令和2年05月14日中野区議会厚生委員会
令和2年05月14日中野区議会厚生委員会の会議録

中野区議会厚生委員会〔令和2年5月14日〕

 

厚生委員会会議記録

 

○開会日 令和2年5月14日

 

○場所  中野区議会第1・2委員会室

 

○開会  午後1時00分

 

○閉会  午後3時38分

 

○出席委員(8名)

 ひやま 隆委員長

 甲田 ゆり子副委員長

 渡辺 たけし委員

 間 ひとみ委員

 若林 しげお委員

 いながき じゅん子委員

 南 かつひこ委員

 長沢 和彦委員

 

○欠席委員(0名)

 

○出席説明員

 地域支えあい推進部長 鳥井 文哉

 地域包括ケア推進担当部長、地域支えあい推進部地域包括ケア推進課長事務取扱 藤井 多希子

 地域活動推進課長 小山 真実

 地域保健福祉調整担当課長、中部すこやか福祉センター所長 高橋 均

 区民活動推進担当課長 宇田川 直子

 介護・高齢者支援課長、高齢者支援担当課長 葉山 義彦

 中部すこやか福祉センターアウトリーチ推進担当課長 落合 麻理子

 健康福祉部長、健康福祉部福祉推進課長事務取扱 岩浅 英樹

 保健所長、健康福祉部地域医療連携担当課長事務取扱 向山 晴子

 スポーツ振興課長 古本 正士

 保健企画課長 鈴木 宣広

 保健予防課長 石崎 公一

 

○事務局職員

 書記 若見 元彦

 書記 細井 翔太

 

○委員長署名


審査日程

○議題

 地域活動の推進について

 地域子育て支援及び地域保健福祉について

 介護保険及び高齢者支援について

 社会福祉について

 スポーツについて

 福祉事務所及び保健所について

 保健衛生について

○所管事項の報告

 1 温暖化対策推進オフィス跡施設整備について(地域活動推進課、中部すこやか福祉センター)

 2 新型コロナウイルス感染拡大に伴う高齢者への感染予防等の周知について(地域活動推進課、介護・高齢者支援課)

 3 新型コロナウイルス陽性自宅療養者緊急支援について(地域包括ケア推進課)

 4 中野区立総合体育館の整備工事期間の延伸について(スポーツ振興課)

 5 哲学堂野球場改修工事期間の延伸について(スポーツ振興課)

 6 旧中野中跡地における地域医療機関誘致選定結果について(保健企画課)

 7 PCR検査センターの設置について(保健予防課)

 8 その他

(1)3か月児健康診査(集団)の中止に伴う対応について(中部すこやか福祉センター)

 

 

○その他

 

委員長

 定足数に達しましたので、厚生委員会を開会します。

 

(午後1時00分)

 

 本日の審査日程ですが、お手元に配付の審査日程(案)(資料1)のとおり進めたいと思いますが、御異議ありませんか。

 

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 御異議ありませんので、そのように進めます。

 なお、審査に当たっては、午後5時を目途に進め、3時頃休憩を取りたいと思いますので、御協力をお願いします。

 それでは、議事に入ります。地域活動の推進について、地域子育て支援及び地域保健福祉について、介護保険及び高齢者支援について、社会福祉について、スポーツについて、福祉事務所及び保健所について、保健衛生についてを議題に供します。

 所管事項の報告を受けます。

 1番、温暖化対策推進オフィス跡施設整備についての報告を求めます。

小山地域活動推進課長

 それでは、お手元の資料を御覧ください。(資料2)温暖化対策推進オフィス跡施設整備について御報告をさせていただきます。

 中野五丁目にあります温暖化対策推進オフィス跡施設の再活用・整備について御報告をいたします。こちらの整備は、平成31年3月に策定した基本方針に基づき今年度行うものでございます。

 概要でございます。1番目です。整備予定施設は、中野区中野五丁目4-7にあります温暖化対策推進オフィス跡施設でございます。

 2番目に、整備の内容といたしましては、主に3階から5階に子育てひろば、地域包括支援センター・障害者支援事業所及び昭和区民活動センターの仮施設を整備するものでございます。

 お手元の資料の2枚目、3枚目に別紙がついてございます。3階から5階部分の配置につきましては、この平面図を御参考いただきたいというふうに思います。3階平面図、子育てひろばを整備いたします。4階平面図、地域包括支援センター・障害者相談支援事業所等を整備いたします。それから5階につきましては、区民活動センターの仮施設ということで整理をさせていただきたいというふうに考えているところでございます。

 次に今後の予定でございますけれども、本工事につきましては議決が必要な契約案件となってございまして、第2回定例会へ議案を提出することを考えているところでございます。契約締結後ですけれども、工事に入りまして年度内には竣工する予定でございます。各事業につきましては令和3年度に入って開設する予定でございます。具体的な開設時期につきましては、今後各所管と協議の上決定することとなります。工事を進めるに当たりましては、近隣及び1階・2階部分については保育園が入ってございますので、そちらの方たちへの御説明と安全対策に考慮いたしまして進めていきたいというふうに考えているところでございます。

 私からは、御報告は以上になります。よろしくお願いいたします。

委員長

 ただいまの報告に対し、質疑ありますか。

若林委員

 これは平成31年に話があって、これは予定どおりの今スケジュールの状態になっていますか。

小山地域活動推進課長

 当初の予定で進めさせていただくということになってございます。

若林委員

 そういったことに関して、今新型コロナのこういう影響がある中で、これは予定どおり進んでいくんですかね。いや、進まない場合のこととかもちょっと配慮して考えたほうがいいと思うんですが、いかがですか。

小山地域活動推進課長

 実はこちらの整備に関します事業者なんですけれども、4月の当初から募集というような手順に入ってございまして、契約上の手続の中ではなかなかストップの判断ができないということで、引き続き継続させていただくということと、これまで子育てひろばですとか、包括支援センター等の整備を進めるということで御説明もしてまいりましたので、進めさせていただきたいというふうに考えてございます。

 また、施設上も改修工事が必要な時期になってございまして、外壁も含めて1階、2階は既に保育園も御利用しているということですので、この時期にやらせていただきたいというふうに考えているところでございます。

若林委員

 これは、要は昭和区民活動センターが整備されるために一時的にという、仮ということなんですが、昭和区民活動センターもちょっと遅れているでしょう。そういった関係というのは、じゃあ、これは急いで、今外壁の話がありましたし、子育てひろばもあるんですけど、昭和区民活動センターに関して、そっちが遅れているのに、早くやる、予定どおりやる必要があるのかなというところはどうですか。

小山地域活動推進課長

 当委員会におきましても、昭和区民活動センターのことにつきましては御報告をさせていただいているところでございますけれども、その部分だけ後に整備をするというところはなかなかちょっと、この整備上難しいというふうに考えてございますので、3階から5階部分につきましては今回一括して整備をさせていただきたいというふうに考えているところでございます。

若林委員

 ということは、まあ、どうなるか分からないけど、一緒に整備をされて、向こうの区民活動センターはそのまま、それよりも早く区民活動センターを移動して、向こうが今度は空き状態になるのかな、どうなんだろう。その移動の感じというのはどう考えていますか。

小山地域活動推進課長

 地域の皆様と御相談をしている中では、現在の区民活動センターを皆さん御利用されるというようなお話を伺っているところですので、移るということではなく、現在の現地の区民活動センターを継続して御利用をいただくというような話になってございます。

若林委員

 ということは、新しくできても、少しの間空っぽの状態になるわけだ。一緒に整備をされたほうが予算的にいいんだとか、スケジュール的にいいんだというのもあるんだけれども、今回これだけに限らず、こういった新型コロナの関係で、かなり区からいろんなお金が出ているわけです。だから、こういうところにもちょっと目を傾けて、緊急で必要なのか。じゃあ、整備されて少し空くんだったら、まだ必要じゃないじゃないかと。じゃあ、この分を少し回そうか。そういうこともちょっとずつ考えていかないと、これだけを考えるんじゃなくて、全部含めた上で、これを考えないといかんのかなと思うんです。だから、それが、やっぱり一緒に整備したほうが予算的にいいんだというんだったら、それはしようがないんだけど、でも、そういったことを、これだけを考えるんじゃなくて、全体のうちのこれを考えないといけないのかなと思うんですけど、そこら辺は検討のしようがありますか。

小山地域活動推進課長

 先ほども申し上げたとおり、4月の当初から事業者、入札の関係では公募が始まりまして、現在事業者の選定の段階に入ってございます。確かに金額的なものではそのような検討もすべきというふうなところもございますけれども、昨年度、その前の段階から、先ほど申しました3点の理由がございまして整備を進めるということでまいりましたので、できれば、これにつきましてはこのまま継続して進めていきたいというふうに考えています。

若林委員

 まあ、予算で通ったことであるから予定どおりやるんだ、それはもっともなんです。ごもっともなんですよ。でも、この緊急事態において、必要であるものと必要でないものをしっかり分けてやってかないと、予算が通ったからそのままやるんじゃなくて、まして、新しくできてもしばらくの間使われないというんであれば、ちょっと話が違うんじゃないかなと思うんですよ。だから、これは実はもう少し考えてもらいたいなと今思っているんです。だから、すぐもう使われる、向こうが移らない、まして工事が進んでいないという話なのであれば、ちょっと考えたほうがいいかなと思うので、再度伺いますけど、ちょっと考えていただける、検討していただくことはできるのかな。

小山地域活動推進課長

 委員のおっしゃるとおり、今、この状況につきましては、予算をどのように使っていくかというのは、最優先すべきものにというふうなお話も理解できることでございますけれども、今、ちょっとそのような形で進んでおりますので、なかなか今この段階において中止をするというのは難しいかなというふうに考えておりますので、ぜひ進めさせていただけるように御了解いただければありがたいなというふうに思っているところでございます。

若林委員

 最後にします。昭和区民活動センターに関しては出来上がったときにそのまま今の場所でやる。ほかの施設に関してはそのまま3月に、出来上がったらスタートするのかな。

小山地域活動推進課長

 一応、令和3年度中に開設をするということで進めてございます。地域包括支援センターにつきましても、子育てひろばにつきましても、以前からお話をさせていただいているので、御利用したいというふうに期待をされていらっしゃる区民もいらっしゃるかなというところで、完成をしましたらば、迅速に対応させていただきたいというふうに考えております。

渡辺委員

 若林委員の質問にも関連することなんですが、結局この昭和区民活動センターの開設時期が未定というのは、桃園第二小学校の建て替えの問題と絡んでの延期になって、それが解決しない限りは、いつ開設するか未定だということであると私は認識しておりますし、それは学校関連のお話でもあるので、ちょっとここでどうこう質問するという話ではないんですけども、結局だから私も、学校がじゃあどういう形で、上高田小学校にちょっと仮設で借りてというふうなのが今、現地建て替えだとか区民活動センターも含めてどういうふうな在り方があるかみたいなことで話合いをしているというところの解決が、方針が決まらない限りは、ここの温暖化対策推進オフィス跡施設においてもいつから利用できるかというのも決まらないという状況であるから、今急いで工事しなくてもいいんじゃないかというふうな話だと思うんですね。先ほどちょっと、止めるのは難しいという話ではあるんですけども、新型コロナの時期でもあるし、もともとこういう小さい案件というのは入札業者も、過去いろいろ見ているとなかなか決まりづらい。人手不足なのか、いろんな資金の問題なのか分からないんだけれども、今急いでやったほうがトータルコストとしてはこちらのほうがいいんだというふうなことが分かるんだったらいいんですよ。要は後ろ倒しにしたほうが、例えばいろいろ落ち着いて、コストもかからずに、スムーズにできますよというんであればそっちがいいだろうという、そういう話をできれば聞きたいんですけども、その辺の説明というのが、今やっぱりやり取りを聞いていると、なかなかそういった回答が出てきていないと。そうすると何を判断基準にするか。今新型コロナの問題でいろんな、来年以降税収も少なくなってくるだろうし、いろんなところで新型コロナ対策で予算もかかってくるだろうし、その中でこういう、まだ先々決まっていないようなものを、予算が通ったから進めていくというところだけで御理解をしてもらいたいというふうな話だと、ちょっとそれは、もう少し精査をしてもらいたいなというところも、私は感じているところなんですね。その辺のコストの部分、やっぱりこれからはそういったところはより厳しくチェックしていかなきゃいけないところだと思うんですけども、その辺のコストの比較対象になるものを、何らかでいいからちょっと出してもらいたいなと思ったんですけども、その辺のところはどう考えていますか。

