令和2年02月13日中野区議会建設委員会(第1回定例会)
令和2年02月13日中野区議会建設委員会(第1回定例会)の会議録

中野区議会建設委員会〔令和2年2月13日〕

 

建設委員会会議記録

 

○開会日 令和2年2月13日

 

○場所  中野区議会第4委員会室

 

○開会  午後2時33分

 

○閉会  午後2時53分

 

○出席委員(9名)

 日野 たかし委員長

 間 ひとみ副委員長

 竹村 あきひろ委員

 高橋 かずちか委員

 加藤 たくま委員

 杉山 司委員

 小宮山 たかし委員

 久保 りか委員

 来住 和行委員

 

○欠席委員(0名)

 

○出席説明員

 都市基盤部長 奈良 浩二

 都市基盤部都市計画課長、交通政策課長 安田 道孝

 都市基盤部道路課長 井上 雄城

 都市基盤部公園緑地課長 細野 修一

 都市基盤部建築課長 小山内 秀樹

 都市基盤部住宅課長 三王 徹哉

 まちづくり推進部長 角 秀行

 中野駅周辺まちづくり担当部長 豊川 士朗

 まちづくり推進部まちづくり計画課長 千田 真史

 まちづくり推進部野方以西担当課長 狩野 純一

 まちづくり推進部まちづくり事業課長、大和町まちづくり担当課長 菊地 利幸

 まちづくり推進部弥生町・平和の森周辺防災まちづくり担当課長 森 眞一郎

 まちづくり推進部新井薬師前・沼袋駅周辺まちづくり担当課長 荒井 弘巳

 まちづくり推進部中野駅周辺まちづくり課長 松前 友香子

 まちづくり推進部中野駅新北口駅前エリア担当課長 石井 大輔

 まちづくり推進部中野駅地区担当課長 小幡 一隆

 まちづくり推進部中野駅周辺地区担当課長 石橋 一彦

 まちづくり推進部中野駅周辺基盤整備担当課長 石原 千鶴

 

○事務局職員

 書記 若見 元彦

 書記 有明 健人

 

○委員長署名


審査日程

○議案

 第1号議案 令和元年度中野区一般会計補正予算(関係分)

 

委員長

 定足数に達しましたので、建設委員会を開会します。

 

(午後2時33分)

 

 本日の審査日程ですが、お手元に配付の審査日程(案)(資料1)のとおり進めたいと思いますが、これに御異議ありませんか。

 

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 御異議ありませんので、そのように進めます。

 それでは、議事に入ります。

 第1号議案、令和元年度中野区一般会計補正予算(関係分)を議題に供します。

 本議案は、総務委員会に付託されておりますが、建設委員会の関係分について当委員会で審査し、賛成多数となった意見があれば総務委員会に申し送ることとなっておりますので、御承知おきください。

 それでは、理事者の補足説明を求めます。

奈良都市基盤部長

 それでは、第1号議案、令和元年度中野区一般会計補正予算につきまして、都市基盤部所管分の補足説明をいたします。議案書の37ページを御覧いただきたいと思います。

 歳出予算の9款都市基盤費につきまして7,000万円を減額し、109億7,705万9,000円とするものでございます。

 初めに、この補正予算の歳出の内容について御説明いたします。

 それでは、78ページ、79ページをお開きいただきたいと思います。

 9款都市基盤費、2項道路費、4目道路維持・整備費につきまして7,000万円を減額するものでございます。これは、東京都下水道局からの要請により、区有通路内の下水道施設の改築を目的として、下水道局から負担金を前提とした相互の協定事業により、区が舗装工事と併せて施工する予定でありましたが、2度にわたる入札不調により年度内での施工が困難となったため、下水道局との協議の結果、協定を破棄し、本件工事を見合わせたことにより7,000万円を減額するものでございます。

 次の3項公園緑地費でございますが、こちらは財源更正のみでございますので、歳入のところで御説明をいたします。

 次に、繰越明許費の補正でございます。

 88ページ、89ページをお開きいただきたいと思います。

 9款都市基盤費、2項道路費を133万5,000円繰り越すものでございます。橋梁拡幅の事業でございますが、これは東京都が実施をいたします河川改修工事に伴う橋梁の架け替えにおいて、橋梁を拡幅し、拡幅に係る事業費を東京都との協定に基づき中野区が負担するものでございます。

