令和2年02月13日中野区議会子ども文教委員会(第1回定例会)

中野区議会子ども文教委員会〔令和2年2月13日〕

 

子ども文教委員会会議記録

 

○開会日 令和2年2月13日

 

○場所  中野区議会第5委員会室

 

○開会  午後2時33分

 

○閉会  午後3時17分

 

○出席委員(7名)

 高橋 ちあき委員長

 斉藤 ゆり副委員長

 吉田 康一郎委員

 小杉 一男委員

 いでい 良輔委員

 平山 英明委員

 むとう 有子委員

 

○欠席委員(1名)

 中村 延子委員

 

○出席説明員

 教育長 入野 貴美子

 子ども教育部長、教育委員会事務局次長 戸辺 眞

 子ども家庭支援担当部長、教育委員会事務局参事(子ども家庭支援担当) 小田 史子

 子ども教育部子ども・教育政策課長、教育委員会事務局子ども・教育政策課長 永田 純一

 子ども教育部保育園・幼稚園課長、子ども教育部保育施設利用調整担当課長、教育委員会事務局保育園・幼稚園課長 濵口 求

 子ども教育部幼児施設整備課長 板垣 淑子

 子ども教育部子ども教育施設課長、教育委員会事務局子ども教育施設課長 塚本 剛史

 子ども教育部子育て支援課長、子ども家庭支援センター所長 神谷 万美

 子ども教育部児童相談所設置調整担当課長 半田 浩之

 子ども教育部育成活動推進課長 伊藤 正秀

 子ども教育部子ども特別支援課長、教育委員会事務局子ども特別支援課長 中村 誠

 教育委員会事務局学校再編・地域連携担当課長 伊藤 廣昭

 教育委員会事務局指導室長 宮崎 宏明

 教育委員会事務局学校教育課長 石崎 公一

 

○事務局職員

 書記 井田 裕之

 書記 五十嵐 一生

 

○委員長署名
審査日程

○議案

 第1号議案 令和元年度中野区一般会計補正予算(関係分)

 

委員長

 定足数に達しましたので、子ども文教委員会を開会いたします。

 

(午後2時33分)

 

 本日は、お手元の審査日程(案)(資料1)のとおり進めたいと思いますが、御異議ありませんか。

 

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 では、そのように進めます。

 それでは、議事に入ります。

 議案の審査を行います。

 第1号議案、令和元年度中野区一般会計補正予算(関係分)を議題に供します。

 なお、本議案は総務委員会に付託されておりますが、子ども文教委員会の関係分を当委員会で審査し、賛成多数となった意見があれば総務委員会に申し送ることとなっておりますので、御承知おきください。

 それでは、理事者の補足説明を求めます。

永田子ども教育部、教育委員会事務局子ども・教育政策課長

 それでは、第1号議案、令和元年度中野区一般会計補正予算のうち、子ども教育部、教育委員会事務局所管分につきまして一括して補足説明をさせていただきます。

 初めに、5ページをお開きいただきたいと思います。歳出の表の中段、5款子ども教育費でございます。補正前予算額538億2,956万1,000円を39億4,833万7,000円減額いたしまして、補正後予算額498億8,122万4,000円とするものでございます。

 それでは、個別の内容につきまして御説明をさせていただきます。

 58ページ、59ページをお開きいただきたいと存じます。2項保育園・幼稚園費、1目保育園・幼稚園費でございます。1保育園・幼稚園関係人件費等につきましては、幼児教育・保育無償化実施に伴う国庫補助金が交付されることによる財源更正でございます。

 なお、歳入予算につきましては、後ほど歳入のページで一括して御説明をさせていただきます。

 次の4私立施設給付でございます。(1)教育・保育施設給付及び(2)地域型保育事業給付につきましては、いずれも都の多子世帯負担軽減事業の実施による補助金の交付に伴う財源更正でございます。(3)認証保育所給付は、区外園利用者の見込み差による減でございます。(4)保育施設等設置者補助は、保育士等の処遇改善を目的としたキャリアアップ補助の見込み差等により3,042万1,000円の増となりましたが、保育士等宿舎借り上げ支援事業補助等が見込み差により5,740万7,000円の減となったため、合わせて2,698万6,000円の減でございます。

