令和2年06月10日中野区議会建設委員会(第2回定例会)
令和2年06月10日中野区議会建設委員会(第2回定例会)の会議録

中野区議会建設委員会〔令和2年6月10日〕

 

建設委員会会議記録

 

○開会日 令和2年6月10日

 

○場所  中野区議会第1・2委員会室

 

○開会  午前9時00分

 

○閉会  午前11時57分

 

○出席委員(9名)

 日野 たかし委員長

 河合 りな副委員長

 竹村 あきひろ委員

 高橋 かずちか委員

 加藤 たくま委員

 杉山 司委員

 小宮山 たかし委員

 久保 りか委員

 来住 和行委員

 

○欠席委員(0名)

 

○出席説明員

 都市基盤部長 奈良 浩二

 都市基盤部都市計画課長 安田 道孝

 都市基盤部道路課長 井上 雄城

 都市基盤部公園緑地課長 林 健

 都市基盤部建築課長 小山内 秀樹

 都市基盤部交通政策課長 村田 賢佑

 都市基盤部住宅課長 池内 明日香

 まちづくり推進部長 角 秀行

 中野駅周辺まちづくり担当部長 豊川 士朗

 まちづくり推進部まちづくり計画課長 千田 真史

 まちづくり推進部野方以西担当課長 狩野 純一

 まちづくり推進部まちづくり事業課長 川野 英明

 まちづくり推進部まちづくり用地担当課長 酒井 雅勝

 まちづくり推進部街路用地担当課長 長沼 彰

 まちづくり推進部新井薬師前・沼袋駅周辺まちづくり担当課長 荒井 弘巳

 まちづくり推進部防災まちづくり担当課長 森 眞一郎

 まちづくり推進部大和町まちづくり担当課長 松原 弘宜

 まちづくり推進部中野駅周辺まちづくり課長 松前 友香子

 まちづくり推進部中野駅新北口駅前エリア担当課長 小幡 一隆

 まちづくり推進部中野駅地区・周辺基盤整備担当課長 石原 千鶴

 まちづくり推進部中野駅周辺地区担当課長、まちづくり推進部中野駅周辺エリアマネジメント担当課長 石橋 一彦

 

○事務局職員

 書記 早川 政男

 書記 高橋 万里

 

○委員長署名


審査日程

○議事

 安全で快適に住めるまちづくりについて

 交通環境の整備について

 道路の整備について

 公園の整備及び緑化の推進について

○所管事項の報告

 1 新型コロナウイルス感染症に係る対策及び当面の区政運営について(都市基盤部・まちづくり推進部)

 2 令和2年度予算の執行について(都市基盤部・まちづくり推進部)

 3 野方駅整備株式会社の経営状況について(都市計画課)

 4 平和の森公園の利用ルールについて(公園緑地課)

 

委員長

 定足数に達しましたので、建設委員会を開会いたします。

 

(午前9時00分)

 

 本定例会における委員会審査の割り振りについて協議したいので、委員会を休憩いたします。

 

(午前9時01分)

 

委員長

 委員会を再開します。

 

(午前9時02分)

 

 本定例会における委員会の審査日程(資料1)についてお諮りいたします。

 本定例会では、常任委員会の日程が2日間設けられており、本委員会にはお手元に配付の審査日程案のとおり審査すべき案件があります。そこで、休憩中に御協議いただきましたとおり、本日は所管事項の報告をできるところまで受け、2日目は残りの所管事項の報告以下を行いたいと思いますが、これに御異議ありませんか。

 

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 御異議ありませんので、そのように進めます。

 なお、審査に当たっては、10時半ごろに休憩を取り、正午を目途に進めたいと思いますので、御協力をお願いします。

 それでは、議事に入ります。

 安全で快適に住めるまちづくりについて、交通環境の整備について、道路の整備について、公園の整備及び緑化の推進についてを一括して議題に供します。

 所管事項の報告を受けます。

 初めに、1番、新型コロナウイルス感染症に係る対策及び当面の区政運営についての報告を求めます。

安田都市基盤部都市計画課長

 それでは、新型コロナウイルス感染症に係る対策及び当面の区政運営について御報告申し上げます。(資料2)

 本報告は主に総務委員会に係るものでございますが、共通の資料で全常任委員会で報告するものであり、当委員会に関する部分について御報告するものでございます。

 新型コロナウイルス感染症の拡大は、人々の健康や社会、経済に対して甚大な影響を与えており、区は、感染防止対策とともに、逼迫する医療、生活、経済を支援する対策を講じております。本対策は、変化していく局面に合わせて迅速かつ効果的に取り組むことが求められる、今後取り組むべき対策や当面の区政運営について報告するものでございます。

 1番目、新型コロナウイルス感染症に係る対策の3つの柱でございます。(1)医療など最前線の現場環境を支える、(2)生活や子育て、介護などを支える、(3)経済の再生に向け事業者を支える、3つの柱をお示ししてございます。

 2番目でございます。対策事業の実施でございます。第1弾では、区民の生命や生活に関わる緊急対策を最優先に実施するもので、第一号・第二号補正予算で対応し、緊急を要する事業は予備費を充用する旨、次のページになりますが、(2)、第2弾として、生活・経済の再開に向けた支援、(3)では以降の対策をお示ししてございます。

 ここで、本委員会に関わる項目でございます。恐れ入りますが、別紙資料の新型コロナウイルス感染症に係る医療・生活・経済支援対策事業の表を御参照願います。

 先ほど御説明申し上げましたが、3つの柱――1番目として、医療など最前線の現場環境を支えるもの、2番目として、生活や子育て・介護を支えるもの、3番目として、経済の再生に向け事業者を支えるものに関連する項目に関連する事業が示されてございます。当委員会に直接関わるものはこの3つの柱にはございませんが、別紙資料の3ページ、一番下の参考、新型コロナウイルス対策に係る令和2年度予備費の充用の17番目でございます。内容としましては、区民や事業者等への窓口対応に向けた消耗品購入――マスク、消毒液、パーティション等の項目が該当いたしてございます。

 恐れ入りますが、元の説明資料にお戻りいただきまして、2ページを御覧いただきたいと思います。

 3番目、対策事業の財源確保でございます。補正予算における対策事業の財源確保については、国や東京都の交付金や補助金を活用するとともに、(1)今年度の新規・拡充事業の執行統制や事業見直し、歳出の抑制に努めること、(2)新型コロナウイルス感染症対応に関する臨時交付金や、(3)寄附金の創設等の説明がございます。なお、この対策事業の財源確保につきましては、次の報告事項――令和2年度予算の執行と重なりますので、こちらについては次の項目で御報告申し上げます。

 次に、3ページを御覧ください。

 4では、執行体制の整備について御説明があります。新型コロナウイルス感染症緊急経済対策室の設置などについて御説明があります。

 また、5番目では、当面の区政運営についてお示ししてございます。今後の財政見通しとしましては、リーマンショック時を上回る対応が必要であること、危機を乗り越えるための基本方針が示され、弾力的な区政運営、区民参加による開かれた区政などについてお示ししてございます。

 資料詳細につきましては、後ほどお読み取りいただければと存じます。

 御報告は以上でございます。

委員長

 ただいまの報告に対して質疑はありませんか。

加藤委員

 建設委員会所管分におきましては、別紙の参考、予備費の充用の17番の消耗品購入のみだということですけども、ここでマスク、消毒液、パーティション等とありますけれども、都市基盤部においてマスクとかは購入しているんですか。窓口サービスで使っていると言っていますけれども、区民の方々に渡すのか、所管の職員は自前でマスクを用意するのか、区が用意しているのかとか、その辺、聞くところがここしかないというのもあるので、お伺いします。

安田都市基盤部都市計画課長

 予備費の適用でございますけれども、主に窓口対応が主になりますので、パーティションとかビニールのシートというんですか、それを購入してございます。マスクに関しましては、庁内の危機管理会議で、特に区民と接する場所、あるいは健康福祉部とか、そういった場所に配布されてございますけれども、職員に関しましては、基本的に自前のマスクということで対応してございます。

加藤委員

 マスクは都市基盤部では購入しているけれども、基本的には使っていないということですか。区民の方でつけていない方がいらっしゃったら渡すということですか。マスクは購入されているのか、購入しているんだったらどういうときに使うのか教えてください。

安田都市基盤部都市計画課長

 マスクに関しましては、購入してございません。

加藤委員

 すみません、もう1点。今後の財源確保というところでは多分次の予算執行のお話になってくると思いますけれども、今後の財政見通しについて、リーマンショックというキーワードが出ておりますけれども、平成22年度予算において減になった際に、まちづくり関連ではどういった予算の執行統制が図られたかというのが、大まかでいいので、分かるなら教えていただきたいんですけど。(「次の項目で」と呼ぶ者あり)

委員長

 じゃあ、後ほど。

久保委員

 本当にこの間、様々皆様の御苦労があったことかと思いますけれども、「全庁的に職員の異動や兼務の発令を適宜行い、人的資源を確保する」ですとか、また、その他の取組のところでテレワークですとかウェブ会議システムの導入などがあって、やはり建設委員会所管の部分においても様々働き方等が変わってきているのかなと思うので、もし何か具体的にこのように変わってきている部分があるですとか、また、今後の課題等が部の中でも見られているというようなことがあったら教えてください。

安田都市基盤部都市計画課長

 新しい事務スタイルの検討でございますけれども、こちらに関しましては、例えばウェブ会議の可能性などは検討してございますけれども、全庁的に進めていくものと、セキュリティーの関係で、まだ具体的には進んでいないところでございます。審議会とか審査会関係が――外部の先生方を集めてやるものでございますけども、やはり密になるということで延期したりしてございますけれども、規定上持ち回りでできるものは持ち回りで対応している、あるいは、先般、都市計画審議会でも採用されてございましたけども、アンケートの対応ですね。そういった意見照会に対する質問等の書面受付などをしてございます。

久保委員

 具体的に、部ごとでのウェブ会議というのはまだ行われているわけではないし、今後の審議会等でも活用をどうするのかというところを検討しているというところなのかと思いますけれども、やはり密を防ぐということで、例えば庁内も様々なレイアウトを変更したりですとか、また、テレワークをするということで、その辺のところでも働き方が様々変わってきているかと思うので、その辺のところで何か大きな変化があったりとか、また、そういうことによって不都合が生じたようなところがなかったかというところもお聞きしたいと思います。

安田都市基盤部都市計画課長

 新しい事務の進め方につきましては、民間等で既にテレワーク等が大分進んでいるということでございますので、そういったところを参考にしながら全庁的に進めているところでございます。困ったところといいますと、審議会で次の都市計画決定に進むべきところが、開けないというところで、遅れないようには対応してございますけれども、そういったところで影響が出ているのかなということでございます。

来住委員

 報告いただいた中身の中で、特に該当する、この委員会で所管するところはないんですが、ただ一つ気になりますのは、2ページの資料の中で、生活困窮者住居確保給付金事業というのが行われています。まさに区民の皆さんにとっては、新型コロナの中で、特に制度としては、経済的に困窮したり、家を失いつつある、そういうおそれのある方々に支給されるものです。住宅分野としても関心を持つ必要があるのではないかなととても思います。といいますのは、5月末現在で相談件数が600件を超えて675件というふうに聞いています。したがって、福祉的な要素なんですけども、やはり区民の皆さんの住居を確保するという点では、住宅分野も情報を共有する、少なくともそういう手だては必要かなと思うんですけども、いかがでしょうか。

池内都市基盤部住宅課長

 住宅課のほうでは、実は、生活援護のほうと連携を取っておりまして、日々状況の把握等はさせていただいております。その中で、住宅課でできるということで、相談支援のほうを拡充はさせていただいているところなんですけれども、今後とも横断的に部を越えて連携してまいりたいと考えております。

来住委員

 ぜひ情報共有をお願いしたいという点と、これまでも言われてきた、住宅確保のための協議会の立ち上げなども当委員会でも議論されてきておりますので、特にネットカフェが休業して、その方々の支援策も組まれておりますので、今後、ぜひ協議会の中で、今回の新型コロナの状況がさらに深刻になる、住まいの問題ではこれから困窮状況が広がる可能性が十分考えられますので、区民の皆さんの住居確保のために、そういう協議会などの立ち上げもこれを機にぜひ進めていただきたいと思うんですけども、いかがでしょうか。

池内都市基盤部住宅課長

 福祉部門と住宅部門、その連携を構築するために居住支援協議会の立ち上げが必要だと考えております。現在、その立ち上げに向けた準備を進めているところです。それについては、また住宅政策全般をお見せする際に、具体的にお示ししたいと思います。

高橋委員

 先ほどの久保委員の質問に関連するんですけども、密を避けるということで、政府は8割、7割、自宅――テレワークというか、という話で、密を避ける形にしましたけど、都市基盤部とかまちづくり系の部署で実質何割ぐらい、間引くじゃなくて、密を避ける形の実績というのはどんな形でしょうか。

安田都市基盤部都市計画課長

 窓口とか、職場にも、担当事業にもよりますけれども、基本的に大体4割から5割ぐらいの交代勤務制をやってございます。

高橋委員

 4割から5割削減というか、4割から5割が出勤しなかったのか。(「そうですね」と呼ぶ者あり)そのデータはあるんですか、部署ごとの。いわゆる感染症のピークとか、2月、3月、4月、5月、緊急事態宣言解除、その中での数字というのはあるんですか。

安田都市基盤部都市計画課長

 データは取ってございます。

高橋委員

 そのデータを次に生かせるようにしていただきたいのと、さっき都市計画審議会という話があったんですけど、持ち回りで済ますことができるものもあるという話なんですけど、例えば都市計画審議会をウェブ会議でやるということは法的に可能なんですか。

安田都市基盤部都市計画課長

 委員会によるんですけども、特別な規定がある場合にできる委員会もあります。持ち回りに近いところでやっているのは住宅政策審議会。都市計画審議会でございますけれども、要件が厳格に定められておりまして、出席議員の過半数とか、そこで議論していただくということもございまして、今の規定上はなかなか難しいので、全庁的なウェブ会議の可能性とか、そういった規定を盛り込むことによって可能になるかなというふうに考えてございます。