 内容につきましては、神田川本郷橋において護岸及び河川管理用通路の整備に必要な用地取得交渉に時間を要したことによりまして河川改修工事の進捗に遅れが生じ、当初は元年度に旧橋撤去を完了させる予定でございましたが、年度内に旧橋撤去の出来高が見込めなくなったことから、繰越しを要するものでございます。

 次に、補正予算の歳入の内容について御説明いたします。

 42ページ、43ページをお開きいただきたいと思います。

 上の段の表を御覧いただきたいと思います。14款国庫支出金、2項国庫補助金、7目都市基盤費補助金、3節都市公園を2億8,204万5,000円の増額でございます。

 内容といたしましては、広町みらい公園整備における本年度の社会資本整備総合交付金による財源確保が明らかになったため、増額をするものでございます。また、この増額により財源更正を行うものでございます。

 次に、48ページ、49ページをお開きいただきたいと思います。

 中段の表を御覧いただきたいと思います。20款諸収入、4項受託事業収入、4目都市基盤費受託収入、2節下水道施設を7,000万円減額するものでございます。

 これは、先ほど歳出で御説明をいたしました下水道施設整備工事において、今年度の事業費が減額になることに伴い、受託収入を減額するものでございます。

 都市基盤部所管分の補足説明は以上でございます。よろしく御審議のほどをお願い申し上げます。

角まちづくり推進部長

 それでは、まちづくり推進部所管分の補足説明をいたします。

 議案の37ページをお開きください。

 歳出予算の10款まちづくり推進費につきましては、46億6,908万2,000円から5億4,445万6,000円を減額するものでございます。この減額補正によりまして、10款まちづくり推進費の補正後の予算額は、41億2,462万6,000円となるものでございます。

 まず、この補正予算の歳出の内容について御説明いたします。

 説明書の80ページ、81ページをお開きください。

 初めに、10款まちづくり推進費、1項まちづくり計画費、4目野方以西まちづくり費の13節委託料です。2,971万8,000円の減額でございます。これは、関係機関との調整によりまして、まちづくり整備方針の策定が遅れ、地元組織の設立準備等を行うことができなくなったことによるものでございます。

 続きまして、2項まちづくり事業費、1目まちづくり事業費の13節委託料2,061万6,000円の減額でございます。これは、同じく関係機関との調整により、各駅周辺のまちづくり整備方針の策定に時間を要しているため、駅前広場及びアクセス道路補助第227号線などの駅周辺基盤施設の検討・調整について減額するものでございます。

 82ページ、83ページをお開きください。

 続きまして、3項中野駅周辺まちづくり費、1目中野駅周辺まちづくり費の19節負担金補助及び交付金4億7,187万6,000円の減額でございます。

 これは、中野三丁目地区におきます都市再生土地区画整理事業において、地権者の意向や交渉結果による移転補償費の減や工事工程の見直しに伴う工事費の減等が生じたことによって減額するものでございます。

 なお、2節給料、3節職員手当につきましては、総務委員会の所管でございます。

 次に、この補正予算の歳入の内容について御説明いたします。

 議案書の42ページ、43ページにお戻りください。

 14款国庫支出金、2項国庫補助金、8目まちづくり推進費補助金、4節まちづくり事業10万円の減額と、5節中野駅周辺整備1億7,478万円の減額でございます。

 続いて、44ページ、45ページをお開きください。

 15款都支出金、2項都補助金、8目まちづくり推進費補助金、1節防災密集地域総合整備195万2,000円の減額と、5節中野駅周辺地区整備7,387万8,000円の減額、6節都市再生土地区画整理事業1,374万1,000円の減額でございます。

 国庫支出金、都支出金につきましては、先ほど御説明いたしました都立家政駅、鷺ノ宮駅周辺まちづくりの委託費と中野三丁目地区における都市再生土地区画整理事業補助に伴う減額でございます。

