令和2年05月01日中野区議会総務委員会(第1回臨時会)
令和2年05月01日中野区議会総務委員会(第1回臨時会)の会議録

中野区議会総務委員会〔令和2年5月1日〕

 

総務委員会会議記録

 

○開会日 令和2年5月1日

 

○場所  中野区議会第1委員会室

 

○開会  午後1時11分

 

○閉会  午後3時09分

 

○出席委員(9名)

 山本 たかし委員長

 内野 大三郎副委員長

 立石 りお委員

 内川 和久委員

 小林 ぜんいち委員

 白井 ひでふみ委員

 浦野 さとみ委員

 大内 しんご委員

 酒井 たくや委員

 

○欠席委員(0名)

 

○出席説明員

 副区長 白土 純

 副区長 横山 克人

 企画部長 高橋 昭彦

 企画部企画課長(企画部参事事務取扱) 石井 大輔

 企画部情報システム課長(企画部参事事務取扱) 平田 祐子

 企画部財政課長 森 克久

 総務部長 海老沢 憲一

 危機管理監 志村 和彦

 危機管理担当部長、新区役所整備担当部長 滝瀬 裕之

 総務部総務課長 浅川 靖

 総務部職員課長、人材育成担当課長 中谷 博

 総務部施設課長 髙田 班

 総務部危機管理課長、新区役所整備課長 中村 洋

 総務部防災担当課長 山田 健二

 総務部特別定額給付金担当課長 高橋 英昭

 

○事務局職員

 事務局長 長﨑 武史

 事務局次長 小堺 充

 書記 鎌形 聡美

 書記 五十嵐 一生

 

○委員長署名


審査日程

○委員会参与の変更及び異動について

○議案

 第47号議案 令和2年度中野区一般会計補正予算

 第48号議案 令和2年度中野区国民健康保険事業特別会計補正予算

 第49号議案 中野区職員の特殊勤務手当に関する条例の一部を改正する条例

○所管事項の報告

 1 新型コロナウイルス感染症拡大防止に係る来庁者等への検温等の実施について(防災担当、施設課)

 2 その他

○その他

 

委員長

 定足数に達しましたので、本日の総務委員会を開会いたします。

 

(午後1時11分)

 

 審査日程について協議事項があるため、委員会を暫時休憩いたします。

 

(午後1時11分)

 

委員長

 委員会を再開いたします。

 

(午後1時12分)

 

 本日の審査日程は、お手元の審査日程(案)(資料1)のとおりとし、第47号議案及び第48号議案は関連するため、一括して審査をしたいと思いますが、これに御異議ありませんか。

 

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 御異議ありませんので、そのように進めます。

 議事に入る前に、お手元の資料(資料2)のとおり、4月27日付で委員会参与の変更及び異動がありましたので、御承知おきください。

 それでは、議事に入ります。

 議案の審査を行います。

 第47号議案及び第48号議案の計2件を一括して議題に供します。

 なお、補正予算は当委員会に付託されていますが、第47号議案については区民、厚生、子ども文教委員会で、第48号議案については区民委員会で関係分を審査し、賛成多数となった意見があれば総務委員会に申し送られることになっておりますので、御承知おきください。

 それでは、本件について、理事者から補足説明を求めます。

森企画部財政課長

 それでは、第47号議案、令和2年度中野区一般会計補正予算及び第48号議案、令和2年度中野区国民健康保険事業特別会計補正予算につきまして、一括して補足説明をさせていただきます。

 まず、一般会計補正予算(第2次)のほうから御説明をいたします。お手元の議案書の14ページ、15ページをお開きください。

 歳入歳出予算事項別明細書でございます。歳入、歳出とも合計で354億2,811万4,000円を追加計上いたしまして、補正後予算額は1,823億9,509万6,000円となるものでございます。

 内容の御説明をいたします。18ページを御覧いただきたいと思います。2款企画費、5項情報システム費、4目情報基盤費でございますが、新型コロナウイルス等感染症対策や災害時の対応、職員の働き方改革等を進めるためのテレワーク環境の整備に係る経費を計上いたします。テレワーク環境につきましては、職員の私用の端末のほか、専用端末も利用できるように進めてまいります。経費につきましては、回線の使用料、環境構築作業委託、専用端末50台の購入経費等でございます。

 20ページを御覧ください。3款総務費、1項総務費、5目特別定額給付金費でございます。新型コロナウイルス感染症拡大に伴う緊急経済対策といたしまして、全区民、約34万人を対象に10万円の支給ということで事務を進めてまいります。給付に要する事務費として、システム改修費、申請書印刷、封入、封緘、発送等の経費、また、コールセンターの経費等を計上いたします。全額国庫支出金を見込んでおります。

 続きまして、22ページを御覧ください。4款区民費、3項税務費、3目納税費でございます。新型コロナウイルス感染症拡大の影響により納税が難しくなった方に対する相談体制の拡充等に係る経費、また、納税案内の業務委託料や納付書印刷経費、郵送料等を増額するものでございます。

 その真ん中、保険医療費の国民健康保険事業特別会計繰出金につきましては、特別会計の補正に伴うものでございます。

 一番下の5項産業観光費、2目産業振興費につきましては、新型コロナウイルス感染症拡大の影響により事業活動に影響が生じている区内中小企業に対する産業振興センターでの経営・融資相談の窓口を拡充するための経費の増額でございます。

 続きまして、24ページを御覧ください。5款子ども教育費、2項保育園・幼稚園費、1目保育園・幼稚園費でございます。区内の私立保育施設及び私立幼稚園等が実施いたします新型コロナウイルス感染症対策に係る経費、物品購入ですとか施設内の消毒経費等の一部の補助でございます。施設の定員により50万円から70万円の補助ということでございます。特定財源につきましては、国補助が保育施設、都補助が幼稚園に係るものでございます。

 続きまして、3項学校教育費、1目学校教育費及び5目学校経営支援費でございますが、区立小中学校の臨時休業期間中における在宅学習等の支援のための環境整備に係る経費を計上いたします。1目学校教育費におきましては、各学校に配置する会計年度任用職員の報酬等、5目学校経営支援費におきましては、在宅学習のためのネットワーク環境が整っていない生徒・児童へのモバイルルーターやタブレット端末の貸与の経費、また、環境構築経費、事務費等の計上でございます。特定財源につきましては、会計年度任用職員の経費やルーター及び通信費を都補助の対象としております。

 一番下の6目の学事費でございますが、就学援助世帯に対する区立小・中学校休業期間中の昼食費相当額の支援でございまして、1日500円ということで考えておるものでございます。

 26ページを御覧ください。5項子育て支援費、1目子育て支援費でございますが、子育て世帯への臨時特別給付金を児童手当受給世帯に対しまして給付するための経費の計上でございます。給付額は一人当たり1万円で、事務費を含めまして全額国庫補助を見込んでおります。

 28ページを御覧ください。6款地域支えあい推進費、4項すこやか福祉センター費の4目地域子育て支援費でございます。妊婦の方の新型コロナウイルス感染症予防のため、必要な物品やタクシー移動等に使える育児パッケージを保健師等の専門職による面接を実施した方に配付する経費の増額でございます。育児パッケージの金額は1万円で、育児パッケージの分につきまして、全額都補助を見込んでおります。

 30ページを御覧ください。7款健康福祉費、6項保健予防費、1目保健予防費でございますが、新型コロナウイルス感染者等に接する業務等に従事した保健所等の職員に支給する特殊勤務手当を計上いたします。手当の額については、業務内容や従事した場所によって異なりまして、日額が4,000円、3,000円、650円となってまいります。

 32ページを御覧ください。8款環境費、2項ごみゼロ推進費の2目資源回収推進費でございます。まず1の(1)の集団回収の支援でございますが、古紙相場の下落で収益が悪化しております集団回収事業者に対しまして、設定した基準単価を下回った場合に維持対策の支援金を交付するという経費を計上しております。

 その下の1の(2)のびん・缶・ペットボトル等の回収ですが、新型コロナウイルス感染症拡大防止により外出自粛要請の下、在宅生活の方が増えておりまして、びん・缶の排出量が増加しております。回収事業者が増車や時間外等で対応しているということもございますので、その回収に係る経費の増額ということでございます。

 34ページ、35ページは、人件費の補正に伴う給与費明細書でございます。

 以上が一般会計でございまして、次に、国民健康保険事業特別会計(第1次)の補正予算につきまして御説明いたします。

 38ページ、39ページが歳入歳出予算事項別明細書でございまして、歳入歳出とも2,591万8,000円を追加計上いたしまして、補正後予算額は328億291万8,000円となるものでございます。

 内容でございますが、42ページ、43ページを御覧ください。1款国保運営費、1項国保運営費でございまして、新型コロナウイルス感染症拡大の影響により保険料の減免や減額、徴収猶予などの相談や手続の増加に対応するため、こちらに記載の1目制度運営費、2目資格賦課費、3目保険料納付費のほうに窓口業務委託料や郵便料の増額、申請業務の補助を担う会計年度任用職員の報酬等を追加計上するものでございます。

 44ページ、45ページは人件費の補正に伴う給与費明細書でございます。

 御説明は以上でございます。よろしく御審査のほどお願い申し上げます。

委員長

 これより本件に対する質疑を行います。質疑はございませんか。

内川委員

 御説明ありがとうございます。ちょっと遠いんですけれども、聞こえていると思いますので。

 まず、情報システム費のところなんですが、先ほど50台という数字があったんですが、50台で補正予算額が1億3,000万円、非常に高額かなと思うんですけども、内容、内訳、ちょっと教えてもらえますか。

平田企画部情報システム課長(企画部参事事務取扱)

 今回、補正をお願いしている予算の内訳でございますが、初期設定費用としまして、データセンターで新しく外から接続するためのサーバー、それから、設定費用を計上させていただいております。それから、外から接続するものでございますけれども、今のところ、350台を想定してございます。新しく端末を調達するものが50台、それから、300台につきましては、職員の自宅のパソコン等を使用することを想定しているものでございます。その300台を外から安全に接続するための経費、それから、50台につきましては、別途専用線を予定しておりますので、その専用線の経費等を計上しているところでございます。その総額として1億3,000万円余となってございます。