高橋委員

 議会も、出席という意味合いで、今後BCPで考えていく話があるんですけど、都市計画審議会の出席という定義がウェブ会議でクリアできるのか、本当に体が会議体の中に出席しないと駄目なのかとか、その辺というのはどうなんでしょうか。

安田都市基盤部都市計画課長

 そちらも規定を全庁的にウェブ会議の有効性を見ながら進めていかないと駄目だと思うんですけれども、もう一つは、仮に規定上開かれても、例えば建築審査会――弁護士とか法律専門家が一堂に会して建築基準法の適用を議論するんですけども、規定上は可能性としてあるんですけども、会長より、法律家がちゃんと議論して結論を導く、こういったことが大事なので、やはり対面で会うとか、ウェブ会議ができたらウェブ会議の中で議論するという、そういった仕組みがないと厳しいのではないかとの意見もいただいております。

高橋委員

 会議体なので、議論したり、同じ議題について同時進行でやらなきゃいけないというのは当然だと思うので、私が聞いてるのは、それが必ず同じ部屋に来て出席しなきゃいけないのか、ウェブ会議とかで、あるいはリモートでそれがクリアできるのか、弁護士さんだって何だって、ウェブ会議に参加すれば意見できるわけだから、その辺の法的なことと実際の運営というのを審議会の一つひとつでちゃんと検証をして、万が一の次のときにもきちっとそれが即時対応できるようにしていただきたいと思うんですけど、その辺はどうでしょうか。

安田都市基盤部都市計画課長

 非常に重要な問題で、対応を検討してまいりたいと思ってございます。

高橋委員

 それと、さっきのお話の中で、ウェブ会議をまだ部内でやっていないということですか。

安田都市基盤部都市計画課長

 承知するところでは、まだ実践していないと聞いてございます。

高橋委員

 世の中の企業でウェブ会議をやっていない企業はないんじゃないかと思うぐらい今やっていて、学生さんもウェブ授業をやっているんですよね。それで何でやらないんですか。

委員長

 休憩しますか。休憩します。

 

(午前9時22分)

 

委員長

 委員会を再開します。

 

(午前9時23分)

 

高橋委員

 庁内の情報インフラの問題とかセキュリティーの問題とか、その辺、いわゆる物理的なハードウェアの話とか、その辺は聞いているんですけども、とにかく都市基盤部、まちづくり推進部は、万が一の首都直下のような災害が来たときには実働部隊で動くところですし、それが今、感染症と同時に起きた場合どうなるんだという話も今出ていて、いろんな災害対応のことも政府もいろいろ発信していますけれども、そうなったときのことを、なったときにばたばたしてもしようがないので、早急に装備を整えていただいて、ウェブ会議なり、そういうことでの部内あるいは部局同士のコミュニケーションを取ったり、災害対応に生かすような、そういう平時でのシミュレーションをぜひやっていただいて、万が一のときに備えていくというのが危機管理の基本だと思うので、その辺をやっていただきたいと思うんですけど、いかがでしょうか。

安田都市基盤部都市計画課長

 委員の御指摘のとおり、災害対策とか、都市基盤部、まちづくり関係は非常に重要でございます。積極的に検討してまいりたいと思います。

高橋委員

 インフラ環境が整ったらぜひ実行していただいて、またこの委員会にその状況を報告していただきたいと思いますが、これは要望にしておきますので、よろしくお願いします。

久保委員

 都営住宅の募集期間がこの間ずれ込んだりということがありましたけれども、直接的に、そういった意味で、新型コロナウイルス感染のことがあり、住宅においてですとか、区民に直接関わる点で遅れを来すようなこと、影響を及ぼすようなことというのはあったんでしょうか。また、このことについてのアナウンスがしっかりできていたのかどうか、お聞きしたいと思います。

池内都市基盤部住宅課長

 都営住宅の募集がおおよそ5月中と言っていたところなんですけれども、6月8日からということで、期間をちょっと延ばしまして23日までというふうになっております。この間の御案内なんですけれども、区報、それからホームページ等で周知させていただいているところです。

久保委員

 そのことについて、例えば問合せが来たりとか、その辺の対応がどのようになっているのか、あれば教えてください。

池内都市基盤部住宅課長

 問合せなんですけれども、毎年と同じように、電話で問合せ、それから、窓口のほうも初日はかなり混みまして、その対応でさせていただいているところです。

委員長

 他に質疑ありませんか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 質疑がなければ、以上で本報告について終了します。

 次に2番、令和2年度予算の執行についての報告を求めます。

安田都市基盤部都市計画課長

 それでは、令和2年度予算の執行について御報告申し上げます。(資料3)

 本報告は、新型コロナウイルス感染症対応の関係で全常任委員会で御報告するものであり、当委員会に関連するもののうち、まずは都市基盤部に関連する部分について御報告申し上げます。

 資料にお示しのとおり、新型コロナウイルス感染症に伴う経済的影響は、日本はもとより世界各国で厳しい状況をもたらしており、国の緊急事態宣言の解除後も予断を許さない状況でございます。

 こうした状況下でも区民が安心して生活できる環境を提供することは急務でございます。区は現在、医療・生活・経済支援対策に取り組んでいるところでございます。対策を進めるに当たっては安定した財政基盤の構築は必須であり、新型コロナウイルスの影響が多岐にわたっていることを考慮すると、リーマンショック時以上の大幅な一般財源の減収を想定した対応が必要となるものでございます。

 これを踏まえて、今年度の事業実施に当たっては、事業規模や時期、方法について十分検討し、見直すべきものは見直し、歳出の抑制に努めることとし、令和2年度予算で計画した事業について、今後の執行見込みについて取りまとめたので、御報告するものです。

 まず、都市基盤部に関連するものを御説明申し上げます。

 1ページの資料中ほどの表を御覧ください。執行を調整する事業の予算額及び削減見込みの表でございます。都市基盤部関係では、表の下から3行目、新規・拡充事業では、執行を調整する事業の予算額2,478万6,000円のうち777万7,000円の削減を、また、経常事業につきましては、執行を調整する事業の予算額308万円のうち205万8,000円の削減を見込んでございます。

 この詳細につきましては、別紙資料の7ページをお開き願います。777万7,000円は、交通弱者の移動環境の改善、いわゆるコミュニティタクシーの検討費でございます。経常事業につきましては、講座、研修等から205万8,000円の削減を見込んでございます。

 都市基盤部関連は以上でございます。

千田まちづくり推進部まちづくり計画課長

 それでは、私からまちづくり推進部所管分について報告いたします。

 別紙8ページを御覧ください。まちづくり推進部所管の対象事業は、新規・拡充事業が6項目、経常事業の1項目となります。

 新規・拡充事業の削減項目でございますが、1、東中野駅東口周辺まちづくりにつきましては、着手の遅れに加え、感染拡大防止対策による会議等の制約などで東京都やJR東日本など関係部署との調整に時間を要することが見込まれることから、今年度予定していた委託経費の全額。2、野方駅周辺まちづくりの推進、3、都立家政駅・鷺ノ宮駅周辺まちづくりの推進は、会合等における感染拡大防止対策による制約から生じた意見交換会やまちづくり検討会の開催減に相当する経費。4、上高田一・二丁目及び三丁目周辺地区防災まちづくりの推進については、新型コロナウイルスの影響による着手の遅れから本年度内の完了が困難になった測量委託に相当する経費。5、中野駅周辺まちづくりに関する業務支援については、新型コロナウイルス対策の緊急性を鑑み、令和3年度以降に先送りすることとしたプロモーション推進のために予定しているVRの更新業務委託に相当する経費。6、市街地再開発事業補助(中野二丁目地区:助成)及び周辺街区のまちづくりに係る調査業務についても、同様の措置として先送りすることとしたファミリーロードなどの周辺地区の測量委託に相当する経費。経常事業からは、中野駅周辺まちづくりを進めるために必要な弁護士相談のために計上している報償費に相当する経費の計7項目で執行削減を図る予定としており、部合計削減額は約3,200万円を見込んでおります。

 私からの報告は以上です。

委員長

 ただいまの報告に対し質疑ありませんか。

加藤委員

 先ほど質問しかけたんですけど、リーマンショックのときと状況を比較されて、それ以上のものだというような推測をされているわけですけども、リーマンショック時に都市基盤、そしてまちづくり――当時はその名前じゃなかったかもしれないですけど、建設委員会マターとして事業を削減した……(「聞こえない」と呼ぶ者あり)建設委員会の事業として、リーマンショックのときに事業予算を削減したという実績はあるんでしょうか。

委員長

 傍聴者の方は発言を控えていただくようにお願いします。

安田都市基盤部都市計画課長

 削減はしていると承知してございますけれども、具体的な数値は今持ってございません。

加藤委員

 過去の実績を見ることなく今回削減に踏み込んでいるというようにも考えられますけど、今回の削減をするに当たって、どういった基準で削減をされているんですか。

安田都市基盤部都市計画課長

 全庁的に検討しているところでございますけれども、まず、既に契約等の事務が進んでいるものに関しましては、今回は入ってございません。今後具体的に事業に着手するもののうち、執行の可能性や、あと、その準備、あるいは今回の例えば都市基盤部分に関しましては、交通弱者等の環境の整備につきましては、地域の人たちと意見交換をするというところが非常に重要な項目でございます。新型コロナウイルスという特殊性を考えまして、そういった具体的に地域と一緒に話し合っていく環境が今難しい状況。それと、あと、もちろん事業の重要性と、国費、都費の歳入の可能性などを総合的に考えまして対応してございます。

加藤委員

 4月の総務委員会において、予算の執行は見合わせて、状況を鑑みてやっていくということで、4月の時点で事業を止めているようなことを言っていたんですけど、今の御発言の中では、もう動き出してしまっているものは止められないから始めてしまっているというような表現になっていますけど、4月の段階で、執行統制、どれを止めるかというので止めていたものと止めていないものはどういう差があるんですか。止めなきゃいけなかったんじゃないんですか、4月の段階で。

安田都市基盤部都市計画課長

 4月に、事業を進めるものに関しましては、全て全面的に執行を制限するという感じではございません。そのときの中では、例えば契約に当たっては、1月、2月から既に準備しているものもございます。経常的に進めていくもの、施設運営に関するもの、そういったものは今回そこの統制には入っておりません。新規・拡充という中で、そういった可能性のものをピックアップして、重要性等を加味して対応したものでございます。

加藤委員

 経常的なものは全く止める気がなかったということでよろしいんですか。その中でもまたものが違うということですか。特にまちづくりにおいては、これまでやってきた事業ですけど、その一部が止められているというような認識ですけど、その辺をもう少し詳しく教えてください。

安田都市基盤部都市計画課長

 止められるもの、止められないものというのを精査した上でございますけれども、もう一つ重要なのは、4月の段階で挙げたものが全て対応というものではございません。今後進める中で、全事業を洗い直して、さらに詳細にどういったものが今後削減できるかというのも継続的に検討してございまして、今回挙がっているものは、4月時点のところで一定の期間で対応したものでございます。今後、どういったものが可能かは、全事業を洗い直して検証しながら考えていきたいというふうに思っています。

加藤委員

 あと、補助金とかの話ですけれども、例えばシェアサイクルなんかは東京都から入って、見直しの中に入っていないということはやっていかれるんでしょうけれども、補助金があるから進めるという考え方も、一般財源を投入している限りは、結局、補助金がついているからといっても一般財源はなくなっていくわけですけれども、その辺は執行統制にはなっていかないんですか。お金がつくからやらないといけないという話にはならないと思うんですけれども。

安田都市基盤部都市計画課長

 委員御指摘のとおり、お金がつくからやらないということではございません。事業の性格とか重要性、あるいは国費、都費の投入可能性と、あと、やはり都市基盤部・まちづくり事業関連は防災対策という非常に重要な項目がございます。一律に削減するということではございませんので、そこの部分を十分加味しながら対応していきたいと考えてございます。今回挙がっているものは初期の段階での検討結果で、今後、全体的に事業の執行の在り方を見直す中で十分検討していくものと考えてございます。

加藤委員

 所管が違いますけれども、やっぱり中野本郷小学校の工事を止める前段のところで、設計のところを止めてしまったとか、そういったところは自民党としては本当に、政策の優先順位というのはどういうところなんだと本当にただしていかないといけないなというところにおいて、まちづくりにおいても止めてはいけないともちろん思っております。そういった中で、まちづくり関連はほとんど予算が削れていますけれども、今後というか、今年度、来年度、全体的にどのぐらい減らすというような見込みというか、そういうふうに、上からどのぐらい抑えろとか、そういった目標値というのは定められているんですか。

安田都市基盤部都市計画課長

 具体的な数値は示されてございませんが、全庁的に、こういった危機的状況で経済対策をどうしていくか、財源の確保に向けて、やはり全ての事業を洗い直して、重要性とか区民の方々の生命・身体の安全の度合い、確保の必要性、あるいは、先ほど言いましたように、都市計画など手続が進んでいかないと次の決定に進んでいかない重要なものもございます。そういったことも含めて、全体的に精査していきたいと考えてございます。

杉山委員

 御説明ありがとうございます。まず、都市基盤部の精査したものが三つ書いてございまして、1個、公園再整備計画の策定に関して1,700万円、今後スケジュール見直しとありますが、これが今どうなっているのか、現状が分かれば教えていただけますか。

林都市基盤部公園緑地課長

 公園再整備計画については、基本構想ですとか基本計画との整合を図る必要がある、これが現在策定が延びていると。それから、新型コロナウイルスの影響で、今後の財政見通しを立てることが困難ということで、改めて公園再整備計画の規模や内容やスケジュール等について再検討する必要があるということで考えているところでございます。

杉山委員

 なかなか検討は難しいとはいえ、現状、例えば新型コロナの影響で、品物――遊具そのものが入手困難になっているとか、現状、工事がストップしていて、再開するときに、今年度じゃなくてやっぱり来年度に流れてしまうようなものというのは、何となく想像というのは、担当としては把握していらっしゃらないんですか。

