令和2年06月12日中野区議会交通対策調査特別委員会(第2回定例会)

中野区議会交通対策調査特別委員会〔令和2年6月12日〕

 

交通対策調査特別委員会会議記録

 

○開会日 令和2年6月12日

 

○場所  中野区議会第4委員会室

 

○開会  午後1時00分

 

○閉会  午後2時18分

 

○出席委員(14名)

 南 かつひこ委員長

 杉山 司副委員長

 竹村 あきひろ委員

 斉藤 ゆり委員

 羽鳥 だいすけ委員

 高橋 かずちか委員

 甲田 ゆり子委員

 内野 大三郎委員

 小杉 一男委員

 若林 しげお委員

 いながき じゅん子委員

 山本 たかし委員

 伊藤 正信委員

 久保 りか委員

 

○欠席委員(0名)

 

○出席説明員

 都市基盤部長 奈良 浩二

 都市基盤部交通政策課長 村田 賢佑

 まちづくり推進部長 角 秀行

 まちづくり推進部まちづくり計画課長 千田 真史

 まちづくり推進部野方以西担当課長 狩野 純一

 まちづくり推進部新井薬師前・沼袋駅周辺まちづくり担当課長 荒井 弘巳

 

○事務局職員

 書記 髙橋 万里

 書記 早川 政男

 

○委員長署名


審査日程

○委員会参与の変更及び異動について

○議題

 区内交通結節点周辺の交通対策について

 区内南北交通の利便性向上について

 西武新宿線沿線連続立体交差事業及び各駅周辺整備について

 連続立体交差事業の区間の延伸について

 鉄道上部空間の活用・整備について

○所管事項の報告

 1 自治体間の広域連携を活用したシェアサイクルの導入について(交通政策課)

 2 西武新宿線沿線まちづくり整備方針(鷺ノ宮駅周辺地区編)及び西武新宿線沿線まちづくり整備方針(都立家政駅周辺地区編)の策定について(野方以西担当)

 3 西武新宿線(中井駅~野方駅間)連続立体交差事業の事業認可の変更について(新井薬師前・沼袋駅周辺まちづくり担当)

 4 その他

 (1)交通弱者の移動環境の改善について(交通政策課)

 (2)令和2年度西武新宿線踏切渋滞解消促進期成同盟の決起大会について(まちづくり計画課)

○その他

 

委員長

 定足数に達しましたので、交通対策調査特別委員会を開会します。

 

(午後1時00分)

 

 本日の審査日程についてお諮りいたします。

 お手元の審査日程(案)(資料1)のとおり進めたいと思いますが、これに御異議ありませんか。

 

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 御異議ありませんので、そのように進めます。

 なお、審査に当たっては、5時を目途に進め、3時頃休憩を取りたいと思いますので、御協力お願いいたします。

 議事に入る前に、お手元の資料(資料2)のとおり、4月1日付で委員会参与の変更及び異動がありましたので、御承知おきください。

 それでは、議事に入ります。

 区内交通結節点周辺の交通対策について、区内南北交通の利便性向上について、西武新宿線沿線連続立体交差事業及び各駅周辺整備について、連続立体交差事業の区間の延伸について、鉄道上部空間の活用・整備についてを一括して議題に供します。

 所管事項の報告を受けたいと思います。

 初めに、1番目、自治体間の広域連携を活用したシェアサイクルの導入についての報告を求めます。

村田都市基盤部交通政策課長

 それでは、自治体間の広域連携を活用したシェアサイクルの導入について御報告申し上げます。(資料3)

 本報告は、区内の公共交通を補完し、区民の移動利便性を向上させる移動手段として、自治体間の広域連携が可能なシェアサイクルの導入について、事業者の決定及び事業実施に向けた考え方について御報告するものでございます。

 まず1番、シェアサイクルの事業概要でございます。

 (1)事業者でございますが、株式会社ドコモ・バイクシェアに委託し、実施いたします。

 (2)実施内容及び役割分担でございます。

 まず、シェアサイクル事業の事業主体である中野区の役割についてでございます。

 一つ目は、広域連携に必要な自転車200台の確保やポート設置費用などの事業費を負担することでございます。

 二つ目は、公有地におけるポート設置場所の確保へ協力することでございます。

 三つ目は、区報や区のホームページによる広報・周知活動を行うことでございます。

 四つ目は、行政機関等との関係者協議・調整を行うことといたしまして、現在10区で構成されている広域連携自治体とのシステム利用や協定の締結、公園などの公共施設管理者等との施設利用に関する協議を行うことでございます。

 次に、シェアサイクル事業の運営主体となる株式会社ドコモ・バイクシェアの役割についてでございます。

 一つ目は、サービスの管理運営全般を行うこととしておりまして、その内容としましては、システムの構築・運用、車両の維持管理、ポートの設置及び維持管理、ポート間の車両移動及び適正化、安全利用の啓発などが含まれてございます。

 二つ目は、民有地におけるポート設置場所を確保することでございます。

 三つ目は、リーフレットの作成・配布や事業者ホームページによる広報、周知活動を行うことでございます。

 四つ目として、利用状況などのデータ集計・分析を行い、区へ報告することでございます。

 続きまして、2番、事業実施に向けた考え方でございます。

 まず(1)ポートの設置箇所についてでございます。公有地につきましては、公園、道路、自転車駐車場等の区有施設を中心に考えておりまして、順次施設管理者との調整を進めているところでございます。また、民有地につきましては、民間建物、コンビニエンスストア等を中心に、株式会社ドコモ・バイクシェアが土地所有者等と契約を行うことで確保するものでございます。

 なお、民有地につきましては、事業者が候補地を調査し、区に報告・調整した上で確保していくこととしてございます。

 恐れ入りますが、別紙「公有地及び民有地におけるポート設置候補地」を御覧願います。

 ポート設置箇所については、広域的な自転車ネットワークとなる幹線道路系との接続性、自転車通行帯、ナビマーク等がある道路との接続性、ポート設置箇所周辺の安全性、利用者の利便性等に配慮いたしまして、図にお示ししておりますように、公有地及び民有地の候補地として選定いたしました。

 図の見方でございますが、民有地につきましては、民間建物、コンビニエンスストア等の候補地を黒の星印で示してございます。こちらにつきましては、現時点では主に目視確認の上で、ポート設置の可能性があるコンビニエンスストアを候補地としてございます。また、公有地につきましては、ポート設置場所確保の協力をすることとしておりまして、現時点の候補地といたしまして、公園を緑の四角、自転車駐車場等を赤の三角で示してございます。

 これらの記載している公有地の候補地につきましては、まずは広域的な幹線道路系である南北方向の山手通り、中野通りを主軸とし、東西方向の方南通り、青梅街道、早稲田通り周辺において調整しているところでございます。公園は、北側から哲学堂公園、平和の森公園、中野四季の森公園、すみれ公園、本四公園、青桐公園、栄町公園、みなみの広場を候補地とし、自転車駐車場等は、山手通りの東中野駅地下自転車駐車場、中野坂上駅地下自転車駐車場を候補地としてございます。

