審査を終了します。

 次に、第13号陳情、中野駅新北口駅前エリア再整備における民間事業者公募プロポーザルの募集要項についてを議題に供します。

 審査日程の協議の際に御確認いただきましたとおり、関連する所管事項の報告がありますので、本陳情の審査を一旦保留とします。

 本陳情に関連する所管事項の報告を受けたいと思います。

 中野駅新北口駅前エリア再整備事業計画(案)についての報告を求めます。

石井まちづくり推進部中野駅新北口駅前エリア担当課長

 それでは、中野駅新北口駅前エリア再整備事業計画(案)について御報告申し上げます。(資料4)

 まず1番でございます。第13回区役所・サンプラザ地区再整備推進区民会議についてでございます。区民会議、これまでもずっと続けて進めておりましたけれども、今回が最終回ということで10月17日に開催をいたしました。再整備事業計画の素案を公表いたしましたので、それについてを議題として行ったものでございます。主な意見につきましては6点ございますけれども、このようなことで取りまとめましたので、お読み取りいただければと思います。

 次に裏面になります。再整備事業計画(素案)に係る意見交換会等についてということでございます。意見交換会につきましては、10月19日、それから23日の2回行いました。それぞれ人数が、第1回が9人、第2回が13人でございます。このほかに各団体との意見交換会を行いまして、また、このほかにも区のホームページによる意見募集、区民の声によるメールが寄せられたところでございます。この意見・要望等につきましては別紙1でございます。別紙1につきましては、これも中身について分類をいたしまして、計画全般について、施設計画について、それからエリアマネジメントについて、民間事業者の募集及び選定について、中野駅周辺まちづくりについて、その他ということで分類をいたしましたので、こちらもお読み取りいただければと思います。

 それでは、3の再整備事業計画(案)についてでございます。再整備事業計画(素案)からの主な変更点ということでまとめております。これにつきましては、別紙2のほうで順に御案内したいと思いますので、別紙2をごらんください。

 まず別紙2の10ページでございます。この3-2-1のところでございますけれども、歩行者動線の整備・誘導方針、この中で「商業施設などのにぎわい機能と一体的に配置することで」と記載していたものですが、「商業施設などと一体的にゆとりを持って配置し」に修正をしたところでございます。この3-2-1左のほうで言いますと、下から5行目のあたりでございます。

 次に、11ページでございます。動線計画のイメージでございますけれども、縦動線、これまではエレベーターの動線だけが入っておりましたけれども、これに階段等の動線を追加したというものでございます。

 それから次に、12ページでございます。広場計画のイメージの図を修正いたしました。これにつきましては、広場の色ですね。これがみどりのネットワークの色とかぶってしまって、わかりにくいという指摘もございましたので、広場の色につきましては水色、それから、これに加えてみどりのネットワークの矢印を追記したというものでございます。

 それから、15ページでございます。「地権者の同意」という表現でございますけれども、15ページの上の4-1の事業手法の囲っているところの三つ目になります。「市街地再開発事業は個人施行を想定し、地権者の了解の上、民間事業者を施行予定者として選定します」というところの「地権者の了解の上」というものでございます。これはもともと「同意の上」としておりましたけども、「了解の上」ということで変更いたしました。

 19ページにも同様の表記がございますので、4-4というところでございますが、「地権者の同意の上」というものではなくて、「地権者の了解の上」というものに変更しております。

 それから、18ページでございます。想定スケジュールの下の欄に注釈を加えております。「今後の関係機関等との協議・調整や関連事業の進捗状況などにより、想定スケジュールに変更が生じる可能性があります」という注釈を加えてございます。

 それから、19ページでございます。「代表施行者及び共同施行者となる者と、関係権利者との間で」という表現でございましたが、ここから「関係経験者との間で」というものを削除したものでございます。

 それから、19ページでございます。公募・選定のスケジュール、公募選定の流れのスケジュールでございますが、これまで右の公募・選定の流れのところで、民間事業者募集要項の公表を2020年1月ごろとしておりましたけれども、これを2月に変更いたしました。さらに、提案提出期限、これが6月末となっておりましたが、7月ごろと。さらに審査結果の公表・候補者選定というのを10月ごろということで変更してございます。変更は以上でございます。

 また本紙に戻りまして、今後の予定でございます。この12月には、この案に基づきましてパブリック・コメントの手続をしていきます。パブリック・コメントの手続が終わりまして、再整備事業計画を年が明けて1月には策定をする予定でございます。2月には民間事業者の募集要項を公表していくということでございます。

 報告は以上でございます。

委員長

 ただいまの報告に対して質疑はありませんか。

加藤委員

 前回もお伺いしたんですけども、別紙2の最終ページの事業者選定のところなんですけれども、この全体的な誘導計画というんですかね、にのっとらないような事業者というのは、この場合どういう評価になっていくのかな。つまり、区の意向というのがどのぐらい反映されると、どのぐらいの評価になっていくのか。結局、民設民営だけども、どのぐらい区の意向を反映してもらいたいというような評価基準になっていくのかというのを伺います。

石井まちづくり推進部中野駅新北口駅前エリア担当課長

 基本的にはこの募集要項に基づいて提案を求めるというものでございますので、そこの基本的な趣旨から外れているものということになりますと、評価が下がるだろうというふうに思います。ただ、提案の中身によっては、この計画よりさらに上回るいい提案があれば、そちらについては評価になるというふうに考えております。

加藤委員

 じゃ、その評価がいいというのは、例えば採算性とかを見ていくんでしょうけど、民設民営でしていくという中で、赤字垂れ流しでもしっかりやりたいみたいな事業計画、赤字のを出してくるとは思わないですけど、本当に採算性は大丈夫かな。でも、区民のためにはいい施設になりそうだなと思った場合は、そういった採算性のところってしっかり見ていくんですか。それは区がわざわざ見るものなのか。その辺の評価の仕方を教えてください。

石井まちづくり推進部中野駅新北口駅前エリア担当課長

 今回選ぶのが、再開発の施行者を選定していくというものでございます。施行予定者を選定するわけですけれども、再開発の事業がきちんと完了するかどうかということがまずは大きな点でございます。その中でどう事業を組み立てていくか。それから、さらに再開発が終わった後も、この施設が事業として安定して継続していくか。そういった観点での提案がどれだけきちんとなされているかということが重要な点だというふうに考えておりますので、そういった面の評価を加えていくものと考えております。

加藤委員

 大分先の話になってしまいますけど、そうやってつくられた建物が結局赤字になっちゃいました。建て直したいみたいな話になった場合には、そのとき改めて再開発する場合というのは区が関与できるものなんですか。

石井まちづくり推進部中野駅新北口駅前エリア担当課長

 一旦再開発でやってしまえば、何十年、数十年という単位の事業になるかと思いますので、なかなか建てかえというのは非常にまだ大分先の話になるとは思っております。区がそのときにどうかかわるかとなりますと、区は権利者であるということでありましたら、一権利者としてその建てかえなり、再開発なり、そこにどう関与していくかということでございますし、一方で、まちづくり行政の立場からして、どのような指導をしていくかということになるだろうというふうに思っております。