林都市基盤部公園緑地課長

 現在のところは、来年度に流れるようなものというのは聞いてございません。

杉山委員

 そうしましたら、今回、ここに経費の見直しをするかもしれませんという項目が書いてありますけど、これは、一般財源そのものを削ることはなかなか難しいよ、そういう意思、今お話しされた、そんな感じですか。

林都市基盤部公園緑地課長

 こちらの公園再整備計画策定については、計画を策定するための補助業務のお金でございまして、こちらの再整備計画というのは、今後公園の再配置をどうするんだとか、そういったかなりお金のかかる内容になってございまして、その意味で、今後の区の財政状況がどうなのか、そういったところも考えながらつくっていかなければいけないというところで、先ほども申し上げましたとおり、内容とか規模とかスケジュールとか、その辺を再度検討するということで考えているところでございます。

杉山委員

 全体的に、都市基盤部の見直し、削減見込額というのがやっぱり少ない。全体的に見て、挙げられたのが3項目。さっき理事者のお話の中で、既に進んでいるもの、契約を締結したもの、進んでいるもの、あと、止められないもの、それに関しては見直しがなかなか難しいですというお話だったんですが、その中で、裏腹に、初期の段階の、例えば今はこの三つを出したけど、今後もっと考えていくというお話も理事者の中からお話しされていました。実際のところ、今から、これは初期の段階で3項目が出ていますが、これから見直せるものというのは何かもくろみというか、考えがあれば教えていただけますか。

安田都市基盤部都市計画課長

 都市基盤部関連の御質問ということで。都市基盤部関連は、かなり都市基盤施設の維持管理に係るものがございます。これは区民の生命を支えるための安全施設の確保で、なかなか削減が難しい部分がございますが、そういった中でも、具体的にどういったものが削減できるかは現在検討しているところでございます。ここに挙がってございますのは、5月の――実際には初期ですね、初期時点の検討結果でございますけれども、今後、例えば先ほどありました審議会や審査会とか、あと、区民との意見交換会が必要な事業もございます。そういったもの、あるいはイベント等、そういったものを全般的に、今後新しい生活スタイルの中でどう進めていったらいいかということで、全体的に洗っているところでございます。そういった中で、かなりの削減効果が出るものが出てくるのではないかというふうに考えてございます。

久保委員

 先ほど加藤委員の御質疑の中で言われていたことを改めて伺いたいのですけれども、今回の予算執行について、何を削減するのかということについては、目標値は特に定められていなかったというふうに先ほど御説明をされていたかと思うんですけど、そのことを確認をさせていただきたいと思います。

安田都市基盤部都市計画課長

 具体的な目標値というのは定められてございませんけれども、対応となるような事業の、財政課からも、そういう参考の、こういったものはという例は挙げられてございました。

久保委員

 財政当局からは、一定の何か物差しというか、この程度ぐらいまで絞り込めませんかというようなことを言われたということですか。そういうわけではないんですね。

安田都市基盤部都市計画課長

 金額については指定されてございません。

久保委員

 先ほども維持管理に関わることなどは区民生活に直結しているので削るのは難しいというお話がありましたけれども、こういった状況下で、単年度において100億円以上の減収を想定した対応が必要となってくると書かれております。ということになりますと、規模的には非常に大きいのが都市基盤やまちづくりということになってきますので、もう少し絞り込まないと厳しいのではないかなということも感じているところです。今後、削減できるかどうか全事業を洗い出していくというようなことがありましたけれども、その作業はいつまでになさるのか、また、いつまでにそれを具体的に示されるのか教えてください。

安田都市基盤部都市計画課長

 具体的な時期は示されてございませんけれども、これまでも当議会に上げられてきていますように、補正予算が3月に行われ、5月に行われ、6月という形で財源削減や新しい財政取得の見込みが説明されてございます。そういった形で、全庁的にもそうだと思うんですけども、かなりこういったところを精査して進めていくべきと思いますので、都市基盤部、当委員会に関わるところでも、そういった進め方を全体的に見直していきたいというふうに考えております。

久保委員

 洗い出していきたいということは、要は、今年度内に、洗い出しているうちに終わってしまうわけじゃないわけだから、一旦事業を停止しなければいけなかったりするということがあるわけじゃないですか。だから、早いうちにそれは示していかないといけないんじゃないかなと思うんですけれども、今そういう角度で作業をされていて、大体この辺でという目安も立っていないということですか。

安田都市基盤部都市計画課長

 既に全事業の削減とかも、4月末、5月でも進めてございます。ここに挙げたもの以外にも、実際には、各所管においてどういったものが挙げられるか、そういったものも検討しているところでございます。

久保委員

 ということは、ここに挙がっていないところもいずれ出されるんですよね、都市基盤やまちづくり推進部としても。

安田都市基盤部都市計画課長

 今回の御報告は全庁的ですけれども、どういう形になるかはなかなか難しいんですけども、やはりこういった中で、事業を、予算を認めてもらったものですから、それについてどういうふうに削減するかということは当然御報告差し上げるものだと考えてございます。

久保委員

 時期はまだ示せないし、時期も決まっていないということですよね。基本的には、予算がついているものなわけだから、必要ないものなんていうのは一つもないというふうに私たちは思っているわけですね。ただ、先ほど国費や都費の話がありました。国費や都費が本来的には特定財源として入ってくるという見込みを立てているんだけれども、それが入ってこないというような事態が生じる場合もあるのではないかなと思うんですけれども、そういったことも今何か国や都から情報を得ながら精査しているものはあるんですか。

安田都市基盤部都市計画課長

 国費、都費につきましては、来年度予算に向けて、当然もう調整は入っているところでございます。だんだん年度末に向けて固めていく中で、情報交換を国や都とやってございます。そういった中で、今回の新型コロナウイルス関係で、国費、都費の歳入状況ですね、そういった調整も入ってきます。そういう中で、本当に区民の生命や身体に大事なものから経常的なもの、それから、新しく事業としてやるもの、精査する中で調整を続けている状況でございますので、当然そういった中で情報が入ってきますので、対応していきたいと考えております。

久保委員

 今のところ、どういうふうにそれが示されるか分からないかと思いますけれども、大規模な事業なんかで債務負担行為をかけているものなんかもありますよね。そうすると、先に見ていったときに、このまま事業継続をしていくのが難しいという判断を迫られる場合もあるのではないかなと思うんですけれども、そういったことも今精査しているということですか。

安田都市基盤部都市計画課長

 おっしゃるとおりでございます。この前、補正予算で跨線橋の話が出ました。この時期にやることが、債務負担行為上、事業費なのかどうかも十分検討してやってございます。そういった中で、今後情報が入ってくれば、また同じような形で対応していくというふうに考えてございます。

久保委員

 分かりました。

 あと、個別のことをお伺いしたいと思います。7ページの都市基盤の交通弱者の移動環境の改善についてです。先ほど地域住民の皆さんの御意見を聞くということが非常に重要なことであるので、地域住民が参画した会議等、こういったものの開催ができないと事業を進めるに当たっても不都合であるのかなというふうに、それは感じているところなんですけれども、ただ、事業費が本当にここまで全部削られてしまうと、区民の皆さんの御意見を聞くということ以外でも、やっぱり庁内でできることがあるのではないかなと思うんですけれども、執行予算を削っても、事業自体が、そっくりこの事業がなくなってしまうというわけではないのだろうなと思うんですけれども、その辺はどのようにお考えなんでしょうか。

村田都市基盤部交通政策課長

 今回、この予算につきましては、全額未執行ということで御報告しております。御報告しているとおり、ルート案を決めるであるとか、そういったところについては地域の方と一緒に決めていかなきゃいけないものでございまして、今現在できていないという状況なので、今年度は執行を見送るといったところでやっております。実際、先行しているコミュニティタクシーの自治体におきましては、具体的には小平市でございますけれども、実証実験中の路線につきましては運行の休止をしているとか、あと、運行している路線につきましては6割から7割程度に今現在減っているという状況、また、緊急事態宣言が解除された後につきましても利用率が戻り切っていないというふうに聞いてございます。その中で、この事業自体がもうなくなったとか、そういったところではございませんので、実際、新型コロナウイルスの影響について、どういった影響があるのかというのは、ほかの自治体であるとか交通事業者であるとか、そういったところには引き続き聞いていきたいと考えてございまして、この事業は今回ストップするというところでございますけれども、引き続き考えていきたいと考えてございます。

久保委員

 この事業をストップするというと、この事業がそっくりなくなってしまうみたいに聞こえてしまうわけで、そうではなくて、今回、私も思ったんですけれども、今年度は、これは我が会派としても大変思い入れの強い事業なんですよね。実証実験まで何とかいけたらなという思いで来たけれども、新型コロナウイルスの関係で非常にやっぱり変わってきていること、特に移動手段、交通に関しては本当に大きく変わったなということを思っています。そういう中で、AI活用ですとか、nearMe.がいろいろあちこちで実証実験をやったりとかもしていますけれども、そういったところもやっぱり少し研究をして、目先を変えていくということも重要なのかなと思うんです。そういう意味では、ここで、どうしても予算がないと何もしていないというふうに捉えてしまうんだけれども、そうではなくて、やっぱり担当の中では、今後のことをしっかり視野に入れて、少し今までとは考え方を改めて、その方針というのも示すようにしていただきたいなと思うんですけれども、その辺はいかがですか。

村田都市基盤部交通政策課長

 おっしゃるとおり、AIであるとか、そういったほかの交通サービスといいますか、そういう技術であるとか、そういったところは様々あるところでございますので、そこら辺については引き続き研究してまいりたいと思っております。

久保委員

 やはり予算がつかないということだと、議会への報告なんかもだんだんなくなってしまうんだけれども、そうじゃなくて、研究していくとおっしゃいましたけれども、一定の方針ですとか今後の在り方というのはちゃんと議会にも示していただきたいなと思うんです。よりよいものをするべきだと思うので、その辺のところはいかがでしょうか。

村田都市基盤部交通政策課長

 今、交通政策全般の基本方針について考えている段階でございますけれども、その中で様々検討してございます。そういったところで、検討が進んだ段階におきまして御報告をしていきたいと考えてございます。

久保委員

 お願いいたします。

 それから、公園再整備計画の策定でございます。これも議会でも様々議論があったところです。今後の財源のこともなんですけれども、公園遊具の安全確保の緊急対策というのは、これは予算については削減をするのではなく、進めていくということでしょうか。これは確認です。

林都市基盤部公園緑地課長

 公園遊具の安全の確保については当然進めていかなければいけないというふうに考えてございます。

久保委員

 委員会の中でも、緊急対策と今後の公園再整備計画との関係性、また、議会でも、私たちも公園再整備計画を策定すべきということを常々訴えてきたわけですけれども、やっぱりそこのところで、緊急対策が入ってきたことによって公園再整備自体が縮小されてしまうのではないかというような懸念もあったところだと思うんですが、その辺の関係性というのは変わることがあるんでしょうか。

林都市基盤部公園緑地課長

 緊急対策で更新した遊具については、使えるものは使っていくということで考えてございます。再整備計画については、先ほどお答えしましたとおり、財政的な影響とか、そういったものを見ながら再検討していきたいというふうに考えてございます。

久保委員

 なので、公園遊具の安全確保の緊急対策、これはもう絶対やらなければならないですよね、危険が伴ってしまうわけだから。その中でも示していただけなかった、今後、例えば築山であったりとか大規模遊具についてはどうするのかというのは、これはまだ方針が示されていなかったところかと思うんです。そういったところと公園再整備計画というのはすごくやはり関係性が深いところでございますので、今回、スケジュール及び内容について再検討を行うというふうになっております。そうなってしまうと、再検討を行うと、議会での報告等はいつどういうふうにもらえるんだろうかというところも気になるところなんですね。やはり再整備計画は再整備計画でしっかり示しつつ、今回の緊急対策は当然のことながら進めていくんだけれども、それで終わってしまうことがないようにというところを私たちとしては懸念をしているところなんですが、それはないですよね。確認です。

林都市基盤部公園緑地課長

 遊具の安全対策についてはそのまま進めていくと。そして、公園再整備計画については、かなり今後お金のかかる内容が盛り込まれるというようなことにもなっておりますので、やはり財政的な見通しなんかを踏まえつつ、計画に盛り込む内容を精査するとか、あるいは例えばトイレのバリアフリーとか、そういったできるものからやっていくとか、いろいろその辺については整理して再検討していきたいというふうに考えているところです。

久保委員

 トイレのバリアフリーも、これも再整備計画ということよりも、トイレのバリアフリーは順次行っていくということになってきていると思うので、その辺のところが、何がどっちに含まれているのかというのが見えづらいところでもございますので、その都度きちっと報告をいただきながら、また、再整備計画につきましても、進捗状況については御報告をいただきたいと思いますので、その辺は大丈夫でしょうか。

林都市基盤部公園緑地課長

 適宜議会に対して報告させていただきたいというふうに考えてございます。

久保委員

 よろしくお願いいたします。

 次に、まちづくり推進部のところなんですが、東中野駅東口周辺まちづくりについてです。予定していた業務委託の執行を見送り、最小限の経費で進めていくということで、なかなか東口周辺まちづくりは進んでいかなくて、私も先日、自分の手元にあった平成20年の資料を読んでいて、本当に全然ここから動いていないなと思ってきております。そういう中で、またここが止まってしまうわけですけれども、最小限の経費でどのようなことを進めていくことができるのか、もし現段階でお考えがあれば教えてください。

千田まちづくり推進部まちづくり計画課長

 現段階の想定でございますが、東中野駅のまちづくりにつきましては、やはり民間開発等を適正に誘導するというところが、まちの機能なり安全なりを確実に更新する、行政負担の最も小さい手法ということで考えておりますので、今回、当初の予定では、そこら辺は、まず民間のほうからのニーズ調査、そういったものから、あと、民間が開発として参入するような、そういった都市計画の運用、そういったものを委託を活用してやっていこうというところで想定していたところでございますけど、それについて、まず、我々職員のほうで直接協議を行っていこうということで考えております。また、JR東日本と東口の今の駅舎について、今後の更新の方向性、可能性についての議論を、これもやはり委託の中に入れてやろうと思ったんですけど、これについても、他地区の事例とか様々な鉄道と自治体の共同事業、そこら辺を参照しながら、JRと協議を直接重ねるということで今年度まとめ上げていきたいということで考えております。