小山地域活動推進課長

 検討の中で一括して整備をする場合と分割をしてする場合というようなことでは、分割するよりもやはり一括して整備をしたほうがコスト的には安く収まるというようなことも判断の一つになってございましてこのような判断をさせていただいたところです。外壁ですとか、あと内部のものですとか、既にもう修繕が必要な部分というのも、仮のような形で対応させていただいたりもしておりますので、トータルで考えますとやはりこの機会に全体の改修工事をさせていただいたほうがコスト的にも少し軽く収まるのではないかという判断で行っているところでございます。

渡辺委員

 分割でするよりかは一括でやったほうが、もちろんコストが下がるのは分かるんですけども、時期ですよね。だから、一括で今やったほうがコストがかからないのか。それとも先送りして、桃園第二小学校の案件がしっかりと方針が決まって、計画もその辺が決まった上で、じゃあというふうにして、それが1年後かどれぐらいか分からないんですけども、その後にやったほうがいいのかという、その辺のところはどうですか。

小山地域活動推進課長

 この桃園第二小学校の関係につきましては、この一、二年で何か新しい建物ができるというような、そこら辺は未定になってございますので、そういうことから考えますと、今の状況を長期にそのままにしておくというのは、1階・2階に保育園もございますし、この機会にやっておかないと、今後は何らかの近いうちにも修繕が必要になるというような状況もございますので、そういった判断もありまして、この機会に全部改修をするというような判断に至っているものでございます。

渡辺委員

 そういう、今様々な、その施設の修繕も含め、ほっておくわけにもいかないというふうなことであれば今しかないというふうなこと、分かりました。その辺はそういった事情があるというところでやっていくんだなということで理解はしました。ただ、やっぱり、どうしても、私は地元でもあるんで、小学校の建て替えの関連で計画が大きく遅れているというところを非常に憂慮しているところでもあって、今、それが2年、3年になるか分からないというのもちょっと、それはそれで逆に不安を感じたところもあります。これは本当にある意味政治的な判断が必要なところもあるかと思いますので、ここでどうこう聞いても致し方ないところがあるかと思うので、もう質問は終わりにしますけども、とにかく地元の方の、これから説明があるということもしっかりしていくということでありますが、そういった今の話も踏まえた上で、きちんと理解を求めながら計画を進めていってもらいたいと思います。

長沢委員

 御苦労さまです。これは、温暖化対策推進オフィス跡施設の整備ということで御報告をいただいたわけなんだけど、要は、ちょっと別な視点というか、整備の話はこういう御報告なんだけど、すこやか福祉センターを、要するに圏域を増やすというのは昨年でしたよね。第3回定例会ぐらいに御報告をいただいた。ここがまさに渦中のところなんだけど、結局すこやか福祉センターとしての整備というのは、これは改めて不必要な、必要がないと見ていいですか。

小山地域活動推進課長

 昭和区民活動センターの仮施設としての役割が終わった後には、すこやか福祉センターを設置するということについては、当初の予定に変更はございませんが、今の段階では、昭和区民活動センターの開設の後ということになりますので、その話につきましては計画どおりということで今回は御報告をさせていただいておりませんけれども、予定といたしましては変更ございません。

長沢委員

 それで、何をもってすこやか福祉センターの完成形なのかちょっと僕は分からないんだけど、すこやか福祉センターというのがあって、子育てひろばは子育てひろばであって、ほかの四つの圏域のところをいうと中部すこやか福祉センターとか北部すこやか福祉センターとか。また、障害者の相談支援事業所もあるわけだよね。これを含めて、要するに相対的にすこやか福祉センターというんですか。そうじゃなくて、すこやか福祉センターはすこやか福祉センターであって、子育てひろば、どこにもあるんだよね。ああ、違うのかな。どこまであるの。障害者相談はあるね。そういうのが四つの圏域であって、これはどういうふうに捉えたらいいんですか。

小山地域活動推進課長

 建物の名前としましてはすこやか福祉センターということで、区が直営で実施をしてございますけれども、すこやか福祉センターの機能といいますと、やはり今区が直営でやっている部分と包括支援センターと障害者相談支援事業所というものも併せて地域の保健福祉の相談センターというようなところで位置付けをしているところです。子育てひろばにつきましては、実際やっているところとやっていないところもございますので、そこの部分については、子育て支援ということはすこやかの役割に入りますけれども、それがフル装備といいますか、必要な事業ということではないです。

長沢委員

 それは後で聞きます。もう一つ聞きたいのは、たしか御報告の中で、前の圏域の形、見直しの御報告の中で、令和3年、だから来年度の介護保険の事業計画においても必要な変更……。ああ、これは変更を行うということか。つまり、日常の生活圏域自身を変えるのは今度の、第8期の介護保険事業計画のところに、もっと言えば、ここで言っている障害者のもあるから、障害者の計画自身もこれは一緒に併せてやるんだよね。総体は何て言うんだっけ。健康……(「福祉総合推進計画」と呼ぶ者あり)その計画自身も今一つの一冊でやるじゃない。それも結局この圏域というか、ここに入ってくるものは反映させていくかのように僕は受け止めていたんだけど、そこはどういうことになりますか。

小山地域活動推進課長

 介護保険におけます日常生活圏域ということにつきましては、すこやか福祉センターの単位になってございますので、今回につきましては、中部の地域包括支援センターの担当エリアを分けるというような形でエリアは担当をしていくというようなことで進めているところでございます。ですので、今の四つの生活圏域というのは、来年度特に変更するものでございません。

長沢委員

 それで、先ほどすこやか福祉センターについての定義というか概念というかちょっとしたんだけど、まさにちょっと聞きたかったのは、この施設として、既に保育園は入っているじゃないですか。温暖化対策推進オフィス跡施設というのを一体いつまで使うのかなと思っているわけ。つまり、ここはいろいろ入っていて複合的なものになるわけだ。ましてや、ちょっと御指摘があった区民活動センターの仮の施設としても入るわけだけど、将来的にはいずれ全部が完成したときには何らかになるんだけど、それにしてもこれはどういうふうに名称としてつくるのかなと思ったわけ。たまたまさっきのすこやか福祉センターの話でそこの施設がという話になったから聞くんだけど、これってやっぱりずっとこの名前でやるのかな。

小山地域活動推進課長

 確かに施設を御案内するにしても、じゃあ、包括支援センターはどこにあるのといったときに、温暖化対策推進オフィスの跡施設というふうに御案内するわけにはいきませんので、そこら辺は今全然名称に関しましては検討はしていないので、大至急そこは少し分かりやすく御説明できるような形で考えていきたいというふうに思っております。

南委員

 先ほど来、質疑の中と説明の中で、工期についてはここに書いてある令和2年7月から令和3年3月まで。これでやることがもう決まっていて、事業者も4月から今募集している段階だから工期についても動かすことができないと。だから、この建設を進めていきたいという理解でよろしいですか。

小山地域活動推進課長

 そのような状況も判断の一つにございました。トータルといたしましては、やはり施設整備、改修等の整備も必要だということも判断の一つに入っているところでございます。

南委員

 それであと、平面図等を見させていただいて、3階は子育てひろばで全面を使う。4階は地域包括支援センター、障害者相談支援事業所。5階に、今様々質疑ありましたけれども、区民活動センターの仮事務所という形になっているんですけれども、例えば4階について洋室が二つありますけれども、これについては、地域包括支援センター、もしくは障害者相談支援事業所が何からの形で使う場合に、それ用の洋室の建て方というかが確保してあるということでよろしいんですか。

小山地域活動推進課長

 こちらの洋室につきましては、今の予定ですと、昭和区民活動センターの仮施設として使用できるような形で整備をしようかなというふうには考えているところでございます。

南委員

 当然、じゃあ、5階のところにある区民活動センターの仮事務所とその横にある洋室と4階にある洋室二つについては、仮ですけれども、昭和の集会室等について用意をしたということでよろしいですか。5階についても同じですか。

小山地域活動推進課長

 今現在の予定ではそのような形で、仮施設として使う予定で整備をいたします。

南委員

 それで、先ほどのお話からですと、桃園第二小学校のほうの整備が来年、再来年、2年後ぐらいまでには、まだめどが立たないということは、当然今回の仮施設を造るところについても、使われない状況が続くかもしれないということになってくるんですけども、その場合、桃園第二小学校の問題、また建て替えの問題ですし、昭和区民活動センターの建て替えの問題とか様々な複雑な問題が絡んでいる中で、それが解決しないことにはこちらを使ってもらえないということがずっと続いちゃうということになっちゃうんですか。

小山地域活動推進課長

 今の段階では、地域の皆さんのお話を伺いますと、こちらの施設をお使いになりたいという強い要望は伺っておりませんので、現在の昭和区民活動センターを御利用されるというような御意向のようでございますので、そういうことで桃園第二小学校の関係のことについてある程度明らかにならないと、仮施設ということで御利用することはなかなかできないかなというふうには思っているところです。

南委員

 ということはずっと、造ったとしても空き部屋の状態で、下手をすれば、もう何年間もそのままの状態、使われない状態がずっと続いてしまうことになるんですけども、そういうところから、今、若林委員にしても渡辺委員にしても、経費節減でちょっと待ったほうがいいんじゃないかというような話が出ているわけですが、これもどうしても動かせない、もう建てなきゃしようがない、そういうスケジュールになっているということで、もう建ててしまった後、この区民活動センターの仮施設で使う予定で用意したこの部屋について、何かほかに活用方法を考えていらっしゃらないんですか。

藤井地域支えあい推進部地域包括ケア推進課長事務取扱

 地域包括支援センターが令和3年度中に開設をする予定になっておりますので、区民活動センターが開設するまではそこの相談室であるとか、地域包括支援センターが実施する事業などで使わせていただければというふうに考えております。

南委員

 ということは、5階も全て、洋室全て地域包括支援センターの相談に来られたときの部屋として活用をしていくということでよろしいんですか。

藤井地域支えあい推進部地域包括ケア推進課長事務取扱

 今地域包括支援センターに委託している事業の中には、脳活講座であるとか、そういう認知症関連の講座などもございますので、そういう区民を相手にしたものであるとか、地域のケアマネ-ジャーさんに対する研修など、そういう事業でも使わせていただければと思っております。

南委員

 使っていただくのは十分いいんですけども、じゃあ仮に桃園第二小学校のほうの話がまとまった場合に、急に区民活動センターの仮事務所として借りるということになった場合に、地域包括支援センターのほうでやっている事業の皆さんが、じゃあ、今度その人たちの行き場はどうなるのかということが出てくると思うんですが、その辺は大丈夫なんですか。

藤井地域支えあい推進部地域包括ケア推進課長事務取扱

 その問題はあるかと承知しております。恐らく5年後ですとか6年後ですとかそのぐらいの時期になるかと思いますので、ちょっと問題点を見据えながら考えてまいりたいと思います。ただ、区民の通いの場というような事業はございませんので、単発の講座であるとか、相談室であるとか、そういう事業が主になっておりますので、行き場がなくなる区民の方はいらっしゃらないというふうに認識しております。

南委員

 いずれにしましても、しっかりとしたものを造られるということなので、区民からして本当に無駄な税金の使い方をされていないということをきちっと区が姿勢を示すということが非常に大事になってくるのと、使っていたのが急に使えなくなるとかといったことで、またそこで問題が生じるというのは一番区としてしてはならないことだと思いますので、今ここでああだこうだと言ってもしようがないことであると思いますので、その辺よくよく肝に銘じて運営のほうをよく考えてもらいたいと思いますので、これは要望としておきます。

小山地域活動推進課長

 すみません。先ほど、日常生活圏域の数のことでお尋ねがございまして、誤って答弁をしてしまいましたので、答弁を修正させていただきたいと思います。

 昨年10月7日の厚生委員会におきまして圏域のことについては御報告をさせていただいたところでございます。温暖化対策推進オフィスの跡施設にできます地域包括支援センターを含めまして、そこを5圏域といたしまして介護保険事業計画を作成していくということになってございますので、すみません、4圏域ではなく5圏域ということでよろしくお願いしたいというふうに思います。