 また、これらの施設に番号を振っておりますが、こちらは優先順位や設置順序ではなくて、候補施設名の場所を表しているものでございます。

 なお、これらの公有地、民有地のポート候補地につきましては、現時点における見込みのある候補地でございまして、今後、事業者とともに施設管理者や土地所有者などとの具体的な協議・調整を行っていき、決定してまいります。その結果、ここに示した候補地に設置しない場合もございますし、今後新たに見つかる候補地で設置する場合もございます。

 最後に、グレーの菱形につきましては、広域連携に属している隣接の新宿区、渋谷区に現在設置されているポートのおおむねの位置を示してございます。

 元の1枚目にお戻りください。

 続きまして、(2)ポートごとの自転車配置台数でございます。ポート設置場所の広さや利用想定などの条件を勘案して個別に調整してまいりたいと考えておりますが、1ポート当たり5台から10台を目安に配置することとして考えてございます。

 次に3番、今後の予定でございます。今年度は7月中旬以降を予定してございますが、先ほどお示しした山手通り、中野通り周辺の候補地を中心に、約10ポート、約100台からシェアサイクル事業を開始し、年度末時点で約20ポート、約200台となるよう、順次ポートと自転車台数を増やしてまいります。この間、広域連携自治体、現時点で10区ですが、こちらとの協定締結なども行ってまいります。

 令和3年度以降でございますが、前年度の結果、つまり今度の7月から行うシェアサイクル事業の結果を検証しながら、事業継続や車両やポートの増設を見込んだ事業拡大について検討してまいりたいと考えてございます。

 報告は以上でございます。

委員長

 ただいまの報告に対し、質疑はありませんか。

若林委員

 ありがとうございます。

 このシェアサイクル事業においては、前回報告は令和2年度ということで、今回、開始時10ポートという数字が出てきたんですけども、これは今の新型コロナの状況を鑑みた上でのスケジュールになりますか。

村田都市基盤部交通政策課長

 まず10ポートとか20ポートとか出てくるんですけども、広域連携に参加する条件といたしまして、10ポートと200台というものが条件となってございます。そういった意味で、200台というのはそこから来ていまして、20ポートというところにつきましては、大体、先行してしている10区の状況を見ますと、平均してなんですけれども、1ポート当たり10台置いているという現状の実態がございますので、そこから逆算しますと、200台から割り戻すと20ポート、そういったところで計算してございます。

若林委員

 10ポート200台というのが広域連携の条件ということになりますけど、これはいつまでという規約とか約束ごとというのはあるんですか。それが整わなかった場合どうなるのかなと伺わせていただけますか。

村田都市基盤部交通政策課長

 いつまでというところは特にないんですけども、まず広域連携の現在10区ですけど、それに参加する協定を結ぶに当たりましては、そのときまでに10ポート、200台ということが決められていまして、その後につきましては、各区の状況に応じて、ポートと自転車数を増やしていくというようなことになってございます。

若林委員

 これ、200台そろわなかった場合は何かあるんですか。

村田都市基盤部交通政策課長

 200台そろわないと、広域連携の協定には入ることはできないということでございます。

若林委員

 今、新型コロナで電車とか密になりそうな移動手段というよりも、シェアサイクルというのは、意外と注目されるようになっている中で、中野区はそれに入っていこうというところなんですが、今年度、他区で増えた状況というのはありますか。10区から増えていないのかな。

村田都市基盤部交通政策課長

 区の数でいきますと、増えてはございません。

若林委員

 今、新型コロナで、先ほど話したとおり、自転車の利用価値というのが上がってきたことが一つはあるんですけれども、これはただでできることじゃない。半分は東京都が持っていただける、それは分かるんですけれども、今の中野区の状況を見ながら、スケジュールを考慮しながら考えていって進めていただければなと思いますので、よろしくお願いします。

小杉委員

 幾つか質問させていただきます。

 気になるのが、前からの議会で取り上げられていますけども、中野区は自動車と自転車の交通事故が比較的多い区だということで取り上げられています。自転車の交通量全体がどうなるのかというのがとても気になります。シェアサイクルが導入されるということで、前回の委員会でも他の10自治体で実施しているところの回数なんかも示されておりますけども、もし導入後、例えば自転車の交通量が全体で今このぐらいあって、これが増えると、大体どのぐらい増えるのか、そういった想定というのは現段階でされていますか。

村田都市基盤部交通政策課長

 現段階の自転車の数でいきますと、具体的にはなかなか出てこない、パーソントリップ調査とかそういったところでの数字は出てきていますけども、それは調査時点のことですので、今現在どうかというのはちょっと難しいかなと思います。

 実際、シェアサイクルを始めた後につきましては、シェアサイクルで走っている自転車につきましては、GPSとかそういったものが搭載されていますので、どこをどういうふうに動いたかとか、そういったところは全て分かるようになってございます。そこら辺については、データを事業者のほうから提供していただいたり、分析したものを教えていただいたりと、そういったところは確認していきたいと考えてございます。

小杉委員

 前回示された数だけでも、他区の自治体と同じような状況であれば、200台導入すれば、単純計算で年間18万回増えるという計算ですけど、そうなるか分からないんですが、恐らく外から入って来た人とか、あんまり今まで自転車を使わない人が使うようになったりとかすると、単純に今現状の人たち以外の人たちがこれを使うことになると思うので、より増えるというところで、非常に危険性を感じてしまうんですが、例えば1の(2)のところにある行政機関等との関係、協議・調整と書いてありますが、システムのこととかいろいろ書いてありますが、例えば2枚目のところでも、広域的な自転車ネットワークの幹線道路系とありますが、設置するポイントだけじゃなくて、前回もちょっと触れましたけども、他区との連携する中で、量が増えるわけですから、しっかり安全な交通を示していく。点線で示されているところは広いところだと思うんですが、現時点で電動自転車が普及している中で、お買物に新宿に行くとか練馬に行くなんて当たり前になっていて、その中でより安全な交通というところでは、協議とかというのは、今現状そういうことも考えていくのかどうなのかというところはいかがでしょうかね。

村田都市基盤部交通政策課長

 安全性というところにおきましては、まずドコモ・バイクシェアのアプリでプッシュ型の情報が飛んでくる形になりますけども、そこで安全に関することについても流れてきます。

 あと、区としましては、広域連携に参加すると、協議会みたいなものがございまして、今、10区プラス中野区で11区になると思いますけども、協議会の中で安全のこととかそういったところも話し合うことができますので、そこら辺については、課題であるとか解決方法なり、そういったところも共有して対応していきたいと考えてございます。

