令和2年03月06日中野区議会予算特別委員会
令和2年03月06日中野区議会予算特別委員会の会議録

.令和2年(2020年)3月6日、中野区議会第一・第二委員会室において開会された。

.出席委員(42名)

  1番  市  川  しんたろう       2番  竹  村  あきひろ

  3番  日  野  たかし         4番  渡  辺  たけし

  5番  間     ひとみ         6番  河  合  り  な

  7番  斉  藤  ゆ  り        8番  立  石  り  お

  9番  羽  鳥  だいすけ       10番  高  橋  かずちか

 11番  加  藤  たくま        12番  吉  田  康一郎

 13番  木  村  広  一       14番  甲  田  ゆり子

 15番  内  野  大三郎        16番  杉  山     司

 17番  ひやま     隆        18番  小宮山   たかし

 19番  い  さ  哲  郎       20番  小  杉  一  男

 21番  若  林  しげお        22番  内  川  和  久

 23番  いでい   良  輔       24番  小  林  ぜんいち

 25番  白  井  ひでふみ       26番  いながき  じゅん子

 27番  山  本  たかし        28番  中  村  延  子

 29番  石  坂  わたる        30番  近  藤  さえ子

 31番  浦  野  さとみ        32番  大  内  しんご

 33番  伊  藤  正  信       34番  高  橋  ちあき

 35番  平  山  英  明       36番  南     かつひこ

 37番  久  保  り  か       38番  森     たかゆき

 39番  酒  井  たくや        40番  むとう   有  子

 41番  長  沢  和  彦       42番  来  住  和  行

.欠席委員

      な  し

.出席説明員

 中野区長    酒井 直人

 副区長     白土 純

 副区長     横山 克人

 教育長     入野 貴美子

 企画部長    高橋 昭彦

 企画課長    杉本 兼太郎

 財政課長    森 克久

 広報・広聴課長、業務改善課長      高村 和哉

 総務部長    海老沢 憲一

 危機管理担当部長、新区役所整備担当部長 滝瀬 裕之

 総務課長    石濱 良行

 職員課長    中谷 博

 区民部長    青山 敬一郎

 区民生活課長  古屋 勉

 子ども教育部長、教育委員会事務局次長  戸辺 眞

 子ども家庭支援担当部長、教育委員会事務局参事(子ども家庭支援担当) 小田 史子

 子ども・教育政策課長          永田 純一

 教育委員会事務局指導室長        宮崎 宏明

 地域支えあい推進部長          野村 建樹

 地域包括ケア推進担当部長        藤井 多希子

 地域活動推進課長伊藤 政子

 健康福祉部長  朝井 めぐみ

 保健所長    向山 晴子

 福祉推進課長  長﨑 武史

 環境部長    岩浅 英樹

 環境課長    波多江 貴代美

 都市基盤部長  奈良 浩二

 都市計画課長、交通政策課長       安田 道孝

 まちづくり推進部長           角 秀行

 中野駅周辺まちづくり担当部長      豊川 士朗

 まちづくり計画課長           千田 真史

.本会の書記は下記のとおりである。

 事務局長     吉村 恒治

 事務局次長    小堺 充

 議事調査担当係長 鳥居 誠

 書  記     立川 衛

 書  記     若見 元彦

 書  記     井田 裕之

 書  記     野村 理志

 書  記     鎌形 聡美

 書  記     遠藤 良太

 書  記     松丸 晃大

 書  記     高橋 万里

 書  記     山口 大輔

 書  記     有明 健人

 書  記     五十嵐 一生


午後1時15分開議

○山本委員長 定足数に達しましたので、ただいまから予算特別委員会を開会いたします。

 第6号議案から第10号議案までの計5件を一括して議題に供します。

 初めに、3月3日(火曜日)に開かれた理事会の報告を行います。

 まず、第6号議案、令和2年度中野区一般会計予算に対する修正案について、添付の説明資料を差し替えることを理事会として了承しました。これに伴い、同日の理事会終了後、差し替え資料及び正誤表をタブレット型携帯端末等で閲覧できるようにしました。また、令和2年度予算説明書補助資料について、理事者より訂正の申出があり、理事会としてこれを了承しました。これに伴い、同日の理事会終了後、正誤表をタブレット型携帯端末等で閲覧できるようにしました。

 次に、本日午前中に開かれた理事会の報告を行います。

 まず、第6号議案、令和2年度中野区一般会計予算に対する修正動議の撤回について、提案代表者から申出がありました。理事会としてこれを了承し、本日の委員会で撤回の理由説明を求めた後、本件の許可を委員会でお諮りすることを確認しました。本日の委員会運営の確認事項を報告する前に提案代表者からの理由説明を求め、お諮りしたいと思います。

 それでは、第6号議案、令和2年度中野区一般会計予算に対する修正動議の撤回について、提案者の理由説明を求めます。

○大内委員 我が会派並びに公明党議員団から共同で修正案の提出をさせていただきました。今回の全体会あるいは各分科会での質疑、そういったものを鑑み、今回、修正案を取り下げさせていただきたいと思います。御理解をいただきたいと思います。よろしくお願いします。

○山本委員長 以上で理由説明を終了します。

 それでは、お諮りします。第6号議案、令和2年度中野区一般会計予算に対する修正動議の撤回を許可することに御異議ありませんか。

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○山本委員長 御異議ありませんので、そのように決定します。