 60ページ、61ページをお開きください。6幼稚園・認定こども園でございます。(1)私立幼稚園支援・補助は、保護者補助金等の見込み差により1億114万7,000円の減でございます。歳入につきましては、幼児教育無償化に伴う国・都給付費の増による財源更正でございます。次の(2)預かり保育推進等及び次の2目教育・保育認定利用調整費、3保育支援につきましても同様に財源更正でございます。

 次の3目幼児施設整備調整費につきましては、4億3,950万5,000円の減でございます。(2)区立保育園民営化は工事方法の変更による減、(3)民間保育施設建替支援につきましては新園舎工事の進捗率の変更により補助金額を減額するものでございます。

 次の4目幼児施設整備推進費は、7億5,889万7,000円の減でございます。賃貸物件型認可保育所の整備数及び補助額の見込み差により、8億1,971万8,000円の減、平成30年度国・都補助金返還金6,082万1,000円の増でございます。

 続きまして、62ページ、63ページをお開きください。3項学校教育費でございます。5目学校経営支援費の2学校経営支援、(2)ICT推進は、校務系システム関連機器賃借料等の契約落差2,453万3,000円を減とするものでございます。

 6目学事費でございます。2教育機会、(2)就学奨励につきましては、就学援助認定者数等の見込み差により、3,000万円の減でございます。

 続きまして、4項子ども教育施設費でございます。歳出は、2学校施設(小学校)、(2)施設整備及び3学校施設(中学校)、(2)施設整備におきまして、いずれも契約落差による減でございます。また、都補助金対象工事の減により、歳入につきましても減額となります。

 2項子ども教育施設整備費でございます。1学校施設整備、(1)学校施設整備につきましては、学校再編に係る施設整備工事費等の契約落差について減額するものでございます。

 続きまして、64ページ、65ページをお開きください。5項子育て支援費でございます。1目子育て支援費、4児童手当・子ども医療費助成の(4)子ども医療費助成は、診療報酬等の見込み差により、2,011万8,000円の増でございます。

 2目子ども家庭支援費、2子育てサービス、(3)就労家庭支援サービスは、病後児保育室の工事の進捗状況の変更により、補助額を変更し、627万4,000円の減でございます。

 6項育成活動推進費でございます。1目地域子ども施設調整費、3地域子育て支援、(1)地域子育て支援は、子育てひろば整備に係る工事契約額の確定により、補助金額を9,080万3,000円減額するものでございます。

 続きまして、歳入について御説明をさせていただきます。

 40ページ、41ページをお開きください。一番下の段、14款国庫支出金、1項国庫負担金の2目子ども教育費負担金でございます。幼児教育無償化に伴い施設等利用給付が創設されたことにより、8子ども・子育て支援給付は2億2,386万2,000円の増でございます。

 次に、42ページ、43ページをお開きください。上段の2項国庫補助金の4目子ども教育費補助金でございます。1幼稚園就園奨励につきましては、幼児教育無償化の実施に伴い、10月以降は施設等利用給付に変更となったことによる減でございます。6子ども・子育て支援事業は、幼児教育無償化に伴う副食費に対する補助が創設されたことにより、337万5,000円、子育てひろば2施設の開設準備経費補助といたしまして266万6,000円の増でございます。8保育対策総合支援につきましては、賃貸型認可保育所整備費等の歳出の見込み差による減、11子ども・子育て支援整備は、病後児保育室の工事費の減額によるものでございます。13幼児教育・保育無償化実施事業は、無償化に係る事務経費等に対する補助でございます。

 一番下の段、15款都支出金、1項都負担金の2目子ども教育費負担金でございます。7子ども・子育て支援給付は、幼児教育無償化に伴う施設等利用給付の創設により、1億1,193万1,000円の増でございます。

