令和2年02月04日中野区議会子ども文教委員会
令和2年02月04日中野区議会子ども文教委員会の会議録

中野区議会子ども文教委員会〔令和2年2月4日〕

 

子ども文教委員会会議記録

 

○開会日 令和2年2月4日

 

○場所  中野区議会第5委員会室

 

○開会  午後1時01分

 

○閉会  午後3時39分

 

○出席委員(7名)

 高橋 ちあき委員長

 斉藤 ゆり副委員長

 吉田 康一郎委員

 小杉 一男委員

 いでい 良輔委員

 平山 英明委員

 むとう 有子委員

 

○欠席委員(1名)

 中村 延子委員

 

○出席説明員

 教育長 入野 貴美子

 子ども教育部長、教育委員会事務局次長 戸辺 眞

 子ども家庭支援担当部長、教育委員会事務局参事(子ども家庭支援担当) 小田 史子

 子ども教育部子ども・教育政策課長、教育委員会事務局子ども・教育政策課長 永田 純一

 子ども教育部保育園・幼稚園課長、子ども教育部保育施設利用調整担当課長、教育委員会事務局保育園・幼稚園課長 濱口 求

 子ども教育部幼児施設整備課長 板垣 淑子

 子ども教育部子ども教育施設課長、教育委員会事務局子ども教育施設課長 塚本 剛史

 子ども教育部子育て支援課長、子ども家庭支援センター所長 神谷 万美

 子ども教育部児童相談所設置調整担当課長 半田 浩之

 子ども教育部育成活動推進課長 伊藤 正秀

 子ども教育部子ども特別支援課長、教育委員会事務局子ども特別支援課長 中村 誠

 教育委員会事務局学校再編・地域連携担当課長 伊藤 廣昭

 教育委員会事務局指導室長 宮崎 宏明

 教育委員会事務局学校教育課長 石崎 公一

 

○事務局職員

 書記 井田 裕之

 書記 五十嵐 一生

 

○委員長署名


審査日程

○議題

 学校教育の充実について

 知的資産について

 子育て支援及び子どもの育成について

○所管事項の報告

 1 地域開放型学校図書館の運用の考え方等について(子ども・教育政策課)

 2 (仮称)総合子どもセンター等の検討状況について(児童相談所設置調整担当)

 3 (仮称)キッズ・プラザみなみの及び(仮称)キッズ・プラザ美鳩の運営事業者の選定結果について(育成活動推進課)

 4 民設民営学童クラブの開設について(育成活動推進課)

 5 令和2年度教科書採択の実施について(指導室)

 6 教育委員会におけるシステム障害の影響について(学校教育課)

 7 区立学校の儀式的行事等について(学校教育課)

 8 その他

  (1)子ども家庭支援センターの一部等の移転について

  (2)成人のつどいの実施結果について

○その他

 

委員長

 それでは、定足数に達しましたので、子ども文教委員会を開会いたします。

 

(午後1時01分)

 

 本日はお手元の審査日程(案)(資料1)のとおり進めたいと思いますが、御異議ありませんか。

 

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 では、そのように進めます。

 なお、審査に当たっては5時を目途に進め、3時ごろに休憩を入れたいと思いますので、御協力をお願いいたします。

 議事に入ります。

 学校教育の充実について、知的資産について、子育て支援及び子どもの育成についてを議題に供します。

 では、前回の委員会に引き続きまして、所管事項の報告を受けます。

 なお、資料についてですが、前回1月23日の当委員会で報告予定だった報告の2から7番につきましては、前回の資料をそのまま使用いたしますので、よろしくお願いいたします。

 また、1番目ですけれども、議題が地域開放型学校図書館の運用の考え方等についてとなっておりますが、前回の「子どもの読書環境充実の考え方について」のブックスタートは皆さんが一応報告を受けたということになっておりますので、このような報告の仕方をされるそうでございますので、よろしくお願いいたします。

 それでは初めに、1番、地域開放型学校図書館の運用の考え方等についての報告を受けます。

永田子ども教育部、教育委員会事務局子ども・教育政策課長

 それでは、地域開放型学校図書館の運用の考え方等につきまして、お手元の資料によりまして御報告いたします。(資料2)

 本報告は、前回1月23日の当委員会におきまして、子どもの読書環境充実の考え方についてといたしまして、ブックスタート事業、地域開放型学校図書館の利用について御報告をさせていただきました。その際、地域開放型学校図書館については、これまで10か年計画などに基づき、長い期間をかけて検討を行い、地域や区民の方々に御理解をいただいてきたという経緯がある、このことを踏まえ、一般区民の利用等についても確保する方向で検討すべきではないかといったような御意見をいただいたところでございます。それらを踏まえまして、地域開放型学校図書館の運用の考え方などにつきまして改めて検討を行いましたので、御報告をさせていただくものでございます。

 令和2年度から開設する地域開放型学校図書館の運用につきましては、子どもや乳幼児親子等の利用だけでなく、広く区民全般の利便性向上を図る必要があることから、区民が利用できる運用形態とする方向で検討をいたします。

 また、「今後の図書館サービスのあり方検討会」の検討結果をまとめましたので、別紙のとおり御報告をさせていただくものでございます。

 1番、検討する運用形態等でございます。

 (1)開館時間でございます。平日、土日祝日、長期休業日のいずれも午前9時から午後8時までとします。また、休館日は別に定めることとします。

 (2)蔵書構成につきましては、絵本、児童書に加え一般向け図書を一定数配架することとします。

 (3)蔵書の貸出につきましては、絵本、児童書、一般図書の貸出を行うこととします。

 (4)予約図書の受取・返却につきましては、開館時間中に取り扱うことといたします。

 2、運用上の留意事項といたしましては、「中野区教育ビジョン(第3次)」におきまして、地域開放型学校図書館を整備し、子どもたちの自主的な読書活動の推進や、乳幼児親子の読書活動を支援するとともに、地域活動や交流の拠点として活用することをうたってございますので、この趣旨を踏まえまして、今後も効果を検証していきたいというふうに考えてございます。

 3、開設予定時期でございます。令和2年度と3年度におきましては、令和2年9月にみなみの小学校、美鳩小学校、令和3年4月に中野第一小学校の開設を予定してございます。

 次に、別紙をごらんいただきたいと思います。「今後の図書館サービスのあり方検討会」の検討結果でございます。

 1、検討課題といたしましては、滞在型利用等新たな利用者ニーズへの対応、ICTの進展等社会環境の変化への対応、学校図書館の機能充実と地域開放、図書館サービス網のあり方といたしております。

 2、検討委員等につきましては、記載のとおり、地域団体や公募区民、小・中学校長、コーディネーターとして学識経験者2名などの計13名、事務局1名でございます。

 3、開催日時は、8月29日から11月19日までの計4回でございます。

 4、主な意見につきましては、課題ごとに整理をしてございます。

 まず初めに、滞在型利用等新たなニーズへの対応とICTの進展等社会環境の変化への適応についてでございます。

 滞在型サービス・居場所につきましては、お茶を飲みながら本を読めるなど、居場所としての機能などについての御意見がございました。

 2、アウトリーチサービスにつきましては、子育てひろばなど地域の子ども関係施設にも出向いて連携してはどうかといったような御意見がございました。

 3、ユニバーサルデザインにつきましては、障害をお持ちの方へのデイジー図書の活用など、ICTを活用したサービスの拡充、またその一方で、人による対応も大事だといったような御意見がございました。

 4、(仮称)中野東図書館(中野東中学校等複合施設内図書館)につきましてです。

 7階「子どものフロア」につきまして、子どもが使いやすくすることに関連をいたしまして、ゾーニングの考え方や大人の出入りなどについての御意見がございました。

 また、9階「ビジネス・コミュニティフロア」につきましては、用途は限定しないほうがよいのではないかといった御意見がございました。

 また、その他といたしまして、図書館の運営について話し合う場などについての御意見がございました。

 次に、⑤のその他といたしまして、学校図書館との連携についての御意見などがございました。

 次に、(2)学校図書館の機能充実と地域開放といたしまして、学校図書館の機能充実につきまして、図書館システムを活用した蔵書の借り受けの充実などについての御意見がございました。

 次に、地域開放型学校図書館につきましては、一律に整備するのではなく、地域の実情も考慮することも必要ではないかといった御意見がございました。

 (3)図書館サービス網のあり方につきまして、区全体としての配置数や身近なところでの利用などについての御意見がございました。

 区といたしましては、検討会でいただきました御意見を踏まえまして、今後の方向性について検討を行い、第1回定例会におきまして御報告をさせていただきたいというふうに考えてございます。

 御報告は以上でございます。

委員長

 ありがとうございます。

 ただいまの報告について御質疑ありましたらお願いいたします。

小杉委員

 地域開放型図書館の運用の考え方ということで、前回にかわる提案がなされたということです。

 この間、2度の教育委員会なんかでもそういった質疑があったかと思うんですが、その主な御意見とかあったら御紹介ください。

永田子ども教育部、教育委員会事務局子ども・教育政策課長

 まず、地域開放型学校図書館の考え方、あるべき姿といったような趣旨がございますので、そうしたものを踏まえた上で、社会状況の変化や個々の学校や地域の実情なども踏まえた柔軟な対応といったものが必要ではないかといったような御意見であるとか、あるいは、そうしたことをしっかりと行っていくためにも、利用実態などを踏まえたそうした検証をしながら改善に努めていく必要があるのではないかといったような御意見をいただいてございます。

小杉委員

 ある教育委員の方からも、議会でもこの問題をしっかり議論してほしいという話を個人的にも伺っています。決めたことだからやるんだということではなくて、議論してほしいということでした。

 そのほかにも、団体からの要望ということが寄せられていると思いますが、御紹介ください。

永田子ども教育部、教育委員会事務局子ども・教育政策課長

 1月29日付で本町図書館とあゆむ会、東中野図書館を守る会の方から、地域開放型学校図書館について、1月24日に教育委員会に報告された見直し案に沿って学校図書館の充実を進めてください、そして二つ目として、ブックスタート事業の開始により、乳幼児とその親への読書環境支援をよりよく発展させてくださいといったような要望書を受けてございます。

小杉委員

 ありがとうございます。

 「今後の図書館サービスのあり方検討会」ということの報告の中を見ても、検討課題に、三つ目に学校図書館の機能の充実と地域開放というのが挙げられていて、3ページ目の②を見ていただいても、下から三つ目と二つ目は実施をする前提での意見ですが、基本的には否定的な意見が多かったかと思います。先ほどの教育委員会とか団体の方も含めて、そういった意見を踏まえて前回見直し案というのを提案されましたが、今回の案に関しては、こういった意見はどのように、どこに反映されているんでしょうか。

永田子ども教育部、教育委員会事務局子ども・教育政策課長

 御紹介させていただきました検討会の主な意見ということで、委員からも今御紹介いただきましたが、さまざまな意見をいただいてございます。これらにつきまして、やはりいただきました御意見につきましてはしっかりと受けとめをさせていただきまして、要望であったり、あるいは課題といったようなものもあると思いますので、そうしたものにつきまして今後運営の中でしっかりと改善に向けて努めてまいりたいというふうに考えてございます。

小杉委員

 運営の中で改善に努めていきたいと言われますが、よくよく調べたら、地域開放型図書館って新しい中野をつくる10か年計画の1次、2005年から掲げられている問題で、15年前からやるやるやると言ってきた問題です。

 我々もこの間の先日の質疑の中でも、地域図書館の廃止と統廃合と連動しないんだと、これはこれの問題だということですから、多くの区民が求めているんだということであれば私もいいんじゃないのと思うんですが、これ、例えば、今までの長い15年なり、直近でもいいんですけれども、これについて区民がどういうふうに、どういった方がどのぐらいの比率で求めているのかという、そういった調査というのはされているんでしょうか。

