令和2年03月02日中野区議会予算特別委員会総務分科会

中野区議会予算特別委員会総務分科会〔令和2年3月2日〕

 

総務分科会会議記録

 

○開会日 令和2年3月2日

 

○場所  中野区議会第1委員会室

 

○開会  午後1時00分

 

○閉会  午後5時01分

 

○出席委員(9名)

 山本 たかし主査

 内野 大三郎副主査

 立石 りお委員

 内川 和久委員

 小林 ぜんいち委員

 白井 ひでふみ委員

 浦野 さとみ英明委員

 大内 しんご委員

 酒井 たくや委員

 

○欠席委員(0名)

 

○出席説明員

 副区長 白土 純

 副区長 横山 克人

 企画部長 高橋 昭彦

 企画部財政課長 森 克久

 企画部情報システム課長、総務部新区役所情報システム担当課長(企画部参事事務取扱) 平田 祐子

 企画部企画課長 杉本 兼太郎

 企画部基本構想担当課長 永見 英光

 企画部広聴・広報課長、業務改善課長 高村 和哉

 総務部長 海老沢 憲一

 危機管理監 志村 和彦

 危機管理担当部長、新区役所整備担当部長 滝瀬 裕之

 総務部総務課長 石濱 良行

 総務部法務担当課長 尾関 信行

 総務部職員課長 中谷 博

 総務部施設課長 髙田 班

 総務部用地経理課長 吉沢 健一

 総務部用地担当課長 小倉 洋

 総務部危機管理課長 田中 謙一

 総務部防災担当課長 山田 健二

 総務部生活・交通安全担当課長 佐々木 和夫

 総務部新区役所整備課長 中村 洋

 会計室長 浅川 靖

 選挙管理委員会事務局長 松原 弘宜

 監査事務局長 小谷松 弘市

 

○事務局職員

 事務局長 吉村 恒治

 事務局次長 小堺 充

 書記 遠藤 良太

 書記 山口 大輔

 

○主査署名


審査日程

○議題

 第6号議案 令和2年度中野区一般会計予算(分担分)

 第7号議案 令和2年度中野区用地特別会計予算

 第8号議案 令和2年度中野区国民健康保険事業特別会計予算(分担分)

 第10号議案 令和2年度中野区介護保険特別会計予算(分担分)

 

主査

 定足数に達しましたので、総務分科会を開会します。

 

(午後1時00分)

 

 第6号議案、令和2年度中野区一般会計予算(分担分)、第7号議案、令和2年度中野区用地特別会計予算、第8号議案、令和2年度中野区国民健康保険事業特別会計予算(分担分)及び第10号議案、令和2年度中野区介護保険特別会計予算(分担分)を一括して議題に供します。

 初めに、審査の進め方について協議したいので、分科会を暫時休憩します。

 

(午後1時00分)

 

主査

 分科会を再開します。

 

(午後1時02分)

 

 休憩中に協議したとおり、お手元に配付の審査日程(案)(資料1)に沿って進め、1日目は人件費を除く一般会計歳出分担分、一般会計人件費分担分と給与費明細書についての質疑、2日目は、一般会計歳入分担分、債務負担行為調書、特別区債現在高調書、一時借入金、歳出予算の流用、各特別会計の質疑、3日目は意見の取りまとめを行いたいと思います。

 審査方法については、一般会計歳出は予算説明書補助資料のページに従い目ごとに、一般会計歳入は総務分科会分担分の歳入予算説明書補助資料のページに従い款ごとに、一般会計の職員人件費、用地特別会計、国保特別会計分担分、介護保険特別会計分担分は、それぞれ一括して質疑を行いたいと思いますが、これに御異議ありませんか。

 

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

 

主査

 御異議ありませんので、そのように進めます。

 次に、修正動議の審査方法ですが、原案の該当部分で修正動議の質疑を行うこと、また、質疑の順序は1巡目まで原則大会派順とすることが確認されています。

 審査の進め方として、原案の質疑を行った後に修正動議に関する質疑を行いたいと思いますが、これに御異議ありませんか。

 

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

 

主査

 御異議ありませんので、そのように進めます。

 なお、審査に当たっては、3時頃に休憩を入れ、5時を目途に進めたいと思いますので、御協力をお願いします。

 質疑に入ります。

 予算説明書補助資料98ページから101ページの議会費から始めたいと思います。議会費について質疑はありませんか。

大内委員

 区議会だよりなんだけども、UDフォントとかそういったものというのは、うちは使っていないんでしたっけ。これからまた使う予定はないんだっけ。

小堺区議会事務局次長

 現在は、UDフォントは使っておりませんが、先般、広報委員会でもお話しさせていただいたように、今後UDフォントを使う可能性はあります。

大内委員

 その場合、UDフォント使用料みたいのは幾らぐらいかかるんですか。

小堺区議会事務局次長

 今の事業者との契約では複数のフォントを使えるという契約になっておりまして、なので、特段別途その料金はかからない。フォント使用料に係る費用は発生しないということになっております。

大内委員

 それは今の業者であって、また来年度、業者が変わる可能性はあるわけでしょう、極端に言うと。そうした場合は、無料のUDフォントということになっていくんですか。一般的に流通されている。

小堺区議会事務局次長

 委員おっしゃるとおりでございます。

大内委員

 いや、無料のUDフォントってあるんだ。知っているんだけどさ。無料のUDフォントを使ってやるということね。繰り返しになるけど、そういうことでいいんですか。

小堺区議会事務局次長

 そのとおりでございます。

大内委員

 分かりました。

酒井委員

 関連して、区議会だよりは無料のUDフォントですと。複数の書体があるとおっしゃっていましたが、それはどの程度あるんですか。

小堺区議会事務局次長

 ちょっと今その種類の数については資料を持ち合わせておりませんので、また改めてお答えさせていただきます。

酒井委員

 大切なところなので、次の広聴・広報費の議論までにはお答えいただければと思います。これは、主査、事務局だけですか。無料のUDフォントと有料のUDフォントの違いについてお尋ねしたいんですけれども、後ほどのほうがいいですね。

主査

 それは後ほどのほうがいいと思います。

大内委員

 ちょっと今その話が出たので、もう1件。有料のよりよいUDフォントを使ったほうが見やすいという考え方もあるし、あるいは無料のUDフォントで十分対応できるんだという考え方があるんですけども、これはここの委員会で話し合ったことなので、その経過でも構わないんですけど、議会だよりの場合は無料のUDフォントで十分対応できるというような結論でしたっけ。

小堺区議会事務局次長

 先般の広報委員会でサンプルをお示しさせていただいたフォントでおおむねいけるんではないかというような理解はしております。

大内委員

 休憩してもらっていいですか。

主査

 休憩します。

 

(午後1時06分)

 

主査

 分科会を再開します。

 

(午後1時07分)

 

 他に質疑はありませんか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

主査

 なければ、進行いたします。

 次に、104ページ、1目企画費ですが、修正動議の該当箇所があります。初めに、原案から審査を始めたいと思います。質疑はありませんか。

浦野委員

 104ページ、企画費のまず区民と区長のタウンミーティングのところでお伺いをいたします。これ、今年度と比べると、予算としてはかなり増えていると思うんですけれども、まずその予算が増えている理由を確認させてください。

永見企画部基本構想担当課長

 こちらにつきましては、御参加いただくために郵便で、無作為抽出で区民の皆様に御案内をこれまでもお送りしていた。来年度もお送りする予定ということがございますけれども、これまで総務費の中で、中の話ではあるんですけれども、郵便料についてはつけるというような形になっていたものですが、ある程度件数が多いということで企画費の中で見込むと。そのような形の内部のお金の移動ということで、増えているというものでございます。

浦野委員

 そうすると、今までは事務費というか、別のところについていたものをこの項目の中に入れたということでよろしいんでしょうか。なので、予算としては、総体で見た場合は、今年度とそう変わっているということではないということなんでしょうか。

永見企画部基本構想担当課長

 委員のおっしゃるとおりでございます。

浦野委員

 開催方法についてなんですけれども、今、原則月2回でそれぞれテーマを決めてされていると思うんですけれども、今ちょっと中止になっているものもありますけど、基本構想のことについてもこれから始まっていく中で、この間持たれてきたタウンミーティングも一問一答形式のものもあれば、グループを組んでディスカッションしてきたという形で、それぞれその時々でやってきたと思うんですね。以前たしかお尋ねしたときも、その開催方法それぞれメリット、デメリットがあって、今後よりよい開催方法については検討していきたいということでおっしゃっていたと思うんですけれども、今このタウンミーティングの在り方とその課題というところでは、どういうふうに考えていらっしゃるんでしょうか。

永見企画部基本構想担当課長

 現在のタウンミーティングの運営の仕方でございますが、原則的にはグループディスカッション形式で行うというような形で実施をしております。予算の主な取組に関しては一問一答形式ということで、そういった一問一答形式も行うというような形でございますが、グループディスカッションを行うことによって区民の皆様同士が考え方のやり取りをして、様々な気づきがあったりと。そういったところもあろうかと思います。その一方で、一問一答というような形で区長に直接発言をしたいと。そういった方もいらっしゃるということはお伺いしてはございまして、前回の東中野でタウンミーティングを実施した際には、グループディスカッションを終わった後に何人かの方からそのほかに意見をということでお伺いした。そのような形でよりよい方法について今模索していると、そのような状況でございます。

浦野委員

 参加者が多いときは、参加者がグループを組んで、そこでお互いの意見も聞きながら深めていくというメリットもあると思います。ただ一方で、区長に直接回答というか、質問に対して返答を得たいという方もいらっしゃって、それぞれのやっぱり、どっちが、私も必ずこっちがいいということではなくて、メリット、デメリットはあるかなと思うんですけども、今後そういったわざわざ足を運んでくださる方が、区は今、対話の区政と掲げている中で、何か不満が残って帰るよりは、やっぱり来てよかったな、また来て言おうとか、そういう気持ちになってもらうことがすごく大事だと思うので、ぜひその開催方法の在り方については参加者の方の御意見なども聞きながら、また、テーマによっても参加される年代も違うと思うんですけれども、よりよいやり方というのはぜひ引き続き検討していただきたいなというふうに思います。これは要望で結構です。

 同じ企画の政策企画・調整のところの教育大綱パンフレットのことで何点かお伺いしますが、これ、予算が370万9,000円ということですけれども、これの内訳をまず確認させてください。

杉本企画部企画課長

 370万9,000円の内訳でございますが、教育大綱のパンフレット作成委託というところで361万9,000円、また、教育大綱の策定に伴いまして区民意見交換会を実施いたしますので、これに伴う一時保育者の謝礼と手話通訳の委託、こちらを9万円計上しているものでございます。

浦野委員

 今、作成のための意見交換会を予定されているとあるんですけど、この教育大綱というのは既にもう今できているものだと思うんですけど、パンフレット作成に限定した意見交換会ということなんでしょうか。

杉本企画部企画課長

 申し訳ございません。説明が不足してございました。現在、新しい教育大綱の策定に向けた検討を進めてございます。そちらの教育大綱、新しい教育大綱を令和2年度中に策定をしたいということで考えてございまして、この新しい教育大綱を策定するという過程におきまして、地域説明会等を実施すると。こちらのための一時保育及び手話通訳の委託。他の地域説明会の費用も含んでございますが、それらとして9万円計上しているものでございます。

浦野委員

 じゃ、今あるものではなくて、新年度新たに作成するためということで、そのパンフレットというのは、これから教育大綱をつくっていくということなんですけど、配布対象というか、ここに作成委託で組まれている配布対象や配布部数というのは今どのように考えているんでしょうか。

杉本企画部企画課長

 配布の対象としましては、子どもたちに分かりやすく説明するためということで、こちらのパンフレット作成を行いたいというふうに考えてございまして、配布の対象は区立の小・中学校の全児童・生徒及び教職員等というところで、部数は1万3,000部を想定しているところでございます。

浦野委員

 1万3,000部ということですが、児童・生徒が何部で、それ以外が幾つなのか確認させてください。

杉本企画部企画課長

 来年度の生徒児童数はまだ明らかになっていないところではございますが、参考としまして令和元年の5月1日現在の小学校の全児童数が9,860人、区立中学校の全生徒数が3,117人という状況でございますので、これに倣いまして1万3,000部ということで予算計上しているものでございます。

浦野委員

 パンフレットというのは児童・生徒以外、それ以外のところというのは、今考えているのはあるんでしょうか。

杉本企画部企画課長

 配布の対象というところでは、全児童・生徒及び教職員というようなところで考えてございますが、この全児童・生徒を通じまして、その保護者の皆様にも中野区の教育の考え方というものを共有していきたいというふうに考えてございます。

内川委員

 それでは、施設マネジメントの部分でお聞きしたいと思います。施設マネジメント、区有地等活用検討、これにおいては施設白書と、あとはあれですか、公共施設総合管理計画の策定のための予算ということでよろしいですか。

杉本企画部企画課長

 こちらは、来年度新しく基本計画を策定いたします。これに伴いまして、区有施設整備の計画も策定を予定してございます。そちらの区有施設整備の関係のボリュームのチェック、どういった施設が建てられるのかというようなところですとか、計画策定に必要な資料を用意していただいたりですとか、あとは同じく中野区公共施設総合管理計画建物編、こちらも改定に向けた検討が必要というところで、こうしたものの現状や課題の整理分析等を委託するものでございます。

内川委員

 これは、外部に委託する部分はありますか。

杉本企画部企画課長

 外部に委託する部分としましては、区が策定いたします、区の職員が、当然ではございますが、人口推計を踏まえた行政需要ですとか、施設のこれまでの設置からの経過、あと区財政への影響などの客観的なデータに基づきまして、また、区民意向や地域事情等を把握しているのは区の職員でございますので、そうした部分を踏まえまして、区の職員が計画の原案を作成いたします。これを受けまして、この施設配置計画等策定支援業務委託におきましては、区の職員が作成します施設の配置案を踏まえまして、跡地活用における建築可能規模の精査ですとか、区が作成する計画案に関する資料作成について、専門的な知見を有する事業者から支援を受けると。また、併せまして、先ほどの繰り返しになりますが、公共施設総合管理計画の策定に当たりまして、専門的見地からの支援を受けるというような内容でございます。

内川委員

 先日の総務委員会の資料で、今後の区有施設の整備の考え方についてという資料が示されまして、基本計画と同時並行的に区有施設整備計画が進んでいくということでありました。まず3月に施設の配置の考え方、施設更新経費の概要が示されて、その後、6月に施設配置の概要が示されるという御答弁でした。この概要が示される。どこまで、どこら辺まで具体的に示されるんですか。

杉本企画部企画課長

 施設配置の概要としましては、新しい基本計画の計画期間中である当座の5年間、また中長期的な見通しが必要なところから、10年程度を視野に入れた検討を進めてございます。したがいまして、この10年間に建て替えを想定する施設につきまして、個別の施設の考え方というものをお示ししてまいりたいというふうに考えてございます。