 44ページ、45ページをお開きください。2項都補助金の4目子ども教育費補助金でございます。1私立幼稚園は、私立幼稚園保護者補助の見込み差による減でございます。2子ども家庭支援包括補助は1億8,639万円の減でございます。都補助制度の変更により、保育サービス推進事業等の補助について、33保育サービス推進事業に変更になったことによる減、子育てひろば事業の施設整備に係る補助として34地域子育て拠点環境改善事業が創設されたことによる減などでございます。3待機児童解消支援は、賃貸型施設整備等の減によるものでございます。10子ども・子育て支援事業は、幼児教育無償化に伴い、副食費に係る補助が創設されたことにより337万5,000円、子育てひろば事業の開設費補助として266万6,000円の増でございます。11保育士等処遇改善につきましては、保育士等キャリアアップ事業の増、13保育対策総合支援につきましては保育士等の宿舎借り上げ支援事業についての補助対象額の変更による増でございます。17保育所賃借料補助は、認可保育所の賃借料見込み差による減、18ICT化推進事業は補助申請の見込み差などによる減でございます。20トイレ整備支援事業、23子ども・子育て支援整備につきましては、工事の進捗の変更による減でございます。32多子世帯負担軽減事業につきましては、幼児教育・保育無償化と並行して東京都が多子世帯に対する負担軽減事業を創設したことによる増でございます。33保育サービス推進事業及び、先ほど御説明させていただきました2子ども家庭支援包括補助からの組替えでございます。34地域子育て支援拠点環境改善事業は子育てひろば事業の整備に対する補助でございます。

 最後に、繰越明許でございます。88ページ、89ページをお開きください。一番上の段、第五中学校改修工事から4段目の野方図書館改修工事まででございます。いずれも元年度中に工事が終了しないため、繰越しを行うものでございます。

 御説明は以上でございます。よろしく御審議のほどお願い申し上げます。

委員長

 ありがとうございます。

 では、これより本件に対する質疑を行います。御質疑のある方はお願いいたします。

いでい委員

 62ページ、63ページの子ども教育費、4項子ども教育施設費、2番子ども教育施設整備費のうち、学校施設整備で学校再編に係る施設整備工事費等の財源更正が行われました。これ、特別区債を減らして、繰入金また一般財源を投入しましたけれども、これはなぜこのようなことが行われたんでしょうか。

塚本子ども教育部、教育委員会事務局子ども教育施設課長

 申し訳ございません。ちょっと確認にお時間を頂戴してよろしいでしょうか。

いでい委員

 それでは、42ページ、43ページ、これ、歳入ですけれども、国の幼児教育無償化の影響があって、それぞれの国庫支出金のうちの国庫補助金であったり、都支出金、都負担金の割合であったり、また一般財源の財源更正が行われたと思うんですけども、その幼児教育の無償化ということで今回減額または変更があったところのトータルの金額というのかな。そういったのが分かれば教えてください。また、それぞれの項目ごと、項目別で幾らだったのか、何件あるのか教えてください。

濵口子ども教育部、教育委員会事務局保育園・幼稚園課長

 幼児教育無償化に伴います影響額全体といたしましては、10月からの実施ということもございまして、最終的な影響の全体像といったところはまだつかめてございません。

いでい委員

 いや、今回のこの補正予算の中でお示しをされたものの中だけでいいので、その影響額――これ、最後に来年度になってまた、この年度末もう一回減額補正するわけじゃないんでしょう。当初区が持っていた令和元年度、平成31年度の予算の中から、国が行った幼児教育の無償化のことについて財源の構成が変わったことについて、あと項目について、それぞれの金額について教えてくださいと言っているだけなので、別に、今年度まだ終わっていないから検証できません、数字が出ませんという話ではないかと思います。もう一度答弁を求めます。

濵口子ども教育部、教育委員会事務局保育園・幼稚園課長

 失礼いたしました。財源更正、無償化に伴いまして更正をしてございます。施設の教育保育施設給付のところについて申し上げますと、例えばですが、59ページの4私立施設給付、1目20節の扶助費の4項でございます。こちらの教育保育施設給付について申し上げますと、認可保育所、認定こども園、認証保育所、それから地域型保育事業所とございますけれども、こちらについては、歳出で申し上げますと2,334万9,000円の増を見込んでございます。また、併せて保育サービス推進事業、それから保育力強化事業、こちらは認可保育所や認証保育所等への補助事業でございますけれども、こちらについて言いますと、当初から677万2,000円の増と見込んでございます。それから、地域型保育事業について申し上げますと、例えばですが、ICT化推進事業の補助、こちらについて100万円余の減額、歳出が減ると見込んでいるところでございます。(「どこの話しているのか全然分からない。何ページの何なのか」と呼ぶ者あり)失礼いたしました。59ページの1目20節4私立施設給付の(2)地域型保育事業給付のところの財源更正に関係する事業について御報告をさせていただいているものでございます。こちらについては、ICT化推進事業の補助で100万円余の減といったところ。それから、その下の(4)の保育施設等設置者補助にありますキャリアアップ補助、それから宿舎借り上げにつきましてはこちらにお示しした数字の増と減が影響としてあるというところでございます。