永田子ども教育部、教育委員会事務局子ども・教育政策課長

 この地域開放型学校図書館の具体的な地域の方への説明につきましては、例えば学校再編でありますとか学校の改築などに際しまして、その計画の中で地域開放型学校図書館を整備をしていきますといったような形での御説明をさせていただいておりますので、そうした場を通して地域の方々や学校関係者の方々には受けとめをしていただいていると考えておりますが、そのことについての具体的な数、お尋ねの比率とか数について把握しているわけではございません。

小杉委員

 個別に地域の中でそういった学校の開設の説明会の中でも当然報告はありましたよね。個々もやられているということなんですが、例えば区民もそうだし、今後3校開設される地域とか、具体的にどの程度の人が求めているのかというところをしっかり調査もしないでやるのはいかがなものかと思います。ことしの中野区長の賀詞交歓会での話でも、エビデンスベースでしっかりやっていくと言われていて、ああ、そうかと、それを思い出したんですよね。そういう意味では、何かどのぐらいの人が求めているのか、それもわからないで実際に進んでいくというのは、既に決めたんだと――これは私思い出したのは、東京都がやる特定整備路線ですよね、60年前の計画を必ずやるんだということで今都内全域、各地でやられています、100カ所で。同じで、決めたんだからやらなくちゃいけないというだけじゃなくて、それはやっぱりおかしい話で、教育委員の人もそうじゃないんだと言われていますよ。しっかりその辺は今のニーズを把握していくということが必要だと思います。その辺について調査を改めてやるとかというお考えはないんでしょうか。

永田子ども教育部、教育委員会事務局子ども・教育政策課長

 この地域開放型学校図書館の目的といたしましては、やはり地域の身近なところで子どもたちの読書環境の整備でありますとか地域の方々がそうした本に触れ合う場所を環境整備していくということでありますので、そのことについては、そういう施設ができるのであれば利用をしたいといったような御意見もいただいてございますので、必ずしも過去に決めたからそれをそのまま実施をするということではなく、先ほども申し上げましたとおり、具体的にどういう形で運営をしていくのがよりニーズに沿っているのかといったようなところで具体的にその事業を実施をしてまいりたいというふうに考えてございます。お尋ねのそうした意味でこの時点で何か調査を改めてするかということについては、現在のところ考えてございません。

小杉委員

 調査しないということですね。じゃ、この運用上の留意事項にある効果を検証するということですが、これは具体的にどういったものを検証、どういった数字、例えば具体的にどういった検証になるんでしょうか。

永田子ども教育部、教育委員会事務局子ども・教育政策課長

 検証の内容としましては、例えば、各時間ごとの利用者数でありますとか本の貸出数でありますとか事業を実施した際の参加者数などを定期的に記録をとりまして、また利用者を対象としたアンケートでありますとか懇談会のような意見交換などを通じまして利用者の方の御意見、要望、改善すべき点などにつきまして把握をし、その効果を検証していきたいというふうに考えてございます。

小杉委員

 検証していきたいと。検証するということが、例えば、実施後1年後にそういった数字を確認をして、その後そのまま続けるのか、修正するのか、そのままいくのかということを判断をその時点で行うということでよろしいんですか。

永田子ども教育部、教育委員会事務局子ども・教育政策課長

 この地域開放型学校図書館の事業の趣旨をしっかりと果たしていくという観点で運用の改善には努めてまいりたいというふうに考えてございます。

小杉委員

 運用の改善をしていくかどういうふうにしていくのかということになると思うんですが、せっかく私このあり方検討会での質疑も聞いていましたし、教育委員会の人たちの議論も各団体の人の御意見なんかも踏まえて考えたら、やっぱり早急にこれどんどんやっていくということよりも、やはりこの間出された見直し案、本町図書館とあゆむ会、東中野図書館を守る会の方々も見直しをされて感謝いたしますという意見も出ています。その辺はやっぱり区民の中でのニーズをしっかり踏まえて延期をするとか、もしくは調査をするとかということは私としては行う必要があると思っていますので、十分きょうはそれはできないということだったですけども、例えば延期とかということとか半年間ずらしていくとかというのは、そういうのはお考えはないんですかね。

永田子ども教育部、教育委員会事務局子ども・教育政策課長

 まず開設につきましては、来年度、新校舎の開設のタイミングで開設をしていきたいというふうに考えてございます。また、その運営面につきましては、どのぐらいの期間のサイクルで改善をしていくかということでございますが、それは内容によってまた異なりますけれども、そうした見直しということについては行ってまいりたいと考えてございます。

小杉委員

 例えば、今の地域開放型図書館の運用というところで改めてちょっと伺いますけども、中央図書館で何冊ぐらいあって、地域図書館で何冊ぐらい蔵書があって、今の学校の図書館は何冊ぐらいある、その現況というのをちょっと教えていただけますか。

委員長

 答弁、大丈夫ですか。

永田子ども教育部、教育委員会事務局子ども・教育政策課長

 中央図書館におきまして、児童書につきましては7万8,000冊ございます。(「全部」と呼ぶ者あり)全部で50万冊でございます。それから学校図書館でございますが、これは学校の規模によって異なりますけれども、おおむね8,000冊から1万2,000冊程度でございます。それから地域館におきましては、おおむね5万冊から10万冊程度でございます。

小杉委員

 そういった今現状のある中で、プラス5,000冊ぐらいのという方向だと思うんですが、地域で地域図書館をつくっていこうということです。例えば、毎年図書の更新とかというものというのは大体その中で何冊ぐらい更新とかしているんですか。

永田子ども教育部、教育委員会事務局子ども・教育政策課長

 全体としまして、1年間で大体4万冊ほど購入をしてございます。

小杉委員

 前回の委員会では、見直し案を示される理由の中にお金の問題を言われていました。予算案の中で精査する中で、やっぱりある程度少なくしないといけないということで、そのお金の問題は予算案や今後の補正の予算なんかでも質疑の中なので、具体的にこの場所では議論できないにしろ、私、ある教育委員の方からも、議会の中でもお金の問題もしっかり議論してほしいんだと言われていました。1冊例えば2,000円の本にしたって、例えば1カ所の地域開放型図書館の人件費でも、例えば500万かかるとしても、3校で考えると私の計算だけでも6,000万ぐらいかかるし、今後25校それをやるとなったら莫大な費用になっていって、それを本当に区民は求めているのかと。求めているんだったら私もいいですよ。2割ぐらいが求めているんです、だからやりましょうと言いますけれども、それもないのにやろうというのはやはりちょっとどうなのかと考えております。なので、先ほど申し上げました延期とか調査とかということをぜひ検討してほしいということを要望して、ちょっととりあえずの質問を終わらせていただきます。

委員長

 ちょっと休憩します。

 

(午後1時26分)

 

委員長

 再開いたします。

 

(午後1時26分)

 

平山委員

 何か議会制民主主義のもとで直接民主主義みたいな質問が続いておりましてびっくりしちゃいましたけど、まず、朝改暮令とでも言いますか、先週御報告いただいたことがひっくり返っていると。御説明の中で、議会からこういった一般の方もというような意見があったかということを御報告の中でおっしゃっていましたが、私だけでなく、ほとんどの委員が主張をしていたのは、意思決定のプロセスが見えないということなんですよ。現にむとう委員なんかは、私は考え方が違うけどもこのやり方はおかしいと思うというような質問もされていらっしゃったような気がする。

 一般的には、意思決定機関というのは議会ですよ。だけども、行政機関の意思決定のプロセスというのは極めて大事なものですよ。それが公平公正でないといけないし。先ほど一度決めたものがみたいな発言もありましたけども、一度決めたその計画やビジョンというものは、パブリックコメントまで終わって区民参加の手続を全て経た上でのものなんでしょう。だけども、そこで決まっていたものが一体どうやって変わってしまったのか、我々にも区民にも全くわからない状況で変化をしているということが問題なんですよ。そのことを前回さんざん申し上げたつもりですけども、どうも伝わっていなかったのか、御理解をいただけてなかったのか、私の質問のやり方が悪かったのかというのはわかりませんが。

 新しい区政になって、政策立案過程から情報公開をしていくとおっしゃっているじゃないですか。でも、全く見えない。一体どこで何が決まっているのかがわからない。片方は自治基本条例に定めてある区民参加の手続をとっているんです。しかしながら、それを覆すというものをおやりになるんであれば、それなりの議論も経なきゃいけない。一発で出てくるんではなくて、こんな予算の直前に出てくるんじゃなくて、長い間をかけて議会の中で議論を重ねながら、区民の皆さんにその議論の形が見えるようにすればいいじゃないですか。

 教育委員会にはいつ報告されたんですか。この前の委員会の後ではないですか。事前に教育委員会に説明されなかったんですか。教育委員さんたちだって、現行の10か年をつくるときにだってかかわっていらっしゃいますよ。教育ビジョンをつくるときにだってかかわっていらっしゃった方もいらっしゃいますよ。そのことも理解されていますよ。だけども、一向にこの地域開放型図書館というものについて皆様から御報告がなく、でも、8月に粗々の形を示された。それは当然教育委員さんだって御存じなんでしょう。まさか報告されてなかったとは思いませんけど、そこまで調べておりませんけども。それからまた一定期間何の報告もなく予算の直前に突然出されてきて、考え方がその8月から180度変わりますよという、その意思の決定はどうやってなされたんですかということをお尋ねしていたんですよ。それが今回、わずか1週間もたたない間にまたもとに戻ってしまった。

 全体としてお尋ねしますけど、どういう意思決定のプロセスでこうなったんですか。

永田子ども教育部、教育委員会事務局子ども・教育政策課長

 この子どもの読書環境の充実ということで、昨年12月上旬に庁内調整を行いまして、その中で、地域開放型学校図書館につきましては、より効率的な運営を図る観点から運営を見直すという方向性を確認をいたしまして、教育委員会事務局といたしましては、その方向性に沿って検討し、考え方を整理をしたものでございます。

 そして、その子どもの読書環境充実の考え方についてということで庁議にまず報告するということにつきまして1月20日に決定をいたしまして、教育委員会、そして議会、子ども文教委員会にそれぞれ御報告をさせていただくという経過でございます。

平山委員

 いや、そうではなくて、一番最初にお尋ねをしているのは、前回御報告いただいてからまたひっくり返ってまた戻っている、これはどういう意思決定のプロセスがあったんですかということをお尋ねしているんです。

永田子ども教育部、教育委員会事務局子ども・教育政策課長

 失礼しました。1月23日の子ども文教委員会でいただきました御意見を踏まえまして、1月30日に庁内調整を行いまして、そこで地域開放型学校図書館の運用の考え方につきまして検討を行いまして、その検討結果について庁議、そして教育委員会、議会に対して報告をさせていただくということにつきまして1月31日に意思決定を行いまして報告をさせていただいてございます。

平山委員

 確認していきます。1月20日にまずこれ庁議を行ってこの件を庁議の議題にかけられたんですか。そういう理解ですか。何か説明が曖昧なんですよ。

永田子ども教育部、教育委員会事務局子ども・教育政策課長

 1月21日の庁議におきまして報告をしてございます。

平山委員

 その庁議には区長は出席されていましたか。

永田子ども教育部、教育委員会事務局子ども・教育政策課長

 はい、区長も出席してございます。

平山委員

 ということは、区長もこの件は御承知だったということですよね。

永田子ども教育部、教育委員会事務局子ども・教育政策課長

 はい、そのとおりでございます。

平山委員

 その後1月31日にもう一度庁議を開かれたんですか。

永田子ども教育部、教育委員会事務局子ども・教育政策課長

 庁議につきましては2月3日でございます。

平山委員

 2月3日の庁議には当然区長は御出席されていましたか。

永田子ども教育部、教育委員会事務局子ども・教育政策課長

 はい、出席されております。

平山委員

 区長はこの180度変わった考え方について何か御所見は述べられていましたか。

戸辺子ども教育部長、教育委員会事務局次長

 庁議には私が出席しましたので、特段御質問、御意見等はなかったと記憶しています。

平山委員

 恐ろしいことですよ。一度政策決定をした、意思決定をしたということについてこんな短期間で役所が考え方を変えたということはないですよ。これまでも議会が猛反発したような件というのはたくさんありましたよ。でも、意思決定を行ったことというのは、それがさまざまなある選択肢の中から区民にとって最善だということを皆さんの中で熟慮を重ねられて決定をしたことだから、それが覆ることなんてなかったじゃないですか、今まで。