内川委員

 幾つかちょっと具体的に示してもらいたいんですけれども、例えば学校だとか、児童館だとか、保育園ですとか。

杉本企画部企画課長

 今、委員から御指摘のありました学校、児童館、保育園を含めまして、区が今保有している区有施設、こちらのうち、10年間のうちに建て替えを迎えるようなものについては、全て盛り込んでまいりたいというふうに考えてございます。

内川委員

 新しい児童館、今、区としては9館だけ残すという方針が示されていまして、この前の総務委員会でも6月の概要の策定のときに具体的な館名を示していくということなんですが、それは本当にそれでよろしいんですね。

杉本企画部企画課長

 その当時の考えから変更はございません。

内川委員

 具体的にどこの新しい児童館を残すかというふうな、そこまでは職員でやるということなんですね。先ほど答弁がありましたけども。

杉本企画部企画課長

 この施設配置の計画に基づく原案作成は全て職員が行います。

内川委員

 今後の施設整備の検討スケジュールを見ると、6月に施設配置換えの策定があって、その後、区民の意見の聴取をするとあります。これって区長がよく言われるボトムアップではないのかなと。先に区民の意見を聴取してから具体的にどこを残すんだ、どこを廃止するんだ。そういうことを決めてもいいんですか。

杉本企画部企画課長

 こうした考え方、区有施設全体の配置の考え方等におきましては、まず区として原案を作成しまして、その上で基本計画の概要等と併せまして、区民意見を頂きたいというふうに考えてございます。また、他に本会議等でも御指摘いただきましたように、個別施設等につきましては別途、各事業所管部におきまして、説明会等を実施するものもあるというふうに認識しているところでございます。

内川委員

 6月に概要が示されて、7月に区民意見の聴取、それで8月にすぐに素案の策定とあるんですね。そんな短いスケジュールで、これで地域との調整はできますか。

杉本企画部企画課長

 区としての考えを示した後、区民意見を頂くということで、今、委員から御指摘いただいたような、従前、1月31日の総務委員会におきまして御報告申し上げたようなスケジュールで進めてまいりたいというふうに考えてございます。

内川委員

 だから、こんな短いスケジュールの中で地元の合意がとれますかということを言っているんです。大丈夫なんですか。

杉本企画部企画課長

 そうしたスケジュールで進めてまいりたいということでございますので、地元との調整等も含めて、このスケジュールの中で行ってまいりたいというふうに考えてございます。

内川委員

 万が一、地元との調整が難航して、これがなかなか決まっていかないとなったときに、もとである基本計画の策定まで影響しないですか。大丈夫ですか。

杉本企画部企画課長

 仮定のお話ではございますが、全体として今、区議会にお示ししているようなスケジュールで進めてまいりたいというふうに考えてございます。

小林委員

 一つ関連してお聞きしたいんですけども、今の施設マネジメントですけども、平成31年度、令和元年度にも施設マネジメントの予算がついていたかと思うんですけども、また令和2年度にもその予算をつけて、かつ施設マネジメントの活用について大きく予算を取っていくというのは、31年度にその事業が未熟になっていたんですか。それとも、それはそれで行っていた。かつ、今回新しくまたこれを計上しているという意味ですか。

杉本企画部企画課長

 平成31年度に予算計上してございます区有地等の活用検討というところでございますが、こちらにつきましては旧商工会館ですとか、北部すこやかの敷地につきまして、どういった規模の施設が建てられるかというようなものを検証したものでございます。また次年度の、同じく150万円計上してございますが、こちらにつきましては幾つか想定している施設がございまして、そうした施設の活用検討ということで実施してまいりたいというふうに考えてございます。

小林委員

 平成31年度、北部と旧商工会館の二つの施設で150万円、その予算の中で2施設の検討を行ったということで、そして令和2年度についても同じ150万円だけれども、幾つかの施設で行うと。幾つの施設で行う予定なんですか。

杉本企画部企画課長

 3施設を想定してございます。50万円掛ける3施設ということで想定しているところでございます。

小林委員

 それは庁内で行う話ですよね。これ、委託して行う話ですか。

杉本企画部企画課長

 こちらは委託を行って、1件50万円の委託ということで実施しているものでございます。

小林委員

 あれ、先ほどの内川委員の質問の答弁の中で、庁内で計画をつくっていって、それをまとめるのに当たって、建築的、内容的なことだとかについて外部委託として活用を委託していくという話だったと思うんですけども、区有地の活用検討から外部に行うんですか。

杉本企画部企画課長

 区の職員におきまして活用検討していくというような活用の検討を行っていくというところでございますが、こちらにつきましては先ほども申し上げましたように、これまでの設置の経緯ですとか、将来にわたった行政需要とか、施設の更新の時期ですとか、こうしたものを加味して区の職員が配置の計画案をつくりますが、この区有地等の活用検討のところにおきましては、従前の区が想定しているような規模よりももっと大きな規模の建物が建てられるんじゃないかとか、あと、他の自治体での事例等から、こういった施設と合築することによって住民サービスの向上ですとか、コストの低減が図れるとか、そういった部分を専門的な見地から成果として上げていただくと。こうしたものを考えているものでございます。あくまでも区の職員は原案を作成しますが、それに基づいて技術的なところでの成果を求めるというような委託でございます。

小林委員

 原案をつくるところだけで、あとは全部委託してしまうということですけども、区の中に有資格者もいらっしゃるし、専門の部署もあるし、何と何が区の中でこれから必要になってくるだろう、もしくは要らなくなってくるだろう、こういうところに活用できるだろうということは、区の中のほうがよりよく分かっているわけで、区の中でこういったことを全て3施設ぐらいはできないんですか。

杉本企画部企画課長

 こうした部分、当然今、委員から御指摘いただいたような部分、区の職員として問題意識を持ち、今後の対応を検討していくというようなところはございますが、施設活用に当たりまして、専門的なところでの見地からの業務履行をしてもらうというようなところで、この委託の経費を計上しているものでございます。

小林委員

 非常に、いや、もっと10、20の施設活用について検討していくのかなというふうに思ったんですけども、今年度、31年度2施設だけで150万円、1施設75万円かけて、来年度、令和2年については3施設で150万円と、非常に合点のいかない内容だな。そして、その活用方法については区で考えるのが非常にいいというふうに思うんですけれども、今のような御答弁だったので、これについては再考が私は必要なんじゃないかなというふうに思いました。

 もう1点、別件で伺います。先ほどありましたけれども、区民と区長のタウンミーティングの件なんですけども、このタウンミーティングの中野区での位置付け、もしくは法的な根拠というのは何かありますか。

永見企画部基本構想担当課長

 いわゆる規則であったりとか、そういったところで位置付けているものではございませんで、企画課のほうで行っている区民と区長の交流を図るというか、そのような事業であるというものでございます。

小林委員

 そうすると、これは先ほどありましたけども、区長とより近い関係でいろんな意見を直接言える、聞けるという関係があるということでしたけども、そこで聞かれた、話された、もしくは区長が聞いた、区長側からしてみると伝えた、それに対して反応があった、聞いた新たな提案、意見があったことというのは、区政の中には何か生かされるということがあるんですか。

永見企画部基本構想担当課長

 頂いた御意見につきましては、所管のほうに基本的には伝えておりますので、所管のほうで改善を図っていくと。そのような目的もあって実施をしているものでございます。

小林委員

 そうすると、もう1点、パブリックコメントってありますけれども、パブリックコメントの位置付けというのはどういう位置付けになりますか。

杉本企画部企画課長

 パブリックコメントにつきましては、自治基本条例に基づきまして、条例の制定や改廃、また、区民生活に重要な影響が及ぶようなものについて、手続を定めておるものでございます。

小林委員

 そうしますと、自治基本条例の中にあるきちっとした手続を踏んでいくための区民に対して意見を求めるということで、これは行われることですけども、そうしたときにタウンミーティングを行っていれば、パブリックコメントを行わないという、そういうことはあるんですか。

永見企画部基本構想担当課長

 タウンミーティングとパブリックコメント、今申し上げましたように位置付け等も違いますので、そのようなことはございません。

小林委員

 そうすると、タウンミーティングを行って、そこでいろんな意見が出たから、もうこれはパブリックコメントを行わなくても同等の手法をとったんだと。そういうことではないという理解でよろしいですか。

永見企画部基本構想担当課長

 はい。それぞれ別々の目的で実施をしているものですので、そのようなことはないというものでございます。

白井委員

 それじゃ、今、我が会派の小林委員からもありましたけども、今年度3施設、施設マネジメントの中の区有地等活用検討を行うとありましたけども、これ、具体的にどこの施設というのは申し上げることができますか。

杉本企画部企画課長

 繰り返しになりますけれども、今年度実施したものは現時点では2施設というところでございまして、北部すこやか福祉センターと旧商工会館でございます。

白井委員

 間違えました。来年度ね。令和2年度のやつで3施設だから、令和2年度のやつ、次年度で行う3施設について、どこか予定があれば教えてください。

杉本企画部企画課長

 現時点におきましての想定でございますけれども、学校のうち国有地が一部かかっているようなところがございます。ですので、そうしたところの調整も図りながらでございますが、鷺宮小学校ですとか、みなみの小学校ですとか、あとは他に寄附や民間からの買取り依頼など突発的にボリューム検討が必要な土地が出てきた場合に、こうした活用検討の委託を行ってまいりたいというふうに考えてございます。他には、配置計画で廃止となる小規模施設についても売却がいいのか、また活用していくことがいいのか、そうした部分を検討してまいりたいというふうに考えてございます。

白井委員

 そうすると、予定としては二つ、あとはあればということですか。

杉本企画部企画課長

 今、例示として申し上げましたのが2施設でございますが、他にも平和の森小学校についても売却が適当なのか、また区として活用していくことが適当なのか、こうした部分は検討する必要はあるというふうには認識してございます。ただ、他に年度の途中で区有地等の活用検討ということで突発的に発生する施設もございますので、そうしたものを鑑みながら3施設分委託をしてまいりたいというふうに考えてございます。

白井委員

 答弁が変わっているので、もう一回聞くね。3施設と言ったんだけど、一番初めは2施設を挙げたね。鷺宮小とみなみの小って。あとは寄附等があればと言った。ということは、まず決まっているのは二つですかと言ったら、今、平和の森が増えたんだけど、三つなんですか、二つなんですか。

杉本企画部企画課長

 委託としましては50万円が3件程度ということで考えてございまして、代表的なものということで、冒頭の答弁の中では鷺宮小とみなみの小、他に考えられるものということで申し上げましたが、改めてのもう少し詳細にというふうに受け止めましたので、平和の森小ですとか、もう少し具体的に答弁を申し上げたところでございます。50万円3施設というところで想定してございます。

白井委員

 もう少し詳しくじゃなくて、三つってどこかと聞いただけだからね。たくさんある中のを言ってと言ったわけじゃないから、全部答えてくださいよ。その上で、今年度、北部すこやかと商工会館のやつ、事業者に委託という話があったんですけども、上の来年度予定されている施設マネジメント、いわゆる区有施設跡地活用と何が違うんですか。なぜここだけ特出しにしているのか。分けてある理由を教えてください。

杉本企画部企画課長

 この区有地等の活用検討の150万円につきましては、今申し上げたような、先ほど答弁申し上げましたような施設を想定してございます。一方でございますが、区有施設跡地活用整備手法検討というところで、区有施設整備の計画の策定に向けまして検討を要するものというようなところで、早期に検討を要するものというところで想定してございますのが、ボリュームチェックとしましては、学校跡地は旧沼袋小学校の跡地、あと西中野小学校、中野東中学校、その他に教育センターですとか、保健所とか、鍋横区民活動センターの現行の施設、敷地、現鍋横区民活動センターの敷地、こちらの部分を計画の中で早期に考えを示していく必要があるということで、区有施設跡地活用整備手法検討の中で想定しているボリュームチェックとして実施したいというふうに考えてございます。

白井委員

 あまりここばかりやりたくないんですけど、聞いているとどんどん疑問が湧いてきて、このマネジメントのほうというのは早期に結論を導かなきゃならないということなんですか。下の150万円の区有地等活用検討とは違うのは。ところが、本年度のやつでは、このマネジメントがついていなくて、同じく150万円の活用検討だけなんだよね。どっちが早期なんだと言われたら、初めに予算をつけておいて実行しているんじゃないの。しかも、ピンポイントで名前が出てきたのと、などというざっくりしたいろんな施設が入っていることを考えると、普通考えると、全体として考えるんだけども、その中を抜きんじて早く結論を導かなきゃならないってやったのが何となくピンポイントで結論を早く出すというイメージかと思うんだけど、今聞いていると逆なんですか。ちょっとこの辺の違いがよく分からないんですけど。

杉本企画部企画課長

 先ほど内川委員の御質疑に対してもお答え申し上げましたように、区有地等の今後10年間で建て替えを想定している施設につきましては、6月の施設配置の考え方の際にお示しをしてまいりたいというふうに考えてございます。ここの対象施設となり得るものというところで、旧沼袋小学校跡地、西中野小、中野東中等を考えてございます。一方で、この施設活用の段階でまだ国有地等が学校敷地に一部入ってございますので、そうした調整も必要なものというようなところで優先順位をやや落としているものが150万円、3施設というような状況でございます。

白井委員

 本当はもっと聞きたいんだけど、ここばかりつながっていると後ろがあるので、違いが分かるようにというのと、その上で報告って議会にありますか。

杉本企画部企画課長

 6月にお示しします区有施設の整備のところで、こうした成果等については考え方の中に盛り込んでまいりたいというふうに考えてございます。

白井委員

 考え方の中には盛り込むけども、事業者からのいわゆる最後のまとめの部分というのは、議会報告はないということですか、今の答弁は。

杉本企画部企画課長

 従前は、こうした成果物一つひとつについて議会に御報告は申し上げてきていなかったというところから、今回についても個別施設の事業者からの成果物について区議会に御報告するというようなことは考えてございません。

白井委員

 それは全体の跡地活用みたいな話はなかったからね、今まで。個別のやつは別途として。これから施設のやつで配置を考えていくに当たっては、非常に大事なやつなので、場合によっては資料の開示もできるということですか。

杉本企画部企画課長

 当然でございますが、情報公開等の対象にもなってございますし、区議会等からそうした説明もというようなところであれば、お示しするところはお示しできるものでございます。

白井委員

 まだちょっと幾つかあるので、御了承いただければと思います。ちょっと財源構成的なお話まで踏み込んでしまうんですけども、この後の修正で質疑もあることですから確認をさせていただきたいと思います、この場で。(1)政策の企画・調整、それから(2)施設マネジメントのところに財源構成として特財、企画・調整のところには356万2,000円、それから施設マネジメントには154万9,000円、合わせて511万1,000円がついています。ちなみに、今年度の31年度のところでも政策の企画・調整には200万円がついているんですけども、この特財、何を意味しているんでしょうかお伺いします。