加藤委員

 例えば中野駅周辺で大きなビルが建った際に、そこら辺て、まちづくりに協力してくださいという事例はこれまでにあるんですか。

石井まちづくり推進部中野駅新北口駅前エリア担当課長

 中野駅周辺ですと、今も既に進んでおりますけども、中野二丁目地区の再開発であったり、そのほかも、これまでも再開発、幾つか何件かあったわけですけれども、基本的には地元のまちの発展ということも考えながら進めてきているものと考えております。

加藤委員

 いずれにしても、こういうその後どうなるかというのがまちづくりの中でやれると言っても、なかなか権利をもしほとんど放出してしまう状況になると、今回のこの公募選定によってかなり方向づいた後はもうコントロールができない状況が生まれてくるということを考えると、やはりここでの選定というのは中野駅の北口の将来を見きわめる上で非常に重要な選定になってくるとは思います。そういったところにおきまして、何が重要性が高いのかというのが、評点の仕方というのがちょっとまだ見えてこないんです。さまざまこの前の一般質問においても、どうやってそういうふうに選定していくのかという話になっていました。これ以上、書いてあること以上まだ決めていないのかもしれないですけども、時期的にはもうそろそろと思います。これ以上にまだ具体的にこういうところをポイントとして考えていること、わかっていることがあったら教えていただけますか。

石井まちづくり推進部中野駅新北口駅前エリア担当課長

 再開発が完了するかどうかというのがまず一番大きなところだと思っていますので、その中での事業がどのように、非常に長い時間がかかる事業でもございますので、その間のきちんとした事業計画が立てられて、事業の資金計画がきちんと整合のとれたものとなっているか。それで、それによって施行体制がしっかりと整っているか。そういったものを評価をするというところでございます。

加藤委員

 同じ別紙2の8ページの多目的ホールの整備・誘導方針のところで、集いの広場が、2,500平米から3,000平米の想定となっております。どういったイメージかというと、今のサンプラザ前の広場、こういった利用がなされていくことがメインなのかなと思いますし、出会いの広場というのが駅前にもできているということですけれども、こんなに広場がいっぱいあっていいのかなとか、そういうふうに、例えばあれですけど、にぎわいフェスタとかもかなり広場を全部使って、結局人が閑散としてしまっているみたいなことは地域のそういった経済団体からも声が上がって、さらに広場をふやすのかというところで、広場があると使いたくなっちゃいますけど、今後にぎわいとしてそこまで人を動員できるソフト的なイメージもないまま、いたずらに広場ばかり広がる。そして、新区役所のわきにもまた新たにそういった活用をもう少し見ていくようなところがあるんですけど、その辺の全体計画の中でそれぞれが広場を持つのも重要なのかもしれないですけど、グランドデザインの中でいろいろと広場のところというのはそれぞれ重要性、都市計画審議会でも話が上がっていましたけども、それぞれ本当にそんな必要なのかとか、BCPの中で、企業だったら広場に行くというよりは、会社内にとどまっておけという話になっていく中で、逃げ込むとしたらブロードウェイ、サンモールとかへ遊びに来ていた人たちが逃げ込むようなスペースとして必要になってくるとは思うんですけども、その辺の全体計画というのは何かどこかへ示されていくんですか。

石井まちづくり推進部中野駅新北口駅前エリア担当課長

 全体計画、我々がこの開発を進めていく上では、中野駅周辺まちづくりグランドデザインVer.3、これをベースに進めていまして、その中でも公共的な空間を確保していくという考えを持っているものでございます。この地区につきましても、こういった広場を確保していくということで、公共的空間を確保していきたいと思っておりますし、これによって防災性を高めていくということはあるかと思っております。一方で、建物の中に避難をするという考えももちろんございますので、その建物の中の屋内の広場空間、こういったものもやはり求めていきたいなというふうに考えております。

加藤委員

 中野駅北口全体でどのぐらいの広場が必要なのかというのは、今後お示ししていただくことってできるんですか。

石井まちづくり推進部中野駅新北口駅前エリア担当課長

 特に中野駅周辺全体でどのくらいかというのはありませんけれども、通常、例えばこういった開発をすると、都市開発の諸制度を活用してまいります。そのときに空地を何%とっていくかということで、その容積なども決まってまいりますので、そうしたことでこういった開発にあわせて広場を確保して、できるだけ多くとっていくという考えでございます。

加藤委員

 今のところ僕はぱっと思ったら、多いのか少ないのかわからないんですけど、少ないという場合もあり得ると思いますし、こんなになくてもいいよねというのはあると思うんですけども、その辺て概算も出せないものなんですか。

石井まちづくり推進部中野駅新北口駅前エリア担当課長

 中野駅周辺全体でどのくらいかというので、特にどのくらい空地がというのは非常に難しい話だとは思っていますけれども、広場そのものはまちの中のゆとりの空間であったり、あるいは景観にも影響してくるところでございますので、建物とその空間の関係性、これを見ながら確保していくという考えになるかと思っております。

加藤委員

 そうすると、2,500平米から3,000平米という根拠は何なのかなって、前も聞いているところなんですけども、そういったところになるんですけど、そういうのをしっかりと算定できないのかなって、もう一回お伺いします。

石井まちづくり推進部中野駅新北口駅前エリア担当課長

 この集いの広場の2,500平米から3,000平米というのは、ざっくり申しますと、このうちの1,000平米程度が多目的ホールの滞留空間として確保すべき部分。それから、あとの1,000平米がイベントとして活用する部分、それから、あとの残りが動線であったり、ファニチャーを配置する部分、そういったもので2,500平米から3,000平米と。2,500平米から3,000平米の中での入り繰りはございますけれども、おおむねそんなような考えでございます。

加藤委員

 こういった何か最初聞いた公募条件の中で、この広場のサイズで区は求めていくというけれども、民設民営でどういったものが最大限、新たなサンプラザにおいて最適なサイズなのかというのをここのちゃんと見積もりもない中で数字として出していくのはいかがなものかなと思うんですけど、その辺いかがでしょうか。

石井まちづくり推進部中野駅新北口駅前エリア担当課長

 区としては、やはりまちづくりを進めているということでございまして、できるだけこういった公共的な空間を確保するという中で、この広場の空間、目安として2,500平米から3,000平米とお示ししましたけども、そういったものをとっていきたいという考えでございます。いずれこの広場につきましては、都市計画、地区計画ですね。地区計画における地区施設ということで位置付けていきたいという考えもこの中で示しているものでございます。

杉山委員

 今回、区民会議についての御報告ということで、主な意見が6個書かれています。その後、別紙1にいろいろ書かれているんですが、今回この再整備計画案を修正するに当たって、この会議で得た区民の意見が取り入れられた部分はあるんですか。あれば、どこか教えてください。