 それでは、本日の理事会の報告を続けます。

 本日の委員会運営について、主査報告は総務、区民、厚生、建設、子ども文教の各分科会の順に行い、報告後、順次、質疑を自席で行うことを確認しました。

 次に、討論については従前の例に従い、省略することを確認しました。

 次に、採決の順序、方法については、第6号議案を起立、第7号議案を簡易、第8号議案を起立、第9号議案を起立、第10号議案を起立により、順次、採決を行うことを確認しました。

 次に、意見についてですが、第6号議案に対して、自由民主党議員団及び公明党議員団から提出された1件の意見を「意見1」、育児支援と防災緑地と平らな歩道の中野を創る会から提出された1件の意見を「意見2」、近藤委員外1名から提出された2件の意見を「意見3」、「意見4」と呼ぶことを確認しました。また、意見1は起立、意見2は起立、意見3は起立、意見4は起立により採決することを確認しました。

 なお、意見は主査報告が終了するときまで提出できるため、提出があった場合には、委員会を休憩し、理事会を開いて協議を行います。

 また、お手元の資料要求一覧の最終版については、会議録の巻末に添付すること及びCD-R等により要求資料とともに希望する会派に配付することを確認しました。

 以上が理事会の報告ですが、質疑はありませんか。

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

○山本委員長 それでは、ただいまの報告のとおり委員会を運営することに御異議ありませんか。

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○山本委員長 御異議ありませんので、そのように運営します。

 それでは、これより主査報告を行います。

○内野副委員長 初めに、総務分科会主査の報告を求めます。

○山本主査 3月2日、3日及び4日に行いました総務分科会の審査の経過について報告いたします。

 当分科会では、第6号議案、令和2年度中野区一般会計予算分担分、第7号議案、令和2年度中野区用地特別会計予算、第8号議案、令和2年度中野区国民健康保険事業特別会計予算分担分及び第10号議案、令和2年度中野区介護保険特別会計予算分担分の審査を行いました。

 初めに、第6号議案、令和2年度中野区一般会計予算の分担分について、歳出に関する主な質疑応答の内容を報告いたします。

 初めに、企画費中、施設マネジメントについて、区有施設跡地活用整備手法検討を問われ、「来年度、新しく基本計画を策定することに伴い、区有施設整備の計画も策定予定であるため、区有施設のボリュームチェックや、中野区公共施設総合管理計画建物編の改定に向けた検討など、課題の整理分析等を委託するものである」との答弁がありました。また、他の委員から、区有地等活用検討を外部委託で行う理由を問われ、「従前、区が想定していた規模よりも大きい施設が建てられるといったこと、他自治体の事例から、合築することで住民サービスの向上やコストの低減が図れることなど、専門的な見地から成果を上げてもらうことを考えている」との答弁がありました。

 次に、平和・人権・男女共同参画費中、男女共同参画・多文化共生推進事業経費について、ジェンダー平等に取り組む区の姿勢を問われ、「男女共同参画・多文化共生・性的マイノリティーの視点を盛り込んだ条例を検討しているところであり、ジェンダー平等についても推進していきたい」との答弁がありました。

 次に、広聴・広報費中、わたしの便利帳、子育てハンドブックの作成、拡充について、「これまでは全て広告収入で、0円だったものが、いきなり2,600万円余の予算が計上されている。普通に考えると、紙の高騰分だけ、載せたい情報を増やしたいのであればページの増刷分だけ、広告収入が減ってきているのであれば、その分を区が負担することなどが普通の改良だと思うが、どのように検討したのか」との質疑があり、「紙の高騰分やページ増刷分への対応、広告収入減分の区補填などを検討したが、様々な意見があり、また、来年度、子育てハンドブックを作ることから、便利帳と一緒に見直すことで、デザインの統一化、情報共有、スケールメリットがあることなどから予算計上した」との答弁がありました。

 次に、業務改善費中、UDフォントライセンス料について、「他区では試験的に実施している例があるが、そのような検討は行わなかったのか」との質疑があり、「実証実験などは投げかけていないが、数社と協議をし、庁内で議論をして導入するものである」との答弁がありました。また、他の委員から、「子どもたちの1年は非常に大きな1年で、数%でも読むことが困難な子に対応するため、早期に導入したいとのことだが、実際の学校現場では、7書体ぐらい使用して、プリントを分かりやすく作っている。無償のUDフォントだと4書体だが、使いづらさなどはないのか」との質疑があり、「学校現場では様々な書体を使用していると認識しており、実質4つになると不具合は出る可能性がある」との答弁がありました。また、他の委員から、教育委員会との連携を問われ、「区全体としてどう進めていくのかということを考えた中で、教育委員会と協議をして予算を計上した」との答弁がありました。

 次に、情報政策推進費中、RPA業務自動化システム構築・運用の内容を問われ、「運用と構築のうち、運用は既に導入済みの人事のRPAライセンス料である。構築は、来年度に保育の入園事務のRPA導入を予定しており、申請書のAI OCRでの読み取りや入力業務のRPA化を図ることを考えている」との答弁がありました。