杉本企画部企画課長

 今年度、今、委員から御紹介いただきました政策の企画・調整及び施設マネジメントのところに特財として当たっているものは、現在、民間事業者との包括連携協定に基づきまして、トヨタモビリティ東京との間で中野駅前の今後の中野駅周辺整備の種地となっているスペースの一部スペースを貸し付けてございます。こちらの歳入が月額42万5,946円というところで、年間で511万1,000円余の歳入がございます。こちらの財源を特定財源として充てているものでございます。また、本年度200万円ついているもの、こちらにつきましては社会資本整備総合交付金のうち、南部地区の都市再生整備計画というものが平成26年度から平成31年度までございました。こちらにつきまして事後評価を行うというようなところで、こちらを委託を行う経費の4割相当額ということで、社会資本整備総合交付金であてがわれたものでございます。

白井委員

 ちょっと論点がばらばらになってしまうので、取りあえず今年度分は置いておきますね。ざっくり言うと、トヨタさんにお貸ししている駅前の土地の使用料のやつが、なぜ企画・調整と施設マネジメントに分けて財源構成として入っているんでしょうか。

杉本企画部企画課長

 当該事業につきましては企画課が全庁的な窓口となって、トヨタモビリティ東京との調整を行っているところでございます。こちらの事業の推進に当たりということで、充当先事業としてこの2事業をセレクトしたというところでございます。

白井委員

 充当先事業がなぜ区民と区長のタウンミーティングとか施設マネジメントの委託料になるんですか。先ほど御自身で説明された中で、駅前でまちづくりの種地とおっしゃっていましたよね。普通に考えれば、まちづくりなのかな。もしくは暫定的な活用だから、一旦財調に戻してというのが普通かなと思うんですけども。しかも、企画の中でなぜここにだけ割り当てたんですか。その理由をもう一度御説明ください。

杉本企画部企画課長

 財政課と協議を行いまして、関連する事業経費に充てるというようなことから、この2事業を選んだところでございます。

白井委員

 だからね、なぜ関連しているのって、その理由を教えてくださいと聞いているの。

杉本企画部企画課長

 こちらにつきましては、政策の企画・調整ということで、こちらのカテゴリーの中で民間事業者との包括連携協定を行ってございますし、また施設マネジメントの部分につきましても関連があるというようなところから、区有施設の活用という観点から関連があるというところで、この2事業を選んだところでございます。

白井委員

 包括連携とは関係あるかもしれないけども、この個別の事業に関係があるというのはちょっとかなりこじつけに聞こえるんだよね。まだ聞きたいことがあるけど、ここまでで置いておくけども、なぜこの事業に当てはめるかというところはよく理論武装していただかないと、正直言うと何でここへって。しかも、この配分も何でこうなっているのって。様々企画の中でやっていますからって、じゃ、企画でやっている予算に均等にかかっているわけじゃなくて、ここにだけピンポイントに分けているわけでしょう。関連していますと言われても、果たしてそうですかって思います。

 それから、今お聞きしましたけども、もう一つ、下の基本構想・基本計画について、1,389万6,000円の冊子作成等というのがついています。それから、基本計画策定支援委託、1,008万7,000円とついています。間の議論を全部抜いた上で、総務委員会の中で約1,000冊作る予定と、こんな話がありました。単純に1冊幾らぐらいになりますか。

永見企画部基本構想担当課長

 基本構想の冊子ということかと思います。基本構想の冊子に関しましては578万円ということでございますので、1,000冊ということでございますから。5,780円でございます。

白井委員

 声が小さくなりましたけど、5,780円、約。ほとんど専門書のような値段、1冊ですよね。これはたしか36ページでよかったでしたっけ。何ページになるんでしたっけ。

永見企画部基本構想担当課長

 現時点では36ページ程度で想定をしてございます。

白井委員

 作るなとは言いません。これはね、基本構想・基本計画で。ただ、6,000円弱ですよ、1冊。ちなみに平成17年のとき、前回の改正のときは作っていないので、一番初めに作ったときというのは計算されていますか、1冊幾らか。

永見企画部基本構想担当課長

 平成17年につきましては、7,000部印刷をしているということで把握をしてございまして、経費が72万円ということでございますので、およそ100円程度かと思います。

白井委員

 私も計算したら100円なんですよ。今回6,000円かけるんですよ。ちょっと高くないですかね。よくよく御検討いただいたほうがいいかなって、ここは指摘にしておきたいと思います。

 それからもう一つ、同じ作るもので、教育大綱のやつです。さっきの財源構成の部分でも触れたんですけども、こちらは先ほど浦野委員からも質問がありました。また、我が会派の木村委員からも総括質疑で取り上げさせていただいたんですけども、区立の小・中学校の児童・生徒に約1万3,000部、場合によっては授業で使うなんてこんな話もありましたけども、もう一度この答弁を確認させてください。1万3,000部、子どもたちに配布。教職員も含まれているというお話でしたけども、授業で本当に活用する予定ですか。

杉本企画部企画課長

 こちらにつきましては1万3,000部ということで、先ほど浦野委員の御質疑にもお答えしましたように区立小・中学校の全児童・生徒及び教職員というようなところでございまして、この教育大綱を1万3,000部印刷するというところにつきましては、子どもたちに分かりやすく説明するために配布するということと、また教育大綱で示す考え方を分かりやすく説明して、中野の教育が目指す姿を教育の主役である子どもたちと共有するというところで考えているものでございまして、今の時点におきまして授業で使用するというような調整は行ってございません。

白井委員

 この間の総括の中では授業でという話だったんだよね。次に聞こうと思ったのは、教育委員会と調整していますか。調整していないということだよね、これ。配布をする、もしくは配布をしてくれというお願いもあったんですか。もう一個聞きます。1万3,000部作るって教育委員会のほうに報告していますか。

杉本企画部企画課長

 教育委員会とのそうした調整は今後行うというようなことです。

白井委員

 あのね、後ほど修正を出すんですけど、提案させていただいた理由はここにあるんですよ。教育委員会のほうでの報告の中でも見ました。このくだり、一行も出てこないんだよね。まず作って子どもたちに配布するというくだりもなければ、それを授業で活用するなんて報告の形跡すら見られなかった。順番が逆過ぎるよねって。これからじゃないよ。普通やった上で、それはぜひという必要があると思う。その上で、総括の中でも取り上げているけども、教育大綱って学校教育のことだけじゃないからね。教育大綱の教育に限った分野でも、むしろ教える側がどう取り組むかというところの話だから、小学生や中学生に分かりやすくというよりも、それって誰が本当に学ばなければならないのか。さらに、教育委員会に限らず区全体としての文化施策を含めた取組が書かれるわけだよね。それってもはや、なぜ小学生にこれを分かりやすく説明する必要があるのかなと思います。これはやり過ぎじゃないですか。介入の疑いさえあるって御指摘をさせていただいたんです。よくよく御検討いただく必要があると思うんですけども、考え方についてどうですか。

杉本企画部企画課長

 今、委員から御指摘いただきましたが、教育に関わる皆さんが十分理解していただくというようなことは当然必要かというふうに考えてございます。また併せまして、先ほどの繰り返しになりますけれども、中野区の公立の学校に通っている小・中学校の全児童・生徒、また、そうした児童・生徒を通じまして保護者の皆様にこうした中野区の教育の考え方をお示しするということは意義があるというふうに考えてございます。

白井委員

 もうやめておきます。何かだんだん最後ついてきたけどね。先日の話の中では子どもたちって限定して、子どもたちが授業で学ぶようにと言った。今慌てて保護者と言ったけど、さっきの答弁では保護者はついていなかったけどね。これだけ言っておきます。結構です。

内川委員

 同じく基本構想・基本計画のところですけれども、基本構想冊子作成等は今、白井委員のほうでお聞きになったので聞きません。その下の基本計画策定支援委託、これに関して一般質問でも取り上げたんですけれども、もう一度どの部分を委託するのかお答えください。

永見企画部基本構想担当課長

 この委託の内容でございますが、社会全体の潮流、また他自治体の事例等に関する情報収集、よろしいですか。ほかの自治体の事例であったりとか、社会全体の潮流とか、そういったことに関する情報の収集であったりとか、計画の実効性を高めていくための指標設定に関する検討材料の提供、それから区民意見の聴取に関する運営や取りまとめ、また、基本計画冊子の構成やデザインや図表データの作成、そのような各種の資料作成などを想定してございます。

内川委員

 社会状況の調査、他区の調査、そういったものを今おっしゃっていましたけれども、中野区の根幹である基本計画の中において、そういった他区の状況とか社会状況とか、そういったのって調べる必要はあるんですかね。

永見企画部基本構想担当課長

 中野区の基本計画ではございますけれども、当然社会全体の流れであったりとか、他の自治体の状況、そういったものは一定程度参考としては把握をしておく必要があると思いますし、当然職員としてもそういったところは調べているところではございますけれども、情報提供という意味でそういった参考的なものというものも必要なのかなというふうに考えてございます。

内川委員

 先ほどデザインとおっしゃったと思うんですけれども、これは一切成果物が含まれていない予算ですか。デザイン料だけ、これ。

永見企画部基本構想担当課長

 実際に物としてというか、成果物としてもらうものとしましては、今申し上げた基本計画の冊子の全体的な構成であったりとか、そういったところはデータとして作成をしてもらって、納品を受けるということで予定をしてございます。また、そのほか様々検討資料であったりとか、そういった策定の過程における資料の作成、そういったものも委託をしたいというふうに考えてございます。

内川委員

 基本計画は、やはりそういった外部への委託をしないとつくり上げられないものなんですか。職員だけじゃ絶対できないんですか。

永見企画部基本構想担当課長

 当然区の職員が基本計画については策定していくものでございます。その一方で、先ほど申し上げましたような資料の作成であったりとか、意見の取りまとめであったりとか様々な情報提供、そういったものを受けることによって、検討本体に集中をして円滑に策定作業を進めていくと。そういった狙いで委託をしたいというふうに考えているものでございます。

内川委員

 委託先はどういったところを考えていらっしゃいますか。

永見企画部基本構想担当課長

 コンサルティング会社ということで、ほかの区であったりとか市で様々こういった基本構想・基本計画について受託をしている事業者というものはございますので、そのようなところで想定をしているところでございます。

内川委員

 他の自治体でも実績があるところを選ばれるということなんですけれども、他の自治体でつくったものを頭だけ中野区にすり替えて、そういったものができてくるんじゃないかなと。そういうことも考えられるのかなと。そこら辺はいかがですか。

永見企画部基本構想担当課長

 計画の中身については職員がつくるものでございます。何か事業者のほうでつくってもらうと。案からつくってもらうということではございませんで、当然区の職員がつくると。そのための補助の業務として情報提供や資料作成、そういったものを委託したいということで、円滑に策定作業を進めていきたいということでございます。

内川委員

 ほとんどの部分は区の職員さんでつくると。そこに助言というか、ほかのものを調査してもらうとか、あとデザイン、そこら辺も含めてこの1,000万円という予算はちょっと高過ぎると思いませんか。

永見企画部基本構想担当課長

 こちらの金額につきましては、実績のある事業者、幾つかのところから見積りをとった上で定めた金額でございまして、一般的なこういったコンサルティング業務の中においては適正な価格設定ではないかというふうに考えてございます。

大内委員

 ちょっとお話ししちゃっているので、これは基本構想の冊子作成ですから、基本構想自体の手伝いはないと。冊子作成だけなの。

永見企画部基本構想担当課長

 こちらの基本構想冊子作成等につきましては、基本構想本体をつくるということは含まれておりませんで、冊子の作成であったりとか、あと基本構想のシンポジウムの実施、また基本計画冊子の作成、そのようなものが含まれてございます。

大内委員

 下のほうの基本計画の策定支援委託ってあるでしょう。こっちはどこが違うんですかと。分かる。上のほうは冊子を作成するのがメインだと言っているんですかと。下は、策定をする過程のお手伝いのことを言っているのかなと。ちょっとその辺のところが並んで併記されているので、もう一度確認の意味で。

永見企画部基本構想担当課長

 今、委員におっしゃっていただいたとおりでございまして、上のほう、基本構想冊子作成等については、現在検討素案まで来ている基本構想について、議決を頂けた場合には冊子としてまとめていきたいというもので、冊子に関してはそのようなことでございます。一方で、基本計画策定支援委託につきましては、策定作業を円滑に我々が進めていけるために補助的な業務を支援として委託をしたいという整理でございます。

大内委員

 出はもう一度。要は基本構想のほうの冊子作成等の委託のお手伝いと、基本計画の支援委託は全然会社も違うし、支援してもらう内容というのも全然、上のほうは冊子作成も入っているから先ほどのも入っているけど、違うわけですね。

永見企画部基本構想担当課長

 性質につきましては、かなり違う性質の業務であるというふうに考えてございます。

大内委員

 基本計画って冊子を作らないの。

永見企画部基本構想担当課長

 基本計画も冊子は作成をいたします。先ほど基本計画の策定支援委託の中で冊子のデータ作成ということで、その支援内容の一部に含ませていただいている。そのほか、冊子の印刷というところで申し上げますと、1個目の基本構想冊子作成等の中に基本計画の冊子の印刷というものが含まれてございます。

大内委員

 そうすると、基本構想の冊子作成等の中に基本計画の分も入っているの。でも、委託する会社は違うのに一緒になっちゃうの。

永見企画部基本構想担当課長

 ちょっと記述がですね、冊子作成等ということで1項目になってしまってはおりますが、この中に基本計画の冊子の印刷というものも含ませていただいた数字になってございます。

大内委員

 そうすると、基本計画のほうの策定支援というのは、冊子は入っていないんだと。作成費は。こっちのほうはあくまでも支援委託だけであって、冊子作成部分は上の基本構想の冊子の作成等の中に入っちゃっていると。そういう書き方になっているんですか、これ。

永見企画部基本構想担当課長

 冊子の印刷の関係に関しましては、上の基本構想冊子作成等の中に構想、計画、両方とも含んでいるというような書き方になってございます。

大内委員

 別に長くやりたくないから。中身を言っているじゃん。だって会社も違うんでしょう、委託する会社も。じゃ、分かれているわけでしょう。分量も違うし。もっと言うと、基本構想って6月じゃない。この期間に作成委託といったって、月何百万円払うんですかという話になっちゃうじゃないですか、よく聞かないと。もうほとんどある程度できていて、下のほうの基本計画の策定に関してはまだ1,000万円かかっているんだけど、もうこれは委託しているの、どこか。要するに今年度委託していて、引き続き委託するのか、それとも4月に新規に委託するの。基本計画はまだ少し延びたからあれなんだけど、基本構想に関しては6月に冊子作成というと、毎月幾らぐらい委託費がかかるのかなとか、いろんなことが気になってしまうので、まとめてちょっと言ってくれますか。

永見企画部基本構想担当課長

 基本計画の委託につきましては、来年度に委託をしたいというふうに考えてございまして、現在は委託はしてございません。来年度、3月に策定をしたいというふうに考えておりますので、1年間かけて補助的な業務を委託したいというものでございます。上の基本構想冊子作成等につきましては、委員のおっしゃるとおり今、検討素案まで策定が進んでいるところでございますので、このまま第2回定例会で議決を頂けた場合には、その内容で冊子を印刷したいと。その中で一定程度デザイン性の高いものであったりとか多言語、そういったような形の冊子を策定したいというふうに考えておりまして、中身としては区として決めるものですけれども、冊子の作成に関しては委託をしたいというような、そういった中身でございます。