石井まちづくり推進部中野駅新北口駅前エリア担当課長

 区民会議そのもの、この第13回の区民会議の中で出た意見の中で、特に修正に影響したものというのはないというふうに思っております。

杉山委員

 大きなことから小さなことまで区民の方々から意見が出ている。例えば別紙1の2番とか、住宅を含んだ高層建築物が建つのはどうなのかという質問に対して区の見解が、住宅を含んだ高層建築物の高層建築物のほうに対してだけご回答されていらっしゃったり、その二つ下の4番、土地の評価に当たっては、必ず複数の不動産鑑定士に検証してもらいたいとか、そういう意見・要望があるんですが、確かにこの要望の中でこの計画案に反映されにくいものがあると思うんですが、それでも反映されていなくとも何かこの意見で、じゃあ、土地の評価に当たって複数やらなきゃいけないなとか、そういうふうに取り込んだ御意見てあるんですか。

石井まちづくり推進部中野駅新北口駅前エリア担当課長

 意見の中には再整備事業計画というよりは募集要項ですとか、今後の事業を進めていく中で反映できるものということもあろうかなというふうに思っております。今回の事業計画の変更、修正という点では、きょうお示ししたものになるかと思っています。

杉山委員

 変更点を見させていただきましたけど、そんなに大きくというか、微細な変更点しかない感じがしまして、できれば、せっかく区民の方々がいろんな切り口で意見を言われている中で、この再整備計画案、今回お示しいただいた感じになっていますので、ちょっとあんまり内容が変わっていないということで、このまま計画として進んでいくのかなとは思っています。この中でもう1個だけ、エリアマネジメント、区民の方々の質問にもちょっとキーワードとして入っていますけど、エリアマネジメントに関しまして、今のところ、副区長らも参加しているエリアマネジメント研究会みたいのなものもあると思うんですが、そこら辺と区のかかわり合いについて、いま一度簡単にちょっと説明いただけますか。

石井まちづくり推進部中野駅新北口駅前エリア担当課長

 この再整備事業計画上のエリアマネジメントとは、まず関係は特にございませんで、民間のというか、経済団体の方と区、それから明治大学ですけれども、その三者でこの中野駅周辺のエリアマネジメントについて研究をしてはどうかということで、三者が任意でまずは勉強をしようということで立ち上げたということでございまして、9月にその会ができたというものでございます。

杉山委員

 まちづくりなので、エリアマネジメントはやっぱり必要だとは思いますが、今回民間が立ち上げた。でも、副区長もやっぱり副座長としてまざっていらっしゃるということで、まちのことをよく知っていらっしゃる方々と学術系の副座長、そして経済界の代表というお三方が座長、副座長で構成されているということで、今民間だからということだったけど、将来的にはこの計画案に大きくかなりかかわってくるんじゃなかろうか。私もメンバーを存じ上げていますので、よくわかるんですが、まちづくりをする上でエリアマネジメントをこれから、この中にもキーワードとして入っていますので、それを区としてどのぐらいまで力を入れていかれようとされているのかというのをちょっとだけお聞かせください。

石井まちづくり推進部中野駅新北口駅前エリア担当課長

 エリアマネジメントの捉え方もさまざまでございまして、基本的に今回一般質問でお答えしたと記憶しておりますけども、各都市開発においてエリアマネジメントを誘導していくというのは、これは我々がまちづくり行政として取り組むべきことだろうというふうに思っています。ただ実際、エリアマネジメントを直接展開していくというのはその事業者であったり、あるいはまちの方々であったりということになるかと思いますので、何らか民間を中心とした、まちの方を中心とした動きということを支援していくという形になるのかなというふうに考えております。

杉山委員

 今回いただいた区民の方々の意見の中に、そのエリアマネジメントだったり、まちづくりはやっぱりまちづくりプロデューサーみたいな人が1人いたほうがいいんじゃないかとか、そういう意見も多々あったということが読み取れますので、エリアマネジメントというキーワードが正しいかどうかは別にしても、やっぱり一帯をちゃんと俯瞰的に見られるようなプロデューサー、まちづくりプロデューサー的な人を何かしら今回のこのプロポーザルのメンバーの中に入れていただきたいなというのを強く希望いたします。要望です。

久保委員

 別紙1なんですけれども、別紙1の1番の意見・要望に対しての区の見解の一番下のところです。「今後まちづくりの進展にあわせて、地区計画を変更することもあり得る」と言われていて、これって何を指しているんだろうかと思っていましたら、先ほど加藤委員の質疑の中で集いの広場のところで、地区施設としての今後、地区計画の見直しみたいなことをおっしゃっていたんですけれども、ここで言われている区の見解ってそういうことですか。

石井まちづくり推進部中野駅新北口駅前エリア担当課長

 この地区につきまして、都市計画を追記しておりますけども、実際に事業を進める中で地区整備計画を踏まえるということになりますので、その観点で地区計画を変更することはあり得るということでございます。

久保委員

 地区整備計画ってスケジュール的には、いつ、どういうふうに示されるんですか。

石井まちづくり推進部中野駅新北口駅前エリア担当課長

 まだ特に具体の手順までをお示ししておりませんけれども、今後、市街地再開発事業につきましては都市計画の決定をしていくということでございますので、そのときに必要に応じて地区計画も変更していくということになろうかと思っております。

久保委員

 地区計画の変更と地区整備計画の策定って同じ意味合いですか。それとも別ですか。

石井まちづくり推進部中野駅新北口駅前エリア担当課長

 地区計画の中の地区整備計画ということでは一緒でございます。

久保委員

 わかりました。そういったことも今後出てくる。先ほどの、私もこの2,500平米から3,000平米が適正かどうかわからないんですけれども、主な意見の中に集いの広場の想定面積として2,500平米から3,000平米とあるが、この広さでは最大7,000人の多目的ホール来場者が一斉に外に出ることに懸念があるという御意見があります。これは、2,500平米から3,000平米は適正なんですか、どうですか。

石井まちづくり推進部中野駅新北口駅前エリア担当課長

 多目的ホールの来場者が一斉に出るということはあまり考えられないだろうというところがあります。例えばソフトの対策として、退場の規制をしながらやるということはあろうかと思いますけども、どちらかというと入場のときにどれだけ滞留するかということで、これはほかの事例、実際にほかのホールで滞留しているところの事例で、どのくらいの方々が滞留するか。そういったことも調べまして、それで仮に7,000人ぐらいだとしたときに、どのぐらい滞留するか。滞留する時間とかもあると思いますけども、そういったものも検証した上で、1,000平米ぐらいあれば、まずは確保できるだろうと考えてございます。