久保委員

 JRとの協議は直接行うということで、今までも直接行ってきたことはいろいろあったかと思うんですけれども、東口の様々な民間開発等も鑑みながらのニーズ調査ということだった、それは一旦財源的なところでストップするんだけれども、でも、今後、JRとして東口のバリアフリー化ですとか、地域の皆様からいただいているお声について、これは区としてもその後協議を重ねていくということでしょうか。また、JRとの協議の内容については、それはまた随時議会にも御報告をいただけると思っていていいですか。

千田まちづくり推進部まちづくり計画課長

 今、委員からお話があったように、まず、第1段階としては、JRとどのような協議を進めるかというところの方向性が定まったところで、一つ、一定の御報告はさせていただける段階が来るかなというところがございます。その中で生まれる様々な選択肢について、また方向が特定できれば、それについてまた御報告の段階ができるかなということで考えていますので、まず、JRと、様々な鉄道と自治体の共同事業による改善を協議しながら方向性を絞っていくというのが、当面、今の新型コロナ対策等で活動が制約される中でできる範疇かなということで考えています。

久保委員

 鉄道と自治体が行えることで、そこに民間の開発というようなものも加えてだったと思うんですよね。考え方として、今のは駅舎の改良についてどうするかということで、ここで言われているのは東口の周辺のまちづくりということになってくるかと思うんですけれども、東口の周辺のまちづくりの進捗状況ということを考えないと、やはりJRと区だけでできる協議というのは結構、今までもそうだったんですけれども、限定されてしまうのかなと。まちづくりの在り方によっては、駅舎の在り方だったりとかバリアフリー化というのも、それこそ財源から何から変わってくる可能性もあるわけですけれども、そこら辺のところはどのようにお考えですか。

千田まちづくり推進部まちづくり計画課長

 まず、東中野については、駅前のポテンシャルが高いというところから、民間開発を有効に活用できるだろうというところがあるんですけど、一つ、まちづくりの進行主体で考えていくときの一番多くのケースとしては、やはり街区、駅周辺の土地のポテンシャルを駅との接続を強化することで高めると。それに対してのまちづくり協議の中で、接続に当たって地域の一般の人たちの利便も高めていくというような、開発利益を地域に分配するというような考え方が一つの手法なんですけど、今回、このような状態――今の東中野の現状を鑑みると、一方で、駅とまちがどのようにつなげられるのかというところを一つ、JRと区がある程度主体となって方向性を示すことで、まちづくりのほうの誘導のきっかけにもなるんじゃないかという考え方もありますので、二つを並行で進めていきたいというのが当初今年度の予定で、それに対して、今回は直営で行っていくということで考えています。

久保委員

 それは、今まではどうだったんですかね。今までもそういう協議をされてきていたのか、そうではなくて、今回、二つのことを並行で行っていくということで、駅とまちの接続というところについて、そこは、区とJRとの協議がこれまで以上に進むということですか。

千田まちづくり推進部まちづくり計画課長

 まず、これまでのまちづくりの取組でございますけど、開発としてどの程度の基盤があるのかとか、そういった調査のほうは具体的に行っているところはありますけど、それに当たって、実際、民間参画のニーズがあるのかとか、また、鉄道施設との接続について具体的にどうなのかというところの確認の調整はないというところがございました。今回、そこら辺を明らかにして、その中で、具体的に今後の取組の方向性が選択できるかどうかというのを決めていくというところでございますので、一定方向性の答えを一つひとつ積み重ねていきたいなということで考えております。

久保委員

 よろしくお願いしたいと思います。なかなか進まないことなので、結局、ここでこういうふうに示されると、何も決まってなかったし、また進まなかったんでしょうというふうに思ってしまうんですよね。でも、そうではないということで今受け止めさせていただきましたので、また御報告をしていただきたいなと思います。

 次に、市街地再開発事業補助及び周辺街区のまちづくりに係る調査業務というところで、先ほどファミリーロード等の測量のこと、これが執行停止ということですが、これは、今後の二丁目の事業の進捗にはどういう影響を及ぼしてくるんでしょうか。

石橋まちづくり推進部中野駅周辺地区担当課長

 御案内のとおり、これは今年の3月の当委員会で御報告させていただいた、ファミリーロードを中心とする地区計画でB地区というエリアのまちづくりを今後進めていきましょうといったところで御報告させていただきました。今進んでいる二丁目の再開発土地区画整理について、これと何か連動しているわけではないんですが、この時期にやりたかったのは、機運が高まってきたことと、ファミリーロードを中心に無秩序なまちづくりが進んでしまうんじゃないかという懸念の中で、地域の方々の声もあり、これまでまちづくり方針や地区計画で定まってきたものを進めていこうという段階で、今回、勉強会なり、あるいは測量なりで今後のまちづくりのスタートを切っていきたいということで予定をしていたものでございます。そういった意味では、大きな影響があるかといったところでは、結論として、ないというふうに考えてございます。

久保委員

 機運が高まってきたことですとか、無秩序なまちづくりが進んでしまうんじゃないかという懸念ということで、今回、ファミリーロードの測量も含めて、今後のまちのありようというのを地域の方たちと一緒に進めていくというようなことであったと思うんですね。やっぱり無秩序なまちづくりが進んでしまうというところ、ここはやはりしっかりと、今回ここの予算を削ったとしても、やっぱり区としてきちっと見張っておくというか、何がしかの手を打っていかなければいけないんじゃないかなと思うんですけれども、その辺のところについてはいかがでしょうか。

石橋まちづくり推進部中野駅周辺地区担当課長

 おっしゃるとおりで、当然このまま放っておくわけではありません。勉強会等、地域に入るタイミングを見極めているというか、本当はこのタイミングで地権者に声をかけて勉強会を始めていきたいというふうに思っていたんですが、今そのような状況ではないということで、状況を見極めて、丁寧に入りながら対話をしていきたい、そこから始めていきたいというふうに思っているところでございます。

久保委員

 ありがとうございます。まちづくりのところは、本当に今後経済がどういうふうに動いていくのかということによっては、思いもよらないような形で西武線のことや中野駅周辺も変わっていく可能性もあるのではないかなと思うんです。やっぱりそういったところをしっかり区として的確に捉まえていく、その都度手を打っていくということが重要ではないかなというふうに思うんですけれども、すみません、ざっくりした聞き方で恐縮ですけれども、まちづくり推進部として、今年度の新型コロナの影響や、また、それで打撃を受ける、商店も含めまち全体の在り方、また、区の経済の財政状況など、そういったところをまちづくり推進部としてはどういうふうに捉えて今後様々な事業を進めていくお考えなのか、伺いたいと思います。

角まちづくり推進部長

 今、委員御案内のありました今後のまちづくりの進め方についてですけども、まちづくり推進部では、大きく分けて四つの事業というかプロジェクトに取り組んでおります。

 まず1点目が、現在、中井駅から野方駅までに進捗しています鉄道の連続立体交差化に伴います、にぎわいとか都市基盤整備のまちづくりについてです。こちらについては、主には交通広場の整備だとか都市計画道路の整備というところを現在事業進捗中でございますので、そういった方々に対しては、当然事業に御協力いただきます地権者の方々の生活再建というところがありますので、こちらについては、先ほど東京都や国のほうの補助金とか交付金の話がありましたけども、そういった状況をしっかり捉えながら、事業期間内に早期完成を目指して進めていくというのが大切なポイントだと考えております。

 それと、あと、現在進行中の防災まちづくりについてですけども、これもやはり東京都とか、あと、国のほうの補助金とか交付金がございますが、特に東京都のほうの特別な補助制度とかもありますので、そういったところの今後の影響というのは何かしら出るという想定がございますので、そういったところについては情報をしっかり見極めながら、次年度以降、どういったスケジュールでやっていくかというところは特に配慮しながら、まちづくりに協力いただける方の再建について、少しでも早く完成できるようにしていくというのが大事なポイントかなというふうに思っております。

 それと、あと、野方以西のまちづくりにつきましては、現在特に新しく事業を開始するということではなくて、将来、今行っております中井駅から野方駅間、それから、現在想定されています野方駅から井荻駅間について、切れ目なく都市基盤の整備ができるようにというところの都市計画の手続をまさに今後進めていかなければいけないという段階に来ておりますので、そういったところにつきましては、都市基盤の計画の手続、これに向けてしっかりと準備を進めていくという段階にございますので、そこにおいて、地域の方々とどういうふうに意見交換をして、こういった基盤整備ならいいなというような方針についてお示しできるようにということで、今年度を含めて、今後対策を取っていくべきだというふうに考えてございます。

 中野駅周辺につきましても、現在、様々土地区画整理だとか再開発の事業が進んでおりますので、いろいろと区役所の整備等も絡みますので、それについては、現在、当時の想定スケジュールに遅れのないようにということで、着実に進めていくということで取組を進めているという状況でございます。

久保委員

 当然のことながら、私たちとしても予算を認めてきたわけですから、事業の進捗というのは気になるところですし、事業の遅れがないようにというふうに進めていただくというのも、これも重要なことです。けれども、場合によっては、もっと抜本的にいろいろ考え直さなければいけないようなことが起きる可能性もあるわけで、たらればのことをここで聞いても仕方がないんですけれども、切れ目なく手続を踏んでいくということをおっしゃられて、先ほど都市基盤部のほうからも都市計画審議会の進捗等がございました。切れ目なく手続を踏んでいくということができないと、まちづくりはなかなか今後難しいことになってまいります。その辺のところで、今後、影響を及ぼす可能性ですね。都市計画のほうに伺ったほうがいいのか、どちらに伺ったらいいのか分からないんですけれども、そういった手続に遅れを生じ、それが全体のまちづくりにも及んでくるというような、そういった影響について、今年度、当然のことながら、都市計画決定をしなければいけないようなものですとか、手続を踏まなければいけないようなものがあるかと思いますので、どのような影響が考えられるのか、伺いたいと思います。

角まちづくり推進部長

 例えば連立事業に絡めて回答させていただくとすれば、野方駅から井荻駅までの連立事業というのは、例えば先ほど言いました交通広場の整備だとか、あとは連立事業のところに交差しています都市計画道路、これの事業化というところがまちづくりの熟度ということで、東京都が、具体的な事業を進めるためには、そういった中野区内の都市基盤整備の進捗状況ですね、これを見ながら一緒に都市計画の手続を取るというふうに方針を示しておりますので、それについてしっかりと切れ目なく進めていくということが現在中野区のまちづくりに求められているところですので、そういった手続を進めていくというところの予算については、今年度も一部影響のところで具体的に新型コロナウイルスの感染の影響がありまして、地元の方々と、例えば勉強会だとか、あと意見交換会をするというのが間に合わないので、それについては一部割愛させていただいて、削減見込額の中にお示ししているんですけど、それ以外の都市計画に関わるような専門的な調査だとか手続に向けての図書の作成というところについては、予算のところはそのまま執行したいというふうに考えていますので、地元の方々との話合いのところは若干遅れますけれども、それ以外の都市計画の手続に向けての専門的な検証とか事業化に向けての手続というところはしっかり進めていきたいというふうに考えてございます。

来住委員

 一般質問でも、うちの会派からは、特にまちづくり推進部の関係するところ、それから、旧体育館の解体や新区役所の建て替えなどについても再検討が必要ではないかということを申し上げました。今回示されたまちづくり推進部に関係するところでは、特に私たちが思うのは、新型コロナによって価値感や生活様式が変わってくるだろうと。やはり基本的に、つくられた計画は、インバウンドを中心とした開発で進めていくんだということ、一言で言うとそういうことだったと思うんですね。したがって、まちづくり推進部で言うならば、ざっと今足してみたんですが、今回は、中野駅周辺まちづくりの委託300万円と市街地再開発二丁目で1,000万円で1,300万円の減額、一般財源の削減ということです。しかし、総体として、中野二丁目から中野三丁目、橋上駅舎、駅地区整備全体を入れますと、一般財源で約17億円の今年度の予算にたしかなると思うんですね。それだけのものを、この新型コロナの中で、ありようが変わってきている中で、このままやっていっていいのかということが問われているのではないですかということを申し上げたと思います。したがって、まちづくり推進部で今回挙げられている削減分の額で言いますと、決してこれが少ないか多いかは言えませんが、しかし、主たるまちづくりの中心になっているのが西武線であり、中野駅周辺なわけですね。それは、委託をしているから、契約をしているから、もうこれは変えられないんだということだろうと思うんですが、しかし、区の行政を進める皆さんとして、この部分はもうちょっと先に送れないのかと。もちろん契約事ですから単純じゃありませんけども、しかし、ほとんど、URであったり、契約している相手は、継続的に委託をしたり、事業を依頼している事業者なわけですよ。その部分で言うならば、もうちょっと融通を持って、先送りする部分もあるでしょう、できる部分もあるでしょう。しかし、この年度で、橋上駅舎などについては声もありますので、やる必要があるというふうにも思います。したがって、不要不急という点で、急ぐべきものと、もう少し今後の新型コロナの状況を見ながら判断できるものということを区別して再精査する必要があると思うんです。本会議の答弁ではもう出ていますけれども、改めてこの点についてお聞きしておきたいと思いますけど。まちづくり、中でも中野駅周辺に限定してお答えください。