いでい委員

 ちょっと一旦休憩してください。

委員長

 休憩いたします。

 

(午後2時50分)

 

委員長

 委員会を再開いたします。

 

(午後2時57分)

 

いでい委員

 それでは、60ページ、61ページの幼稚園、認定こども園、私立幼稚園支援補助というところですけれども、これは当初、今年度予算の中では幼児教育の無償化が行われた場合にそれぞれの私立園が保育料を値上げするかもしれないということが予算として想定をされていた。結果的にそういったことを行われる園が一つもなく、むしろ月2万5,700円を下回っている園が何園か出たために、ほぼ皆減。だけれども、その中の財源更正も国庫支出金と都支出金と合わせて一般財源とで相殺がされたということでいいですか。

濵口子ども教育部、教育委員会事務局保育園・幼稚園課長

 はい、委員御指摘のとおり、当初、幼児教育無償化の開始に伴いまして、その補助額いっぱいまで私立幼稚園のほうも活用ということで保育料の値上げといったことも想定されるということで予算を組んでございました。しかしながら、実際のところは値上げをした園はありませんで、国が無償化で指定をしています月2万5,700円といった上限額よりも低い保育料の園が8園ございますので、想定したよりも全体の歳入が減るという見込みから今回の減額をしたものでございます。

いでい委員

 聞き方をちょっとまた変えますけれども、今回、幼児教育無償化が行われたことによって、どれだけ一般財源歳出というものが減になったかお答えください。

濵口子ども教育部、教育委員会事務局保育園・幼稚園課長

 保育園のほうも含めて、まだ全体としてどれぐらいの減かというところをなかなか数字としてお示しすることが難しい状況ではございます。ただ、全体として歳出として当然負担、一般財源の部分が出ますけれども、今回の無償化によりまして、特定財源、国と都の財源更正が変わったということもあり、全体の歳入歳出の増減としては、かなりの特財が見込めることから、影響は少ないというふうに考えているものでございます。

いでい委員

 ということは、一般財源に及ぼす影響がそんなに大したことないという話なんですか。だって、ここの58ページには補正予算額の財源内訳で一般財源5億5,590万1,000円減というふうになっているんですよ。これは別に幼児教育の無償化が起きたからではないということなんですか。

濵口子ども教育部、教育委員会事務局保育園・幼稚園課長

 大変失礼いたしました。そういった意味で、財源が国と都から特定財源が見込めるということもございまして、今回の財源更正によりまして区の一般財源は大きく減額をすることができるというものでございます。

いでい委員

 それは、いつになったらそういった数字が出てくるのか分かりませんけれども、今回、区の一般財源またはこういった特財の財源更正ももちろんありましたけれども、これからの保育園・幼稚園費だけにかかわらず、子ども教育費全体に関わってくる大変大きなことが行われたのかなと思っています。これによって起きた影響、保育環境または幼児教育環境、またこういったものに対して今まで足りなかったものにも新たに光が当てられるというか、予算がつけられていくことになるのかなと思って期待をしています。答弁は結構です。

塚本子ども教育部、教育委員会事務局子ども教育施設課長

 63ページ、一番下の段、学校施設整備費、(1)学校施設整備における学校再編に係る施設整備工事費等の財源更正、繰入金、特別区債、一般財源、こちらの財源更正に関する考え方につきましては所管外ということでございます。(「休憩してください」と呼ぶ者あり)

委員長

 休憩します。

 

(午後3時02分)

 

委員長

 再開いたします。

 

(午後3時02分)

 

吉田委員

 この際だから言うんですけど、ICT推進という言葉がありますよね。これ、総務省が大好きな言葉だと思うんですけど、要するにインフォメーション・コミュニケーション・テクノロジーということだと思うんですけど、日本語になりませんかね。