久保委員

 ということは、2,500平米から3,000平米は必要なくて、1,000平米あれば大丈夫ということですかね。だとすると、この集いの広場の役割って何なんだろうと思ってしまうんですけれども、別でこのイベント広場みたいなものを設置をするんですか。それともフラットな形で、特に何を目的とするということではなく、先ほど滞留スペースということが言われましたけれども、あと公開空地ですとか、そういうオープンな空間という意味ですか。

石井まちづくり推進部中野駅新北口駅前エリア担当課長

 広場の機能につきましては、別紙2の12ページに記載しておりますけれども、この北側のにぎわいと交流創出空間、集いの広場と名づけておりますけども、主な機能として多目的ホール、来場者の滞留空間、多目的ホールで行われるコンテンツとの連携や地域イベントに適した広場、あとは災害時には一時滞留空間などとして機能という考えを持っておりますので、特にこれは施設のしつらえにもよりますけれども、何か区切っているということよりは恐らく一体のものでつくられる空間であろうというふうに考えております。

久保委員

 わかりました。それと、この御意見の中で、例えば劇場型ホールですね。施設計画についてのNo.7のところですね。いわゆる「劇場型ホール」は想定していないということを言われていたりとか、あと、この前のページだったっけな。映画館というような御意見があったりもしていたかと思うんですけれども、No.14、No.15あたりですね。映画館を入れてほしい。これは民間事業者の提案による。次も、民間事業者の提案によるというふうに民間事業者の提案によって、いわゆるその文化・芸術発信拠点の内容というんですかね、それが決まるというふうになっている部分と、区があらかじめ想定していて決定をしている、例えば劇場型のホールではないんですよ、フラットなアリーナですよというような部分があるんだろうなと思うんですよね。そこでは区としては今、文化・芸術拠点として示しているというのは、フラットなアリーナという1点だけであって、特にはほかのコンテンツを、こういうものをという要望はないわけですか。あとはもう民間事業者の提案によってということになるんですか。

石井まちづくり推進部中野駅新北口駅前エリア担当課長

 別紙2の7ページになりますけれども、文化・芸術等発信拠点の整備・誘導方針ということで、多目的ホールを中心に文化・芸術等発信拠点の形成に寄与するその他の施設機能を含めた施設全体により構成されるというのがこの拠点であるというふうにしております。左側に利用活動のイメージということで、芸術、文化、交流、グルメ等々書いてありますけども、こういったものも拠点という中では考えられる機能というか、利用の活動のイメージではないかということで入れているものでございます。これにつきましては、区民会議の中でワークショップ的にやった項目をこのような形で整理して示しているところもございまして、実際どういった施設ができるかというのは、最終的には民間の提案と思っておりますけれども、区民からの御要望もこういった形でこの計画の中に入れたという経緯もございます。

久保委員

 区民からの声ということですね。具体的なコンテンツ等について、これって具体的に何と言ったときに、今あるものの中でもどういうふうにでもできるかなというふうな見方であって、なので具体的な劇場であったり、映画館であったりというコンテンツについて、区として明確にこれを入れるとか、そういうことはないわけですね。あくまでも民間事業者のほうの提案としてあればということですね。わかりました。

小宮山委員

 6、7ページのところに、中野のシンボルとなる新たな文化・芸術発信拠点の形成ということが書かれているんですけども、これまで今あるサンプラザのホール内で行われたいろんなイベント、催し、コンサートなどがどこまで中野区の文化・芸術発信拠点として機能していたかなというと、ほとんど機能はしていなかったと思うんです。しかるに新たなものでは多目的ホールを中心に、その文化・芸術発信拠点が構成されるというふうに書いてある。多目的ホールの中で行われていることは、区民に対してあまり関係のないことなのに、それが文化・芸術発信拠点の中心に据えられてしまうということがどうも理解できないんですけども、教えてください。

石井まちづくり推進部中野駅新北口駅前エリア担当課長

 実際、中野サンプラザでこれまで行われていた、ホールで行われたコンサートも、通常区民がというよりは、そのアーティストのファンであったり、観客が来ているというものですけれども、この間、非常に長い間サンプラザで行われた公演というのがある意味、中野のイメージにつながってきたということもございます。その中で特にこのサンプラザのホールにつきましては、ポップス系、ポピュラー音楽を中心とした公演がずっと行われてきたということでは、ある意味中野がそういったものを発信していく場という捉え方をされているということは、これは区民というよりはもうちょっと広くマーケットというか、そういったような捉え方の中で示しているところでございます。

 一方で、区民の方がふだん利用するところというのも、やはりこういった機会に何か区民施設ということではありませんけれども、こういった文化的な施設ということで利用できる場があればよいのではないかということも含めまして、今回、多目的ホールということは一番中心的な機能ということで進めておりますけれども、その他の機能につきましても誘導していきたいと考えてございます。

小宮山委員

 今回、民間が運営することですから、その多目的ホールの中で運営される出し物というのは、特に区は口を出せないと思うんです。なので、例えばの話ですけども、何か有名な宗教家が来て、そこで講演会を行ったりとか、例えば大きな政党がそこで党大会を行ったりとか、そういうことが頻繁に起こることもあり得るんです。それに対して区は何も言えない。そうすると、区の意図しない方向に区のイメージが行ってしまう可能性もあると思うんですよね。なので、多目的ホール、区がほとんど関与できない多目的ホールを文化・芸術発信拠点の中心に据えること自体がどうなのかなと思うんですが、いかがでしょうか。

石井まちづくり推進部中野駅新北口駅前エリア担当課長

 今回のコンセプトに戻りますけれども、中野サンプラザのDNAを継承するということが非常に大きな点でございまして、基本的な利用を音楽公演を主体としたいということでございますので、その中でそれに従った仕様、建物というかホールのつくりであったり、設備であったり、そういったことになるのではないかなというふうに思っております。

委員長

 よろしいですか。他に質疑はありませんか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 よろしいですか。なければ、以上で本報告について終了します。

 それでは、先ほど一旦保留としました第13号陳情、中野駅新北口駅前エリア再整備における民間事業者公募プロポーザルの募集要項についてを改めて議題に供します。

 本日は、陳情者から補足説明及び補足資料の配布の希望がございますが、休憩してこれを受けることに御異議ありませんか。

 

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 御異議ありませんので、委員会を暫時休憩します。

 

(午後4時05分)

 

委員長

 それでは、委員会を再開します。

 

(午後4時22分)

 

 これより本件に対する質疑を行います。質疑はありませんか。

来住委員

 端的にお伺いしますので、お答えいただければと思います。主旨に即してお聞きしますが、1番で、数多くの応募者が参加できる状況を整えて、競争原理を確保してください。2番もかなりその部分とかぶる部分があるかなと。公正なプロポーザル協議になるようにしてくださいということですので、この点については当然お考えになっていると思いますので、お答えいただければと。