 次に、文書・情報公開費中、文書保存管理について、新庁舎に移行する際の文書保存の考え方を問われ、「文書の保存年限については、保存の必要性に応じて文書管理規程で定めている。新庁舎に移行するに当たっては、文書量を減らすことも必要であるが、保存が必要な文書もあるため、保存年限に沿って適切な管理に努めている」との答弁がありました。これに対し、「電子データで保存することはできるのか」との質疑があり、「現在の文書は電子データで保存しているものも多くなっている。過去の紙文書で長期間保存が必要なものは電子化も必要だと考えているが、相当の手間と経費がかかるため、現在のところ行っていない」との答弁がありました。

 次に、防災対策費中、洪水ハザードマップの作製について、拡充した内容と配布時期を問われ、「地図をより見やすくし、情報を充実して一新するものである。また、出水期前の7月から8月までには作成し、配布したいと考えている」との答弁がありました。また、他の委員から、配布する範囲と入手方法を問われ、「浸水地域に当たるところに全戸配布する。また、窓口配布用として本庁舎や各区民活動センターに合計2万部の配布数を整える」との答弁がありました。

 このほか、ホームページ、職員健康管理、庁舎管理についてなどの質疑がありました。

 次に、一般会計歳入では、特別区交付金について質疑がありました。

 なお、一般会計に対する修正動議については、教育大綱パンフレット作成委託等について、UDフォントについて、わたしの便利帳、子育てハンドブックの作成について、会計年度任用職員についての質疑がありました。

 次に、第7号議案、令和2年度中野区用地特別会計予算、第8号議案、令和2年度中野区国民健康保険事業特別会計予算の分担分、第10号議案、令和2年度中野区介護保険特別会計予算の分担分については、質疑はありませんでした。

 以上が主な質疑応答の内容です。

 なお、当分科会で取りまとめた意見はありませんでしたので、その旨、申し添えます。

 以上で総務分科会における審査の報告を終わります。

○内野副委員長 ただいまの報告に対して質疑はありませんか。

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

○内野副委員長 なければ、以上で総務分科会主査の報告を終了します。

○山本委員長 次に、区民分科会主査の報告を求めます。

○羽鳥主査 3月2日、3日、4日に行いました区民分科会における審査の経過について報告いたします。

 当分科会では、第6号議案、令和2年度中野区一般会計予算の分担分、第8号議案、令和2年度中野区国民健康保険事業特別会計予算の分担分及び第9号議案、令和2年度中野区後期高齢者医療特別会計予算について審査を行いました。

 当分科会における主な質疑応答及び要望の内容について報告いたします。

 初めに、第6号議案、令和2年度中野区一般会計予算の分担分の歳出では、企画費、広聴・広報費中、シティプロモーションについて、「シティプロモーション事業の課題は、昨年度、今年度で1億円以上の税金を使って、それに対する費用対効果があったのかということである。具体的にどういう数値目標を持って来年度の事業を考えているのか」との質疑があり、「区への愛着度、区の推奨度、中野区内全駅の1日平均の利用者数を目標として設定している」との答弁がありました。これに対し、「これらの数値目標に対し、こうすればこの数値が出るという根拠は持っているのか」との質疑があり、「数値目標を高めるための数字は特に設定していないが、最終目標である区への愛着度を高めるための取組の効果については、行政評価などにより客観的な評価を受けたいと考えている。来年度予算については、取組内容を見直し、必要最低限の予算として計上した」との答弁があり、「費用対効果があるのかを年間を通して質疑してきたが、来年度の予算がそれに応えたものか、区民の方には説明しにくい。再検証してほしい」との要望がありました。他の委員から、「見える数字での費用対効果そのものを否定するつもりはないが、こういった事業は数値でははかりにくいと思う。区民の皆さんの自主的な動きもあり、それらも加味して評価するべきではないか」との質疑があり、「例えばナカノミライプロジェクトは、まちの活力を高めるために関わる人を増やしていきたいという目的もあり、その中から連携の事業が生まれれば、その数等も成果の一つとなるのではないかと考える」との答弁がありました。

 次に、区民費では、区民相談費中、総合案内業務委託について、「民間に委託することでクオリティは上がっている。様々な来庁者への対応のためであればよいが、なぜ昨年度に比べて予算額が上がっているのか」との質疑があり、「今年度で現在の契約が終了することから、来年度の契約に当たり仕様書の見直しを行った。外国語に対応できる方を必ず配置することや、クレーム等にも原則対応してもらうことにした。また、人件費が上がっている社会情勢もある」との答弁がありました。

 次に、納税費中、納税案内・調査業務委託の拡充内容について問われ、「滞納者へ訪問による納付案内を行う地区を近隣6区全域へ拡大すること、30万円未満の未納者に対する財産調査を業務委託すること、SMSによる納付勧奨を行うこと、区外転出者の状況調査を強化すること、預貯金照会の電子化サービス導入により照会期間を大幅に短縮することを拡充事業として行う」との答弁があり、「特別区民税は、区の財政を安定させるため、確実に収納することが重要な目的となる。収納率の向上に努めてもらいたい」との要望がありました。これに関連して、他の委員から、「新型コロナウイルス感染症により経済が相当に冷え込むと言われているが、景気動向と収納率は一定関連するものと思っている。過去の経験等からどのように考えているか」との質疑があり、「収納率は景気動向の影響を受けることから、収納率を向上させる取り組みをさらに強化するために、国や他自治体の動向を注視したい」との答弁があり、「混乱した状況では、社会的弱者にしわ寄せがいく傾向が出てくるのではないかと思う。納付の相談や猶予など、丁寧な対応もお願いしたい」との要望がありました。