長沢委員

 ありがとうございます。そうすると、5圏域にもうなっている。ではなくて、なる。それは、さっきちょっとたまたま介護保険事業計画、まあ介護保険も関係するよね。障害者のところも一応圏域としてつくるのかな。相談事業のというのは、あれは別に圏域は関係ないのかな。ちょっとそこも、答えられたらでいいや。つまり、日常圏域ということで、介護保険だけではなくて、まさにそれ以外の高齢者の様々な、今度は高齢者だけでもなくなってくるんだけど、そういうのが関わってくるんだけど、5圏域というのは令和3年、来年度からそういうことになっていく。そこが出発になるのかな。

葉山介護・高齢者支援課長

 すこやか福祉センターの予定が令和6年からということになっておりますので、第8期の次の第9期のときに5圏域ということを今のところ予定しておりまして、第8期ではそういったことを区としては考えているんだということをお示ししながら必要なことを検討していくという形になるかと思います。

長沢委員

 そうしたら、ちょっとこだわっちゃうんだけど、今言った、これだよね。10月7日のということで。ここで、すこやか福祉センターの圏域見直しの具体的な内容ということがずっと、人口比というか、高齢者の人口比だよね。人口とかそういうのを出して、その後に日常生活圏域の変更時期ということがあって……。ああ、これは令和6年にするか。ああ、ごめん、ごめん。令和6年にするという、今の御説明。そうすると、なお書きで言っている必要な変更というのは、これは何なのかというのを聞こうか。なお書きで、第8期のところにおいては必要な変更を行う。これは具体的には何を指しているんですか。

葉山介護・高齢者支援課長

 圏域ごとに、例えば施設整備等も目標を設定して整備を進めていっている状況でございます。四つの圏域が五つの圏域になるということはすごく大きな変更だと思っておりますので、それを事前に、実際に変わった第9期のときに検討するのではなくて、その前の第8期から計画をお示ししながら、審議会の中でも検討を進めていきたいというふうに考えております。

長沢委員

 分かりました。

委員長

 いいですか。

 他に質疑ありませんか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 なければ、以上で本報告について終了します。

 次に2番、新型コロナウイルス感染拡大に伴う高齢者への感染予防等の周知についての報告を求めます。

葉山介護・高齢者支援課長

 新型コロナウイルス感染拡大に伴う高齢者への感染予防等の周知について御報告いたします。(資料3)

 趣旨といたしましては、区有施設の休館、外出活動の抑制という状況の中、高齢者の外出の機会が減り様々な機能低下が危惧されます。そのため、感染拡大防止のポイントや体操、運動などの情報をお伝えして、感染予防、介護予防を図るというものでございます。

 2番の主な周知内容でございます。別添のチラシを御覧ください。青い枠で「3つの密を避けて」という面、こちらが表でございます。三つの密をお示しして避けていただくということ。その下、「予防のための5つの心がけ」。次に体操の情報。裏面では、手軽な運動を御紹介しております。最後に、困ったこと、不安等の御相談先をお知らせしてございます。基本的な周知内容としてはこのようになります。

 それから3番、周知内容です。(1)チラシ配布でございますけれども、こちらは75歳以上の単身世帯、高齢者のみの世帯を中心に郵送、ポスティング、合わせて約1万300件にお配りしております。そのほか区有施設、医師会、社会福祉協議会にも配置してございます。

 それから(2)番、ポスター掲示は、区のお知らせ板、町会・自治会の掲示板に掲示いたしました。

 (3)そのほか区のホームページ、区報で周知を図ってございます。

 御報告は以上でございます。

委員長

 ただいまの報告に対し、質疑はありますか。

若林委員

 気になるところがポスター掲示についてです。これは区のお知らせ掲示板や町会の掲示板、これは貼っていただくのはいつもどおり町会の人にお任せするんですか。

葉山介護・高齢者支援課長

 町会・自治会の掲示板につきましては、そのような形でお願いしております。それから区のお知らせ板については、シルバー人材センターのほうに委託という形でお願いしております。

若林委員

 やっぱりこれもこの時期なので、今までの掲示板の貼り方とかお願いの仕方じゃちょっといかんのかなと思っているんです。要するに区としては、変な外出をしないようにと言っている中で、いや、いや、この掲示板は町会で貼ってください。それはちょっと今までとは違ったお願いの仕方をしなきゃいかんと思っているんですが、今までどおりかな。変えることはあるのかな。

小山地域活動推進課長

 既にこちらにつきましては、4月の下旬からお願いをしているところです。通常は、区の町会連合会の理事会の場でお願いをするというようなことをさせていただいてから、各町会長さんにポスターをお配りして貼っていただくんですけれども、この時期ですので、なかなか外出については皆さん御不安もありますので、今回につきましては、すこやか福祉センターの所長が人事異動の御挨拶もなかなかできていない状況もございましたので、お電話をさせていただきまして御協力のお願いをさせていただき、町会長さんの御意向で貼っていただけるというところに今回ポスターをお配りさせていただいたというところでございますので、通常よりも少しきめ細かく対応させていただいたということでございます。

若林委員

 絶対そういうことは必要だと思っているんです。何でもかんでも町会に、ボランティアだからやってくださいというのは今回はちょっと違うのかなと。もちろん受けていただけない町会というのが出てくる。それは、しっかりと区のほうで対応していただくような形。区として新型コロナの感染拡大を防止する立場の上でお願いするのはちょっと違うかなと思って聞いてみました。これからも十分配慮しながら活動してください。ありがとうございます。要望です。

間委員

 11日に発送をされたということで、今日14日ですよね。今のところ何か御相談はというところで電話番号が載っていたりしますけれども、反響はあったのでしょうか。

宇田川区民活動推進担当課長

 11日に発送しましたのは、民生委員さんが訪問調査をする予定だった対象の方たちでございます。私どものほうにそんなに多くいろいろ問合せが来ている状況ではございませんけれども、やはり訪問を待っていらしたという独り暮らしの方から御連絡があったりというような状況ではございます。これから電話番号等を記載しておりますので、民生委員の皆さんのところにも、これからもいろんな御相談等があるかなということで、民生委員の皆さんと連携しながら対応のほうをしていくということで、すこやか福祉センターにも協力を求めながらということで進めていこうというふうに思っています。

間委員

 ありがとうございます。待っていたというお声があったというところで、やっぱり届ける必要があったのかなと思うので、もう少し早くお届けしたら、もう少し早く御相談もあったのかなというところもちょっと思うんですけれども。

 ちょっと内容についてなんですが、こちら「3つの密」のところなんかですと、例えば、今政府からマスクが届いていますけれども、非常によく似た情報だなという印象なんですね。もちろん予防というところでお伝えしていかなきゃいけないというのも分かるんですけれども、限られたスペースのところで、ちょっと分かり切ったとかよく言われている3密のところを強く押していくのが大事だったのかなというところを少し思いまして、運動というところが裏面に書いてありますけれども、やっぱりフレイル予防というところも考えますと、こういったところを大事にしていくとか、こういったところで御相談いただくというところも非常に重要だと思うのですが、今後どのように高齢者の方に、運動ができなかったりして廃用症候群になったりとか、それでどんどん、これまでできていた外出ができなくなってしまったりとか、そういったことを防いでいかなきゃいけないという意識を持っていただくために、区としては何かをしていくというつもりなんでしょうか。チラシをまた配るとか。

葉山介護・高齢者支援課長

 今、新型コロナの状況も刻々と変わっている状況もございます。その時々の状況に合わせまして、こちらも工夫しながら情報をお届けしたいと思っております。

南委員

 チラシの配布を、このチラシをお配りしていただいた。これを配布するということで、まず、イのところの「上記ア以外の高齢者世帯」というのはどういう世帯なんですか。

宇田川区民活動推進担当課長

 75歳以上の単身世帯及び高齢者のみ世帯の中で、民生委員の皆さんの調査をするに当たって事前調査というのも行っています。こうした対象の方でも、民生委員さんは来なくて大丈夫ですということでお返事をいただいている方というのがいらっしゃいます。そういった方がこちらのイの主な対象というふうになっております。

南委員

 分かりました。それで、今回特にアのところで75歳以上の単身世帯及び高齢者のみ世帯、民生委員の皆様によって、訪問調査活動をする対象者のところへ本来でしたら行っていただくんですけども、今回は新型コロナの関係で行くことができないと。そういうところからこの3密を防いだり体操などをお知らせして健康を維持していただくという意味で配布をされているんだと思うんですけども、今、民生委員の方々は中野区で何人いらっしゃるんでしたっけ。

宇田川区民活動推進担当課長

 今委嘱している方の人数は285名です。

南委員

 先ほども少し言いましたが、要は、私からしたら、チラシを配りに行くというのは別に構わないんですけども、先ほど来のお話ですと、電話を待っている、区として。待っているというのが非常に何か受け身的で、じゃあ、配ったけど、電話のあった方の状況は分かるけど、電話のなかった方々の状況というのは区はどういうふうに掌握するんですか。

宇田川区民活動推進担当課長

 民生委員の皆さんが訪問調査の対象としていた方につきましては、電話等の連絡先等をお知らせするとともに、民生委員の皆さんには対象者の名簿を全てお渡ししております。それで、これからこの感染状況がどういうふうに変わっていくかということにもよるんですけれども、民生委員の皆さんは、御自身の地域で担当する方の名簿をお持ちですので、今後民生委員の皆さんとも協議しながら、どういうふうに把握していくかということは進めていきたいというふうに考えています。あと、アウトリーチの担当のほうがイの対象につきましては、ポスティングでチラシをまいた後、必要な方についてはお電話等で状況を把握していくということを進めるということで今取り組んでいるところでございます。

南委員

 いや、ですから、私が言っているのは、チラシを配ったままで、そのまま置いておいて、ほっぽらかしていいのかということをお伺いしているんですよ。285名の民生委員の方々が、今課長がおっしゃったように名簿を持っていらっしゃるわけですよね。であるならば、この民生委員の方々から、お一人お一人の状況を知るために、例えば電話をするとかそういったことをお一人お一人にされていったらどうなんでしょうか。でないと、ただチラシを配って困った人だけとか何か、そういう方々だけ電話を待っているという受け身な状況は絶対よくない。ましてや、緊急事態宣言が1か月、さらに2か月、この5月末まで東京の場合は延長されたわけですから。高齢者の方々というのは体を動かさないとどんどん筋力が落ちていく。そうなって落ちていけば、家の中での転倒とかで骨折したりという可能性が非常に高くなってくるわけですね。だから、そういう状況を、電話をすることで区がこれだけ一生懸命見てくれるんだというところを見せていかないと状況が把握できない。本当にちょっと厳しいようであれば、また様々な、医療機関であるとか介護保険であるとか、そういうところと連携を取ることもできるようになっていくじゃないですか。その状況をいち早く知るには、ただ向こうから、高齢者の方から待っているだけではなくて、区から自ら調査に出向く。行けないから電話で民生委員の方々にやっていただく。じゃあ、その電話代については、それはまた別予算でも何でもいいじゃないですか。それを立ててしてあげるというような、そういう方法を取らないと、高齢者の方々はどんどん健康を悪くしていくような、その点が非常に危惧されている。そこを非常に心配しているんですけども、その辺どのようにお考えですか。

宇田川区民活動推進担当課長

 委員御指摘のような状況については心配な状況もあり、こうしたチラシを配布することにしたという契機でございますけれども、実は民生委員の方たちも、今回訪問調査を延期したことに伴って、どういうふうに御自身の地域の方たちの高齢者を支援していくかということは、今協議もしているところでございます。ただ、電話番号については、民生委員さんの方が電話番号を把握されているという方は緊急連絡カードを持っている方、あと個別に民生委員がつながっている方に限定されておりますので、ちょっと電話だけで全てができるという状況でもございませんので、ただ、今、電話を使って状況を把握するということについては民生委員の皆さんとも協議しておりますので、チラシを置きっ放しにしてそのままということではなく、対応については検討はしていきたいというふうに考えております。