石井まちづくり推進部中野駅新北口駅前エリア担当課長

 先ほど御報告いたしました再整備事業計画案の19ページにもありますけれども、評価基準や審査結果は公表し、公募・選定の公平性、透明性を確保するというふうにしておりますので、基本的にはそういった形で、まずは参加という点でも参加しやすくするということも含め、条件を示していきたいというふうに考えてございます。

来住委員

 まあ、当然かなという部分で、そういう方向をお持ちだということだと思います。3番ですが、審査の透明性を最大限に確保して、ブラックボックスとなり得る要素を排除してくださいと。幾つかの懸念の部分でおっしゃっていると思いますが、当然その辺は区民にとっても関係者にとっても議会にとっても、公平性といいますか、そことの関係にもなりますけども、そういう競争原理が確保できる形でのというふうに思っていますが、いかがでしょうか。

石井まちづくり推進部中野駅新北口駅前エリア担当課長

 これも同じ答弁になるかと思いますけども、基本的には評価基準とか審査結果を公表しますので、その点でこういった審査の透明性ですね。そういったものは確保していきたいということでございます。

来住委員

 4番ですけども、これは2年前ですかね、議会でも関係する団体の陳情については合意を議会としてもしたところで、進められてきた。今、陳情者の方もおっしゃったように時間をとっていただいて、区としても対応をしてこられたということでした。さらに今後、区民のこの大事な財産が次の新しい展開になっていきますので、十分そこら辺での意見の交換をする場というのは議会以外でも大事かなというふうに思いますけども、いかがでしょうか。

石井まちづくり推進部中野駅新北口駅前エリア担当課長

 4番につきましては、選定した事業者が意見交換をするのか、我々区の職員が意見交換をするということを言っているのか、先ほどの説明があった中ではちょっとはかりかねているところもございまして、この書いてあるものからいたしますと、選定した事業者が区民や利用者等々と意見交換というふうに書いてありますので、そこについてどうするかということだとは思っています。

来住委員

 そのとおり、選定されたものが事業内容やその形や姿を具体化する際、当然プロポーザルを募集される際に、それなりの区として、限界はあると思いますけども、事業者にその旨を一定の負荷するといいますか、担保するというようなことでの意味かなと私は受け取ったんですけども、その点についてはどうでしょう。

石井まちづくり推進部中野駅新北口駅前エリア担当課長

 今回選定いたしますのが、市街地再開発事業の施行予定者という立場で選定をいたしますので、この施行予定者、いずれ再開発の施行者となるわけですけども、これはまさに都市再開発法に規定されている施行者になりますので、きちんとした立場でその業務を行っていき、市街地再開発事業を完遂させるということが大きな目的となります。その業務を進めていく中でさまざまな施行者業務がございますけれども、基本的には地権者との合意形成というのはもちろんあるわけですが、一方で地域住民との合意形成というか、地域住民への説明ですとか、そういったこともやっていくということも業務の範疇だろうというふうに思っておりますので、何かそれを規定して求めるというよりは、通常の施行者業務のうちだろうという考えをとっております。

来住委員

 十分関係団体や専門家の意見が反映できる形を望んでの主旨だというふうに受けとめています。5番目ですけども、ここで先ほど運用のガイドラインも公開されているということでありますが、ここでは一般的な公共事業などについてのガイドラインの運用についての適用というのはあると思うので、ここでおっしゃっている適用可能な項目等、ちょっと二、三紹介がありましたけども、それらについての応用ということなので、そこは応用という形での表現になっていますけども、その点についてはいかがでしょうか。

石井まちづくり推進部中野駅新北口駅前エリア担当課長

 この公表されている運用ガイドラインですけども、公共工事についての規定ということでございますので、今回ちょっと公共工事というものとは違っているというところが気になるところではございますけれども、プロポーザル方式で進めていくという大枠に関しては同様の流れだろうという捉え方をしております。この中で我々も考えておりますのは、プロポーザルですから、もちろん提案をしていただいて、それを審査し、それで決定していくというプロセスをとっていく。その中で審査の基準などを示し、それに従って審査をしていくというところでは同じ部分はあろうかと思いますので、参考にしながら進めていくということは可能ではないかなと思っております。

小宮山委員

 3番について、今、来住委員の質問にもありましたけれども、もうちょっと具体的に細かく伺いたいと思います。審査員の名簿をあらかじめ募集要項に記載すること。あとは、審査を公開とすること。これはどこまで可能性があることでしょうか。

石井まちづくり推進部中野駅新北口駅前エリア担当課長

 審査員につきましては、今回、募集要項に公表するという考えでございます。審査については基本的に非公開という考えでございます。

委員長

 他に質疑はありませんか。よろしいですか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 質疑がなければ、取り扱い協議のため委員会を暫時休憩します。

 

(午後4時30分)

 

委員長

 委員会を再開します。

 

(午後4時31分)

 

 質疑はありませんか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 なければ、質疑を終結します。

 次に、意見の開陳を行います。意見はありませんか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 なければ、意見の開陳を終結します。

 次に、討論を行います。討論はありませんか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 なければ、討論を終結します。

 これより本件について採決を行います。

 お諮りします。第13号陳情、中野駅新北口駅前エリア再整備における民間事業者公募プロポーザルの募集要項についてを採択すべきものと決することに御異議ありませんか。

 

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 御異議ありませんので、そのように決します。以上で第13号陳情の審査を終了します。

 次に、所管事項の報告を受けます。

 1番、令和2年度予算で検討中の主な取り組み(案)についての報告を求めます。

安田都市基盤部都市計画課長

 それでは、令和2年度予算で検討中の主な取り組み(案)について御報告いたします。(資料5)本報告は、全常任委員会で報告するものでございます。当委員会につきましては、都市基盤部及びまちづくり推進部関係の予算について御報告するものでございます。なお、本内容につきましては、12月11日水曜日の夜、区民と区長のタウンミーティングでもお知らせする予定でございます。

 まず資料をごらんください。令和2年度予算は、子育て先進区に向けた取り組み、安心して地域で暮らし続けるための取り組み、区民とともに進めるまちづくりのための取り組みの三つの取り組みを推進していく予算としてございます。さらに、これらの取り組みを支え、着実に進めるための行財政運営にも重点を置いております。

 1番の子育て先進区に向けた取り組みは19項目、2番、安心して地域で暮らし続けるための取り組みは15項目、区民とともに進めるためのまちづくりのための取り組みは10項目、4番目としまして、三つの取り組みを支え、推進する行財政運営は5項目、そして見直し事業では4項目を掲げてございます。

 では、当委員会の所管の都市基盤部関係の事項につきまして御説明いたします。4ページをごらんください。区分、健康で快適な生活の3段目、区立公園の整備(拡充・推進)でございます。事業内容につきましては、魅力的な公園環境づくりの推進のために、公園再整備計画を策定する。また、遊具を新しい安全基準を満たすものとするため、補修・更新等を早期に行うほか、ユニバーサルデザインを踏まえたトイレの改修を行うものでございます。