 次に、環境費では、地球温暖化対策費中、蓄電システムの導入支援について、都の補助制度と同時利用の可否が問われ、「国や都の補助金と同時に利用することが可能である」との答弁がありました。これに対し、「国や都の補助金と中野区の補助金があるという啓発が必要になってくると思うがどうか」との質疑があり、「区報やホームページで早めに周知したい」との答弁がありました。他の委員から、「区で実施するのは非常に大きな一歩だと思う。このタイミングで実施する理由は、FITの見直しとも関わっているのか」との質疑があり、「電力の固定買取り制度であるFITの買取り価格が下がっており、今後は売電するより、太陽光発電による電力を自宅で消費するほうがメリットが出てくるという理由に加え、都が太陽光発電の設置助成制度を来年度以降も継続することから、区は蓄電システムへの助成により再生可能エネルギー導入の支援を行いたい」との答弁がありました。これに対し、「非常に時宜にかなった事業で大いに期待したい。オリンピック憲章の3つの柱は、スポーツ、文化、環境である。それとも絡めてしっかりPRをしてほしい」との要望がありました。

 次に、ごみ減量推進費中、食品ロス削減の推進について、拡充の内容について問われ、「既存の食品ロス削減協力店登録事業の店舗数拡大を図るほか、新規事業として、フードドライブ事業を実施する」との答弁があり、さらに、「フードドライブ事業は、家庭であればロスしてしまう食品を子ども食堂などで使うとてもよい事業であるが、受付体制はどう考えているか」との質疑があり、「リサイクル展示室1階と区役所8階の環境課で受付を行う。リサイクル展示室では、運営業務を委託しているシルバー人材センターが受付業務を行う」との答弁がありました。これに対して、「食品ロスの問題意識が広がるように、受付業務も住民の中でやっていくような形は考えられないか」との質疑があり、「昨年制定された食品ロス削減推進法では自治体の役割も定められている。地域の中に活動が広がっていくような視点も持ちながら、まずは区としてフードドライブ事業に取り組んでいきたい」との答弁がありました。

 そのほか、一般会計歳出については、消費生活相談、棟方志功サミット、事業承継支援に係る区内事業所調査委託、なかの生涯学習大学、災害廃棄物処理計画の策定、集団回収報奨金、環境学習車のスケルトン化などについての質疑がありました。

 また、第6号議案に対する修正動議に関し、シティプロモーション関係予算の削減理由、環境基金積立金増額の理由等について質疑がありました。

 また、一般会計歳入については、動物死体処理受託等についての質疑がありました。

 次に、第8号議案、令和2年度中野区国民健康保険事業特別会計予算の分担分では、レセプト点検委託、予備費等についての質疑がありました。

 次に、第9号議案、令和2年度中野区後期高齢者医療特別会計予算については、保険料未収金の補填等についての質疑がありました。

 以上が区民分科会における主な質疑応答及び要望の内容です。

 なお、当分科会で取りまとめた意見はありませんでしたので、その旨、申し添えます。

 以上で区民分科会における審査の報告を終了いたします。

○山本委員長 ただいまの報告に対して質疑はありませんか。

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

○山本委員長 なければ、以上で区民分科会主査の報告を終了いたします。

 次に、厚生分科会主査の報告を求めます。

○ひやま主査 3月2日、3日及び4日に行いました厚生分科会における審査の経過について御報告いたします。

 当分科会では、第6号議案、令和2年度中野区一般会計予算の分担分、第8号議案、令和2年度中野区国民健康保険事業特別会計予算の分担分及び第10号議案、令和2年度中野区介護保険特別会計予算の分担分について審査を行いました。

 それでは、当分科会における主な質疑応答及び要望の内容について御報告いたします。

 初めに、第6号議案、令和2年度中野区一般会計予算(分担分)の歳出のうち、子ども教育費では、子育て支援費中、3歳児健康診査委託について、「集団健診から医療機関への委託に変更することによって費用はどう変わるのか」との質疑があり、「内科は、集団健診を維持した上で医療機関へ委託するので、委託の部分は純増となる。3歳児歯科は、集団健診をやめた上で医療機関への委託に移行するので、200万円ほど増となる」との答弁がありました。これに対し、「内科の健診は、集団健診と委託を併用するとのことだが、将来的にも両方並行して続けていくのか」との質疑があり、「来年度の実施結果を検証した上で、医療機関への委託は政策的な方向性として想定している」との答弁がありました。さらに、他の委員から、「集団健診は日程が決められていて、受診しないことにより、虐待などを区が把握する大事な機会となるが、委託先の医療機関でも、しっかり注視することを徹底してもらえるのか」との質疑があり、「虐待の発見など注意すべき点について説明をし、医療機関で気づきがあった場合は、区に連絡が来るよう連携はしっかり行いたい」との答弁がありました。

 次に、地域支えあい推進費では、地域施設費中、沼袋小学校跡施設維持管理経費について、今後の計画を問われ、「北部すこやか福祉センターと地域のスポーツコミュニティプラザを併せた施設の建設用地として定められているが、基本構想、基本計画の策定に伴い、総合的な考え方が示される予定である」との答弁がありました。これに対し、「使用しなくても施設の維持管理は必要なのか」との質疑があり、「旧校庭部分の一般開放を実施しているため、剪定や除草などの管理費は必要である」との答弁がありました。