 それは、議会からのいろんな意見に対しても、自分たちはきちんとした意思決定のプロセスをとってきたからだという、それが背景にあるからでしょう。区民の皆さんにだって、ぽっと思いつきで決めたことではありませんよと、これだけの議論を重ねて、こんな検討の中から出てきたものですよというものがあったからでしょう。今回のこの二つの報告からはそれが全く感じられないんですよ。だから問題だと言っているんです。行政はそんな簡単に意思決定を行っちゃいけないんですよ。そこが問題だということを前回の委員会の中では発言をさせていただいていたつもりなんですけど、何か、いやいや、もとの案に戻せという議会からの要望がありましてみたいな報告がなされてしまうと。大変心外ですよね。

ここはあまり突っ込まない方がいいんだろうな。じゃ、また別の角度から伺います。中野区の蔵書は、一般書並びに児童書、これは充足しているとお考えですか。

永田子ども教育部、教育委員会事務局子ども・教育政策課長

 23区の比較で申しますと、児童書についてはやや少ないというふうに認識してございます。

平山委員

 ややって、23区中22位じゃなかったでしたっけ。

永田子ども教育部、教育委員会事務局子ども・教育政策課長

 貸し出しについては22位ということでございます。

平山委員

 蔵書については。

永田子ども教育部、教育委員会事務局子ども・教育政策課長

 蔵書数につきましては、下から6番目ということでございます。

平山委員

 児童書ですか。

永田子ども教育部、教育委員会事務局子ども・教育政策課長

 はい、児童書です。

平山委員

 それはちょっとじゃないでしょう。一般書も真ん中よりちょっと上ぐらい。だけども、決して充足しているという状況ではないと思うんですよ。ましてや、学校図書なんて基準を満たしてないんでしょう、まだ。全校満たしているんでしたっけ。

永田子ども教育部、教育委員会事務局子ども・教育政策課長

 学校図書につきましては文部省の基準を満たしてございます。

平山委員

 それは全校満たしているんでしたっけ。

永田子ども教育部、教育委員会事務局子ども・教育政策課長

 はい、全校満たしております。

平山委員

 これは大変失礼しました。そういう状況の中で、書物って、子どもたちの成長にも、区民のいわゆる文化という側面からの知的欲求、そういったものに応えていくためにも重要なものなんですよ。部屋に書物がないというのは肉体に魂がないなんという哲学者もいるわけでしょう。だから、そこはそこで我々は蔵書はふやすべきだと思っているんです。だけど、さっきのような御答弁だと、いやいや、ちょっと不足しているぐらいですという御答弁だったんですけど。それでは、要するに充足しているとお考えなんですか。今のままで十分だと、それともまだ足りないというお考えなんですか。

永田子ども教育部、教育委員会事務局子ども・教育政策課長

 やはり読書環境を整備していくという観点からはまだ足りないというふうに考えてございます。

平山委員

 そこら辺の考え方をさまざま整理する中で、蔵書だってこれだけのものを目指していこうという中、そういう検討もありながらの地域学校開放型図書館があったわけでしょう。大丈夫ですか。前回も休憩中だったかもしれませんけれども、仮に区から子ども読書環境の充実という報告があるんであれば、せめて蔵書数は変えるべきではないということを申し上げたんですよ。

 一般書が減っても、子どもの書籍だけは維持をする、あるいは子どもの書籍の分を一般書にかえて購入するとか、そういう方向転換だったら理解ができますよ。だけど、充実と言いながらも、実質は子どもの本自体も減らしますという御報告だったわけでしょう。だって、そもそも絵本と児童書で3,000冊という報告を我々いただいているんですよ。それが絵本と児童書で2,000冊になっていますからね。本、減っているんですよ、前回の報告で。それのどこが子ども読書環境の充実なんですかということを申し上げたんですよ。そこら辺の我々が発言をした事柄というのも、あまり切り取って断片的に捉えないで、議論のきちんと総括をした上で考えていただければなと非常に思ったので、それはそれで指摘をしておきますね。

 もう1回戻りますよ。この1週間の間に、この地域開放型図書館の運用の考え方について、オフィシャルな会議でどれだけの会議が行われて庁議まで持っていくという運びになったんですか。

永田子ども教育部、教育委員会事務局子ども・教育政策課長

 このことにつきましては、1月30日に政策調整会議を開きまして庁内調整をしております。

平山委員

 政策調整会議でやったんですか。政策調整会議でやる事柄って、皆さん御存じですよね、区民に公表しなきゃいけないんですよ。区民の意見を求めないといけないんですよ。そう総務委員会で報告しているばっかりじゃないですか。

戸辺子ども教育部長、教育委員会事務局次長

 政策会議については、内容について公表いたします。政策調整会議につきましては、要は、政策形成過程のものまで広く議論しますので、全てが全て公表というような御説明はしてございません。

平山委員

 失礼しました。政策会議に持っていくまでのものを議論するわけですね。政策調整会議というからには、教育委員会だけじゃなくて、区の執行部も参加されていたわけですよね。主にどんな方が参加されていましたか。

戸辺子ども教育部長、教育委員会事務局次長

 区長をトップに、両副区長、それから教育長、それから総務部長、企画部長、それと教育委員会事務局次長、それから子ども・教育政策課長、予算課長。以上と、あと、予算の担当も同席していたと記憶してございます。

平山委員

 ちなみに、1月21日の庁議の前に、この子ども読書環境充実の考え方については政策調整会議にかけられましたか。

永田子ども教育部、教育委員会事務局子ども・教育政策課長

 特にかけてはございません。

平山委員

 どうしてですか。

永田子ども教育部、教育委員会事務局子ども・教育政策課長

 先ほど御紹介いたしました12月に、庁内調整のほぼ同様の区長以下幹部職員が同席する調整の場でそのような議論をさせていただき、その中で来年度の事業の方向性について確認をさせていただいたということでございます。

平山委員

 だから、こういう大事な課題については、あまり名もない実態もない会議でやらない方がいいんですよ、そうしないと記録が残らないから。それが意思決定のプロセスなんですよ、記録を残していくということが。後で区民の皆さんが見たときに、きちんと区がどういう判断をしたか、誰がどういう発言をしたかというのが全部残っていくということが大事なんですよ。その意思決定が正しかったかどうかというのは後世に判断をされるわけでしょう。

 それが、最初のはやられたけど、最後のはやられなかったけど、2回目の今の報告に至るときには、庁議に至る前も、区長含め行政側の執行部の方ともこの件について何度も議論されたということですね。それはそれでいいです。確認をしました。

 もうそろそろ終わるようにいたしますけども、中身のいかんにかかわらず、区が政策判断をしたその過程というものがあまりにもしっかりとしたベースがないというか、いわゆる意思決定のプロセスというものがきちんと図られてないということであれば、これは報告以前の問題なんですよ。ということはきちんと指摘をさせておいていただきたいなと。これからいよいよ予算にも入ってくるんでしょうけど、どんな予算がついてくるかというのは我々も見てみないとわかりませんけれども、当然、予算の審査の際にだっていろんな議論がなされているんだと思います。

 もう1回言いますよ。計画にのせてあるということは、どんな議論があろうが、一度区民と約束をした区民参加のプロセスをきちんと経て手続が完了しているものなんです。それを変えるなと言っているわけじゃないんです。それを変えるためには、きちんとした手順、手続を踏んでくださいと。これはどう見てもそれが踏まれた形跡が見えないということは、これも指摘をさせていただいておきます。

 あともう1個だけ。運用上の懸念がたくさんありました。もうできると決まっているものをつくってほしいという方の声というのはなかなか出てこないとは思うんですけども、その上で、じゃ、美鳩小の学校の説明会で、こんなものをつくらないでくれと言った人が果たして何人いたのかというのも僕も気になるところなんですけど、なかなかはかりにくいんだと思いますよ。ただし、いろんな出ている心配事に対しては応えていかなきゃいけない。だけど、今まで報告の中で、運用上の留意事項、効果を検証するなんという、まだ始まってもいないものがこんなに心配されているものというのも初めてなんですよ。しかも、始まってもいないものに対して御担当が改善という言葉を何度も口にされている。わからないものをどうやって改善するんだろうという気はしなくもないんですけど。

 これ、長くなるんで一つだけにしておきます。施設上のことを大変危惧されている方もいらっしゃいます。これ、施設担当に。設計上この建物というのは防音についてどうなのか。いわゆる外の人が学校に入ってくるというのはさんざん議論になったはずです。だって、ここはそれだけではなくて子育てひろばもできるんですからね、小学校は。地域開放型図書館だけではないんですよ。ほかのものもできるんですよ。これから学校施設ってそういう複合的な要素というものを含むものが非常に多くなっていく中で、中野中学校は一般の方の出入りと学校の生徒の出入りの動線というのが全く分けられなかった。その反省も踏まえた上で、今度の学校についてはそういったことはきちんとしますという報告を受けていたというふうに理解をしているんですけど、ここにあるような懸念も含めて、その点について御見解をいただけますか。

塚本子ども教育部、教育委員会事務局子ども教育施設課長

 美鳩小学校をはじめみなみの小学校においても同様なんですけれども、いわゆる物理的な動線の区分け、一般の方と学校利用者と物理的に最初に敷地外から敷地内に入る門の時点で区分けをしてございますので、当然建物内部に入ってからも物理的に区分けもできてございますので、そういった点においては対応はできているものと認識してございます。

平山委員

 中野中学校へ行ったとき、これ、以前総括で指摘をしたことですけども、ある階にあった女子更衣室は全く使われていなかった。それは何でかというと、一般の動線と同じになっているがために、一般の人を通さないように学校側がしちゃったんです。それは学校側としては当然の配慮ですよ。だから、出てきているのに使われなかったというお粗末な問題が起きた。それ以外にもたくさんあったんですけど、そういったものをきちんと反省して、次の学校建設にということを、あのときはもうほぼ全ての会派の議員がそういうことを皆さんに申し上げさせていただいていたと思うんです。

 今回も、最善を図って設計をし、今建設に至っているのだと思います。ただし、仮にこういう想定をしていたけども、もう少しこういう配慮が、もう少しこういうものがあればというようなものが出てきた場合、学校任せにするのではなくて、これは中野中のこともあるわけですから、きちんと教育委員会が責任を持って対応する、そういう考え方だけは今持っておいていただきたいなと思うんですけど、どうですか。

塚本子ども教育部、教育委員会事務局子ども教育施設課長

 実際、中野中学校においても、運用を始めてからの不具合等が出てきた結果、そういったお声があったものというところでございます。今、みなみの小と美鳩小学校、オープンを控えてございますが、現時点においては、先ほど申し上げたとおり、そういった不具合がないように考えてきたところでございます。

 実際に使い始めてみて、また当初考えていなかったそういった視点等ももしかしたら利用者の方からお寄せいただくことになるかもしれませんので、そういったところはまず改善が図れないかどうかしっかり考えたいと思います。当然、それ以降にまた設置する新しい施設に関しましても、そういった反省点は十分に踏まえてつくっていきたいというふうに考えてございます。

平山委員

 ありがとうございました。これで質問は終わりますけども、先週御報告いただいたものと今週御報告いただいたもの、全く違うと言っていいんですかね、内容のものについて、今すぐどうか、このジャッジをするというのはなかなか難しい。先ほど申し上げたように、どういうプロセスの中で物事が進んできたのかというのを我々ももっともっと検証していかなくてはいけないので、この件についてはきちんと予算の中でもう少し踏み込んで質疑をさせていただきたいと思っておりますので、そのことだけはお伝えをさせていただきます。

