令和2年06月02日中野区議会建設委員会(第1回定例会)
令和2年06月02日中野区議会建設委員会(第1回定例会)の会議録

中野区議会建設委員会〔令和2年6月2日〕

 

建設委員会会議記録

 

○開会日 令和2年6月2日

 

○場所  中野区議会第4委員会室

 

○開会  午後5時13分

 

○閉会  午後5時29分

 

○出席委員(9名)

 日野 たかし委員長

 河合 りな副委員長

 竹村 あきひろ委員

 高橋 かずちか委員

 加藤 たくま委員

 杉山 司委員

 小宮山 たかし委員

 久保 りか委員

 来住 和行委員

 

○欠席委員(0名)

 

○出席説明員

 都市基盤部長 奈良 浩二

 都市基盤部都市計画課長 安田 道孝

 都市基盤部道路課長 井上 雄城

 まちづくり推進部長 角 秀行

 中野駅周辺まちづくり担当部長 豊川 士朗

 まちづくり推進部まちづくり計画課長 千田 真史

 まちづくり推進部中野駅周辺まちづくり課長 松前 友香子

 

○事務局職員

 書記 早川 政男

 書記 高橋 万里

 

○委員長署名


審査日程

○委員会参与の変更及び異動について

○議案

 第50号議案 令和2年度中野区一般会計補正予算(関係分)

 

委員長

 それでは、定足数に達しましたので、建設委員会を開会します。

 

(午後5時13分)

 

 本日の審査日程ですが、お手元に配付の審査日程(案)(資料1)のとおり進めたいと思いますが、これに御異議ありませんか。

 

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 御異議ありませんので、そのように進めます。

 議事に入る前に、お手元の資料(資料2)のとおり、4月1日付で委員会参与の変更及び異動がありましたので、御承知おきください。

 それでは、議事に入ります。

 第50号議案、令和2年度中野区一般会計補正予算(関係分)を議題に供します。

 本議案は総務委員会に付託されておりますが、建設委員会の関係分について当委員会で審査し、賛成多数となった意見があれば総務委員会に申し送ることとなっておりますので、御承知おきください。

 それでは、理事者の補足説明を求めます。

井上都市基盤部道路課長

 それでは、第50号議案、令和2年度中野区一般会計補正予算につきまして、都市基盤部所管分の補足説明をいたします。

 議案書の5ページをお開きください。歳出予算の9款都市基盤費につきまして、9,547万2,000円を減額し、75億1,476万6,000円とするものでございます。

 では、この補正予算の歳出の内容について御説明いたします。それでは、26、27ページをお開きいただきたいと思います。9款都市基盤費、2項道路費、4目道路維持・整備費の1道路改良・維持、(3)道路整備につきまして、歳出予算9,547万2,000円を減額するものでございます。内容といたしましては、橋梁長寿命化修繕工事、上の原跨線橋の工期変更に伴う負担金の減額でございますが、区の橋梁長寿命化修繕計画に基づき、予防保全型の修繕工事をJRとの協定事業により進めているものでございますが、JR側にて地域からの要望を考慮し通行止めを伴う作業について工程の調整と精査を行ったところ、今年度の予定作業量に変更が生じたことから、負担金を減額するものでございます。また、これに伴う債務負担行為の補正でございます。

 32、33ページをお開きください。御説明いたしました橋梁長寿命化修繕工事(上の原跨線橋)の作業工程の調整と精査に伴い、工期の延伸が必要になったことから、JRとの協議により、協定の工期変更のため、新たに令和3年度の債務負担行為を設定するものでございます。

 次に、この補正予算の歳入の内容について御説明いたします。ページをお戻りいただきまして、16、17ページをお開きください。13款国庫支出金、2項国庫補助金、7目都市基盤費補助金、8節道路・橋梁4,800万円の減額でございます。これは、先ほど御説明いたしました橋梁長寿命化修繕工事(上の原跨線橋)のJR負担金の減額による社会資本整備総合交付金を減額するものでございます。