 最後に、繰越明許でございます。

 88ページ、89ページをお開きください。

 10款まちづくり推進費、1項まちづくり計画費では、都立家政駅、鷺ノ宮駅周辺まちづくりにおけます鷺ノ宮駅周辺の駅前広場の位置等の検討において、当初年内にまちづくり整備方針を策定し、その後、年度内の委託発注の完了を予定していましたが、関係機関との調整に時間を要し、年度内の整備方針策定が困難となったため、本件等についての事業費1,350万8,000円を次年度に繰り越すものでございます。

 続きまして、3項中野駅周辺まちづくり費では、中野三丁目地区におけます都市再生土地区画整理事業において、南北自由通路等事業との調整による工事工程の見直しやアスベスト処理の発生等に伴う建物解体工事の作業期間延伸によって、2億3,465万6,000円を次年度に繰り越すものでございます。

 これらに対応する国庫補助金2,788万2,000円についても併せて繰越しをいたします。

 以上が補正予算に係る説明でございます。

 失礼いたしました。説明の補足をさせていただきます。

 先ほど歳出の説明で、2項まちづくり事業費、1項まちづくり事業費、13節委託料の減額の説明をいたしましたが、続きまして、議案書の81ページ、15節工事請負費の1,961万2,000円の減額でございます。

 この内容につきましては、沼袋駅前交通広場の暫定供用開始及び平和の森公園周辺地区計画におけます地区集散道路第3号の相互通行化のため、区画街路第4号線の交通広場及び地区集散道路第3号の工事を予定していたものですが、交通広場の用地取得が完了するまで延期するものでございます。

 続きまして、3目新井薬師前・沼袋駅周辺まちづくり費の13節委託料763万4,000円の減額でございます。

 これは、西武新宿線の連続立体交差事業と併せまして、まちづくりの柱として最優先に取り組むことが求められております区画街路第4号線整備の本格化に伴いまして、その執行体制の強化を図る必要から、(仮称)沼袋四丁目周辺地区の防災まちづくりにつきまして、区画街路第4号線整備の進捗が一定の軌道に乗る段階まで検討の着手を延期することとしたものでございます。

 説明が前後して大変申し訳ございませんでした。

 以上で補足説明は終了でございます。よろしく御審議のほどお願い申し上げます。

委員長

 これより本件に対する質疑を行います。質疑はありませんか。

加藤委員

 82ページ、10款まちづくり推進費、3項中野駅周辺まちづくり費、1目中野駅周辺まちづくり費で、かなりの減額になって、交渉の結果下がったということですけど、具体的にどういったことで減額になっているのか。

 また、国庫支出金、都支出金、かなり予定していたところ減額になっていますけども、もらえそうだったものが結果的に下がったというところで、どういった内容なのか具体的に教えてください。

石橋まちづくり推進部中野駅周辺地区担当課長

 今回の減額が当初予算よりも40%減額ということで、かなり大きいものだというふうな認識はしてございます。

 具体的な中身でございますが、大きくは移転補償費といって地権者に渡す補償費の減額と、あと工事費が主な中身になりますが、少し細かく説明しますと、地権者に対して交渉の結果補償費を支払いますが、今回の場合で申し上げますと、復帰をする、地権者が今、地区外に一時的に中断移転をしておりまして、それが戻るときに補償費を払うといったものがございますが、それはいつのタイミングでもある意味お渡しすることができると。当初は、地権者の意向の中で、今の戻る前の段階においてもそれが必要だということで予算計上していましたが、地権者の意向により、それはまた今回ではなくて、少し時期をずらせてほしいということで今回減額をするものでございました。

 もう一つ、工事費につきましては、工事工程の見直しと話をさせていただきましたが、これも地権者交渉によって様々な要因が生じてきているというのが一つあります。あるいは、解体作業等、工事を予定していたものの遅れがあったとかいったところで、当初予定していた地下の埋設物等々の基礎撤去だったり、基盤の整備、地下埋設物の下水道だとかあるいは電線共同溝、そういったものが整備することができなくなり、これも次年度以降に送っているということで大きく減額をしたものでございます。

 それに伴う補助金等の財源についても減額という形になりますが、こちらにつきましても、当初、国の補助金のほうも、国の財源の関係でそれに対応する補助金がそもそも今回大きくなかったといったところが一つ挙げられると思います。