内川委員

 今、環境のない方のところにそれらが50台、それ以外の300台は外からつなげるということですか。

平田企画部情報システム課長(企画部参事事務取扱)

 そのとおりでございます。

内川委員

 そうすると、これは1台当たり単価はどのぐらいかという数字は出ないですね。

平田企画部情報システム課長(企画部参事事務取扱)

 環境はそれぞれ異なっておりますので、1台当たりという平均単価は計算してございません。

内川委員

 トータルで350台というのは、現在の勤務状況、今、それだけ必要だということですか。要するに、代わりばんこで在宅で勤務する人がそれだけいるということですか。

平田企画部情報システム課長(企画部参事事務取扱)

 必要数としては500台程度が接続が必要になるというふうに見込んでいるところなんですが、例えば50台のほうは常時別途回線が必要だということで、使っても使わなくても回線使用料が発生します。ですので、350台でスタートして、状況を見て増強してまいりたいと考えているところでございます。

内川委員

 350人の方、これは自宅でテレワークをするんだということでよろしいんですね。

平田企画部情報システム課長(企画部参事事務取扱)

 現状が大体5割程度が在宅勤務をしている状況になってございますので、その状況を見まして500接続というふうになっています。

 すみません。5割を目指して今、やっているところでございますので、まだ実数としては5割には達していないということでございます。

内川委員

 在宅で勤務している方がいらっしゃると。今、環境が整っていない方というのは、仕事になっていないということですか。どうなんですか。

平田企画部情報システム課長(企画部参事事務取扱)

 こちらはあくまでも自宅の状況でございますので、職場におきましては、おおむね一人1台のPCが行き渡ってございます。

内川委員

 家で在宅ワークをしている方でこういう環境がないという方は仕事ができていないということですか。

平田企画部情報システム課長(企画部参事事務取扱)

 必ずしもPCがないと仕事ができないということでもございませんので、全体の中で50人程度は外につなげる環境が十分整っていない職員がいるというふうに見込んでいるものでございます。

内川委員

 今回、説明のところに感染症対策や災害時の対応、その後に職員の働き方改革を進めるためと書いてあるんですけど、これはどっちが優先なんですか。

平田企画部情報システム課長(企画部参事事務取扱)

 もともとテレワークの目的自体が働き方改革というところも色濃くございます。ですので、働き方改革を進めつつ、こういった感染症のパンデミック時にも使える環境を構築していきたいと考えているところでございます。

内川委員

 そうすると、今回、こういう非常事態にあって、これから進めようとしていた働き方改革に乗ろうと、今のうちにそういう環境を整えようと。要するに、働き方改革のためのテレワークが主であると、そういうことでよろしいんですか。

平田企画部情報システム課長(企画部参事事務取扱)

 主としては今回の非常事態ということがございまして、今回の補正をお願いしているところでございます。ただ、一度構築しますと、ずっと使える仕組みでございますので、また、働き方改革にも使用していきたいと考えているところでございます。

内川委員

 取りあえず350台で、御担当としては500台を目指していくんだということだと、今後、さらに補正を組んでいくとか、来年度予算に乗っけていくんだとか、そういったことが考えられるんですか。

平田企画部情報システム課長(企画部参事事務取扱)

 当面350台で運用しまして、不足するような状況が発生しましたら、また予算計上もお願いすることもあろうかと思います。

内川委員

 所管じゃないんですけれども、学校と家庭を結ぶインターネット環境をこれから構築していくんだということで、特に子どもたちの部分に関しては、機器による格差だとか環境による格差とか、そういったものが生まれないようにしてもらいたいんですけれども、職員のテレワークの環境というのは、そういったものは一切ないんですね。フルスペックの、そういったものを最初から入れていく予定ですか。

平田企画部情報システム課長(企画部参事事務取扱)

 現在、回線契約をする予定のものにつきましては、回線が太ければ太いほど高額な費用が発生しますので、50台接続に10ギガ程度の回線を想定してございます。ですので、ずっと動画を視聴するといったような状況になりますと不足することも考えられます。

内川委員

 置かれている環境によって、通信の速度とかそういったものは違っていく可能性があるということですか。

平田企画部情報システム課長(企画部参事事務取扱)

 もともと300台のほうの自宅のインターネット環境を使う想定のものにつきましては、職員の自宅のインターネット環境によって回線速度の差等は発生するというふうに考えております。

内川委員

 対象となる職員さんというのは、区議会事務局も含めて全てということですか。

平田企画部情報システム課長(企画部参事事務取扱)

 特に所属による区分はございません。

内川委員

 これで庁舎のほうはこういった環境ができるんだと。区議会のほうの環境としてはどう考えられますか。

小堺区議会事務局次長

 今、お話のありました職員の環境については、全庁的な施策の対応で賄えると思うんですが、議会運営の部分につきましては、先般の議会運営協議会で協議されて、一堂に会さないで議事をどういうふうに進めるかというところを協議させていただいたところでありまして、全ての会議体でそれを行うかどうかというところまでまだ決められていないところですので、段階を追って、そのところを議会運営協議会等で協議しながら運用を決めていって、それに伴って物を調達していくというような考え方になろうかと思います。

内川委員

 今、段階的にというお答えがありましたけれども、じゃ、議会でも対応してくれるんですね。

小堺区議会事務局次長

 具体的に今後、BCP等で災害時にどのように議員の方々に現場のほうで活動していただくかということに連動する話もありますので、そういったことを踏まえながら、積算根拠となる考え方を固めながら、そういったところを導入してまいりたいと思います。

内川委員

 でも、今、必要なんですよ、私たちも。いつやってくれるんですか。

小堺区議会事務局次長

 今年度、令和2年度予算に計上していないということもございまして、例えば区のほうからルーターをお借りするとか、アカウントをお借りするといったことで、例えばその想定の場合は、議会運営協議会とか議会運営委員会とか、そういったところではそのような運用ができていくのではないかというふうに思っています。

内川委員

 議会と区は車の両輪なんていう表現がありますけれども、今回の情報基盤の整備のところで一気に議会のほうも同時にやっていくべきだったんじゃないですか。

小堺区議会事務局次長

 議会側としましては、今、申し上げたように、考え方の根拠となる部分、BCPの在り方とかそういったものをしっかり固めてから、手順としては議会運営協議会で諮って、全体の確認を取りながら、議会の総意として導入していくんだという手順を踏むべきだというふうに考えておりますので、そのような方向で考えたいと思っています。

内川委員

 遅れている感が否めないんですけれども、議会のほうもぜひとも対応を考えていただきたい、これは要望にしておきます。

 それから、特別定額給付金のほうに移らせていただきます。

 昨日、国の補正予算が決まりました。これから定額給付金、各自治体、用意ドンで配る体制を整えていくということなんですけれども、中野区としては、いつ頃までに区民の手元にこの給付金が届く、それを予定していますか。

高橋総務部特別定額給付金担当課長

 現在のところ、5月中旬に区民の皆様に申請書を郵送いたしまして、その後、返送された申請書の確認、支払いのための処理を行いまして、5月中には初回の口座振込を完了できるような想定で検討を進めているところでございます。

内川委員

 5月中に手元に届くようにこれから体制を組んでいくんだというところなんですが、これは申請の方法によって、早い遅いの差というのは出てくると思うんですが、そこら辺はいかがですか。

高橋総務部特別定額給付金担当課長

 郵送によります受付とオンラインによる受付が基本となっておりますけれども、オンラインに関しては、先にお支払いができるような方向で検討を進めているところでございます。

内川委員

 私たちとしては、すぐにでも手元に届いてほしい、そういった方のところに優先度を設けて配っていただきたい、そのように考えているんですが、そういったことは区として考えていますか。

高橋総務部特別定額給付金担当課長

 給付の方法につきましては、様々な形、方法、手法を検討させていただいたんですけれども、一部を分離して先に処理をしようとしますと、全体の住民基本台帳との突合でありますとか事務が煩雑になりまして、かえって支給が遅れてしまうというようなことが考えられます。それを踏まえまして全体一括で進めるということで現在は検討しているところでございます。

内川委員

 そんな中でも江戸川区等では、特に困っている方専用のコールセンターを設けて対応しようとしています。中野区の場合はそういった考えはないですか。

高橋総務部特別定額給付金担当課長

 現状におきまして、特に困った方に対してのコールセンターなどは考えておりませんけれども、言わば先着順で受け付けてお支払いを順次行っていくような形になりますので、受け付けたものを速やかに処理し、適正な支払いをすることで、少しでも困っている方から先にお支払いできるような形が実現できるのではないかと考えております。

内川委員

 最後にします。

 マイナンバーカードを作って、マイナポータルと言いましたか、そこの画面を開くと、一番最初に特別定額給付金という項目が出てきて、そこをポチっとすると、幾つかの区ではすぐそこにアクセスできるという環境を整えてあるんですが、中野区の場合、どうなんですか。

高橋総務部特別定額給付金担当課長

 マイナポータルからの申請につきましては、中野区ではまだ準備中でございまして、連休明けにはそれによっての申請ができるような形での準備を進めております。

酒井委員

 では、関連して、特別定額給付金のところ、5月中旬に送付をして、5月中には給付できるようにしたいというふうなことだったと思うんですけれども、先ほどオンラインだと早くに給付できるような御発言があったと思うんですけれども、オンラインだとどれぐらいになりますか。いつから受け付けて、いつぐらいに配れますか。

高橋総務部特別定額給付金担当課長

 オンラインにつきましては、先にお支払いできるような形で検討しておりますけれども、具体的な日付でありますとか、そういったことにつきましては、まだ明確に申し上げる段階ではございません。

酒井委員

 申請書を5月中旬に送付したところ、5月中には支払えると言っているんですよ。それも早くにオンラインは準備しておかなきゃならないのに、そっちが今申し上げられないというのはちょっとおかしいと思うんですよね。どうしてなんですか。

高橋総務部特別定額給付金担当課長

 オンライン受付につきましては、オンラインの申請情報を受け取る処理というのが区のほうで必要でして、そちらの処理がまだ終わっていないことと、あと、具体的な受け取った申請書の処理でありますとか、そういったことにつきましては、区だけではできませんので、外部事業者とともに進めていかないといけない状況でございまして、そちらの契約にもまだ至っておらない段階ですので、はっきりした日付などは申し上げることができないという状況でございます。