委員長

 日本語表示で説明書とか書いてほしいということですね。

石崎教育委員会事務局学校教育課長

 今回、学校教育費の中でも学校経営支援費の中でICT推進という言葉を使ってございます。確かにICTというのは略語で分かりづらいという御意見ではございますが、一方で、もうICTというのがいわゆるマスコミ等でも一般用語としてある程度浸透しているかなということもございまして、委員、先ほどおっしゃった情報テクノロジーとか機器という言葉が長いということもあって、一般的にはここで私たちがやろうとしているということがお分かりいただけるかということでこの表記を使わせていただいておりますけれども、どうしても分かりづらいということであれば、今後何らかの表現の仕方があって、それがICTよりも確実に我々の意図が伝わるということであれば、今後は変更することも含めて検討はしたいと思ってございます。

むとう委員

 例えば63ページもそうなんですけれども、工事の進捗状況によって減額というのが何か所かに及んであったかと思うんですけれども、工事の進捗状況による減額というのは、つまり進捗しなかったから減額なんでしょうか。もうちょっと説明をしてください。いろんなところに、随所にあるんですけど。

塚本子ども教育部、教育委員会事務局子ども教育施設課長

 工事の進捗というところというよりは、そもそも工事が落札、入札の不調によって工事が行えていない状況の案件が複数あった結果このような形となっているものでございます。

むとう委員

 やっぱり不調によってというのをはっきり言っていただいたほうが、説明の中で進捗状況により減額というのがいっぱいありましたよね。ちょっと気になりましたのであえて聞かせてもらいましたけど、不調だったということですね。

委員長

 よろしいですか。

むとう委員

 はい。

小杉委員

 88ページ、89ページの繰越明許費、私も全体を見て、入札不調というのが目立つなというところで非常に気になりました。相手のいることですし、オリンピックをやる、やらないみたいな話も先ほどテレビでやっていましたけど、オリンピックの工事によってかなり影響を受けているということを聞いています。例えば第五中の改修工事でトイレの洋式化が進められるということですけれども、これが来年度に繰越明許になるということですが、たしかトイレの洋式化は計画でいうと来年で完了ということですが、この五中で全て、これで完了するということですかね。何か表を見ると新井小も改築云々と書いてあったんですが、ただ、新井小は建て直しなのかなと思ったんですが、計画上はこれが最後になるということなんでしょうか。

塚本子ども教育部、教育委員会事務局子ども教育施設課長

 トイレの洋式化工事でございますが、もともとの年次計画の中でも令和2年度、来年度が最終年度でございます。五中に関しましては今年度に洋式化をしたかったところなんですが、残念ながら契約不調ということで、来年度工事をいたします。そのほか五中のトイレ洋式化以外にも、小学校、中学校もなんですが、屋外の例えば体育館脇にあるトイレですとか、そういったところも含めて全て洋式化工事を完了する。そういった計画となってございます。

小杉委員

 分かりました。そういうのも含めてやるということですが、夏休みにこれをやるということも伺ったんですが、夏休み工事になると入札は多分前半になると思うんですが、その辺はオリンピックの関係で、相手があっての話ですが、非常に心配なんですが、その辺はどのようにやろうかと思っていますか。

塚本子ども教育部、教育委員会事務局子ども教育施設課長

 委員御懸念のとおり、来年度におきましても工事、入札が不調になるおそれもありますが、そうならないように、事前に契約所管あるいは施設課と連携しまして、発注の仕方ですとか、そういったところを工夫しながら、極力、入札不調にならないように、そういったふうな取組を行いたいと考えてございます。

小杉委員

 ありがとうございます。そのほか中野保育園、弥生保育園のものも一時保育事業を拡充ということなので、額もかなり大きいところだと思います。ただ、今現状で普通の家庭の子どもたちが一時的に預けられるということで、大体6,000人ぐらいが利用されているということですが、こちらも本来、新年度には実施ができる予定だったのが、いつ頃の入札と、あと、いつ頃に開始ができるめどとかいうのははっきりしているんでしょうか。

塚本子ども教育部、教育委員会事務局子ども教育施設課長

 弥生保育園、中野保育園もそうなんですけれども、来年度の工事とさせていただく中で、まだ現時点で確定した発注時期はお示しはできないんですけれども、できるだけ早くということで今契約のほうとは調整をしているところでございます。

