令和元年12月10日中野区議会総務委員会(第4回定例会)
令和元年12月10日中野区議会総務委員会(第4回定例会)の会議録

中野区議会総務委員会〔令和元年12月10日〕

 

総務委員会会議記録

 

○開会日 令和元年12月10日

 

○場所  中野区議会第1委員会室

 

○開会  午後1時09分

 

○閉会  午後1時57分

 

○出席委員(9名)

 山本 たかし委員長

 内野 大三郎副委員長

 立石 りお委員

 内川 和久委員

 小林 ぜんいち委員

 白井 ひでふみ委員

 浦野 さとみ委員

 大内 しんご委員

 酒井 たくや委員

 

○欠席委員(0名)

 

○出席説明員

 副区長 白土 純

 副区長 横山 克人

 企画部長 高橋 昭彦

 企画部財政課長 森 克久

 企画部情報システム課長、総務部新区役所情報システム担当課長(企画部参事事務取扱) 平田 祐子

 企画部企画課長 杉本 兼太郎

 企画部基本構想担当課長 永見 英光

 企画部広聴・広報課長、業務改善課長 高村 和哉

 総務部長 海老沢 憲一

 危機管理監 志村 和彦

 危機管理担当部長、新区役所整備担当部長 滝瀬 裕之

 総務部総務課長 石濱 良行

 総務部法務担当課長 尾関 信行

 総務部職員課長 中谷 博

 総務部施設課長 髙田 班

 総務部用地経理課長 吉沢 健一

 総務部用地担当課長 小倉 洋

 総務部危機管理課長 田中 謙一

 総務部防災担当課長 山田 健二

 総務部生活・交通安全担当課長 佐々木 和夫

 総務部新区役所整備課長 中村 洋

 会計室長 浅川 靖

 選挙管理委員会事務局長 松原 弘宜

 監査事務局長 小谷松 弘市

 

○事務局職員

 事務局長 吉村 恒治

 事務局次長 小堺 充

 書記 遠藤 良太

 書記 山口 大輔

 

○委員長署名


審査日程

○議案

 第105号議案 平和の森公園再整備工事請負契約に係る契約金額の変更について

 第106号議案 哲学堂公園野球場改修工事請負契約に係る契約金額の変更について

 第107号議案 中野駅西側南北通路・橋上駅舎等事業に伴う工事委託契約

 第108号議案 上の原跨線橋補修工事委託契約

 

委員長

 定足数に達しましたので、本日の総務委員会を開会します。

 

(午後1時09分)

 

 本日はお手元に配付の審査日程(案)(資料1)のとおり審査をしたいと思いますが、これに御異議ありませんか。

 

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 御異議ありませんので、そのように進めます。

 議事に入ります。

 議案の審査を行います。

 初めに、第105号議案、平和の森公園再整備工事請負契約に係る契約金額の変更についてを議題に供します。

 理事者の補足説明を求めます。

吉沢総務部用地経理課長

 それでは、第105号議案、平和の森公園再整備工事請負契約に係る契約金額の変更について、補足説明をさせていただきます(資料2)。

 本議案は、平成29年10月13日に議決されました平成29年第56号議案、平和の森公園再整備工事請負契約、その後の平成30年7月13日に議決されました平成30年第66号議案、平和の森公園再整備工事請負契約に係る契約金額の変更について、及び令和元年7月11日に議決されました令和元年第62号議案、平和の森公園再整備工事請負契約に係る契約金額の変更について、この変更後の契約金額を変更させていただくものでございます。

 変更前の契約金額は令和元年7月11日議決後の金額になっておりまして、17億348万2,369円、変更後の契約金額は17億4,035万8,769円となりまして、増額となります金額は3,687万6,400円ということでございます。

 契約者につきましては住友・飛鳥・大澤建設共同企業体でございます。代表者は住友林業緑化株式会社、構成員は株式会社飛鳥及び株式会社大澤造園土木で、3社とも区内事業者でございます。

 変更の理由でございますが、設計変更に伴いまして、工事請負契約約款第18条に基づき契約金額を変更するものでございます。

 なお、契約金額の変更に係ります財源につきましては、令和元年第83号議案、令和元年度中野区一般会計第5次補正予算としまして11月28日に議決をいただいております。

 補足説明は以上でございます。よろしく御審査のほどお願い申し上げます。

委員長

 これより本件に対する質疑を行います。質疑はありませんか。

浦野委員

 今、御説明いただいて、今回の定例会の中で、補正予算の審議の中でもあったかと思うんですが、工事請負契約の変更ということで議案として出てきましたので、何点か伺いたいと思います。