酒井委員

 先ほど困っている方だとかそういった方を切り出して支給をすると、かえって遅れる可能性があるというふうな形で全体でやりたいというふうなお話だったんですよ。他方、オンラインは早く配れると言っているんですよ。そういう認識でよろしいんですか。

高橋総務部特別定額給付金担当課長

 オンラインに関しましては、別途お支払いの手続ができるような形で、国のほうもそういった趣旨で通知等が出ておりますので、そういった形で鋭意進めておりますけれども、具体的にはまだ検討中の段階ということでございます。

酒井委員

 こういうときに国の通知と言わないでいただきたいんですよ。国の通知で他の自治体は早くから配っているので、国の通知じゃなくて、いつ申請書が出て、もしくはいつ受け付けて、いつ頃配られるというのを区民の方にしっかりと示してあげることが大切なんですね。だったら、オンラインというのは大体これぐらいだろうと。先ほど申請書のほうに関しては5月中旬、そして5月中には支給するというお話がありましたが、一番区民の知りたいのは、それがより詳しくいつ頃かということなので、それに関しては、担当さん、急に担当になった中で大変なのは分かるんですけれども、生活している方も大変ですから、その辺りは早期により細かな日程が出せるように努めていただきたいと思います。

 それと、こちらの特別定額給付金ですけれども、4月27日時点で住民票登録があった方が対象だったかと思うんですけれども、給付される方は原則世帯主ですよね。他方、今、国会でも様々議論があってやっておりますけれども、DV等によって避難されている方、要するに原則世帯主が対象なんだけれども、そうじゃない例外というのは、どういうものがあって、区としてはどういうふうに対応していこうとお考えか、お聞かせください。

高橋総務部特別定額給付金担当課長

 今、おっしゃられましたような配偶者からの暴力を理由として避難されているようなDV関係の方、あと、いろんな施設に事情があってに入所されている方など、住民登録地以外でやむなく生活されているような方に関しましては、特別な配慮と一定の別の仕組みでのお支払いを行う予定でございます。

海老沢総務部長

 先ほどの答弁をちょっと補足させていただきますと、オンライン申請につきましては、申請自体はすぐに始められる状況であるというふうには考えておりますけども、支払いについては、昨日までの段階では、郵送と同じような時期になるだろうということで考えておりましたけれども、これは事業者と今、盛んに打合せをして、プロセスを日々構築している状況でございまして、毎日、内容について、もっと早くできないかということで詰めている段階でございますので、マイナポータルで申請された方についてはできるだけ早く、せっかく早く申請されて給付が遅いと同じになるということのないような形でできないかということで、現在検討しているという段階でございます。

酒井委員

 DVの話は置いておきますね。

 オンラインのほうは、冒頭、ちょっと聞きづらかったんですけど、簡潔に言うと、早期にできそうだなのか、もしくは受付は当然オンラインでできますけれども、突合の都合を考えると、最終的には申請書を頂いた場合と同じような形になってしまうかもしれないということですか。

海老沢総務部長

 今、検討している状況でございまして、オンラインについては、先ほど申しましたように、早く申請していただくというところでいうと、早く給付をしたいというところで、そこを抜き出してできないかというのを検討中でありまして、それについては早々に手続が整えばまたお知らせしたいというふうに考えております。

酒井委員

 さっき高齢世帯であったり困窮者世帯を切り分けてやると逆に時間がかかっちゃうと言っていて、オンラインだけ切り分けてやっちゃうことができるのかなと疑問が浮かぶんですけれども、もうここまでにしますが、様々大変だと思いますが、早く受け付ければやっぱり早く送っていただきたいというのは当事者の心境だと思いますので、大変だと思いますが、いろいろ工夫していただいて、全体的な給付が早まるよう努力していただきたいと思います。

海老沢総務部長

 とにかくスピーディにお配りをするというのは最大の目標としているところでございますので、できるだけ早いプロセスを取るということで、これから日々改善をしていきたいと考えております。

酒井委員

 DVのところをちょっとお尋ねしたいんですけど、様々配慮するとおっしゃっていたんですけれども、もう少し詳しく教えていただけないですか。例えば、他の自治体にいる方にはこちらからアプローチというのはあるんでしょうかね。それからまた、例えば期日はいつまでにやらなきゃならないんだとか、そういったところまで教えてください。

高橋総務部特別定額給付金担当課長

 DVに関しましては、原則は4月30日までにその方のお住まいの自治体に申出をしていただくことによって、住民票の置いてあるところにいらっしゃる世帯主の方に対しての支払いを止めるというような仕組みがありますけれども、30日を超えた段階でも申請していただきますと、世帯主様がいる自治体の支給が決定前でありましたら、その方の分を抜いて支給決定いたしますし、万が一支払ってしまった場合にも、後で返還請求をするというふうな考えが示されております。それで間違いなくDVの当事者の方には実態としてお住まいの自治体のほうからお支払いするというような仕組みになっております。

酒井委員

 柔軟に対応していただきたいと思うんですけれども、例えば、DVを受けているわけですよね。世帯主が絶対的に力が強くて、要するに送付してきたものも全部自分のところで送っちゃう可能性があるじゃないですか。それから、子どもの場合はどうするだとか、そういったことはどういうふうにお考えですか。

高橋総務部特別定額給付金担当課長

 世帯主の方が送ってしまった場合も、その段階で支給する自治体のほうで把握ができていなくて、一旦支払ってしまった場合にも、後にその事実が分かった段階で、自治体から世帯主のほうに返還請求をするということになります。

酒井委員

 返還請求は大変だと思うので、例えば入り口で整理できるといいと思うんですけれども、他方、世帯主が申請書を全部まとめちゃって送ったとしますよね、自分に振り込んでくれと。逃げている奥様、DVで避難されている奥様から電話で、いや、そうじゃないんだ、個別でいただきたいんだとか、そういうような問合せがあった場合は柔軟に対応できますか。

高橋総務部特別定額給付金担当課長

 そういった方につきましては、御相談を受けまして、対応させてまいります。

酒井委員

 ありがとうございます。柔軟にぜひ御対応いただきたいと思います。

 それから、テレワーク環境の整備のところをお尋ねさせてください。

 これはこの予算が成立後、いつからどのようになるかを簡単に教えてください。

平田企画部情報システム課長(企画部参事事務取扱)

 それぞれ段階的に稼働する予定でございまして、現在、職員のPCを使う環境につきましては、契約から2か月程度、それから、端末を調達して専用線をつなぐ環境につきましては、3か月から4か月程度で開始できるという見込みでおります。

酒井委員

 2か月後、3か月後という状況がどうなっているかは分かりませんが、例えば今後の感染症対策であったりだとか、それからまた、当然、働き方改革というのは進めていかなければならないんですよ。そういう中で1億3,000万円投資しているわけなんですよ。それが形になって出ていかなきゃならないと思うんです。今は緊急の状況なので、庁内クラスターを出しちゃならないという状況で、特例的な在宅勤務の形とか人事の担当さんが苦労されているとは思うんですよ。今後これを進めていくには、個人情報は持って帰れないんでしたかね。すると、自宅でできる業務というのをしっかりと選別していって、より1億3,000万円かけた効果が出るようにしていかなきゃならないと思うんです。

 人事のほうにお尋ねしたいんですけれども、これを行った結果、例えば来年度はテレワークであったり、区の働き方改革はどういうふうになっていかなければならないとお考えか、お聞かせください。

中谷総務部職員課長

 現在はテレワーク、ICTを活用した環境がない中で暫定的にといいますか、ある種アナログ的に在宅勤務を行っているところであります。今回ので外部からICTを活用して内部の庁内情報のシステムにアクセスできるような環境ができますので、在宅でできる仕事の幅がかなり広がるというふうに考えてございます。メールのチェックはもちろんですけれども、電子決裁などもできるようになりますので、在宅勤務はもちろんなんですけれども、出張先やほかの場所でもリモートワークといった形で効率よく仕事ができるようにもなりますし、また、これまでですと、介護や育児の関係で休暇を取得していた者についても、在宅でも働きやすい環境がさらに進むのかなというふうに考えております。

酒井委員

 ありがとうございます。

 在宅勤務というのは、当然ですけど、見えないんですよ。そういう中では、今後の区の評価の在り方というのは大きく変わってきますから、働き方改革を進める中、リモートワークを進める中では、評価の在り方というのも並行して一緒に今後考えていっていただきたいと思います。

 最後にします。学校教育費の区立小中学校休業中の昼食費支援があります。1点だけお尋ねしたいんですけれども、就学援助世帯ということで、要保護と準要保護世帯があると思います。要保護世帯に関しては、こちらの支援が収入認定された場合というのは、保護費から減額になると思うんですけれども、現状どういう状況か、確認させてください。

森企画部財政課長

 おっしゃるとおり、就学援助世帯の対象の中に生活保護受給世帯、140人ほどいらっしゃいます。国の基準を厳格に捉えますと、こういったものについては収入認定されるであろうという考え方もあるというのは承知はしているところでございますが、詳細については、生活保護の担当と今、教育委員会のほうで調整をしているところでございまして、しっかり考え方を整理した上で対応していきたいというところでございます。

酒井委員

 教育委員会と生活援護と財政で調整しても駄目なんですよ。国と東京都だと国・都の関係でしょう。だから、その辺りは、今、例えば国の方に照会をかけているのか、要望しているのかだとか、そういうことのほうが大切なんじゃないですか。今の状況はどうなっていますか。

森企画部財政課長

 国のほうに要望を出しているとかいう状況までは至っていないというふうに認識をしているところでございます。ですので、今後、状況をしっかり調整しまして、必要な対応を取ってまいりたいと考えております。

立石委員

 18ページの情報基盤費で重ならないところで確認いたします。

 まず使用端末から庁内のシステムにアクセスする方法、その際のセキュリティ面の課題などをお聞かせください。

平田企画部情報システム課長(企画部参事事務取扱)

 まず専用線のほうは、専用線ですので、かなりセキュリティ的には高いものを採用するということでございます。また一方で、職員の自宅のPCから接続するものでございますけれども、まず回線につきましては、インターネットのVPNと呼ばれるセキュリティを取った回線で接続することを予定してございます。