豊川中野駅周辺まちづくり担当部長

 中野駅周辺まちづくりについての区の考え方は、今、委員が御指摘のとおり、本会議答弁をしたとおりでございます。確かに今回、今年初めには想定し得なかった状況に今なっております。政府や東京都から示されました新たな日常ですとか新しい生活様式、これが果たして不可逆的なものであるかというのは、今のところ誰も分からないわけですね。あるいは、景気動向にしましても、最近株価は若干上昇しておりますけども、全く読めないというふうな状況にあります。ですから、場合によっては、今後、委員御指摘のとおり、価値観や生活様式、考え方、これが大きく変わる可能性もあります。ただ、今、特に駅周辺に関しましては、中野駅周辺まちづくりグランドデザインのバージョン3、これを元にやっておりますが、この中で言っているのは、特にインバウンドだからということは申しておりませんで、中野駅周辺まちづくりにおける価値軸としては、働くこと、楽しむこと、暮らすことの調和ある発展ですとか、中野らしいにぎわい・文化の発信、あるいは、誰もが不自由を感じることなく移動し、活動できるユニバーサルデザインの町並み、こういったことを実現したいということからまちづくりを進めると。しかも、これが完成するのが、全てが大体10年後ぐらいになります。ですから、そういった意味では、確かに現状困難なところはありますが、その時々で最適な対応しながら、私どもとしては、こういった価値軸を実現するべくまちづくりを進めたい、そういう考えでございます。

来住委員

 今日も言われているように、働き方も変わってきておりますし、海外からの呼び込みや、また、住宅、マンションの、そういう意味ではこれ以上の、オフィスビルも含めて、可能なのかということはきちんと見定めて再精査する必要があるということを申し上げておきます。

 その上で、東中野東口周辺まちづくりの400万円余が削減ということで、事業としては基本的にやらないということだと思うんですね。やらないという言い方は語弊がありますが、区の職員で検討していくということの答弁だったと思います。しかし、全体のまちづくりで私が気になるのは、これだけの予算を持つ中で、東中野駅東口については、もう中野区として本来新しい中野をつくる10か年計画で言うと既に完成を見るような計画であったと思うんです。しかも、毎年のようにここには委託をして、調査をかけてきた。もう3,000万円を超えていると思いますね。それなのに、今回、新型コロナを理由に、影響が見込まれるということで、予算化を全くしないということですよね。そんなことがこれまで何年も調査をしながら、区費を投入しながら、新型コロナを理由にやりません、予算を全くつけませんというようなことで、事業の継続性というのが問われるんじゃないでしょうかね。

 ちょっとお聞きしますけれども、まちづくりとバリアフリーを一緒にやろうやろうとするならばこれは時間がかかりますと。やる必要はあります、しかし、これは10年、20年というスパンで考えないと、あの地域のまちづくりの合意を取っていくには非常に時間がかかるんだということを申し上げてきました。したがって、区としてバリアフリーを優先して取りあえず何らかの手だてをしようという気持ちがあれば、私は、可能な方策は取れるんだと思うんです。まちづくりはまちづくりとして僕はやる必要があると思います。否定はしません。合意づくりは必要です。しかし、それと、今求められている、何年も、私は議員になって25年ですけども、地域の各会派の皆さんもバリアフリーを求めてこられました。それに応えて調査をしてきたはずです。それをこれで閉ざすということではないということだったんですが、具体的にJRとどう話をしていくのか、また、昨年――令和元年に執行された調査費は何を調査されて、どう報告されるつもりなんですか。

千田まちづくり推進部まちづくり計画課長

 東中野についてでございますけど、まず、昨年の調査のほうから先にお話しさせていただければ、まず、こちらのバリアフリー等のまちの課題については、我々のほうもまちと駅の中にバリアがある、それを短期的な手法で解消できないかということで、短期的な手法としては、既存駅舎を活用した方法で暫定的にある程度解消できないかというところで調査したのが昨年度――令和元年度というところでございました。こちらについては、もう既に調査のほうは終えておりまして、ただ、今回の新型コロナの影響で、公表する仕方について、まだJRと協議が調っていないというところがございますもので、これは、協議が調い次第、結果については御報告させていただければということで考えております。

 それから、今後についてなんですけど、昨年度の調査から、なかなか既存駅舎を活用した、JRと区での短期的にできるバリアフリーの取組というのが、まず、法令上の規制、それから施工上の地域環境、それからコストという3点の中で調査したんですけど、いずれも厳しい結果が出ているというところがございます。一方で、今、委員からお話があった、まちづくりで全体を総合的に改善するというのは確かに最も効果的なんですけど、一方で、委員おっしゃるとおり、とても時間がかかるというところがございますので、その中間をリードするには、やはりJRと区の両者で、限定される両者で主体的に方向性を定めることが次の短い期間での取組になるんじゃないかということで、今年度はそちらのほうを我々職員中心でやっていきたいということで考えているところです。

来住委員

 最後にしますけども、東中野駅東口については、本当に悲願の要望でもありますので、区が緊急に、暫定的でもいいからバリアフリー化していくんだときちんと腹を決めれば、そうしないと、JRと話合いをしても説得できないと思いますよ。今のJR東日本は簡単じゃないと思うんです。だから、区が区民の、地域の皆さんの思いをしっかりと酌み取って、その立場でJRと交渉して、早期のバリアフリー化への道を開いていく、そういう年に、区はJRと相談、協議をしていくということはさっきおっしゃったので、それに託したいと思うんですが、議会にも、これまで調査をいろいろされていますので、それらについてはきちんと報告をしていただきたいと思いますけども、その点を最後にお聞きします。

千田まちづくり推進部まちづくり計画課長

 今、委員からお話しいただいたように、今年度、JRといろいろ協議し、昨年度の調査結果を元に確認されたこと、それを元に、今後、JRと、区として地域の課題に対する解消について、いろいろ調整できるところが多々ございますので、そちらのほうを進めながら、進捗について適宜、段階的に報告したいということで考えております。

加藤委員

 るる皆さんから御質問がありましたけれども、新型コロナ禍において、いろいろと生活様式が変わってくるだろうということがある中でまちづくりも考えていかないといけない、特に、今、人の流れに関しては、感染拡大前と比べて50%ぐらいで推移しているということで、結局、駅を使う人がそれだけ減っている、そうすると、駅というものの価値というものも変わってくるんじゃないかと。でも、逆に、中野区から出ないで、昼間人口が増えるんじゃないかなとか、そういったことも考えられるんじゃないかなということで、まちづくりの根本的な考え方みたいなものも変えないといけないのかなと。もちろん行政としては、これまでやってきた仕事、方向性がぶれてしまうとなかなか厳しいところもありますけれども、そういったところを頭の片隅に入れないと、どこかでボトルネックが出てしまったときに解決できないことも出てくるのかなというふうにも考えます。そういったところで、まちづくりをこれから、東京都も財調基金を切り崩して、95%使って、残り500億円ぐらいだというところで、来年度、東京都からお金がどれだけ来るのかというところが非常に不安なところで、そういったところで、例えば来年度見込んでいた予算が半額になりましたとか、そういったことになったときに、中野区はそれでも事業を、その分を補?してまでやる覚悟があるのか、やれるのか、そういったところ、答えられないかもしれませんけども、その辺の気概、東京都の方針と中野区の方針は一緒になっていくのか、その辺は不安になるところですけども、今現状のところ、そういう見込みは少なからずあると思うんですけど、どういったふうに考えているかお伺いします。

千田まちづくり推進部まちづくり計画課長

 まず、まちづくり推進部所管事業でお答えさせていただければ、事業決定しているところにつきましては、それぞれ地権者の方の生活再建というところに取り組んでいただいているので、これは円滑に進めながら、確実に必要な財源を確保して進めるということで考えているところでございます。こちらの財源については、東京都等からも種々情報はいただいていますけど、事業の進捗段階に応じて執行についていろいろ見直すもの、さらに継続して推進するものということでの情報はいただいているところで、確かに今後都市計画決定していくような段階のものは厳しい話も聞こえてきますけど、むしろ今の新型コロナ禍の中で生活再建が求められる中、事業決定しているところはさらに円滑に進める必要があるだろうということで我々としては認識していますので、各種調整の上で進めていきたいということで考えています。

加藤委員

 そういった区としてのスタンスをお聞かせいただきまして、頼りになるなと思うところです。昔、リーマンショックのときにおいては、財政緊急事態宣言ということで10%シーリングというのがありましたけども、目標値がないと、久保委員からも先ほど新たに指摘がありましたけど、そういったことが今後また出てくるのかなというところにおきまして、話を聞くと、いろいろと協議会とか集会みたいなものができないからこれで代用するというところで、意外と直営でやれるものもあるんじゃないかというところで、もう少し職員の方々、つらいというところですけれども、頑張っていただきたいなと思うんですけれども、まだまだ直営でやれるものというのが見つかりそうなのかどうか、その辺の感触だけお聞かせください。

安田都市基盤部都市計画課長

 委員御指摘の事項に関しましては、全体的にどういったやり方があるか十分検討して進めていきたいと考えてございます。

委員長

 委員会を休憩します。

 

(午前10時33分)

 

委員長

 委員会を再開します。

 

(午前10時43分)

 

竹村委員

 奥まで届くように大きな声でしゃべります。予算の執行についてですので、少し気になるところをしっかり聞いていきたいと思うんですが、まず、抑制ということが目標の一番に掲げられていると思います。それを踏まえましてちょっと気になりましたのが、野方駅周辺まちづくり、それから、都立家政駅・鷺ノ宮駅周辺まちづくりのところなんですけども、「意見交換会について…(中略)…実施時期や実施の方法を見直す」とあります。ということは、実施の時期は先送り、実施の方法は見直すという解釈でよろしいでしょうか。

狩野まちづくり推進部野方以西担当課長

 野方駅周辺のまちづくりにつきましては、新型コロナウイルスの第2波、第3波につきまして、いつ来るか分からないということがございますので、今の時点で開催の判断がつかないため費用を削減しております。ということがございまして、実施するかどうかにつきましては、今後、新型コロナウイルスの影響を踏まえまして決めたいと考えてございます。実施の方法につきましては、例えば野方駅周辺であれば、意見交換会という形式を取るのか、またはホームページを通じた意見募集にするのかということを今後検討していきたいと考えてございます。

竹村委員

 ありがとうございます。

 ということは、実施をしないので、この金額が今回は必要なくなったという解釈でよろしいんでしょうか。

狩野まちづくり推進部野方以西担当課長

 これについては、委託をかけて実施しないという判断をしておりますので、今後実施することになれば、直営でやることになると考えてございます。

竹村委員

 直営ということは、職員の皆さんがなされることです。ありがとうございます。

 方法なんですけども、これは、もしかしたらここで議論する話題ではないのかもしれませんが、方法を見直すとすると、方法のいかんにもよるんですけども、もしかしたら何か一手間、二手間がかかって、かかる経費が増えてしまうのではないかというふうに想定してしまうんですけども、そこのところはどうなんでしょうか。

狩野まちづくり推進部野方以西担当課長

 今の時点では、プラスの経費がかかるということは想定してございません。

竹村委員

 ありがとうございます。抑制ということが一番に掲げられておりますので、今期においてどれだけ抑制するのか、先に送れる部分はないのかという判断の下、なされた結果だと思います。

 とすると、この金額の根拠は一体どんなふうになっているのかなというのが何となく、切りもいいですし、非常に聞きたくなってしまうところなんですが、もし答えられるのであればお教えください。

狩野まちづくり推進部野方以西担当課長

 まず、野方駅周辺につきましては、これは意見交換会の当日の費用2回分の費用になってございます。一方、都立家政・鷺ノ宮につきましては、こちらについては2か所のまちづくり検討会の資料作成及び当日の対応の金額でございます。

委員長

 他に質疑はありませんか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 質疑がなければ、以上で本報告について終了します。

 次に、3番、野方駅整備株式会社の経営状況についての報告を求めます。

安田都市基盤部都市計画課長

 それでは、野方駅整備株式会社の経営状況について御報告申し上げます。(資料4)本報告は、地方自治法第243条の3第2項に基づきまして、中野区が出資する法人について、その経営状況を説明する資料を作成し、議会に報告するものでございます。本報告の対象の野方駅整備株式会社につきましては、2007年10月に会社設立以来、毎年、経営状況の報告を行っており、今年度も同様に報告を行います。

 資料を御覧ください。表紙をおめくりいただき、3ページ目の事業報告を御覧願います。2019年度分――2019年4月1日から2020年3月31日までの会社の現況に関する事項が記載されてございます。

 野方駅整備株式会社は、野方駅の鉄道駅総合改善事業、これは駅舎のバリアフリー化等の整備に関する国の補助事業でございますが、これを遂行するため、西武鉄道株式会社と中野区が50%ずつ出資し、2007年10月に設立しました第3セクターでございます。当会社は、国及び中野区より補助金をそれぞれ総工事費の5分の1ずつ受け、野方駅の改良工事を行った後、完成後は、野方駅整備株式会社が西武鉄道に駅舎施設を有償で貸し付けるものでございます。今期――第13期の売上高は、主にこの施設の貸付料で2,279万2,833円、税引前当期純利益は14万5,636円となってございます。

 資料を1枚おめくり願います。5ページの2、会社の株式に関する事項でございます。発行可能株式総数は120株で、西武鉄道株式会社と中野区でそれぞれ60株を所有してございますが、前年度と変更ございません。

 その下、3、会社役員に関する事項でございますが、本報告の期間中については、記載のとおりの役員となってございます。なお、役員は全員無報酬でございます。また、役員の異動に関する記載の注のところでございますが、7及び8に記載のとおり、当区に関連しましては、取締役につきましては、豊川前都市基盤部長が2019年10月17日付で辞任し、同日付で奈良都市基盤部長が取締役に就任した旨を記載してございます。

 次に、経営状況につきまして、計算書類に基づいて御説明申し上げます。7ページ以降でございます。こちらは、第13期――2019年4月1日から2020年3月31日までの計算書類でございます。

 恐れ入りますが、8ページをお開き願います。貸借対照表でございます。2020年3月31日現在の野方駅整備株式会社の財務状況を一覧しているものでございます。単位は千円でございます。表の左半分が資産の部、右半分の上部が負債の部、右半分の下部が純資産の部という構成になってございます。左下の資産の合計でございます。こちらは、合計2億9,548万5,000円でございます。その大部分が資産の部の中ほどの固定資産2億8,673万円でございます。これは、野方駅舎の簿記上の資産額となります。表の右上の負債の部でございますが、中ほどの負債合計で2億8,840万7,000円となってございます。資産の部の資産合計から負債の部の負債合計を差し引きました右下の純資産合計は707万7,000円でございます。資産合計と負債純資産合計額は一致しているところでございます。なお、1,000円未満につきましては端数処理を行って、この額となってございます。