南委員

 電話番号が分からないところもそれはあるでしょう。それから先ほど言ったイの方のように、民生委員が来られることを拒否されていらっしゃる方もいる。でも、そういう方々も行政の立場からすれば守っていかなきゃいけないんですよ。向こうが拒否していたとしても、何としてもそこをこじ開けるような最善の努力を区としてぜひやっていただきたいと思いますので、これは要望としておきます。

委員長

 要望ですね。他に質疑ありませんか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 なければ、以上で本報告については終了します。

 次に3番、新型コロナウイルス陽性自宅療養者緊急支援についての報告を求めます。

藤井地域支えあい推進部地域包括ケア推進課長事務取扱

 それでは、私から、新型コロナウイルス陽性自宅療養者緊急支援について御報告いたします。(資料4)

 新型コロナウイルス感染症のウイルス遺伝子(PCR)検査で陽性となった方は、重症の方は感染症指定医療機関などへの入院、あるいは、軽症の方は東京都が運営する宿泊療養施設での滞在・健康観察を現在行っているところでございます。その一方で、入院待機中などの御事情により、直ちに入院や宿泊療養が受けられない方につきましては、下記のとおり食料品等の物資を支給する支援を行っております。

 具体的な支援の対象者としましては、1番、以下のうちの希望者となっております。(1)新型コロナウイルス感染症のPCR検査で陽性となった方のうち、事情により直ちに入院または宿泊療養をしていない方で、家族等の支援が受けられないなどの食料品等の調達が困難な方。(2)としましては、その方の同居していらっしゃる18歳未満の子または介護や看護が必要な家族の方となっております。

 2番、支援内容といたしましては、調理が不要の食料品、具体的には御飯パックやレトルト食品、フリーズドライなどの食品になりますが、それら1週間分を一つの箱に詰めてお届けするということ。そして、日用品につきましてはトイレットペーパーであるとかごみ袋といったものを詰め合わせた生活支援セットを地域支えあい推進部の職員が自宅の玄関前まで配達をするというものでございます。

 支援の期間といたしましては、保健所から新型コロナウイルス感染症のPCR検査の陽性告知をされた日の翌日から必要な期間となっております。

 支給の開始日は5月1日から開始をしております。

 5番、支援物資の購入先なんですけれども、その第一弾目の商品の調達先としましては、地域活性化包括連携協定を締結している株式会社セブン-イレブン・ジャパンをはじめとして、本事業への協力(履行)体制が整っており、必要な食料品、つまり生鮮食品ではなくて、ある程度日もちのするような食品等を調達、あるいは納品までスムーズにやっていただける事業者から物品を調達しております。

 御報告は以上です。

委員長

 ただいまの報告に対し、質疑はありますか。

長沢委員

 ありがとうございます。いや、直接的な御報告の中身じゃないので恐縮なんですけど、ちょっと教えてほしい。ちょっと専門的な話かもしれないんだけど、全国各地でなんだけど、入院待機中という方は、これは入院が必要だという判断ですか。つまり、軽症の方で自宅で待機してくださいという方がイコール入院待機中なのか。そこを教えてほしいんです。

向山保健所長

 今のお話、ちょっと経過がございました。3月の恐らく終わりから、かなり東京都も患者数が一挙に増えてまいりまして、それまでは、入院は全員原則というようにしていたものを、病状に応じて自宅待機を認めると。現実にはそれをせざるを得ないという状況がございます。ただ、先般からも、埼玉県の事例もそうでございますが、一定の症状がある方に関しては現在でも当然入院をしていただくということが必要になりますので、現在では本当に1日程度で調整できておりますけれども、感染症の指定医療機関ないし感染症の入院協力の病床への移送までの間、非常に重症で急ぐ方というのは当然その日に緊急で調整させますが、おおむね1日程度の待機で現在はほぼ入院ができていると。ただ、本当にピークの間は全く、申込みはしても、入院調整でかなり病床が上回ってしまって、現実にはかなり長期の待機、あるいは自宅療養せざるを得なかったという方もいらっしゃいます。

長沢委員

 いや、何で伺ったかというと、報道によればというか、結局、軽症だったんだけど、例えば、昨日まで軽症だったんだけど、いきなり急変してという形で自宅でお亡くなりになったという方もいらっしゃったと。自宅の待機だった。それは入院待機という、直接そうではなかったかもしれない。今のお話だと、今のところというのは、現在では待機中という方はいらしても、かなり、感染指定なり感染協力の病院のところへスムーズにというのか、今のところはなっているということでいいのか。

向山保健所長

 今のお話、たしか4月23日に国から通知が参りまして、それまでは比較的軽症の方に関しては自宅ないし宿泊療養と。中等症以上の方とか合併症をお持ちの方とか、こういった方は入院というような一定の区分が4月の頭からなされていたんですが、やはり急変の問題等があって、原則、当然宿泊療養、軽症の方でも宿泊療養を強くお勧めをしているということと、それから当然病状の関係では、医師が必要と認める方は入院をしていくということでございます。今の状態であれば、宿泊にしても、入院に関しても比較的スムーズに対応できていると。この数週間ですね。ゴールデンウイーク前ぐらいからかなりスムーズな状況になってきているということでございます。

 このほかに、実はなかなか難しいんですが、御本人の都合でホテルなど、例えば何か動物を飼っていらっしゃるとか、特殊な音楽をやっていらっしゃるという方の場合は、病状をかなり細かくチェックをして、やむを得ず自宅療養という場合もございます。

長沢委員

 ありがとうございます。ちょっとこの後PCRの検査の話も御報告があると思うんだけど、そうでなくても、例えば今、本当にPCR検査をもっとやらないとねという話で、増やしていきましょうという話にもなっているんだけど、そうすると分母が増えて、当然ながらそこから確率として陽性の方も出て、その際も同じように、だから、今は何とかというか、そういう形でやられているけども、この後じゃあどうなるのかと。要するに陽性になって、自宅待機じゃなくて、言ってみれば宿泊施設へ行っていただく、待機の方は。あるいは入院のほうもあるんだけど、ちょっと状況がまた違ってくる可能性もないわけではないと。こういったときはどうなんでしょう。これも中野区だけで考えてよという話じゃないと思うんだけど。国なり東京都なり何か一定示したりしているんでしょうか。そこが分かれば。

向山保健所長

 国の専門家会議などの試算で、一定のピークにどれだけの入院病床が必要であるかというようなことは各都道府県で示されておりますので、東京都もさらなる病床の確保ということで、現在4月に遡って6月いっぱい、病床の拡充といったところは非常に急いで進めていると。現在たまたま少なくはなっておりますが、また状態によってはかなりの方が増えてくる。ただ、やはり入院が必要な方というのは一定の症状がある方、もちろん急変ということはあるんですけども、例えば、宿泊施設に一旦お入りいただいて、医学的な管理の下に、万が一状態が変わった場合は、速やかに入院につないでいくと。こういった仕組みも含めて総体として何とか自宅療養という形ではなくて対応していきたいということが、これは東京都としても、つい最近はこの方針を強く示してきているということでございます。PCRが全体に広がってまいりまして、昨日の抗原検査の導入といったところも始まってまいりますので、どれだけ裾野が広がっていくかというところもございますが、目指していくのはあくまでも入院ないしは宿泊施設での管理ということで、それに向けて区もできる協力はしていくということでございます。

長沢委員

 ありがとうございます。それで、ちょっとすみません。じゃあ、実際の緊急支援のほうなんだけど、これは数とか聞いちゃ駄目なんですか。傾向として、今どうなの。この1日から。まだ半月だけど。ちょっとそこだけ教えてください。

委員長

 では、委員会を休憩します。

 

(午後2時04分)

 

委員長

 では、委員会を再開します。

 

(午後2時07分)

 

南委員

 ちょっと、休憩をお願いします。

委員長

 委員会を休憩します。

 

(午後2時07分)

 

委員長

 それでは、委員会を再開します。

 

(午後2時10分)

 

 他に質疑はありませんか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 なければ、以上で本報告について終了します。

 次に4番、中野区立総合体育館の整備工事期間の延伸についての報告を求めます。

古本スポーツ振興課長

 中野区立総合体育館の整備工事期間の延伸について御報告をいたします。(資料5)

 資料を御覧いただきたいと思います。まず1番でございます。対象となる施設の名称、中野区立総合体育館。所在地は、中野区新井三丁目37番でございます。

 次に2番、変更後の工期でございます。令和2年7月31日でございます。延伸前の竣工日は令和2年5月29日でございました。

 3番、延伸の理由でございます。新型コロナウイルス感染症の拡大防止のため、工事を受注しております事業者より以下のような申出を受け、区としてこれを認めたことによるものでございます。

 まず一つ目といたしましては、4月11日から当面の間、作業員数を縮小するとともに、日曜日と祝日に加えまして土曜日も工事を中止するというものです。

 次に二つ目といたしまして、4月25日から5月6日までの間、全日工事を中止するというものでございます。

 4番、費用負担でございます。工事受注事業者との協議によりまして、追加の費用は発生をしないというものでございます。

 5番、今後のスケジュールでございます。本年7月31日に総合体育館の竣工を予定してございます。なお、開所式につきましては、日程が決まり次第、御報告させていただきたいと思います。

 報告は以上でございます。

委員長

 ただいまの報告に対し、質疑はありますか。

若林委員

 これは、延伸の理由は分かったんですけれども、オリンピックもなくなりました。体育館の工事も新型コロナによって少し延びますという中で、旧体育館とのスケジュールの関係というのはどうなっていますか。

古本スポーツ振興課長

 旧体育館のこれまでの予定では、9月末まで運営を行います。10月1日以降、現在の体育館を使用する予定でございました。オリンピック・パラリンピックとの関係ですけども、今度新体育館のほうですけども、当初の予定では5月末にこの体育館が竣工いたしまして、7月から9月初旬にかけて公式に練習会場として使われると。ですので、実際に区民の方が使われるのは10月1日以降ですので、今回の新型コロナによる延期によりましても、その開始時期には変更ございません。

若林委員

 分かりました。じゃあ、そっちのほうは今までどおりということになるんですけれども、これは新型コロナに関してなんですが、来年度、東京オリンピック開催のときのスケジュールというのはもう考えていらっしゃいますか。

古本スポーツ振興課長

 まだ組織委員会からは正式な来年のことは連絡が来ておりませんので、今後状況に応じて検討することになろうかと思います。

南委員

 今回新型コロナの関係で工事事業者側からの申出で工期が延びるということになったんですけども、それについてはここに書いてあるように、工事事業者側からの申出なので、費用負担の追加はない。現状の契約でいくということだと思うんですけども、私は平和の森公園の前から自動車で通って、こちらに来るとき日々体育館の様子を、出来上がる様子を見ることができるんですけども、確かにここのところ、おっしゃるように土日祝と休みであるのと、工事期間が延びたことによって、作業員の方々の出入りが非常にまばらになったなというのは感じているんですけども、ちょっと前置きが長いんですが、今現在、要は、本来でしたら5月末竣工の予定で、当然竣工するときには竣工検査があって、そこには施主である中野区も立ち会わなきゃならないはずなんですけども、こういった大きな工事のときには段階ごとに検査があるはずなんですけども、今までにそういう、その段階ごとの検査というのはあったんですか。なぜそんなことを聞くかといったら、大体どれぐらいの状況、今、何割ぐらい出来上がっているのかというのを聞きたかったので、そういう段階的な検査というのは今まで何回かあったんですか。

古本スポーツ振興課長

 今後の想定なんですけども、これまでのことをちょっと、工事を今実際に執行委任して所管しているのは施設課になりますので、詳しくはそちらになるんですけども、今後の予定で聞いておるのは、7月末に出来上がりますが、それまでの7月の後半は消防とか国の基準に沿っているかという検査が行われまして、7月末に出来上がりますと、今度は区のほうの検査が行われるというふうに聞いております。

南委員

 ということは、大体、今の段階で何割ぐらい建て込みが出来上がっているのかというのは、全くまだ区としては把握できていないということですか。

古本スポーツ振興課長

 4月末現在の出来高で申しますと、約86%というふうに聞いています。

南委員

 86%ですから、随分出来上がってきたなという感はいたします。後はもうとにかく事故なく仕上げていただきたいのと、当然新型コロナ対策で工事事業者側も工期を延ばしてほしいという依頼がありますので、作業員の方々が健康でしっかりと工事ができるように祈るばかりなんですけども、あと、7月に延びた中で竣工が7月末ということですので、その後の開館セレモニー、そういったことはどういうふうにお考えなんですか。