 また、運用方法でございますけれども、現在、インターネット分離環境で運用している仮想ブラウザと呼ばれる、自宅のコンピューターと直接やり取りはしない方法を想定してございまして、例えばファイルが職員のPCに残らない、そういった方法を取って、セキュリティを担保しながら運用していきたいと考えているところでございます。

立石委員

 先ほどアクセス権限が350あって、専用端末が50、300が私用端末という話があったと思うんですけども、私用端末から仮想ブラウザに300ID、ログインできるような権限を付与するということだと思うんですけど、上限は大体500ぐらいを目指していくというお話があって、IDというのは、例えば一回振ってしまった場合に、その方が使わなくなったらほかの方に振ったりとか、そういった管理は可能なものなんですか。

平田企画部情報システム課長(企画部参事事務取扱)

 直接的には、職員のPCに専用環境に接続するためのモジュールをインストールして使うことになります。その権限ですので、退職等で使わなくなった場合はアンインストールをしていただくということが必要になってまいります。また、IDにつきましても、ほかに使っていくということになります。

立石委員

 私用端末を管理するわけで、紛失した場合のリスクですとかそういったことも踏まえて、セキュリティのガイドラインというものは整備していただきたいと思います。

 また、情報基盤を変えるわけですから、インターネット環境の脆弱性なども新しく見えてくると思いますので、その辺の調査も併せて必要と思いますが、どのように考えますか。

平田企画部情報システム課長(企画部参事事務取扱)

 委員御指摘のとおり、セキュリティ上の担保というのは非常に重要なことだと考えております。先進的に取り組んでいる自治体、それから、企業等の事例等も勘案しながら、セキュリティについては確保してまいりたいと考えているところです。また、各種規定についても見直しを図ってまいります。

立石委員

 続いて、24ページの学校教育費、学校経営支援費に関してお尋ねいたします。

 まずモバイル端末、ルーターですとかIT学習指導員、こちらが採用されて動き出すスケジュール感について確認させてください。

森企画部財政課長

 これを議決いただきましたら、すぐに環境構築ですとかハードの調達や、併せまして、今、御指摘の会計年度任用職員の採用事務にも入りまして、できる限り優先的に取り組んでいったほうがよい、例えば中学3年生といったような方々もいらっしゃいますので、そういった方々については早い段階、5月中を目指して進めてまいりたいと考えております。

立石委員

 具体的なスケジュールが少し分かりづらかったんですが、手配できた数から、緊急性とか重要性の高いところから割り振って、なるべく早く進めていきますという認識でいいんですかね。

 それと、新しくモバイルなりルーターが届いて、家庭ごとに設定が難しい場合は、IT学習指導員がそちらのフォローもされるんですか。

平田企画部情報システム課長(企画部参事事務取扱)

 機器の調達については、情報システム課のほうで行うところでございます。あらかじめ設定したものを各御家庭には配付しようというふうに考えているところなんですが、各御家庭の環境によって若干差異がございますので、そういったところも含めて委託によるフォローを今、想定しているところでございます。

立石委員

 今、用意しているルーターですとか端末というのは、自宅学習、オンライン学習を進める上でのツールというか、環境整備をしている段階で、やはり重要なのは中身だと思うんですね。こちらは所管ではないので、具体的な内容については今、お答えできないと思うんですが、そういった予算取りも含めて、組織的に今、検討は進んでいるのでしょうか。

森企画部財政課長

 おっしゃられるように、単純に物があっただけでは効果的に進められないところでございますので、提供するサービスというか、コンテンツといったことも含めて、関係部署、教育委員会も交えながら調整をして対応していきたいと考えているところでございます。

立石委員

 最後にします。今、各校も工夫しながら、いろいろな学習環境を準備したりしていると思うんですが、こういったICTのものというのは、教育委員会ですとか企画部とかがある程度主導して、まとまったものを整備していく必要があると思いますので、そういった形で柔軟に調整をしながら進めていただければと思います。要望です。

浦野委員

 端的に伺います。

 まず19ページ、テレワークのところなんですけれども、先ほど、今後5割を目指していきますよというふうにありましたけれども、現状で在宅勤務されている方がおおよそ何割ぐらいなのか、部署とかを確認させてください。

中谷総務部職員課長

 在宅勤務そのものの内訳までは手元にないですけれども、先週末の段階で、在宅勤務だけではなくて、振替勤務ですとか、事故欠勤とか年休等もありますけども、職場の密集緩和のための様々な措置を講じた段階で、大体60%程度の出勤率になっているので、全体の4割の中で一部が在宅勤務をやっているという状況でございます。

浦野委員

 40%がやっているよと。ただ、その中でもちろん休みを取っている方もいるわけで、テレワークを実際にやっている方が何人かというのは今、把握はされていないということなんですか。

中谷総務部職員課長

 すみません。今、手元に資料がなくて、それはデータで抽出すれば分かる状況でございます。

浦野委員

 分かりました。じゃ、後で確認させてください。

 先ほど購入する台数等々ありましたけれども、今後どこの部署でこれをやっていくのかというのは、現状で各職場の把握をしてやっていくという見通しというか、それは立てられているんですか。それともこれから検討していくということなんですか。

中谷総務部職員課長

 特にどの部署と特定してやっていくというふうに考えてはございませんけれども、ただ、窓口を運営しているところについては、在宅ではなくて、直接窓口に出る業務等ございますので、一定なじまない部署はあるというふうには考えています。ただ、特にどの部署というふうに特定して進めていくということではなく、基本的にはできるものについては対応できるような形で全庁的に進めてまいりたいと考えてございます。

浦野委員

 今、御答弁の中で触れられたんですけど、例えば窓口業務、直接やっている税だったり国保だったり、生活援護とかもそうだと思うんですけども、そこは基本的に区民の方を相手にしているので難しいと思うんですけれども、例えば、これは前回の閉会中も少し申し上げたんですが、実際、援護課の窓口なんかは、毎日人が結構来ているわけですよ。今、援護課のほうに特に支援を出しているわけではないというふうに聞いているので、援護課の中で回しているという形になるんですけれども、もちろんテレワークを否定しているわけじゃなくて、職員さんの安全を守る、今の自粛の中で通勤を減らしていくということは当然必要だと思うんですけれども、一方で、今、特に区民の方と直接接している窓口のところは相当大変で、通常の業務がかなり滞ってしまっているというふうにも部署によっては伺っているので、部署ごとにテレワークできるところはやりながらも、全庁的に見たときに、窓口対応で大変になっているところには、職員課がそれを把握して、職員の支援を出していくということが一方で同時に必要だと思うんですけれども、その辺りは今、どのように考えているのでしょうか。

中谷総務部職員課長

 大原則として、まず定数の適正配置があるべきなのかなというふうには考えてございます。その上で、今回のような緊急事態の場合に、例えば事業を一時的に中止したり中断したりとかいった形で、明らかな業務量の減少が見込まれる部署があるならば、そこから、逆に新規事業等であったりとか区民の対応等で忙しい部署に臨時的に応援の体制を組むといったことも対応していきたいというふうに考えてございます。

浦野委員

 今回、テレワークのところに一般財源が投入されるわけですよね。今後それを進めていくという一方で、現状の中で大変な部署も生まれてきているので、これを進めながらも、全庁的に把握をして、当然、困った方が来て、いろんな窓口で待ってもらっている状況があるというふうにも聞いているので、それを同時にやっていくということが必要だと思うんですけども、ぜひそれは把握をして、職場で大変なところには全体的に支援を出すということをぜひ引き続きやっていただきたいと思うんですけれども、いかがでしょうか。

中谷総務部職員課長

 そういった負荷の高い所管がどこで、どのぐらい深く関わっているかといったことですとか、また逆にそうでないところがもしあるのであれば、そういったところも調査して職員課として把握していきたいというふうに考えてございます。

浦野委員

 ぜひそれは急ぎお願いしたいと思います。

 あと、特別定額給付金のところで1点伺います。先ほど酒井委員からDV被害の方への対応という質疑がありましたけど、これは当初、国が4月24日から30日ですよと、それを過ぎたら、もしかしたら世帯主に行くかもしれないので、ここ1週間の中でやってくださいと。区も特別に土日とこの間の祝日も電話対応の方も置いていただいて、実際、電話もあったというふうに聞いているので、その御対応には感謝したいと思います。

 同時に、さっき、国会での質疑の中でこの期間を過ぎても申請があれば今、避難されている方にも届きますよと、国会でのそういう答弁がありましたけれども、現在、区のアナウンス、ホームページを見ると、まだ原則30日までですよとなっているんですね。これをぱっと見ちゃうと、当初の期間どおりなのかなと。もう30日過ぎたら駄目なのねというふうに見て取れるので、今の国会での質疑なんかも踏まえて、基本的には申請があれば受け取れますよというアナウンスをぜひしていただきたいと思うんですけれども、最後に確認させてください。

高橋総務部特別定額給付金担当課長

 今、おっしゃったような内容について、ホームページの修正をしているところですので、早ければ今日中にもアップさせていただきたいと思っております。

小林委員

 今回、臨時会を開いて補正予算を審議するということで、354億円余の補正予算ということなんですけども、そのうち347億円は給付金関係の国庫補助、そして都支出金が15億円ということで、実質的には5億円程度の繰入金、財政調整基金を使うんだと思うんですけども、そういった仕組みになっているかと思います。

 そういった中で二、三聞きたいんですけども、まず1点目は給付金、今もありましたけれども、よくいただく相談の中に、高齢者の一人住まいで入院をしている方、それから高齢者施設に入っていらっしゃる方、しかしながら住所は中野に置いている、そういった方についての配慮というのはどのようになりますでしょうか。

高橋総務部特別定額給付金担当課長

 そうした方に関しましては、代理申請という形が認められておりますので、例えば親しい方でありますとか、施設の長でありますとか、そういった方からの申請で受け付けることができるということになってございます。

小林委員

 ということは、御本人がここにいらっしゃらなくても、御家族だったり、中には本当にお一人という方もいらっしゃって、後見人もつけていないようなケースもあるんですけども、そういった方はその施設なりのほうに連絡というか、送るというか、もしくは一定期間返事のない方については、区のほうから再度の御連絡といったことはされるようになっているのでしょうか。