 続きまして、9ページをお開き願います。損益計算書でございます。こちらは、2019年4月1日から2020年3月31日までの1年間の経営状況を一覧した計算書でございます。科目中一番上の売上高は2,279万2,000円、これは、野方駅整備株式会社が所有する野方駅舎部分を西武鉄道株式会社に賃貸した1年間の貸出賃料でございます。その次に、売上原価2,112万3,000円、これは、内訳といたしまして、減価償却費や固定資産税相当の額が原価となります。この時点で166万9,000円の売上総利益が生じてございます。これに販売費及び一般管理費として要した152万4,000円を差し引いて端数処理いたしますと、営業利益は14万5,000円になります。この営業利益14万5,000円から、表の下から2行目にございます法人税、住民税、事業税及び法人税等調整額9万4,000円を差し引きますと、当期純利益の5万1,000円となります。

 続きまして、10ページを御覧願います。株主資本等変動計算書でございます。株主資本の1年間の変動を表したものでございます。2019年4月1日の残高の行を横に御覧いただきますと、資本額の額面は600万円でございますが、前年度からの利益余剰金が102万6,000円ございましたので、純資産の合計は702万6,000円となってございます。これにその下の当期純利益――これは前のページで御説明いたしました当期純利益のことでございますが、5万1,000円を加えると、2020年3月31日の残高といたしまして、純資産合計707万7,000円となるものでございます。なお、この純資産合計は、8ページの貸借対照表の表右下の純資産合計と一致するものでございます。

 次に、13ページから15ページの附属明細書は、それぞれの計算書の内訳でございます。

 また、17ページでは監査報告書が付記されてございまして、適正に処理されてる旨の報告が掲載されてございます。

 最後に、19ページは、第14期――今年度の事業計画書でございます。21ページに経過及び14期の事業計画が記載されてございますが、14期の事業も、引き続き西武鉄道株式会社へ野方駅舎の賃貸を行っていくものでございます。

 御報告は以上でございます。

委員長

 ただいまの報告に対し質疑ありませんか。

加藤委員

 4ページの上にある表で、売上げが下がっていくというのは減価償却で下がっていくということだったと思いますけど、間違いないですか。

安田都市基盤部都市計画課長

 委員おっしゃるとおりでございます。

加藤委員

 減価償却の計算式は分からないんですけど、ずっとこの先、十何年たったときに、この金額はどういうふうに落ち着くのか。

安田都市基盤部都市計画課長

 駅舎施設及び附属する物件それぞれ減価償却期間が決まってございます。なので、数年たつと減価償却がなくなってしまうものから、不動産施設のようにずっと引き続いていくものもございますけれども、それらの減価償却――国の定める減価償却に従ってだんだん下がっていくものでございます。

加藤委員

 最終的にゼロ円とかにはならないということですか。

安田都市基盤部都市計画課長

 最終的にはゼロ円にはならなくて、限りなく1円に近づいたと。要するに、寄附に当たってしまいます。そういったところで、30年間という期限で計算してございます。

加藤委員

 貸借対照表を見ると、これは建物、構造物だけで土地は持っていないということですか。

安田都市基盤部都市計画課長

 建物、構造物あるいは掲示物や駅に必要な附属の備品類が入ってございます。

加藤委員

 8ページの負債の部の負債額というのは、損益計算書からだと純利益がほぼないということは、負債を減らすようにはなっていないということなんですか、年間の動きとしては。最終的に負債はどうなっていくんですか。

安田都市基盤部都市計画課長

 負債は、当初補助金を受けて野方駅の駅舎の整備をした額が順番に減っていくように合わせて入っておりますので、それに含めて、あと、関係する税金とか必要経費を盛り込んで合計としてございます。

加藤委員

 負債は最終的にどうなっていくんですか。

安田都市基盤部都市計画課長

 最終的には、先ほど言いましたように、限りなくゼロに近いように年々減っていくようになります。委員長

 他に質疑ありませんか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 質疑がなければ、以上で本報告について終了します。

 次に、4番、平和の森公園の利用ルールについての報告を求めます。

林都市基盤部公園緑地課長

 それでは、平和の森公園の利用ルールについて御報告申し上げます。(資料5)本件につきましては、本年3月に当委員会にて御報告申し上げ、300メートルトラック及び100メートル走路の占用、安全対策等について御議論いただいたところでございます。このたび占用、安全対策等について整理を行いましたので、改めて御報告申し上げます。

 なお、平和の森公園は、令和2年6月から指定管理者による管理を開始したところでございます。

 1番、利用ルールでございます。

 (1)公園全体の主な利用ルール――主な禁止行為でございますが、これまで平和の森公園で運用されてきた利用ルールを継承するものでございます。主なものとしましては、野球、サッカー、ゴルフ練習等の球技、スケートボード、ローラースケート等での走行、車、バイク、自転車等の車両の乗り入れや走行、草地広場及びその周囲の園路への犬の連れ込みなどを禁止するものでございます。

 次に、(2)多目的運動広場の主な利用ルールについてでございます。こちらもこれまで運用されてきた利用ルールを継承するものでございます。なお、②の利用時間帯枠数でございますけれども、ナイター設備ができますので、団体利用時は21時まで利用可能となります。

 続きまして、裏面を御覧ください。(3)草地広場でございます。草地広場――300メートルトラック及び100メートル走路を含みますが、原則自由利用とするものでございます。区民やほかの利用者も自由に参加できる催し等については、例外的に占用利用として扱うものでございます。

 ①占用利用の想定でございます。対象の想定としては、区民等が自由に参加できるスポーツ大会やその他イベントなどを想定しています。周知の方法につきましては、現地への掲示、ホームページへの掲載、指定管理者による巡回、園内放送等での周知を考えてございます。占用利用の想定範囲の例でございますけれども、恐縮ですが、別紙のA3判の図面を御覧ください。青く塗っている部分を使用するようなイベントを想定してございます。恐縮ですが、先ほどのページにお戻りください。米印を御覧ください。部活動の利用については自由利用扱いとし、生徒のみでの利用とならないよう、教員や顧問等、管理監督者の管理の下で利用することとします。

 ②安全対策の考え方でございます。ア、自由利用時でございますが、指定管理者が巡回等で必要な注意を促し、利用者は譲り合いながら利用するものでございます。イ、占用利用時でございますが、占用利用者が提出する安全対策計画に基づき、自ら安全対策を行うものでございます。なお、指定管理者は、自由利用時、占用利用時を問わず、安全確保に努めるものでございます。

 下段の表でございます。参考までに、多目的運動広場と草地広場の違いについてまとめたものでございます。まず、施設の形態でございますが、多目的運動広場は閉鎖型、草地広場は開放型でございます。施設の位置付けとしましては、多目的運動広場は有料施設であり、貸切り可能でございます。草地広場は、誰もが無料で自由に利用できる公園施設でございます。利用方法としましては、多目的運動広場は、原則団体登録を行った登録団体が利用するものでございます。草地広場は、原則自由利用でございます。安全対策の考え方としましては、多目的運動広場は、管理者による施設管理を実施するものでございます。草地広場につきましては、自由利用時は指定管理者が実施し、占用利用時については占用利用者が実施するものでございます。

 3ページ目を御覧ください。

 (4)バーベキューサイトでございます。こちらにつきましては、前回御報告した内容と変更はございません。

 次に、(5)小多目的広場についてでございます。こちらにつきましても、一部文言等を整理しましたが、前回報告した内容と変更はございません。

 次に、(6)水遊び場についてでございます。③の管理等ですが、利用期間のうち特に利用者が多くなる土日祝日、夏休み期間などについては、監視員を1人以上配置することとしております。

 次に、(7)犬の広場についてでございますが、こちらもこれまで運用されてきた利用ルールを継承するものでございます。

 2番、利用ルールに関する意見交換会・意見募集の実施についてでございます。利用ルールについて意見交換会を開催する予定でございます。意見交換会に参加できない方のために、メール、ファクス、郵送でも意見募集を行う予定でございます。

 なお、現在、意見交換会の日時や実施方法について詳細の検討を行っているところですが、新型コロナウイルス感染症の関係で、場合によっては意見交換会を開催せず、メール、ファクス、郵送で意見募集を実施することも検討中でございます。方法の詳細が決定しましたら、区報や区ホームページで周知を行う予定でおります。

 以上、報告とさせていただきます。

委員長

 ただいまの報告に対し質疑はありませんか。

加藤委員

 6月よりということですけれども、これで運用されているということ、もう始まっているということでよろしいですか。

林都市基盤部公園緑地課長

 6月から指定管理者による管理が開始されたところなんですけれども、公園の維持管理業務等を行っておりまして、まだ、例えば占用とかバーベキューとか、そういったところについては現在行っていないところでございます。

加藤委員

 トラックに関してとかバーベキューサイトをオープンするというか、使えるというのはいつからとかというのは、東京都のステップ3とか、その辺に関連して決まっていくようなことなんですか。いつ、どういうタイミングでオープンするんですか。

林都市基盤部公園緑地課長

 草地広場内のトラックにつきましては、現在使える状況でございます。ただ、占用についてはまだ認めていないというところでございます。バーベキューサイトについても、同様に、まだ占用については認めていないというところでございます。

加藤委員

 部活動について、教員や顧問、監督者の管理の下で利用するとなっておりますけれども、もちろん区内の小・中学校とかにこういったふうに使えるというような連絡をしたのかと思う、そういった協議の下、こういうルールになったかとは思うんですけど、何かその辺は教育委員会とかとすり合わせたんですか。

林都市基盤部公園緑地課長

 現在のところ、まだ具体的なお話はしていませんけれども、あくまでも広場については自由利用というのが大原則と考えてございまして、その中で、部活動の利用については、顧問の立会いの下、自由利用扱いで使っていただくということで考えてございます。

加藤委員

 それは特にまだ、そういうふうに使ってくれというのは言っていない。今現在、広場として、部活動としてはできないかもしれないですけど、個人的には使っている子どももいるのかなと思うんですけど、使用している現状とか、占用をしたいと申し出ている学校があるとか、その辺の状況を教えてもらえますか。

林都市基盤部公園緑地課長

 現在のところは、占用したいというようなお話は特段聞いてございません。トラックの利用状況につきましても、子どもが自由に利用しているというような状況も見受けられます。

加藤委員

 部活動の利用に関して区はこういうふうに思っているけども、学校は知らないようじゃちょっとあれなので、その辺はもう少し協議をした上でやっていただきたいなと思います。

 あと、意見交換会・意見募集の実施とありますけれども、意見を募って、その結果ルールが変わってくという話になるんですか。まだ決まっていないルールがあって、そこを意見交換会で得るものなんですか。これの開催趣旨を教えてください。

林都市基盤部公園緑地課長

 意見交換会・意見募集につきましては、一応こういった形でスタートしたいということで、ルールをお示しするんですけれども、その中で何か必要なものがあれば、意見交換の中で必要なものがあれば意見を反映させますし、また、意見交換会後においても、通常の指定管理者の運営の中で、いろいろアンケートですとか、そういったもので御意見を伺う機会もございますので、そういったところでもルールの改善等を図っていきたいというふうに考えてございます。

加藤委員

 最後に、バーベキューサイトはいつから使えるようになるのかだけ教えてください。

林都市基盤部公園緑地課長

 バーベキューサイトについても意見交換会実施後ということでは考えておるんですけれども、ただ、現在、体育館が一応8月の中旬に引渡しということで、それができないと、バーベキューの用品をしまうところがないというところもございまして、8月中旬以降、指定管理者の準備が整ってというようなところになろうかと思います。

杉山委員

 今、加藤委員からバーベキューの話が出ましたので、バーベキューの話からいたしますが、バーベキューは、煙の流れとか実証実験みたいなのは行ったんでしたっけ。

林都市基盤部公園緑地課長

 過去に行ったようですけれども、再度、今度、5サイト――全てのサイトを使って行うということで考えているところでございます。

杉山委員

 時期的には。今、雨期に入ってしまいますけど。あと、先ほどお話しされたように、8月中旬まで体育館の引渡しがないということで、バーベキューの実証実験――5基、タイミング的にはいつぐらいをお考えですか。

林都市基盤部公園緑地課長

 一応意見交換会とかまでにはそういったものをお示ししたいというふうに考えてございまして、7月の上旬から中旬ぐらいを現在のところ想定しているというところでございます。

杉山委員

 バーベキューサイトに関しましては、今回進めて、8月中旬以降に始まるということなんですが、近隣の住民の方々がいらっしゃいますので、しっかり実証実験をして意見をしっかり吸い上げていただき、改善を図りながらオープンできるような形にとどめていただきたいなと。それは要望でございます。

 それから、草地広場、これは6月から、今回御報告いただいた対策というかルールを指定管理者に向けてこうやっていってくださいねというような、これをやっていけば安全対策はかなうよというような内容だと思うんですが、5月に、トラック利用者と子どもがぶつかったみたいな、そんな事故が発生したという情報が入っているんですけど、区のほうは把握していますか。

林都市基盤部公園緑地課長

 5月22日に起こった件のことを委員はおっしゃっているのかなと思うんですけれども、区のほうでの事実確認としましては、5月22日の夕方に、子どもがトラック上で準備体操をしていたと。走っていた男の人がいまして、その人が子どもの手に接触しそうになり、子どもの手を払いのけたと。そうしたら、子どもに付き添っていた親がこれに気づいてその男性を突き飛ばしてトラブルになったということで、110番通報があったため警察官が駆けつけて仲裁に入ってということで聞いているところでございます。

杉山委員

 なるほど。これはトラック内で行われた感じ、起こった感じですよね。トラックに子どもが入っていて、準備運動していたところに走っている人の手が当たったという、そんな感じですか。