小杉委員

 今、アプリということで、シェアサイクルに乗った人が使うときに交通安全の情報が流れてくるということでしょうかね。

村田都市基盤部交通政策課長

 使うたびに流れてくるというような、当然、登録をしなければ使えないものですから、そこら辺については、交通安全のマナーとかそういったところについては、啓発というか、そういったものが来るということでございます。

小杉委員

 なかなか難しいところだと思うんですが、広域的な自転車ネットワークを整備するという計画は東京都もあるし、区も持っていると思いますので、より安全な道路の整備なんかも含めて、協議しながらだと思うんですが、ぜひ進めていただきたいなと思います。要望とさせていただきます。

羽鳥委員

 第1回定例会のところでは、今回のシェアサイクルの導入の目的として、区内公共交通の補完や南北交通の利便性向上なんかが目的として挙げられていたわけですけれども、中野区で一体どういった方々が使われるのかなというのが、それによって今後、どういうところにポートを置くのかという展開をすべきところも検討されてくると思うんですね。そうしたときに、区によって結構利用動向というのは違う気もするんですけれども、例えば、近隣の新宿区であるだとか文京区であるだとか、既にやられているところではどういった方々が利用されているというのは、データとしてどういうものがあるのでしょうか。

村田都市基盤部交通政策課長

 区によって違うというのが実態でございまして、例えば中心区のほうですとオフィスがありますので、オフィス間の移動とか、そういったところが多いです。

 あと、住宅街ですと、当然、その地域の区民の方が日中の買物とか、あるいは近くの自治体に買物なり用事があって行くと、そういったところで使われているというふうに聞いてございます。なので、中野区としましては、近くでは新宿というターミナルの地域がありますけども、その辺に行くということと、あとは南北の移動というのが、もともとパーソントリップ調査のほうでも、南部地域から中央のほうとか、北部から中央とか、そういう移動の流れというのは見えていますので、区民の方の南北交通というところはあるのかなというふうに考えてございます。

羽鳥委員

 区が以前行った交通の移動の調査では、鷺宮とかそっちの地域からでも中野駅のほうに行きたいという利用意向が強いわけですけども、そうしたときに、例えばポート設置候補地の3番、四季の森公園ですよね。そうしたところなんかは、ほかのところよりも集中しやすいというふうなことも、区の目的も併せると考えられるんですけれども、そうしたところは例えばポートの数を多めに設置するだとか、そういったことも考えているんですか。

村田都市基盤部交通政策課長

 中野駅周辺に来られる方、使われる方というのは多いかなと思っているところでございまして、そういった意味では、中野駅周辺、中心部にはなかなか置くことはできないですけども、周辺にそれなりの数を置いていきたいなというふうに考えてございます。

 その1か所でポートをたくさん並べるのか、それは場所があればそういうふうにできる場合もありますけれども、できなければ近場でちょっと分散した形で配置するとか、そこら辺は考えられますので、状況を見ながら適宜対応していきたいと考えてございます。

いながき委員

 もう来月の中旬からシェアサイクル事業開始ということで、開始時におよそ10ポート、約100台とあるんですが、開始時の10ポートというのは、別紙でいうところの公園と自転車駐車場等を合わせた10か所からスタートするということなんでしょうか。まだそれも決まっていないのでしょうか。

村田都市基盤部交通政策課長

 開始時のポートにつきましては、現時点で確定をしている場所はまだないです。この中から10か所程度開始までに調整をしていきたいと考えてございます。

 公有地につきましては、当然ある程度、関係部署と調整しておりますものですから、配置していくことはできるんですけども、必ずしも公園のほうがよいか、あるいはこの星印に書いてあるコンビニエンスストアのほうが利便性がいいかというところは、近くにある場所もございますので、そこら辺は適宜より詳細に見ていきまして、確保できるところで調整をしていきたいというふうに考えてございます。

いながき委員

 ただ、星印の民間建物とかコンビニエンスストア等というこの辺はあくまで候補地ということで、地主さんとの交渉ですとか許可というのはこれからされるということなんでしょうか。もう既にある程度も協議が済んでいてということなんでしょうか。

村田都市基盤部交通政策課長

 まず民間建物のほうでございますけれども、これはNTT関連の建物になってございまして、そういう意味では、普通の建物よりも話はしやすいというところでございます。

 あとコンビニエンスストアも、ローソンとセブンイレブンとファミリーマート、こういったところにつきましては、当然、各地権者様とのお話合い、いわゆる契約といったところで決まっていくところではあるんですけれども、ドコモ・バイクシェアが他区でやっている事例の中で実績があるといったところで話はしやすいというふうに聞いてございます。ただ、個別には契約を結んでいかなければいけないというところでございます。

いながき委員

 普通に考えて、公有地、公園なり自転車駐車場等のほうが置きやすいのかなと思うんですけども、そうすると、別紙の地図を見ると、北西のほうが公有地の場所がないということで、全部民有地ということで偏ってしまったりする可能性もあるのかなと思いましたので、質問しました。

 広域連携に必要な自転車200台の確保、初期費用を区が負担するということなんですが、この200台のうち、例えば事故だとか盗難とか、何年か使うことによって更新が必要になったとかで補充をしなきゃいけなくなったというとき、補充の代金は区は支払わないということでよろしいんでしょうか。

村田都市基盤部交通政策課長

 おっしゃるとおり、初期費用についてはこの事業の中で賄っていきますけれども、いわゆる経年劣化であるとか事故が起こって取り替えなきゃいけないとか、そういったときには、事業者のドコモ・バイクシェアのほうで取り替えていく、補充をしていくといったところで整理がされております。

委員長

 他に質疑はありませんか。

 よろしいですか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 それでは、次、2番、西武新宿線沿線まちづくり整備方針(鷺ノ宮駅周辺地区編)及び西武新宿線沿線まちづくり整備方針(都立家政駅周辺地区編)の策定についての報告を求めます。

狩野まちづくり推進部野方以西担当課長

 それでは、私のほうから、西武新宿線沿線まちづくり整備方針(鷺ノ宮駅周辺地区編)及び西武新宿線沿線まちづくり整備方針(都立家政駅周辺地区編)の策定について御報告いたします。(資料4)また併せてパブリック・コメントの手続結果についても御報告いたします。

 本年1月に作成いたしましたまちづくり整備方針の案につきましては、2月27日から3月18日まで実施してまいりました。その結果を踏まえまして整備方針を作成してございます。

 初めに、1番の西武新宿線沿線まちづくり整備方針についてでございますが、添付資料のとおりでございます。整備方針の案からの修正はございませんでしたので、中身に関する説明は割愛させていただきます。

