中野区議会区民委員会〔令和2年2月13日〕
区民委員会会議記録
○開会日 令和2年2月13日
○場所 中野区議会第2委員会室
○開会 午後2時33分
○閉会 午後3時15分
○出席委員(8名)
羽鳥 だいすけ委員長
市川 しんたろう副委員長
木村 広一委員
いさ 哲郎委員
石坂 わたる委員
近藤 さえ子委員
伊藤 正信委員
森 たかゆき委員
○欠席委員(0名)
○出席説明員
区民部長 青山 敬一郎
区民部区民生活課長 古屋 勉
区民部戸籍住民課長 辻本 将紀
区民部税務課長 矢島 久美子
区民部保険医療課長 渡邊 健治
区民部産業観光課長 堀越 恵美子
区民部観光・シティプロモーション担当課長 桜井 安名
区民部文化・国際交流課長 藤永 益次
環境部長 岩浅 英樹
環境部環境課長 波多江 貴代美
環境部ごみゼロ推進課長 伊東 和秀
清掃事務所長 川本 将史
○事務局職員
書記 鎌形 聡美
書記 立川 衛
○委員長署名
審査日程
○議案
第1号議案 令和元年度中野区一般会計補正予算(関係分)
第3号議案 令和元年度中野区国民健康保険事業特別会計補正予算(関係分)
第4号議案 令和元年度中野区後期高齢者医療特別会計補正予算(関係分)
委員長
定足数に達しましたので、区民委員会を開会します。
(午後2時33分)
本日の審査日程ですが、お手元に配付の審査日程(案)(資料1)のとおり進めたいと思いますが、これに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
委員長
御異議ありませんので、そのように進めます。
それでは、議事に入ります。
議案の審査を行います。
第1号、第3号、第4号議案は、共に補正予算の関係分ですので一括して議題に供したいと思いますが、これに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
委員長
御異議ありませんので、第1号議案、令和元年度中野区一般会計補正予算(関係分)、第3号議案、令和元年度中野区国民健康保険事業特別会計補正予算(関係分)、第4号議案、令和元年度中野区後期高齢者医療特別会計補正予算(関係分)について一括して議題に供します。
これらの議案は、総務委員会に付託されておりますが、区民委員会の関係分について当委員会で審査し、賛成多数となった意見があれば総務委員会に申し送ることとなっておりますので、御承知おきください。
それでは、理事者の補足説明を求めます。
青山区民部長
それでは、区民部の補正予算につきまして、お手元の議案を基に、まず一般会計から御説明させていただきます。
議案の36ページ、37ページを御覧ください。歳入歳出予算総括表で御説明をいたします。
初めに、37ページの歳出を御覧ください。4款区民費では、4億3,015万2,000円を増額いたします。補正後の予算額は130億9,535万円でございます。
次に、36ページの歳入を御覧ください。区民部所管分は、1款特別区税、14款国庫支出金、15款都支出金の一部でございます。これらを合わせまして1億7,901万6,000円を増額いたします。
初めに、歳入の内容について御説明いたします。
まず、38ページ、39ページをお開きください。1款特別区税、1項特別区民税、1目特別区民税でございます。高額の株式等に係る譲渡所得等への課税案件があったことなどにより、1億5,400万円増額いたします。
続きまして、40ページ、41ページをお開きください。上から4段目の14款国庫支出金、1項国庫負担金、1目区民費負担金でございます。国民健康保険法では、国民健康保険の財政基盤の安定化を図るため保険基盤安定制度があり、国及び都がその一部を負担することになっております。今回、一人当たり保険料算定額が上がったことにより、国庫負担金を68万2,000円増額いたします。
続きまして、42ページ、43ページをお開きください。14款国庫支出金、2項国庫補助金、3目区民費補助金でございます。これは通知カード、マイナンバーカード関連事務の委任等に係る交付金についての補助金でございますが、後ほど歳出のところで御説明をいたします。
続きまして、その下段、15款都支出金、1項都負担金、1目区民費負担金でございます。うち、国民健康保険基盤安定負担金については、14款で御説明した保険基盤安定制度で都も一部負担することになっておりますが、対象者数の見込み差により保険料軽減分が減額となったことから287万円減額いたします。