高橋総務部特別定額給付金担当課長

 まだこれも検討中でございますけども、一定期間中に返送がなかった方には、何らかの形での確認をするというようなことも考えておるところではございます。

小林委員

 分かりました。

 次に、先ほど約5億円の一般財源を使っての補正予算であるというふうに申し上げました。そのうちの5分の3が教育費に充てられています。残りの2億円近い中で大きく割合を占めているのが、32、33のごみゼロ推進費の中に集団回収の支援ということがあります。二つあって、一つは集団回収の支援ともう一つはびん・缶・ペットボトル等の回収ということであります。先ほどペットボトル等の回収については、今、在宅によって量が増えているということがあったかと思うんですけれども、集団回収事業者に対する維持対策支援金の交付、この中身についてはどういったことでしょうか。

森企画部財政課長

 ここ最近、古紙相場、新聞、雑誌、段ボール、下落をしておりまして、集団回収をされている事業者さん、中野区の古紙を回収していただいている事業者さん、32事業者あるわけですが、かなり経営が苦しくなってきているということがございます。ですので、集団回収を維持していくといったようなことも大事でございまして、回収業者の方の支援といったようなこともありますので、今回、古紙の基準単価というのを設けまして、キロ10円なんですが、これは下落前の相場から基準単価10円と設定したところでございますが、そこから基準を下回った月については、差額の単価を回収量に掛けまして、支援金ということでお支払いをしていくといったことで今、考えているところでございます。

小林委員

 古紙単価については、昨年の夏から下がっていて、既に秋口には回収を取りやめている業者さんもあるわけで、本来は当初予算に組み込まれるべきものだったと思うんですけども、このタイミングで第2回定例会ではなくて補正予算、さっき言いました350億円強のうちの340億円は給付金である、その残りの中にこれを入れてきているという、異質的なものの意味がよく理解できないんですけれども、それほど当初予算の中にこれが見込まれていなかったということなのでしょうか。

森企画部財政課長

 おっしゃられるように、古紙の単価というのは、平成30年秋ぐらいから下落が来ていると。平成30年11月ぐらいが一番高かったんですが、それ以降、だんだん下がってきているといったようなことで、協同組合の方からも要望なども頂いていたところでございます。

 当初予算を組む段階から確かに下落傾向があったというのは事実なんですけども、当初予算のほうにはしっかり積算ができず計上できていなかったところでございますが、令和2年になりまして、2月、3月といったようなところになると、特にここ数か月は下落の幅も著しくなってきていると。前月と比べると10%近く下落が来ていて、かなり経営状況も悪化しているといったようなこともございましたので、至急対応する必要があるということで判断いたしまして、今回の補正のほうに計上させていただいたというところでございます。

小林委員

 もう一点伺います。

 先ほど約2億円ぐらいの中の大きな割合を占めると言いましたけれども、そのほかは、先ほどからもありましたけれども、職員の皆さん方の端末の整備ですとか、それから、その他もろもろの経費ということが主で、約3億円近い子ども教育に関わることだけが今回の区独自の一般財源によるところの支援なのかなというふうに見ました。

 これは補正予算の議案の中には入っていないんですけれども、中野区としてのコロナ対策に関わって補正予算が出ていますので、これが全てになるのでしょうか。それともそのほかにも既に行っているものもあるのでしょうか。

森企画部財政課長

 まず令和2年度の第1号補正としましては、第1回定例会で議決いただきましたが、利子補給の件と、必要な保健所職員に関する人件費や消耗品や医療費関係の経費を計上させていただいたところでございます。

 この4月の1か月間に緊急に対応すべき必要があった事項について、4月の予備費の中でも消耗品の購入ですとか保健所の体制を強化するための人件費や、あるいは人材派遣を受けまして、コールセンターを設置して電話対応を行うとかというような経費も予備費を充用させていただきまして対応したところでございます。

 また、ホームページ等でも二、三日前に広報させていただきましたが、PCR検査センターの開設ですとか、あるいは自宅療養者支援、自宅で療養されている方への日用品や食事の配付といったようなことについても、緊急を要するといったような判断の下、予備費の対応をさせていただいたというところでございます。

小林委員

 分かりました。予備費を使って幾らかの支援も既にされていると。今、伺う話は区民に直結している内容が含まれていまして、補正予算の中にそういったものが見込まれていなかったので、少し伺いました。

 そういった中で、これは要望になってしまうんですけど、区民に直接影響する中で、今、融資を受けられる方の相談が非常に多くあります。一つは産業振興センターで行っているもの、もう一つは社会福祉協議会で行っているもの、そうした中で、住民票ですとか印鑑証明、課税証明が有料化であるということと、ワンストップではないので、いろんな部署を回って歩かなければならないということが、銀行、それから、それぞれの場所を回って歩いて、かつ何度も往復しなければならないということで、そういった支援が今後は必要になってくるのかなと。社協では、国の通達によって今日から一部免除されたものもあるようですけれども、そういったところは配慮していくことが緊急性を持った、特にコロナ対策としては必要な対策なのではないかなというふうに思いました。

 最後に一点、今回の予算全体を見ますと、区民に対する支援というのは非常に少ない、区独自の支援が非常に少ないように感じるところです。今後についても、より深めて支援をお願いしたいと思います。

白井委員

 まず、私も特別定額給付金についてお伺いしたいと思います。

 他の委員からもありましたけども、区民の皆様にとって知りたいのは、いつ案内が届くのか、そして、それでもって給付がいつ行われるのかです。これに尽きるかなと言ってもいいと思います。

 先ほどの案内は5月の中旬、そして給付は5月中にはという話だったんですけど、もう少し明確に明示できませんかね。23区の中でも、確かに目途ではあるんですけども、かなり日付を明確に言っている自治体もあります。生活が困窮されている方々に将来の見通しも含めて、いつ頃出るのかというのは非常に大事なことになるので、もしくはいつ頃なら日付の明示ができるのか、これをお聞きしたいと思います。

高橋総務部特別定額給付金担当課長

 先ほども少し申し上げましたけど、これは外部の事業者との調整、その他契約に基づいた事務が発生いたします。今日の段階ではっきりと何日というふうなことを申し上げることは、申し訳ないんですけど、できないということで御容赦いただきたいと思います。

白井委員

 それでは、まず郵送での案内の件、それから、オンラインの件についても、いわゆる受付のホームページが立ち上がった段階でとか、逐一もしくはその目途が立った段階で区としてしっかり広報をお願いしたいと思います。

 それから、原則オンラインや郵送ということなんですけど、どうしても窓口でと、こういう高齢者の方々も予想されるところです。区側として、いわゆる持込みでの受付、どのように考えておられるでしょうか。

高橋総務部特別定額給付金担当課長

 そういった方がいらっしゃるであろうことは想定できますので、ただ、コロナの関係での感染防止のこともありますから、何らか、それ専用のポストを設けるでありますとか、なるべくであれば郵送にしていただきたいんですけども、そういった案内をしつつも、そういった方に関しては何らかの方法で申請書を受理するということを考えてまいりたいと思います。

白井委員

 そうすると、対応策は考えるということでよろしいですかね。

 それから、DVの件について、他の委員からもたくさんありましたけども、原則、国のほうとしては一律4月30日までというお話をしてきたところです。既に区側にも問合せがあったと聞いているんですけども、現段階、どのくらいの方々、世帯主のほうに一括ではなくて分けてほしい、もしくは住所地とは違う、こんな御相談が来ているのでしょうか。件数が分かれば教えてください。

高橋総務部特別定額給付金担当課長

 相談に関しましては、12件頂いております。

白井委員

 それから、うちの所管とは直接離れてくるので、分かれば概略で結構です。いわゆる児童手当の受給世帯である臨時特別給付金、子ども一人に対して1万円。それから、これは都の補助制度になるんですけども、妊婦の移動支援という形でタクシー券で1万円の支給があります。中野区においては、これを子ども商品券として置き換えて支給するという形になっています。また、区の独自施策になりました就学援助の受給世帯に対して、昼食費、1食500円換算で計算して給付をするとなっています。これはそれぞれの案内だとか、給付のタイミングというのはばらばらに御家庭に届くものですか。それぞれの振込む日付もばらばらになるのでしょうか。この辺、いかがでしょうか。

森企画部財政課長

 まず妊婦の方へのタクシー券等々、育児パッケージ給付の件に関しましては、例えば妊娠届をすこやか福祉センター等の窓口に出されました。そういったところで直接やり取りを職員とやったといったようなことになれば、その都度お渡ししていくといったようなことになります。ただ、例えば、既に平成31年度中に面接をやられて、もう出産間近だといったような妊婦の方につきましては、この補正を議決した後、郵送で案内がまいりますので、ちょっとタイミングがずれてくるかなというようなところが一つございます。

 就学援助世帯への案内なんですが、こちらについては、議決後、事務の処理に入りまして、5月中には振込みというような形で進めていきたいということで所管のほうから聞いているところでございます。

 それから、児童手当受給者に対する上乗せの1万円の給付のところなんですけれども、こちらについても、今後の事務処理の都合もあるんですけど、6月になってから案内等々手続が始まるかなというようなところは聞いているところでございます。

白井委員

 いずれにしても、案内、それから、給付のタイミング、他の委員からもありましたけども、とにかく早くです。他の自治体との競争だと思っていただいて、職員の皆さんには本当に申し訳ないですけれども、ある意味、残業、休日も返上していただくぐらいの覚悟でぜひお願いできればと思います。

 それから、我が会派の小林委員からもありましたけども、いわゆる社協での福祉資金、それから、産業振興センターで行われる融資制度について、受付の窓口が大変混雑しているという話を聞いております。郵送の手続が進んで、大分緩和されたという話も聞くんですけども、あえて今回、人員の窓口を確保することによって、窓口での混雑の解消という話になっています。現状、どのぐらいそれぞれに混んでいるのか、そして今回の補正予算によってどのぐらい緩和になるのか、お伺いいたします。

森企画部財政課長

 産業振興センターの融資の窓口の件については、大体待ち時間としまして、4月当初は1時間近くかかっていたといったような状況だったところなんですが、その後、郵送での受付も取り入れまして、今の段階では大分待ち時間も減ってきて、1時間いかない程度で受け付けられ、実際、窓口で相談できるといったようなところで産業振興センターのほうは聞いているところでございます。