林都市基盤部公園緑地課長

 接触しそうになり、男性が子どもの手を払いのけたという状況でございます。

杉山委員

 今回、報告いただいている利用ルール、公園というのはやっぱり、今回、4月7日に政府が非常事態宣言を発令して、いろんな公園が閉鎖、休園されている中でも、中野区としてはオープンにして、皆さんに使っていただける場所を提供していたと思うんですが、それの安全対策というか、5月22日でしたか、事件的なものが起こったときというのは、中野区としては何か、その場所に指定管理者がいたのか中野区がいたのか、誰か見ていた人というのはいないのか。いらっしゃったら教えてください。

林都市基盤部公園緑地課長

 区としましては、職員が定期的に平和の森公園に行って様子を見に行っているというところでございます。

杉山委員

 今回御提出いただいた、指定管理者が行う平和の森公園の利用ルールをちゃんとやっていれば、こういういざこざ的なものというのは起こらないようになっているのかなということを意識した上で、いざこざが起こらない内容だったら、みんないざこざなく広いすばらしい公園を利用したいという気持ちで公園に来ていらっしゃる人ばっかりだと思うので、そういういざこざがないように、ちゃんと幅広くというか、ルールを決めていただいて、皆さん、区民の方々がしっかり楽しく使えるようにしていただきたい、そのルールになっていることも願っております。これも要望で結構でございます。

小宮山委員

 草地広場の利用についてなんですけれども、「区民等が自由に参加できるスポーツ大会、その他イベント」と書いてあります。占用利用ができる条件の対象ですね。区民等が自由に参加できるスポーツ大会というのは、具体的には、例えばどんなスポーツ大会を想定しているんでしょうか。

林都市基盤部公園緑地課長

 例えばでございますけれども、ランニングフェスタとか、区民がみんな集まってやる大運動会とか、そういったものを考えてございます。

小宮山委員

 では、あそこでできるかどうかは別として、例えば町会単位でゲートボール大会をやったりとか、それは町会単位でやったりとか、あとは、例えば保育園がそこを借りるとなると、区民が自由には使えないですから違うのかなと思うんですけど、町会が行うグラウンドゴルフ大会は区民が自由に参加できるものに当たるかどうか、あとは、保育園が行う運動会は区民が自由に参加できるものに当たるかどうか、その辺の判断を教えてください。

林都市基盤部公園緑地課長

 グラウンドゴルフにつきましては、多目的運動広場を御利用いただいているような、お勧めしているような状況でございます。町会の運動会なんですけれども、それが複数の町会が連合して、その辺の住民の方とかも大勢参加できるようなものであるならば占用は可能かなというふうに考えているところでございます。(「保育園は」と呼ぶ者あり)保育園につきましても、利用の仕方によって異なってくるのかなと思います。今まで保育園で占用の実績がありますのが、例えば遠足のための昼食の場所ということでの占用ということは今まで実績としてございまして、こちらのトラックでなくても、築山の草地のほうでも十分そういったものについては対応可能かなというふうに考えているところでございます。

小宮山委員

 ちょっとイメージが湧きにくい微妙な判断も恐らく今後出てくるのかなと思いましたので、確認をさせていただきました。

 あとは、今回の利用ルールに関しては、公園前での営利活動については一言も載っていないように思いました。同じく指定管理で運営されております広町みらい公園ですと、公園内に売店もありますし、営利活動も一定の条件下で認められていますし、キッチンカーの出入りなども認められております。今回、平和の森公園も指定管理で行われると思いますが、そのあたりの営利活動に対する条件がどのようになっているのか教えてください。あと、売店があるのかどうか教えてください。

林都市基盤部公園緑地課長

 例えばキッチンカーとかにつきましては、基本的に、まだできていないんですけれども、体育館前広場とか、そういったほうでできるようには聞いてございます。売店等につきましては、答弁保留させてください。

小宮山委員

 民間の営利企業、営利目的のグループが入るかどうかというのは、私はそんなに気にしないんですけれども、区民が例えばフリーマーケットを今まで区内の公園で行うことは、営利活動だということで厳しく禁止されておりました。そういった区民のささやかな活動資金集めのためのフリーマーケットなど、そういったものに対して寛容な、区民が自由に使える公園であってほしいと要望をしておきます。

 あとは、水遊び場があるんですが、水遊び場の周辺に樹木も少ないし、日陰が非常に少ない。屋根のようなものが1か所ありますけれども、以前公表されていたイメージ図で見ると、近くに木陰もあったりして非常に快適な空間に見えたんですが、実際に出来上がった空間を見ると、床も熱そうだし日陰も少なそうだし、水遊び側の周辺が多分真夏は非常にいづらい空間になるのではないかと思いました。今年の夏に水遊び場がどのように使われるかどうかというのは置いておきますけれども、今後公園が利用されていくにつれて、区民の間から、実際に利用してみるとこんなところに不具合があったとか、そういった細かい要望がいろいろと寄せられていくと思います。そういった要望に、今後、実際に利用した際に出てくる要望に対してどのように対応していくのか教えてください。

林都市基盤部公園緑地課長

 指定管理者のほうで常時アンケート用紙を置いていたり、あるいは月1回アンケートを取るというようなことが協定の中でうたわれておりまして、適宜、そういった意見について、可能なもの、可能でないもの、いろいろあると思うんですけれども、改善をしていきたいというふうに考えてございます。

来住委員

 今回、明確にルールの中で、草地広場――300メートル、100メートル走路を含む原則自由利用ということに、これまでも平和の森公園についてはそういう扱いでしたので、改めて利用の原則が示されたということで評価していますが、ただ、例外的に占用利用として扱うというところが、トラック内――300メートルと100メートルの青く示されたこの部分が占用のエリアということに指定されています。ちょっと気になりますのは、先ほど例えばということで例示されたランニングフェスタの例示がありましたけど、確かにあり得るのかなと思うんですが、ただ、ランニングフェスタが実際は数の上でも相当な数が出場し、参加しますし、ましてや登録制で会費を払って特定された方が出場できるということで、不特定の区民の方が利用するということにはちょっとなじまないかなと。ただ、応援であったり見に来る方々などについては当然いらっしゃると思うので、そういう考えで今例示されたランニングフェスタということだったのかなと思うんですけど、ただ、この占用の規模とランニングフェスタの中身でいくと、該当には無理があるかなというふうに思うんですけども、ほかに何か別のものもお考えになっていれば、例示があればと思ったんですが。議事録に残っているので、ちょっと気になるところだったんですが。

林都市基盤部公園緑地課長

 ランニングフェスタのようなものというところでして、具体的には、実際に申請が来て、相談が来てからというようなところでございます。

来住委員

 そうですね。類似するものということでは、そういう表現にしておいたほうがいいかなというふうに思います。

 今回、こういう形で具体的にルール化して利用が本格化するんですけども、300メートルと100メートルのところについて言うならば、やはり私もよく様子を見に行きますけども、中には、やっぱりトラックですから、専門的にかなり走ることに専念する人たちといったらいいかな、そういう方も、私から見てもかなりランナーだなという方もいらっしゃいます。ましてや100メートルのところで言うと、かなり大学生的な、本格的にやっていらっしゃるような方もたまにはいらっしゃるということで、安全対策、安全上の管理をどうするかということは、先ほどそういう接触事故があったということだったんですが、今後、それは起こり得るかなと。もちろん家族で、親子でトラックを使って走っている方もいらっしゃるし、御夫婦で楽しみながら走っている方もいます。年齢も含めて、非常に幅の広い方々が利用されていますが、しかし、先ほど言ったように、中には本格的に走るがために、恐らく先ほどの例では、走っている前に子どもがいたので、ちょっと邪魔という感じで、危ないという感じでやられたのかなと、分からなくはないんですね。だから、そういうことの接触事故などが起きないようにどう対応するかということがとても、指定管理者が管理をしたりいうことではあるんですけれども、区としての考えをちゃんと持っておかないと、事故が起きた場合の対応が求められてしまうのではないかというふうに思いますけども、それは今後の問題でもありますけども、どのようにお考えになっているかなということで、もう一度そこをお聞きします。

林都市基盤部公園緑地課長

 自由利用時につきましては、指定管理者が巡回等で必要な注意を促してまいります。それから、表示物も貼ったりですとか、あるいはもし混み合っているような状況になれば、トラックを囲んでいる園内灯にスピーカー等もついてございますので、そういったもので注意を促すということもできます。

来住委員

 利用者のマナーに委ねるところが多いわけですけども、しかし、トラックの300メートルの中を草地として開放されて、トラックのレーンを行き来する、要するにそこを利用してトラックの中の草地に入るということになりますので、ずっと長い間、トラックの中の草地は利用しない、できない状態だったわけですね、草の養生のためだったか分かりませんが。これが使えるようになる、そして、草地の5,700平米のほうも自由に使えるようになるということになってきますと、300メートルの6レーンのレーンを行き来する、子どもだけではなく、公園利用者が自由に行き来することが想定されてきますので、そこについて、指定管理のやはり注意喚起をきちんとしていただくような、マナーについてもきちんと、専門的に走る人を拒むことはできませんので、そういう方々も同一トラックの中でやっていただくには、それなりの現場の把握を区としてやっておく必要があるのではないかと思いますので、大変ですけども、実際にこれに基づいてルール化が行われて利用が始まった段階で、区としての把握、現状認識をきちっとしておくということはまず優先されると思いますけども。

 それから、もう1点、管理の問題で、指定管理に占用の届出をするわけですね。占用の判こを押すのは指定管理ですね。指定管理と占用団体との協定になりますから、そうするとなおさら、区の施設を指定管理に委ねているわけですから、そこで起きる問題については、指定管理が責任を負うということだけでは済まなくなるのではないかと思いますし、そこでの占用の利用の場合には安全確保を占用する団体がきちんと指定管理にその旨を約束をさせる、約束をしてもらう、そして、安全対策をきちんと取れるような書面上の約束も取っておくというようなことなどもやっておかないと、事によっては区の責任というところで発生することも否定できない状況にならざるを得ないことがありますので、そこは指定管理との中ではどういうふうになっているんでしょうか。

林都市基盤部公園緑地課長

 指定管理者が占用の許可をする際、区と協議するということになってございますので、当然区のほうも指定管理者と一緒に相談しながら決めていくというようなことになろうかと思います。

来住委員

 よく相談しながら、きちんと担保を取って、特に占用利用の場合にはやっていただきたいというふうに思います。

 最後にしますけども、今後、説明会やバーベキューの実証実験をきちんとやっていただくということですので、こういう新型コロナの状況ではありますけども、やはり意見聴取は欠かせない、実態把握は欠かせないと思いますので、それを努力していただくとともに、今後、ルールに基づいて利用が進んでいく中で、利用者の皆さんからの声などについては、指定管理という事業者だけに委ねるのではなくて、区としてもきちんとそれを受け止めていくと。そういう意味では、公園利用者協議会的なものがあっていいのではないかと。過去にもそのことをお願いしていますけども、改めてこの段階でお答えいただければと思います。

林都市基盤部公園緑地課長

 利用者の皆さんの声、これをいただくために、常時アンケートとか、あるいは月1回アンケート等がございます。そのことについて、一応今の仕組みの中では、区のほうに報告があるような形になってございます。また、区と指定管理者等で定期的な情報交換を行うための連絡会等も開催する予定でございます。

久保委員

 3月の1定のときの報告では、様々分かりにくいことがあって、委員会の質疑も混乱をしたんですよね。そのときのことを振り返りつつ、今皆さんからの質疑もお聞きしつつ、ちょっと確認をしていただきたいと思っているんですけれども、草地広場についての考え方なんですけれども、誰もが無料で自由利用できる公園施設ということで、前回は利用料を指定管理者が定めるというような記述があって、そのことも、どういうことで利用料を定めたら、その人たちの占用はどこからどこまでなのかとか、安全管理をどうするのかという話になったと思うんですが、そこはどうなのか、もう一回確認させてください。

林都市基盤部公園緑地課長

 誰もが無料で自由に利用できるというのは普通の自由利用のお話をさせていただいておりまして、占用につきましては占用料ということで、1日1平米当たり39円ということで、指定管理者と協議をしたところでございます。

久保委員

 ということは、占用の場合の利用料というのは発生をするんですね。じゃあ、300メートルトラック及び100メートル走路のブルーのところですね。ここを占用利用する場合は、2時間1枠となっていますが、大体どのぐらいで借りられるんですか。

林都市基盤部公園緑地課長

 すみません、答弁保留でお願いします。

久保委員

 そこのところで、ついでに聞いてしまいますけれども、例えば区民活動センターだったりとかすると、お昼の時間は貸出ししなかったりとか、その時間も、ゼロホールなんかもそうですけれども、前の団体と後ろの団体とがバッティングしないように間は貸さないとかということがあって、それは各団体によっては、じゃあ4枠全部借りるようにするとか、休憩時間を挟まずにというような貸出しをしたりということもあるので、貸出し、占用の場合のルールを今の占用料と併せて教えてください。そこが決まっていればあれだし、占用料のことと一緒に答えていただいてもどっちでもいいですけど。

林都市基盤部公園緑地課長

 すみません、先ほど答弁保留した件と併せて御答弁させていただきます。

 まず、300メートルトラックと100メートル走路、それから、内側の草地ですね――先ほど示したブルーの部分なんですけれども、こちらを占用した場合、1日当たり33万5,400円というところでございます。草地広場の占用については、1枠2時間とか、そういった枠は特にございませんので、ただ、基本的には大規模なイベントになると思いますので、1日単位で借りるというところになるのかなというふうに考えているところでございます。

久保委員

 分かりました。要は、時間の枠というのはないということですね。(「聞こえない」と呼ぶ者あり)

委員長

 傍聴者は発言を控えてください。

 大きな声で発言をお願いします。

久保委員

 それと、前回のときに他の委員の方も皆さん聞いていらっしゃいましたけれども、接触等をどうするのかということで、安全対策の考え方、占用利用時のところに、安全対策計画というのを提出するということになっています。この安全対策計画というのは、何か区としてのひな形があるものなんでしょうか。

 また、指定管理者は、自由利用、占用利用を問わず安全確保に努めるということで、ここも前回、草地広場の中でトラロープを張るのかとか、コーンを設置するのかとか、どういう安全対策が具体的に行われるのかということも問われていたところですが、その辺はいかがでしょうか。