 続きまして次の段、シェアサイクルの導入(新規)でございます。これは、区民の移動の利便性を高める公共交通の手段として、都心区と広域連携したシェアサイクルの制度を導入するものでございます。

 続きまして、この表の最後の段、区分、防犯・防災対策の耐震化等の促進(拡充・推進)でございます。これは、木造住宅耐震改修等助成事業、緊急輸送道路等沿道建築物の耐震化促進事業の助成の拡充やブロック塀(フェンス)建てかえ助成を実施する。また、危険と判断されたブロック塀の所有者に対し、安全指導や啓発等を行うものでございます。

 以上が都市基盤部にかかわる令和2年度予算で検討中の主な取り組み(案)でございます。

千田まちづくり推進部まちづくり計画課長

 それでは私から、まちづくり推進部所管分について報告いたします。委員会資料4ページ、(3)区民とともに進めるまちづくりのための取り組みのうち、5ページ、区分、地域まちづくりをごらんください。まず事業名、中野駅周辺のまちづくりですが、中野駅周辺各地区のまちづくりと、中野駅西側南北通路・橋上駅舎の整備を推進するとともに、中野三丁目における土地区画整理事業、中野二丁目における市街地再開発事業について、事業費補助等により推進してまいります。

 次に、事業名、新井薬師前駅・沼袋駅周辺のまちづくりですが、両駅周辺における交通環境の改善、にぎわいと魅力あふれるまちづくり、まちの防災機能の向上などの取り組みや、都市計画道路の整備推進と沿道建築物の不燃化促進、上高田一・二・三丁目周辺地区のまちづくりの検討を進めてまいります。

 次に、野方以西のまちづくりですが、連続立体交差事業の早期実現を関係機関に働きかけるとともに、野方以西各駅周辺のまちづくり整備方針策定に向けた取り組みを進め、地区計画、駅前拠点づくり、各駅周辺基盤計画の検討を行ってまいります。

 次に、東中野駅東口周辺のまちづくりですが、これまでの各種検討成果等を踏まえ、駅東口周辺のバリアフリーや交流拠点の形成など、今後のまちづくりの方向性を検討してまいります。

 最後に、弥生町・大和町の防災まちづくりですが、弥生町三丁目周辺地区では避難道路の整備等、大和町地区では地区計画導入の検討、避難道路の整備等を進めるとともに、両地区で不燃化特区制度等による不燃化促進と無電柱化を推進してまいります。

 私からの報告は以上です。

委員長

 ただいまの報告に対し、質疑はありませんか。

加藤委員

 4ページのシェアサイクルの導入について伺いますけれども、これというのは広域連携とありますけれども、どこと連携するというのは見えているんですか。

安田都市基盤部都市計画課長

 広域連携は都心区が今進めている事業、東京都の補助事業を活用して進めるものでございます。

加藤委員

 まだほかも東京都補助事業で同時に始めようという状況ということですか。

安田都市基盤部都市計画課長

 既に都心区では始めておりまして、その事業を引き継ぐものでございます。

加藤委員

 これはずっと出てくる補助事業、10分の10なんですか。

安田都市基盤部都市計画課長

 2分の1でございます。

加藤委員

 全ての自治体かわからないですけど、聞いているところによると、結局どこかのところから大きな駅に自転車が、シェアサイクルが集まって、それをもとのところに戻すのにトラックに乗っけてという作業は非常にお金がかかって、失敗しているという事業が非常にあると聞いているんですけど、その辺の分析というのはなされていますか。

安田都市基盤部都市計画課長

 本事業は、特に南北交通の公共事業を補完するものとして、まずは考えて、試験的に最初に導入していくものでございますけれども、事業者がそういう回収等を全てやっていただけると聞いております。その辺も具体的に検討していきたいと考えてございます。

加藤委員

 事業者に委託をするわけですよね。一時期、シェアサイクルに積んであるGPSとか、そういったものをビッグデータを使うことによってとか、そんなサービスで何か無料で置きたいみたいな話もあったと思うんですけど、そういったサービスとの連携というのはないんですか。

安田都市基盤部都市計画課長

 本年度、既に導入に向けた具体的な調査検討を進めておりますので、その辺を含めて調査します。

加藤委員

 例えば区がどこか場所を提供して、そこに対して事業者がその場所さえ提供してくれれば無料でやれますよみたいなサービスならわかるんですけど、何か結局、半分持ち出しというと結構危うい事業かなと思うんですけど、その辺の分析はできているんですか。

安田都市基盤部都市計画課長

 ずっと続くわけではなくて、初期的に広域連携の導入費を使っていくものでございます。一旦入れたら、例えば拡大するときはさらにふえていきますけども、状況を見ながら調査検討を進めていきたいと思います。ビッグデータ等も当然活用していく。

加藤委員

 状況によっては事業打ち切りというのも検討の上ではあるということですか。

安田都市基盤部都市計画課長

 はい。この事業は一旦初期費用の導入で3年間の連携なんですけども、それで投資は終わりなので、例えば1年目で一定の目標を達成すれば、それで終わりですし、さらにもっと需要があればさらに拡大するというような事業になります。原則として3年間ということです。

加藤委員

 先ほども言いましたけど、需要はあるかもしれないけど、結局どこかのところに集積しちゃって、それをまたきれいに分配しようとしたときのコストが非常にかかって、ニーズはあるけど、非常にお金がかかっちゃうみたいな、例えば夕方、自転車で中野駅へ来て、飲んじゃったから帰りはタクシーで帰る。こんなパターンとかよくあるわけで、そういったことを考えると、ニーズがあるけれどもというところだけに執着してしまうと、とんでもない赤字事業になってしまうような可能性もありますので、その辺は注意していただきたいなと思います。

 ちょっとほかのところへいきますけども、5ページの新井薬師前駅・沼袋駅周辺まちづくりで、先ほど補助第220号線の話がありましたけど、これとはまた別の話ということでいいんですか。

荒井まちづくり推進部新井薬師前・沼袋駅周辺まちづくり担当課長

 西武新宿線沿線まちづくり推進プランに基づきまして、両駅周辺のさまざまなまちづくり事業を展開しているというところでございまして、細かい中身につきましては先ほどの内容がこの中に入っていくということだと思います。

加藤委員

 この中に上高田一・二丁目及び三丁目周辺地区におけるまちづくりの検討などを行うというところで、先ほど補助第220号線は縮小というか、延期しようかなみたいな、それは自民党としてはちょっとなかなかとは思っていますけど、そちらが先ほど報告したことと整合はとれている内容なんですか。

荒井まちづくり推進部新井薬師前・沼袋駅周辺まちづくり担当課長

 上高田一・二丁目、三丁目につきましては、補助第220号線の第2期区間について今年度中に事業認可をとるというふうなことを2年程度延伸するというような内容を先ほど御報告申し上げました。ただし、上高田一・二丁目、三丁目周辺地区におけます防災まちづくりについては、今までのスケジュールどおり全体のまちづくりの方向性についての検討を進めていくということになってございまして、その中でその決着の時点のところで補助第220号線の沿道の認可と、それに対するまちづくりのルールの導入を同時に図るというところで進めていきたいというふうに考えてございます。