 社協については、社協のほうも郵送受付を取り入れているところで、対応等について改善はしているところではあるんですが、実際のところ、受付の部分については、それぞれ予約が2週間、3週間先といったような状況も聞いているところでございます。

 今回の補正予算で提案させていただいております社協の窓口の部分については、中小企業診断士の導入につきまして、速やかに相談が受けられるような体制を整えるといったようなことで考えているところでございます。

 また、社会福祉協議会については、先ほどの小林委員の御質問でちょっと漏れてしまったんですが、社会福祉協議会の窓口の拡充といった部分についても、予備費のほうで至急ということで先週対応させていただきまして、こちらは職員4名いらっしゃるといったようなことで、現状を改善するよう努めていくといったことで捉えているところでございます。

白井委員

 社協の福祉資金に関しては、原則1週間で給付となっています。非常事態なので、しかも、混雑しているというのはよく分かった上なんですけども、なるべく早く手元に現金が続くような体制をぜひお願いしたいと思います。

 令和2年度の当初予算のときに同時補正を行って、いわゆる融資資金制度、今言った利子補填の部分、さらには保健所での人員体制の増加、医療物資の購入等々、第1弾として組んだ。今回が臨時議会で第2弾だと言えると思います。さらに今後、緊急事態宣言の延長やも議論されている最中です。長期戦覚悟の部分もあるかなと思うんですけども、より困窮する人がさらに増えてくる状況の中、区側として第3弾、さらには、まだ気が早いかもしれませんけども、終息期を見越して、経済・景気対策等々第4弾、これが第何弾になるか分かりませんけども、考えていかなければならないというふうに感じています。まずこの考え方を区に問うとともに、そのために財源がどうしても必要となってきます。国のように臨時の国債の発行というわけにはいきません。執行統制、中野区は令和2年度に行うといったままストップの状態、もしくは進んでいない状況です。大胆にやらないとなかなか予算も組めなくなってくるかと思います。今後の財源的なところを考えながら組んでいかなきゃならないと思うんですけども、この区の取組、2点お伺いしたいと思います。

森企画部財政課長

 おっしゃるように、次の第3号補正、第3弾ということで、生活されている方の支援、あと経済支援といったようなことについては、引き続き検討を進めているところでございます。ですので、第2回定例会に向けまして、しっかり考えているというところでございます。

 予算の執行統制のお話でございますが、先般の総務委員会で、例えば新規・拡充事業については一旦執行を見合わせたといったようなこと、あと様々、ほかの部分についても、歳入確保も含め、取組を進めていくということで御報告をさせていただきました。やらなきゃいけないこと、困っている方々への支援ということは当然必要だと思っています。しっかりそこは対応していくと。一方で、今後の財政状況も踏まえながら、持続可能な財政運営に取り組んでいけるように、予算の執行統制などなどについても今、検討を進めておりまして、先般、御説明させていただいたように、2定に向けてしっかり取り組んでいきたいと考えております。

大内委員

 1点、今回の特別定額給付金の申請期限というのはいつ頃になりそうですか。

高橋総務部特別定額給付金担当課長

 郵送申請を送付したときから3か月ということになってございます。

大内委員

 申請受付開始日からでしょう、正確に言えば。それがいつ頃になりそうですかと聞いている。

高橋総務部特別定額給付金担当課長

 先ほど申しましたとおり、5月の中旬に発送いたしますので、そのタイミングで開始という形になると思います。

大内委員

 5月の中旬というのは、いつからいつのこと言っているのという話になっちゃうんだよ。最初の発送が10日から20日の間のいつ頃なんですかと。要するに、郵送物の申請受付の基準があるでしょう。それが中旬というのは、いつのことを言っているのよ。連休明けて、6日、7日とあって、月曜日から始まるのか、いつから始まるのか、今の時点である程度分かるでしょう。それも分からないの。中旬というのは結構幅が広いんだよね。分からない。

高橋総務部特別定額給付金担当課長

 今のところは、13日、14日辺りの発送を予定しているところでございます。まだ確定的には申し上げることはできません。

大内委員

 だから、13日、14日に発送して、届いて、届いた日から受付開始日という計算になるんでしょう。どうなの、それは。申請受付開始日というのは、今回は郵送物が届いて、申請開始日というのだから、いつになるの。発送した次の日になるの、その日につかないから。翌日からということでいいんですか。届いたけど、まだ受付しないとかいう話じゃないんでしょう。あんまり細かいことを言っても、いつ頃になるかと聞いている。

高橋総務部特別定額給付金担当課長

 申請受付開始日というものを新たに設けまして、それに関しては周知をさせていただく形になります。

酒井委員

 先ほど白井委員のほうから、財政の在り方だとか、それから二の矢、三の矢といいますか、3次補正をどうするんだというふうな非常に大切な質疑があったかと思います。ある種、1次補正というのは、第1回定例会中にコロナウイルスの問題があって、そこで利子補給と保健師への補助というのができましたね。今回、臨時会が特別定額給付金の関係もあって開かれた中で2次補正が打てたという中で、次の第2回定例会の第3次補正で区独自の様々な施策を展開していかなければならないですし、それが終わった後というのは、第3回定例会まで間が空いてしまうかも知れませんね。そういう中では、3次補正というのは非常に問われてくるんだろうと思っておりますので、今日、2次補正が成立した後にすぐに取りかかっていただきたいと思っております。

 それと、財政をしっかりと見直していかなければならないというのは当然のことだと思います。執行の見直しも当然やっていかなければならないだろうと思います。他方、先ほどの答弁の中では、財政調整基金については触れられておりませんでした。こういうときにこそ財政調整基金も活用するというような答弁がやっぱりあるべきだと思うんです。

 東京都においては、今回、補正予算約3,700億円程度組んでいますよね。東京都の財調基金の残高は恐らく9,000億円ぐらいです。その約半分近く使っているんです。すなわち、見直しも絶対に必要なんです。大切なんです。他方、民需がここまで縮小している中で、公が徹底的に歳出を縮小することによる影響も大きいと思うんです。もちろん区の令和2年度の予算に関しては、見直すべきところは見直す。他方、しっかりと財政調整基金も活用して、本当に困った人に手が届くような政策を打っていただきたい、これが大切だと思っておりますが、お考え、いかがですか。

森企画部財政課長

 財政調整基金、年度間調整分として150億円を基本にということで積立てをしてきたところでございます。当然、区として必要な支援、生活支援、経済支援ということで考えていく必要があるといったような状況でありますので、そういったところについては、区として財政調整基金も活用しながら取り組んでいく必要があると考えております。

酒井委員

 先ほど絞るばっかりの話だったので、他方、財政調整基金もあるので、そこに関しても触れていただきたくて、あえてお尋ねさせていただきました。ありがとうございます。

委員長

 他に質疑はございませんか。

 よろしいですか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 委員会を暫時休憩いたします。

 

(午後2時34分)

 

委員長

 委員会を再開します。

 

(午後2時34分)

 

 第47号議案及び第48号議案の計2件について、一旦保留にしたいと思いますが、御異議ありませんか。

 

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 御異議ありませんので、そのように進めます。

 次に、第49号議案、中野区職員の特殊勤務手当に関する条例の一部を改正する条例を議題に供します。

 理事者の補足説明を求めます。

中谷総務部職員課長

 それでは、第49号議案、中野区職員の特殊勤務手当に関する条例の一部を改正する条例につきまして、補足説明をさせていただきます。お手元の新旧対照表(資料3)を御覧ください。

 本議案は、新型コロナウイルス感染症に関する防疫等業務手当の特例を措置するため、条例を改正するものでございます。

 この防疫等業務手当は、保健所等に勤務する職員が新型コロナウイルス感染症から区民の生命及び健康を保護するための業務に従事したときに支給するもので、手当の額は、1日につき4,000円を超えない範囲で規則で定めることといたします。

 この条例の施行の日は、公布の日でございますが、改正後の規定は令和2年1月27日から適用するものでございます。

 以上で補足説明とさせていただきます。よろしく御審議のほどお願い申し上げます。

委員長

 これより本件に対する質疑を行います。質疑はございませんか。

内川委員

 こういう緊急事態宣言が出された中での対応ということなんですけれども、保健所等の「等」には何が含まれていますか。

中谷総務部職員課長

 保健所とすこやか福祉センターになります。

内川委員

 後ほど御報告もあると思うんですが、役所の前で行われるサーモグラフィによる検温、そこに関わる人たちはどうなりますか。

中谷総務部職員課長

 今回のサーモカメラの対応では、37.5度以上の発熱がある方が来庁された場合に庁舎へ入ることを自粛していただくような対応ということになります。発熱しているかどうかといったことだけで判断をいたしますので、その中には新型コロナウイルス感染症の患者ではない人も相当程度含まれるというふうに想定してございまして、もちろんその中に患者の方が含まれる可能性は否定はできないですけれども、今回特殊勤務手当の対象とする業務と比較しますと、その危険性は低いというふうに考えてございまして、特殊勤務手当の支給対象外というふうに今は考えてございます。

内川委員

 同じぐらい怖いと思いますよ、本当に。

酒井委員

 1点だけすみません。特殊勤務手当というのは、平成18年もしくは平成19年頃に95%ほど見直されたと思うんですね。保健所の業務に関しては対象として残っていると思うんです。それがどういったものか簡潔に教えていただきたいのと、それと併せて今回は特例としてコロナ対応に関しての特殊勤務手当、そういう理解でいいですか。

中谷総務部職員課長

 現在の防疫等業務手当という特殊勤務手当はございまして、一類感染症の患者ですとか二類感染症の患者に接したとき、また、結核患者に接したときなどに1日につき650円を超えない範囲内で規則で定める額の特殊勤務手当を支給することとなってございます。

酒井委員

 それで、規則を見ると、対象が保健所もしくはすこやか福祉センターで勤務する者となっているんですね。今、保健所が大変な状況で応援で行っている方はいますか。

中谷総務部職員課長

 すこやか福祉センターの保健師が保健所の保健予防課に兼務で応援に行っている職員もございますし、また、事務職の職員で、事務的な作業になりますけれども、行っている職員もございます。