 続きまして、2番目のパブリック・コメント手続の実施結果について御報告させていただきます。

 提出意見につきましては、鷺ノ宮駅周辺地区編では27件、都立家政駅周辺地区編では19件の意見を頂いております。

 主な意見につきましては、別紙1の資料を御覧いただきたいと思います。

 鷺ノ宮駅周辺地区では、駅前拠点について4件、駅前広場について4件、2ページをお開きいただきまして、学校跡地活用について3件、3ページをお開きいただきまして、補助第130号線沿道について1件、連続立体交差事業関連については2件、4ページをお開きいただきまして、緑について1件、広域避難場所について1件、5ページをお開きいただきまして、その他といたしまして説明会の周知方法や商店街、ミニバスなどの公共交通に関するものなど11件ございました。

 続きまして、都立家政駅周辺地区につきましては、7ページをお開きください。

 道路については4件、学校跡地活用については1件、8ページをお開きいただきまして、連続立体交差事業関連については1件、防災については3件、その他といたしまして、説明会の周知方法、都立家政駅、鷺ノ宮駅、野方駅3地域一体のまちづくりやミニバスなどの公共交通に関するものなどが10件ございました。

 冒頭の資料に戻りまして、3番目の今後の予定でございます。

 本年6月に各地区のまちづくり整備方針及びパブリック・コメントの実施結果につきまして、区のホームページ及び6月20日号の区報にて公表する予定でございます。それ以降の予定につきましては、補助第133号線沿道周辺地区などのまちづくりのルールづくりに向けた地元との意見交換を開始していきたいと考えてございます。

 説明は以上になります。

委員長

 ただいまの報告に対し、質疑はありませんか。

羽鳥委員

 その他の5ページのところで説明会の周知について、いろいろ述べられているわけなんですけれども、区報、整備方針の範囲内にある区のお知らせ掲示場、区のホームページ、町会の回覧板、区のツイッターで幅広く周知したというふうにあって、私も学校でチラシを配るべきじゃないかとかいろいろと提案させていただきましたけども、そうした中で、区の答弁では、ツイッターで周知することにしたというふうにして、確かに実際にはやっていたんですけども、たしか私の記憶する限り、ツイッターでの周知はたった1回ぐらいしか発信していなかったと思うんですよね。幅広く周知、たしかに手段としてはこれまでとは違う手段でやられたところがあるかとは思うんですけれども、多くの人に周知して、一緒に考えようという姿勢からすると、結構消極的だったんじゃないのかなというふうに感じざるを得ないんですね。今後、特にまちづくりの説明会というところでは、多くの人たちが共に考えるというところで、ぜひとも一回発信しただけでよしとするようなことではなく、一回タイムラインに流れていってしまえば、それでおしまいですから、繰り返しやっていっていただきたい、周知方法もより多くの区民に伝わるように改善などもしていっていただきたいと思うんですけども、いかがでしょうか。

狩野まちづくり推進部野方以西担当課長

 今回、説明会の周知につきましては、先ほど羽鳥委員がおっしゃられたように、5か所の方法で周知をしておりますが、実は中止の周知は、これに加えて、西武鉄道の鷺ノ宮駅と都立家政駅に周知のポスターというのを貼らせていただいておりました。当初は説明会を中止する前は、駅への周知というのも考えていたんですが、結果的に取りやめということになりましたので、取りやめの周知という形だけはなっておりますが、周知方法といたしましては、まず多くの人が出入りする駅という周知方法を当初から予定してございました。

羽鳥委員

 駅での周知というのはとてもいいやり方だというふうに思います。今後もぜひともやっていっていただけたらというふうに思います。

 あと、説明会のところで、今回、確かに行政手続上必要はないけども、より理解を深めるためにやりたいというふうなことで、残念ながら今回は新型コロナの問題があって、やむを得ず中止をされたというふうなことなので、この書き方だと別に条例上必要ないからやめたんだよというぐらいで、やむを得ずやめた感があまり感じられないなと。

 説明会をやるというのは非常に大事だなというふうに思っていて、今後やっていってほしいわけですよ。そうしたときに、今回はやむを得ない事情で中止したんだというふうにされたほうがよりよかったんじゃないのかなというふうに思いましたので、ちょっとこれは意見として言わせていただけたらなというふうに思っています。

斉藤委員

 御説明ありがとうございました。

 こちらのまちづくりに関しましては、地元としましては、西武新宿線連続立体交差事業との兼ね合いもあって、いつなんだろう、どうやって進んでいくんだろうという思いが大変ございます。皆様にとって、パブリック・コメントがあって、それとともに、今、羽鳥委員からもありましたけれども、集まって意見が言えるというの場をとても大事に思っていた地域の方々がいらっしゃいます。ですから、今、特に行政上必要はなくても、こちらにも意見交換の機会が表示されておりますけれども、地域で集まって何か勉強会なりフォーラムなりできるような機会があってはどうかと思いますけれども、いかがでしょうか。

狩野まちづくり推進部野方以西担当課長

 まず、まちづくりの整備方針につきましては、大きなまちづくりの方向性を示すものということで考えてございまして、また、個別の計画につきましては、その際、個別計画を作るなりまたは説明会なりを設けますので、区民の皆様にはできる限りそういう機会を多く用意いたしまして、住民の意見を吸い上げてまちづくりに反映していきたいと考えてございますので、周知につきましては、その都度、丁寧にやっていきたいと考えてございます。

斉藤委員

 ぜひよろしくお願いしたいと思います。

 そして、また、実現の時期をイメージするに当たりまして、とても先の未来のことになると思います。ですから、未来を担う子どもたちとともに、何か一緒に話をしていけるような取組もぜひしていただきたいと思いますけれども、いかがでしょうか。

角まちづくり推進部長

 これまで、次の世代を担うということで、子どもたちの意見はどうなのかということで、例えば沿線の小学校の事業をちょっと活用させていただきまして、私たちの若手の職員が中心ですけども、今現在こういったまちづくりを進めるんだということで、特に連続立体交差事業の紹介をさせていただいて、子どもたちの意見を伺うというところも恐らくここ数年で2回ぐらいやっていますので、今後も学校からそういった御意見、御要望があれば、できる限りそういったことに応えながら、未来のまちを担う子どもたちについても、情報の発信の機会としてやっていきたいというふうには考えてございます。

斉藤委員

 ぜひ学校の要望を待つというより、こちらからも一緒に声を上げて、継続して実現させていただきたいと思います。よろしくお願いいたします。

久保委員

 今後の予定のところで、7月以降に補助第133号線沿道周辺地区等まちづくりルールの導入に向けた地元との意見交換というのがあって、これが多分初めての試みではないかなと思うんですね。補助第133号線のことにつきましては、度々質問もしてまいりましたし、こちらの整備方針の中にも記述がございます。東京都のほうの補助第133号線の整備の進捗状況と、また、区として、整備をするのは東京都なわけですけれども、ここで改めてまちづくりルールの導入というところを区が主体で行っていくのかと思いますので、その関係性などにつきまして御説明いただきたいと思います。