大内委員

 じゃ、整理すると、基本構想の中身だとか、それについてはつくって、冊子の作り方についてだけ委託をしますと。基本計画に関しては、もう策定のときから支援をお願いすると。冊子の部分もお願いしますと。でも、その冊子の部分は、上の基本構想の部分の中にお金が入っちゃっているんですと。それでいいんですか。

永見企画部基本構想担当課長

 基本計画の冊子に関しましては、データづくりと印刷がちょっと分かれておりまして、データづくりに関しては、この1,000万円余の策定支援業務委託の中に含まれております。印刷の部分については、できたデータを印刷するものについては、上の基本構想冊子作成等の中に含まれてございます。

大内委員

 だからさ、金額を言ってよ。

永見企画部基本構想担当課長

 先ほどのデータ作成に関しましては、策定支援業務委託の1,000万円余の業務の中に含まれているものでございますが、基本計画の冊子の印刷に関しましては、現時点の見込みといたしましては450万円余ということで予定をしてございます。

大内委員

 そうすると、基本構想冊子作成等の中に印刷代、基本計画の450万円が入っているということなんですか。さっき一緒に上に入っていると言ったよね、基本計画の冊子代が。基本構想冊子作成等の中に基本計画の印刷代約450万円が含まれているということなんですか。

永見企画部基本構想担当課長

 おっしゃるとおりでございます。

大内委員

 休憩してもらっていいですか。

主査

 休憩します。

 

(午後2時07分)

 

主査

 分科会を再開いたします。

 

(午後2時10分)

 

 他に質疑はありませんか。よろしいですか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

主査

 なければ、次に修正動議について質疑を開始します。質疑はありませんか。

酒井委員

 修正のところでお尋ねします。こちらだと、教育大綱のパンフレット作成委託等が361万9,000円減だと思うんですけど、まず、どなたに御質問させていただければいいんですか。(「内容を言ってもらえますか」と呼ぶ者あり)教育大綱のパンフレット作成委託等。(「中身」と呼ぶ者あり)中身でも変わってくるんですね。では提案者にお尋ねしますが、教育大綱の作成、どうして削減するかの理由をまず教えてください。

大内委員

 単純に、ここまでお金をかけなくてもできるんじゃないですかということだけですけど。

酒井委員

 それだけでよろしいんですか。教育大綱のパンフレットの作成はお金をかけちゃならないから削減する。そういう理解でいいですか。

白井委員

 同じく不要と考えましたので、全部引かせていただきました。ちなみに、先ほど浦野委員の質問の中にもありましたけども、この中には説明会だとか、そのための一時保育代、さらに手話通訳代が含まれています。説明会をやる必要はあるだろうと思いましたので、その分は置いてあるという形です。じゃ一体、ゼロ円でどうやって作るんだという次の質問があると思うので、これは事務費で賄っていただければいいんじゃないかと。印刷に多額の費用をかける必要はないと判断したところです。

酒井委員

 先ほど事務費で印刷すればいいというふうなことまでおっしゃっていただいたんですけれども、それでば、教育大綱を作成する、もしくは配布する。こういうことに関しては良とされているという理解でよろしいですか。

白井委員

 構いません。先ほど私の理事者に対する質疑の中でも言いましたけども、ただ、教育委員会に事前の報告もなく、連携もなく、区側が配布を子どもたちの小・中の授業で行うというのに関しては、よく御検討いただきたいと思っています。

酒井委員

 それで、配布に関しては構わないよということだと思うんですね、今の御答弁だと。ただ、教育委員会との連携がなかったんじゃないかということだと思います。それで、僕もいろいろ過去、教育大綱のことについて調べさせていただきました。すると、白井委員が今御答弁されたんですけれども、当該会派の委員から次のような質疑が過去にあったんですね。29年3月14日の子ども文教委員会です。教育大綱について、公立学校に通っている児童・生徒ですとか、そういったところに中野区の教育大綱ができましたみたいなことで全家庭に配布されたりとか、そういうことはないんですかというふうな質疑が過去にありました。それから、この教育大綱はつくっただけで終わってしまっては意味がない。教育に関わる方たちが十分理解されること、また、中野区の公立の学校に通われている児童・生徒、また幼稚園や保育園も関係してくるかもしれませんが、そういったところにもきちんと情報提供が行き渡るようにすべきかなと思いますというふうな質疑がございました。これとお考えのそごに関しては、そごがあるかないか。それから、これに対する見解はどうお考えでしょうか。

白井委員

 教育大綱自体は、先ほどの質疑でも申し上げましたけども、教育の部分もあります。ただ、これ、一から十まで全部やる必要はなくて、文化施策も含まれている。ただ、勝手に変わりました。ある日突然というわけじゃないので、それは丁寧に説明していただく必要があると思うんですけども、繰り返しになりますが、子どもたちの授業までというところに関しては正直疑問符です。

酒井委員

 それでは、理事者の方にお尋ねしますが、先ほど子どもたちに、それから保護者にというふうな御答弁もされていたような気はするんですけれども、そのお考えというのは、各家庭に配布しようとすると、やっぱり子どもたちを通じてというのは一つあると思うんですけれども、区としてはどういうふうに考えているんですか。

杉本企画部企画課長

 こちらは教育大綱というところでございますが、地教行法の改正に伴いまして、首長に策定が義務づけられたものでございます。こちらに当たりましては、教育委員会との十分な協議を行いながら策定していくというところでございます。こうした教育における考え方というようなものを児童・生徒及び教職員、さらには児童・生徒を通じて保護者の皆さんにも御理解いただくというようなところで、この考え方の普及を図ってまいりたいということで今回提案したものでございます。

酒井委員

 首長と教育委員会との連携強化を図るために地教行法が改正されて、総合教育会議が設置されるわけでしょう。それで教育大綱を定めていくわけなんですよ。で、今、この教育大綱を新区長になって改定しようと考えているわけだと思うんですけれども、これまでの改定に関わる、総合教育会議になるのかな、議論はどういうふうになって、今後どういうふうにお考えですか。

杉本企画部企画課長

 教育大綱に掲げているような事柄についてというところで、新しく中野区では子育て先進区というようなことも掲げているようなところがございます。こうした考えを踏まえまして、これまでに2度、総合教育会議の場において議論を進めていると。こちらにつきましては今後、基本構想の策定後、速やかに改定していきたいということで、今後につきましても総合教育会議の場で十分な議論を行った上で策定してまいりたいというふうに考えてございます。

酒井委員

 これまで2度ほど総合教育会議を新区長のもとで改定に向けてやってきましたよ。今後もまた行ってから改定する。そういう理解でいいですか。

杉本企画部企画課長

 前回の改定の際にも総合教育会議の場としましては6回とか7回とかいうような回数を重ねて、考え方をまとめてきたところがございます。今2回、総合教育会議自体は開いてございますが、こうしたものを最終的に固めていくにはまだ議論が必要だというふうに認識をしてございます。そちらにつきましては、基本構想の策定後、速やかに策定してまいりたいというふうに考えてございます。

酒井委員

 この教育大綱の配布もしくは区民への周知に関しては、提案者の方からも、提案会派の方からも過去にそういった御発言はあるんですよ。ただ、行い方というところをどういうふうにするのか。それからまた、教育委員会との連携、まさに必要だと思います。そこをどうするのかということだと思います。先ほど、例えば基本構想の冊子作成の中での費用面でも白井委員のほうから指摘がありました。よくよくしっかり考えてください。じゃ、これもやっぱり、この見立ての中でどういうふうにするかという方法も僕はあると思います。それともう1点は、教育大綱を配りたい、配布したいと考えたとしても、やっぱり予算づけがなければできないわけなんですね。この件に関してよくよく今後の総合教育会議の中でしっかりと教育委員会ともんでいっていただきたい。そのように考えますが、いかがですか。

杉本企画部企画課長

 今回この提案の中でこうした経費を計上したものの一つとしましては、個別にポスティング等を行いますと、それの費用もかかってくるというようなところがございます。したがいまして、教育の小・中学校を通じて広く普及させていくというところでございますが、こちらにつきまして通常、教育委員会のほうにこうした依頼を行ってまいるというようなところでございますが、確かに指摘の中で、この予算提案の前に教育委員会との十分な協議が行われていなかったというようなところにつきましては反省しているところでございます。

浦野委員

 提案会派にお伺いをしますが、先ほど酒井委員の質疑でもあったように提案会派さん自身もこの教育大綱の配布の必要性というところには過去に質問をされているんですけれども、今の酒井委員との質疑をちょっと聞いていて、もう一度確認なんですけれども、作成配布の必要はありますと。ただ、それが児童や生徒にするところまでは検討が必要ではないかという理解でいいんでしょうか。

白井委員

 繰り返しの答弁になりますけども、そのとおりです。配布じゃなくて、付け加えるならば、授業で活用と言ったので、ここに関してはさらに検討だと思っています。

浦野委員

 そうすると、過去に質問されていて、この中では児童・生徒、また保育園や幼稚園にも関係してくるのではないか。そこにも行き渡るようにすべきではないかというような質疑もあるんですけど、そうすると、これとの、このときの要望というか質疑とは、今の考えは異なるということなんでしょうか。

白井委員

 幼稚園児に勉強会をしろとか、配れと言っているんじゃないんですよね。区の教育の話に関わる部分に関しては、教育に関わる人たちに広く知ってもらう必要があると思います。ここで指摘させていただいているのは、お金をかけてここまでやる必要がありますかというのが第一義での修正案です。そして、私の質問の中でも取り上げましたけれども、内容、これをどう普及させるのかに関しては、小学生や中学生の授業で活用というところのやり方自体が、それが本当に正しいかどうかと思いますと。だから、その周知の仕方についてよくよく検討くださいと言っているところです。

浦野委員

 今、お金をかけなくてもできるのではないか。印刷費は事務費でもいいんじゃないかというのは、それはどの程度でできるというふうに考えているんですか。

白井委員

 それは私に聞くよりも事務方に聞いていただければと思うんですけども、悩みました。積算方法は非常に難しいんですよね。自分たちで作るわけじゃないので。これ、事務方のほうにも確認した上で、ちなみに事務費で賄えますかと言ったら、事務費でも賄えると御答弁いただいたので、ゼロで出しています。

浦野委員

 じゃ、確認で理事者の方にお伺いしますが、それは、印刷費は事務費でもできる。できる場合はどの程度の金額でできるという想定をしているんでしょうか。

杉本企画部企画課長

 今回のやり取りというところを受けてというところではございますが、現時点におきましては1万3,000部というようなところで考えているところでございます。もしこの予算が今、減額の提案があるように減額というようなところになりましたら、配布先等も含めて改めて検討する必要があるというようなところで考えているところでございます。

浦野委員

 企画側としては、今、教育委員会との相談、子ども文教にもまだ報告はないということがあったので、これはやっぱりされるべきなんだろうと思うんですけども、ただ、企画としては配布したいというような考えがあったから、ここに予算を入れたんだと思うんですけど、その企画側として入れた理由というのをもう一度ちょっと確認させてください。

杉本企画部企画課長

 今回に限らないんですけれども、教育大綱のパンフレットにつきましては、令和2年度中に改定を予定しているというところで、こちらを子どもたちに分かりやすく説明するということ、また、中野区の教育が目指す姿を教育の主役である子どもたちと共有したいというようなことがございますので、教職員の皆さんですとか、児童・生徒を通じてその保護者に広く周知を図ることができる有効な手だてというところで御提案申し上げているところでございます。

内野委員

 今ちょっとお話を聞いていて、過去に、29年3月に教育大綱について、新しいものについては広く区内の皆様方に周知をするべきだという発言があったということなんですけれども、それと今回の修正案についてというのに何らそごがないように感じたんですけれども、その点いかがですか。

白井委員

 そごはないと思っております。

内野委員

 今回は1万3,000部作るということで、ちょっと理事者のほうにお尋ねしますけれども、これは1万3,000部作るとしたら、360万円でしたっけ。制作費として360万円だと、1冊当たりの単価はどのぐらいになるんですか。割り算すればいいんですけど

杉本企画部企画課長

 内訳でございますが、教育大綱のパンフレットの作成に当たりまして、デザイン等の作業、こちらが30万円で、その他イラストの制作費等もろもろございまして、印刷費としましては1万3,000部×200円の260万円ということで考えているところでございます。これに消費税が加わってくるというところでございます。

内野委員

 そうすると、これを事務費でもし賄うとしたら、同じようなものをつくれないことになるんでしょうか。

杉本企画部企画課長

 1万3,000部印刷をするというのは難しくなるかなとは考えてございます。

内野委員

 1万3,000部、その制作の単価200円ぐらいの立派なものはつくれないけれども、例えば教育委員会と協議した結果、自分たちで単価が安く1万3,000部以上作れるとしたら、小・中学校以外にも、先ほど過去に発言があったほかの教育関係の人たちに1万3,000部以上のものを作るというようなことはできるんでしょうか。

杉本企画部企画課長

 1万3,000部は難しいかなと考えてございます。

内野委員

 これ、外部委託するわけですよね。外部委託をしないで、庁内で作るということになったときには、多分1部200円とかいうよりかは、単価は下がる。教育大綱の中身を伝えるということが大事であるなら、分かりやすい、今どきいろんなイラストや広報なんかの力を借りながらやったりするということになれば、もっとシンプルで、印刷、輪転機やそういうものだけでもできるのであれば、1万3,000部以上のものは、200円の単価以下のもので、より部数を増やしたりするということはできるんでしょうか。

杉本企画部企画課長

 最終的な教育大綱のデザイン等までは確定していないところではございますが、仮に庁内で印刷等を行った場合、1枚当たりの印刷単価が1.5円かかります。仮に6ページ程度でまとめたとした場合には1部当たり9円で、これの1万3,000部ということで、10万円余の予算がかかってくるというような事務費がかかってくるかと思いますが、現行組んでいる予算の中で1万3,000部発行するというのは難しいというふうに考えてございます。ですので、規模を縮小してなり、執行方法の工夫をしない限りは、今御提案申し上げているような対応は難しいというふうに考えてございます。

内野委員

 もうやめにしますけど、教育委員会とはこれから協議とおっしゃっています。配布方法、配布先とか協議とおっしゃっていますけれども、現状1万3,000の部数を想定していますけれども、それで協議の結果、減るということはあり得ますか。

杉本企画部企画課長

 例えばですけれども、小学校も高学年の児童だけとか、中学生だけとか、またはまた別な周知の方法を考えるというようなことで、他のすべを考える余地は当然あると思いますし、議会の議決を受けて重く受け止めまして、そうした対応を図っていく必要があるというふうには認識してございます。

立石委員

 私からは理事者への確認だけでもよろしいですか。先ほどの答弁を聞いていて、少し確認したいところがございまして、まずこのパンフレットの作成をする目的、主に活用方法のところで、まだ十分に教育委員会とすり合わせができていないということで、仮に先ほど教科書という話が一部出てきましたが、それを前提にしたものではなくて、あくまでも児童、あるいは保護者に対して配布する。教育の理念を伝えるということが目的ということなのかどうか確認させてください。