酒井委員

 要するに、すこやか福祉センターの方が行っても、もともと同じ特殊勤務手当の防疫業務の対象ですから、それはそうなんですけど、一般の職員が行っていて同じ仕事している場合というのは、今、あるのかないのかと、その取扱いはどうお考えですか。

中谷総務部職員課長

 現在、条例で想定している業務に従事する職員について、所属が違うことで対象外になる者はいないんじゃないかというふうに考えてございます。

酒井委員

 最後にします。新しい条例と今まで置いておった特殊勤務手当の残っておった防疫等業務手当というのがあるでしょう、コロナ以外の。こういったところで窓口で業務したことによって、特殊勤務手当というのが出るんだと思うんですけれども、それも対象にならないんだと、そういう理解でよろしいですか。今、応援に行っている職員が過去の防疫等業務手当等々で対象にはならない。要するに、コロナの問題があって応援している人がいて、そこに関しては対象にならないという理解でいいということですよね。

中谷総務部職員課長

 応援に行っている職員かもともと保健所の職員かということでは考えてございませんし、そもそも応援で行っている職員も兼務発令を受けているので、兼務ということでは保健所の職員にも該当しますので、所属が違うことによって同じ業務をしたのに対象外になるということはございません。

浦野委員

 1点だけ確認させてください。

 今回、補正のほうにも入っているんですけども、具体的に対象となる仕事の内容の方、そこをちょっと確認させてください。

中谷総務部職員課長

 まず作業の場所の要件がございまして、患者などが宿泊する施設やそのほか区長が認める場所として、院内感染が起きた病院や従業員の中に患者が発生した事業所などを想定していますが、そういった感染リスクが高い場所におきまして、患者などの身体に直接接触する業務や患者などに長時間にわたって接して行う業務、またそれらに準ずる者として、患者を車両等で指定病院に搬送する業務などを想定しています。また、それ以外の業務といたしまして、患者が使用した物件の処理業務などもございます。また、感染リスクの高い場所以外の場合には、患者に接触や接した業務などを行う場合には、金額としては650円の特殊勤務手当を想定してございます。

 先ほど御説明した業務の中で、特に身体に直接接触する業務や長時間にわたって接して行う業務などにつきましては、手当額は4,000円を想定してございまして、その他の業務で感染リスクの高い場所で行う業務は3,000円の想定でございます。

浦野委員

 ちょっと聞き漏らしたかもしれないですが、例えば検体を運ぶ方というのは、今の分類でいうと、どこに該当するんでしょう。

中谷総務部職員課長

 単純にPCR検査が終わった後に検体だけを運ぶ業務につきましては、それが危険性のある業務かどうかというところで対象になるかどうかというのは、運用解釈上考えていきたいというふうに考えてございます。

 PCR検査を行った場合に、1次、2次、3次というふうに容器を三重に梱包することになっているんですけれども、1次や2次の梱包するような作業に当たっては危険性を伴うので、そうした業務も特殊勤務手当の対象というふうに考えてございます。

 ただ、3次包装までして漏れないような密封された状態で、ただ運ぶ部分だけに従事するような場合には、一定程度危険性は回避されている状態というふうに考えていますので、今の段階では支給対象外にしようというふうに考えてございます。

浦野委員

 多分、組合とも今、話をされていると思うんですけど、確かに物を包装するのはリスクがある。ただ、今の御説明だと、厳重にした物を運ぶのであれば、そこまでではないのではないかということなんですけど、ただ、もちろん運んでいる途中にあってはいけないことだと思いますけど、何かの事故でそのものが破損をしてしまったりというのは当然ゼロではないわけで、なかなかどこで線引をするのかというのはあるにしても、物を運ぶという意味では、運ぶ身になれば、もし何かの事情であってはいけないけど、そうされれば、ウイルス感染するということもあるので、多分要望として出されていると思うんですけれども、ぜひ前向きに検討していただきたいと思うんですが、いかがでしょう。

中谷総務部職員課長

 先ほど申し上げた内容で組合とは交渉して妥結に至ってございます。搬送中にどれだけ梱包しても、交通事故が起きたときには検体が漏れ出すリスクがあるというお話なんですけれども、交通事故まで想定してしまうと、変な話、交通事故で場合によっては亡くなる可能性もあるわけで、それに特殊勤務手当を出すかというと出さないわけです。なので、そこまで想定した上での特殊勤務手当を支給すべき搬送業務が危険性を伴う業務かどうかというと、そうではないのではないかというふうに考えてございます。

委員長

 他に質疑はございませんか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 質疑がなければ、取扱いを協議するため、委員会を休憩いたします。

 

(午後2時44分)

 

委員長

 委員会を再開します。

 

(午後2時45分)

 

 質疑はありませんか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 なければ、質疑を終結いたします。

 次に、意見の開陳を行います。意見はありませんか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 なければ、意見の開陳を終結します。

 次に、討論を行います。討論はありませんか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 なければ、討論を終結します。

 これより第49号議案について採決を行います。

 お諮りします。第49号議案、中野区職員の特殊勤務手当に関する条例の一部を改正する条例を原案どおり可決すべきものと決することに御異議ありませんか。

 

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 御異議ありませんので、そのように決します。

 以上で第49号議案の審査を終了いたします。

 次に、所管事項の報告を受けます。

 1番、新型コロナウイルス感染症拡大防止に係る来庁者等への検温等の実施についての報告を求めます。

山田総務部防災担当課長

 それでは、報告をさせていただきます。(資料4)

 本件は、新型コロナウイルスの感染者が増加する中、感染拡大防止対策として、多数の区民が来庁する区役所本庁舎に入場者等への検温や発熱者への入場自粛等を行う体制を整備し、来庁者及び区職員の罹患や集団感染リスクを低減するものでございます。

 2、概要ですが、検温は庁舎正面入り口、北側入り口の2か所で実施するものとし、他の出入口は閉鎖いたします。検温の結果、37.5度以上の発熱が認められる来庁者には、区職員や警備員がお声がけをさせていただき、入場の自粛のお願いを行うとともに、屋外に設置する待機場所への案内、チラシを交付し、申請手続に関する問合せ先の案内や、感染の心配のある方には相談窓口を紹介するなどの対応を行います。また、所管課等の対面手続が必要な場合には、所管課職員が待機場所に赴き、必要な説明、対応を行います。詳細は、別紙1及び別紙2並びに別紙3をお読み取りいただければと思います。

 3、検温実施に係る対応方針でございますが、来庁者等のプライバシー保護については、発熱者が他の来庁者に察知されないよう、アラーム鳴動場所の選定や声かけ方法について、慎重かつ適切な対応を徹底するとともに、待機場所にはテントを設置し、横幕を配置するなどの視覚的な閉鎖措置を施します。

 次に、飛沫感染防止、社会的距離の確保(ソーシャルディスタンシング)については、発熱者に対応する職員等のマスク・手袋の装着や手指の消毒、ソーシャルディスタンシングの保持を徹底いたします。また、待機場所には飛沫防護幕の設置など、対面遮蔽策、出入口には来庁者等に対するソーシャルディスタンスに関する表示を行います。

 次ページを御覧ください。4、実施期間ですが、5月11日月曜日から29日金曜日とし、検温時間は平日の午前8時30分から午後5時といたします。

 なお、期間の延長については、今後の感染拡大の状況を踏まえて、別途検討することとしています。

 最後になりますが、本件に関する区民等への広報については、区ホームページやSNS等で行います。

 なお、本取組について、感染拡大の状況などを踏まえて、適宜見直しを行う予定でございます。

 報告は以上となります。

委員長

 ただいまの報告に対して質疑はございませんか。

大内委員

 議会棟側の出入口について確認をしておきたいんですけど。

小堺区議会事務局次長

 議会棟の管理者は議会棟管理規定によって局長になっておりますが、したがいまして、我々のほうで管理をするんですけども、あそこの出入口に関しては、今、主に現状、第三建設事務所の人が使っているということが分かっております。あと、一般の区民の方は保育の3階の窓口に来る方がたまに入ってくるようなことが分かっておりますが、基本的にはあちらは閉鎖せずに、かつ第三建設事務所のほうには協力依頼を求め、案内をしまして、北側または正面玄関のほうの出入口に誘導するような案内を区のほうと同じような文言で表示しまして、そのような対応をしようと思っております。

大内委員

 じゃ、議会棟に入ってくる一般の方たちは、特に検温のほうは通らなくてもいいの。

小堺区議会事務局次長

 区のほうの窓口に御用向きの方は、基本はサーモグラフィを通っていただくということになるので、そちらも今、申したように案内をさせていただいて、サーモグラフィがあるところをくぐってくださいというような表示を、内容はそこまで書かないんですけども、サーモグラフィがある正面玄関及び北側の出入口に誘導するような表示をしたいというふうに考えております。普通の議員の方のお客様もお見えになると思いますので、そこら辺は緩和させていただきたいと思っております。

大内委員

 議員のほうに陳情のことで来た人もそっちを通らないと駄目なんじゃないの。本庁舎のほうを通って入ってもらわないと駄目なんじゃないのかな。

 あと、ここで今、話合うことじゃないかもしれないけど、取りあえず朝来るときに一回そっちを通ってくださいよと。議員の人が発熱あっても普通に入っちゃまずいでしょう。だから、これはそこじゃなくてこっちの判断なの。かといって、協力してあげてね。要は、議会棟だけ関係なく出入りさせちゃったら、せっかくやっていても意味がなくなっちゃうし、そもそも議員のほうは発熱などに来ているのにどうかということになっちゃうから、それは後ほどほかのところでやってください。

 それと、あと、もう一点だけ。先ほども前の補正で出たんだけど、結局、検査をやる人は保健所だとかそういうところから来てもらうんじゃなくて、危機管理課だとかそこの人たちがやるの。要は、手袋をしたり、マスクをしたり、あるいは防護服とまでは言わないけども、もし発熱がある人に対応するというなら、そのぐらいのことをしておかなきゃいけないのかなと思ったときに、保健所の人とかがやるのかなと思ったんですけど、その辺はどうなんですか。

中村総務部危機管理課長

 今回、従事する職員でございますけども、各部の応援職員のローテーションでの対応を想定してございます。そちらで従事するときの職員の格好なんですけども、手袋、マスクの着用を基本に考えてございます。