狩野まちづくり推進部野方以西担当課長

 補助第133号線の東京都建設局がやっている事業ですが、こちらについては今、妙正寺川から南側の区間、事業認可を受けておりまして、今年度一応事業終了する予定でございます。道路整備は都が担う立場になっておりますので、区といたしましては、延焼遮断帯の形成のために、用途地域の見直しやそれに伴う地区計画の策定というものを進めてまいりたいと考えてございます。

久保委員

 地元との意見交換というふうに書かれておりまして、ここのところは様々、意見交換会等が新型コロナの影響でできなかったわけですけれども、7月以降にはどういう単位で、地元というのも、例えば沿道沿いにお住まいの方なのか、地権者の方とか様々あるかと思うんですけれども、どのような単位で、例えば場所などもどういうところを想定して考えていらっしゃるのでしょうか。

狩野まちづくり推進部野方以西担当課長

 地元との意見交換なんですが、地元にはまちづくり検討会という組織がございます。そこの方というのは地域を代表している方がおりますので、そこの方々と相談して決めていきたいと考えております。

 ただ、沿線の方々には、公募なり、手段はこれから検討するんですが、ぜひ入っていただきたいと考えてございます。

羽鳥委員

 今のところで、沿線の人に入っていただきたいというのは、どういう人に入ってもらうというのはこれから検討していくという感じになるんですか。

狩野まちづくり推進部野方以西担当課長

 これからの検討になります。

委員長

 他に質疑はありませんか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 それでは、質疑がないようですので、次に、3番、西武新宿線(中井駅~野方駅間)連続立体交差事業の事業認可の変更についての報告を求めます。

荒井まちづくり推進部新井薬師前・沼袋駅周辺まちづくり担当課長

 それでは、西武新宿線(中井駅~野方駅間)連続立体交差事業の事業認可の変更について御報告申し上げます。(資料5)

 当事業につきましては、昨年来、事業期間に関します今後の見通しにつきまして御質問いただいていたところでございますが、このたび事業施行期間等につきましての事業認可の変更が行われましたので、御報告を申し上げます。

 変更された事業区間につきましては、御覧の図面の赤い線で示されている約2.4キロメートルでございます。

 変更の理由といたしましては、事業用地の取得の遅れということでございます。

 変更内容といたしましては、これまで平成25年4月1日から平成33年、令和3年3月31日までの事業期間でございましたが、これが6年延伸されまして、令和9年3月31日までとなったというところでございます。

 変更日は、令和2年4月8日に告示をされて変更をしてございます。

 これについての区民へのお知らせでございますが、既に5月5日号の区報のほうへ内容の掲載をしてございます。また、ホームページ、あと、区民団体への説明ということで、御覧の町会等につきましては、代表者、会長等ですけれども、の方々へは事前に電話連絡等をさせていただいてございます。また、それぞれの会議体につきましては、コロナの影響でなかなか開催されてございませんでしたが、今週からそういったものが再開されてございますので、逐次回りまして、御説明を差し上げているところでございます。これ以外にも、区民活動センターの御協力を得まして、地域ニュースへの掲載を行っているところでございます。

 沿線のまちづくりにつきましては、この事業を契機とした沿線のまちづくりを地域住民や関係権利者の理解と協力を得ながら、着実に進めてまいりたいというふうに考えているところでございます。

 御報告は以上でございます。

委員長

 ただいまの報告に対し、質疑はありませんか。

小杉委員

 8年間の計画だったのが6年間延びるということで、やっぱりかというところで、これから延びるということですが、例えば9割用地が面積ベースで取得されているということですが、例えば事業区間2.4キロのうち、どのぐらいが完了したとかというのは分かるものなんですか。

荒井まちづくり推進部新井薬師前・沼袋駅周辺まちづくり担当課長

 今おっしゃっているのは、いろいろなベースがございますけれども、用地取得に関して言えば,今の2.4キロ区間全体で約9割ということでございます。駅部、沼袋と新井薬師前の両方の駅、開削工事を行う部分については、ほぼ93%ぐらいの取得率というふうに聞いてございます。

小杉委員

 実際、地下化の工事というのはどのぐらい進んでいるとかというのはあるんですか。

荒井まちづくり推進部新井薬師前・沼袋駅周辺まちづくり担当課長

 開削工事でございますとかシールド工事につきましては、進んでございません。

小杉委員

 じゃ、具体的には進んでいるということで、何ともはっきりしていないというところと考えていいんですか。

荒井まちづくり推進部新井薬師前・沼袋駅周辺まちづくり担当課長

 駅部でございますとかシールド部以外にも、半地下といいますか、取付け部という言い方をしてございますけども、もともとの現在の事業用地の中で用地取得を伴わなくても行える部分の線路をちょっと移したりとか、将来、下を掘っていくための作業を行えるような、工事桁という言い方をしておりますけど、そういった工事でございますとか、用地買収ができたところについては、将来的に開削工事を行う土留めのための杭を打っていくだとか、様々、その先の工事につながるような、できる範囲内での工事は進めているというふうに聞いてございます。

小杉委員

 6番にあるように、地域住民、権利者などの理解と協力を得ながらということ、そのとおりだなと思います。特に地下化の工事ですから、目に見えないのでどうなっているのかなというふうに見えないし、今までも地域の方からも騒音とか振動とか、あとドアが開かなくなったとか、そういった形での御相談もありましたし、少なからず影響を与えてきたんだと思いますし、地下化の工事について、今後計画が延びるということで、その説明は5番にあるように周知されるということなので、いいかと思います。ただ、区民団体への説明というところでありますけれども、一般の区民の方も含めて、今どうなっているのか、これからどう進めようとなっているのかというのは、東京都なんかにも協力を得ながらしっかり説明をしていくべきではないかなと思いますが、ぜひ幅広く地域住民への理解を得ながらと、協力を得ながらのわけですから、団体とつながっている人は参加できるんですけど、それ以外の人も毎日見ながら、地下化の工事は当然見えないですし、ぜひそういった方にも説明をしていただけるようなことも、5番のところでは検討いただきたいと思うんですが、いかがでしょうかね。

荒井まちづくり推進部新井薬師前・沼袋駅周辺まちづくり担当課長

 基本的にこの件に関しましては、東京都のほうではいろんなお尋ねに関しては個別に対応するというふうにまず聞いてございます。それ以外の区の姿勢といたしましては、今、ちょうど町会長会議とかもありまして、いろんなお話をさせていただいているところなんですけども、事業の始まりのところではいろいろとお話を聞いたけど、その後の経過がなかなか耳に入ってこないとかそういったことも今日も聞いてまいりましたけども、いろんな機会を捉えて、事業の進捗の節目節目ではそういった形での経過についての御説明させていただきたいというふうに考えてございます。

小杉委員

 いろんなところを通じて、区民の方も参加できるように支援をぜひしていただきたいなと思います。要望とさせていただきます。

甲田委員

 事業の延伸ということが私自身はすごく残念だなという思いで、ほぼほぼ最近は分かっていたことなんですけど、でも、6年も延びるということは、地元の皆さん、本当にがっかりされているのではないかなというふうに思います。