古本スポーツ振興課長

 開所式という、そういうセレモニー的なことと、当初考えていたのは、後は実際に使われる際にはスポーツ的なイベントを考えていたところなんですけども、昨今の状況によって、大勢の人が集まってスポーツを観戦するとかというのは、今は難しいかなと思います。ですので、開所式的なセレモニー的なもの、それも多分人を限定してというふうになろうかと思いますけども、それについてもどういう段階でできるようになるかという見込みが立ってから検討していきたいというふうに考えています。

南委員

 中野区にとって新しい体育館が出来上がることになりますので、その辺よくよく検討していただいて、すばらしい開所式になるように、新型コロナのことでもうこれだけ世の中がすごく重い雰囲気の中にある中で、中野区にとってはすばらしい体育館が出来上がることになりますので、その雰囲気を和らげるといいますか、そのためのすばらしい開所式が出来上がるように、区として全力で取り組んでもらいたいと思いますので、これは要望としておきます。

間委員

 工事の延伸に付随して、指定管理とかって開始時期はずれたりするんでしょうか。

古本スポーツ振興課長

 指定管理は6月1日からで、これは変更ございません。というのは、この指定管理は、公園の部分と体育館の部分というのがありまして、6月1日からは当然公園の部分の整備、清掃とかそういうのが始まりますので、指定管理の時期についてはこれまでどおりでございます。

間委員

 ありがとうございます。そうしましたら、指定管理者のほうに、今後、先ほどのセレモニーというお話も含め、イベントだったりということをやっていただくと思うんですけれども、セレモニーが新型コロナの影響も考えてということでしたが、指定管理者に対してもそういった、今後第2波、第3波が来るかもしれないとかということも考えて、何か工夫をしていってほしいということも話されているんでしょうか。

古本スポーツ振興課長

 指定管理者とは日々協議を行っておりまして、安全に区民にどういうふうに使っていただくかというのは、指定管理者とも相談、協議をしております。

南委員

 今、指定管理の話が出ましたのでもう一度ちょっとお聞きしたいんですけども、指定管理は4月1日から、公園の部分は指定管理が始まっているということですけど、体育館はまだ出来上がっていないわけですね。7月末竣工で、それ以降使用できるようになるということは、体育館が出来上がるまでの7月31日ですか、指定管理者に体育館も任せるということになるまでの指定管理料については、それは減額になるという考えでいいですか。

古本スポーツ振興課長

 指定管理期間は6月1日からです。当初、これまでの予定ですと、7月から、さっきも言いました9月の頭まではオリンピック・パラリンピックで使いますので、その間は特に、例えば利用料が入ってくるとか、そういうのはもともと想定していなかったところです。今回、理由は異なりますけども、区民利用は9月末まで行いませんので、特に指定管理料と申しますのは、利用者からの収入と区からのお金を合わせて運用していきますけども、それについても大きな、事情は違えども、そういう指定管理料に影響するところはあまり、今のところ大きな影響はないというところでございます。

南委員

 すみません、私は4月1日と言いましたけど、6月1日から、指定管理が始まるのは。もう平和の森公園は4月1日から開園したんですよね。それで指定管理は、公園の部分についてはもうしているわけですよね。(「してない」と呼ぶ者あり)あっ、していない。6月1日から併せてやるということになるということですね。でも、体育館についてはまだ1か月間、出来上がっていないということは、指定管理者に完璧に指定管理を委託する状況じゃないわけですよね。その部分の指定管理料というのは払ってしまうということなんですか。

古本スポーツ振興課長

 体育館は確かにできてはいないんですけども、実際に使うに当たっての、利用者に対する事前登録とかもあるんですけども、そういう仕事であるとか、あと区民の人に対する説明、例えば問合せに対する回答とかそういうのは行っていきます。ですので、建物自体の管理は確かにないんですけれども、実際の区民の人に使っていただくための準備的な作業というのはございます。ですので、全く、建物の管理のところはないですけども、確かに……。建物も、そうですね。もちろん光熱水費とかそういうのは影響がありますので、その辺はきちっと精査して協定を結ぶ予定でございます。

南委員

 ちょっとよく分からないんですけど、光熱費は精算しますけど、引いた分はもう指定管理料として渡しちゃいますよということですか。体育館はまだ出来上がっていないのに。その辺おかしくないですか。

古本スポーツ振興課長

 確かにおっしゃるとおり、当初の予定とは異なっていますので、それについては今年の状況を反映した形でもって指定管理者とは協定を結ぶようになっております。ですので、去年と全く、当初の予定のとおり全く同じということではございませんので、今回の現在の状況に合わせた形で額というのは精査しております。

南委員

 何か歯切れが悪いんですけども、どっちなんですか。じゃあ、今回の新型コロナの関係でどうしても工事事業者から延ばしてほしいということで7月末まで2か月延びたわけですよね。でも、指定管理は6月1日からだったけれども、今、じゃあ、協議をこれからするから、指定管理者とこれから協議をして、7月分の1か月間については指定管理料を省いちゃいますよと。そういう協議をこれからしていくということですか。それとももう決まっちゃっているんですか。その辺何かすごく歯切れが悪くて、何か納得が全くいかない説明なので、その辺明確に教えてもらえないですか。だって、もし7月も入っているということであれば、使われていないのに、まだ出来上がってもいないのに指定管理料を支払うということは、これは税金で行うことなんですから、おかしいんじゃないかというところをちょっと聞いているんです。

古本スポーツ振興課長

 すみません。私の説明は少し間違っていたところがありまして、指定管理料は当初どおり払いますけども、最終的に年度内の中で精算を行うようにいたします。ですので、指定管理料は、一旦は指定管理者のほうにお支払いをいたしますけども、実際の出来高に合わせて最終的には調整、精算を行うということでございます。ですので、先ほどちょっと答弁が異なりましたが、最終的に調整をするということでございます。

南委員

 最後にしますけど、じゃあ、端的に言うと、指定管理料については、当初のものを支払うけれども、その1か月間なり、体育館がまだ出来上がっていない分については、後々精算をして指定管理者からその分を返還してもらうということになるということですか。

委員長

 ちょっと委員会を休憩します。

 

(午後2時29分)

 

委員長

 では、委員会を再開します。

 

(午後2時31分)

 

古本スポーツ振興課長

 すみません。改めて御説明を申し上げます。指定管理料についてでございますが、年度協定についてはまだ結んでございませんで、今、現在の状況を反映した形で年度の指定管理料というのを積算しております。これで指定管理者とは協定を結びまして、年度の終わりの時点で実際の出来高に合わせて最終的にもう一度精算を行うということでございます。

南委員

 分かりました。

いながき委員

 1点、これに関連してネーミングライツのことについて確認させていただきたいんですけど、さきの委員会で、株式会社ブシロードが選定をされて、こういう名前で仮称であるけれども、いきますということが決まって、たしか、体育館の開所に合わせて6月20日から契約をスタートするということで委員会で報告があったかと思うんですが、体育館の工事が延び、竣工も開所も遅れるということで、このネーミングライツの契約というのはどういうふうになるんでしょうか。

古本スポーツ振興課長

 ネーミングライツの事業者とはまだ契約に至っておりませんので、まだちょっと報告できる段階にないというのが現在の状況です。

いながき委員

 さきの委員会で報告されたスケジュールというのが全部今変わっているという状況なんでしょうか。それは委員会で報告しなくていいのかなとも思うんですけれども、その辺はいかがなんでしょうか。

古本スポーツ振興課長

 これについては報告できる段階で報告をしたいというふうに考えておりまして、現段階では報告はできない状況でございます。

いながき委員

 契約が延びた理由とか、その辺はどういう状況なんでしょうか。状況説明だけ簡単にでもいいのでしていただけませんか。

古本スポーツ振興課長

 協議の内容は相手があることでございますので、ここで申し上げられませんが、事実として契約に至っていないということでございます。

いながき委員

 ただ、4月中に契約ということで御報告もされていましたし、それがこの時点でされていないということで、今後もお話を聞く限りどうなるかも未定であるみたいな感じに聞こえるんですけれども、じゃあ、そのあたりはいつ頃きちんと御報告していただけるんでしょうか。

古本スポーツ振興課長

 いつ頃という約束は、それは相手があることですので、それも報告できる段階になりましたらば速やかに報告をさせていただきたいと思います。

いながき委員

 相手があるといっても、一応これは選定なり業務なり何も、区の職員の方が税金を使ってここまでやってきて委員会にもきちんと報告をされていて、その開所に向けてこういう名前で一応やっていきますというところまで御報告されて、それが先方の都合で何も言えませんというのはちょっと、区としては今後どうされたいんですか。じゃあ、先方の都合で今契約まで至っていないということで、交渉が頓挫しているということですよね。区としては今後どうされたいんですか。何とかこの契約にきちんとこぎ着けて、この前委員会で御報告された名前をつけて、この7月31日の開所に竣工に臨みたいと、そういうお考えなんでしょうか。

古本スポーツ振興課長

 以前報告をしましたのは、候補者として選定をしたという報告でございます。もちろん、契約に至りまして、その概要について報告できる段階にあれば報告しますので、それは速やかに行いたいというふうに思っています。以前報告させていただいたのは、選定をして第1候補者が決まったという、その予定ですので、そのとおり必ずなるかどうかというのは、なかなか区としてもお約束できない。何回も言いますけど、相手があることですので、今、その事実としては先ほど申し上げたとおりで、報告できる段階になりましたらば、速やかに報告したいと思います。

いながき委員

 すみません。今、区として選定をされて、契約期間も決まって、契約料も決まって、委員会で報告をされて、でも、それはお約束できるものではないって、これはじゃあ、こうやって一旦決めたものが選定されたものが、よく分からない理由で、先方の都合でころころ変えられちゃうということですか。この結果はお約束できないものでしたみたいな言い方を今されたんですよ。ちょっとそれは、公募とかこの選定結果に対してそういう御答弁だと、ちょっと私は理解しかねるんですけど、どうなんですか。これはお約束できないと。委員会できちんと報告して、でも、そんなのは後からこの時点で、あれはお約束しているものではないみたいな言い方をされると、どうなんだろうと思うんですけれども。

古本スポーツ振興課長

 すみません、お約束をという言い方はちょっと適切でなかったかもしれないですけども、前回、以前の報告では、区として候補者の選定をしたという報告でございます。もちろん、契約に至りましたらば、その内容について改めて報告する予定でございますので、しかるべき時期になりましたらば、報告をさせていただきたいというふうに思います。

いながき委員

 分かりました。じゃあ、その御報告を待ちたいと思いますが、区としては、一応第1候補となった企業とこれから引き続き粘り強く交渉をして、さきの委員会で報告されたネーミングでいきたいと。その方向性は変わらないということでよろしいんでしょうか。

古本スポーツ振興課長

 以前報告したのは、第1候補者が決まって、こういう期間でこういう名称でという予定でございました。ですので、このとおりになるかどうかというか、その結果について契約まで至っていないわけですので、報告の際には予定、区として選定を行いまして、こういう事業者を選定したというその報告でございました。現在では、まだその契約というところには至っていないのは事実でございまして、それについてはそのまま、その結果については報告できる段階で報告をさせていただきたいというふうに考えています。

委員長

 他に質疑ありますか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 よろしいですか。なければ、以上で本報告について終了します。

 次に5番、哲学堂野球場改修工事期間の延伸についての報告を求めます。

古本スポーツ振興課長

 哲学堂野球場改修工事期間の延伸について報告をさせていただきます。(資料6)

 資料を御覧ください。1番でございます。対象となる施設でございます。哲学堂野球場。所在地は中野区松が丘一丁目34番28号でございます。

 次に2番、変更後の工期でございます。令和2年8月14日まででございまして、変更前の期間が令和2年7月31日まででございました。

 3番、延伸の理由でございます。この工事につきましては、昨年11月の当委員会で報告をさせていただいたとおり、哲学堂公園が国の名勝に指定されることに伴いまして、本年3月から4月中旬にかけて工事を中断し、4月中旬に再開する予定だったところでございます。