大内委員

 基本的に発熱症状のある方だから、イコール陽性の方とか言っているんじゃないんだけど、ただ、防護服とまではいかないけど、普通のビニールの、そういうものぐらい着てやっていただいたほうがいいのかなと。それはそちらで後で考えていただくと。

 あと、自粛要請ということは、自粛しないと言ったら入ってこられちゃうじゃないですか。東京都も自粛要請しているけど、自粛要請を守らないと言うと、かなり強硬に言わないと、けんかになるまでやっちゃ困るけど、自粛と簡単に言っちゃうと、僕はどうしても用事があって、今日やらないと大変なことになっちゃうんですと。例えばさっき言った特別定額給付金の窓口に申し込んじゃっていて、今日やらないとできないですという人がいた場合に、自粛だと断り切れないじゃないですか。その辺は困る可能性が出てくるから、それもどうするかちゃんと決めておかないと、自粛でお願いしますと言って、自粛しないと言われたらそれまでだから、そういった人が出てくる可能性もあるということで、それらを想定しておいてくださいね。

山田総務部防災担当課長

 まず、委員の一つ目につきましては装備でございます。装備については、厚生労働省、また、東京都、さらには医療機関で活用されています日本環境感染学会のガイドラインを参考にさせていただきまして、今回マスク、手袋、手指の消毒、さらにはソーシャルディスタンシングの徹底ということで対応させていただこうと考えております。

 二つ目につきましては、今後、自粛の要請ということで一義的には始めますが、そういった方の対応について今後検討させていただきたいと考えております。

小林委員

 すみません。一つだけ教えてください。

 今回、来庁者、区の職員を除く一般区民の方々だと思うんですけども、検温等の実施ということで、実施時間が朝8時30分から午後5時というふうになっています。今、土日ですとか5時以降は窓口受付、あと夜間受付等については一切やっていないんでしたか。

滝瀬危機管理担当部長

 これまで火曜日の時間延長ですとか日曜日の開庁ということを区民部でやってきたところで、それについては今、行ってございません。それから、夜間と休日ということで、サンプラザ側に出入口がございます。そこでの対応については引き続き行うということでございます。

小林委員

 通常は別紙1に書かれている2か所以外は出入りはしませんよ、しかしながら、夜間については、サンプラザ側のところは出入りがありますよ、そこについても夜間は行いませんよ、朝8時半から夕方5時までなので、夜間についてはサーモグラフィの検温は行いませんよということでいいんですかね。

滝瀬危機管理担当部長

 正面出入口、北側出入口については、夜間は受け付けしていないわけでございまして、今、委員がおっしゃいましたサンプラザ側の出入口については夜間の受付をしているわけでございますが、ここについては引き続き窓口は開けておくというようなことでございます。検温機器の設置については、行わないということでございます。

小林委員

 そうすると、夜間に関わる方々、窓口の職員もそうですし、それから、熱がある方、そういった意味では、先ほどの大内委員の話もありましたけれども、緩やかな対応のように思えるんですけども、これはそもそもがそういうものなんですか。

滝瀬危機管理担当部長

 宿直の対応の状況でございますが、通常時の区役所の開庁時間と比較すると、窓口訪問者の数が少ないということでございまして、現時点ではサーモグラフィ等の設置を行わないというふうに考えておりますが、今後の状況なども踏まえまして、必要があれば別途検討していくというふうに考えていきたいと思います。

小林委員

 最後にします。

 来庁者ということなので、ちなみに、区の職員が登庁する時間帯には全く作動していないということでいいんですかね。8時半からスイッチが入るというか、どういう表現をするか分かりませんけども、8時半から5時までの間に行き来をする方々についての検温をされると、そういう理解でよろしいんですか。

山田総務部防災担当課長

 委員おっしゃるとおりでございます。ただ、8時半前に区職員は出勤いたしますので、そちらについては、以前から実施をしています。各自検温管理を毎日させていただいておりますので、そちらのほうで担保しているということで考えてございます。

白井委員

 出入口でサーモグラフィカメラを設置して、発熱が見受けられる方がいました。そうすると、各部局で担当の方を割り振って、その日の担当だった方が出入口の外にあるテントのところへ一旦誘導すると、こんな話なんですよね。疑いなので、まだ確たることは言えないんですけども、まずテントに案内された方、ここでの御案内は直接的にはなくて、あくまでも保健所の案内、この程度にとどまるものなんでしょうか。要するに、基本的にはお帰りいただく。手続がある場合は郵送等を御案内するんでしょうけども、実際には保健所等を直接誘導ではなくて、あくまで本人に御案内程度にとどまるということなんでしょうか。お伺いします。

山田総務部防災担当課長

 委員おっしゃるとおりでございます。まず基本的には自粛をお願いさせていただく。必要な場合には所管部署が赴いて手続をすると。保健所等の案内をするとかそういう話ではなくて、チラシを配って、そういう窓口があるという紹介をさせていただくようなイメージでございます。

白井委員

 御対応いただいた職員の方、保健所なんかでもそうですし、医療機関でもよく言われます。フェイスガードだとか、防護服なんていうのも、実は脱ぐときのほうが危ないというんですね。疑いではあります。この場合、マスクと手袋という話なんですけど、一般的に威圧感があるので、防護服で出ていくわけじゃなくて、スーツを想定されています。脱ぐものがないんですね。この方がそのままもう一回、持ち場に戻ってしまうと、分からない状態になります。さらに、交代でということは、持ち場の職員の方々がその翌日には違う部署に帰っていくことになるんですね。この点、どのような対応を考えておられるでしょうか。お伺いします。

山田総務部防災担当課長

 一応、ソーシャルディスタンスを取っていただいて、飛沫距離というのが大体1メートル前後と考えております。今回、2メートル近くの距離を取っていただくという形で、飛沫をしていないというイメージで交代を通常通りやっていくという形でございます。ただ、今後は発熱者の発生数だとかそういったものを鑑みまして、検討はしていくということで考えております。

白井委員

 距離を取っているから大丈夫というわけじゃなくて、ある程度、目安にすぎないですよね。特別な対応を取る職員がいて、庁内各部署から出てくることによって、かえって庁内での感染のリスクを高めるようなことにはならないということで言い切れるのでしょうか。いかがでしょう。

山田総務部防災担当課長

 決して感染しないとは言い切れないところがございます。ただ、感染のリスクは低いということで、厚生労働省だとか東京都、さらにはガイドライン等でお示しされておりましたので、今回そこを参考にさせていただいて、運用を開始するということでございます。

白井委員

 最後にします。庁舎の業務だとか、また、職員の方の安全を確保するための施策です。しっかり予防の講習だとかも含めて、やぶ蛇にならないように。これをやったがゆえに感染が広がったなんていうことにならないような対策をやっていただかないと、何のために取り組んだ施策なんだとなります。ですので、取りあえず交代で当たるということではなくて、対応が本当に取れるのかどうかというチェックも含めていただいて、お願いしたいと思います。最後、お願いしておきます。

山田総務部防災担当課長

 今後、検討してまいりたいと思います。

委員長

 他に質疑はございませんか。

 よろしいですか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 質疑がなければ、以上で本報告について終了いたします。

 次に、2番、その他で理事者から何か報告はありませんか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 なければ、以上で所管事項の報告を終了いたします。

 先ほど保留にしました第47号議案及び第48号議案の計2件を改めて議題に供します。

 この際申し上げます。補正予算に関係する委員会から申し送られた意見はありませんでした。

 他に質疑がなければ、取扱いを協議したいと思いますので、委員会を暫時休憩……。

酒井委員

 すみません。先ほど小林委員の質問の中から、コロナ対応で補正予算以外にこれまでどういう対応をされたかというので、予備費のことに触れていらっしゃったと思うんですけれども、予備費、現在、残高はどの程度になっていますか。

森企画部財政課長

 当初予算は3億円計上しておりまして、その半分の1億5,000万円弱を予備費充用しておりますので、そうすると、残高は1億5,000万円程度ということになります。

酒井委員

 今後、こちらで足りるのか足りないのかというのもあるかもしれませんし、他方、議会での議論があって、補正予算で新たな施策を打っていくというのも大切だと思います。しかし、特に急を要する場合では、こういった予備費というものは柔軟かつ迅速に活用していただきたいと思っておりますので、よろしくお願いいたします。

委員長

 他にございませんか。

 よろしいですか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 他に質疑がなければ、取扱いを協議したいと思いますので、委員会を暫時休憩いたします。

 

(午後3時05分)

 

委員長

 委員会を再開いたします。

 

(午後3時06分)

 

 質疑はありませんか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 なければ、質疑を終結します。

 次に、意見の開陳を行います。意見はありませんか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 なければ、意見の開陳を終結します。

 次に、討論を行います。討論はありませんか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 なければ、討論を終結します。

 初めに、第47号議案について採決を行います。

 お諮りします。第47号議案、令和2年度中野区一般会計補正予算を原案どおり可決すべきものと決することに御異議ありませんか。

 

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 御異議ありませんので、そのように決します。

 以上で第47号議案の審査を終了します。

 次に、第48号議案について採決を行います。

 お諮りします。第48号議案、令和2年度中野区国民健康保険事業特別会計補正予算を原案どおり可決すべきものと決することに御異議ありませんか。

 

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

 

 御異議ありませんので、そのように決します。

 以上で第48号議案の審査を終了します。

 次に、次回の委員会は第2回定例会中とし、急な案件が生じた場合は正副委員長から招集させていただきたいと思いますが、御異議ありませんか。

 

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 本日予定した日程は以上で終了しますが、委員、理事者から特に発言はありませんか。

大内委員

 区報なんだけど、うちのほうにも電話かかってきたんだけど、これは4月20日号なのね。このときには間に合わないから、要するにコロナウイルスの件で、こっちは今日なのかな、5日、入っていたの。この表紙、彼女たちがかわいいから、それはそれでいいんですけど、休憩にしてもらっていいですか。

委員長

 休憩いたします。

 

(午後3時07分)

 

委員長

 委員会を再開いたします。

 

(午後3時09分)

 

 他に発言はございませんか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 以上で本日の総務委員会を散会いたします。

 

(午後3時09分)