 今回、額としては約3,680万円の増額となっていますけれども、その内訳について詳細を確認させてください。

吉沢総務部用地経理課長

 補正予算のときにも御説明申し上げておりますが、下水道局と協議をさせていただいた結果、下水道施設の上載荷重の制限が変更になったということで使用できる重機が限定されたことにより、条件を変更させていただいたということで、2,700万円余ということになってございます。こちらが重立った変更の増額させていただく金額ということになってございまして、あと、残りの980万円余につきましては、諸経費並びに消費税ということになってございます。

浦野委員

 今御説明があった荷重制限の変更であったりとか、それに伴っての使用できる重機が限定されるということなんでしょうけれども、それで、今回、下水道局と協議をする中でその仕様を変更するということだと思うんですが、それというのはどの時点でわかったことなんでしょうか。変更が必要だということがわかったのはいつの時点でしょうか。

吉沢総務部用地経理課長

 施工方法が変わったのは4月からということではあるんですけれども、施工料が把握できなかったということで、具体的には、4月から8月の下旬まで覆蓋の高さの測量をしまして、その後の施工料等々を算出して、こちらの契約ないし財務のほうに金額等々をいただいたのが10月の中旬ぐらいというところでございます。

浦野委員

 そうすると、第2回定例会でも補正予算で契約金額の変更があったと思うんですけれども、その時点ではそれはわかっていなかったということなんでしょうか。

吉沢総務部用地経理課長

 その段階においてはまだ見込めていなかったというところでございます。金額等々がまだ、下水道局との調整、並びに測量等々が8月の下旬まで要していたというところでございます。

浦野委員

 直近で、2定でも補正があって、今回進めていく中でわかったということなんですけれども、当然、工事の、この後の哲学堂もそうなんですが、やっていく中でわかったということなんでしょうけれども、やっぱり、補正予算のときにも申し上げましたが、当初はいろんな詳細に基づいてその積算を当然しているわけで、その都度、ふぐあいがあったから、またそこに税金、お金をかけていきますよということだと、当初の積算がじゃあどうだったのかというところにもなっていくと思うので、やっぱりそこはより厳密である必要があるのではないかなと思うんですけれども、そのあたりはいかがでしょうか。

吉沢総務部用地経理課長

 当然、予算内で施行できるよう努力はしてきたということで所管のほうからも御報告いただいておりますが、現場で突発的に生じたこと等々についてはやむを得なかったという判断でございます。ですので、今後もできる限り予算内で施行できるように努力はしてまいりたいというふうに考えてございます。

委員長

 他に質疑はありませんか。よろしいですか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 質疑がなければ、取り扱いを協議するため、委員会を休憩します。

 

(午後1時17分)

 

委員長

 委員会を再開します。

 

(午後1時17分)

 

 質疑はありませんか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 なければ、質疑を終結します。

 次に、意見の開陳を行います。意見はありませんか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 なければ、意見の開陳を終結します。

 次に、討論を行います。討論はありませんか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 なければ、討論を終結します。

 これより第105号議案について採決を行います。

 お諮りします。第105号議案、平和の森公園再整備工事請負契約に係る契約金額の変更についてを原案どおり可決すべきものと決することに御異議ありませんか。

 

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 御異議ありませんので、そのように決します。

 以上で第105号議案の審査を終了します。

 次に、第106号議案、哲学堂公園野球場改修工事請負契約に係る契約金額の変更についてを議題に供します。

 理事者の補足説明を求めます。

吉沢総務部用地経理課長

 それでは、第106号議案、哲学堂公園野球場改修工事請負契約に係る契約金額の変更について、補足説明をさせていただきます(資料3)。

 本案につきましては、令和元年7月11日に議決されました第60号議案、哲学堂公園野球場改修工事請負契約に係る契約金額を変更するものでございます。

 変更前の契約金額は12億1,007万9,200円です。変更後の契約金額は12億2,560万8,600円でございます。増額となります金額は1,552万9,400円となります。

 当該案件の契約者につきましては飛鳥・大澤・創研建設共同企業体でございます。代表者は株式会社飛鳥、構成員は株式会社大澤造園土木、株式会社創研ガーデンで、3社とも区内事業者でございます。