永田子ども教育部、教育委員会事務局子ども・教育政策課長

 先ほど平山委員の御質問で、学校図書館の蔵書数について、文部科学省の水準達成状況につきまして、私、全校において達成しておりますというふうに申し上げましたが、ことしの3月の時点の数字で改めて確認いたしますと、小学校においては82%という達成状況でございまして、中学校で90%という状況でございまして、全部ということは誤りでしたので、答弁の訂正をさせていただきます。申しわけございませんでした。

いでい委員

 重複する部分もありますけれども、先週の子ども文教委員会の中で、それぞれの委員から、今回の地域開放型学校図書館の考え方の変更ですよね、そういったものが示された。相当さまざまな立場からの議論が尽くされはしましたけれども、こうやってもとの計画に戻るということなのかどうなのかちょっと明確にきょうのこの資料だけでは、きょうの説明だけでは読み取れないので、もう一度はっきりさせていただきたいんですけど、いかがでしょうか。

戸辺子ども教育部長、教育委員会事務局次長

 基本的には、いただいた御意見に沿いまして、ここの報告書の1番にあるとおり、開館時間、蔵書構成、蔵書の貸出、それから予約図書の受取・返却、こうしたものについて今後検討をきちっとして、再度御提案させていただきたいということでございます。

いでい委員

 ということは、前回その資料の中でお示しいただいたのは、地域開放型学校図書館として想定をされていたスペースは学校の図書室の一部だというふうに示されていましたけれども、そこの点についてはいかがですか。

戸辺子ども教育部長、教育委員会事務局次長

 2通りありまして、学校の図書館の一部にするという方法も確かにございますし、中野の図書館の分室という扱いも想定できるところでございます。そちらも含めて、新たな案として御提案していきたいと考えてございます。

いでい委員

 新たな案というか、先週お示しいただいたのは学校図書室の一部というような紹介のされ方だったのかなと思っていて、今回こういった形で先週の報告と180度転換してきた、このことについて私は一定の評価はいたします。というのも、これまでも地域の方々の御協力により、御理解により、さまざまな形でこの地域開放型学校図書館を進めていこうと、それについては中野区にも根拠がありますけれども、子どもの読書活動推進計画というのがやっぱりそこのもとにあって、そのもとにあるのはやっぱり中野区の教育ビジョンがあって、またそのもとにあるのは、中野区の教育大綱なり基本構想なり基本計画だったわけですよね。こういったものがあってこういうことを進めましょうというふうに計画されていたものが、いつの間にか変更になりますと。また、委員会で報告、いつから始めますよ、来年の9月から始めますよ、2校については始めますよという報告があって、1週間もたたずにやっぱりやめますとなると、この中野区の子どもの読書活動推進計画というもの自体が、その上位である教育ビジョンが、中野区の教育大綱がどのように今回の政策決定にかかわってきたのかというのが甚だ疑問でしかない。

区は、基本構想を新しくしていくということによって、議会からの質疑のことについても答弁ができないと、今、その基本構想並びに基本計画ができればそれについて示していきたいという形で、議会からの質問はなるべく避けるような答弁が私が本会議場で今までこの2年間ぐらい感じていたことなんですよ。今回、区が先週、基本構想素案というものをお示しをいただきました。それが議会で議決をされるのであれば、それに伴って私は教育大綱も新しく変えていくだろうと、それから教育ビジョンというものも新しく変えていくんだろうと、そういったスケジュールはでき上がってくるのかなと思っています。そういったものの考え方が、やっぱり今の区の特に教育、ここの委員会のことについてはちょっと置き去りにされていて、何か恣意的な、言葉が合っているかどうかわかりませんけど、自分勝手な思いつきで政策決定がされているんではないかと。それをこの教育委員会や教育委員会事務局、また区の庁議の中でも、政策調整会議の中でも、誰もそのことについて指摘する人がいないのかなと。いやいや、これを変えるにはここからたどっていかないと無理ですよという話が、理事者の中でそういった話し合いがなされなかったのかなと。残念で仕方がないんですよね。

 しかし、今回こういった形でもとの形に戻りますよということがおおむね示されました。細部についてはこれからさらに検討を図られて、調整を図られていくということだと思うんですけれども、当初、地域開放型学校図書館で利用される方々というのは、乳幼児親子だけではやっぱりなかったんですよね。前回の報告の中では乳幼児親子の居場所だというふうにおっしゃっていましたけど、乳幼児親子の皆さんは、私も子どもを育てていますから、家内が育てていますからよくわかりますけども、大体乳幼児親子の方というのは午前中ですよね。午後は午睡なんですよ。ですけど、区からお示しいただいたのは午後1時から午後5時まで4時間、あとは学校図書室の一部として授業にも使用したいみたいな、そんなすごく制限をするような方針の転換だったと思います。これについてはもちろん改められるんだと思いますし、本来乳幼児親子の居場所ということで地域開放型学校図書館を使うのであれば、やっぱり地域の方とどのようにかかわりを持ってもらうのかと。乳幼児の方の読書の環境ももちろんそう、乳幼児親子の皆さんの居場所もそう、そしてまた地域の方と乳幼児親子の方がかかわり合う、つながり合う場所でも僕はなければいけないのかなと思っているから、先週もこういった同じような質疑をさせていただきました。

 また一方では、勉強したい、ですけどその勉強する場所がない、居場所がない、そういった児童や生徒の学習の支援という立場に立つと、地域開放型図書館がこれから担っていくであろう行政ニーズに対してはすごく有用なものになっていくんだろう、こういったことは私たちも感じています。そういったものを全く置き去りにして、教育委員会事務局、教育委員会、役所がこういった先週のような判断を、どこでそういう政策決定がされたかわかりませんけれども、してしまったことについては、非常に残念というか、一体その政策の決定がどこら辺が子育て先進区に当てはまるんだろうかと甚だ疑問ですけど、このことについて、先週の政策決定と子育て先進区、このことについてのリンク、どなたかお答えできる方いますか。

戸辺子ども教育部長、教育委員会事務局次長

 前回お出しした子どもの読書環境の充実の中での地域開放型図書館の利用というものについては、平山委員が先ほど御指摘されましたように、今まで区民参加の手続で決めてきた基本計画、そうした内容について変更するには、変更のきちっとした議論や手続やそれからそれに伴う意見聴取等も経ないといけないということで、今回そうしたことも踏まえ、基本的に考え方について整理し直し、新しく検討していくという御報告をしたものでございます。

 前回の提案につきましては、子ども主体、乳幼児親子といったところに対象を絞った形で実施するということで、学校での利用も想定できるということから変更したものでございます。基本的には、その点については子ども施策、子ども中心という考え方を前面に打ち出したものということになってございますが、ただ、今いでい委員がおっしゃられたように、地域との交流、それから小学校の高学年、そうしたいろいろな世代の利用というものも考えていく必要があるということでございますので、その辺についても、今後、この検討の中で十分な運営ができるように、詳細に検討しながら、実施に向けて準備を進めたいと、失礼しました、運営形態とするよう検討してまいりたいと考えてございます。

いでい委員

 なので、乳幼児親子の利用のことについて限定したからそういった考え方につながっていったのかなと思っています。しかも、もし乳幼児親子の方の利用に限定するのであれば、本当にどのようなライフサイクルでいつも日常を過ごされているのか、どういったところにニーズが本当にあるのかというものを把握しているのであれば、ああいった午後の1時から5時までしかオープンしない、使わせない、こんな発想はないんですよね。ちょっと子育て先進区ということで言葉だけがひとり歩きしているし、私たちは子育て先進区だと全く思っていませんよ。もともと足りなかったものにやっと標準的に追いついてきたんじゃないか、それぐらいのものが最近は取り組みとしてはそうなのかなというふうな感じがします。

 例えばブックスタート事業だって、1,000を超える自治体がもう既に取り組んでいるものについて、やっと重い腰を上げて中野区がそれに取り組みますよ、来年度から。それで子育て先進区と言われたら、もうその先にやっていた1,000を超える自治体の皆さんはどう思われるのかなと。そこの時点お住まいだった、そこで子育てをされた方で今中野区に引っ越してこられた、また中野で過ごされた方で逆に転出されてそれを行っている自治体に引っ越された方々はどのようにお感じになられたかなと、そんなふうに思います。

 あと、もう一方で、質問変わりますけれども、あり方検討会のことについては、子どもたちの読書活動のことについてさまざまな議論がありました。やっぱり子どもの、児童の、生徒の本の貸し出しの冊数が非常に少ないんではないかと、そういった話もありました。でも、これは、施設云々だけの話ではなくて、今ある既存の施設または学校図書室の中でやっぱり取り組みをやっていかなくてはいけなかったんじゃないかと。新しく地域開放型学校図書館ができるからそれが改善されていくんだと思っているのは大間違いだと私は思いますよ。今までそういったそのデータがあるにもかかわらず、また中野区は子どもの読書活動推進計画というものを持っていながら、5年次と改定をしながら、さまざまな課題を持っていたはずなんですけれども、そのことについて、改定したのがいつですか、平成27年ですか、直近では。そのときにも課題が示されていたと思うんですよね。それについて、学校教育、もしくは教育委員会の中で、これについて改善するんであれば、どのような取り組みをされたのかお示しいただけませんか。

永田子ども教育部、教育委員会事務局子ども・教育政策課長

 子どもの読書活動が非常に重要だというふうにこの子どもの読書活動推進計画の中でうたってございまして、そのための具体的な取り組みといたしましては、例えば図書館の職員が商店街や児童館などの子どもの関係の施設などに出向いて本の紹介、ブックトークや読み聞かせなどを行うといったような事業を進めてきているところでございます。

 また、中学生などでは、知的書評合戦、いわゆるビブリオバトルといったような形で子どもたちに楽しみながら読書を楽しんでいただくと、そういったような事業を実施しながら、子どもたちの読書の取り組みについて、そうした取り組みを進めてきている状況でございます。

いでい委員

 それによって今そこも課題となった、あり方検討会で課題となっていたことがどのように改善をされたのか、そういったことについては御存じですか。

永田子ども教育部、教育委員会事務局子ども・教育政策課長

 これまでのそうした取り組みを、図書館が中心となって取り組みを進めてきておるわけですけれども、やはり、先ほど指摘ございましたが、蔵書をより魅力的なものにしていくでありますとか、お話会などの企画事業をより魅力的なものにしていく、そうしたような取り組みもあわせて総合的に取り組んでいく必要があるというふうに考えているところでございます。

いでい委員

 だから、単発のイベントをやれば子どもたちの本の貸し出しの冊数が上がっていくんだと思っているからそこまでなんじゃないんですか。やっぱり本当に読書の活動、子どもの読書活動推進計画、自分たちでつくっている計画で、御自分たちでうたっている読書は子どもたちに対してすごく必要なんだということであれば、やっぱり学校の教育の現場で、あとは家庭で、あとはまた地域にある地域図書館で、そういったことが子どもたちの生活、児童や生徒の皆さんの生活の中で日常として溶け込んでいくためにどういうふうにしたらいいのかな、こういったことを進めていく必要が私はあると思っています。

 なので、施設ができたからこうなるんだと、新しい学校の中に学校図書室があっても、地域開放型学校図書館を授業でも使わせてほしい、スペースが広がれば、じゃ貸し出しの冊数が多くなるのか、そういったイージーな考え方では私はその数字の改善というものは図れないと思っています。

 なので、あり方検討会の皆さんからいただいた貴重な御意見、やっぱりどこかで反映をさせなくちゃいけないところがやっぱりあると思うんですよね。それは、やっぱり子どもの読書活動のことについては、やっぱり子ども文教委員会で改善をしていく、図っていく必要があるんだろうと思っています。いかがでしょうか。