 このたび、新型コロナウイルス感染症の拡大防止の観点から、事業者より工事の再開の日を当初の予定であります4月中旬から5月7日へ変更したいという申出がありまして、区としてこれを認めたところでございます。

 4番、費用負担でございます。事業者との協議によりまして、追加の費用の負担は発生しないものでございます。

 5番、今後のスケジュールでございます。令和2年8月14日に工事が完了・竣工いたしまして、9月上旬より供用開始の予定でございます。

 報告は以上でございます。

委員長

 ただいまの報告に対し、質疑はありますか。

長沢委員

 先ほど南委員が聞いた体育館と同じ、ちょっと確認なんだけど、これは工事のことなんだけど、やっぱりここも指定管理者制度を使っていて、こういう形で延伸をするということですね。現在の要するに指定管理者としては管理運営ということなので、全体として清掃とかなんとか、そういったことは生まれてくるのかもしれないんだけども、実際には利用自身は、このことによって半月ぐらい延伸、使えないことになるわけですね。やっぱりこれも同じように、もともと指定管理、これは何年だろう。5年かな、何年かはやっていて、それの協定書は結ぶ。さっきおっしゃられたように、体育館においても指定管理の考え方としては、大きく協定としては全体の協定書を結ぶのと同時に年度間のその調整のを結ぶ。言ってみれば、令和2年のこの協定の中では、それはもう既に結んでいるものではあるけども、さっき言ったような事後の精算という形で、お金の問題として発生する問題はそこで処理をするという、こういう考えでいいのかな。

古本スポーツ振興課長

 基本的には委員おっしゃるとおり、最終的に精算を行うものでございます。それ以外の経費については、また別途、年度協定以外のところについては、例えばですけども、必要な協議というのは行っていく予定でございます。

長沢委員

 お金の話としてはそういう形で精算をするんだけど、例えば、この工事がこういう延伸することによって年度間のというのは、いつからいつというのは、そういうのも協定書一つひとつに細かく書いてあるんでしたっけ。だから、これでいえば、本来は4月末までだったから、これだと8月から使えるという話だと……。新型コロナは別だけど、これは新型コロナの影響でもあると思うんだけど。でも、これは8月14日ということになると、こういうの一つひとつは年度間の協定なりで、それで見直し、修正を図るとか、協議の上で締結するとか、そういうことになるんですか。

古本スポーツ振興課長

 委員おっしゃるとおりでございます。当初は見込みで協定を結びまして精算を最終的には行うというものでございます。

長沢委員

 いや、だから、年度間の協定も年度間だから、令和2年だったら令和2年の、令和1年度中に結ぶわけでしょう。あっ、結ばないの。そのときにこういった、これは工事をもともと予定していたわけだから、もともとやっていて、それが期間が変わったりしたら、それは協定書そのものをいじくるような話ではないの。そこまでのことは協定書には触れてはいない。そこが聞きたかったんです。

古本スポーツ振興課長

 指定管理は野球場だけではなくてテニスコートとかもありますので、そういうのも全てまとめて年度協定というのを行います。基本協定以外に年度協定というのを締結いたします。ですので、もともと想定していたのが7月末の工事完了ということで当初の積算を行っているところでございまして、今回2週間ぐらい時期がずれますので、それについても必要な精算というのを行うということでございます。

委員長

 他に質疑ありますか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 なければ、以上で本報告について終了します。

 [1]次に6番、旧中野中跡地における地域医療機関誘致選定結果についての報告を求めます。

鈴木保健企画課長

 それでは、旧中野中跡地におけます地域医療機関誘致選定結果につきまして御報告を申し上げます。(資料7)

 1、選定までの経過でございます。令和元年10月15日、公募要項の公表を行いました。同年11月19日、応募申込書類等の提出の締切りでございます。令和2年2月3日、企画提案書類提出の締切り、2月28日から3月3日の間に書類審査及びヒアリング審査を実施したものでございます。

 2、応募状況でございますが、1事業者でございました。

 3、選定方法でございます。地域医療機関誘致選定委員会におきまして、提案書類の審査及びヒアリング審査を行ったものでございます。

 4、選定結果でございます。交渉権者としての選定はなかったものでございます。

 5、結果の周知でございますが、区ホームページの掲載、また近隣住民にチラシ配布を行ったものでございます。

 御報告は以上でございます。

委員長

 ただいまの報告に対し、質疑ありますか。

長沢委員

 どうも、御苦労さん。それで、ちょっとこれ確認したいんですけど、令和元年10月15日に公募要項を公表した。つまり、プロポーザルの要項自身はこういったものですよだったんだけど、そのときに、この要項では、応募については1事業者であってもこれは選定として行う。場合によっては、いろんな区の事業でこういう公募、プロポーザル方式を取っているのはあると思うんだけど、場合によっては、複数の事業者が手を挙げないと選定としては行わない。つまり、選定の方向、次の段階に進まないよというのもありますよね。このときは、これは、もう1社であっても、1事業者であっても進めますよというのが要項の中で、もちろんそうだと思うんだけど、これはどうしてそういうふうにしたんですか。初めから1事業者でもやるというのは、複数を問わないというのは、この基準というか、言ってみればほかの事業と個別具体的な判断があると思うんだけど、これは何ゆえに1事業者においてもこれは選定とするというふうにしたんですか。そこをちょっとまず教えてください。

鈴木保健企画課長

 公募要項の中においては、特に事業者数によって選定を行うとか行わないといった表記をしているものではなかったものでございます。したがいまして、特に制限というものを設けておりませんので、1事業者であったとしても手続を進めた、こういった次第でございます。

南委員

 今回プロポーザルをやって結局1事業者しか応募がなくて、理由はどうあれ選定しなかったということになっているんですけども、いずれこの旧中野中跡地における地域医療機関の誘致、これは進めていかなきゃならないと思うんですが、これはまた公募予定は考えていらっしゃるんですか。

鈴木保健企画課長

 今回の医療機関の誘致でございますが、超高齢化社会に対応するような中野区を築いていく。すなわち、地域包括ケアシステムの構築に資するような、回復期の医療を提供するような病院を持ってきたいと、そういった認識で始めたものでございます。この認識は現在も全く変わっているものではありませんので、医療機関誘致の必要性というものはあるだろうと考えているところでございます。また、今般の新型コロナの感染拡大という状況を鑑みましても、やはり区内の医療体制を充実させていく、こういったことは非常に大きなポイントであると思っております。したがいまして、このような現状認識というものを基にしながら、今後は全庁的な議論をしていきたい。このように考えております。

いながき委員

 私が区と話をした限り、何か非常に、地域医療機関をこの地に誘致するんだということにものすごく力を入れていらして、一刻も早くやらなきゃいけないんだみたいな感じでおっしゃっていたかと思うんです。それで、例えば、桃園第二小学校の建て替え時の仮校舎としてあの場所を何とか使えないだろうかという声が保護者から上がっても、この応募は延期できないのかというふうにお聞きしても、いや、もうこれは一刻も早く、地域の方の要望も強いですし、この医療機関をこの地に誘致しなきゃいけないんですと強くおっしゃっていたというふうに私は記憶しています。それで、今回あっさりと選定なしということで、新型コロナの影響なのかよく分かりませんけれども、そういうふうにおっしゃっていた区が、今後の予定というものが何も書いていないんですけれども、再公募はいつするのかとか、そういった今後のスケジュール的なもの、これまで一生懸命、早く早くとおっしゃっていたんですから、何かあるのかな、あってもいいんじゃないかなと思うんですけれども、その辺についてはどうお考えでしょうか。

鈴木保健企画課長

 今回の医療機関誘致につきましては手続を進めていたんですけれども、残念ながらこういった結果になってしまったというところでございます。今後につきましては、今御指摘のあった桃園第二小学校の件についても当然議論というのは出ております。そういったところとの整合性も積み上げながら考えていかないといけないので、再公募をやるとなった場合についてのスケジュールについても今後議論していきたいと考えております。

いながき委員

 じゃあ、これまでは、この地域医療誘致のスケジュールを遅らせることは絶対できないので、桃園第二小学校の仮校舎としての使用等の検討も一切考えておりませんというお考えだったかと思うんですけれども、今後は今の御答弁のとおり、それも含めて、この跡地の利用法をもう一度再検討して、その後にこの地域医療機関の誘致を考えると、そういうことなんでしょうか。

鈴木保健企画課長

 その点につきましては、現在全庁的な議論をしているところでございますので、そういったところ、総合的な判断をこれからしていくという状況でございます。

長沢委員

 いながき委員と同じなんだけど、結局、中野区としてここに病院を誘致する。しかも、その病院としては地域包括ケアシステムの構築の上でも欠かせない。あるいは、病院としての種類というか、回復期のリハビリ病棟みたいなものが必要なんだとしている。それで、今般の新型コロナの云々みたいなのもある。でも、その後のスケジュール的なものとしては示さない。つまり、さっき言ったように、1事業者しか来なかったけど、もう一度これでやってみましょうというのではないということなんですか。今全庁的に議論をしているというのは、そういうふうに一定の、言ってみれば決められたフィックスしたものとしてはあるんだけど、それに加えてというのを議論しているということですか。そこの大方針は見直さないわけだよね。でも、事業者の数があまりにも少なかったからちょっと聞いたんだけど、だから、もう何か、そうはいっても誘致するんだから、病院側のほうが法人さんのほうが、事業者側がなかなか手を挙げていく状況じゃないのかなとか、ちょっとそういうことも考えるんだけど、それにしたって、そういう中でやったら、じゃあ、もう一回やってみましょうというのがあってもいいんだけど、でも、そういう話ではないんだね。それで、全庁的な議論ということなんだけど、じゃあ、大前提は変わらないんだけど、後は何の議論をしているのかなというのがちょっとよく分からない。お答えできるならちょっと答えて。

鈴木保健企画課長

 基本的な地域包括ケアシステム構築のための医療機関を誘致する必要性があると。そういった認識、方針というものは変わっていないところでございます。ただ、今回1事業者というところがありましたので、やはり広く応募していただくためには、医療機関のほうとの状況の話合いですとか、そういったこともやっていかなきゃいけないだろうと思っております。それはタイミングの問題もあります。また、これだけの規模の取組でございますので、こういった結果を踏まえた全庁的な議論というものも必要だろうと思っておりますので、必要性の認識は変わりませんが、今後総合的な判断をするための協議をしているという段階でございます。

若林委員

 先ほど御答弁の中に、桃園第二小学校の仮校舎の話が出たけど、それは検討の中に今も入っているんですか。

鈴木保健企画課長

 仮校舎ということの御答弁ということではなくて、様々な要望というものが地域の中から出ていると、そういったものは聞いているという認識でございます。

若林委員

 じゃあ、まあ、検討の中に……。仮校舎の話、それはここで言っちゃっていいのかなと心配しているんです。

鈴木保健企画課長

 校舎の建設に関しては教育委員会所管ですので、そういった御答弁をする場ではないと認識はしておりますけれども、今回の一連の経過の中で小学校のことについての要望が地域から上がっているということは聞いておりますので、そういった趣旨の発言でございました。

若林委員

 先ほど他の委員からもお話があったとおり、こういった地域医療機関の誘致という目標がありながら、今回結果がこうだったからまた全庁的に考えるじゃなくて、本気でやりたいんだったら、やっぱり何が今回いけなかったのかとしっかり検証して、次はいつやると決めていかないと駄目だと思うんですよ。本当にやる気あるのと思われちゃうから、やっぱりしっかりとそういうのを持った上で、せっかくここでこうやって話していたものを進めていて、次の予定が書いていないというのはすごい残念な話だと私も思うんです。他の委員と一緒に。ですから、これは全庁的には全庁的にだけど、しっかりと自分たちが何をしたいかというのを区全体に当てていってもらって進めていくべきだと思うんですけど、いかがですか。

鈴木保健企画課長

 地域包括ケアシステム構築のために、地域で安心して安全に生活していく中野区をつくっていくためにも、医療機関誘致の必要性というものがあると認識をしております。その認識に立ってこれからは検討していきたいと思っております。