 次に、区民活動推進費中、救急医療情報キットについて、予算積算上の見込み数を問われ、「1,000個を見込んでおり、現在区内では5,263個が設置されている」との答弁がありました。これに対し、「効果について分析はしているのか」との質疑があり、「救急隊などが活用したという具体的事例は承知していないが、高齢者には非常に安心であると、喜んで置いていただいている状況である」との答弁がありました。

 次に、健康福祉費では、スポーツ環境整備費中、中野区立総合体育館の開設について、巡回車両の試験運行の概要を問われ、「令和2年10月から3か月程度実施し、10人乗りのワゴン車で、区役所と総合体育館を1日17往復する予定である」との答弁がありました。これに対し、「将来的には沼袋駅の交通広場ができれば、中野駅から沼袋駅へのバス路線も想定されるので、そうしたことも勘案しながら巡回車両の試行運転を分析するべきではないか」との質疑があり、「実際に需要がどれくらいあるか調査し、判断したい」との答弁がありました。また、他の委員から、「巡回車両は体育館の利用者だけが使うものになると考えているのか。体育館の利用者のためだけのバスの需要が調べられるのか」との質疑があり、「体育館利用者を区別する方法は今後の課題であると思っている。周知等も含めて考え、調査前には委員会で報告する」との答弁がありました。

 次に、オリンピック・パラリンピック推進費中、中野区立総合体育館開設記念事業について、事業の内容を問われ、「詳細は決まっていない。委託業者からの提案も受けて、具体的にどういう事業をするかを決めていく」との答弁がありました。これに対し、「内容が決まっていないのに予算の積算はどのような根拠で行っているのか」との質疑があり、「規模やイベントの内容をある程度想定して、複数の業者から見積りを徴取し積算している」との答弁がありました。

 次に、生活保護費中、医療扶助について、ジェネリック医薬品の普及の状況と医療扶助の傾向について問われ、「平成30年10月から、生活保護受給者に対してジェネリック医薬品の使用が原則となったため、使用率は、令和元年6月審査分が87%であり、前年同月より9.6ポイント上昇している。医療扶助は、過去3年分の歳出額から、令和2年度の予算は少なめに積算しているが、医療扶助の半分を占める入院費の多寡により、年度により変動は生じる」との答弁がありました。

 次に、保健予防費中、高齢者肺炎球菌予防接種の助成について、「昨年度の予防接種率は30.2%で、全国の平均はもう少し高いが、どう考えているか」との質疑があり、「区では、定期予防接種が始まる前に任意予防接種の助成をしており、その時期に受けた人が一定数いたことも影響している」との答弁があり、これに対し、「接種率が低いため、65歳の本則に加え、再度の経過措置として、70歳から5歳刻みの助成制度を行うとのことだが、前回の経過措置が適用されている70歳以上の方に比べ、65歳の方には1回のみの通知となっている。受けていない人へ、何かしらの工夫をして周知してもらいたい」との要望がありました。

 次に、精神保健支援費中、自殺対策メール相談について、「既に導入している自治体での効果は、どういう形で表れているのか」との質疑があり、「メールのやりとりが成立した例のうち、本人にポジティブな感情変化があったという例が40%程度、何らかの相談行動につながるようなことがあった例が35%程度あったと聞いている」との答弁がありました。これに対し、「若い人の命が本当に大事なものであるということを、メール相談を通じてどこまで伝えられるか、区でしっかりと取り組み、一人でも多くの人に手を差し伸べるようにやっていただきたい」との要望がありました。

 そのほか、一般会計歳出については、認知症高齢者等個人賠償責任保険、成年後見申立経費、健康福祉意識調査、意向調査業務委託等、障害者の就労・雇用促進、新型インフルエンザ用防護用品などについての質疑がありました。

 次に、一般会計歳入についての質疑を行ったところ、地域生活支援事業費等補助、ネーミングライツ・パートナー料などについての質疑がありました。

 次に、第8号議案、令和2年度中野区国民健康保険事業特別会計予算の分担分については、質疑がありませんでした。

 次に、第10号議案、令和2年度中野区介護保険特別会計予算の分担分について質疑を行ったところ、認知症とともに暮らす地域あんしん事業などについての質疑がありました。

 以上が厚生分科会における主な質疑応答及び要望です。

 なお、当分科会で取りまとめた意見はありませんでしたので、その旨、申し添えます。

 以上で当分科会における審査の報告を終わります。

○山本委員長 ただいまの報告に対して質疑はありませんか。

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

○山本委員長 なければ、以上で厚生分科会主査の報告を終了します。

 次に、建設分科会主査の報告を求めます。

○日野主査 3月2日、3日及び4日に行いました建設分科会の審査の経過について報告いたします。

 当分科会では、第6号議案、令和2年度中野区一般会計予算の分担分の審査を行いました。

 初めに、歳出に関する主な質疑応答及び要望の内容につきまして御報告いたします。

 まず、都市基盤費、都市計画費中、景観方針策定委託について、その具体的な内容について問われ、「景観法に基づき、景観計画区域、建築物の形態・意匠等の規制・誘導手法等を検討していく」との答弁がありました。これに関連して、他の委員から、「区が一定の地域を特定して方針を定めるのか」との質疑があり、「地域の特性や歴史的な資源を生かした景観の形成など、調和の取れた良好な景観を考えていきたい」との答弁がありました。