 今回の補助金につきましては、国の補助金とそれから東京都の補助金あるいは都市計画交付金で、残りの分につきましては財政調整交付金のほうの財産費のほうで補填をしていくということで、減額した分については都市計画交付金あるいは財政調整交付金の財産費のほうで補填をしていくというふうな予定をしてございます。

加藤委員

 そうすると、移転とかそういった補償費に関しては、タイミングが来年とは限らないために、ちょっとまた今度、二、三年後かもわからないですけど、そういった話になるとしたら、そのときにまた同じような国庫支出金、都支出金を得られるようなことになっているんですか。

石橋まちづくり推進部中野駅周辺地区担当課長

 そうですね、地権者の意向によって予算化をして、歳出のほうを予算化をして、後は財源更正ということで、国あるいは東京都の補助金を獲得していく予定になってございます。

加藤委員

 工事に関してはちょっと遅れているということなので、繰越明許等の何か方法もあったのかなとは思うところなんですけど、ここで1回駄目だということで国庫支出金、都支出金をある意味返してしまうという形になっている理由というのはどういうことなんですか。

石橋まちづくり推進部中野駅周辺地区担当課長

 今回も繰越明許を使わせていただいているものもございます。それは契約に至った後に諸事情が生じて繰越明許をしたと。今回、財源を落としたものについては、まだそこまで具体的に契約まで至っていなかったものについて今年度の支出が見込めないということで、来年度以降の予算化をするといったものでございます。

加藤委員

 それに関してももちろん今後また獲得できる可能性は十分にあるということでよろしいですか。

石橋まちづくり推進部中野駅周辺地区担当課長

 これも来年度以降予算化をして、財源も含めて獲得していきたいというふうに考えてございます。

高橋委員

 沼袋駅周辺まちづくりのところで、区画道路第4号線や沼袋の駅前広場の整備というところに注力するということで、防災のまちづくり等の関連のことが少し先延ばしというか、現状では凍結して先に延ばすというお話がありましたけども、これは沼袋の駅前広場につながるところの防災のまちづくりなんかもちょっと先に延びたりしている。これは現地の状況というところもあるので、区画街路整備というのはもちろん必須ではありますけれども、こういうまちづくりについての防災まちづくりというのも非常にセット、不可分というのが本来あるべき姿だと思うんですよね。そうなったときに、地域の住民の方々が防災まちづくりについての区の姿勢が後退しているんじゃないかとかいうような心配を抱かせないようにしっかりとした説明とか、そういう話というのはどのように説明して今回の補正に至ったのかを説明していただきたい。

荒井まちづくり推進部新井薬師前・沼袋駅周辺まちづくり担当課長

 今回の件につきまして、地域の方々に一旦防災まちづくりの検討を進める委員さんの推薦等も途中まで行ったところでございました。そういった中で、やはりここで既に事業認可を得ている区画道路第4号線の整備のほうへ注力すべきだというふうな結論に達しまして、そこら辺の御事情をその推薦をいただく方々にお話をさせていただいた中で、まずやはり区画道路第4号線の整備が先だろうというような御理解をいただいた上で、そこの一定の段階を踏まえた上で、防災まちづくりのほうにつきましてもまた進めてほしいというような御理解をいただいているところでございます。

高橋委員

 不安を持たれないようにということと、今までコンタクトを取って動いてきたというまちづくりについての機運醸成も絡んでいることなので、ちょっと先延ばしということにしても、音信不通にならないように継続的なコミュニケーションは取って、街路沿線ももちろんですけど、周辺の住民との連携というのはしっかり取っていただくように要望しておきます。

委員長

 他に質疑はありませんか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

 質疑がなければ、質疑を終結します。

 意見について伺います。第1号議案について、意見はありますか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 それでは、第1号議案について意見なしとして総務委員会に申し送ることに御異議ありませんか。

 

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 御異議ありませんので、そのように決定します。

 以上で本日の日程を終了しますが、委員、理事者から御発言はありませんか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 なければ、以上で建設委員会を散会します。

 

(午後2時53分)