委員長

 他に質疑ありますか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 なければ、以上で本報告について終了します。

 委員会を休憩します。

 

(午後2時59分)

 

委員長

 委員会を再開します。

 

(午後3時00分)

 

 それでは、続いて7番、PCR検査センターの設置についての報告を求めます。

石崎保健予防課長

 PCR検査センターの設置について、厚生委員会資料に基づき御報告いたします。(資料8)

 新型コロナウイルス感染症の拡大が長期化し、今後も感染者の増加が想定されているところでございます。

 一方、区内に設置されている帰国者・接触者外来は少数であり、受診者が集中しているところでございますが、その多くは軽症者でございます。また、PCR検査は保険診療として対応することになってございますが、地域の診療所ではPCR検査を実施することはできません。

 このため、区と医師会で協議を行い、帰国者・接触者外来に受診者が集中するのを防ぐとともに、検査前後のかかりつけ医による地域での医療体制を整備して受診者の病状に応じた切れ目のない診療・診察を実施するため、PCR検査センターを共同で設置することにいたしました。

 PCR検査センターを設置することで直ちに検査・治療へとつなげられる体制を強化し、また、陽性者を素早く診断し、入院または宿泊療養施設への滞在・健康観察を行うことで感染の拡大を防ぐことを目的としてございます。

 まず、対象者でございます。対象者につきましては、医療従事者や社会福祉施設の職員等、PCR検査陽性患者で、症状がなくなり一定期間が経過し、陰性確認が必要な者、また、かかりつけ医の紹介により新型コロナウイルスの感染が疑われる者を対象者といたします。

 検査センターの設置期間でございます。令和2年4月29日(水曜日)から令和2年10月31日(土曜日)までの間。水曜日・木曜日につきましては午前10時から正午、それと午後2時から午後4時。土曜日につきましては、午後2時から午後4時でございます。

 なお、新型コロナウイルス感染症の状況により、この時間についても変更することがございます。

 次に、検査可能件数でございます。午前・午後をやる水曜日・木曜日につきましては、最大で48件。午後のみの土曜日につきましては24件を予定してございます。

 裏面に移っていただきまして、検査体制でございます。検査につきましては、中野区医師会に委託し、実施するもので、医師につきましては最大2名、看護師最大3名、患者の誘導を行う者として1名の体制で実施をしていくということでございます。

 最後に検査の流れでございます。1番として、かかりつけ医が患者を診察後、必要と認めた場合に、PCR検査センターに検査を依頼します。その後、PCR検査センターが、患者及びかかりつけ医に検査日時を通知いたします。その後、指定された検査日にPCR検査センターで検査を行います。その後、検査から一、二日後にかかりつけ医より患者に検査結果を通知いたします。なお、陽性患者につきましては、保健所が勧告をいたすという流れでございます。

 報告は以上でございます。

委員長

 ただいまの報告に対し、質疑はありますか。

間委員

 PCR検査センターの現在の実施数というのは、教えていただくことは可能でしょうか。

石崎保健予防課長

 4月29日から実施しておりまして、4月29日、5月7日、5月9日、5月13日というふうに実施してございます。検査数につきましては、4日間で41件ということでございます。

間委員

 ありがとうございます。接触者外来では、これまでどのぐらいのキャパシティがあって、どのぐらいの方が検査を受けられたのかということはお答えいただけますでしょうか。

石崎保健予防課長

 接触者外来のほうでどのぐらい受けたということについては、区のほうでは、実施数については承知してございません。

間委員

 キャパシティについて、何人ぐらい受けられるのかというところについては。

石崎保健予防課長

 キャパシティについても、病院が公表していないということから、その規模についてもできる範囲で受け入れるということで実施しているもので、それが幾つということについては公表してございません。

間委員

 ありがとうございます。じゃあ、裏面のほうになりますけれども、検査の流れで、かかりつけ医が診察後というふうになってはいるんですけれども、明らかに症状が出ている方、発熱があってとか、味覚障害だったりとか倦怠感があってといったときに、その方がかかりつけ医に行くとリスクがあるわけですよね。そこで感染、新型コロナのウイルスがそこに残ってしまうという、もしかしたら直接PCR検査センターのほうに誘導されたほうがいい場合もあるんじゃないのかなというふうには思うんですけれども、あくまでもかかりつけ医にまず受診をしてからということなんでしょうか。電話で受け付けしてとかということもあるのかと思ったんですけれども。

向山保健所長

 1点御説明させていただきますと、今委員が御指摘の、例えば味覚障害があって発熱があってと。こういったことは一つの受診の目安と。この言葉をめぐっていろいろ論議があるようなんですけども、そこを疑わせる症状ということに列挙されているものの一つでございまして、あくまでも、PCR検査センターというのは保険医療機関を取ってございますが、PCR検査自体が行政検体として、例えば濃厚接触者の方が発病されたと、こういった中で扱っていくものか。ないしは、医師の、かかりつけ医による総合判断の下に必要だということになりますが、それがオンライン診療であるのか、どういう形での診察であるのかということはありますけれども、保健所の電話相談などにいただいて、直接症状が当てはまるからすぐ取りましょうと、こういうものではちょっとないんですね、本来は。そこは御理解いただきたいと思います。

間委員

 すみません、確認なんですけれども、直接お医者さんにかからなければならないのかなと思ったんですけれども、オンライン診療でも、例えばお電話でお医者さんのほうに問合せをして、そうしたらそのお医者さんが例えば判断されて、PCR検査センターに行ってください、うちに来なくていいので行ってくださいということもあるんでしょうか。オンライン診療はいいということでしょうか。

向山保健所長

 今、最終系という形で申しました。今現在スタートの段階では、やはり一定の発熱外来的な、例えば、外での問診ということも含めて一定の医師の診察があったほうがいいだろうと。それは、中等症の方とか御本人の自覚がなく受診が速やかに必要な方というのもいらっしゃるということもあって、基本、スタートの段階では受診をしていただくことを原則というようにしてございます。

間委員

 分かりました。じゃあ、最後に、いつまで、PCR検査センターは継続していくのか。いつかは、ある程度基準を設けてといいますか、このぐらいになったらもう撤収していいのかなとかという、その見込み、今後のことでまだ分からないとは思うんですけれども、一旦収束してきたなと思っても、例えば、第2波、第3波が来たりだとか、非常に状況が読めない中でいつまでやっていくのかとか、今のところの見立てというか、教えていただければと思います。

石崎保健予防課長

 資料の2番にあるように、今のところ設置期間としては10月31日までを設置期間としてございます。

間委員

 ここの時点で、そうですね。変更することがあるということなので、ちょっと状況的にはやめられないという判断があった場合は、延長はもうされるということですよね。

石崎保健予防課長

 その時点で判断をしてまいりたいというふうに考えてございます。

間委員

 ありがとうございます。

渡辺委員

 このPCR検査センターの設置については、区のホームページだったり区報などでも出されて、結構私もいろいろ区民の方から聞かれたり、あと期待されることとして、この検査センターができることによって、例えば保健所などにもいろいろ問合せが今1日結構な数、相談があったりとかというのもあると思うんですけど、その中で報道とかでも、受けたくてもなかなか受けられないというふうなことが多少なりとも緩和されるんじゃないかという期待というのがやっぱりあるわけなんですよ。一般的な見方として。検査センターができたということは、今までは待機していなきゃいけない日数が多少早まったりとか、そういう検査がすぐに受けられるようになるのかなとか、そういったことを言われたりするんですが、こちらの文面を見る限りは、帰国者・接触者外来に受診が集中するのを防ぐと。要は分散させるというのが役割、目的なのかなと。その人数ですよね。要はPCR検査を受けることが今までよりかは増やしていくことが当然できるという認識でいいんでしょうかというのをまず聞きたいんですけども。

向山保健所長

 PCR検査自体はいろいろな目的が、臨床的な診断のほかに政策的な意味合いですとか行政検体とかいろんな意味合いがございますが、全体として、当然総体として増やしていくと。基本は、一つは、帰国者・接触者外来のところにPCR検査希望の方が非常に集中されて長時間待たれると。あるいは、かかりつけの先生からのオーダーで、スムーズに連続してPCR検査を受けることができないということのデメリットの解消と、もう一つは帰国者・接触者外来の場合は、やはりCTですとか、それに付随するエックス線とか、一定の中等症の方の対応と。場合によったら引き続きの留め置きですとか、入院ということもあるでしょうし、そういった数だけではない機能分化というんでしょうか。そういったところも、これを持つことで進んでいくというように進めてまいりたいし、またそのように調整を進めてきてございます。

渡辺委員

 国とかもPCR検査の数を今後1日当たりこれぐらい増やしていきますという方針も示しているわけなんですけれども、そういうものも当然一般の区民の人は見ているわけですし、こういった中野でPCR検査センターができたということで、リンクさせちゃったりとかして、そういうところで、すぐ受けられるとまでは言いませんけれども、ある程度のやっぱりスピード感というものが実行されるのではないかという期待があるわけなんですよ。今の答弁ですと、ある程度の症状が出て、まずはかかりつけ医に診てもらってある程度の診断をした上で、これは検査が必要か必要じゃないかみたいな、そういうところでここに来てというふうな流れなのかなというふうに見ているんですけれども、その流れというのはやっぱり変わらないわけですよ。要は電話を、私、PCR検査をとにかく受けたいんだというふうなことで、じゃあ、分かりましたというふうなことで受けられるということはないんですよね。それはちょっともう一回、改めてここでお願いします。

向山保健所長

 PCR検査は、先ほど申し上げたように、御本人の希望でということではなくては、やはり一定の症状がある。あるいは曝露リスクがある方なり、どうしても無症状者の方であれば、これはクラスターとの関連で、場合によると例外的にやるということもありますが、必要な方は速やかに確実に受けていただくと。その中に一定の症状ですとかかかりつけの先生の判断があるものは、これはきちんとお受けしていきましょうということなので、若干区民の方の、希望すれば受けられるのかということとは少し違いがあるんだと思いますが、そういう点も含めて規模全体は確実に拡充していくものと自負してございます。

渡辺委員

 その辺のだから、情報が日々ワイドショーとかニュースとかでも、唾液で今度検査ができるようになるとかいろいろ、何かどんどん来ている中で、実際、区のやっているこういったものとも若干リンクをしていくのかなという期待というものがやっぱりあるわけなので、その辺を、こういったホームページなり区報なりで周知をする際に、区民の方々に正確に伝えていくのはちょっと難しいのかなという実感を私はしているところなんですね。それを今後改善していけたらいいのかなとは思っているんですけれども、とにかく区民の方々というのは、も新型うコロナが身近に迫ってきているというふうな危機感というのも当然持っているわけですし、少しでも安心をしたいというようなところで、こういったPCR検査センターができたということで、ちょっと間違った期待というものを若干持ってしまうというところも認識した上で今後いろんな周知とか、そういった報告とかはしていったほうがいいのかなというふうに思ったところでこういった質問をしました。今後その辺のところを考慮しながら、また引き続き、よりPCR検査の充実といいますか、新型コロナの少しでも感染を抑えるための頑張りをしていただけたらと思います。要望で終わります。

南委員

 今回PCR検査センター設置ということで、なかなか受診者が集中しているというところから、中野区としても、中野区医師会の先生方の御協力を得てPCR検査センターが設置できたわけですけど、先ほどPCR検査の実質数が、これまでも41件、3日間ぐらいでしたか。(「4日」と呼ぶ者あり)4日間。先ほどの答弁だと41件ということで、4日間の合計ということなんですけども、検査可能件数が、水曜日・木曜日48件というふうになっていて、ちょっと少ないのではないかなというふうに思うんですね。PCR検査センターができる前には、保健所のほうにも問合せとか様々非常に多かったり、そういうところでPCR検査を待っている方がたくさんいらっしゃるということを考えたときに、41件でというのは、非常に少ないように思うんですが、何か原因があるんですか。