 ただ、この計画ができてきた頃についても、事業認可が下りたときについても、また、これが延びたということについても、地元の皆さん、まだまだ理解していない方が相当いらっしゃるということを肌で感じているものですから、このことがまずどういう原因で延びたのかということも含めて周知をしていただきたいと思うんですけれども、担当としては、原因は何だったのかなというふうに分析されているのでしょうか。

荒井まちづくり推進部新井薬師前・沼袋駅周辺まちづくり担当課長

 平成25年当時からの資料を見てまいりますと、大体4年ぐらいで用地取得を進めるというような、その後、工事にかかって8年でというような、そういったスケジューリング示されてございました。そこからしますと、もう既に3年プラスしている形になります。今後、用地の最終的な取得を目指していくのに当たって、最終的な期限を見ながら、様々な法令に基づく用地の取得を目指していくと、そういった期間を踏まえた上でこのような6年間という数字が出てきたというふうに聞いてございます。

甲田委員

 用地取得ができなかったのでということだと思うんですけども、用地取得が進まない原因という部分もやはり皆さん聞きたいところだと思うんですが、そこら辺はどう分析されていますか。

荒井まちづくり推進部新井薬師前・沼袋駅周辺まちづくり担当課長

 東京都と西武鉄道と定期的に、ちょっと今は行われてないんですけども、年に大体4回か5回程度だと思いますが、進行管理のための会議というのを行ってございます。その中では、基本的に東京都が事業主体でございますけども、それの委託を受けて西武鉄道の担当のほうが用地交渉に当たるという形を取ってございますが、その中で話を聞いている範囲内では、本当に毎週というか、毎日に近いような形でいろいろとお尋ねをして、アポを取ってということでずっと進めてはきているんですけども、なかなかそこで交渉に応じていただけないとか会っていただけない、いろんなことがあるというふうなことは聞いてございます。

 それ以外に、用地の交渉が進まない原因の細部についてまでは、権利者ごとにいろんな御事情があるということでございますので、なかなか一概にこうだからというようなことは言いづらいのかなというふうに思ってございます。

甲田委員

 一概に結論は出せないとは思うんですけれども、ただ、遡って、どこが本当に原因だったのかということは検証していただきたいなと思うんです。いろんな原因がもちろん絡まっているとは思うんですけれども、周知不足だったりとか理解不足というのも一つにはあるのかもしれませんし、また、逆の動きをされる方々もいらっしゃったかなというふうにも私は思っておりますので、どこがネックになっていたのか、かなり前に遡らないとそれは分からないと思うんですけれども、そういったこともしっかりここでもう一度分析をしていただいて、それからまた一気に事業を進めていけるように頑張っていただきたいなと思っているんですけれども、いかがでしょうか。

荒井まちづくり推進部新井薬師前・沼袋駅周辺まちづくり担当課長

 先ほど申し上げました進行の管理の会議というのがございます。そういった中で、6年間という形で大きく皆様方に今後時間を頂くような形になりましたので、今までの経緯でございますとか、今、委員のおっしゃったような、何が原因だったのかというようなところにつきましても、お話合いを進めて、この先、様々な事業がございますので、そういうところに生かしていけるように検討してまいりたいというふうに思ってございます。

甲田委員

 ぜひそこのところをしっかりお願いします。

 区報は確かに載っていましたけれども、ホームページというのはなかなか自分で見ないと見られないというところもありますし、あと、町会、商店街、各周辺まちづくり検討会の代表の方にはお電話をされたということですけれども、まだまだ伝わらない部分もあります。地域ニュースの掲載依頼、これもちょっと具体的に分からないんですけれども、今後どういうふうに進めていくのか、もう少し具体的に教えていただきたいと思います。

荒井まちづくり推進部新井薬師前・沼袋駅周辺まちづくり担当課長

 沿線地域、5地域ございますけれども、区民活動センターの中で運営委員会がございます。各運営委員会ごとに発行回数が違うので、何とも言えないんですけども、全戸配付するのが確か年に1回あるような経費がついていたような記憶もございますけども、それ以外には主立ったところに配付するとかそんな形だったと思いますが、そういった意味でも、この事案についてより機会多く広報したいということがございましたので、順番はちょっと不同になってしまうんですけども、上高田、新井、沼袋、江古田、野方という形で、その5地域につきまして、御協力をいただいて、もう既に発行しているところが3地域、あと2地域については今後掲載をしていただくという形で予定をしてございます。

甲田委員

 あと、まちづくりに関係するところで、例えば新井薬師前でいうと、3号の広場のところだとか、市街地再開発をしようとしているところの協議体というのは難しいと思うんですけど、地権者であったりとかまちづくりを考えている人たちにも直接ぜひお話を持っていっていただいて、今どんなお気持ちでいらっしゃるのかということも伺ってきていただければなというふうに思います。それによっては、まちづくりの温度もどういうふうになっているのかということが分かると思いますので、ぜひその辺もやっていただきたいと思うんですけれども、いかがでしょうか。

荒井まちづくり推進部新井薬師前・沼袋駅周辺まちづくり担当課長

 これも新型コロナの影響でございますけども、実際に4月以降、そういった勉強会でございますとか、いろんな集まりができない状況がございます。この夏場以降、それを再開させていきたいとは思ってございますけども、そういった中で、当然、この話をする中で、どういうふうな今後の事業スケジュールを皆さんで考えていきましょうかというお話も当然しますので、そういった集まりがあるところは当然お話をさせていただきますし、一般質問でもお答えしたと思いますけども、取得交渉に当たっている部分につきましては、交渉の再開の中で各権利者の方にお話をしていくというような考えがあるというふうにお答えをしていると思います。

甲田委員

 ありがとうございます。ぜひ期待しておりますので、よろしくお願いします。

羽鳥委員

 今回の事業認可の期間の変更ということで、これは新井薬師前・沼袋駅周辺まちづくり担当課長というより、野方以西担当課長に聞くようなことなのかもしれないんですけれども、事業認可の期間、6年の延長によって、野方駅から井荻駅の区間に対する影響というのはあるのかと、どういった影響があり得るのかというのは、西武鉄道と協議していることなどもありましたら、ちょっとお答えいただきたいんですけれども、いかがでしょう。

角まちづくり推進部長

 現認可区間の進捗と、それから野方以西の事業なんですけども、東京都が事業主体でやるんですけども、例えば現認可区間が遅れたので、現認可区間が完了しないと野方以西に着手できないとか、そういったことは東京都は言っておりませんので、あくまでも野方以西の事業期間の見込みについては、まちづくりの様々な都市基盤の計画があるんですけども、地域のまちづくりの熟度という言い方もしてきましたけども、それが整い次第、連続立体交差事業のほうの素案に向けての手続を開始するというふうに聞いていますので、今回の6年の延長というのは直接影響はないものというふうに考えてございます。