小杉委員

 ぜひよろしくお願いをいたします。

 あと、先ほど61ページの区立保育園の民営化について、これは1園当たり1,000万円ぐらい減額されています。工事方法の変更ということを言われていましたけど、具体的にどんな工事方法を変えることによって1,000万円低くなったということなんですか。3,000万円ですけどね、三つ。

板垣子ども教育部幼児施設整備課長

 区立保育園の民営化につきましては、今1,000万円というお話がありましたけれども、この中身としましては新園建設費補助等としてございまして、その中の一つとしてはU18上高田の防火水槽工事費の残、南部すこやか福祉センター跡施設解体工事費の残、それから新園の建設費補助、こういったものの残でございます。

小杉委員

 工事方法の変更によるというふうに先ほど言われていたような気がしたんですが、違いますか。

板垣子ども教育部幼児施設整備課長

 工事方法の変更というところは、U18上高田の防火水槽設置工事につきまして、当初は単独で防火水槽を整備するということにしておりましてそれなりの金額を積んでおりましたけれども、新園舎の基礎を活用して防火水槽、地中ばり水槽に変更できるということで、その分、減額ができております。

平山委員

 62、63ページの子ども教育費、子ども教育施設費の1目ですね。これ、都支出金と繰入金がそれぞれ特定財源の減があって、一般財源が増をしているということなんですけど、この繰入金て何だったんですかね。

塚本子ども教育部、教育委員会事務局子ども教育施設課長

 こちら、基本的には総務委員会の所管ということなんですが、内訳としましては、繰入金は教育施設基金からの繰入れということでございます。(「休憩して」と呼ぶ者あり)

委員長

 休憩いたします。

 

(午後3時12分)

 

委員長

 再開いたします。

 

(午後3時13分)

 

平山委員

 この繰入金の質問は取下げさせていただいて、都支出金が558万8,000円ですか、減額になっていると。これは、中学校のほうの施設整備工事が減額になった中で都支出金が減額になったということなんですか。ここの財源更正が変わったことについてもう少し詳細に教えてほしいんですけど。

塚本子ども教育部、教育委員会事務局子ども教育施設課長

 こちらは、都費の中でトイレ整備の支援事業が都の補助金対象となってございます。トイレの改修費、先ほどの五中でございますけれども、こちらが契約不調となったことによりまして、当初見込んでいた都の支出金を減額補正をさせていただいたということでございます。

平山委員

 それで、逆に一般財源に財源更正されたわけじゃないですか。財源構成を変えられたわけじゃないですか。そこは、要するに都から補助金が来なくなった。そうか、繰明にしているからということですか。繰明にしているから、とりあえず一般財源を充て込まなきゃいけない状態になっているということでいいですか。要するに、予算がなくなっちゃうと困っちゃうからね。その上で、来年度実施したら、これはまた補助金として獲得できる可能性があるということなんですか。それとも、今年度補助金として手を挙げて、一応下りる段取りがついていた。だけども、工事の不調によって来年度に繰越しになっちゃった。繰明をかけることになっちゃった。なので、もうこの補助金というのは手に入らないものになったのか。それはどっちなんでしょう。

塚本子ども教育部、教育委員会事務局子ども教育施設課長

 来年度も引き続き新たにもう一度申請をし直した上で、都費の歳入を見込んでいるところでございます。

平山委員

 あんまりやると来年度予算の審査になっちゃうのでそこまでにしておきますけど、そういう理解でいいわけですよね。今年度はもう補助金を充て込めないから、とりあえず一般財源を充てましたと。繰明なので、これはそのまま来年度にのりますよと。ただ、来年度にのって、これから審査されるであろう予算では、ここの部分は要するに特定財源を充て込むということになるであろうと思っていいということですよね。

塚本子ども教育部、教育委員会事務局子ども教育施設課長

 委員御認識のとおりでございます。

委員長

 ほかにはよろしいですか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 それでは、他に質疑がないようですので、質疑を終結いたします。

 次に、意見について伺います。本議案について意見はありますか。

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 それでは、本議案については、意見なしとして総務委員会に申し送ることで御異議ありませんか。

 

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 御異議ありませんので、そのように決定いたします。

 以上で第1号議案、令和元年度中野区一般会計補正予算(関係分)の審査を終了いたします。

 以上で本日の日程は終了しますが、各委員、理事者から特に御発言はありませんか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 では、以上で子ども文教委員会を散会いたします。

 

(午後3時17分)