杉本企画部企画課長

 現時点におきましては教育委員会との調整を行っていない状況でございますので、その活用の方途についてのイメージとしてはございますけれども、先日来、区議会におきまして御答弁申し上げているところでも、子どもたちに分かりやすく説明するために1万3,000部を配布していくと。こちらにつきましては、児童・生徒及び教職員等ということで、発行部数は1万3,000部。また、こちらの考え方としましては、中野の教育が目指す姿を教育の主役である子どもたちと共有したいと考えたというところでございまして、これ以上のところについて、現時点におきまして担当としての考えはございません。

立石委員

 教育大綱自体は、区長と教育委員会で協議して作成していくものですし、ただ、そういった活用方法については、やはり教育委員会と慎重に調整をしていただきたいと思っておりますが、今、子育て先進区を進めている区政において、教育方針を子どもたちと保護者に伝えることの必要性というものは重々あると思いますので、慎重に進めていただければと思います。

酒井委員

 先ほど内野委員の質問の中で、1万3,000部だと配れないというふうな、事務費の中でね、答弁があったでしょう、担当さん。それでちょっとお尋ねしたいんですけど、先ほど提案者の白井委員は事務費の中で十分にできると、そういうふうにおっしゃっていたんですけれども、今、企画担当課長さんは、この事務費の中では1万3,000部、児童・生徒、それから教職員には配布できないんだというふうなことをおっしゃっていたんですけど、これはまず白井委員にお尋ねすればいいんですかね。配れないとおっしゃっていますけれども、本来ならば、当該会派の委員さんも過去に児童・生徒、教職員にやっぱり配布すべきとおっしゃっている中、今の事務費の中では……。(「配布すべきとは言っていない」と呼ぶ者あり)けど、配布すべきとは言っているんですよね。今、僕の質問の番で、配布されたりとかどうなんですかと言っていますが、今の質疑のやり取りだと、1万3,000部配布できないとおっしゃっていますが、それに関してはどのようにお考えですか。

白井委員

 我々が確認したときには、できるとお話を頂いています。

酒井委員

 企画担当さんに改めてお尋ねします。1万3,000部教育大綱を印刷して、この事務費の中で賄えることはできますか。

杉本企画部企画課長

 今回の当該事務事業のところでというところでは、資料印刷代としては29万円を予算計上しているところでございます。このうち、先ほど申し上げましたように10万円を超える規模というようなところでは、なかなか執行は難しいというふうに考えてございますので、1万3,000部という形ではなくて、部数を減らしたりですとか、執行方法の工夫を図った上でというところであれば、対応はできる部分も見直しをする余地はあるというふうに考えてございます。

酒井委員

 今言っているのは、あなたたちは児童・生徒、教職員の関係者に教育大綱を配りたいんだと言っているわけでしょう。そこの配布先を少なくするということを最初から考えるんじゃなくて。でしょう。今議論しているのは、提案会派の方が1万3,000部の教育大綱を簡易なものにすれば、事務費の中で十分に賄える。1万3,000部も。というところの議論をしているわけですからね。今ちょっとそのお話を聞くと、1万3,000部、提案者のほうは十分に印刷代の中で賄えてできるというふうにおっしゃっているのと、それから行政側に関しては1万3,000部印刷することができないというふうに言っておるんですね。そういう中で、提案者の方には積算の根拠がちょっと見えないので、改めてどのようにしたのかお尋ねします。

白井委員

 1万3,000部前提のお話なんですけども、そもそも教育委員会に連携がとれていないにもかかわらず積算を行っている。だから、まず配布方法や活用についてよく慎重に御議論してくださいと言っているのはここです。その積算が甘いにもかかわらず、印刷費用だけ乗せるのはいかがなものかと、こんな話をしています。なので、1万3,000部、すなわち、その冊数自体が配布を前提としてというお話だったんですけど、前提にしていません。まずそこも御議論いただいていいと思っています。その上で、仮に印刷費用を全額削減したとしてもできますかという確認をさせていただいた。やり方自体が1万3,000部前提というところは、私はないと思っています。

酒井委員

 次にお尋ねしますが、内野委員からの質疑の中で提案者の白井委員のほうに、過去に当該会派の委員さんから教育大綱を配布すべきというような質疑があった中で、その考えと今回の減額修正に関しては、そごはありませんというふうに今お答えいただいたと思うんですけども、そこのそごがない部分をちょっともう一度申し訳ないんですが、確認させていただけますでしょうか。

白井委員

 逆に、何がそごがあるというのか教えてください。

酒井委員

 反問……。

白井委員

 質問の意味が分からないから。

主査

 休憩します。

 

(午後2時35分)

 

主査

 再開します。

 

(午後2時36分)

 

酒井委員

 どこをお尋ねしたいかといいますと、当初にちょっとお尋ねしたんですけども、今回のもう少し分かりやすく、減額の理由をもう一度改めて確認したいのが趣旨です。どうしてかといいますと、恐らく提案者の白井委員に関しましても、この教育大綱を広く知ってもらうというのは必要なんだろうと思っていらっしゃると思うんです。先ほどちょっと教育委員会との連携であったりだとか、費用が高額であったりとか、幾つかあったと思うんですね。その点をちょっと改めて確認させてください。

白井委員

 何度も繰り返しなんですけども、教育大綱自体を周知するなという話なんていうのは一言もしていないわけで、むしろ、それはすべきです。教育に関わる人たちはむしろしっかり取り組んでいただきたいと思っていますし、ただ、その対象範囲を、何度も言いますけど、教育委員会に相談、報告もなく決めて、さらにそれを子どもたちの小・中の授業で活用するというのは、これはやり過ぎじゃないですかというところで、そもそもこの金額の積算がいかがものかというところから修正案を提案させてもらったものです。なので、何か我が会派のほうが配布でという話は、かもという言い方になっていますし、周知するなという話ではありません。そもそもが。

酒井委員

 ありがとうございます。最後なんですけれども、先ほどの中でやっぱりちょっとこの教育大綱が高いんじゃないかというふうなお話もあったかと思います。先ほど計算すると1部200円なんですね。僕、それが高いのかというのはちょっと分からないところなんですけれども、基本構想の冊子は高いなと思うんですね。1冊6,000円というのはちょっと驚きました。そういう中で、教育大綱に関しては200円、これは削減しますよ。ただ、むしろ基本構想の冊子のほうは1冊6,000円と高い中で、こちらは減額修正しなかった理由もお聞きできますでしょうか。

白井委員

 修正に関しての答えはさせていただきます。ほかにも正直言うと、これだけではありません、言いたいことは。ただし、絞り込んでこれに絞った。絞り込んだ上で修正案をつくったまでです。ちなみに、私の積算だと、前回の教育大綱の改正のときは、これ、ゼロ円で事務費で賄ってつくっているんですよね。冊子の費用分としては捻出していないと思うんですけども。なので、その分も比較考量した上で今回出させていただいた次第です。

主査

 他に質疑はありませんか。よろしいですか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

主査

 それでは、進行いたします。

 次に、105ページ、2目政策情報費について質疑はありませんか。よろしいですか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

主査

 なければ、進行いたします。

 次に、106ページ、3目平和・人権・男女共同参画費について質疑はありませんか。

浦野委員

 (1)の平和事業のところで、平和資料展示室の運営経費というのがあると思うんですけれども、これは、まず中身についてちょっと内訳を教えてください。

杉本企画部企画課長

 来年度6月に新平和資料展示室を開設いたします。こちらを受けまして、オープニングの際にスポーツ振興課と時期を合わせまして、オープニングセレモニーということで開設の記念講演を行うほか、年度の途中で子ども向け事業を実施したりですとか、あとはマップですとか、平和マップやリーフレットの作成の経費、こうしたものを計上しているものでございます。

浦野委員

 今説明いただいた予定している事業というか、企画の中でのそれぞれの概算でいいので、費用も併せていいですか。

杉本企画部企画課長

 新展示室の開設記念講演、こちらの講師謝礼が6万円、子ども向け事業の経費がトータルで34万円、マップとリーフレット作成が21万8,000円を予定しているところでございます。

浦野委員

 これ、たしか前、御報告いただいたときに、今の新体育館の中の委託の部分はどういうつくりにするかって、委託は委託をしますよということで、実際の運営は担当のほうで所管のほうで当面していきますよということだったんですけど、それは間違いないでしょうか。

杉本企画部企画課長

 この新しい平和資料展示室におきましては、運営といいますか、展示物の入替えですとか、展示物、どういったものをというような部分につきましては区の職員が、今年度予算で計上してございますもの、工作物や何かを活用して、どういった形で運営していくというような部分につきましては、区の職員が担います。一方で、展示室への出入りとか、そうした施設管理的なものは体育館を運営する指定管理者のほうで運営をするというようなところでございます。

浦野委員

 分かりました。ありがとうございます。

 次、(2)の男女共同参画施策の推進のところなんですが、これ、新年度の新規事業で、主な具体的な取組の中にも項目立てで入っていたと思うんですけれども、「・」四つあるうちの二つ目で、男女共同参画講座・研修等事業費というのは、今年度と比べると費用が半分以下になっているんですけれども、まずそれについてちょっと説明をお願いします。

杉本企画部企画課長

 こちらでございますが、男女共同参画の講座としまして、年に1度、産業振興センターの地下で記念講演会というものを行っています。これの講師謝礼が30万円でございました。一方で、四つ目のところで記載がございます男女共同参画・多文化共生推進事業経費というようなところで278万8,000円予算計上してございますが、この中で、来年度につきましては新しい条例の改正に向けてというようなところもございますので、区民機運を醸成するためのシンポジウムの実施を予定してございます。こちらにこの経費を付け替えたというようなところがあるということ、また、これに伴う、その当該事業実施に伴うポスター印刷やポスターの貼付、こうした部分の事業経費の減が16万4,000円、あとは講座回数が、来年度はこうした審議会の運営等の事務が行いますので、事業の一部見直しを図りまして、講座回数を10回から7回に減少させたというようなことから、トータルとして51万2,000円の減というような状況になってございます。

浦野委員

 この2番目の男女共同参画講座の研修費が減となっていて、それで4番目は新規でついているんですけど、これ、中身としてはその男女共同参画のところで一緒の部分というか、あると思うんですよ。ここだけ見ると去年よりお金が減っています。でも、4番目に新規でついているから、説明のところでは施策の拡充、新規取組ってあるから、そうなんだろうと思うんですけど、こっちがお金が減っていたので、ここは分けて書いてあるんですけど、何か理由があえてあるのかなという意味もちょっとあってお聞きしたんですけども、それは何か一緒じゃなくて、あえて分けてある理由というのは何かあるんですか。

杉本企画部企画課長

 予算額の増減がかなりございますので、新しく男女共同参画・多文化共生推進事業経費ということで新規ということで記載したものがございますので、同じ事業メニューの中に予算計上してしまいますと、分かりにくい部分があろうかというようなところから、表記の工夫をしたところでございます。

浦野委員

 区としては、この事業、今度ほら、審議会も議案提案もあると思うんですけど、進めていきたい施策、じゃない、進めていこうと今お考えになっている施策なので、今分かりやすくという御説明だったんだけど、ちょっと私は分かりにくかったんですよ。こっちは、だって予算減額になっているから。なので、ちょっとあえてお聞きしたんですけど、区としてはこの男女共同参画・多文化共生推進事業を進めていくということでいいですか。確認させてください。

杉本企画部企画課長

 さきの総務委員会におきまして御報告も申し上げましたとおり、男女共同参画ですとか多文化共生の視点というのは非常に重要だというふうに認識してございますので、次年度予算におきましても、こうした部分については拡充をしてまいりたいというふうに考えてございます。

浦野委員

 最後に1点だけなんですけど、1月31日の総務委員会でも報告があって、この間、総括でも会派として取り上げさせてもらったんですけど、31日の総務委員会のときに、私、やり取りの中で最後に、ジェンダー平等についても今後この中でぜひ検討していってほしいということで、検討していきますという御答弁を頂いて、この間の総括質疑で会派の長沢議員が取り上げたときに、若干ちょっと答弁が後退したような印象を受けたんですけど、もう一回改めて確認なんですけど、この男女平等参画・多文化共生の中で、ジェンダー平等のところについても基本的に区としては取り組んでいきたい。そういう姿勢であるということを念のため確認させてください。

杉本企画部企画課長

 当然でございますが、今度の条例改正の視点としまして、男女共同参画、多文化共生、性的マイノリティー、この三つの視点を盛り込んだ条例として検討していきたいというようなところでございまして、ジェンダー平等につきましても、長沢議員の答弁に対しましても区におけるあらゆる政策施策に盛り込むべき考え方というところでございますので、推進していきたいというところに考えの相違はございません。

内川委員

 事務事業3のユニバーサルデザイン推進のところでお聞きをいたします。前年度の予算と比べますと、前年度は推進計画の策定、それとですね、ユニバーサルデザイン普及啓発事業経費、これは二つに分かれているんですが、今年度は推進計画の策定がないんですが、それはどういった理由でしょうか。

杉本企画部企画課長

 ユニバーサルデザイン推進計画につきましては、今年度、令和元年の5月に既に策定をいたしましたので、これに係る印刷経費等を皆減としたものでございます。

内川委員

 分かりました。今年度は、普及啓発事業経費として昨年度の倍まではいっていないんですけれども、予算額が増えておりますけれども、この具体的な内容を教えてください。

杉本企画部企画課長

 ユニバーサルデザイン普及啓発事業経費でございますが、本年が301万5,000円、昨年度が187万3,000円というところで、差が114万2,000円ございます。こちらにつきましては、増減の主な理由でございますけれども、一つがユニバーサルデザインの普及を図るイベントというものを実施してございます。本年は事業の実施を1回行うというところで実施をしてございますが、来年度は地域におけるイベントも随時展開していきたいというところで、こちらの予算が77万円から168万9,000円に、金額の差としましては91万9,000円の差がございます。あとは、ユニバーサルデザインの研修ということで、ユニバーサルデザインに係る職員研修を実施してございます。こちらが、同一の事業者に事業運営を委託しようというふうに考えてございますが、こちらの事業経費が10万6,000円の増となってございます。また、ユニバーサルデザインの製品の貸出しというようなものを来年度は実施していきたいということで、こちらの費用として9万円を計上している。こちらが増減の主な理由でございます。

内川委員

 一言にユニバーサルデザインと言ってもすごく広義、広い意味があって、そのイベントの具体的な内容はどういうことを考えているんですか。

杉本企画部企画課長

 事業の中身でございますが、シンポジウムの開催ということでイベント企画運営ですとか、チラシ作成、あとは講師謝礼というようなものを計上しているほか、特に高齢の方になりますと、障害者の皆さんの障害が幾つかの要因が重なっているようなところがあるというふうに一般に言われてございますので、こうした障害疑似体験ができるイベントを実施したいというようなところで、今年度からユニバーサルデザインのサポーターの養成講座ということで、団体ですとか区民の皆さんの中からユニバーサルデザインサポーターというものを20名程度養成する講座を実施してございます。こうしたユニバーサルデザインサポーターの皆さんのお力添えも頂きながら、地域でのこうした障害疑似体験のイベントですとか、ユニバーサルデザインに係る区の取組をPRするような、こうしたイベントを実施してまいりたいというふうに考えてございます。