 変更の理由でございますが、工期の延伸及び設計変更に伴いまして、工事請負契約約款第18条及び第23条に基づきまして、契約金額を変更するものでございます。

 なお、契約金額の変更に係る財源につきましては、さきの議案と同様に、令和元年第83号議案、令和元年度中野区一般会計第5次補正予算としまして11月28日に議決をいただいております。

 補足説明は以上でございます。よろしく御審査のほどお願い申し上げます。

委員長

 これより本件に対する質疑を行います。質疑はありませんか。

浦野委員

 すみません、ちょっと改めて確認させてください。

 今回、工期の延伸ということなんですけれども、その理由についてもう一度確認させてください。

吉沢総務部用地経理課長

 こちらは、野球場内の埋設物の位置状況が区が所有しております図面と異なっていたことが判明をしまして、今回の工事で新設をさせていただく照明等々の施設配置を修正するために設計を変更する必要が生じたということが1点です。それと、当該、名勝指定の告示を予定されておりまして、現状を変更する場合、国の許可が必要になるということで、工事を一旦中断させていただく必要がありまして、中断期間については2カ月程度かかるということでございます。先ほど御説明差し上げました埋設物の位置状況についての工期の延伸は約3カ月の工期の延伸ということで、合計しまして、全体として工期が5カ月延伸ということでなってございます。

浦野委員

 合わせて3カ月、2カ月で5カ月ということなんですけれども、これもやはり、さっきの平和の森ではないですが、当初持っていた図面が実際のものとは、現状とは違ったということだったと思うんですね。そのときも質疑させてもらって、それはいつの時点のものかというのもはっきりわからないということだったんですけれども、これもやっぱり2月までに終わらせる。当時は、そのときの説明では、野球場をなるべく少年へ影響がないようにということであったりとか、国の名勝指定も受ける予定であることから、それで期間を逆算して夏から始めたという経過があったと思うんですね。今回、でも、これもやっていく中でそれがわかって、結果的に国の名勝に指定されることになって、実際の設計変更での3カ月と、それと、名勝指定でのできない期間がということで、合わせて5カ月ということで、これもやっぱり、当初の想定が現況確認も含めてどうだったのかなということになるのかなと思うんですけれども、そのあたりは、これもやっぱり補正をまたその都度組んでいくのかということになると、本当に当初はどうだったのかということになるのでね。先ほどのことともちょっと重複──理由はこちらはまた違いますけれども、そこは当初のところがどうだったのかなというところなんですが、そこについてもやっぱり、今後、当初積算なりしていく詳細な工程を考えていくという中では、レアケースであるかもしれませんけれども、ないにこしたことはないわけですから、そういう意味では、今後また同じようなことが起きないようにというのは、ぜひ契約のところも含めて確認していただきたいと思いますが、そこを最後に確認させてください。

吉沢総務部用地経理課長

 基本、工期の中で工事を進めていくということは、今回の哲学堂野球場についても、浦野委員のほうから、使用できない期間ができるだけ最低の期間の中で工事をやっていただくようということで、そちらの申し入れもあったにもかかわらず、今回こういった形での工期の延伸ということになってございますので、今後、工事所管とも連携を密にとって、でき得る限り工期の延伸はかけないにこしたことはないというふうに考えておりますので、そのように進めていきたいというふうに考えてはございます。ただ、地中埋設物等々が見つかる、見つからないというのは、なかなか当初の設計段階においては想定し得ないのかなというふうに考えているところでございます。

委員長

 他に質疑はありませんか。よろしいですか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 質疑がなければ、取り扱いを協議するため、委員会を休憩します。

 

(午後1時24分)

 

委員長

 委員会を再開します。

 

(午後1時25分)

 

 質疑はありませんか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 なければ、質疑を終結します。

 次に、意見の開陳を行います。意見はありませんか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 なければ、意見の開陳を終結します。

 次に、討論を行います。討論はありませんか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 なければ、討論を終結します。

 これより第106号議案について採決を行います。

 お諮りします。第106号議案、哲学堂公園野球場改修工事請負契約に係る契約金額の変更についてを原案どおり可決すべきものと決することに御異議ありませんか。

 

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 御異議ありませんので、そのように決します。

 以上で第106号議案の審査を終了します。

 次に、第107号議案、中野駅西側南北通路・橋上駅舎等事業に伴う工事委託契約を議題に供します。

 理事者の補足説明を求めます。

吉沢総務部用地経理課長

 それでは、第107号議案、中野駅西側南北通路・橋上駅舎等事業に伴う工事委託契約につきまして、補足説明をさせていただきます(資料4)。

 本議案は、議会の議決に付すべき契約案件(予定価格1億8,000万円以上)の工事の請負に当たりまして、御審査をいただくものでございます。

 工事件名でございます。中野駅西側南北通路・橋上駅舎等事業に伴う工事。工事場所は中野区中野四丁目2番地ほか15筆。工期につきましては令和10年3月31日。工事概要につきましては記載のとおりでございます。