 都市基盤部所管分の補足説明は以上でございます。よろしく御審議のほどお願い申し上げます。

委員長

 これより本件に対する質疑を行います。質疑はありませんか。

加藤委員

 まず、工事内容が変更されたということですけれども、その期間や内容について詳細に教えてください。

井上都市基盤部道路課長

 工事内容につきましては、工種その他変更はございませんが、これまで地元からの要望といたしまして、通行止めをなるべく減らしてほしいという御要望を承っておりますので、その旨をJR側へ要望として伝えました。その中で、JR側で作業工程の調整、精査を行った結果、この対応のために令和3年度への延伸が必要になったというものでございます。

加藤委員

 いや、もともとこの期間、何月から何月まで工事予定だったのが分割してこうなったとか、何かそういった工程の日程みたいなものの変更があるんだったら教えてほしいんですけど。

井上都市基盤部道路課長

 委員おっしゃるとおりで、当初は昼間、夜間合わせて令和2年度までに終える予定でございましたが、通行止めを少なくするということで、夜間工事を多くしたり、あるいは昼間の作業を少なくしたりというところで調整を行った結果、令和3年度までどうしても工期が必要ということで、工期が令和3年度までかかるということで工程の調整を行ったものでございます。

加藤委員

 このトータル金額で見ると変わっていない。令和3年度、債務負担行為を行って、金額は変わっていないんですけど、基本的に夜間工事を増やすと工事費は増えるかなと思うんですけど、そこら辺が増えない理由というのは何なんですか。

井上都市基盤部道路課長

 現在、実際の工事までは入っておりませんので、今このタイミングでJRが実際の工事を行う前までにこの変更手続を終えることによって金額の変更は生じないというふうに聞いてございます。

加藤委員

 国からの交付金ですけれども、減額になっておりますけれども、今年減額分の部分がまた新たに令和3年度に入ってくる見込みでいいということですか。

井上都市基盤部道路課長

 委員おっしゃるとおりで、総額としては変更はございません。

加藤委員

 最後にですけど、一般論でいいんですけど、こういったコロナによって景気がどうなるか分からない、国も様々と赤字国債を出すとかという中で、状況によっては国がお金を刷るということになったりとかすると、ハイパーまでとは言わないですけどインフレとかが起こって、価格変動、物価変動が起こってくるということも想定される中で、来年度この金額どおりでいいのかなというのが、もしそういう契約的にちょっとこの金額では難しいよみたいなことが起こったときに、一般論でですよ、そういうふうに大きく物価変動が起こった際というのは、契約の変更というのはあり得るんですか。

井上都市基盤部道路課長

 契約の変更手続につきましては契約の所管になりますので総務委員会のほうになるかと思いますが、一般的にインフレスライド条項が適用されるような状況になれば、設計変更もあり得ると考えられます。

小宮山委員

 今のタイミングからお願いして間に合うかどうか分からないんですけども、上の原跨線橋並びに区内のほかの跨線橋に関してもそうなんですが、跨線橋から子どもが電車を眺めて、よく運転手さんに手を振って、運転手さんも手を振り返したり、ぷっと鳴らして返してくれたりするという、そういった話があります。電車がなるべく見えるような配慮をしていただけるとありがたいんですけども、今の段階から言って間に合うかどうか分からないんですが、いかがでしょうか。

井上都市基盤部道路課長

 跨線橋という性質上、電車を眺めるという方も多くいるということは、区のほうでも認識をしてございます。ただ、下が電車ということで、落下物の防止ですとか、あるいは物を投げ込んだりする投てきの防止等を考えますと、現在の防護柵と同じ形のものになろうかというふうに考えてございます。