 次に、道路管理費中、河川情報システム管理運営について、「前年度に比べて予算が大きく減っている理由は」との質疑があり、「令和元年度は河川情報システムのリプレースを行ったが、令和2年度はその分の費用がかからないためである」との答弁がありました。これに関連して、「台風が発生しやすい時期の前に、河川監視カメラを含むシステムの点検を実施してほしい」との要望がありました。

 次に、道路維持・整備費中、道路補修及びバリアフリー改良工事について、バリアフリー改良工事を行う基準が問われ、「中野区バリアフリー基本構想の中で、道路の補修工事を行わなければならない路線について、道路舗装の打ち替えと合わせて実施する」との答弁がありました。これに関連して、他の委員から、「複数路線の工事を行うことはできないのか」との質疑があり、「事前の調整にも時間がかかるため、同時に複数路線の工事はできず、順次進めていきたい」との答弁がありました。

 次に、公園維持・管理費中、公園再整備計画策定について、今年度の進捗状況を問われ、「公園の利用ルール、施設配置など、再整備計画の基本的な考え方を取りまとめた。詳細は、今定例会の建設委員会において報告したい」との答弁がありました。さらに、令和2年度の事業内容について問われ、「今年度策定する基本的な考え方を具体化する公園再整備計画を策定していきたい」との答弁がありました。これに対し、「公園遊具の安全確保に係る緊急対策事業と整合性を図りながら進めていただきたい」との要望がありました。

 次に、建築安全・安心費中、補強コンクリートブロック等建替え助成について、「令和2年度は何件程度の建替え助成を見込んでいるのか」との質疑があり、「約20件の建替え助成を想定している」との答弁がありました。これに対し、他の委員から、「令和2年度から、国や都からの助成が始まり、2項道路の場合は2メートルのセットバックが課せられるが、想定どおりの件数に助成できるのか」との質疑があり、「補助金を活用して1件でも多くセットバックしてもらい、実績を積み上げていきたい」との答弁がありました。

 次に、交通政策費中、区内交通環境の整備について、コミュニティタクシーを選択した理由を問われ、「地域住民の提案を踏まえ、様々なルートを柔軟に設定することで、区民の需要に応えることができる。利用者数や費用対効果などの課題も含めて検討していきたい」との答弁がありました。

 次に、住宅政策費中、あんしんすまいパック事業補助について、「利用件数を増やしていくべきと考えるが、周知の仕方や内容の精査について今後の方向性はどうなるのか」との質疑があり、「多くの区民に利用していただくため、内容を精査し、事業者とも協力しながら幅広く周知したい」との答弁がありました。

 次に、まちづくり推進費、まちづくり計画費中、連続立体交差事業負担金について、「西武新宿線(中井・野方間)連続立体交差事業については、工事が遅れているが、事業負担金は事業の進捗状況に見合った金額となっているのか」との質疑があり、「基本的に、事業に要した経費に対する区の負担金であり、実際の事業費とリンクしている」との答弁がありました。これに対し、さらに、「事業期間が延びることにより、全体の事業費が増えることはあるのか」との質疑があり、「事業認可の際の事業費がベースとなっているが、事業計画の変更があり、事業費の見直しが行われれば、昨今の工事費高騰の影響等から増加が見込まれる」との答弁がありました。

 次に、防災まちづくり費中、不燃化特区助成について、事業期間と達成状況が問われ、「令和2年度末に不燃領域率70%を目標として事業を進めてきたが、令和元年度で弥生町三丁目周辺地区については66%、大和町地区については50%未満である。東京都の防災都市づくり推進計画改定の基本方針(案)において、不燃化特区制度の5年延長が示されている。今後、東京都と確認・調整してまいりたい」との答弁がありました。

 次に、中野駅周辺まちづくり費中、中野駅周辺まちづくりプロモーション推進について、その内容を問われ、「バーチャルリアリティを利用し、中野駅周辺の将来のまちの姿を分かりやすく可視化する取組である」との答弁がありました。これに対し、他の委員から、「プロモーション推進は何のために必要なのか」との質疑があり、「中野駅周辺のまちづくりを区民に知ってもらうためである」との答弁がありました。これに対し、さらに、「どのような方法で区民に公開するのか」との質疑があり、「中野駅周辺を歩いた場合にどんな風景が見えるのかを動画などで発信していきたい」との答弁がありました。

 このほか、会計年度任用職員、手話通訳派遣料、建築審査会委員報酬、土のう配備委託、違反屋外広告物撤去作業委託、公共基準点再整備委託、放置自転車撤去・移送業務などについての質疑がありました。

 次に、歳入についての質疑を行ったところ、まちづくり事業住宅使用料、放置自転車撤去手数料、環境基金に対する寄附金、中野四季の森公園イベント協力金についての質疑がありました。