 その下の1番、契約金額につきましては、限度額としまして、消費税相当額を含め24億3,856万5,000円。2番、契約の相手方につきましては東日本旅客鉄道株式会社。3、契約方法は随意契約。4、契約者の概要につきましては記載のとおりでございます。

 簡単ではございますが、補足説明は以上でございます。よろしく御審査のほどお願い申し上げます。

委員長

 これより本件に対する質疑を行います。質疑はありませんか。

酒井委員

 先ほど、1億8,000万円以上の工事ですよと。うちだと、議会の議決に付すべき契約及び財産の取得又は処分に関する条例で定められていますね。その中には、1億8,000万円以上の工事または製造の請負、こちらが議決対象ですよと。それで、今回は工事委託なんですね。これは直接こちらに当たりますか。

吉沢総務部用地経理課長

 行政実例上の中でも、例えば他の地方公共団体との委託の契約の中で工事を進める場合でありますとか、ほかの市町村と共同で、例えば道路事業を委託して行う場合であったとしても、1億8,000万円以上の予定価格の工事または製造の請負に該当するということで解されていまして、議会の議決の対象となるということでの行政実例上の凡例ということにもなってございます。

酒井委員

 行政実例上で、工事委託契約の議会の議決に付すべき案件なんだと。より丁寧にされているんだと思うんですけれども。

 それで、例えば、先ほどお話のあった、共同でやる場合などの工事の委託契約なのか。例えば、工事を単純に委託する際というのはあるのでしょうか。そういうものも対象になりますか。

吉沢総務部用地経理課長

 個別の案件にもよるとは思うんですけれども、単純に工事の委託というところが、実例としてどういったものがあるかということにもなると思うんですが、最終的に区の財産として帰属するものについての、負担金であれ委託であれ、工事ということであれば、議決を要する工事の請負契約に該当するのかなというところで考えてございます。

酒井委員

 これまでどれくらい件数があって、どういうものがあったか、お答えできますか。

吉沢総務部用地経理課長

 負担金であるとか委託という形での議決をいただいたのは、中野区においては1件でございまして、平成23年のときの東中野駅の交通広場整備に伴う委託ということで、東日本旅客鉄道株式会社のほうへの委託において議決をいただいたということが1件ございます。

酒井委員

 過去に1件ありましたよと。今回は第107号と第108号がそれに値するのかなと思うんですけれども。それで、過去、平成23年の東中野駅西口の人工地盤のところの整備だったんでしょうか。それに関しては共同でやっているんですね。工事を委託しておったと。僕は先ほど、共同でやるものなのか、そうじゃないものでも、工事を委託した場合、どうなりますかとお聞きしたところ、区の財産に帰属するものであれば、工事を委託してもなりますよというふうなことだったと思うんですけれども。ちょっと僕の認識が間違っていたら教えていただきたいのですが、例えば、公園の遊具に関しての工事、整備でしょうか。あれは委託で事業者にお願いしたのだったのかなと僕は思っているんですけれども、それが1億8,000万円以上だったらこういうふうな対象になってくるのか、こないのか。