続きまして、44ページ、45ページをお開きください。15款都支出金、2項都補助金、3目区民費補助金でございます。商店街チャレンジ戦略支援事業補助の執行内容の変更に伴うものでございますが、後ほど歳出の部分で御説明をいたします。
続きまして、48ページ、49ページをお開きください。21款特別区債、1項特別区債、1目特別区債につきましては、歴史民俗資料館再整備に関し、特別区債から一般財源への財源更正を行うものでございますが、こちらは総務委員会の所管となります。
次に、歳出の内容について御説明をいたします。
54ページ、55ページをお開きください。4款区民費、2項戸籍住民費、3目住民記録費でございます。これは、先ほどの歳入にありました通知カード、マイナンバーカード関連事務の委任等に係る交付金で、4,689万4,000円を増額いたします。当初予算は前年度の8月に公表された政府予算の概算要求額を基に計上しておりますが、令和元年12月末に国の増額補正を含めた年間交付金の上限見込額が示されました。当初予算では不足が見込まれるため、増額補正を行うものでございます。
次に、4款区民費、4項保険医療費、3目国民健康保険事業特別会計繰出金及び2段目の4目後期高齢者医療特別会計繰出金につきましては、特別会計の補正に伴って増額及び減額するものでございます。内容につきましては、特別会計のページで御説明いたします。
次に、4款区民費、5項産業観光費、2目産業振興費でございます。これは、先ほど歳入にございました都支出金の商店街チャレンジ戦略支援事業補助におきまして、商店街が事業の執行段階において事業の見直しや規模の縮小等を行ったことによるものでございまして、特定財源を含め3,402万6,000円を減額いたします。
続きまして、56ページ、57ページをお開きください。4款区民費、6項文化・国際交流費、2目文化財費につきましては、先ほど歳入で申し上げましたとおり、歴史民俗資料館再整備に関し、特別区債から一般財源への財源更正を行うものでございますが、こちらも総務委員会の所管となります。
続きまして、90ページ、91ページをお開きください。債務負担行為調書から御説明をいたします。後期高齢者医療保険料通知書等作成・発送委託の債務負担行為限度額の修正でございます。これは、保険料決定通知を令和2年7月に発送するにあたり、準備のため、令和元年度中に委託契約を締結し、令和2年度中に当該経費を債務負担行為額として支払うものでございます。しかし、令和元年12月中に東京都後期高齢者医療広域連合から、厚生労働省が作成した制度改正とマイナンバーに係るリーフレットを同封するよう指示がございました。これにより封入する書類の増加に伴い委託料の増が発生し、債務負担行為限度額の変更が必要となり、36万9,000円の増額補正をさせていただくものでございます。
続きまして、国民健康保険事業特別会計の御説明でございます。
106ページ、107ページを御覧ください。こちらにつきましても歳入歳出予算総括表で御説明させていただきます。当会計につきましては、歳入歳出ともに3億3,094万8,000円を増額いたします。補正後の予算額は337億2,194万8,000円でございます。
それでは、107ページの歳出を御覧ください。
2款国保給付費につきまして、一人当たり療養給付費が当初の見込みから増加傾向にあることから、2億円を増額いたします。
次に、3款国保事業費納付金及び4款保健事業費につきましては、国民健康保険料収入の減に伴って財源更正をいたします。なお、4款保健事業費につきましては厚生委員会の所管となります。
続きまして、5款諸支出金につきましては、平成30年度国保給付費等に対して国や都から受け入れた負担金の超過額を国等へ返還するため、1億3,094万8,000円増額いたします。
続きまして、隣の106ページの歳入を御覧ください。
1款国民健康保険料につきまして、被保険者数の見込み差等により5億8,390万8,000円減額いたします。
続きまして、4款都支出金につきまして、平成30年度の国保広域化により、区の国保特別会計において負担する療養給付費等に要する費用等については都が交付金を交付することとなっておりますが、歳出で御説明しましたとおり、国保給付費が見込みを上回ったことから、都支出金についても2億円増額いたします。