林都市基盤部公園緑地課長

 安全対策計画につきましては、書式というものはございません。ただ、一般的に、例えば四季の森公園なんかをイベントで占用する場合についても、かなり綿密な安全対策計画を提出いただいているところでございます。そういったものを占用利用者には求めていきたいというふうに考えてございます。

 それから、先ほど占用の際に分けるというようなお話なんですけれども、一応300メートルトラックの周りに園内灯がございまして、そちらをロープで縛るとか、あとは、イレクターフェンス――プラスチック製のフェンスがあるんですけれども、そういったものを使うというようなことも指定管理者からは提案を受けているところでございます。

久保委員

 分かりました。占用でないときに発生する事故についてだと思うんですね。先ほど杉山委員がおっしゃっていたのは、まだ指定管理者が入る前のことであるので、指定管理者が現状ではもう6月1日以降は管理をしています。そういった中で、占用ではない場合にも、例えば保育園のお子さんなどが草地広場のほうを利用されたり、また、私も部活動の在り方とかをどうするのかということで、トラックを利用する方が、占用ではなくても、自由で、大変多かったときですね、その接触を避けるという点において、安全管理を先ほど言われたような形で行うということもあるんでしょうか。

林都市基盤部公園緑地課長

 トラックの利用状況によっては、園内灯を使ったスピーカーでの放送ですとか、あるいは指定管理者による巡回等で注意を呼びかけるということについてはしていきたいというふうに考えてございます。

久保委員

 ということは、トラロープだとか、先ほどのそういったことではないんですよね。仕切ってしまうということではなくて、あくまでも注意喚起を促していくというような、そういうやり方にしていくということでしょうか。

林都市基盤部公園緑地課長

 現在のところは、そういった注意喚起ですとか放送ですとか、そういったことを考えているんですけれども、また実際に運用していく中でいろいろ問題が生じてきた場合については、そういった仕切るという方法もあるのかなというふうには現在のところ考えているところでございます。

久保委員

 あと、草地広場の利用時間、これは、24時間、いつでも、誰でも利用ということでいいですか。確認です。

林都市基盤部公園緑地課長

 草地広場の自由利用については、24時間利用可能というところでございます。

久保委員

 分かりました。

 次に、バーベキューサイトのことをお伺いいたします。事前予約制とする、また、有料レンタルとして持込みを禁止するということで、前回も喫煙とか飲酒についてのルール、その辺をどうするのかということをお伺いしたわけですけれども、そこにつきましてもう一回御答弁をお願いしたいと思います。

林都市基盤部公園緑地課長

 まず、飲酒につきましては、今のところ制限する予定はございません。喫煙につきましては、今現在、公園内ではルールを守って吸ってくださいというようなことになってございます。ただ、今後、受動喫煙防止対策の中で、あらかじめ決めた指定の喫煙場所で吸っていただくというようなことになろうかと思います。

久保委員

 それで、例えば喫煙とか飲酒、また、騒音等、トラブルが発生した場合なんですけれども、事前予約制にしますよね。器具は有料レンタルということなので、多分予約者の方の氏名とか連絡先、それをきちっと指定管理者が掌握されるのではないかなと思うんです。万が一トラブルが発生したときのペナルティーとして、例えば同じようなトラブルを回避するために、今後はもうその方に対しての貸出しを禁ずるですとか、そういった何かペナルティーというのは検討されていますか。

林都市基盤部公園緑地課長

 使われる方の氏名とか連絡先をお聞きするということについては指定管理者とお話をしているところなんですけれども、その後、例えばルールを守れなかった方に対して連絡をして注意するとか、あるいはその場で指導するというのはあると思うんですけれども、ペナルティーについては、まだ現在そこまでは詰めていないというようなところでございます。

久保委員

 ぜひそこのところも検討しておいていただきたいと思うんですね。何か起きてからこういうふうにしましょうということではなくて、こういう場合は利用を控えていただく可能性がありますよということを、やっぱり貸出しをする段階で予約者に対してはきちっと示していく必要があると思うんですけれども、いかがですか。

林都市基盤部公園緑地課長

 そういったペナルティーについても、今後検討してまいりたいというふうに考えてございます。

久保委員

 あと、バーベキューサイトは、利用期間が4月から11月ということになっております。バーベキューを行わない方もここのエリアには当然入れるのではないかなと思うんですけれども、ここはどういうふうに制限がかかるというか、バーベキューはしないんだけれども、ここのエリアに入っていらっしゃる方ということ、そこは妨げないということですか。それでも、この期間内は閉鎖をするとか、何か決まりがありますか。

林都市基盤部公園緑地課長

 現在考えていますのは、バーベキューをしない方については、例えばそこでシートを広げてお弁当を食べるとか、そういったことは自由に使っていただきたいというふうには考えているところなんですけれども、ただ、今後、例えば、勝手に自分で器具を持ち込んでそこでバーベキューをしてしまうというようなことがもし生じた場合については、その辺については、使わない時間帯とか、そういったところについては閉鎖しなければいけないのかなということも考えているところでございます。

久保委員

 それも、バーベキューサイトを使うのが体育館の開始に合わせてということだと思いますので、それまでにはきちっとお示しをいただきたいなと思いますので、お願いいたします。

 最初に戻りますが、先ほどの部活動の利用についての件で、加藤委員も聞かれておりましたけれども、その学校との連携ということで、平和の森公園の利用の在り方については、以前に、学校はどうなのかということと、学校側の希望はどうなのかというふうなところも調査をしたところですので、学校の対応につきまして、教育委員会が間に入っているのかもしれませんけれども、利用状況やその確認、また、希望などにつきましてもきちんと確認をいただきたいと思いますけれども、それは、指定管理者ではなくて、やはり区が行うべきことだと思いますが、その辺についてはどのようにされますか。

林都市基盤部公園緑地課長

 区としましても、学校とか教育委員会の御希望とか、そういったことについて、適宜相談に乗っていきたいというふうに考えているところでございます。

久保委員

 相談に乗るということは、こちらから聞くんじゃなくて、話があったときに相談に乗るということですか。要は、これは、平和の森公園をリニューアルするに当たってどうするのかということで意見を先に聴取しているわけだから、やっぱり一定、こういうふうになりましたということでアナウンスも必要だと思いますし、聞いた方に対して、学校とかに対して、そこはちゃんと示していかなきゃいけないんじゃないかなと思うんですけれど、それはどうなんですか。

林都市基盤部公園緑地課長

 そうですね。学校につきましても、こういったルールとか考え方について、一定のお知らせをしていきたいというふうに考えてございます。

久保委員

 最後です。撮影の許可について、四季の森公園もそうでしたけれども、やはり様々な撮影に利用したいというようなお声があったんですね。当然平和の森公園も、例えばトラックを利用して何か撮影をしたいとか、そういったことがあるのではないかと思いますけれども、現状がどうなっているかということと、今後撮影についての許可のルールについて、それはどのようになるのか教えてください。

林都市基盤部公園緑地課長

 撮影につきましては、平成31年度、それから平成30年度で、それぞれ2件ずつあったというふうに記憶してございます。ただ、区として一応撮影に関する許可の基準というものがございまして、大型のクレーンとかレールとか、そういった大型のものを使っての撮影というのは認めていないところでございます。平和の森公園についても、今のところ同様に、ほかの公園での撮影の占用と同じような考え方で運営していきたいというふうに考えてございます。

竹村委員

 ルールというところから外れてしまう気がしないでもないのですが、安全対策という項目がありますので、お聞きいたします。夜間の人の出入りは区としてどの程度把握していらっしゃいますでしょうか。

林都市基盤部公園緑地課長

 夜間の利用については、人数等については把握していないところでございます。

竹村委員

 ありがとうございます。

 では、端的にお聞きしますが、夜間の防犯対策。安全対策というところとはちょっと趣が変わってくるとは思うんですけども、夜間の人の出入りが全くないというのであれば、区として管理上必要がないと思うんですね。フェンスを乗り越えて勝手に入ってしまうような人のことまで考えられないというものがありますけれども、これは夜間も人が当然出入りはできると分かっていながら聞いておるわけなんですけども、であるのであれば、夜間の防犯対策は当然のことながら必要だと思いますが、そこのお考えはいかがでしょうか。

林都市基盤部公園緑地課長

 夜間につきましては、区立公園で巡回警備委託というものをしておりまして、警備会社による警備を定期的に入れているところでございます。

竹村委員

 細かく詰めていくととても大変なことになりそうな気がして何なんですけども、人が少ない、それから遮蔽物がある、そして夜間というのは、非常に犯罪が起こりやすい条件が整っています。特に公園、特に新しく造られた公園ですので、夜間であれば、暑さをしのぐために散歩をしたり、犬などを伴って園内を回るということは当然に考えられることだと思います。そのときに、防犯に関して、巡回警備でどの程度そういう不測の事態が防げるものかというのは非常に懸念しているところなんです。それをここで積んでいくととても時間がかかることだと思いますので、例えば防犯カメラを設置するであるとか、そういうふうな対策をするべきと思ってはおるんですけども、人に頼らない、恒常的な防犯対策に関してはどのようなお考えがありますでしょうか。教えてください。

林都市基盤部公園緑地課長

 公園によっては、防犯カメラをつけているというところもございます。それから、夜間巡回警備委託でも、警備会社のカメラをこれからつけるという公園もございます。

竹村委員

 答えにくい質問に答えていただきましてありがとうございます。今、スマホの普及率が83%以上を超える、そういうふうな情報もありますけども、防犯、犯罪被害に遭わないためには、個々人のそういう意識も必要だと思うんですけれども、こういうすばらしい公園を整えてくださった以上、そういう防犯のことに関しても、人の力に頼らない、常に防犯、犯罪を防げるような体制を整えていっていただきたく、そちらの意識も大きめに向けていただきたいと思います。これは要望です。

来住委員

 1点だけ。バーベキューサイトの件ですが、御存じのとおり、このバーベキューサイトの横にある、いわゆる園路ですね。1,000メートルの園路については、トラック以上に、日によっては朝から夜にかけて利用されているなというふうに見ているんですが、さらにその横に滑り台が開放される、草地広場と一体として利用される、そうしますと、バーベキューがいよいよ始まるということになってきますと、それらについて、その場、その場で感じていることを、ルールそのものが、経過が分からない方にしてみると、何でここでバーベキューをやっているのかということを思う人が出てくる可能性もあります。今までなかった部分ですので、公園として。そうしますと、そこに対して何らかのことが起きてはならないわけですから、そういう利用者の皆さんがバーベキューについて何か思ったことをきちんとその場で言えるようなシステムが指定管理者との間で必要じゃないかと思うんですね。こうですよ、ああですよということをね。区に一々電話をされても、区が対応するというわけにいきませんから、やっぱり指定管理者がその都度、それについては対応してもらったり、区に情報として上げたりということが必要ですので、かなり長時間のバーベキューの利用になりますので、そこは利用者とバーベキューの利用者との関係をちゃんとしておかないとまずい。しかも、利用者がここは本当にいっぱいいますので、バーベキューにも隣り合わせでいるわけですから、起こり得ると思いますけども、それらも、説明会をされますけども、意見交換会をされますけども、それまでには一定整理をして臨まれる必要があるんじゃないかと思いますけども、いかがでしょうか。

林都市基盤部公園緑地課長

 まず、指定管理者に対して、ここの利用者が意見を言うという機会は常にございます。常にそういった用紙も用意してございます。それから、月に1回、アンケートを取るというようなこともございます。それで集められた意見というものがまた区に対しても来るというようなことで、その辺の意見については、区も把握できるところでございます。

来住委員

 いやいや、月1回は、それはやっていただくので、大事だと思うんですが、バーベキューというのは日常的にやられるわけで、そこに関係する利用者の皆さんがその場で思うわけですよ、これって。それはやっぱり、区に直接じゃなくて指定管理にちゃんと責任を持ってもらうということまで区としては対応を求めておかないと、いろいろ発生するのではないかと思いますので、例えば、何かあったら指定管理のここに電話してくださいとかと掲示するとか、そういうことをしておかないと、バーベキューをやっている人と利用者との間で事が起きることはあってはならないわけですよ。区がそうやってつくって、いろいろ意見のある中でもバーベキューをできる場をつくってしまったわけですから、だったらそれに見合う対応をちゃんと取っておかないといけないというふうに思う、その点を非常に心配していますけど。そういう意味です。分かっていただけましたか。

林都市基盤部公園緑地課長

 説明が悪くて申し訳ございません。日々、アンケートというか、意見を書けるようなものは常にございます。それから、指定管理者に対してお電話で何か意見を言うという機会もございますので、そういったものを通して上げられた意見については、また指定管理者を通して区のほうに報告があるというような仕組みでございます。

来住委員

 最後に要望にしておきますけども、そういうアンケートや、その場、その場で出される意見、利用者の皆さんの声、近隣の皆さんの声は、出たところできちんと、見直しを含めて、バーベキューサイトの利用については再検討していただきたいというふうに思いますので、これは要望しておきます。

委員長

 他に質疑ありませんか。

 先ほどの保留分ですね。

林都市基盤部公園緑地課長

 先ほど小宮山委員から売店について御質問がございました。体育館内にカフェスペースがあり、飲物等を売るという予定ということで聞いてございます。

委員長

 他に質疑はありませんか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 質疑がなければ、以上で本報告について終了いたします。

 審査の途中ですが、間もなく12時になりますので、委員会の進め方について協議したいと思います。

 委員会を暫時休憩します。

 

(午前11時56分)

 

委員長

 委員会を再開します。

 

(午前11時56分)

 

 本日の審査はここまでとしたいと思いますが、これに御異議ありませんか。

 

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 御異議ありませんので、そのように決定します。

 次回の委員会は、明日6月11日(木曜日)午後1時から当委員会室において開会することを口頭をもって通告します。

 各委員、理事者から何か発言はございますか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 なければ、以上で本日の日程を終了します。

 本日は、委員会終了後、午後1時から当委員会室で厚生委員会が開催されますので、持参された資料等は、机の中のものを含め、全てお持ち帰りください。

 以上で本日の建設委員会を散会します。

 

(午前11時57分)