吉沢総務部用地経理課長

 公園の遊具等の工事で、もし予定価格が1億8,000万円以上ということになれば、それは議決の対象の工事ということで考えてございます。

酒井委員

 そうすると、平成23年以降はなかったわけですよね、7年間、8年間。そういった値するものはなかったという理解で当然よろしいですよね。

吉沢総務部用地経理課長

 はい、委員御指摘のとおりでございます。

内川委員

 確認の意味も含めて教えてもらいたいのですけれども、この南北自由通路の供用開始はいつになりますか。

吉沢総務部用地経理課長

 こちらは、工事の期間は令和10年3月末ということでございますので、その後の供用開始ということの予定でなってございます。

内川委員

 供用開始はそれよりも前じゃなかったですか。確認です。

吉沢総務部用地経理課長

 大変失礼しました。令和8年度末に南北通路、橋上駅舎の供用開始ということで、委員の御指摘のとおりでございます。

内川委員

 令和8年に供用開始になって、残り2年間の残工事というのはどういった内容なんでしょうか。

吉沢総務部用地経理課長

 供用開始後も、工事は、駅ビルの内装でありますとか、駐車場の躯体構築等々の工事がその後については行われるということでなってございます。

内川委員

 ということは、中野駅の北側も南側も、工事ヤードは令和8年度ではもう既に完璧に終わっているということですね。供用に関しては何の問題もないということですね。

吉沢総務部用地経理課長

 工事ヤードとしてはまだ残る部分はあるのかもしれないですけれども、供用開始自体は先ほど申し上げました令和8年度末ということになってございます。

委員長

 他に質疑はありませんか。よろしいですか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 質疑がなければ、取り扱いを協議するため、委員会を休憩します。

 

(午後1時34分)

 

委員長

 委員会を再開します。

 

(午後1時34分)

 

 質疑はありませんか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 なければ、質疑を終結します。

 次に、意見の開陳を行います。意見はありませんか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 なければ、意見の開陳を終結します。

 次に、討論を行います。討論はありませんか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 なければ、討論を終結します。

 これより第107号議案について採決を行います。

 お諮りします。第107号議案、中野駅西側南北通路・橋上駅舎等事業に伴う工事委託契約を原案どおり可決すべきものと決することに御異議ありませんか。

 

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 御異議ありませんので、そのように決します。

 以上で第107号議案の審査を終了します。

 次に、第108号議案、上の原跨線橋補修工事委託契約を議題に供します。

 理事者の補足説明を求めます。

吉沢総務部用地経理課長

 それでは、第108号議案、上の原跨線橋補修工事委託契約につきまして、補足説明をさせていただきます(資料5)。

 本議案は、議会の議決に付すべき契約案件(予定価格1億8,000万円以上)の工事の請負に当たりまして、御審査をいただくものでございます。

 工事件名でございます。上の原跨線橋補修工事。工事場所は中野区東中野二丁目31番先、上の原跨線橋。工期につきましては令和3年3月31日。工事概要につきましては記載のとおりでございます。

 その下の1番、契約金額につきましては、限度額として消費税相当額を含めまして2億2,979万6,000円。2番、契約の相手方は東日本旅客鉄道株式会社。3番、契約の方法は随意契約でございます。4番、契約者の概要につきましては記載のとおりということになってございます。

 補足説明は以上でございます。よろしく御審査のほどお願い申し上げます。

委員長

 これより本件に対する質疑を行います。質疑はありませんか。

小林委員

 二、三、確認をさせてください。

 まず、工期が令和3年3月31日までということで約2年間ですけれども、この間は全面通行どめになるのでしょうか。

吉沢総務部用地経理課長

 跨線橋の工事につきましては、当然、中央線、総武線がとまってからの夜間に工事をさせていただく、その夜間の工事につきましては、道路のところについても、夜間の工事の搬入のときには通行どめをさせていただいたりということで所管のほうからは伺っております。

小林委員

 基本的には、電車の通っている時間帯、昼間、早朝から夜までについては通行可能であるが、工事は週によってになるのでしょうけれども、本工事自体は夜間、電車、送電がとまってからの数時間ということになってくるので、その間は通行どめになるが、それ以外の時間帯は通行が可能であるという解釈でよろしいですかね。

 それと、本体は全くさわらずに、構造体といったらいいのでしょうかね、変わらずに、ひび割れをしている部分、それから、欠損している部分などの補修、そして塗装などをしていくということで、どちらかというと、構造体というよりも、むしろ表面体についての工事が主であるという解釈でよろしいでしょうか。

吉沢総務部用地経理課長

 はい、委員御指摘のとおりでございます。

小林委員

 あと、工事期間とその内容なんですけども、これは、線路を挟んで北側、東中野二丁目と東中野三丁目を結ぶようになっています。そして、明大中野を回って、いわゆる一般区民の方々、それから、明大中野学園の方々が通行されていると思うんですけど、この辺の協議はもう全て終わっているということでよろしいですか。

吉沢総務部用地経理課長

 一旦、道路課のほうで工事説明会をさせていただいたということも聞いております。あと、また、JRのほうで工事事業者が決まった後に工事説明会を道路課のほうで行わせていただくということも聞いておるところでございます。

委員長

 他に質疑はありませんか。よろしいですか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 質疑がなければ、取り扱いを協議するため、委員会を休憩します。

 

(午後1時39分)

 

委員長

 委員会を再開します。

 

(午後1時40分)

 