内川委員

 ということは、例えば高齢者の方ですとか、障害をお持ちの方に対してのバリアフリー的な、そういった物の考え方のためのイベントというか、そういうものでよろしいんですか。

杉本企画部企画課長

 イベント自体としましては、区で行っているユニバーサルデザインの取組、こうした部分はハードの部分も一部影響してくるかと思いますが、主としてはソフトですとかハートの部分、ユニバーサルデザイン推進条例の中で掲げておりますハード、ソフト、ハートの整備を推進していくというもののうち、ソフトとハートの部分の取組を区の中で広く普及啓発を図っていきたいというようなものが事業の主眼でございます。

内川委員

 今、ソフトとハードの部分というお答えでしたけれども、この後、広聴・広報のところでUDフォントのことをお聞きしようと思っているんですが、それもちょっと含まれているんですか。ソフトというと、この普及啓発のほうに。

杉本企画部企画課長

 この予算の中にユニバーサルデザインフォントに係る事業経費自体は全く含まれてございませんが、推進計画の中で区の一体的な取組というようなところをうたってございますので、そうした中では関連はあるというふうに認識してございます。事業経費としては、この中には積算はしてございません。

主査

 他に質疑はありませんか。よろしいですか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

主査

 なければ、進行をいたします。

 次に、107ページ、1目財政費について質疑はありませんか。

立石委員

 まず、この内部事務管理システム節廃止作業委託等、こちらの概要について確認させてください。

森企画部財政課長

 こちらは、来年度単年度の臨時的な事業になるわけなんですが、地方自治法の施行規則におきまして、歳出節の区分が規定されています。需用費ですとか賃金とか報酬とか、そういうのが規定されているんですけれども、会計年度任用職員の制度の創設に伴いまして、現状ある7節の賃金という区分が今年の4月から施行規則の改定によりなくなります。一個一個8節の報償費以降が全部繰り上がっていくわけなんですけれども、そのためのシステムの対応、節の区分を繰り上げていくというような、テーブルの修正を含めてですね、繰り上げていくというようなことで作業を予定しているものでございます。ちなみに、議会のほうにお出ししております議案ですとか予算説明書のほうは、既に賃金のほうは削除した形で、7節報償費というようなことで上のほうに繰り上げした形で表記してお出ししているんですけども、これは読替えをして、ここの帳票を出力する際の読替えによって対応はしたけれども、抜本的な対応というのはまだできておりませんので、来年度1,000万円弱をかけて行うものでございます。

立石委員

 自治法の改正に伴って全国的に発生しているリプレースということだと思います。今一部情報を見ていますと、その改修、リプレースが終了する時期についても若干苦戦するかもしれないと。長引くかもしれないというような情報があったんですが、ただ今、対応されたようにそのシステムの根幹にリプレースができなくても一応対応はできるということで、これから予算執行ですとか書類を作る際の影響は、例えば手作業で対応するとかいうふうになりますけども、一応対応ができるという認識でよろしいですか。

森企画部財政課長

 本格改修が終わるまでは一部暫定的な対応が必要になるわけですけども、大きな手作業が発生したりとかいうようなことはなく、予算執行においても対応はできると考えております。

主査

 他に質疑はありませんか。よろしいですか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

主査

 なければ、次に、先ほどの議会費における答弁保留について答弁を求めます。

小堺区議会事務局次長

 先ほど酒井委員のほうから、UDフォントの種類は把握しているのかという御質疑がございました。こちらについてのお答えです。UDフォントの仕様について、来年度の中野区議会だよりの印刷におきましては、その仕様において特段このUDフォントを使うということの指定はしておりません。仕様の中では、ユニバーサルデザイン推進条例に基づいて、配色等について色弱者の方に配慮した工夫を行うと。その中でユニバーサルデザインフォントを使用するなど、それぞれの人が見やすいようにということで仕様にうたっておりまして、したがいまして、実際、落札した事業者さんと細部にわたる協議を行う中で、どのフォントを使うのかということを決めていくということになりますので、あらかじめのUDフォントの種類は、こちらのほうでは把握しておりません。

主査

 3時となりましたので、3時25分まで休憩をいたします。

 

(午後3時03分)

 

主査

 分科会を再開いたします。

 

(午後3時25分)

 

酒井委員

 先ほど区議会だよりのUDフォントの導入に関して御答弁いただいたと思うんですけれども、たしか4書体ほどあるということだと思うんですけれども、そういう御答弁でよろしかったですか。

小堺区議会事務局次長

 事業者によって持っている書体がどういったものがあるかというのは、国際規格があるわけじゃないのでそれぞれ異なります。我々が参考までリサーチしたところの事業者によりますと、4種24書体ということが分かっております。

酒井委員

 ちょっと関連して広聴担当さんにお尋ねしたいんですけど、よろしいですか。区議会だよりに関しては4種24書体持っているよということなんですけれども、私の理解では無料のUDフォントというのは大体2書体程度というふうに理解しているんです。ということは、区議会だよりの印刷デザイン事業者というのは、有償のUDフォントを購入されていて、そこは持っている。そういう理解でよろしいんでしょうか。

高村企画部広聴・広報課長

 推測ですが、恐らくそうだと思います。その前に、まず、ユニバーサルデザインフォントという明確な、こういう字形がそうだという定義はございません。普通はフォントメーカーがそういうのを、一般に言いますと文字の形が分かりやすい、読み間違いにくい、あと、鋭角になっていないですとか、先端恐怖の子のために、あと、文書が読みやすいというコンセプトで独自に作ります。独自に作るのでその分がまず有料になる。さらに言えば、それを有識者に諮って、いわゆる子どもたちの読み書きに効果があるとか、学習効果が上がるということで有料になるという形です。委員御質問のとおり、普通は編集事業者についてはいろんなフォントをたくさん買っていますので、その中で持っていて、編集委託費とかの中でそれを幾つか使っているという理解でおります。

主査

 他に質疑はありませんか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

主査

 それでは進行いたします。

 次に、108ページから109ページ、1目広聴・広報費ですが、108ページの事務事業2、区報発行中点字版及び声の区報作成(拡充)と、109ページの事務事業7、シティプロモーションは審査の対象外です。また、修正動議の該当箇所がありますので、初めに原案から審査を始めたいと思います。

 質疑はございませんか。

内川委員

 区報発行のところはよろしいんですね。

主査

 はい、区報発行だけです。

内川委員

 区報発行のところでお聞きいたします。区報の編集・配布、点字版及び声の区報作成、他言語対応アプリ導入等ありますけれども、これは今でもというか、これからも区の職員さんで十分対応ができると考えているんですか。

主査

 休憩します。

 

(午後3時29分)

 

主査

 再開いたします。

 

(午後3時30分)

 

内川委員

 失礼いたしました。区報発行の中で、区報の編集ですとか他言語対応アプリの導入とか、こういったものはこれからも区の職員さんで十分対応できていく。そういうことでよろしいですね。

高村企画部広聴・広報課長

 現在も職員が中心ですけれども、編集については委託をしています。それから、他言語アプリについても、これについてはライセンス料になりますので、いわゆるライセンス料として買って、それによってそのアプリをダウンロードした皆さんが区報を10か国語で見られるようになるというものですので、そういった意味では、ほかの力は借りていますけども、基本は職員かという理解でよろしいかと思います。

内川委員

 基本は職員さんで対応できているということでした。そこで、ここに新たに区政情報の発信力強化の取組ということで、広報アドバイザーの導入、それもここで聞いてよろしいですね。

主査

 休憩します。

 

(午後3時31分)

 

主査

 再開いたします。

 

(午後3時31分)

 

内川委員

 今のところ、それから、来年度に対しても、区報の発行のところに関しましては区の職員で十分対応できると。もう一度確認します。

高村企画部広聴・広報課長

 基本は職員のほうで考えていますが、従前と同じように編集の委託は事業者にしておりますので、職員と編集事業者という形でやっていくということを考えております。

内川委員

 それから、そこの下のホームページのところをお聞きしますけれども、先ほどからUDフォントの件が話に上がっておりますが、今後、区のホームページの中に――これはホームページの改良という部分ですかね――UDフォントを使っていくと。導入していくということでよろしいんですね。

高村企画部広聴・広報課長

 区のホームページにUDフォントを導入したいと考えてございます。

内川委員

 先ほどから無料で使えるものが幾つかあるということで、今まで無料のフォント、多数存在しております。使用実績というのはどのぐらいあるんですか。

高村企画部広聴・広報課長

 先ほどもお話ししましたが、いわゆるユニバーサルデザインフォントについて明確な、こういう字形であるとかという定義がございません。ですので、委員の御質問については、どのぐらいかということは把握してございません。

内川委員

 結局、利用者にとって見やすい、分かりやすいところであって、それを総称してユニバーサルデザインフォント。いろんな書体もあるし、多分いろんなメーカーさんもあるんでしょうけれども、そのようにおっしゃっているということでいいのかなと思います。それで、他の自治体とかでこのUDフォントを使っているということはあるんですか。

高村企画部広聴・広報課長

 身近なところでは渋谷区がホームページに使ってございます。

内川委員

 それに対しての効果というのは何か聞いていますか。

高村企画部広聴・広報課長

 渋谷区で使っているUDフォントは、いわゆる有償の、いわゆるエビデンスのあるものでして、それについて導入した結果、以前より見やすくなったという話は聞いてございます。今回、区としてこういった予算計上して提案した一因としては、渋谷区の好評を聞いてのものです。

内川委員

 このUDフォントなんですけれども、何社ほど取り扱っている業者さんがいるんですか。

高村企画部広聴・広報課長

 繰り返しで恐縮ですが、いわゆるユニバーサルデザインフォントということでの字形での定義とかがはっきりあるものではありませんので、我々が広報として知っているところでは3社。いわゆるエビデンスがあったりですとか、使っているフォント会社としては3社を認識してございます。

内川委員

 これは区のほうで導入するとなった場合には、当然見積もり合わせをやるんですね。

高村企画部広聴・広報課長

 一定、書体があるですとかエビデンスがあるという条件は必要かと思いますが、一般競争入札で導入したいと考えてございます。

内川委員

 先ほどから区議会だよりでは無料で使えるものがあるということで、(「無料じゃない」「有料と言ったじゃない」と呼ぶ者あり)あ、それと、既にパソコンにもインストールされている部分もあると聞いております。これ、私どもとしては、このユニバーサルデザインフォントを否定するものではないんですけれども、無料で使えるものがあるんだったら無料のものを使って検証してみたらどうかと思うんですけど、いかがですか。

高村企画部広聴・広報課長

 ここは区のホームページについての御質問かと思いますので、それにつきましては、いわゆる無料のものを持ってくるということは難しいかなと思っています。いずれにしても設定に経費がかかりますので、その部分では、仮に無料のものをホームページに導入できるという検証ができたとしても、ホームページ側の設定に一定の経費がかかるということで、そういう意味では無料にはならないというふうに認識しております。

内川委員

 そうすると、設定経費だけはかかるということですね、どちらにしても。

高村企画部広聴・広報課長

 もし仮に無料のものが使えて、その安全性が確保できたという仮の前提があるとしても、ホームページに導入する場合はホームページ運営側のほうの問題として、その設定の経費がかかるということでございます。

大内委員

 要は、区報なんかは印刷する会社等が権利を持っているだろうけど、ホームページの場合は中野区がやるのでという話なんだけど、無料のUDフォントはないんですね。

高村企画部広聴・広報課長

 ないとは思わないんですけれども、我々が安心して使えると認識できるものについては見つけられておりません。

大内委員

 じゃ、現在見やすいUDフォントの仕様に似たようなもの、そういうものは取り入れていないんですね。

高村企画部広聴・広報課長

 ホームページにはまだ入れられておりません。

大内委員

 じゃ、当然他の自治体でも、どこも入れているところはないんですね。UDフォントを入れた、近隣区ではさっき言った渋谷があったけど、近隣では、言い方は悪いけど見やすい文字じゃないもので全部やっていると。

高村企画部広聴・広報課長

 ユニバーサルデザインフォントにつきましては、導入の傾向が非常に進んでいまして、世田谷区さんで既に今年度実証実験をしていますので、それもいわゆるエビデンスのある有償のものを入れるということをやっていますので、ここ数年で標準化していくかなというふうに認識してございます。

大内委員

 ここ数年でというのは、じゃ、3年、4年前。エビデンスというのは、まさかこの1年、まだ結果が出ていないのにエビデンスとは言わないじゃない。ここ何年かといったら3年前、4年前。でも、その前にUDフォントという認識はないはずなんだよ。ちょっと言っていることが、エビデンスというけど、導入して1年、まだ結果が出ていない、世田谷でも。入れたのがエビデンスと言っているの。おかしいでしょう、言っていること。だって、3年前、4年前と言ったじゃない。

高村企画部広聴・広報課長

 説明が十分ではなかったと思います。私の説明が不十分だったと思いますが、いわゆるエビデンスというのは、先ほど申しましたとおり、UDフォントには定義がありませんので、読みやすいですとか文字の形が分かりやすいですとか、そういったことでフォントメーカーが作ったものを、いわゆる有識者、そういうところに当てて実証実験をしたりとか調査をする。その結果、例えば子どもたちの学力が上がりましたとか、読みやすくなったというアンケート結果があるというようなもの、それをエビデンスと申しています。

大内委員

 学力まで上がったというのは今初めて聞いたので、どこで上がったの。

高村企画部広聴・広報課長

 あくまで我々も入手した情報ですけれども、あるフォントメーカーのものについては、生駒市の中でそういう学力が上がったというような報告があると聞いてございます。

大内委員

 それは多分よく出てくる2.5職員だとかのところでしょう。そこでは学力が上がったんだ。という報告があるんですね、間違いなく。それは数学ですか。国語ですか。何ですか。中学生ですか。小学生ですか。何年生ですか。

高村企画部広聴・広報課長

 詳細までは存じ上げてございません。

大内委員

 エビデンスというんだったら、それ、上がりましたという報告だけでエビデンスですと言うのはちょっと。例えば中学生、少なくとも2年生に使ったら、昨年の2年生より学力が、国語の理解力が上がりましたとか、そういう報告があって初めてエビデンスだと。中身については把握していませんけどエビデンスですと。それはちょっと言い過ぎなんじゃないの。「エビデンス」という言葉を使い過ぎなんじゃないの。

高村企画部広聴・広報課長

 エビデンスと私が申していますのは、先ほども申しましたように、フォントメーカーが作って、それをいわゆる専門家だとか有識者に渡して、例えば先ほど委員がおっしゃっていたように、小学生の2年生とか6年生の何人を対象にして、それを縦組みとか横組みの文字で読ませて読みやすくなったとか、アンケート結果だとか、いろいろ実証している。こういったものがありますよというのをフォントメーカーが出しているものを、私としてはエビデンスとして使わせていただいています。