次に、5款繰入金につきましては、歳入歳出の補正に伴い、国保特会の財源不足により繰入額が増となり、5億5,084万6,000円増額いたします。
次に、6款繰越金につきましては、平成30年からの繰越額が確定しましたため、1億6,401万円を計上いたします。
続きまして、後期高齢者医療特別会計でございます。
118ページ、119ページを御覧ください。当会計につきましては、歳入歳出ともに5,198万円を減額いたします。補正後の予算額は70億4,902万円でございます。
まず、119ページの歳出を御覧ください。
1款広域連合納付金は、人口及び高齢者人口に応じ、東京都後期高齢者医療広域連合が納付額を定めております。そのうち、平成30年度の保険料の確定及び令和元年度の保険料の収入見込みにより保険料負担金が増となる一方で、平成30年度療養給付費負担金の確定及び令和元年度負担金見込みによる減額により、全体で5,752万円減額いたします。
また、3款諸支出金のうち、国・都等返還金につきまして、広域連合からの受託事業である葬祭費支払事務が見込みよりも少なかったことにより、平成30年度葬祭費交付金の事業収入の超過額を広域連合へ返還することなどから、諸支出金全体で554万円増額いたします。
隣の118ページの歳入を御覧ください。
1款後期高齢者医療保険料につきまして、被保険者数の増加などにより、被保険者から徴収する保険料の賦課額が当初の見込みより多かったことから、1,507万3,000円増額いたします。
2款繰入金につきましても、歳出について御説明した療養給付費負担金が減となったことなどにより、1億3,356万2,000円減額いたします。
3款繰越金につきましては、平成30年度からの繰越額が確定いたしましたため、3,504万1,000円を計上いたします。
4款諸収入につきましては、平成30年度における保険料の未収金額の確定に伴い区が補?する負担金が確定し、返還を受けることなどにより、3,146万8,000円増額いたします。
以上で補足説明を終了いたします。よろしく御審議のほどお願いいたします。
岩浅環境部長
それでは、引き続き環境部所管分の補正予算につきまして御説明をさせていただきます。
歳出でございます。
76ページ、77ページをお開きいただきたいと思います。8款環境費、1項環境費、2目地球温暖化対策費でございます。こちらは、森林環境譲与税の活用方針を改めて検討したことに伴いまして、未執行が発生したため、執行済みの契約落差等と合わせまして減額を行うものでございます。
次に、84ページ、85ページをお開きください。12款諸支出金、1項積立金、3目特定目的基金積立金のうち、85ページの一番下にございます環境基金積立金でございます。こちらは1,010万1,000円増額いたします。こちらは、先ほど御説明いたしました森林環境譲与税の活用方法変更に伴います減額する事業費分を積み立てるものでございます。
以上でございます。よろしく御審議のほどお願い申し上げます。
青山区民部長
申し訳ございません。先ほど御説明申し上げておりました国民健康保険事業特別会計の部分でございます。議案の106ページのところでございます。先ほど6款繰越金のところでございますが、私、平成30年からの繰越額が確定したと御説明申し上げましたけれども、正しくは平成30年度からの繰越額ということでございました。言い間違えてしまいまして、申し訳ございませんでした。訂正させていただきます。
委員長
これより本件に対する質疑を行います。質疑はありませんか。
森委員
御説明ありがとうございます。2点ぐらいあるんですが、一つが商店街チャレンジ戦略支援事業補助の減額ということで、事業計画の見直し等があったというような御説明だったかと思うんですが、今年度は台風等でイベントが中心になったりとかということがあったんだと思うんですが、それの影響ではないんですか。
堀越区民部産業観光課長
台風の影響も若干はあるんですが、一部認められたものもございまして、今回のこの額の主なものは、活性化事業といいまして、ハード面、アーケードですとか、道路ですとか、そういったハードと、あと多言語化対応というようなところの事業が大きな割合を占めてこの額になっているものでございます。