加藤委員

 先ほどマンパワーを集結するみたいな話でしたけど、こっちの防災のまちづくりなんですかね、は今かなり進んでいるんでしょうか。

荒井まちづくり推進部新井薬師前・沼袋駅周辺まちづくり担当課長

 ほぼ昨年度から地域のまちづくりの検討会の組織を立ち上げていただきまして、現在15回か16回になりますけども、まちづくりのルール等についての検討を進めているところでございます。

加藤委員

 その中に補助第220号線の話もあるのかなと思うんですけど、全く別物と言えるものなんですか。

荒井まちづくり推進部新井薬師前・沼袋駅周辺まちづくり担当課長

 当初のスケジュールでは、補助第220号線の事業認可をとって、補助第220号線沿道についてのまちづくりのルールだけ先に導入するというような計画でございました。今回その事業認可の延伸に伴いまして、全体のまちづくりの計画の中に位置付けていくという形で、2年程度延伸する中で取り込んでいく形でのまちづくりの検討を進めていきたいというふうに考えてございます。

加藤委員

 先ほどの区画街路第4号線の話だと、やっぱりそういった背骨となるような道路拡幅をちゃんとやらないと、そっちの防災まちづくりのほうまでいかないみたいな話だから、先に優先的に区画街路第4号線をやろうみたいな話だったと思うんですが、これ、逆になっていて、何か言っていることがあべこべだなみたいなので、またそのマンパワーを沼袋周辺に費やさないといけないというところでしたけど、この辺てうまくいくというか、もう少しやりようがあるのかな。むしろ、自民党としては全部しっかりやっていただきたいんですけど、ここら辺、先ほどの報告と、これを企画課かどこかへ出したときのタイミングでもう方向性はずれちゃっているということはないんですか。

角まちづくり推進部長

 ちょっと補足説明をさせていただきますと、先ほどまちづくりの機運をそのまま高めながら、こういった全体のまちづくりが進むのかというようなやりとりもさせていただいたところがあるんですけども、こちらの今、来年度の主な取り組みの中で上高田一・二・三丁目の周辺地区におけるまちづくりというのは、先ほど所管の課長が説明させていただいたとおり、当初は補助第220号線の第2期区間の沿道のまちづくりを先行して進めていって、同時並行的に全体のまちづくりについて検討しますというところで、この間地域の方々と補助第220号線の第2期区間の周辺の防災まちづくりを主に検討していただいたんですけども、そちらの方針を一部変えさせていただいて、先行して、補助第220号線の第2期区間の部分の事業認可は2年程度先送りさせていただくんですけども、同時並行で進めようとしていた上高田一・二・三丁目の全体を含めた防災まちづくりについての検討は進めさせていただきますというところで、来年度主な取り組みに載せさせていただいたという状況でございます。

加藤委員

 補助第220号線というのは、まず一番最初にやる、地域における重要なというか、こけら落とし的な事業なのかなとイメージしていたので、何かそこがないのに全体の機運を高めようというのはなかなか無理な話なのかなと思うんですけども、その辺は順番が逆というか、部署として、まちづくりの機運を高められると思うんですか。2年間延伸しますと言いながら、地域の方々は止まっているのではという中で、このまちづくりをやりましょうと言われて、乗ってくるとお考えですか。

荒井まちづくり推進部新井薬師前・沼袋駅周辺まちづくり担当課長

 沼袋駅周辺と新井薬師前駅周辺、それぞれ事業のスタートのタイミングというのが少し違っている部分も当然ありまして、やはり沼袋につきましては、先ほど陳情者の方もおっしゃったように昔から道路の計画があったとか、さまざまタイミング的な問題としてやはり道路整備が先行した。ただ、道路整備だけではやはり成り立たないので、その沿道のまちづくりをある程度方向性を定めてから認可をとったというような、そういった経緯がございまして、道路のほうが先行しているという部分もございます。全体の駅周辺の整備のプランの中で、今回補助第220号線の部分につきましては、建設事業と交差する部分については第1期区間として既にスタートをしてございます。第2期区間につきましては、全体の防災まちづくりの中でのやはり大きな中心になる軸ではございますが、全体のまちづくりのルール等を決めていく中で、それについても同時にスタートをしていくというようなことができるというふうに考えてございまして、タイミング的にはそういった形で進めていくことについて地域の方々にも一応御了解をいただいているところでございます。

加藤委員

 既にその辺について、地域の方々に了解をいただいているんですか。

荒井まちづくり推進部新井薬師前・沼袋駅周辺まちづくり担当課長

 防災まちづくりを検討している組織の方々については御了解いただいているということでございます。

加藤委員

 補助第220号線が遅れることも理解していただいているということですか。

荒井まちづくり推進部新井薬師前・沼袋駅周辺まちづくり担当課長

 その検討会の中では御理解いただいてございます。

加藤委員

 先ほどの報告のときは、これから説明するとおっしゃっていたように感じましたけど、そうじゃなかったんですか。

荒井まちづくり推進部新井薬師前・沼袋駅周辺まちづくり担当課長

 それについては、補助第220号線の沿道にお住まいの方々については、議会報告後について、どういった形でそれをお知らせしていくかということについては検討したいというふうな答弁を申し上げました。

加藤委員

 いや、結構大変なことだと思うんですけど、それって。いずれにせよ、もうそういうふうな段取りで来ているというところですけども、自民党としては補助第220号線も遅滞なく事業認可に向けて進めていただきたいと強く要望して終わります。

杉山委員

 5ページの地域まちづくり、東中野駅東口周辺のまちづくりにつきまして、こちらに拡充・推進とあります。この中で、バリアフリー化等に向けた検討成果等を踏まえとあります。このバリアフリー化に関しては、東中野駅東口のことと理解してよろしいですか。

千田まちづくり推進部まちづくり計画課長

 委員おっしゃるとおり東口周辺ということでございます。

杉山委員

 東中野駅東口は結構バリアフリー化を全くされていなくて、北側の階段が細い。南側の階段は太い。けども、両方ともエレベーター、エスカレーターはどちらもないという場所だと思います。特に要望が強いのは多分駅東口の北側の住民の方々が階段も細いからということで何年も続けてやっているものだと思うんですが、これのバリアフリー化等に向けた検討結果というのは御報告ってあったんですか。

千田まちづくり推進部まちづくり計画課長

 さまざま検討を行っているところですが、具体的には内部検討というところにとどまっているところが多くございます。ただ一方で、まだ検討が終結していないということで、今継続してそれらを受けながら、まちづくりの検討を進めているというところもございますので、今年度のさまざまな検討の結果については改めて御報告させていただきたいと考えております。