大内委員

 いや、学力が上がったと言ったよ。

高村企画部広聴・広報課長

 学力が上がった例があるということで御紹介したのが奈良県の生駒市の話です。

大内委員

 学力が上がったって、何の学力が上がったんですかと聞いているんだよ。それを分かりませんじゃ……。その言い方でいうと幾らでも発信できると思うよ。本当はその先生がよかったのかもしれないし。教える先生が、生駒市の先生がたまたまいい先生が集まっていて、それで学力が上がったかもしれないけど、UDフォントを使ったから学力が上がった、その中身まではと言われちゃうと……。

高村企画部広聴・広報課長

 詳細には存じ上げていないんですけども、小学校5年生に対する短文の正誤を答える調査で、一般的な教科書体と比べてUDフォントの正答率が上がったというのが生駒市の例だと聞いております。

大内委員

 じゃ、それ、何でさっき言わないの。急に調べたら出てきたとかいう感じなんだよね、それだと。ちゃんと最初から分かっていたら何でこんなやりとりさせるのよ。ちゃんと言ってよ。何でもったいぶって後から出すの、そうやって。最初にないと言ったのに、そうしたらまた出てきたというと、質疑できないじゃない。ちゃんともう一回言ってください。

高村企画部広聴・広報課長

 それ以外の例はやはり存じ上げていないんですけど、生駒市では市内の全小・中学校でプリントなど学習教材に活用していたりということがあるのと、先ほどお話ししたとおり、小学校5年生に対する短文の正誤を答える調査で、一般的な教科書体に比べてUDフォントのほうの正答率が高かったという一つの調査結果があると聞いています。

大内委員

 それは教育委員会が言ったんですね。要するに、先生の力じゃないですよ、言い方は悪いけど。UDフォントをやったら上がったんですよと。学校の先生が一生懸命教えたとか、そういうことではないんだ。生駒市もそういうふうに言っているんだ。このUDフォントで上がったんですよと。成績がどのぐらい上がったか、そこまでは分からないかもしれないけど、漢文か何か知らないけど、そういうふうに教育委員会が言ったんですね。

高村企画部広聴・広報課長

 先ほど詳細は存じ上げないと言ったのは、先ほどお話しした程度のことしか分かりませんので、当然学力が上がった結果として、我々が入手している情報では間違いはないと思うんですけども、それがどこまで先生の教え方とか影響がないかとか、問題の出し方と影響がないかというところまでは確認できておりませんので。

大内委員

 だから、エビデンスというんだったら、それも含めて国語の読解力も上がってとか、全部上がっていくんじゃないの。エビデンスという言い方をされちゃうと、いや、エビデンスという言葉自体いろんな意味があるんですと言われちゃうと、あまりそういう紛らわしい言葉を使わないでいただきたい。エビデンスといえば、何か全部含まれるような言い方になっちゃうと質疑がやりづらいので、もうちょっと分かりやすい日本語を使っていただければ。UDフォントっぽいやつだとかいう話になってきちゃうと、それはUDフォントじゃないんです、でも、UDフォントっぽいのもUDフォントという扱いなんですとか、話がこんがらがってしまうので、エビデンスというときに、いろんな意味に捉えられるようなときにエビデンスと使わないでいただきたい。分かる。ちゃんともうちょっと分かりやすく、ここが根拠なんですよというのを言ってくれればいいわけだから。今言ったように、じゃあ、国語の能力も、読解力も全部上がったと。まだそこまではいっていないんだったら、いっていないと言ってくれればいいし、それを否定しているわけじゃないから。たまたまその一つがそうだったんですかと、生駒市においては。でも、ほかの市では、まだ渋谷区、世田谷区ではそこまでの成績の結果は出ていませんよということなんですか。

高村企画部広聴・広報課長

 先ほどの生駒市の例は、小学生で実際に実証したという例で、それを紹介したものです。渋谷区については、委員がおっしゃるような具体的な根拠の下にどのぐらい上がった上がらないというのはなくて、好評だったというデータを私は入手しているということです。

大内委員

 UDフォントを使えば、それは確かに……。見づらくなったというのがいたら、それはおかしいよな。あと、あなたは今小学校のことを言ったけど、うちの分科会でそれを言っちゃっていいの。本来これは教育委員会のほうにライセンス契約か何か入っているでしょう。そこでのお話だったら分かるけど、うちで成績が上がったということでホームページに使いますよという、それこそエビデンスになるの、それ。教育委員会のほうのライセンス契約でそういった話を出してくれば分かりますよ。うち、ホームページの話をしているんだよ。そこで生駒市の小学校の成績が上がったというのとホームページ、関係あるの。ちょっと無理くりじゃないと僕は思うけど。それ、質疑になっていないんだよね、よく考えると。それでもそうだと言うの。

高村企画部広聴・広報課長

 ライセンス契約のほうは確かに業務改善のほうとまとめてやっていますので、このホームページという点では、先ほどお話ししたとおり、渋谷区が導入してよかったというのが一つの結果だったと認識しております。

大内委員

 別にUDフォントを否定してはいない。あえて言うと、有料なものしかないんですかと。ホームページに使う場合は、有料なものしか使えないんですよという話をしているのか何だか分からない。じゃあ、ホームページに使うとき、明朝、ゴシックを使うときに有料なんですかと。別に無料だよね。分かる。UDフォントに近いものを使うときだけ有料になっちゃうの。例えば、パソコンに普通、ワードに入っていますよね、UDフォント。でも、そういうのを使って作ると有料になってしまうんですね、中野区報の場合。

高村企画部広聴・広報課長

 先ほどの繰り返しになってしまうんですが、フォントメーカーが読みやすいとか、見やすいということで作ったものが、いわゆる有償のUDフォントであるし、エビデンスというお話がありましたけども、そういうものを実証実験したり、有識者によって一定の効果があるというもの、それらが一定有償です。渋谷区の場合は、こういったものをホームページに導入していい結果があったということですので、中野区としても同じように区のホームページにそれを導入したいということでございます。

大内委員

 僕が言っているのは、否定はしていないです。無料のものとかないんですかと、一切。見やすい文字はほかにないんですかということを言っているんです。杉並が使ったから、じゃなくて渋谷区が使ったからそれをすぐ入れましょうじゃなくて、中野としては、中野の財政状況を考えたら渋谷と全然違うわけだから、それに近いもの。先ほど他のところで、ユニバーサルデザインのところではそれに近いものを無料で使っていたりするわね。ただそれは、ユニバーサルデザインでやっているものは一切広報に出ていないと。ネットに配信されていないと、イベントとかも。そういうことになるわけだよね。それを使っちゃうとお金を取られちゃうわけでしょう。言っている意味、分かりますか。さっきからユニバーサルデザインのほうでは何とかフォントというのを、近いものを使っています。でも、広報とかに打ち出すときには有料になってしまうので、普通の明朝に変えていますと。例えば、中野区報もこれから見るときに、あれは画面で出てくる場合というのはないと。分かる。要するに、写真で区報が出てくるようなことはないと。出てきた場合は、全部それは、UDフォントを使った場合は文字を変えなきゃいけないんですと。そういう扱いになるわけですよね、今のお話を聞いていると。そういうことですよね。だって、例えば区議会だよりをネットで見ようと思ったときに、文字が出てきちゃうじゃないですか、UDのフォントが。そのまま写真でアップされた場合は。そうした場合はお金がかかっちゃうので、そこだけ文字が変わるんですよと。そういう仕組みになってしまうということを言っているんですよね。そこまでは知らない。

高村企画部広聴・広報課長

 ちょっと十分に御質問の意図が酌めていないとは思いますけど。(「休憩にして」と呼ぶ者あり)

主査

 休憩します。

 

(午後3時49分)

 

主査

 再開いたします。

 

(午後4時03分)

 

大内委員

 分かりました。そんなに急いでやらなくてもまだ大丈夫なのかなと。まだほかの区で何件かよくなったという声が聞こえたのかどうかちょっと分からない。まだ導入したばっかりの区の話をされても分からないのかなと思います。それで、これ、金額というのはどういうところではじいたんですか。もう一度聞きますけど。

高村企画部広聴・広報課長

 これは、教育現場に入れるというのと、プラス区のホームページに入れるということで、2社調べまして、そのうちの1社の金額を基に計算したものでございます。(「それ、どこの話なの」と呼ぶ者あり)

主査

 休憩します。

 

(午後4時04分)

 

主査

 再開します。

 

(午後4時04分)

 

高村企画部広聴・広報課長

 答弁を修正させてください。ここで言うホームページの改良経費というのは、ここにあります、予算説明補助資料にある706のうちの396でして、これはライセンス料を支払ってホームページに導入する際に、ホームページ側のほうの、いわゆる事業者側にUDフォントを表示するために設定作業をさせる委託経費でございます。(「ちょっと委員長、休憩して」と呼ぶ者あり)

主査

 休憩します。

 

(午後4時05分)

 

主査

 分科会を再開いたします。

 

(午後4時28分)

 

 事務事業3、ホームページのところに関しては一旦保留とさせていただいて、この際110ページまで、業務改善費まで関連するので保留とさせていただいて、111から112ページ、1目情報政策推進費について質疑を進めさせていただくということでよろしいでしょうか。

 

〔「はい」と呼ぶ者あり〕

 

主査

 では、そのようにいたします。

 続きまして、111ページから112ページ、1目情報政策推進費について質疑はありませんか。

立石委員

 中野区地域情報化推進計画改定およびICTを活用した業務改善支援委託ということで、「および」以降の部分について確認させてください。

平田企画部情報システム課長

 まず、地域情報化推進計画を策定する中で、ICTを活用して内部事務等の効率化を図っていきたいと考えております。そこに向けた、例えば新区役所に向けてどんなICTの活用が必要なのか、そういったものも併せてこの中で検討していきたいと考えているところです。

立石委員

 業務改善の観点でということで、もう少し具体的な内容をお聞かせください。

平田企画部情報システム課長

 今年の第4回定例会において、ICTを活用した業務改善の考え方という御報告をしているところでございますが、その中に職員の生産性の向上ですとか、また、RPAやAIのツールの活用などについて図っていきたいということで御報告しているところでございます。こちらの来年度の支援委託の中で、さらにそれらをどういうところに活用していくと最も効率的なのか、そういったところも含めて検討していきたいと考えているところでございます。

立石委員

 続いて、RPAの構築・運用の部分ですね。こちらについて概要を確認させてください。

平田企画部情報システム課長

 こちらの中に構築と運用と二つございまして、まず運用のほうでございますが、こちらは今年度導入した人事のRPAのライセンス料でございます。構築につきましては、現在、来年度保育の入園事務へのRPAの導入を今予定しているところでして、詳細はまだ業務所管課と調整中でございますが、入園相談の、申請書のAIでの読み取りですとか、あと、入力業務のRPA化を図っていきたいと考えているところでございます。

立石委員

 運用については、今職員課で使っているRPAのランニング費用ということで、構築については今検討している保育園入園に関する事務手続の効率化。先ほどAIによる読み込みとあったんですが、OCR化して、RPAによってその処理を効率化するという理解でよろしいですか。

平田企画部情報システム課長

 RPAそのものはデータが電子でないと扱えませんので、AI-OCRで手書き申請書を読み取って電子化をしていきたいと考えているところでございます。

立石委員

 今は検討段階ということなんですが、具体的な内容ですとか、そういったものが決まって報告を受けることはあるんでしょうか。あるいは、決定に至る時期のめどみたいな、そういったものがあればお聞かせください。

平田企画部情報システム課長

 今のところ、こういった事業での個別の御報告というのは予定していないところでございますけれども、効果等については今後何らかの形で御報告していけたらと考えております。

主査

 他に質疑はございませんか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

主査

 なければ進行いたします。

 続きまして、113ページ、2目住民情報連携基盤費について質疑はありませんか。

大内委員

 この保守委託等二つ、4,800万と3,100万ほどあるんですけど、これは毎年同じ業者なんですか。それと、複数年の契約なんですか。

平田企画部情報システム課長

 情報連携基盤システムそのものは、今リースで行っておりますので、リース期間中は同じ事業者への保守委託を行っております。また、同様にソフトウエアにつきましても、保守委託につきましては毎年度同じ事業者がやっております。

大内委員

 それは何年。5年間とか10年間とか、そういったものはどうなっているんですか。

平田企画部情報システム課長

 リースにつきましては5年の契約になっております。

大内委員

 今年何年目とか、もう5年間同じ値段でずっとやるんですか。それとも、毎年少しずつ契約の内容が変わるから値段が変わるんですかとかいう話。去年と今年、前年度は、これは1億を超えているのかな。今年2,750万か、減っているでしょう。これ、何で減っているのとか、そういうことをちょっとまとめて言ってください。

平田企画部情報システム課長

 一部分は変更が終わったために落ちている部分がございますが、リースそのものは令和3年3月31日までございます。幾つかの機器がございまして、機器によって導入時期が違いますので、部分的に令和2年のもの、それから、令和7年のもの等が混在している状況でございます。

大内委員

 じゃあ、それは、委託会社はみんな同じなんですか。それとも、それぞれ違うんですか。

平田企画部情報システム課長

 機器につきましては入札で入れております。その関係でリース会社はそれぞれ異なる場合がございます。それから、ソフトウエアの保守につきましては、開発委託をした業者指定で保守をしている関係で、そちらについては今のところ特に期限というものは定めてございません。

大内委員

 要は、ハードについては入札で、ソフトに関しては1社でやっていると。でも、期限が決まっていませんというのは、毎年毎年契約しているということを言っているんですか。期限が決まっていないという言い方がちょっと……。その会社がある限り、中野区がある限りやるのかという話になっちゃうじゃないですか。

平田企画部情報システム課長

 まず最初にソフトウエアでございますが、プロポーザルで導入してございます。その際に保守委託の契約も結んでおりまして、そちらのソフトウエアをいつまで使うかということにつきましては、今現在未定の状態でございます。

大内委員

 要は、そのソフトウエアを使っている間はその会社とずっと契約しているということで、一応5年間か。毎年毎年、でも、最初の5年間が何だったか、ちょっともう分からなくなっちゃったんだけどね。大体5年ぐらいでそういった契約は見直していくと。そこにはアドバイザリーの人が入って、こういう契約をしたほうがいいよとか、そういうのが入ってくると。何とかアドバイザリーってあるよね。そういう人が来て、こういう契約をしたほうがいいよといって入ってくる。

平田企画部情報システム課長

 失礼いたしました。ソフトウエアの期限でございますが、2022年度までの契約でございます。導入に当たりましては、(「何年やったやつが2022年になるのか」と呼ぶ者あり)失礼します。導入でございますけれども、導入につきましては平成……ちょっと保留させてください。

主査

 他に質疑はございませんか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

主査

 なければ進行いたします。

 次に、114ページ、3目住民情報システム費について質疑はありませんか。

大内委員

 これも先ほどの質問とも、まあ、大体趣旨は同じなので簡単に言ってください。要するに、今年これ、かなり減額になっていますよね。半額ぐらいになっている。こういうのとか、ちょっと簡単に中身だけ教えてください。