森委員
そうすると、多言語化対応とかが想定よりも進まなかったということなんですか。
堀越区民部産業観光課長
一番大きな多言語対応としましては、実際の商店街名を挙げますとブロードウェイで、日本文化を紹介する動画を制作して発信したいという申請をしようとしておったのですけれども、もともと配信システムでハード面の整備が以前補助を受けてありまして、それの今回ソフト的なところの部分を含めてリニューアルということで出したんですが、東京都から、そういったソフト面だけでは今回の申請は認められないということ、で額が一番大きいのはそちらでございます。
森委員
分かりました。特定の事業が一番大きな影響があったということで理解をしました。
台風の影響のほうをちょっと聞きたいんですが、天候によって予定していた商店街のイベントなんかが中止になってしまったというようなときに、中止にはなっちゃったんだけど、準備のお金はもう使っちゃったんだと。これで都補助、区補助が出るのかどうかということで御相談を頂いたようなこともあるんですね。結果、今年度については都のほうはそれも出していただけるというような話を少し伺ってはいるんですが、そのあたりの状況をもし御存じだったら教えていただけますか。
堀越区民部産業観光課長
今回、外で行うもののイベントについては、中止になった分について経費は見ているところでございます。従来からもちょっと懸案事項でありますが、既に刷ってしまったものとか広報費が全部認められたかというと、そうではないというところで、折衷案のような形ですが、都も条件としては譲ったというふうには課長会のほうからも伺っております。
森委員
ありがとうございます。なかなか全部をというのは難しいのかもしれませんが、一定御配慮は頂いたということなのかなと思っています。
それから、債務負担行為のほうで90ページですか、後期高齢者医療保険料通知書等でマイナンバーの関係と制度が変わったものを送るというような話、具体的にどういうものなのか、もう少し御説明いただけますか。
渡邊区民部保険医療課長
具体的に封入するものがまだ国等から送られてきていないので推測にはなるんですけれども、一つはマイナンバーカードを身分証として利用できますとか、あるいは国民健康保険証として将来使えますというようなものがPRとして出てくるのではないかなというふうには想定はしているところです。もう一つ、後期高齢のほうの変更につきましては、特例軽減というものを国のほうが段階的に政令本則に戻しておりますので、その説明が出されたものが送られてくるだろうというふうには想定しているところでございます。
森委員
それは多分国のほうで知らせたいものを知らせるということなんだと思うんですよ。決算の区民分科会のときに、減免の制度がほとんど知られてないんじゃないのという話をさせていただきました。後期高齢とも御相談をしていただくと。区のホームページについても対応を考えていただくというようなお話だったんですが、あれ、その後どうなっていますか。
渡邊区民部保険医療課長
減免についてはホームページのほうで掲載をということで御指摘がございましたので、その後ホームページのほうに掲載しているところでございます。
森委員
後期高齢広域連合との調整とかというのは何か進んでいるんですか。
渡邊区民部保険医療課長
減免制度でどこまで詳しく載せられるかということで調整をいたしまして、特に減免制度というものにつきましては、財産を使ってもなお保険料をお支払いすることができない方ということになっておりますので、減免制度がありますというような、あまり細かな基準みたいなところまでは載せられていないホームページというふうになっております。
森委員
今は多分状況を説明していただいて、どうなっているかを御説明していただいたんだと思うんですけど、区からそういう話を広域連合にしたとか、課長会みたいなのですかね、そういうところで話題になったとか、そういうことはあるんですか。
渡邊区民部保険医療課長
課長会等で議論したわけではなくて、担当係長のほうから広域連合のほうに連絡いたしまして、どの程度までなら載せられるかということの調整をしたところでございます。
伊藤委員
56、57ページのところで文化財費、これ、補正前と補正後は2億6,400万円で変わらないですけども、財源の内訳が変わっているんですよね、財源更正ということで。当初は特別区債で2億100万、区債をかけようとしたんですが、今回は一般財源で立てたということはどういう理由からですか。