 質疑はありませんか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 なければ、質疑を終結します。

 次に、意見の開陳を行います。意見はありませんか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 なければ、意見の開陳を終結します。

 次に、討論を行います。討論はありませんか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 なければ、討論を終結します。

 これより第108号議案について採決を行います。

 お諮りします。第108号議案、上の原跨線橋補修工事委託契約を原案どおり可決すべきものと決することに御異議ありませんか。

 

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 御異議ありませんので、そのように決します。

 以上で第108号議案の審査を終了します。

 本日予定した日程は以上で終了しますが、委員、理事者から特に発言はありませんか。

田中総務部危機管理課長

 それでは、12月4日に発生をいたしましたシステム障害の状況につきまして、口頭で御報告をさせていただきます。

 なお、システム障害につきましては情報システム課長が担当をしているところでございます。

 本年12月4日(水曜日)午前11時ごろより、統合仮想サーバー環境(クラウド内にサーバーを持つ複数のシステム)、こちらが使用できない状況となりました。情報安全対策委員会及び危機管理等対策会議におきまして全庁的な対応を行っているところでございます。

 障害の原因でございますが、統合仮想サーバー環境のサーバー138台中103台、こちらに障害が発生したものでございます。12月6日(金曜日)以降、順次復旧をしているところでございますが、本日現在も全面復旧には至っていない状況でございます。

 影響でございます。戸籍謄抄本の発行できなくなったということで、140件程度になりますけれども、郵送で後日対応した。もしくは、戸籍の届け出等でございますが、受領のみの扱いといたしまして、確認が必要な場合は復旧後に電話確認をする、このような対応をしているところでございます。また、区のホームページが停止を現在もしているところでございまして、必要な情報につきましては、ツイッター、フェイスブック等におきまして適宜区民への周知を行っているところでございます。

 このような事態となったことにつきましては誠に申しわけございませんでした。引き続き全面復旧に向けて全力で取り組んでまいります。また、復旧後につきましては、情報安全対策委員会等におきましてしっかり検証、もしくは再発防止に取り組んでいくとともに、当委員会につきましてもその後の状況を御報告させていただきたいと考えてございます。

 御報告は以上でございます。

委員長

 本件について御質疑はありませんか。

浦野委員

 新聞とかテレビでも報道されて、これは中野だけじゃなくて、クラウドサービスを提供する日本電子計算、新聞でいうと約50自治体が利用していてということでありますけれども、今回起きてしまった要因というか、それについてもう一度確認させてください。

平田企画部情報システム課長(企画部参事事務取扱)

 今回の障害でございます。ストレージと呼ばれますいろいろな情報を入れているサーバーのマネジメントシステム、そういったサーバーを制御するためのシステムのソフトウエアにバグがあり、そのソフトウエアのバグによりストレージの制御ができなくなってしまったことがきっかけになったものでございます。

浦野委員

 これは、先週の都政新報で、ちょうど中野と練馬の担当が取材も受けて、コメントも載っていましたけれども、想定がなかなか難しかったというようなこともあるというふうに書かれている部分もあるんですが、実際には今御説明いただいたのが原因だったということなんですけれども、これは、想定するというのはなかなか難しかったということなんでしょうか、今回こう起きているわけですが。

平田企画部情報システム課長(企画部参事事務取扱)

 クラウドと呼ばれる、いわゆるサーバーの共同利用の形態をとっているものでございますが、一部分は冗長化しているところもございまして、情報安全対策としては、想定できるところは対策をしていたところでございます。今回の障害については想定の範囲外だったということでございます。

浦野委員

 想定の範囲外だったということなんですけど、今回、担当職員の皆さんも、これが起きてから本当に全庁挙げて復旧に向けて取り組んでいると思うんですが、実際、来庁された区民の皆さんのところで、取りに来たけど、戸籍が、例えば仕事を休んで来て取れなかったとか、そういう影響がやっぱり少なからず出ていると思うんですが、先ほど、戸籍については約140件で、後日郵送でしたりとか、電話の確認等も含めて行ったとあるんですけれども、それ以外の窓口とかで、実際、トラブルというか、区民の方は行って混乱があったと思うんですが、その対応は戸籍以外ではなかったということでよろしいですか。さっき、戸籍のことの報告があったので、確認させてください。

田中総務部危機管理課長

 現在のところ、一番影響が大きかったのは戸籍関係でございまして、それ以外でも、例えば、後期高齢者医療の関係であるとか生活保護の関係、あと、介護保険の関係についても100件を超えるような影響を受けているところでございます。基本的に確認が必要なものは一旦お預かりをして、後日郵送で対応するであるとか、あと、問い合わせに対応できないものにつきましても、できる限り可能なものは手書きで対応するとか、そのような対応をそれぞれしているというふうに承知をしてございます。