 以上が建設分科会における主な質疑応答及び要望の内容です。

 なお、当分科会で取りまとめた意見はありませんでしたので、その旨、申し添えます。

 以上で建設分科会における審査の報告を終わります。

○山本委員長 ただいまの報告に対して質疑はありませんか。

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

○山本委員長 なければ、以上で建設分科会主査の報告を終了いたします。

 次に、子ども文教分科会主査の報告を求めます。

○高橋(ち)主査 3月2日、3日、4日に行いました子ども文教分科会における審査の経過について報告をいたします。

 当分科会では、第6号議案、令和2年度中野区一般会計予算の分担分に関し、審査を行いました。

 初めに、歳出に関する主な質疑応答及び要望の内容について御報告いたします。

 まず、企画財政費中、子どもの権利条例について、「この条例は、既存の国や都の法令では不足していると考える内容を上乗せするために制定するのか」との質疑があり、「基礎的自治体として、子どもの権利を具体的に擁護する取組が必要であると認識している。内容については審議会で議論していただきたいと考えている」との答弁がありました。

 次に、幼児施設整備調整費中、定期利用保育事業について、「年間延べ利用人数を120人から60人に減らすとのことで、昨年度も実績が少なかったようだが、どのような課題があると認識しているか」との質疑があり、「定期利用保育の実施に必要な部屋面積の確保や、保育士の配置などの課題がある。また、待機児童が多く発生している地域では、新規開設園があっても定員に空きが発生しないため、定期利用保育を導入することが難しいこともある」との答弁がありました。

 次に、教育事業費中、日本語指導員等派遣について、拡充の内容が問われ、「派遣時間数を1人当たり上限60時間から80時間に増やす。また、区内大学の留学生による外国人児童・生徒等支援スタッフという事業を開始する」との答弁がありました。これに対し、「現状をしっかり把握し、外国籍の子どもが日本の学校になじめるよう取り組んでほしい」との要望がありました。

 次に、学校教育費中、UDフォント導入委託について、その費用の内容が問われ、「各学校のサーバーや端末の環境に適合するかの事前検証や、展開作業にかかる経費が主なものである。ライセンス料は業務改善課のほうで計上している」との答弁がありました。これに対し、「UDフォントの導入自体に反対ではないが、これだけのコストをかけるならば、教育環境の充実のため、ほかに優先すべき事業があるはずである。まずは無料で利用できるUDフォントを導入し、効果を検証してから、予算をかけるかどうかを判断するべきではないか」との質疑があり、「他自治体での実証実験等によって教育的効果が認められたエビデンスがあるものを採用したいという考えに基づき、有償のUDフォントを導入しようと考えている」との答弁がありました。これに対し、他の委員から、「エビデンスというのであれば、有償と無償のUDフォントをそれぞれ導入した場合の効果について、比較検証はしたのか」との質疑があり、「そのような検証は行っていない」との答弁がありました。

 次に、学校健康推進費中、食器、食缶等 食器具等について、「学校給食において、強化磁器食器を導入していない学校は何校あるか」との質疑があり、「現時点で、小中学校合わせて8校である」との答弁がありました。これに対し、「今後の学校再編時には、強化磁器食器を導入していくのか」との質疑があり、「順次導入していく」との答弁がありました。

 次に、地域子ども施設調整費中、児童館への木製おもちゃ設置について、「おもちゃを設置するのは児童館のうち何館か」との質疑があり、「現在の児童館16館及びふれあいの家2館、計18館に配置する」との答弁がありました。これに対し、「1館当たり80万円をかけておもちゃを製作する費用対効果をどのように考えているか」との質疑があり、「家庭ではなかなか用意できない大きなおもちゃを設置できることや、木製のおもちゃに親しんでもらうことで、国が推奨する木育の効果もあると考えている」との答弁がありました。これに関連して、ほかの委員から、「どのような意思決定のプロセスで、全児童館へ一律に導入することが決まったのか」との質疑があり、「政策調整会議において決定したもので、地域的な偏りをなくすために全ての児童館に配置することとした。木製おもちゃの導入決定の前後において、都度、児童館長会で各館長に情報提供を行っている」との答弁がありました。これに対し、「各児童館に調査も行っておらず、本当に現場が求めているのか不明なまま、トップダウンで政策決定がされたプロセスは、区が掲げるボトムアップ区政、エビデンス・ベースの方針と合致しない。新たな児童館として残す9館が決まっていない現状で、全館一斉導入は性急であり、税金の使い方として慎重な検討がなされたとは思えない」との指摘がありました。

 そのほか、地域開放型学校図書館整備、通学児童見守り業務委託、外国人学校保護者補助、ファミリーサポート事業委託などについて質疑がありました。

 また、第6号議案に対する修正動議に関し、UDフォント導入委託、児童館への木製おもちゃ設置について質疑がありました。

 次に、一般会計歳入についての主な質疑応答の内容を紹介いたします。

 財産貸付収入、土地・建物等に関して、大幅な減額の理由が問われ、「私立保育園への土地の貸付料が減額となり、歳入も減となった。保育園の民営化を進めてきた過程で、同じ区有地を使用しているにもかかわらず、開設時期によって貸付料に差が生じていた。今回、事業者間の不均衡の解消を図る観点から、賃料を免除することとしたものである」との答弁がありました。これに対し、「今、民営化を進めている園で計算しても約4,000万円の歳入減となる。これだけ大きな減につながる政策転換の意思決定が、いつどこで行われたのかが見えない。あらかじめ委員会に報告するべきではなかったか」との指摘がありました。