小宮山委員

 防護柵のほかにもアクリル板などもあると思いますので、御検討いただければと要望しておきます。

来住委員

 昨年7月に地元で、道路課のほうから上の原跨線橋の修繕事業説明会というのをやっていただきました。まだもちろん今後のスケジュールなどについて御説明があってよかったなというふうに思っています。それで、そのときのスケジュールでいくと今年度中に終わることになっていたわけですけども、そもそも「上の原跨線橋について」という配られた資料の中で、昭和41年に日本国有鉄道によって建設をされた跨線橋、平成10年に修繕工事を行っているということでした。定期の点検を2012年に行って、その上で2014年にJRと修繕工事について協議を開始したという、そういう資料も配られて、丁寧な説明だったと思います。

 ちょっと気になるのは、確かに跨線橋を利用されている生徒の方々や地元の方もいらっしゃって、できるだけ交通を遮断しないようにしながら工事をしてほしいという声だったということに、私もそう思いますし、そうしてほしいと思っていたんですが、ただ、延伸することで、点検をされた中身として修繕が必要だということで延ばすことによって何か安全性に影響が出ないのかなというのは一方でちょっと気になるんですが、そこまではこの跨線橋については及んでいないということでよろしかったでしょうか。

井上都市基盤部道路課長

 委員おっしゃるとおりで、緊急性の高い修繕というものは特にございませんで、あくまでも早期に修繕が必要だというところで、令和3年度までかかりますけれども、この中で修繕していくことで、健全性が保たれるものと考えてございます。

来住委員

 当時お配りいただいた中で、当時の点検の写真なども示していただいて、ひび割れだとか床の剥離だとか、幾つか修繕すべき箇所について示されております。かなり、今委員からもあったように、保育園の園児が結構楽しみにして、この橋の上で散歩の中で手を振ったりしています。かなりの数の学校の私立中高の生徒が朝夕と利用をして、数的にもかなりの利用、時間によっては利用かなというふうに思うんですが、ちょっと参考までに、この跨線橋の利用状況というのは何か調査をされていますか。あればちょっと教えていただきたい。

井上都市基盤部道路課長

 以前の委員会でもお答えをいたしましたが、交通量調査そのものは実施しておりませんが、朝晩ですとか日中の利用者、通行者については、どういった方がどの時間帯にどの程度利用しているかということについては把握をしてございます。

来住委員

 ちょっとささくれ立ったようなところもありますので、その辺は、本格的な修繕は協定に基づいてやっていただくということですけども、取りあえずの安全の何らかの手だてが必要かなというのはちょっと気になっているところです。

 今後の予定なんですが、説明会のときには、協定をJRと締結した後に、工事説明会をJRと共催で行うということを説明会で示されていますけども、現状でいきますと、この補正でさらに1年延びるということですけども、JRと共催での説明会はいつ頃になる予定でいるんでしょうか。いつ頃になる予定ですか。

井上都市基盤部道路課長

 本来であれば、昨年度末から今年度初めにかけて説明会を実施する予定ではございましたが、新型コロナウイルスの影響によりまして、会場が確保できないこととそれから実施が難しいというところで、現在のところは実施できるかどうかについてもちょっと不確定なところがございます。実施できない場合につきましては、工事の案内のチラシをこの付近の方々に配布をして周知を図りたいというふうに考えてございます。

来住委員

 説明の、近隣の中では、令和2年度に完成ということで示されていますので、これが延びるということであれば、何らかの先ほどおっしゃったような形でチラシ等での周知を取りあえずしていただいたほうがいいかなというふうに思いますので、要望しておきますけども、そういうお考えはあると思います。よろしくお願いします。

委員長

 他に質疑はありませんか。よろしいですか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 では、質疑がなければ、質疑を終結します。

 意見について伺います。第50号議案について、意見はありますか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 それでは、第50号議案について、意見なしとして総務委員会に送ることに御異議ありませんか。

 

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 御異議ありませんので、そのように決定します。

 以上で本日の日程を終了しますが、委員、理事者から御発言はありませんか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 なければ、以上で建設委員会を散会します。

 

(午後5時29分)