永田子ども教育部、教育委員会事務局子ども・教育政策課長

 委員のお話のとおり、単に施設をつくれば改善されるということではなく、やはり図書館、学校、そして地域の方々などとも連携を強めて、そうした図書の読書活動につきまして、例えば地域のボランティアの方の御協力を得て事業を実施したりといったような事例もございますので、そうした取り組みをしっかりと進めながら子どもの読書の活動の取り組みを推進していきたいというふうに考えてございます。

いでい委員

 だから、イベントだけじゃなくて、結局、中野区と同じような貸出冊数ということでいえば低かった自治体がありますよ。そこがいろいろな努力を重ねて貸出冊数ということだけでかなり順位を上げてきた、そういった事例もほかの自治体を見れば山ほどありますよ。そういったところに追いつくこと、追い越すことが子育て先進区なんじゃないのかな。

 やっぱり子どもの読書環境というものができる限りその日常の一部となっていく、自然のものとなっていく、そういったものを私たちは求めていくべきではないのかなと思っています。御答弁は結構です。

むとう委員

 先ほど、平山委員のほうから的確な御質問もあり、私があえて質問する必要もないのかもしれませんけれども、ちょっと私からも重複しますけれども、改めて質問させていただきたいんですけれども、前回の1月23日で、子ども文教委員会の審議の中で、中身の議論はさておいて、それぞれ皆さん、意見があったと思います。だけれども、進め方としていかがなものかというところで、皆さん、一致して行政側にあり方が納得できないということで、どういうことなのかということで、皆さん、質疑をさせていただいたかと思うんですね。ですから、きょう初めて、またもとに戻せばいいのかみたいな形で、もとに戻された考え方が示されたことに私はちょっと驚いているところなんです。また同じように、1月23日にはそういう御説明だったのに、きょう全くもとに戻しちゃって、わずかな期間の中でまた本当に十分な議論とか審議とかどういうことが行われたのか全くわからないまま簡単にもとに戻されてしまったことに、一層行政に対する不信感が募る一方です。全然、釈然といたしませんということをまず言っておきたいと思うんですけれども。

 それで、1月31日(金曜日)の教育委員会が開かれて、その際に、事務局の報告の事項としてこの地域開放型学校図書館の運営の考え方についてというのがなされたというふうに傍聴された方から伺っております。それで、なおかつ、その傍聴された方の情報なので、私は残念ながら傍聴できていないので、改めて確認をさせていただきたいんですけれども、教育委員会の中でも、ここでもそうなんですけれども、次長の答弁、声が小さいので私も聞きづらいことがあるんですけれども、傍聴者も何か聞きづらいということもあって、傍聴をしていての聞こえ方ですからそういうふうにおっしゃられたのかどうかはわからないので確認をさせていただきたいんですけれども、前回の子ども文教委員会、1月23日には、この今後の地域開放型学校図書館の中身について議論をして結論を出したということはなかったかと思うんですけれども、教育委員会の中で、議会で議論した結論を踏まえてというようなくだりがあって今回のような中身が変わった報告をなされたということなんですけれども、そのようなことはなかったんですか。1月23日の議会の議論というのをどういう形で御報告をされたのでしょうか。

戸辺子ども教育部長、教育委員会事務局次長

 1月23日のこの子ども文教委員会でいただいた御意見について、24日、翌日の教育委員会で子どもの読書環境の充実の考え方について御報告する際に、あわせて概要について御報告いたしました。基本的には、基本計画で定めた内容について、手続の問題、それから基本的には区民の方の利用が一定できないというようなことについても、いろいろな角度から御意見をいただいたという旨の御報告はあわせてさせていただきました。

むとう委員

 変更した手続論としてのあり方がおかしくて、そのことがここでの出された意見の大半だったかと思うんですけれども、その辺についてもきちんと報告されたんでしょうか。

戸辺子ども教育部長、教育委員会事務局次長

 基本計画で定めてある内容と違う内容を、違うというか、そのとおりでない内容で、その変更の手続を欠いていたというようなことは御説明したというふうに記憶してございます。

むとう委員

 その際に、今回、運用の考え方を報告するに当たり、議会で議論した結論をもってして、みたいなお言葉は使っていませんでしたか。確認です。

戸辺子ども教育部長、教育委員会事務局次長

 24日につきましては、政策調整会議の場で基本的に今後の対応について調整したところでございますので、24日の時点でそういう御意見があって、一定さらに検討をすべき状況にあるというような御説明をさせていただいたというふうに記憶してございます。

むとう委員

 そうすると、31日の教育委員会では、23日に行われた子ども文教委員会での議会での議論した結論で、今回変更したというような言い方はなさっていないということでよろしいですか。

戸辺子ども教育部長、教育委員会事務局次長

 31日は今回お出しした考え方についてなんですが、ニュアンスですので、私としては基本的に議会でも御議論いただいて手続の話等をいただいてございますので、こちらの文面につきましては、区民の利用できる運営形態とする方向で今後きちっと検討してまいりますといった御説明をしたつもりでございます。

むとう委員

 私もその場にいませんでしたのでこれ以上は言いませんけれども、やはり傍聴していた区民の方にはそういうふうに聞こえたということですので、正確に伝わっていないんだとするならば、やはりもうちょっと声を大きくしていただいて、しっかり傍聴される区民の方にも聞き取れる御答弁に変えていただけたらということをまず要望しておきたいと思います。

 それで、基本的に私は、学校の図書館は学校の図書館として学校の子どもたちにとって充実してほしいという思いが根底にあります。学校の面積が十分取れてということであれば地域に開放していくという部分もあっていいかとは思いますけれども、どこも敷地の面でも厳しい中で地域の方々にも開放する図書館を組み込むということはなかなか難しい、面積的にも難しいのではないかという思いがありまして、基本的には学校の図書館はそこの学校の児童・生徒のために充実したよりよい図書館にしてほしいというのが根底にあって、それと分けて地域図書館をさらに充実していって地域にある区立図書館を充実していってほしいなという基本的な考え方を持っていますので、前回の御報告で少し地域の部分よりも学校を充実させたという考え方に変えられたのは悪くない兆しではあるかというふうには思いましたけれども、やはりそうなってくると、中野区にある図書館全体をどうしていくのかというトータルなあり方というものを示した上でいじくらないと、こっちはこうします、こっちはこうしますというだけだと中野区全体の図書館機能の充実は図れないというふうに思っておりますので、地域開放型の学校図書館のあり方をいじるのであれば、ほかの区立の地域図書館のあり方についても十分中野区の図書館全体を踏まえた上で考え直すなら考え直してほしいなというふうには思っているところです。

 それで、今回、全くもとの考え方に戻してしまったという理由は何なのかというところがちっとも議論の中でも見えてこないので、改めてどうすることがいいのかという結論は私にはないんだけれども、進め方として、こんな短期間で、前回示しておいて、それでまたわずかな検討期間の中でまたもとに戻しちゃったと。行政としては、前回、子ども文教委員会の23日に考え方を改めて報告したということは、それなりの議論、調査、検討を踏まえて重い形で報告されたと私は思っていたんだけれども、それがいとも簡単に、わずかな期間でまたもとに戻されてしまったというその考え方の変更、何で変更したのか、どっちがいいとか悪いとかではなくて、何をもって考え方をもとに戻したのかというのを簡潔明瞭にわかりやすく説明してください。

永田子ども教育部、教育委員会事務局子ども・教育政策課長

 1月23日の子ども文教委員会におきまして御説明、御報告をさせていただきました内容につきまして、これまで10か年計画に基づいて長い年月をかけて検討してきたものとは異なる、これについての決定の手続も含めて、そうしたことが適当ではないのではないかといったようなことにつきまして改めて持ち帰って検討させていただきまして、今回報告をさせていただくものでございます。

むとう委員

 これまで言ってきたことと、変更をして新たな考え方を示された1月23日の御報告というのは相当重いものであったはずなんですよ。そのあり方がおかしいとさんざん言われて、今回またそのあり方がきちんと道筋が見えない形でいとも簡単にもとに戻されちゃった理由というのは、議会の指摘があって反省したということなんでしょうか。

永田子ども教育部、教育委員会事務局子ども・教育政策課長

 議論の進め方としてはやはり問題があったというふうに考えてございます。

むとう委員

 進め方が問題であっただけで、考え方については変えて報告された23日の内容がベストだと思っているということですか。

永田子ども教育部、教育委員会事務局子ども・教育政策課長

 内容につきましては、先ほどもお話ございましたが、乳幼児親子や子どもに特化するという御提案でございましたが、やはり地域の方々の一般の広く御利用いただくということについても重要なことだという考えでございます。

戸辺子ども教育部長、教育委員会事務局次長

 加えて、いろいろな社会状況の変更や変化に伴って基本計画の内容を見直さざるを得ないということにつきましては今後ともあり得ることだと思っていますが、それについても、やはりきちっと手順を追って議論を深め、それから区民の御意見を聞きながら変更の手続をすべきという認識でございます。

 あと、最初の案については、一定対象に区切ってやるということでそれなりの利点はあったかと思いますが、ただ、それを立証するエビデンスやそうしたものがないということがやはり基本的に説明について非常に不備があったと。基本的には実施し、どういう状況で地域のニーズに応えられるのか、よりよい地域開放型図書館にして当初の目的が達せられるのかというようなことも含めて検証して、もしその点で見直すべきところがあれば、その時点でまたいろいろ所定の手続を踏みながら御提案すべき問題だというふうに認識してございます。

むとう委員

 これまでの、今回の件については、あり方についてはやはりまずかったということで、今後はそういうことのないようにきちんとしていただきたいということと、やはりそういう意味では議会の意見を聞きながら1週間で考えを変えてくれるということもあるんだということを私たちは今回体験しましたからね。身をもって体験しましたから、今後もそういうことを議会の方から強く、本当に強い意見があった場合には、一致するような意見があった場合には、1週間で考えを変えるということもしっかりと取り組んでいただけたらと。時間がないから無理でしたということは言わせませんということは覚えておいていただきたいというふうに思います。

 それから、今回示されました「今後の図書館サービスのあり方検討会」の検討結果なんですけれども、このあり方検討会というのはさまざまここで与えられた検討課題について検討をしていただいたわけですけれども、それぞれの委員さんがそれぞれの御意見をおっしゃりながら、例えばその検討会の中で意見交換をしながら、一定の方向を、結論ではないまでも、ある程度方向性なども示すような、それぞれの議員が自分の意見を言うだけで終わらない、さらにお互いの意見を尊重し合いながらも一致点を見出して、今後の中野の図書館のあり方についてこういう方向だねというあたりまで十分な議論ができたんでしょうか、そこをちょっと教えてください。

永田子ども教育部、教育委員会事務局子ども・教育政策課長

 この検討会の趣旨でございますが、検討課題につきましてさまざまな御意見をいただきたいということでございまして、そして、そこで整理をさせていただいてございますが、一定の方向性でまとまっていくようなものもあれば、個々具体的なさまざまなそれぞれの課題の認識でありますとかニーズ、そうした実感に沿ったものをさまざま御意見をいただいたということで、そういう形でこの検討会のまとめはさせていただくということで委員の皆様にも御理解をいただきまして、そのような形で整理をさせていただいたものでございます。

むとう委員

 さまざまな形でこういった検討会って開かれるんですけれども、私も議員になる前に区の何かの検討会の委員をやらせていただいたこともあるんですけれども、その際に、思っていることを言っているだけだとちっとも、何かさまざまな意見は聞けるんだけれども、やはり区民同士がしっかりと議論をしてある程度一定方向をみんなが見出せるような、議論が深まるような検討会だとすごく成果が得られるかなというふうに思っていますので、意見を聞きおくだけではなくて、そういう深まる検討委員会のあり方というものも、今後また何かの折に教育委員会として検討会を設けた際には、そういった方向も工夫をしてチャレンジしていただきたいというふうに思います。