 歳入については、そのほか、幼児教育無償化に伴う特定財源等について質疑がありました。

 以上が子ども文教分科会における主な質疑応答及び要望等の内容です。

 なお、当分科会で取りまとめた意見はありませんでしたので、その旨、申し添えます。

 以上で子ども文教分科会における審査の報告を終わります。

○山本委員長 ただいまの報告に対して質疑はありませんか。

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

○山本委員長 なければ、以上で子ども文教分科会主査の報告を終了いたします。

 以上をもちまして分科会の主査報告を終了します。

 冒頭で確認したとおり、討論は省略します。

 これより第6号議案から第10号議案について、順次、採決を行います。

 第6号議案、令和2年度中野区一般会計予算について、起立により採決を行います。

 お諮りします。第6号議案を可決すべきものと決するに賛成の委員は御起立願います。

〔賛成者起立〕

○山本委員長 起立多数。よって、第6号議案は可決すべきものと決しました。

 次に、第7号議案、令和2年度中野区用地特別会計予算について、採決を行います。

 お諮りします。第7号議案を可決すべきものと決するに御異議ありませんか。

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○山本委員長 御異議ありませんので、そのように決定します。

 次に、第8号議案、令和2年度中野区国民健康保険事業特別会計予算について、起立により採決を行います。

 お諮りします。第8号議案を可決すべきものと決するに賛成の委員は御起立願います。

〔賛成者起立〕

○山本委員長 起立多数。よって、第8号議案は可決すべきものと決しました。

 次に、第9号議案、令和2年度中野区後期高齢者医療特別会計予算について、起立により採決を行います。

 お諮りします。第9号議案を可決すべきものと決するに賛成の委員は御起立願います。

〔賛成者起立〕

○山本委員長 起立多数。よって、第9号議案は可決すべきものと決しました。

 次に、第10号議案、令和2年度中野区介護保険特別会計予算について、起立により採決を行います。

 お諮りします。第10号議案を可決すべきものと決するに賛成の委員は御起立願います。

〔賛成者起立〕

○山本委員長 起立多数。よって、第10号議案は可決すべきものと決しました。

 次に、意見についてですが、お手元の資料のとおり意見が提出されております。

 

令和2年(2020)3月6日

予算特別委員会

 

第6号議案(一般会計予算)に対する意見(会派等から)

 

◆自由民主党議員団、公明党議員団

1 予算の執行に当たっては、予算審査の中での指摘を踏まえ、今後厳しさが予測される区財政を鑑み、新規・拡充事業において執行の規模や時期について区民生活に影響を与えない範囲での大胆な経費の削減に努められたい。

また、新型コロナウイルス感染症の影響による経済情勢に配慮し、十分に対応できる予算執行とされたい。

 

 

◆育児支援と防災緑地と平らな歩道の中野を創る会

2 外国人学校保護者補助の支給にあたっては、他の自治体において、保護者に支給した学費補助金を、制度の目的に反して、保護者が学校に納付させられる事例があるので、当区においてその様な実態がないかを調査し、その様な実態がない事を確認されたい。

 

 

◆無所属

3 新規事業の立ち上げにおいては、庁内で十分な議論と調整を行い、意思決定のプロセスを明確にした上で、議会への十分な説明をされたい。

 

4 高度な専門性を必要とする外部人材をアドバイザー等の形で採用するにあたっては、庁内での十分な議論と議会への速やかな報告をされた上で、進められたい。

 

○山本委員長 提出された意見を事務局に朗読してもらいます。

〔事務局次長 朗読〕

○山本委員長 これより付帯意見についてお諮りします。

 第6号議案に対する意見1について、起立により採決を行います。

 お諮りします。第6号議案に対する意見1を付帯意見とすることに賛成の委員は御起立願います。

〔賛成者起立〕

○山本委員長 起立多数。よって、本意見は付帯意見とすることと決しました。

 次に、第6号議案に対する意見2について、起立により採決を行います。

 お諮りします。第6号議案に対する意見2を付帯意見とすることに賛成の委員は御起立願います。

〔賛成者起立〕

○山本委員長 起立少数。よって、本意見は付帯意見としないことと決しました。

 次に、第6号議案に対する意見3について、起立により採決を行います。

 お諮りします。第6号議案に対する意見3を付帯意見とすることに賛成の委員は御起立願います。

〔賛成者起立〕

○山本委員長 起立多数。よって、本意見は付帯意見とすることと決しました。

 次に、第6号議案に対する意見4について、起立により採決を行います。

 お諮りします。第6号議案に対する意見4を付帯意見とすることに賛成の委員は御起立願います。

〔賛成者起立〕

○山本委員長 起立多数。よって、本意見は付帯意見とすることと決しました。

 以上をもちまして予算の審査を全て終了しました。

 この際、区長から発言を求められておりますので、これを許可します。

○酒井区長 一言御挨拶を申し上げます。長時間にわたりまして熱心な御審査をいただきましてありがとうございました。ただいま令和2年度予算案につきまして、可決すべきものとの御決定をいただきましたことに御礼を申し上げます。

 ただいまの付帯意見はもとより、御審査の中で頂きました御意見等につきましては、十分配慮いたしまして、積極的な区政運営に努めてまいります。ありがとうございました。

○山本委員長 以上で本日の日程を終了します。

 予算特別委員会を散会します。

午後2時00分閉会