浦野委員

 今回の件で、区民の方への、今、区がこういう状況になっていますよという周知、ツイッターやフェイスブックなどでとあったんですけど、実際、当然それを見ている方もいたと思いますが、知らないで来庁されたという方もそれなりにいたんじゃないかなと思うんですけれども、その辺での区民の方への対応というのはそれぞれの窓口のところで行ったということなんですか。それとも、1階のところで個別に案内をしたのか。区民の方への対応について確認させてください。

田中総務部危機管理課長

 それぞれの窓口におきましても、今、システム障害があるということで一応御案内をさせていただいて、後日の対応であるとか郵送の対応であるとかということで御案内をさせていただいているところで、聞いているところでは、大きなトラブルになったかというようなことで、苦情等は幾つかあったというふうには聞いてございますけれども、現在のところ、大きなトラブルになったというところまではなかったというふうに聞いているところです。

浦野委員

 今回のトラブルの発生での代替の手段というのは、これは、何かとれることが今後例えば。もちろん今後起きてはいけないことだと思いますけれども、代替的な手段というのは、何か考えられるものというのはあるのでしょうか。

平田企画部情報システム課長(企画部参事事務取扱)

 業務の中でシステムを使っているところにつきましては、システムがダウンしたときに代替手段というのは一定程度想定しているというふうに考えてございます。また、それぞれのシステムが使えなかったときに、手処理、紙処理、そういった部分も準備はしているものと考えてございます。

浦野委員

 今後もちろんあってはいけないですけれども、やっぱり、区民サービスのところに、役所ですから直結する部分があると思いますので、今後、全面復旧した後に、要因等も含めて再度詳しく見ていくということだと思うんですが、本当に職員の方も連日大変だと思うんですけれども、区民の方にも影響を及ぼすというところでは、また後で委員会にも御報告いただけるということだったので、そこはぜひ、原因を含めてまた御報告いただければと思っております。

立石委員

 まず、システム障害が発生してから情報安全対策委員会が立ち上がって、その後、危機管理対策会議に切りかわったとありますが、ICTに関する危機管理マニュアル、非常事態が発生したときに、こういったマニュアルで実際に動いていくというものがあるのかということと、そういった訓練というのは日常的に行われていたのか、その点について確認させてください。

平田企画部情報システム課長(企画部参事事務取扱)

 まず、マニュアル等につきましては、先ほどの浦野委員への御答弁と重なりますけれども、それぞれ障害が起きた場合を想定した準備というのは各所管でやっているというふうに考えてございます。また、情報システムにつきましても、情報安全対策実施手順等がございまして、システムがダウンしたときの対応というのは一定程度定めてございます。ただ、今回につきましては、あらかじめ想定できなかった大規模だということもございまして、今後、マニュアルの見直しなども必要だと考えているところでございます。

立石委員

 今回の事態は想定が難しかったということで、システムがダウンをした後の代替手法について検討されていくというお話だったと思うんですが、やはり、今回出ている影響は非常に大きなもので、今後、事態が終息したときに方向性とか課題を整理してまとめていかれると思うんですが、やはりそこの対策の検討も重要かと思っております。

 今、セキュリティ対策として総務省が推奨している三層の構えですかね。中野区でもLGWANと住基ネットとインターネットをそれぞれ分離して運用していると私は認識しておりましたが、今回、その分離しているシステムが横断的にサービスに影響が出てきている。お隣の練馬区とかを見ると、インターネットだけですとか、ほかの自治体だと影響の範囲が異なっているんですが、中野区が三層にわたって影響が生じているというのはどういった理由からなんでしょうか。

平田企画部情報システム課長(企画部参事事務取扱)

 三層分離の仕組みそのものをそこのデータセンターで構築していたためでございます。

立石委員

 先ほど、ある程度リスクを想定して、日本電子計算のほうで冗長化をしているということは確認されているという話があったんですが、やはり、三つの機関にまたがるものが今回みたいにトラブルが生じてしまうと、全庁的に職員の方の事務仕事も滞ってしまいますし、横断的に被害が出てしまうので、例えば別のサーバーにバックアップというか、Bプランのようなものを構築するとか、金額的なものも相当かかってしまうかもしれませんので、その辺は具体的にシミュレーションも必要なのかもしれませんが、システムがダウンをしないような対策も今後検討していただければと思います。これは要望です。