羽鳥委員

 行政の手続的にはそうなのかなという気がする、井荻駅、西武柳沢駅のほうでは新型コロナのことがあって、都市計画案の説明会がなくなっちゃったみたいなことも、それはそれで事業認可の期間変更とは全く関係ない理由でいろんな変更があると思うんですけれども、行政としてはまちづくりの熟度ということでいろいろと考えられているんでしょうけれども、事業者としての西武鉄道とかというのは、例えば東村山駅とかあっちのほうでもやっていますよね。そうしたときに、2区間、3区間、同時期に工事をやるのが、例えば自分の会社の体力が耐えられるのかとかというふうないろんな経営上の判断も出てくると思うんですけど、そうしたところで、西武鉄道から意向とか考えが伝えられているとかそういったことはありませんか。

角まちづくり推進部長

 これまで西武鉄道としては、西武新宿線以外にも西武池袋線のほうでの連続立体交差事業もやっていますし、今、委員からお話ありました東村山駅の周辺でも連続立体交差事業をやっているということですので、最盛期には、今言った2か所と中井-野方駅間の同時で3か所連続立体交差事業に取り組んでいたという実績があります。

 今回、野方以西の事業候補の区間に入ったときも、当然、東京都と西武鉄道のほうも事業候補区間に入るということは、当然、事業化を目指してということですので、自分たちの能力とかそういったことも総合的に勘案して東京都が事業候補区間に入れたということを聞いていますから、当然、東京都と西武鉄道のほうでもそういったところで共通認識を持ちながら、連続立体交差事業全体を進めているというふうに考えております。

羽鳥委員

 分かりました。

 あと、さっき新井薬師前・沼袋駅周辺まちづくり担当課長のほうで年に四、五回、西武鉄道で進行管理の会議をされているということ、今、新型コロナの関係でできていないということだと思うんですけれども、最後にやったのというのは大体いつぐらいで、そのときはどういったお話をされたんですか。

荒井まちづくり推進部新井薬師前・沼袋駅周辺まちづくり担当課長

 最終は12月に行ったと記憶してございまして、3月の時点では、なかなか難しいのかなという判断があって延期したという形になります。今、精査しているとずっとお答えしてきていますけど、12月の時点ではそのお話と変わらないようなお話でございまして、具体的なお話はまだ出ていなかった段階でございました。

斉藤委員

 御報告ありがとうございました。

 6年の遅れがそのまま野方-井荻間に反映されるものではないということを伺って、地元としては少し安堵しております。しかしながら、踏切に伴う渋滞に関しては、今も、そしてこれから先も抜本的な対策が行われない限りは続くものでございます。

 当会派からも何度かお話をしておりますけれども、即効的な対策、例えば踏切の開き具合を調整するとか、踏切の形状を少し工夫するとか、今すぐできる対策について西武鉄道等と協議をしているという状況がございましたら、お知らせいただきたいんですけども、いかがでしょうか。

荒井まちづくり推進部新井薬師前・沼袋駅周辺まちづくり担当課長

 いろいろと御質問いただいている中では、なかなか難しいというお答えを今までしてきているという記憶がございますけれども、先ほど言ったような会議体もございますので、当然、延びたことに関して何らかの必要性があるということのお話合いは続けていきたいというふうに思ってございますけども、今、委員のおっしゃったような具体論についてのお話合いは、現在のところはしてございません。

斉藤委員

 ぜひ区としても課題として提案をしていただければと思います。といいますのは、学校の再編に伴いまして、踏切を越して登下校しなければならない子どもたちがこれから立体交差事業、抜本的な工事が行われる前に出てくるわけでございます。そういうことまで広く想像して、対策、調整等ぜひお願いをしたいと思いますが、いかがでしょうか。

荒井まちづくり推進部新井薬師前・沼袋駅周辺まちづくり担当課長

 既に跨線橋の移動でございますとか、今おっしゃった児童・生徒に配慮したようなことも進めてきてはおりますけれども、なお6年延伸ということを踏まえまして、先ほど言ったような会議体の中で検討を進めてまいりたいというふうに思います。

いながき委員

 私、昨年の一般質問でこの用地取得交渉に関しては、東京都の事業だからとかということではなくて、区がもっと直接汗をかくべきではないかと、専門の外部の補償コンサルタントに丸投げで交渉するのではなくて、区の職員が誠意を持ってきちっと交渉に当たるよう努力するべきではないかということで質問させていただいたんですけれども、今のところはどうなんでしょうか。区の職員の方は人数的にも制限はあるかと思うんですけれども、なかなか交渉が進まない地権者なりのところに出向いていって、区のほうから誠意を持って説明なり交渉なりをしていただいた、そういったことは今現在までされてこられたんでしょうか。

荒井まちづくり推進部新井薬師前・沼袋駅周辺まちづくり担当課長

 事業主体自体は東京都でございまして、東京都が主体となって用地交渉に当たるという形になってございまして、区の職員がそこに関与していくというのは難しいというふうに考えてございます。

いながき委員

 いや、東京都の事業であっても、中野区内の事業であって、地権者の方も補償額というのが決まっていて、なかなか交渉でどうにかなるというものでもない中で、幾ら事業者の主体が東京都であっても、区の中のまちづくりであり、再開発事業であるわけですから、中野区の職員も話をしに来てほしいですとか、先ほど来、甲田委員もおっしゃっていましたけれども、きちんと区の職員からも説明をして御理解をいただくと、直接的に地権者の方に区の職員で向かい合うと、そういう誠意ある姿勢というのが求められるんじゃないかと思うんですけれども、今のように東京都の事業だからと、全然知らない民間の補償コンサルタントの方が特に突然来て、こうこうでこうですと言われても、なかなか心が動かない方もいらっしゃるのじゃないかと思うんですけれども、その辺について、本当にそういう姿勢でいいのかというところをもう一度お聞きします。

角まちづくり推進部長

 この連続立体交差事業というのは、事業主体が東京都でございます。実際に請け負っているのが西武鉄道ということですので、用地交渉については、東京都、西武鉄道が進めるものというふうに考えております。ただし、例えば沼袋駅のところでもみずほ銀行の用地取得があったんですけども、あそこのところは区画街路第4号線という区の都市計画道路の整備と連続立体交差事業の整備というのが両方重なっていましたので、そこは連携をして用地交渉したというような実績がございますので、区の役割があるところについては、連続立体交差事業が遅れないように用地取得を進めてきたという経緯もありますし、あと、区が実際に今から整備を進めます3号と4号の交通広場についても、連続立体交差事業の工事に関わる作業ヤードとかの使用の見込みもありますので、そういったところはきちっと区として事業期間に終わらせるということで、連続立体交差事業の進行にもこれからさらに協力していくというような姿勢で臨んでおりますし、今回の連続立体事業の事業認可の変更についても、区として積極的に地域の方々に情報提供していって、東京都や西武鉄道と連携をして、事業について周知を図りながら進めていくという姿勢を示しているものというふうに考えてございます。