委員長
財源……。総務委員会なんですよ、財源更正だから。
伊藤委員
財源更正、駄目か。じゃ、休憩してよ。
委員長
一旦休憩します。
(午後2時56分)
委員長
再開いたします。
(午後2時58分)
伊藤委員
すみません。森林環境譲与税、これ、当初1,000万円かけて、どういうふうな使い道をするんでしたっけ、予定では。
波多江環境部環境課長
年度当初の予算で予定をしておりましたのは、公園のベンチに予算を計上し、それ以外はみなかみ町のほうでの下刈りですね。森林の整備、それから喜多方市の環境学習、そういったものを予算化をしていたものでございます。
伊藤委員
その公園のベンチの予定の金額というのは分かりますか。
波多江環境部環境課長
938万5,000円となります。
伊藤委員
今回は執行されなかった予算を基金に積み立てるということでよろしいんでしょうか。
波多江環境部環境課長
はい、そのとおりでございます。
伊藤委員
今、森林環境譲与税の基金というのは幾らなんでしょうか。
波多江環境部環境課長
31年度といいますか、令和元年度に初めて森林環境譲与税がこちらに参りましたので、この森林環境譲与税ということで言えば積立てをする額が1,010万1,000円ということになりますので、その額が環境基金に積まれる、そういうことになります。
石坂委員
補正予算の54、55ページのところの区民費、産業観光費のところで伺います。これは前年までは都市政策推進費の中の都市観光・地域活性化費の中の地域商業活性化費になっていたわけですけども、どちらも商店街チャレンジ戦略支援事業補助の部分になります。今回の補正でも減額がありますが、去年の同じ時期の補正でも減額があり、その際、そもそも補正前予算額が現在10億3,286万3,000円ですけども、前年は1億3,319万円という形になっていたりしています。今回、特に対前年、去年のこの時期の補正のほうでは補正額のほうが2,634万円、今回が3,002万円という形で、今回のほうが補正額が大きくなっています。ただ、この事業に関しまして、もともとあったイベント事業と活性化事業に加えて、平成31年度、これは令和元年度ですね。地域力向上事業という形のものが新たに加わっているにもかかわらず、補正で減額する分が大きくなっていますが、これは地域力向上事業に関して想定よりも進まなかったというか、申請がなかったとかいうことがあったりするんでしょうか。
堀越区民部産業観光課長
地域力向上については、御申請がなかったのもございますが、その額的には、やはり先ほど申し上げましたようなハードとか多言語対応のものがほぼ占めておりますので、金額的に言いますと、どうしても活性化事業のほうで増減の幅が出てきてしまっているというところでございます。
石坂委員
活性化事業のほうで増減が出てくる。ただ、予算の枠としては一緒の枠にあるわけで、そうした中で、やはりほかの事業の枠の部分を積極的に使っていく。特に地域力向上事業に関しては力を入れていくということで申請されたものであると思います。具体的中身は、ホームページを見ますと、地域見守り活動事業ですとか地域清掃事業などが入っていて、特に区民参加で進めていくという現在の区の考え方からするととても重要な部分であると思うんですけども、その部分に関して打ち出し方が弱かったとか何かしらのことが想像できるんですが、その辺はいかがなんでしょうか。
堀越区民部産業観光課長
説明会はきちんと説明を差し上げており、例えば防犯とか清掃ということが代表的なものになろうかと思いますが、実際まだなかなか手を挙げていただけていないというところがございます。ただ、ほかの自治体でも例が少ないので、いろいろな他区の状況も参考にしながら中野区でのPR方法についてもう一度考えてまいりたいと思ってございます。
石坂委員
特に事業者協力で進めていくという意味では、かつてというか、今でも制度的に残っているのかな、元気でねっとというものもあったかと思います。そこは地域見守りについて事業者さんとかを巻き込んでという話もあった。それが過去のがあった上で地域力向上事業という形で今回のもあるわけで、これって、そこでまた説明会をしたけども、手が挙がらないということであれば、制度を見直していくことなども含めて何かしらしないと、これはいつまでたっても手が挙がらないんじゃないかと思うんですが、いかがでしょうか。