白井委員

 先週、情報政策官についての条例、また、来年度に向けての主な取り組みに関して、中野区の地域情報化推進計画がそもそも平成20年に制定されて以来全く変更がない。その規則の位置付けに当たっては3年ごとに改訂する、また、必要があれば随時改訂するというにもかかわらず、全く示されてこなかった。委員会にもその報告がないというところから、その内容について、いまだ、区が定めている地域情報化推進計画にはマイナンバーの記述すらないと。もはやこんな状態で区の情報政策をどうやって進めるのかという、こんな話をしたところです。タイミングがいいのか悪いのかという形なんですけども、直接的な大もとの事業者のサーバーの話なので、違うといえば違うのでしょうけども、やはり紋切り型ではなくて、区としての情報政策のあり方、全体像を描かないと、そもそも今後対応できませんよと、こんな話もしてきたところです。

 まずは、今はまだシステム障害が起きている真っ最中なので、しかも、きょうは議会定例会最終回でもある中で、口頭報告はやむなしかなと思います。全容がわかったタイミングで、まずは障害の状況、被害状況を明らかにしていただいて、そして、今後、対応策は何がとれるのかと。こういう政策的な区としてのシステムを構築すると、こんな段取りになっていくのだと思います。今、どうやって組むのですかと言われても、まだ被害状況もわかっていない中でしょうから、ここは、先ほど来他の委員からもありますけども、改めて私からも要望といいますか、もう絶対必須の課題だというふうにお話をしておきたいと思います。答弁のほうは結構です。

 それと、もう1点、別角度なんですけども、神奈川県庁が委託をしている事業者、個人情報を含むハードディスクの処分を受注していた事業者の従業員が不正にこれを転売するという事件が、今、捜査が行われ、立件されている最中です。この関係についてなんですけども、中野区は県庁から受注していた事業者との取引を行っているのではないかと思うんですが、いかがでしょうか。

平田企画部情報システム課長(企画部参事事務取扱)

 区のリース契約におきまして、富士通リースとの契約があった関係で、当該事業者との関係もあったという事実はございました。

白井委員

 今、名前が出たので。富士通リースさんの下請といいますか、提携先ですね。具体的に、ハードディスクの処分を受けたのはブロードリンクという会社です。こことの関係があるということでよろしいですか。

平田企画部情報システム課長(企画部参事事務取扱)

 まだ調査が終わっておりませんで、そこの会社と再委託があったかどうかというところまでは把握できていないのですが、少なくとも、ブロードリンクと富士通リースとの委託関係があったということから、今、ブロードリンクの消去証明をとっているかどうかについて、調査をしているところでございます。

白井委員

 そうすると、富士通リースさんが記者会見の中で明らかにしています。他の自治体の個人情報がいわゆる流出しているかどうか、可能性がゼロではないと、こういう表現がされているんですけども、中野区においての被害があるかもしれないというところでしょうか。この辺は確定しているのか、お伺いします。

平田企画部情報システム課長(企画部参事事務取扱)

 今、少なくとも判明している範囲におきましては、データ消去完了報告書というものを必ず徴取しているということから、そこの先のところで犯罪が行われたかどうかという状況については、今現在、調査中でございます。

白井委員

 それは、判明した段階で、またこれもあわせて報告をいただきたいと思います。

小林委員

 先ほどの口頭報告の件についてお伺いします。

 この間、メールでの送受信が断たれているということでありましたけれども、この1週間の間で、いわゆる電子申請による、例えば契約にかかわること、それから、委託等にかかわるようなことというのはあったのでしょうか。

吉沢総務部用地経理課長

 共同運営上の電子入札につきましては、システムがダウンすることなく、入札の手続自体は行ってございましたので、その後の契約書の送付について一旦お待ちいただいているというケースはございます。

小林委員

 わかりました。別回線であったということだと思うんですけども。

 そして、そういった中で、例えば、質疑回答というんですか、そのやりとりですとか、そういったことについてもふぐあいはなしということでよろしかったですか。

吉沢総務部用地経理課長

 メールのやりとりはできませんでしたので、プロポーザル等の質疑については電話で御連絡を差し上げ、後日またメールで送り差し上げるという御連絡はさせていただいております。

委員長

 他に質疑はありませんか。よろしいですか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 質疑がなければ、以上で本日の総務委員会を散会いたします。

 

(午後1時57分)