 それで、私もそのときに経験しているんですけれども、こういった形で検討の結果がまとめられているんですけれども、これはこの委員さんの方々にはこういう形でまとめましたということはもう何らかの方法で、もう委員会は終わってしまっているんですけれども、メンバーの方には御報告はなされて出されているものでしょうか。

永田子ども教育部、教育委員会事務局子ども・教育政策課長

 これは第4回目、最終日に、これまでの議論のまとめという形でまとめをさせていただきました。それをこの検討課題別に並べかえをさせていただいたというものでございます。

むとう委員

 確認ですが、一応委員さんはこれに目を通していらっしゃるということの理解でよろしいですね。というのは、ごめんなさい、何で念を押すかというと、これも私のかつての経験ですが、言った意見がちっとも書いてくれなくて、区が取捨選択して都合のいい意見だけ書いているわなんていうことも過去にあったので、その点はすごく、私たち委員は傍聴、全部なんかできませんので、こういった報告が意見なんだというふうに受けとめますので、そこはちょっと改めて確認させていただきたいんですが。

永田子ども教育部、教育委員会事務局子ども・教育政策課長

 検討会の会議録につきましては区のホームページでその都度掲載してございますが、その都度委員の皆様には会議録の内容を御確認いただいた上で掲載をしてございます。

むとう委員

 会議録とそれからこの検討会の結果の報告もそうだというふうに理解していいですか。

永田子ども教育部、教育委員会事務局子ども・教育政策課長

 そのとおりでございます。

むとう委員

 そうなんですかね。これについてもちらっとは検討委員会の方から自分たちに示されてないのよということも耳に入っているもので、あえてしつこくここで念を押しているところです。

永田子ども教育部、教育委員会事務局子ども・教育政策課長

 先ほど申しましたこれは、最終回の会議録のまとめで御確認をいただきましたものを検討課題ごとに並べかえをさせていただいたものでございます。

むとう委員

 ここでは検討課題ごとにまとめているけれども、最終的に見ていただいたものの組みかえでしかないという理解でいいんですね。

永田子ども教育部、教育委員会事務局子ども・教育政策課長

 そのように考えております。

むとう委員

 それから、きょう示された地域開放型図書館の運用の考え方等については、検討する運用形態等ということですから、これからもまだまだしっかりと検討をするということで受けとめてよろしいでしょうか。これが最終決定の運用形態ではないと思ってよろしいんでしょうか。

永田子ども教育部、教育委員会事務局子ども・教育政策課長

 この地域開放型学校図書館の運用につきましては、さらに具体的に詳細の検討を進めていくものであるというふうに考えてございます。

むとう委員

 それでは、今後とも運用形態については、まだ議員なりさまざま区民の意見などを聞きながら、多少変更されていく、よりよいものに向かうために変更していく可能性もあると受けとめていいんですね。

永田子ども教育部、教育委員会事務局子ども・教育政策課長

 本日、考え方として御報告をさせていただいておりますので、この考え方を基本といたしまして、まだ細かいところは詰めていかなきゃいけないところもありますので、そういう意味で検討は必要だというふうに考えてございます。

委員長

 ほかにありますか。よろしいですね。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 なければ、以上で本報告については終了いたします。

 次に、(仮称)総合こどもセンター等の検討状況についての報告をお願いいたします。

半田子ども教育部児童相談所設置調整担当課長

 それでは、(仮称)総合こどもセンター等の検討状況につきまして、資料に沿って御報告申し上げます。(資料3)

 区では、子ども期から若者期の本人や家庭における課題についての専門相談、支援、措置、家庭・社会復帰までを総合的に実施するため、児童相談所機能を含む(仮称)総合子どもセンターについて、令和3年度の開設に向けた準備を進めているところでございます。

 1、業務開始日でございます。(仮称)総合こどもセンター及び教育センターの開設日につきましては、令和3年11月29日を予定してございます。

 なお、児童相談所機能につきましては、分室の整備スケジュールの関係などから、令和4年2月1日を予定してございます。

 2、(仮称)総合こどもセンターの機能でございます。(仮称)総合こどもセンターでは、地域の関係機関との連携強化をはじめ、地域資源を最大限に生かし、子ども・教育に係る専門性の高い相談支援・指導・措置等、切れ目のない支援等を迅速、的確、総合的に展開してまいります。

 また、対応事例や課題のある子ども・若者をめぐる環境の変化等の分析、検証を行いノウハウを蓄積するとともに、課題のある子ども・若者や家庭に係る対応方針の提案を行うなど、関係機関や区の関連部署の対応力強化を支援してまいります。

 (1)総合相談でございます。養護、障害・発達、非行、不登校、教育、性格・しつけ・適性・ひきこもりなどの課題を抱える子ども・若者とその家族に対して、福祉、心理、教育等の専門的知識・技術を用いた総合相談を一元的に実施してまいります。

 (2)児童相談所・虐待等専門相談でございます。区が設置する児童相談所機能と現在の子ども家庭支援センター機能を統合、一体的に運営することにより、切れ目のない効果的な相談・支援を行ってまいります。

 (3)若者支援でございます。ひきこもりなどにより社会生活への適応に課題のある若者とその家庭に対して、本人と家族の状況を総合的に把握し、段階的に自立につながる支援のコーディネートを実施してまいります。

 (4)発達支援施策調整でございます。障害や発達に課題のある子どもの早期発見及び一貫した支援を継続するための制度整備・調整・啓発を行ってまいります。

 (5)特別支援教育でございます。障害のある子ども一人ひとりの教育的ニーズの把握と適切な教育や指導、支援、巡回相談を通じて、一人ひとりの発達段階に応じたきめ細やかな対応を推進してまいります。

 (6)就学相談でございます。幼児・児童・生徒の発達段階及び障害の状態に応じた教育の場を提供するため、個々の状態に応じた相談を行ってまいります。

 (7)教育相談でございます。教育相談につきましては、教育センター機能の一部となります。学業・進路、不登校、いじめ、性格・行動・発達など、子どもにかかわる問題についての相談を行ってまいります。

 最後に、(仮称)総合こどもセンターの機能イメージを添付いたしました。

 総合相談窓口を入り口といたしまして、関係機関とも連携しながら、専門相談、支援、措置などを行ってまいります。

 御報告は以上でございます。

委員長

 ありがとうございました。ただいまの報告は特別委員会にも報告されているものでございます。

 では、御質疑ありましたらお願いいたします。

小杉委員

 すみません。この総合こどもセンターということの機能のところになると思うんですけども。児童相談所については、この子文教でも視察に、神戸市に行かれていましたし、会派のほうでも静岡市に行って、ちょっと気になったのは、やっぱり職員の方でやっぱり研修とかいろいろ積んでいれば、私、長く働き続けられるのかなと思っていたら、結構、聞いたら、せいぜい3年だみたいな話で、どこも大変な実情の中で実施を今準備されていることだと思うんですが、例えば人事というか、そういった専門職もいれば事務職もいて、やっぱりその辺のいわゆる3年としてもある程度重層的なそういう体制をしていかないといけないかと思うんですが、そういった意味では、例えば子どもセンター全体でその辺は重層的な体制を長期的に見て、とっていこうとしているのか、それとも区全体でそういったのもやるのかというのは、どういったところの見通しを持っているのかなと思ってちょっと伺いたいなと思うんですが。

半田子ども教育部児童相談所設置調整担当課長

 児童相談所の職員、特に児童福祉司につきましては、委員おっしゃるとおり、非常にハードな業務を抱えておりまして、全国的にも希望者も少ないというふうに伺っております。

 区の方では、特に児童福祉司につきましては、今後福祉職を中心に児童福祉司として業務の方に取り組んでいただきたいというふうに考えてございますけれども、福祉職の育成につきましては、区全体で福祉職の育成計画につきましては健康福祉部を中心に昨年度育成計画を作成したところございますので、今後児童相談所の機能の立ち上げに際しましては、それも職員のローテーションの一環として職員育成について今後全庁的に検討してまいりたいというふうに考えてございます。

むとう委員

 この委員会で視察に行ってまいりましたし、今おっしゃったように特別委員会でも行ってきていて、本当にこれ、ただ、児童相談の部分で相談といっても、相談室の設置のあり方とか、すごい工夫していることを学んできているんですけれども、区としては、区のほうも独自にいろんなところを見学されているかと思うんですけれども、何か区として、こういうことを気をつけて区としてはやっていきたいみたいな思い、児童相談所のハード面での設置の部分ではどんなことを工夫していきたいと今の時点で考えているのか教えてください。

半田子ども教育部児童相談所設置調整担当課長

 ハードにつきましては、まず相談につきましては、今後いろんな形で、児童相談所も含めた専門的な相談、そういったものがふえてくることが当然予想されますので、そういった方々に対応できるような形での相談室ですね。まず数の確保、また防音性ですとか、そういったものについて十分配慮した形で設計、工事のほうを進めているところでございます。

むとう委員

 部屋の数、相談の数、それから音が聞こえないように防音も、それは基本的なことなんです。それ以外に、この間学んできて、会わない、例えば、DVだったり、いろんなケースもあったりもするかもしれないのだけれども、会わないようにとか、本当にあっち側から逃げられるようにとか、いろんな工夫があってすごいなあと思ったんですけれども、そういった中野区、そういうところの工夫というのはどんなことを考えられていますか。面積の制約もあって大変厳しいかと思うんですけれども、その点教えてください。

半田子ども教育部児童相談所設置調整担当課長

 ハードにつきましては、先ほど申し上げたとおり十分な数の相談室のほうを準備したいというふうに考えてございます。例えば、実際に委員おっしゃるような会わせていけないケースですとか、そこは、例えば一つの部屋に入っている間にもう片方の方を御案内するとか、その辺は運用上の工夫とか、そういったことを今後検討してまいりたいというふうに考えてございます。

小杉委員

 児童館のアウトリーチ機能というのが、何かこれからの話なんですけども、できると思うんですけど、もしできた場合はどこになるのかなと思って、そういうのというのは今の段階でというのはわかるんでしょうか。

委員長

 この報告の中に入っておりませんので。(「はい」と呼ぶ者あり)

 ほかになければよろしいですね。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 なければ、以上で本報告は終了いたします。

 次に、(仮称)キッズ・プラザみなみの及び(仮称)キッズ・プラザ美鳩の運営事業者の選定結果についての報告をお願いいたします。

伊藤子ども教育部育成活動推進課長

 私のほうから(仮称)キッズ・プラザみなみの及び(仮称)キッズ・プラザ美鳩の運営事業者の選定結果について御報告させていただきます。(資料4)

 令和2年9月に開設予定の(仮称)キッズ・プラザみなみの及び(仮称)キッズ・プラザ美鳩について、企画提案型事業者選定の手続により下記のとおり運営事業者を決定いたしました。

 なおキッズ・プラザに併設されるみなみの学童クラブ及び美鳩学童クラブについては、4月から記載の児童館で運営を開始いたします。

 1の委託事業者ですが、(仮称)キッズ・プラザみなみの及びみなみの学童クラブについては、ライフサポート株式会社でございます。(仮称)キッズ・プラザ美鳩及び美鳩学童クラブについては、株式会社パソナフォスターでございます。

 2の選定方法でございますが、事業提案内容、既存施設の視察及びヒアリングの結果に基づき、選定委員会において審査し、選定いたしました。

 3の今後の予定でございます。学童クラブ保護者説明会の実施でございますが、若宮学童クラブについて2月1日に実施いたしてございます。4月1日には各児童館で、みなみの学童クラブ及び美鳩学童クラブの運営を開始し、9月には新校舎で(仮称)キッズ・プラザみなみの及び(仮称)キッズ・プラザ美鳩の開設とともに、みなみの学童クラブ及び美鳩学童クラブについても、児童館から移転して運営を開始いたします。