杉山委員

 この交流拠点形成というのも検討されたんでしたっけ。

千田まちづくり推進部まちづくり計画課長

 これまでの過程の中で、交流拠点としてのあり方、また、まちづくり方針の中でもにぎわい拠点のまちづくりというところも位置付けられておりますので、そのような視点の検討というのは過去された経緯はございます。

杉山委員

 交流拠点というのは、東中野駅の西口も含めた全体を指しているのか、これは東口周辺のまちづくりと書いてあるので、東口に限定するとしたら、この交流拠点の場所そのものがなかなか見つからないような感じだと思うんですが、それをちょっと教えてもらえますか。

千田まちづくり推進部まちづくり計画課長

 交流拠点、生活拠点というのは、都市計画マスタープラン、今この中で位置付けられていまして、各交通結節点となる駅、その周辺のまちづくりをどうしていくかという話で、東中野の交流拠点は東中野西口、東口全体を交流拠点として考えて、位置付けております。

杉山委員

 ここに東口周辺のと書いてあったけど、交流拠点に関しては東中野駅全体ということですよね。ちょっと住民の方々が心配されていらっしゃるんですけど、バリアフリー化はなかなか難しいけど、西口との交流ができると何とかなるんじゃないかという御意見もありますが、これは要望としておきますけど、東口のバリアフリー化に関しては、ぜひとも実現の方向に向けて、まずは調査したことをちゃんと御報告いただいて、いつ、どのタイミングでいただけるのかわからないんですが、早くいただいて、最善な方法を考えていただきたいなと思います。要望で結構でございます。よろしくお願いします。

久保委員

 時間がもうあまりないのであれなんですけど、4ページの耐震化の促進の木造住宅耐震改修等助成事業ですけれども、これは助成の要件て何かあるんでしょうか。

小山内都市基盤部建築課長

 まず木造住宅の耐震改修等の助成事業の中身でございますが、現在のところは除却と建てかえが原則、今年度については事業を実施しているところでございます。その際には、基本的なところでは昭和56年以前の建物で、耐震診断を実施した建物であるということが基本的な要件となっております。あと細かな申請要件については幾つかございますが、それについてはその都度申請者の方に御説明しているところでございます。

久保委員

 要は、今までは建てかえ、除却ということで、これは耐震改修ということで変わるわけですね。今までと新しい制度になってくるということですか。

小山内都市基盤部建築課長

 現在、予算当局とも調整中でございますが、来年度から木造住宅の耐震改修については耐震補強、条件は設定させていただきますけども、耐震補強も選択肢の中に入れていくという方向で現在検討しているところでございます。

久保委員

 今まで、最初に説明があった、いわゆる建てかえとかを促進していたというのは、木密地域の解消であったりとか、さまざまな中野区が抱える課題があって、単純に耐震改修ということではない形で進めるというようなことだったと認識をしているんですけれども、今回はそこを変えるということなんだと思うんですよね。その際に、やはりどこのエリアでも耐震改修できるのか、そうではなくて、やはり今後のまちづくりのことを考えた上で、一定の要件を満たしたものになるのか。その辺はどうなんですか。

小山内都市基盤部建築課長

 耐震改修につきましては原則、これまで私どもは建てかえを中心とした政策を進めてきたところでございます。今年の7月ですか、建築基準法の改正によりまして、いわゆる建物の外壁の耐火性能を上げることで耐震改修等でも応用できるというような判断ができるということから、例えば木密地域と、また不燃化特区等でもそういった形でできるんではないかというところで今検討しているところでございます。また、それ以外の地域においても、昭和56年以前の建物ということになりますと、防火性能が一律落ちているということがございますので、耐震補強する際にはその防火性能、いわゆる開口部、窓だとか、そういったものをアルミにしていただくだとか、そういった条件がつくことになりますので、そういったことを踏まえて一律の性能向上を目指した形で補強をしていただくということで考えております。

委員長

 間もなく5時になりますので、委員会の進め方について協議したいと思います。

 委員会を暫時休憩いたします。

 

(午後4時58分)

 

委員長

 委員会を再開します。

 

(午後4時59分)

 

 他に質疑はありませんか。

来住委員

 新規のところで先ほどやりとりがありましたが、シェアサイクルの導入ですね。新宿では、もう御存じだと思うんですが、柏木公園の小さな公園にもありますし、大きな新宿公園にも設置をされて、かなり新宿はいろいろやっているなというふうに見ているんですが、近隣区の実施している状況の利用状況などについてはもう既に区としては把握された上で、新規導入ということを来年お考えだということでよろしいんですか。

安田都市基盤部都市計画課長

 都心区の状況を把握しながらやってございます。相当急激に需要がふえておりまして、先ほど言いましたようにビッグデータ等を活用して、いろんな利用状況がわかるようになっております。

来住委員

 公園のどこにどうするのかということまでは、まだ御検討はないのかと思いますが、新宿のように公園の一部に設置をするってなりますと、場所だとか、いろいろ考えて十分必要だなということを感じています。

 もう一点、東中野の東口周辺のまちづくりですが、これは5ページですね。これまで区が行った交流拠点形成やバリアフリー化などに向けた検討、この成果を踏まえるということなんですが、今年度の分については今後報告をいただくと先ほどやりとりがありましたが、これまでずっと検討はされてきているんですよね。しかし、東口に限ってはバリアフリー化の方向性がなかなか出てこない。まちづくりと一体となって進めているがゆえに、なかなかバリアフリー化の見通しが持てないでいるということについて指摘をこれまでしているんですが、新年度はこれでいきますと東口周辺の今後のまちづくりの方向性について検討を行うとまたなっているんですが、そこはこれまでの検討とは少し違う検討を新年度は行っていくということ、文字どおりバリアフリーそのものをどうしていくかということも含めた検討をしていくんだということと理解していたんですけども、そこはどうなんでしょうか。

千田まちづくり推進部まちづくり計画課長

 今年度の本委員会の中で今年度の取り組みについてですが、まず短期的に対応できるこのバリアフリー対策と、あと長期的にまちづくり等で対応すべき対策、これについて検討していくということでお答えさせていただいたところです。来年度については、その結果を踏まえて、短期的に取り組めるもの、長期的に取り組むべきもの、そこら辺の次のさらなる深い検討というところで進める予定にしているところでございます。

来住委員

 そういう記述も欲しかったなと思いますので、早期の実現、バリアフリー化が求められていますので、短期とおっしゃった部分でぜひ検討しながら、具体化を地域には示していただきたいと要望しておきます。

委員長

 他に質疑はありませんか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 質疑がなければ、以上で本報告について終了します。

 本日はここまでとし、終了いたします。

 各委員、理事者から特に御発言はありませんか。

 それでは、次回の委員会は、明日12月3日(火曜日)午後1時から当委員会室で行うことを口頭をもって通告いたします。

 以上で本日の建設委員会を散会いたします。

 

(午後5時02分)