向山保健所長

 先ほど件数ということで課長が答弁を差し上げたのは4日間の合計ということだったんですけれども、実はPCR検査センター自体は4月29日に立ち上げて5月7日・9日と。最初3回やったこの3日間は、かかりつけ医の方からの保険診療分としての紹介というところは若干準備が遅れましたので、あくまでも行政検体のほうで陰性の確認が必要な方ということでございました。ですので、4月29日が8名、5月7日が1名、5月9日が5名ということですが、かかりつけ医の紹介を受けての5月13日が27名で、本日20名予定してございますので、保険診療分を受け入れた、実際に開始してから件数もぐっと伸びてきている状況でございます。

南委員

 ということは、現段階でまだまだPCR検査を待っていらっしゃる方はたくさんいらっしゃるという認識なんですか。それか順々に今はもう、PCR検査センターができたので順次受け入れることができているから、中野区としてはPCR検査を受けることについては全然もう心配ないですよと言える段階ですか。

向山保健所長

 いわゆる御希望ということになりますと、とてもそれには添えていないのかなと。中には、会社に出勤にするに当たって陰性証明が欲しいとか、なかなかちょっとこちらで対応できないような御要望とか、一般に不安ということもあるかと思います。ただ、これからかかりつけの先生のところでPCR検査を出せなかったけれども、検査センターを挟むことによって、一般のかかりつけの先生のほうからもスムーズにPCR検査につなぐという仕組みができたことから、一般に、どこまで十分かは分からないですが、かなりこういった皆さん、区民の方に必要な方にという体制には応じられるようになってくるというふうに考えてございます。まだまだ御希望、あるいはPCR検査というのは非常にある部分限定した運用でスタートしてございますので、全てをカバーしている、これだけでしていけるところというふうにも思ってはございませんが、ただ、かかりつけの先生方から、もうPCR検査ができないということを前提に、ちょっとそれはうちでは対応できないよねとおっしゃっていたところが、バックにこのセンターをお持ちいただくことで、発熱の方、あるいは何かそういう呼吸器症状がある方といった方も十分対応していただけるということを考えてございます。そういう意味合いでも総体として増えてくるというふうに思っております。

南委員

 ということは、いわゆるもう個人的に、いや、ちょっと、先ほど保健所長の答弁にもありましたけども、会社に行くのに陰性の証明が欲しいとかということではなくて、かかりつけ医に行って、このかかりつけ医で今の新型コロナ感染症に該当するその条件、発熱があったり、なかったとしてもせき、気だるさ、味覚障害、臭覚障害とかがあるというところで、かかりつけ医がPCR検査してくださいと言った人たちを受け入れているという、そういう理解でよろしいですか。

向山保健所長

 おっしゃったとおりでございます。

いながき委員

 今の各委員とのやり取りをお聞きしていても、どういった方がどういった流れでこのPCR検査を受けられるのかというのは、御説明を聞くと分かるんですけれど、区民の方がホームページを見て、中野区にPCR検査センターができましたというのを見ても、どういう人がどういう流れでそこまでたどり着けるのかというのがよく分からないですよね。若い方だと、かかりつけ医って何ですかとか、よく分からないとか、区内のどこの病院だったら、どこに行けばいいのかとか、そういったことから始まって、先ほど一定の症状がある方とおっしゃいましたけれども、そういったことも含めて、どういう人がどういう流れで受けられるのかというのを、他区ですとフローチャートで非常に分かりやすく、こういった方はこうでしたらこう、こうでしたらこうと図解して分かりやすく受診の流れみたいなのを書いているところもあって、それは非常に分かりやすいなと思ったんですよね。なので、各委員おっしゃっていましたけど、せっかく中野区にPCR検査センターができたというのは分かったものの、じゃあ、自分は受けられるのか、どうやったら受けられるのかというのをできるだけ分かりやすく区民にお伝えできるように、そういったフローチャートなんかをつくってもいいんじゃないかなとも思いました。

 あと、先ほど検査数の御報告がありましたけれども、陽性者数については、こちらで公表はできるんでしょうか。

石崎保健予防課長

 陽性者数については非公表ということでさせていただきたいと思います。広報につきましては、区民に分かりやすい、理解しやすい広報ということについては努めていきたいというふうに考えてございます。

いながき委員

 あと1点、今回のPCR検査センターの設置については、補正予算ではなくて予備費を使って緊急的に設置したということで、その予備費の内訳ですとか、もう一度確認させていただいてよろしいですか。

石崎保健予防課長

 予備費のうち、PCR検査センター事業に関わる予備費につきましては、医師会への委託として2,390万円、民間検査機関の検査費用として4,986万3,000円、システムの関係費用として9万3,500円ということで、合計で7,385万6,500円ということで充用をさせていただいているところでございます。

いながき委員

 これは、期間としては半年でしたか。ちょっとそこも確認させていただきます。

石崎保健予防課長

 設置期間としては、4月29日から10月31日まででございます。

いながき委員

 この検査を受ける方の自己負担金はどういうふうになっているんでしょうか。

石崎保健予防課長

 原則は負担なしで受けていただくということでございます。

いながき委員

 その負担金は先ほどの金額とは別に、どういう……。その負担金は、先ほどの予備費の中にはなくて、どこが……。

石崎保健予防課長

 検査につきましては保険診療ということでやりますので、レセプトのシステム関係費用を計上させていただいてございます。ということで、負担をいただくことなく保険診療の中で、自己負担なしでやっていくということで考えているところでございます。

いながき委員

 最後に、今回7,300万円余の予備費を使ってこのPCR検査センターを立ち上げたということで、一刻も早くということがあったかと思うんですけれども、私なんかも何も、区のホームページでこのPCR検査センターが設置されましたということを初めて突然見て、内容も全然聞いていなくてちょっと驚いたんですけれども、補正予算も通さなかったと。予備費を使ったということもありますし、設置をするに当たっては、ホームページに掲載する前には、構成委員のほうには概要ですとかこれぐらいの費用を使ってですとか、そういったことについて御説明が一言あってもよかったのではないかと思うんですけれども、それについては厚生委員のほうには御連絡をしなかった理由について。

石崎保健予防課長

 今回につきましては、早急に対応しなければいけないということで、どういう形で設置できるかということについて詰めて、それをすぐに実施したいということで、そこに注力した関係で、委員の皆様に御連絡が遅れたことにつきましては、大変申し訳なく思ってございます。今後につきましては、きちんとした体制を行うとともに情報提供についてもしっかりやっていきたいというふうに考えてございます。

甲田委員

 申し訳ありません。質問ではないんですけども、先ほどいながき委員のほうから、フローチャートのようなものというのがあったんですが、やっぱり私もこの間多くの区民の方から、PCR検査はどうやったら受けられるのか、いろんなところに電話したけど受けさせてもらえなかったとか、いろんなそんな御相談を受けることがあるんですが、多分いろんな誤解があって、この相談窓口というところだけを見ると、やはり保健所のほうに相談してくださいとか、かかりつけ医に相談してくださいという、目安もありますので、目安に当てはまっているのかいないのかというのがちょっと分からないでかけていて、当てはまっていなかったから断られたのかもしれないし、希望でできないということも分かっていない方も多いですし、またどうやったら自分の症状が分かるのかということが、かかりつけ医に相談するということに対して分かっていないという方も多いということと、かかりつけ医がいなくて、土日に右往左往して、いろいろ救急病院に聞いたりというので、やみくもに相談してしまっている可能性もあったのかなと。だんだん減ってきたとは思うんですけれども、結構あったのかなと思うと、やはり相談窓口というところに相談してくださいだけでは、相談した結果がどうなるのかということが分からないということもありますから、かかりつけ医というのはやっぱりすごく大事だなとこの間感じまして、かかりつけ医がどうやったら見つかるのかということの方法みたいなところを、やはりここの相談窓口とPCR検査センターの設置についてというところに、ホームページの同じ場所に、何かすぐ見れるような形で掲載をしたらどうかと思うんですけれども、ちょっと御提案なんですが、いかがでしょうか。

石崎保健予防課長

 確かに委員おっしゃるように、かかりつけ医、それは新型コロナウイルスに限らず、今後かかりつけ医を持つということについては必要なことだと思ってございます。中野区医師会でもかかりつけ医紹介事業というものもやってございますので、それも含めて適切な広報についてしっかりと検討して実施してまいりたいというふうに考えてございます。

甲田委員

 そうですね。その医師会のかかりつけ医紹介事業についてのリンクを貼るだけでも全然違うかなと思いますので、新型コロナウイルスではないときにもとても役立つことだと思うので、今後のことも含めて、ぜひ区民に周知していただければと思いますので、要望としておきます。

委員長

 他に質疑ありますか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 なければ、以上で本報告については終了します。

 次に、8番のその他で何か報告ありますか。

落合中部すこやか福祉センターアウトリーチ推進担当課長

 それでは、3・4か月児健康診査の中止に伴う対応についての報告をさせていただきます。本件は口頭報告につき資料はございません。

 新型コロナ感染拡大により、すこやか福祉センターを会場として集団で行う3・4か月児健康診査について、4月、5月の実施分を中止しましたが、子どもの発育・発達と母親のメンタルヘルスの把握をするため、これから申し上げる対応を図ることといたしました。

 1点目、集団で行う3・4か月児健康診査を再開するまでの間、中野区医師会への委託により個別健診を実施いたします。

 2点目としまして、また、緊急事態宣言発令以降、個別健診を開始したことを対象者の方に周知するまでの間に、自費により医療機関で健康診査を受診した方に対し、委託単価を上限に実費を還付いたします。

 3点目としまして、4・5月の集団健康診査の中止の対応といたしまして、3・4か月児健康診査で提出していただいていました問診票とお母様への質問票を再度郵送し、返信された内容を基に、すこやか福祉センターから対象者へ電話により状況確認、個別相談を行っています。こちらの対応につきましては、医療機関への委託による個別健診の開始後も引き続き継続して実施してまいります。

 なお、現在委託内容につきましては、中野区医師会と調整中ですが、詳細決定次第、予備費を充用の上、5月中に開始したいと存じます。

 報告は以上です。

委員長

 ただいまの報告に対し、質疑はありますか。

南委員

 3・4か月健診が新型コロナ等で控えるしかなかったのを医師会の御協力を得て再開するということをお聞きしたんですが、大体どれぐらいの方がその対象者になるんでしょうか。

落合中部すこやか福祉センターアウトリーチ推進担当課長

 4月に集団健診を中止いたしまして、4月に健診の御案内を差し上げていましたのが、3月の健診対象者で、このうちまだ未来所だった方が39人、4月に健診の新たに対象となった方が194名いらっしゃいまして、5月の健診対象者が221名いらっしゃいます。この中で、受診率が昨年度97.4%でしたので、最大3月、4月の対象の方で190人程度、5月以降の各月の対象者が185人程度と想定されますが、既に自費で受診していらっしゃる方も何人かいらっしゃるということでお聞きしておりますので、その方たちの還付を80人程度想定しておりますので、両方合わせまして最大、委託と還付の対象が4月190人程度、5月以降が185人程度ということで想定しております。

南委員

 ということは、今、3月以降190人、さらに5月以降は185人の方が対象になる。それで3・4か月の集団健診が全て終了、全ての方というか、クリアできるということになるんですか。

落合中部すこやか福祉センターアウトリーチ推進担当課長

 全ての方を対象にこちらの制度の御案内を差し上げますけれども、受診率がもともと97.4%でございますことと、3月の対象者につきましては、既に6か月健診の対象になっている方もいらっしゃることから、6か月、9か月健康診査の受診票についても、4月の中止が決定した段階で既にお送りしております。既に6か月健診を受診している方につきましては、その後に3か月健診ということにはならないと思いますので、全ての方がこの委託の対象ということにはならないと考えます。

委員長

 他に質疑ありますか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 なければ、以上で本報告について終了します。

 ほかに報告はありますか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 なければ、以上で所管事項の報告を終了します。

 審査日程のその他に入ります。

 委員会を暫時休憩します。

 

(午後3時37分)

 

委員長

 委員会を再開します。

 

(午後3時37分)

 

 休憩中に御確認いただきましたとおり、次回の委員会は第2回定例会中とし、急を要する案件が生じた場合は、正副委員長から招集させていただきたいと思いますが、御異議ありませんか。

 

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 御異議ありませんので、そのように決定します。

 以上で本日予定した日程は全て終了します。委員、理事者から何か発言はありますか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 なければ、以上で本日の厚生委員会を散会します。

 

(午後3時38分)