 報告は以上でございます。よろしくお願いいたします。

委員長

 ありがとうございます。

 ただいまの報告について御質疑ありましたらお願いいたします。

小杉委員

 それぞれ手を挙げた事業者は何件あったんでしょうか。

伊藤子ども教育部育成活動推進課長

 4事業者でございます。

小杉委員

 それはそれぞれ、合計。それぞれ4事業者だったんですか。

伊藤子ども教育部育成活動推進課長

 複数キッズ・プラザはありますので、4事業者がそれぞれテーマを挙げて。

小杉委員

 それぞれ、例えば、どういったところが良かったとかというのは、このヒアリング結果とか視察とかを見ていますけども、その辺の評価されたところの概要というのをちょっと教えていただけますか。

伊藤子ども教育部育成活動推進課長

 まずライフサポート株式会社でございますけれども、企画提案書の審査やヒアリングを通して、キッズ・プラザや学童クラブを理解し、誠実に業務に取り組む姿勢が伺えたというところ、それと提案内容が具体的かつすぐに実行できる内容であったというところが評価されてございます。

 パソナフォスターに関しては、業務内容及び実施の考え方について、子ども自身の育つ力を引き出すための事業の取り組みが具体的に記載されていた。例えば、キッズ・プラザでは季節に合わせた季節イベントや定期的に行う月例イベントに加え、専門家や地域の方に講師を依頼し、新たな興味や発見、体験できることで自主性、社会性、創造性を養うというところが評価されてございます。

平山委員

 すみません、確認ですけど、これ今回美鳩とみなみのの事業者の選定結果ということなんですけど、例えば美鳩の部分というのは、今は若宮児童館の中で行われて、それが今度大和東に移転するという意味でこれ書かれているんですよね。キッズではなくて学童。違うのかな。

伊藤子ども教育部育成活動推進課長

 この点に申し上げますと、ただいま若宮児童館の中には若宮学童クラブがございます。それは3月までで、4月には美鳩学童クラブという名前に変わりまして、ことしの4月から8月まで児童館の中で運営してございまして、9月からは美鳩小学校の新校舎にキッズ・プラザに併設する形で学童クラブが移るということになっていると。

平山委員

 そうか、じゃ、この前の、若宮から美鳩児童館になりますと。美鳩学童になりますと。美鳩小学校が移転をした際には、大和東に学童を持っていくみたいな話をされてなかったでしたっけ。僕の勘違いですか。あっ、大和西……

伊藤子ども教育部育成活動推進課長

 大和西児童館の大和学童クラブは、基本的には待機児対策としてそのまま存続ということで考えてございます。

平山委員

 じゃ、そこを勘違いしちゃったんですね。大変すみません。要するに、今度美鳩学童クラブと4月からなるところが美鳩小の中に入っていく、だからこちらはまた違うと感じですよね。了解です。すみません。

斉藤委員

 今後の予定のところですが、この資料が1月23日付、きょうまた2月4日でございますので、日付をちょっと入れていただけますでしょうか、教えてくださいませ。保護者説明会と引っ越しの日付です。

伊藤子ども教育部育成活動推進課長

 若宮学童クラブについては、2月1日に保護者説明会を実施してございます。

 その後にでございますけれども、中野神明学童クラブ、これは保護者会のほうになりますけれど、3月7日(土曜日)になりますけれども、こちらで今回の事業者の説明をさせていただきたいと思います。

斉藤委員

 お引っ越しのほう、9月の。

伊藤子ども教育部育成活動推進課長

 キッズ・プラザに関しては、また5月以降に説明会を改めて実施する予定でございます。

小田子ども家庭支援担当部長

 9月上旬、こちら入っておりますのは、今のところは9月の第2週の月曜日からこちらのほうで業務開始になろうかと思っております。せんだっての子ども文教委員会で、学校の引っ越しの件ですとか、移転のおくれでありますとか、御報告が別件であったと思いますけども、そこと合わせたような形で今進めているところでございます。

斉藤委員

 確認させていただきたかったので、ありがとうございました。

委員長

 よろしいですね。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 なければ、以上で本報告は終了いたします。

 次に、4番、民設民営学童クラブの開設についての報告をお願いいたします。

伊藤子ども教育部育成活動推進課長

 民設民営学童クラブの開設について御報告させていただきます。(資料5)

 区では放課後の子どもたちの安全安心な活動拠点として学童クラブの整備を進めておりますが、特に学童クラブの需要の高い地域では民設民営学童クラブを誘致し、必要な定員数の確保に努めてございます。

 今回、下記のとおり民設民営学童クラブを開設いたします。

 1の開設する学童クラブですが、(1)の武蔵台小学校区内では、学童保育じゃんぷ鷺宮店、定員40名で、運営事業者は特定非営利活動法人子ども支援ホームでございます。

 (2)平和の森小学校区内では、キッズボイス学童クラブ平和の森校、定員40名で、運営事業者は株式会社キッズボイスでございます。

 (3)新井小学校区内では、キッズボイス学童クラブ新井薬師前校、定員40名で、運営事業者は株式会社キッズボイスでございます。

 2の開設予定でございますが、令和2年4月1日でございます。

 報告は以上でございます。よろしくお願いいたします。

委員長

 ありがとうございます。

 ただいまの報告について御質疑ありますでしょうか。

平山委員

 現年度で待機児が発生している学童って、まさにこの三つなんでしたっけ。

伊藤子ども教育部育成活動推進課長

 現在の待機児が発生しているところは武蔵台小学校区、それとあと平和の森小学校区内でも発生しているというところでございます。新井小学校区内に関しては、現在の新井小学校の校舎が解体に伴って新たに民設の学童クラブを誘致するというところでございます。

平山委員

 じゃ、この二つをもって一応学童の待機児の解消が見込まれるというふうにお考えですか、新年度は。

伊藤子ども教育部育成活動推進課長

 この二つの地区、武蔵台小学校地区、平和の森小学校地区に関しては待機児の解消が見込まれるというところでございます。

平山委員

 他地区はどうなんですか。

伊藤子ども教育部育成活動推進課長

 ほかの地区でも待機児が発生してございます。その地区に関しては、また来年度に向けてまた誘致をしていきたいなと考えてございます。

平山委員

 特にこの平和の森と武蔵台は大変頑張っていただいたなと、いろんな方からも声が上がっているんで、何とかほかの地区も含めてゼロを目指していただいて、その先の目標があるわけじゃないですか。国は小6までという話をしているので、今後それをどうするかということも考えていかなきゃいけないので、まずは頑張っていただきたいなと思いますので、よろしくお願いします。これは激励です。

委員長

 よろしいですか。ほかによろしいですね。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 なければ、以上で本報告は終了いたします。

 次に、5番、令和2年度教科書採択の実施についての報告をお願いいたします。

宮崎教育委員会事務局指導室長

 令和2年度教科書採択の実施について御報告させていただきます。(資料6)

 今回は中学校のみの教科書採択となります。

 区立中学校につきましては、平成28年度より同一の教科用図書を使用していますが、種目ごとに同一の教科用図書を採択する期間は、学校教育法附則第9条に規定する教科用図書を採択する場合を除き、4年とされております。本来、令和2年度から使用する教科書につきましては、令和元年度に採択がえを行うところでございましたが、令和3年度に予定されている中学校学習指導要領の全面実施に伴い、新たな検定本の申請がなされなかったため、令和2年度に使用する教科書につきましては、これまでと同一教科書を採択することとなりました。

 したがいまして、令和3年度から区立中学校で使用する教科書につきましては、新たに採択がえを行う必要があるため、教科書採択を来年度実施させていただきます。

 つきましては、中野区立学校教科用図書の採択に関する規則にのっとり、選定調査委員会、調査研究会を設置するとともに、教科書展示会を実施して進めてまいります。

 採択の予定時期は令和2年8月でございます。

 採択までのスケジュールは、別紙1に示させていただいております。

 御報告は以上でございます。

委員長

 ありがとうございます。

 ただいまの報告について御質疑ございますか。よろしいですか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 では、ないようですので、以上で本報告は終了いたします。

 次に、6番、教育委員会におけるシステム障害の影響についての報告をお願いいたします。

石崎教育委員会事務局学校教育課長

 教育委員会におけるシステム障害の影響について報告いたします。(資料7)

 昨年12月4日に中野区の情報システム用サーバーを管理している統合仮想サーバー環境にてディスク障害が発生したことを原因とするシステム障害が発生いたしました。このことに伴います教育委員会事務への影響について御報告いたします。

 まず、就学事務でございます。

 経過につきましては、12月4日にシステムダウンをいたしました。その後、データ等の検出作業を行ってございます。

 12月24日に仮バックアップデータの存在が確認できました。

 翌12月25日、データの保存状態を確認してございます。

 その後、12月30日に就学事務システムの復旧作業を行いました。内容といたしましては、新規仮想サーバーにアプリケーションを構築し、構築後12月3日までのデータをまず反映いたしました。その後、12月4日以降、システムダウン以降の12月27日までの住民記録データ等連携データを取得し反映させてございます。

 なお、1月に入りまして、新住民情報システムとのデータ連携についても設定等をしてございます。

 このことに伴います影響でございます。

 12月分の就学事務の支払い分につきまして、修学旅行費、移動教室費、学校給食費、学用品費につきましては、過去データと学校からの報告をもとに職員が手作業で実施をいたしまして、12月末に支払いを実施してございます。

 校外活動費につきましては、1月分と合わせて支払いということで、この分につきましても、1月31日に支払いを済ましているところでございます。

 なお、このことにつきまして、就学援助対象の全保護者宛て、12月26日に郵送で情報提供を行いました。

 1月以降につきましては、システムにより作業を進めてございます。

 二つ目でございます。二つ目は、学校におけるICT機器を活用した学習活動でございます。

 この経過につきましては、12月4日にシステム障害が発生し、使用ができなくなりました。

 その後、12月12日にシステムは復旧いたしました。しかし、12月25日、中学校で新規の端末を設置したところ、設定作業ができなくなってございます。

 その後、ことしに入りまして、中学校での既存端末につきましても使用できない状態が拡大してございます。

 現在、サーバーの再設定作業を行っているところですが、こちらにつきましては、今現在復旧がされていない状況でございまして、この復旧につきましては、ここに書いてあるよりももうちょっと時間がかかる、3月に入ってからの復旧の見通しということになってございます。

 この影響でございますけれども、区立中学校におきまして、インターネット及び教員が作成したICT教材について活用した学習活動ができなくなってございまして、ICT機器を活用しない教員独自による教育活動を行ってございます。

 なお、このほか、子ども教育部、教育委員会のその他のシステムにつきまして障害の影響はございませんでした。

 報告は以上でございます。

委員長

 ありがとうございます。

 ただいまの報告について御質疑はあると思うんですけど、3時になりますので、休憩後、御質疑をしていただきたいと思いますので、委員会を暫時休憩いたします。

 

(午後2時59分)

 

委員長

 再開いたします。

 

(午後3時20分)

 

 では、先ほどの報告について御質疑ありましたらお願いいたします。

平山委員

 すみません、コンパクトに。まず、教育委員会におけるシステム障害の影響についてということで、他のところではなかったという御報告だったんですが、幼稚園の、保育園のシステムとかで大変混乱をされたという話も聞いたんですが、それはどうして報告に入ってないんですか。

濱口子ども教育部、教育委員会事務局保育園・幼稚園課長

 今回のシステムの障害につきまして、区民の方に多大な影響、御迷惑をおかけしたというところで報告というふうに理解をしてございます。

 私どもの保育園・幼稚園課につきましては、保育園等の入園の手続に係る子ども子育てシステムとそれから幼稚園の保護者関係のシステムを持ってございます。保育園のシステムについて、入園の申請の状況の確認といった問い合わせをいただいておりますけども、こちらにつきましては急がれる方がいらっしゃらなかったということで、2日間のシステム停止後にお答えをして御理解をいただいております。また、幼稚園の方につきましても1件お問い合わせいただきましたけれども、こちらは紙の書類で回答ができたというところで対応してございます。