堀越区民部産業観光課長
地域力向上、商店街の機能はいろいろあるわけでございますけれども、本来的な機能に加え、様々な機能を求められているところでございます。大変重要な機能ではあると思ってございますが、各商店街の実情もいろいろ聞き取りしながら、可能性のあるところにはアプローチするなり、工夫を重ねてまいりたいと思っております。
石坂委員
始めたもので、今後もやっていく事業だと思いますので、今後も手が挙がらないということがないような形で、どうすればより手が挙がってもらいやすくなるのか、使ってもらいやすくなるのか考えながら制度設計とか制度改正を進めていただければと思います。これは要望で結構です。
近藤委員
今のところでちょっと関連なんですけど、商業支援の商店街チャレンジ戦略支援事業補助の減額なんですけど、やっぱり下がっていて、私の近くの商店街なんかですと、もう暮れですとか年度が終わりそうになってからイルミネーションとかできてきたりしたんですね。いつからできたか分からないんですけれど、計画を立てるのがその前の年で、計画を立てて実行に移すと、そこを使える期間というのが何かすごく短いのかなと思ってしまうんですよ。そうすると、何か計画を立てて実現するまでにも時間がかかって、それでやっていれるハードな面で設備するとかいうのが時間が短過ぎてしまうのではないかなと思うものがあったんですよね。ですから、そういうものっていうのが何か縛りがあるのか。そんなことはなくて、その期間中ずっとやっていいんだよ。1年間やっていいんだよとか、そういうのというのは商店街の希望で実現していくものなんでしょうかね。それとも、期間というのがもう狭い時間しかできないような設定になってしまう仕組みになっているのか。その辺というのは分かりますか。
堀越区民部産業観光課長
例えば工事の期間が短いとかは……(「工事じゃなくて、工事をやった実現する期間」と呼ぶ者あり)それについて特に、恐れ入ります、今事例として挙げていただきましたけれども、制限があるとかということはございません。ただ、補助金決定がちょっと夏のことにずれ込むときもありますので、実際に取りかかれるのが夏場以降ということもある可能性はありますけれども、例えば年度末にやらなければならないだとかというような取決め自体は、当方では特に指示といいますか、枠があるようなものではございません。
近藤委員
そうしますと、先ほど森委員ので、ソフト面というのは駄目で、ハード面のものは認められたみたいなことなんですけど、秋とかから始まらなきゃならない。申請はもうその前の年にやって、それで事業を始めるのは秋からというと、やっぱり使える、次の年にまたがってできなかったりしてしまうと、これはちょっとできないなと。計画は立てたけど、業者の手配なり、いろんなことを考えてできなくなってしまうということもあるのかなと思うので、商店街さんが使いやすい。どうしてこれを使えなかったかなということを検証していただいて、本当にちょっとの時間しかできないというものだと、商店街さん、わざわざお金をもらったにしてもやらないのかなというのがあるんですけども、そんなこともないんですか。
堀越区民部産業観光課長
先ほど答弁内容で失礼いたしました。イベント事業は、イルミネーションなどについては期間が長くとも1カ月半程度というふうに、恐れ入ります、決められてございまして、早めにやれるものとその時期しかできないものというのがございます。今、委員のおっしゃられた様々な、今回の中にも大きなものはハード系や多言語でしたけれども、イベント事業がそういった最終調整がどうしてもできなかったりですとか、私有地があったりですとか、そんな調整が少し最後に難航してできなかったというのもございますので、ヒアリング段階でも、実現性について、あと使える制度についてはよくヒアリングをしているつもりではおりますけれども、いろいろな個々の状況もございますし、少しやはり何カ月かたちますと状況が変わってくる商店街もあろうかと思いますので、申請の時期と、あと実行の時期についてなるべく実情に合わせたことが行えるような、さらにきめ細かいヒアリングといいますか、対応が可能であるか検討してまいりたいと思っております。
近藤委員