平田企画部情報システム課長

 こちらでございますが、こちらにつきましては令和元年度、今年度でございますが、職員が内製していたシステムからパッケージに切り替えてございます。大幅に減額しておりますのは、そちらの構築委託費の部分が大幅に減額しているところでございます。

主査

 他に質疑はありませんか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

主査

 なければ進行いたします。

 次に、115ページ、4目情報基盤費について質疑はありませんか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

主査

 なければ進行いたします。

 次に、120から121ページ、1目総務費について質疑はありませんか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

主査

 なければ進行いたします。

 次に、122ページ、2目文書・情報公開費について質疑はありませんか。

大内委員

 この文書交換業務委託というのは何をやっているのか。

石濱総務部総務課長

 これにつきましては、区庁舎と事業所がございます。それの間の文書交換、それから、郵便物の受領、仕分け、そういったものをやっているものでございます。

大内委員

 多分1階でやっている人でしょう。あの人たちが区内を1日1回回るんですか。全部の、活動センターだとか公共の施設、そういったものを、例えばその日の夕方までに交換便で出したものを、次の日午前中仕分けして午後回ると。そういうような感じ。

石濱総務部総務課長

 区内、南と北、2コースに分けまして、午前中と午後、区民活動センター等多いところについては1日2回、その他については基本的に1回回っているものでございます。

大内委員

 その契約というのは毎年毎年なの。それとも3か年とか。そういうのはどうなっていますか。

石濱総務部総務課長

 これにつきまして3か年の長期継続契約を行っているものでございます。

大内委員

 大体何人ぐらいの人が働いているの、これ。

石濱総務部総務課長

 人数については詳細を把握しておりませんけれども、車については南と北を回りますので2台の車を運行しております。

大内委員

 そういうときに、それが区有車なのか、民間のほうの車で全部やっているのかとか、バイクでやっているのか、何でやっているのかとか、もうちょっとまとめて答えてよ。

石濱総務部総務課長

 委託業務の中で車も業者のほうで用意して、業者の車で交換業務を行っております。

酒井委員

 この文書管理というのは、公文書の保存等々もこちらでよろしいですか。――はい。まず、公文書館ってありますよね。ああいうものの特別区における取扱い、ちょっと教えていただけますか。

石濱総務部総務課長

 それぞれの区で公文書館を設置しているところもございます。中野区では、文書管理規程に基づきまして文書保存年限に沿った形で文書を保存しております。現在のところ公文書館を造るという考えはございません。

酒井委員

 公文書館は持っていないけれども、区としては文書保存基準で持っていますよということですよね。その基準に基づいて文書の保全、管理しているのは当然だと思うんですけれども、他方、そこの範囲内じゃないものでも大切な文書等々というのはあって、置いていたりするんですか。要するに何をお聞きしたいかといいますと、今の本庁舎から新庁舎に移行するときの、そういうふうな文書保存の考え方というのは今どうなっているのかということです。

石濱総務部総務課長

 文書については、先ほど申し上げましたように、文書保存年限というものを定めております。従前は永年保存というものもありまして、それについては何の見直しもせず永年で保存していくものとしておりました。大分前ですけれども、文書庫にも限りがありますし、文書量がずっと増えていってしまうということもありまして、現在は長期保存という形にしております。長期保存のものについても、10年を過ぎたらばその保存の必要性があるのかどうなのか、そういったことを見直しながら文書の正確な保存に努めているところでございます。新庁舎に行くに当たって、また文書量を減らすというようなことが必要になってまいりますけれども、必要な文書は破棄するわけにはいきませんので、そういった形で文書保存年限に沿いまして文書の適正な管理に努めているところでございます。

酒井委員

 永年保存から長期保存に変わって、長期保存に関しても10年ごとに見直しているというふうなことだったと思うんですけれども、やっぱりそういった過去の経緯だとか歴史だとかというのはしっかりと保全しておくことというのは必要だろうと思うんですけども、そう考えると、他方、何でもかんでも残しておくわけにもいきませんし、新庁舎にどれぐらい持っていくんだという基準は難しいと思うんですが、まず全てを、そういった永年だとか長期のものはデータでうまく保存することができるんですか。

石濱総務部総務課長

 現在の文書につきましては、電子決済も進めておりますし、文書そのものが電子化されております。これについてはそのままの保存ということで可能だと思っております。過去の文書については紙文書でございます。これのうち、これから本当に長い間とっておかなきゃいけないものについて電子化するということもいずれ必要になるとは思っておりますが、相当の手間、それから経費、そういったこともかかるということですので、現在のところそれに着手はできていない状況でございます。

酒井委員

 それは分かるんです。すると、このまま庁舎がずっとだと残しやすいのかなと思うんですけど、新庁舎に移行するときに、もともと永年であったのが長期になったから破棄してもいいなんて当然言いませんけれども、その辺の基準というのは非常に難しいのかなと思っております。そこの基準というのをちょっと明確にもう一度確認できますか。

石濱総務部総務課長

 今現在の長期保存の文書につきましては、長期にわたって保存する必要がある文書ということで保存をしております。それから、長期保存の文書につきましては、この庁舎に保存しているわけではなくて、庁外に文書庫がございます。そちらのほうに保存しておりますので、新庁舎に移転するときに長期保存の文書をすぐにどうこうということにはならないのかなというふうに考えております。

酒井委員

 ちょっと僕が勘違いしており、大変失礼しました。それで、その基準がどうですかとお聞きしたところ、基準があるものは長期に保全する。保持していくと。そのとおりだと思うんですよ。もう少し分かりやすく教えていただけないですか。

石濱総務部総務課長

 区政の根幹に関わるようなもの、基本計画のものですとか庁舎、施設、そういったものの設置とか配置とか、そういったことに係るもの、そういった区政の根幹に関わるものについては長期保存ということで考えております。

主査

 他に質疑はございませんか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

主査

 なければ進行いたします。

 次に、123ページ、3目法務・法制費についての質疑はありませんか。

大内委員

 まず、例規システム関連経費というのは、これはどういったものですか。

石濱総務部総務課長

 中野区の条例、規則、要綱、そういったものについて電子化をしまして、ホームページ等でも閲覧できるような形にしているシステムでございます。

大内委員

 その電子化というのは、これは来年度予算ですから、来年度予算に出てきたものを電子化すると。過去のものとかじゃなくて。

石濱総務部総務課長

 この経費に関しましては、来年度初めてのせるものではございません。既にかなり前から電子化をして、システムとして運用しているものでございます。(「来年は」と呼ぶ者あり)

石濱総務部総務課長

 来年度初めてやるものではなくて、既に経常的に行っているものでございます。

大内委員

 要するに、毎年これは出ていく経費で、ちょっと前の議論になって申し訳ないんだけど、ほかのやつとかはこういうふうにしていないの。ほかの文書だとかいろんな書類があるでしょう。さっき言った文書管理のやつ。こういったものをそういった検索システムだとか何かに入れていかないの。それとは全然違うものなの、これ。(「違います」と呼ぶ者あり)全然違うの。どういうふうに違うの。

石濱総務部総務課長

 これにつきましては、条例、規則、要綱、そういったものを載せているもので、事務を進めていく上で職員が参考にするものでございますので、先ほど委員がおっしゃった文書管理システムのものとは違うものでございます。

大内委員

 あの白いでかいやつ。例規集とか。あれをしていると。このシステムの関連経費というと、そんな毎年変わるわけじゃないでしょう、大きく。変更するだけでしょう。検索システムでお金がかかるということ。

石濱総務部総務課長

 検索システムというよりは、検索システムにデータを加除訂正していかなければいけません。新しくつくった条例、それから、改正もかなりございます。廃止したものもございます。そういったもののメンテナンス費用でございます。

大内委員

 要は、システム検索費がかかるのかなと思ったわけ。要するに委託していて、検索機能にお金がかかるのかなと。分かる。要は、今言っている、直すので600万、委託して直させるということなんでしょう。関連経費と書いてあるから、どの部分が今言った条例だとか変わった部分、あるいは増えた分を足していって、それが幾らで、検索システムというのが最初に書いてあるじゃない。例規検索システム関連費でしょう。そうすると、検索システムのそのシステム自体が幾らぐらいなんですかと。内訳。

石濱総務部総務課長

 ここで計上している600万というのは、全て例規検索システムのデータの更新等の費用でございます。区のほうで条例、規則等を制定・改正いたします。そのデータを業者に渡しまして、業者のほうでこのシステムのほうに反映する。そういった費用がこの金額でございます。

大内委員

 全部がそれだったら、もうちょっとそうやって分かりやすく書いたほうがいいんじゃないの。これだとなんか……。検索システム関連経費。もうちょっと……。いや、それだけだというんだったら、もうちょっと分かりやすく書いてくれたほうがすごく分かるんだけどなと。

尾関総務部法務担当課長

 先ほどの総務課長の答弁を訂正させていただきますが、データの更新については約400万弱です。あと、例規検索システムの保守に関しまして約20万弱程度かかっていまして、それ以外に、これには法令とか法律、例規というのは条例とか規則だけではなくて、国の法律等の政令とかも載せておりますので、そういった関連でそのような額がかかっておって、全体で600万程度の金額がかかっていると。そういうものでございます。失礼いたしました。

大内委員

 分かりました、そういうことだったら。あと、その下の訴訟事務と行政不服審査法審理事務の金額が、2万7,000円と4万4,000円。多分事業があるからのせているんだけど、ここはあまりお金がかからないところなんですか。例えば消耗品費だとか、何かいろんなのがあるけど。

尾関総務部法務担当課長

 訴訟事務経費、裁判記録謄写経費ですけど、これは裁判資料を謄写、コピーするときに、裁判所に申し出てコピーをさせていただくようなときにかかる費用なんですが、必要であるかないか。必要であるときもあるし、必要でないときもあるので、一応念のためにこの2万7,000円の経費をとっているということでございます。あと、事務費のほうについては4万4,000円となっていますが、これは参考図書を買うということです。行政不服関係の書籍等を買うということでこの額を計上させていただいているということでございます。

大内委員

 別にいいんですが、ただ、これは一番上の法務事務のところの参考図書に入っても分からないのかな。4万4,000円だったら上の300万のところに入れちゃってもいいのかなという。これだけ個別にわざわざ出しているというのは、その意味があるのねということですよね。

尾関総務部法務担当課長

 今年度の組織改編で、令和元年度からは行政不服審査が総務課のほうに移ってきたということもあって、その関係で今行政不服審査法審理事務に関しての予算をこういう形で分けてございます。今、委員おっしゃったように、場合によってはこういうところについてもある程度整理する必要があるかもしれませんが、現在のところはこういう形でのせさせていただいているということでございます。

主査

 他に質疑はありませんか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

主査

 なければ進行いたします。

 次に、124ページ、4目秘書費についての質疑はありませんか。

大内委員

 124ページだよね。(「はい」と呼ぶ者あり)区長車運行経費。たしか昨年聞いたときに、いや、車の中でも打合せするんですよとかいろいろ言っていたので、どうですか。車の中で打合せ、朝からやっているんですか。

石濱総務部総務課長

 私が全て同乗しているわけではないので、正確なところは分からないんですけれども、実績としまして4月から1月末までで同乗した実績が約60人ほどいますので、そういった中では打合せ、それから、調整等行われていたものと思っております。

大内委員

 素直に聞きますが、いつ。朝同乗するの。だって、前言ったとき、朝から打合せするんですと言っていたんだよね。まさか帰りに車の中で打合せしているということは……。その人だって帰らなきゃいけないし、朝だって区長の家まで行かなきゃいけないんだけど。今60人と言ったんだけど、毎日区長は乗っているのかなと思って。いや、そういうふうに言われればそういうふうに聞きたくなるじゃないですか。使っちゃ悪いとか言っているんじゃなくて、そういうふうに使うと言ったから、じゃあ、本当にそうやって使っているんですねと。60人というのは、5分乗った人も60人の計算なのか。要するに、区政会館に行くときに30分以上あるから、そういうときに乗るだとか、家から来るときに10分もないのに、わざわざその家の前に立っていて本当に打合せするんですかと。家に帰るときに、だったら役所であと5分打合せすれば、その職員は野方まで行かなくたっていいんだからという話になるじゃない。今60人と言ったから、どこでやっているの。

石濱総務部総務課長

 今申し上げました約60人の内訳ですけれども、区長が催物とか他の施設、そういったところに出かけるときに一緒に同乗した者がほとんどでございます。

大内委員

 いいんだけど、17年ぶりに復活した区長車なので、一生懸命気合いを入れて使うのはいいんだけど、本当にこんなに使う必要あるんですかね、毎日。もうちょっと使う日を限定するだとか。要するに、あれはどういうリース契約をしているか、僕は分かりませんけども、普通のときはなしにするだとか、本当にイベントがあったり、動き回らなきゃいけないときにはいいけども、本当にあるのかなと思うんですけど、どうですか。もうちょっと工夫できないの。

石濱総務部総務課長

 区長車の使用に当たりましては、区長公用車の使用基準、要綱でございますけども、それを定めております。公務で必要な場合に使うという形で定めておりますので、適切な使用はしているというふうに考えております。

大内委員

 これは、ほかのところは皆さん賛成だというところが多いんだけど、うちとしては、使用については、駄目だというんじゃない。もうちょっと……。今年50万。これは消費税分が上がったのかもしれない。2%で50万も上がるかな。上がるか。使用についてはちゃんと有効に使っていただきたいと。じゃないと、17年ぶりに復活したのに、どんどん使えとかいって皆さんに対して迷惑がかかるからね。言っておきます。

主査

 他に質疑はありませんか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

主査

 なければ進行いたします。

 次に、125ページ、1目人事費について質疑はありませんか。(「人事もやる」と呼ぶ者あり)

 ちょっと休憩します。

 

(午後4時58分)

 

主査

 再開します。

 

(午後4時59分)

 

 答弁保留についてお願いいたします。

平田企画部情報システム課長

 先ほど大内委員の御質問に対して答弁保留させていただきました。申し訳ありません。大内委員の御質問のリース期間でございます。あと1点、申し訳ありません、先ほどソフトのほうは期限がないと申し上げましたが、ソフトのほうも同じようにリースをしてございまして、こちらの情報連携基盤費の機器及びソフトウエアの賃借料、保守委託のほうに含まれておりまして、ソフトそのものは平成29年から令和4年までの5年間のリースでございます。機器につきましては、その開発期間ですので2年前から入れておりますので、平成27年から令和2年までのリース期間となってございます。申し訳ございませんでした。(「委員長、ちょっと休憩して」と呼ぶ者あり)

主査

 休憩します。

 

(午後5時00分)

 

主査

 分科会を再開いたします。

 

(午後5時01分)

 

 以上で本日の審査は終了しますが、よろしいでしょうか。

 

〔「はい」と呼ぶ者あり〕

 

主査

 なければ、本日の審査は終了いたします。

 以上で本日予定していた日程を終了しますが、委員、理事者から発言はありませんか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

主査

 次回の総務分科会は3月3日(火曜日)午後1時から当委員会室において開会することを口頭をもって通告します。

 以上で本日の総務分科会を散会いたします。

 

(午後5時01分)