 ただ、その当時、2月1日入所の利用の調整、保育所の調整をしておりましたので、その部分、システムの影響といったところは内部的には多少ありましたけれども、システムで確認できないところは書類の用紙によって利用の調整を進めておりましたので、大きな影響はなかったというものでございます。

平山委員

 いや、一番大事な時期に皆さん仕事がしたくてもできなかったし、その分が後に全部回ってきて大変御苦労されたということも聞いていたので。何で伺うかというと、後で調査委員会みたいなものを区としてしっかり立ち上げていただけると信じていますけど、要は、これもう世界的に見てもまれな事故ですから、しかも、全ての自治体の中で中野区の被害が際立って多かったという異常事態ですから、全てを記録に残しておいてほしいんですね、あったままのこと、どう対応したかということを。それをやらないと次のステップに移れないというか、それほど重要なことだと思っていますので。だから、変な意味で隠し立てする話でもないですし、起きちゃったものは起きちゃったものとして、そのときにどの部署はどういう対応をしたのか、誰からどういう指示系統で指示があったのか、どういう会議を開催して何を決定したのかというのをちゃんと克明に記録に残しておいていただきたいなと思ったので、あえて伺いました。

 その上で、就学援助は1月おくれてしまったことはあるということなんですが、学校におけるICTを活用した学習活動について、これは、これがサーバーの中にあったということですか。

石崎教育委員会事務局学校教育課長

 中学校につきましてはクラウドのほうでサーバーを持っていまして、そのクラウドのサーバーと学校にあるサーバーと連携しながらやっているというシステムになってございますので、そのクラウドのほうが今回不具合を起こしたので中学校のほうに影響が出てしまったというようなことでございます。

平山委員

 ということは、クラウドのほうが要するに庁舎にはなくていわゆるデータセンターの中にあったと、これについても。必要なのかなという気はするんですけど。

石崎教育委員会事務局学校教育課長

 学校においても教育環境の中で学校間で連携をしながら同じ教材を使ったりということがあるので、その連携のシステムということでクラウド上にサーバーを置いているということでございます。

平山委員

 教育委員会って、こういうICTに関しては一応独自の権限を有しているじゃないですか。どれをいわゆるデータセンターに置くとかというのはどなたが決定をされるんですか。

石崎教育委員会事務局学校教育課長

 教育委員会として決定をするのは、システムについては学校教育課が今担当しておりますので学校教育課の中でやります。ただ、どういうシステムを使うかということについては、区で統一した構想企画書なりというものを提出をして、これをふさわしいであるとかあるいは適正であるということは区の一定のルールの中でやりますので、何を使うかということについては、区のほうと協議をしながらシステムについては決定をしていくということでやってございます。

平山委員

 かつて学校のサーバーについてもたくさん質問したことがあって、USBでデータがなんということもあったりしたんで、セキュリティーということで質問したんですけど、要するに区のセキュリティーの外にあるという考え方なんですよね。教育委員会は教育委員会で独自のこのセキュリティーポリシーを持たなきゃいけないという管理状況なわけじゃないですか。

 その本体のものは、でも、区のサーバーの中に組み込まれちゃうというか、区のシステムの中に組み込まれちゃうということになるんですかね。

石崎教育委員会事務局学校教育課長

 委員おっしゃったとおり、セキュリティーポリシーについては教育委員会独自のセキュリティーポリシーを持っておりますので、その中で運用しています。ただ、そのシステムについて、どういうシステムの中で運用していくかということについては、システム構築において区の一定のルールがありますので、その中で最適化を目指した中で構築をしていくということで、構築の部分とそれを運用していくセキュリティーポリシーというものについては、教育委員会独自で決めてそれで運用していくということでやってございます。

平山委員

 わかりました。それでこのICTを活用した学習というのは、そのサーバーの中にあるものを使わなきゃいけなかった、いわゆる学校の中だけのイントラネットで活用するというのはできないんですか。

石崎教育委員会事務局学校教育課長

 そもそもインターネットにつながらない、立ち上がらない、設定できないという今状態になっていますので、コンピューター自体が立ち上がらないので、そういう意味で教育活動ができなくなっているということでございます。

平山委員

 これで終わりますが、じゃ、結構ほかの部署より深刻ですね。ほかのところはもうインターネットにつながり始めてきているんで、一番遅いのかもしれないですよね。

石崎教育委員会事務局学校教育課長

 小学校、中学校があって、小学校のほうはそういった意味ではまだ使える状況にあるんですけれども、中学校部分についてはちょっとそこの部分が立ち上がっていないので、思ったよりちょっと影響が大きいという状態が続いていると。

平山委員

 これで最後にします。受験前じゃないですか。そういったところへの影響というのはなかったというふうに思っていいんですかね。そういう調査というのはされたんですか。もちろん、学校ごとに頑張ってくださったんだと思いますよ。でも、本来やるべき授業ができなくてというような影響というのは起きなかったんですかね。

宮崎教育委員会事務局指導室長

 受験のことに関しましてはあまり影響はないと思います。もうこの時期、ほとんど教科書等も終えられているような状況もありますし、それから、これまでも、今の都立入試とか一般の私立もそうですけど、出ているような内容につきましては特別に影響あるようなものはないと、校長会のほうとも連絡をとったときにそのように回答されました。

平山委員

 ほかのパソコンは大丈夫なんですか。例えば、先生方がインターネットで生徒の進路相談に乗ったりするとき情報をとったりするじゃないですか。そういうのもできなくなったんですか。

石崎教育委員会事務局学校教育課長

 今回、この障害が残っているのが教育系ネットワークのものなんです。そのほかに、校務系のネットワークでありますとか、あとは庁内のネットワークというものについては学校では使える環境にありますので、インターネットと全く学校がつながっていないということではなくて、そういった意味では、庁内系のパソコンを使えばインターネットでそういう情報収集はできるというような状況になってございます。

平山委員

 わかりました。じゃ、もう最後はこれ要望だけなんで。冒頭も言ったように、あまり明るくないかもしれないですけど、とにかく克明に記録しておいてくださいね。これ、原因追求を、原因究明をちゃんと区のしかるべきところがやってくれないとなかなか大変な話になっちゃいますので、今後どうするかというのをジャッジしなきゃいけないんで、そのためには現場でどんな御苦労があったかということが絶対大事ですから。よろしくお願いしますね。要望です。

むとう委員

 就学援助事務への影響のところで、校外活動費は1月分と合わせて支払いとありますけれども、12月分のそのほかの項目については内部で報告をもとに手作業で実施ということだったので、おくれなかったということなんでしょうか。どう受けとめれば、予定支給日にちゃんと予定どおり支給されたというふうに思って、どう読めばいいのか教えてください。

石崎教育委員会事務局学校教育課長

 12月分については12月の大体月末に払っているので、その月末の中でお支払いできているということなので、例年どおり支払いができているということでございます。

小杉委員

 ディスク障害とあるんですけれども、私のイメージですと、今サーバーとかというのはミラー化されていて、ちょっと壊れても対応できるものだとイメージしていたんですが、これは今後のことも考えて、いつでも起こり得る問題なのか、そうならないための保証みたいなものというのは何かあるんでしょうか。

石崎教育委員会事務局学校教育課長

 これだけ大きい障害ですので、通常は起こり得ない障害でございます。サーバーの情報を記録しているソフトウェアのファームウェアというところに不具合が発生したということで、そういうものについては通常起こり得ないということなので、今後も起こってはいけない、そもそも起こってはいけないことですので、それについては担当部署のほうがしっかりと管理をしていくということになろうかとは思ってございます。

委員長

 よろしいですか。ほかにありますか。よろしいですか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 ないようですので、ただいまの報告は以上で終了いたします。

 次に、8番、区立学校の儀式的行事等についての報告をお願いいたします。

石崎教育委員会事務局学校教育課長

 区立学校の儀式的行事等について御報告いたします。(資料8)

 まず、令和元年度の卒業(修了)式でございます。

 小学校におきましては令和2年3月24日(火曜日)午前10時から、中学校におきましては令和2年3月19日午前10時から、幼稚園におきましては令和2年3月18日(水曜日)午前10時からでございます。なお、開始時刻につきましては、学校等によって若干異なります。

 次に、閉校式でございます。

 新井小学校の閉校式は令和2年3月25日(水曜日)午前9時30分から、上高田小学校の閉校式は同じく令和2年3月25日(水曜日)午前11時からでございます。

 次に、令和2年度入学(入園)式でございます。

 小学校におきましては令和2年4月6日(月曜日)午前10時30分から、中学校は令和2年4月7日(火曜日)午前10時から、幼稚園は令和2年4月8日(水曜日)午前10時からでございます。なお、開始時刻につきましては、学校等によって若干異なります。

 次に、開校式でございます。

 令和小学校の開校式でございます。令和2年4月25日(土曜日)午前10時30分から行います。なお、開校宣言につきましては、4月6日に行います。

 最後に、令和2年度の周年行事でございます。

 ひがしなかの幼稚園の50周年でございます。令和2年11月7日(土曜日)。鷺宮小学校の140周年でございます。こちらが令和2年11月21日(土曜日)でございます。

 報告は以上です。

委員長

 ありがとうございます。

 ただいまの報告について御質疑ございますでしょうか。よろしいですか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 それでは、以上で本報告は終了いたします。

 その他で、口頭報告が2件あるということです。

半田子ども教育部児童相談所設置調整担当課長

 それでは、私からは子ども家庭支援センターの一部等の移転について口頭にて御報告申し上げます。

 旧商工会館につきましては、子ども家庭支援センターの一部等の移転に向け、令和2年1月14日より内装工事等を開始いたしました。

 業務開始日につきましては、令和2年3月23日を予定しております。

 なお、仮事務所でとり行う事務につきましては、子ども家庭支援センターの事務のうち、相談、支援等に関すること及び児童相談所の設置調整に関する事務を予定しております。

 御報告は以上でございます。

委員長

 ただいまの報告について御質疑ありますか。よろしいですか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 以上で本報告は終了いたします。

 他に報告はありますか。

伊藤子ども教育部育成活動推進課長

 [1]私からは、2020年、中野区成人のつどいの実施結果について口頭にて報告させていただきます。

 1月13日祝日に中野サンプラザホールにおきまして開催し、新成人の参加は1,075人でございました。当日は晴天に恵まれ、新成人の実行委員会が企画したオープニング、式典、アトラクションにより旧交を温めるだけでなく、新成人としての自覚を促せた機会になったものと考えてございます。

 報告は以上でございます。

委員長

 ありがとうございます。

 ただいまの報告について御質疑はありますか。

むとう委員

 ただいまの成人の集いなんですが、参加者が1,075人ということで、成人式を迎えられた方の総数と参加者の割合、結局どれぐらいの割合、出席率だったのか教えてください。

伊藤子ども教育部育成活動推進課長

 新成人の対象者数が3,147人で、そのうちの1,075人ですので、34.2%でございます。

委員長

 ほかにありますか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 なければ、以上で本報告は終了いたします。

 他に報告はございますか。よろしいですか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 では、ないようですので、以上で所管事項の報告を終了いたします。

 次に、審査日程のその他に入ります。

 委員会を暫時休憩いたします。

 

(午後3時37分)

 

委員長

 では、委員会を再開いたします。

 

(午後3時37分)

 

 休憩中に御確認いただきましたとおり、次回の委員会は第1回定例会中とし、急な案件が生じた場合は委員長から招集させていただきたいと思いますが、御異議ありませんか。

 

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 では、そのように決定をいたします。

 以上で本日予定した日程は終了いたしますが、各委員、理事者から何か発言はございませんか。よろしいですか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 では、ちょっと休憩します。

 

(午後3時37分)

 

委員長

委員会を再開いたします。

 

(午後3時38分)

 

委員長

 では、ほかに発言がないようですので、以上で子ども文教委員会を散会いたします。

 

(午後3時39分)