いながき委員

 あくまでも東京都の事業だからということになりますと、6年間の遅れも東京都の責任ですと、区の責任ではないというふうにも聞こえてしまうんですけれども、それで済むような問題でもないような気がしておりまして、様々な形で区としても連携協力していくということなので、しっかりやっていただきたいと思うんですけれども。やっぱり東京都の事業だからということで片付けると、そういう姿勢が区民の方に見えてしまうと、それはちょっと違うんじゃないかと思えてしまうのではないかと思います。他の委員からもおっしゃっていましたけど、本当にこれからしっかり頑張っていただきたいと思います。よろしくお願いいたします。

委員長

 他に質疑はありませんか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 ないようですので、次に進みたいと思います。

 次に、4番、その他で何か報告はありますか。

村田都市基盤部交通政策課長

 それでは、私のほうから交通弱者の移動環境の改善について、口頭報告させていただきます。

 本報告は、各常任委員会で報告している令和2年度予算の執行についての中の交通弱者の移動環境の改善、コミュニティタクシーの検討について口頭報告するものでございます。

 コミュニティタクシーの検討におきましては、運行ルート案等について地域の方との会議を重ねて、運行事業者の決定や運行許可を得た上で、今年度末に実証実験を行う予定でございましたが、新型コロナウイルスの影響によりまして、地域の方との会議が開催できていないということなどから、今年度の事業の執行を見送ることといたしました。

 今後につきましては、引き続き国や都の動向、先行自治体の状況、生活様式の変化などを確認しながら、交通事業者などとの意見交換を行いつつ、状況を整理していき、多様な交通サービスについて検討していきたいと考えてございます。

 御報告は以上でございます。

委員長

 ただいまの報告に対し、質疑はありませんか。

羽鳥委員

 今、報告があったように、私もこの前の定例会で一般質問で移動環境の改善というところで、コミュニティタクシーは本当に地域に愛されるもので推進してほしいというふうなことを期待していただけに、非常に残念なところもあり、一方で、確かに環境の変化や実証実験をやって人を集めるというのが果たしてこの冬できるのかという現実の可能性から、なかなかやむを得ないところもあるのかなというふうにも感じているところです。

 ただ、そうはいっても、公共交通の空白地域という問題自体はあるままなわけで、今、口頭で御報告をいただいたように、先行自治体の研究や様々されていくということなんですけども、例えば、この時期までに研究をやって何らかの報告をしたいとか、そういった時期の目安みたいなものは今お持ちなんでしょうか。

村田都市基盤部交通政策課長

 ちょっとなかなか難しい部分があるんですけど、新型コロナウイルスの影響で、今回、コミュニティタクシー、先行の自治体の事例ですけれども、実際、7割程度、乗車する方が減っていると。緊急事態宣言が解除された等でも利用者の方が戻り切っていないというような状況を聞いてございます。それが実際、外に出ること自体をやめているだけなのか、あるいはいわゆる密になってしまうタクシーのような乗り物に乗るというマインドの問題なのか、ちょっとそこら辺については今の時点で明らかになっておりません。そこら辺につきましても、今後、先行の実際の状況を確認しながら把握していきたいと考えてございまして、一方で、中野区としましては、交通政策の総合的な基本方針というものを検討していくことになってございまして、そちらについては今現在進めているといったところになります。

 今この時代のこういう事業とかそこら辺も踏まえまして、いろいろ研究はしていきたいと思いますので、適宜情報がまとまったりとか御報告できるタイミングが来ましたら、御報告していきたいと考えてございます。

羽鳥委員

 確かに先行自治体の利用が減っているというのが、果たして一時的なものなのか、それとも新しい生活様式ということが言われて、傾向というか、環境としてまるっきり変わってしまったかというのは、確かにすぐ分からないところもあるかなというふうにも思います。ただ、今年度は実証実験ができないというふうなことなんですけども、逆に考えれば、その地域の人たちがどういったところに利用意向をお持ちなのかであるだとか、果たしてあったときに本当に使うのだろうかであるだとか、今回で言えば大和町や若宮の地域ということでしたけれども、その地域の人たちがどういう利用をされるんだろうかというのをよく考える時間が増えたという前向きな考えもできるのではないかなというふうにも思うんですね。

 そうした中では、実証実験はできないにしても、地域の人から機を見て、どういった形なら利用しやすいですか、どういった交通形態がいいですかというのは丁寧にやれるんじゃないのかなというふうに思うんです。ぜひともそういったことをやっていただきたいというふうに思うんですけれども、いかがでしょうか。

村田都市基盤部交通政策課長

 地域の方の御意見、そこら辺は聞いていかなきゃいけないかなと思っております。実際、都市計画マスタープランの改定であるとかそういった機会も交通政策以外のものでもありますので、その中で地域の方の意見を聞く機会もありますので、合わせてそういった機会を活用するとか、それ以外の方法もあるかと思うんですけども、ぜひとも地域の方の意見というのは適宜聞かせていただけるようにしていきたいと考えております。

委員長

 他に質疑はありませんか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 質疑がなければ、以上で本報告について終了いたします。

 他に報告はありますか。

千田まちづくり推進部まちづくり計画課長

 それでは、令和2年度西武新宿線踏切渋滞解消促進期成同盟の決起大会について口頭で御報告いたします。

 本年度の決起大会につきましては、これまで同様、野方WIZで10月下旬から11月上旬頃に開催を予定しておりますので、よろしくお願いいたします。

 なお、本決起大会は、皆さんの御協力の下、例年たくさんの方に御参加いただき、大盛況の中で開催されているところですが、反面、新型コロナウイルスの感染防止対策が難しい環境下にございます。したがいまして、本年度の決起大会につきましては、実施形式について期成同盟理事会で検討を行い、8月下旬頃に開催予定の第2回理事会において、決起大会の実施の可否を含めた最終的な判断を行いたいと考えております。

 私からの報告は以上です。

委員長

 ただいまの報告に対し、質疑はありませんか。

 よろしいですか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 質疑がなければ、以上で本報告について終了いたします。

 以上で所管事項の報告を終了いたします。

 審査日程のその他に入ります。

 委員会を暫時休憩いたします。

 

(午後2時16分)

 

委員長

 委員会を再開します。

 

(午後2時17分)

 

 次回の委員会は第3回定例会中とし、急を要する案件が生じた場合は、正副委員長から連絡させていただきたいと思いますが、御異議ありませんか。

 

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 御異議ありませんので、そのように決定いたします。

 本日予定した日程は終了しますが、各委員、理事者から御発言はありませんか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 なければ、以上で交通対策調査特別委員会を散会いたします。

 

(午後2時18分)