ああ、イルミネーション、すごいきれいなのがついたなと思って、そうしたら、あっという間にそれはもう使えなくなってしまう。クリスマスのイルミネーションみたいなものでしたらその時期で、クリスマスシーズンということもあるんでしょうけど、商店街をきれいにするためのイルミネーションがついて、期間が本当に限定されてしまっていたら、本当に工事も大変でしょうし、どういうふうにするかという準備も大変でしょうし、そういうことを含めて期間がちょっと短いのかなと思ったんで。これ、来年度にまたイルミネーションをつけるとかいうと、その道具ですとか、そういうものというのはどうなるんですか。次の年にまた使える仕組みになっているんですか。
堀越区民部産業観光課長
その設備の度合いによると思いますので、例えば街路灯の状況とかによって補助の内容が変わってくると思いますので、ケース・バイ・ケースになろうかと思いますが、例えばイルミーションを使える期間が短くてもったいないというか、もう少し長く使える期間があってもいいんではないかという御意見だと思いますので、大きくは。今後、東京都ともヒアリングを行いたいと思っておりますので、そういったお声があるということは伝えてまいって、可能な限りの検討を、同じ意思疎通を図りながら規定の見直しについても考えていきたいと思ってございます。
近藤委員
この前の事業で元気を出せ!商店街といいますと、いつもイベントをすごくやっていたというイメージがありまして、いつ行っても元気を出せ!商店街でイベントばかりだねみたいな感じだったのが、イルミネーションやそういう設備的な、本当にふだんの商店街がきれいになって、みんなが、ああすてきだなと思うようなものにお金がつくようになったんだなというところがあったんですけれど、それが来年になったら全く使えないのではその補助金ももったいないですし、やっぱり継続して使えればいいと思いますし、先ほどから申している期間のこともそうですし、やっぱりその実情をちゃんと把握されて、商店街にとってどれがいいのかというのは商店街の方の意見もよく聞いて、よりいい制度にしていかないと、本当に商店街も使い勝手が悪いし、区民にとっても、せっかく華やかなのができたのにもう終わりなのというところもありますので、ぜひ研究、検討していただきたいと思います。
木村委員
ちょっと確認ですけども、先ほどの森林環境譲与税のほうなんですが、補正後で1,600万円という金額になっていますけども、この1,600万円というのは今年度の事業として何かに使ったのか。それともこれから使うのか。どういった内容になっているんでしょうか。76ページです。
岩浅環境部長
地球温暖化対策費でございますけれども、森林環境譲与税を活用したもののほかに、環境審議会の報酬ですとか、区民アンケートの調査委託ですとか、そういったものが入っておりますので、譲与税以外を財源とした予算もありまして、当初2,660万円ほどの予算でございましたので、今回減額したのは森林環境譲与税を活用した部分の余りのみです。
委員長
他に質疑はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
委員長
質疑がなければ、質疑を終結いたします。
次に、総務委員会に申し送る意見ですが、第1号、第3号、第4号議案の計3件について一括してお聞きしたいと思いますが、意見はありますか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
委員長
それでは、第1号、第3号、第4号議案について、意見なしとして総務委員会に申し送ることに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
委員長
御異議ありませんので、そのように決定いたします。
以上で第1号議案、令和元度中野区一般会計補正予算(関係分)、第3号議案、令和元年度中野区国民健康保険事業特別会計補正予算(関係分)、第4号議案、令和元年度中野区後期高齢者医療特別会計補正予算(関係分)の審査を終了します。
以上で本日予定した日程を終了いたしますが、各委員、理事者から何か発言はありますか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
委員長
以上で本日の区民委員会を散会いたします。
(午後3時15分)